JPH0830839B2 - モータ制御シャッタ装置 - Google Patents

モータ制御シャッタ装置

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JPH0830839B2
JPH0830839B2 JP63240067A JP24006788A JPH0830839B2 JP H0830839 B2 JPH0830839 B2 JP H0830839B2 JP 63240067 A JP63240067 A JP 63240067A JP 24006788 A JP24006788 A JP 24006788A JP H0830839 B2 JPH0830839 B2 JP H0830839B2
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茂 田上
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセクターの開閉動作を制御モータにより制御
するモータ制御シャッタ装置に関する。
〔従来の技術〕
このようなモータ制御シャッタ装置としては、たとえ
ば特公昭62-60686号公報に記載されたものがある。この
従来のモータ制御シャッタ装置は、絞り動作量が露光に
適切な量に達したときに、パルスモータに全相的な直流
電流の通電を行なうことにより強制的にモータを停止せ
しめて絞り制御を行なうようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のモータ制御シャッタ
装置にあっては、いかに全相的な直流電流の通電を行な
ったとしても、機械的に規制するわけではないのでパル
スモータにどうしてもハンチング(慣性による行過ぎや
揺戻し)が残ってしまう。このため、このようなハンチ
ングが減衰して止まるまでは絞り口径が一定とならない
ため、撮影に支障が出る。そのためハンチング停止まで
待たなければならず、すばやく正確な絞り口径が得られ
ず適正な露出を行なうことが難しくなるという問題点が
ある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は上記問題点を解決するため、制御回路
により制御されて正逆回転可能なモータと、このモータ
により駆動されてレンズ開口を開閉するセクターと、こ
のセクターによる開口径に対応するステップ数を設定す
るステップ数設定回路とを備え、前記ステップ数設定回
路からのパルスに応じて前記モータを正逆両方向に回動
させるときブレーキパルスによりブレーキをかけるよう
にした構成としたものである。
〔作用〕
このような構成のモータ制御シャッタ装置によれば、
ステップ数設定回路からのパルスに応じて制御モータを
正逆両方向に回動させるとき、駆動回路がブレーキパル
スによりモータの回動にブレーキをかけることにより、
前記ハンチングを確実に防止してすばやく正確な絞り口
径を得ることができるため、適切な絞り制御を行なうこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本発明が適用されるシャッタ装置の1実施
例を示すものであって、図中符号1は、レンズを位置決
めする地板2を取付けた台板で、地板2との間にセクタ
ー室3を形成し、ここに対称的に回動してレンズ開口を
決定する2枚のセクター4,4がピン5により可回動に設
けられている。
6はセクター駆動レバーで、台板1に植設した軸7に
より可回動に支持され、一端に形成した溝部6aを介して
軸7に可回動に設けた後述するセクター駆動車9のピン
9aに係合するとともに、台板1側に立設したセクターピ
ン10によりセクター4,4に係合している。9は、前述の
セクター駆動車で、外周に形成した度決め部9b,9bと左
旋性を付与するバネ8によって静止時に基準位置に規制
するように軸7により可回動に支持され、一端に形成し
た歯部9cにより輪列を介して後述するステップモータ12
(制御モータ)のロータ軸13aに連結している。なお、
図中符号11は、セクター駆動車9の度決め部9b,9bと係
合して回転範囲を規制するピンを示している。
第2図は、前述したステップモータ12の一実施例を示
すものであって、図中符号13は、永久磁石からなる4極
ロータで、ロータ軸13aの両端を突出させて上板14と下
板15に可回動に取付け、軸13aに取付けたピニオン16に
より輪列を介してシャッタ装置のセクター駆動車9を駆
動するように構成されている。
17,18は、それぞれ2本の脚部を形成したU字状の磁
性材からなるステータで、それらの一方の脚部に励磁コ
イルL1を、他方の脚部に励磁コイルL2を巻回し、各ステ
ータの先端に、ロータ13の中心に対して90°となる位置
に磁極部17a,17b,18a,18bを形成して構成されている。
これらステータ17,18は、それぞれの一方の磁極部17b,1
8bがロータ13の中心に対して45°の位置を取るようガイ
ドピン19により位置決めして「ハ」字状に配設し、1ス
テップ90°としてロータ13を正方向、及び逆方向に回転
できるように構成されている。
第3図は制御装置を示すブロック図であり、22は、水
晶振動子を備えた基準パルス発振器21からの信号に基づ
いて各種回路に用いられるクロックを発生、出力する分
周器、23は測光回路、24は測光回路23が検出した測光デ
ータをアナログからデジタル化して出力するA/D変換器
である。27は測光量に対応する露光量、すなわちステッ
プモータ12の回動すべきステップ数データ等を格納した
データROM、28は正転ステップ数設定回路、29は逆転ス
テップ数設定回路であり、正/逆切換器32の反転によっ
て正転ステップ数設定回路28はパルスの出力を停止する
とともに逆転ステップ数設定回路29はパルスの出力を開
始するよう構成されている。
31はブレーキパルス長設定回路であり、このブレーキ
パルス長設定回路31は正転ステップ数設定回路28,逆転
ステップ数設定回路29が設定するステップ数と相関を有
するブレーキパルス長を設定する。30はパルス切換回
路、33はステップモータ駆動回路である。
次に作用について説明する。図外のレリーズボタンを
押圧すると測光回路23が作動し、測光回路23が検出した
測光データをA/D変換器24がA/D変換して、デジタル化さ
れた測光データがデータROM27に入力される。データROM
27は測光データに基づいてそれに対応する露光データを
設定する。レリーズボタンをさらに深く押込むと正/逆
切換器32がリセットされ、同時に正転ステップ数設定回
路28および逆転ステップ数設定回路29が作動して正転ス
テップ数および逆転ステップ数が設定されてパルスが発
生される。
パルス切換回路30は正転ステップ数設定回路28からの
パルスを選択してステップモータ駆動回路33に出力し、
ステップモータ12は正転パルスが1個ずつ入力するごと
に正方向に1ステップ回転してセクター4,4を第4図
(d)に示す実線のような関係で開き始める。同図
(d)に示すようなある開口F1まで開口するときには、
同図(a)に示すようにステップ数5までパルスが入力
されるものとし、そのときにステップモータ12の励磁コ
イルL1,L2に入力されるパルス信号は同図(b)に示す
ようになる。
同図(a)において5ステップ目にパルスが入力され
た(ポイントa1)後の所定時間tA後(ポイントb1)に1
ステップ手前の位相(ステップ4)の励磁が所定時間tB
の間行われて(ポイントc1)、又元に戻っているが、ポ
イントb1とc1との間の破線で示すようにそのような1ス
テップ手前の励磁が行われなかったとすると、同図
(d)における開口径F1の線図の頂部に破線で示すよう
にハンチングが生じる。これはそれまでのステップモー
タ12のロータ13の慣性力に起因するものである。
しかしながら、本発明においては上記1ステップ手前
の励磁を行うためにロータ13の慣性にブレーキがかか
り、同図(d)の開口径F1の線図の頂部は実線で示すよ
うにハンチングのない安定したきれいな台形状態が得ら
れる。このため、ハンチングを確実に防止して適切な絞
り制御を行なうことができる。上述のような1ステップ
手前の励磁は、ブレーキパルス長設定回路31がデータRO
M27からの信号に基づいて上記ステップ数と相関するブ
レーキパルス長を設定、すなわちどのステップのときは
どの位の時間が経ってからどの位の間の時間1ステップ
手前の励磁を行うかの演算をし、パルス切換回路30にそ
れらのデータを出力して前述のようなパルス制御を行な
う。
次に同図(d)に示すようなある開口径F2まで開口す
る場合について説明すると、その場合は同図(a)に示
すようにステップ数8までパルスが入力されるものと
し、そのとき励磁コイルL1,L2に入力されるパルス信号
は同図(c)を示すようになる。同図(a)において、
8ステップ目にパルスが入力された(ポイントa2)後、
所定時間tC後(ポイントb2)に1ステップ手前の位相
(ステップ7)の励磁が所定時間tDの間行われて(ポイ
ントc2)、又元に戻っているが、ポイントb2とc2との間
の破線で示すようにそのような1ステップ手前の励磁が
行われなかったとすると、同図(d)における開口径F2
の線図の頂部に破線で示すようにやはりハンチングが生
じる。
しかしながら、本発明においては前述の開口径F1のと
きと同様に1ステップ手前の励磁を行うことによりハン
チングを確実に防止することができる。ただ開口径F1
F2とでは1ステップ手前の励磁を行う迄の時間がtA
tC、励磁を行っている間の時間がtBとtDのように互に異
るが、これはステップ数の違いによってロータ13の動作
特性が異るためである。すなわちロータ13の動作特性と
は、ロータ13とステータ17,18の極間距離によりロータ1
3に作用する引力が異って回転スピードが影響された
り、あるいは摩擦やバネ等の外的負荷によりロータ13の
回転スピードが影響されたりすることをいう。
なお全開口径においては何もしなくともハンチングは
現われないが、これは全開口径はセクター4,4以外の部
材で形成されるためで、本発明のように1ステップ手前
の励磁をしない場合はセクター4,4はその部材の外側で
ハンチングすることになるが差支え無い。
また本発明は上記実施例のような開口面積のみを問題
とする絞り制御だけでなく、それに時間をも加味した露
出制御にも使うことができる。
また本発明は2相励磁駆動のみではなく、1相励磁、
1-2相励磁による駆動においても用いることができる。
さらにモータの回転角度やスピードをエンコーダで検
出し、それを基にブレーキパルスを作ってブレーキをか
ける閉ループ制御(フィードバック制御)に用いること
もできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、セクターのハン
チングを確実に防止してすばやく正確な絞り口径が得ら
れる。
また、露出作動の場合任意の絞りできれいな台形波形
が得られ、レンズシャッタでも一眼レフ並みの、絞り優
先で自動速度制御の露出制御を行うことができる。
さらに、簡単の構成できれいな台形波形が得られハン
チングを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明によるモータ制御シャッタ装置
の一実施例を示す図であり、第1図(A)はモータ制御
シャッタ装置の平面図、同図(B)はモータ制御シャッ
タ装置の一部断面拡大半側面図、第2図(A)はステッ
プモータの平面図、同図(B)はステップモータの側面
断面図、第3図はステップモータの制御装置を示すブロ
ック図、第4図(a)は開口径F1,F2を開口するときの
パルスのステップ数およびブレーキパルスと時間との関
係を示す特性図、同図(b)はステップ数5における励
磁コイルL1,L2へのステップパルスおよびブレーキパル
スの信号波形図、同図(c)はステップ数8における励
磁コイルL1,L2へのステップパルスおよびブレーキパル
スの信号波形図、同図(d)はレンズ開口径F1,F2にお
ける開口径変化と時間との関係を示す線図である。 1……台板 2……地板 3……セクター室 4……セクター 5……ピン 6……セクター駆動レバー 6a……溝部 7……軸 8……バネ 9……セクター駆動車 9a……ピン 9b……度決め部 9c……歯部 10……セクター駆動ピン 11……ピン 12……ステップモータ 13……ロータ 13a……ロータ軸 14……上板 15……下板 16……ピニオン 17,18……ステータ 17a,17b,18a,18b……磁極部 19……ガイドピン 21……基準パルス発振器 22……分周器 23……測光回路 24……A/D変換器 27……データROM 28……正転ステップ数設定回路 29……逆転ステップ数設定回路 30……パルス切換回路 31……ブレーキパルス長設定回路 32……正/逆切換器 L1,L2……励磁コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御回路により制御されて正逆回転可能な
    モータと、このモータにより駆動されてレンズ開口を開
    閉するセクターと、このセクターによる開口径に対応す
    るステップ数を設定するステップ数設定回路とを備え、
    前記ステップ数設定回路からのパルスに応じて前記モー
    タを正逆両方向に回動させるときブレーキパルスにより
    ブレーキをかけるようにしたことを特徴とするモータ制
    御シャッタ装置。
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JPS63155039A (ja) * 1986-12-18 1988-06-28 Canon Inc 絞り機構を有する光学機器

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