JP2003124827A - 放送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送受信装置の設置場所において良好な受信
が可能なチャネルを、ユーザが素早くかつ容易に知るこ
とができる放送受信装置を提供する。 【解決手段】 現在位置において受信可能なチャネルの
情報等を含む放送受信状態情報は、携帯通信端末１３に
よって受信され、グラフィックスジェネレータ１１およ
び音声ジェネレータ１２によりその情報に基づいた映像
信号および音声信号に変換される。そして放送受信状態
情報は映像および音声として、モニタ８およびスピーカ
９により出力される。よって、ユーザは放送受信状態情
報を容易に知ることができ、放送受信装置の設置場所に
おいて良好な受信が可能なチャネルを素早くかつ容易に
把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ等の放送受
信装置に関するものであって、特に、放送受信装置の設
置位置に対応した操作を容易に行うための技術に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】図９は、例えばテレビ放送受信機等の放
送受信装置２００の構成を示すブロック図である。この
図において１は放送局、２は放送局１からの放送信号が
伝送される放送回線、３は放送回線２との間で所定の方
式により放送信号の受信する放送回線Ｉ／Ｆ、４は送信
時に高周波に変調され多重された放送信号の中から所望
のチャネルの信号のみを取り出して増幅する高周波増幅
回路である。なお、チャネルの選択は、１０で示したチ
ャネル選択手段によって行われる。また、５は高周波増
幅回路により増幅された所望のチャネルの信号から音声
データと映像データとを分離抽出する周波数変換回路、
６は周波数変換部５によって取り出された映像データを
受け、モニタ８によって映像出力が可能な映像信号に復
号する映像受信部、７は周波数変換部５によって取り出
された音声データをスピーカ９によって音声出力が可能
な音声信号に復号する音声受信部である。

【０００３】次に、図９に示した従来の放送受信装置２
００の動作について説明する。放送回線２に送信された
放送局Ａ、放送局Ｂ等からの放送信号は、各放送局に割
り当てられたチャネルに対応した周波数帯域で変調され
ている。放送回線Ｉ／Ｆ３は、その放送信号を所定の方
式に基づいて放送回線より取り込む。高周波増幅部４
は、放送回線Ｉ／Ｆ３により取り込まれた信号のうち、
チャネル選択手段１０で選択された所望のチャネルの信
号のみを取り出して増幅する。そして周波数変換部５に
おいて、高周波増幅部４で増幅された信号から、映像デ
ータおよび音声データが取り出される。音声データは信
号は、音声受信部７により元の音声信号に戻され、スピ
ーカ９より音声として出力される。また、映像データ
は、ビデオ受信部６で元の映像信号に戻され、モニタ８
より映像として表示される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ラジオやテレビ等の放
送においては、同じ放送であっても受信する場所によっ
て最も良好に受信可能なチャネルが異なったり、また、
受信する場所によって、受信可能な放送局が異なったり
する場合がある。そのためユーザは放送受信装置を設置
する場所ごとに、その場所に応じたチャネルを選択して
設定する必要があった。特に、携帯用の放送受信装置な
ど頻繁に設置場所の変更が行われるケースでは、その設
置位置が変わる度にそれ応じたチャネルへの再設定が必
要となる。しかし、ユーザは当該設置場所において所望
の放送を受信するためにはどのチャネルを選択すればよ
いのかを即座に、そして簡単に知ることが困難であっ
た。

【０００５】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであって、放送受信装置の設置場所にお
いて良好な受信が可能なチャネルを、ユーザが素早くか
つ容易に知ることができる放送受信装置を提供すること
を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の放送受
信装置は、放送回線を介して複数のチャネルの放送を受
信し、通信回線を介して現在位置における前記チャネル
毎の受信状態に関する情報を受信する通信端末を接続可
能な放送受信装置であって、前記通信端末が受信した前
記チャネル毎の受信状態に関する情報に関連付けられた
映像および／または音声を出力する受信状態出力手段を
備えることを特徴とする。

【０００７】請求項２に記載の放送受信装置は、請求項
１に記載の放送受信装置であって、前記通信回線におけ
る通信方式が、複数の階層を有する方式であり、前記受
信状態出力手段が、前記通信端末が受信可能な前記階層
の数に関連付けられた映像および／または音声をさらに
出力することを特徴とする。

【０００８】請求項３に記載の放送受信装置は、請求項
１または請求項２に記載の放送受信装置であって、さら
に、前記通信端末が受信した現在位置を表す情報および
前記現在位置に対応した前記チャネル毎の受信状態に関
する情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴とす
る。

【０００９】請求項４に記載の放送受信装置は、放送回
線を介して複数のチャネルの放送を受信する放送受信装
置であって、通信回線を介して現在位置における前記チ
ャネル毎の受信状態に関する情報を受信する通信手段
と、前記通信手段が受信した前記チャネル毎の受信状態
に関する情報に関連付けられた映像および／または音声
を出力する受信状態出力手段とを備えることを特徴とす
る。

【００１０】請求項５に記載の放送受信装置は、請求項
４に記載の放送受信装置であって、前記通信回線におけ
る通信方式が、複数の階層を有する方式であり、前記受
信状態出力手段が、前記通信手段が受信可能な前記階層
の数に関連付けられた映像および／または音声をさらに
出力することを特徴とする。

【００１１】請求項６に記載の放送受信装置は、請求項
４または請求項５に記載の放送受信装置であって、さら
に、前記通信手段が、現在位置を表す情報を受信し、前
記通信手段が受信した前記現在位置を表す情報および前
記現在位置に対応した前記チャネル毎の受信状態に関す
る情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする。

【００１２】請求項７に記載の放送受信装置は、請求項
１から請求項６のいずれかに記載の放送受信装置であっ
て、前記チャネル毎の受信状態に関する情報が、現在位
置において受信可能なチャネルを表す情報を含むことを
特徴とする。

【００１３】請求項８に記載の放送受信装置は、請求項
１から請求項７のいずれかに記載の放送受信装置であっ
て、前記受信状態出力手段が、前記チャネル毎の受信状
態に関する情報のうち、現在位置において受信可能なチ
ャネルに係るものに関連付けられた映像および／または
音声のみを出力することを特徴とする。

【００１４】請求項９に記載の放送受信装置は、請求項
１から請求項８のいずれかに記載の放送受信装置であっ
て、前記チャネル毎の受信状態に関する情報が、前記現
在位置において受信可能なチャネルに対応する放送局名
を表す情報を含むことを特徴とする。

【００１５】請求項１０に記載の放送受信装置は、請求
項１から請求項９のいずれかに記載の放送受信装置であ
って、前記チャネル毎の受信状態に関する情報が、前記
現在位置において受信可能なチャネルにおける受信品質
を表す情報を含むことを特徴とする。

【００１６】

【発明の実施の形態】＜実施の形態１＞図１は本発明の
実施の形態１に係る放送受信装置１００の構成を示すブ
ロック図である。同図において、図９に示した要素と同
一の機能を有する要素に対しては同一符号をもって示し
ており、ここでの詳細な説明は省略する。１３は例えば
携帯電話等の携帯通信端末であり、通信回線１７を介し
て情報を送受信することができる。図１に示すように、
本実施の形態に係る放送受信装置１００は、携帯通信端
末１３を接続することが可能である。

【００１７】ここで、携帯通信端末１３によって受信さ
れる情報は、現在位置、即ち放送受信装置１００が設置
されている位置での、放送回線２を介した放送における
チャネル毎の受信状態に関する情報（以下、「放送受信
状態情報」と称する）である。

【００１８】例えば携帯電話やＰＨＳ、車載電話などの
携帯通信端末においてはその精度に差はあるものの一般
に、基地局との通信の遅延時間により基地局からの距離
を判定することができる。よって、理論上３つ以上の基
地局からの距離を得ることにより、当該携帯電話のそれ
ら基地局に対する相対的な位置を特定することができ
る。さらに、基地局それぞれの場所は既知であるので、
当該携帯電話の絶対的な位置を特定することができる。
よって、携帯電話は基地局（この場合、プライマリセル
などと呼ばれるメインの基地局）に特化した情報を得る
ことができる。これを利用することで、携帯通信端末１
３は現在位置の放送受信状態情報を得ることができる。

【００１９】１１および１２は、それぞれ、グラフィッ
クスジェネレータおよび音声ジェネレータであり、携帯
通信端末１３が受信した情報を受けて、それに基づいた
映像信号および音声信号を生成する。１５はグラフィッ
クスジェネレータ１１が生成した映像信号と、ビデオ受
信部６が生成した映像信号とを合成するブレンディング
回路であり、１６は音声ジェネレータ１２が生成した音
声信号と、音声受信部７が生成した音声信号とを合成す
るブレンディング回路である。

【００２０】次に動作について説明する。放送局Ａ、放
送局Ｂ等からの放送信号は、放送回線２を介して放送回
線Ｉ／Ｆ３で所定の方式に基づいて取り込まれる。高周
波増幅部４は、放送回線Ｉ／Ｆ３により取り込まれた信
号のうち、チャネル選択手段１０で選択された所望のチ
ャネルの信号のみを取り出して増幅する。そして周波数
変換部５において、高周波増幅部４で増幅された信号か
ら、映像データおよび音声データが取り出される。

【００２１】携帯通信端末１３は、現在位置の放送受信
状態情報を受信し、グラフィックスジェネレータ１１、
および音声ジェネレータ１２に送信する。グラフィック
スジェネレータ１１および音声ジェネレータ１２はそれ
ぞれ、その情報に基づいた映像信号および音声信号を生
成する。そして、ブレンディング回路１５よって、グラ
フィックスジェネレータ１１が生成した映像信号と、ビ
デオ受信部６が生成した映像信号とが合成され、また、
ブレンディング回路１６によって、音声ジェネレータ１
２が生成した音声信号と、音声受信部７が生成した音声
信号とが合成され、モニタ８およびスピーカ９により出
力される。

【００２２】従って、モニタ８およびスピーカ９は、放
送局１からの放送に係る情報と共に携帯通信端末１３に
より受信された放送受信状態情報を出力することができ
る。よって、ユーザは携帯通信端末１３が受信した放送
受信状態情報を映像あるいは音声により知ることがで
き、放送受信装置１００の設置場所において良好な受信
が可能なチャネルを素早くかつ容易に把握することがで
きる。

【００２３】図２は、本実施の形態に係る放送受信装置
のモニタの表示例を示す図である。ここで、携帯通信端
末１３が受信する放送受信状態情報は、現在位置におい
て受信可能なチャネルを表す情報を含むものとする。図
２の例では、現在位置において受信可能なチャネルの情
報が文字やキャラクター等の映像として、放送番組の映
像の任意の位置にオーバーレイされてモニタ８に表示さ
れる。また、現在位置において受信可能なチャネルの情
報を音声としてユーザに知らせるものであってもよい。
従って、ユーザは各チャネルのそれぞれが受信可能であ
るかどうかを画像あるいは音声により、素早くかつ容易
に知ることができる。

【００２４】＜実施の形態２＞実施の形態１において
は、モニタ８およびスピーカ９から、全てのチャネルに
係る放送受信状態情報を出力していた。しかし、ユーザ
にとっては受信不可能なチャネルに係る情報は不必要な
情報である。つまり、受信可能なチャネルを出力しさえ
すればよい。また、受信不可能なチャネルの情報をモニ
タ８あるいはスピーカ９から出力させることにより、か
えって混乱を招いてしまう恐れがある。

【００２５】そこで、本実施の形態においては、モニタ
８およびスピーカ９から出力する放送受信状態情報は、
現在地において受信可能なチャネルに関するもののみに
絞り込む。図３は実施の形態２に係る放送受信装置のモ
ニタの表示例を示す図であり、同図においてＣＨ２、Ｃ
Ｈ５〜７は受信不可能なチャネルである。なお、本実施
の形態に係る放送受信装置の構成は上記した実施の形態
１と同様であるので、説明は省略する。

【００２６】よって、本実施の形態に係る放送受信装置
によれば、ユーザは受信不可能なチャネルの情報に煩わ
されず、より簡単かつ迅速にチャネルの受信状態を把握
することができる。

【００２７】＜実施の形態３＞例えばＯＦＤＭのような
通信方式においては優先順位を有する複数の階層からな
る情報を送受信することができる。それにより、例えば
受信電波の状態が悪化した場合、重要度の高い情報を優
先的に受信することができる。

【００２８】本実施の形態においては、携帯通信端末１
３が通信を行う通信回線１７における通信方式が、例え
ばＯＦＤＭのように優先順位を有する複数の階層を有す
る方式であるとする。例えば、携帯通信端末１３で受け
るＯＦＤＭの情報に、チャネル毎の放送の番組表（ＥＰ
Ｇ）に係る情報や、現在位置において受信可能なチャネ
ルを表す情報等を含ませ、それぞれに優先順位を設ける
ことができる。

【００２９】図４は、実施の形態３に係る放送受信装置
のモニタの表示例を示す図である。ここでは、携帯通信
端末における通信方式をＯＦＤＭとし、現在位置におい
て受信可能なチャネルを表す情報が最も優先度の高い情
報であるとする。また、例えばＥＰＧ等の情報も、優先
度の低い情報として通信回線２を介して送られてきてい
るものとする。なお、本実施の形態に係る放送受信装置
の構成は上記した実施の形態１と同様であるので、説明
は省略する。

【００３０】図４の例においては、まず携帯通信端末１
３が受信した現在位置において受信可能なチャネルを表
す情報に基づいて、実施の形態２と同様に受信可能なチ
ャネルの情報のみをモニタ８に表示させている。また、
チャネル番号の横に示したキャラクターの表情は、その
チャネルに係る優先度の低い階層の情報のうち、受信で
きたもの数に対応している。図４の例では、ＣＨ１やＣ
Ｈ８においては優先度の低い情報が比較的多く受信でき
ている。ユーザは例えばＥＰＧを閲覧したい場合に、ど
のチャネルのＥＰＧが閲覧可能かを容易に判断すること
ができる。

【００３１】よって、本実施の形態に係る放送受信装置
によれば、ユーザはチャネル毎に、必要なレベルの階層
の情報を得ることができるかどうかを簡単に知ることが
できる。それにより、得ることのできない情報（つまり
受信不可能な情報）を閲覧しようとするような無駄な操
作を回避することができる。

【００３２】＜実施の形態４＞図５は、実施の形態４に
係る放送受信装置のモニタの表示例を示す図である。な
お、本実施の形態においては、放送受信状態情報が、現
在位置において受信可能なチャネルに対応する放送局名
を表す情報を含むものとする。なお、本実施の形態に係
る放送受信装置の構成は上記した実施の形態１と同様で
あるので、説明は省略する。

【００３３】図５に示すように、受信可能なチャネルに
対応する放送局名を表示させることで、ユーザはチャネ
ルの番号を意識することなしに、どの放送局の放送が受
信可能であるかを容易に判断することができる。

【００３４】＜実施の形態５＞図６は、実施の形態５に
係る放送受信装置のモニタの表示例を示す図である。な
お、本実施の形態においては、放送受信状態情報が、現
在位置において受信可能なチャネルにおける受信品質を
表す情報を含むものとする。なお、本実施の形態に係る
放送受信装置の構成は上記した実施の形態１と同様であ
るので、説明は省略する。

【００３５】図６において、チャネル番号の表示は、そ
れぞれのチャネル毎の受信品質（受信状態の良し悪し、
放送電波の強弱）に対応づけられた文字の太さや表示色
もしくは表示光の強さによって表示されている。つま
り、この例では、ＣＨ１およびＣＨ５の受信状態は良好
であり、ＣＨ２やＣＨ８の受信状態は比較的良くないこ
とを表している。

【００３６】よって、本実施の形態に係る放送受信装置
によれば、ユーザは容易にチャネル毎の受信品質を認識
することができる。

【００３７】＜実施の形態６＞図７は、実施の形態６に
係る放送受信装置１１０の構成を示すブロック図であ
る。同図において、図１に示した要素と同一の機能を有
する要素に対しては同一符号をもって示しており、ここ
での詳細な説明は省略する。１８は携帯通信端末３から
の情報を記憶するための記憶手段である。また、携帯通
信端末１３は放送受信状態情報と共に現在位置を表す情
報（現在位置情報）を受信し、放送受信装置１１０に送
信する。

【００３８】携帯通信端末１３は、受信した現在位置情
報およびその位置に対応した放送受信状態情報を放送受
信装置１１０に送信する。本実施の形態に係る放送受信
装置は、受信した現在位置情報およびその位置に対応し
た放送受信状態情報を、記憶手段１８に記憶すると共
に、該放送受信状態情報に基づいて上記実施の形態１〜
５に示したような動作を行うことができる。つまり、記
憶手段１８には過去の位置情報およびその場所における
放送受信状態情報が記憶されている。

【００３９】また記憶手段１８は、携帯通信端末１３か
らの現在位置情報が、既に記憶手段１８に記憶されてい
る過去の位置情報と一致する場合は、それに対応した過
去に記憶した放送受信状態情報をグラフィックスジェネ
レータ１１および音声ジェネレータ１２に出力する。言
い換えれば、過去の設置位置が再現された場合、携帯通
信端末１３により再度放送受信状態情報を受信すること
なく、その位置における放送受信状態情報を音声あるい
は映像として出力し、ユーザに提示することができる。

【００４０】よって、本実施の形態に係る放送受信端末
によれば、ユーザはさらに速やかにその場所における放
送受信状態情報を得ることができる。

【００４１】＜実施の形態７＞図８は、実施の形態７に
よる放送受信装置１２０の構成を示すブロック図であ
る。同図において、図１に示した要素と同一の機能を有
する要素に対しては同一符号をもって示しており、ここ
での詳細な説明は省略する。また１４は、通信回線１７
を介して情報のやり取りを行なう通信手段としての通信
回線Ｉ／Ｆ１４であり、放送受信装置１２０に内蔵され
ている。

【００４２】なお、動作については図１に示した放送受
信装置１００および携帯通信端末１３によるシステムと
同一であるので、ここでの詳細な説明は省略する。

【００４３】通信回線１７を介して情報のやり取りを行
なう通信手段を放送受信装置自身が持つことにより、ユ
ーザはより容易にその場所における放送受信状態情報を
得ることができる。

【００４４】

【発明の効果】請求項１に記載の放送受信装置によれ
ば、放送回線を介して複数のチャネルの放送を受信し、
通信回線を介して現在位置におけるチャネル毎の受信状
態に関する情報を受信する通信端末を接続可能な放送受
信装置において、通信端末が受信したチャネル毎の受信
状態に関する情報に関連付けられた映像および／または
音声を出力する受信状態出力手段を備えるので、ユーザ
は現在位置のチャネル毎の受信状態に関する情報を映像
および／または音声として容易に把握できる。よって、
放送受信装置の設置場所におけるチャネル毎の受信状態
を素早くかつ容易に把握することができる。

【００４５】請求項２に記載の放送受信装置によれば、
請求項１に記載の放送受信装置において、通信回線にお
ける通信方式が、複数の階層を有する方式であり、受信
状態出力手段が、通信端末が受信可能な階層の数に関連
付けられた映像および／または音声をさらに出力するの
で、ユーザはチャネル毎に、必要なレベルの階層の情報
を得ることができるかどうかを簡単に知ることができ
る。それにより、例えば得ることのできない情報（受信
不可能な階層の情報）を閲覧しようとするような無駄な
操作を回避することができる。

【００４６】請求項３に記載の放送受信装置によれば、
請求項１または請求項２に記載の放送受信装置におい
て、さらに、通信端末が受信した現在位置を表す情報お
よび現在位置に対応したチャネル毎の受信状態に関する
情報を記憶する記憶手段を備えるので、過去の設置位置
が再現された場合に、通信端末により再度チャネル毎の
受信状態に関する情報を受信することなく、その位置に
おけるチャネル毎の受信状態に関する情報を音声あるい
は映像として、ユーザに提示することができる。よっ
て、ユーザはさらに速やかにその場所におけるチャネル
毎の受信状態を把握することができる。

【００４７】請求項４に記載の放送受信装置によれば、
放送回線を介して複数のチャネルの放送を受信する放送
受信装置において、通信回線を介して現在位置における
チャネル毎の受信状態に関する情報を受信する通信手段
と、通信手段が受信したチャネル毎の受信状態に関する
情報に関連付けられた映像および／または音声を出力す
る受信状態出力手段とを備えるので、ユーザは現在位置
のチャネル毎の受信状態に関する情報を映像および／ま
たは音声として容易に把握できる。よって、放送受信装
置の設置場所におけるチャネル毎の受信状態を素早くか
つ容易に把握することができる。

【００４８】請求項５に記載の放送受信装置によれば、
請求項４に記載の放送受信装置において、通信回線にお
ける通信方式が、複数の階層を有する方式であり、受信
状態出力手段が、通信手段が受信可能な階層の数に関連
付けられた映像および／または音声をさらに出力するの
で、ユーザはチャネル毎に、必要なレベルの階層の情報
を得ることができるかどうかを簡単に知ることができ
る。それにより、例えば得ることのできない情報（受信
不可能な階層の情報）を閲覧しようとするような無駄な
操作を回避することができる。

【００４９】請求項６に記載の放送受信装置によれば、
請求項４または請求項５に記載の放送受信装置におい
て、さらに、通信手段が、現在位置を表す情報を受信
し、通信手段が受信した現在位置を表す情報および現在
位置に対応したチャネル毎の受信状態に関する情報を記
憶する記憶手段を備えるので、過去の設置位置が再現さ
れた場合に、通信手段により再度チャネル毎の受信状態
に関する情報を受信することなく、その位置におけるチ
ャネル毎の受信状態に関する情報を音声あるいは映像と
して、ユーザに提示することができる。よって、ユーザ
はさらに速やかにその場所におけるチャネル毎の受信状
態を把握することができる。

【００５０】請求項７に記載の放送受信装置によれば、
請求項１から請求項６のいずれかに記載の放送受信装置
において、チャネル毎の受信状態に関する情報が、現在
位置において受信可能なチャネルを表す情報を含むの
で、ユーザは現在位置において受信可能なチャネルを容
易に把握することができる。

【００５１】請求項８に記載の放送受信装置によれば、
請求項１から請求項７のいずれかに記載の放送受信装置
において、受信状態出力手段が、チャネル毎の受信状態
に関する情報のうち、現在位置において受信可能なチャ
ネルに係るものに関連付けられた映像および／または音
声のみを出力するので、ユーザは受信不可能なチャネル
の情報に煩わされず、より簡単かつ迅速にチャネル毎の
受信状態を把握することができる。

【００５２】請求項９に記載の放送受信装置によれば、
請求項１から請求項８のいずれかに記載の放送受信装置
において、チャネル毎の受信状態に関する情報が、現在
位置において受信可能なチャネルに対応する放送局名を
表す情報を含むので、ユーザはチャネルの番号を意識す
ることなしに、どの放送局の放送が受信可能であるかを
容易に判断することができる。

【００５３】請求項１０に記載の放送受信装置によれ
ば、請求項１から請求項９のいずれかに記載の放送受信
装置において、チャネル毎の受信状態に関する情報が、
現在位置において受信可能なチャネルにおける受信品質
を表す情報を含むので、ユーザは容易にチャネル毎の受
信品質を認識することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施の形態１に係る放送受信装置の構成を示
すブロック図である。

【図２】 実施の形態１に係る放送受信装置のモニタの
表示例を示す図である。

【図３】 実施の形態２に係る放送受信装置のモニタの
表示例を示す図である。

【図４】 実施の形態３に係る放送受信装置のモニタの
表示例を示す図である。

【図５】 実施の形態４に係る放送受信装置のモニタの
表示例を示す図である。

【図６】 実施の形態５に係る放送受信装置のモニタの
表示例を示す図である。

【図７】 実施の形態６に係る放送受信装置の構成を示
すブロック図である。

【図８】 実施の形態７による放送受信装置の構成を示
すブロック図である。

【図９】 従来の放送受信装置の構成を示すブロック図
である。

【符号の説明】

１ 放送局、２ 放送回線、３ 放送回線Ｉ／Ｆ、４
高周波増幅器、５ 周波数変換器、６ ビデオ受信部、
８ モニタ、９ スピーカ、１０ チャネル選択手段、
１１ グラフィックスジェネレータ、１２ 音声ジェネ
レータ、１３携帯通信端末、１４ 通信回線Ｉ／Ｆ、１
５，１６ ブレンディング回路、１８記憶手段、１０
０，１１０，１２０ 放送受信装置。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 放送回線を介して複数のチャネルの放送
   を受信し、通信回線を介して現在位置における前記チャ
   ネル毎の受信状態に関する情報を受信する通信端末を接
   続可能な放送受信装置であって、 前記通信端末が受信した前記チャネル毎の受信状態に関
   する情報に関連付けられた映像および／または音声を出
   力する受信状態出力手段を備える、ことを特徴とする放
   送受信装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の放送受信装置であっ
   て、 前記通信回線における通信方式が、複数の階層を有する
   方式であり、 前記受信状態出力手段が、前記通信端末が受信可能な前
   記階層の数に関連付けられた映像および／または音声を
   さらに出力する、ことを特徴とする放送受信装置。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の放送受
   信装置であって、さらに、 前記通信端末が受信した現在位置を表す情報および前記
   現在位置に対応した前記チャネル毎の受信状態に関する
   情報を記憶する記憶手段を備える、ことを特徴とする放
   送受信装置。
4. 【請求項４】 放送回線を介して複数のチャネルの放送
   を受信する放送受信装置であって、 通信回線を介して現在位置における前記チャネル毎の受
   信状態に関する情報を受信する通信手段と、 前記通信手段が受信した前記チャネル毎の受信状態に関
   する情報に関連付けられた映像および／または音声を出
   力する受信状態出力手段とを備える、ことを特徴とする
   放送受信装置。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の放送受信装置であっ
   て、 前記通信回線における通信方式が、複数の階層を有する
   方式であり、 前記受信状態出力手段が、前記通信手段が受信可能な前
   記階層の数に関連付けられた映像および／または音声を
   さらに出力する、ことを特徴とする放送受信装置。
6. 【請求項６】 請求項４または請求項５に記載の放送受
   信装置であって、さらに、 前記通信手段が、現在位置を表す情報を受信し、 前記通信手段が受信した前記現在位置を表す情報および
   前記現在位置に対応した前記チャネル毎の受信状態に関
   する情報を記憶する記憶手段を備える、ことを特徴とす
   る放送受信装置。
7. 【請求項７】 請求項１から請求項６のいずれかに記載
   の放送受信装置であって、 前記チャネル毎の受信状態に関する情報が、現在位置に
   おいて受信可能なチャネルを表す情報を含む、ことを特
   徴とする放送受信装置。
8. 【請求項８】 請求項１から請求項７のいずれかに記載
   の放送受信装置であって、 前記受信状態出力手段が、前記チャネル毎の受信状態に
   関する情報のうち、現在位置において受信可能なチャネ
   ルに係るものに関連付けられた映像および／または音声
   のみを出力する、ことを特徴とする放送受信装置。
9. 【請求項９】 請求項１から請求項８のいずれかに記載
   の放送受信装置であって、 前記チャネル毎の受信状態に関する情報が、前記現在位
   置において受信可能なチャネルに対応する放送局名を表
   す情報を含む、ことを特徴とする放送受信装置。
10. 【請求項１０】 請求項１から請求項９のいずれかに記
    載の放送受信装置であって、 前記チャネル毎の受信状態に関する情報が、前記現在位
    置において受信可能なチャネルにおける受信品質を表す
    情報を含む、ことを特徴とする放送受信装置。