JP3463515B2 - 楽譜表示方法、楽譜表示装置、及びプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

楽譜表示方法、楽譜表示装置、及びプログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP3463515B2
JP3463515B2 JP17923997A JP17923997A JP3463515B2 JP 3463515 B2 JP3463515 B2 JP 3463515B2 JP 17923997 A JP17923997 A JP 17923997A JP 17923997 A JP17923997 A JP 17923997A JP 3463515 B2 JP3463515 B2 JP 3463515B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
partial data
screen
display
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17923997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1124648A (ja
Inventor
加寿子 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP17923997A priority Critical patent/JP3463515B2/ja
Publication of JPH1124648A publication Critical patent/JPH1124648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3463515B2 publication Critical patent/JP3463515B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に、或いは
ユーザの操作によって指定されるデータ上の指定個所に
応じて、該データ中から1画面分のデータを抽出して表
示させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データの表示方法としては、スクロール
表示方法が広く知られている。そのスクロール表示方法
は、様々な装置やソフトウェアで採用されており、それ
によって広く普及している表示方法である。
【0003】スクロール表示方法では、データを1行或
いは列といった表示単位で分割(仮想的に)して、新た
に表示すべきデータが生じる度に、表示単位でのデータ
の追加、そのデータの追加に応じた現在表示中のデータ
の全体的なシフトが行われる。そのシフトにより、新た
に追加したデータから最も遠いデータは、そのデータ追
加分に応じて画面から消去される。スクロール表示方法
は、そのようにして、データの追加と一部のデータの消
去を伴う現在表示中のデータのシフト、即ちデータのス
クロールにより表示を行う表示方法である。
【0004】新たに表示すべきデータが生じたか否か、
即ちスクロールを行うべきタイミングは、現在表示中の
データのなかで処理対象となっている表示単位(以降、
便宜的に対象表示単位と呼ぶ)の位置を基に判断され
る。その対象表示単位は、文書作成といった言語処理用
ソフトウェア(ワープロソフトと俗称されるソフトウェ
アを含む)では、カーソルが表示されているラインのこ
とである。そのラインは常に画面上に表示させる必要が
ある。そのため、スクロールは、新たに指定された対象
表示単位が画面に表示されているか否かに応じて、その
対象表示単位を常に画面上に表示させておくように行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、スク
ロール表示方法では、データをシフトさせて表示させ
る。しかし、そのようなデータのシフトは、人によって
は違和感を与え、データの取得(読み取り)に要する時
間を長引かせるという問題点を発生させていた。その問
題点は、作業効率の低下といった形で表面化する。
【0006】近年では、情報伝達の媒体として、CRT
や液晶パネルといった表示装置が用いられることが多く
なっている。しかし、本といった紙面がその媒体に用い
られることも依然として多いのが実情である。
【0007】紙面上の情報は、目で拾うことで読み取ら
れる(取得される)。これに対し、表示装置の画面上で
スクロール表示される情報は、随時シフトされることか
ら、それを考慮して目で追いながら拾わなければなら
ず、人に要求される情報を読み取るための動作(以降、
便宜的に情報取得動作と呼ぶことにする)が紙面のとき
とは異なる。その動作内容の違いが人に違和感を与え、
その違いに対処できるようになるまでの間、データの読
み取りに要する時間は長くなる。
【0008】音楽といったデータを随時取得してそれを
処理しなければならない分野では、データの取得(演奏
においては楽譜を読むことが相当する)よりもそれの処
理の仕方(演奏操作)のほうがより重要視される傾向に
ある。これは、僅かな演奏操作の違いが聴感上では大き
な違いとなることが多いことからも明らかなように、演
奏操作には非常に高度な技術が要求されるためである。
データを取得するうえでの違和感は、人が演奏操作に集
中するのを妨げるように働く。楽譜は紙面に印刷される
ことが殆どである。そのため、特に、音楽といったよう
な分野では、上記問題点はより深刻となる傾向にあっ
た。
【0009】本発明の課題は、表示装置の画面上に表示
させるデータを、紙面に慣れた人が迅速、且つ容易に読
み取れるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の楽譜表示方法
は、曲を再生するためのシーケンスデータ及び当該曲の
楽譜を表示するための画像データを対にして記憶すると
共に、前記シーケンスデータに基づく曲再生の進行に対
応して前記楽譜を表示するための画像データから1画面
分のデータを抽出して画面上に表示させることを前提と
しており、画像データを、複数の五線譜の段を含む1画
面分を単位として成る第1の部分データに分割し、 当該
第1の部分データを更に各五線譜の段から成る第2の部
分データに分割するとともに、当該各第2の部分データ
は夫々前記画面上に表示すべき位置が設定され、 曲再生
の進行に対応して当該曲再生の進行位置に対応する五線
譜の段を表す第2の部分データが含まれる第1の部分デ
ータが選択されるとともに、当該選択された第1の部分
データのうち、前記曲再生の進行位置に対応する第2の
部分データの段、当該段に続く第2の部分データ全て、
及び前記段の前段に対応する第2の部分データを前記画
面上の設定された位置に表示し、さらに前記選択された
第1の部分データに続く第1の部分データに含まれる第
2の部分データのうち、前記画面上の残りの部分に表示
位置の設定された第2の部分データを表示する。
【0011】本発明の楽譜表示装置は、曲を再生するた
めのシーケンスデータ及び当該曲の楽譜を表示するため
の画像データを対にして記憶する記憶手段と、前記シー
ケンスデータに基づいて曲再生を行なう曲再生手段とを
有し、前記曲再生手段の曲再生の進行に対応して前記記
憶手段に記憶されている画像データから1画面分の楽譜
を表すデータを抽出して画面上に表示させる装置であ
り、前記画像データを、複数の五線譜の段を含む1画面
分を単位として成る第1の部分データに分割する第1の
分割手段と、当該第1の部分データを更に各五線譜の段
から成る第2の部分データに分割するとともに、当該各
第2の部分データは夫々前記画面上に表示すべき位置を
設定する第2の分割手段と、前記曲再生の進行位置に対
応した五線譜の段を表す第2の部分データが含まれる第
1の部分データを選択するとともに、当該選択された第
1の部分データのうち、前記曲再生の進行位置に対応す
る第2の部分データの段、当該段に続く第2の部分デー
タ全て、及び前記段の前段に対応する第2の部分データ
を前記画面上の設定された位置に表示し、さらに前記選
択された第1の部分データに続く第1の部分データに含
まれる第2の部分データのうち、前記画面上の残りの部
分に表示位置の設定された第2の部分データを表示する
表示制御手段と、を具備する。
【0012】本発明の記録媒体は、曲を再生するための
シーケンスデータ及び当該曲の楽譜を表示するための画
像データを対にして記憶する記憶手段から読み出された
シーケンスデータに基づいて曲再生を行なう機能と、前
記画像データを、複数の五線譜の段を含む1画面分を単
位として成る第1の部分データに分割する機能と、当該
第1の部分データを更に各五線譜の段から成る第2の部
分データに分割するとともに、当該各第2の部分データ
は夫々前記画面上に表示すべき位置に設定する機能と、
前記曲再生の進行位置に対応した五線譜の段を表す第2
の部分データが含まれる第1の部分データを選択すると
ともに、当該選択された第1の部分データのうち、前記
曲再生の進行位置に対応する第2の部分データの段、当
該段に続く第2の部分データ全て、及び前記段の前段に
対応する第2の部分データを前記画面上の設定された位
置に表示し、さらに前記選択された第1の部分データに
続く第1の部分データに含まれる第2の部分データのう
ち、前記画面上の残りの部分に表示位置の設定された第
2の部分データを表示する機能と、を備えたプログラム
を記録している。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】本発明では、表示用のデータを1画面
(頁)分毎に分割し、1画面分のデータを更に細かいラ
イン(段)や列といった表示上の形式(様式)を基にし
て決めた表示単位で分割するとともに、それら表示単位
の表示位置(領域)を各々予め設定しておき、それら表
示単位に各々設定した表示位置を変更させることなく、
該表示位置に表示させる表示単位が属する画面(頁)を
切り換えていくことにより、表示させるデータを表示単
位で変更して画面上の表示内容を更新する。
【0021】そのようにして表示させるデータを切り換
えた場合、表示されている表示単位の移動(シフト)を
回避しつつ、画面上の表示内容が更新されることにな
る。それにより、紙面上に印刷された文字や楽譜等を読
むように、ユーザは表示されたデータを読めるようにな
る。
【0022】本発明では、自動的に、或いはユーザによ
って指定された表示単位、及びそれとデータ上で連続す
る(隣り合っている)前後の表示単位は少なくとも表示
させている。
【0023】例えば、文章を読んだり、それの作成、或
いは修正するような場合には、現在対象としている部分
(行)とその周りの情報を取得して分析し、その分析結
果を基にその部分の処理を行うのが普通である。このこ
とから明らかなように、一般的には、指定された表示単
位だけでなく、その前後の表示単位の重要度も非常に高
い。本発明では、それらを常に表示させることから、ユ
ーザは重要度の高い情報を広く、且つ容易に取得できる
ようになり、それによって迅速、且つ適正な作業を行え
るようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本実施
の形態(楽譜表示装置(データ表示装置))を搭載した
電子楽器の構成図である。
【0025】その電子楽器100は、図1に示すよう
に、楽器100全体の制御を行うCPU101と、その
CPU101が実行するプログラムを格納したプログラ
ムROM102と、CPU102がワーク用に使用する
RAM103と、自動演奏用のシーケンスデータ、楽譜
表示用の画像データ等を格納したデータROM104
と、特には図示しない画面上に画像を表示する表示部
(例えば液晶パネル)105と、その表示部105を駆
動して、その画面上に画像を表示させる表示駆動回路1
06と、CPU101の指示に従って楽音を発音する音
源システム107と、ユーザによって操作される操作部
108とを備えて構成される。
【0026】図2は、上記操作部108の構成を示す図
である。図2に示すように、操作部108は、演奏操作
の対象となる鍵盤201と、各種の設定を行うためのス
イッチ群202とから構成されている。そのスイッチ群
202を構成するスイッチとしては、自動演奏の開始ま
たは終了を指示するためのSTART/STOPスイッ
チ203、自動演奏、或いは表示部105に楽譜を表示
させる曲を選択するための曲SELスイッチ204、楽
譜の表示方法(詳細は後述する)を設定するためのA〜
Cスイッチ205〜207を備えている。なお、図2に
スイッチ群202として示した各種スイッチ203〜2
07は、本実施の形態において特に関わるスイッチだけ
を抜粋したものである。
【0027】以上の構成において、その動作を説明す
る。不図示の電源がオンされると、CPU101はプロ
グラムROM102に格納されたプログラムを読み出し
て実行することにより、楽器100全体の制御を開始す
る。その後は、RAM103を作業用に使用しながら、
操作部108から受け取る鍵盤201やスイッチ群20
2の操作状態を表す信号に応じた各部の制御を行う。例
えば、鍵盤201の操作状態は、それを走査することで
検出し、スイッチ群202を構成する各スイッチの操作
状態、或いは操作の有無は、その操作状態に応じて変化
する電圧値から検出するようになっている。図2に示す
各種スイッチ203〜207は、操作の有無を検出する
タイプである。
【0028】CPU101は、操作部108から鍵盤2
01の操作状態を表す信号を受け取ると、前回に検出さ
れたその操作状態と比較することにより、操作状態が変
化した鍵を特定する。そのような鍵を特定できた場合に
は、その特定した鍵とそれの操作状態の変化に応じて音
源システム107に送出すべき制御コマンドを生成し、
それを音源システム107に送出する。
【0029】上記音源システム107は、例えば楽音の
波形データを生成する音源LSI、その音源LSIから
出力された波形データをアナログのオーディオ信号に変
換するD/Aコンバータ、そのオーディオ信号を増幅す
るアンプ、アンプが出力したオーディオ信号を入力して
楽音を放音するスピーカ等から構成される。上記音源L
SIが、CPU101から受け取った制御コマンドに従
って波形データを生成することにより、鍵盤201への
操作に応じて楽音が放音される。
【0030】一方、CPU101は、スイッチ群202
を構成する各スイッチの操作状態、或いは操作の有無に
応じて、モードや音響効果、テンポ、音色といった各種
の設定等を行う。図2に示す各種スイッチ203〜20
7においては、操作の有無に応じて、それに割り当てた
機能に従って制御を行う。図3〜図8を参照して、具体
的にその内容について説明する。
【0031】START/STOPスイッチ203は、
上記したように、自動演奏の開始、或いは終了をユーザ
が指示するためのスイッチである。そのスイッチ203
が操作されると、CPU101は、現在自動演奏を行っ
ているか否かに応じて、自動演奏中であればそれを終了
させ、そうでなければ、即ち自動演奏中でなければ現在
選択されている曲の自動演奏を開始させる。
【0032】図3は、データROM104のデータ構成
図である。図3(a)は1曲当たりに用意したデータの
全体構成を、同図(b)は画像データの構成をそれぞれ
示している。
【0033】図3に示すように、本実施の形態では、曲
毎(括弧内の1〜nが曲番号を示す。これは以降におい
ても同様)に、その曲をサウンドとして再生するための
シーケンスデータ(図中では曲データ)と、その曲の楽
譜を表示するための画像データとを対にして用意してい
る。その曲データは、図3(a)に示すように、楽譜が
複数頁(図中の1〜kが何頁かを示す)にわたるもので
あり、曲データの間を制御記号(図中のEND)で区切
っている。曲データの各頁のデータ量は、図中の1〜m
(本実施の形態では6としている)で示すように、紙面
には複数の段に分けて楽譜が記譜される量である。
【0034】その曲データは、音符単位で用意したイベ
ントデータの集合体である。各イベントデータは、イベ
ントの具体的内容を表す音符データ(図中の音符が対
応)と、あるイベントが発生してから次のイベントが発
生するまでの時間差(デルタタイム)を表す休符データ
(図中の最後に数字を付けた休符が対応)とから構成さ
れている。
【0035】曲データ(シーケンスデータ)は、上記の
ように構成されている。そのため、CPU101は、各
イベントデータを、曲データの先頭からイベントデータ
を構成する休符データに従って処理して制御コマンドを
生成し、それを音源システム107に送出することで自
動演奏を行う。
【0036】上記のように、データROM104に用意
した曲には互いに異なる番号(曲番号)が割り当てられ
ており、選択されている曲はその番号によって管理して
いる。選択されている曲は、曲SELスイッチ204へ
の操作によって変更される。CPU101は、曲SEL
スイッチ204が操作される度に、例えば曲番号をサイ
クリックに変更して選択されている曲を変更する。
【0037】曲データと対になっている他方の画像デー
タ(楽譜)は、図3(b)に示すように、五線譜、曲の
音符、カーソルを表示するためのデータと、五線譜とカ
ーソルの表示位置の制御用の座標オフセット値群とを備
えている。五線譜表示用のデータは、1段分の五線譜を
表示するための画像データと、1段目の五線譜の表示位
置を指定するデフォルト座標(XG,YG)とから構成
されている。そのデフォルト座標(XG,YG)は、例
えば画面の左上隅をXY座標の基準点(0,0として表
示位置を表したものである。
【0038】音符表示用のデータは、図4(a)に示す
ように、紙面への楽譜の記譜に合わせて、頁毎、段毎に
分けている。各段のデータは、音符単位でその段の音符
表示用データを用意し、各段の区切りを制御記号(図中
のDEND)で表している。一つの音符表示用データ
は、表示させる音符の画像データと、それを表示させる
位置を指定する座標(OX,OY)とから構成されてい
る。なお、その座標(図中では休符)において、OXは
X軸上における位置、OYはその段の五線譜のY座標上
の位置からの相対的な変化量である。
【0039】自動演奏の楽しみ方の一つに、自動演奏と
の合奏がある。楽譜が数頁にわたる場合、その楽譜は演
奏の進行に合わせて表示を変更していかなければならな
い。合奏では、自動演奏の進行と、ユーザ自身の演奏の
進行とが必ずしも一致するとは限らない。そのため、本
実施の形態では、それらの演奏の進行を別々に示せるよ
うに、カーソル表示用のデータとして、図4(b)に示
すように、ユーザが演奏している位置を示すためのカー
ソル(実演奏カーソル)と、自動演奏している位置を示
すためのカーソル(模範演奏カーソル)と、の2種類の
画像データを用意している。
【0040】座標オフセット値群は、上記カーソル、各
段の五線譜の表示位置制御用のデータである。そのこと
から、オフセット値群は、図4(c)に示すように、カ
ーソル用と五線譜用とに分けて用意されている。本実施
の形態では、1頁の五線譜の段数を6としている。2種
類のカーソルは、五線譜に沿って表示するようにしてい
る。そのため、五線譜用、カーソル用として、6つのオ
フセット値を用意している。
【0041】表示駆動回路106は、表示部105の画
面に表示させる画像を記憶させるメモリ(例えばDP−
RAM)を備えており、そのメモリに記憶された画像を
そのまま表示部105に表示する。そのことから、CP
U101は、上記のように構成されている画像データを
以下のように処理して楽譜、及びカーソルを表示させ
る。
【0042】図3(b)に示すように、楽譜を構成する
ための部分画像は五線譜、その五線譜上に配置する音符
(各種の記号等を含む)の2種類であり、表示上の優先
度は音符の方が上である。カーソルは、楽譜よりも優先
度が高いとしている。そのため、CPU101は、各段
毎に、五線譜、音符の順序、即ち優先度が低い方を先に
する順序で表示駆動回路106内のメモリにそれらの画
像データを、五線譜のデフォルト座標(図3(b)参
照)、各音符の座標(図4(a)参照)、座標オフセッ
ト値群(図4(c)参照)から格納すべきアドレスを決
定して上書きする。カーソルは、それとは別に、表示さ
せるべき位置に応じてメモリに格納(上書き)する。そ
れにより、1頁分の楽譜とカーソルの画像データがメモ
リに格納されたことになる。そのため、表示駆動回路1
06がそのメモリに格納された画像データに従って表示
部105を駆動すると、1頁分の楽譜とカーソルが表示
部105の画面上に表示される。以降は、楽譜が配置さ
れた画面を楽譜画面と呼ぶことにする。
【0043】なお、上記表示部105は、電子楽器10
0に必ずしも搭載しなくとも良い。例えば、電子楽器1
00を外部の表示装置、例えばテレビに接続させて、そ
のテレビの画面上に楽譜を表示させるようにしても良
い。
【0044】CPU101は、楽譜はA〜Cスイッチ2
05〜207の何れかのスイッチが操作されたかに関係
なく表示させる。カーソルは、操作されたスイッチの種
類に応じて表示させる。具体的には、Aスイッチ205
のときには実演奏カーソル、Bスイッチ206のときに
は模範演奏カーソル、Cスイッチ207のときにはそれ
らを共に表示させる。従って、Aスイッチ205を操作
すればユーザ自身の演奏だけが有効とされ、Bスイッチ
206を操作すれば自動演奏、Cスイッチ207を操作
すればそれらが共に有効とされることになる。
【0045】図8は、実際の楽譜表示例を示す図であ
る。その表示例は、Cスイッチ207が操作された場合
のものであり、実演奏カーソルZC、模範演奏カーソル
MCが2段目の五線譜上に表示されている。
【0046】なお、本実施の形態では、表示させる部分
画像(五線譜や各種の音符等)のデータを別個に用意
し、CPU101がそれらを必要に応じて加工して1画
面(楽譜画面)分のビットマップパターンを生成する方
式を採用しているが、画像を表示させる方式はこれに限
定されるものではない。例えば、その部分画像データを
種類別に用意し、画面上に表示させる部分画像の種類、
その位置を指定して1画面分の画像を表示する方式(ス
プライト方式)を採用しても良い。
【0047】上記カーソルZC、MCの表示位置は、以
下のように決定している。本実施の形態では、その表示
位置を音符単位で決定している。模範演奏カーソルMC
は、自動演奏されている楽譜上の位置を示すカーソルで
ある。自動演奏は、次に処理すべき音符(イベントデー
タ)を特定しながら行われる。曲データにおける音符と
画像データにおける音符とは1対1に対応している。そ
のため、模範演奏カーソルの表示位置は、次に処理すべ
き曲データ中の音符(イベントデータ)に合わせて決定
している。それにより、模範演奏カーソルMCの表示位
置の移動と自動演奏の進行とを音符単位で連動させてい
る。
【0048】実演奏カーソルZCは、ユーザが演奏して
いる楽譜上の位置を示すカーソルである。ユーザによる
演奏は、ユーザが楽譜上に記譜された音符に対応する鍵
盤201上の鍵を順次弾いていくことで進行する。その
ことから、本実施の形態では、ユーザが鍵を弾いた回数
から演奏の進行を判断して、楽譜上の演奏位置を特定し
ている。実演奏カーソルZCの表示位置は、特定した楽
譜上の演奏位置(次に弾くべき音符)に合わせて決定し
ている。それにより、実演奏カーソルZCの移動とユー
ザの押鍵とを連動させている。
【0049】なお、演奏の進行の判断は、ユーザが鍵を
弾いた回数だけでなく、その鍵に割り当てられた音高と
楽譜上の音符の音高とを対比して、その結果を考慮して
行うようにしても良い。
【0050】上記のようにして、各カーソルZC、MC
の表示位置は決定される。CPU101は、そのように
して決定される表示位置に、A〜Cスイッチ205〜2
07を介して設定されたモードに応じてカーソルを表示
させる。それにより、ユーザは、自身が現在演奏してい
る位置や自動演奏されている本来演奏しているべき位置
を視覚的に確認することができるようになる。また、自
身の演奏の技術やその傾向等も容易に判断できるように
もなる。演奏の基本的なリズムや演奏速度の把握も容易
になる。そのため、高い利便性も得られる。
【0051】なお、本実施の形態では、自動演奏とユー
ザの演奏位置をカーソルで示すようにしているが、その
演奏位置は、それに該当する部分、例えば音符の表示
色、或いは明るさといったものを他と異ならせることで
表すようにしても良い。
【0052】ところで、楽譜は、ユーザ自身の演奏の進
行、或いは自動演奏の進行に合わせて表示しなくてはな
らない。上記のようにして決定した実演奏カーソルZ
C、或いは模範演奏カーソルMCの楽譜上の位置に応じ
て、CPU101は以下のように表示内容、即ち楽譜画
面を変更(更新)する。図6を参照して、その楽譜表示
方法、即ち楽譜画面の更新の仕方について説明する。そ
の図6は、左上隅に示す楽譜画面を初期画面として、各
段の演奏(ユーザ自身の演奏、或いは自動演奏)が終了
する毎の楽譜画面の推移を表したものである。
【0053】図6に示すように、本実施の形態では、各
頁の各段の楽譜の位置は変化させずに、必要性が低いと
考えられる既に演奏が終了した段の楽譜を次の頁の同じ
段の楽譜に置き換えることで楽譜画面の更新を行ってい
る。具体的には、例えばN頁の2段目に演奏が移行した
際には6段目にそれまで表示させていたN−1頁の6段
目の楽譜をN頁の6段目の楽譜に置き換え、その段の演
奏が完了して3段目に移行すれば、1段目にそれまで表
示させていたN頁の1段目の楽譜をN+1頁の1段目の
楽譜に置き換えている。そのようにして、現在演奏中の
段、及び、それと楽譜上では連続している前後の段は少
なくとも表示させつつ、他の段の楽譜の表示変更を行っ
ている。
【0054】なお、本実施の形態では、図6に示すよう
に、演奏の進行方向でだけ楽譜画面を更新するようにし
ているが、当然のことながら、その方向にだけ限定しな
くとも良い。表示内容の更新の仕方は、ユーザによっ
て、或いは自動的に指定される位置が動いていける方向
毎に決めておくことが望ましい。
【0055】上記のように各頁、各段の楽譜を表示させ
た場合、ユーザは各段の画面上における動きを目で追わ
なくても済むようになる。紙面に記譜された楽譜を読む
ように、ユーザは各段の音符を目で拾うだけで済むよう
になる。そのため、紙面に慣れたユーザにとっては、画
面上に表示された楽譜を迅速、且つ容易に読み取ること
ができる。また、それにより、違和感を持つのが回避さ
れるため、ユーザは自身の演奏により集中することがで
きるようにもなる。現在演奏中の段、及び、それと楽譜
上では連続している前後の段は少なくとも表示させるこ
とで、ユーザは曲の流れを考慮しつつ演奏が行えるよう
になる。このように、高い利便性が得られるようにな
る。
【0056】また、本実施の形態では、現在演奏中の段
(位置)をユーザが容易に視認できるように、その段を
強調表示している。図7は、その様子を説明する図であ
る。図7に示すように、本実施の形態では、各段毎に明
るさを異ならせることで演奏中の段を表している。その
明るさは、演奏中の段を最も明るくし、それから前後の
各方向に離れるに従って段毎に4段階で暗くさせてい
る。従って、図7の楽譜画面では、演奏中の段が3段目
であることから、3段目が最も明るく、次に2段目と4
段目、その次が5段目、最も暗いのが1段目と6段目と
なっている。
【0057】なお、演奏すべき段の視認性を向上させる
方法としては、上記の他に、段の大きさを変える、表示
色を変える、段を表示させる形状を変える、といった方
法がある。当然のことながら、それらを組み合わせても
良い。これは、カーソルZC、MCを用いずに演奏位置
を示す際にも言えることである。
【0058】CPU101は、上記楽譜表示、自動演
奏、スイッチ群202への操作に応じた制御を、RAM
103を使用しながら行う。図5は、そのRAM103
のデータ構成図であり、各種の変数が格納される。それ
ら各種の変数については、以降順次説明する。
【0059】次に、上記楽譜表示や自動演奏等を実現す
るCPU101の動作について、図9〜図22に示す各
種の動作フローチャートを参照して詳細に説明する。そ
れらの動作フローチャートは、CPU101が、プログ
ラムROM102に格納されたプログラムを読み出して
実行することで実現される。
【0060】図9は、全体処理の動作フローチャートで
ある。始めに、この図9を参照して、全体処理について
詳細に説明する。なお、以降の説明において登場する図
5に示されていない変数もRAM103に保持される変
数である。
【0061】電子楽器100の特には図示しない電源が
オンされ、プログラムROM102に格納されているプ
ログラムの実行を開始したCPU101は、先ず、ステ
ップ901でイニシャライズを行う。そのイニシャライ
ズによって、音源システム107は予め定められた状態
に初期設定され、自動演奏の曲(楽譜表示される)とし
て選択された曲を管理するための変数SELには初期
値、例えば1が代入される。その変数SELは、RAM
103に格納される変数である。それらが終了した後、
ステップ902に移行する。
【0062】ステップ902では、変数SELに代入さ
れた値によって指定される曲の先頭(1頁目)の楽譜画
面を表示させる初期楽譜表示処理を実行する。それが終
了すると、ステップ903に移行する。
【0063】ステップ903〜907は、処理ループを
形成しており、電源がオンされている間繰り返し実行さ
れる。その処理ループが繰り返し実行されることで、電
子楽器100はユーザが鍵盤201やスイッチ群202
に対して行った操作に応じて動作する。
【0064】先ず、ステップ903では、ユーザのスイ
ッチ群202への操作に応じて各種設定を変更するSW
処理を実行する。続くステップ904では、鍵盤201
への操作に応じて楽音を発音させる鍵処理を実行する。
その後、ステップ905に移行する。
【0065】ステップ905では、データROM104
から曲データを読み出して曲を再生する自動演奏処理を
実行する。続くステップ906では、演奏中の位置に応
じて楽譜を表示させる表示処理を実行する。それが終了
すると、ステップ907に移行してその他の処理を実行
した後、ステップ903に戻る。その他の処理として
は、例えば特には図示しない端子を介したMIDI(Mu
sical Instrument Digital Interface)データの送受信
を行う。
【0066】図10〜図16、図18〜図22に示す各
種処理は、図9中のサブルーチン処理として実行され
る。それらのサブルーチン処理について、以降、順次詳
細に説明する。
【0067】図10は、上記全体処理においてステップ
902として実行される初期楽譜表示処理の動作フロー
チャートである。次に、この図10を参照して、その処
理について詳細に説明する。
【0068】ユーザの演奏は、普通、楽譜に沿って行わ
れる。自動演奏は、その楽譜に従って行われる。このこ
とから、ユーザの演奏位置と自動演奏の位置とは余り離
れてはいないと考えられる。そのため、本実施の形態で
は、楽譜は自動演奏の進行に沿って表示するようにして
いる。自動演奏されている頁数は変数P(図5参照)を
用いて管理している。
【0069】先ず、ステップ1001では、その変数P
に1を代入する。続くステップ1002では、現在自動
演奏が処理対象としている段を管理するための変数Nに
1を代入する。それが終了すると、ステップ1003に
移行する。
【0070】ステップ1003〜1012の処理ループ
では、1頁分の楽譜を表示させるまで、1段毎に楽譜を
表示させていくことが行われる。先ず、ステップ100
3では、データROM104から、五線譜のデフォルト
座標(XG,YG)(図3(b)参照)を読み出す。続
くステップ1004では、変数Nの値で指定される段の
五線譜の表示位置を決定する。具体的には、その読み出
した座標のX座標XGを変数GOSENX(N)に、他
方のY座標YGに五線譜のオフセット値Y(N)を加算
した値を変数GOSENY(N)に各々代入する。
【0071】上記変数GOSENX(N)、GOSEN
Y(N)(図5参照)は、各段の五線譜の表示位置を管
理するための配列変数である。変数GOSENY(N)
にはY座標YGに五線譜のオフセット値Y(N)を加算
した値を代入することから判るように、各段の五線譜の
Y軸上の表示位置は、Y座標YGを基準に、それから各
段毎に定められたオフセット値Y(N)だけ離れた位置
となる。
【0072】ステップ1004に続くステップ1005
では、データROM104から読み出した五線譜の画像
を、変数GOSENX(N)、GOSENY(N)で指
定される位置に表示する。それが終了した後、ステップ
1006に移行する。
【0073】なお、上記五線譜の表示は、変数GOSE
NX(N)、GOSENY(N)から決定されるアドレ
スに従って、表示駆動回路106内のメモリに五線譜の
画像データを書き込むことで実現される。
【0074】ステップ1006では、変数SELの値
(曲番号)で指定される曲の音符表示用データから、変
数Nで指定される段の音符表示用データを読み出す。そ
の後はステップ1007に移行する。
【0075】ステップ1007〜1010の処理ループ
では、既に表示させた五線譜上に、その先頭から順次音
符を表示させていくことが行われる。先ず、ステップ1
007では、ステップ1006、或いは後述するステッ
プ1009で読み出した音符表示用データ中のX座標O
Xを変数ONPXに、他方のY座標OYにオフセット値
Y(N)を加算した値を変数ONPYに各々代入する。
それら変数ONPX、ONPYは、現在処理対象として
いる音符の表示位置を管理するための変数である(図5
参照)。Y座標OYは、上記したように、それが配置さ
れる五線譜とのY座標上の相対的な差である。従って、
変数ONPYに代入された値は、Y座標YGから離す距
離を示す値である。
【0076】ステップ1007に続くステップ1008
では、ステップ1006、或いはステップ1009で読
み出した音符の画像データを、変数ONPX、ONPY
の値で指定される位置に表示させる。その後、ステップ
1009に移行する。なお、音符の表示は、変数ONP
X、ONPY、及びY座標YGから決定されるアドレス
に従って、表示駆動回路106内のメモリに五線譜の画
像データを書き込むことで実現される。
【0077】ステップ1009では、次に処理すべき音
符表示用データをデータROM104から読み出す。続
くステップ1010では、その読み出したデータが段の
終わりを示す制御記号DEND、或いは曲の終わりを示
す制御記号ENDであるか否か判定する。それらの何れ
かを読み出した場合、その判定はYESとなってステッ
プ1011に移行する。即ちステップ1007〜101
0の処理ループを抜ける。そうでない場合には、即ち現
在処理中の段で表示させるべき音符が残っている場合に
は、ステップ1007に戻り、それ以降を同様に実行す
る。
【0078】ステップ1011では、一つの段の処理が
終了したことに伴い、変数Nをインクリメントする。そ
の後、ステップ1012に移行して、インクリメント後
の変数Nの値が6より大きいか否か判定する。1頁目の
楽譜を全て表示させた場合、その判定はYESとなっ
て、即ちステップ1003〜1012の処理ループを抜
けて一連の処理を終了する。そうでない場合には、その
判定はNOとなってステップ1003に戻る。
【0079】上記のようにして、初期楽譜表示処理を実
行した場合には、現在選択されている曲の1頁目の楽譜
が表示部105に表示されることになる。図11、図1
2は、図9のステップ903として実行されるSW処理
の動作フローチャートである。次に、これら図11、図
12を参照して、SW処理について詳細に説明する。な
お、図11、図12に示すSW処理は、混乱を避けるた
めに、本実施の形態において特に関わるスイッチの操作
に応じた処理だけを抜粋したものである。
【0080】ステップ1101〜1111では、スイッ
チ群202を構成するA〜Cスイッチ205〜207
(図2参照)へのユーザの操作に応じた処理がスイッチ
別に行われる。
【0081】カーソルZC、MCは、上記したように、
A〜Cスイッチ205〜207への操作に応じて表示す
る。具体的には、実演奏カーソルZCはAスイッチ20
5、或いはCスイッチ207の操作、模範演奏カーソル
MCはBスイッチ206、或いはCスイッチ207の操
作によって表示させる。それらのスイッチ205〜20
7が操作されたことによるカーソルZC、MCの表示
は、1曲単位で終了させている。このことから、カーソ
ルZC、MCの表示期間を管理するために変数MF、実
演奏カーソルZCを表示させるか否かを管理するために
変数CZF、模範演奏カーソルMCを表示させるか否か
を管理するために変数CMFを各々RAM103に保持
させる変数として用意している。それら変数の値は、ス
テップ1101〜1111において、操作されたスイッ
チの種類に応じて変更される。
【0082】先ず、ステップ1101では、Aスイッチ
205が操作されたか否か判定する。ユーザがAスイッ
チ205を操作しなかった場合、その判定はNOとなっ
てステップ1105に移行する。そうでない場合には、
その判定はYESとなってステップ1102に移行す
る。
【0083】ステップ1102では、変数MFに、実演
奏カーソルZC、模範演奏カーソルMCの少なくとも一
方を表示させることを表す1を代入する。それに続い
て、ステップ1103では実演奏カーソルZCを表示さ
せることを表す1を、ステップ1104では模範演奏カ
ーソルMCは表示させないことを表す0をそれぞれ代入
する。それらの代入が終了した後、ステップ1105に
移行する。
【0084】このようにして、Aスイッチ205の操作
時には各変数MF、CZF、CMFにそれぞれ値が代入
される。ステップ1105〜1111では、それと同じ
ようにして、Bスイッチ206が操作された場合には変
数MFに1、変数CZFに0、変数CMFに1を各々代
入し、Cスイッチ207が操作された場合には変数MF
に1、変数CZF、及びCMFに1を各々代入する。
【0085】ステップ1111に続くステップ1112
では、START/STOPスイッチ203が操作され
たか否か判定する。ユーザがSTART/STOPスイ
ッチ203を操作しなかった場合、その判定はNOとな
って図12のステップ1123に移行する。そうでない
場合には、即ちユーザがSTART/STOPスイッチ
203を操作した場合には、その判定はYESとなって
ステップ1113に移行する。
【0086】ステップ1113〜1121では、ユーザ
のSTART/STOPスイッチ203に行われた操作
に応じた処理が行われる。先ず、ステップ1113で
は、自動演奏中か否かを管理するための変数STF(図
5参照)の値を反転させる。具体的には、その値が1で
あれば0を、或いは、その値が0であれば1を新たに変
数STFに代入する。それが終了すると、ステップ11
14に移行する。
【0087】ステップ1114では、反転後の変数ST
Fの値が1か否か、即ちユーザが自動演奏の開始を指示
したか否か判定する。ユーザがSTART/STOPス
イッチ203を操作して自動演奏の開始を指示した場
合、その判定はYESとなってステップ1115に移行
する。そうでない場合には、即ち自動演奏の終了をユー
ザが指示した場合には、その判定はNOとなってステッ
プ1122に移行する。そのステップ1122では、自
動演奏を終了させることから、音符データ(イベントデ
ータ)を処理するタイミングを知るために実行するタイ
マインタラプト処理を禁止させる。より正確には、CP
U101のタイマ機構によって所定の時間間隔で発生す
る割り込み要求を無効にさせる。その後、図12のステ
ップ1123に移行する。
【0088】ステップ1115〜1121では、自動演
奏の開始に合わせた初期設定に関わる処理が行われる。
先ず、ステップ1115では、上記タイマインタラプト
処理の禁止を解除し、それを実行させる割り込み要求を
有効にさせる。続くステップ1116では、自動演奏中
の音符(イベント)データを管理するための変数PAD
に1を代入する。その後、ステップ1117に移行す
る。変数PADに1を代入することで、曲データ中の先
頭の音符(イベント)が処理されることになる。
【0089】ステップ1117では、変数PADが指定
する音符データ中の休符データを変数T1に代入する。
その変数T1は、RAM103に保持される変数であ
り、その値はタイマインタラプト処理が実行される度に
デクリメントされる(図17参照)。
【0090】ステップ1117に続くステップ1118
では、ユーザ自身の演奏の進行を把握するための変数Z
ADに、自動演奏用の変数PADと同じく1を代入す
る。その後、ステップ1119に移行する。
【0091】ステップ1119では、変数ZADに1を
代入したことに合わせて、実演奏カーソルZCの表示位
置を設定する。実演奏カーソルZCの表示位置は変数C
ZX、CZYによって管理される。その変数CZXに、
選択されている曲の音符表示用として用意したデータ中
における先頭の音符表示用データのX座標OXを代入
し、他方の変数CZYには、表示位置制御用である座標
オフセット値群中でカーソル用に用意されたオフセット
値y(1)を代入する(図4(a)参照)。
【0092】ステップ1119に続くステップ1120
では、自動演奏の進行に合わせて模範演奏カーソルMC
を動かすための変数MADに、自動演奏用の変数PAD
と同じく1を代入する。その後、ステップ1121に移
行する。
【0093】ステップ1121では、変数MADに1を
代入したことに合わせて、模範演奏カーソルMCの表示
位置を設定する。模範演奏カーソルMCの表示位置は、
実演奏カーソルZCと同じようにして、変数CMX、C
MYによって管理される。その変数CMXに、選択され
ている曲の音符表示用として用意したデータ中における
先頭の音符表示用データのX座標OXを代入し、他方の
変数CMYには、表示位置制御用である座標オフセット
値群中でカーソル用に用意されたオフセット値y(1)
を代入する(図4(a)参照)。それが終了した後、図
12のステップ1123に移行する。
【0094】ステップ1123〜1126では、曲SE
Lスイッチ204の操作の有無に応じた処理が行われ
る。先ず、ステップ1123では、曲SELスイッチ2
04が操作されたか否か判定する。ユーザが曲SELス
イッチ204を操作していなかった場合、その判定はN
Oとなって一連の処理を終了する。そうでない場合に
は、即ちユーザが曲SELスイッチ204を操作した場
合には、その判定はYESとなってステップ1124に
移行する。
【0095】ステップ1124では、選択されている曲
の番号が代入される変数SELに、曲SELスイッチ2
04に行われた操作に応じて新たな曲番号を代入する。
例えば、それまでの値をインクリメントした値を代入す
る。続くステップ1125では、曲の選択が行われたこ
とから、表示部105の画面の表示を消去させる。その
後、ステップ1126に移行して変数SELFに1を代
入する。その1は、図9に示すステップ906の表示処
理の実行時に、曲の選択の変更に伴い、新たに選択され
た曲の楽譜を表示させることを指示する値である。変数
SELFにその1を代入した後、一連の処理を終了す
る。
【0096】図13、図14は、図9に示す全体処理に
おいてステップ904として実行される鍵処理の動作フ
ローチャートである。次に、これら図13、図14を参
照して、その処理について詳細に説明する。
【0097】先ず、ステップ1301では、操作部10
8に鍵盤201を走査させ、それの操作状態を検出させ
る。続くステップ1302では、操作部108から走査
結果を受け取り、今回検出された操作状態と前回に検出
された操作状態とを比較して、鍵盤201上の各鍵の変
化を判定する。それ以降の処理は、その判定結果に応じ
て行われる。
【0098】それらの操作状態を比較した結果、鍵の状
態に変化が見付けられなかった場合、鍵盤201への操
作に応じた処理は不要であるとして、ここで一連の処理
を終了する。その結果が鍵の離鍵を示していた場合に
は、ステップ1303に移行する。
【0099】現在発音させている楽音の音高を表す鍵番
号は、配列変数NOTEに代入させている。このため、
ステップ1303では、離鍵された鍵の鍵番号が代入さ
れた配列変数NOTE中の要素を検索し、続くステップ
1304において、検索した要素をクリア、例えばその
要素に0を代入するとともに、それに対応する楽音を消
音させる。それが終了した後、一連の処理を終了する。
【0100】なお、上記楽音の消音は、CPU101
が、例えば消音させるべき楽音の鍵番号に、その鍵番号
の楽音の消音を指示するコマンドを付加して構成される
制御コマンドを音源システム107に送出することで行
われる。
【0101】一方、上記比較結果が押鍵を示していた場
合には、次にステップ1305を実行する。そのステッ
プ1305とそれに続く1306〜1317では、押鍵
に伴う楽音の発音と、その押鍵による演奏の進行に対応
させた実演奏カーソルZCの新たな表示位置の特定とが
行われる。
【0102】先ず、ステップ1305では、配列変数N
OTEの一つの要素に、押鍵された鍵の鍵番号を代入す
る。その代入が終了すると、ステップ1306に移行し
て、その鍵番号で表される音高で楽音を発音させる。そ
の後、ステップ1307に移行する。なお、楽音の発音
は、CPU101が、例えば鍵番号に楽音の発音を指示
するコマンドを付加して構成される制御コマンドを音源
システム107に送出することで行われる。
【0103】ステップ1307では、押鍵に合わせて変
数ZADの値をインクリメントする。続くステップ13
08では、その変数ZADの値が指示する音符表示用デ
ータを読み出す(図4(a)参照)。その後、図14の
ステップ1309に移行する。
【0104】そのステップ1309では、読み出した音
符表示用データが段の終わりを示す制御記号DENDか
否か判定する。ステップ1308でその制御記号DEN
Dを読み出した場合、その判定はYESとなってステッ
プ1310に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなってステップ1307に移行する。
【0105】ステップ1310では、一つの段の演奏が
終了されたと見なして、ユーザが演奏中の段を管理する
ための変数ZNの値をインクリメントする。それが終了
した後、ステップ1311に移行する。
【0106】ステップ1311では、インクリメント後
の変数ZNの値が6より大きいか否か判定する。楽譜画
面中の最下段の演奏が終了した場合、その判定はYES
となってステップ1312に移行する。そうでない場合
には、その判定はNOとなってステップ1315に移行
する。
【0107】ステップ1312では、最下段の演奏、即
ちある頁の演奏が完了したことから、ユーザが演奏中の
頁を把握するための変数ZPの値をインクリメントす
る。続くステップ1313では、インクリメント後の変
数ZPの値が最終頁の値よりも大きいか否か判定する。
ユーザが選択中の曲の演奏を終了した場合、その判定は
YESとなって一連の処理を終了する。そうでない場合
には、その判定はNOとなってステップ1314に移行
する。そのステップ1314では変数ZNに1を代入
し、それが終了した後、ステップ1315に移行する。
【0108】ステップ1315では、変数ZADに1を
代入する。演奏の対象とする段の移行に合わせて1を代
入することから判るように、変数ZADは段を単位とし
て演奏位置を管理するために用いている。その変数ZA
Dに1を代入した後は、ステップ1316に移行して、
変数ZP、変数ZN、変数ZADで指定される音符表示
用データを読み出す。ここでは、変数ZADの値が1で
あることから、変数ZNが指定する段の先頭の音符の表
示用データを読み出す。そのデータを読み出すと、ステ
ップ1317に移行する。
【0109】ステップ1317では、ステップ131
6、或いは1308で読み出した音符表示用データ中の
X座標OXを変数CZXに代入し、変数ZNが指定する
段に対応するカーソルのオフセット値y(ZN)を変数
CZYに代入する(図4(a)参照)。それが終了した
後、一連の処理を終了する。
【0110】変数CZX、CZYは、上記したように、
実演奏カーソルZCの表示位置を管理するための変数で
ある。それらの変数の値を押鍵に応じて更新することに
より、ユーザの演奏操作に実演奏カーソルZCが連動す
ることになる。
【0111】図15、図16は、図9に示す全体処理に
おいてステップ905として実行される自動演奏処理の
動作フローチャートである。次に、これら図15、図1
6を参照して、その処理について詳細に説明する。
【0112】先ず、ステップ1501では、変数T1の
値が0か否か判定する。その変数T1の値が0のときが
次の楽音を発音させるべきタイミングである。そのた
め、次の楽音を発音させるべきタイミングであった場
合、その判定はYESとなってステップ1502に移行
する。そうでない場合には、その判定はNOとなって一
連の処理を終了する。
【0113】ここで、上記変数T1の値を更新するタイ
マインタラプト処理について、図17を参照して説明す
る。そのタイマインタラプト処理は、上記したように、
CPU101のタイマ機構が所定時間間隔毎に発生させ
る割り込み要求によって実行される処理である。
【0114】その変数T1には、次の音符(イベント)
の楽音を鳴らすまでの時間を表す値(休符データ)が代
入される。自動演奏の開始時には、即ちSTART/S
TOPスイッチ203の操作時には、図11のステップ
1117で曲の先頭に位置する音符(イベント)データ
中の休符データが代入される。タイマインタラプト処理
では、それを実行する度に、ステップ1701でその変
数T1の値のデクリメントだけを行い、それを終了す
る。
【0115】図15の説明に戻る。ステップ1502で
は、変数PADが指定する音符データ中の音高(鍵番
号)に基づいて楽音を発音させる。その楽音の発音によ
り、変数PADが指定する音符データの処理が完了す
る。
【0116】ステップ1502に続くステップ1503
では、変数PADの値をインクリメントする。それが終
了した後、ステップ1504で変数PADが指定する音
符データを読み出す。その後、ステップ1505に移行
する。
【0117】ステップ1505では、ステップ1504
で読み出したデータが曲の終わりを示す制御記号END
か否か判定する(図3(a)参照)。曲の自動演奏(再
生)が完了した場合、その判定はYESとなってステッ
プ1506に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなってステップ1508に移行する。
【0118】ステップ1506では、曲の自動演奏が完
了したことから、変数STFに0をを代入する。続くス
テップ1507では、タイマインタラプト処理の実行の
禁止を設定する。それが終了した後、一連の処理を終了
する。
【0119】ステップ1508以降では、曲の自動演奏
の進行に対処するための処理が行われる。先ず、ステッ
プ1508では、ステップ1504で読み出した音符デ
ータ中の休符データを変数T1に代入する(図3(a)
参照)。即ち、その音符データによる楽音を発音させる
までの時間をセットする。
【0120】それが終了すると、ステップ1509に移
行し、自動演奏の進行に模範演奏カーソルMCの移動を
連動させるために、変数MADの値をインクリメントす
る。その変数MADは、段を単位として自動演奏中の位
置(次に発音させる音符)を管理するための変数であ
る。続くステップ1510では、その変数MADによっ
て指定される音符表示用データを読み出す。そのデータ
を読み出すと、ステップ1511に移行する。
【0121】ステップ1511では、ステップ1510
で読み出したデータが制御記号DENDか否か判定す
る。変数PADの更新により自動演奏の対象としている
段が移っていた場合、その判定はYESとなってステッ
プ1513に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなってステップ1512に移行する。そのステ
ップ1512では、ステップ1510で読み出した音符
表示用データ中のX座標OXを変数CMXに代入し、変
数Nによって指定される現在自動演奏中の段のカーソル
表示用オフセット値y(N)を変数CMYに代入する。
それら変数の値の更新により、模範演奏カーソルMCの
表示位置が移動する。それが終了した後、一連の処理が
終了する。
【0122】本実施の形態では、段単位で楽譜の表示切
り替えを行っている。ユーザの演奏の進行と自動演奏の
進行とはあまり差がないことと考えられることから、自
動演奏の進行に合わせて表示切り替えを行うようにして
いる。ステップ1513以降では、ある段の自動演奏の
終了に対処するための処理が行われる。
【0123】先ず、ステップ1513では、上記表示切
り替えを行うべきタイミングがきたことから、変数HF
に、その旨を示す値、具体的には1を代入する。続く図
16のステップ1514では、変数Nをインクリメント
する。それが終了すると、ステップ1515に移行す
る。
【0124】ステップ1515では、インクリメント後
の変数Nの値が6より大きいか否か判定する。楽譜画面
中の最下段の自動演奏が終了した場合、その判定はYE
Sとなってステップ1516に移行する。そうでない場
合には、その判定はNOとなってステップ1519に移
行する。
【0125】ステップ1516では、最下段の自動演
奏、即ちある頁の楽譜の自動演奏が完了したことから、
変数Nに1を代入する。続くステップ1517では、自
動演奏中の頁を管理するための変数Pの値をインクリメ
ントする。その後、ステップ1518に移行する。
【0126】ステップ1518では、インクリメント後
の変数Pの値が最終頁の値よりも大きいか否か判定す
る。選択中の曲(変数SELによって管理される)の自
動演奏が完了した場合、その判定はYESとなって一連
の処理を終了する。そうでない場合には、その判定はN
Oとなってステップ1519に移行する。そのステップ
1519では変数MADに1を代入し、それが終了した
後、ステップ1520に移行する。
【0127】ステップ1520では、変数P、変数N、
変数MADで指定される音符表示用データを読み出す。
ここでは、変数MADの値が1であることから、変数N
が指定する段の先頭の音符の表示用データを読み出す。
続くステップ1521では、ステップ1520で読み出
した音符表示用データ中のX座標OXを変数CMXに代
入し、変数Nによって指定される現在自動演奏中の段の
カーソル表示用オフセット値y(N)を変数CMYに代
入する。それが終了した後、一連の処理を終了する。
【0128】図18〜図22は、図9に示す全体処理に
おいてステップ906として実行される表示処理の動作
フローチャートである。次に、これら図18〜図22を
参照して、その処理について詳細に説明する。
【0129】先ず、ステップ1801では、変数SEL
Fの値が1か否か判定する。ユーザが曲SELスイッチ
204を操作して新たに曲の選択を行った場合、変数S
ELFには1が代入されることから、その判定はYES
となってステップ1802に移行する。そうでない場合
には、その判定はNOとなってステップ1804に移行
する。
【0130】ステップ1802では、新たに選択された
曲の1頁目の楽譜を表示させるために、初期楽譜表示処
理を実行する。続くステップ1803では変数SELF
に0を代入する。その後、ステップ1804に移行す
る。
【0131】ステップ1804では、変数HFの値が1
か否か判定する。その変数HFには、段の表示切り替え
を行うべきタイミングがきたときに1が代入される。従
って、そのタイミングがきた場合、その判定はYESと
なってステップ1804−1に移行する。そうでない場
合には、その判定はNOとなって図19のステップ18
09に移行する。他方のステップ1804−1では、変
数HFに0を代入し、その後に図19のステップ180
5に移行する。
【0132】ステップ1805以降では、自動演奏の対
象とする段の移行に伴う段単位での表示内容の切り替
え、及び各種カーソルZC、MCの表示に関わる処理が
行われる。
【0133】そのステップ1805では、変数Nの値が
2か否か判定する。自動演奏の対象が2段目の楽譜に移
った場合、その判定はYESとなってステップ1806
に移行する。そうでない場合には、その判定はNOとな
ってステップ1821に移行する。
【0134】ステップ1806では、それまで表示させ
ていた6段目の楽譜から音符を消去する。続くステップ
1807、1808では、音符を消去させた6段目に、
変数Pによって指定される現在自動演奏中の頁の6段目
の音符を表示させる(図6参照)。それが終了した後、
ステップ1809に移行する。
【0135】なお、音符の消去は、CPU101が、例
えば、表示駆動回路106が備えたメモリ内の6段目に
該当する画像データが格納された領域を一旦クリアした
後、その領域に五線譜の画像データを再度書き込むこと
で行われる。また、音符の表示は、各音符表示用データ
中の音符の画像データを、そのデータ中のX座標OX、
Y座標OY、五線譜用のオフセット値Y(N)、デフォ
ルトのY座標YGから決定される領域に書き込むことで
行われる。上記したように、音符の表示位置は、X軸上
の表示位置はX座標OXによって、Y軸上の表示位置は
YG+Y(N)+OYの演算結果によって決定される。
【0136】ステップ1809〜1813、図20のス
テップ1814〜1820では、現在演奏中の位置を視
覚的にユーザに表示するための処理が行われる。先ず、
ステップ1809では、変数MFの値が1か否か判定す
る。その変数MFには、カーソルを表示させている間1
が代入される。そのため、カーソルZC、MCの少なく
とも一方を表示させる場合、その判定はYESとなって
ステップ1810に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなって図20のステップ1816に移行
する。
【0137】ステップ1810〜1815では、A〜C
スイッチ205〜207を介してユーザが指定したカー
ソルを表示するための処理が行われる。先ず、ステップ
1810では、変数CMFの値が1か否か判定する。そ
の変数CMFには、ユーザがBスイッチ206、或いは
Cスイッチ207を操作して模範演奏カーソルMCの表
示を指定した場合に1が代入される。そのため、模範演
奏カーソルMCを表示させる場合、その判定はYESと
なってステップ1811に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ1812に移行す
る。
【0138】ステップ1811では、五線譜表示用デー
タ中のY座標YG(図3(b)参照)、変数CMX、C
MYの値によって指定される表示位置に模範演奏カーソ
ルMCを表示させ、その後にステップ1813に移行す
る。他方のステップ1812では、その模範演奏カーソ
ルMCを消去させ、その後にステップ1813に移行す
る。
【0139】なお、模範演奏カーソルMCの表示は、模
範演奏カーソルMCの新たな表示と、それの表示位置の
移動とに大別される。模範演奏カーソルMCを新たに表
示させる場合には、CPU101が、それの画像データ
を、変数CMX、CMY、及びY座標YGから特定した
表示駆動回路106のメモリの領域に書き込むことで実
現される。模範演奏カーソルMCの表示位置を移動させ
る場合には、それに加えて、それまでその画像データを
格納していたメモリの領域に、それに上書きされた画像
データを書き込む。模範演奏カーソルMCの消去は、そ
れまでに表示していなければ実際上の処理は何ら行わ
ず、それまでに表示していれば、メモリ内のその画像デ
ータに、その画像データに上書きされた画像データを書
き込む。それによって、模範演奏カーソルMCを画面上
から消去させる。
【0140】ステップ1813では、変数CZFの値が
1か否か判定する。その変数CZFには、ユーザがAス
イッチ206、或いはCスイッチ207を操作して実演
奏カーソルZCの表示を指定した場合に1が代入され
る。そのため、実演奏カーソルZCを表示させる場合、
その判定はYESとなって図20のステップ1814に
移行する。そうでない場合には、その判定はNOとなっ
て図20のステップ1815に移行する。
【0141】ステップ1815では、五線譜表示用デー
タ中のY座標YG(図3(b)参照)、変数CZX、C
ZYの値によって指定される表示位置に実演奏カーソル
ZCを表示させ、その後にステップ1816に移行す
る。他方のステップ1815では、その実演奏カーソル
ZCを消去させ、その後にステップ1816に移行す
る。なお、上記のステップにおける実演奏カーソルZC
の表示に関わる具体的な処理の内容は、模範演奏カーソ
ルMC時と同様である。
【0142】ステップ1816では、変数STFの値が
1か否か判定する。ユーザがSTART/STOPスイ
ッチ203を操作して自動演奏を開始させていた場合、
その判定はYESとなってステップ1817に移行す
る。そうでない場合には、その判定はNOとなって一連
の処理を終了する。
【0143】ステップ1817〜1820では、現在自
動演奏中の段を視覚的にユーザに通知するための処理が
行われる。その通知は、図7に示すように、各段の明る
さに変化をつけることで行う。
【0144】先ずステップ1817では、変数Nの値に
よって指定される現在演奏中の段を最も明るくして表示
させる。続くステップ1818では、演奏中の段と楽譜
上で前後の位置にある段はそれの1/2の明るさで表示
させる。楽譜上において演奏中の段から前後にそれより
も1つ離れている段は、ステップ1819で演奏中の段
の1/4の明るさにして表示させる。それ以外の段は、
ステップ1820で演奏中の段の1/8の明るさにして
表示させる。それが終了した後、一連の処理が終了す
る。
【0145】なお、上記明るさの変更は、CPU101
が、例えば表示駆動回路106内のメモリに格納された
1画面分の画像データを構成する各ドットのデータの値
を、各段別に異なる量だけシフトさせることで行われ
る。
【0146】一方、図19のステップ1805の判定が
NOのときに実行する図1821では、変数Nの値が3
か否か判定する。自動演奏の対象が3段目の楽譜に移っ
た場合、その判定はYESとなってステップ1822に
移行する。そうでない場合には、その判定はNOとなっ
て図20のステップ1827に移行する。
【0147】ステップ1822では、変数Pの値に1を
加算した値が曲の最終頁の値よりも大きいか否か判定す
る。現在最終頁を自動演奏中であった場合、その判定は
YESとなってステップ1823に移行する。そうでな
い場合には、その判定はNOとなってステップ1824
に移行する。
【0148】図6に示すように、自動演奏が3段目に移
ると、1段目には新たに次頁の1段目の楽譜を表示す
る。従って、現在最終頁を自動演奏中のときには、1段
目に新たに表示させるべきデータが存在しないことにな
る。そのため、ステップ1823では、1段目の表示を
消去し、それが終了した後に上述したステップ1809
に移行する。
【0149】他方のステップ1824では、次頁の1段
目の楽譜を新たに表示するために、それまで表示させて
いた1段目の楽譜から音符を消去する。続くステップ1
825、1826では、音符を消去させた1段目に、次
頁の1段目の音符を表示させる(図6参照)。それが終
了した後、ステップ1809に移行する。
【0150】図20のステップ1827では、変数Nの
値が4か否か判定する。自動演奏の対象が4段目の楽譜
に移った場合、その判定はYESとなってステップ18
28に移行する。そうでない場合には、その判定はNO
となって図21のステップ1833に移行する。
【0151】ステップ1828では、変数Pの値に1を
加算した値が曲の最終頁の値よりも大きいか否か判定す
る。現在最終頁を自動演奏中であった場合、その判定は
YESとなってステップ1829に移行する。そうでな
い場合には、その判定はNOとなってステップ1830
に移行する。
【0152】図6に示すように、自動演奏が4段目に移
ると、2段目には新たに次頁の2段目の楽譜を表示す
る。従って、現在最終頁を自動演奏中のときには、2段
目に新たに表示させるべきデータが存在しないことにな
る。そのため、ステップ1829では、2段目の表示を
消去し、それが終了した後に上述したステップ1809
に移行する。
【0153】他方のステップ1830では、次頁の2段
目の楽譜を新たに表示するために、それまで表示させて
いた2段目の楽譜から音符を消去する。続くステップ1
831、1832では、音符を消去させた2段目に、次
頁の2段目の音符を表示させる(図6参照)。それが終
了した後、上述のステップ1809に移行する。
【0154】図21のステップ1833では、変数Nの
値が5か否か判定する。自動演奏の対象が5段目の楽譜
に移った場合、その判定はYESとなってステップ18
34に移行する。そうでない場合には、その判定はNO
となってステップ1839に移行する。
【0155】ステップ1834では、変数Pの値に1を
加算した値が曲の最終頁の値よりも大きいか否か判定す
る。現在最終頁を自動演奏中であった場合、その判定は
YESとなってステップ1835に移行する。そうでな
い場合には、その判定はNOとなってステップ1836
に移行する。
【0156】図6に示すように、自動演奏が5段目に移
ると、3段目には新たに次頁の3段目の楽譜を表示す
る。従って、現在最終頁を自動演奏中のときには、3段
目に新たに表示させるべきデータが存在しないことにな
る。そのため、ステップ1835では、3段目の表示を
消去し、それが終了した後に上述したステップ1809
に移行する。
【0157】他方のステップ1836では、次頁の3段
目の楽譜を新たに表示するために、それまで表示させて
いた3段目の楽譜から音符を消去する。続くステップ1
837、1838では、音符を消去させた3段目に、次
頁の3段目の音符を表示させる(図6参照)。それが終
了した後、上述のステップ1809に移行する。
【0158】一方、ステップ1839では、変数Nの値
が6か否か判定する。自動演奏の対象が6段目の楽譜に
移った場合、その判定はYESとなってステップ184
0に移行する。そうでない場合には、その判定はNOと
なって図22のステップ1845に移行する。
【0159】ステップ1840では、変数Pの値に1を
加算した値が曲の最終頁の値よりも大きいか否か判定す
る。現在最終頁を自動演奏中であった場合、その判定は
YESとなってステップ1841に移行する。そうでな
い場合には、その判定はNOとなってステップ1842
に移行する。
【0160】図6に示すように、自動演奏が6段目に移
ると、4段目には新たに次頁の4段目の楽譜を表示す
る。従って、現在最終頁を自動演奏中のときには、4段
目に新たに表示させるべきデータが存在しないことにな
る。そのため、ステップ1841では、4段目の表示を
消去し、それが終了した後に上述したステップ1809
に移行する。
【0161】他方のステップ1842では、次頁の4段
目の楽譜を新たに表示するために、それまで表示させて
いた4段目の楽譜から音符を消去する。続くステップ1
843、1844では、音符を消去させた4段目に、次
頁の4段目の音符を表示させる(図6参照)。それが終
了した後、上述のステップ1809に移行する。
【0162】図22のステップ1845では、変数Nの
値が1か否か判定する。自動演奏の対象が1段目の楽譜
に移った場合、その判定はYESとなってステップ18
46に移行する。そうでない場合には、その判定はNO
となって上述のステップ1809に移行する。
【0163】ステップ1846では、変数Pの値が曲の
最終頁の値よりも大きいか否か判定する。曲の自動演奏
が完了した場合、その判定はYESとなってステップ1
847に移行する。そうでない場合には、その判定はN
Oとなってステップ1849に移行する。
【0164】ステップ1847では、曲の自動演奏が完
了したことから、全ての段の表示を消去する。続くステ
ップ1848では、カーソルZC、MCを表示させる期
間が過ぎたとして、変数MFに0を代入する。それが終
了した後、上述のステップ1809に移行する。
【0165】図6に示すように、自動演奏が1段目に移
ると、5段目には新たに現在自動演奏中の頁の5段目の
楽譜を表示する。そのため、他方のステップ1849で
は、それまで表示させていた5段目の楽譜から音符を消
去する。続くステップ1850、1851では、音符を
消去させた5段目に、自動演奏中の頁の5段目の音符を
表示させる。それが終了した後、上述のステップ180
9に移行する。
【0166】このように、表示処理を実行することによ
り、各段の楽譜の表示の切り替えが自動演奏中の段の移
行に応じて行われ、また、自動演奏、或いはユーザの演
奏の進行に連動させて、それらの演奏位置を示すカーソ
ルZC、MCの表示位置が音符単位で移動することにな
る。
【0167】なお、本実施の形態では、1画面で表示さ
せる段数を固定にしていることから、それに合わせて音
符表示用とするデータを頁単位、段単位で分割している
が、このようなデータの分割は必ずしも行う必要はな
い。段数、楽譜の大きさ等をユーザに設定させて、それ
らの設定内容に応じてデータを仮想的に分割するように
しても良い。
【0168】また、本実施の形態では、楽譜を自動演奏
に沿って表示するようにしているが、自動演奏とは切り
離し、ユーザの演奏に沿って楽譜を表示するようにして
も良い。楽譜の更新を自動演奏に沿って行うかユーザの
演奏に沿って行うかをユーザ自身が選択できるようにし
ても良い。それらは、模範演奏カーソルMCと実演奏カ
ーソルZCの両方を表示できることから明らかなよう
に、本実施の形態に容易に採用することができる。
【0169】また、本実施の形態は電子楽器に本発明を
適用したものであるが、本発明が適用できる装置はそれ
に限定されるものではない。データから表示させるもの
としては、楽譜だけに限定されるものではなく、文字や
画像であっても良い。
【0170】本発明を適用する対象としては、第1にパ
ーソナルコンピュータを挙げることができる。例えば、
そのパーソナルコンピュータが表示する画面上で、ユー
ザがカーソルスイッチやマウスといったポインティング
デバイスへの操作に応じて電子化された本といった文書
を読むためとして適用することができる。その適用は、
上記のようにデータを表示させてその表示内容を更新し
ていくプログラムをロードするだけで行うことかでき
る。そのプログラムは、フロッピーディスク、CD−R
OMといった記録媒体に記録するだけでなく、何らかの
通信手段を介して配布するようにしても良い。
【0171】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、表示用の
データを1画面(頁)分毎に分割し、1画面分のデータ
を更に細かいライン(段)や列といった表示上の形式
(様式)を基にして決めた表示単位(本実施例では段)
で分割するとともに、それら表示単位の表示位置(領
域)を各々予め設定しておき、表示単位毎に各々設定し
た表示位置を変更させることなく、該表示位置に表示さ
せる表示単位が属する画面(頁)を切り換えていくこと
により、表示させるデータを表示単位で変更して画面上
の表示内容を更新する。そのため、ユーザは、紙面上に
印刷された文章や楽譜等を読むように表示されたデータ
を読むことができる。それにより、紙面に慣れたユーザ
にとっては、表示されたデータを迅速、且つ容易に読み
取ることができるようになる。
【0172】また、本発明は、自動的に、或いはユーザ
によって指定された表示単位、及びそれとデータ上で連
続する(隣り合っている)前後の表示単位は少なくとも
表示させる。そのため、ユーザは重要度の高い情報を広
く、且つ容易に取得することができ、それによって迅
速、且つ適正な作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態を搭載した電子楽器の構成図であ
る。
【図2】操作部の構成を示す図である。
【図3】データROMのデータ構成図である(その
1)。
【図4】データROMのデータ構成図である(その
2)。
【図5】RAMのデータ構成図である。
【図6】楽譜表示方法を説明する図である(その1)。
【図7】楽譜表示方法を説明する図である(その2)。
【図8】実際の楽譜表示例を示す図である。
【図9】全体処理の動作フローチャートである。
【図10】初期楽譜表示処理の動作フローチャートであ
る。
【図11】SW処理の動作フローチャートである(その
1)。
【図12】SW処理の動作フローチャートである(その
2)。
【図13】鍵処理の動作フローチャートである(その
1)。
【図14】鍵処理の動作フローチャートである(その
2)。
【図15】自動演奏処理の動作フローチャートである
(その1)。
【図16】自動演奏処理の動作フローチャートである
(その2)。
【図17】タイマインタラプト処理の動作フローチャー
トである。
【図18】表示処理の動作フローチャートである(その
1)。
【図19】表示処理の動作フローチャートである(その
2)。
【図20】表示処理の動作フローチャートである(その
3)。
【図21】表示処理の動作フローチャートである(その
4)。
【図22】表示処理の動作フローチャートである(その
5)。
【符号の説明】
101 CPU 102 プログラムROM 104 データROM 105 表示部 106 表示駆動回路 108 操作部 201 鍵盤 202 スイッチ群

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲を再生するためのシーケンスデータ及
    び当該曲の楽譜を表示するための画像データを対にして
    記憶すると共に、前記シーケンスデータに基づく曲再生
    の進行に対応して前記楽譜を表示するための画像データ
    から1画面分のデータを抽出して画面上に表示させる方
    法であって、 前記画像データを、複数の五線譜の段を含む1画面分を
    単位として成る第1の部分データに分割し、 当該第1の部分データを更に各五線譜の段から成る第2
    の部分データに分割するとともに、当該各第2の部分デ
    ータは夫々前記画面上に表示すべき位置が設定され、 前記曲再生の進行位置に対応した五線譜の段を表す第2
    の部分データが含まれる第1の部分データが選択される
    とともに、当該選択された第1の部分データのうち、前
    記曲再生の進行位置に対応する第2の部分データの段、
    当該段に続く第2の部分データ全て、及び前記段の前段
    に対応する第2の部分データを前記画面上の設定された
    位置に表示し、さらに前記選択された第1の部分データ
    に続く第1の部分データに含まれる第2の部分データの
    うち、前記画面上の残りの部分に表示位置の設定された
    第2の部分データを表示する、 ことを特徴とする楽譜表示方法。
  2. 【請求項2】 曲を再生するためのシーケンスデータ及
    び当該曲の楽譜を表示するための画像データを対にして
    記憶する記憶手段と、前記シーケンスデータに基づいて
    曲再生を行なう曲再生手段とを有し、前記曲再生手段の
    曲再生の進行に対応して前記記憶手段に記憶されている
    画像データから1画面分の楽譜を表すデータを抽出して
    画面上に表示させる装置であって、 前記画像データを、複数の五線譜の段を含む1画面分を
    単位として成る第1の部分データに分割する第1の分割
    手段と、 当該第1の部分データを更に各五線譜の段から成る第2
    の部分データに分割するとともに、当該各第2の部分デ
    ータは夫々前記画面上に表示すべき位置を設定する第2
    の分割手段と、 前記曲再生の進行位置に対応した五線譜の段を表す第2
    の部分データが含まれ る第1の部分データを選択すると
    ともに、当該選択された第1の部分データのうち、前記
    曲再生の進行位置に対応する第2の部分データの段、当
    該段に続く第2の部分データ全て、及び前記段の前段に
    対応する第2の部分データを前記画面上の設定された位
    置に表示し、さらに前記選択された第1の部分データに
    続く第1の部分データに含まれる第2の部分データのう
    ち、前記画面上の残りの部分に表示位置の設定された第
    2の部分データを表示する表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする楽譜表示装置。
  3. 【請求項3】 曲を再生するためのシーケンスデータ及
    び当該曲の楽譜を表示するための画像データを対にして
    記憶する記憶手段から読み出されたシーケンスデータに
    基づいて曲再生を行なう機能と、 前記画像データを、複数の五線譜の段を含む1画面分を
    単位として成る第1の部分データに分割する機能と、 当該第1の部分データを更に各五線譜の段から成る第2
    の部分データに分割するとともに、当該各第2の部分デ
    ータは夫々前記画面上に表示すべき位置に設定する機能
    と、 前記曲再生の進行位置に対応した五線譜の段を表す第2
    の部分データが含まれる第1の部分データを選択すると
    ともに、当該選択された第1の部分データのうち、前記
    曲再生の進行位置に対応する第2の部分データの段、当
    該段に続く第2の部分データ全て、及び前記段の前段に
    対応する第2の部分データを前記画面上の設定された位
    置に表示し、さらに前記選択された第1の部分データに
    続く第1の部分データに含まれる第2の部分データのう
    ち、前記画面上の残りの部分に表示位置の設定された第
    2の部分データを表示する機能と、 を備えたプログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
JP17923997A 1997-07-04 1997-07-04 楽譜表示方法、楽譜表示装置、及びプログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3463515B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17923997A JP3463515B2 (ja) 1997-07-04 1997-07-04 楽譜表示方法、楽譜表示装置、及びプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17923997A JP3463515B2 (ja) 1997-07-04 1997-07-04 楽譜表示方法、楽譜表示装置、及びプログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1124648A JPH1124648A (ja) 1999-01-29
JP3463515B2 true JP3463515B2 (ja) 2003-11-05

Family

ID=16062383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17923997A Expired - Fee Related JP3463515B2 (ja) 1997-07-04 1997-07-04 楽譜表示方法、楽譜表示装置、及びプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3463515B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150082974A1 (en) * 2013-09-20 2015-03-26 Casio Computer Co., Ltd. Music score display device, music score display method, and program storage medium

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249844A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 演奏指示装置および演奏指示プログラム
JP6089570B2 (ja) * 2012-09-28 2017-03-08 大日本印刷株式会社 表示装置、表示制御方法及び表示制御プログラム
CN109192185B (zh) * 2018-08-20 2023-10-20 咪咕数字传媒有限公司 一种乐谱的处理方法、装置及计算机可读存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150082974A1 (en) * 2013-09-20 2015-03-26 Casio Computer Co., Ltd. Music score display device, music score display method, and program storage medium
US9418638B2 (en) * 2013-09-20 2016-08-16 Casio Computer Co., Ltd. Music score display device, music score display method, and program storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1124648A (ja) 1999-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3533974B2 (ja) 曲データ作成装置および曲データ作成プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体
US7091410B2 (en) Apparatus and computer program for providing arpeggio patterns
EP1575027B1 (en) Musical sound reproduction device and musical sound reproduction program
JPH09204163A (ja) カラオケの表示装置
US6078004A (en) Electronic musical instrument with graphic representation of note timings
JP3463515B2 (ja) 楽譜表示方法、楽譜表示装置、及びプログラムを記録した記録媒体
JP2000293181A (ja) 歌詞画像描出機能に特徴を有するカラオケ装置
JPH09134173A (ja) 自動演奏装置の表示制御方法および表示制御装置
JP2005055457A (ja) 楽譜表示装置及びプログラム
JP2000338965A (ja) Midiデータの表示方法および表示装置ならびにmidiデータを表示した楽譜
JP4016594B2 (ja) 楽譜表示装置、及び記録媒体
JP3062784B2 (ja) 音楽再生装置
JP4047414B2 (ja) 電子楽器
JP3899778B2 (ja) 楽譜表示装置、及び記録媒体
JP3719151B2 (ja) 演奏パターン処理装置、処理プログラム記録媒体及びデータ記録媒体
JP2005321514A (ja) ゲーム装置および音程付効果音生成プログラムならびに方法
JP3319985B2 (ja) カラオケの歌詞表示システムおよび歌詞表示方法
JP4243921B2 (ja) タイピングゲーム機能付きカラオケ装置
JP6870024B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケ用プログラム
JP7107720B2 (ja) 運指表示プログラム
JP3972942B2 (ja) 演奏パターン処理装置及び処理プログラム記録媒体
JP4172335B2 (ja) 自動伴奏生成装置及びプログラム
JP3945307B2 (ja) 演奏ガイド方法、その装置、及びプログラム
JPH09319383A (ja) カラオケ装置
JP4556915B2 (ja) 演奏装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030401

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100822

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100822

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees