JP2000341416A - 通信制御システム - Google Patents

通信制御システム

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JP2000341416A
JP2000341416A JP11148323A JP14832399A JP2000341416A JP 2000341416 A JP2000341416 A JP 2000341416A JP 11148323 A JP11148323 A JP 11148323A JP 14832399 A JP14832399 A JP 14832399A JP 2000341416 A JP2000341416 A JP 2000341416A
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JP
Japan
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call
public line
routing
customer
operator
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JP11148323A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Sakurada
和之 櫻田
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JFE Systems Inc
Original Assignee
Kawasaki Steel Systems R&D Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウトバウンド及びインバウンドを共に取り
扱うことができるようにすると共に、このための設備の
設置を外部委託し易くする。 【解決手段】 符号46、47を中心としたルーティン
グ装置は、公衆回線側から提供される、共通線信号網を
経由して伝送される公衆回線制御命令を公衆回線側に送
ることにより、呼の発信と、顧客から発信呼への応答が
あった時に最も適当なオペレータあるいはオペレータ・
グループに該発信呼を接続する時の、公衆回線側でのル
ーティングを制御すると共に、公衆回線制御命令によ
り、顧客側から発信された着信した呼を接続する時の、
公衆回線側でのルーティングを制御する。又、コールI
D発番管理装置51は、ルーティングに同期し、発信の
呼及び着信の呼の全体に亘って呼を個別に識別するため
のコールIDを発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のオペレータ
が公衆回線で顧客と通信するために、当該顧客の電話番
号を自動的にダイヤルして発信するための通信制御シス
テムに係り、特に、アウトバウンド及びインバウンドを
共に取り扱うことができるようにすることで人数が限ら
れたオペレータの対応効率を向上すると共に、このため
の設備の設置を外部委託し易くすることで設備投資削減
を可能にすることができる通信制御方法、装置、及び該
通信制御装置に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】コールセンタ側に設置された発信装置
(ダイヤリングシステム)にて、アウトバウンド・コー
リングが行われている。これは、複数のオペレータが公
衆回線で顧客と通信するために、当該顧客の電話番号を
自動的にダイヤルして発信し、接続後にオペレータが対
応するというものである(以下アウトバウンドと呼
ぶ)。
【0003】又、発信装置には、特に、プレディクティ
ブ・ダイヤラを用いる場合が多い。このプレディクティ
ブ・ダイヤラは予測発信装置とも呼ばれる。
【0004】通常は発信先に対応するオペレータを予め
特定してから発信する。これに対してプレディクティブ
・ダイヤラは、発信先が電話に出てから応対可能なオペ
レータを選定する。このプレディクティブ・ダイヤラで
は、発信先が電話に接続される時に応対可能なオペレー
タが、予め与えられた確率以上で存在するか否かを確率
統計的に予測し、存在すると予測される場合は先行発信
するというアルゴリズムを有している。このように予測
発信するため、プレディクティブ・ダイヤラを採用する
ことでオペレータの稼働率が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレデ
ィクティブ・ダイヤラは、コールセンタ側に配置する必
要があり、それ自体高価であるため設備投資が多くなる
という問題がある。又、あくまで確率統計的な予測発信
であるため、発信先が電話に出た時に対応可能なオペレ
ータが全く存在しないという可能性もわずかながら存在
するという問題がある。
【0006】又、コールセンタでアウトバウンドとイン
バウンドとを混在して運用することは難しいという問題
がある。特に、プレディクティブ・ダイヤラを用いる場
合、混在が難しい。このインバウンドとは、外部の顧客
側から発信された通信を、コールセンタ側で対応するこ
とを示す。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、アウトバウンド及びインバウンドを
共に取り扱うことができるようにすることで人数が限ら
れたオペレータの対応効率を向上すると共に、このため
の設備の設置を外部委託し易くすることで設備投資削減
を可能にすることができる通信制御システムを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】まず、本願の第1発明の
通信制御方法は、複数のオペレータが公衆回線で顧客と
通信するために、当該顧客の電話番号を自動的にダイヤ
ルして発信するための通信制御方法において、公衆回線
側から提供される、共通線信号網を経由して伝送される
公衆回線制御命令を公衆回線側に送ることにより、呼の
顧客への発信と、該顧客から該発信呼への応答があった
時に最も適当なオペレータあるいはオペレータ・グルー
プに前記発信呼を接続する時の、公衆回線側でのルーテ
ィングを制御すると共に、顧客側から発信された着信し
た呼を接続する時に、公衆回線側でのルーティングを前
記公衆回線制御命令により制御するようにし、更に、こ
れらルーティングに同期して、前記発信の呼及び前記着
信の呼の全体に亘ってそれぞれの呼を個別に識別するた
めのコールIDを発行するようにしたことにより、前記
課題を解決したものである。
【0009】次に、本願の第2発明の通信制御装置は、
複数のオペレータが公衆回線で顧客と通信するために、
当該顧客の電話番号を自動的にダイヤルして発信するた
めの通信制御装置において、公衆回線側から提供され
る、共通線信号網を経由して伝送される公衆回線制御命
令を公衆回線側に送ることにより、呼の顧客への発信
と、該顧客から該発信呼への応答があった時に最も適当
なオペレータあるいはオペレータ・グループに前記発信
呼を接続する時の、公衆回線側でのルーティングを制御
すると共に、顧客側から発信された着信した呼を接続す
る時に、公衆回線側でのルーティングを前記公衆回線制
御命令により制御するルーティング装置と、これらルー
ティングに同期して、前記発信の呼及び前記着信の呼の
全体に亘ってそれぞれの呼を個別に識別するためのコー
ルIDを発行するコールID発行管理装置と、を備える
ようにしたことにより、前記課題を解決したものであ
る。
【0010】更に、本願の第3発明のコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、上記第2発明に記載の前記ルー
ティング装置及び前記コールID発行管理装置を実現す
るコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供することで、前記課題を解決
したものである。
【0011】以下、本発明の作用について、簡単に説明
する。
【0012】電話回線だけでなくデータ回線を含めた公
衆回線の提供者(以下キャリアと呼ぶ)は、近年では、
公衆回線を制御するための信号網(signaling networ
k)に高度サービス機能を付加し、インテリジェント・
ネットワーク(intelligent network。以下、INと呼
ぶ。)として提供している。例えば、米国AT&A社
や、英国BT社のような海外のキャリアでは、CCSS
7と呼ばれる通信プロトコルに準拠する信号網に対し
て、公衆回線利用者が外部から接続して、当該公衆回線
の少なくとも一部を制御できるようにしている。
【0013】このようなINを用いれば、公衆回線の例
えば電話回線を、PBX(privatebranch exchange)
で取り扱われる自社構内回線であるかのように自在にコ
ントロールすることができる可能性がある。例えば、公
衆回線側のルーティングを、その利用者側で制御できる
可能性があり、PBXによる構内におけるルーティング
の如く制御できる可能性がある。このルーティングと
は、市内交換機や、場合によっては市外交換機の回線交
換による接続先を制御し、接続呼の接続先を制御するこ
とを示す。あるいはPBXにおいてルーティングとは、
構内でのPBXにおける回線交換の接続先の制御であ
る。
【0014】日本国内ではNTTが市内交換機のオープ
ン化を進めている。NTTは、サービスを構成する共通
的な機能を、機能メニューとして市内交換機に用意して
いる。公衆回線利用者は、サービス制御局(サービス・
コントロール・ポイント)の機能を有する外部の制御装
置からNTTの共通線信号網に接続し、該共通線信号網
を介してこのような機能メニューを利用することができ
る。
【0015】この場合の共通線信号網とサービス制御局
との間のインターフェイス、即ち利用者と共通線信号網
とのインターフェイスには、例えばINAPと呼ばれる
国際インターフェイスが用いられている。利用者は、サ
ービス制御局から共通線信号網を経由してINAPオペ
レーション(INAPの制御命令)を市内交換機に送信
して、対応する機能メニューを動作させる仕組みになっ
ている。
【0016】NTTのこのオープン化の動きは、我が国
においてもインテリジェント・ネットワークの利用を一
層拡大することになると考えられる。しかしながら、上
述したような機能メニューの利用は、現時点では極限ら
れ、十分活用されていないのが実状である。
【0017】発明者は、複数のオペレータが公衆回線で
顧客と通信するために、当該顧客の電話番号を自動的に
ダイヤルして発信するための通信制御方法や装置におい
て、このような機能メニューを積極的に活用し、これに
よって、アウトバウンド及びインバウンドを共に取り扱
うことができるようにしている。このように共に取り扱
うことで人数が限られたオペレータの対応効率を向上す
ることができる。例えば、アウトバウンド及びインバウ
ンドにおいて人員が融通し易くなり、アウトバウンドに
おいてプレディクティブ・ダイヤラで確率統計的な予測
発信をする際に、インバウンドのオペレータも対応でき
れば、発信先が電話に出た時に対応可能なオペレータが
全く存在しないという可能性が減少する。
【0018】更に、このような機能メニューを積極的に
活用することで、公衆回線側をPBXのように制御する
ことができる。
【0019】従って、まずアウトパウンドについては、
プレディクティブ・ダイヤラなどの発信に関する設備
を、コールセンタ外に設置することもできる。又、イン
バウンドについても、顧客からの呼をコールセンタ外の
設備による制御で、公衆回線のルーティングを行い、こ
れによってコールセンタのオペレータや、オペレータ・
グループに分配できる。従って、インバウンドについて
も、公衆回線側において、ACD(automatic call d
istributor)の多くの機能を持たせることができ、コー
ルセンタ外にACDなどに相当する機能をもつ設備を設
置することができる。
【0020】従って、アウトバウンドでもインバウンド
でも、ルーティングやプレディクティブ・ダイヤラなど
の設備の設置を、オペレータが直接利用する設備から独
立し易くなる。従って、独立設備として外部設置し易く
なるので、外部委託し易くすることができ、利用者の自
社の直接設備投資削減を可能にすることができる。
【0021】このように本発明によれば、インバウンド
及びアウトバウンドを共に取り扱うことができるように
することで人数が限られたオペレータの対応効率を向上
すると共に、このための設備の設置を外部委託し易くす
ることで投資を削減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明が適用された実施形態の全
体的な構成を示すブロック図である。
【0024】この図において、符号10は、ネットワー
ク・リソースの一例の公衆回線網である。公衆回線網1
0は、ネットワーク・リソースとして例えば、IPスイ
ッチ・ネットワークに置きかえることができる。
【0025】このような公衆回線網10に対して接続さ
れるアンサリング・リソース18は、電話機などオペレ
ータが利用する通信機器である。これらアンサリング・
リソース18は、該公衆回線網10において市内交換機
12を経由して、顧客通信機器17の例えば電話機など
に接続される。あるいは、アンサリング・リソース18
は、市内交換機12から市外交換機13を経由して、他
の市内交換機12に接続される顧客通信機器17に接続
される。
【0026】又、本実施形態においては、複数のオペレ
ータが公衆回線で顧客と通信するために、当該顧客の電
話番号を自動的にダイヤルして発信する呼を接続する時
の、更には、顧客から発信してきた呼を接続する時の、
オペレータが用いる通信機器や、オペレータ・グループ
の例えばACDに対するルーティングを、ネットワーク
CTI(computer telephony integration)サーバ3
0により制御できる。公衆回線側でのルーティングの該
制御は、公衆回線側から提供される、共通線信号網14
を経由したINAPの公衆回線制御命令により行う。
【0027】なお、本実施形態では、ネットワークCT
Iサーバと共通線信号網との間の通信プロトコルに、国
際標準に準拠したINAPを用いたが、本発明は特にI
NAPプロトコルにこだわるものではない。即ち、ネッ
トワークCTIサーバと共通線信号網との間で制御信号
(公衆回線制御命令を含む制御情報)が問題なく授受で
きるものであれば、他のプロトコルを用いてもよい。
【0028】該ネットワークCTIサーバ30は、本発
明を適用することでアンサリング・リソース18とは独
立して設置し易く、例えばアンサリング・リソース18
などが設置されるコールセンタ外に設置することもで
き、該ネットワークCTIサーバ30の設置や管理の外
部委託もし易い。例えばいわゆるサービスプロバイダな
どの第2種電気通信事業者が、ネットワークCTIサー
バ30の設置や管理を行うことができる。
【0029】ここで、ネットワークCTIサーバ30と
共通線信号網14との間の接続は、INリンクと呼んで
いる。ネットワークCTIサーバ30とアンサリング・
リソース18との間の接続は、CTIリンクと呼んでい
る。
【0030】更に、ネットワークCTIサーバ30は、
これらルーティングに同期して、コールセンタ側からの
発信の呼、及び顧客から発信された着信の呼の全体に亘
って、それぞれの呼を個別に識別するためのコールID
を発行する。このID発行については詳しく後述する。
【0031】以上のように本実施形態においては、本発
明を適用してルーティングやID発行を行うことによ
り、アウトバウンド及びインバウンドを共に取り扱うこ
とができる。従って、このように共に取り扱うことがで
きるようにすることで、アウトバウンド及びインバウン
ドにおいて人員が融通し易くなり、人数が限られたオペ
レータの対応効率を向上することができる。
【0032】更に、公衆回線側をPBXのように取り扱
うことができPBXのように接続呼をルーティングする
ことができるので、ネットワークCTIサーバ30は、
アンサリング・リソース18とは独立して設置し易くな
る。例えば、アンサリング・リソース18などが設置さ
れるコールセンタ外に設置することもでき、該ネットワ
ークCTIサーバ30の設置や管理の外部委託もし易
い。
【0033】例えば、いわゆるサービスプロバイダなど
の第2種電気通信事業者が、ネットワークCTIサーバ
30の設置や管理を行うことができる。コールセンタの
運営者は、特定のサービス毎にこのような電気通信事業
者と契約をすれば、該コールセンタ運営者はネットワー
クCTIサーバ30などの設備投資が必要なくなる。従
って、このように外部委託すると、コールセンタ運営者
の設備投資削減を可能にすることができる。
【0034】図2は、本実施形態の前述したネットワー
クCTIサーバ30の機能を示すためのブロック図であ
る。
【0035】この図2において、テレフォニー機器70
には、PBX、ACD、IVR(interactive voice
response)などが含まれる。図示されるようにネットワ
ークCTIサーバ30は、コールセンタ・マネージメン
ト機能部31と、発信機能部32と、ルーティング機能
部33と、テレフォニー・インターフェイス機能部34
と、アプリケーション・インターフェイス機能部35
と、耐障害性機能部36とを含んでいる。
【0036】まずコールセンタ・マネージメント機能部
31は、顧客満足度を評価したり、発生するコストを評
価するための様々な指標を得るためのデータを収集す
る。更には、これら指標を求め、提供する。
【0037】発信機能部32は、オペレータが公衆回線
で顧客と通信するために、当該顧客の電話番号を自動的
にダイヤルして発信するための機能を提供する。該発信
機能部32には、プレディクティブ・ダイヤラの機能が
含まれ、該機能の動作モードを含んでいる。
【0038】ルーティング機能部33は、アウトバウン
ドコール時において、発信呼に対して顧客からの応答が
あった時に、最も適当なオペレータあるいはオペレータ
・グループに、該発信呼を接続するためのルーティング
機能を実現する。又、該ルーティング機能部33は、イ
ンバウンドコール時において、顧客からの発信呼に対し
て、最も適当なオペレータあるいはオペレータ・グルー
プに、該発信呼を接続するためのルーティング機能を実
現する。
【0039】又、該ルーティング機能部33は、以下の
A1〜A4のようにして、呼のルーティングを行う。
【0040】(A1)オペレータのスキルと、顧客のニ
ーズを突き合わせて、その顧客に最も合ったオペレータ
にルーティングする(スキルベースド・ルーティン
グ)。
【0041】(A2)オペレータの稼働状況に基づい
て、最も早く対応できるオペレータに呼をルーティング
して、顧客待ち時間を短縮する(ロードバランス・ルー
ティング)。
【0042】(A3)顧客の発信地域に最も近い所にい
るオペレータに呼をルーティングして、通信費を下げる
など、コスト極小化を図る(コストミニマム・ルーティ
ング)。
【0043】(A4)優良顧客とそうではない顧客と
で、キューイングの優先順位を変えるなど、サービスレ
ベルにおいて顧客を差別化する(顧客優先付けルーティ
ング)。
【0044】テレフォニー・インターフェイス機能部3
4は、図1を用い前述した公衆回線網10、又テレフォ
ニー機器70、更には公衆回線網10と同様に用いるイ
ンターネット20に接続するハードウェアが含まれる。
又、該テレフォニー・インターフェイス機能部34に
は、該ハードウェアを制御するなどのソフトウェアも含
まれる。
【0045】アプリケーション・インターフェイス機能
部35は、ネットワークCTIサーバ30における様々
なアプリケーション60と情報を受渡しする。該アプリ
ケーション60は、必要に応じ様々なオペレータ機器6
2を用いる。該オペレータ機器62には、前述したアン
サリング・リソース18に加え、オペレータが利用する
コンピュータ装置などが含まれる。
【0046】耐障害性機能部36は、ネットワークCT
Iサーバ30内部の故障や、該ネットワークCTIサー
バ30に接続する機器の故障、更には公衆回線網10の
状態など自然災害による影響によって生じる、運用の停
止や低下を極力抑えるための機能である。該耐障害性機
能部36には、故障した部分を切り離し、可能ならバッ
クアップ設備に切り換えたり、場合によっては機能を縮
小する機能がある。更には、該耐障害性機能部36は、
故障内容や程度によってはネットワークCTIサーバ3
0の運用が不可能になる場合、運用を中断することなく
予備のネットワークCTIサーバ30に処理を自動的に
切り換える、いわゆるフォールト・トレラントな機能も
有している。
【0047】図3は、本実施形態おいて本発明が適用さ
れている、発信機能部32、ルーティング機能部33、
テレフォニー・インターフェイス機能部34、アプリケ
ーション・インターフェイス機能部35の構成を具体的
に示すためのブロック図である。
【0048】図示されるように、ネットワークCTIサ
ーバ30のルーティング機能部33は、ルーティング指
示装置46と、ルーティング・アルゴリズム装置47
と、アンサリング・リソース管理システム48により構
成されている。又、発信機能部32は、コーリングリス
トDB(data base)装置42と、ダイヤリング・アル
ゴリズム装置43と、発信指示装置44とにより構成さ
れている。又、テレフォニー・インターフェイス機能部
34は、コールID発番管理装置51と、データ出力装
置52と、インターフェイス装置56と、インターフェ
イス装置57とにより構成されている。
【0049】ここで、本発明のルーティング装置は、本
実施形態においては主として、ルーティング指示装置4
6及びルーティング・アルゴリズム装置47により構成
される。又、コールID発行管理装置は、本実施形態に
おいてはコールID発番管理装置51が相当する。
【0050】なお、このようなネットワークCTIサー
バ30の外部には、公衆回線網10やインターネット2
0の通信ネットワークがある。このような通信ネットワ
ークは、インテリジェント・ネットワーク、あるいはI
Pスイッチ・ネットワークが含まれる。ネットワークC
TIサーバ30は、電気通信事業者が保有するこのよう
な通信ネットワークと信号の授受を行い、該通信ネット
ワークに対して、呼の発信先を通知し、発信のタイミン
グを制御する。
【0051】又、ネットワークCTIサーバ30におい
てインターフェイス装置57で接続される装置として、
テレフォニー機器70の1つであるACD装置71、オ
ペレータが利用するデスクトップPC装置63が設けら
れている。更に、顧客DB80は、コールセンタの運営
者が顧客情報を多角的に蓄積しており、コーリングリス
トDB装置42に格納された、顧客名や顧客の電話番号
程度のような情報以上の、多用な情報を蓄積している。
【0052】これらACD装置71及びデスクトップP
C装置63は、オペレータがいるコールセンタに配置さ
れる。顧客DB80は、オペレータがいるコールセンタ
に配置されてもよいが、コールセンタとは離れた遠隔地
にあってもよい。又、ネットワークCTIサーバ30
は、ACD装置71ならびに各オペレータが保有するデ
スクトップPC装置63又インターフェイス装置57を
介して、オペレータ側に対する情報の授受を行う。
【0053】コーリングリストDB装置42は、発信先
の顧客名(氏名や法人名)、その発信先電話番号、顧客
DB80の情報とリンクするために利用される発信先管
理コード、ならびに、接続後のコール・ルーティング処
理に用いる顧客情報(例えば対応の重要度を示す情報)
などの情報を蓄積している。該情報は、ダイヤリング、
又その直後に必要程度の情報であり、顧客DB装置80
から受けて生成する。コーリングリストDB装置42
は、このような情報をダイヤルのタイミング毎に受けて
もよく、あるいはダイヤリング運営の適度なタイミング
で受けてもよい。
【0054】アンサリング・リソース管理システム48
は、オペレータ状況を監視する機能を有している。具体
的には、オペレータのスキルやスキルレベル、アベイラ
ブル状況(その時点での対応可能状況)などを監視する
機能を有している。
【0055】ネットワークCTIサーバ30から発信し
た呼が顧客で着信された場合、あるいは顧客からの発信
を受けた場合、ルーティング指示装置46は、これらの
接続呼を、どのオペレータの電話機にルーティングする
か決定するよう、ルーティング・アルゴリズム装置47
に対して指示を出す。ルーティング・アルゴリズム装置
47は、該指示に応じ、当該接続呼を、その業務に最も
相応しいどのオペレータ・グループするか、あるいはど
のオペレータにするか、内蔵するアルゴリズムにより決
定する。該アルゴリズムは、前述したA1〜A4の基準
などを用いてルーティング先のオペレータを決定する。
【0056】該決定結果がルーティング・アルゴリズム
装置47から通知されると、ルーティング指示装置46
は、インターフェイス装置56を経由して公衆回線網1
0やインターネット20などの通信ネットワークに対し
て、ルーティングをさせる。具体的には、例えば公衆回
線網10に対する場合で、INリンクにINAPプロト
コルを採用した場合には、ネットワークCTIサーバ3
0から公衆回線網10の共通線信号網を経由して、IN
APオペレーションを市内交換機に送信して、該当する
接続呼が、ルーティング・アルゴリズム装置47で決定
されたオペレータあるいはオペレータ・グループに接続
するように、市内交換機12による回線交換先を制御し
たり、場合によっては市外交換機13による回線交換先
を制御してルーティングする。すると、例えば公衆回線
網10は、当該接続呼を該当するオペレータ・グループ
や、オペレータに着呼せしめる。
【0057】又、このような段階において、ルーティン
グ指示装置46は、コールID発番管理装置51に対し
て、ルーティングする接続呼を個別に識別するために用
いるコールIDを発行するよう指示する。指示後にコー
ルID発番管理装置51からコールIDが得られると、
ルーティング指示装置46は、該コールIDを、通信ネ
ットワーク10(又は20)へのルーティング制御信号
(公衆回線制御命令)に付加して、インターフェイス装
置56を経由して、通信ネットワーク10(又は20)
に伝送する。通信ネットワーク10(又は20)側で
は、ネットワークCTIサーバ30側からこのようにし
て与えられたコールIDを、例えば、呼に付加されてい
る発信者IDデータと置き換えることにより、前記コー
ルIDを前記呼と共にコールセンタ・オペレータが保有
する電話セットに伝達することができる。
【0058】上記の一連の処理と並行して、ルーティン
グ指示装置46は、コールID発番管理装置51から得
られた前記コールIDを、データ出力装置52及びイン
ターフェイス装置57を経由して、ルーティング先のオ
ペレータのデスクトップPC装置63に伝達する。な
お、該伝達のタイミングについては後述する。
【0059】なお、本実施形態において、上記のコール
IDは、発行毎に発番される連番である。本発明はこれ
に限定されるものではないが、このような連番形式であ
れば、重複しないコールIDを簡単に発行することがで
きる。
【0060】ここで、ルーティング・アルゴリズム装置
47で決定されたルーティング先がオペレータ・グルー
プの場合、そのオペレータ・グループのACD装置71
によって、当該呼は個別にオペレータに分配される。
又、このようにしてオペレータに着呼すると、該ACD
装置71は、どのオペレータに着呼したかを、前記コー
ルIDの情報と共に、インターフェイス装置57に伝達
する。
【0061】あるいは、ルーティング・アルゴリズム装
置47で決定されたルーティング先が特定のオペレータ
である場合は、ルーティング指示装置46からデータ出
力装置52を経由して、どのオペレータに着信したか
が、前記コールIDの情報と共に、インターフェイス装
置57に伝達される。
【0062】どのオペレータに着信したか伝達される
と、該タイミングでインターフェイス装置57は、該当
する着信オペレータのデスクトップPC装置63に対し
て、当該接続呼の顧客に関するキー情報を伝達する。該
キー情報には、前述したコールIDが含まれる。又該キ
ー情報には、発信先の顧客名(氏名や法人名)、その発
信先電話番号、顧客DB80の情報とリンクするために
利用される発信先管理コードなど、コーリングリストD
B装置42から得られる情報も含まれる。そうして、該
キー情報が伝達されると、該当デスクトップPC装置6
3は、このキー情報に基づいて、更に詳しい顧客情報を
顧客DB80から得て、該デスクトップPC装置63の
ディスプレイに表示することができる。
【0063】以上説明したように、本実施形態によれば
本発明を効果的に適用することができる。従って、アウ
トバウンド及びインバウンドを共に取り扱うことができ
るようにすることで人数が限られたオペレータの対応効
率を向上すると共に、このための設備の設置を外部委託
し易くすることで設備投資削減を可能にすることができ
る。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、アウトバウンド及びイ
ンバウンドを共に取り扱うことができるようにすること
で人数が限られたオペレータの対応効率を向上すると共
に、このための設備の設置を外部委託し易くすることで
設備投資削減を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施形態の全体的な構成を
示すブロック図
【図2】上記実施形態のネットワークCTIサーバの機
能を示すためのブロック図
【図3】前記実施形態のアプリケーション・インターフ
ェイス機能部の構成を具体的に示すためのブロック図
【符号の説明】
10…公衆回線網 12…市内交換機 13…市外交換機 14…共通線信号網 15…サービス制御局 17…顧客通信機器 18…アンサリング・リソース 20…インターネット 30…ネットワークCTIサーバ 31…コールセンタ・マネージメント機能部 32…発信機能部 33…ルーティング機能部 34…テレフォニー・インターフェイス機能部 35…アプリケーション・インターフェイス機能部 36…耐障害性機能部 42…コーリングリストDB装置 43…ダイヤリング・アルゴリズム装置 44…発信指示装置 46…ルーティング指示装置 47…ルーティング・アルゴリズム装置 48…アンサリング・リソース管理システム 51…コールID発番管理装置 52…データ出力装置 56、57…インターフェイス 60…アプリケーション 62…オペレータ機器 63…デスクトップPC装置 70…テレフォニー機器 71…ACD装置 80…顧客DB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AA00 AA08 AF00 AF02 AF05 HA00 HA01 5K024 AA00 AA02 BB00 CC01 CC07 CC14 DD04 DD05 FF04 GG00 GG01 GG03 9A001 CC06 FF01 JJ12 JJ18 JJ27 JJ56 KK56 LL02 LL09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のオペレータが公衆回線で顧客と通信
    するために、当該顧客の電話番号を自動的にダイヤルし
    て発信するための通信制御方法において、 公衆回線側から提供される、共通線信号網を経由して伝
    送される公衆回線制御命令を公衆回線側に送ることによ
    り、呼の顧客への発信と、該顧客から該発信呼への応答
    があった時に最も適当なオペレータあるいはオペレータ
    ・グループに前記発信呼を接続する時の、公衆回線側で
    のルーティングを制御すると共に、 顧客側から発信された着信した呼を接続する時に、公衆
    回線側でのルーティングを前記公衆回線制御命令により
    制御するようにし、 更に、これらルーティングに同期して、前記発信の呼及
    び前記着信の呼の全体に亘ってそれぞれの呼を個別に識
    別するためのコールIDを発行するようにしたことを特
    徴とする通信制御方法。
  2. 【請求項2】複数のオペレータが公衆回線で顧客と通信
    するために、当該顧客の電話番号を自動的にダイヤルし
    て発信するための通信制御装置において、 公衆回線側から提供される、共通線信号網を経由して伝
    送される公衆回線制御命令を公衆回線側に送ることによ
    り、呼の顧客への発信と、該顧客から該発信呼への応答
    があった時に最も適当なオペレータあるいはオペレータ
    ・グループに前記発信呼を接続する時の、公衆回線側で
    のルーティングを制御すると共に、顧客側から発信され
    た着信した呼を接続する時に、公衆回線側でのルーティ
    ングを前記公衆回線制御命令により制御するルーティン
    グ装置と、 これらルーティングに同期して、前記発信の呼及び前記
    着信の呼の全体に亘ってそれぞれの呼を個別に識別する
    ためのコールIDを発行するコールID発行管理装置
    と、を備えるようにしたことを特徴とする通信制御装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の前記ルーティング装置及
    び前記コールID発行管理装置を実現するコンピュータ
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
JP11148323A 1999-05-27 1999-05-27 通信制御システム Pending JP2000341416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009170980A (ja) * 2008-01-10 2009-07-30 Hitachi Ltd 接続制御装置、接続制御方法、および接続制御プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009170980A (ja) * 2008-01-10 2009-07-30 Hitachi Ltd 接続制御装置、接続制御方法、および接続制御プログラム

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Effective date: 20031028