JPH08307527A - ユーザデータの試験方法及び通信サービスの提供方法 - Google Patents

ユーザデータの試験方法及び通信サービスの提供方法

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JPH08307527A
JPH08307527A JP10569595A JP10569595A JPH08307527A JP H08307527 A JPH08307527 A JP H08307527A JP 10569595 A JP10569595 A JP 10569595A JP 10569595 A JP10569595 A JP 10569595A JP H08307527 A JPH08307527 A JP H08307527A
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Hiroyuki Seki
裕之 関
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健二 金井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 呼処理を停止せずにユーザデータを試験す
る。 【構成】 交換機の試験端子に対応するエリアのデータ
を一時退避エリアに複写し、次に試験すべきユーザデー
タを試験端子に対応するエリアに複写し、交換機保守監
視試験装置20の割り込み端子を試験端子とする。ま
た、交換機の空き端子に対応したエリアに試験すべきユ
ーザデータを複写し、監視試験装置20の割り込み端子
を空き端子とする。この結果、ユーザ端子に割り込むこ
となくユーザデータに基づく呼の接続試験を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規に登録されたユー
ザデータの正常性を確認するユーザデータの試験方法及
び上記ユーザデータを使用して通信サービスを提供する
通信サービスの提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】新規に登録するユーザデータの正常性を
確認する場合は、ユーザの収容位置に割り込んで接続試
験を実施する網内エンドツーエンド(End to E
nd)の発着信接続試験(EET試験)を行う必要があ
る。このような発着信接続試験の方法について簡単に説
明する。まず、試験用端末からユーザの電話番号を指定
して発着信接続試験のコマンドを投入する。すると試験
用端末から交換機保守監視試験装置に発着信接続試験が
指示され、交換機保守監視試験装置から交換機に対しユ
ーザの電話番号への割り込み要求が送出され、交換機で
はユーザの電話番号に対応した収容位置に対し割り込み
が実行される。ここで、「ユーザの収容位置に割り込
む」というのは、交換機の回線スイッチをユーザ端末側
から監視試験装置側に接続替えすることであり、この割
り込みによりユーザ端末は交換機から切り離される。
【0003】こうして発着の各交換機で割り込みポイン
トを設定した後、所定の試験用疑似端末から呼を発生さ
せ、あたかもユーザが発信したように疑似発信させる。
そして、着側交換機のユーザ端子を経由して所定の試験
用疑似端末でこの呼を受信し正常に呼が接続されるか否
かの試験を実施する。その後、所定の発着信試験が終了
すると、前記割り込みを解除して交換機の回線スイッチ
を監視試験装置側からユーザ端末側に接続替えすること
で、交換機に再度ユーザ端末を接続する。
【0004】次にユーザデータを使用して呼処理を行う
サービスを契約者に提供するには、サービス用のユーザ
データを交換機に設定するSO工事の後に、ユーザデー
タを確認するための発着信接続試験が必要になる。この
サービス提供方法を簡単に説明する。まず所定の登録用
端末からユーザデータの登録指示を示す登録コマンドを
投入する。すると、交換機保守監視装置を介し交換機の
ユーザデータ記憶部にユーザデータが直接登録され、登
録完了のメッセージが登録用端末へ表示される。この登
録完了を確認した保守者は、所定の試験用端末からユー
ザの電話番号を指定して発着信接続試験のコマンドを投
入する。
【0005】すると、上述したように試験用端末から監
視試験装置に発着信接続試験が指示され、監視試験装置
から送出された割り込み要求によって、交換機ではユー
ザの電話番号に対応した回線スイッチをユーザ端末側か
ら監視試験装置側に接続替えして試験ルートを設定す
る。その後、所定の試験用疑似端末から呼を発生させ、
あたかもユーザが発信したように疑似発信させる。そし
て、着側交換機のユーザ端子を経由して所定の試験用疑
似端末でこの呼を受信して正常に呼が接続されるか否か
等の試験を実施する。こうして所定の発着信接続試験が
終了すると、前記割り込みを解除して交換機の回線スイ
ッチを監視試験装置側から再度ユーザ端末を接続し、サ
ービスを契約者に提供する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の発着
信接続試験では、試験時間が限られ任意の時間に試験す
ることができない。即ち、この発着信接続試験はユーザ
端末を交換機から切り離して実施するため、ユーザが通
信を行っていない例えば休日や夜間時間帯等に試験を行
う必要があるという問題があり、また、このような時間
帯には試験が集中するという問題もあった。また、試験
中には、上述したようにユーザ端末が使用不可になるこ
とから、試験実施に先だってユーザの了解を得る煩わし
い作業が必要になるという問題があった。また、監視試
験装置では1試験毎に試験用端末からコマンドを投入し
ており、複数の試験項目がある場合は複数回の試験コマ
ンドを投入しなければならないことから、保守者の負担
が増大するという問題があった。
【0007】また、ユーザデータを使用して呼処理を行
い通信サービスを契約者に提供するには、通信サービス
用のユーザデータを交換機に設定するSO工事後に、設
定内容を確認するための発着信接続試験が必要である。
このような場合、SO工事により未確認のユーザデータ
を交換機のユーザデータ記憶部に直接登録しなければな
らないこと、及び上述したように「ユーザの収容位置に
割り込む」ために割り込みによりユーザ端末は交換機か
ら切り離されていることから、この発着信接続試験が終
了するまでの間はユーザ端末は使用できないという問題
があった。
【0008】また、上述したようにSO工事中及び発着
信接続試験中はユーザ端末の発着信ができないことか
ら、通信サービスの変更等の作業は、休日または夜間等
のユーザが使用していない時間帯に行われ、従ってこれ
らの時間帯はユーザデータの変更工事が集中するという
問題があった。特に、通信サービスによっては複数のユ
ーザのユーザデータを変更する必要があるため、呼処理
を停止せずにユーザデータを試験でき、しかも複数のユ
ーザデータを一括して変更・登録可能な方法の開発が要
望されていた。従って本発明は、呼処理を停止せずにユ
ーザデータを試験することを目的とする。また、呼処理
を停止せずにユーザデータを試験すると共に、複数のユ
ーザデータを一括して変更・登録することにより業務稼
働の平準化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために第1の発明は、試験端子を備えた交換機におい
て、この試験端子の収容位置に対応したユーザデータを
一時退避エリアに複写し、次に試験すべきユーザデータ
を試験端子の収容位置に対応したデータエリアに複写し
交換機保守監視試験装置の割り込み端子を上記試験端子
とするようにした方法である。また、第2の発明は、ユ
ーザ端末が収容されていない空き端子(未使用端子)に
対応したデータエリアに試験すべきユーザデータを複写
し、交換機保守監視試験装置の割り込み端子を空き端子
とするようにした方法である。また、第3の発明は、試
験すべきユーザデータ(被試験ユーザデータ)が複写さ
れた試験端子に対応するユーザデータ記憶部のデータに
コピー表示を設定し、交換機は発着信接続試験による試
験呼が発生した場合、被試験ユーザデータにコピー表示
があればこの発着信接続試験呼を試験端子に複写した被
試験ユーザデータによって呼処理を行い、発着信接続試
験以外の試験呼が発生した場合は、この試験を実行しな
いように制御する方法である。また、第4の発明は、交
換機保守監視試験装置に指示を与える試験用端末に第1
及び第2の発明に記載したユーザデータの複写・解除を
連続して指示する複数試験の実行手順を登録し、ユーザ
データの複写・解除を連続して監視試験装置に指示し、
交換機保守監視試験装置は前記指示に基づいて所定の割
り込み設定及び割り込み解除を交換機に要求し、交換機
は前記要求に基づいて第1及び第2の発明に記載したユ
ーザデータの複写・解除を実行するようにした方法であ
る。
【0010】また、第5の発明は交換機の空き端子また
は試験用端子に対応したデータエリアに試験しようとす
るユーザデータを複写し、交換機保守監視試験装置をこ
の空き端子または試験用端子に割り込ませるように設定
して発着信接続試験を行い、次に試験したユーザデータ
を所定のユーザデータエリアに設定する処理では、前記
発着信接続試験により確認したユーザデータと指定時刻
とを登録用端末から交換機の予備記憶エリア(事前登録
エリア)に登録して、指定時刻に予備記憶エリアから所
定のユーザデータエリアにユーザデータを複写するよう
にした方法である。また、第6の発明は、第5発明の発
着信接続試験の手順に代えて複数のユーザデータの発着
信接続試験を自動的に実行する実行手順を備えた発明で
あって、交換機の空き端子または試験端子に対応したデ
ータエリアに試験対象のユーザデータを複写し、次に交
換機保守監視試験装置をこの空き端子または試験端子に
割り込ませるように設定して発着信接続試験を行い、次
にユーザデータを解除するという一連の手順を、複数の
ユーザデータについて逐一実行する上記実行手順を交換
機保守監視試験装置に指示を与える試験用端末に登録
し、交換機保守監視試験装置はこの実行手順に基づいて
所定の割り込み設定、発着信接続試験、割り込み解除を
順次行い、試験結果を試験用端末に出力するようにした
方法である。
【0011】
【作用】第1の発明は、交換機の試験端子に対応するユ
ーザデータを一時退避エリアに複写し、次に試験すべき
ユーザデータを試験端子に対応するエリアに複写し、交
換機保守監視試験装置の割り込み端子を試験端子とす
る。この結果、ユーザ端子に割り込むことなくユーザデ
ータに基づく呼の接続試験を行うことができる。また、
第2の発明は、空き端子に対応したユーザデータのエリ
アに、試験すべきユーザデータを複写し、交換機保守監
視試験装置の割り込み端子は空き端子とする。この結
果、第1の発明と同様にユーザ端子に割り込むことなく
ユーザデータに基づく呼の接続試験を行うことができる
と共に、試験専用の端子が他の試験によって占有されて
いる場合でも空き端子を用いて発着信接続試験を行うこ
とができる。また、第3の発明は、複写された試験端子
に対応するユーザデータ(被試験ユーザデータ)にコピ
ー表示を設定し、交換機は、発着信接続試験以外の試験
呼が発生すると、この試験呼を実行しないように制御す
る。この結果、試験端子を用いて他の試験を行った場
合、試験端子に複写された被試験ユーザデータによって
他の試験を実行して「試験NG」となるような不都合を
解消することができる。
【0012】また、第4の発明は交換機保守監視試験装
置に指示を与える試験用端末にユーザデータの複写・解
除を連続して指示する複数試験の実行手順を登録し、ユ
ーザデータの複写・解除を連続して交換機保守監視試験
装置に指示し、交換機保守監視試験装置はこの指示に基
づいて所定の割り込み設定及び割り込み解除を交換機に
要求し、交換機はこの要求に基づいてユーザデータの複
写・解除を実行する。即ち、試験用端末で複数試験の実
行手順を作成して格納しておき、試験時には実行手順が
終了するまで交換機に試験コマンドを連続して送出す
る。つまりこの実行手順は、米国マイクロソフト社製の
「MS−DOS」のバッチファイルに良く似たものであ
る。
【0013】この実行手順は、第1及び第2の発明を複
数回自動的に実行するように記述しており、試験端末は
この実行手順に基づいて、ユーザデータU1の複写→試
験実施→ユーザデータU1の削除→ユーザデータU2の
複写→試験実施→ユーザデータU2の削除→・・・→ユ
ーザデータUnの複写→試験実施→ユーザデータUnの
削除という手順で交換機保守監視試験装置にユーザデー
タの複写・解除を指示し、交換機保守監視試験装置は実
行手順に基づき交換機に割り込んで設定・解除を要求
し、交換機はこの要求に基づいてユーザデータの複写・
解除を実行する。従って、従来保守者が試験用端末から
交換機に逐一指示していた試験を自動的にかつ連続して
実行できるため、保守者が逐一指示する必要がなくな
る。従って、保守者が退社するときに実行手順を試験用
端末から指示して交換機保守監視試験装置で自動的に実
行させ試験結果を翌日確認するといったバッチ処理が可
能になる。
【0014】また、第5の発明は、交換機の空き端子ま
たは試験端子に対応したデータエリアに試験対象のユー
ザデータを複写し、交換機保守監視試験装置をこの空き
端子または試験端子に割込ませるように設定して発着信
接続試験をユーザデータについて行い、次に発着信接続
試験により確認した複数のユーザデータと指定時刻とを
指定時刻以前に登録用端末から交換機の予備記憶エリア
に登録し、指定時刻に予備記憶エリアから所定のユーザ
データエリアにユーザデータを複写する。この結果、空
き端子または試験端子に割り込みをかけて発着信接続試
験を行うので、ユーザ端末は交換機に接続した状態とす
ることができ、旧のユーザデータを用いて呼処理を行う
ことができると共に、試験しようとするユーザデータを
用いて発着信接続試験を並行して実行できる。つまり、
発着信接続試験は24時間いつでも実施できる。また、
発着信接続試験の後にSO工事を行うようにし、SO工
事も指定時刻に交換機の予備記憶エリアから所定エリア
にユーザデータを複写するので、旧のユーザデータから
新のユーザデータへの切り替えは瞬時に行うことがで
き、一般の通話に影響を及ぼす恐れが少ない。従って、
新たな通信サービスを提供する場合、呼処理を停止する
ことなくユーザデータの試験及びユーザデータの変更・
登録を行うことができる。
【0015】また、第6の発明は、交換機の空き端子ま
たは試験端子に対応したデータエリアに試験対象のユー
ザデータを複写し、交換機保守監視試験装置をこの空き
端子または試験端子に割り込ませるように設定して発着
信接続試験を行い、次にユーザデータを解除するという
一連の手順を、複数のユーザデータについて逐一実行す
る実行手順を試験用端末に登録し、試験用端末はこの実
行手順に基づき交換機保守監視試験装置を制御し、監視
監視装置は所定の割り込み設定、発着信接続試験、割り
込み解除を順次行い、試験結果を試験用疑似端末に出力
する。従って、上記実行手順に基づいて自動的に発着信
接続試験ができることから、試験用端末に操作者がいな
くても複数のユーザデータについて試験を実施でき業務
稼働を低減できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明を適用した交換システムの一実施例を
示すブロック図である。同図において、11は発側交換
機、12は着側交換機、13〜16は中継交換機であ
る。また、発側交換機11には、LAN17が接続さ
れ、LAN(ローカルエリアネットワーク)17には交
換機の保守及び試験を行うための交換機保守監視試験装
置20が接続されている。また、交換機保守監視試験装
置20には交換機にデータを登録するための登録用端末
19と、交換機の試験を指示する保守用端末(試験用端
末;以下、保守端末)21とが接続され、かつ交換機保
守監視試験装置20内には試験呼を発生する試験用疑似
端末22が収容されている。
【0017】次に以上のように構成された交換システム
の要部動作の概要を図2の説明図を用いて説明する。い
ま、発側交換機11には一般加入者端末であるユーザ端
末Aが接続され、着側交換機には同様に一般加入者端末
であるユーザ端末Bが接続されているものとする。この
場合、発側交換機11には、ユーザ端末Aの電話番号に
対応したユーザデータエリアが設けられており、また内
部に設けられた回線スイッチは交換機保守監視試験装置
20からの割り込みにより制御され通信回線をユーザ端
末Aまたは試験用疑似端末22に接続するような構成と
なっている。なお、ユーザ端末Bを収容した着側交換機
12も同様な構成となっており、着側交換機12にはL
AN27を介して交換機保守監視試験装置30が接続さ
れ、交換機保守監視試験装置30には試験用疑似端末3
2が収容されている。
【0018】また、LAN17を介して発側交換機11
に接続される交換機保守監視試験装置20は、保守端末
21の指示を受けると発側交換機11に対し割り込み要
求を送出する。この場合、発側交換機11では、この割
り込み要求を受信すると指定された端子に相当する回線
スイッチを制御してユーザ端末Aを通信回線から切り離
し、交換機保守監視試験装置20内の試験用疑似端末2
2を通信回線に接続する。また、発側交換機11の上述
したユーザデータエリアには、所定の加入者データから
なるユーザデータD0が格納されており、発側交換機1
1では、ユーザ端末Aの発信或いは着信時にこのユーザ
データD0を参照してサービスの可否を判断する。そし
て必要があればサービス制御局(NSP;即ち、図2の
サービス用DB25に相当)に呼処理に関する問い合わ
せを行う。
【0019】このようなユーザデータD0は、図1に示
す登録用端末19により登録変更されることがある。本
発明は、このようなユーザデータD0がユーザデータD
1に登録変更される場合に、この未確認ユーザデータD
1を試験するための手順に関するもので、一般加入者か
ら発生する一般呼の呼処理を継続しながら、未確認ユー
ザデータD1を試験する発着信接続試験を並行して実行
できるようにしたものである。まず、第1の発明は保守
端末21から交換機内の試験端子11Bに割り込み指示
を送出し、交換機では試験端子11Bに該当する回線ス
イッチを制御し試験用疑似端末を通信回線に接続するよ
うにしたものである。
【0020】次に、第2の発明は交換機のユーザ端末が
収容されていない空き端子に対し、保守端末21から割
り込み指示を送出し、交換機ではこの空き端子に該当す
る回線スイッチを制御して通信回線を試験用疑似端末2
2に接続するようにしたものである。なお、第1,第2
の発明では、旧のユーザデータであるユーザデータD0
に第1のコピー中表示を付加している。この第1のコピ
ー中表示により、発着信接続試験呼であれば、試験端子
または空き端子に対応したユーザデータ記憶部に複写し
たユーザデータD1により呼処理を行い、発着信接続試
験呼以外の一般呼であればユーザデータD0により呼処
理を行うようにしている。
【0021】次にこのような本発明の動作を図5のフロ
ーチャートに基づいて説明する。保守者により保守端末
21からコピー試験コマンドが投入されると(ステップ
S1)、各交換機保守監視試験装置を介し発着交換機1
1,12(発側交換機11及び着側交換機12)に対し
コピー登録が指示される(ステップS2)。すると、発
着交換機11,12ではそれぞれ指定された空き端子
(または、試験端子11B,12B)に対応するユーザ
データエリアにユーザデータD1を複写する(ステップ
S3)。
【0022】即ち、第1の発明の場合は図3の説明図及
び図6(a)のフローチャートに示すように、保守端末
21からコピー登録指示を受信すると(ステップS2
1)、まず試験端子11B(試験端子12Bでも同様)
に対応する試験端子データエリアのデータを一時退避エ
リアに複写する(ステップS22)。そして、ユーザ端
末A(ユーザ端末Bでも同様)のユーザデータD1にコ
ピー表示を設定した(ステップS23)後、試験端子デ
ータエリアにユーザデータエリアのユーザデータD1を
複写する(ステップS24)。また、第3の発明の場合
は、その後、試験端子データエリアのデータにコピー表
示を設定する(ステップS25)。なお、被試験ユーザ
データを試験端子データエリア(または、空き端子デー
タエリア)に複写する方法については、図3に示すよう
な、ユーザ端子11Aに対応するユーザデータエリアの
内容をそのまま試験端子11Bに対応する試験端子デー
タエリアに複写する第1の方法、交換機の後述する事前
登録エリアに登録した後に交換機がこの事前登録エリア
から自動的に読み出して試験端子データエリアに複写す
る第2の方法、及び、一旦ユーザデータエリアのデータ
を交換機保守監視試験装置を介して保守端末に吸い上げ
データ変更等の加工を施した後、試験端子データエリア
に複写する第3の方法の3通りの方法がある。
【0023】また、第2の発明の場合は、図3の説明図
に示す試験端子及び試験端子データエリアをユーザ端末
が接続されていない空き端子及び空き端子データエリア
と読み替える。そして試験すべき被試験ユーザデータ
を、この空き端子データエリアに複写しユーザ端子11
Aに対応するユーザデータエリアのデータD0には、コ
ピー表示を設定する。なお、図3において、ユーザデー
タD0を空き端子データエリアに複写するように図示し
ているが、これは例えばユーザデータD0により呼処理
が正常に行えなかったとするユーザからの故障申告に基
づいてユーザデータD0を試験する場合など、ユーザデ
ータエリアのユーザデータを試験端子または空き端子の
ユーザデータ記憶部に複写する例を図示している。な
お、ユーザデータエリアのユーザデータD0と異なるユ
ーザデータD1を試験する場合は、試験用保守端末から
交換機保守監視試験装置を介して試験端子データエリア
または空き端子データエリアにデータを設定する。
【0024】次に再び図5のフローチャートに戻り、保
守端末21から発着信接続試験を示すEET試験コマン
ドを投入すると(ステップS4)、各交換機保守監視試
験装置を介し発着交換機11,12へ発着信接続試験に
よる割り込みが要求される(ステップS5)。この場合
発側交換機11では、割り込み要求を受けて試験端子1
1Bに対応した回線スイッチを制御し通信回線を試験用
疑似端末22に接続する(ステップS6)。そして、複
写したユーザデータD1に基づいて試験呼の処理を行う
(ステップS7)。なお、着側交換機12では図4の説
明図及び図7のフローチャートに示すように迂回着信処
理を行い、図2に示すように、通信回線をLAN27を
介して試験用疑似端末32に接続するため、試験呼は試
験用疑似端末32に着信する。
【0025】即ち、各交換機間で共通線信号網を介して
送受される制御信号の一種であるアドレスメッセージI
AM(Initial Address Messag
e)を着側交換機12で受信すると(ステップS4
1)、交換機12ではIAM内の着信ユーザ番号(DN
1)を翻訳し(ステップS42)、呼がEET試験呼か
である否かを判断する(ステップS43)。ここで、E
ET試験呼でなければ、着信ユーザ電話番号DN1に対
応するユーザ端子12Aを介しユーザ端末Bに着信させ
る(ステップS46)。また、EET試験呼であれば、
試験端子12Bに対応するユーザデータにコピー表示が
設定されているか否かを判断し(ステップS44)、コ
ピー表示設定有りの場合のみ試験端子12Bに着信を迂
回させる(ステップS45)。
【0026】このように、ユーザデータにコピー表示を
設定すれば、EET試験の試験呼は試験端子に迂回さ
せ、それ以外の呼であれば迂回させないように交換機で
接続するため、このコピー表示の設定により試験呼と一
般呼とを並行して処理することが可能になる。次に再び
図5のフローチャートに戻り、EET試験が終了して試
験用疑似端末22及び32から保守端末21へEET試
験終了通知が報告されると、各交換機保守監視試験装置
を介して発着交換機11,12に対し割り込み解除要求
が送出され(ステップS8)、試験端子を試験用疑似端
末側から切り離して割り込みポイントを解除する(ステ
ップS9)。次に保守端末21からコピー解除コマンド
を投入する(ステップS10)と、発着交換機11,1
2に対しコピー解除が指示され、この場合、発着交換機
11,12ではコピー設定表示を解除し試験端子データ
エリアのデータを復元する(ステップS11)。
【0027】以上のステップS8〜S11の具体的な処
理は図6(b)のフローチャートに示してある。即ち、
交換機では、保守端末21からコピー解除指示を受信す
ると(ステップS31)、試験端子を用いた試験を終了
する場合は、一時退避エリアのデータを試験端子データ
エリアへコピーする(ステップS32)。そしてユーザ
データエリアのデータのコピー表示を解除し(ステップ
S33)、試験端子データエリアのデータのコピー表示
を解除する(ステップS34)。なお、空き端子を用い
た試験を終了する場合は、ユーザ端末に対応するユーザ
データエリアのデータのコピー表示を解除すると共に、
空き端子に対応するエリアのデータをクリアしかつその
コピー表示を解除する。また、第3の発明は、試験端子
に対応するエリアの各ユーザデータにコピー表示を設定
するようにしたものであるが、このようなコピー表示を
設定すると、例えば試験端子11Bに他の試験端末から
の試験呼が割り込むと、試験端子11Bのデータが書き
替わっているため、所定の試験ができず、従って試験結
果は不良(NG)という表示が図示しない他の試験端末
に表示されるという不具合を解消することができる。
【0028】次に第4の発明では、交換機保守監視試験
装置に指示を与える保守端末21に対しユーザデータの
複写(コピー)及び複写解除を連続して指示する複数試
験の実行手順を登録するようにしている。即ち、図8の
フローチャートに示すように、保守端末21で上述の複
数試験の事前登録を行い(ステップS51)、保守端末
21に対し実行手順を逐一実行する連続実行コマンドを
入力すると(ステップS52)、保守端末21は複数試
験の実行手順の順に読み込む。そして、実行手順が登録
されている間は(即ち、図示しない事前登録エリアに登
録されている全てのコピー試験コマンドの読み出しが終
了せずステップS53で登録有りと判定される間は)、
この読み出した実行手順を交換機保守監視試験装置を介
して交換機に要求する。交換機ではその要求に従ってユ
ーザデータの試験端子データエリアへの複写、試験端子
に割り込んでのEET試験、割り込みの解除及び複写の
解除を順次行う(ステップS54)。この場合、試験端
子データエリアのデータの一時退避エリアへの退避、及
び退避したデータの試験端子データエリアへの復元が繰
り返し実行される。この結果、EET試験の対象加入者
が多数の場合でもコピー試験コマンド、EET試験の指
示、コピー試験の解除コマンド等、複数コマンドの投入
を実行手順により自動的に行うことができる。
【0029】次に第5の発明は、新たな通信サービスを
ユーザ端末Aの加入者に提供するための方法である。こ
の方法は、ユーザデータエリアの未確認のユーザデータ
D1に関する発着信接続試験を一般呼の呼処理を継続し
ながら実行し、次にサービス開始前に交換機の図示しな
い事前登録エリアに、確認したユーザデータD1とサー
ビス開始日時を登録し、サービス開始日時になると、交
換機の事前登録エリアからユーザ端末Aのユーザデータ
登録エリアに移動させて旧のデータD0を新たなデータ
D1に変更する方法である。また、第6の発明は、未確
認のユーザデータD1が複数ある場合に有効な方法であ
る。
【0030】以下の実施例では、「企業内ネットワーク
サービス」をユーザ端末Aが契約し指定日時にサービス
を開始する例で説明する。従って、ユーザ端末Aのユー
ザデータD0は未だ「企業内ネットワークサービス」に
未加入のデータであり、試験すべきユーザデータD1は
「企業内ネットワークサービス」に加入したデータであ
る。具体的に説明すると、図9に示すユーザデータは、
新のユーザデータD1であり、旧のユーザデータD0は
項番3の「契約条件b]がないデータである。従って、
契約条件bが「企業内ネットワークサービス」を契約し
た場合に追加されるデータに相当する。なお、ユーザデ
ータの構成は図9の構成以外の構成もあるが、要はユー
ザデータD0とユーザデータD1に相違がある場合に本
発明が適用されるということである。このように、通信
サービスの契約を変更したり、サービスを追加した場合
にはユーザデータの変更が必要になる場合がある。また
「企業内ネットワークサービス」等は、複数の加入者が
同時に契約変更になるので、複数の加入者のユーザデー
タを図9のように変更する必要がある。
【0031】次に第5の発明を、図10のフローチャー
トに基づいて説明する。既に説明した第1〜第3の発明
により、まずファイルからユーザデータを読み込み、試
験端子に複写して発着信接続試験を実施する(ステップ
S61)。ここで試験結果が良好の場合(ステップS6
2で「Y」の場合)は、ユーザデータを事前登録エリア
に登録する処理を実行する(ステップS63)。なお、
この処理は図示しない端末で、確認したユーザデータD
1とサービス開始の指定日時データをファイルにして登
録用端末19に入力した後、登録用端末19の図示しな
いキーボードから時刻起動オーダの登録コマンドを入力
する。すると、登録用端末19のファイルからユーザデ
ータD1とサービス開始の指定日時が読み出されて交換
機保守監視装置18等を介し交換機11の図示しない事
前登録エリアに複写される(ステップS63)。
【0032】交換機11では、交換機に内蔵した時計の
現在時刻とサービス開始の指定日時データとを一定周期
で比較して、指定時刻の判断を行う(ステップS6
4)。そして現在時刻がサービス開始の指定日時と一致
すると、事前登録エリアからユーザ端末Aのユーザデー
タ登録エリアに複写し(ステップS65)、複写が正常
に行えた場合は事前登録エリアのデータを削除する。ま
た、第5の発明の第2の実施例として以下に説明する手
順で行うこともできる。即ち、登録用端末19の図示し
ないキーボードから時刻起動オーダーの登録コマンドを
入力して登録用端末19のファイルからユーザデータD
1とサービス開始の指定日時を交換機保守監視試験装置
20を介し、交換機11の図示しない事前登録エリアに
まず設定する。
【0033】次にこの事前登録エリアに設定されたユー
ザデータD1を試験端子または空き端子に複写し、既に
説明した第1〜第3の発明により、発着信接続試験を実
施する。そして試験結果が良好の場合は、交換機に内蔵
した時計がサービス開始の指定時刻と一致した時点で事
前登録エリアからユーザ端末Aのユーザデータ登録エリ
アに複写され、複写が正常に行われた場合は事前登録エ
リアのユーザデータを削除する。なお、試験端子または
空き端子に複写されたユーザデータD1は、発着信接続
試験が良好となった時点で削除するように制御する。ま
た、発着信接続試験がNGの場合は、再度ユーザデータ
D1を作成して登録用端末19から時刻起動オーダーを
再入力して再度事前登録エリアに設定するように制御す
る。
【0034】次に第6の発明について図11のフローチ
ャートを用いて説明する。既に第4の発明において説明
したように、まず保守端末21に対しユーザデータの複
写及び複写解除を連続して指示する複数試験の実行手順
を登録することにより(ステップS71)、複数の発着
信接続試験を連続して自動的に実行する(ステップS7
2〜S74)。こうした複数の発着信接続試験が正常に
終了すると、次に図示しない端末で、確認したユーザデ
ータD1とサービス開始の指定日時データをファイルに
して登録用端末19に入力した後、登録用端末19の図
示しないキーボードから時刻起動オーダの登録コマンド
を入力する。すると、登録用端末19のファイルからユ
ーザデータD1が読み出されて交換機保守監視装置18
等を介し交換機11の図示しない事前登録エリアに複写
される。このようなユーザデータD1の複写動作はユー
ザデータの数だけ繰り返して実行され、最後に、サービ
ス開始の指定日時がファイルから読み出されて交換機保
守監視装置18等を介し交換機11の事前登録エリアに
複写される(ステップS75)。
【0035】次に交換機11では、交換機に内蔵した時
計の現在時刻とサービス開始の指定日時データとを一定
周期で比較し(ステップS76)、現在時刻がサービス
開始の指定日時と一致すると、事前登録エリアから各ユ
ーザ端末のユーザデータ登録エリアに一括して複写し、
複写が正常の場合は事前登録エリアのデータを削除する
(ステップS77)。このように、第1〜第2の発明で
は、空き端子または試験端子の収容位置に対応するデー
タエリアに、試験するユーザデータを複写し、空き端子
または試験端子を使ってデータの確認試験が実施できる
ため、ユーザへの一般呼の処理に影響を与えることなく
試験呼を試験することができ、従って任意の時間に試験
を行うことができる。また、第3の発明では試験端子の
ユーザデータに第2のコピー表示を付加し、発着信接続
試験以外の試験呼が割り込むと、この試験呼の呼処理を
行わないように制御するため、書き替わったデータによ
って呼処理が行われて試験結果がNGとなるような不具
合を発生することがない。
【0036】また、第4の発明では、複数の試験項目を
手順コマンドとして保守端末から交換機に連続して送信
できるため、保守者の労力を軽減でき、従来長時間を要
していた複数の試験を比較的短時間に実施することがで
きる。また、第5の発明では、まず新のユーザデータを
実際の交換機を使って発着信接続試験等を行い、次に任
意の時間に「確認した新のユーザデータ」を交換機の事
前登録エリアに複写し、サービス開始時に所定のデータ
エリアに自動的に一括して登録させるため、一斉にサー
ビスを提供することができ、しかも信頼性の高いサービ
スを早期に提供することができる。また、試験稼働の平
準化を図れる効果もある。また、第6の発明では、上記
効果に加え、自動的に試験を行うことができるため、試
験を行う保守者の労力をより軽減できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交換機の試験端子に対応するユーザデータを一時退避エ
リアに複写し、次に試験すべきユーザデータを試験端子
に対応するエリアに複写し、交換機保守監視試験装置の
割り込み端子を試験端子とするようにしたので、ユーザ
端子に割り込むことなくユーザデータに基づく呼の接続
試験を一般呼の呼処理と並行して行うことができる。ま
た、交換機の空き端子に対応したユーザデータのエリア
に、試験すべきユーザデータを複写し、交換機保守監視
試験装置の割り込み端子は空き端子とするようにしたの
で、ユーザ端子に割り込むことなくユーザデータに基づ
く呼の接続試験を一般呼の呼処理と並行して行うことが
可能になると共に、試験端子が他の試験で占有された場
合でも空き端子を用いて発着信接続試験を行うことがで
きる。従って、ユーザ端子に割り込むことなく一般呼の
呼処理と並行して試験できるため、試験が夜間や休日等
に集中することを防止でき、また、試験実施に先立って
ユーザの了解を得るような煩わしい作業も不要となる。
また、複写された試験端子に対応するユーザデータにコ
ピー表示を設定し、交換機は発着信接続試験以外の試験
呼が発生すると、この割り込み試験呼の処理を実行しな
いように接続するので、本発明によって書き替わった試
験端子のユーザデータにより呼処理が行われて試験結果
がNGとなるような不具合を解消することができる。ま
た、交換機保守監視試験装置に指示を与える試験用端末
にユーザデータの複写・解除を連続して指示する複数試
験の実行手順を登録し、ユーザデータの複写・解除を連
続して交換機保守監視試験装置に指示し、交換機保守監
視試験装置はこの指示に基づいて所定の割り込み設定及
び割り込み解除を交換機に要求し、交換機はこの要求に
基づきユーザデータの複写・解除を実行するようにした
ので、従来保守者が試験用端末から交換機に逐一指示し
ていた試験を自動的にかつ連続して実行できるため、保
守者の負担を軽減できる。
【0038】また、交換機の空き端子または試験端子に
対応したデータエリアに試験対象のユーザデータを複写
し、交換機保守監視試験装置をこの空き端子または試験
端子に割り込ませるように設定して発着信接続試験をユ
ーザデータについて行い、次に発着信接続試験により確
認した複数のユーザデータと指定時刻とを指定時刻以前
に登録用端末から交換機の予備記憶エリアに登録し、指
定時刻に予備記憶エリアから所定のユーザデータエリア
にユーザデータを複写するようにしたので、空き端子ま
たは試験端子に割り込みをかけて発着信接続試験を行う
ため、新たな通信サービスを提供する場合、呼処理を停
止することなくユーザデータの試験及び複数のユーザデ
ータを指定時刻に一括して変更・登録することができ
る。また、交換機の空き端子または試験端子に対応した
データエリアに試験対象のユーザデータを複写し、交換
機保守監視試験装置をこの空き端子または試験端子に割
り込ませるように設定して発着信接続試験を行い、次に
ユーザデータを解除するという一連の手順を、複数のユ
ーザデータについて逐一実行する実行手順を試験用端末
に登録し、試験用端末はこの実行手順に基づいて交換機
保守監視試験装置を制御し、監視装置は所定の割り込み
設定、発着信接続試験、割り込み解除を順次行い、試験
結果を試験用疑似端末に出力するようにしたので、上記
実行手順に基づいて自動的に発着信接続試験ができるこ
とから、試験用端末に操作者がいなくても複数のユーザ
データについて試験を実施でき業務稼働を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した交換システムの一実施例を
示すブロック図である。
【図2】 上記実施例システムの要部動作を示す説明図
である。
【図3】 実施例システムを構成する発側交換機におけ
るユーザデータの複写動作を示す図である。
【図4】 実施例システムを構成する着側交換機におけ
る着信迂回動作を示す図である。
【図5】 実施例システムを構成する発着交換機(発側
交換機及び着側交換機)の要部動作を示すフローチャー
トである。
【図6】 上記発着交換機のユーザデータ複写動作を示
すフローチャートである。
【図7】 着側交換機の着信迂回動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】 発着交換機の複数のユーザデータに基づく発
着信接続試験の連続動作を示すフローチャートである。
【図9】 ユーザデータの構成の一例を示す図である。
【図10】 発着交換機におけるユーザデータの一括登
録動作を示すフローチャートである。
【図11】 発着交換機の複数のユーザデータによる連
続した発着信接続試験の後に各ユーザデータを一括登録
する動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…発側交換機、11A,12A…ユーザ端子、11
B,12B…試験端子、12…着側交換機、14〜16
…中継交換機、17,27…LAN、19…登録用端
末、20,30…交換機保守監視試験装置、21…保守
用端末、22,32…試験用疑似端末、A,B…ユーザ
端末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 裕之 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 金井 健二 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼の接続制御に用いるユーザデータを記
    憶するユーザデータ記憶部及びユーザ端末への回線と交
    換機保守監視試験装置への回線を通信回線に切り替え接
    続する回線スイッチを備えた交換機と、試験呼を送出す
    る試験用疑似端末と、前記回線スイッチを制御して試験
    用疑似端末を通信回線に接続し所定の試験を行う機能と
    交換機のユーザデータ記憶部にアクセスする機能とを備
    えた前記交換機保守監視試験装置と、交換機保守監視試
    験装置を制御する試験用保守端末とからなる交換システ
    ムにおいて、 前記交換機には試験専用の前記ユーザデータ記憶部とこ
    の記憶部に対応する回線スイッチとを備え、 試験対象のユーザデータを前記試験専用のユーザデータ
    記憶部に複写すると共に前記ユーザ端末が接続されたユ
    ーザ端子に対応したユーザデータ記憶部の旧のユーザデ
    ータに所定試験を実施中である旨の表示を設定する複写
    ステップと、 発信側交換機では前記試験用保守端末からの指示に基づ
    き交換機保守監視試験装置を介し前記ユーザデータ記憶
    部に対応する回線スイッチを制御し通信回線を試験用疑
    似端末に接続して所定の試験呼を通信回線に送出し、着
    信側交換機では一般呼が発生した場合は前記一般呼の処
    理は前記旧のユーザデータに基づいて行い、試験呼が発
    生した場合はユーザデータを参照しこのユーザデータに
    前記表示が設定されているときには、被試験ユーザデー
    タに基づいて試験を行う試験ステップと、 前記試験専用のユーザデータ記憶部に複写したユーザデ
    ータを解除する解除ステップとからなることを特徴とす
    るユーザデータの試験方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のユーザデータの試験方法
    において、 前記複写ステップ及び解除ステップにおいて、試験対象
    のユーザデータが複写されるユーザデータ記憶部を前記
    試験専用のユーザデータ記憶部に代えて未使用のユーザ
    データ記憶部としたことを特徴とするユーザデータの試
    験方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のユーザデータの試験方法
    において、 前記試験専用のユーザデータ記憶部に複写された試験対
    象のユーザデータに、所定試験を実施中である旨の表示
    を設定し、 前記試験専用の端子に、所定試験以外の割り込み試験呼
    が発生した場合には該割り込み試験呼の呼処理を行わな
    いように制御することを特徴とするユーザデータの試験
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載のユーザデータの試験方法において、 前記複数のユーザデータを試験するステップは、複数の
    ユーザデータの中からユーザデータを読み込み、未使用
    または試験用のユーザデータが記憶されるユーザデータ
    記憶部に複写する処理と、前記ユーザデータ記憶部に対
    応する回線スイッチを制御して試験用疑似端末を通信回
    線に接続し所定の試験を行う処理と、前記未使用または
    試験用のユーザデータが記憶されるユーザデータ記憶部
    に対し複写されたユーザデータを解除する処理とを含む
    一連の手順を、前記複数のユーザデータについて逐一実
    行するように設定した実行手順を備え、前記実行手順に
    基づいて前記試験用保守端末から前記交換機保守監視試
    験装置を制御し前記複数のユーザデータを確認すること
    を特徴とするユーザデータの試験方法。
  5. 【請求項5】 呼の接続制御に用いるユーザデータを記
    憶するユーザデータ記憶部及びユーザ端末への回線と交
    換機保守監視試験装置への回線を通信回線に切り替え接
    続する回線スイッチを備えた交換機と、試験呼を送出す
    る試験用疑似端末と、前記回線スイッチを制御して試験
    用疑似端末を通信回線に接続し所定の試験を行う機能と
    交換機のユーザデータ記憶部にアクセスする機能とを備
    えた前記交換機保守監視試験装置と、交換機保守監視試
    験装置を制御する試験用保守端末とからなる交換システ
    ムにおいて、 複数のユーザデータを試験するステップでは、複数のユ
    ーザデータの中からユーザデータを読み込み、未使用ま
    たは試験用のユーザデータが記憶されるユーザデータ記
    憶部に複写する処理と、前記ユーザデータ記憶部に対応
    する回線スイッチを制御して試験用疑似端末を通信回線
    に接続すると共に所定の試験を行う処理と、前記未使用
    または試験用のユーザデータが記憶されるユーザデータ
    記憶部に対し複写されたユーザデータを解除する処理と
    を、前記試験用保守端末から前記交換機保守監視試験装
    置を逐一制御して行うことにより前記複数のユーザデー
    タを確認し、 前記複数のユーザデータを所定のユーザデータ記憶部に
    一括して複写するステップでは、複数のユーザデータと
    変更開始時刻とからなるデータを前記交換機保守監視試
    験装置を介して交換機のユーザデータ記憶部と異なるユ
    ーザデータ事前記憶部に複写し、 交換機では現在時刻を前記変更開始時刻と比較し、現在
    時刻が前記変更時刻と一致した場合に、前ユーザデータ
    事前記憶部に複写したユーザデータを、前記所定のユー
    ザデータ記憶部に一括して複写することにより、この複
    写されたユーザデータによる呼処理を可能とすることを
    特徴とする通信サービスの提供方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の通信サービスの提供方法
    において、 前記複数のユーザデータを試験するステップは、複数の
    ユーザデータからユーザデータを読み込み、未使用また
    は試験用のユーザデータが記憶されるユーザデータ記憶
    部に複写する処理と、前記ユーザデータ記憶部に対応す
    る前記回線スイッチを制御して試験用疑似端末を通信回
    線に接続し所定の試験を行う処理と、前記未使用または
    試験用のユーザデータが記憶されるユーザデータ記憶部
    に対して複写されたユーザデータを解除する処理とを含
    む一連の手順を、前記複数のユーザデータについて逐一
    実行するように設定した実行手順を備え、前記実行手順
    に基づいて前記試験用保守端末から前記交換機保守監視
    試験装置を制御して前記複数のユーザデータを確認する
    ことを特徴とする通信サービスの提供方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2361119A (en) * 2000-04-07 2001-10-10 Lucent Technologies Inc Phase locked loop synthesisers
JP2020039046A (ja) * 2018-09-04 2020-03-12 サクサ株式会社 電話制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2361119A (en) * 2000-04-07 2001-10-10 Lucent Technologies Inc Phase locked loop synthesisers
JP2020039046A (ja) * 2018-09-04 2020-03-12 サクサ株式会社 電話制御装置

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