JPH08313A - スライドファスナー - Google Patents

スライドファスナー

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Publication number
JPH08313A
JPH08313A JP6144960A JP14496094A JPH08313A JP H08313 A JPH08313 A JP H08313A JP 6144960 A JP6144960 A JP 6144960A JP 14496094 A JP14496094 A JP 14496094A JP H08313 A JPH08313 A JP H08313A
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JP
Japan
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engaging
piece
tape
slide fastener
fastener
Prior art date
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Pending
Application number
JP6144960A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Yamaguchi
義治 山口
Osamu Maeda
修 前田
Kiyomitsu Ishihara
清光 石原
Toyosaku Ogura
豊作 小倉
Takeshi Inaba
武 稲場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
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Publication of JPH08313A publication Critical patent/JPH08313A/ja
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    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
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    • A44B19/24Details
    • A44B19/36Means for permanently uniting the stringers at the end; Means for stopping movement of slider at the end
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    • A44B19/42Making by processes not fully provided for in one other class, e.g. B21D53/50, B21F45/18, B22D17/16, B29D5/00
    • A44B19/60Applying end stops upon stringer tapes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/25Zipper or required component thereof
    • Y10T24/2516Zipper or required component thereof with distinct separable-fastener
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T24/25Zipper or required component thereof
    • Y10T24/2593Zipper or required component thereof including complementary, aligning means attached to ends of interlocking surfaces

Abstract

(57)【要約】 【目的】スライダーの抜取った後にも、噛合エレメント
列の噛合割れを防止する防止具の係合力を強化すると共
にあらゆる方向からの力に対しても強固に係着を保持
し、しかもシート類の縫着端から突出させないですむ、
生産性と生産コストに優れたスライドファスナーを提供
する。 【構成】左右一対のファスナーストリンガー(S) の噛合
エレメント列端に隣接し、噛合エレメント(E) と略等し
い厚みと幅とをもって対向して設けられる係合雄部材(1
0)と係合雌部材(20)とからなり、両部材(10,20) が前記
ストリンガー(S) よりスライダーを抜き取る際に係合す
るエレメント(E) の噛合割れ防止具(1)を有するスライ
ドファスナーであって、前記係合雄部材(10)は前記係合
雌部材(20)に向けてテープ取付基部(11)より突出する係
止片(12)の先端に膨出部(12a) を有し、前記係合雌部材
(20)は前記係止片(12)を収容して係着する係着空間部(2
2)に前記膨出部(12a) の首部(12b) をファスナーテープ
(T) の厚み方向から挟持する上下一対の弾性体(22a,22
a) を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などのシートの
表皮材或いはシートカバーの連結や、広大なシート状物
の連結に適用されるスライドファスナーであって、シー
トの連結にあたり同ファスナーを閉じたのちにスライダ
ーをファスナーチェーンから抜脱して閉鎖状態を維持し
得るスライドファスナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シートカバー、人工芝、カーペッ
ト等の連結に使用されるスライドファスナーにおいて、
スライダーを操作して噛合エレメントを噛合させた後に
スライダーをそのまま残すことがあるが、このような場
合、シート類の連結部の一部がスライダーの厚み分だけ
隆起するため、外観的に好ましくないばかりでなく、特
に人工芝やカーペット等ではスライダーが踏み付けられ
て破損してスライドファスナーが開きやすくなったり、
或いは競技中の選手が転倒した際にスライダーが身体に
あたり負傷させてしまう恐れがある。こうした不具合を
避けるため、例えば特開平6−14806号公報には噛
合エレメントを噛合させてシート間を連結した後にスラ
イダーをファスナーチェーンより抜き取り得るようにす
ると共に、スライダーを抜き取った後でも噛合エレメン
トの噛合状態を維持すべく前止具を噛合エレメントの終
端に隣接して設けることが開示されている。
【0003】ところで、シートカバー、人工芝、カーペ
ット等の連結端に縫着されたファスナーストリンガーの
噛合エレメントを噛合させてシート類を連結する際に、
ファスナーチェーンには噛合エレメント列に直交する左
右方向の引張力が加わり、噛合エレメント列の噛合割れ
が起きやすくなることから、ファスナーチェーンをシー
ト類の連結長さより長尺としファスナーチェーンの噛合
エレメント終端付近をシート類のチェーン縫着端から突
設させて、噛合エレメント列の終端部には前記引張力が
作用しないようにしている。そして、シート類を連結し
たのち、シート類の端部から突出するファスナーチェー
ンの一部をシート類の内側に折り返して収納し、シート
類の外観を損なわぬようにすると共に、人手によってみ
だりに噛合割れが行われないようにしていた。
【0004】上記特開平6−14806号公報に開示さ
れているスライドファスナーにおいても、噛合エレメン
ト列の終端部に設けられる前止具のテープ取付部分をシ
ート類の縫着端から突出させ、或いは前止具周囲のファ
スナーテープに切り込みを形成し、噛合エレメントの噛
合時に作用する上記左右方向の引張力が前止具の係着力
に影響を与えないようにして前止具の係着を保持させ、
噛合エレメント列の噛合割れを防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとく、従来
のこの種のスライドファスナーにあっては、ファスナー
チェーンに加わる左右方向の引張力による噛合エレメン
トの噛合割れを防ぐために、スライドファスナーをシー
ト類に対する実際の縫着長さより長尺に設定し、噛合エ
レメントの終端部をシート類の縫着端から突出させてい
る。このようにスライドファスナーの噛合エレメント列
の長さをシート類の連結端縁の長さより長尺に製造する
ことは、生産コストの増加を招くばかりでなく、このフ
ァスナーチェーンの端部が連結シート類の端縁からはみ
出すことになるため、これを上述のごとく裏面側に収納
する必要があった。
【0006】また、特に上記特開平6−14806号公
報に開示されたスライドファスナーでは、ファスナーチ
ェーンに加わる左右の引張力による噛合エレメントの噛
合割れを防ぐために、スライドファスナーの前止具を取
り付けるテープ部分を山形に切断する必要があり、生産
工程の増加につながり生産性を低下させ、或いはファス
ナーチェーンのシート類に対する取付け強度も低下させ
てしまうものであった。
【0007】また、芝やカーペットでは地面の凹凸によ
り、シートカバーではシートの腕曲形状により、ファス
ナーチェーンを屈曲させ、噛合エレメントに厚みからの
突き押し力が作用し、噛合割れをおこすことがあった。
従来の前止具は、この噛合エレメントに作用する厚み方
向の突き押しに対して、十分な係着力を有していなかっ
た。
【0008】本発明は、上述の様々な課題を解決するこ
とを目的としてなされたものであり、スライダーの抜取
り時に係合する噛合エレメント列の噛合割れ防止具を有
するスライドファスナーにおいて、同噛合割れ防止具の
係合を強力にすると共に多方向から作用する力に対して
も強固に係着を保持し、しかもシート類に縫着したとき
にファスーナーチェーンの端部をシート類の縫着端から
突出させないで済む、生産性と生産コストに優れたスラ
イドファスナーを提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】そして上述の課題は、本
発明の左右一対のファスナーストリンガーの噛合エレメ
ント列端に隣接し、噛合エレメントと略等しい厚みと幅
とをもって対向して設けられる係合雄部材と係合雌部材
とからなり、両部材が前記ストリンガーよりスライダー
を抜き取る際に係合するエレメントの噛合割れ防止具を
有するスライドファスナーにおいて、前記噛合割れ防止
具の係合雄部材は前記係合雌部材に向けてテープ取付基
部より突出する係止片を有し、前記係合雌部材は前記係
止片を収容して係着する係着空間部を有すると共に、同
係着空間部において前記係止片とスライドファスナーの
厚み方向で係着する係止部を有してなることを特徴とす
るスライドファスナーにより解決される。
【0010】この場合、前記係止片は先端に膨出部を有
してなり、前記係止部はファスナーテープの長手方向に
相対して形成される上記係着空間部の前後内壁面間を上
下に所定の間隔をもって平行に架設され、前記膨出部の
首部をファスナーテープの厚み方向から挟持する一対の
弾性体からなり、或いは前記係合雄部材は前記係合雌部
材に向けてテープ取付基部より突出し、先端にファスナ
ーテープの厚み方向に膨出する膨出係止部をもつ断面が
略T字状の係止片本体を有し、前記係合雌部材は前記係
止片を収容して係着支持する断面が略コ字状の係着空間
部を有してなり、その開放端部の上下内壁面には前記テ
ープの厚み方向で前記膨出係止部と係着する第1係着片
及び第2係着片が相対して突設され、前記係止片本体の
全体が前記第1及び第2係着片間で弾性変形可能に構成
される。
【0011】また、前記係止片は先端にファスナーテー
プの厚み方向に延びる弾性鈎片を有してなり、前記係止
部は上記係着空間部内で前記テープの厚み方向に突設さ
れ、前記弾性鈎片に係着する係着片とを備えており、前
記弾性鈎片が1個からなる場合と、前記弾性鈎片及び前
記係着片が互いに対向してファスナーテープの厚み両方
向に延びてなる場合とがある。更には前記弾性鈎片がフ
ァスナーテープの長手方向に複数設けられると共に、各
弾性鈎片の突出方向が前記テープの厚み方向に交互に向
けられ、前記係着空間部は前記各弾性鈎片を独立して収
容係着する複数の空間部からなり、各空間部内には独立
して収容される各弾性鈎片をテープの厚み方向から係着
支持する係着片を有している。そして、好適には前記係
着空間部を形成する壁部の前記弾性鈎片と相対する位置
に係止片用の抜孔を有している。
【0012】更に本発明では、前記噛合割れ防止具の係
合雄部材は前記係合雌部材に向けてテープ取付基部より
突出し、先端にファスナーテープの長手方向の前後に膨
出する膨出係止部をもつ略T字状の係止片を有し、前記
係合雌部材は前記係止片を収容して前記テープの長手方
向の前後を係着支持する略コ字状の係着部を有してな
り、その開放端部の前後内壁面には前記膨出係止部に係
着する第1係着片及び第2係着片が相対して突設され、
少なくとも第1又は第2係着片が前記膨出係止部の前後
いずれかの首部側面を弾性的に押圧する弾性材からなる
ことを特徴とすることもある。そして、好ましくは前記
第1又は第2係着片をもつ前記係着部の内壁面に係止片
の前記膨出係止部を嵌着する嵌着溝が形成されている。
【0013】また更に、本発明は左右一対のファスナー
ストリンガーの噛合エレメント列端に隣接し、噛合エレ
メントと略等しい厚みと幅とをもって対向して設けられ
る係合雄部材と係合雌部材とからなり、両部材が前記ス
トリンガーよりスライダーを抜き取る際に係合するエレ
メントの噛合割れ防止具を有するスライドファスナーに
おいて、前記噛合割れ防止具の係合雄部材及び係合雌部
材が、前記ストリンガーの互い違いに対向する複数の噛
合エレメントを含み、同噛合エレメントの脚部間を合成
樹脂材料をもって溶着連結してなることを特徴とするこ
ともあり、好ましい態様によれば前記噛合エレメントが
コイル状エレメントからなり、前記合成樹脂材料が複数
の噛合エレメント間に延びる合成樹脂製板片からなる。
【0014】
【作用】本発明のスライドファスナーをシート類に取り
付けた後、通常と同様にスライダーを操作して同ファス
ナーを閉じると共に、スライダーをファスナーチェーン
から抜き取る。このスライダーの抜取り時に係合雄部材
の係止片が係合雌部材の膨張係止部や係着片とファスナ
ーテープの厚み方向で自動的に係着し、スライダーの抜
取り後において、ファスナーテープに対する横断方向に
引張力が作用しても、或いは噛合エレメント列の厚み方
向に突き押し力が作用しても、その係着が外れることが
ない。
【0015】また、係合雄部材の係止片と係合雌部材の
係合が、ファスナーテープの長手方向の前後でなされる
場合には、係止片の前後に係合雌部材の弾性体が強力に
作用し、特に係止片の抜出方向に力が加わると前記弾力
が強く作用するように構成しているため、容易に抜け出
ることがないばかりでなく、更に係合雌部材の係着空間
部の前後内壁面に係止片の膨出係止部が嵌合する嵌着溝
部を形成するときは、係止片の前後側面に作用する弾性
的な押圧力と協働してファスナーテープの厚み方向に作
用する突き押し力に対してもテープ厚み方向に容易に抜
け出るようなことをなくす。
【0016】更に、本発明の他の実施例のごとく、ファ
スナーチェーン終端部の複数の噛合エレメントを利用
し、その脚部同士を合成樹脂材料からなる連結片により
溶着して連結一体化しすることにより噛合割れ防止具を
構成する場合には、連結片により連結一体化された噛合
エレメントの弾性変形が抑制され、噛合頭部の係合力が
大幅に増加する。しかも、連結されたファスナーテープ
には、改めて噛合割れ防止具を取り付ける必要がなく、
生産性及び生産コストの面でも極めて有利な構造とな
る。
【0017】こうして、ファスナーテープの厚み方向及
び幅方向に作用する力に対する係着力が確保された本発
明の噛合割れ防止具付きスライドファスナーを、シート
類の連結縁部に縫着する場合、前記噛合割れ防止具が容
易に外れることがなくなるため、従来のごとくファスナ
ーチェーンの端部をシート類の縫着端部から突出させる
必要をなくす。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に基づき具体的に
説明する。図1は本発明に係るスライドファスナーに適
用される噛合割れ防止具の代表的な第1の実施例を示し
ている。前記噛合割れ防止具1は噛合エレメント列の終
端に近接して設けられる係合雄部材10と係合雌部材2
0からなり、各ファスナーストリンガーSの芯紐縫着部
を包持すると共にファスナーテープの端縁部を厚みから
挟持するテープ取付基部11,21を有している。ま
た、前記噛合割れ防止具1は、例えば各種の金属や合成
樹脂材料からなる噛合エレメントと同一の材質から構成
され、係合雄部材10と係合雌部材20とが係着したと
きに、同噛合割れ防止具1の厚み及び幅は噛合状態にあ
るエレメント列の厚み及び左右の幅とほぼ等しく設定さ
れている。
【0019】図示例による前記係合雄部材10は、係合
雌部材20に向けてテープ取付基部11から突出する係
止片12の先端にファスナーテープTの厚み方向(上
下)に膨出する膨出部12aが形成されている。この膨
出部12aの形状は断面が略2等辺3角形をなし、係合
雌部材20に係着し易いようにしている。また、前記係
合雌部材20は、前記テープ取付基部11に連続して形
成される前記係止片12を収容するボックス状の係着空
間部22を有しており、同係着空間部22には前記膨出
部12aが押し込まれるとき弾性変形し、前記膨出部1
2aの首部12bとファスナーテープTの厚み方向で係
着する係止部22aを有している。この係止部22a
は、ファスナーテープTの長手方向に相対して形成され
る上記係着空間部22の前後内壁面間に前記係止片12
の厚みとほぼ等しい間隔をもって上下に平行に架設さ
れ、図2に示すごとく前記膨出部12aの首部12bを
ファスナーテープTの厚み方向から挟持する一対の弾性
体からなる。この係着時には、上下に平行な弾性体の係
着間隙が、係止片12の膨出部12aの厚みより狭いた
め、一旦膨出部12aが係止部22aに係着すると、膨
出部12aは係止部22aから容易に抜けることなく係
合状態を保持する。
【0020】図3は上記実施例の変形例を示し、上述の
第1実施例にあっては係止部22aとしての一対の弾性
体間に係合雄部材10の膨出部12aが差し込まれると
き弾性変形して開き、差し込まれた後に平行状態に戻っ
て膨出部12aに係着するものであるが、図3に示す変
形例では前記係合雄部材10の係止片12が先端にファ
スナーテープTの厚み方向に膨出する膨出部12aを有
すると共に、その係止片12の全体にはテープTの長手
方向に貫通して延びる空洞部12′が形成されており、
この空洞部12′により係止部12の全体がファスナー
テープTの厚み方向に弾性的に変形が可能とされてい
る。そのため、相手方の係合雌部材20の係止部は上記
実施例のごとく弾性体である必要はなく、前記係合雌部
材の断面が略コ字状の係着空間部22の開放端部の上下
内壁面に前記膨出部12aと係着する所定の剛性を有す
る第1係着片23及び第2係着片24が相対して突設さ
れているに過ぎない。従って、前記第1及び第2係着片
間の間隙は前記係止片12の弾性変形前における全体厚
みより少なくしている。かかる構成により、本変形例に
おける噛合割れ防止具1を上記実施例と比較して薄手に
製造できることを意味するばかりでなく、係合後の形態
の安定性を確保すると共に、テープ厚み方向の突き押し
及び係止片12の抜脱方向の力に対する強力な抗力を確
保する。
【0021】図4は、本発明の代表的な第2実施例を示
しており、係合雄部材30のテープ取付基部31から突
出する係止片32の先端形状を上記膨出部12aに代え
てフック状の弾性鈎片32aとすると共に、係合雌部材
40のテープ取付基部41に続いて形成されるボックス
状の係着空間部42に係着片42aが形成されている。
図示例では、前記弾性鈎片32aは係止片32の先端か
ら図4の下方に向けて鋭角に曲げられたフック状をなし
ており、同弾性鈎片32aに係着する前記係着片42a
は係着空間部42の開放口の下端(図4参照)から上方
に突出する起立片から構成されている。この係着片42
aの上端縁は開放口が係着空間部42に向けて狭くなる
ように傾斜面42a′とされている。また、前記弾性鈎
片32aに対向する係着空間部42の壁面(図4の下壁
面)には、前記弾性鈎片32aを外部から押圧変形して
係止片32を外部に抜き出すために利用する抜孔42b
が形成されている。
【0022】図5は、図4に示す噛合割れ防止具1の変
形例を示す平面図を示し、図6は同図のIII-III 線にお
ける矢視断面図であって、係合雄部材30の係止片32
に窓孔32′を形成すると共に、弾性鈎片32aを係止
片32の先端を折り返して前記窓孔32′を覗くように
して形成された舌片状とし、更に前記係止片32のテー
プ長手方向の前後には所定の間隔をおいて前後一対の差
込み柱部33が同一平面上に突設されている。一方、係
合雌部材40の係着空間部42は前記弾性鈎片32a及
び差込み柱部33を収容するボックス状の空間を有して
おり、前記弾性鈎片32aの差込み口には下壁面から起
立して同弾性鈎片32aに係着する係着片42aが形成
されると共に、同係着片42aのテープTの長手方向の
両側には前記一対の差込み柱部33をそれぞれ嵌着する
ための嵌合空間部42′が形成されている。同図の例で
は上記抜孔42bが形成されていないが、勿論、同抜孔
42bを形成することも可能である。この変形例では、
弾性鈎片32aを係止片32の先端を折り返して窓孔3
2′を覗くように舌片状に形成しているため、係止片3
2と弾性鈎片32aとの重合部分の厚みが、図4に示す
例に示すそれより薄くなり、それだけ噛合割れ防止具1
の全体厚みを薄く形成でき、しかも差込み柱部33及び
同嵌合空間部42′の存在は、係着後における噛合割れ
防止具1の形態安定性を確保すると共に、弾性鈎片32
a及び係着片42aの係着強度の安定性をも保証する。
【0023】図7は、図4に示す実施例の更なる変形例
を示しており、図4に示す変形例では弾性鈎片32a及
び相手の係着片42aが共に1個づつであったが、図7
に示す例では係止片32から突出する弾性鈎片32aを
ファスナーテープTの厚み方向の上下それぞれに形成す
ると共に、上記係着片42aを各弾性鈎片32aに対応
して前記係着空間部42の差込み口の上下壁面から相対
して突出している。図8は、図7に示す噛合割れ防止具
1の他の変形例を示す平面図を示し、図9は図7のIV-I
V 線における矢視断面図であって、上記図5に示す例に
対応するものである。ただし、図8及び図9に示す例で
は上記弾性鈎片32aがテープの長手方向の前後に一対
配され、しかもその前後の弾性鈎片32aがテープ厚み
方向にそれぞれ反対向きとされている。かかる構成によ
り、係合時における噛合割れ防止具1の形態安定性と弾
性鈎片32a及び係着片42aの係着強度の安定性とが
確保されることに加えて、特にファスナーテープTの厚
み方面に作用する突き押し力に対する抜脱が完全に防止
される。なお、これらの図において、共通の符号が付さ
れた部分は実質的に同一の構成を有している。
【0024】図10及び図11は本発明の第3実施例を
示しており、図10は本発明に係るスライドファスナー
に適用される噛合割れ防止具を中心に示す斜視図、図1
1は同平面図である。図示例においても、スライドファ
スナーは左右一対のファスナーチェーンCの噛合エレメ
ント列の終端部に隣接し、噛合エレメントEと略等しい
厚みと幅とをもって対向して設けられる係合雄部材50
と係合雌部材60とからなり、両部材50,60が前記
ファスナーチェーンCより図示せぬスライダーを抜き取
る際に係合する噛合エレメント列に対する噛合割れ防止
具1を有している。
【0025】そして、前記噛合割れ防止具1の係合雄部
材50は、前記係合雌部材60に向けてテープ取付基部
51より突出し、先端にファスナーテープTの長手方向
の前後に膨出する膨出係止部52aをもつ略T字状の係
止片52を有している。一方、前記係合雌部材60はテ
ープ取付基部61に続いて前記係止片52を収容すると
共に、テープTの長手方向の前後を係着支持する略コ字
状の係着部62を有してなり、その開放端部の前後内壁
面には前記膨出係止部52aと係着する第1係着片62
a及び第2係着片62bが相対して突設されている。そ
して、第1又は第2係着片62a,62bの少なくとも
一方が前記膨出係止部52aの首部53の前後いずれか
の側面を弾性的に押圧する弾性材から構成される。図1
0及び図11によれば、前記第2係着片62bが金属製
スプリングにより構成されており、同金属製スプリング
62bは板バネの基部を係着部62の後部内面に埋め込
み一体化され、同板バネの突出端部62b′を前記係着
部62の内方に向けて弧状に湾曲させている。
【0026】係合雄部材50の係止片52が係合雌部材
60の係着部62に向けて挿入されるとき、前記係着部
62の開放端部に設けられた金属製スプリング62bが
弾性変形しながら移動する膨出係止部52aを係着部6
2の内部に収容すると同時に、金属製スプリング62b
が原形に戻り、金属製スプリング62bの突出端部62
b′が膨出係止部52aの首部53を押圧し、第1係着
片62aとの間で同首部53を前後から強力に挟持す
る。このとき、前記膨出係止部52aが抜き出し方向に
引っ張られても前記金属製スプリング62bの突出端部
62b′が前記係着部62の内方に向けて弧状に湾曲し
ているため、同62bによる前記首部53に対する押圧
力が大きくなり、係着力を増大させて膨出係止部52a
の抜脱が確実に阻止される。また、本実施例では前記係
着部62の第1係着片62aが突設されている内壁面に
底面を奥に向かうほど深くした嵌着溝63を形成してい
るため、ファスナーテープTの厚み方向に作用する突き
押し力に対する抜脱も完全に防止される。図12は前記
実施例の変形例を示し、同変形例によれば係合雌部材6
0の全体を合成樹脂材料により構成しており、前記第2
係着片62bが突出する側の係着部62に上下方向に貫
通させて空洞部62cを設けている。このため第2係着
片62bが突出する側の係着部62の全体が弾性変形可
能となり、係合雄部材50の係合雌部材60に対する挿
入が容易となるばかりでなく、テープ面を横切る方向の
引張力が係止片52に作用する場合には前記第2係着片
62bによる膨出係止部52aの首部53に対する押圧
力が増加し、膨出係止部52aと第1及び第2係着片6
2a,62bとの係着力を大きくする。
【0027】図13は本発明の第4実施例を示してお
り、同実施例は上記噛合割れ防止具1としてファスナー
チェーンCの噛合エレメントを利用するものである。即
ち、図示例によれば、左右一対のファスナーストリンガ
ーSのコイル状噛合エレメント列の終端部に存在する左
右の複数の噛合エレメントEの脚部間を、それぞれ合成
樹脂製板片71をもって溶着し一体に連結する。勿論、
噛合エレメントEとしてはコイル状に限定されず、個々
の噛合エレメントEが独立している一般的なエレメント
列に対しても本実施例を適用することができる。図14
は図3におけるV-V 線の矢視断面図であり、噛合エレメ
ントEの脚部間と合成樹脂製板片71との溶着断面構造
を示している。同図に示すごとくファスナーストリンガ
ーSの終端部に存在する複数の噛合エレメントEの脚部
L上面にセットされた合成樹脂製板片71に、例えば超
音波等を適用して同合成樹脂製板片71を溶融させ、噛
合エレメントEの表面及び芯紐B内へ溶融樹脂を浸透さ
せ、一体に連結固定する。かかる構成によって、合成樹
脂製板片71により連結された噛合エレメントEの脚部
Lは全く弾性変形することがなく、噛合頭部Hにて僅か
に弾性変形するに止まるため、噛合エレメントEの間隔
が広がらず、噛合後における頭部Hの噛合が極めて外れ
にくくなる。なお、合成樹脂製板片71と噛合エレメン
トEとを同材質にすれば、互いに溶着しやすいので好ま
しく、また前記板片の厚みや幅は噛合エレメントEとの
関係で適宜決定する。
【0028】図15及び図16は、一例として図1に示
す上述の第1実施例が適用されたスライドファスナーF
の使用態様を示す説明図である。本発明のスライドファ
スナーFは、通常と同様にスライダーSDを操作して同
ファスナーFを閉じると共に、スライダーSDをファス
ナーチェーンCから抜き取ると、スライダーSDの抜取
り時に係合雄部材10の係止片12が係合雌部材20の
係止部22aと係着し、スライダーSDの抜取り後にお
いても、既述したとおりファスナーテープTに対して横
断方向に引張力が作用しても、或いは噛合エレメント列
の厚み方向に突き押し力が作用しても、その係着が外れ
ることがない。
【0029】上述のごとく、本発明は多様な変形が可能
であり、その製造も射出等により成形することができる
ものである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなごとく、本発
明のスライドファスナー、特に上述の第1及び第2実施
例では、係合雄部材を係合雌部材とがファスナーテープ
の厚み方向で係着支持するため、ファスナーチェーンに
作用する横方向の引張力に対しては当然として、ファス
ナーチェーンの上下方向から作用する突き押し力に対し
ても強い係合力を有するものである。また第2実施例に
おいて、係合雌部材に抜孔を設ける場合には、同抜孔に
専用のジグを挿入して係止鈎片を外部から押圧して弾性
変形させ、係着状態にある係合雄部材と係合雌部材とを
分離させることが可能となる。この場合、例えばカーペ
ットの洗濯などの際に連結する複数のカーペットをそれ
ぞれ分離して洗濯することができ、シートカバーでは異
なるシートカバーへの付け替えなどが可能となる。
【0031】また、本発明の上記第3実施例では、係合
雄部材の係止片が係合雌部材の弾性体と嵌着溝部により
上下及び前後で係着支持するものであるため、ファスナ
ーチェーンの上下方向及び左右方向により加わる力に対
し強い係着力を発揮する。更に、本発明の第4実施例で
は係着手段として噛合エレメントの終端部を有効に活用
するものであり、係合雄部材と係合雌部材とからなる噛
合割れ防止具をファスナーチェーンに改めて設ける必要
がなく、終端部に存在する複数の噛合エレメント間を同
質材料により溶融連結する簡単な構造で、同噛合エレメ
ントの弾性変形を抑止して噛合エレメントの噛合割れを
防止できるようになった。本発明は上述のごとく多様な
構成を採用することができるものであり、これらの構成
により本発明の噛合割れ防止具は従来のごとくファスナ
ーチェーンの端部をシート類から突出させる必要がなく
なり、そのためファスナーテープに切り込み等の加工も
必要がなく、しかもスライドファスナーに加わる横引張
力や突き押し力に対し強い係合力を有し、且つ生産性を
向上させると共に、生産コストの低減が図れる有用な発
明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるスライドファスナー
の噛合割れ防止具の構造例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるII-II 線の矢視断面図である。
【図3】第1実施例の変形例を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例であるスライドファスナー
の噛合割れ防止具の構造例を示す断面図である。
【図5】同実施例の第1変形例を示す平面図である。
【図6】同図のIII-III 線における矢視断面図である。
【図7】同実施例の第2変形例を示す断面図である。
【図8】同実施例の第3変形例を示す平面図である。
【図9】同図のIV-IV 線における矢視断面図である。
【図10】本発明の第3実施例であるスライドファスナ
ーの噛合割れ防止具の構造例を示す斜視図である。
【図11】同実施例の一部を切開して示す平面図であ
る。
【図12】同実施例の変形例を示す平面図である。
【図13】本発明の第4実施例であるスライドファスナ
ーの噛合割れ防止具の構造例を示す平面図である。
【図14】同図のV-V 線における矢視断面図である。
【図15】本発明のスライドファスナーの閉じ操作の途
中を示す平面図である。
【図16】本発明のスライドファスナーの閉じ操作終了
時の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 噛合割れ防止具 10,30,50 係合雄部材 11,31,51 テープ取付基部 12,32,52 係止片 12a 膨出部 12b,53 首部 12′ 空洞部 20,40,60 係合雌部材 21,41,61 テープ取付基部 22,42 係着空間部 22a 係止部 23,24 第1及び第2係着片 32a 弾性鈎片 32′ 窓孔 33 差込み柱部 42a 係着片 42a′ 傾斜面 42′ 嵌合空間部 42b 抜孔 52a 膨出係止部 62 係着部 62a 第1係着片 62b 第2係着片(スプリング) 62b′ 突出端部 62c 空洞部 63 嵌着溝 71 合成樹脂製板片 T ファスナーテープ C ファスナーチェーン S ファスナーストリンガー E 噛合エレメント SD スライダー B 芯紐部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のファスナーストリンガー(S)
    の噛合エレメント列端に隣接し、噛合エレメント(E) と
    略等しい厚みと幅とをもって対向して設けられる係合雄
    部材と係合雌部材とからなり、両部材が前記ストリンガ
    ーよりスライダーを抜き取る際に係合するエレメントの
    噛合割れ防止具(1) を有するスライドファスナーにおい
    て、 前記噛合割れ防止具(1) の係合雄部材(10,30) は前記係
    合雌部材(20,40) に向けてテープ取付基部(11)より突出
    する係止片(12,32) を有し、前記係合雌部材(20,40) は
    前記係止片(12)を収容して係着する係着空間部(22,42)
    を有すると共に、同係着空間部(22)において前記係止片
    (12,32) とスライドファスナーの厚み方向で係着する係
    止部(22a,23,24,42a) を有してなることを特徴とするス
    ライドファスナー。
  2. 【請求項2】 前記係止片(12)は先端に膨出部(12a) を
    有してなり、前記係止部(22a) はファスナーテープの長
    手方向に相対して形成される上記係着空間部(22)の前後
    内壁面間を上下に所定の間隔をもって平行に架設され、
    前記膨出部(12a) の首部(12b) をファスナーテープ(T)
    の厚み方向から挟持する一対の弾性体からなる請求項1
    記載のスライドファスナー。
  3. 【請求項3】前記係合雄部材は前記係合雌部材に向けて
    テープ取付基部より突出し、先端にファスナーテープ
    (T) の厚み方向に膨出する膨出係止部(12a) をもつ断面
    が略T字状の係止片(12)を有し、前記係合雌部材は前記
    係止片(12)を収容して係着支持する断面が略コ字状の係
    着空間部(22)を有してなり、その開放端部の上下内壁面
    には前記テープ(T) の厚み方向で前記膨出係止部(12a)
    と係着する第1係着片(23)及び第2係着片(24)が相対し
    て突設され、前記係止片(12)の本体全体が前記第1及び
    第2係着片(23,24) 間で弾性変形可能に構成されてなる
    請求項1記載のスライドファスナー。
  4. 【請求項4】 前記係止片(32)は先端にファスナーテー
    プ(T) の厚み方向に延びる弾性鈎片(32a) を有してな
    り、前記係止部(42a) は上記係着空間部(42)内で前記テ
    ープ(T) の厚み方向に突設し、前記弾性鈎片(32a) に係
    着する係着片である請求項1記載のスライドファスナ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記弾性鈎片(32a) が1個からなる請求
    項4記載のスライドファスナー。
  6. 【請求項6】 前記弾性鈎片(32a) 及び前記係着片(42
    a) が互いに対向してファスナーテープ(T) の厚み両方
    向に延びてなる請求項4記載のスライドファスナー。
  7. 【請求項7】 前記弾性鈎片(32a) がファスナーテープ
    (T) の長手方向に複数設けられると共に、各弾性鈎片(3
    2a) の突出方向が前記テープ(T) の厚み方向に交互に向
    けられ、前記係着空間部(42)は前記各弾性鈎片(32a) を
    独立して収容係着する複数の空間部からなり、各空間部
    (42)内には独立して収容される各弾性鈎片(32a) をテー
    プ(T) の厚み方向から係着支持する係着片(42a) を有し
    てなる請求項4記載のスライドファスナー。
  8. 【請求項8】 前記係着空間部(42)を形成する壁部の前
    記弾性鈎片(32a) と相対する位置に係止片用の抜孔(42
    b) を有してなる請求項4〜7記載のスライドファスナ
    ー。
  9. 【請求項9】 左右一対のファスナーストリンガー(S)
    の噛合エレメント列端に隣接し、噛合エレメント(E) と
    略等しい厚みと幅とをもって対向して設けられる係合雄
    部材(50)と係合雌部材(60)とからなり、両部材(50,60)
    が前記ストリンガー(S) よりスライダーを抜き取る際に
    係合するエレメント(E) の噛合割れ防止具(1) を有する
    スライドファスナーにおいて、 前記噛合割れ防止具(1) の係合雄部材(50)は前記係合雌
    部材(60)に向けてテープ取付基部(51)より突出し、先端
    にファスナーテープ(T) の長手方向の前後に膨出する膨
    出係止部(52a) をもつ略T字状の係止片(52)を有し、前
    記係合雌部材(60)は前記係止片(52)を収容して前記テー
    プ(T) の長手方向の前後を係着支持する略コ字状の係着
    部(62)を有してなり、その開放端部の前後内壁面には前
    記膨出係止部(52a) に係着する第1係着片(62a) 及び第
    2係着片(62b) が相対して突設され、少なくとも第1又
    は第2係着片(62a,62b) が前記膨出係止部(52a) の前後
    いずれかの首部側面を弾性的に押圧する弾性材からなる
    ことを特徴とするスライドファスナー。
  10. 【請求項10】 前記弾性部材以外から構成される第1
    又は第2係着片(62a,62b) をもつ前記係着部(62)の内壁
    面に前記係止片(52)の膨出係止部(52a) を嵌着する嵌着
    溝(63)が形成されてなる請求項9記載のスライドファス
    ナー。
  11. 【請求項11】左右一対のファスナーストリンガー(S)
    の噛合エレメント列端に隣接し、噛合エレメント(E) と
    略等しい厚みと幅とをもって対向して設けられる係合雄
    部材と係合雌部材とからなり、両部材が前記ストリンガ
    ー(S) よりスライダーを抜き取る際に係合するエレメン
    ト(E) の噛合割れ防止具(1) を有するスライドファスナ
    ーにおいて、 前記噛合割れ防止具(1) の係合雄部材及び係合雌部材
    が、前記ストリンガー(S) の互い違いに対向する複数の
    噛合エレメント(E) を含み、同噛合エレメント(Eの脚部
    (L) 間を合成樹脂材料をもって溶着連結してなることを
    特徴とするスライドファスナー。
  12. 【請求項12】前記噛合エレメント(E) がコイル状のエ
    レメントからなり、前記合成樹脂材料が複数の噛合エレ
    メント間に延びる合成樹脂製板片(71)である請求項11
    記載のスライドファスナー。
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