JP5602400B2 - アンテナ設置方向の調整支援方法、およびデジタル放送受信装置 - Google Patents

アンテナ設置方向の調整支援方法、およびデジタル放送受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、衛星デジタル放送や地上デジタル放送の受信用アンテナの設置場所におけるアンテナの方向調整の支援方法に関する。また、それに用いるデジタル放送受信装置に関する。
衛星デジタル放送や地上デジタル放送の受信用アンテナの設置の際において、アンテナの方向調整は受信強度、受信特性を決める上で重要な問題である。特に衛星デジタル放送受信用アンテナの調整は正確(概ね3度以内)に行わなければ受信レベルが極端に低下する。したがって、テレビ画面を確認しながら、アンテナの方向(仰角、水平角、偏波角)を調整し、受信強度が最も高まる位置を決定し、アンテナの方向を決定して固定、設置することが望ましい。また、デジタル放送対応の受信装置には、アンテナ受信レベルを画面上に表示したり、受信レベルの強弱によってビープ音の音程を変えたり、音の大きさを変える機能が備わっている。
しかしながら、テレビは屋内に設置され、アンテナは屋外に設置することが一般的である。したがって、テレビ画面の確認とアンテナの方向調整とを一人が同時に行うことは通常は困難である。このような場合には、少なくとも二人で、アンテナの方向を調整する役と、テレビ画面を確認する役とに担当を分担して、声を掛け合いながら、アンテナの方向調整を行うことが多い。
また、テレビの受信強度に基づいた強度情報を周波数変調して搬送波に乗せ、この信号を接続ケーブルに重畳させ、アンテナ側でこの信号を検出して受信強度を確認しながら、アンテナの方向調整を一人で行う方法もある。なお、これは特許文献1に開示されている。
特開2001−144638号公報
しかしながら、テレビ画面を確認しながら、もしくはビープ音(連続した発振音)を聞きながらアンテナの最適位置を決めるのはテレビとアンテナの設置場所が屋内と屋外に分かれる場合には前記したように一人では無理である。
また、二人で、それぞれテレビの画面の確認と、アンテナの調整を分担する方法は、作業員の確保とそれによる設置費用の増大の問題があった。
また、テレビとアンテナの設置場所がさらに遠く離れている場合には、二人で互いに声を掛け合って、確認し合うことも困難になるという問題があった。
また、特許文献1に開示された、受信強度情報を周波数変調(FM:Frequency Modulation)して接続ケーブルに重畳させて、強度情報を再生し確認しながら、アンテナの方向調整を行う場合には、周波数変調用のトランミッタ等が必要でコストアップになるという問題がある。また、FM(周波数変調)とUHF(テレビ信号、UHF:Ultra High Frequency)は周波数帯が近いので信号分離(セパレーション)に対処する必要があるという問題もあった。
そこで本発明の目的は、テレビとアンテナの設置場所が遠く離れていても、一人で最適なアンテナの方向調整が容易に行え、かつ追加のコストが安価ですむ、衛星デジタル放送や地上デジタル放送の受信用のアンテナ設置方向調整の支援方法を提供することである。
さらには、アンテナ側の場所でのスイッチ操作により、チャンネルの変更を可能とし、また、音声による状況のガイダンスを可能とし、また、音声出力において、L(左側音声)とR(右側音声)切り替えも可能として、その結果、調整過程の最適と現在値との比較も可能となって、より効率的、より正確なアンテナの方向調整が行える支援方法を提供することである。
前記の課題を解決して、本発明の目的を達成するために、各発明を以下のような方法と構成とにした。
すなわち、本発明のアンテナ設置方向の調整支援方法は、受信装置に用いるアンテナの方向調整において、前記受信装置が前記アンテナからの受信信号の強弱に応じた音声を生成する機能と、該音声の信号を前記受信装置と前記アンテナを接続するケーブルに重畳する機能と前記受信装置と前記アンテナを接続する前記ケーブルの間に、前記重畳された音声信号を分離する音声信号分離器と、前記アンテナ側で、前記音声信号分離器によって分離された受信強度に応じた音声信号を再生してアンテナの調整者に聴かせる再生手段と、
前記音声信号分離器にケーブルの芯線とシールド線を交流的もしくは直流的にショートするスイッチと、前記受信装置にケーブルの芯線とシールド線がショート状態になったことを検出する機能と、を備え、前記音声信号分離器に備えられた前記スイッチを開閉することによって、前記受信装置側で前記スイッチが前記ケーブルの芯線とシールド線をショートしたことを検出し、前記受信装置の前記音声を生成する機能の音声信号を右側音声と左側音声に切り替えて、前記アンテナの方向による受信強度を前記調整者に確認させながら方向調整を支援することを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信装置は、デジタル放送信号搬送波と音声信号を混合するRF/音声信号混合器と、デジタル放送信号のNIMと、デジタル放送の映像と音声を処理するCPUと、前記CPUが映像と音声を処理する際に用いるRAMと、前記CPUが映像と音声を処理する際に用いるROMと、デジタル放送の音声、あるいはガイダンスの音声を生成する音声生成部と、前記音声生成部の音声信号を増幅する音声増幅器と、同軸ケーブルの芯線とシールド線の交流的もしくは直流的なショート状態を検出するショート検出回路と、を備え、デジタル放送信号は前記RF/音声信号混合器と前記NIMを経由して前記CPUに入力し、該CPUと前記RAMと前記ROMとで映像信号と音声信号を再生し、該音声信号が前記音声生成部と前記音声増幅器を経て、前記RF/音声信号混合器に入力し、該RF/音声信号混合器から前記同軸ケーブルへ音声信号を前記デジタル放送信号搬送波に重畳して出力し、前記ショート検出回路によって、前記同軸ケーブルの芯線とシールド線の交流的もしくは直流的なショート状態を検出し、ショート状態の開閉による所定の時系列の信号によって、前記CPUが音声生成部の過去の音声の最大値と現在値とを切り替える演算処理を行うことを特徴とする。
た、その他の手段は、発明を実施するための形態のなかで説明する。
かかる方法と構成により、アンテナの受信強度に応じた音声をアンテナの調整者に聴かせながら、一人で受信強度の最適な方向を確認させ、アンテナの方向調整を支援する。
また、アンテナ側でアンテナの調整者がショートスイッチを開閉することにより、受信装置のチャンネルの変更や、左右音声の切り替えによる過去の最適値と現在値の比較や、ガイダンスの内容の選択を行えるように支援する。
また、かかる方法と構成により、広く使用されている一般のデジタル放送受信機に対して、デジタル放送受信機外付けアダプタを用いることによって、アンテナの受信強度に応じた音声をアンテナの調整者に聴かせながら、一人で受信強度の最適な方向を確認させ、アンテナの方向調整を支援する。
本発明によれば、テレビとアンテナの設置場所が遠く離れていても、アンテナの調整者は一人で最適なアンテナの方向調整が容易に行える。かつ追加のコストが安価ですむ衛星デジタル放送や地上デジタル放送の受信用のアンテナ設置方向の調整を支援する方法を提供することができる。
また、アンテナ側の場所でのスイッチ操作により、チャンネルの変更が可能となる。
また、音声による状況のガイダンスが可能となる。
また、音声出力において、L(左側音声)とR(右側音声)切り替えも可能である。その結果、調整過程の最適と現在値との比較も可能となり、より効率的、より正確なアンテナの方向調整が行える。
本発明に係るアンテナ設置方向の調整支援方法の第1の実施形態における各装置の関連を示す構成図である。 本発明に係るアンテナ設置方向の調整支援方法の第1の実施形態において用いられるRF/音声信号混合器の構成を示す回路図である。 本発明に係るアンテナ設置方向の調整支援方法の第1の実施形態において用いられる音声信号分離器の構成を示す回路図である。 本発明に係るアンテナ設置方向の調整支援方法の第2の実施形態における各装置の関連を示す構成図である。 本発明に係るアンテナ設置方向の調整支援方法の第3の実施形態における各装置の関連を示す構成図である。 本発明に係るアンテナ設置方向の調整支援方法の第4の実施形態における各装置の関連の部分を示す構成図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(アンテナ設置方向の調整支援方法の第1の実施形態)
図1は本発明に係るアンテナ設置方向の調整支援方法の第1の実施形態を示す各装置の構成図である。デジタル放送受信装置(衛星デジタル放送と地上デジタル放送を受信する機能を有するテレビ、もしくはアナログテレビに衛星デジタル放送と地上デジタル放送を映すための信号の変換装置であるデジタルチューナ(STB:Set Top Boxと同義))に本発明の方式に必要な回路、部品を追加することにより、衛星デジタル放送用アンテナと地上デジタル放送用アンテナの方向調整を容易にするものである。
図1において、衛星デジタル放送用(受信)アンテナ121は音声信号分離器123と同軸ケーブル127を経由してデジタル放送受信装置11のデジタル放送信号入力端子111に接続されている。なお、デジタル放送受信装置11はいわゆるテレビ(テレビ受像機)の場合もあるし、テレビ用のデジタルチューナの場合もある。
デジタル放送受信装置11がテレビの場合には後記する破線11の内部の構成以外に映像モニタ等がある。また、デジタル放送受信装置11がデジタルチューナの場合には、映像出力端子119や音声出力端子118を通して、アナログテレビや映像モニタに接続される。
また、地上デジタル放送用(受信)アンテナ122は音声信号分離器124と同軸ケーブル128を経由してデジタル放送受信装置11のデジタル放送信号入力端子112に接続されている。デジタル放送受信装置11において、本願発明に関係する構成要素を次に説明する。
デジタル放送受信装置11は破線の内部が本願発明に係る構成要素であって、RF/音声信号混合器101はデジタル放送信号入力端子111から衛星デジタル放送信号(搬送波:RF)を入力し、衛星デジタル信号用のNIM(Network Interface Module チューナと復調器の機能を併せ持つ)103を経由して復調した信号を中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit、以下CPUと略す)107に入力する。また、RF/音声信号混合器102はデジタル放送信号入力端子112から地上デジタル放送信号(搬送波:RF)を入力し、地上デジタル信号用のNIM104を経由して復調した信号をCPU107に入力する。CPU107はRAM(Random Access Memory)110やROM(Read Only Memory)109を活用しながらテレビとしての映像に必要な映像信号や音声信号(ビープ音やガイダンス音も含む)や各種制御信号を抽出、生成する。CPU107で抽出された音声に関する信号は音声生成部108で音声信号に変換され、さらに音声増幅器106に入力して増幅され、衛星デジタル放送用のRF/音声信号混合器101と地上デジタル放送用のRF/音声信号混合器102にそれぞれ、音声信号が入力する。衛星デジタル放送用のRF/音声信号混合器101は同軸ケーブル127に乗っている衛星デジタル放送信号(搬送波:RF)にデジタル放送受信装置11の音声増幅器106の音声信号を混合して端子111を介して、衛星デジタル放送用アンテナ121側に送る。
また、音声信号は音声信号分離器123で分離され、イヤホーンやスピーカ等の音声再生器125で音声が再生される。
なお、デジタル放送受信装置11において、本願発明の特徴とする構成はRF/音声信号混合器101(102)と後記するショート検出回路105をさらに備えたことである。これらは従来のデジタル放送受信装置(テレビ、もしくはデジタルチューナ)にはない構成要素である。
また、デジタル放送受信装置11はテレビの場合でもデジタルチューナの場合でも、図1の破線11の内部に示した機能ブロック101〜110で表した構成要素以外に様々な要素を有しているが、本願の発明には直接の関連がないので、説明は省略し、図としても明示していない。
さて、衛星デジタル放送用アンテナ121を設置し、受信に最適なアンテナの方向を調整する場合において、そのアンテナ設置者(「担当者」と表現する場合もある)はイヤホーンやスピーカ等の音声再生器125の音声を聞きながら、アンテナの方向を調整する。このとき、アンテナの方向は受信感度に影響するので、アンテナの方向がより最適な方向になるにしたがって、音声、この場合には発振音であるビープ音の音程が高くなる。このビープ音を聞きながら、最も音程が高くなる方向を探すことによって、アンテナの最適方向をアンテナ設置者が一人で探しだすことができる。
また、地上デジタル放送用アンテナ122の場合も同じ原理でアンテナの最適方向を探し当てる。つまり、地上デジタル放送用のRF/音声信号混合器102は同軸ケーブル128に乗っている地上デジタル放送信号(搬送波:RF)にデジタル放送受信装置11の音声増幅器106の音声信号を混合して端子112を介して、地上デジタル放送用アンテナ122側に送る。音声信号は音声信号分離器124で分離され、イヤホーンやスピーカ等の音声再生器126で音声が再生される。
さて、地上デジタル放送用アンテナ122を設置し、受信に最適なアンテナの方向を調整する場合において、その担当者はイヤホーンやスピーカ等の音声再生器126の音声を聞きながら、アンテナの方向を調整する。
なお、アンテナの最適方向が確定し、調整が終了したときには、音声信号分離器123、124は取り除いて、同軸ケーブル127(128)と衛星デジタル放送用アンテナ121(地上デジタル放送用アンテナ122)を直結する。
さて、後記するように、音声信号分離器123には音声信号を分離するのみならず、同軸ケーブル127の芯線とシールド線をショート(交流的、もしくは直流的な短絡)させるショートスイッチ351(図3)が音声信号分離器124の場合と同様に備えられている。
ショートスイッチ351をアンテナの方向調整を行う担当者がアンテナ121の近くで作動させると、同軸ケーブル127の芯線とシールド線はショートする。これにより、デジタル放送受信装置11のなかのショート検出回路105が同軸ケーブル127の芯線とシールド線がショートしたことを検出する。
このショートスイッチ351を単にショートするのみならず、開閉(オン・オフ)を時系列的に繰り返せばショート検出回路105はその開閉の時系列を検出する。あらかじめこのショートの開閉の時系列を1、0から構成されるデジタル信号の意味ある命令としてCPU107とROM109、RAM110の間で設定しておけば、アンテナの方向調整を行う担当者が音声信号分離器123(124)のショートスイッチ351を、前記のあらかじめ設定した時系列にしたがって開閉することによって、デジタル放送受信装置11に命令を伝達することができる。
さらに前記あらかじめ設定した時系列を複数個、用意して、それぞれの異なる時系列にそれぞれの異なる命令を対応させることにより、様々な命令を設定して用いることができる。
(LR音声信号による最高音と現状音の比較)
例えば、音声生成部108の音声信号はステレオ音声を生成するので左耳用のL出力信号(左側音声)と右耳用のR出力信号(右側音声)がある。L出力信号にアンテナ調整中に受信したビープ音の最高値を記憶して再生させ、R出力信号にはアンテナ調整中の現在のビープ音を再生するように設定し、担当者が音声信号分離器123から音声信号を音声再生器125で聞きながら、音声信号分離器123に備えられたショートスイッチ351をあらかじめ設定したある時系列にしたがって、オン・オフ(開閉)させる。これにより音声信号分離器123からデジタル放送受信装置11に1と0の時系列の命令信号が伝達され、L出力信号とR出力信号を切り替え、それにより調整過程における過去の最高音と現状音を切り替えながら、比較することによって、アンテナの最適方向がより効率的、かつ明確に探索、決定することができる。
なお、デジタル放送用受信装置11の中においてはショート検出回路105が前記ショートスイッチ351の開閉を検出し、CPU107がL出力信号とR出力信号を切り替える処理をする。
(音声ガイダンス)
また、以上においてはビープ音による探索について述べてきたが、アンテナの最適方向の探索過程をデジタル放送受信装置11に、殊にCPU107とRAM110に記憶させておき、かつROM109に記憶させた方式と音声によって、その状況にふさわしい音声ガイダンスを提供させ、それにしたがって探索する方法もある。このとき、音声信号分離器123で分離された音声ガイダンスを音声再生器125で聞きながら、アンテナの最適方向の探索をするとともに、音声信号分離器123に備えられたショートスイッチ351をあらかじめ設定したある時系列にしたがってオン・オフ(開閉)させることにより、デジタル放送受信装置11に適切な音声ガイダンスを求める命令とすることができる。
次に、図1におけるRF/音声信号混合器102(101)と、音声信号分離器124(123)の具体的な回路構成について述べる。
(RF/音声信号混合器の構成)
図2は図1におけるRF/音声信号混合器102(101)の具体的な回路構成の一例を示した回路図である。図2において、信号線241は同軸ケーブル128(127)(図1)の芯線に接続される配線である。シールド線243は同軸ケーブル128(127)(図1)のシールド線に接続される配線である。コンデンサ256とダイオード257は互いに並列に接続され、信号線241の途中に介在し、ダイオード257のカソード側がRF信号入力/音声出力端子212の芯線に接続され、アノード側がRF信号出力端子214の芯線に接続されている。コイル255とコンデンサ254は直列に接続され、コイル255側の他端が信号線241に接続され、RF信号入力/音声出力端子212の芯線に接続されている。また、コンデンサ254側の他端が音声入力端子216の芯線に接続されている。シールド線243はRF信号入力/音声出力端子212とRF信号出力端子214と音声入力端子216のそれぞれのシールド線、もしくはシールド線と同電位となる配線に接続されている。
RF信号入力/音声出力端子212は同軸ケーブル128(127)(図1)に接続され、芯線とシールド線から来たRF信号(地上デジタル放送信号、もしくは衛星デジタル放送信号)を信号線241とシールド線243で受けて、RF信号出力端子214の芯線とシールド線の間に出力する。また、音声入力端子216から入力した音声信号はコンデンサ254とコイル255の直列回路を経て信号線241に加えられ、RF信号(地上デジタル放送信号、もしくは衛星デジタル放送信号)と混合される。この音声信号とRF信号の混合された信号はRF信号入力/音声出力端子212から出力され、RF信号(地上デジタル放送信号、もしくは衛星デジタル放送信号)に音声信号が重畳された状態で同軸ケーブル128(127)(図1)を地上デジタル放送用アンテナ122(衛星デジタル放送用アンテナ121)(図1)側に伝わる。
なお、このとき信号線241にはRF信号と音声信号が重畳された状態であるが、コンデンサ256によって、音声信号は除去されてRF信号出力端子214にはRF信号(地上デジタル放送信号、もしくは衛星デジタル放送信号)のみが出力される。
なお、このときRF信号は数百メガヘルツから数千メガヘルツであるのに対し、音声信号は可聴領域レベルの数十ヘルツから一万数千ヘルツであり、周波数に大きな隔たりがあるので、分離が容易である。
(音声信号分離器の構成)
図3は図1における音声信号分離器124(123)の具体的な回路構成の一例を示した回路図である。図3において、信号線341は同軸ケーブル128(127)(図1)の芯線に接続される配線である。シールド線343は同軸ケーブル128(127)(図1)のシールド線に接続される配線である。
信号線341はRF信号入力端子321とRF信号出力/音声入力端子327を直結している。コイル355とコンデンサ354は直列に接続され、コイル355側の他端は信号線341に接続され、コンデンサ354の他端は音声出力端子325に接続されている。シールド線343はRF信号入力端子321とRF信号出力/音声入力端子327と音声出力端子325のそれぞれのシールド線、もしくはシールド線と同電位となる配線に接続されている。
ショートスイッチ351は第1端子がコンデンサ352を介して信号線341に接続され、第2端子がシールド線343に接続されており、この間をオン・オフ(開閉)することにより、信号線341とシールド線343をコンデンサ352を介して交流的にショート(短絡)したり、開放したりするように構成されている。
また、同軸ケーブル128(127)を通してRF信号と音声信号が重畳された状態の信号がRF信号出力/音声入力端子327から入力し、信号線341とシールド線343の間に存在する。ここからコイル355とコンデンサ354を通じてRF信号が除去され、音声信号のみが音声出力325から取り出される。
なお、コンデンサ354よりコンデンサ352の静電容量値は充分大きくとる。これにより、ショートスイッチ351のショート状態を信号線341とシールド線343の音声信号から識別することが、デジタル放送受信装置11(図1)のなかのショート検出回路105(図1)において容易となる。
(アンテナ設置方向の調整支援方法の第2の実施形態)
図4は本発明に係るアンテナ設置方向の調整支援方法の第2の実施形態を示す各装置の構成図である。複数の地上デジタル放送の放送局が異なる方向にあり、地上デジタル放送用(受信)アンテナがひとつではすまない場合を示している。
図4において、地上デジタル放送用アンテナ422と地上デジタル放送用アンテナ432はともに混合器463に接続されている。混合器463では地上デジタル放送用アンテナ422からの地上デジタル放送信号と地上デジタル放送用アンテナ432からの地上デジタル放送信号とを混合している。混合器463の出力信号は音声信号分離器424に入り、同軸ケーブル128を経由して、図1のデジタル放送受信装置11に接続されている。また、イヤホーンやスピーカ等の音声再生器426が音声信号分離器424に接続されている。
地上デジタル放送の放送局(電波送信塔)は様々な場所にあるので、アンテナが一つで済むとは限らない。デジタル放送用受信装置の地上デジタル放送用(受信)アンテナからみて、所望の放送の地上局が大きく異なる(概ね30度以上)場合には複数のアンテナを設置することになる。図4は複数のアンテナの最適な方向を調整する場合を示している。
まず、地上デジタル放送用アンテナ422を該アンテナで受信しようとするチャンネルの放送局の方向へ向けて、地上デジタル放送用受信装置11(図1)からのビープ音をイヤホーンやスピーカ等の音声再生器426で聞きながら、前記した方法で最適方向を見つけ、該受信アンテナを固定する。
次に、デジタル放送用受信装置11(図1)のチャンネルを所望の地上局に変えて、該地上局があると思われる方向に、別のアンテナである地上デジタル放送用アンテナ432を向けて、ビープ音をイヤホーンやスピーカ等の音声再生器426で聞きながら、最適方向を見つけ、該受信アンテナを固定する。
なお、デジタル放送用受信装置11(図1)のチャンネルを変える際に、図4の音声信号分離器424に備えられたショートスイッチ351(図3)をあらかじめ設定された時系列の開閉を繰り返して、チャンネルを変える意図をデジタル放送用受信装置11(図1)に伝達してチャンネルを変えることもできる。なお、デジタル放送用受信装置11(図1)の中においてはショート検出回路105(図1)が前記ショートスイッチ351の開閉を検出し、CPU107(図1)がチャンネルを切り替える処理をする。
また、以上においては地上デジタル放送用アンテナ422と432とをそれぞれ方向調整を行い、設置する際にデジタル放送用受信装置11(図1)のチャンネルを変える例を示したが、地上デジタル放送用受信アンテナ422がひとつの場合であっても複数の地上局が狭い角度のなかで異なる方向にある場合、複数の地上局をすべて受信できる方向を見出す際には、チャンネルを頻繁に変えて調整する必要がある。このとき、図4の音声信号分離器424に備えられたショートスイッチ351(図3)を用いてデジタル放送用受信装置11(図1)のチャンネルを変えると非常に効率的である。
(アンテナ設置方向の調整支援方法の第3の実施形態)
図5は本発明に係るアンテナ設置方向の調整支援方法の第3の実施形態を示す各装置の構成図である。衛星デジタル放送と地上デジタル放送を見ることができる既存のテレビに本実施形態のデジタル放送受信装置外付けアダプタを採用することにより、衛星デジタル放送用アンテナと地上デジタル放送アンテナ用アンテナの方向調整を容易にするものである。
図5において、第1の実施形態と共通する構成については図1と同じ符号を付して、説明は簡略化、もしくは省略する。
図5の衛星デジタル放送用(受信)アンテナ121は音声信号分離器123と同軸ケーブル127を経由してデジタル放送受信装置外付けアダプタ52のデジタル放送信号入力端子511に接続されている。また、地上デジタル放送用(受信)アンテナ122は音声信号分離器124と同軸ケーブル128を経由してデジタル放送受信装置外付けアダプタ52のデジタル放送信号入力端子512に接続されている。
デジタル放送受信装置外付けアダプタ52において、RF/音声信号混合器501とRF/音声信号混合器502と音声増幅器506を備えている。
RF/音声信号混合器501は衛星デジタル放送信号入力端子511から衛星デジタル放送信号(搬送波:RF)を入力し、RF/音声信号混合器502は地上デジタル放送信号入力端子512から地上デジタル放送信号(搬送波:RF)を入力している。またテレビからの音声を増幅する音声増幅器506はその出力をRF/音声信号混合器501、502に入力している。
RF/音声信号混合器501のひとつの出力信号は衛星デジタル放送信号出力端子513から出力する。
また、RF/音声信号混合器502のひとつの出力信号は地上デジタル放送信号出力端子514から出力する。
衛星デジタル放送と地上デジタル放送を受信する機能を有するテレビ53は、衛星デジタル放送信号入力端子515から衛星デジタル放送信号を入力し、また、地上デジタル放送信号入力端子516から地上デジタル放送信号を入力して、それぞれの映像と音声を再生する。また、ヘッドフォン出力端子517から音声信号を出力する。ヘッドフォン出力端子517からの音声信号は音声ケーブル519を通り、デジタル放送受信装置外付けアダプタ52の音声入力端子518から音声増幅器506に入力する。
RF/音声信号混合器501とRF/音声信号混合器502は前記したように、音声増幅器506から音声信号を入力していて、それぞれ衛星デジタル放送信号と地上デジタル放送信号に音声信号を混合させ、それぞれ衛星デジタル放送信号入力端子511と地上デジタル放送信号入力端子512からそれぞれ同軸ケーブル127と同軸ケーブル128へ逆に出力し、それぞれ同軸ケーブル127と同軸ケーブル128を伝わって、それぞれ音声信号分離器123と音声信号分離器124で音声が分離され、それぞれ音声再生器125と音声再生器126でビープ音を聞きながら、それぞれ衛星デジタル放送用アンテナ121と地上デジタル放送用アンテナ122の方向調整に用いて、効率的にアンテナの最適方向を一人で調整できる。
なお、アンテナの方向調整が終了して固定した後は、音声信号分離器123、124と音声再生器125、126とデジタル放送受信装置外付けアダプタ52を撤去し、その間を直結する。したがって、音声信号分離器123、124と音声再生器125、126とデジタル放送受信装置外付けアダプタ52による費用の増加を避けることも可能である。
また、可聴領域(数十ヘルツ〜一万数千ヘルツ)の音声信号を用いているので、特許文献1にみられるようなFMを用いる方式と異なって、RF(数百メガヘルツ〜数千メガヘルツ)との周波数が大きくひらいており、それらの分離(セパレーション)が容易であるため音声信号分離器123、124やRF/音声信号混合器501、502が特許文献1で必要とする装置、部品に比較して安価ですむ。
なお、この方式ではテレビ53は衛星デジタル放送と地上デジタル放送、もしくはそのどちらか一方を受信する機能を有するテレビであればデジタル放送受信装置外付けアダプタ52を外付けするだけで、各社の様々なテレビ53を改造することなしに本方式を適用できて、効率的にアンテナの最適方向を調整できる。
(アンテナ設置方向の調整方法の第4の実施形態)
図6は本発明に係るアンテナ設置方向の調整方法の第4の実施形態を示す各装置の構成図である。アナログテレビ(不図示)に衛星デジタル放送と地上デジタル放送を映すためのデジタルチューナ(STB:Set Top Boxと同義)を備えた環境において、本実施形態のデジタル放送受信装置外付けアダプタを採用することにより、衛星デジタル放送用アンテナと地上デジタル放送アンテナ用アンテナの方向調整を容易にするものである。
図6において、衛星デジタル放送用(受信)アンテナ121は音声信号分離器123と同軸ケーブル127を経由してデジタル放送受信装置外付けアダプタ52の衛星デジタル放送信号入力端子511に接続されている。また、地上デジタル放送用(受信)アンテナ122は音声信号分離器124と同軸ケーブル128を経由してデジタル放送受信装置外付けアダプタ52の地上デジタル放送信号入力端子512に接続されている。
デジタル放送受信装置外付けアダプタ52において、RF/音声信号混合器501とRF/音声信号混合器502と音声増幅器506を備えている。
RF/音声信号混合器501は衛星デジタル放送信号入力端子511から衛星デジタル放送信号(搬送波:RF)を入力し、RF/音声信号混合器502は地上デジタル放送信号入力端子512から地上デジタル放送信号(搬送波:RF)を入力している。またデジタルチューナであるデジタル放送受信装置63の音声を増幅する音声増幅器506はその出力をRF/音声信号混合器501、502に入力している。
RF/音声信号混合器501のひとつの出力信号は衛星デジタル放送信号出力端子513から出力する。
また、RF/音声信号混合器502のひとつの出力信号は地上デジタル放送信号出力端子514から出力する。
衛星デジタル放送と地上デジタル放送をアナログテレビ(不図示)が見られるように周波数変換および方式変換をする変換器であるデジタル放送受信装置(デジタルチューナ)63は、衛星デジタル放送信号入力端子615から衛星デジタル放送信号を入力し、また、地上デジタル放送信号入力端子616から地上デジタル放送信号を入力して、アナログテレビで映像と音声の再生が可能な信号形式に変換してアナログテレビ(不図示)に信号を出力する。また、音声出力端子617から音声信号(音声出力(L)/(R))を出力する。
音声出力端子617からの音声信号は音声ケーブル619を通り、デジタル放送受信装置外付けアダプタ52の音声入力端子518から音声増幅器506に入力する。
RF/音声信号混合器501とRF/音声信号混合器502は前記したように、音声増幅器506から音声信号を入力していて、それぞれ衛星デジタル放送信号と地上デジタル放送信号に音声信号を混合させ、それぞれ衛星デジタル放送信号入力端子511と地上デジタル放送信号入力端子512からそれぞれ同軸ケーブル127と同軸ケーブル128へ逆に出力し、それぞれ同軸ケーブル127と同軸ケーブル128を伝わって、それぞれ音声信号分離器123と音声信号分離器124で音声が分離され、それぞれ音声再生器125と音声再生器126でビープ音を聞きながら、それぞれ衛星デジタル放送用アンテナ121と地上デジタル放送用アンテナ122の方向調整に用いて、効率的にアンテナの最適方向を一人で調整できる。
なお、アンテナの方向調整が終了して固定した後は、音声信号分離器123、124と音声再生器125、126とデジタル放送受信装置外付けアダプタ52を撤去し、その間を直結する。したがって、音声信号分離器123、124と音声再生器125、126とデジタル放送受信装置外付けアダプタ52による費用の増加を避けることも可能である。
また、可聴領域の音声信号を用いているので、特許文献1にみられるようなFMを用いる方式と異なって、RFとの周波数が大きくひらいており、分離(セパレーション)が容易であるため音声信号分離器123、124やRF/音声信号混合器501、502が特許文献1で必要とする装置、部品に比較して安価ですむ。
なお、この方式ではテレビ53は衛星デジタル放送と地上デジタル放送、もしくはそのどちらか一方を受信する機能を有するテレビであればデジタル放送受信装置外付けアダプタ62を外付けするだけで、各社の様々なデジタル放送受信装置(デジタルチューナ)63を改造することなしに本方式を適用できて、効率的にアンテナの最適方向を調整できる。
なお、図5においてはデジタル放送受信装置がテレビ53の場合であり、図6においては、デジタル放送受信装置63がデジタルチューナの場合のそれぞれの実施形態を示したが、図5、および図6のデジタル放送受信装置外付けアダプタ52は同一の構成であり、共用できる。
(その他の実施形態)
本発明は前記の実施形態に限定されるものではない。以下に例をあげる。
以上において、テレビやデジタルチューナは、衛星デジタル放送と地上デジタル放送の両方の受信を対象としたデジタル放送受信装置を例にあげたが、衛星デジタル放送のみを対象としたデジタル放送受信装置であってもよい。また、地上デジタル放送のみを対象としたデジタル放送受信装置であってもよい。
ショートスイッチはコンデンサを介して交流的にショートする回路構成を示したが、芯線とシールド間を直接、直流的にショートする回路構成でもよく、また音声出力端子間をショートする回路構成でもよい。
以上において、アンテナ側でショートスイッチを開閉することにより、受信装置のチャンネルの変更や、左右音声の切り替えによる調整過程の過去の最適値と現在値の比較や、ガイダンスの内容の選択ができることを示したが、ショートスイッチの開閉による所定の時系列の1、0の信号で前記操作を直接に命令して行う方法のみならず、まず、チャネル変更モードや、左右音声切り替えモードや、ガイダンスモード等の各種機能モードを前記ショートスイッチの開閉による所定の時系列の1、0の信号でまずモード選択をし、その選択したモードのなかで更にあらかじめ設定された前記ショートスイッチの開閉による所定の時系列の1、0の信号の命令で所望の操作を行う方法もある。この場合には各種の機能を行うモードを多く設定しやすいので、さらに様々な機能の追加や、より詳細な命令を設定することが容易に行える。
図1、図5、図6において、音声信号分離器123(124)と音声再生器125(126)は別々の装置として図示したが、音声信号分離器123(124)と音声再生器125(126)を一体化した装置としてもよい。
また、アンテナの方向調整において、受信信号の強弱によってビープ音の音程を変える方法を示したが、ビープ音の途切れる間隔で受信信号の強弱を表現する手法もある。また、ビープ音の大きさで受信信号の強弱を表現する手法もある。
また、以上においてはテレビ用のアンテナで説明したが、テレビ用以外のアンテナであっても受信強度によってビープ音等の信号がえられるものであれば、同様の方法が使用できる。
テレビはデジタル放送の比重がますます高まっている。デジタル化にともない搬送波の高周波化が進んでおり、アンテナの方向調整の精度が要求され、台数の増加とともに一人で容易にアンテナの方向調整が行える方法が要望されている。
本発明では一人でも容易にアンテナの調整が行え、かつコストアップも従来の方式に比較すると少ないので、本発明の方式が広く採用される可能性も高い。かつ本方式で用いる回路と部品がテレビの中にデファクトスタンダードとして採用されていけば、日本のみならず世界中で汎用的に使用される可能性がある。
11、63 デジタル放送受信装置
52 デジタル放送受信装置外付けアダプタ
53 テレビ(デジタル放送受信装置)
101、102、501、502 RF/音声信号混合器(音声の信号をケーブルに重畳する機能)
103 衛星デジタルNIM
104 地上デジタルNIM
105 ショート検出回路(ショート状態になったことを検出する機能)
106、506 音声増幅器
107 CPU
108 音声生成部(アンテナからの受信信号の強弱に応じた音声を生成する機能)
109 ROM
110 RAM
111、112、118、119、212、214、216、321、325、327、511、512、513、514、515、516、517、518、615、616、617 端子
121 衛星デジタル放送用アンテナ(受信アンテナ、アンテナ)
122、422、432 地上デジタル放送用アンテナ(受信アンテナ、アンテナ)
123、124、424 音声信号分離器(音声信号を分離する機能)
125、126、426 音声再生器(音声信号の再生手段)
127、128 同軸ケーブル(ケーブル)
351 ショートスイッチ(スイッチ)
463 混合器
519、619 音声ケーブル

Claims (10)

  1. 受信装置に用いるアンテナの方向調整において、
    前記受信装置が前記アンテナからの受信信号の強弱に応じた音声を生成する機能と、
    該音声の信号を前記受信装置と前記アンテナを接続するケーブルに重畳する機能と、
    前記受信装置と前記アンテナを接続する前記ケーブルの間に、前記重畳された音声信号を分離する音声信号分離器と、
    前記アンテナ側で、前記音声信号分離器によって分離された受信強度に応じた音声信号を再生してアンテナの調整者に聴かせる再生手段と、
    前記音声信号分離器にケーブルの芯線とシールド線を交流的もしくは直流的にショートするスイッチと、
    前記受信装置にケーブルの芯線とシールド線がショート状態になったことを検出する機能と、
    を備え、
    前記音声信号分離器に備えられた前記スイッチを開閉することによって、前記受信装置側で前記スイッチが前記ケーブルの芯線とシールド線をショートしたことを検出し、前記受信装置の前記音声を生成する機能の音声信号を右側音声と左側音声に切り替えて、前記アンテナの方向による受信強度を前記調整者に確認させながら方向調整を支援することを特徴とするアンテナ設置方向の調整支援方法。
  2. 受信装置に用いるアンテナの方向調整において、
    デジタル放送用の受信アンテナと、
    デジタル放送信号を伝達する同軸ケーブルと、
    デジタル放送信号搬送波と音声信号を合成する混合器と、デジタル放送信号のNIMと、デジタル放送の映像と音声を処理するCPUと、前記CPUが映像と音声を処理する際に用いるRAMとROMと、デジタル放送の音声、あるいはガイダンスの音声を生成する音声生成部と、同軸ケーブルの芯線とシールド線の短絡状態を検出するショート検出回路と、を具備し、デジタル放送信号から映像と音声を同調、復調、再生し、かつ受信強度に相関を持つ該音声信号を前記同軸ケーブルに重畳する機能を有するデジタル放送受信装置と、
    デジタル放送信号搬送波から音声信号を分離する音声信号分離器と、
    前記音声信号分離器によってデジタル放送信号搬送波から分離された音声信号を再生する音声再生器と、
    前記音声信号分離器に前記同軸ケーブルの芯線とシールド線を交流的もしくは直流的にショートするショートスイッチと、
    を備え、
    前記デジタル放送用の受信アンテナから受信したデジタル放送信号を、前記音声信号分離器と、前記同軸ケーブルとを経由して前記デジタル放送受信装置に入力し、
    前記デジタル放送受信装置の前記音声生成部の音声をデジタル放送信号搬送波と混合させる前記混合器から前記同軸ケーブルに前記デジタル放送受信装置の音声信号を重畳させ、
    受信強度に応じた該音声信号を前記音声再生器によって再生してアンテナの調整者に聴かせながら、かつ前記調整者が前記音声信号分離器に備えられた前記ショートスイッチを開閉して指示をだしたのを、前記デジタル放送受信装置の前記ショート検出回路が前記ショートスイッチの開閉を検出し、
    前記指示にしたがって、前記デジタル放送受信装置の設定を変えて、該デジタル放送受信装置の前記音声生成部の音声信号を右側音声と左側音声に切り替え、最も受信強度の高い前記デジタル放送用の受信アンテナの方向調整を支援することを特徴とするアンテナ設置方向の調整支援方法。
  3. 前記音声を生成する機能の音声信号の右側音声もしくは左側音声には調整過程における最も音程の高い、もしくは特定の規則の最高の音声を記憶しておき、その音声を出力し、他の左側音声もしくは右側音声には現在の調整中の音声を出力することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ設置方向の調整支援方法。
  4. 前記音声生成部の音声信号の右側音声もしくは左側音声には調整過程における最も音程の高い、もしくは特定の規則の最高の音声を記憶しておき、その音声を出力し、他の左側音声もしくは右側音声には現在の調整中の音声を出力することを特徴とする請求項2に記載のアンテナ設置方向の調整支援方法。
  5. 前記ケーブルに重畳する前記音声信号はビープ音であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のアンテナ設置方向の調整支援方法。
  6. 前記ケーブルに重畳する前記音声信号は音声によるガイダンス音であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のアンテナ設置方向の調整支援方法。
  7. 前記音声信号分離器に備えられた前記スイッチを開閉することによって、変更が可能な音声によるガイダンス音を出力することを特徴とする請求項3に記載のアンテナ設置方向の調整支援方法。
  8. 前記音声信号分離器に備えられた前記ショートスイッチを開閉することによって、変更が可能な音声によるガイダンス音を出力することを特徴とする請求項4に記載のアンテナ設置方向の調整支援方法。
  9. デジタル放送信号搬送波と音声信号を混合するRF/音声信号混合器と、
    デジタル放送信号のNIMと、
    デジタル放送の映像と音声を処理するCPUと、
    前記CPUが映像と音声を処理する際に用いるRAMと、
    前記CPUが映像と音声を処理する際に用いるROMと、
    デジタル放送の音声、あるいはガイダンスの音声を生成する音声生成部と、
    前記音声生成部の音声信号を増幅する音声増幅器と、
    同軸ケーブルの芯線とシールド線の交流的もしくは直流的なショート状態を検出するショート検出回路と、を備え、
    デジタル放送信号は前記RF/音声信号混合器と前記NIMを経由して前記CPUに入力し、該CPUと前記RAMと前記ROMとで映像信号と音声信号を再生し、該音声信号が前記音声生成部と前記音声増幅器を経て、前記RF/音声信号混合器に入力し、該RF/音声信号混合器から前記同軸ケーブルへ音声信号を前記デジタル放送信号搬送波に重畳して出力し、
    前記ショート検出回路によって、前記同軸ケーブルの芯線とシールド線の交流的もしくは直流的なショート状態を検出し、ショート状態の開閉による所定の時系列の信号によって、前記CPUが音声生成部の過去の音声の最大値と現在値とを切り替える演算処理を行うことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  10. 前記デジタル放送受信装置が、衛星デジタル放送と地上デジタル放送を受信する機能を備えたことを特徴とする請求項9に記載のデジタル放送受信装置。
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