JPH08314402A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH08314402A
JPH08314402A JP7145241A JP14524195A JPH08314402A JP H08314402 A JPH08314402 A JP H08314402A JP 7145241 A JP7145241 A JP 7145241A JP 14524195 A JP14524195 A JP 14524195A JP H08314402 A JPH08314402 A JP H08314402A
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word
waveform
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JP7145241A
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Hideaki Kumazaki
秀明 熊崎
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SYST RES KK
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SYST RES KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セーバ画像の動き等が音声に反応し、斬新な
面白さを備えたスクリーンセーブ機能を有する表示装置
を提供する。 【構成】 表示装置1においては、表示手段5が文字及
び画像等の表示情報を表示する。表示制御手段は、表示
手段5への表示情報の表示を制御するとともに、その表
示モードを、通常表示モードと、画面の焼付きを防止す
るためのセーバ画像を表示するスクリーンセーブモード
との間で切り換える。そして、音声入力手段9から入力
される音声に基づいて、制御指令手段3が表示制御手段
に対し、通常表示モードとスクリーンセーブモードとの
間の切換え、及びスクリーンセーブモードにおける表示
状態の変更の少なくともいずれかを指令する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ等に使用さ
れる表示装置に関し、特に画面の焼付き防止機能を備え
た表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータの表示装置において
は、利用者によるマウスやキーボード等の操作が一定時
間以上行われなかった場合に、画面を暗くしたり、ある
いは通常表示画面とは異なる画面により図形等のセーバ
画像を動画表示することにより、画面の焼付きを防止な
いし抑制する機能(以下、スクリーンセーブ機能とい
う)を備えたものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の表示装置におい
ては、表示されるセーバ画像の動きについては予め定め
られた動作を繰り返すのみで、マウスやキーボード等の
操作が行われると通常表示画面に復帰することを除け
ば、使用者からのアクションに対する何らの応答・反応
もなく、単調で面白みに欠ける難点があった。
【0004】本発明の課題は、セーバ画像の動き等が音
声に反応し、従来の表示装置にはない斬新な面白さを備
えたスクリーンセーブ機能を有する表示装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段、及び作用・効果】上述の
課題を解決するために、本発明の表示装置は下記のよう
な要件を含むように構成されることを特徴とする。 表示手段:文字及び画像等の表示情報を表示する。 表示制御手段:表示手段への表示情報の表示を制御す
るとともに、その表示モードを、通常表示モードと画面
の焼付きを防止するためのセーバ画像を表示するスクリ
ーンセーブモードとの間で切り換える。 音声入力手段:マイク等で構成され、音声を入力す
る。なお、本発明でいう音声とは、人間の声の他、拍手
音などの声以外の音も含むものとする。 制御指令手段:音声入力手段からの入力内容に基づい
て表示制御手段に対し、通常表示モードとスクリーンセ
ーブモードとの間の切換え、及びスクリーンセーブモー
ドにおける表示状態の変更の少なくともいずれかを指令
する。
【0006】上述のように構成された表示装置において
は、内容の固定されたセーバ画像を一方的に表示するの
ではなく、使用者の話し声等の音声に反応して、スクリ
ーンセーブモードにおける表示状態が変化したり、ある
いはスクリーンセーブモードと通常表示モードとの間の
切換が行われたりするので、スクリーンセーブ機能の作
動内容が変化に富み、従来の表示装置にはない斬新な面
白さを有する。
【0007】上記スクリーンセーブモードにおいて表示
制御手段は、表示手段にセーバ画像として動画像を表示
するとともに、制御指令手段は、その動画像の動作パタ
ーンを音声入力手段からの入力内容に基づいて変化させ
る指令を表示制御手段に対して行うものとすることがで
きる。そして、セーバ画像としての動画像は、人物画
像、動物画像、及び人、動物、植物、その他の物品をモ
チーフとした擬人画像のうちの少なくともいずれか(以
下、キャラクター画像等という)を含むものとすること
ができ、この場合の制御指令手段は、音声入力手段から
の入力内容に基づいて、それらキャラクター画像等の画
面上での動作を変化させる指令を行うものとすることが
できる。
【0008】上記構成においては、動画像として形成さ
れるセーバ画像が、使用者の発する音声等に反応してそ
の動きを変化させるので、使用者はあたかもコンピュー
タとの間で対話を行う感覚でセーバ画像の動きを変える
ことができ、スクリーンセーブモードにおける表示が一
層楽しさにあふれたものとなる。特に、セーバ画像がキ
ャラクター画像等で形成されている場合には、使用者の
セーバ画像に対する親近感が増大し、ひいては無味乾燥
なコンピュータ入力作業等も楽しく行うことができる。
また、そのキャラクター画像が、テレビや雑誌等でよく
知られたアニメーションや漫画等で使用されているもの
であれば、使用者の親近感が増すばかりでなく、キャラ
クターの宣伝効果にもつながる。
【0009】次に、音声に対する反応の方式であるが、
音量に反応して制御が行われる方式(以下、音量検出方
式という)を採用することができる。この場合、音声入
力手段から入力される音声の音量を検出する音量検出手
段が設けられる。そして、制御指令手段は、音量が予め
定められた値を越えて検出された場合に、表示制御手段
に前述の指令、例えばキャラクター画像等の画面上での
動作を変化させる指令等を行うものとされる。また、定
められた値を越える上記音量に対して2以上の音量範囲
を定め、それら音量範囲毎に制御指令手段が、セーバ画
像としての動画像(例えばキャラクター画像等)が異な
る動作を行う構成とすることもできる。こうすれば、使
用者の話し声等の音量が大きいか小さいかに応じて、例
えばキャラクター画像等が異なる動きを行うのでセーバ
画像の動きの面白さを増大させることができる。
【0010】一方、別の方式としては、音声の波形を検
出して、その波形に応じて制御が行われる方式(以下、
波形検出方式という)を採用することも可能である。こ
の場合、具体的には下記の要件を含むものとして構成す
ることができる。 波形検出手段:音声入力手段から入力される音声の波
形を検出する。 参照用波形データ記憶手段:参照用音声波形の波形デ
ータを記憶する。 波形照合手段:上記記憶された参照用音声波形の波形
データと、波形検出手段が検出した音声波形の波形デー
タとを照合する。 この場合、制御指令手段は、その照合結果に基づいて動
画像の画面上での動作を変化させる指令を行うものとす
ることができる。
【0011】そして、波形検出方式によるさらに具体的
な装置構成として、下記の要件を含むものを挙げること
ができる。 単語波形データ記憶手段:1ないし複数の単語の波形
データを記憶する。 単語識別手段:音声入力手段から入力された単語の波
形データと、単語波形データ記憶手段に記憶された単語
波形データとを照合することにより、その入力された単
語の種類を識別する。
【0012】上記単語識別手段を備えた構成において
は、制御指令手段は、その識別された単語の種類に応じ
て、表示制御手段に対し異なる制御指令を行うものとす
ることができる。さらに具体的には、キャラクター画像
等の動画像が、識別された単語の種類に応じて異なる動
作を行うように制御を行うことができる。こうすれば、
例えばキャラクタ画像等が、あたかも使用者が話しかけ
た内容に応じるように動作を変化させることとなり、使
用者の親近感が一層増大する。
【0013】一方、上記波形検出方式は、スクリーンセ
ーブモードにおけるセーバ画像の動作の制御の他、スク
リーンセーブモードから通常表示状態へ切り換えたりあ
るいはその逆を行う場合の、その切換えの制御に対して
適用することも可能である。この場合、制御指令手段
は、上記波形照合手段による照合結果に基づいて上述の
切換えを行う指令を行うものとされる。ここで、その照
合結果に基づく切換えの指令は、スクリーンセーブモー
ドから通常表示状態へ切り換える場合にのみ、あるいは
その逆の場合にのみ行うようにすることもできる。その
具体的な例として、通常表示モードにおいては、予め定
められた時間を越えて入力処理がなされない場合にスク
リーンセーブモードへ切り換える指令を行い、スクリー
ンセーブモードにおいては、上記照合結果に基づいて切
換えを行うようにすることができる。ここで、波形デー
タとしては特定の単語の波形データとすることができ
る。より具体的には、使用者自身が発音した単語の波形
データを予め単語波形データ記憶手段に記憶させてお
き、音声入力手段から入力された単語の波形のデータが
その記憶された単語波形データと一致した場合にのみ、
切換えを行うようにすることができる。
【0014】このように表示装置を構成することによ
り、音声入力手段が予め定められた音声波形、例えば特
定の使用者(人間)の音声波形を検出した場合にのみ、
通常表示モード及びスクリーンセーブモードとの間の切
換えを行うようにすることができる。例えば、通常表示
画面における表示内容等を他人に知られたくない場合
に、スクリーンセーブモードから通常表示モードへの復
帰を、使用者自身又はその他の特定の人間による音声入
力を前提として行うようにすれば、その人間の声がいわ
ばパスワードの役割を果たすので、秘密漏洩防止効果も
合わせて達成されることとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の表示装置の一実施例を図面を
用いて説明する。図1に示す表示装置1は、CPU3
と、これに接続されるRAM4、ROM5、入力部イン
ターフェース6、表示制御手段の主体をなすモニタ制御
部7、時計8等を含むコンピュータ2を備え、そのCP
U3に対し音声入力手段としてのマイク9が接続されて
いる。さらに、CPU3には、ハードディスク装置、光
磁気ディスク装置等で構成される記憶装置10と音声合
成部11が接続されている。このCPU3が、制御指令
手段、音量検出手段、波形照合手段及び単語識別手段の
主体をなす。また、記憶装置10及びRAM4が、単語
波形データ記憶手段を構成する。
【0016】モニタ制御部7には表示手段としてCRT
等のモニタ12が、音声合成部11にはアンプ15を介
して音声出力部としてのスピーカ16がそれぞれ接続さ
れている。一方、入力部インタフェース6には入力手段
として、キーボード13、マウス14(あるいはトラッ
クボール等のその他のポインティングデバイス)が接続
されている。さらに、CPU3にはクロック回路18
と、動画制御用のVRAM17が接続されている(な
お、VRAM17をRAM4に兼用させる構成としても
よい)。
【0017】次に、記憶装置10には以下の各プログラ
ム及びデータが記憶されている。 (1)スクリーンセーバプログラム21:通常表示モード
とスクリーンセーブモードとを切り換える処理を行うモ
ード切換プログラム22、スクリーンセーブモードにお
いてモニタ12に表示される動画像の画面上での動きの
制御と、動画に合わせてスピーカ16から出力される音
楽や効果音等の音声の出力制御を行うための動画・音声
制御プログラム23、通常表示モードとスクリーンセー
ブモードとの切換条件設定、スクリーンセーブモードに
おいて表示されるべき動画パターンの選択、動画の動き
のの速さ、音声出力レベル等の各種設定を行うための条
件設定プログラム24等を含む。
【0018】(2)動画データ25:スクリーンセーブモ
ードにおいて表示されるセーバ画像としての動画の画像
データ。この動画データ25は、例えば図9〜図12に
示すように、人気アニメーション等に登場するキャラク
ター50の動画に係るものであって、図2に示すよう
に、そのキャラクター50の各種動作パターンを与える
動作データ101〜107を含む。なお、このような動
画データ25は、スクリーンセーブモードにおいて表示
させる動画の種類を自由に選択できるように、複数種の
ものが用意されている。 (3)音声データ26:表示される動画に合わせて音楽や
効果音等を流すための音声データであって、図2に示す
ように、各動作データ101〜107に対応するデータ
201〜207を含む。これらデータは音声合成部11
に送られて音声波形信号とされ、アンプ15で増幅され
た後スピーカ16から出力される。
【0019】(4)単語識別プログラム27、音量検出プ
ログラム28、単語波形データ登録部29:マイク9が
検出する単語の波形出力を読み込み、その振幅から音量
を算出するとともに、検出された波形を単語波形データ
登録部(単語波形データ記憶手段)29に予め登録され
ている単語波形データと照合して、対応する単語を識別
する。なお、本実施例では音量は、0〜9の10段階
(数字が大きくなるほど音量も大きくなる)で算出され
るようになっている。 (5)単語登録プログラム30:図3に示すように、マイ
ク9から入力された単語の音声の波形データを、その単
語に対応する各種制御処理内容(例えば、動画の種類、
動画の動作パターン、モードの切換等)と対応付けて、
単語波形データ登録部29に登録する。
【0020】また、RAM4には、スクリーンセーバプ
ログラム格納部31、動画データ・音声データ格納部3
2、単語識別プログラム格納部33、音量検出プログラ
ム格納部34、及び単語波形データ格納部35、及び通
常表示状態における画面表示制御を行うプログラム37
(ROM5に書き込まれている)を格納する格納部36
が形成されている。
【0021】以下、表示装置1の作動について説明す
る。まず、条件設定プログラム24を起動させ、以下に
例示されるような各種設定を行う。 (1)通常表示モードからスクリーンセーブモードへの切
換えを、マイク9から入力された単語波形に基づいて行
うか、それともキーボード13及びマウス14の操作が
所定時間行われなかった場合に自動的に行うものとする
か。 (2)キーボード13ないしマウス14の操作に基づいて
上記切換えを行う場合、どのくらいの時間操作がなけれ
ばスクリーンセーブモードに切り替わるものとするか。 (3)スクリーンセーブモードにおいて表示させる動画の
種類、及び動画の動作スピードの設定等。 (4)動画に合わせて出力させる音声のレベル。 なお、上記設定は、例えばモニタ12の表示画面に設定
用ウィンドウを開き、そのウィンドウの表示内容に従っ
て、キーボード13からのキー入力あるいはマウス14
からのマウスクリック等により行うようにすることがで
きる。
【0022】次に、コンピュータ2による画面表示制御
の流れについてフローチャートを用いて説明する。ま
ず、図4に示すように、コンピュータ2を立ち上げる
と、通常表示モードにおける画面表示制御を行うための
プログラム37がROM5から読み込まれてRAM4に
格納され(S1、S2)、続いてスクリーンセーバプログラ
ム21が記憶装置10から読み込まれて同様にRAM4
に格納される(S3)。次に、その条件設定プログラム2
4に基づいて設定された設定条件が読み込まれる(S
4)。そして、その条件により指定された動画データ2
5と、対応する音声データ26とが読み込まれてRAM
4に格納される(S5)。そしてさらに、単語識別プログ
ラム27及び音量検出プログラム28が読み込まれた
後、モニタ12には通常表示モードによる表示が行われ
る(S6、S7)。通常表示モードにおいてはコンピュータ
2の使用者は、記憶装置10等にインストールされてい
るワードプロセッサ、グラフィックス、表計算、通信、
ゲーム等の各種ソフトウェアを立ち上げて、所望の操作
を行うことができる。
【0023】例えば、通常表示モードとスクリーンセー
ブモードとの切換えが、キーボード13やマウス14に
よる入力の有無に基づいて行われるように設定されてい
る場合は、その処理の流れは図5に示すものとなる。す
なわち、S8において、キーボード13やマウス14から
の操作(入力)が設定時間Pを超えて行われなかった場
合は、画面表示がスクリーンセーブモードに切り替わり
(S9)、選択された動画が表示されることとなる(S1
0)。
【0024】そのスクリーンセーブモードにおける処理
(S10)の流れの詳細を図6に示している。すなわち、
マイク9からの音声入力がない場合は、図3に示す動作
データ101及び音声データ201に基づく動画表示及
び音声出力が行われる(S101)。その動画の画面への表
示例を図9に示している。この例では、背景51の中
で、少年をモチーフとしたキャラクター画像(以下、単
にキャラクターという)50がモニタ12の画面52内
を走り回るように表示されている。このキャラクター5
0の表示領域が画面52上を移り変わることにより、C
RT等で構成されたモニタ12の焼き付きが防止ないし
抑制されることとなる。
【0025】このような動画の表示は、公知の方式に基
づいて実施することができる。すなわち、RAM4に格
納された動画データ25はCPU3により順次読み出さ
れ、VRAM17(図1)に送られる。VRAM17
は、例えば図13に示すように、モニタ12の画面を形
成する表示素子の並びに対応してマトリックス状に配置
された多数の記憶領域17aを備える(なお、説明をわ
かりやすくするため、モニタ12が各表示素子の点灯・
消灯の組合せのみで画像を形成するものであると考え
る)。上記各記憶領域17aは各表示素子に対して1対
1に対応するものとされており、点灯する表示素子に対
しては例えば記憶値が1となり、消灯する表示素子に対
しては記憶値が0となる。そして、VRAM17の記憶
値のパターンは、クロック回路18により所定のクロッ
クで順次切り替えられており、所定の画像の動きに対応
するように順次変化する。モニタ制御部7は、刻々変化
する上記記憶値のパターンをCPU3を介してVRAM
17から受け取り、それに基づいてモニタ12に表示さ
れる画像を制御する。なお、モニタ12に動画をカラー
表示する場合も基本的な原理はほぼ同じである。
【0026】図6に戻って、S102においてマイク9が音
声を検出した場合は、検出された単語(音声)の波形デ
ータが単語波形データ登録部29(図1)に登録されて
いる波形データと照合され、検出された単語の種類が識
別される。そして、その識別結果に応じて、キャラクタ
ー50がそれぞれ異なる動作を行うこととなる(S103〜
S118)。図3に示すように、各種単語の波形データに動
作データ及び音声データが対応付けられているが、単語
波形データは特定の使用者の発音によるものが登録され
ており、その使用者による単語音声が検出された場合に
のみキャラクター50の動作が変化することとなる。し
かしながら、同一の単語に対し多数の人間の発音音声波
形データを登録しておき、そのデータ比較により、不特
定多数の使用者の単語音声に対してもキャラクター50
の動作を変化させる処理を行うようにすることも不可能
ではない。
【0027】そのいくつかの動作例を以下に説明する。
まず、人を驚かせるときなどに用いる「わっ」という単
語が検出された場合は、S103からS104へ向かう流れとな
る。この流れにおいては、その単語音声の音量に応じて
異なる処理が行われる。すなわち、検出された音量が3
〜6の場合は、動作データ102及び音声データ202
(図3)に基づく処理、すなわち図10に示すように、
画面内を走り回っていた少年のキャラクター50は、び
っくりしたポーズをとるようにその動作を変化させ、
「ひえっ」という驚き声の音声がスピーカ16から出力
される(S106)。一方、検出された音量が7〜9の場合
は、動作データ103及び音声データ203に基づく処
理、すなわち図11に示すように、キャラクター50が
画面上で転び、「いてっ」という音声出力が行われる
(S108)。なお、音量が0〜2の場合は、キャラクター
50の動作に変化は生じない。
【0028】一方、「わっ」以外のもので、「転べ」、
「降参だ」、「おーい」、「かわいい」、「クソガキ」
等の単語が検出された場合は、それぞれS110、112、11
4、116、118において、キャラクター50の動作が対応
するものに変化する。例えば、「転べ」の場合はS108と
同じ処理が、「降参だ」の場合は図12に示すように、
キャラクター50が座り込んでポーズをとり、「だめだ
なあ、もう」という音声が出力される(S112)。
【0029】スクリーンセーブモードでは以上のように
して、音声検出に伴い動画の動きを変化させる処理が行
われるが、図5のS11において、キーボード13ないし
マウス14による操作が行われた場合には、通常表示モ
ードに復帰する処理が行われ、S8に戻って以下の処理が
繰り返される。
【0030】ここで、通常表示モードへの切換えを、キ
ーボード13等による入力操作の有無に基づいて行うの
ではなく、音声検出に基づいて行うようにすることもで
きる。その場合は、例えば、図5のフローチャートのS1
0〜S11を図7に示すもので置き換えた処理とすればよ
い。すなわち、この例では、S201及びS202において「バ
イバイ」または「戻れ」のいずれかの単語が検出された
場合に、通常表示モードに復帰するように処理される。
なお、同様の処理は、通常表示モードからスクリーンセ
ーブモードへ移行させるときにも行うことができる。
【0031】ここで、キャラクター50の動作を変化さ
せたりモード切換えに使用される単語の登録方法を図8
のフローチャートを用いて説明する。まず、記憶装置1
0(図1)に格納されている単語登録プログラム30を
立ち上げるとともに、その登録が、キャラクター50の
動作変化を行わせるためのものか、モード切換えを行う
ためのものかを選択する(S301、S306)。前者の場合はS
302以下へ進み、動画の種類と、その動画の中でキャラ
クター50が行う動作のうち、登録されるべき単語にど
れを対応させるかの選択を行う(S302〜S304)。なお、
動作データ25の選択に伴い対応する音声データ26も
自動的に選択される。そして、マイク9に向かって登録
するべき単語を発音し、その波形データを単語波形デー
タ登録部29(図3)に登録する(S305)。これによ
り、図3に示すように、波形データは動画データの番
号、動作データの番号及び音声データの番号と対応付け
られた状態で登録される。なお、上記登録された単語が
検出された場合は、通常モードへの復帰処理は行わない
ので、単語波形データ登録部29の対応するエリアには
「復帰しない(No)」に相当するデータが格納される。
一方、後者の場合はS307以下へ進み、マイク9に向かっ
て登録するべき単語を発音するとともに、その波形デー
タのみを単語波形データ登録部29に登録する(S307、
S308)。そして、この場合は通常モードへの復帰処理を
行うので、上述のエリアには「復帰する(Yes)」に対
応するデータが格納されることとなる。
【0032】以上説明した実施例においては、スクリー
ンセーブモードにおいて表示される動画(セーバ画像)
は、キャラクター画像を含むものが使用されているが、
人物や動物等の実写画像やそれに加工を施したもの等を
使用することもできる。また、動画の動きを変化させた
りモード切換えのための処理を行う場合、必ずしも単語
音声の波形を検出するようにする必要はなく、例えば音
声の音量のみを検出して処理を行うようにしてもよい。
また、人間の声に限らず、拍手音などの声以外の音波を
使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の構成例を示すブロック図。
【図2】動画データ及び音声データの内容例を示す説明
図。
【図3】単語波形データ登録部の内容を示す説明図。
【図4】本発明の表示装置における処理の流れを示すフ
ローチャート。
【図5】図4に続くフローチャート。
【図6】図4のS10の処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【図7】図5の一部を置き換えるためのフローチャー
ト。
【図8】単語登録処理の流れを示すフローチャート。
【図9】スクリーンセーブモードにおける動画の表示例
を示す模式図。
【図10】そのキャラクターの動作の変化例を示す模式
図。
【図11】同じく別の変化例を示す模式図。
【図12】同じくさらに別の変化例を示す模式図。
【図13】VRAM内の記憶領域の概念図。
【符号の説明】
1 表示装置 2 コンピュータ 3 CPU 4 RAM 5 ROM 7 モニタ制御部(表示制御手段) 9 マイク(音声入力手段) 10 記憶装置(単語波形データ記憶手段) 12 モニタ(表示手段) 13 キーボード 14 マウス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字及び画像等の表示情報を表示する表
    示手段と、 その表示手段への前記表示情報の表示を制御するととも
    に、その表示モードを通常表示モードと、画面の焼付き
    を防止するためのセーバ画像を表示するスクリーンセー
    ブモードとの間で切り換える表示制御手段と、 音声を入力するための音声入力手段と、 その音声入力手段からの入力内容に基づいて前記表示制
    御手段に対し、前記通常表示モードとスクリーンセーブ
    モードとの間の切換え、及び前記スクリーンセーブモー
    ドにおける表示状態の変更の少なくともいずれかを指令
    する制御指令手段と、 を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記スクリーンセーブモードにおいて前
    記表示制御手段は、前記表示手段にセーバ画像として動
    画像を表示する一方、 前記制御指令手段は、その動画像の動作パターンを前記
    音声入力手段からの入力内容に基づいて変化させる指令
    を前記表示制御手段に対して行う請求項1記載の表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記セーバ画像としての動画像は、人物
    画像、動物画像、及び人、動物、植物、その他の物品を
    モチーフとした擬人画像のうちの少なくともいずれか
    (以下、キャラクター画像等という)を含むものとさ
    れ、前記制御指令手段は、前記音声入力手段からの入力
    内容に基づいて、それらキャラクター画像等の画面上で
    の動作を変化させる指令を行うものとされる請求項2記
    載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記音声入力手段から入力される音声の
    音量を検出する音量検出手段を備え、前記制御指令手段
    は、前記音量が予め定められた値を越えて検出された場
    合に、前記キャラクター画像等の画面上での動作を変化
    させる指令を行う請求項3記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記定められた値を越える前記音量に対
    して2以上の音量範囲が定められ、それら音量範囲毎に
    前記キャラクター画像等は異なる動作を行うものである
    請求項4記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 1ないし複数の単語の波形データを記憶
    する単語波形データ記憶手段と、 前記音声入力手段から入力された単語の波形データと、
    前記単語波形データ記憶手段に予め記憶された単語波形
    データとを照合することにより、その入力された単語の
    種類を識別する単語識別手段とを備え、 その識別された単語の種類に応じて、前記キャラクター
    画像等は異なる動作を行うものとされる請求項3ないし
    5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記音声入力手段から入力される音声の
    波形を検出する波形検出手段と、 参照用音声波形の波形データを記憶する参照用波形デー
    タ記憶手段と、 その記憶された参照用音声波形の波形データと、前記波
    形検出手段が検出した音声波形の波形データとを照合す
    る波形照合手段とを備え、 前記制御指令手段は、前記通常表示モードにおいて、予
    め定められた時間を越えて入力処理がなされない場合に
    前記スクリーンセーブモードへ切り換える指令を行うと
    ともに、前記スクリーンセーブモードにおいて、前記音
    声入力手段が特定の人間の音声を検出した場合に、前記
    通常表示モードへの切換えを行うものとされる請求項1
    ないし6のいずれかに記載の表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6266775B1 (en) 1997-08-25 2001-07-24 Nec Corporation Method and apparatus for displaying information and information recording medium having information displaying means
JP2002014758A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Kyocera Corp 入力表示装置
EP1411424A3 (en) * 2002-10-15 2006-06-21 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for synchronizing sensory stimuli with user interface operations
JP2007507773A (ja) * 2003-09-30 2007-03-29 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー データの再生装置および再生方法

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