JPH10178657A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH10178657A
JPH10178657A JP8337973A JP33797396A JPH10178657A JP H10178657 A JPH10178657 A JP H10178657A JP 8337973 A JP8337973 A JP 8337973A JP 33797396 A JP33797396 A JP 33797396A JP H10178657 A JPH10178657 A JP H10178657A
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Application number
JP8337973A
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English (en)
Inventor
Akifumi Tabata
彰文 田畑
Katsuyuki Watanabe
克行 渡辺
Kazuaki Hori
和昭 堀
Tomoyuki Nonaka
智之 野中
Hideo Nishijima
英男 西島
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】色信号の飽和度で信号レベルが変化する低域変
換色信号とFM輝度信号を周波数多重した再生信号と記
録信号を1個のA/D変換器で兼用化する。 【解決手段】記録のための入力信号及び磁気ヘッドから
の再生信号をスイッチ回路で選択してA/D変換器に供
給するようにする、かつ磁気ヘッドからの再生信号であ
る周波数多重されたFM輝度信号と低域変換色信号のレ
ベルが所望のレベルになるよう制御することで解決でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンポジットビデ
オ信号を記録再生することができる磁気記録再生装置に
係り、特にVTRの映像信号処理部をデジタル信号処理
回路で実現する磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用の据置型ビデオテープレコーダ
(以下、据置型VTRという)は、入力されたコンポジ
ットビデオ信号を輝度信号と色信号とに分離した後に、
輝度信号をFM変調信号に変換し、色信号を低域変換色
信号に変換し、これらを周波数多重して磁気テープに記
録する構成となっている。また、撮像素子からの信号を
VTR部で記録するカメラ一体型VTR(以下、カムコ
ーダーという)においては、輝度信号と色信号が独立に
VTR部側に送られてくるが、その後、磁気テープに記
録するまでの処理は前述した家庭用VTRと同様であ
る。
【0003】従来、このようなVTRにおける映像信号
処理は、その殆どがアナログ信号処理回路で実現されて
きたが、最近になって、カムコーダーやS−VHS規格
の据置型VTRにおいて、映像信号処理をデジタル信号
処理回路で構成したものが製品化されるようになってき
た。
【0004】特にカムコーダーにおいては、特開平7−
264627号公報に開示されているように、従来はカ
メラ部とビデオ部で各々必要であった1H遅延回路を兼
用化し、低コストを図るシステムが提案されている。前
記特許公報に開示されたシステムでは、1H遅延回路を
兼用化するために、記録時には撮像素子から出力される
色差線順次信号の垂直同期化を行い、再生時には再生ビ
デオ信号のノイズ処理を行うように切り替えて用いる工
夫が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平7−2
64627号公報に開示された発明は、1H遅延回路を
カメラ部とVTR部で兼用化することで1H遅延回路の
数を低減しているので低コスト化を図る点で有効であ
る。しかしながら、更にコストへの影響が大きい(高
い)A/D変換器に関しては考慮されておらず、再生し
た色信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器
が、記録における撮像素子からの信号もしくは再生にお
ける輝度信号をデジタル信号に変換するためのA/D変
換器とは別に必要である。
【0006】このように、記録における撮像素子からの
信号もしくは再生における輝度信号をデジタル信号に変
換するためのA/D変換器と、再生における色信号をデ
ジタル信号に変換するためのA/D変換器が各々設ける
と、コスト面で不利であるという問題がある。
【0007】また、前記したA/D変換器を1個にする
ために、磁気テープから再生されて周波数多重されてい
るFM輝度信号と低域変換色信号を分離しないでA/D
変換器に入力すると、磁気テープ及び磁気ヘッドあるい
は記録再生アンプの特性のばらつきでA/D変換器に入
力される信号レベルがばらついてしまい、A/D変換器
を含むデジタル信号処理における量子化雑音の影響を無
視できるようなA/D変換器への入力レベルを設定する
ことが困難になる。
【0008】図14は、NTSC方式の8ミリビデオ規
格のFM輝度信号の周波数アロケーションと低域変換色
信号の周波数の関係を示している。31はFM輝度信号
であり、シンク先端の周波数が4.2Mhz、白100%の
周波数が5.4Mhzに分布している。32は低域変換色
信号であり、725Khzに周波数多重されている。輝度
信号はFM変調信号であるためレベルは常に一定である
が、色信号は低域変換されたAM変調信号のために、色
信号の飽和度によりレベルが変化し、飽和度が高いとき
は参照符号32、飽和度が低いときは参照符号33で示
すスペクトルを有する。従って、色信号の飽和度が高い
ときの信号のエンベロープは図15(a)に示すように
なり、飽和度が低いときの信号のエンベロープ(b)に
比べて大きくなってしまう。A/D変換器の入力信号レ
ベルを一定にすることを目的に、磁気テープから再生さ
れたFM輝度信号と低域変換色信号が周波数多重されて
いる信号を一定のレベルなるように制御すると、その結
果は、図15(c)〜(f)に示すように、FM輝度信
号レベル及び低域変換色信号の基準信号となるバースト
信号レベルが、色信号の飽和度が高いほ小さくなってし
まい、レベルを一定にすることができない。尚、8ミリ
ビデオ規格では、低域変換色信号とFM輝度信号との間
にFM音声信号が周波数多重されているが、ここでは説
明を省略している。
【0009】本発明の目的は、前記問題を解決し、低価
格なVTRを実現可能とする磁気記録再生装置の映像信
号処理回路を提供することにある。具体的には、記録信
号と再生信号を1個のA/D変換器によってA/D変換
処理できるようにすることにある。
【0010】本発明の他の目的は、デジタル信号処理に
おいて量子化雑音の影響を受けやすい低域変換色信号の
S/N劣化を低減することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、再生信号からF
M輝度信号を分離する手段を簡易化することにある。具
体的には、レベル制御を施すためのFM輝度信号の分離
に専用のフィルタの新設を不要にすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、FM変調した
FM輝度信号と低域変換した低域変換色信号とを周波数
多重して磁気ヘッドにより磁気テープに記録再生する磁
気記録再生装置において、映像信号処理回路を構成する
デジタルプロセッサーと、記録するための入力信号及び
磁気ヘッドからの再生信号を選択するスイッチ回路と、
前記スイッチ回路により選択された信号をデジタル信号
に変換して前記デジタルプロセッサーに入力するA/D
変換器と、FM輝度信号と低域変換色信号が周波数多重
された磁気ヘッドからの再生信号のうちのFM輝度信号
のレベルを所望のレベルになるように制御すると共にF
M輝度信号と低域変換色信号を周波数多重した信号の状
態で前記A/D変換器に入力する再生信号処理回路を設
けることにより、回路規模を小さく押さえて低価格な信
号処理回路を構成するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明になるカムコーダーの信号
処理回路を示している。カムコーダーには、大きく分け
て、カメラ記録モード,外部信号記録モード,再生モー
ドの3つのモードがある。
【0015】まず、第1に、カメラ記録モードについて
説明する。撮像素子(最近ではCCD=charge Couplle
d Device の略、固体撮像素子が一般的に使用される)
5からの信号は、モード設定スイッチ(図示省略)と連
動するスイッチ回路6を介してA/D変換器7に入力し
てデジタル信号に変換する。A/D変換器7の出力信号
はデジタルプロセッサーで構成されるカメラ信号処理回
路8によって処理して輝度信号と色信号に分ける。
【0016】輝度信号は、デジタルプロセッサーで構成
されるビデオ信号処理回路22において、前記モード設
定スイッチと連動するスイッチ回路12を介して輝度信
号処理回路14に送り、輝度信号処理によってFM変調
した記録FM輝度信号をD/A変換器17でアナログ信
号に変換して記録再生アンプ2に送る。モニタテレビに
出力するモニタ出力信号は、D/A変換器16でアナロ
グ信号に変換して端子20に出力する。
【0017】一方、色信号は、前記モード設定スイッチ
に連動するスイッチ回路13を介し色信号処理回路15
に送り、色信号処理によって低域変換色信号に変換した
後にD/A変換器19でアナログ信号に変換して記録再
生アンプ2に送り、前記したFM信号と周波数多重して
磁気ヘッド1に記録電流として供給する。モニタテレビ
に出力するモニタ出力信号は、D/A変換器18でアナ
ログ信号に変換して端子21に出力する。
【0018】次に、外部入力記録モードについて説明す
る。入力端子4から入来したコンポジットビデオ信号
は、スイッチ回路6を介してA/D変換器7に入力して
デジタル信号に変換する。A/D変換器7の出力は、Y
C分離回路9で輝度信号と色信号に分離してそれぞれス
イッチ12,13を介して輝度信号処理回路14及び色
信号処理回路15に送る。その後の処理は前述したカメ
ラ記録モードと同様である。
【0019】次に、再生モードについて説明する。磁気
ヘッド1で再生した信号は記録再生アンプ2で十分に増
幅した後に、記録媒体の記録再生特性等により変化した
信号レベルを所望の値にする再生信号処理回路3によ
り、所望の信号レベルに制御する。所望の信号レベルに
制御した再生信号は、スイッチ回路6を介してA/D変
換器7に入力してデジタル信号に変換する。このA/D
変換器7の出力信号は、FM輝度信号処理回路10と低
域変換色信号フィルタ(C-LPF)11でそれぞれ分離処理
する。特にFM輝度信号は、FM信号処理回路10でビ
デオ信号に復調する。FM信号処理回路10と低域色信
号フィルタ11の出力信号は、スイッチ回路12,13
を介して輝度信号処理回路14及び色信号処理回路15
に送って再生処理し、D/A変換器16,18でアナロ
グ信号に変換して端子20,21に再生輝度信号と再生
色信号として出力する。
【0020】以上、カムコーダーの信号処理回路の概略
を説明したが、次に、従来は2個使用していたA/D変
換器を1個にするための構成に関して詳しく説明する。
この実施形態では、図1に示すように、A/D変換器7
の前段にスイッチ回路6を設け、再生時に記録再生アン
プ2から出力される周波数多重されたFM輝度信号と低
域変換色信号のうち、FM輝度信号のレベルを再生信号
処理回路3で常に所望のレベルに制御し、FM輝度信号
と低域変換色信号を周波数多重した信号の状態でA/D
変換器7に入力するように構成している。
【0021】図2は前記再生信号処理回路3の一実施形
態を示し、図3はこの再生信号処理回路3におけるフィ
ルタの動作特性を示している。図2において、41は再
生信号処理回路3の入力端、42は出力端、43はレベ
ル制御回路、44はレベル検出回路、45はフィルタで
ある。フィルタ45は、図3に参照符号34で示すよう
に、再生された信号から低域変換色信号32を除去する
ような特性である。
【0022】レベル制御回路43は入力端41から入力
した再生信号の信号レベルを制御して出力端42に出力
する。フィルタ45は、レベル制御回路43から出力さ
れる再生信号から低域変換色信号32を除去してFM輝
度信号31のみをレベル検出回路44に入力する。レベ
ル検出回路44は、入力されるFM輝度信号31の信号
レベルを検出し、この信号レベルが所望の値となるよう
にレベル制御回路43を制御する。
【0023】これにより、レベル制御回路43は、FM
輝度信号及び低域変換色信号の基準信号であるバースト
信号のレベルを所望のレベルにすることができる。そし
て、このように、FM輝度信号の信号レベルを検出して
再生信号のレベルを制御するようにすれば、図14,図
15を参照して説明したように、色信号の飽和度が変化
しても、A/D変換器7に入力する信号のレベルは変化
することがない。
【0024】このようにすれば、A/D変換器7を記録
と再生で兼用することができ、また、A/D変換器を1
個にすることができるので、コストの低減,消費電力の
低減及び実装面積の低減を実現することができる。
【0025】図4は、再生信号処理回路3の別の実施形
態を示している。図4において、41は再生信号処理回
路3の入力端、42は出力端、43はレベル制御回路、
44はレベル検出回路、46はレベル検出回路44を制
御する制御信号入力端である。制御信号入力端子46か
ら入力する制御信号は、低域変換色信号が存在しない期
間を示す信号として、この制御信号によりレベル検出回
路44はFM輝度信号のみに応動するようにする。制御
信号入力端46に入力する制御信号としては、例えば、
水平同期信号期間や垂直同期信号期間などの信号を用い
ることができる。
【0026】このような再生信号処理回路3において
も、レベル検出回路44は、FM輝度信号にのみ応動し
てレベル制御回路43を制御するので、FM輝度信号及
び低域変換色信号の基準信号であるバースト信号のレベ
ルを所望のレベルにすることができる。これにより、A
/D変換器7を記録と再生で兼用することができ、ま
た、A/D変換器を1個にすることができる。
【0027】図5は、再生信号処理回路3の別の実施形
態を示している。図5において、41は再生信号処理回
路3の入力端、42は出力端、43はレベル制御回路、
44はレベル検出回路、47は再生信号から低域変換色
信号を除去してFM輝度信号を取り出すフィルタ、48
はFM輝度信号を除去して低域変換色信号を取り出すフ
ィルタ、49は加算器である。
【0028】レベル制御回路43及びレベル検出回路4
4には低域変換色信号が除去されたFM輝度信号が入力
されるために、レベル制御回路43は、所望の信号レベ
ルに制御したFM輝度信号を出力して加算器49に供給
することができる。一方、フィルタ48は、FM輝度信
号を除去して、低域変換色信号のみを加算器49に供給
する。従って、加算器49は、前述したFM輝度信号と
低域変換色信号を周波数多重して出力端42に出力する
ことができる。
【0029】このような構成においても、FM輝度信号
及び低域変換色信号の基準信号であるバースト信号のレ
ベルを所望の信号レベルにすることができるので、A/
D変換器7を記録と再生で兼用することができ、また、
A/D変換器を1個にすることができる。
【0030】図6(a)は再生信号のスペクトルを示し
ており、31はFM輝度信号、32は低域変換色信号で
ある。この再生信号を、図5に示す構成の再生信号処理
回路3において、加算器49におけるFM輝度信号と低
域変換色信号の加算比を変えて、例えば図6(b)に示
すように色信号の加算比を高く設定して加算すること
で、デジタル信号処理において量子化雑音の影響を受け
易い低域変換色信号のS/N劣化を低減することができ
る。
【0031】再生信号処理回路3において、FM輝度信
号と低域変換色信号が周波数多重されている再生信号を
一旦分離して再度加算する構成では、FM輝度信号と低
域変換色信号を分離するフィルタの特性が重要である。
図7はフィルタの数を減らしつつ特性を確保する構成の
実施形態を示し、図8はその動作特性を示している。
【0032】入力端41に入力された再生信号をFM輝
度信号と低域変換色信号に分離する手段は、図8に参照
符号35で示す特性のフィルタ47と、再生信号から前
記フィルタ47の出力信号(FM輝度信号)を減算する
減算器53で構成する。この回路構成によれば、減算器
53の出力特性は、図8に参照符号36で示す特性とな
る。仮に、レベル制御回路43の利得がゼロdBとする
と、加算器49の出力信号は、入力端41から入力され
た再生信号と同じ特性の信号となる。このようなな構成
の再生信号処理回路3とすることで、フィルタの数を低
減することができ、また、フィルタの次数をも低減する
ことができる。
【0033】図7に示した実施形態は、図8に参照符号
35で示した特性を有するフィルタ47と減算器53で
構成したが、図9に示すように、図8に参照符号36で
示した特性を有するフィルタ48と減算器54で構成し
ても同様の特性を得ることができる。
【0034】図10は、再生信号処理回路3の更に別の
実施形態を示し、図11はその動作特性を示している。
図10において、41は再生信号処理回路3の入力端、
42は出力端、43はレベル制御回路、44はレベル検
出回路、55は再生信号から低域変換色信号を除去して
FM輝度信号を取り出し、磁気テープ及び記録再生ヘッ
ド系での周波数特性劣化を補正する再生FM等化回路、
48はFM輝度信号を除去して低域変換色信号を取り出
すフィルタ、49は加算器である。
【0035】一般に、家庭用VTRの磁気テープ及び記
録再生ヘッド系では周波数特性が劣化するので、これを
補正するために再生FM等化回路が必要である。再生信
号からFM輝度信号を分離する手段は、図11に参照符
号57で示すような特性を有する再生FM等化回路55
で構成している。このように構成することで、フィルタ
を新設することなく、再生信号からのFM輝度信号の分
離を実現することができる。
【0036】この実施形態においても、FM輝度信号及
び低域変換色信号の基準信号であるバースト信号のレベ
ルを所望のレベルに制御することができるので、A/D
変換器7を記録と再生で兼用することができ、また、A
/D変換器を1個にすることができる。
【0037】図12は、再生信号処理回路3の更に別の
実施形態を示している。図12において、41は再生信
号処理回路3の入力、42は出力であり、43はレベル
制御回路、44はレベル検出回路、47は再生信号のう
ち低域変換色信号を除去してFM輝度信号を取り出すフ
ィルタ、48はFM輝度信号を除去して低域変換色信号
を取り出すフィルタ、51はレベル制御回路、52はレ
ベル検出回路、53はレベル検出回路52を制御する制
御信号入力端子、49は加算器である。
【0038】レベル制御回路43及びレベル検出回路4
4はフィルタ47によって低域変換色信号を除去したF
M輝度信号を入力するために、レベル制御回路43は所
望のレベルに制御したFM輝度信号を出力して加算器4
9に供給することができる。
【0039】一方、レベル制御回路51及びレベル検出
回路52は、フィルタ48によってFM輝度信号を除去
した低域変換色信号を入力する。制御信号入力端子46
からは、低域変換色信号の基準信号であるバースト信号
期間を示す制御信号を入力することにより、レベル検出
回路52の動作期間を制御する。これにより、レベル制
御回路51は、所望の信号レベルに制御した低域変換色
信号を出力して加算器49に供給することができるよう
になる。そして加算器49は、所望の信号レベルに制御
した低域変換色信号と前述したFM輝度信号とを周波数
多重して出力端42に出力する。
【0040】この実施形態においては、FM輝度信号及
び低域変換色信号の基準信号であるバースト信号のレベ
ルを所望の信号レベルにすることができるので、A/D
変換器7を記録と再生で兼用することができ、また、A
/D変換器を1個にすることができる。
【0041】本発明は、据置型VTRや8ミリビデオ規
格及びS−VHS規格のVTRでも同様に実施すること
ができる。
【0042】図13は、本発明になる据置型VTRの信
号処理回路の実施形態を示している。図1に示した実施
形態の構成手段と同一機能の構成手段には同一の参照符
号を付して重複する説明は省略する。図12において、
61,62,63は、記録と再生で切り替わるスイッチ
回路である。このスイッチ回路61〜63は、モード設
定スイッチに連動して切り替わる。記録時は、図1で説
明した外部信号記録モードと同じ働きをし、再生時も図
1で説明した再生モードと同じ働きをする。
【0043】このように、据置型VTRにおける信号処
理でも同様の構成により、A/D変換器7を記録と再生
で兼用することができ、また、A/D変換器を1個にす
ることができるので、コストの低減,消費電力の低減及
び実装面積の低減を実現することができる。
【0044】前述した各実施形態において、2つのデジ
タルプロセッサー,再生信号処理回路及びA/D変換器
のうちの複数個、特にビデオ信号処理回路を構成するデ
ジタルプロセッサーとA/D変換器を1個のLSIに集
積化することにより、これらの実装作業と実装面積を著
しく低減することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、記録するための入力信
号及び磁気ヘッドからの再生信号を選択するスイッチ回
路と、このスイッチ回路により選択した信号をデジタル
信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換器を介
してデジタルプロセッサーに供給し、かつ磁気ヘッドか
らの再生信号である周波数多重されたFM輝度信号と低
域変換色信号のレベルが所望のレベルになるように制御
する手段を設け、かつFM輝度信号と低域変換色信号を
周波数多重したままの信号を前記A/D変換器に入力す
る構成としたことにより、使用するA/D変換器を1個
で実現することができ、コスト低減に大きな効果が得ら
れると共に消費電力の低減の効果も得られる。
【0046】また、再生信号を、一旦、FM輝度信号と
低域変換色信号に分離し、FM輝度信号と低域変換色信
号のレベルを所望のレベルになるよう制御した後に再度
FM輝度信号と低域変換色信号を周波数多重する構成に
し、かつFM輝度信号より低域変換色信号の加算比を高
くして周波数多重する構成とすることで、使用するA/
D変換器を1個で実現することができ、コスト低減に大
きな効果が得られると共に、デジタル信号処理において
量子化雑音の影響を受けやすい低域変換色信号のS/N
劣化を低減することもできる。
【0047】また、再生信号からFM輝度信号を分離す
る手段として、磁気テープや記録再生ヘッド系の周波数
劣化を補正する再生FM等化回路を利用することで、新
たにフィルタを設けなくても実現することができる効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるカムコーダーの信号処理回路のブ
ロック図である。
【図2】図1に示したカムコーダーにおける再生信号処
理回路の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】図2に示したフィルタの特性図である。
【図4】図1に示したカムコーダーにおける再生信号処
理回路の他の実施形態を示すブロック図である。
【図5】図1に示したカムコーダーにおける再生信号処
理回路の更に他の実施形態を示すブロック図である。
【図6】図5に示した再生信号処理回路の動作説明図で
ある。
【図7】図1に示したカムコーダーにおける再生信号処
理回路の更に他の実施形態を示すブロック図である。
【図8】図7及び図9に示す再生信号処理回路における
フィルタの特性図である。
【図9】図1に示したカムコーダーにおける再生信号処
理回路の更に他の実施形態を示すブロック図である。
【図10】図1に示したカムコーダーにおける再生信号
処理回路の更に他の実施形態を示すブロック図である。
【図11】図10に示した再生信号処理回路における再
生等化回路及びフィルタの特性図である。
【図12】図1に示したカムコーダーにおける再生信号
処理回路の更に他の実施形態を示すブロック図である。
【図13】本発明になる据置型VTRの信号処理回路の
ブロック図である。
【図14】NTSC方式の8ミリビデオ規格のFM輝度
信号の周波数アロケーションと色信号の飽和度が変化し
た場合のスペクトルの変化を示す特性図である。
【図15】色信号の飽和度が変化した場合の信号レベル
の変化を示す信号波形図である。
【符号の説明】
1…磁気ヘッド、2…記録再生アンプ、3…再生信号処
理回路、5…撮像素子、7…A/D変換器、8…カメラ
信号処理回路、6,12,13,61,62,63…ス
イッチ回路、22…ビデオ信号処理回路、43,51…
レベル制御回路、44,52…レベル検出回路、45,
47,48…フィルタ、49…加算器、53,54…減
算器、55…再生FM等化回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 克行 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所マルチメディアシステム開発 本部内 (72)発明者 堀 和昭 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 野中 智之 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所マルチメディアシステム開発 本部内 (72)発明者 西島 英男 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所マルチメディアシステム開発 本部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FM変調したFM輝度信号と低域変換した
    低域変換色信号とを周波数多重して磁気ヘッドにより磁
    気テープに記録再生する磁気記録再生装置において、 映像信号処理回路を構成するデジタルプロセッサーと、
    記録するための入力信号及び磁気ヘッドからの再生信号
    を選択するスイッチ回路と、前記スイッチ回路により選
    択された信号をデジタル信号に変換して前記デジタルプ
    ロセッサーに入力するA/D変換器と、FM輝度信号と
    低域変換色信号が周波数多重された磁気ヘッドからの再
    生信号のうちのFM輝度信号のレベルを所望のレベルに
    なるように制御すると共にFM輝度信号と低域変換色信
    号を周波数多重した信号の状態で前記A/D変換器に入
    力する再生信号処理回路を設けたことを特徴とする磁気
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記再生信号処理回路
    は、再生信号の信号レベルを制御するレベル制御回路
    と、前記レベル制御回路の出力信号から低域変換色信号
    を除去してFM輝度信号を通過させるフィルタと、フィ
    ルタから出力されるFM輝度信号の信号レベルに応じて
    前記レベル制御回路を制御するレベル検出回路をそなえ
    たことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記再生信号処理回路
    は、FM輝度信号と低域変換色信号が周波数多重された
    再生信号を入力して磁気テープ及びヘッド系での周波数
    特性劣化を補正したFM輝度信号を出力するFM等化手
    段と、前記FM等化手段から出力されるFM輝度信号の
    レベルが所望のレベルになるよう制御するレベル制御手
    段と、前記レベル制御手段から出力されるFM輝度信号
    と再生信号から分離した低域変換色信号を周波数多重し
    た信号の状態で前記A/D変換器に入力する加算手段を
    設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記再生信号処理回路
    は、レベル制御回路と該レベル制御回路を制御するレベ
    ル検出回路を備え、前記レベル検出回路は低域変換色信
    号が存在しない期間のみ動作して信号レベルを検出する
    ようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記再生信号処理回路
    は、再生信号をFM輝度信号と低域変換色信号に分離
    し、分離したFM輝度信号をレベル制御回路とレベル検
    出回路によって所望のレベルになるよう制御した後に、
    再度、FM輝度信号と低域変換色信号を周波数多重する
    構成としたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記、再生信号処理回
    路は、再生信号をFM輝度信号と低域変換色信号に分離
    してFM輝度信号を所望のレベルになるよう制御した後
    に、FM輝度信号より低域変換色信号の加算比を高くし
    て周波数多重する構成としたことを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】FM変調したFM輝度信号と低域変換した
    低域変換色信号とを周波数多重して磁気ヘッドにより磁
    気テープに記録再生する磁気記録再生装置において、 記録するための入力信号及び磁気ヘッドからの再生信号
    を選択するスイッチ回路と、前記スイッチ回路により選
    択された信号をデジタル信号に変換するA/D変換器
    と、前記A/D変換器を介して信号を入力するデジタル
    プロセッサーと、磁気ヘッドからの再生信号である周波
    数多重されたFM輝度信号と低域変換色信号の各々の信
    号レベルを所望のレベルになるように制御すると共にF
    M輝度信号と低域変換色信号を周波数多重した状態の信
    号で前記A/D変換器に入力する再生信号処理回路を設
    けたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記再生信号処理回路
    は、再生信号をFM輝度信号と低域変換色信号に分離
    し、分離されたFM輝度信号をレベル制御回路とレベル
    検出回路により所望のレベルになるように制御し、分離
    された低域変換色信号をレベル制御回路とレベル検出回
    路により所望のレベルになるように制御し、レベル制御
    したFM輝度信号と低域変換色信号を周波数多重するよ
    うにしたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、前記再生信号処理回路
    は、再生信号をFM輝度信号と低域変換色信号に分離
    し、分離されたFM輝度信号をレベル制御回路とレベル
    検出回路により所望のレベルになるように制御し、分離
    された低域変換色信号をレベル制御回路とレベル検出回
    路により所望のレベルになるように制御し、レベル制御
    した両信号をFM輝度信号より低域変換色信号の加算比
    を高くして周波数多重するようにしたことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】請求項1または7において、前記デジタ
    ルプロセッサー及びA/D変換器を1個のLSIに集積
    化したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】請求項1または7において、前記スイッ
    チ回路は、撮像素子からの信号と外部入力信号と再生信
    号処理回路からの再生信号を選択的にA/D変換器に入
    力することを特徴とする磁気記録再生装置。
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