JP2000338965A - Midiデータの表示方法および表示装置ならびにmidiデータを表示した楽譜 - Google Patents

Midiデータの表示方法および表示装置ならびにmidiデータを表示した楽譜

Info

Publication number
JP2000338965A
JP2000338965A JP11145242A JP14524299A JP2000338965A JP 2000338965 A JP2000338965 A JP 2000338965A JP 11145242 A JP11145242 A JP 11145242A JP 14524299 A JP14524299 A JP 14524299A JP 2000338965 A JP2000338965 A JP 2000338965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
note
axis
data
time
midi data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11145242A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Motegi
敏雄 茂出木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP11145242A priority Critical patent/JP2000338965A/ja
Publication of JP2000338965A publication Critical patent/JP2000338965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音の強度の情報をも含めた正確なMIDIデ
ータを、直観的に把握可能な態様で表示する。 【解決手段】 MIDIデータで表現される1つの音符
を、三角形からなる音符図形Fによって示す。時間軸
X、音程軸Y、強度軸Zの3軸を有する三次元座標系を
定義して音符図形を配置する。音符図形Fは、時間軸X
上のノートオン時間tonからノートオフ時間toff の区
間に、X軸に沿った底辺Bがくるように、かつ、XZ平
面に平行となるように配置される。三角形の高さはノー
トオン時のベロシティーVonを示し、底辺BのY軸上の
位置はノートナンバーNを示す。三次元座標系に配置さ
れた音符図形Fは、二次元投影され、ディスプレイ画面
や紙面上に表示される。ディスプレイ画面上では、演奏
時間に合わせて、各音符図形がスクロール表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MIDIデータを
音符に準じた符号として、視覚的に把握可能な態様で表
示する方法および装置に関する。特に、本発明は、MI
DIデータを再生する機能をもったコンピュータシステ
ムにおいて、ディスプレイの画面上やプリンタの紙面上
に、MIDIデータを音符図形を用いた態様で表示する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの普及ととも
に、MIDI(Music Instrument Digital Interface)
規格による符号データ(MIDIデータ)が広く利用さ
れるようになってきている。現在では、汎用のパーソナ
ルコンピュータにMIDI音源やスピーカシステムなど
を接続し、専用のアプリケーションソフトウエアを組み
込むだけで、MIDIデータを取り扱う環境が整うた
め、個人レベルのユーザーでも、MIDIデータを十分
に利用することができるようになってきている。このM
IDIデータは、いわゆるDTM(Desk Top Music)と
呼ばれる作曲や編曲作業や楽器演奏の練習などに盛んに
利用されている。
【0003】MIDI規格は、もともと電子楽器の楽器
音を記録するために提唱された規格であり、MIDIデ
ータ自身には、音の波形は含まれていない。MIDIデ
ータには、基本的には、どの音程を、どのようなタイミ
ングで、どのような強さで鳴らすか、という情報が含ま
れているだけなので、このMIDIデータを再生するに
は、所定の楽器音の波形データを格納したMIDI音源
を別途用意する必要がある。たとえば、ピアノを例にと
れば、どの鍵盤キーを、どのようなタイミングで、どの
程度の強さで叩くか、という演奏操作がMIDIデータ
として記録されることになる。
【0004】このように、MIDIデータ自身は、楽譜
上の音符に近いものであり、多くのDTMシステムで
は、MIDIデータの内容を音符を用いた表現形式で表
示する機能をもっており、逆に、音符の情報に基づいて
MIDIデータを作成する機能をもっている。したがっ
て、DTMシステムのオペレータは、システム内のMI
DIデータを、ディスプレイ画面上において、音符の集
合からなる楽譜の形式で把握することができる。DTM
システムによっては、音符の代わりに矩形符号を配置し
たいわゆるMIDIスコアの形式で表示を行う機能も有
している。こうして、音符あるいは音符に準じた符号に
よって、楽譜形式でMIDIデータの表示を行うことが
できれば、逆に、音符あるいは音符に準じた符号をMI
DIデータに変換することも可能であり、多くのDTM
システムでは、新たなMIDIデータをシステムへ入力
する場合に、この変換機能が利用されている。すなわ
ち、オペレータは、MIDIデータの代わりに音符や符
号を用いた入力操作が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、MI
DIデータをディスプレイの画面などに表示する方法と
しては、通常、音符あるいは音符に準じた符号を並べ
て、楽譜やMIDIスコアの形式で表示する方法が採ら
れる。しかしながら、これらの表示方法では、MIDI
データに含まれている音の強さの情報(MIDI規格に
おけるベロシティー)を表現することができない。たと
えば、通常の楽譜による表示では、個々の音符によっ
て、音程(音の高さの情報)および音長(音の長さの情
報)を示すことができるが、個々の音符を演奏するとき
の強度の情報を表現することはできない。同様に、MI
DIスコアによる表示でも、矩形符号の位置や長さによ
って、音程および音長を示すことはできるが、やはり音
の強度を表現することはできない。
【0006】一般に、楽譜上では、音の強度の表現方法
として、「f」,「mp」などの記号による抽象的な記
述方法が採られており、厳密な数値表現は採られていな
い。ところが、MIDIデータ上では、音の強度の情報
は、厳密な数値として取り扱われる。もちろん、従来の
DTMシステムでも、MIDIデータ内には音の強度の
情報が含まれているので、これを表示することは可能で
ある。しかしながら、楽譜やMIDIスコアという表示
形態で表示することはできないため、テキストデータと
して数値そのものを表示せざるを得ない。
【0007】このような問題を解決するために、特開平
10−253429号公報には、台形状の音符符号を用
いることにより、音の強度の情報をも含めた正確なMI
DIデータを、視覚的に把握可能な態様で表示すること
ができるMIDIデータの表示方法が提案されている。
また、特願平11−058432号明細書には、台形状
の音符符号の代わりに三角形の音符符号を用いることに
より、視認性を向上させる方法が提案されている。これ
らの方法では、横方向に時間軸をとり、縦方向に音程お
よび強度を表現する軸をとり、音符図形の横方向の位置
および幅によって1つの音符の発音タイミングおよび音
長(発音時間)表現し、音符図形の縦方向の配置位置に
基いて当該音符の音程を表現し、音符図形の高さに基い
て当該音符の強度を表現するという手法が採られる。こ
れにより、個々の音符について、音程と強度の双方を表
現することが可能になる。
【0008】しかしながら、上述の方法では、音程と強
度とが同一の座標軸によって表現されるため、音程と強
度との直観的な把握がしにくいという問題点がある。す
なわち、上述の方法で作成された楽譜は、横軸が時間の
流れを示すという点においては一般的な楽譜と共通する
が、縦軸が音程軸と強度軸とを兼ねるという点において
従来の楽譜とは異なり、音程と強度とをそれぞれ直観的
に把握できるようになるためには、ある程度の慣れが必
要になる。
【0009】そこで本発明は、音の強度の情報をも含め
た正確なMIDIデータを、直観的に把握可能な態様で
表示することができるMIDIデータの表示方法および
表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の態
様は、MIDIデータを音符に準じた符号として、視覚
的に把握可能な態様で表示するMIDIデータの表示方
法において、時間軸、音程軸、強度軸の3軸を有する三
次元座標系を定義し、MIDIデータによって表現され
ている個々のノートについて、それぞれ発音開始操作時
点、発音終了操作時点、音程、強度に関する情報を抽出
し、ノートの発音開始操作時点および発音終了操作時点
を時間軸に沿った区間の両端に対応させ、ノートの音程
を音程軸上の位置に対応させ、ノートの強度を強度軸上
の幅に対応させることにより、個々のノートを、時間軸
上の所定区間にわたって、音程軸上の所定位置に配置さ
れ、強度軸に沿った所定幅を有する音符図形として表現
し、三次元座標系上に個々のノートを表現するための音
符図形を配置し、この音符図形が配置された三次元座標
空間を二次元投影し、得られた二次元投影像によりMI
DIデータを表示するようにしたものである。
【0011】(2) 本発明の第2の態様は、MIDIデ
ータを音符に準じた符号として、視覚的に把握可能な態
様で表示するMIDIデータの表示方法において、同一
のノートナンバーNを引用することにより、特定のノー
トに関する情報を記述したノートオンデータとノートオ
フデータとのデータ対を認識し、ノートナンバーNと、
ノートオンデータに含まれるベロシティーVonと、を抽
出する段階と、ノートオンデータより先行するデルタタ
イムデータに基づいて、時間軸上でのノートオンの位置
tonを認識するとともに、ノートオフデータより先行す
るデルタタイムデータに基づいて、時間軸上でのノート
オフの位置toff を認識し、発音時間DをD=toff −
tonとして求める段階と、発音時間Dに対応する長さを
もった底辺を有し、ベロシティーVonに対応する高さを
有する三角形からなる音符図形を生成する段階と、X軸
を時間軸、Y軸を音程軸、Z軸を強度軸とする三次元座
標系を定義する段階と、生成した音符図形を、定義した
三次元座標系内に、(a) XZ平面に平行となり、(b) 底
辺がXY平面上の時間軸Xに平行な位置に配置され、
(c) 底辺の音程軸Y上の位置がノートナンバーNに対応
した位置となり、(d) 底辺の時間軸X上の位置がtonか
らtoff に至る位置となるように、配置する段階と、音
符図形が配置された三次元座標空間を二次元投影し、得
られた二次元投影像によりMIDIデータを表示する段
階と、を行うようにしたものである。
【0012】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第2
の態様に係るMIDIデータの表示方法において、三次
元座標系内に複数の音符図形が配置される場合に、各音
符図形ごとに予め描画順位を決定しておき、二次元投影
像を得る際にこの描画順位に基いて各音符図形の投影像
を描画するようにしたものである。
【0013】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第3
の態様に係るMIDIデータの表示方法において、各音
符図形を構成する三角形の底辺のY座標値に基いて描画
順位を決定するようにしたものである。
【0014】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第2
〜第4の態様に係るMIDIデータの表示方法におい
て、三次元座標系におけるXY平面もしくはXZ平面を
二次元投影面に一致させ、Z軸もしくはY軸を二次元投
影面上における斜め方向の座標軸に設定することによ
り、二次元投影を行うようにしたものである。
【0015】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第2
〜第5の態様に係るMIDIデータの表示方法におい
て、所定の演奏時間Lにわたって演奏されるべき複数の
音符図形を、時間軸Xの表示範囲が演奏時間Lよりも短
く設定されたディスプレイ画面上の表示領域内に表示す
る場合に、表示領域内の時間軸を実経過時間に同期させ
ながらスクロールさせ、複数の音符図形を部分ごとに順
番に表示させるようにしたものである。
【0016】(7) 本発明の第7の態様は、上述の第6
の態様に係るMIDIデータの表示方法において、表示
領域内に所定の基準位置を設定しておき、スクロールに
よりこの基準位置を通過中の音符図形に関するMIDI
データがリアルタイムで出力されるようにしたものであ
る。
【0017】(8) 本発明の第8の態様は、上述の第1
〜第7の態様に係るMIDIデータの表示方法に基づい
て、ディスプレイ画面上にMIDIデータの表示を行う
機能を有するMIDIデータの表示装置を構成したもの
である。
【0018】(9) 本発明の第9の態様は、上述の第1
〜第7の態様に係るMIDIデータの表示方法を実行す
るプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録するようにしたものである。
【0019】(10) 本発明の第10の態様は、MIDI
データを音符に準じた符号として、視覚的に把握可能な
態様で表示した楽譜において、X軸を時間軸、Y軸を音
程軸、Z軸を強度軸とする三次元座標系上に、特定の音
符に関する演奏情報を表現する三角形からなる音符図形
が配置された立体空間を形成し、この立体空間の二次元
投影像によって譜面を構成するようにし、各音符図形
は、この立体空間内におけるXZ平面に平行になるよう
に、かつ、その底辺がXY平面上の時間軸Xに平行な位
置にくるように配置されるようにし、音符図形を構成す
る三角形の底辺の音程軸Yに関する割付位置に基づい
て、音符の音程を示すノートナンバーNを表現し、音符
図形を構成する三角形の高さに基づいて、音符の発音開
始操作の強さを示すベロシティーVonを表現し、音符図
形を構成する三角形の底辺の第1端の時間軸Xに関する
座標に基づいて、音符の発音開始操作の時間軸上での位
置tonを表現し、音符図形を構成する三角形の底辺の第
2端の時間軸Xに関する座標に基づいて、音符の発音終
了操作の時間軸上での位置toff を表現するようにした
ものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。
【0021】§1.MIDIデータの一般形式 図1は、現在、最も標準的に利用されているSMF(St
andard MIDI File)フォーマットによるMIDIデータ
の形式を示す図である。図示のとおり、このMIDIデ
ータは、「ノートオン」データもしくは「ノートオフ」
データが、「デルタタイム」データを介在させながら存
在する。「デルタタイム」データは、1〜4バイトのデ
ータで構成され、所定の時間間隔を示すデータである。
一方、「ノートオン」データは、全部で3バイトから構
成されるデータであり、1バイト目は常にノートオン符
号「90 H」に固定されており( Hは16進数を示
す)、2バイト目にノートナンバーNを示すコードが、
3バイト目にベロシティーVonを示すコードが、それぞ
れ配置される。ノートナンバーNは、音階(一般の音楽
でいう全音7音階の音階ではなく、ここでは半音12音
階の音階をさす)の番号を示す数値であり、このノート
ナンバーNが定まると、たとえば、ピアノの特定の鍵盤
キーが指定されることになる(C−2の音階がノートナ
ンバーN=0に対応づけられ、以下、N=127までの
128通りの音階が対応づけられる。ピアノの鍵盤中央
のラの音(A3音)は、ノートナンバーN=69にな
る)。ベロシティーVonは、音の強度を示すパラメータ
であり(もともとは、ピアノの鍵盤などを弾く速度を意
味する)、Von=0〜127までの128段階の強度が
定義される。
【0022】同様に、「ノートオフ」データも、全部で
3バイトから構成されるデータであり、1バイト目は常
にノートオフ符号「80 H」に固定されており、2バイ
ト目にノートナンバーNを示すコードが、3バイト目に
ベロシティーVoff を示すコードが、それぞれ配置され
る。「ノートオン」データと「ノートオフ」データとは
対になって用いられる。たとえば、「90 H,69,8
0」なる3バイトの「ノートオン」データは、ノートナ
ンバーN=69に対応する鍵盤中央のラのキーを押し下
げる操作を意味し、以後、同じノートナンバーN=69
を指定した「ノートオフ」データが与えられるまで、そ
のキーを押し下げた状態が維持される(実際には、ピア
ノなどのMIDI音源波形を用いた場合、有限の時間内
に、ラの音の波形は減衰してしまう)。ノートナンバー
N=69を指定した「ノートオフ」データは、たとえ
ば、「80 H,69,50」のような3バイトのデータ
として与えられる。「ノートオフ」データにおけるベロ
シティーVoff の値は、たとえばピアノの場合、鍵盤キ
ーから指を離す速度を示すパラメータになる。
【0023】要するに、MIDIデータでは、特定のノ
ート(音符)に関する情報が、同一ノートナンバーNを
引用した「ノートオン」データと「ノートオフ」データ
とのデータ対によって表現されることになる。すなわ
ち、特定のノート(音符)に関して、「ノートオン」デ
ータにより発音開始操作(たとえば、ピアノの鍵盤キー
を押し下げる操作)が記述され、「ノートオフ」データ
により発音終了操作(たとえば、鍵盤キーから指を離す
操作)が記述される。また、この特定のノートの発音時
間(発音開始操作から発音終了操作に至るまでの時間:
実際に楽器の音が鳴り始めてから鳴り終わるまでの時間
とは必ずしも一致しない)は、「ノートオン」データ
と、これと対になる「ノートオフ」データとの間に介在
するデルタタイムによって定まる。
【0024】なお、上述の説明では、ノートオン符号
「90 H」およびノートオフ符号「80 H」は固定であ
ると述べたが、これらの符号の下位4ビットは必ずしも
0に固定されているわけではなく、チャネル番号0〜1
5のいずれかを特定するコードとして利用することがで
き、チャネルごとにそれぞれ別々の楽器の音色について
のオン・オフを指定することができる。
【0025】図2に、具体的なMIDIデータの構成例
を示す。図2(a) に示す例は、ノートナンバーN1で示
されるノート(音符)の演奏情報を、MIDIデータで
記述したものである。データd1は、1〜4バイトから
なるデルタタイムT1を示すデータ(必要なバイト数
は、デルタタイムの長さによって異なる)である。この
デルタタイムのデジタル値は、たとえば、T1=1/7
68秒のようなスケーリングを予め定義しておくことに
より、時間を示す値となる。データd2は、ノートナン
バーN1で示されるノート(以下、単にノートN1とい
う)の発音開始操作を記述した「ノートオン」データで
あり、1バイト目にノートオン符号:90H 、2バイト
目にノートナンバー:N1、3バイト目にベロシティ
ー:Vonの各コードが配置されている。たとえば、ピア
ノの場合、ノートN1に対応する鍵盤キーを、ベロシテ
ィーVonで示される強度(速度)で押し下げるという発
音開始操作を示すことになる。続くデータd3は、1〜
4バイトからなるデルタタイムT2を示すデータであ
り、やはり具体的な時間を示す値となる。最後のデータ
d4は、ノートN1の発音終了操作を記述した「ノート
オフ」データであり、1バイト目にノートオフ符号:8
0H 、2バイト目にノートナンバー:N1、3バイト目
にベロシティー:Voff の各コードが配置されている。
たとえば、ピアノの場合、ノートN1に対応する鍵盤キ
ーから、ベロシティーVoff で示される強度(速度)で
指を離すという発音終了操作を示すことになる。
【0026】こうして、図2(a) に示すデータd1〜d
4によって、ノートN1に関する演奏情報が記述される
ことになる。このように、MIDIデータでは、同一の
ノートナンバーNを引用した一対のデータ(「ノートオ
ン」データおよび「ノートオフ」データ)によって、特
定のノートに関する演奏情報が示される。また、「ノー
トオン」データや「ノートオフ」データで示される発音
開始操作や発音終了操作を実行するタイミングは、先行
する「デルタタイム」データに基づいて定まる。たとえ
ば、このMIDIデータを再生する際の基準時刻をt0
とすれば、データd2で示される発音開始操作の時刻
は、これに先行する「デルタタイム」データd1に基づ
いて定まり、具体的には、時刻(t0+T1)の時点で
発音開始操作が実行される。同様に、データd4で示さ
れる発音終了操作の時刻は、これに先行する「デルタタ
イム」データd1,d3に基づいて定まり、具体的に
は、時刻(t0+T1+T2)の時点で発音終了操作が
実行される。したがって、この例の場合のノートN1の
発音時間は、デルタタイムT2に一致する。
【0027】図2(b) に示す例は、ノートN1の発音時
間とノートN2の発音時間とが一部重なり、和音が発生
する例である。まず、最初のデータd1によって、デル
タタイムT1が示され、続くデータd2によって、ノー
トN1についての発音開始操作が示される。次のデータ
d3によって、再びデルタタイムT2が示され、続くデ
ータd4によって、ノートN2についての発音開始操作
が示される。すなわち、この時点では、2つのノートN
1,N2が同時に発音している状態になり、和音として
の再生が行われることになる。続くデータd5によっ
て、デルタタイムT3が示され、データd6によって、
ノートN2についての発音終了操作が示される。更に、
データd7によって、デルタタイムT4が示され、最後
のデータd8によって、ノートN1についての発音終了
操作が示される。
【0028】結局、この図2(b) に示すデータd1〜d
8のうち、一対のデータd2,d8は、同一のノートナ
ンバーN1を引用してノートN1に関する演奏情報を記
述したデータであり、一対のデータd4,d6は、同一
のノートナンバーN2を引用してノートN2に関する演
奏情報を記述したデータということになる。ここで、個
々の操作を行うべき時刻は、やはり先行するデルタタイ
ムに基づいて定まることになる。すなわち、このMID
Iデータを再生する際の基準時刻をt0とすれば、デー
タd2で示されるノートN1の発音開始操作は時刻(t
0+T1)、データd4で示されるノートN2の発音開
始操作は時刻(t0+T1+T2)、データd6で示さ
れるノートN2の発音終了操作は時刻(t0+T1+T
2+T3)、データd8で示されるノートN1の発音終
了操作は時刻(t0+T1+T2+T3+T4)とな
り、ノートN1の発音時間は、T2+T3+T4とな
り、ノートN2の発音時間は、T3となる。
【0029】§2.音符図形を用いたMIDIデータの
表示方法 このように、MIDIデータは、基本的には個々のノー
ト(音符)についての情報を記述したデータであるか
ら、一般の音符として五線譜上に表示することが可能で
ある。したがって、DTMシステムなど、MIDIデー
タを取り扱う一般的なシステムでは、たとえば図3に示
すように、ディスプレイ画面上にMIDIデータに対応
する楽譜を表示する機能をもっている。このような五線
譜の形態の楽譜は、楽器音を表現するこれまでの伝統的
な手法としては、既に完成されたものであるが、「MI
DIデータの正確な表示」という観点からは不完全なも
のである。すなわち、この五線譜の形態の楽譜では、縦
軸が音程軸、横軸が時間軸となるため、個々の音符によ
り、音程と音長の情報は表現されているが、音の強度の
情報(ベロシティー)は欠けてしまっている。音の強度
の情報を視覚的に認識できる形態で表現する方法として
は、図4に示すような振動の波形図が一般的である。こ
の波形図では、縦軸が強度軸、横軸が時間軸となり、振
幅の時間的な変化を直観的に認識することができる。し
たがって、たとえば正弦波のような基本的な波形からな
る具体的な音源波形を想定すれば、MIDIデータを図
4のような波形図として表現することは可能である。し
かしながら、このような波形図では、音程の変化を視覚
的に認識することは非常に困難である。
【0030】上述したように、MIDIデータは、基本
的には個々のノート(音符)についての情報を記述した
データであり、このMIDIデータを表示するには、や
はり音符に準じた符号を用いた楽譜の形態での表示が適
している。そこで、特開平10−253429号公報に
は、台形あるいは長方形からなる音符図形という音符に
準じた符号を定義し、横軸に時間軸、縦軸に音程軸をと
った二次元座標上に、この音符図形を配置することによ
り、楽譜の形態での表示を行う方法が開示されている。
また、特願平11−058432号明細書には、音符図
形として三角形を用いた表示方法が開示されている。た
とえば、図5には、この三角形の音符図形を用いた表示
方法により、MIDIデータを楽譜として表示した一例
が示されている。この方法では、縦軸が音程軸と強度軸
との兼用軸となり、横軸が時間軸となる。各ノートの音
長(正確にはノートオンからノートオフに至るまでの発
音時間)は三角形の底辺の長さとして示され、各ノート
の強度は三角形の高さとして示され、各ノートの音程は
三角形の底辺の上下位置として示される。
【0031】図6は、この三角形の音符図形の基本形状
および配置形態を示す図である。この三角形の音符図形
によって、特定の音符に関する演奏情報が表現されるこ
とになる。図示のように、横軸に時間軸t、縦軸に音程
軸Sをとった二次元座標系が譜面上に定義され、この譜
面上に個々の音符図形が配置されることになる。もっと
も、この譜面では、上述したように、音程軸Sは強度軸
をも兼ねることになる。また、三角形からなる音符図形
は、必ず一辺が時間軸tに対して平行となる状態に配置
される。ここでは、便宜上、この時間軸tに対して平行
な一辺を、この三角形の底辺と呼ぶことにする。なお、
図6の左側に示された音符図形F1では、底辺B1が上
方に位置する形態となっており、図6の右側に示された
音符図形F2では、逆に、底辺B2が下方に位置する形
態となっているが、いずれの形態でも表示内容は同じで
ある。
【0032】このような三角形の音符図形によって、次
のような演奏情報を表現することができる。まず、この
音符図形の底辺の音程軸S上の位置によって、対象とな
る音符の音程(音階)を示すノートナンバーNが表現さ
れる。たとえば、音符図形F1の底辺B1および音符図
形F2の底辺B2は、いずれも音程軸S上の位置Nに割
り付けられているので、両音符図形F1,F2はいずれ
もノートナンバーNに対応する音符を表現していること
になる。このように、音符図形の底辺の縦座標軸に関す
る割付位置に基づいて、ノートナンバーNを表現する手
法を採れば、音符図形が譜面の上方に割り付けられてい
れば高音を示し、下方に割り付けられていれば低音を示
すことになり、音符を用いた通常の楽譜に共通した概念
で音程を把握することができる。
【0033】一方、音符図形を構成する三角形の高さ
(底辺と頂点との距離)に基づいて、対象となる音符の
発音開始操作の強度を示すベロシティーVonが表現され
る。図6に示す音符図形F1の高さはVon1であり、音
符図形F2の高さはVon2である。したがって、音符図
形F1は、ノートナンバーNに対応する音を、Von1な
る強度で発音開始する演奏操作を示し、音符図形F2
は、ノートナンバーNに対応する音を、Von2なる強度
で発音開始する演奏操作を示していることになる。な
お、§1で述べたように、MIDIデータには、発音開
始操作の強度を示すベロシティーVonとともに、発音終
了操作の強度を示すベロシティーVoff が含まれている
が、三角形の音符図形を用いる表示方法では、後者に関
する情報は表示されない。もっとも、後者の情報は前者
の情報に比べて重要度が低く、たいていの楽器では、省
略しても支障がない。たとえば、ピアノの場合、前者は
鍵盤を叩く速度を示しているのに対し、後者は鍵盤から
指を放す速度を示しており、前者にくらべて後者の重要
性は低く、後者の情報表示を省略しても、大きな問題は
生じない。
【0034】また、各音符図形の底辺の左端位置は、対
象となる音符の発音開始操作の時間軸上での位置tonを
表現しており、底辺の右端位置は、対象となる音符の発
音終了操作の時間軸上での位置toff を表現している。
図示の例の場合、音符図形F1は、時刻ton1において
発音開始操作を行い、時刻toff 1において発音終了操
作を行う演奏操作を示しており、この音符の発音時間は
底辺B1の長さに相当するD1となる。同様に、音符図
形F2は、時刻ton2において発音開始操作を行い、時
刻toff 2において発音終了操作を行う演奏操作を示し
ており、この音符の発音時間は底辺B2の長さに相当す
るD2となる。
【0035】このような基本形状および配置形態をもつ
音符図形を用いれば、音の強度の情報をも含めたMID
Iデータを、視覚的に把握可能ないわゆる楽譜としての
態様で表示させることができる。たとえば、音符図形F
1の底辺B1の上下方向の配置に基づいて、音程を把握
することができる。これは、通常の音符の機能と同じで
ある。また、音符図形F1の左右方向の配置に基づい
て、演奏時刻を把握することができる。特に、時間軸t
の流れに沿って、底辺B1の左端の時間軸上の位置が発
音開始操作の位置ton1を示し、底辺B1の右端の時間
軸上の位置が発音終了操作の位置toff 1を示すので、
1つの音符の演奏タイミングを容易に把握することがで
きる。通常の音符の場合、四分音符や八分音符など、音
符の形態を変えることにより発音時間を表現することに
なるが、ここに示す音符図形では、演奏タイミングのよ
り直感的な把握が可能になる。そして、更に、音符図形
を構成する三角形の高さによって、発音開始操作におけ
る音の強度が表現されている。
【0036】図2(a) に示すMIDIデータを、上述し
た三角形の音符図形を用いて表現するには、次のように
すればよい。まず、音符図形の底辺の左端位置tonは、
時間軸tの基準点t0の座標値を0とした場合、ton=
T1(データd1によって示されるデルタタイム)とな
り、底辺の右端位置toff は、toff =T1+T2とな
る。すなわち、この音符図形の横幅D1=T2である。
また、音符図形の高さVonは、Von=V1(データd2
内のベロシティー)となり、底辺の縦軸上の位置Nは、
N=N1(データd2あるいはd4内のノートナンバ
ー)となる。
【0037】§3.音符図形を三次元座標系に配置する
方法 上述したように、音符図形を用いてMIDIデータを表
現する手法を採れば、MIDIデータによって表現され
ている個々のノートについて、発音開始操作時点、発音
終了操作時点、音程、強度のすべての情報を楽譜上に表
現することができ、特に、三角形の音符図形を用いれ
ば、その底辺位置により音程に関する情報を認識でき、
底辺の長さにより音長に関する情報を認識でき、三角形
の高さにより強度に関する情報を認識できるようにな
る。しかしながら、このような表示方法で作成された楽
譜では、底辺の位置と三角形の高さとが、いずれも縦軸
方向によって表現されているため、音程と強度を直観的
に認識するためには、ある程度の慣れが必要になる。
【0038】本発明は、従来提案されている§2で述べ
た表示方法を改良し、時間、音程、強度という3つのフ
ァクターを直観的に把握することができる表示方法を提
供するものであり、その基本思想は、音符図形を三次元
座標系に配置するという点にある。三次元座標系を用い
れば、時間、音程、強度という3つのファクターをそれ
ぞれ独立した座標軸に割り当てることが可能になる。す
なわち、三次元座標系の各軸を、それぞれ時間軸、音程
軸、強度軸とし、ノートの発音開始操作時点および発音
終了操作時点を時間軸に沿った区間の両端に対応させ、
ノートの音程を音程軸上の位置に対応させ、ノートの強
度を強度軸上の幅に対応させることにより、個々のノー
トを、時間軸上の所定区間にわたって、音程軸上の所定
位置に配置され、強度軸に沿った所定幅を有する音符図
形として表現するのである。ただ、三次元座標系に配置
された音符図形は、そのままではディスプレイ画面上や
紙面などの物理的な二次元媒体上に表示することはでき
ない。そこで、最後に、この音符図形が配置された三次
元座標空間を二次元投影し、得られた二次元投影像をデ
ィスプレイ画面や物理的な二次元媒体上に表示すれば、
MIDIデータを二次元表示した楽譜を得ることができ
る。
【0039】本発明に係る方法により、MIDIデータ
を音符に準じた符号として、視覚的に把握可能な態様で
表示するためには、具体的には次のような手順を行えば
よい。まず、MIDIデータの中から、同一のノートナ
ンバーNを引用することにより、特定のノートに関する
情報を記述したノートオンデータとノートオフデータと
のデータ対を認識する。たとえば、図2(a) に示す例で
は、データ対d2,d4が、このようなデータ対として
認識され、図2(b) に示す例では、データ対d2,d8
およびデータ対d4,d6が、このようなデータ対とし
て認識される。そうしたら、このようなデータ対から、
ノートナンバーNと、ノートオンデータに含まれるベロ
シティーVonと、を抽出する。たとえば、図2(a) に示
す例では、データ対d2,d4から、ノートナンバーN
1と、ノートオンデータに含まれるベロシティーV1
と、が抽出されることになる。
【0040】続いて、ノートオンデータより先行するデ
ルタタイムデータに基づいて、時間軸上でのノートオン
の位置tonを認識するとともに、ノートオフデータより
先行するデルタタイムデータに基づいて、時間軸上での
ノートオフの位置toff を認識する。図2(a) に示す例
では、データd2より先行するデルタタイムT1に基い
て位置tonが認識され、データd4より先行するデルタ
タイムT2に基いて位置toff が認識されることにな
る。そして、当該ノートの発音時間DをD=toff −t
onとして求め、この発音時間Dに対応する長さをもった
底辺Bを有し、ベロシティーVonに対応する高さを有す
る三角形からなる音符図形Fを生成する。実は、ここま
での手順は、§2において述べた方法と同様であり、生
成される音符図形Fも、§2において述べた方法におい
て生成される音符図形と同じである。この§3に述べる
本発明の方法の特徴は、この音符図形Fを二次元平面で
はなく、三次元空間に配置する点にある。
【0041】図7は、本発明の基本思想に基いて音符図
形Fを三次元空間内に配置した一例を示す斜視図であ
る。音符図形Fは、3つの頂点P1,P2,P3を有す
る三角形であり、上述したように、その底辺Bの長さ
は、この音符図形Fによって表現されるノートの発音時
間Dに等しく、その高さは、この音符図形Fによって表
現されるノートのノートオン時のベロシティーVonに等
しい。図7に示すように、音符図形Fが配置される三次
元空間は、X軸を時間軸、Y軸を音程軸、Z軸を強度軸
とする三次元座標系を構成している。音符図形Fを、こ
の三次元座標系内に配置する際には、次のような4条件
が満たされるようにする。 (a) XZ平面に平行となるようにする。 (b) 底辺BがXY平面上の時間軸Xに平行な位置にくる
ようにする。 (c) 底辺Bの音程軸Y上の位置がノートナンバーNに対
応した位置となるようにする。 (d) 底辺Bの時間軸X上の位置が位置tonから位置tof
f に至る位置となるようにする。
【0042】このような条件に基いて、音符図形Fを配
置すれば、音程はY軸上の位置により直観的に認識する
ことができ、強度は音符図形のZ軸方向の幅(三角形の
高さ)として直観的に認識することができる。しかも、
時間に関する情報は底辺BのX軸に関する位置によって
示されており、図7に示す例では、頂点P1〜P2に至
る区間を発音時間Dとして認識することができる。
【0043】なお、ディスプレイの画面上や物理的な二
次元媒体上への表示を行うためには、音符図形が配置さ
れた三次元座標空間を二次元投影すればよい。この二次
元投影は、三次元座標系におけるXY平面もしくはXZ
平面を二次元投影面に一致させ、Z軸もしくはY軸を二
次元投影面上における斜め方向の座標軸に設定するのが
好ましい。図6に示す2つの音符図形F1,F2を、上
述の方法でXYZ三次元座標系内に配置し、これを二次
元投影して示した例を図8および図9に示す。図8に示
す例は、XY平面を二次元投影面に一致させ、Z軸を二
次元投影面上における斜め方向の座標軸に設定した例で
あり、時間軸Xが横軸、音程軸Yが縦軸となり、強度軸
Zが斜め方向に設定されている。このような投影を行う
と、いわば部屋の壁面に音符図形F11,F12の底辺
が接し、部屋の床面に平行となるように音符図形F1
1,F12が水平に配置される状態になり、壁面の上下
が音程の上下に対応することになる。一方、図9に示す
例は、XZ平面を二次元投影面に一致させ、Y軸を二次
元投影面上における斜め方向の座標軸に設定した例であ
り、時間軸Xが横軸、強度軸Zが縦軸となり、音程軸Y
が斜め方向に設定されている。このような投影を行う
と、いわば部屋の床面に音符図形F21,F22の底辺
が接し、この床面から垂直に植物が生えるように音符図
形F21,F22が配置される状態となり、床面の奥行
きが音程の上下に対応することになる。
【0044】図8あるいは図9では、2つの音符図形の
みが配置された単純な例を示したが、実際には、より多
数の音符図形が密集して配置されるのが一般的であり、
二次元投影した場合、近接配置された複数の音符図形が
相互に重複して表示されることになる。特に、和音や重
音を表現する場合、時間軸X上の同一位置に複数の音符
図形が重なって配置されることになる。このような重複
表示が行われた場合の視認性を高める上では、音符図形
として三角形を用いるのが好ましい。三角形からなる音
符図形は、その頂点が確認できれば、1つの音符図形と
して認識することができる。
【0045】一般に、三次元座標系上に定義された任意
の三次元立体を二次元投影する場合、Zバッファアルゴ
リズムなどを用いた隠面処理が行われる。しかしなが
ら、このような隠面処理を行うには、ある程度の演算処
理能力をもったコンピュータが必要である。ところが、
MIDIデータの利用は、ごく一般的なパソコンにおい
て最も盛んであり、本発明に係るMIDIデータの表示
方法も、一般的なパソコンにおいて広く利用されるもの
と思われる。このため、上述した隠面処理は、一般のパ
ソコンで行うにはかなり演算負担が重く、好ましくな
い。そこで、本発明において、三次元座標系に配置され
た多数の音符図形を二次元投影する場合、簡易的な隠面
処理を利用するのが好ましい。たとえば、個々の音符図
形ごとに予め描画順位を決定しておき、二次元投影像を
得る際にこの描画順位に基いて各音符図形の投影像を描
画するようにするような手法を採れば十分である。
【0046】本実施形態では、配置される物体はすべて
三角形からなる音符図形であり、しかもこれらはすべて
上述した4条件(a) 〜(b) を満たすように配置される、
という極めて限定的な条件の下で作成された三次元オブ
ジェクトの二次元投影が行われる。したがって、予め定
めた描画順位に基いて描画する、という単純なアルゴリ
ズムに基く隠面処理でも十分に機能を果たすことができ
る。描画順位の決定は、たとえば、各音符図形を構成す
る三角形の底辺のY座標値に基いて決定する、というよ
うな手法を採れば十分である。より具体的には、個々の
音符図形を予め底辺のY座標値に基いて昇順にソートし
ておき、このソート順に、各音符図形を描画してゆけば
よい。このような方法を採れば、先に描画された音符図
形の上に別な音符図形が描画される場合、先の音符図形
の重複部分は上書きされ、音符図形相互に重なりが生じ
た場合、音程の低い方が背面に隠れることになる。たと
えば、図8に示す例では、Y軸について図の下方に配置
された音符図形が背面に隠れ、図9に示す例では、Y軸
について図の奥に配置された音符図形が背面に隠れるこ
とになる。
【0047】図10は、より多数の音符図形が配置され
た三次元座標系を、図9に示す投影形態に基いて二次元
投影することにより得られた投影像である。ところどこ
ろに音符図形の重なりが見られるが、上述した簡易隠面
処理により適正に表示が行われている。
【0048】§4.音符の視覚的な連続性を維持する表
示方法 MIDIデータは、パソコンなどのコンピュータを利用
した機器によって取り扱われるデータであり、上述した
本発明に係るMIDIデータの表示方法は、実際には、
コンピュータ用のプログラムによって実現されることに
なる。また、このようなプログラムは、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録して配布することが可能で
ある。
【0049】このように、コンピュータを利用して実現
されたMIDIデータの表示装置では、三角形の音符図
形を用いた表示を、ディスプレイ画面上に行うこともで
きるし、プリンタなどを用いて紙などの媒体上に行うこ
ともできる。紙などの媒体上に表示内容を印刷した場
合、MIDIデータを本発明特有の方法で表示した楽譜
として機能することになる。
【0050】ところで、コンピュータのディスプレイ画
面の領域は限られているため、演奏時間の長いMIDI
データは、一度に表示しきれない。そこで、たとえば、
頁ごとに表示を改めるなどの方法を採ることになるが、
頁を改める表示方法は、視覚的に音符を追従してゆく動
作が改頁ごとに中断され、音符の視覚的な連続性が失わ
れるという問題が生じ、好ましくない。特に、MIDI
データに基づいて実際に演奏させながら、当該MIDI
データを画面上に表示させた場合、聴覚から得られる情
報に視覚から得られる情報を追従させることが困難にな
る。
【0051】このように、MIDIデータについて、所
定の演奏時間Lにわたって演奏されるべき複数の音符図
形(前述したように、三角形からなる音符図形)が用意
されているのに、時間軸の表示範囲がこの演奏時間Lよ
りも短く設定されたディスプレイ画面上に表示する必要
がある場合には、この表示領域内の時間軸を実経過時間
に同期させながらスクロールさせ、複数の音符図形を部
分ごとに順番に表示させるようにするのが好ましい。た
とえば、図10に示されている複数の音符図形の更に右
側に、これらに後続して演奏される音符図形が連なって
いたとしよう。この場合、ディスプレイ画面の制限か
ら、これらの音符図形を一度に表示しきれないのであれ
ば、図11に示すように、各音符図形を左へスクロール
させながら順に表示すればよい。図11に示す表示態様
は、図10に示す表示態様から所定時間経過した時点の
ものに対応する。
【0052】このように、先頭部分の音符図形から部分
ごとに順番に表示するようにすれば、画面に表示された
各音符図形は、図に矢印で示すように、左方向へとスク
ロールしてゆく。ここで、スクロールの速度を、MID
Iデータ内のデルタタイムから計算される実経過時間に
同期させるようにすれば、実際の演奏に同期した状態
で、音符図形が左へと送られてゆくことになる。したが
って、MIDIデータをリアルタイムで音源装置に出力
して演奏させながら、当該MIDIデータについての音
符図形をディスプレイ画面上にスクロール表示すると、
聴覚から得られる情報(演奏音)と、視覚から得られる
情報(ディスプレイ画面上の音符図形)とが同期するこ
とになる。
【0053】実際には、ディスプレイ画面上の表示領域
内に所定の基準位置を設定しておき、スクロールにより
この基準位置を通過中の音符図形に関するMIDIデー
タがリアルタイムで出力されるようにするとよい。たと
えば、図10,図11に示す例の場合、表示領域内の時
間軸Xの左端位置(音程軸Y上の位置)を基準位置に設
定しておけば、常に、このY軸上にある音符図形に対応
するMIDIデータがリアルタイムで演奏されている状
態が維持されることになり、演奏が完了した音符図形
は、次々と表示領域の左端から消えてゆくことになる。
このような設定によれば、これから演奏されるMIDI
データの音符をディスプレイ画面上で確認することがで
き、演奏が完了した音符はディスプレイ画面から順次消
えてゆくので、楽器演奏用のMIDIデータを表示する
場合には便利である。
【0054】これに対して、表示領域内の時間軸Xの右
端位置を基準位置に設定しておいた方が便利な場合もあ
る。たとえば、医学的な診断の用途で、心臓音などの生
体音をMIDI符号化したような場合を考える。この場
合、常に、右端位置上にある音符図形に対応するMID
Iデータがリアルタイムで再生される状態が維持される
ことになるので、MIDIデータに基づいて再生音(た
とえば心臓音)が聞こえた後、暫くの間は、当該再生音
に対応する音符図形をディスプレイ画面上で確認するこ
とができ、耳で聞いた再生音を視覚的に解析することが
可能になる。
【0055】以上、本発明を図示する実施形態に基づい
て説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定される
ものではなく、この他にも種々の形態で実施可能であ
る。たとえば、各音符図形としては、上述の実施形態で
は直角三角形を用いたが、任意の三角形や任意の多角形
を用いてかまわない。要するに音符図形としては、時間
軸方向の幅によって発音期間を表現することができ、強
度軸方向の幅によって強度を表現することができ、音程
軸上の位置によって音程を表現することができれば、ど
のような形状の図形を用いてもかまわない。また、各音
符図形を種々の色で着色して表示するようにし、この色
によって、更に別な情報(たとえば、MIDI音源波形
の位相に関する情報など)を表現するようなことも可能
である。
【0056】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るMIDIデ
ータの表示方法によれば、時間軸、音程軸、強度軸の3
軸をもった三次元座標系上に音符図形として個々のノー
トを表現した後、これを二次元投影して表示するように
したため、音の強度の情報をも含めた正確なMIDIデ
ータを、直観的に把握可能な態様で表示することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現在、最も標準的に利用されているSMF(St
andard MIDI File)フォーマットによるMIDIデータ
の形式を示す図である。
【図2】具体的なMIDIデータの構成例を示す図であ
る。
【図3】ディスプレイ画面上にMIDIデータを、通常
の楽譜の形態で表示した状態を示す図である。
【図4】一般的な音響波形の一例を示す波形図である。
【図5】MIDIデータを三角形からなる音符図形で表
示した例を示す図である。
【図6】三角形からなる音符図形と、これによって表現
されるMIDIデータの情報との関係を示す図である。
【図7】本発明に基いて、MIDIデータの音符を三角
形の音符図形として三次元座標系上に配置する方法を示
す図である。
【図8】本発明に係る表示方法を行うために利用される
二次元投影の一方法を示す図である。
【図9】本発明に係る表示方法を行うために利用される
二次元投影の別な一方法を示す図である。
【図10】本発明に係る表示方法によるディスプレイ画
面上の一表示例を示す図である。
【図11】図10に示す表示内容を、左へスクロールさ
せた状態を示す図である。
【符号の説明】
B,B1,B2…音符図形の底辺 D,D1,D2…発音時間 F,F1,F2,F11,F12,F21,F22…三
角形からなる音符図形 d1〜d8…MIDIデータの各部 N,N1,N2…ノートナンバー P1〜P3…音符図形の頂点 T,T1〜T4…デルタタイム t0…基準となる時刻 ton,ton1,ton2…発音開始操作(ノートオン)の
時刻 toff ,toff 1,toff 2…発音終了操作(ノートオ
フ)の時刻 V1〜V4…ベロシティー(音の強さ) Von,Von1,Von2…発音開始操作(ノートオン)時
のベロシティー Voff …発音終了操作(ノートオフ)時のベロシティー X…時間軸 Y…音程軸 Z…強度軸
フロントページの続き Fターム(参考) 5C082 AA01 AA21 BA12 CA72 CB01 DA87 MM05 MM10 5D082 AA03 AA04 AA07 AA12 AA15 AA24 AA27 5D378 MM35 MM36 MM37 MM49 MM72 MM93 NN06 NN25 NN26 NN27 QQ06 QQ23 QQ26 TT02 TT04 TT07 TT12 TT16 TT19 TT23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MIDIデータを音符に準じた符号とし
    て、視覚的に把握可能な態様で表示する方法であって、 時間軸、音程軸、強度軸の3軸を有する三次元座標系を
    定義し、MIDIデータによって表現されている個々の
    ノートについて、それぞれ発音開始操作時点、発音終了
    操作時点、音程、強度に関する情報を抽出し、 ノートの発音開始操作時点および発音終了操作時点を時
    間軸に沿った区間の両端に対応させ、ノートの音程を音
    程軸上の位置に対応させ、ノートの強度を強度軸上の幅
    に対応させることにより、個々のノートを、時間軸上の
    所定区間にわたって、音程軸上の所定位置に配置され、
    強度軸に沿った所定幅を有する音符図形として表現し、 前記三次元座標系上に個々のノートを表現するための音
    符図形を配置し、この音符図形が配置された三次元座標
    空間を二次元投影し、得られた二次元投影像によりMI
    DIデータを表示することを特徴とするMIDIデータ
    の表示方法。
  2. 【請求項2】 MIDIデータを音符に準じた符号とし
    て、視覚的に把握可能な態様で表示する方法であって、 同一のノートナンバーNを引用することにより、特定の
    ノートに関する情報を記述したノートオンデータとノー
    トオフデータとのデータ対を認識し、前記ノートナンバ
    ーNと、前記ノートオンデータに含まれるベロシティー
    Vonと、を抽出する段階と、 前記ノートオンデータより先行するデルタタイムデータ
    に基づいて、時間軸上でのノートオンの位置tonを認識
    するとともに、前記ノートオフデータより先行するデル
    タタイムデータに基づいて、時間軸上でのノートオフの
    位置toff を認識し、発音時間DをD=toff −tonと
    して求める段階と、 前記発音時間Dに対応する長さをもった底辺を有し、前
    記ベロシティーVonに対応する高さを有する三角形から
    なる音符図形を生成する段階と、 X軸を時間軸、Y軸を音程軸、Z軸を強度軸とする三次
    元座標系を定義する段階と、 前記音符図形を、前記三次元座標系内に、(a) XZ平面
    に平行となり、(b) 底辺がXY平面上の時間軸Xに平行
    な位置に配置され、(c) 底辺の音程軸Y上の位置が前記
    ノートナンバーNに対応した位置となり、(d) 底辺の時
    間軸X上の位置が前記位置tonから前記位置toff に至
    る位置となるように、配置する段階と、 音符図形が配置された三次元座標空間を二次元投影し、
    得られた二次元投影像によりMIDIデータを表示する
    段階と、 を有することを特徴とするMIDIデータの表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のMIDIデータの表示
    方法において、 三次元座標系内に複数の音符図形が配置される場合に、
    各音符図形ごとに予め描画順位を決定しておき、二次元
    投影像を得る際に前記描画順位に基いて各音符図形の投
    影像を描画することを特徴とするMIDIデータの表示
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のMIDIデータの表示
    方法において、 各音符図形を構成する三角形の底辺のY座標値に基いて
    描画順位を決定することを特徴とするMIDIデータの
    表示方法。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載のMID
    Iデータの表示方法において、 三次元座標系におけるXY平面もしくはXZ平面を二次
    元投影面に一致させ、Z軸もしくはY軸を二次元投影面
    上における斜め方向の座標軸に設定することにより、二
    次元投影を行うことを特徴とするMIDIデータの表示
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載のMID
    Iデータの表示方法において、 所定の演奏時間Lにわたって演奏されるべき複数の音符
    図形を、時間軸Xの表示範囲が前記演奏時間Lよりも短
    く設定されたディスプレイ画面上の表示領域内に表示す
    る場合に、前記表示領域内の時間軸を実経過時間に同期
    させながらスクロールさせ、前記複数の音符図形を部分
    ごとに順番に表示させるようにしたことを特徴とするM
    IDIデータの表示方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のMIDIデータの表示
    方法において、 表示領域内に所定の基準位置を設定しておき、スクロー
    ルにより前記基準位置を通過中の音符図形に関するMI
    DIデータがリアルタイムで出力されるようにしたこと
    を特徴とするMIDIデータの表示方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のMID
    Iデータの表示方法に基づいて、ディスプレイ画面上に
    MIDIデータの表示を行う機能を有するMIDIデー
    タの表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載のMID
    Iデータの表示方法を実行するプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 MIDIデータを音符に準じた符号と
    して、視覚的に把握可能な態様で表示した楽譜であっ
    て、 X軸を時間軸、Y軸を音程軸、Z軸を強度軸とする三次
    元座標系上に、特定の音符に関する演奏情報を表現する
    三角形からなる音符図形が配置された立体空間が形成さ
    れ、この立体空間の二次元投影像によって譜面が構成さ
    れ、 各音符図形は、前記立体空間内におけるXZ平面に平行
    になるように、かつ、その底辺がXY平面上の時間軸X
    に平行な位置にくるように配置されており、 前記音符図形を構成する三角形の底辺の前記音程軸Yに
    関する割付位置に基づいて、前記音符の音程を示すノー
    トナンバーNが表現され、 前記音符図形を構成する三角形の高さに基づいて、前記
    音符の発音開始操作の強さを示すベロシティーVonが表
    現され、 前記音符図形を構成する三角形の底辺の第1端の前記時
    間軸Xに関する座標に基づいて、前記音符の発音開始操
    作の時間軸上での位置tonが表現され、 前記音符図形を構成する三角形の底辺の第2端の前記時
    間軸Xに関する座標に基づいて、前記音符の発音終了操
    作の時間軸上での位置toff が表現されていることを特
    徴とするMIDIデータを表示した楽譜。
JP11145242A 1999-05-25 1999-05-25 Midiデータの表示方法および表示装置ならびにmidiデータを表示した楽譜 Pending JP2000338965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11145242A JP2000338965A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 Midiデータの表示方法および表示装置ならびにmidiデータを表示した楽譜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11145242A JP2000338965A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 Midiデータの表示方法および表示装置ならびにmidiデータを表示した楽譜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000338965A true JP2000338965A (ja) 2000-12-08

Family

ID=15380618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11145242A Pending JP2000338965A (ja) 1999-05-25 1999-05-25 Midiデータの表示方法および表示装置ならびにmidiデータを表示した楽譜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000338965A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002244652A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器
WO2003001500A1 (en) * 2001-06-25 2003-01-03 Amusetec Co., Ltd. Method and apparatus for designating expressive performance notes with synchronization information
JP2009193009A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Yamaha Corp 電子音楽装置およびその制御方法を実現するプログラム
JP2011128204A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Yahoo Japan Corp 広告配信装置、方法及びプログラム
WO2013077658A2 (ko) * 2011-11-23 2013-05-30 주식회사 지에스엘앤씨 디지털 음악파일을 이용한 전자악보 제공장치 및 전자악보 제공방법
WO2016017623A1 (ja) * 2014-07-28 2016-02-04 ヤマハ株式会社 リファレンス表示装置、リファレンス表示方法およびプログラム
CN111613193A (zh) * 2020-06-16 2020-09-01 内蒙古民族大学 音色连续可调节乐器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002244652A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器
WO2003001500A1 (en) * 2001-06-25 2003-01-03 Amusetec Co., Ltd. Method and apparatus for designating expressive performance notes with synchronization information
US7038120B2 (en) 2001-06-25 2006-05-02 Amusetec Co., Ltd. Method and apparatus for designating performance notes based on synchronization information
KR100658219B1 (ko) * 2001-06-25 2006-12-15 어뮤즈텍(주) 동기정보에 의한 연주음 표시 방법 및 장치
JP2009193009A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Yamaha Corp 電子音楽装置およびその制御方法を実現するプログラム
JP2011128204A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Yahoo Japan Corp 広告配信装置、方法及びプログラム
WO2013077658A2 (ko) * 2011-11-23 2013-05-30 주식회사 지에스엘앤씨 디지털 음악파일을 이용한 전자악보 제공장치 및 전자악보 제공방법
WO2013077658A3 (ko) * 2011-11-23 2013-07-18 주식회사 지에스엘앤씨 디지털 음악파일을 이용한 전자악보 제공장치 및 전자악보 제공방법
WO2016017623A1 (ja) * 2014-07-28 2016-02-04 ヤマハ株式会社 リファレンス表示装置、リファレンス表示方法およびプログラム
CN111613193A (zh) * 2020-06-16 2020-09-01 内蒙古民族大学 音色连续可调节乐器
CN111613193B (zh) * 2020-06-16 2024-06-11 内蒙古民族大学 音色连续可调节乐器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3968975B2 (ja) 運指生成表示方法、運指生成表示装置および記録媒体
US6005180A (en) Music and graphic apparatus audio-visually modeling acoustic instrument
US4546690A (en) Apparatus for displaying musical notes indicative of pitch and time value
US20060191399A1 (en) Fingering guidance apparatus and program
WO2006017612A2 (en) Virtual musical interface in a haptic virtual environment
JPH09204163A (ja) カラオケの表示装置
JP2006030692A (ja) 楽器演奏教習装置及びそのプログラム
US6646644B1 (en) Tone and picture generator device
US5990404A (en) Performance data editing apparatus
JP2000338965A (ja) Midiデータの表示方法および表示装置ならびにmidiデータを表示した楽譜
JP4673303B2 (ja) タイミング・オフセット許容型カラオケゲーム
JP2015163982A (ja) 音声合成装置及びプログラム
JP2000259137A (ja) Midiデータの表示方法および表示装置ならびにmidiデータを表示した楽譜
JP3899778B2 (ja) 楽譜表示装置、及び記録媒体
JP3463515B2 (ja) 楽譜表示方法、楽譜表示装置、及びプログラムを記録した記録媒体
JP4016594B2 (ja) 楽譜表示装置、及び記録媒体
JP2003114674A (ja) 演奏情報表示装置、及びプログラム
JP7107720B2 (ja) 運指表示プログラム
Ning et al. The music pattern: A creative tabletop music creation platform
JPH07244478A (ja) 作曲装置
JP5773956B2 (ja) 楽曲演奏装置、楽曲演奏制御方法及びプログラム
JP2859756B2 (ja) 音楽情報処理装置及び音楽情報処理方法
JP2000330554A (ja) Midiデータを用いた音響情報の表現方法・表示方法・表示媒体およびmidiデータの再生方法
JP4093000B2 (ja) 楽譜表示データを記憶した記憶媒体、その楽譜表示データを用いた楽譜表示装置及びプログラム
JP3360604B2 (ja) 楽音制御要素群の表示装置および楽音制御要素群の表示用プログラムが記憶された記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090602