JPH08309334A - 携帯型水処理診断装置 - Google Patents

携帯型水処理診断装置

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Publication number
JPH08309334A
JPH08309334A JP12149095A JP12149095A JPH08309334A JP H08309334 A JPH08309334 A JP H08309334A JP 12149095 A JP12149095 A JP 12149095A JP 12149095 A JP12149095 A JP 12149095A JP H08309334 A JPH08309334 A JP H08309334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water treatment
chemical
sensor
arithmetic processing
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP12149095A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Inoue
真一 井上
Yoichi Oya
揚一 大矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP12149095A priority Critical patent/JPH08309334A/ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 点検作業員はポケットコンピュータよりなる
携帯型水処理診断装置14を水処理設備(本実施例では
冷却設備)に持参し、この携帯型水処理診断装置14の
入力部15に水処理設備の作動状況を示す各データを入
力する。このデータは演算処理部16にて演算処理さ
れ、その結果が表示部17にて表示される。演算処理部
にはチェックすべき項目に対応して診断プログラムが搭
載されており、入力されたデータがこのプログラムに従
って処理され、作動状況の診断が行われる。 【効果】 従来、点検に作業員によってバラツキのあっ
た作業内容が統一され、点検漏れが無くなる。作業時間
が、天候に左右されなくなり、作業時間が短縮される。
薬品濃度が、水処理設備現場で計算できるようになり、
従来再度水処理設備管理者のところに分析結果を説明し
に行っていた業務が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却水系などの水処理
設備に設けられている機器の稼動状況、薬注状況等の水
処理状況を現場で確認し、レポート作成用のデータ(演
算処理結果)を出力するための携帯型水処理診断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】冷却水系の系統図と、これに用いられて
いる薬注ユニットの構成について図1,2を参照して説
明する。
【0003】図1において、薬液タンク1内の薬液が薬
注ポンプ2及び吐出量センサ3を介して冷却塔4に供給
される。薬注ポンプ2は吐出量センサ3の検出信号を入
力した薬注制御器5によって制御される。冷却塔4には
冷凍機6が設けられている。冷却塔4には、さらに、伝
導度センサ7と、該伝導度センサ7の検出値に基づいて
作動する自動ブロー装置8が設けられている。
【0004】図2の通り、薬注ユニット9は、薬液タン
ク1、薬注ポンプ2、吐出量センサ3、薬注制御器5、
伝導度表示器10等がまとめて設置されたものである。
11は薬品投入口、12は液面計、13は液面計コック
を示す。
【0005】この冷却設備は、定期的に保守管理業者に
よって点検され、この点検結果が報告書にまとめられ、
設備使用者に報告される。
【0006】この定期点検作業は、通常の場合、薬液タ
ンク1内に薬液を補充する時期に併せて行われる。この
点検作業内容は次の通りである。
【0007】薬注ポンプ2の点検は、薬注ポンプ2を動
作させ、薬注点に行き、薬品の吐出量をメスシリンダー
で測定し、基準範囲に収まっているかどうか確認するこ
とにより行う。
【0008】水質の点検は、冷却水の電気伝導度を測定
し、基準値以下であるかどうか確認することにより行
う。通常は自動ブロー装置8が設置されているので、こ
の自動ブロー装置8が正常に動作するかどうか併せて確
認する。
【0009】冷却設備運転条件の変化、季節の変化等に
より、上記の基準値を変更する場合、条件を変更した後
変更した機器の動作を確認する。
【0010】冷却水水質の確認のために、冷却水を10
0cc程度採取し、専門の分析業者に送り、水質分析を
行う。通常、電気伝導度、薬品濃度等の分析を行う。結
果が出るまでの時間として試料の輸送時間を含め、1週
間程度かかっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の保守点検作
業には次のような課題がある。
【0012】 冷却塔は、通常、建物の屋上等屋外に
あり、雨天、強風時等は、記録用紙等を持って作業する
事が困難である。また、作業時間が長くなる。
【0013】 点検の結果、問題点があった場合の対
処方法については、作業者の経験、熟練度によって左右
されやすく、場合によっては適切な処置が行われない。
また、水質分析結果が、その場でわからなく、対応が遅
れる場合があった。
【0014】 適切な処置が行われなかった場合、目
的とした水処理管理が行われなくなり、水処理設備に障
害をおこす可能性がある。
【0015】 水処理分析結果が出るまで1週間程度
かかるため、この分析結果の報告が遅れる。
【0016】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
し、(1) 紙でない記録媒体を用いて作業内容を記録す
ることができ、(2) 点検すべき項目を明示することが
でき、(3) 問題点に対する対応を明確にすることがで
き、(4) 現場で把握可能な情報をもとに、水質を推定
することができ、(5) 点検を行ったその時点で水処理
診断を実施することができる携帯型水処理診断装置を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型水処理診
断装置は、水処理設備の作動状況の入力部と、入力され
たデータを基に演算処理する演算処理部と、処理結果を
表示する表示部とからなることを特徴とするものであ
る。
【0018】
【作用】本発明の携帯型水処理診断装置は、点検作業員
に携帯され、水処理設備設置箇所において該水処理設備
の作動状況(例えば薬注ポンプの作動状況、冷却塔やセ
ンサの作動状況など)のチェック項目の各データが入力
部から入力される。
【0019】演算処理部にはチェックすべき項目に対応
して診断プログラムが搭載されており、入力されたデー
タがこのプログラムに従って処理され、作動状況の診断
が行われる。
【0020】この演算処理結果が表示部に表示される。
点検作業者は、表示された診断結果をメンテナンスレポ
ートに転記し、設備管理者に渡す。
【0021】
【実施例】図1に示すように、点検作業員はポケットコ
ンピュータよりなる携帯型水処理診断装置14を水処理
設備(本実施例では冷却設備)に持参し、この携帯型水
処理診断装置14の入力部15に水処理設備の作動状況
を示す各データを入力する。このデータは演算処理部1
6にて演算処理され、その結果が表示部17にて表示さ
れる。
【0022】次に、この携帯型水処理診断装置14を用
いた具体的な点検作業内容について点検項目別に説明す
る。
【0023】 薬注ポンプ2の点検 (1) 1分間の吐出量の測定を行う事を入力部15から入
力する。そうすると、その旨が表示部17に表示され
る。そこで、測定値を入力部15に入力する。
【0024】(2) 吐出量が演算処理部16に予め設定さ
れた基準範囲内にあるときには「薬注ポンプ正常」と診
断され、その旨表示部17にて表示される。
【0025】(3) 吐出量が基準範囲を超える時は、「薬
注ポンプのパルスを下げて下さい」との指示メッセージ
が表示部17にて表示され、基準範囲を下回る時は「薬
注ポンプのパルスを上げて下さい」との指示メッセージ
が表示部17に表示される。その後、再度吐出量測定を
行い、それでも範囲内に収まらない時は薬注ポンプ2の
故障と判断し、薬注ポンプを交換すべき旨の指示メッセ
ージを表示部17にて表示される。
【0026】 薬品濃度の点検 (1) 薬注ポンプ2の吐出量の合計と薬注ポンプ2の稼
動時間の合計を入力部15に入力する。
【0027】(2) 演算処理部16が[(吐出量)/
(稼動時間)]の演算を行い、平均吐出量として表示部
17に表示される。
【0028】(3) 平均吐出量が予め設定された基準範
囲内の場合、演算処理部16にて「薬品濃度適正」と診
断され、その旨表示部17に表示される。
【0029】(4) 平均吐出量が基準範囲を超える場
合、演算処理部16にて「過剰」と診断され、逆に下回
る場合には「不足」と診断され、表示部17にてその旨
が表示され、対応を促す。
【0030】 水質の点検 (1) 自動ブロー装置8に表示されている伝導度センサ
7による電気伝導度と、作業者が持参したポータブルタ
イプの電気伝導度計による測定値とを比較し、両者の値
が設定基準より大きい時は、伝導度センサ7の電極を清
掃すべき旨が表示部17に表示される。伝導度センサ7
の電極清掃後、再度測定値を入力部15にて入力する。
【0031】(2) なおもセンサ7による電気伝導度と
ポータブルタイプの電気伝導度計による電気伝導度との
差が基準値より大きなときは、自動ブロー装置8の故障
と判定し、その旨が表示部17に表示される。
【0032】 推定薬品濃度 (1) 対象とする冷却棟設備の大きさ、冷却水・補給水
の電気伝導度、冷却水の対象となる設備の稼動時間の合
計時間、薬注ポンプの吐出量の合計値を入力部15にて
入力する事により、推定の薬品濃度を演算処理部16に
て計算する。
【0033】 上記〜の他にも、電源、コック1
3、扉等の状態についても、確認を行うように表示部1
7に表示される。
【0034】点検結果を報告書に記入する時は、データ
逐時表示を行うよう入力部15に指示入力する。そうす
ると、上記〜のうち演算処理部16に記憶されたも
のが予め設定されたフォーマットの報告書の記入順番に
並び換えて表示される。
【0035】このように、水処理設備の点検データに基
づき、水処理設備の診断が容易にかつ水処理設備のある
現場にて行われる。この診断結果は、直ちに報告書に記
載して作業報告書と共に水処理設備管理者に提出でき
る。
【0036】
【発明の効果】以上の通り、本発明の携帯型水処理診断
装置によると、次の効果が奏される。
【0037】 従来、点検に作業員によってバラツキ
のあった作業内容が統一され、点検漏れが無くなる。
【0038】 作業時間が、天候に左右されなくな
り、作業時間が短縮される。
【0039】 薬品濃度が、水処理設備現場で計算で
きるようになり、従来再度水処理設備管理者のところに
分析結果を説明しに行っていた業務が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水処理設備の系統図である。
【図2】薬注ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
1 薬液タンク 2 薬注ポンプ 3 吐出量センサ 4 冷却塔 5 薬注制御器 7 伝導度センサ 14 携帯型水処理診断装置 15 入力部 16 演算処理部 17 表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水処理設備の作動状況の入力部と、 入力されたデータを基に演算処理する演算処理部と、 処理結果を表示する表示部とからなることを特徴とする
    携帯型水処理診断装置。
JP12149095A 1995-05-19 1995-05-19 携帯型水処理診断装置 Pending JPH08309334A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12149095A JPH08309334A (ja) 1995-05-19 1995-05-19 携帯型水処理診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12149095A JPH08309334A (ja) 1995-05-19 1995-05-19 携帯型水処理診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08309334A true JPH08309334A (ja) 1996-11-26

Family

ID=14812460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12149095A Pending JPH08309334A (ja) 1995-05-19 1995-05-19 携帯型水処理診断装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH08309334A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015003279A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 栗田工業株式会社 設備管理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015003279A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 栗田工業株式会社 設備管理システム

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