JPH0667254A - 露光量調節装置 - Google Patents
露光量調節装置Info
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- JPH0667254A JPH0667254A JP22140992A JP22140992A JPH0667254A JP H0667254 A JPH0667254 A JP H0667254A JP 22140992 A JP22140992 A JP 22140992A JP 22140992 A JP22140992 A JP 22140992A JP H0667254 A JPH0667254 A JP H0667254A
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- Japan
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- phase
- energized
- open state
- energized phase
- step motor
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- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Diaphragms For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステップモータ駆動による電磁駆動絞り装置
における絞り開放信号スイッチの無調整化を目的とす
る。 【構成】 絞りが絞った状態から開放へ戻す際に開放信
号スイッチがONまたはOFFであるかを検出する検出
手段と、OFFからONになった時のステップモータへ
の入力通電相が何であるかを検出する通電相検出手段
と、該通電相がある通電相を基準にして前後どちらの通
電相であるかを判別する判別手段と、を設けることによ
り開放信号スイッチの切り換り位置がバラツイてもカメ
ラ使用時にbcエラーを起こすことがなく、従って、カ
メラ組み立て時に絞り開放信号スイッチの調整作業が不
必要になる。
における絞り開放信号スイッチの無調整化を目的とす
る。 【構成】 絞りが絞った状態から開放へ戻す際に開放信
号スイッチがONまたはOFFであるかを検出する検出
手段と、OFFからONになった時のステップモータへ
の入力通電相が何であるかを検出する通電相検出手段
と、該通電相がある通電相を基準にして前後どちらの通
電相であるかを判別する判別手段と、を設けることによ
り開放信号スイッチの切り換り位置がバラツイてもカメ
ラ使用時にbcエラーを起こすことがなく、従って、カ
メラ組み立て時に絞り開放信号スイッチの調整作業が不
必要になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ等の光学機器に搭
載するための露光量調節装置に関し、特に、遮光羽根を
ステッピングモータで駆動する形式の露光量調節装置に
関する。
載するための露光量調節装置に関し、特に、遮光羽根を
ステッピングモータで駆動する形式の露光量調節装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一般にコンパクトカメラと称され
るレンズ非交換型カメラの、シャッタ装置と絞り装置を
兼ねた露光量調節装置は、ステッピングモータを駆動動
力源としたものが主流となっている。一方一眼レフカメ
ラの交換レンズの絞り装置においても、ステッピングモ
ータを動力源として駆動することが行われている。
るレンズ非交換型カメラの、シャッタ装置と絞り装置を
兼ねた露光量調節装置は、ステッピングモータを駆動動
力源としたものが主流となっている。一方一眼レフカメ
ラの交換レンズの絞り装置においても、ステッピングモ
ータを動力源として駆動することが行われている。
【0003】このようなステッピングモータを駆動動力
源とする電磁駆動絞り装置(露光量調節装置)として、
たとえば米国特許第492227号明細書に示されてい
る様に、該絞り装置の地板に貫設された光路孔(絞り
孔)よりも外側の位置に配置されるステップモータの駆
動軸の出力回転で遮光羽根(絞り羽根)の回転部材を歯
車伝達機構を介して駆動するように構成されると共に、
該遮光羽根による該光路孔の開閉状態を検知するための
開孔状態検出手段を有しており、この開孔状態検出手段
は絞りが開放(全開)状態になった際に、ステップモー
タの出力回転により回転する部材により、弾性付勢され
るスイッチ片を該弾性付勢に抗して当接移動させて、絞
りの開放状態位相を検知するスイッチ構成を設け、更に
このスイッチ片の当接移動時をステップモータの通電位
相に合致設定した電動式露光調整装置が知られている。
源とする電磁駆動絞り装置(露光量調節装置)として、
たとえば米国特許第492227号明細書に示されてい
る様に、該絞り装置の地板に貫設された光路孔(絞り
孔)よりも外側の位置に配置されるステップモータの駆
動軸の出力回転で遮光羽根(絞り羽根)の回転部材を歯
車伝達機構を介して駆動するように構成されると共に、
該遮光羽根による該光路孔の開閉状態を検知するための
開孔状態検出手段を有しており、この開孔状態検出手段
は絞りが開放(全開)状態になった際に、ステップモー
タの出力回転により回転する部材により、弾性付勢され
るスイッチ片を該弾性付勢に抗して当接移動させて、絞
りの開放状態位相を検知するスイッチ構成を設け、更に
このスイッチ片の当接移動時をステップモータの通電位
相に合致設定した電動式露光調整装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、絞りの開放状態位相を検知するスイッチ片を
ステップモータの出力回転により部材により、弾性付勢
に抗して当接移動させて構成されるが、このスイッチ片
の当接移動時(以下“スイッチ切り換り位置”と略記す
る)をステップモータの通電位相に合致設定させる為
に、次の様な欠点があった。
来例では、絞りの開放状態位相を検知するスイッチ片を
ステップモータの出力回転により部材により、弾性付勢
に抗して当接移動させて構成されるが、このスイッチ片
の当接移動時(以下“スイッチ切り換り位置”と略記す
る)をステップモータの通電位相に合致設定させる為
に、次の様な欠点があった。
【0005】スイッチ片が接触するスイッチピンは、加
締め部が偏芯している偏芯ピンであり、導電部材の環状
地板に回転可能に加締められている。この為、このスイ
ッチピンはスイッチの切り換り位置をステップモータの
通電位相に合致設定後、その調整位置がずれない様に、
大きな加締めトルクが必要となる。この為、スイッチピ
ンの調整では、加締めトルクよりも、大きなトルクで調
整しなければならず、微妙な調整が難しいばかりでな
く、調整工数がかさみ、必要以上に回転させた時など
は、加締めトルクが低下し、信頼性に欠けるものであ
る。又上記調整過程では、実際に調整する位置をモータ
通電する事により電気的安定位置を作り出し、その位置
でスイッチの切り換りを設定する様にしている為、スイ
ッチ調整工程には、電気的な工程も入り、調整工数が多
くなるという欠点があった。
締め部が偏芯している偏芯ピンであり、導電部材の環状
地板に回転可能に加締められている。この為、このスイ
ッチピンはスイッチの切り換り位置をステップモータの
通電位相に合致設定後、その調整位置がずれない様に、
大きな加締めトルクが必要となる。この為、スイッチピ
ンの調整では、加締めトルクよりも、大きなトルクで調
整しなければならず、微妙な調整が難しいばかりでな
く、調整工数がかさみ、必要以上に回転させた時など
は、加締めトルクが低下し、信頼性に欠けるものであ
る。又上記調整過程では、実際に調整する位置をモータ
通電する事により電気的安定位置を作り出し、その位置
でスイッチの切り換りを設定する様にしている為、スイ
ッチ調整工程には、電気的な工程も入り、調整工数が多
くなるという欠点があった。
【0006】又、絞りの開放状態位相を検知するスイッ
チの切り換り位置をステップモータの通電位相に合致設
定しなければならない背景にはカメラシステム上の問題
があり、スイッチの切り換り位置が許容された通電相範
囲外で切り換ると「bc」表示でカメラシステムが止ま
るシーケンスに入り、撮影が行えない結果になってしま
う。
チの切り換り位置をステップモータの通電位相に合致設
定しなければならない背景にはカメラシステム上の問題
があり、スイッチの切り換り位置が許容された通電相範
囲外で切り換ると「bc」表示でカメラシステムが止ま
るシーケンスに入り、撮影が行えない結果になってしま
う。
【0007】本発明は上述した様な従来技術の開放状態
検出スイッチの調整工程を廃止した無調整な開放状態検
出スイッチを備えた露光量調節装置を提供する事を目的
とする。
検出スイッチの調整工程を廃止した無調整な開放状態検
出スイッチを備えた露光量調節装置を提供する事を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、開放状態検出
スイッチの無調整化を達成する為に、開放状態検出スイ
ッチがON又はOFFであるかを検出する検出手段と、
開放状態検出スイッチがOFFからON、又は、ONか
らOFFになった時のステップモーターへの入力通電相
が何であるかを検出する通電相検出手段と、その通電相
がある通電相を基準にして、前号どちら側の通電相であ
るかを判別する判別手段と、を設ける事により、開放状
態検出スイッチの切り換り位置が、ステップモータの通
電位相に合致設定する本来の範囲からずれても、カメラ
システム上、弊害を起こす事のない、無調整可能な開放
状態検出スイッチを有する露光量調整装置を提供する。
スイッチの無調整化を達成する為に、開放状態検出スイ
ッチがON又はOFFであるかを検出する検出手段と、
開放状態検出スイッチがOFFからON、又は、ONか
らOFFになった時のステップモーターへの入力通電相
が何であるかを検出する通電相検出手段と、その通電相
がある通電相を基準にして、前号どちら側の通電相であ
るかを判別する判別手段と、を設ける事により、開放状
態検出スイッチの切り換り位置が、ステップモータの通
電位相に合致設定する本来の範囲からずれても、カメラ
システム上、弊害を起こす事のない、無調整可能な開放
状態検出スイッチを有する露光量調整装置を提供する。
【0009】
【実施例】以下に、本発明による露光量調整装置として
の電磁駆動絞り装置を内蔵したズームレンズ(又は、シ
ングルレンズ)について図1から図5までを参照して説
明する。
の電磁駆動絞り装置を内蔵したズームレンズ(又は、シ
ングルレンズ)について図1から図5までを参照して説
明する。
【0010】図1は、本発明による第1実施例の電磁駆
動絞り装置を搭載したズームレンズと該ズームレンズが
装着されたカメラ本体とを示した概略図である。
動絞り装置を搭載したズームレンズと該ズームレンズが
装着されたカメラ本体とを示した概略図である。
【0011】図1において、1はカメラ本体、2は該カ
メラ本体1に着脱自在に取付けられる撮影レンズ、3は
側光回路、4はシャッター駆動回路で、フォーカル・プ
レンシャッター6及びマイクロコンピューター5と接続
されている。
メラ本体1に着脱自在に取付けられる撮影レンズ、3は
側光回路、4はシャッター駆動回路で、フォーカル・プ
レンシャッター6及びマイクロコンピューター5と接続
されている。
【0012】7はカメラシステムの作動を司る電池、8
aはカメラ本体1側の接点ピン群、8bは撮影レンズ2
側の接点ピン群で、撮影レンズとカメラ本体1との装着
が完了した時カメラ本体1側の接点ピン群8aに対向す
る様に配置されている。
aはカメラ本体1側の接点ピン群、8bは撮影レンズ2
側の接点ピン群で、撮影レンズとカメラ本体1との装着
が完了した時カメラ本体1側の接点ピン群8aに対向す
る様に配置されている。
【0013】9は絞り駆動用ステップモータ16を内蔵
する電磁駆動絞り装置本体で、絞り駆動回路10に接続
され、又、レンズ内マイクロコンピューター11に接続
されている。12は撮影レンズの焦点距離を検知するズ
ームブラシ、13は開放状態検出スイッチで、共にレン
ズ内マイクロコンピューター11に接続される。
する電磁駆動絞り装置本体で、絞り駆動回路10に接続
され、又、レンズ内マイクロコンピューター11に接続
されている。12は撮影レンズの焦点距離を検知するズ
ームブラシ、13は開放状態検出スイッチで、共にレン
ズ内マイクロコンピューター11に接続される。
【0014】次に、該ズームレンズ及びカメラ本体の各
部の動作を図2のフローチャート図に従って説明する。
図2において、ステップ#2で各アクチュエータ及びカ
ウンタその他がリセットされる。ステップ#3でまず、
カメラの側光回路3で側光し、側光された光量をステッ
プ#4でフィルム感度、シャッタースピード、絞り値の
各要素を考慮して周知の様に演算し、絞り段数を決定す
る。これはマイクロコンピューター5により決定され、
撮影レンズ内のマイクロコンピューター11に絞り駆動
命令を送る。
部の動作を図2のフローチャート図に従って説明する。
図2において、ステップ#2で各アクチュエータ及びカ
ウンタその他がリセットされる。ステップ#3でまず、
カメラの側光回路3で側光し、側光された光量をステッ
プ#4でフィルム感度、シャッタースピード、絞り値の
各要素を考慮して周知の様に演算し、絞り段数を決定す
る。これはマイクロコンピューター5により決定され、
撮影レンズ内のマイクロコンピューター11に絞り駆動
命令を送る。
【0015】絞り駆動命令を受けた撮影レンズ内のマイ
クロコンピューター11はステップ#5でカメラ側から
の絞り段数をステップモータ16の駆動ステップに変換
する。
クロコンピューター11はステップ#5でカメラ側から
の絞り段数をステップモータ16の駆動ステップに変換
する。
【0016】更にステップ#6でズームブラシ12の信
号により撮影レンズ2の焦点距離を検知し、焦点距離及
び開放Fナンバーに合った助走絞り駆動量を判別する。
これは、ステップ#7、#8、#9で行われ、撮影レン
ズ内のマイクロコンピューター11により(絞り段数+
助走絞り駆動量)の演算を行い(ステップ#10)、ト
ータルの駆動ステップ数だけ、コイル14、コイル15
のどちら方向に通電するかを決定する事により、絞り駆
動回路10で、ステップモータ16が任意の量だけ駆動
される。これは、ステップ#11で行われる。
号により撮影レンズ2の焦点距離を検知し、焦点距離及
び開放Fナンバーに合った助走絞り駆動量を判別する。
これは、ステップ#7、#8、#9で行われ、撮影レン
ズ内のマイクロコンピューター11により(絞り段数+
助走絞り駆動量)の演算を行い(ステップ#10)、ト
ータルの駆動ステップ数だけ、コイル14、コイル15
のどちら方向に通電するかを決定する事により、絞り駆
動回路10で、ステップモータ16が任意の量だけ駆動
される。これは、ステップ#11で行われる。
【0017】更に、ステップ#12で、フォーカルプレ
ンシャッター6等を作動させ、周知の通り撮影を行う。
ンシャッター6等を作動させ、周知の通り撮影を行う。
【0018】撮影終了後、ステップ#13で、カメラか
らの開放側への絞り駆動命令を受け、撮影レンズ内マイ
クロコンピューター11は、開放側への絞り駆動命令を
出す。
らの開放側への絞り駆動命令を受け、撮影レンズ内マイ
クロコンピューター11は、開放側への絞り駆動命令を
出す。
【0019】次に、電磁駆動絞り装置9の形態を図3に
於いて簡単に説明する。付番22は、中央に撮影光の通
過する開口を有する環状のカム板で、周知の複数本の絞
りカム溝が切られている。20は絞り羽根、17はステ
ップモータのロータマグネット21のロータ軸の一方の
軸受をなす扇面状の軸受板、18と19はステーター
で、それぞれフォーク状のクシ歯18a,18b,及
び、19a,19bを有する。
於いて簡単に説明する。付番22は、中央に撮影光の通
過する開口を有する環状のカム板で、周知の複数本の絞
りカム溝が切られている。20は絞り羽根、17はステ
ップモータのロータマグネット21のロータ軸の一方の
軸受をなす扇面状の軸受板、18と19はステーター
で、それぞれフォーク状のクシ歯18a,18b,及
び、19a,19bを有する。
【0020】又、導電部材の環状地板23には、絶縁部
材で形成されたスイッチ取付台24が周知の方法にて溶
着されている。25は導電部材のバネであり、前記スイ
ッチ取付台24に取り付けられている。また、バネ25
の一端は、不図示のフレキシブルプリント板に半田付け
され、スイッチピン26は導電部材の環状地板23にか
しめられ、地板23は前記フレキシブルプリント板のグ
ランド接点に半田付けされる。
材で形成されたスイッチ取付台24が周知の方法にて溶
着されている。25は導電部材のバネであり、前記スイ
ッチ取付台24に取り付けられている。また、バネ25
の一端は、不図示のフレキシブルプリント板に半田付け
され、スイッチピン26は導電部材の環状地板23にか
しめられ、地板23は前記フレキシブルプリント板のグ
ランド接点に半田付けされる。
【0021】即ち、前記バネ25と前記スイッチピン2
6との接触により、スイッチを構成し、絞りが開放状態
か否かを検出する開放状態検出スイッチとなる。
6との接触により、スイッチを構成し、絞りが開放状態
か否かを検出する開放状態検出スイッチとなる。
【0022】27aは突起部で、前記地板23に設けた
長穴に挿入されている。ロータマグネット21と連動回
転される回転リング(不図示)により絞りが開放状態と
なった時に前記バネ25の一端と該突起部27aとが衝
突し、前記スイッチピン26と該バネ25との接触を断
ちスイッチがOFFする。
長穴に挿入されている。ロータマグネット21と連動回
転される回転リング(不図示)により絞りが開放状態と
なった時に前記バネ25の一端と該突起部27aとが衝
突し、前記スイッチピン26と該バネ25との接触を断
ちスイッチがOFFする。
【0023】つまり、バネ25とスイッチピン26とは
絞りが開放状態でOFF、小絞り状態でONする絞り開
放検出スイッチを構成している。このスイッチは、カメ
ラが開放側光を行う構造の為開放状態になっているか否
かの判別を必要とし、この判別を目的としたスイッチで
ある。例えば外的衝撃等により羽根が小絞り側に動いて
しまった時には側光を禁止し、絞り羽根を戻してから再
び側光を行う機能を果たす。
絞りが開放状態でOFF、小絞り状態でONする絞り開
放検出スイッチを構成している。このスイッチは、カメ
ラが開放側光を行う構造の為開放状態になっているか否
かの判別を必要とし、この判別を目的としたスイッチで
ある。例えば外的衝撃等により羽根が小絞り側に動いて
しまった時には側光を禁止し、絞り羽根を戻してから再
び側光を行う機能を果たす。
【0024】図4は1−2相駆動ステップモーターのロ
ータマグネット21の停止位置と絞り口径との関係を示
した図で、絞り開放径を旋盤口径(地板に旋盤で旋削さ
れた絞り孔の口径)で決定するタイプを対象としてい
る。「a」はステッピングモータに通電しなくても止ま
れる安定位置、つまり、1相通電位置(「〇」)位置、
「b」は2つのコイルに同時通電して止まれる位置、
ータマグネット21の停止位置と絞り口径との関係を示
した図で、絞り開放径を旋盤口径(地板に旋盤で旋削さ
れた絞り孔の口径)で決定するタイプを対象としてい
る。「a」はステッピングモータに通電しなくても止ま
れる安定位置、つまり、1相通電位置(「〇」)位置、
「b」は2つのコイルに同時通電して止まれる位置、
【0025】
【外1】
【0026】とする。
【0027】「c」は絞りが開放状態で待機している位
置(イニシャル位置)、「d」は開放口径を決定してい
る前述の旋盤口径、「e」は前記開放状態検出スイッチ
が切り換る位置、「f」は前記開放状態検出スイッチの
切り換り可能な範囲、「g」はメカニカルなストッパー
位置でこれ以上ステップモータが回れない位置、であ
る。本実施例では、「a」と「b」との間隔を絞りの1
/8段相当としている。開放状態検出スイッチの目的か
らすると絞りの状態が開放口径になっているか、もしく
は絞り羽根が小絞り側に出ているかの判別をすれば良
い。しかしこれらの信号はメカニカルに信号を作り出す
機構、例えば電気的接片方式やパターン上をブラシが切
り換る方法で行うのが一般的である為、なかなか思う位
置(「e」の位置)に合わせる事は困難となる。
置(イニシャル位置)、「d」は開放口径を決定してい
る前述の旋盤口径、「e」は前記開放状態検出スイッチ
が切り換る位置、「f」は前記開放状態検出スイッチの
切り換り可能な範囲、「g」はメカニカルなストッパー
位置でこれ以上ステップモータが回れない位置、であ
る。本実施例では、「a」と「b」との間隔を絞りの1
/8段相当としている。開放状態検出スイッチの目的か
らすると絞りの状態が開放口径になっているか、もしく
は絞り羽根が小絞り側に出ているかの判別をすれば良
い。しかしこれらの信号はメカニカルに信号を作り出す
機構、例えば電気的接片方式やパターン上をブラシが切
り換る方法で行うのが一般的である為、なかなか思う位
置(「e」の位置)に合わせる事は困難となる。
【0028】その為従来では上記スイッチの切り換り位
置に調整範囲「f」をもたせ、調整を容易にしてある
が、本実施例ではスイッチ切り換りの無調整化を行う為
にスイッチバネ25等の切り換り精度に寄与する部品精
度を考慮してスイッチ切り換り許容範囲を「f」の約3
倍の「i」にしている。
置に調整範囲「f」をもたせ、調整を容易にしてある
が、本実施例ではスイッチ切り換りの無調整化を行う為
にスイッチバネ25等の切り換り精度に寄与する部品精
度を考慮してスイッチ切り換り許容範囲を「f」の約3
倍の「i」にしている。
【0029】一方、従来の絞り駆動制御手段では、絞り
駆動後開放へ戻す際、バルブ撮影等の関係により、絞り
駆動量を記憶する事が出来ない。この為、開放へ戻す駆
動量は未知となり、開放状態検出スイッチが切り換る
(「f」の範囲で切り換る)まで図1に示すコイル1
4、コイル15への通電を行い、開放状態検出スイッチ
がONからOFFになった事をマイクロコンピューター
11で検出し、又、同時に現在のコイル14,15への
入力通電相を検出し、図4の「c」のイニシャル通電相
まで通電を行って絞りを待機させている。この動作が開
放側への絞り駆動である。
駆動後開放へ戻す際、バルブ撮影等の関係により、絞り
駆動量を記憶する事が出来ない。この為、開放へ戻す駆
動量は未知となり、開放状態検出スイッチが切り換る
(「f」の範囲で切り換る)まで図1に示すコイル1
4、コイル15への通電を行い、開放状態検出スイッチ
がONからOFFになった事をマイクロコンピューター
11で検出し、又、同時に現在のコイル14,15への
入力通電相を検出し、図4の「c」のイニシャル通電相
まで通電を行って絞りを待機させている。この動作が開
放側への絞り駆動である。
【0030】図5に本実施例におけるコイル通電のタイ
ミングチャートを示す。
ミングチャートを示す。
【0031】図5の横軸はパルス数(又は時間)、縦軸
には通電がONかOFFかを示してあり、そのタイミン
グチャートに通電方向A,B,- A,- Bの状態を表記
し、最下段には図4の「c」のイニシャル通電相を示
す。A,B,- A,- Bの組み合せによりA〜- BAま
での8通りの組み合せが出来る。この時の1通りの組み
合せを1パルスにカウントする様にしてある。つまり9
パルス以後はまた1パルス目の位相分を通電する事によ
りロータマグネット21を任意の角度まで回転させる事
が出来る。
には通電がONかOFFかを示してあり、そのタイミン
グチャートに通電方向A,B,- A,- Bの状態を表記
し、最下段には図4の「c」のイニシャル通電相を示
す。A,B,- A,- Bの組み合せによりA〜- BAま
での8通りの組み合せが出来る。この時の1通りの組み
合せを1パルスにカウントする様にしてある。つまり9
パルス以後はまた1パルス目の位相分を通電する事によ
りロータマグネット21を任意の角度まで回転させる事
が出来る。
【0032】次に、従来の絞り駆動制御手段に於いて、
開放状態検出スイッチの切り換り許容範囲が「i」にな
った時の問題点を図4を基に説明する。
開放状態検出スイッチの切り換り許容範囲が「i」にな
った時の問題点を図4を基に説明する。
【0033】絞り駆動後、絞りを開放へ戻す際、開放状
態検出スイッチの切り換り範囲が図4「i」の範囲の
「j」点で仮に切り換るとすると、マイクロコンピュー
ター11はスイッチが切り換った事を検出し、同時に現
在のコイルへの入力通電相を検出すると共に、イニシャ
ル通電相まで通電を行う。この場合、例えば静的な見方
をすれば、「k」への入力通電後にスイッチは切り換る
わけだから「c」のA→- Aの通電を行えば良い。しか
しながら、実際の絞り駆動中は、電気的な入力通電相に
比べ、スイッチの切り換りに寄与するメカ相が遅れる
為、どうしても「c」以降(「L」−「c」間及び
「L」−「m」間)で切り換る事になる。この為、仮に
「m」−「L」間で切り換った場合、入力通電相は
「L」つまり、B→-B,A→- Aの通電相のため、A
→- Aのイニシャル通電相まで通電を行う事になる。つ
まり、「c」の8パルス先の「n」まで通電を行う。し
かしながら「g」のメカニカルストッパーがある為、こ
れ以上動けず、当たりながら振動を繰り返す結果とな
り、連写中などは誤動作とカメラが判断し、「bc表
示」でカメラシーケンスが止まる結果となる。
態検出スイッチの切り換り範囲が図4「i」の範囲の
「j」点で仮に切り換るとすると、マイクロコンピュー
ター11はスイッチが切り換った事を検出し、同時に現
在のコイルへの入力通電相を検出すると共に、イニシャ
ル通電相まで通電を行う。この場合、例えば静的な見方
をすれば、「k」への入力通電後にスイッチは切り換る
わけだから「c」のA→- Aの通電を行えば良い。しか
しながら、実際の絞り駆動中は、電気的な入力通電相に
比べ、スイッチの切り換りに寄与するメカ相が遅れる
為、どうしても「c」以降(「L」−「c」間及び
「L」−「m」間)で切り換る事になる。この為、仮に
「m」−「L」間で切り換った場合、入力通電相は
「L」つまり、B→-B,A→- Aの通電相のため、A
→- Aのイニシャル通電相まで通電を行う事になる。つ
まり、「c」の8パルス先の「n」まで通電を行う。し
かしながら「g」のメカニカルストッパーがある為、こ
れ以上動けず、当たりながら振動を繰り返す結果とな
り、連写中などは誤動作とカメラが判断し、「bc表
示」でカメラシーケンスが止まる結果となる。
【0034】本発明では、開放状態検出スイッチの無調
整化を行い、スイッチの切り換りがばらついても、カメ
ラが「bc表示」で止まる事のない電磁駆動絞り装置を
提供する事を目的とし、従って本発明の装置では「P」
〜「c」間又は「P」〜「n」間でスイッチが切り換っ
た時は、現在の入力通電相がいかなる通電相であって
も、すぐにA→- Aのイニシャル通電を行う事によりメ
カ相が電気相よりも遅れても「n」の通電相まで制御す
る事なく、「c」の通電相の位置に止まる事が出来る。
又、「c」のイニシャル通電相は、数msecの直流通
電を行う為、ロータマグネットがあばれて飛び出す事は
ない。
整化を行い、スイッチの切り換りがばらついても、カメ
ラが「bc表示」で止まる事のない電磁駆動絞り装置を
提供する事を目的とし、従って本発明の装置では「P」
〜「c」間又は「P」〜「n」間でスイッチが切り換っ
た時は、現在の入力通電相がいかなる通電相であって
も、すぐにA→- Aのイニシャル通電を行う事によりメ
カ相が電気相よりも遅れても「n」の通電相まで制御す
る事なく、「c」の通電相の位置に止まる事が出来る。
又、「c」のイニシャル通電相は、数msecの直流通
電を行う為、ロータマグネットがあばれて飛び出す事は
ない。
【0035】又、「p」−「p」間で、スイッチが切り
換った時には、すぐにイニシャル通電を行うと、「r」
点切り換りの場合、8個小絞り側のイニシャル通電相、
「q」に行く可能性がある為、従来通り、現在の入力通
電相を検出してイニシャル通電相まで通電を行う。
換った時には、すぐにイニシャル通電を行うと、「r」
点切り換りの場合、8個小絞り側のイニシャル通電相、
「q」に行く可能性がある為、従来通り、現在の入力通
電相を検出してイニシャル通電相まで通電を行う。
【0036】又、スイッチの切り換りが「p」−「n」
間あるいは「p」−「r」間どちら側の切り換りである
かを判別する為の基準通電相は、例えば絞り部の負荷等
を考慮してメカ相の遅れから決定しても良い。
間あるいは「p」−「r」間どちら側の切り換りである
かを判別する為の基準通電相は、例えば絞り部の負荷等
を考慮してメカ相の遅れから決定しても良い。
【0037】前記第1実施例では絞りを開放へ戻す際、
例えば小絞り付近の位置から開放へ戻す時の開放状態検
出スイッチ切り換り付近の入力通電相に対するメカ相の
遅れ量と開放付近の位置から開放へ戻す時の開放状態検
出スイッチ切り換り付近の入力通電相に対するメカ相の
遅れ量がそれぞれ異なり、特に立ち上がり時の入力通電
相に対するメカ相の遅れが大きい為、開放状態検出スイ
ッチの切り換り位置の入力通電相が基準通電相より前側
(開放側)の通電相と判別すると、ただちにイニシャル
通電を行う為、本来のイニシャル位置に戻らずに本来の
イニシャル位置より8個小絞り側の同通電相位置に停止
するという不具合を起す可能性があった。このような不
具合を起さぬようにするために、以下に説明する本発明
の第2実施例は、絞り駆動段数により最適な基準通電相
を判別し、絞り駆動立ち上がり時等に見られる入力通電
相に対するメカ相の遅れがあっても、本来のイニシャル
位置に絞りを停止させるように構成したことを特徴とす
るものである。
例えば小絞り付近の位置から開放へ戻す時の開放状態検
出スイッチ切り換り付近の入力通電相に対するメカ相の
遅れ量と開放付近の位置から開放へ戻す時の開放状態検
出スイッチ切り換り付近の入力通電相に対するメカ相の
遅れ量がそれぞれ異なり、特に立ち上がり時の入力通電
相に対するメカ相の遅れが大きい為、開放状態検出スイ
ッチの切り換り位置の入力通電相が基準通電相より前側
(開放側)の通電相と判別すると、ただちにイニシャル
通電を行う為、本来のイニシャル位置に戻らずに本来の
イニシャル位置より8個小絞り側の同通電相位置に停止
するという不具合を起す可能性があった。このような不
具合を起さぬようにするために、以下に説明する本発明
の第2実施例は、絞り駆動段数により最適な基準通電相
を判別し、絞り駆動立ち上がり時等に見られる入力通電
相に対するメカ相の遅れがあっても、本来のイニシャル
位置に絞りを停止させるように構成したことを特徴とす
るものである。
【0038】なお、以下に説明する第2実施例の装置の
機械的構造と表面的な電気的構成は第1実施例と同じで
あるため、以下には第1実施例と異る制御手段等の構成
及び機能についてのみ説明する。
機械的構造と表面的な電気的構成は第1実施例と同じで
あるため、以下には第1実施例と異る制御手段等の構成
及び機能についてのみ説明する。
【0039】本実施例の電磁駆動絞り装置を有したズー
ムレンズ及びカメラ本体の各部の動作を図6のフローチ
ャート図に従って説明する。図6においてステップ#2
で各アクチュエータ及びカウンタその他がリセットされ
る。ステップ#3でまず、カメラの側光回路3で側光を
行い、側光された光量をステップ#4でフィルム感度、
シャッタースピード、絞り値の各要素を考慮して周知の
様に演算し、絞り段数を決定する。マイクロコンピュー
ター5により決定され、撮影レンズ内のマイクロコンピ
ューター11に絞り駆動命令を送る。
ムレンズ及びカメラ本体の各部の動作を図6のフローチ
ャート図に従って説明する。図6においてステップ#2
で各アクチュエータ及びカウンタその他がリセットされ
る。ステップ#3でまず、カメラの側光回路3で側光を
行い、側光された光量をステップ#4でフィルム感度、
シャッタースピード、絞り値の各要素を考慮して周知の
様に演算し、絞り段数を決定する。マイクロコンピュー
ター5により決定され、撮影レンズ内のマイクロコンピ
ューター11に絞り駆動命令を送る。
【0040】絞り駆動命令を受けた撮影レンズ内のマイ
クロコンピューター11はステップ#5でカメラ側から
の絞り段数をステップモータ16の駆動ステップに変換
する。
クロコンピューター11はステップ#5でカメラ側から
の絞り段数をステップモータ16の駆動ステップに変換
する。
【0041】更にステップ#5A及び#5Bで、カメラ
側からの絞り段数及び駆動ステップ数から基準通電相
が、撮影レンズ内のマイクロコンピューター11によ
り、判別される。更にステップ#6でズームブラシ12
の信号により撮影レンズ2の焦点距離を検知し、焦点距
離及び開放Fナンバーに合った助走絞り駆動量を判別す
る。これは、ステップ#7,#8,#9で行われ、撮影
レンズ内のマイクロコンピューター11により(絞り段
数+助走絞り駆動量)の演算を行い(ステップ#1
0)、トータルの駆動ステップ数だけ、コイル14、コ
イル15のどちら方向に通電するかを決定する事によ
り、絞り駆動回路10で、ステップモータ16が任意の
量だけ駆動される。これは、ステップ#11で行われ
る。
側からの絞り段数及び駆動ステップ数から基準通電相
が、撮影レンズ内のマイクロコンピューター11によ
り、判別される。更にステップ#6でズームブラシ12
の信号により撮影レンズ2の焦点距離を検知し、焦点距
離及び開放Fナンバーに合った助走絞り駆動量を判別す
る。これは、ステップ#7,#8,#9で行われ、撮影
レンズ内のマイクロコンピューター11により(絞り段
数+助走絞り駆動量)の演算を行い(ステップ#1
0)、トータルの駆動ステップ数だけ、コイル14、コ
イル15のどちら方向に通電するかを決定する事によ
り、絞り駆動回路10で、ステップモータ16が任意の
量だけ駆動される。これは、ステップ#11で行われ
る。
【0042】更に、ステップ#12でフォーカルプレン
シャッター6等を作動させ、周知の通り撮影を行う。
シャッター6等を作動させ、周知の通り撮影を行う。
【0043】撮影終了後、ステップ#13で、カメラか
らの開放側への絞り駆動命令を受け、撮影レンズ内マイ
クロコンピュータ11は、開放側への絞り駆動命令を出
す。
らの開放側への絞り駆動命令を受け、撮影レンズ内マイ
クロコンピュータ11は、開放側への絞り駆動命令を出
す。
【0044】なお、本実施例において、前記第1実施例
の説明で使用した図1及び図3並びに図5を準用するこ
ととし、従って、第1実施例と同じ機能及び動作の説明
は省略する。
の説明で使用した図1及び図3並びに図5を準用するこ
ととし、従って、第1実施例と同じ機能及び動作の説明
は省略する。
【0045】次に、図7を参照して本実施例における機
能及び動作と前記第1実施例の機能及び動作との相異点
を説明する。
能及び動作と前記第1実施例の機能及び動作との相異点
を説明する。
【0046】図7において、前記第1実施例では「p」
〜「c」間又は、「p」〜「n」間でスイッチが切り換
った時は現在の入力通電相がいかなる通電相であっても
すぐにA→- Aのイニシャル通電を行う事により、
「n」の通電相まで制御しない様にしてある。
〜「c」間又は、「p」〜「n」間でスイッチが切り換
った時は現在の入力通電相がいかなる通電相であっても
すぐにA→- Aのイニシャル通電を行う事により、
「n」の通電相まで制御しない様にしてある。
【0047】しかしながら、開放付近の絞り段数時は、
絞りの立ち上がり特性の関係上、メカ相が電気相に対し
て著しく遅れる為、例えば、「s」の位置まで絞り駆動
後、開放へ戻す時、図1のコイル14,15に順次通電
を行い駆動するが、メカ相の遅れの為、「p」の通電相
に通電しても絞りはまだ動いていない状態となる。更に
開放状態検出スイッチの切り換り位置が「r」位置だと
する、スイッチ切り換り後「c」の通電相をただちにイ
ニシャル通電する為、本来のイニシャル通電相である
「c」の位置に戻らず、同じ通電相である「a」の位置
に引き寄せられてしまう。
絞りの立ち上がり特性の関係上、メカ相が電気相に対し
て著しく遅れる為、例えば、「s」の位置まで絞り駆動
後、開放へ戻す時、図1のコイル14,15に順次通電
を行い駆動するが、メカ相の遅れの為、「p」の通電相
に通電しても絞りはまだ動いていない状態となる。更に
開放状態検出スイッチの切り換り位置が「r」位置だと
する、スイッチ切り換り後「c」の通電相をただちにイ
ニシャル通電する為、本来のイニシャル通電相である
「c」の位置に戻らず、同じ通電相である「a」の位置
に引き寄せられてしまう。
【0048】本実施例では、絞り段数の違い(メカ相の
遅れ)により、基準通電相を判別し、例えば、開放付近
の絞り段数時は、「k」の通電相を基準通電相として、
「k」−「r」間で切り換った場合は、現在の入力通電
相を検出してイニシャル通電相まで順次通電を行い、
「c」のイニシャル通電相は数msecの直流通電を行
う為、途中で止まる事は無い。
遅れ)により、基準通電相を判別し、例えば、開放付近
の絞り段数時は、「k」の通電相を基準通電相として、
「k」−「r」間で切り換った場合は、現在の入力通電
相を検出してイニシャル通電相まで順次通電を行い、
「c」のイニシャル通電相は数msecの直流通電を行
う為、途中で止まる事は無い。
【0049】又、小絞り付近の絞り段数時は、従来通
り、「p」の通電相を基準通電相として、図7の「p」
〜「c」間又は「p」〜「n」間でスイッチが切り換っ
た時は現在の入力通電相がいかなる通電相であっても、
すぐにA→- Aのイニシャル通電を行う事によりメカ相
が電気相よりも遅れても「n」の通電相まで制御する事
なく「c」の通電相の位置に止まる事が出来る。又
「c」のイニシャル通電相は、数msecの直流通電を
行う為、ロータマグネットがあばれて飛び出す事はな
い。
り、「p」の通電相を基準通電相として、図7の「p」
〜「c」間又は「p」〜「n」間でスイッチが切り換っ
た時は現在の入力通電相がいかなる通電相であっても、
すぐにA→- Aのイニシャル通電を行う事によりメカ相
が電気相よりも遅れても「n」の通電相まで制御する事
なく「c」の通電相の位置に止まる事が出来る。又
「c」のイニシャル通電相は、数msecの直流通電を
行う為、ロータマグネットがあばれて飛び出す事はな
い。
【0050】又、「p」−「r」間でスイッチが切り換
った時には、すぐにイニシャル通電を行うと、「r」点
切り換りの場合、8個小絞り側のイニシャル通電相
「q」に行く可能性がある為、従来通り、現在の入力通
電相を検出してイニシャル通電相まで通電を行う。
った時には、すぐにイニシャル通電を行うと、「r」点
切り換りの場合、8個小絞り側のイニシャル通電相
「q」に行く可能性がある為、従来通り、現在の入力通
電相を検出してイニシャル通電相まで通電を行う。
【0051】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、絞
り駆動制御手段に改良を加える事により、無調整な開放
状態検出スイッチを有する電磁駆動絞り装置(露光量調
整装置)が提供出来る。
り駆動制御手段に改良を加える事により、無調整な開放
状態検出スイッチを有する電磁駆動絞り装置(露光量調
整装置)が提供出来る。
【0052】更に、カメラが「bc」表示で止まる事の
ない、信頼性の高いカメラシーケンスが得られる。
ない、信頼性の高いカメラシーケンスが得られる。
【図1】本発明の第1実施例の電磁駆動絞り装置を内蔵
したズームレンズとカメラ本体とを示した概略回路図。
したズームレンズとカメラ本体とを示した概略回路図。
【図2】フローチャート。
【図3】該電磁駆動絞り装置の組立図。
【図4】該電磁駆動絞り装置の駆動源である1−2相通
電ステップモータの停止位置と絞り口径との関係を示し
た図。
電ステップモータの停止位置と絞り口径との関係を示し
た図。
【図5】ステップモータの通電タイミング図。
【図6】本発明の第2実施例の電磁駆動絞り装置の動作
のフローチャート。
のフローチャート。
【図7】第2実施例の電磁駆動絞り装置の駆動源である
1−2相通電ステップモータの停止位置と絞り口径との
関係を示した図。
1−2相通電ステップモータの停止位置と絞り口径との
関係を示した図。
1…カメラ本体 2…ズームレンズ(又
はシングルレンズ) 9…電磁駆動絞り装置本体 10…絞り駆動回路 11…撮影レンズ内マイクロコンピューター 13…開放状態検出スイッチ 14,15…コイル 25…スイッチバネ 26…スイッチピン
はシングルレンズ) 9…電磁駆動絞り装置本体 10…絞り駆動回路 11…撮影レンズ内マイクロコンピューター 13…開放状態検出スイッチ 14,15…コイル 25…スイッチバネ 26…スイッチピン
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の遮光羽根を駆動するステップモー
タと、該遮光羽根による光路孔の前回状態を検知するた
めの全開状態検出手段と、を有する露光量調節装置にお
いて、該光路孔が絞られた状態から該光路孔が全開状態
に変化する際に該全開状態検出手段がONもしくはOF
Fになっているかを検出する第一の検出手段と、該全開
状態検出手段がOFFからONもしくはONからOFF
へ変化した時の該ステップモータへの入力通電相を検出
する第二の検出手段と、該入力通電相が基準通電相の前
後どちら側の通電相であるかを判別する入力通電相判別
手段と、該入力通電相が該基準通電相より後側の通電相
であった時には引き続きイニシャル通電相まで順次該ス
テップモータに通電し、該入力通電相が基準通電相より
前側の通電相であった時には直ちにイニシャル通電相で
該ステップモータに通電するステップモータ制御手段
と、を有していることを特徴とする露光量調節装置。 - 【請求項2】 複数の遮光羽根を駆動するステップモー
タと、該遮光羽根による光路孔の全開状態を検知するた
めの全開状態検出手段と、を有する露光量調節装置にお
いて、 該光路孔が絞られた状態から該光路孔が全開状態に変化
する際に該全開状態検出手段がONもしくはOFFにな
っているかを検出する第一の検出手段と、該全開状態検
出手段がOFFからONもしくはONからOFFへ変化
した時の該ステップモータへの入力通電相を検出する第
二の検出手段と、該入力通電相が基準通電相の前後どち
ら側の通電相であるかを判別する入力通電相判別手段
と、カメラ等の光学機器の制御回路から発せられる駆動
段数命令により該基準通電相が何であるかを判別する基
準通電相判別手段と、 該入力通電相が該基準通電相より後側の通電相であった
時には引き続きイニシャル通電相まで順次該ステップモ
ータに通電し、該入力通電相が基準通電相より前側の通
電相であった時には直ちにイニシャル通電相で該ステッ
プモータに通電するステップモータ制御手段と、を有し
ていることを特徴とする露光量調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22140992A JPH0667254A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 露光量調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22140992A JPH0667254A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 露光量調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667254A true JPH0667254A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16766290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22140992A Pending JPH0667254A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 露光量調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667254A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002107791A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Canon Inc | ステッピングモータ駆動装置およびこれを備えた装置、光量調節装置、光学機器 |
JP2012078690A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-04-19 | Canon Inc | 光量調節装置 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP22140992A patent/JPH0667254A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002107791A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Canon Inc | ステッピングモータ駆動装置およびこれを備えた装置、光量調節装置、光学機器 |
JP2012078690A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-04-19 | Canon Inc | 光量調節装置 |
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