JPH0798704A

JPH0798704A - レイアウトデザイン装置

Info

Publication number: JPH0798704A
Application number: JP26413093A
Authority: JP
Inventors: Misako Kamiyama; 美佐子神山; Hideaki Nakayama; 英昭中山; Yutaka Hirano; 豊平野; Akira Ogawa; 章小川
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1993-09-28
Filing date: 1993-09-28
Publication date: 1995-04-11

Abstract

(57)【要約】【目的】レイアウトデザイン装置において、既存のパ
ターンを利用することにより、新たなレイアウトデータ
の作成を容易にする。【構成】外部記憶装置２１３に作成済みの画像枠、平
網、罫線等のパターンデータを保存しておく。パターン
一覧表示手段２０１Ａはパターンデータの一覧をディス
プレイ２１２のパターン一覧ウィンドウ２１２Ａ上に表
示する。オペレータはマウス２０５等を用いて、この中
から所望のパターンデータを選択し、レイアウトウィン
ドウ２１２Ｂ上において新たなレイアウトデータを作成
する。チラシ、カタログ等の印刷物にあっては、レイア
ウト全体が変更されることは少ないため、既存のパター
ンを利用することによりレイアウトデータの作成を容易
にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、レイアウトデザイン装
置、詳しくは印刷分野の製版の前行程において図形枠、
平網、罫線等を指定することによりレイアウトデザイン
を行うレイアウトデザイン装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】印刷物を作成する場合においては、製版
の前行程として、文字原稿、写真原稿の配置等を決定す
るレイアウトデザインの作業が必要である。近年、ディ
ジタル技術の発展に伴い、かかるレイアウトデザインの
作業は、コンピュータシステムを用いたレイアウトデザ
イン装置により行われることが多くなってきた。このレ
イアウトデザイン装置はコンピュータ本体、ディスプレ
イ、マウス、キーボード等よりなり、レイアウトデザイ
ンの決定およびシミュレーションを対話形式で行うもの
である。

【０００３】例えば、チラシ、カタログ等の印刷物のレ
イアウトデザイン作業にあっては、オペレータはディス
プレイを見ながらマウスを操作することにより、商品の
写真原稿の図形枠、平網、罫線等を決定する。決定され
た図形枠、平網、罫線等のデータはレイアウトデータと
して出力され、製版行程において使用されるものであ
る。そして、新たなチラシ、カタログ等のレイアウトデ
ザインを行う場合には、再度オペレータは図形枠、平
網、罫線等の作成を最初からやり直していた。

【０００４】ところで、チラシ、カタログ等の印刷物に
あっては、そのレイアウトの内容が大幅に変更される場
合は少なく、前回発行したレイアウトの一部のみが変更
されるにすぎない場合が多い。例えば、毎週頒布される
食品等の通信販売カタログでは、毎週同様の商品が同様
のレイアウトで掲載され、週毎に異なる特売品のみが異
なるレイアウトで掲載されるにすぎない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】したがって、チラシ、
カタログ等の印刷物のレイアウトの作業を毎回最初から
やり直していたのでは、オペレータは重複した作業を強
いられることになり、レイアウトデザイン作業は非効率
的なものとなってしまう。特に、昨今のチラシ、カタロ
グ等のレイアウトは、顧客にアピールするために極めて
複雑なものが多く、レイアウトデザイン作業におけるオ
ペレータの負担は極めて大きなものとなっていた。

【０００６】

【発明の目的】そこで、本発明は、作成済みのレイアウ
トデータをパターンとして登録しておき、再度このパタ
ーンを読みだし利用することにより、オペレータの作業
負担を軽減可能なレイアウトデザイン装置を提供するこ
とを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
の発明は、画像の領域を表す図形枠、平網、罫線の情報
を含むパターンデータを記憶する記憶手段１と、記憶さ
れた複数のパターンデータを表示する表示手段２と、表
示された複数のパターンデータから所望のパターンデー
タを選択して新たなパターンデータを作成するパターン
データ作成手段３と、を備えたことを特徴とするレイア
ウトデザイン装置である。

【０００８】

【作用】本発明に係るレイアウトデザイン装置にあって
は、記憶手段は、画像の領域を表す図形枠、平網、罫線
の情報を含むパターンデータを記憶しておく。そして、
新たなパターンデータを作成する場合には、表示手段は
記憶された複数のパターンデータを表示する。パターン
データ作成手段は、表示された複数のパターンデータか
ら所望のパターンデータを選択して新たなパターンデー
タを作成する。例えば、表示されたパターンデータの中
から選択した複数のパターンデータを所定の倍率に縮小
・拡大しながら組み合わせることにより、新たなパター
ンデータ（レイアウトデータ）を作成する。

【０００９】ところで、チラシ、カタログ等の印刷物に
あっては、発行号毎に全体のレイアウトパターンが大き
く変化することは少ない。このため、最初から新たなパ
ターンデータを作成し直すよりも既存のパターンデータ
を利用して新たなパターンデータを作成する方が作業効
率は向上する。従って、本発明に係るレイアウトデザイ
ン装置によれば、レイアウトデザイン作業におけるオペ
レータの作業負担を軽減することが可能となる。

【００１０】

【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について説明する。

【００１１】図２において示すように、このレイアウト
デザイン装置は、ＣＰＵ２０１とバス２００に接続され
た各種デバイス２０３〜２１３等を含むコンピュータシ
ステムより構成されている。スキャナ２３は写真原稿、
版下台紙等を読み込みディジタルの画像データに変換す
るものである。ディジタイザ２０４およびマウス２０５
は図形枠等の線画を入力する際に使用される他、ディス
プレイ２１２に表示されたパターンおよび各種コマンド
を指示入力する際にも使用される。キーボード２０６は
文字入力、コマンド入力を行うためのものである。

【００１２】メモリ２０７は、レイアウトデザインを行
うためのワーク用メモリ、作成済みのレイアウトのパタ
ーンデータ等を保持するメモリ等より構成されている。
パターンデータは、後述するように、図形枠、平網、罫
線等の情報から構成されている。カラープリンタ２０８
は作成されたレイアウトデータのハードコピー等をプリ
ントするためのものである。Ｉ／Ｆ２０９は作成された
レイアウトデータをレイアウトスキャナ２１０およびＣ
ＴＳ２１１（ＣｏｍｐｕｔｅｒｉｚｅｄＴｙｐｅｓｅ
ｔｔｉｎｇＳｙｓｔｅｍ）に出力するための出力イン
タフェースである。ディスプレイ２１２はＣＲＴ等によ
り構成され、作成中のレイアウト、登録されたパター
ン、各種コマンド等をウィンドウ形式で表示するもので
ある。オペレータはこのディスプレイ２１２を見ながら
レイアウトデザイン作業を行うことが可能である。外部
記憶装置２１３はハードディスクまたは光磁気ディスク
によりなり、作成されたレイアウトデータをパターンデ
ータとして保存登録する他、プログラムデータ等を記憶
するものである。

【００１３】図３は、ディスプレイ２１２、ＣＰＵ２０
１、メモリ２０７、外部記憶装置２１３の機能ブロック
図である。外部記憶装置２１３には、パターンデータを
格納するパターンファイル２１３Ａ、レイアウトデータ
を格納するレイアウトファイル２１３Ｂが記憶されてい
る。メモリ２０７には、これらのファイル２１３Ａ、２
１３Ｂから読み出されたパターンデータおよびレイアウ
トデータが一時保持される構成となっている。

【００１４】ＣＰＵ２０１は所定のプログラムに従い、
パターン一覧表示手段２０１Ａ、パターン一覧選択手段
２０１Ｂ、パターン一覧登録手段２０１Ｃ、図形枠・平
網・罫線表示手段２０１Ｄとして作用するものである。
パターン一覧表示手段２０１Ａはメモリ２０７上のパタ
ーンデータをディスプレイ２１２のパターン一覧ウィン
ドウ２１２Ａ上に表示するものである。ディスプレイ２
１２のパターン一覧ウインドウ２１２Ａ上に表示された
パターンデータの一例を図５に示す。この図において、
パターン一覧ウィンドウ２１２Ａ上には４種類のパター
ンデータ５０１〜５０４が表示されている。パターンデ
ータ５０１〜５０４は作成済みの図形枠、平網、罫線等
のレイアウトパターンをパターンデータとして登録した
ものである。なお、パターンデータ５０１、５０２はチ
ラシの全体のパターンを表し、パターンデータ５０３、
５０４はチラシ中の特定のコラムのパターンを表してい
る。

【００１５】また、各々のパターンデータ５０１〜５０
４には、パターン名、発行番号等の情報が付加されてお
り、パターンデータの検索を容易ならしめている。な
お、パターン５０１〜５０４以外にも、偶数ページ・奇
数ページ毎のパターン、商品種別毎のパターン、使用頻
度に応じたパターン等を用意してもよい。さらに、パタ
ーンデータを分類しておくことにより、利用性を向上さ
せることができる。

【００１６】パターン一覧選択手段２０１Ｂは、オペレ
ータの指示に従いパターン一覧ウィンドウ２１２Ａに表
示されたパターンデータ５０１〜５０４から所望のパタ
ーンデータを選択し、作成中のレイアウトデータに割り
当てるものである。すなわち、オペレータがパターンウ
ィンドウ２１２Ａ上の所望のパターンデータをマウス２
０５等を用いて指し示すと、パターン一覧選択手段２０
１Ｂはメモリ２０７上に、選択されたパターンデータを
作成中のレイアウトデータに割り当てるものである。

【００１７】図形枠・平網・罫線表示手段２０１Ｄはメ
モリ２０７上のレイアウトデータに基づき、レイアウト
データの図形枠、平網、罫線等をディスプレイ２１２の
レイアウトウィンドウ２１２Ｂ上に表示するものであ
る。ここで、レイアウトデータの一例を図８に示す。レ
イアウトウィンドウ２１２Ｂ上には作成中のレイアウト
データ８０が表示され、オペレータはこの表示を見なが
らレイアウトデータ８０の編集を行うものである。

【００１８】パターン一覧登録手段２０１Ｃは、作成さ
れたレイアウトデータを新たなパターンデータとして登
録するものである。登録されたパターンデータはメモリ
２０７および外部記憶装置２１３に保存される構成とな
っている。

【００１９】ディスプレイ２１２は、パターン一覧ウィ
ンドウ２１２Ａ、レイアウトウィンドウ２１２Ｂを表示
可能であり、オペレータの指示により各ウィンドウ２１
２Ａ、２１２Ｂのサイズおよび表示位置を任意に変更可
能である。オペレータは、パターン一覧ウィンドウ２１
２Ａ内のパターンデータから所望のパターンデータを選
択し、レイアウトウィンドウ２１２Ｂ上において新たな
レイアウトデータを作成するものである。

【００２０】続いて、以上のように構成されたレイアウ
トデザイン装置の作用を説明する。図４は本実施例に係
るレイアウトデザイン装置の作用を表すフローチャート
である。先ずオペレータはマウス２０５を操作すること
によりディスプレイ２１２上にレイアウトウィンドウ２
１２Ｂを開き、レイアウトウィンドウ２１２Ｂ上におい
て図形枠、平網、罫線等を対話形式で作成する（ステッ
プＳ１）。図形枠は、写真原稿、文字原稿等をはめ込む
領域を表したものである（画像データは含まれていな
い）。

【００２１】ステップＳ１において作成されたレイアウ
トデータから、パターンデータとして登録するデータを
選択する（ステップＳ２）。すなわち、オペレータは、
レイアウトウィンドウ２１２Ｂ上のレイアウトデータの
うち、定期的に使用されるであろうデータをマウス２０
５で選択すると、パターン一覧登録手段２０１Ｃは選択
されたデータをパターンデータとして登録する。登録さ
れたパターンデータは名称、品名、発行号等の付加情報
とともに外部記憶装置２１３のパターンファイル２１３
Ａに保存される。例えば、図５に示されるように、「卵
・牛乳」、「野菜・果物」、「お買得品」、「特売品コ
ーナー」等の名称を付する。これらの付加情報によりパ
ターンデータの検索が容易となるものである。

【００２２】この後、新たなレイアウトデータを作成す
る場合には、先ずオペレータはマウス２０５を操作する
ことによりパターン一覧ウィンドウ２１２Ａを開く。す
ると、パターン一覧表示手段２０１Ａは外部記憶装置２
１３のパターンファイル２１３Ａからパターンデータを
読み出し、パターンデータの一覧をディスプレイ２１２
のパターン一覧ウィンドウ２１２Ａ上に表示する（ステ
ップＳ３）。オペレータは、この中からマウス２０５等
を操作することにより所望のパターンを選択し、レイア
ウトウィンドウ２１２上にレイアウトする（ステップＳ
４）。

【００２３】そして、オペレータはレイアウトウィンド
ウ２１２Ｂ上のパターンデータの図形枠にはめ込むべき
図形および文字を指示入力することにより、レイアウト
データ６０の作成が完了する（ステップＳ５）。作成さ
れたレイアウトデータ６０は外部記憶装置２０５にレイ
アウトファイルとして保存される他、カラープリンタ２
０８、レイアウトスキャナ２１０、ＣＴＳ２１１等に出
力される（ステップＳ６）。このようにして作成された
レイアウトデータのうち、次回以降に発行される印刷物
において使用されるであろうデータを新たなパターンデ
ータとして登録する。

【００２４】上記ステップＳ３〜Ｓ６の処理（レイアウ
トデータ作成処理）を、チラシのレイアウトデータの作
成（図５〜図１１）を例に、詳述する。レイアウトウィ
ンドウ２１２Ａを開いた後、オペレータが図５に示され
るパターンデータ５０１〜５０４の中から「野菜・果
物」のチラシのパターンデータ５０２を選択したとす
る。選択されたパターンデータ５０２には、図形枠５０
２Ａ、平網５０２Ｂ、罫線５０２Ｃ等の情報が含まれて
いる。すると、パターン一覧選択手段２０１Ｂは選択さ
れたパターンデータ５０２をメモリ２０７のレイアウト
データ上に割り付ける。図形枠・平網・罫線表示手段２
０１Ｄは、このレイアウトデータをディスプレイ２１２
のレイアウトウィンドウ２１２Ｂ上に表示する。すなわ
ち、レイアウトウィンドウ２１２Ｂ上には、選択された
パターンデータ５０２が表示される（図６）。オペレー
タは、マウス２０５を操作することによりレイアウトウ
ィンドウ２０２Ｂ上のパターンデータ５０２を所定のサ
イズに拡大する。

【００２５】選択されたパターンデータ５０２上に「特
売品コーナー」のコラムを掲載する場合には、オペレー
タは、さらにパターンデータ５０４をパターンウィンド
ウ２１２Ａから選択するとともに、レイアウトウィンド
ウ２１２Ｂ内のパターンデータ５０２上の移動点６０を
マウス２０５により指示する。すると、パターン一覧選
択手段２０１Ｂは、指示された移動点６０と選択された
パターン５０４の左下の隅の点とが一致するよう、選択
されたパターンデータ５０４を割り付ける（図７）。オ
ペレータは、このパターンデータ５０４をレイアウトウ
ィンドウ２１２Ｂ上において所定のサイズに縮小する。
そして、タイトルの文字「第週」をつけ加え、新たな
パターンデータ８０を作成する。すなわち、「野菜・果
物」のパターンデータ５０２と「特売品コーナー」のパ
ターンデータ５０４とを利用して、新たなレイアウトデ
ータ８０が作成されたことになる。作成されたレイアウ
トデータ８０のうち、定期的に使用されるであろうデー
タはパターンデータとして登録される。

【００２６】また、図１１に示されるレイアウトデータ
１１０を作成する場合には、以下の作業を行う。先ず、
オペレータは、図５に示されるパターンデータ５０１〜
５０４の中からパターンデータ５０２を選択すると、パ
ターン一覧表示手段２０１Ａは選択されたパターンデー
タ５０２をレイアウトウィンドウ２１２Ｂ上に表示する
（図９）。さらに、オペレータはレイアウトウィンドウ
２１２Ｂ上のパターンデータ５０２内にはめ込むべきパ
ターンデータ５０３、５０４を選択するとともに、パタ
ーンデータ５０２上の移動点９１および９２をマウス２
０５により指示する。すると、指示された移動点に選択
されたパターンデータ５０３および５０４が割り付けら
れる（図１０）。このパターンデータ５０４は、レイア
ウトウィンドウ２１２Ｂ上において所定のサイズに縮小
・拡大される（図１１）。さらに、タイトルに「第
週」の文字をつけ加えることにより、新たなレイアウト
データ１１０が作成される。

【００２７】上述した食料品のチラシのレイアウトのよ
うに、一般に、チラシ全体のレイアウトパターンが大き
く変更されることは少ない。また、「特売品コーナー」
等のパターンは、その掲載位置およびサイズは変化した
としても、パターン内容自体が変化することは少ない。
従って、既存のパターンデータを流用することにより、
効率よくレイアウトデータを作成することが可能となる
ものである。

【００２８】以上述べたように、本実施例に係るレイア
ウトデザイン装置によれば、作成済みの図形枠、平網、
罫線等の情報をパターンとして登録し、再利用すること
により新たなレイアウトデータの作成作業を容易にする
ことが可能となるものである。また、作成されたレイア
ウトデータの確認作業においても、既存のパターンデー
タのうちの変更部分のみを確認すれば済むため、確認作
業が容易になるという利点がある。

【００２９】

【発明の効果】従って、本発明によれば、既存のパター
ンを使用して、新たなレイアウトデータを作成すること
により、レイアウトデータ作成に伴うオペレータの作業
負担を軽減することが可能となるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るレイアウトデザイン装置を表すブ
ロック図である。

【図２】本発明の一実施例に係るレイアウトデザイン装
置の全体図である。

【図３】本発明の一実施例に係るレイアウトデザイン装
置の機能ブロック図である。

【図４】本発明の一実施例に係るレイアウトデザイン装
置の作用を表すフローチャートである。

【図５】本発明の一実施例に係るパターンデータを表す
図である。

【図６】本発明の一実施例に係るレイアウトデータを表
す図である。

【図７】本発明の一実施例に係るレイアウトデータを表
す図である。

【図８】本発明の一実施例に係るレイアウトデータを表
す図である。

【図９】本発明の一実施例に係るレイアウトデータを表
す図である。

【図１０】本発明の一実施例に係るレイアウトデータを
表す図である。

【図１１】本発明の一実施例に係るレイアウトデータを
表す図である。

【符号の説明】

２０１ＣＰＵ（パターンデータ作成手段）２１２ディスプレイ（表示手段）２１３外部記憶装置（記憶手段）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所 7315−5ＬＧ０６Ｆ 15/20 ５６６Ｒ (72)発明者小川章東京都台東区台東一丁目５番１号凸版印刷株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像の領域を表す図形枠、平網、罫線の
情報を含むパターンデータを記憶する記憶手段と、記憶された複数のパターンデータを表示する表示手段
と、表示された複数のパターンデータから所望のパターンデ
ータを選択して新たなパターンデータを作成するパター
ンデータ作成手段と、を備えたことを特徴とするレイア
ウトデザイン装置