JPH08312637A - 自在継手用カバー - Google Patents

自在継手用カバー

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JPH08312637A
JPH08312637A JP11595095A JP11595095A JPH08312637A JP H08312637 A JPH08312637 A JP H08312637A JP 11595095 A JP11595095 A JP 11595095A JP 11595095 A JP11595095 A JP 11595095A JP H08312637 A JPH08312637 A JP H08312637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
joint
cover
lubricating oil
universal joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP11595095A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Iwami
石見哲朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自在継手用カバーの潤滑油の排出口から作動
中の弾性変形によって潤滑油が流出しないようにすると
共に、外方から水等が侵入しないようにすることにあ
る。 【構成】 自在継手用カバーの取付部の内周面に通路7
を設けると共に、通路7を仕切る薄肉の仕切膜部9を形
成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自在継手用カバーに関
する。特に、自在継手の潤滑油の排出口を改良した自在
継手用カバーに関するものである。
【0002】
【従来技術】本発明に関する先行技術として実開平5−
83442号公報が存在する。図6は、この公報に記載
されている従来技術のダストカバーの断面図である。図
6において、ナックルアーム52の穴に嵌着しているボ
ールスタッド51とボールスタッド51の球部53に係
合しているソケット54との間にダストカバー50が装
着されている。
【0003】ダストカバー50は、ゴム材製で、一端に
ソケット54と嵌着する取付部55と他端にボールスタ
ッド51と嵌着する嵌合部56とを有する。そして、中
間部61が、可撓性を有し、堤灯状に形成されている。
又、嵌合部56の上部には、ナックルアーム52の下面
と密接するシールリップ57が形成されている。
【0004】図7、8および9は、図6のダストカバー
50の詳細図である。図7、8および9において、嵌合
部56には、補強環58が埋設されている。そして、嵌
合部56の内周面59にはボールスタッド51と密接す
るシール部60が複数波形に設けられている。
【0005】更に、中間部61の上方には、内面に凹部
64を有して、その外側が円弧状に突出する薄肉の潤滑
油排出部62が形成されている。この排出部62には、
スリットを入れた潤滑油用排出口63が形成されてお
り、ダストカバー50内の古くなった潤滑油を新しい潤
滑油と交換するときには、古い潤滑油を、この排出口6
3から排出させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】新しい潤滑油を注入す
ると、上記従来技術には次の問題がある。すなわち、潤
滑油の排出に際してダストカバー50の内圧が上昇する
ことに関連して、排出口63から潤滑油が排出されるよ
り先にダストカバー50が膨張し、図8に示すように、
排出口63がナックルアーム52の下面に圧接せしめら
れて塞がってしまい、潤滑油を排出することができなく
なる場合がある。
【0007】又、ダストカバー50がボールスタッド5
1の揺動につれて変形し、場合によっては排出口63が
開口するので、作動中に排出口63から潤滑油が排出さ
れる。従って、潤滑油不足になり、摺動面が摩耗して問
題となっている。更に、作動中に排出口63が開くの
で、このスリット状の排出口63から亀裂が発生するこ
とになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
問題点に鑑み成されたものであって、その技術的手段
は、以下のように構成されている。すなわち、継手と軸
とが自在継手を成す摺動面を密封する自在継手用カバー
であって、継手15に嵌着する一端側の取付部2と、取
付部2と反対側で軸17に嵌合する嵌合部5と、取付部
2と嵌合部5とを連結する可撓性のカバー部3とを有
し、取付部2と継手15との接合面間には内外方に連通
する通路7を有すると共に取付部2に通路7を弾性的に
仕切る仕切膜部9を形成したものである。
【0009】
【作用】本発明の自在継手用カバーは、取付部2に通路
7を仕切る仕切膜部9が形成されているから、軸17が
揺動することにより自在継手用カバーが弾性変形して
も、通路7と通路7を仕切る仕切膜部9は、継手15に
密着した取付部2に形成されているから、弾性変形して
開口するようなことがない。そして、新しい潤滑油を自
在継手用カバー内に注入すると、古い潤滑油は、通路を
通りながら仕切膜部9を押圧して外方へ流出することが
できる。
【0010】
【実施例】本発明の自在継手用カバーの実施例を図面に
基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例の自在継手用カ
バーの断面図である。又、図2は、取付部の要部断面図
である。図1および2において、17は軸であり、軸
(以下、ボールスタッドと記載)17の一端には、ボー
ル部20を有し、他端にはねじ部が設けられている。そ
して、その間には軸部18を有する。ボールスタッド1
7のボール部20に摺動自在に嵌合するボールシート1
9は、継手(以下、ソケットと記載)15に取付けられ
た支持板21により支持されている。この支持板21に
は、給油栓25が設けられており、油道24側に給油で
きるように成されている。又、支持板21は、ボールシ
ート19を弾性的に支持している。ボールシート19
は、耐摩耗性合成樹脂材製であるが、含油焼結金属で製
作することもできる。
【0012】又、ボールシート19を一体に保持するソ
ケット15は、外周に溝状の着座部16を有し、この着
座部16には、カバー本体1の取付部2が取付けられる
ように形成されている。
【0013】ボールスタッド17の一方の端部には、ね
じが設けられており、ねじを通過して嵌着したナックル
アーム22は、ナット23により固着されている。
【0014】カバー本体1は、ゴム又は弾性プラスチッ
クで構成されており、一端に取付部2を有すると共に、
他端に嵌合部5を有する。そして、中間は可撓性を有し
て湾曲した筒状のカバー部3に形成されている。
【0015】バンド6は、断面四角形状に形成されてお
り、取付部2の外周面に形成された断面コ形状の取付溝
4に嵌合して取付部2をソケット15の着座部16へ締
め付けるように作用している。
【0016】又、カバー本体1の他端側には、嵌合部5
が形成されており、ボールスタッド17の軸部18に嵌
合して密接している。更に、嵌合部5には、補強環14
が埋設されて、嵌合部5を変形しないように保持してい
る。又、嵌合部5の上面にはナックルアーム22の下面
22aと接合するダストリップ8が設けられている。
【0017】カバー本体1内には、潤滑油(グリース)
Aが内在して摺動面の潤滑作成を成している。そして、
ボールスタッド17がソケット15に嵌合して揺動する
のに対応し、カバー本体1も弾性変形するように形成さ
れている。同時に、ボールスタッド17に対し、嵌合部
5は、二つのシールリップにより、潤滑油Aが流出しな
いように密封している。又、ダストリップ8は、ナック
ルアーム22の下面22aと密接して、外部からダスト
や水分が侵入するのを防止している。
【0018】更に、カバー本体1の取付部2は、ソケッ
ト15の着座部16に嵌着すると共に、取付部2の外周
にある取付溝4に嵌着するバンドにより、ソケット15
に強く締め付けられる。そして、カバー本体1内の潤滑
油Aが外方へ流出しないように防止すると共に、カバー
本体1の嵌合部5側の弾性変形を支持する。
【0019】取付部2の内周面13には内外方に連通す
る溝が形成されて、ソケット15との間に通路7を形成
している。又、通路7の外方には、薄膜状に形成され
て、通路7を仕切る仕切膜部9が設けられている。この
拡大図は図2に示す通りである。尚、内周面13に設け
た通路7の溝は、ソケットに設けても良い。
【0020】通路7を仕切る仕切膜部9は、他の実施例
として、中間に継手側へ切断されたスリット10が設け
られている。このスリット10を設けることにより、新
しい潤滑油を注入したとき、古い潤滑油が容易に排出す
るようにするためである。尚、スリット10を設けるこ
となく、仕切膜部9を薄肉にしても良い。
【0021】図3は、本発明の自在継手用カバーの他の
実施例である。図3は、自在継手用カバーの全体の断面
図である。又、図4は、取付部2の断面図を拡大したも
のである。更に、図5は、取付部2の通路7の要部にお
ける断面図の拡大図である。図3において、図1と相違
する点は、取付部2に保持環11が埋設されていること
である。この保持環11のテーパ状の内周面には、歯車
のように凹凸が設けられてソケット15と嵌合する係合
部12を有している。又、通路7は取付部2の内周面1
3に形成されているが、保持環11の係合部12におけ
る凹部12aのところを通過している。
【0022】図4において、取付部2の内周面13に通
路7が形成されており、通路7の外方に設けられている
仕切膜部9は、中間より下側にスリット10が設けられ
ている。このスリット10の長さにより、潤滑油Aを流
出させるときの抵抗を設定すると共に、外部から水等が
侵入するのを防止している。
【0023】保持環11の係合部12における凸部12
bが継手15に圧着するように嵌合する。この凹凸は、
嵌合を強固にするための他に、取付部に保持環11を埋
設するときの成形上から発明されたものである。
【0024】図5に於て、通路7は、コ字状の溝に形成
されているが、半円状に形成すると良好である。又、通
路7は1個とはかぎらず、複数設けることもできる。更
に、通路7は外方に向って窄まるようにすると良い。
【0025】
【発明の効果】本発明の自在継手用カバーは、カバー本
体が軸の揺動によって大きく変形しても、通路と仕切膜
部は取付部に設けられて継手により保持されているか
ら、原型を保持し、潤滑油を流出させるようなことが防
止できる。又、通路は、従来例のように、カバー部にス
リットを設けたものでないから、作用力によりスリット
から亀裂が発生するのも防止できる。更に、給油栓から
新しい潤滑油を注入すると、軸の外周側を流れ、カバー
本体の内周面に沿って外方に流れて取付部側に戻り、全
体の潤滑油のうち古い潤滑油を流出させる効果が期待で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自在継手に取付けた自在継
手用カバーの断面図である。
【図2】図1の取付部の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の自在継手用カバーの断面
図である。
【図4】図3の取付部の断面図である。
【図5】図3の取付部における通路付近の平面図であ
る。
【図6】従来例のダストカバーの取付断面図である。
【図7】図6のダストカバーの半断面図である。
【図8】図6の排出口付近の断面図である。
【図9】図6の排出口の平面図である。
【符号の説明】
1……カバー本体 2、55……取付部 3……カバー部 4……取付溝 5、56……嵌合部 6……バンド 7……通路 8……ダストリップ 9……仕切膜部 10……スリット 11……保持環 12……係合部 12a、64……凹部 12b……凸部 13、59……内周面 14、58……補強環 15……継手(ソケット) 16……着座部 17……軸(ボールスタッド) 18……軸部 19……ボールシート 20……ボール部 21……支持板 22、52……ナックルアーム 22a……下面 23……ナット 24……油道 25……給油栓 50……ダストカバー 51……ボールスタッド 53……球部 54……ソケット 57……シールリップ 60……シール部 61……中間部 62……排出部 63……排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手と軸とが自在継手を成す継手部の摺
    動面を密封する自在継手用カバーであって、 一端側に前記継手(15)と嵌着する取付部(2)と、
    前記取付部(2)と反対側で前記軸(17)に嵌合する
    嵌合部(5)と、前記嵌合部(5)と前記取付部(2)
    とを連結する可撓性のカバー部(3)とを有し、前記取
    付部(2)と継手(15)との接合面間で内外方に連通
    する通路(7)を形成すると共に前記取付部(2)に前
    記通路(7)を弾性変形可能に仕切る仕切膜部(9)を
    形成したことを特徴とする自在継手用カバー。
JP11595095A 1995-05-15 1995-05-15 自在継手用カバー Pending JPH08312637A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100952503B1 (ko) * 2009-03-25 2010-04-13 (주)현이엔지 오일댐퍼의 연결구조
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