JPH08315165A - レイアウト修正装置 - Google Patents

レイアウト修正装置

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JPH08315165A
JPH08315165A JP7122878A JP12287895A JPH08315165A JP H08315165 A JPH08315165 A JP H08315165A JP 7122878 A JP7122878 A JP 7122878A JP 12287895 A JP12287895 A JP 12287895A JP H08315165 A JPH08315165 A JP H08315165A
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frame
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Application number
JP7122878A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Otake
正敏 大竹
Hideaki Nakayama
英昭 中山
Satoru Nagayama
悟 永山
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】GUIを用いてコマ枠の拡大縮小に関する修正
を容易に行うレイアウト修正装置を提供する。 【構成】オペレータが対話型入力手段5を操作すると、
表示手段はコマ枠変更画面を表示する。オペレータがカ
ーソルccを点sに重ねてこれを選択し点ssに移動す
ると、コマ枠bbは点xを固定点として拡大される。次
に、オペレータは修正の後のコマ枠bbを確認して、修
正が正しければ、カーソルccを実行の領域201に重
ねこれを選択し、修正が誤っていればカーソルccをキ
ャンセルの領域202に重ねこれを選択する。実行を選
択した場合には、CPU1が記憶手段7にアクセスし
て、そこに格納されている組版ルールを読み出す。そし
て、CPU1は、修正後のコマ枠bbと第1,第2の組
版規則とを先に得られた組版結果に適用して、修正処理
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示枠内に配置された
文字情報のレイアウトを修正する場合に、表示枠そのも
のを拡大縮小するのに好適なレイアウト修正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】チラシやカタログのように複雑な段組を
有する印刷物を作成する際には、コンピュータを用いた
レイアウトデザイン装置により、そのディスプレイ画面
上でレイアウトのシュミレーションを行い印刷物のデザ
インを検討していた。また、チラシやカタログ等におい
て、そこに掲載される商品は、印刷物全体を分割した複
数のコマ(領域)に夫々配置されるが、そのコマの割り
振りは、定型的な書式で行われることが多い。例えば、
図9に示す場合では、コマA〜Fに各商品が定型的に配
置される。以下、印刷物全体におけるコマの割振り書式
を「コマ割りパターン」と呼び、定型的なコマ割りパタ
ーンを「基本コマ割りパターン」と呼ぶ。
【0003】一般に、レイアウトデザイン装置において
は、複数の基本コマ割りパターンを予め用意しておき、
デザインの対象によって、基本コマ割りパターンを選択
できるようにしている。例えば、カタログの場合には、
何ページ目をレイアウトするかによって、選択される基
本コマ割りパターンが決定され、原則的にはそのコマ割
り沿って商品のレイアウトが行われる。
【0004】ところで、印刷物に掲載される商品は、商
品の写真等の画像情報と、その名称や値段等の文字情報
とによって構成される。例えば、あるコマについての文
字情報は、図10に示すように、属性と呼ばれる左上マ
ーク1a〜企画NO10aによって構成される。そし
て、各属性毎に、画面上の表示位置、文字の大きさまた
は文字の書体等の規則が定められており、この規則を組
版ルールと呼ぶ。
【0005】そして、レイアウトデザイン装置において
は、基本コマ割りパターンに沿って商品のレイアウトが
行われ、また、文字情報が各コマに対して所定の組版ル
ールに従って配置される。
【0006】しかし、組版終了時の商品レイアウトは、
基本コマ割りパターンに完全に従うということではな
く、商品の大きさ等によってそこに修正が加えられるこ
とがある。例えば、特定の商品を強調したい場合であ
る。この場合、デザイナーは、配置済みのコマに対し
て、特定のコマに大きな写真を割り振ったり、あるいは
商品名の文字サイズを大きくするといった修正を加え
る。例えば、図9に示す基本コマ割りパターンのコマA
に図10に示すコマが組み込まれていたものをから、最
終的に図11に示す商品レイアウトがなされることがあ
る。この場合には、コマAに大きな写真領域Pを割り振
るため、コマBを省略するとともに、コマEおよびコマ
Fの組幅を圧縮している。このような修正を行うため
に、レイアウトデザイン装置は、対話型の変更機能を有
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、組版処理は
コマ毎に行われ、また、コマ間の区別はコマ枠によって
定められ、コマ枠の外の文字データや写真領域は組版処
理の対象外となる。このため、上記した写真領域Pを拡
大するには、これに合わせてコマ枠も拡大し、写真領域
Pをコマ内に納める必要がある。しかし、コマ枠を拡大
し、さらに写真領域Pを拡大すると、文字データのバラ
ンスが崩れコマ全体の体裁が不自然なものとなる。
【0008】例えば、図10に示すコマにおいて、写真
領域を拡大して図11に示すコマAを作成する場合にあ
っては、まず、対話型入力装置で図10に示すコマ枠b
bを選択し、その後、コマ枠bbの変更メニューを選択
して所望の大きさにコマ枠bbを拡大する。次に、写真
領域Pを選択した後、写真領域Pを所望の大きさに拡大
する。この結果、コマAの体裁は図12に示すものとな
るが、写真領域Pと左上マーク1aおよび右上マーク2
aとが重複してしまう。このような場合にあっては、対
話型の変更機能を用いて左上マーク1aおよび右上マー
ク2aを組版ルールに基づいて写真領域Pの上部に移動
する必要があった。
【0009】このように、従来のレイアウトデザイン装
置においては、コマ枠bbを拡大すると、属性に対応し
た文字データの配置が不自然なものとなるため、文字デ
ータを再配置しなければならなかった。また、文字デー
タの再配置には組版ルールを参照する必要があるが、組
版ルールは業務品目毎に異なるので、レイアウトデザイ
ン装置のオペレータは、種々の組版ルールを習熟する必
要があった。さらに、従来のレイアウトデザイン装置の
変更機能は、種々の印刷物に対応する汎用的なものであ
ったので、機能の種類が多く、その変更操作は極めて複
雑なものとなっていた。
【0010】本発明は上記した事情に鑑みてなわれたも
のであり、コマ枠bbを拡大縮小した場合に、文字デー
タの配置を自動的に調整して、簡易に組版結果を修正す
ることができるレイアウトデザイン装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の構成にあっては、主領域を所定の関係
で分割した各副領域に配置された文字情報のレイアウト
を画面上で修正するレイアウト修正装置において、上記
文字情報を記憶する第1の記憶手段と、上記文字情報毎
の組版に関する規則を表す第1の組版規則を記憶すると
ともに、上記主領域に対する上記各副領域相互の関係を
表し、かつ、上記各副領域における上記文字情報の配置
を表す第2の組版規則を記憶する第2の記憶手段と、上
記第1,第2の組版規則に基づいて、上記文字情報を組
版する組版手段と、この組版手段の組版結果に対して、
上記主領域の大きさを修正する修正内容を少なくとも含
む複数の修正内容を上記画面上に表示する表示手段と、
上記複数の修正内容を選択する選択手段と、この選択手
段で選択した上記修正内容と上記第1,第2の組版規則
とに基づいて、上記組版手段の組版結果を修正する修正
手段とを有することを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載の構成にあっては、
前記文字情報は、テキスト情報とこのテキスト情報を制
御する制御情報とからなり、この制御情報は上記テキス
ト情報と区別するための情報を有することを特徴とす
る。
【0013】また、請求項3に記載の構成にあっては、
前記表示手段は、修正の対象となる前記文字情報を表示
した後に、いずれかの文字情報が選択されると当該文字
情報についての複数の修正目的を表示し、前記選択手段
は、表示された上記文字情報と上記複数の修正目的とを
選択することを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に係る構成にあっては、第1の記憶手
段は、文字情報を記憶する。また、第2の記憶手段は、
文字情報毎の組版に関する規則を表す第1の組版規則を
記憶するとともに、主領域に対する各副領域相互の関係
を表し、かつ、上記各副領域における上記文字情報の配
置を表す第2の組版規則を記憶する。また、組版手段
は、上記第1,第2の組版規則に基づいて、上記文字情
報を組版する。そして、表示手段が、この組版結果に対
して、上記主領域の大きさを修正する修正内容を少なく
とも含む複数の修正内容を画面上に表示すると、オペレ
ータが選択手段を操作し、上記複数の修正内容を選択す
る。その後、修正手段は、この選択手段で選択した上記
修正内容と読み出した上記第1,第2の組版規則とに基
づいて、上記組版手段の組版結果を自動的に修正する。
【0015】また、請求項2に記載の構成にあっては、
前記文字情報は、テキスト情報とこのテキスト情報を制
御する制御情報とからなり、この制御情報は上記テキス
ト情報と区別するための情報を有するから、画面制御の
ため用いられる非表示の情報と表示情報とが区別され
る。
【0016】また、請求項3に記載の構成にあっては、
前記表示手段は、最初に修正の対象となる前記各領域を
表示し、次に複数の修正目的を表示するとともに、前記
選択手段は、表示された上記各領域と上記複数の修正目
的とを選択することを特徴とするので、修正内容を階層
構造で入力することが可能となる。
【0017】
【実施例】
1.実施例の構成 以下、図1を参照しつつこの発明の一実施例の構成を説
明する。図1はレイアウトデザイン装置のブロック図で
ある。図において、1はCPUであり、装置全体を制御
する。2は画像入力手段であり、これにより製版スキャ
ナ装置やレイアウトスキャナ装置で読み取った画像デー
タがオンラインで入力される。また、3は線画情報入力
手段であり、これによりCAD等で作成した線画データ
がオンラインで入力される。
【0018】また、4は文字原稿入力手段であり、これ
によりCTS(Comuterized Typesetting System)、D
TP(Desk Top Publishing)、ワードプロッセサまた
は組版装置よって作成された文字データがオンラインで
入力される。この文字データは、文字の種類を表すテキ
ストデータからなるが、字幅、文字高さまたは字送り量
といった組版に関する情報を含むデータであっても良
い。
【0019】5は対話型入力手段であり、タブレット、
デジタイザ、マウスまたはキーボードから構成される。
また、6はCRTやLCD等のディスプレイで構成され
る表示手段であり、ここに表示される情報に基づいて、
オペレータが対話型入力手段5を操作する。これによ
り、文字の組版の指示、文字のレイアウトの指示、図形
の編集または文字の修正等をいわゆるGUIを用いて容
易に行うことができる。
【0020】また、7は記憶手段であり、ROMまたは
RAM等のメモリで構成され、そこには、組版に必要な
各種のデータが格納される。このデータとしては、レイ
アウトデータ(コマ割りパターン等)、素材データ(画
像データ、線画データおよび文字データ)、業務情報
(商品名、写真説明、写真原稿名およびページ等の情
報)、管理情報(データファイル名、修正履歴情報等の
データそのものを管理するための情報)および組版ルー
ルがある。
【0021】また、8は画像出力手段であり、カラープ
リンタやハードコピー装置等の出力装置によって構成さ
れ、組版領域を表す線図(コマ割りパターン)ととも
に、そこに割付けられた画像データ、線画データおよび
文字データを用紙に印刷する。また、9はデータ出力手
段であり、レイアウトデータや素材データ等を、レイア
ウトスキャナ、電算写植機またはCTS(いずれも図示
せず)に出力する。
【0022】2.実施例の動作 図2を参照して実施例の動作を説明する。図2はレイア
ウトデザイン装置のフローチャートである。以下におい
ては、まず、あるコマの組版を行ない、次に、その組版
結果に修正を加える処理を例にとって説明する。図にお
いて、処理を開始すると、まず、CPU1は記憶手段7
にアクセスする。そして、ここからテキスト形式データ
を読み出すと、これをブロック形式データに変換する
(ステップS1)。
【0023】ここでテキスト形式データは図3(A)に
示す形式のデータであり、「<」から「>」までに介挿
される機能文字と、「>」から「<」までに介挿される
テキストコードとからなる。機能文字は画面上に直接表
示されない情報であって、テキストコードを制御する情
報である。この機能文字を用いることによって、テキス
トコードとこれを制御する情報とを区別することができ
る。図示の例では、「<100>」や「<200>」等
が機能文字である。この場合のように数字で表される機
能文字は、テキストコードの区切りを表す情報であり、
数字がコマ中の属性種別を表す識別情報である。例え
ば、「<100>」は、その間に介挿されるテキストコ
ードが「100」という識別情報で特定される属性種別
を有することを表している。ここで、図3(A)に図示
するテキスト形式データが、図10に示すコマに対応す
るものとし、「100」が左上マーク1aを表す識別情
報であるとすれば、「<100>」と「<100>」と
の間に介挿される「新物」の属性は左上マーク1aであ
る。また、「200」が右上マーク2aを表す識別情報
であるとすれば、「<200>」と「<200>」との
間に介挿される「100g当り128円」の属性は右上
マーク2aである。なお、図10に示すコマ全体に対応
したテキスト形式データ中には、他の属性に夫々対応し
た区切りを表す機能文字がある。
【0024】一方、ブロック形式データは、図4に示す
形式のデータであり、テキスト形式データの一文字に一
ブロック形式データが対応する。ただし、機能文字につ
いては「<」から「>」までの間を一文字として取り扱
う。
【0025】このブロック形式データ100は、記憶手
段7に所定のアドレスを割り当てられそこに格納され
る。そして、このブロック形式データの集合がデータ列
が、図5に示すようなデータ列となる。ここでブロック
形式データ列を構成する各ブロック形式データには、連
続したアドレスが割り当てられるとは限らず、不連続な
アドレスが割り当てられることもある。したがって、あ
るブロック形式データに対してその前後のブロック形式
データを識別させる必要がある。このため、前方ブロッ
クへのリンク情報101を、当該ブロック形式データの
直前のブロック形式データのアドレスとし、また、後方
ブロックへのリンク情報102を、当該ブロック形式デ
ータの直後のブロック形式データのアドレスとしてい
る。ただし、当該ブロック形式データのアドレスと直前
直後のブロック形式データのアドレスが連続する場合に
は、リンク情報101,102は、連続を表すデータ、
例えば「1」とする。
【0026】また、文字種別情報103は、文字の種別
を表す情報であって、当該ブロック形式データが、印字
可能文字であるか機能文字であるかの区別を表す。ま
た、文字コード104は、当該ブロック形式データが印
字可能文字である場合には、その文字コードを直接表
し、一方、当該ブロック形式データが機能文字である場
合には、機能文字の種別を表す。機能文字の種別として
は、属性の区切り、文字サイズの変更、または副領域化
の開始終了等がある。ここで、副領域とはコマ枠を所定
の関係で分割して得られる領域であり、例えば、図6に
示すコマにあっては、コマ枠bbを分割して第1の副領
域1bから第5の副領域5bが設定される。
【0027】また、機能パラメータ情報105は、当該
ブロック形式データが機能文字である場合にのみ使用さ
れる情報であって、機能文字の有する識別情報等を表
す。例えば、テキスト形式データが「<100>」であ
る場合の機能パラメータ情報105は、「100」とな
り、「<100>」と「<100>」との間に介挿され
るテキストコードの属性種別が「100」であることを
表す。
【0028】また、文字座標情報106は、当該ブロッ
ク形式データが印字可能文字である場合は、文字を表示
するための座標値を表す情報であり、一方、当該ブロッ
ク形式データが副領域を表す機能文字である場合には、
副領域の右上の頂点の座標を表す。そして、これにより
副領域の配置が定まる。また、文字サイズ情報107
は、文字の大きさを表す情報であって、級数、長体、平
体等を表す。ここで、長体とは、使用する書体における
基本文字に対して、その横方向に対する縦方向の比率を
大きくした字体をいい、番号が大きい程、その比率が大
きくなる。また、平体とは、使用する書体における基本
文字に対して、その縦方向に対する横方向の比率を大き
くした字体をいい、番号が大きい程、その比率が大きく
なる。また、横方向の大きさXと縦方向の大きさYとを
用いて表すこともある。
【0029】ここで、テキスト形式データ「<100>
新物<100>」をブロック形式データに変換すると、
図5(A)に示すデータとなる。同図(A)において、
右向きの矢印と左向きの矢印とは、連続を表すデータで
ある。また、空欄部分の情報についてはステップS1の
時点では確定していない情報である。このようにして、
CPU1は、テキスト形式データをブロック形式データ
に変換すると、このデータを一旦記憶手段7に格納す
る。
【0030】次に図2に示すステップS2に進み、CP
U1が記憶手段7にアクセスして、そこに格納されてい
る組版ルールを読み出す。この組版ルールには、まず、
商品名等の属性1a〜10a夫々について、文字の大き
さや文字の書体等の規則を表す第1の組版規則がある。
例えば、右上マーク2aについての第1の組版規則に
は、書体は「ゴナD」を用い、また、文字サイズは「1
1級」を用いるといった規則がある。
【0031】また、第1の組版規則の他に、以下の内容
を表す第2の組版規則がある。この規則は、コマ枠を分
割した副領域を設定し、各副領域間の関係と副領域中の
属性の位置とを規定する。例えば、図6に示すように、
コマ枠bbを分割して第1の副領域1bから第5の副領
域5bを設定した場合、右上マーク2aの第2の組版規
則は、第1の副領域1bの右上に右上マーク2aを配置
するといったものである。また、図6に示すように各副
領域1b〜5bの組幅と組高とを定めると、副領域間に
は、 AX=CL+B+CR AY=DT+DM+DB ただし、B,DB,DTは
定数とする。といった関係があり、この関係も第2の組
版規則で規定されている。このようにコマを副領域に分
割し、副領域中で属性の配置位置を定めたので、コマ枠
の大きさを変更した場合に、副領域相互の大きさをバラ
ンスを保つことができ、コマ全体を自然な体裁にするこ
とができる。
【0032】上記した第1,第2の組版規則をCPU1
が取得すると、図2に示すステップS3に進み、CPU
1は、記憶手段7にアクセスしてステップS1で一旦格
納したブロック形式データを読み出し、そのブロック形
式データに上記第1,第2の組版規則を適用して、ファ
ンクションブロックの挿入を行う。ここでファンクショ
ンブロックとは機能文字に対応するブロック形式データ
をいう。ただし、ステップS3で読み出されたブロック
形式データ中のファンクションブロックは、区切りを表
すもののみである。これに、第1,第2の組版規則を具
体的に適用すると、文字サイズの変更や、副領域化の開
始終了等を表すファンクションブロックを挿入する必要
がある。
【0033】例えば、図5(A)に図示したブロック形
式データの属性が、図6に示す第1副領域1b中の左上
マーク1aであるとすると、ファンクションブロックが
挿入された後のブロック形式データは図5(B)に示す
ものとなる。ここで、ブロック100Aとブロック10
0Bとの間に介挿されるブロック100Eは、副領域化
の開始を表すファンクションブロックであり、一方、ブ
ロック100Cとブロック100Dとの間に介挿される
ブロック100Fは、副領域化の終了を表すファンクシ
ョンブロックである。また、ブロック100E,F中の
データe1,f1は、第1の副領域1bの右上の座標値
を表す。データe2,f2は、副領域を構成する組幅お
よび組高の種別と大きさを表し、これにより当該副領域
が特定される。この場合の組幅と組高は、第1の副領域
1bを構成するAX,DTであり、それらの値は70mm
と20mmとなる。なお、図5(B)に対応するテキスト
形式データは図3(B)に示すものとなる。
【0034】この後、ステップS3で生成したブロック
形式データに基づいて、CPU1は組版処理を実行し、
印字可能文字に該当するブロックに文字座標情報106
と文字サイズ情報107とを書き込み、この結果を記憶
手段7に格納する(ステップS4)。
【0035】ステップS4が終了すると、CPU1は、
表示手段6に対して、組版が終了した旨の表示を行うと
ともに、コマ割りパターン中のどのコマに組版結果を組
み込むかを問う旨の表示を行う。この後、オペレータが
対話型入力手段5を操作して、組み込むべきコマを特定
する(ステップS5)。以上の処理に基づいて、CPU
1は組版結果を表示手段6に表示する(ステップS
6)。ここまでの処理において、あるコマの組版が終了
する。そして、以下のステップS7からステップS15
において修正が加えられるが、本実施例では、図10に
示すコマのコマ枠を拡大して、図11に示すコマAの体
裁に修正する場合を例に挙げ以下の説明を行う。
【0036】まず、オペレータが対話型入力手段5を操
作すると、図7に示すように表示手段6は組版結果を含
む修正画面を表示する。そして、オペレータが対話型入
力手段5を操作して、カソールccで修正の対象となる
属性1a〜10aまたはコマ枠bbを選択すると、修正
の対象となる属性1a〜10aまたはコマ枠bbが点滅
する(ステップS7)。これにより、オペレータは上記
操作を確認することができ、操作が誤っていれば、カー
ソルccでキャンセルの領域202を選択し、ステップ
S7に進み、修正の対象となる属性1a〜10aまたは
コマ枠bbの選択を再度行う。
【0037】一方、上記操作が正しければ、実行の領域
202を選択し、ステップS9に進む。本実施例ではコ
マ枠bbを拡大する修正を行うので、ステップS7では
コマ枠bbが選択され、ステップS9において表示手段
6は、図8に示すコマ枠変更画面を表示する。そして、
オペレータが対話型入力手段5を操作して、カーソルc
cを点q〜点yのいずれかに重ねこれを選択して、所望
のコマ枠の大きさに変更すると、元のコマ枠と変更後の
コマ枠が同時に表示される。
【0038】例えば、点sを選択して点ssに移動する
と、コマ枠bbは点xを固定点として拡大される。この
結果、図6に示すコマ枠bbの組幅AXと組高AYとが
拡大されるが、上記したように組幅AXを構成するB、
組高AYを構成するDB,DTは定数である。また、左
にコマ枠bbを拡大する場合はCLを、右にコマ枠bb
を拡大する場合にはCRを固定とする。したがって、こ
の場合には、図6に示すCRがx1だけ、また、DMが
y1だけ大きくなる。そして、これらの情報が数値化さ
れCPU1に取り込まれる。
【0039】次に、オペレータは修正の後のコマ枠を確
認して、修正操作が誤っていれば、カーソルccでキャ
ンセルの領域202を選択し(ステップS10)、ステ
ップS9に進み、コマ枠の変更を再度行う。一方、修正
操作が正しければ、カーソルccで実行の領域201を
選択し(ステップS10)、ステップS11に進んで、
ステップ2と同様にCPU1が記憶手段7にアクセスし
て、そこに格納されている組版ルールを読み出す。
【0040】これにより、CPU1が組版ルールを構成
する第1,第2の組版規則を取得すると、ステップS1
2に進む。ここで、CPU1は、記憶手段7にアクセス
してステップS3で一旦格納したブロック形式データを
読み出し、そのブロック形式データに、ステップS11
で取得した修正後のコマ枠bbと第1,第2の組版規則
とを適用して、ステップS2の処理と同様に機能文字に
対応するファンクションブロックの挿入を行う。この場
合、上記したステップS9においてDMがy1だけ大き
くなっているので、図5(B)に示すデータe1,f1
のY座標は、y1だけ大きな数値に修正される。この処
理によって、第1の副領域1bの配置が変更され、一
方、第1の副領域1b中の右上マーク1aの配置には変
更がないので、コマ全体に占める右上マーク1aの配置
は、自然な体裁を保ちつつ、自動的に移動する。
【0041】この後、ステップS12で生成したブロッ
ク形式データに基づいて、CPU1は組版処理を実行
し、印字可能文字に該当するブロックに文字座標情報1
06と文字サイズ情報107とを書き込み、この結果を
記憶手段7に格納する(ステップS13)。そして、こ
の組版結果を表示手段6に表示し(ステップS14)、
一連の修正処理が終了する。
【0042】このようにして、本実施例によれば、オペ
レータが画面に表示されるコマ枠をカーソルccで選択
して移動するだけで、コマ枠の拡大縮小に伴い左上マー
ク等の文字データを移動できるので、組版ルールを参照
することなくコマ枠のレイアウトの修正を自動的に行う
ことができる。
【0043】3.変形例 本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、以
下に述べる種々の変形が可能である。 上記実施例において、画像入力手段2は、画像データ
をオフラインで入力するものであっても良い。また、線
画情報入力手段3は、線画データをオフラインで入力す
るものであっても良い。さらに、文字原稿入力手段4
は、文字データをオフラインで入力するものであっても
良い。この場合、画像入力手段2、線画情報入力手段3
または文字原稿入力手段4は、磁気テープ、光磁気ディ
スクまたは光ディスク等の情報記録媒体から各種のデー
タを読み取るデータ読取装置で構成される。
【0044】上記実施例において、対話型入力手段5
を用いて業務情報、管理情報、管理情報に関する設定を
行っても良い。また、記憶手段7は、ハードディスクま
たは光磁気ディスク等の外部記憶装置により構成しても
良い。
【0045】上記実施例において、ステップS11で
行うコマ枠bbの変更は、コマ枠bbの大きさを表す組
幅AX,組高AYを直接入力するようにしても良い。
【0046】上記実施例において、修正処理の特定
は、まず修正の対象を特定し次に修正の目的を特定する
といった階層構造を用いたが、最初から最終的な修正処
理項目を表示し、これを選択しても良い。
【0047】上記実施例において、文字情報を組版の
対象となる情報として説明したが、これを写真等の画像
情報に置き換えても良い。
【0048】上記実施例において、コマ枠を変更する
際(ステップS9)、図11に示すようなレイアウト全
体を確認できる画面で行っても良い。この場合には、他
のコマとの位置関係を確認しつつコマ枠の変更を行うこ
とができる。
【0049】上記実施例において、コマ枠サイズの決
定から組版処理は、コマ枠のサイズを確認して実行を選
択することなく、コマ枠サイズの変更と同時になされて
も良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1乃至3に記
載の構成によれば、主領域の大きさを修正すると、主領
域と各副領域との関係等を表す第2の組版規則に基づい
て修正処理を行うから、文字情報の配置を自動的に行う
ことができる。この結果、組版規則を習熟していないオ
ペレータであっても、簡易な操作で容易にレイアウトの
修正が可能となる。また、請求項3に記載の構成にあっ
ては、修正内容を階層構造で入力できるので、修正内容
の種類が多い場合に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるレイアウトデザイン装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例であるレイアウトデザイン装
置の動作を示すフローチャートである。
【図3】テキスト形式データを示す説明図である。
【図4】ブロック形式データを示す説明図である。
【図5】具体的なブロック形式データを示す説明図であ
る。
【図6】第1〜第5の副領域を示す説明図である。
【図7】ステップS7の表示画面を示す説明図である。
【図8】ステップS9の表示画面を示す説明図である。
【図9】基本コマ割パターンを示す説明図である。
【図10】コマの内部にある文字コードを示す説明図で
ある。
【図11】商品レイアウトの一例を示す説明図である。
【図12】修正前のコマの体裁を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU(読出手段、組版手段、修正手段) 5 対話型入力手段(選択手段) 7 記憶手段(第1,第2の記憶手段) 6 表示手段 bb コマ枠(主領域) 1b〜5b 第1〜第5の副領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主領域を所定の関係で分割した各副領域
    に配置された文字情報のレイアウトを画面上で修正する
    レイアウト修正装置において、 上記文字情報を記憶する第1の記憶手段と、 上記文字情報毎の組版に関する規則を表す第1の組版規
    則を記憶するとともに、上記主領域に対する上記各副領
    域相互の関係を表し、かつ、上記各副領域における上記
    文字情報の配置を表す第2の組版規則を記憶する第2の
    記憶手段と、 上記第1,第2の組版規則に基づいて、上記文字情報を
    組版する組版手段と、 この組版手段の組版結果に対して、上記主領域の大きさ
    を修正する修正内容を少なくとも含む複数の修正内容を
    上記画面上に表示する表示手段と、 上記複数の修正内容を選択する選択手段と、 この選択手段で選択した上記修正内容と上記第1,第2
    の組版規則とに基づいて、上記組版手段の組版結果を修
    正する修正手段とを有することを特徴とするレイアウト
    修正装置。
  2. 【請求項2】 前記文字情報は、テキスト情報とこのテ
    キスト情報を制御する制御情報とからなり、この制御情
    報は上記テキスト情報と区別するための情報を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のレイアウト修正装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、修正の対象となる前記
    文字情報を表示した後に、いずれかの文字情報が選択さ
    れると当該文字情報についての複数の修正目的を表示
    し、前記選択手段は、表示された上記文字情報と上記複
    数の修正目的とを選択することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のレイアウト修正装置。
JP7122878A 1995-05-22 1995-05-22 レイアウト修正装置 Pending JPH08315165A (ja)

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