JP2005318252A - 中間周波信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 テレビ電波の受信状況に応じて最適な受信方式を選択することが可能になる中間周波信号処理装置を提供する。
【解決手段】 スイッチ25が発振器20から信号VOSC2の出力を選択している際にはIF信号処理回路101は完全スプリットキャリア方式の回路と同じ構成になる。一方、スイッチ25が発振器14から信号VOSC1の出力を選択している際にはIF信号処理回路101は擬似スプリットキャリア方式の回路と同じ構成になる。よって、スイッチ25を選択することにより完全スプリットキャリア方式と擬似スプリットキャリア方式とを選ぶことができるので、1つのIF信号処理回路で電波状態に応じた受信方式を選択することが可能になる。
【選択図】 図3

Description

この発明はテレビ放送を受信する機器に使用される中間周波信号処理装置に関するものであり、より特定的には電波の受信状態に応じて受信方式を切換えることが可能な中間周波信号処理装置に関するものである。
テレビ放送の受信においてはチューナ回路を用いてテレビ電波のうち受信したいVHFまたはUHFの1つのチャネルを選択受信し、映像と音声の両搬送波を同時に一様に増幅する。一旦増幅された映像および音声の搬送波は、さらに増幅するために中間周波信号(以後、IF信号とも称する)に変換される。チューナ回路から出力されるIF信号は中間周波信号処理回路(以後、IF信号処理回路とも称する)に入力され、増幅や検波などの信号処理が行なわれる。IF信号処理回路ではIF信号を検波し、映像信号や音声信号を出力する。
IF信号処理回路の方式はさまざまであり、用途や目的あるいはコストなどにより使い分けられている。特に音声信号を受信する方式としては、音声信号を映像信号と別に独立して増幅して取出すスプリットキャリア方式と、音声信号を分離せず同一の増幅回路で増幅するインターキャリア方式とがある。以下では、この発明に関連するスプリットキャリア方式について説明する。
スプリットキャリア方式(またはスプリットサウンド方式)と呼ばれる信号処理方式は、狭帯域フィルタ(SAWフィルタ)によってIF信号から映像中間周波信号(以後、VIF信号とも称する)と音声中間周波信号(以後、SIF信号とも称する)が分離された後、VIF信号とSIF信号が、それぞれ別々にICに入力されて信号処理が行なわれるのでこのように呼ばれる。スプリットキャリア方式は、信号処理方法の違いにより、さらにいくつかの方式に分類される。ここでは、そのいくつかの方式のうち「完全スプリットキャリア方式」と「擬似スプリットキャリア方式」について説明する。
完全スプリットキャリア方式は、VIF信号を処理するVIF信号処理回路とSIF信号を処理するSIF信号処理回路が完全に分離され、各々の回路での信号処理が互いに影響を及ぼしあわない方式である。完全スプリットキャリア方式ではVIF信号処理回路にはVIF信号検波用の発振器が設けられ、SIF信号処理回路にはVIF信号処理回路の動作と独立した専用の発振器が設けられる。SIF信号処理回路では専用の発振器から出力される信号と入力されるSIF信号を掛算することにより、発振器の周波数よりも入力されるSIF信号の周波数だけ周波数が低い第2のSIF信号を生成(ダウンコンバート)する。
完全スプリットキャリア方式の場合、たとえば微弱な電波状態においてVIF信号処理が不安定になったとしてもSIF信号処理はその影響を受けずに検波を行なうことができる。一方で、SIF信号処理回路では発振器から出力される信号の周波数を動作時の温度や電源電圧の変動によらず一定に保つ必要があり、この発振器の性能がSIF信号処理の性能を左右する。完全スプリットキャリア方式は電波状態が不安定になることが多い車載用テレビ受信機で多く用いられる。
次に擬似スプリットキャリア方式について説明する。擬似スプリットキャリア方式は、第2のSIF信号を得るための専用の発振器がSIF信号処理回路に設けられず、VIF信号処理回路に設けられた発振器の出力信号がSIF信号処理回路に入力される点において完全スプリットキャリア方式と異なる。SIF信号処理回路では、SIF信号とVIF信号処理回路に設けられた発振器の出力信号の掛算によってダウンコンバートが行なわれ、第2のSIF信号が生成される。
擬似スプリットキャリア方式の場合、微弱な電波状態ではVIF信号処理回路に設けられる発振器の出力信号がVIF信号と同期しないという不安定な状態となるので、SIF信号処理はVIF信号処理回路に設けられる発振器の出力信号の影響を受ける。逆に電波状態が安定しているときは、SIF信号処理回路において第2のSIF信号の周波数は必ずVIF信号とSIF信号の差分となるように生成される。SIF信号処理回路では高性能なSIF信号処理、つまり発振器から出力される信号の位相の変動(ジッタ)に起因するノイズが少ないSIF検波出力が得られるという処理が行なわれる。よって、擬似スプリットキャリア方式は高性能が求められるとともに比較的安定して電波を受信できる家庭用テレビ受信機で多く用いられる。
このような信号処理を行なう装置の例として、特開平8−18881号公報(特許文献1)では、FMラジオ帯域の放送を受信可能なチューナ回路と、PLL回路を用いたPLL回路を用いたPLL検波方式の映像回路とを有し、PLL回路の検波用信号に基づきチューナから入力される音声中間周波信号を検波、FM復調して可聴周波数範囲の音声信号として出力する音声検波手段を備えることにより簡単な回路を付加するのみでFMラジオの放送も受信可能なテレビ受信装置の例が開示される。
特開平8−18881号公報
これまで完全スプリットキャリア方式と擬似スプリットキャリア方式は、それぞれ車載用テレビ受信機や家庭用テレビ受信機といった用途に応じて使い分けられていた。
近年、携帯電話やノートパソコンなど携帯型情報機器においてテレビ放送を受信する試みがなされ、1台の機器で屋外、屋内の両方においてテレビ受信を行なう必要が生じている。この場合、携帯型情報機器は屋外においては電波が不安定な状態であっても可能な限り安定した受信を行なう必要があり、屋内においては室外アンテナを接続して高性能な受信を行なう必要がある。よって、携帯型情報機器に搭載されるIF信号処理回路は屋外、屋内の両方で最適な信号処理が行なえるよう、完全スプリットキャリア方式と擬似スプリットキャリア方式の利点を併せ持つような回路であることが望ましい。
しかし、これまで1つのIF信号処理回路で完全スプリットキャリア方式と擬似スプリットキャリア方式の利点を併せ持つような回路方式、およびIF信号処理回路は存在せず、特許文献1にもこのような課題に対する具体的な解決方法は提案されていない。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、1台のテレビ受信機で屋内、屋外のそれぞれの受信状況に応じて完全スプリットキャリア方式と擬似スプリットキャリア方式を選択できるIF信号処理回路を得ることを目的としている。
また、第2の目的は、たとえば携帯電話のように持ち歩いて使用するテレビ受信機においてテレビ映像を受信せずテレビ音声のみを受信する場合、使用されていないVIF信号処理回路を停止することで消費電力の低減が可能なIF信号処理回路を得ることである。
この発明は、要約すれば中間周波信号処理装置であって、映像中間周波信号を受けて映像検波を行ない、映像信号を出力する映像処理部を備える。
映像処理部は、映像中間周波信号を受け、映像中間周波信号を増幅した増幅信号と増幅信号に同期した第1の発振信号とを出力する再生回路と、増幅信号と第1の発振信号とを受けて映像検波を行ない、映像信号を出力する映像検波回路とを含む。
中間周波信号処理装置は、音声中間周波信号を受けて音声検波を行ない、音声信号を出力する音声処理部をさらに備える。
音声処理部は、第1の発振信号の周波数の変動よりも周波数の変動が小さい第2の発振信号を出力する発振回路と、第1の発振信号と第2の発振信号とを受けて、第1の発振信号か第2の発振信号かのいずれか一方を出力するよう選択する選択回路と、音声中間周波信号と選択回路の出力とを受けて、選択回路から出力される発振信号の周波数と音声中間周波信号の周波数との差分である周波数を有する変換信号を出力する周波数変換回路と、変換信号を受けて音声検波を行ない、音声信号を出力する音声検波回路とを含む。
この発明の中間周波信号処理装置によれば、テレビ電波の受信状況に応じて最適な受信方式を選択することが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[検討例]
この発明の中間周波数信号処理装置について説明する前に、この発明に適した完全スプリットキャリア方式および擬似スプリットキャリア方式を実現する回路の検討例を説明する。
図1は、完全スプリットキャリア方式のIF信号処理回路の概略図である。
図1を参照して、IF信号処理回路100Aは、中間周波信号IFを受けるIF入力端子1と、中間周波信号IFを受けて映像中間周波信号である信号VIFのみを通過させるSAWフィルタ2と、中間周波信号IFを受けて音声中間周波信号である信号SIFのみを通過させるSAWフィルタ3とを備える。
IF信号処理回路100Aは、さらに、信号VIFを受けるVIF入力端子5と、信号VIFに対し映像検波を行ない、映像信号VOUTを出力するVIF信号処理部6と、映像信号VOUTを出力するための映像出力端子7とを備える。
VIF信号処理部6は、信号VIFを受けて信号VIFを増幅した信号VIF1を出力するとともに信号VIF1に同期した信号である信号VOSC1を出力する再生回路8と、信号VIF1と信号VOSC1とを受けて映像検波を行ない、映像信号VOUTを出力する映像検波回路9とを含む。
再生回路8は、信号VIFを受けて信号VIFを増幅し、信号VIF1を出力する入力段アンプ10と、信号VIF1を受けて信号VOSC1との位相差を求め、位相差に応じて信号VOSC1の周波数を変化させ、信号VIF1に同期した信号VOSC1を出力する、位相同期ループ(PLL)部11とを含む。
PLL部11は、信号VOSC1と信号VIF1とを掛算して信号VOSC1と信号VIF1との位相差に応じた結果を出力する掛算器12と、掛算器12の出力の変化を平均化するローパスフィルタ(LPF)13と、LPF13の出力を受けて周波数を変化させた信号VOSC1を出力する発振器14とを含む。
映像検波回路9は、信号VOSC1の位相を90度シフトさせる90度移相器15と、信号VIF1と90度移相器15の出力とを掛算することで検波を行ない、映像信号VOUTを出力する掛算器16とを含む。
IF信号処理回路100Aは、さらに、信号SIFを受けるSIF入力端子17と、信号SIFを受けて音声検波を行ない、音声信号SOUTを出力するSIF信号処理部18Aと、音声信号SOUTを出力するSIF出力端子19とを備える。
SIF信号処理部18Aは、信号VOSC2を出力する発振器20と、信号SIFと信号VOSC2とを受けて信号VOSC2の周波数と信号SIFの周波数の差分の周波数を有する中間周波信号である信号SIF2を出力する(ダウンコンバートする)周波数変換部21と、信号SIF2を受けて検波を行ない、音声信号SOUTを出力するSIF検波回路22とを含む。
周波数変換部21は、信号SIFを受けて信号SIFを増幅した信号SIF1を出力する入力段アンプ23と、信号SIF1と信号VOSC2とを掛算して信号SIF2を出力する掛算器24とを含む。
図1において示されるように、完全スプリットキャリア方式の回路においては信号VIFの検波のために発振器14から出力される信号VOSC1が用いられ、信号SIFの検波のために発振器20から出力される信号VOSC2が用いられる。つまり、信号SIFの処理に用いられる発振器20は信号VIFの処理に用いられる発振器14とは独立して存在する。
なお、VIF信号処理部6とSIF信号処理部18Aは、たとえば別々のICとして構成されてもよく、同一のICチップ上に構成されてもよい。
次に、IF信号処理回路100Aの動作について説明する。図示されないチューナ回路によって、テレビ電波のうち受信したいVHFまたはUHFの1つのチャネルが選択受信され、映像と音声の両搬送波は同時に一様に増幅されて中間周波信号に変換される。中間周波信号IFはチューナ回路からIF入力端子1に入力される。VIF信号を通過させるSAWフィルタ2によって中間周波信号IFから取出された信号VIFはVIF入力端子5に入力される。一方、SIF信号を通過させるSAWフィルタ3によって中間周波信号IFから取出された信号SIFがSIF入力端子17に入力される。
VIF入力端子5に入力された信号VIFは、入力段アンプ10によって増幅され、掛算器12および掛算器16に入力される。LPF13、発振器14、掛算器12はPLL回路を構成し、発振器14から出力される信号VOSC1は入力段アンプ10から入力された信号VIF1に同期する。90度移相器15は信号VOSC1を受けて、信号VOSC1の位相を90度シフトさせた信号を出力する。掛算器16は信号VIF1と90度移相器15の出力を受けて掛算を行なう。掛算器16によって検波が行なわれ、映像出力端子7から映像信号VOUTが出力される。要約すれば、VIF信号処理部6はPLL検波方式によって信号VIFを検波し、映像信号VOUTを出力する。
SIF入力端子17から入力された信号SIFは入力段アンプ23によって増幅され、掛算器24には信号SIFが増幅された信号SIF1が入力される。掛算器24には、さらに、発振器20から出力される信号VOSC2も入力される。その結果、信号SIF1はダウンコンバートされて、信号VOSC2の周波数と信号SIF1の周波数との差分の周波数を有する第2のSIF信号である信号SIF2が得られる。続いて、信号SIF2はSIF検波回路22に入力される。SIF検波回路22では、たとえば、入力される信号SIF2が分割されてクワドラチャ検波(直交検波)が行なわれる。また、SIF検波回路22では、たとえば同期検波によって検波が行なわれる。SIF検波回路22で得られた音声信号SOUTは、出力端子19から出力される。映像信号VOUT,音声信号SOUTは、図示されない各種の処理回路によって再生のための適切な処理がなされる。
たとえば微弱な電波状態においてVIF信号処理が不安定な状態、つまりPLL部11において信号VOSC1が信号VIF1と同期していない状態になったとしても、SIF信号処理部18AはVIF信号処理部6の影響を受けず、発振器20から出力される信号VOSC2を用いてSIF信号の検波を行なうことができる。一方で信号VOSC2の周波数は温度や電源電圧の変動によらず一定に保たれる必要がある。つまり、発振器20の性能がSIF信号処理の性能を左右する。よって完全スプリットキャリア方式は電波状態が不安定になることが多い屋外での電波受信に適した方式である。
図2は、擬似スプリットキャリア方式のIF信号処理回路の概略図である。
図2を参照して、IF信号処理回路100Bは、図1のSIF信号処理部18Aに代えてSIF信号処理部18Bを含む点において相違するが、その他の部分については図1のIF信号処理回路100Aと同様である。よって、図1のIF信号処理回路100Aと同様な部分についての詳細な説明は重複になるので以後繰り返さない。
SIF信号処理部18Bは、図1のSIF信号処理部18Aと比較して発振器20を含まない点で相違する。また、SIF信号処理部18Bに含まれる掛算器24には、図1の信号VOSC2に代えて信号VOSC1が入力される点においてSIF信号処理部18Bは図1のSIF信号処理部18Aと相違する。その他の部分については図1のSIF信号処理部18Aと同様であるので以後の説明は繰り返さない。
擬似スプリットキャリア方式の回路においては信号SIF2を得るために図1に示される発振器20、つまりSIF信号処理のための専用の発振器を持たない点において図1に示されるIF信号処理回路100Aと異なる。IF信号処理回路100BはPLL部11に含まれる発振器14から出力される信号VOSC1を掛算器24に入力して信号SIF2を得る。
IF信号処理回路100Bでは微弱な電波状態の場合、再生回路8で行なわれるVIF信号処理において特にPLL部11の動作が不安定になるとSIF信号処理部18BにおけるSIF信号処理もその影響を受けることになる。逆に、電波状態が安定しているときは信号SIF2の周波数は必ず信号VIF1と信号SIF1との差分になるため、ノイズが少ないSIF検波出力が得られるという、高性能なSIF信号処理を行なうことができる。よって、擬似スプリットキャリア方式は高性能が求められるとともに比較的安定して電波を受信できる場合に適した方式である。
IF信号処理回路100BのSIF信号処理について、より詳細に説明する。信号SIFはFM変調(周波数変調)された信号であるので、SIF信号処理部18Bでは放送局側で作られた周波数の変動(周波数遷移)を忠実に再現することによってノイズが少ない高性能な受信を行なうことが可能になる。図1および図2で図示されないチューナ回路では受信した放送波(RF)に、チューナ回路内に含まれるローカル発振器の信号を掛算して周波数変換を行ない中間周波信号IFを得るが、放送波からIF信号の変換の際にローカル発振器の周波数ジッタ(あるいはフェーズノイズなど)が重畳されることがある。しかし、周波数ジッタが重畳される場合であっても信号VIFと信号SIFの周波数の差分は一定である。言換えると信号VIFおよび信号SIFにジッタが重畳しても、信号VIFと信号SIFは周波数の差分を保ったまま同じように周波数ジッタが重畳された状態である。
PLL部11によって信号VIF1に同期した信号VOSC1が生成され、信号VOSC1と信号SIF1が掛算器24で掛算されることによって、信号VIF1と信号SIF1の差分周波数を搬送周波数とする搬送波(キャリア)である信号SIF2が得られる。この場合、信号SIF2はジッタの取除かれた信号となる。
一方、図1のIF信号処理回路100Aでは信号SIF2を得る際に信号VIF1と信号SIF1の周波数の差分を利用していない。よってチューナ回路に含まれるローカル発振器でのジッタを取除けないばかりでなく、SIF信号処理部18Aに含まれる発振器20の持つジッタがさらに重畳されてしまうことになる。このようなジッタによって、SIF検波回路22から出力される音声信号SOUTにはノイズが含まれることになる。よって、信号VOSC2にジッタが発生しないよう、発振器20から出力される信号VOSC2の周波数を温度や電源電圧の変動によらず一定に保つ必要がある。
なお、図2のような擬似スプリットキャリア方式においても、たとえば電波状態が不安定で信号VIF1と信号VOSC1とが同期していない、いわゆるPLLのロックが外れかかった状態になると、掛算器24から出力される信号SIF2は、信号VIF1と信号SIF1との差分周波数を有する搬送波として出力されなくなる。
[実施の形態1]
図3は、実施の形態1のIF信号処理装置を含むIF信号処理回路の概略図である。
図3を参照して、IF信号処理回路101は、中間周波信号IFを受けるIF入力端子1と、中間周波信号IFを受けて映像中間周波信号である信号VIFのみを通過させるSAWフィルタ2と、中間周波信号IFを受けて音声中間周波信号である信号SIFのみを通過させるSAWフィルタ3とを備える。
IF信号処理回路101は、さらに、信号VIFを受けて映像検波を行ない映像信号VOUTを出力するとともに、信号SIFを受けて音声検波を行ない音声信号SOUTを出力するIF信号処理装置4を備える。
IF信号処理装置4は、信号VIFを受けるVIF入力端子5と、信号VIFに対し映像検波を行ない、映像信号VOUTを出力するVIF信号処理部6と、映像信号VOUTを出力するための映像出力端子7とを備える。
VIF信号処理部6は、信号VIFを受けて信号VIFを増幅した信号VIF1を出力するとともに信号VIF1に同期した信号である信号VOSC1を出力する再生回路8と、信号VIF1と信号VOSC1とを受けて検波を行ない、映像信号VOUTを出力する映像検波回路9とを含む。
再生回路8は、信号VIFを受けて信号VIFを増幅し、信号VIF1を出力する入力段アンプ10と、信号VIF1を受けて信号VOSC1との位相差を求め、位相差に応じて信号VOSC1の周波数を変化させ、信号VIF1に同期した信号VOSC1を出力する、位相同期ループ(PLL)部11とを含む。
PLL部11は、信号VOSC1と信号VIF1とを掛算して信号VOSC1と信号VIF1との位相差に応じた結果を出力する掛算器12と、掛算器12の出力の変化を平均化するローパスフィルタ(LPF)13と、LPF13の出力を受けて周波数を変化させた信号VOSC1を出力する発振器14とを含む。
映像検波回路9は、信号VOSC1の位相を90度シフトさせる90度移相器15と、信号VIF1と90度移相器15の出力とを掛算することで検波を行ない、映像信号VOUTを出力する掛算器16とを含む。
IF信号処理装置4は、さらに、信号SIFを受けるSIF入力端子17と、信号SIFを受けて検波を行ない、音声信号SOUTを出力するSIF信号処理部18と、音声信号SOUTを出力するSIF出力端子19とを備える。
SIF信号処理部18は、信号VOSC2を出力する発振器20と、信号SIFを受け、信号SIFよりも周波数の低い信号SIF2を出力する(ダウンコンバートする)周波数変換部21と、信号SIF2を受けて検波を行ない、音声信号SOUTを出力するSIF検波回路22とを含む。
周波数変換部21は、信号SIFを受けて信号SIFを増幅した信号SIF1を出力する入力段アンプ23と、信号SIF1と信号VOSC2とを掛算して信号SIF2を出力する掛算器24とを含む。
SIF信号処理部18は、さらに、スイッチ25を含む。スイッチ25は、発振器14から出力される信号VOSC1と発振器20から出力される信号VOSC2を選択して出力する。スイッチ25の出力は、掛算器24に入力される。
スイッチ25は、信号SLCTに応じてA側に選択するかB側を選択するかを切換える。スイッチ25はA側を選択する場合は信号VOSC1を出力し、B側を選択する場合は信号VOSC2を出力する。なお、信号SLCTは、たとえばIF信号処理装置4の外部からマイクロコンピュータなどの各種装置によって入力される。また、信号SLCTは、たとえば、図3において図示されないIF信号処理装置4内に含まれるスイッチ25を制御する制御回路から送られてもよい。この場合、図示されない制御回路は受信電波の強度レベルに応じた信号を外部から受けて、スイッチ25がA側かB側かを選択するための信号SLCTを出力する。
IF信号処理装置4の具体例について説明する。たとえばIF信号処理装置4は1つのICチップである。つまりVIF信号処理部6とSIF信号処理部18は同一のICチップに搭載される。また、別の例として、たとえばVIF信号処理部6とSIF信号処理部18は各々別の装置(たとえば個別に製造されたICチップ)であり、IF信号処理装置4はVIF信号処理部6とSIF信号処理部18とを組み合わせた装置(たとえばハイブリッドIC)であってもよい。
次に、実施の形態1の動作について説明する。
図示されないチューナ回路によって、テレビ電波のうち受信したいVHFまたはUHFの1つのチャネルが選択受信され、映像と音声の両搬送波は同時に一様に増幅されて中間周波信号に変換される。中間周波信号IFはチューナ回路からIF入力端子1に入力される。VIF信号を通過させるSAWフィルタ2によって中間周波信号IFから取出された信号VIFはVIF入力端子5に入力される。一方、SIF信号を通過させるSAWフィルタ3によって中間周波信号IFから取出された信号SIFがSIF入力端子17に入力される。
VIF入力端子5に入力された信号VIFは、入力段アンプ10によって増幅され、掛算器12および掛算器16に入力される。LPF13、発振器14、掛算器12はPLL回路を構成し、発振器14から出力される信号VOSC1は入力段アンプ10から入力された信号VIF1に同期する。90度移相器15は信号VOSC1を受けて、信号VOSC1の位相を90度シフトさせた信号を出力する。掛算器16は信号VIF1と90度移相器15の出力を受けて掛算を行なう。掛算器16によって検波が行なわれ、映像出力端子7から映像信号VOUTが出力される。要約すれば、VIF信号処理部6はPLL検波方式によってVIF信号を検波し、映像信号VOUTを出力する。
SIF入力端子17から入力された信号SIFは入力段アンプ23によって増幅され、掛算器24には信号SIFが増幅された信号SIF1が入力される。掛算器24には、さらに、発振器14もしくは発振器20のどちらか一方の出力がスイッチ25によって選択された信号も入力される。その結果、信号SIF1はダウンコンバートされて第2のSIF信号である信号SIF2が得られる。続いて、信号SIF2は、SIF検波回路22に入力される。SIF検波回路22では、たとえば、入力される信号SIF2が分割されてクワドラチャ検波(直交検波)が行なわれる。また、SIF検波回路22では、たとえば同期検波によって検波が行なわれる。SIF検波回路22で得られた音声信号SOUTは出力端子19から出力される。映像信号VOUT,音声信号SOUTは、図示されない各種の処理回路によって再生のための適切な処理がなされる。
次に、この発明の特徴について説明する。
スイッチ25が発振器20から信号VOSC2の出力を選択している際にはIF信号処理回路101は完全スプリットキャリア方式の回路と同じ構成になる。一方、スイッチ25が発振器14から信号VOSC1の出力を選択している際にはIF信号処理回路101は擬似スプリットキャリア方式の回路と同じ構成になる。よって、スイッチ25を選択することにより完全スプリットキャリア方式と擬似スプリットキャリア方式とを選ぶことができるので、1つのIF信号処理回路で電波状態に応じた受信方式を選択することが可能になる。
従来、完全スプリットキャリア方式に対応するIF信号処理装置と擬似スプリットキャリア方式に対応するIF信号処理装置はそれぞれ別の装置として構成されていた。よって、従来の方法で完全スプリットキャリア方式と擬似スプリットキャリア方式を切換えるためには、各々の装置を組み合わせた構成の装置が必要である。しかし、各々の装置を組み合わせた場合には回路面積の増大や消費電力の増大といった課題が生じる。また、いずれか一方の受信方式に対応した装置のみにより信号処理を行なった場合、本来の用途に対応していない電波状況下で処理を行なっても装置はその性能を発揮することができない。
この発明では、スイッチ25の切換えによって受信方式が選択可能である。よって、従来のような方式ごとに構成された個別の装置を組み合わせるよりも回路面積の縮小や無駄な消費電力の削減が可能である。また、スイッチ25の切換えのみで受信方式を切換えることが可能であるので受信方式の切換えが容易に実現される。
図4は、受信電波の状態とスイッチ25との関係を説明する図である。
図4を参照して、受信電波の強度が高いレベルの場合にはスイッチ25は、信号SLCTによってA側を選択する。具体的な例としては、たとえばテレビ受信機が屋内で使用され、一般家庭の屋根に立てられている室外アンテナに接続されているような場合である。一方、受信電波の強度が低いレベルの場合にはスイッチ25は、信号SLCTによってB側に選択される。具体的な例としては、たとえばテレビ受信機が屋外で使用され、機器に付属の小型アンテナで電波を受信する場合である。この場合、人が機器を持ち歩くことによって受信機が建物の陰に入ることが多くなるので、受信電波が微弱になりやすくなる。
以上説明したように、実施の形態1によればスイッチ25を選択することによって、電波状態に応じて1台のテレビ受信機で完全スプリットキャリア方式と擬似スプリットキャリア方式とを選択することができる。
[実施の形態2]
図5は、実施の形態2のIF信号処理装置を含むIF信号処理回路の概略図である。
図5を参照して、IF信号処理回路101Aは、図3のIF信号処理装置4に代えてIF信号処理装置4Aを含む点において異なり、その他の部分については図3のIF信号処理回路101と同様である。よって図3のIF信号処理回路101と同様の部分についての説明は重複になるので以後繰り返さない。
IF信号処理装置4Aは、VIF信号処理部6の動作を停止するための制御端子31と、制御端子31から入力される信号POFFをゲートに受け、VIF信号処理部6の電源ラインに電源電位VCCの供給あるいは停止を行なうMOSトランジスタ32とを含む点において、図3のIF信号処理装置4と異なり、他の部分については図3のIF信号処理装置4と同様である。よって、図3のIF信号処理装置4と同様の部分についての説明は重複になるので以後繰り返さない。
MOSトランジスタ32は、VIF信号処理部6に対し電源電位VCCの供給、停止を切換えるスイッチとして機能する。MOSトランジスタ32が導通する場合、VIF信号処理部6に電源電位VCCが供給されてVIF信号処理部6は通常の動作を行なう。一方、MOSトランジスタ32が非導通の場合には、VIF信号処理部6に対し電源電位VCCの供給が遮断される。MOSトランジスタ32を非導通にするには、たとえばMOSトランジスタ32のゲートに制御端子31を介して信号POFFを送ることで行なわれる。この場合、図5には図示されないがMOSトランジスタ32を導通させるために、たとえば信号POFFの論理レベルを反転させた信号も送る必要がある。
図5においては説明の便宜のため、MOSトランジスタ32のみが示される。ただし、実際の回路においてMOSトランジスタ32は、たとえばVIF信号処理部6の電源配線の一部に配置される。MOSトランジスタ32が導通する場合にはVIF信号処理部6に電源電位VCCが供給され、MOSトランジスタ32が非導通の場合には電源部分の配線が断線したのと同様な状態になり、VIF信号処理部6の動作が停止する。
たとえばテレビ放送の音声のみを受信して再生したい場合に、スイッチ25は信号VOSC2を出力するよう選択する。スイッチ25の選択の際に制御端子31からMOSトランジスタ32に信号POFFが送られ、MOSトランジスタ32が非導通になるとVIF信号処理部6への電源電位VCCの供給が停止するのでSIF信号処理部18のみが動作することになる。よって少ない消費電力でテレビ音声のみの受信が可能となる。
また、同様にスイッチ25は発振器20からの信号VOSC2を出力するよう選択し、さらに制御端子31からMOSトランジスタ32に信号POFFを送り、MOSトランジスタ32を非導通にしてVIF信号処理部6の動作を停止させた状態でFMラジオ放送の信号がSIF入力端子17から入力されてもよい。この場合、IF信号処理装置4AはFMラジオ放送を少ない消費電力で受信することができる。
以上説明したように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に電波状態に応じて完全スプリットキャリア方式と擬似スプリットキャリア方式とを選ぶことが可能である。さらに実施の形態2によれば、制御端子31およびMOSトランジスタ32を設けることにより、テレビ音声やFMラジオ放送を最低限の消費電力で受信することが可能となるので長時間の受信が可能になる。
実施の形態2においてスイッチ25に信号VOSC2を出力させ、かつMOSトランジスタ32を停止させるための制御方法および手段について、以下に一例を説明する。
たとえば、信号SLCTと信号POFFは図5において図示されないマイクロコンピュータなどの外部装置からIF信号処理装置4Aに送られる。屋外でテレビ放送の映像と音声の両方を再生する場合、マイクロコンピュータは信号SLCTのみを出力してスイッチ25から信号VOSC2が出力されるようスイッチ25を制御する。一方、屋外でテレビ放送の音声のみを再生する場合またはFMラジオ放送を再生する場合、マイクロコンピュータは信号SLCTを出力してスイッチ25から信号VOSC2を出力させる。さらに、マイクロコンピュータは信号POFFを出力してMOSトランジスタ32を非導通にさせる。
また、実施の形態1の説明において信号SLCTはIF信号処理装置4に含まれるスイッチ25を制御する制御回路(図3には図示されない)から送られてもよいとしたが、実施の形態2においても同様に、信号SLCTはIF信号処理装置4Aに含まれる制御回路(図5には図示されない)からスイッチ25に送られてもよい。実施の形態1と同様に、図示されない制御回路は受信電波の強度レベルに応じた信号を外部から受けると信号SLCTをスイッチ25に対して出力する。スイッチ25は信号SLCTを受けて信号VOSC1か信号VOSC2のいずれかを出力するよう選択する。さらに、制御回路はスイッチ25に対し、スイッチ25から信号VOSC2が出力されるように信号SLCTを送っている状態で信号POFFを受けると、MOSトランジスタ32を非導通にするための停止信号を出力する。MOSトランジスタ32はこの停止信号をゲートに受けて非導通になる。
なお、図5において、MOSトランジスタ32はPチャネルMOSトランジスタかNチャネルMOSトランジスタのいずれであってもよい。また、VIF信号処理部6に電源電位VCCの供給、停止を行なうための手段としては図5に示されるようなMOSトランジスタに限定されず、たとえば制御端子31から入力される信号POFFをベースに受けて動作するバイポーラトランジスタであってもよい。
さらに、VIF信号処理部6に電源電位VCCの供給、停止を行なうための別の手段について説明する。別の手段としては、たとえば制御端子31のような専用端子に代えてバスコントロールの受信回路がある。バスコントロールとはマイクロコンピュータなどからデータを送信して他のIC等を制御する方式の一種である。マイクロコンピュータなどから送信されるデータは予め決められたルールに則ったものである。制御されるICはデータを受けて動作するためバスコントロールの受信回路を備える必要がある。
このような受信回路を含む場合のIF信号処理装置の動作について説明する。図5には図示されないが、たとえばIF信号処理装置4Aにバスコントロールの受信回路を組込んでおき、VIF信号処理部6を停止せよという内容のデータを受信回路が受信した際に受信回路からMOSトランジスタ32のゲートに信号POFFが送られるようにする。MOSトランジスタ32は、信号POFFを受けて非導通となり、VIF信号処理部6に対する電源電位VCCの供給を停止する。さらに受信回路はVIF信号処理部6の停止を解除せよという内容のデータを受信すると、MOSトランジスタ32のゲートに信号を送り、MOSトランジスタ32を導通させる。MOSトランジスタ32が導通することによりVIF信号処理部6は動作を再開する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
完全スプリットキャリア方式のIF信号処理回路の概略図である。 擬似スプリットキャリア方式のIF信号処理回路の概略図である。 実施の形態1のIF信号処理装置を含むIF信号処理回路の概略図である。 受信電波の状態とスイッチ25との関係を説明する図である。 実施の形態2のIF信号処理装置を含むIF信号処理回路の概略図である。
符号の説明
1 IF入力端子、2,3 SAWフィルタ、4,4A IF信号処理装置、5 VIF入力端子、6 VIF信号処理部、7 映像出力端子、8 再生回路、9 映像検波回路、10,23 入力段アンプ、11 PLL部、12,16,24 掛算器、13 LPF、14,20 発振器、15 90度移相器、17 SIF入力端子、18,18A,18B SIF信号処理部、19 SIF出力端子、21 周波数変換部、22 SIF検波回路、25 スイッチ、31 制御端子、32 MOSトランジスタ、100A,100B,101,101A IF信号処理回路。

Claims (6)

  1. 映像中間周波信号を受けて映像検波を行ない、映像信号を出力する映像処理部を備え、
    前記映像処理部は、
    前記映像中間周波信号を受け、前記映像中間周波信号を増幅した増幅信号と前記増幅信号に同期した第1の発振信号とを出力する再生回路と、
    前記増幅信号と前記第1の発振信号とを受けて前記映像検波を行ない、前記映像信号を出力する映像検波回路とを含み、
    音声中間周波信号を受けて音声検波を行ない、音声信号を出力する音声処理部をさらに備え、
    前記音声処理部は、
    前記第1の発振信号の周波数の変動よりも周波数の変動が小さい第2の発振信号を出力する発振回路と、
    前記第1の発振信号と前記第2の発振信号とを受けて、前記第1の発振信号か前記第2の発振信号かのいずれか一方を出力するよう選択する選択回路と、
    前記音声中間周波信号と前記選択回路の出力とを受けて、前記選択回路から出力される発振信号の周波数と前記音声中間周波信号の周波数との差分である周波数を有する変換信号を出力する周波数変換回路と、
    前記変換信号を受けて前記音声検波を行ない、前記音声信号を出力する音声検波回路とを含む、中間周波信号処理装置。
  2. 前記選択回路は、前記映像中間周波信号の受信強度が所定のレベルより高い場合に前記第1の発振信号を出力するよう選択し、前記受信強度が前記所定のレベルより低い場合に前記第2の発振信号を出力するよう選択する、請求項1に記載の中間周波信号処理装置。
  3. 前記選択回路は、前記受信強度が前記所定のレベルより高いか低いかのいずれかを示す選択信号を受けて出力を選択する、請求項2に記載の中間周波信号処理装置。
  4. 前記再生回路は、
    前記映像中間周波信号を増幅して前記増幅信号を出力する増幅回路と、
    前記増幅信号を受けて前記第1の発振信号と前記増幅信号との位相差を求め、前記位相差に応じて前記第1の発振信号の周波数を変化させる位相同期ループ回路とを有する、請求項2に記載の中間周波信号処理装置。
  5. 前記中間周波信号処理装置は、停止信号を受けると前記映像処理部に対して電源電位の供給を停止する停止回路をさらに備える、請求項2に記載の中間周波信号処理装置。
  6. 前記停止回路は前記停止信号をゲートに受けるMOSトランジスタである、請求項5に記載の中間周波信号処理装置。
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