JPH08308444A - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JPH08308444A
JPH08308444A JP7117109A JP11710995A JPH08308444A JP H08308444 A JPH08308444 A JP H08308444A JP 7117109 A JP7117109 A JP 7117109A JP 11710995 A JP11710995 A JP 11710995A JP H08308444 A JPH08308444 A JP H08308444A
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JP
Japan
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fishing line
roller
line
fixed shaft
spinning reel
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JP7117109A
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English (en)
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Yuzo Kawabe
雄三 川辺
Yasuhiro Hitomi
康弘 人見
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0108Pick-up details
    • A01K89/01081Guiding members on rotor axially rearward of spool
    • A01K89/01082Guiding members shiftable on rotor
    • A01K89/01083Guiding members shiftable on rotor to wind position by rotor drive
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
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    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 釣り糸のヨレをより生じにくくする。 【構成】 このスピニングリールは、リール本体2と、
第1、第2のアーム部5、6を有するロータ3と、各ア
ーム部5、6の先端に装着された第1、第2のベール支
持部材7、9と、ベール10と、スプール4と、ライン
ローラ15と、ローラ支持機構16とを備えている。ラ
インローラ15は、スプール4に釣り糸を案内する案内
部30と、釣り糸巻取り時に釣り糸が付勢力を受ける方
向の案内部30の一端部に形成され釣り糸の横方向の移
動を規制する規制部31とを有している。ローラ支持機
構16は、ラインローラ15を第1アーム部5の第1ベ
ール支持部材7に支持する機構である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は、スピニングリール、特
にアーム部先端にラインローラを有するスピニングリー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスピニングリールは、ハンドルを
有するリール本体と、リール本体に回転自在に支持され
たロータと、釣り糸が巻かれるスプールとを有してい
る。ロータは回転軸を挟むように対向して配置された第
1アーム部及び第2アーム部を有しており、各アーム部
の先端にはベール支持部材が揺動自在に装着されてい
る。また、両ベール支持部材の間にはベールが設けられ
ており、このベールは両ベール支持部材とともに揺動し
て糸開放姿勢と糸巻取り姿勢とを取り得る。さらに、一
方のベール支持部材の先端には、釣り糸をスプール外周
に案内するラインローラが設けられている。
【0003】このようなスピニングリールでは、キャス
ティング時にはベールが糸開放姿勢側に倒される。そし
て、キャスティング後に釣り糸を巻取る場合には、ベー
ルを糸巻取り姿勢側に戻す。この状態でハンドルを回す
と、釣り糸はベール及びその取付端に位置するラインロ
ーラに案内されてスプール外周に巻取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スピニングリールにお
いては、スプールに巻かれている釣り糸を繰り出す際に
釣り糸が螺旋状になる。このような状態で繰り出された
釣り糸を再度スプールに巻取ると、釣り糸にヨレが発生
しやすい。ここで、スピニングリールにおける釣り糸の
ヨレについて考察する。
【0005】スピニングリールにおいてスプールに釣り
糸を巻くということは、釣り糸をねじっていることにな
る。すなわち、釣り糸をスプールに1回巻けば釣り糸を
1回ねじっていることになる。このスプールへの巻き付
けによって生じた釣り糸のねじれは釣り糸を放出(スプ
ールから繰り出すこと)によって解消される。しかし、
釣り糸をスプールへ1回巻き付ける際に1回のねじれが
発生しない場合、あるいは逆に1回以上のねじれが発生
する場合には、〔1巻:1回ねじれ〕の関係がくずれて
しまう。この場合は、釣り糸を放出しても、巻取り時の
ねじれが解消されない、あるいは逆のねじれが発生する
ことになり、このことが糸ヨレの原因となる。
【0006】このような、〔1巻:1回ねじれ〕のバラ
ンスがくずれる原因としては、釣り糸のラインローラ外
周面上でのすべりが考えられる。すなわち、ラインロー
ラがスプールの周囲を1回転する間に釣り糸が絶えずラ
インローラの一定のポイントからスプールに案内されて
いれば(この場合釣り糸の張力も一定)、前述の〔1
巻:1回ねじれ〕のバランスは維持される。しかし、釣
り糸がラインローラの外周面上で横方向に滑ると、その
滑りの位相分釣り糸のねじれは増加あるいは減少する。
この増加あるいは減少分の差異が釣り糸放出時に解消さ
れずに残り、釣り糸のヨレの原因となる。
【0007】そこで、実開平6−46467号公報に示
されるように、ラインローラの外周面の中央部分に溝を
形成し、この溝を通して釣り糸をスプールに案内するよ
うにしたスピニングリールが提案されている。この公報
に示されたスピニングリールでは、釣り糸に張力が作用
した状態では、釣り糸は常にラインローラの溝にかかっ
ており、一定のポイントから釣り糸をスプールに案内す
ることができる。しかし、釣り糸がゆるんで張力が作用
しなくなると釣り糸が溝から外れ、横方向にずれてしま
う。この場合は、前述のように糸ヨレが発生してしま
う。
【0008】本発明の目的は、釣り糸のヨレをより生じ
にくくすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールは、ハンドルを有し釣り竿に装着可能なリール本
体と、ロータと、第1、第2のベール支持部材と、ベー
ルと、スプールと、ラインローラと、ローラ支持機構と
を備えている。ロータは、第1、第2のアーム部を有
し、前記リール本体に回転自在に支持されている。第
1、第2のベール支持部材は、前記第1、第2のアーム
部のそれぞれの先端部に揺動自在に装着されている。ベ
ールは、前記両ベール支持部材の間にわたって設けられ
ている。スプールは、前記ロータの前方に配置され、外
周に釣り糸が巻かれるものである。ラインローラは、前
記スプールに釣り糸を案内する案内部と、釣り糸巻取り
時に釣り糸が付勢力を受ける方向の案内部の一端部に形
成され釣り糸の横方向の移動を規制する規制部とを有し
ている。ローラ支持機構は、前記ラインローラを前記第
1アーム部に支持する機構である。
【0010】発明2に係るスピニングリールは、発明1
のスピニングリールにおいて、前記ラインローラは、前
記案内部の他端部にテーパー状に形成され案内部に釣り
糸を誘導する誘導テーパー部をさらに備えている。発明
3に係るスピニングリールは、発明1又は2のスピニン
グリールにおいて、前記ローラ支持機構は、前記第1ベ
ール支持部材に固定された固定軸と、前記ラインローラ
を固定軸に回転自在に支持する転がり軸受とを有してい
る。
【0011】発明4に係るスピニングリールは、発明1
から3のいずれかのスピニングリールにおいて、前記ラ
インローラは、前記ローラ支持機構を内部に収納可能な
ように筒状に形成されており、前記案内部はローラ回転
軸と実質的に平行な円筒面であり、前記規制部は案内部
の円筒面に実質的に垂直に形成された壁面であり、前記
誘導テーパー部は案内部の円筒面から徐々に径が大きく
なるように形成されたテーパー面である。
【0012】発明5に係るスピニングリールは、発明4
のスピニングリールにおいて、前記案内部を構成する円
筒面はローラ回転軸方向の長さが0.3mm以下であ
る。発明6に係るスピニングリールは、発明4又は5の
スピニングリールにおいて、前記規制部を構成する垂直
壁面は、前記案内部を構成する円筒面から0.5mm以
上の高さに形成されている。
【0013】発明7に係るスピニングリールは、発明1
から6のいずれかのスピニングリールにおいて、前記ロ
ーラ支持機構は、前記第1ベール支持部材の先端に装着
された固定軸と、前記ラインローラを固定軸に回転自在
に支持する転がり軸受と、固定軸の第1ベール支持部材
とは逆側に設けられ固定軸をカバーする固定軸カバーと
を有しており、前記ベールの一端は前記固定軸カバーに
装着されており、前記ラインローラの規制部は前記案内
部の第1ベール支持部材側の端部に形成されている。
【0014】発明8に係るスピニングリールは、発明7
のスピニングリールにおいて、前記案内部は、ラインロ
ーラのうちの第1ベール支持部材と固定軸カバーとの間
から露出している部分のローラ回転軸方向の略中央部分
に配置されている。
【0015】
【作用】発明1に係るスピニングリールでは、釣り糸巻
取り時には、ハンドルを操作することによってロータを
回転させ、ロータの第1アーム部に回転自在に装着され
たラインローラによってスプールに釣り糸を導く。これ
によりスプール外周に釣り糸が巻き付けられる。ここ
で、ラインローラには案内部と規制部とが設けられてお
り、規制部は、釣り糸巻取り時において釣り糸が付勢力
を受ける方向の案内部の一端部に形成されている。した
がって、釣り糸巻取り時には釣り糸は常に規制部側に付
勢され、釣り糸の横方向の移動が規制部によって規制さ
れる。
【0016】ここでは、釣り糸が常に案内部を通して一
定のポイントからスプールに導かれることとなり、糸ヨ
レの発生を抑えることができる。発明2に係るスピニン
グリールでは、ラインローラの案内部の他端部に誘導テ
ーパー部が設けられている。このため、たとえば巻取り
を一時停止して釣り糸巻取り時に釣り糸の張力が下が
り、規制部と逆側に釣り糸がずれた場合でも、再度巻取
りを開始して張力が上がれば誘導テーパー部のテーパー
面によって案内部に釣り糸が誘導される。
【0017】発明3に係るスピニングリールでは、ライ
ンローラは転がり軸受によって固定軸に回転自在に支持
されている。このため、釣り糸巻取り時の巻き上げ力が
軽くなる。発明4に係るスピニングリールでは、筒状の
ラインローラの内部にローラ支持機構が収納されてい
る。そして、案内部は円筒面であり、規制部は案内部の
円筒面に実質的に垂直に形成された壁面であるので、釣
り糸が案内部に噛み込むことが少なくスムーズに案内さ
れ、また横方向の移動が垂直壁面によってより確実に規
制される。さらに、案内部の円筒面から徐々に径が大き
くなるようなテーパー面によって誘導テーパー部が形成
されているので、釣り糸の張力が下がって釣り糸が規制
部と逆側にずれた場合でも、再度巻き上げを開始した際
に釣り糸をスムーズに案内部に誘導できる。
【0018】発明5に係るスピニングリールでは、ライ
ンローラの案内部を構成する円筒面はローラ回転軸方向
の長さが0.3mm以下であるので、横方向のずれがよ
り少なくなる。発明6に係るスピニングリールでは、ラ
インローラの規制部を構成する垂直壁面は、案内部を構
成する円筒面から0.5mm以上の高さを有しているの
で、特に糸ヨレが生じやすい径の細い釣り糸に対して、
より確実に横方向の移動を規制できる。
【0019】発明7に係るスピニングリールでは、ライ
ンローラの規制部は案内部の第1ベール支持部材側の端
部に形成されており、前記同様に、釣り糸巻取り時に釣
り糸に常に規制部側に付勢力が作用する。発明8に係る
スピニングリールでは、案内部は、ラインローラのうち
の外部に露出している部分のローラ回転軸方向の略中央
部分に配置されているので、釣り糸が第1ベール支持部
材や固定軸カバーに干渉しにくい。
【0020】
【実施例】図1及び図2に示す本発明の一実施例による
スピニングリールは、ハンドル1を有するリール本体2
と、リール本体2の前部に回転自在に支持されたロータ
3と、ロータ3の前部に配置され釣り糸が巻き付けられ
るスプール4とを備えている。
【0021】リール本体2の上部には、スピニングリー
ルを釣り竿に取り付けるための取付部2aが形成されて
いる。また、リール本体2の内部には、ロータ3を回転
させるためのロータ駆動機構や、スプール4を回転軸芯
に沿って前後方向に移動させてスプール4に釣り糸を均
一に巻取るためのレベルワインド機構等が設けられてい
る。
【0022】ロータ3は回転軸に沿って前方に延びる第
1アーム部5及び第2アーム部6を有しており、この両
アーム部5、6は互いに対向して配置されている。第1
アーム部5の先端の外側面には、第1ベール支持部材7
が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材7の
先端には、釣り糸をスプール4に案内するための糸案内
部材8が装着されている。また、第2アーム部6の先端
の外側面には第2ベール支持部材9が揺動自在に装着さ
れている。糸案内部材8と第2ベール支持部材9との間
にはベール10が設けられている。
【0023】次に図2及び図3により糸案内部材8をよ
り詳細に説明する。糸案内部材8は、筒状のラインロー
ラ15と、一部がラインローラ15の内部に収納されラ
インローラ15を第1ベール支持部材7に対して回転自
在に支持するローラ支持機構16とを有している。ロー
ラ支持機構16は、固定軸20と、固定軸20の外周に
装着された転がり軸受21とを有している。転がり軸受
21はラインローラ15を固定軸20に対して回転自在
に支持するためのものである。固定軸20は、第1ベー
ル支持部材7の先端に固定ボルト22により固定されて
いる。より詳しくは、固定軸20には雌ねじ20aが形
成されており、第1ベール支持部材7の先端に形成され
た孔7aを貫通する固定ボルト22がこの雌ねじ20a
に螺合している。これにより、固定軸20が第1ベール
支持部材7に固定されている。なお、固定軸20の先端
には図示しない係止部が形成されており、この係止部が
第1ベール支持部材7に形成された溝に係止することに
より、固定軸20の回転が禁止されている。このため、
固定軸20と固定ボルト22との螺合がゆるむのを防止
できる。
【0024】また、第1ベール支持部材7の側面7bに
は軸受支持部材23が配置されている。軸受支持部材2
3の軸方向先端は転がり軸受21の内輪の一端面に当接
している。一方、第1ベール支持部材7と対向する側に
は、第1ベール支持部材7の端面と所定の間隔をあけて
固定軸カバー24が配置されている。このカバー24
は、固定軸20の頭部により支持されており、その内周
部にはスペーサ25が配置されている。スペーサ25は
転がり軸受21の内輪の他端面に当接しており、前述の
軸受支持部材23とともに転がり軸受21の軸方向での
移動を禁止している。なお、ベール10の一端はカバー
24に固定されている。
【0025】転がり軸受21の外輪とラインローラ15
の内面との間にはブシュ26が装着されている。ブシュ
26の第1ベール支持部材7側の端部には外方に突出す
るフランジ26aが形成されており、軸受支持部材23
とラインローラ15との間に挟まれるように位置してい
る。これにより、軸受支持部材23とラインローラ15
の側端面とが直接摺動するのを避けることができる。ま
た、ブシュ26のカバー24側の端部には内方に突出す
る内側突起部26bが形成されており、その先端はカバ
ー24の一部に当接している。さらに、ブシュ26の内
面と軸受支持部材23の外周面との間には軸受シール2
7が配置されている。このように、ブシュ26の内側突
起部26bと軸受シール27とにより、転がり軸受21
が装着された部分に水、ゴミ等が侵入するのを防止して
いる。
【0026】ラインローラ15は、前述のように筒状に
形成されており、図4に拡大して一部を示すように、釣
り糸をスプール4側に案内する案内部30と、釣り糸の
ずれを規制するための規制部31と、釣り糸を案内部3
0に誘導する誘導テーパー部32とを有している。案内
部30は、ラインローラ15の回転軸と平行な円筒面で
あり、平行な部分(平坦部分で、図4のD部分)は0.
3mm以下であることが望ましい。これは、通常、釣り
糸のヨレが発生しやすいのは2.5号以下すなわち径が
0.26mm以下の釣り糸であり、このような細い釣り
糸の場合は、案内部30として平坦部をあまり長く確保
すると、横方向のずれが釣り糸の径に対して相対的に大
きくなるからである。また、平坦部が釣り糸の径に対し
て極端に短い場合は、この案内部に釣り糸が噛み込むお
それがあるので、平坦部が全く無い構成は好ましくな
い。規制部31は案内部30の第1ベール支持部材7側
の端部に案内部30と連続して形成された壁面であり、
案内部30を構成する円筒面と垂直に形成されている。
この壁面の円筒面からの高さ(図4のH部分)は、糸ヨ
レが生じやすい細い釣り糸の径の約2倍程度、すなわち
0.5mm以上であるのが望ましい。また、誘導テーパ
ー部32は案内部30のベール10側の端部に案内部3
0と連続して形成されたテーパー面で形成されている。
このテーパー面は、案内部30から遠ざかるにしたがっ
てその径が大きくなるように形成されている。さらに、
規制部31の誘導テーパー部32と逆側には、誘導テー
パー部32のテーパー面とは逆側に傾斜するテーパー面
33が形成されている。これにより、釣り糸がゆるみ、
規制部31を越えて外周面に乗り上げても、巻き上げ操
作を開始して再度釣り糸に張力を与えることにより、釣
り糸はテーパー面33により案内部30に誘導される。
【0027】また、ラインローラ15は、図3に示すよ
うに、第1ベール支持部材7の端部とカバー24との間
の隙間から一部が外部に露出しているが、この露出部分
のローラ回転軸方向のほぼ中央に案内部30が位置する
ように配置されている。このため、案内部30を通して
釣り糸が案内されるとき、釣り糸が第1ベール支持部材
7やカバー24に干渉するのを抑えることができる。
【0028】次に、特に釣り糸巻取り時に着目して動作
について説明する。ハンドルによりロータ3を回転させ
ると、釣り糸はベール10及びラインローラ15に案内
されてスプール4に巻取られる。このとき、釣り糸はラ
インローラ15の案内部30を通してスプール4に案内
されるので、図5に示すように、常に一定のポイントか
らスプール4に導かれることになり、ロータ3の1回転
に対して釣り糸のねじれは1回(1ターン)となる。こ
のため、後に釣り糸を放出した際に釣り糸のヨレが少な
くなる。
【0029】ここで、釣り糸巻取り時においては、図5
からも明らかなように、釣り糸は相対的に絶えず第1ベ
ール支持部材7側に付勢されている。このとき、案内部
30の第1ベール支持部材7側の端部には垂直壁面とし
ての規制部31が形成されているので、釣り糸は常に規
制部31に規制されながら案内部30を通ってスプール
4に導かれることになる。また、糸巻取り時に釣り糸の
張力が下がっても、規制部31によりその移動が規制さ
れる。さらに、釣り糸の張力が下がって釣り糸がベール
10側に移動し、誘導テーパー部32に乗り上げた場
合、再度釣り糸の巻取りを開始して張力が上がると、誘
導テーパー部32上に位置する釣り糸はテーパー面に誘
導されて規制部31側に移動する。このようにして、た
とえ釣り糸の張力下がっても、糸巻取り時には釣り糸は
常に案内部30を通ってスプール4に導かれることとな
り、糸ヨレの発生を抑えることができる。
【0030】
【発明の効果】発明1に係るスピニングリールでは、ラ
インローラに案内部を設けるとともに、釣り糸巻取り時
において釣り糸が付勢力を受ける方向の案内部の一端部
に規制部を形成したので、釣り糸巻取り時に釣り糸の横
方向の移動が規制され、釣り糸が常に案内部を通して一
定のポイントからスプールに導かれることとなり、糸ヨ
レの発生を抑えることができる。
【0031】発明2に係るスピニングリールでは、ライ
ンローラの案内部の他端部に誘導テーパー部が設けられ
ているので、釣り糸の張力が下がって誘導テーパー部に
釣り糸が乗り上げても、巻取りを開始すれば誘導テーパ
ー部のテーパー面によって案内部に釣り糸が誘導され
る。発明3に係るスピニングリールでは、ラインローラ
は転がり軸受によって固定軸に支持されているので、釣
り糸巻取り時の巻き上げ力が軽くなる。
【0032】発明4に係るスピニングリールでは、ライ
ンローラの案内部は円筒面であり、規制部は垂直壁面で
あるので、釣り糸が案内部に噛み込むことが少なくスム
ーズに案内され、また横方向の移動がより確実に規制さ
れる。発明5に係るスピニングリールでは、案内部の円
筒面はローラ回転軸方向の長さが0.3mm以下である
ので、横方向のずれがより少なくなる。
【0033】発明6に係るスピニングリールでは、規制
部を構成する垂直壁面は、案内部から0.5mm以上の
高さを有しているので、特に糸ヨレが生じやすい径の細
い釣り糸に対して、より確実に横方向の移動を規制でき
る。発明7に係るスピニングリールでは、ラインローラ
の規制部は案内部の第1ベール支持部材側の端部に形成
されているので、前記同様に、釣り糸巻取り時に釣り糸
に常に規制部側に付勢力が作用する。
【0034】発明8に係るスピニングリールでは、案内
部は、ラインローラのうちの外部に露出している部分の
ローラ回転軸方向の略中央部分に配置されているので、
釣り糸が第1ベール支持部材や固定軸カバーに干渉しに
くい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスピニングリールの側
面図。
【図2】前記スピニングリールの正面一部断面図。
【図3】前記スピニングリールの糸案内部の断面構成
図。
【図4】ラインローラの拡大部分図。
【図5】前記スピニングリールの糸巻取り時の動作を説
明するための正面図。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 リール本体 3 ロータ 4 スプール 5、6 アーム部 7、9 ベール支持部材 10 ベール 15 ラインローラ 16 ローラ支持機構 20 固定軸 21 転がり軸受 24 カバー 30 案内部 31 規制部 32 テーパー誘導部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルを有し釣り竿に装着可能なリール
    本体と、 第1、第2のアーム部を有し、前記リール本体に回転自
    在に支持されたロータと、 前記第1、第2のアーム部のそれぞれの先端部に揺動自
    在に装着された第1、第2のベール支持部材と、 前記両ベール支持部材の間にわたって設けられたベール
    と、 前記ロータの前方に配置され、外周に釣り糸が巻かれる
    スプールと、 前記スプールに釣り糸を案内する案内部と、釣り糸巻取
    り時に釣り糸が付勢力を受ける方向の前記案内部の一端
    部に形成され釣り糸の横方向の移動を規制する規制部と
    を有するラインローラと、 前記ラインローラを前記第1アーム部に支持するローラ
    支持機構と、を備えたスピニングリール。
  2. 【請求項2】前記ラインローラは、前記案内部の他端部
    にテーパー状に形成され前記案内部に釣り糸を誘導する
    誘導テーパー部をさらに備えている、請求項1に記載の
    スピニングリール。
  3. 【請求項3】前記ローラ支持機構は、前記第1ベール支
    持部材に固定された固定軸と、前記ラインローラを前記
    固定軸に回転自在に支持する転がり軸受とを有してい
    る、請求項1又は2に記載のスピニングリール。
  4. 【請求項4】前記ラインローラは、前記ローラ支持機構
    を内部に収納可能なように筒状に形成されており、前記
    案内部はローラ回転軸と実質的に平行な円筒面であり、
    前記規制部は前記案内部の円筒面に実質的に垂直に形成
    された壁面であり、前記誘導テーパー部は前記案内部の
    円筒面から徐々に径が大きくなるように形成されたテー
    パー面である、請求項1から3のいずれかに記載のスピ
    ニングリール。
  5. 【請求項5】前記案内部を構成する円筒面はローラ回転
    軸方向の長さが0.3mm以下である、請求項4に記載
    のスピニングリール。
  6. 【請求項6】前記規制部を構成する垂直壁面は、前記案
    内部を構成する円筒面から0.5mm以上の高さに形成
    されている、請求項4又は5に記載のスピニングリー
    ル。
  7. 【請求項7】前記ローラ支持機構は、前記第1ベール支
    持部材の先端に装着された固定軸と、前記ラインローラ
    を前記固定軸に回転自在に支持する転がり軸受と、前記
    固定軸の前記第1ベール支持部材とは逆側に設けられ前
    記固定軸をカバーする固定軸カバーとを有しており、 前記ベールの一端は前記固定軸カバーに装着されてお
    り、 前記ラインローラの規制部は前記案内部の第1ベール支
    持部材側の端部に形成されている、請求項1から6のい
    ずれかに記載のスピニングリール。
  8. 【請求項8】前記案内部は、前記ラインローラのうちの
    前記第1ベール支持部材と前記固定軸カバーとの間から
    露出している部分のローラ回転軸方向の略中央部分に配
    置されている、請求項7に記載のスピニングリール。
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