JPH08314344A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH08314344A JPH08314344A JP12177195A JP12177195A JPH08314344A JP H08314344 A JPH08314344 A JP H08314344A JP 12177195 A JP12177195 A JP 12177195A JP 12177195 A JP12177195 A JP 12177195A JP H08314344 A JPH08314344 A JP H08314344A
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- paper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光ドラムに付着する紙粉の量を減少させて
再使用トナーの比電荷が所望の値となるようにし、画像
濃度が低下しないようにする。 【構成】 トナー画像を転写紙Pに転写した後の感光ド
ラム1に残留しているトナーはクリーナ4によって回収
される。回収された残留トナーは搬送スクリュー11に
よって現像器2に返送され、再度トナー画像形成時に静
電潜像に付着させて使用される。ところで、給紙ローラ
6a、レジストローラ7aによって感光ドラム1に転写
紙Pを搬送する過程で、転写紙Pの画像形成面が給紙ロ
ーラ6a、レジストローラ7aと摺擦することにより紙
粉が発生するために、レジストローラ7aよりも搬送下
流側で、かつ転写ニップ部よりも上流側に、転写紙Pの
画像形成面に配設された紙粉除去ローラ100によって
感光ドラム1に付着する紙粉を除去するようにする。
再使用トナーの比電荷が所望の値となるようにし、画像
濃度が低下しないようにする。 【構成】 トナー画像を転写紙Pに転写した後の感光ド
ラム1に残留しているトナーはクリーナ4によって回収
される。回収された残留トナーは搬送スクリュー11に
よって現像器2に返送され、再度トナー画像形成時に静
電潜像に付着させて使用される。ところで、給紙ローラ
6a、レジストローラ7aによって感光ドラム1に転写
紙Pを搬送する過程で、転写紙Pの画像形成面が給紙ロ
ーラ6a、レジストローラ7aと摺擦することにより紙
粉が発生するために、レジストローラ7aよりも搬送下
流側で、かつ転写ニップ部よりも上流側に、転写紙Pの
画像形成面に配設された紙粉除去ローラ100によって
感光ドラム1に付着する紙粉を除去するようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば静電複写機、レ
ーザビームプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置
に関するものである。
ーザビームプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式の画像形成装置に
は、像担持体(感光体)の周囲に、この感光体の回転方
向に沿って順に一次帯電器、露光器、現像器、転写帯電
器およびクリーナを配設し、かつトナー画像を転写材に
転写した後に、感光体上に残った残留トナーを再度現像
に使用するために上記現像器に返送する回収トナー搬送
手段を備えたものがある。
は、像担持体(感光体)の周囲に、この感光体の回転方
向に沿って順に一次帯電器、露光器、現像器、転写帯電
器およびクリーナを配設し、かつトナー画像を転写材に
転写した後に、感光体上に残った残留トナーを再度現像
に使用するために上記現像器に返送する回収トナー搬送
手段を備えたものがある。
【0003】そして、感光体は、一次帯電器により均一
に帯電され、画像露光を受けてその表面に静電潜像が形
成される。この静電潜像には、現像器において帯電され
たトナーが付着されてトナー画像が形成される。その
後、トナーと逆極性に印加された転写ローラによりトナ
ー画像を感光体から転写材に転写させ、定着器において
トナーを定着させる。一方、転写後に感光体上に残った
残留トナーはクリーナによって回収される。クリーナに
回収された残留トナーは、回収トナー搬送手段により現
像器に返送され、いわゆるトナーリユースに使用され
る。
に帯電され、画像露光を受けてその表面に静電潜像が形
成される。この静電潜像には、現像器において帯電され
たトナーが付着されてトナー画像が形成される。その
後、トナーと逆極性に印加された転写ローラによりトナ
ー画像を感光体から転写材に転写させ、定着器において
トナーを定着させる。一方、転写後に感光体上に残った
残留トナーはクリーナによって回収される。クリーナに
回収された残留トナーは、回収トナー搬送手段により現
像器に返送され、いわゆるトナーリユースに使用され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな回収トナー搬送手段を有する画像形成装置は、転写
材としての転写紙が給紙ローラやレジストローラなどの
紙送りローラにより摺擦されるため、紙粉などの粉塵が
発生する。この粉塵は、転写材の表面(画像形成面)に
担持されて移動し、転写ニップ部において転写材の表面
から感光体の表面に転移付着してしまうので、クリーナ
が残留トナーを回収するときに一緒に回収されてしま
い、さらに回収トナー搬送手段を介して現像器に返送さ
れることになる。また、トナーは現像器の内部において
摩擦などにより帯電され、所望の比電荷を与えて現像に
使用しているが、回収された粉塵がトナーに混入してい
ると、その帯電性能が低下し、粉塵の混入量が多い場合
にはトナーの比電荷が所望の値に達せず、画像濃度が低
下してしまう問題が生じる。すなわち、例えば正規現像
方式の画像形成装置において、現像器に貯蔵されている
トナーに炭酸カルシウム(CaCO3 )を含むような正
に帯電し易い粉塵が混入すると、トナーの比電荷が所望
の値に達せず、特に高湿度環境下において顕著に、画像
濃度が低下してしまうという問題が生じる。
うな回収トナー搬送手段を有する画像形成装置は、転写
材としての転写紙が給紙ローラやレジストローラなどの
紙送りローラにより摺擦されるため、紙粉などの粉塵が
発生する。この粉塵は、転写材の表面(画像形成面)に
担持されて移動し、転写ニップ部において転写材の表面
から感光体の表面に転移付着してしまうので、クリーナ
が残留トナーを回収するときに一緒に回収されてしま
い、さらに回収トナー搬送手段を介して現像器に返送さ
れることになる。また、トナーは現像器の内部において
摩擦などにより帯電され、所望の比電荷を与えて現像に
使用しているが、回収された粉塵がトナーに混入してい
ると、その帯電性能が低下し、粉塵の混入量が多い場合
にはトナーの比電荷が所望の値に達せず、画像濃度が低
下してしまう問題が生じる。すなわち、例えば正規現像
方式の画像形成装置において、現像器に貯蔵されている
トナーに炭酸カルシウム(CaCO3 )を含むような正
に帯電し易い粉塵が混入すると、トナーの比電荷が所望
の値に達せず、特に高湿度環境下において顕著に、画像
濃度が低下してしまうという問題が生じる。
【0005】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、像担持体に付着する紙粉の量を減
少させて再使用トナーの比電荷を所望の値とするように
し、画像濃度が低下しないようにした画像形成装置を提
供することを目的とする。
めになされたもので、像担持体に付着する紙粉の量を減
少させて再使用トナーの比電荷を所望の値とするように
し、画像濃度が低下しないようにした画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る画像形成装置は、像担持体に形成さ
れた静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成す
る現像器と、前記像担持体に形成されたトナー画像を、
紙送りローラによって搬送された転写材の画像形成面
に、前記像担持体との間に構成する転写ニップ部にて転
写する転写帯電器と、前記トナー画像が転写された後の
前記像担持体に残留している残留トナーを回収するクリ
ーナとを備えたものであって、前記クリーナによって回
収された残留トナーを前記現像器に返送する回収トナー
搬送手段と、前記転写材を搬送する前記紙送りローラよ
りも搬送下流側で、かつ前記転写ニップ部よりも搬送上
流側に、前記転写材の画像形成面に接触して配設された
紙粉除去部材とを備えたことを特徴とする。
めに、本発明に係る画像形成装置は、像担持体に形成さ
れた静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成す
る現像器と、前記像担持体に形成されたトナー画像を、
紙送りローラによって搬送された転写材の画像形成面
に、前記像担持体との間に構成する転写ニップ部にて転
写する転写帯電器と、前記トナー画像が転写された後の
前記像担持体に残留している残留トナーを回収するクリ
ーナとを備えたものであって、前記クリーナによって回
収された残留トナーを前記現像器に返送する回収トナー
搬送手段と、前記転写材を搬送する前記紙送りローラよ
りも搬送下流側で、かつ前記転写ニップ部よりも搬送上
流側に、前記転写材の画像形成面に接触して配設された
紙粉除去部材とを備えたことを特徴とする。
【0007】好ましくは前記紙粉除去部材は、回転ロー
ラである。
ラである。
【0008】一例として前記回転ローラは、表面が多孔
質海面状部材によって形成されている。
質海面状部材によって形成されている。
【0009】また好ましくは前記紙粉除去部材は、プレ
ート状部材である。
ート状部材である。
【0010】さらに好ましくは前記紙粉除去部材にトナ
ーの帯電電荷と逆極性のバイアス電圧を印加するバイア
ス印加手段を接続した。
ーの帯電電荷と逆極性のバイアス電圧を印加するバイア
ス印加手段を接続した。
【0011】
【作用】以上の構成に基づき、トナー画像を転写材に転
写した後の像担持体に残留しているトナーはクリーナに
よって回収される。回収された残留トナーは回収トナー
搬送手段によって現像器に返送され、再度トナー画像形
成時に静電潜像に付着させて使用される。ところで、紙
送りローラによって像担持体に転写材を搬送する過程
で、転写材の画像形成面が紙送りローラと摺擦すること
により紙粉などの粉塵が発生するために、前記紙送りロ
ーラよりも搬送下流側で、かつ転写材が像担持体と接触
する部位よりも搬送上流側に、転写材の画像形成面に配
設された紙粉除去部材によって像担持体に付着する紙粉
などの粉塵を除去するようにする。これにより再利用ト
ナーには紙送りローラによって搬送された転写材から生
ずる紙粉などの粉塵が混入する量が減少し、画像濃度の
低下を抑制する。
写した後の像担持体に残留しているトナーはクリーナに
よって回収される。回収された残留トナーは回収トナー
搬送手段によって現像器に返送され、再度トナー画像形
成時に静電潜像に付着させて使用される。ところで、紙
送りローラによって像担持体に転写材を搬送する過程
で、転写材の画像形成面が紙送りローラと摺擦すること
により紙粉などの粉塵が発生するために、前記紙送りロ
ーラよりも搬送下流側で、かつ転写材が像担持体と接触
する部位よりも搬送上流側に、転写材の画像形成面に配
設された紙粉除去部材によって像担持体に付着する紙粉
などの粉塵を除去するようにする。これにより再利用ト
ナーには紙送りローラによって搬送された転写材から生
ずる紙粉などの粉塵が混入する量が減少し、画像濃度の
低下を抑制する。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明に係る紙粉除去部材を用い
た画像形成装置の実施例を示す概略構成図である。像担
持体である感光ドラム1は、その周囲に回転方向に沿っ
て一次帯電器としての帯電ローラ5、現像器2、転写帯
電器としての転写ローラ3、トナー画像転写後の転写材
(転写紙)Pを感光ドラム1から分離させる分離帯電器
としての除電針9および転写後の感光ドラム1に付着し
ている転写残留トナー(残トナー)を回収するクリーナ
4が順に配設されている。
に説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明に係る紙粉除去部材を用い
た画像形成装置の実施例を示す概略構成図である。像担
持体である感光ドラム1は、その周囲に回転方向に沿っ
て一次帯電器としての帯電ローラ5、現像器2、転写帯
電器としての転写ローラ3、トナー画像転写後の転写材
(転写紙)Pを感光ドラム1から分離させる分離帯電器
としての除電針9および転写後の感光ドラム1に付着し
ている転写残留トナー(残トナー)を回収するクリーナ
4が順に配設されている。
【0013】また、不図示の給紙カセットから転写紙P
を取り出すための給紙ローラ6a,6bが、この転写紙
Pが接触する部位(感光ドラム1と転写ローラ3との間
の転写ニップ部)の搬送上流側に設けられている。ま
た、上記給紙ローラ6a,6bの搬送下流側には、感光
ドラム1上のトナー画像の先端に転写紙Pの先端を同期
させるようにして転写紙Pを搬送するレジストローラ7
a,7bが設けられ、さらにこのレジストローラ7a,
7bの搬送下流側には、転写紙Pを転写ニップ部に案内
する転写ガイド8a,8bが備えられている。そして、
レジストローラ7a,7bと転写ガイド8a,8bとの
間には紙粉除去部材としての紙粉除去ローラ100が転
写紙Pの画像形成面と接触するように配設されている。
を取り出すための給紙ローラ6a,6bが、この転写紙
Pが接触する部位(感光ドラム1と転写ローラ3との間
の転写ニップ部)の搬送上流側に設けられている。ま
た、上記給紙ローラ6a,6bの搬送下流側には、感光
ドラム1上のトナー画像の先端に転写紙Pの先端を同期
させるようにして転写紙Pを搬送するレジストローラ7
a,7bが設けられ、さらにこのレジストローラ7a,
7bの搬送下流側には、転写紙Pを転写ニップ部に案内
する転写ガイド8a,8bが備えられている。そして、
レジストローラ7a,7bと転写ガイド8a,8bとの
間には紙粉除去部材としての紙粉除去ローラ100が転
写紙Pの画像形成面と接触するように配設されている。
【0014】さらに、クリーナ4には、回収された残ト
ナーを現像器2に向けて搬送する回収トナー搬送手段と
しての搬送スクリュー11が接続されている。
ナーを現像器2に向けて搬送する回収トナー搬送手段と
しての搬送スクリュー11が接続されている。
【0015】次に、動作について説明とする。感光ドラ
ム1は帯電ローラ5により均一に帯電され、画像露光を
受けてその表面に静電潜像が形成される。感光ドラム1
の表面の静電潜像は現像器2において帯電されたトナー
により現像され、トナー画像が形成される。
ム1は帯電ローラ5により均一に帯電され、画像露光を
受けてその表面に静電潜像が形成される。感光ドラム1
の表面の静電潜像は現像器2において帯電されたトナー
により現像され、トナー画像が形成される。
【0016】一方、転写紙Pは給紙ローラ6a,6bに
より給紙され、レジストローラ7a,7bまで搬送され
る。レジストローラ7a,7bは、感光ドラム1上の画
像先端と転写紙Pの先端位置とが転写ニップ部において
一致するように同期させて停止・回転を繰り返し、転写
紙Pを搬送する。このようにして転写紙Pはレジストロ
ーラ7a,7bから転写ガイド8a,8bに向けて搬送
される。そして、転写紙Pがレジストローラ7a,7b
と転写ガイド8a,8bとの中間に位置する紙粉除去ロ
ーラ100に搬送されると、紙粉除去ローラ100は給
紙ローラ6a,6bやレジストローラ7a,7bに転写
紙Pの画像形成面が摺擦したときに生じた紙粉などの粉
塵を除去する。粉塵が除去された転写紙Pは転写ガイド
8a,8bに導かれて転写ニップ部に挟持され、感光ド
ラム1上のトナー画像が静電的に転写される。トナー画
像が転写された転写紙Pは、除電針9からの放電により
転写紙Pの裏面の電荷が中和され、感光ドラム1から分
離されることになる。
より給紙され、レジストローラ7a,7bまで搬送され
る。レジストローラ7a,7bは、感光ドラム1上の画
像先端と転写紙Pの先端位置とが転写ニップ部において
一致するように同期させて停止・回転を繰り返し、転写
紙Pを搬送する。このようにして転写紙Pはレジストロ
ーラ7a,7bから転写ガイド8a,8bに向けて搬送
される。そして、転写紙Pがレジストローラ7a,7b
と転写ガイド8a,8bとの中間に位置する紙粉除去ロ
ーラ100に搬送されると、紙粉除去ローラ100は給
紙ローラ6a,6bやレジストローラ7a,7bに転写
紙Pの画像形成面が摺擦したときに生じた紙粉などの粉
塵を除去する。粉塵が除去された転写紙Pは転写ガイド
8a,8bに導かれて転写ニップ部に挟持され、感光ド
ラム1上のトナー画像が静電的に転写される。トナー画
像が転写された転写紙Pは、除電針9からの放電により
転写紙Pの裏面の電荷が中和され、感光ドラム1から分
離されることになる。
【0017】次いで、転写後に感光ドラム1上に残った
残トナーはクリーナ4によって回収され、搬送スクリュ
ー11によって現像器2にまで返送され、再度現像に使
用される。このようにして感光ドラム1は図1に示す矢
印R1の方向に回転され、紙粉などの粉塵が除去された
トナーが返送されて再利用されながら、上述の工程を繰
り返し、トナー画像を転写紙P上に形成する。
残トナーはクリーナ4によって回収され、搬送スクリュ
ー11によって現像器2にまで返送され、再度現像に使
用される。このようにして感光ドラム1は図1に示す矢
印R1の方向に回転され、紙粉などの粉塵が除去された
トナーが返送されて再利用されながら、上述の工程を繰
り返し、トナー画像を転写紙P上に形成する。
【0018】上述した実施例のように転写紙Pが、給紙
ローラ6a,6bおよびレジストローラ7a,7bなど
の紙送りローラを経て転写ガイド8a,8bに向けて搬
送される過程で、感光ドラム1と接触する画像形成面に
発生する紙粉を、トナー画像を転写紙Pに転写させる前
に紙粉除去ローラ100を用いて予め取り除くようにし
たので、転写紙Pの画像形成面に担持されて移動し、転
写ニップ部において転写紙Pの表面から感光ドラム1の
表面に付着し、感光ドラム1に残留する転写残トナーに
紙粉が混入してしまうことがなくなる。このため、クリ
ーナ4に回収され、さらに現像器2に返送されてトナー
に混入する紙粉の量が減少するので、トナーの比電荷が
所望の値に達しずらくなることがなくなる。よって、画
像濃度が低下してしまうという問題の発生を抑制するこ
とができる。 〈実施例2〉紙粉除去ローラ100は、図2に示すよう
に芯金100bの外周に多孔質海綿状のスポンジローラ
100aを巻装させたもので、このような紙粉除去ロー
ラ100を用いることにより、紙粉は、スポンジローラ
100aの表面の凹凸に絡みつくように付着して取り除
かれる。このため、スポンジローラ100aを備えた紙
粉除去ローラ100は、紙粉の除去能力が高く、回収さ
れるトナーに混入する紙粉量が極端に減少するので、画
像濃度の低下がさらに抑制される。 〈実施例3〉図3は、紙粉除去部材としてプレート状部
材101を用いた実施例を示す概略構成図である。この
紙粉除去プレート101は、その一端を転写紙Pに常時
接触させるとともに、他端を回動軸101aに枢支させ
て揺動自在に支持されたもので、転写紙Pが給紙ローラ
6a,6bおよびレジストローラ7a,7bを通過する
ことによって画像形成面に発生する紙粉を除去する。す
なわち、紙粉除去プレート101は、搬送路に沿って搬
送される転写紙Pに常時接触するように、その回動軸1
01aにコイルスプリング(不図示)が巻回されてい
る。そして、給紙ローラ6a,6bおよびレジストロー
ラ7a,7bを通過し、転写紙Pの表面に発生した紙粉
が紙粉除去プレート101に接触して除去される。この
紙粉除去プレート101を用いるとより簡単な構成で発
生した紙粉を除去でき、よって画像濃度の低下を抑制す
ることができる。 〈実施例4〉図4は、紙粉除去プレート102と転写ガ
イドとを兼用させた実施例を示す概略構成図である。す
なわち、図4に示す実施例の紙粉除去プレート102は
実施例3に示す紙粉除去プレート101を転写ガイドに
そのまま用いた構成である。このように構成することに
より、紙粉の除去に伴う画像濃度の低下を抑制できると
いう効果に加えて、さらに省スペース化、低コスト化が
可能となる。 〈実施例5〉図5は、紙粉除去ローラ100にトナーと
逆極性の電位を印加する電源10を接続するようにした
実施例を示す概略構成図である。
ローラ6a,6bおよびレジストローラ7a,7bなど
の紙送りローラを経て転写ガイド8a,8bに向けて搬
送される過程で、感光ドラム1と接触する画像形成面に
発生する紙粉を、トナー画像を転写紙Pに転写させる前
に紙粉除去ローラ100を用いて予め取り除くようにし
たので、転写紙Pの画像形成面に担持されて移動し、転
写ニップ部において転写紙Pの表面から感光ドラム1の
表面に付着し、感光ドラム1に残留する転写残トナーに
紙粉が混入してしまうことがなくなる。このため、クリ
ーナ4に回収され、さらに現像器2に返送されてトナー
に混入する紙粉の量が減少するので、トナーの比電荷が
所望の値に達しずらくなることがなくなる。よって、画
像濃度が低下してしまうという問題の発生を抑制するこ
とができる。 〈実施例2〉紙粉除去ローラ100は、図2に示すよう
に芯金100bの外周に多孔質海綿状のスポンジローラ
100aを巻装させたもので、このような紙粉除去ロー
ラ100を用いることにより、紙粉は、スポンジローラ
100aの表面の凹凸に絡みつくように付着して取り除
かれる。このため、スポンジローラ100aを備えた紙
粉除去ローラ100は、紙粉の除去能力が高く、回収さ
れるトナーに混入する紙粉量が極端に減少するので、画
像濃度の低下がさらに抑制される。 〈実施例3〉図3は、紙粉除去部材としてプレート状部
材101を用いた実施例を示す概略構成図である。この
紙粉除去プレート101は、その一端を転写紙Pに常時
接触させるとともに、他端を回動軸101aに枢支させ
て揺動自在に支持されたもので、転写紙Pが給紙ローラ
6a,6bおよびレジストローラ7a,7bを通過する
ことによって画像形成面に発生する紙粉を除去する。す
なわち、紙粉除去プレート101は、搬送路に沿って搬
送される転写紙Pに常時接触するように、その回動軸1
01aにコイルスプリング(不図示)が巻回されてい
る。そして、給紙ローラ6a,6bおよびレジストロー
ラ7a,7bを通過し、転写紙Pの表面に発生した紙粉
が紙粉除去プレート101に接触して除去される。この
紙粉除去プレート101を用いるとより簡単な構成で発
生した紙粉を除去でき、よって画像濃度の低下を抑制す
ることができる。 〈実施例4〉図4は、紙粉除去プレート102と転写ガ
イドとを兼用させた実施例を示す概略構成図である。す
なわち、図4に示す実施例の紙粉除去プレート102は
実施例3に示す紙粉除去プレート101を転写ガイドに
そのまま用いた構成である。このように構成することに
より、紙粉の除去に伴う画像濃度の低下を抑制できると
いう効果に加えて、さらに省スペース化、低コスト化が
可能となる。 〈実施例5〉図5は、紙粉除去ローラ100にトナーと
逆極性の電位を印加する電源10を接続するようにした
実施例を示す概略構成図である。
【0019】クリーナ4に回収された転写残トナーは現
像、転写、クリーニングというプロセスを経ているの
で、初期の状態に比べ劣化している。この劣化した残ト
ナーを現像器2に返送し、再度現像させるようにしてい
るので、劣化した残トナーが繰り返し現像に使用される
ことも当然に起こることになる。
像、転写、クリーニングというプロセスを経ているの
で、初期の状態に比べ劣化している。この劣化した残ト
ナーを現像器2に返送し、再度現像させるようにしてい
るので、劣化した残トナーが繰り返し現像に使用される
ことも当然に起こることになる。
【0020】このように劣化した残トナーは、複数回、
現像に使用されることになるので、劣化した残トナーを
現像器2内で摩擦帯電させようとしても電荷量がなかな
か所望の値まで上昇しない。また、上述したように紙粉
による影響を受けるために、再度現像に使用されるトナ
ーが所望の電荷量を得ることが困難となる。
現像に使用されることになるので、劣化した残トナーを
現像器2内で摩擦帯電させようとしても電荷量がなかな
か所望の値まで上昇しない。また、上述したように紙粉
による影響を受けるために、再度現像に使用されるトナ
ーが所望の電荷量を得ることが困難となる。
【0021】そのため、紙粉除去ローラ100に、トナ
ーが帯電される極性と逆極性のバイアスを印加してトナ
ーと同極性に帯電する紙粉のみを除去するとともに、ト
ナーと逆極性に帯電する紙粉はクリーナ4で回収し、残
トナーとともに現像器2に返送させるようにする。これ
により、残トナーは、これに逆極性に帯電する紙粉と摩
擦帯電することになり、複数回、現像に使用された残ト
ナーであっても、所望の電荷量に達し易くなり、画像濃
度の低下を抑制することができる。
ーが帯電される極性と逆極性のバイアスを印加してトナ
ーと同極性に帯電する紙粉のみを除去するとともに、ト
ナーと逆極性に帯電する紙粉はクリーナ4で回収し、残
トナーとともに現像器2に返送させるようにする。これ
により、残トナーは、これに逆極性に帯電する紙粉と摩
擦帯電することになり、複数回、現像に使用された残ト
ナーであっても、所望の電荷量に達し易くなり、画像濃
度の低下を抑制することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
写材を搬送する紙送りローラよりも搬送下流側で、かつ
前記転写材の転写ニップ部よりも搬送上流側に、転写材
の画像形成面に接触するように、紙粉除去部材を配設し
て像担持体に付着する紙粉などの粉塵を除去するように
したので、トナーに混入する粉塵の量が減少する。これ
によって所望の値のトナー比電荷が得られ易くなり、画
像濃度の低下が抑止できる。
写材を搬送する紙送りローラよりも搬送下流側で、かつ
前記転写材の転写ニップ部よりも搬送上流側に、転写材
の画像形成面に接触するように、紙粉除去部材を配設し
て像担持体に付着する紙粉などの粉塵を除去するように
したので、トナーに混入する粉塵の量が減少する。これ
によって所望の値のトナー比電荷が得られ易くなり、画
像濃度の低下が抑止できる。
【0023】また、本発明による紙粉除去部材にトナー
が帯電される極性と逆極性のバイアス電圧を印加し、紙
粉を選択的に除去するようにしたので、複数回現像に使
用した劣化した残トナーの比電荷を上げ、現像性を高め
ることができる。
が帯電される極性と逆極性のバイアス電圧を印加し、紙
粉を選択的に除去するようにしたので、複数回現像に使
用した劣化した残トナーの比電荷を上げ、現像性を高め
ることができる。
【図1】本発明の実施例1に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】本発明の実施例2に係る紙粉除去ローラが多孔
質海面状ローラであることを示す縦断面図である。
質海面状ローラであることを示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施例3に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図4】本発明の実施例4に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図5】本発明の実施例5に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
略構成図である。
1 像担持体(感光ドラム) 2 現像器 3 転写帯電器(転写ローラ) 4 クリーナ 6a 紙送りローラ(給紙ローラ) 7a 紙送りローラ(レジストローラ) 10 電源 11 回収トナー搬送手段(搬送スクリュー) 100 紙粉除去部材(紙粉除去ローラ) 101 紙粉除去部材(紙粉除去プレート) 102 紙粉除去部材(転写ガイド)
Claims (5)
- 【請求項1】 像担持体に形成された静電潜像にトナー
を付着させてトナー画像を形成する現像器と、 前記像担持体に形成されたトナー画像を、紙送りローラ
によって搬送された転写材の画像形成面に、前記像担持
体との間に構成する転写ニップ部にて転写する転写帯電
器と、 前記トナー画像が転写された後の前記像担持体に残留し
ている残留トナーを回収するクリーナとを備えた画像形
成装置において、 前記クリーナによって回収された残留トナーを前記現像
器に返送する回収トナー搬送手段と、 前記転写材を搬送する前記紙送りローラよりも搬送下流
側で、かつ前記転写ニップ部よりも搬送上流側に、前記
転写材の画像形成面に接触して配設された紙粉除去部材
とを備えた、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記紙粉除去部材は、回転ローラであ
る、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記回転ローラは、表面が多孔質海面状
部材によって形成されている、 ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記紙粉除去部材は、プレート状部材で
ある、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記紙粉除去部材にトナーの帯電電荷と
逆極性のバイアス電圧を印加するバイアス印加手段を接
続した、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記
載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12177195A JPH08314344A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12177195A JPH08314344A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08314344A true JPH08314344A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14819487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12177195A Pending JPH08314344A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08314344A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7711309B2 (en) | 2006-04-04 | 2010-05-04 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Sheet feeding device and a cleaning member in sliding contact with a conveying unit |
US7778588B2 (en) | 2006-02-27 | 2010-08-17 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Sheet feeding apparatus and image forming apparatus |
JP2017201361A (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP12177195A patent/JPH08314344A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7778588B2 (en) | 2006-02-27 | 2010-08-17 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Sheet feeding apparatus and image forming apparatus |
US7711309B2 (en) | 2006-04-04 | 2010-05-04 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Sheet feeding device and a cleaning member in sliding contact with a conveying unit |
JP2017201361A (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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