JPH08311057A - ヒドラジン誘導体の製造方法 - Google Patents

ヒドラジン誘導体の製造方法

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JPH08311057A
JPH08311057A JP11477195A JP11477195A JPH08311057A JP H08311057 A JPH08311057 A JP H08311057A JP 11477195 A JP11477195 A JP 11477195A JP 11477195 A JP11477195 A JP 11477195A JP H08311057 A JPH08311057 A JP H08311057A
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Yasuhito Kato
康仁 加藤
Hiroyasu Sugizaki
弘康 杉▲崎▼
Toshiaki Iwasaki
俊明 岩崎
Shuji Kawada
修司 川田
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Nippon Kayaku Co Ltd
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 殺虫性ヒドラジン誘導体の製造方法におい
て、回収、リサイクルが容易であり、且つ安価で収率の
高い溶媒を用いた方法の開発を目的とする。 【構成】 溶媒としてエステル類、ケトン類、もしくは
芳香族炭化水素、またはそれらと水との混合溶液を溶媒
を用い、塩基の存在下に一般式(2)のヒドラジン誘導
体と一般式(3)の酸ハロゲ化物とを反応させることよ
り成る、殺虫性ヒドラジン誘導体の製造方法。 〔式中、AはCHを;BはOを;R,R,R
はHまたはCHを;Rはハロゲン原子または
(C〜C)(ハロ)アルキル基を;RはH、ハロ
ゲン原子または(C〜C)(ハロ)アルキル基を;
はHまたはハロゲン原子を;R,R,R10
H,NO、(C〜C)(ハロ)アルキル基、(C
〜C)(ハロ)アルコキシ基、ハロゲン原子等を;
11は(C〜C)分岐アルキル基を;示す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は殺虫性ヒドラジン誘導体
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平5−163266号には本発明に
おけるヒドラジン誘導体に該当するヒドラジン誘導体の
製造方法に関して記載があるが、後記する本発明の製造
方法について具体的には記載されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、農薬の製造行程
においても、有機溶媒の環境中への放出が少ない等、環
境にやさしい方法の開発が求められている。本発明は殺
虫性ヒドラジン誘導体の製造方法において、回収、リサ
イクルが容易である等上記条件を満たし、かつ安価で収
率の高い溶媒を用いた方法の開発を目的としたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の目的を
達成するため鋭意研究した結果、一般式(1):
【0005】
【化4】
【0006】[式中、AはCH2 を示し、Bは酸素原子
を示し、R1 、R2 、R3 およびR4 は同じか異なって
もよく、水素原子またはメチル基を示し、R5 はハロゲ
ン原子、(C1 〜C4 )アルキル基または(C1
4 )ハロアルキル基を示し、R6 は水素原子、ハロゲ
ン原子、(C1 〜C4 )アルキル基または(C1
4 )ハロアルキル基を示し、R7 は水素原子またはハ
ロゲン原子を示し、R8 、R9 およびR10はそれぞれ独
立して水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、(C1 〜C
4 )アルキル基、(C1 〜C4 )ハロアルキル基、(C
1 〜C4 )アルコキシ基、(C2 〜C4 )アルケニルオ
キシ基、(C2 〜C4 )アルキニルオキシ基、(C2
4 )アルケニル基、(C1 〜C4 )ハロアルコキシ
基、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を
有する(C1 〜C4 )アルコキシ基、または、CF3
ハロゲンもしくは(C1 〜C2 )アルキル基で置換され
ていてもよいフェノキシ基を有する(C1 〜C4 )アル
コキシ基を示し、R11は(C4 〜C8 )の分岐アルキル
基を示す。]で示されるヒドラジン誘導体を製造するの
に、一般式(2):
【0007】
【化5】
【0008】[式中、A、B、R1 、R2 、R3
4 、R5 、R6 、R7 およびR11は前記と同義であ
る。]で示されるヒドラジド誘導体をケトン類、エステ
ル類、もしくは芳香族炭化水素を溶媒として、または、
それらと水との混合溶液を溶媒として、塩基の存在下、
一般式(3):
【0009】
【化6】
【0010】[式中、R8 、R9 およびR10は前記と同
義であり、Xはハロゲン原子を示す。]で示される酸ハ
ロゲン化物と反応させる製造方法がすぐれた方法である
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0011】一般式(1)、(2)および(3)におい
て、ハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩素、臭素
または沃素原子が挙げられ、(C1 〜C4 )アルキル基
としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、
tert−ブチルが挙げられ、(C2 〜C4 )アルケニ
ル基としては、例えばアリル、2−プロペニル、1−プ
ロペニル、エテニル、2−ブテニル基が挙げられ、(C
1 〜C4 )アルコキシ基としては、例えばメトキシ、エ
トキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、イソブトキシ、sec−ブトキシまたはtert−
ブトキシ基が挙げられ、(C1 〜C4 )ハロアルキル基
としては、例えば1−もしくは2−クロロエチル、クロ
ロメチル、ジクロロメチル、ブロモメチル、1−もしく
は2−ブロモエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチ
ルまたはトリフルオロメチル基などが挙げられ、(C1
〜C4 )ハロアルコキシ基としては、例えば1−もしく
は2−ブロモエトキシ、3−ブロモ−n−プロポキシ、
2,2,2−もしくは1,1,1−トリフルオロエトキ
シまたはトリフルオロメトキシ基が挙げられ、(C2
4 )アルケニルオキシ基としては、例えばアリルオキ
シまたは2−ブテニルオキシ基が挙げられ、(C2 〜C
4 )アルキニルオキシ基としては、例えばプロパルギル
オキシ基等が挙げられ、ハロゲン原子で置換されていて
もよいフェニル基を有する(C1 〜C4 )アルコキシ基
としては、例えば
【0012】
【化7】
【0013】などが挙げられ、CF3 、ハロゲンもしく
は(C1 〜C2 )アルキル基で置換されていてもよいフ
ェノキシ基を有する(C1 〜C4 )アルコキシ基として
は、例えば
【0014】
【化8】
【0015】が挙げられ、(C4 〜C8 )分岐アルキル
基としては、例えばtert−ブチル、1,2,2−ト
リメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピルまたは
1,2,2−トリメチルブチル基が挙げられる。
【0016】本発明の製造方法で製造されるヒドラジン
誘導体において好ましいものは、一般式(1)におい
て、AがCH2 を示し、Bが酸素原子を示し、R1 、R
2 、R3 およびR4 が水素原子を示し、R5 が(C1
2 )アルキル基またはハロゲン原子を示し、R6 が水
素原子を示し、R7 が水素原子を示し、R8 、R9 およ
びR10がそれぞれ独立して水素原子、(C1 〜C4 )ア
ルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基または(C1
4 )アルコキシ基を示し、R11が(C4 〜C6 )の分
岐アルキル基を示すヒドラジン誘導体である。
【0017】本発明の製造方法で製造されるヒドラジン
誘導体においてより好ましいものは、一般式(1)にお
いて、AがCH2 を示し、Bが酸素原子を示し、R1
2、R3 およびR4 が水素原子を示し、R5 が(C1
〜C2 )アルキル基を示し、R6 が水素原子を示し、R
7 が水素原子を示し、R8 、R9 およびR10がそれぞれ
独立して水素原子、メチル基、塩素原子、フッ素原子、
ニトロ基またはメトキシ基を示し、R11が(C4
6 )の分岐アルキル基を示すヒドラジン誘導体であ
る。
【0018】本発明の製造方法で製造されるヒドラジン
誘導体で特に好ましいものは、一般式(1)において、
AがCH2 を示し、Bが酸素原子を示し、R1 、R2
3 およびR4 が水素原子を示し、R5 が(C1
2 )アルキル基を示し、R6 が水素原子を示し、R7
が水素原子を示し、R8 、R9 およびR10がこれらが結
合しているフェニル基と一緒になって3,5−ジメチル
フェニル基、3,5−ジクロロフェニル基または3,5
−ジメチル−4−フルオロフェニル基を示し、R11がt
−ブチル基、2,2−ジメチルプロピル基または1,
2,2−トリメチルプロピル基を示すヒドラジン誘導体
である。
【0019】本発明の製造方法で製造されるヒドラジン
誘導体において特に好ましい特定のものは、N−(5−
メチルクロマン−6−カルボ)−N′−t−ブチル−
N′−(3,5−ジメチルベンゾイル)ヒドラジン、N
−(5−メチルクロマン−6−カルボ)−N′−t−ブ
チル−N′−(3,5−ジメチル−4−フルオロベンゾ
イル)ヒドラジン、N−(5−メチルクロマン−6−カ
ルボ)−N′−t−ブチル−N′−(3,5−ジクロロ
ベンゾイル)ヒドラジンから選ばれるヒドラジン誘導体
である。
【0020】本発明の製造方法において、反応には一般
式(2)の化合物と一般式(3)の化合物とを任意の割
合で使用することができるが、好ましくは等モル比かほ
ぼ等モル比で使用する。溶媒としてはケトン類、エステ
ル類、ハロゲノベンゼン類、及びこれらと水との混合溶
液を用いる。ケトン類としてはメチルエチルケトン、メ
チルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトンが挙
げられるが、好ましくはメチルイソブチルケトンであ
る。エステル類としては例えば、酢酸エチル、酢酸イソ
プロピル、酢酸イソブチル、酢酸n−ブチルが挙げられ
るが、好ましくは酢酸n−ブチルである。ハロゲノベン
ゼン類としては例えばモノクロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼンが挙げられるが、好ましくはモノクロロベンゼン
である。
【0021】溶媒としてより好ましくは、メチルイソブ
チルケトン、酢酸n−ブチルもしくはこれらと水の混合
溶液である。さらに好ましくは酢酸n−ブチルもしくは
酢酸n−ブチルと水との混合溶液である。
【0022】塩基としては例えば、水酸化カリウム、水
酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基、ト
リエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基を使用するこ
とができる。塩基の量は化学量論量もしくはそれより過
剰に用いることができるが、好ましくは化学量論量かそ
れより1.0〜5.0倍過剰な量を用いる。反応は、−
20℃から溶媒の沸点までの温度範囲で行うことができ
るが好ましくは−5℃〜70℃の範囲である。N,N′
−ジメチルアミノピリジンなどの触媒を反応系中に添加
することもできる。
【0023】一般式(1)の化合物の製造時において、
反応混合物は充分な時間攪拌され、ろ過、あるいは抽
出、水洗、乾燥、溶媒留去等の過程により目的物が回収
される。必要があれば再結晶あるいはカラムクロマトグ
ラフィーにより精製を行うことができる。
【0024】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を説明するが、
本発明はこれらのみに限定されるものではない。
【0025】製造例1 N−(5−メチルクロマン−6−カルボ)−N′−te
rt−ブチル−N′−(3,5−ジメチルベンゾイル)
ヒドラジンの製造:N−(5−メチルクロマン−6−カ
ルボ)−N′−tert−ブチルヒドラジンの塩酸水溶
液198.9g(N−(5−メチルクロマン−6−カル
ボ)−N′−tert−ブチルヒドラジン5.31g含
有)に酢酸ブチル40.4mlを加え50℃にて炭酸ナ
トリウム5.5gを発泡に注意して加えた。50℃で攪
拌の後、静置し分液した。得られた有機層に5%食塩水
20.2mlをくわえ、50℃で攪拌の後静置し分液し
た。得られた有機層に20%炭酸ナトリウム水溶液6.
5gを加え、30℃で3,5−ジメチルベンゾイルクロ
ライド3.40gを滴下した。同温にて2時間攪拌した
後、10℃まで冷却し析出した結晶をろ過し、水洗して
粗N−(5−メチルクロマン−6−カルボ)−N′−t
ert−ブチル−N′−(3,5−ジメチルベンゾイ
ル)ヒドラジン8.28gを得た。得られたろ液から分
液にて有機層を得た後、減圧下濃縮して(酢酸ブチルを
回収して)、オイル0.74gを得た。このオイルと粗
N−(5−メチルクロマン−6−カルボ)−N′−te
rt−ブチル−N′−(3,5−ジメチルベンゾイル)
ヒドラジンを合わせてメタノール−水系で再結晶を行
い、目的のN−(5−メチルクロマン−6−カルボ)−
N′−tert−ブチル−N′−(3,5−ジメチルベ
ンゾイル)ヒドラジン7.18gを得た(純度95.9
%、収率86.4%)。
【0026】1H−NMR(CDCl3 )δ(ppm) 7.37(s,1H),7.06(s,2H),6.9
8(s,1H),6.48(d,1H,JH =8.3H
z),6.34(d,1H,JH =8.3Hz),4.
09(t,2H,JH =5.2Hz),2.56(t,
2H,JH =6.6Hz),2.27(s,6H),
1.99(m,2H),1.95(s,3H),1.5
9(s,9H)。
【0027】製造例2 N−(5−メチルクロマン−6−カルボ)−N′−te
rt−ブチル−N′−(3,5−ジメチルベンゾイル)
ヒドラジンの製造:N−(5−メチルクロマン−6−カ
ルボ)−N′−tert−ブチルヒドラジンの塩酸水溶
液400g(N−(5−メチルクロマン−6−カルボ)
−N′−tert−ブチルヒドラジン21.56g含
有)にメチルイソブチルケトン123.3mlを加え5
0℃にて炭酸ナトリウム13.1gを発泡に注意して加
えた。50℃で攪拌の後、静置し分液した。得られた有
機層に5%食塩水82.2mlをくわえ、50℃で攪拌
の後静置し分液した。得られた有機層に10%水酸化ナ
トリウム水溶液39.5gを加え、室温で3,5−ジメ
チルベンゾイルクロライド14.3gを滴下した。同温
にて2時間攪拌した後、5℃まで冷却し析出した結晶を
ろ過し、水洗して粗N−(5−メチルクロマン−6−カ
ルボ)−N′−tert−ブチル−N′−(3,5−ジ
メチルベンゾイル)ヒドラジン8.28gを得た。この
粗N−(5−メチルクロマン−6−カルボ)−N′−t
ert−ブチル−N′−(3,5−ジメチルベンゾイ
ル)ヒドラジンをメタノール−水系で再結晶を行い、乾
燥して、目的のN−(5−メチルクロマン−6−カル
ボ)−N′−tert−ブチル−N′−(3,5−ジメ
チルベンゾイル)ヒドラジン26.79gを得た(純度
95.7%、収率79.1%)。
【0028】1H−NMR(CDCl3 )δ(ppm) 7.37(s,1H),7.06(s,2H),6.9
8(s,1H),6.48(d,1H,JH =8.3H
z),6.34(d,1H,JH =8.3Hz),4.
09(t,2H,JH =5.2Hz),2.56(t,
2H,JH =6.6Hz),2.27(s,6H),
1.99(m,2H),1.95(s,3H),1.5
9(s,9H)。
【0029】製造例3 N−(5−メチルクロマン−6−カルボ)−N′−te
rt−ブチル−N′−(3,5−ジメチルベンゾイル)
ヒドラジンの製造:N−(5−メチルクロマン−6−カ
ルボ)−N′−tert−ブチルヒドラジンのモノクロ
ロベンゼン溶液645.1g(N−(5−メチルクロマ
ン−6−カルボ)−N′−tert−ブチルヒドラジン
54.4g含有)に4.8%水酸化ナトリウム水溶液2
58.9gを加え、0〜5℃で3,5−ジメチルベンゾ
イルクロライド36.0gを滴下した。同温にて3時間
攪拌した後、0℃まで冷却し析出した結晶をろ過し、冷
却したクロロベンゼンと水で洗浄して粗N−(5−メチ
ルクロマン−6−カルボ)−N′−tert−ブチル−
N′−(3,5−ジメチルベンゾイル)ヒドラジン17
3.51gを得た。この粗N−(5−メチルクロマン−
6−カルボ)−N′−tert−ブチル−N′−(3,
5−ジメチルベンゾイル)ヒドラジンをメタノール−水
系で再結晶を行い、乾燥して、目的のN−(5−メチル
クロマン−6−カルボ)−N′−tert−ブチル−
N′−(3,5−ジメチルベンゾイル)ヒドラジン8
2.3gを得た(純度88.0%、収率88.6%)。
【0030】1H−NMR(CDCl3 )δ(ppm) 7.37(s,1H),7.06(s,2H),6.9
8(s,1H),6.48(d,1H,JH =8.3H
z),6.34(d,1H,JH =8.3Hz),4.
09(t,2H,JH =5.2Hz),2.56(t,
2H,JH =6.6Hz),2.27(s,6H),
1.99(m,2H),1.95(s,3H),1.5
9(s,9H)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 俊明 埼玉県与野市大字上落合1039 (72)発明者 川田 修司 埼玉県北足立郡伊奈町大針331−61

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 [式中、AはCH2 を示し、Bは酸素原子を示し、
    1 、R2 、R3 およびR4 は同じか異なってもよく、
    水素原子またはメチル基を示し、R5 はハロゲン原子、
    (C1 〜C4 )アルキル基または(C1 〜C4 )ハロア
    ルキル基を示し、R6 は水素原子、ハロゲン原子、(C
    1 〜C4 )アルキル基または(C1 〜C4 )ハロアルキ
    ル基を示し、R7 は水素原子またはハロゲン原子を示
    し、R8 、R9 およびR10はそれぞれ独立して水素原
    子、ハロゲン原子、ニトロ基、(C1 〜C4 )アルキル
    基、(C1 〜C4 )ハロアルキル基、(C1 〜C4 )ア
    ルコキシ基、(C2 〜C4 )アルケニルオキシ基、(C
    2 〜C4 )アルキニルオキシ基、(C2 〜C4 )アルケ
    ニル基、(C1 〜C4 )ハロアルコキシ基、ハロゲン原
    子で置換されていてもよいフェニル基を有する(C1
    4 )アルコキシ基、または、CF3 、ハロゲンもしく
    はC1 〜C2 )アルキル基で置換されていてもよいフェ
    ノキシ基を有する(C1 〜C4 )アルコキシ基を示し、
    11は(C4 〜C8 )の分岐アルキル基を示す。]で示
    されるヒドラジン誘導体の製造方法であって、一般式
    (2): 【化2】 [式中、A、B、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
    6 、R7 およびR11は前記と同義である。]で示され
    るヒドラジド誘導体をケトン類、エステル類もしくは芳
    香族炭化水素を溶媒として、または、それらと水との混
    合溶液を溶媒として、塩基の存在下、一般式(3): 【化3】 [式中、R8 、R9 およびR10は前記と同義であり、X
    はハロゲン原子を示す。]で示される酸ハロゲン化物と
    反応させることを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(1)および
    (2)において、AはCH2 を示し、Bは酸素原子を示
    し、R1 、R2 、R3 およびR4 は水素原子を示し、R
    5 は(C1 〜C2 )アルキル基またはハロゲン原子を示
    し、R6 は水素原子を示し、R7 は水素原子であり、R
    8 、R9 およびR10はそれぞれ独立して水素原子、(C
    1 〜C2 )アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基または
    (C1 〜C2 )アルコキシ基であり、R11は(C4 〜C
    6 )の分岐アルキル基を示し、一般式(2)において、
    A、B、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
    よびR11は上記と同じであり、一般式(3)において、
    8 、R9 およびR10は前記と同義であり、Xはハロゲ
    ン原子である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の一般式(1)において、
    AはCH2 を示し、Bは酸素原子を示し、R1 、R2
    3 およびR4 は水素原子を示し、R5 は(C1
    2 )アルキル基を示し、R6 は水素原子を示し、R7
    は水素原子を示し、R8 、R9 およびR10はそれぞれ独
    立して水素原子、メチル基、塩素原子、フッ素原子、ニ
    トロ基またはメトキシ基を示し、R11は(C4 〜C6
    の分岐アルキル基であり、一般式(2)において、A、
    B、R1 、R2 、R3 、R4 、R5、R6 、R7 および
    11は上記と同義であり、一般式(3)において、
    8 、R9 およびR10は上記と同義であり、Xはハロゲ
    ン原子である請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の一般式(1)において、
    AはCH2 を示し、Bは酸素原子を示し、R1 、R2
    3 およびR4 は水素原子を示し、R5 は(C1
    2 )アルキル基を示し、R6 は水素原子を示し、R7
    は水素原子を示し、R8 、R9 およびR10はこれらが結
    合しているフェニル基と一緒になって3,5−ジメチル
    フェニル基、3,5−ジクロロフェニル基または3,5
    −ジメチル−4−フルオロフェニル基を示し、R11はt
    −ブチル基または1,2,2−トリメチルプロピル基で
    あり、一般式(2)において、A、B、R1 、R2 、R
    3 、R4 、R5 、R6 、R7 およびR11は上記と同じで
    あり、一般式(3)において、R8 、R9 およびR10
    前記と同義であり、Xはハロゲン原子である請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 式(1)の化合物がN−(5−メチルク
    ロマン−6−カルボ)−N′−t−ブチル−N′−
    (3,5−ジメチルベンゾイル)ヒドラジン、N−(5
    −メチルクロマン−6−カルボ)−N′−t−ブチル−
    N′−(3,5−ジクロロベンゾイル)ヒドラジンおよ
    びN−(5−メチルクロマン−6−カルボ)−N′−t
    −ブチル−N′−(3,5−ジメチル−4−フルオロベ
    ンゾイル)ヒドラジンから選ばれる請求項1記載のヒド
    ラジン誘導体の製造方法。
  6. 【請求項6】 反応溶媒がジ(C1 〜C6 )アルキルケ
    トン、もしくはそれと水との混合溶液である請求項1〜
    5のいずれかに記載のヒドラジン誘導体の製造方法。
  7. 【請求項7】 反応溶媒が(C1 〜C6 )アルキル(C
    1 〜C4 )アルカノエートエステル、もしくはそれと水
    との混合溶液である請求項1〜5のいずれかに記載のヒ
    ドラジン誘導体の製造方法。
  8. 【請求項8】 反応溶媒がハロゲノベンゼン、もしくは
    それと水との混合溶液である請求項1〜5のいずれかに
    記載のヒドラジン誘導体の製造方法。
  9. 【請求項9】 反応溶媒がメチルイソブチルケトン、も
    しくはそれと水の混合溶液である請求項1〜5のいずれ
    かに記載のヒドラジン誘導体の製造方法。
  10. 【請求項10】 反応溶媒が酢酸n−ブチル、もしくは
    それと水との混合溶液である請求項1〜5のいずれかに
    記載のヒドラジン誘導体の製造方法。
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