JPH08305219A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08305219A
JPH08305219A JP7131115A JP13111595A JPH08305219A JP H08305219 A JPH08305219 A JP H08305219A JP 7131115 A JP7131115 A JP 7131115A JP 13111595 A JP13111595 A JP 13111595A JP H08305219 A JPH08305219 A JP H08305219A
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JP
Japan
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paper
transfer paper
transfer
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mode
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Pending
Application number
JP7131115A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahide Sawamura
忠秀 沢村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH08305219A publication Critical patent/JPH08305219A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未使用紙と再利用紙の両方を同一の装置で使
用することによる,不良コピーや,不良プリントの発生
を防止すると共に,使い勝手の向上を図る。 【構成】 所定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ
給紙する給紙段1〜3と,載置部に載置された転写紙の
サイズを検知する転写紙サイズ検知センサ201a〜2
01cと,転写紙サイズ検知センサ201a〜201c
の近傍に配置され,載置された転写紙が,既に片面に画
像が形成された再利用紙であるか,両面に画像が形成さ
れていない未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定
するための反射表示板206および遮光スライド板20
7(設定手段)と,反射表示板206および遮光スライ
ド板207の設定に基づいて,載置された転写紙が再利
用紙であるか未使用紙であるかを検知する再利用紙検知
センサ202a〜202c(転写紙種類検知手段)とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,有限資源である転写紙
の有効利用を図った画像形成装置に関し,より詳細に
は,既に片面に画像が形成された再利用紙および両面に
画像が形成されていない未使用紙のそれぞれを効率的に
使用できるようにした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,プリンタ装置,複写機等の画像形
成装置の分野においても,環境保護に対する考え方が重
要視されつつあり,画像形成装置で使用する転写紙にお
いても,有限な森林等の環境資源を保護する観点から,
再生紙を利用するケースが増加している。
【0003】このため,環境に優しい画像形成装置を実
現するために,色々な技術が構築されつつあり,特に,
再生紙を利用する技術としは,特開平4−32264号
公報『複写装置および複写方法』,特開平4−3922
3号公報『用紙選択機能を有する画像形成装置』,特開
平4−189224号公報『画像記録装置』,特開平4
−324872号公報『画像形成装置および画像形成方
法』,特開平6−102732号公報『複写機』等が提
供されている。
【0004】一方,プリンタ装置,複写機等の画像形成
装置には,多種多様の機能が搭載されるようになってい
るが,一般的に一番多く使用される機能は,プリンタ装
置では,片面印刷,複写機では片面等倍コピーである。
【0005】したがって,一度,プリントまたはコピー
されて,配布され,読まれた後,不必要となった転写紙
は,まだ片面(裏面)が白紙である場合が多く,形成さ
れた画像が秘密文書や,他人に見られた場合に支障のあ
る画像でない限り,片面が白紙であるので,再度,プリ
ントまたはコピーに使用可能である。このため,オフィ
ス等においては,環境資源の保護および経費節約の観点
から,既に片面に画像が形成された転写紙(以下,再利
用紙と呼ぶ)をプリントまたはコピーに再度使用してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の画像形成装置によれば,再生紙を利用するための色
々な技術が開発されているものの,オフィス等において
最も多量に発生する片面に画像が形成された転写紙を再
利用紙として利用ことを前提とした機能が提供されてい
ないため,換言すれば,両面に画像が形成されていない
未使用紙(両面が白紙の転写紙)を使用することを前提
として全ての機能が構築されているため,再利用紙を用
いて画像形成を行う場合に,以下の問題点があった。
【0007】例えば,画像形成動作として,転写紙の両
面に画像を形成する両面モードが指定されている場合
に,再利用紙が使用されると,不良コピーや,不良プリ
ントが発生するという問題点があった。また,これを回
避するためには,ユーザが常に転写紙を確認しなければ
らなず,使い勝手が悪いという問題点もあった。
【0008】また,資源の保護の観点から,転写紙の消
費枚数を低減することが望まれるものの,従来の画像形
成装置によれば,電源投入時の初期モードおよびモード
クリア時の標準モードが,片面コピーとなっているた
め,ユーザが,片面コピーをする必要があるか否かに関
係なく,不用意にコピーを行ってしまい,両面モードと
比較した場合に,約2倍の転写紙を使用してしまうとい
う問題点があった。
【0009】さらに,片面モードで,転写紙の片面に画
像を形成する場合においても,正式な提出書類等の場合
には,未使用紙を使用する必要があるが,転写紙として
再利用紙が載置されている場合には,不良コピーや,不
良プリントが発生するという問題点があった。また,こ
れを回避するためには,ユーザが常に転写紙を確認しな
ければらなず,使い勝手が悪いという問題点もあった。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,未使用紙と再利用紙の両方を同一の装置で使用する
ことによる,不良コピーや,不良プリントの発生を防止
すると共に,使い勝手の向上を図ることを目的とする。
【0011】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,資源の節約および経費節減を優先し,転写紙
の使用枚数を低減できるようにすることを目的とする。
【0012】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,未使用紙と再利用紙の両方を同一の装置で使
用する際に,未使用紙と再利用紙の区別を容易に行える
ようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る画像形成装置は,所定の載置部に
載置された転写紙を一枚ずつ給紙する転写紙給紙手段
と,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検知する
転写紙サイズ検知手段とを備えた画像形成装置におい
て,前記転写紙サイズ検知手段の近傍に配置され,前記
載置された転写紙が,既に片面に画像が形成された再利
用紙であるか,両面に画像が形成されていない未使用紙
であるかを示す転写紙の種類を設定するための設定手段
と,前記設定手段の設定に基づいて,前記載置された転
写紙が前記再利用紙であるか未使用紙であるかを検知す
る転写紙種類検知手段とを備えたものである。
【0014】また,請求項2に係る画像形成装置は,所
定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複数
の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に配
置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検知
する複数の転写紙サイズ検知手段とを備え,かつ,一枚
の転写紙の表裏面に画像を形成する両面モードを有した
画像形成装置において,前記複数の転写紙サイズ検知手
段の近傍にそれぞれ配置され,前記載置された転写紙
が,既に片面に画像が形成された再利用紙であるか,両
面に画像が形成されていない未使用紙であるかを示す転
写紙の種類を設定するための複数の設定手段と,前記複
数の設定手段毎に配置され,前記設定手段の設定に基づ
いて,前記載置された転写紙が前記再利用紙であるか未
使用紙であるかを検知する複数の転写紙種類検知手段
と,前記複数の転写紙種類検知手段の検知結果に基づい
て,前記複数の転写紙給紙手段に載置されている転写紙
が全て未使用紙である場合に,画像形成装置のモードを
両面モードに設定するモード設定制御手段とを備えたも
のである。
【0015】また,請求項3に係る画像形成装置は,所
定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複数
の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に配
置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検知
する複数の転写紙サイズ検知手段とを備え,かつ,一枚
の転写紙の表裏面に画像を形成する両面モードを有した
画像形成装置において,前記複数の転写紙サイズ検知手
段の近傍にそれぞれ配置され,前記載置された転写紙
が,既に片面に画像が形成された再利用紙であるか,両
面に画像が形成されていない未使用紙であるかを示す転
写紙の種類を設定するための複数の設定手段と,前記複
数の設定手段毎に配置され,前記設定手段の設定に基づ
いて,前記載置された転写紙が前記再利用紙であるか未
使用紙であるかを検知する複数の転写紙種類検知手段
と,前記複数の転写紙種類検知手段の検知結果に基づい
て,前記複数の転写紙給紙手段に載置されている転写紙
が全て再利用紙である場合に,両面モードの設定を禁止
するモード設定制御手段とを備えたものである。
【0016】また,請求項4に係る画像形成装置は,所
定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複数
の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に配
置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検知
する複数の転写紙サイズ検知手段とを備え,かつ,一枚
の転写紙の表裏面に画像を形成する両面モードを有した
画像形成装置において,前記複数の転写紙給紙手段の中
から使用する転写紙給紙手段を選択する選択手段と,前
記複数の転写紙サイズ検知手段の近傍にそれぞれ配置さ
れ,前記載置された転写紙が,既に片面に画像が形成さ
れた再利用紙であるか,両面に画像が形成されていない
未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定するための
複数の設定手段と,前記複数の設定手段毎に配置され,
前記設定手段の設定に基づいて,前記載置された転写紙
が前記再利用紙であるか未使用紙であるかを検知する複
数の転写紙種類検知手段と,前記複数の転写紙種類検知
手段の検知結果に基づいて,前記選択手段で選択された
転写紙給紙手段に載置されている転写紙の種類を判定
し,転写紙の種類が再利用紙である場合に,両面モード
の設定を解除し,転写紙の種類が未使用紙の場合に,両
面モードに設定するモード設定制御手段とを備えたもの
である。
【0017】また,請求項5に係る画像形成装置は,前
記モード設定制御手段が,画像形成装置の電源投入時の
初期モードを両面モードに設定すると共に,所定のモー
ドクリアキーを介してモードが解除された際に設定する
標準モードを両面モードに設定するものである。
【0018】また,請求項6に係る画像形成装置は,両
面モードでないことを警告するための警告手段を備え,
前記モード設定制御手段が,設定されているモードが両
面モードで,かつ,選択された転写紙給紙手段の転写紙
が再利用紙の場合に,両面モードを解除すると共に,画
像形成動作を停止させて,前記警告手段を介して両面モ
ードでなくなった旨を警告するものである。
【0019】また,請求項7に係る画像形成装置は,所
定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複数
の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に配
置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検知
する複数の転写紙サイズ検知手段と,原稿サイズと画像
倍率とに基づいて使用する転写紙のサイズを決定し,前
記複数の転写紙給紙手段の中から該当するサイズの転写
紙が載置された転写紙給紙手段を選択する自動用紙選択
手段とを備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を形
成する両面モードを有した画像形成装置において,前記
複数の転写紙サイズ検知手段の近傍にそれぞれ配置さ
れ,前記載置された転写紙が,既に片面に画像が形成さ
れた再利用紙であるか,両面に画像が形成されていない
未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定するための
複数の設定手段と,前記複数の設定手段毎に配置され,
前記設定手段の設定に基づいて,前記載置された転写紙
が前記再利用紙であるか未使用紙であるかを検知する複
数の転写紙種類検知手段とを備え,前記自動用紙選択手
段は,両面モードで,かつ,該当するサイズの転写紙が
載置された転写紙給紙手段が複数存在する場合に,前記
複数の転写紙種類検知手段の検知結果に基づいて,該当
するサイズの転写紙の種類を判定し,未使用紙が載置さ
れている転写紙給紙手段を優先的に選択するものであ
る。
【0020】また,請求項8に係る画像形成装置は,所
定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複数
の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に配
置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検知
する複数の転写紙サイズ検知手段と,原稿サイズと画像
倍率とに基づいて使用する転写紙のサイズを決定し,前
記複数の転写紙給紙手段の中から該当するサイズの転写
紙が載置された転写紙給紙手段を選択する自動用紙選択
手段とを備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を形
成する両面モードを有した画像形成装置において,前記
複数の転写紙サイズ検知手段の近傍にそれぞれ配置さ
れ,前記載置された転写紙が,既に片面に画像が形成さ
れた再利用紙であるか,両面に画像が形成されていない
未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定するための
複数の設定手段と,前記複数の設定手段毎に配置され,
前記設定手段の設定に基づいて,前記載置された転写紙
が前記再利用紙であるか未使用紙であるかを検知する複
数の転写紙種類検知手段とを備え,前記自動用紙選択手
段は,両面モードの場合に,該当するサイズの未使用紙
が載置された転写紙給紙手段を選択し,両面モードでな
い場合に,該当するサイズの再利用紙が載置されている
転写紙給紙手段を選択するものである。
【0021】また,請求項9に係る画像形成装置は,所
定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する転写
紙給紙手段と,前記載置部に載置された転写紙のサイズ
を検知する転写紙サイズ検知手段とを備えた画像形成装
置において,前記載置された転写紙が,既に片面に画像
が形成された再利用紙であるか,両面に画像が形成され
ていない未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定す
るための設定手段と,前記設定手段で設定された転写紙
種類情報を記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶さ
れている転写紙種類情報に基づいて,前記載置された転
写紙が前記再利用紙であるか未使用紙であるかを判定す
る転写紙種類判定手段とを備えたものである。
【0022】また,請求項10に係る画像形成装置は,
所定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複
数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に
配置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検
知する複数の転写紙サイズ検知手段とを備え,かつ,一
枚の転写紙の表裏面に画像を形成する両面モードを有し
た画像形成装置において,前記複数の転写紙給紙手段の
それぞれに載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定するため
の設定手段と,前記設定手段で設定された転写紙種類情
報を記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されてい
る転写紙種類情報に基づいて,前記載置された転写紙が
前記再利用紙であるか未使用紙であるかを判定する転写
紙種類判定手段と,前記転写紙種類判定手段の判定結果
に基づいて,前記複数の転写紙給紙手段に載置されてい
る転写紙が全て未使用紙である場合に,画像形成装置の
モードを両面モードに設定するモード設定制御手段とを
備えたものである。
【0023】また,請求項11に係る画像形成装置は,
所定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複
数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に
配置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検
知する複数の転写紙サイズ検知手段とを備え,かつ,一
枚の転写紙の表裏面に画像を形成する両面モードを有し
た画像形成装置において,前記複数の転写紙給紙手段の
それぞれに載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定するため
の設定手段と,前記設定手段で設定された転写紙種類情
報を記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されてい
る転写紙種類情報に基づいて,前記載置された転写紙が
前記再利用紙であるか未使用紙であるかを判定する転写
紙種類判定手段と,前記転写紙種類判定手段の判定結果
に基づいて,前記複数の転写紙給紙手段に載置されてい
る転写紙が全て再利用紙である場合に,両面モードの設
定を禁止するモード設定制御手段とを備えたものであ
る。
【0024】また,請求項12に係る画像形成装置は,
所定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複
数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に
配置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検
知する複数の転写紙サイズ検知手段とを備え,かつ,一
枚の転写紙の表裏面に画像を形成する両面モードを有し
た画像形成装置において,前記複数の転写紙給紙手段の
中から使用する転写紙給紙手段を選択する選択手段と,
前記複数の転写紙給紙手段のそれぞれに載置された転写
紙が,既に片面に画像が形成された再利用紙であるか,
両面に画像が形成されていない未使用紙であるかを示す
転写紙の種類を設定するための設定手段と,前記設定手
段で設定された転写紙種類情報を記憶する記憶手段と,
前記記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づい
て,前記載置された転写紙が前記再利用紙であるか未使
用紙であるかを判定する転写紙種類判定手段と,前記転
写紙種類判定手段の判定結果に基づいて,前記選択手段
で選択された転写紙給紙手段に載置されている転写紙の
種類を判定し,転写紙の種類が再利用紙である場合に,
両面モードの設定を解除し,転写紙の種類が未使用紙の
場合に,両面モードに設定するモード設定制御手段とを
備えたものである。
【0025】また,請求項13に係る画像形成装置は,
前記モード設定制御手段が,画像形成装置の電源投入時
の初期モードを両面モードに設定すると共に,所定のモ
ードクリアキーを介してモードが解除された際に設定す
る標準モードを両面モードに設定するものである。
【0026】また,請求項14に係る画像形成装置は,
両面モードでないことを警告するための警告手段を備
え,前記モード設定制御手段が,設定されているモード
が両面モードで,かつ,選択された転写紙給紙手段の転
写紙が再利用紙の場合に,両面モードを解除すると共
に,画像形成動作を停止させて,前記警告手段を介して
両面モードでなくなった旨を警告するものである。
【0027】また,請求項15に係る画像形成装置は,
所定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複
数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に
配置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検
知する複数の転写紙サイズ検知手段と,原稿サイズと画
像倍率とに基づいて使用する転写紙のサイズを決定し,
前記複数の転写紙給紙手段の中から該当するサイズの転
写紙が載置された転写紙給紙手段を選択する自動用紙選
択手段とを備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を
形成する両面モードを有した画像形成装置において,前
記複数の転写紙給紙手段のそれぞれに載置された転写紙
が,既に片面に画像が形成された再利用紙であるか,両
面に画像が形成されていない未使用紙であるかを示す転
写紙の種類を設定するための設定手段と,前記設定手段
で設定された転写紙種類情報を記憶する記憶手段と,前
記記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づい
て,前記載置された転写紙が前記再利用紙であるか未使
用紙であるかを判定する転写紙種類判定手段とを備え,
前記自動用紙選択手段は,両面モードで,かつ,該当す
るサイズの転写紙が載置された転写紙給紙手段が複数存
在する場合に,前記転写紙種類判定手段の判定結果に基
づいて,該当するサイズの転写紙の種類を判定し,未使
用紙が載置されている転写紙給紙手段を優先的に選択す
るものである。
【0028】また,請求項16に係る画像形成装置は,
所定の載置部に載置された転写紙を一枚ずつ給紙する複
数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写紙給紙手段毎に
配置され,前記載置部に載置された転写紙のサイズを検
知する複数の転写紙サイズ検知手段と,原稿サイズと画
像倍率とに基づいて使用する転写紙のサイズを決定し,
前記複数の転写紙給紙手段の中から該当するサイズの転
写紙が載置された転写紙給紙手段を選択する自動用紙選
択手段とを備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を
形成する両面モードを有した画像形成装置において,前
記複数の転写紙給紙手段のそれぞれに載置された転写紙
が,既に片面に画像が形成された再利用紙であるか,両
面に画像が形成されていない未使用紙であるかを示す転
写紙の種類を設定するための設定手段と,前記設定手段
で設定された転写紙種類情報を記憶する記憶手段と,前
記記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づい
て,前記載置された転写紙が前記再利用紙であるか未使
用紙であるかを判定する転写紙種類判定手段とを備え,
前記自動用紙選択手段は,両面モードの場合に,該当す
るサイズの未使用紙が載置された転写紙給紙手段を選択
し,両面モードでない場合に,該当するサイズの再利用
紙が載置されている転写紙給紙手段を選択するものであ
る。
【0029】また,請求項17に係る画像形成装置は,
前記転写紙種類検知手段の検知結果を表示する表示手段
を備え,前記表示手段を介して,前記転写紙給紙手段の
それぞれに搭載されている転写紙の種類を常に表示する
ものである。
【0030】また,請求項18に係る画像形成装置は,
前記転写紙種類判定手段の判定結果を表示する表示手段
を備え,前記表示手段を介して,前記転写紙給紙手段の
それぞれに搭載されている転写紙の種類を常に表示する
ものである。
【0031】
【作用】本発明の画像形成装置(請求項1)は,転写紙
サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段を用いて,
載置された転写紙が,既に片面に画像が形成された再利
用紙であるか,両面に画像が形成されていない未使用紙
であるかを示す転写紙の種類を設定すると,転写紙種類
検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,転写紙が再
利用紙であるか未使用紙であるかを検知する。したがっ
て,装置側で転写紙が再利用紙であるか未使用紙である
かを判定することができる。
【0032】また,本発明の画像形成装置(請求項2)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知し,
モード設定制御手段が,転写紙種類検知手段の検知結果
に基づいて,転写紙給紙手段に載置されている転写紙が
全て未使用紙である場合に,画像形成装置のモードを両
面モードに設定することにより,未使用紙と再利用紙の
両方を同一の装置で使用することによる,不良コピー
や,不良プリントの発生を防止する。また,未使用紙を
自動的に両面モードで使用し,資源の節約および経費節
減を優先し,転写紙の使用枚数を低減する。
【0033】また,本発明の画像形成装置(請求項3)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知し,
モード設定制御手段が,転写紙種類検知手段の検知結果
に基づいて,転写紙給紙手段に載置されている転写紙が
全て再利用紙である場合に,両面モードの設定を禁止す
ることにより,未使用紙と再利用紙の両方を同一の装置
で使用することによる,不良コピーや,不良プリントの
発生を防止する。
【0034】また,本発明の画像形成装置(請求項4)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知す
る。また,選択手段が,複数の転写紙給紙手段の中から
使用する転写紙給紙手段を選択すると,モード設定制御
手段が,転写紙種類検知手段の検知結果に基づいて,選
択手段で選択された転写紙給紙手段に載置されている転
写紙の種類を判定し,転写紙の種類が再利用紙である場
合に,両面モードの設定を解除し,転写紙の種類が未使
用紙の場合に,両面モードに設定することにより,未使
用紙と再利用紙の両方を同一の装置で使用することによ
る,不良コピーや,不良プリントの発生を防止する。ま
た,未使用紙を自動的に両面モードで使用し,資源の節
約および経費節減を優先し,転写紙の使用枚数を低減す
る。
【0035】また,本発明の画像形成装置(請求項5)
は,請求項2,3または4において,モード設定制御手
段が,画像形成装置の電源投入時の初期モードを両面モ
ードに設定すると共に,所定のモードクリアキーを介し
てモードが解除された際に設定する標準モードを両面モ
ードに設定することにより,資源の節約および経費節減
を優先し,転写紙の使用枚数を低減する。
【0036】また,本発明の画像形成装置(請求項6)
は,請求項2,3,4または5において,モード設定制
御手段が,設定されているモードが両面モードで,か
つ,選択された転写紙給紙手段の転写紙が再利用紙の場
合に,両面モードを解除すると共に,画像形成動作を停
止させて,警告手段を介して両面モードでなくなった旨
を警告することにより,両面モードを解除して画像形成
を行うか否かの最終判断をユーザに行わせる。
【0037】また,本発明の画像形成装置(請求項7)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知す
る。また,自動用紙選択手段が原稿サイズと画像倍率と
に基づいて使用する転写紙のサイズを決定し,複数の転
写紙給紙手段の中から該当するサイズの転写紙が載置さ
れた転写紙給紙手段を選択する際に,両面モードで,か
つ,該当するサイズの転写紙が載置された転写紙給紙手
段が複数存在する場合に,複数の転写紙種類検知手段の
検知結果に基づいて,該当するサイズの転写紙の種類を
判定し,未使用紙が載置されている転写紙給紙手段を優
先的に選択することにより,未使用紙と再利用紙の両方
を同一の装置で使用することによる,不良コピーや,不
良プリントの発生を防止する。また,未使用紙を自動的
に両面モードで使用し,資源の節約および経費節減を優
先し,転写紙の使用枚数を低減する。
【0038】また,本発明の画像形成装置(請求項8)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知す
る。また,自動用紙選択手段が原稿サイズと画像倍率と
に基づいて使用する転写紙のサイズを決定し,複数の転
写紙給紙手段の中から該当するサイズの転写紙が載置さ
れた転写紙給紙手段を選択する際に,両面モードであれ
ば,該当するサイズの未使用紙が載置された転写紙給紙
手段を選択し,両面モードでなければ,該当するサイズ
の再利用紙が載置されている転写紙給紙手段を選択する
ことにより,未使用紙と再利用紙の両方を同一の装置で
使用することによる,不良コピーや,不良プリントの発
生を防止する。また,未使用紙を自動的に両面モードで
使用し,資源の節約および経費節減を優先し,転写紙の
使用枚数を低減する。
【0039】また,本発明の画像形成装置(請求項9)
は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に片面
に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像が形
成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種類を
設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された転写
紙種類情報を記憶する。転写紙種類判定手段は,記憶手
段に記憶されている転写紙種類情報に基づいて,載置さ
れた転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを判定
する。したがって,装置側で転写紙が再利用紙であるか
未使用紙であるかを判定することができる。
【0040】また,本発明の画像形成装置(請求項1
0)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定し,モード設定制御手段が,転写紙種類判
定手段の判定結果に基づいて,複数の転写紙給紙手段に
載置されている転写紙が全て未使用紙である場合に,画
像形成装置のモードを両面モードに設定することによ
り,未使用紙と再利用紙の両方を同一の装置で使用する
ことによる,不良コピーや,不良プリントの発生を防止
する。また,未使用紙を自動的に両面モードで使用し,
資源の節約および経費節減を優先し,転写紙の使用枚数
を低減する。
【0041】また,本発明の画像形成装置(請求項1
1)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定し,モード設定制御手段が,転写紙種類判
定手段の判定結果に基づいて,複数の転写紙給紙手段に
載置されている転写紙が全て再利用紙である場合に,両
面モードの設定を禁止することにより,未使用紙と再利
用紙の両方を同一の装置で使用することによる,不良コ
ピーや,不良プリントの発生を防止する。
【0042】また,本発明の画像形成装置(請求項1
2)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定し,モード設定制御手段が,転写紙種類判
定手段の判定結果に基づいて,前記選択手段で選択され
た転写紙給紙手段に載置されている転写紙の種類を判定
し,転写紙の種類が再利用紙である場合に,両面モード
の設定を解除し,転写紙の種類が未使用紙の場合に,両
面モードに設定することにより,未使用紙と再利用紙の
両方を同一の装置で使用することによる,不良コピー
や,不良プリントの発生を防止する。また,未使用紙を
自動的に両面モードで使用し,資源の節約および経費節
減を優先し,転写紙の使用枚数を低減する。
【0043】また,本発明の画像形成装置(請求項1
3)は,請求項10,11または12において,モード
設定制御手段が,画像形成装置の電源投入時の初期モー
ドを両面モードに設定すると共に,所定のモードクリア
キーを介してモードが解除された際に設定する標準モー
ドを両面モードに設定することにより,資源の節約およ
び経費節減を優先し,転写紙の使用枚数を低減する。
【0044】また,本発明の画像形成装置(請求項1
4)は,請求項10,11,12または13において,
モード設定制御手段が,設定されているモードが両面モ
ードで,かつ,選択された転写紙給紙手段の転写紙が再
利用紙の場合に,両面モードを解除すると共に,画像形
成動作を停止させて,記警告手段を介して両面モードで
なくなった旨を警告することことにより,両面モードを
解除して画像形成を行うか否かの最終判断をユーザに行
わせる。
【0045】また,本発明の画像形成装置(請求項1
5)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定する。また,自動用紙選択手段が原稿サイ
ズと画像倍率とに基づいて使用する転写紙のサイズを決
定し,複数の転写紙給紙手段の中から該当するサイズの
転写紙が載置された転写紙給紙手段を選択する際に,両
面モードで,かつ,該当するサイズの転写紙が載置され
た転写紙給紙手段が複数存在する場合に,複数の転写紙
種類判定手段の判定結果に基づいて,該当するサイズの
転写紙の種類を判定し,未使用紙が載置されている転写
紙給紙手段を優先的に選択することにより,未使用紙と
再利用紙の両方を同一の装置で使用することによる,不
良コピーや,不良プリントの発生を防止する。また,未
使用紙を自動的に両面モードで使用し,資源の節約およ
び経費節減を優先し,転写紙の使用枚数を低減する。
【0046】また,本発明の画像形成装置(請求項1
6)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定する。また,自動用紙選択手段が原稿サイ
ズと画像倍率とに基づいて使用する転写紙のサイズを決
定し,複数の転写紙給紙手段の中から該当するサイズの
転写紙が載置された転写紙給紙手段を選択する際に,両
面モードであれば,該当するサイズの未使用紙が載置さ
れた転写紙給紙手段を選択し,両面モードでなければ,
該当するサイズの再利用紙が載置されている転写紙給紙
手段を選択することにより,未使用紙と再利用紙の両方
を同一の装置で使用することによる,不良コピーや,不
良プリントの発生を防止する。また,未使用紙を自動的
に両面モードで使用し,資源の節約および経費節減を優
先し,転写紙の使用枚数を低減する。
【0047】また,本発明の画像形成装置(請求項1
7)は,請求項1ないし8において,転写紙種類検知手
段の検知結果を表示する表示手段を介して,転写紙給紙
手段のそれぞれに搭載されている転写紙の種類を常に表
示することにより,ユーザが未使用紙と再利用紙の区別
を容易に行える。
【0048】また,本発明の画像形成装置(請求項1
8)は,請求項9ないし16において,転写紙種類判定
手段の判定結果を表示する表示手段を介して,転写紙給
紙手段のそれぞれに搭載されている転写紙の種類を常に
表示することにより,ユーザが未使用紙と再利用紙の区
別を容易に行える。
【0049】
【実施例】以下,本発明の画像形成装置を複写機に適用
した場合を例として,〔実施例1〕,〔実施例2〕の順
で図面を参照して詳細に説明する。
【0050】〔実施例1〕図1は,実施例1の画像形成
装置である複写機の概略構成を示し,原稿画像を光学的
に読み取るスキャナユニット101と,スキャナユニッ
ト101で読み取った画像データに基づいて転写紙に画
像形成を行うプリンタユニット102と,プリンタユニ
ット102へ転写紙を一枚ずつ給紙する3段の給紙段
1,2,3を有した給紙ユニット103と,プリンタユ
ニット102で画像を形成した後の転写紙を反転して再
度プリンタユニット102へ給紙する両面トレイ104
とを備えている。
【0051】図2(a)は,実施例1の転写紙種類検知
手段である再利用紙検知センサ202a〜202cの配
置を示し,図2(b)は,実施例1の設定手段である反
射表示板206および遮光スライド板207の構成を示
している。給紙ユニット103の3段の給紙段1,2,
3は共通の構成であり,図示の如く,載置部103aに
載置された転写紙Pに応じて横スライダー203と縦ス
ライダー204をスライドさせることにより,任意のサ
イズの転写紙Pが載置可能である。
【0052】図2(b)に示すように,縦スライダー2
04の上部には,転写紙のサイズを検知するためのサイ
ズ検知板205と,載置された転写紙Pが,既に片面に
画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像が形成
されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設
定するための反射表示板206および遮光スライド板2
07が配設されている。反射表示板206上には,『未
使用紙』,『再利用紙』の文字が記載されており,ここ
で,例えば,転写紙Pが未使用紙の場合には,図示の位
置に遮光スライド板207をスライドさせて,『未使用
紙』の文字が見えるように設定する。また,転写紙Pが
再利用紙の場合には,『未使用紙』の文字を覆うように
遮光スライド板207をスライドさせて,『再利用紙』
の文字が見えるように設定する。
【0053】一方,給紙ユニット103の3段の給紙段
1,2,3の上側には,図2(a)に示すように,反射
型光センサである転写紙サイズ検知センサ201a〜2
01cと,反射型光センサである再利用紙検知センサ2
02a〜202cが配設されている。これらの配設位置
は,載置部103aに載置された転写紙Pに応じて縦ス
ライダー204をスライドさせた際に,転写紙Pのサイ
ズに応じて縦スライダー204が停止する位置に相当す
る。
【0054】したがって,転写紙サイズ検知センサ20
1a〜201cのうち,縦スライダー204の停止位置
(すなわち,転写紙のサイズ)には光反射率の高いサイ
ズ検知板205が存在するので,その位置の転写紙サイ
ズ検知センサ201a〜201cの出力が大きくなり,
これによって転写紙のサイズを検知することができる。
また,出力の大きくなったの転写紙サイズ検知センサ2
01a〜201cの隣に位置する再利用紙検知センサ2
02a〜202cで,反射表示板206上の『再利用
紙』の文字の位置の反射率を検知することで,再利用紙
の場合には,反射表示板206によって効率良く光が反
射されて,再利用紙検知センサ202a〜202cの出
力が大きくなり,未使用紙の場合には,遮光スライド板
207によって反射表示板206が覆われているので,
再利用紙検知センサ202a〜202cの出力が小さく
なる。これによって,未使用紙か再利用紙からを検知す
ることができる。
【0055】図3は,実施例1の操作表示部301の構
成を示し,置数をセットするためのテンキー302,コ
ピースタートを入力するためのスタートキー303,自
動用紙選択機能を設定・解除するための自動用紙選択キ
ー304,マニュアルで給紙段を選択するための用紙選
択キー305,両面モードを設定・解除するための両面
キー306,テンキー302で入力した置数をクリアす
るためのクリアキー307,設定されているモードをク
リアするためのモードクリアキー308,各種設定モー
ドおよび状態表示を行うための表示パネル309を備え
ている。なお,309aは,各種メッセージの表示を行
うための液晶表示部を示す。また,両面キー306は,
両面モードを設定・解除(ON・OFF)にしたがって
点灯・消灯するLEDが内蔵されている。
【0056】図4は,表示パネル309の一部拡大図を
示し,表示パネル309には,給紙段1,2,3を示す
給紙段表示部401と,現在選択されている給紙段を示
すマーカ402と,各給紙段に載置されている転写紙の
サイズを示す転写紙サイズ表示部403と,各給紙段に
載置されている転写紙の載置方向を示す用紙方向表示部
404と,各給紙段に載置されている転写紙が未使用紙
であるか,再利用紙であるかを示す転写紙種類表示部4
05とを有している。
【0057】図5は,実施例1の制御系の概略ブロック
図を示し,制御プログラムを格納したROM501と,
設定モードや,パラメータの一時記憶および各種処理に
使用するRAM502と,ROM501の制御プログラ
ムを実行して,各種制御を行うCPU503と,各給紙
段1〜3の転写紙サイズ検知センサ201a〜201c
および再利用紙検知センサ202a〜202cの検知結
果を入力するためのI/Oポート504と,操作表示部
301の表示制御およびキー入力を行うためのI/Oポ
ート505とを備えている。
【0058】以上の構成において,複写機の電源が投入
されると,図6に示すメイン制御フローが起動され,先
ず,初期化処理(S601)が実行される。その後,操
作表示部301を介して,コピーモードの設定,コピー
枚数の設定等を行うと,ステップS602〜S607に
示す,モードクリアキー制御処理,自動用紙選択キー制
御処理,用紙選択キー制御処理,転写紙サイズ表示制御
処理,本発明の要部である再利用紙表示制御処理,両面
キー制御処理が実行される。次に,スタートキーを押下
すると(S608),ステップS609で,本発明の要
部である給紙段選択制御処理が実行され,ここで,両面
モードの設定に変化があったか否かを判定し(S61
0),変化があった場合には,ステップS608へ戻っ
て,ユーザが再度スタートキーを押下するのを待つ。な
お,詳細は後述するが,両面モードに変化があった場合
には,ステップS609において,『モードが変わりま
した。』等のメッセージを表示する。これによって,一
旦スタートキー押下後でも,画像形成動作を停止させ
て,操作表示部301を介して両面モードでなくなった
旨を警告することができる。
【0059】ステップS610で,両面モードに変化が
ない場合には,スキャナユニット101,プリンタユニ
ット102,給紙ユニット103および両面トレイ10
4を制御して,画像形成動作を実行し(S611),コ
ピー終了まで(S612),画像形成動作を繰り返す。
【0060】以下,初期化処理,モードクリアキー
制御処理,自動用紙選択キー制御処理,用紙選択キ
ー制御処理,転写紙サイズ表示制御処理,再利用紙
表示制御処理,両面キー制御処理,給紙段選択制御
処理,具体的な動作例の順でその動作を詳細に説明す
る。
【0061】初期化処理 図7は,初期化処理のフローチャートを示し,電源が投
入されると,RAM502の記憶内容をクリアし(S7
01),両面モードをセットし,両面モード表示ONを
出力する(S702)。これによってCPU503から
両面モード表示ONが両面キー306に転送され,両面
キー306に内蔵されているLEDが点灯し,初期モー
ドが両面モードであることをユーザに通知する。
【0062】モードクリアキー制御処理 図8は,モードクリアキー制御処理のフローチャートを
示し,設定されているモードをクリアするためのモード
クリアキー308が押下されたか否かを判定し(S80
1),押下されなければ,処理を終了し,押下されたな
らば,設定されている各モードをリセットすると共に,
自動用紙選択モードをセットし(S802),続いて,
両面モードをセットし,両面モード表示ONを出力する
(S803)。これによってCPU503から両面モー
ド表示ONが両面キー306に転送され,両面キー30
6に内蔵されているLEDが点灯し,モードクリア時の
標準モードが両面モードであることをユーザに通知す
る。
【0063】自動用紙選択キー制御処理 図9は,自動用紙選択キー制御処理のフローチャートを
示し,自動用紙選択機能を設定・解除するための自動用
紙選択キー304が押下されたか否かを判定し(S90
1),押下されなければ,処理を終了し,押下されたな
れば,既に自動用紙選択モードであるか否かを判定する
(S902)。自動用紙選択モードであれば,自動用紙
選択モードを解除し,自動用紙選択表示をOFFすると
共に,表示パネル309のマーカ402(図4参照)を
給紙段1の位置に表示させて給紙段1選択表示を行う
(S903)。一方,自動用紙選択モードでなければ,
自動用紙選択モードをセットし,自動用紙選択表示をO
Nすると共に,給紙段1,2,3選択表示をOFFする
(S904)。
【0064】用紙選択キー制御処理 図10は,用紙選択キー制御処理のフローチャートを示
し,マニュアルで給紙段を選択するための用紙選択キー
305が押下されたか否かを判定し(S1001),押
下されなければ,処理を終了し,押下されたなれば,現
在の給紙段が給紙段1選択であるか否かを判定し(S1
002),肯定されたならば,用紙選択キー305の押
下で次段の給紙段2が指定されたことになるので,表示
パネル309のマーカ402(図4参照)を給紙段2の
位置に表示させて給紙段2選択表示を行うと共に,給紙
段1,3の位置のマーカ402の表示をOFFさせ(S
1003),再利用紙検知センサ202a〜202cの
出力に基づいて,給紙段2が再利用紙か否かを判定し
(S1004),再利用紙であれば,ステップS101
0へ進み,両面モードを解除して,両面モード表示をO
FFする。また,再利用紙でなければ,ステップS10
11へ進み,両面モードをセットし,両面モード表示を
ONして処理を終了する。
【0065】一方,ステップS1002において,給紙
段1でなければ,現在の給紙段が給紙段2選択であるか
否かを判定し(S1005),肯定されたならば,用紙
選択キー305の押下で次段の給紙段3が指定されたこ
とになるので,表示パネル309のマーカ402(図4
参照)を給紙段3の位置に表示させて給紙段3選択表示
を行うと共に,給紙段1,2の位置のマーカ402の表
示をOFFさせ(S1006),再利用紙検知センサ2
02a〜202cの出力に基づいて,給紙段3が再利用
紙か否かを判定し(S1007),再利用紙であれば,
ステップS1010へ進み,両面モードを解除して,両
面モード表示をOFFする。また,再利用紙でなけれ
ば,ステップS1011へ進み,両面モードをセット
し,両面モード表示をONして処理を終了する。
【0066】一方,ステップS1005において,給紙
段2でなければ,用紙選択キー305の押下で次段の給
紙段1が指定されたことになるので,表示パネル309
のマーカ402(図4参照)を給紙段1の位置に表示さ
せて給紙段1選択表示を行うと共に,給紙段2,3の位
置のマーカ402の表示をOFFさせ(S1008),
再利用紙検知センサ202a〜202cの出力に基づい
て,給紙段1が再利用紙か否かを判定し(S100
9),再利用紙であれば,ステップS1010へ進み,
両面モードを解除して,両面モード表示をOFFする。
また,再利用紙でなければ,ステップS1011へ進
み,両面モードをセットし,両面モード表示をONして
処理を終了する。
【0067】このように用紙選択キー制御処理によっ
て,選択された給紙段が再利用紙の場合には,両面モー
ドが解除されるので,不良コピーの発生を防止すること
ができる。
【0068】転写紙サイズ表示制御処理 図11は,転写紙サイズ表示制御処理のフローチャート
を示し,先ず,給紙段1がセットされているか否かを判
定し(S1101),セットされていれば,給紙段1の
転写紙サイズ検知センサ201a〜201cの出力に基
づいて,転写紙サイズを検知し,転写紙サイズ表示部4
03の該当する転写紙サイズ表示1(給紙段1)の表示
をONし(S1102),また,セットされていない場
合には,転写紙サイズ表示部403の該当する転写紙サ
イズ表示1をOFFする(S1103)。
【0069】次に,給紙段2がセットされているか否か
を判定し(S1104),セットされていれば,給紙段
2の転写紙サイズ検知センサ201a〜201cの出力
に基づいて,転写紙サイズを検知し,転写紙サイズ表示
部403の該当する転写紙サイズ表示2(給紙段2)の
表示をONし(S1105),また,セットされていな
い場合には,転写紙サイズ表示部403の該当する転写
紙サイズ表示2をOFFする(S1106)。
【0070】続いて,給紙段3がセットされているか否
かを判定し(S1107),セットされていれば,給紙
段3の転写紙サイズ検知センサ201a〜201cの出
力に基づいて,転写紙サイズを検知し,転写紙サイズ表
示部403の該当する転写紙サイズ表示3(給紙段3)
の表示をONし(S1108),また,セットされてい
ない場合には,転写紙サイズ表示部403の該当する転
写紙サイズ表示3をOFFし(S1109),処理を終
了する。
【0071】再利用紙表示制御処理 図12は,再利用紙表示制御処理のフローチャートを示
し,先ず,給紙段1がセットされているか否かを判定し
(S1201),セットされていれば,給紙段1の再利
用紙検知センサ202a〜202cの出力に基づいて,
転写紙の種類を検知し(S1202),再利用紙なら
ば,転写紙種類表示部405の該当する再利用紙1(給
紙段1)の表示をONし(S1203),また,セット
されていない場合および再利用紙でない場合には,転写
紙種類表示部405の該当する再利用紙1の表示をOF
Fする(S1204)。
【0072】次に,給紙段2がセットされているか否か
を判定し(S1205),セットされていれば,給紙段
2の再利用紙検知センサ202a〜202cの出力に基
づいて,転写紙の種類を検知し(S1206),再利用
紙ならば,転写紙種類表示部405の該当する再利用紙
2(給紙段2)の表示をONし(S1207),また,
セットされていない場合および再利用紙でない場合に
は,転写紙種類表示部405の該当する再利用紙2の表
示をOFFする(S1208)。
【0073】続いて,給紙段3がセットされているか否
かを判定し(S1209),セットされていれば,給紙
段3の再利用紙検知センサ202a〜202cの出力に
基づいて,転写紙の種類を検知し(S1210),再利
用紙ならば,転写紙種類表示部405の該当する再利用
紙3(給紙段3)の表示をONし(S1211),ま
た,セットされていない場合および再利用紙でない場合
には,転写紙種類表示部405の該当する再利用紙3の
表示をOFFする(S1212)。
【0074】両面キー制御処理 図13は,両面キー制御処理のフローチャートを示し,
先ず,両面モードを設定・解除するための両面キー30
6が押下されたか否かを判定し(S1301),押下さ
れたならば,現在のモードが両面モードであるか否かを
判定する(S1302)。ここで,両面モードであれ
ば,各給紙段1〜3の再利用紙検知センサ202a〜2
02cの出力に基づいて,全ての給紙段が未使用紙であ
るか否かを判定し(1303),判定が否定の場合(再
利用紙の給紙段がある場合)には,両面モードをリセッ
トして処理を終了し(S1304),全ての給紙段が未
使用紙であれば,そのまま処理を終了する。すなわち,
全ての給紙段が未使用紙の場合には,強制的に両面モー
ドを維持する。
【0075】また,両面モードでなければ,各給紙段1
〜3の再利用紙検知センサ202a〜202cの出力に
基づいて,全ての給紙段が再利用紙であるか否かを判定
し(1305),判定が否定の場合(未使用紙の給紙段
がある場合)には,両面モードをセットして処理を終了
し(S1306),全ての給紙段が未使用紙であれば,
そのまま処理を終了する。すなわち,未使用紙がある場
合には,両面モードにセットする。
【0076】一方,ステップS1301において,両面
キー306が押下されていない場合には,全ての給紙段
が未使用紙であるか否かを判定し(S1307),全て
の給紙段が未使用紙であれば,両面モードをセットし
(S1308),両面モード使用禁止表示をOFFして
(S1309),処理を終了する。また,ステップS1
307で,判定が否定の場合(再利用紙の給紙段がある
場合)には,全ての給紙段が再利用紙であるか否かを判
定し(1310),判定が否定の場合(未使用紙の給紙
段がある場合)には,処理を終了する。逆に,判定が肯
定された場合には,両面モードをリセットし(S131
1),両面モード使用禁止表示をONして(S131
2),処理を終了する。なお,ここで,両面モード使用
禁止表示とは,表示パネル309の液晶表示部309a
に『両面モード使用禁止』のメッセージ表示を行うこと
を示す。
【0077】給紙段選択制御処理 図14は,給紙段選択制御処理のフローチャートを示
し,先ず,両面モードであるか否かを判定し(S140
1),両面モードであれば,自動用紙選択モードである
か否かを判定する(S1402)。ここで,自動用紙選
択モードでなければ,そのまま処理を終了し,自動用紙
選択モードであれば,原稿サイズと倍率より最適な転写
紙サイズを確定し(S1403),該当する転写紙サイ
ズの未使用紙の給紙段1〜3があるか否かを判定し(S
1404),未使用紙の給紙段があれば,該当する未使
用紙の給紙段を選択し(S1405),未使用紙の給紙
段がなければ,該当するサイズの給紙段を選択し,両面
モードを解除すると共に,両面モード表示をOFFして
(S1406),表示パネル309の液晶表示部309
aに『モードが変わりました』のメッセージ表示を行っ
て(S1407),処理を終了する。
【0078】一方,両面モードでなければ,自動用紙選
択モードであるか否かを判定する(S1408)。ここ
で,自動用紙選択モードでなければ,そのまま処理を終
了し,自動用紙選択モードであれば,原稿サイズと倍率
より最適な転写紙サイズを確定し(S1409),該当
する転写紙サイズの再利用紙の給紙段1〜3があるか否
かを判定し(S1410),再利用紙の給紙段があれ
ば,該当する再利用紙の給紙段を選択し(S141
1),再利用紙の給紙段がなければ,該当するサイズの
給紙段を選択し,両面モードをセットすると共に,両面
モード表示をONして(S1412),表示パネル30
9の液晶表示部309aに『モードが変わりました』の
メッセージ表示を行って(S1407),処理を終了す
る。
【0079】具体的な動作例 次に,前述した制御動作による具体的な動作例を示す。
例えば,最上段の給紙段1にA4Tの再利用紙をセット
し,2段目の給紙段2にA4Tの未使用紙をセットし,
3段目の給紙段3にA3Tの未使用紙をセットした状態
において,原稿がA3Tで倍率を71%とし,転写紙A
4Tに縮小したコピーをする場合に,片面モードで,自
動用紙選択キー304を押下して自動用紙選択モードを
セットし,図6のステップS608でスタートキーを押
下すると,図14に示した給紙段選択制御処理のステッ
プS1409で原稿サイズ(A3T)と倍率(71%)
により,最適な転写紙サイズとしてA4Tが確定され,
続いて,ステップS1410でA4Tの再利用紙の給紙
段1が選択される。なお,両面モードの場合には,ステ
ップS1402で最適な転写紙サイズとしてA4Tが確
定され,続いて,ステップS1403でA4Tの未使用
紙の給紙段2が選択される。
【0080】また,例えば,原稿がA3Tで倍率100
%の場合は,ステップS1410で再利用紙の給紙段が
ないと判定されるので,ステップS1412へ進み,給
紙段3が選択され,片面モードから両面モードに自動的
に変わり,ステップS1407でモードが変わったこと
を警告する。この状態で,図6のステップS610で両
面モードが変化したと判定されるので,再び,ステップ
S608へ戻り,スタートキーが再度押下されるのを待
つ。換言すれば,改めてスタートキーを押下することに
より,コピーを可能としているので,モードが切り替わ
っても,ユーザに最終的な判断を任せることができ,ユ
ーザの違和感をなくすことができる。
【0081】また,例えば,全ての給紙段1〜3に未使
用紙がセットされている場合には,図13に示した両面
キー制御処理のステップS1308で無条件に両面モー
ドがセットされる。また,全ての給紙段1〜3に再利用
紙がセットされている場合には,ステップS1311で
無条件に両面モードがリセットされ,片面モードとな
る。この際に,ステップS1312で両面モードが使用
禁止であることを表示するので,ユーザは片面モードに
切り替わった理由を知ることができ,必要に応じて未使
用紙をセットして両面モードを使用可能とすることがで
きる。
【0082】また,例えば,自動用紙選択モードを使用
せず,用紙選択キー305を用いて給紙段を選択する場
合は,図10に示した用紙選択キー制御処理によって,
選択した給紙段の転写紙が未使用紙ならば,両面モード
にセットされ,再利用紙ならば,両面モードがリセット
される。
【0083】さらに,電源投入時には,図7に示した初
期化処理によって,RAM502をクリアした後に,両
面モードがセットされる。また,モードクリア後の標準
モードの設定においても,図8に示したモードクリアキ
ー制御処理によって,両面モードがセットされる。
【0084】また,給紙段1〜3に同一サイズの転写紙
が複数存在した場合,両面モードであれば,図14に示
した給紙段選択制御処理のステップS1404,S14
05で未使用紙を優先的に選択して使用し,片面モード
であれば,ステップS1410,S1411で再利用紙
を優先的に選択して使用するので,使用する転写紙の枚
数を最小限に留めることができる。
【0085】前述したように実施例1によれば,各給紙
段1〜3にセットされた転写紙が未使用紙か再利用紙か
を検知することにより,コピーモードに応じて,未使用
紙を使用したり,再利用紙を使用したりすることができ
る。すなわち,所望するモードに応じた最適な転写紙を
選択することにより,転写紙を有効利用することができ
る。
【0086】また,未使用紙と再利用紙の両方を同一の
装置で使用することによる,不良コピーや,不良プリン
トの発生を防止すると共に,使い勝手の向上を図ること
ができる。また,資源の節約および経費節減を優先し,
転写紙の使用枚数を低減できる。さらに,操作表示部1
03に転写紙の種類(未使用紙・再利用紙)を表示する
ので,未使用紙と再利用紙の区別を容易に行うことがで
きる。
【0087】〔実施例2〕実施例2の複写機は,図2で
示した実施例1の再利用紙検知センサ202a〜202
cからなる転写紙種類検知手段と,反射表示板206お
よび遮光スライド板207からなる設定手段とに代え
て,他の設定手段と,設定手段で設定された転写紙種類
情報を記憶する記憶手段と,記憶手段に記憶されている
転写紙種類情報に基づいて,載置された転写紙が再利用
紙であるか未使用紙であるかを判定する転写紙種類判定
手段とを備えたものである。なお,基本的な構成は,実
施例1と共通につき,ここでは異なる部分のみを説明す
る。
【0088】図15は,実施例2の操作表示部301の
構成を示し,図2で示した実施例1の操作表示部301
に,実施例2の設定手段である再利用紙モード設定キー
310および再利用紙入力キー311を追加したもので
あり,これらのキー310,311は,後述する再利用
紙モード設定キー制御処理(図22参照)および用紙選
択キー制御処理(図20,図21参照)において,各給
紙段1〜3にそれぞれの転写紙種類情報(未使用紙か,
再利用紙か)を設定するために使用するものである。
【0089】図16は,実施例2の制御系の概略ブロッ
ク図を示し,制御プログラムを格納したROM1601
と,設定モードや,パラメータの一時記憶および各種処
理に使用する不揮発性RAM1602と,ROM160
1の制御プログラムを実行して,各種制御を行うCPU
1603と,各給紙段1〜3の転写紙サイズ検知センサ
201a〜201cの検知結果を入力するためのI/O
ポート1604と,操作表示部301の表示制御および
キー入力を行うためのI/Oポート1605とを備えて
いる。この不揮発性RAM1602を,再利用紙モード
設定キー310および再利用紙入力キー311を用いて
設定した各給紙段1〜3の転写紙種類情報を記憶する実
施例2の記憶手段として使用する。
【0090】以上の構成において,複写機の電源が投入
されると,図17に示すメイン制御フローが起動され,
先ず,初期化処理(S601)が実行される。その後,
操作表示部301を介して,コピーモードの設定,コピ
ー枚数の設定等を行うと,ステップS602〜S607
に示す,テンキー制御処理,クリアキー制御処理,モー
ドクリアキー制御処理,自動用紙選択キー制御処理,用
紙選択キー制御処理,再利用紙モード設定キー制御処
理,転写紙サイズ表示制御処理,再利用紙表示制御処
理,両面キー制御処理が実行される。次に,スタートキ
ーを押下すると(S608),ステップS609で,給
紙段選択制御処理が実行され,ここで,両面モードの設
定に変化があったか否かを判定し(S610),変化が
あった場合には,ステップS608へ戻って,ユーザが
再度スタートキーを押下するのを待つ。なお,詳細は後
述するが,両面モードに変化があった場合には,ステッ
プS609において,『モードが変わりました。』等の
メッセージを表示する。これによって,一旦スタートキ
ー押下後でも,画像形成動作を停止させて,操作表示部
301を介して両面モードでなくなった旨を警告するこ
とができる。
【0091】ステップS610で,両面モードに変化が
ない場合には,スキャナユニット101,プリンタユニ
ット102,給紙ユニット103および両面トレイ10
4を制御して,画像形成動作を実行し(S611),コ
ピー終了まで(S612),画像形成動作を繰り返す。
【0092】なお,図17に示す実施例2のメイン制御
フローは,基本的に図6で示した実施例1のメイン制御
フローと同じであり,同一のステップ番号は同一の処理
を示す。したがって,ここでは,実施例2の特徴となる
テンキー制御処理,クリアキー制御処理,用紙選
択キー制御処理,再利用紙モード設定キー制御処理,
具体的な動作例の順でその動作を詳細に説明する。
【0093】テンキー制御処理 図18は,テンキー制御処理のフローチャートを示し,
操作表示部301のテンキー302が押下されたか否か
を判定し(S1801),押下されていれば,押下した
テンキーデータを表示パネル309の置数表示部に表示
する(S1802)。
【0094】クリアキー制御処理 図19は,クリアキー制御処理のフローチャートを示
し,操作表示部301のクリアキー307が押下された
か否かを判定し(S1901),押下されていれば,置
数をクリアし,表示パネル309の置数表示部の表示を
『0』にする(S1902)。
【0095】用紙選択キー制御処理 図20および図21は,実施例2の用紙選択キー制御処
理のフローチャートを示す。このフローチャートにおい
て,ステップS1001〜S1011は,図10で示し
た実施例1の用紙選択キー制御処理のフローチャートと
共通につき,ここでは,ステップS2001〜S201
3について説明する。
【0096】先ず,再利用紙設定モードであるか否かを
判定し(S2001),再利用紙設定モードでなけれ
ば,ステップS1001以降へ進む。また,再利用紙設
定モードであれば,再利用紙入力キー311が押下され
たか否かを判定し(S2002),押下されていなけれ
ば,用紙選択キー305が押下されたか否かを判定する
(S2003)。なお,再利用紙設定モードの設定は,
後述する再利用紙モード設定キー制御処理(図22参
照)で設定されるものである。
【0097】ここで,用紙選択キー305が,押下され
ていなければ,そのまま処理を終了する。また,押下さ
れたならば,現在の給紙段が給紙段1選択であるか否か
を判定し(S2004),肯定されたならば,用紙選択
キー305の押下で次段の給紙段2が指定されたことに
なるので,給紙段2選択と確定し(S2005),処理
を終了する。また,否定された場合には,現在の給紙段
が給紙段2選択であるか否かを判定し(S2006),
肯定されたならば,用紙選択キー305の押下で次段の
給紙段3が指定されたことになるので,給紙段3選択と
確定し(S2007),否定された場合には,給紙段1
選択と確定し(S2008),処理を終了する。
【0098】一方,ステップS2002において,再利
用紙入力キー311が押下されたならば,現在の給紙段
が給紙段1選択であるか否かを判定し(S2009),
肯定されたならば,給紙段1の転写紙種類情報としてテ
ンキーデータを入力し,不揮発性RAM1602に記憶
する(S2010)。また,否定された場合には,現在
の給紙段が給紙段2選択であるか否かを判定し(S20
11),肯定されたならば,給紙段2の転写紙種類情報
としてテンキーデータを入力し,不揮発性RAM160
2に記憶し(S2012),否定されたならば,給紙段
3の転写紙種類情報としてテンキーデータを入力し,不
揮発性RAM1602に記憶し(S2013),処理を
終了する。
【0099】再利用紙モード設定キー制御処理 図22は,再利用紙モード設定キー制御処理のフローチ
ャートを示し,先ず,再利用紙モード設定キー310が
押下されたか否かを判定し(S2201),押下されて
いなければ,処理を終了する。また,押下されたなら
ば,現在のモードが再利用紙設定モードであるか否かを
判定し(S2202),再利用紙設定モードであれば,
再利用紙設定モードを解除し(S2203),再利用紙
設定モードでなければ,再利用紙設定モードをセットし
て(S2204),処理を終了する。
【0100】具体的な動作例 次に,前述した制御動作による具体的な動作例を示す。
例えば,最上段の給紙段1にA4Tの再利用紙をセット
し,2段目の給紙段2にA4Tの未使用紙をセットし,
3段目の給紙段3にA3Tの未使用紙をセットしたもの
とする。このように転写紙をセットした後,各給紙段1
〜3の転写紙の種類(未使用紙か,再利用紙か)をセッ
トするために,再利用紙モード設定キー310を押下す
ることにより,図22で示した再利用紙モード設定キー
制御処理によって,再利用紙設定モードとなり,転写紙
の種類の設定が可能となる。次に,図20および図21
で示した用紙選択キー制御処理で,先ず,用紙選択キー
を利用して,転写紙の種類を設定する給紙段を選択し
(S2003〜S2008),給紙段を選択した状態
で,再利用紙入力キー311を押下することで,テンキ
ーでセットされた『0:未使用紙』または『1:再利用
紙』により転写紙の種類を判定し,同時に転写紙種類情
報を不揮発性RAM1602に記憶する。以上のように
して,各給紙段1〜3の転写紙が未使用紙か再利用紙か
を設定することができる。
【0101】なお,その他の動作は実施例1と同様につ
き,説明を省略する。
【0102】前述したように実施例2によれば,実施例
1の効果に加えて,操作表示部301上のキー操作によ
り,各給紙段1〜3の転写紙の種類を設定することがで
きるので,実施例1と比較して特別なセンサ類等を設け
る必要がなく,コスト的に有利である。
【0103】なお,上記実施例1および実施例2では,
複写機を例として説明したが,例えば,プリンタ装置等
に適用することも可能である。また,給紙段を3段とし
て説明したが,特にこれに限定するものではない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の画像形成
装置(請求項1)は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配
置された設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,転写紙種類検知手段が,該設定手段の
設定に基づいて,転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを検知するため,装置側で転写紙が再利用紙であ
るか未使用紙であるかを判定することができ,未使用紙
と再利用紙の両方を同一の装置で使用することによる,
不良コピーや,不良プリントの発生を防止すると共に,
使い勝手の向上を図ることができる。また,転写紙をセ
ットする際に,同時に再利用紙であるか未使用紙である
かを設定できるため,設定ミスが少なく,かつ,簡単に
設定できる。
【0105】また,本発明の画像形成装置(請求項2)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知し,
モード設定制御手段が,転写紙種類検知手段の検知結果
に基づいて,転写紙給紙手段に載置されている転写紙が
全て未使用紙である場合に,画像形成装置のモードを両
面モードに設定するため,未使用紙と再利用紙の両方を
同一の装置で使用することによる,不良コピーや,不良
プリントの発生を防止することができる。また,未使用
紙を自動的に両面モードで使用し,資源の節約および経
費節減を優先し,転写紙の使用枚数を低減することがで
きる。さらに,転写紙をセットする際に,同時に再利用
紙であるか未使用紙であるかを設定できるため,設定ミ
スが少なく,かつ,簡単に設定できる。
【0106】また,本発明の画像形成装置(請求項3)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知し,
モード設定制御手段が,転写紙種類検知手段の検知結果
に基づいて,転写紙給紙手段に載置されている転写紙が
全て再利用紙である場合に,両面モードの設定を禁止す
るため,未使用紙と再利用紙の両方を同一の装置で使用
することによる,不良コピーや,不良プリントの発生を
防止することができる。また,両面モードが禁止となる
ので,ユーザに両面コピーが取れないことを知らせるこ
とができ,不良コピーを未然に防止する。さらに,転写
紙をセットする際に,同時に再利用紙であるか未使用紙
であるかを設定できるため,設定ミスが少なく,かつ,
簡単に設定できる。
【0107】また,本発明の画像形成装置(請求項4)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知す
る。また,選択手段が,複数の転写紙給紙手段の中から
使用する転写紙給紙手段を選択すると,モード設定制御
手段が,転写紙種類検知手段の検知結果に基づいて,選
択手段で選択された転写紙給紙手段に載置されている転
写紙の種類を判定し,転写紙の種類が再利用紙である場
合に,両面モードの設定を解除し,転写紙の種類が未使
用紙の場合に,両面モードに設定するため,未使用紙と
再利用紙の両方を同一の装置で使用することによる,不
良コピーや,不良プリントの発生を防止することができ
る。また,未使用紙を自動的に両面モードで使用し,資
源の節約および経費節減を優先し,転写紙の使用枚数を
低減することができる。さらに,転写紙をセットする際
に,同時に再利用紙であるか未使用紙であるかを設定で
きるため,設定ミスが少なく,かつ,簡単に設定でき
る。
【0108】また,本発明の画像形成装置(請求項5)
は,請求項2,3または4において,モード設定制御手
段が,画像形成装置の電源投入時の初期モードを両面モ
ードに設定すると共に,所定のモードクリアキーを介し
てモードが解除された際に設定する標準モードを両面モ
ードに設定するため,資源の節約および経費節減を優先
し,転写紙の使用枚数を低減する。
【0109】また,本発明の画像形成装置(請求項6)
は,請求項2,3,4または5において,モード設定制
御手段が,設定されているモードが両面モードで,か
つ,選択された転写紙給紙手段の転写紙が再利用紙の場
合に,両面モードを解除すると共に,画像形成動作を停
止させて,警告手段を介して両面モードでなくなった旨
を警告するため,両面モードを解除して画像形成を行う
か否かの最終判断をユーザに行わせることができ,ユー
ザの違和感をなくすことができる。
【0110】また,本発明の画像形成装置(請求項7)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知す
る。また,自動用紙選択手段が原稿サイズと画像倍率と
に基づいて使用する転写紙のサイズを決定し,複数の転
写紙給紙手段の中から該当するサイズの転写紙が載置さ
れた転写紙給紙手段を選択する際に,両面モードで,か
つ,該当するサイズの転写紙が載置された転写紙給紙手
段が複数存在する場合に,複数の転写紙種類検知手段の
検知結果に基づいて,該当するサイズの転写紙の種類を
判定し,未使用紙が載置されている転写紙給紙手段を優
先的に選択するため,未使用紙と再利用紙の両方を同一
の装置で使用することによる,不良コピーや,不良プリ
ントの発生を防止することができる。また,未使用紙を
優先的に両面モードで使用し,転写紙の有効活用を図る
ことができる。さらに,転写紙をセットする際に,同時
に再利用紙であるか未使用紙であるかを設定できるた
め,設定ミスが少なく,かつ,簡単に設定できる。
【0111】また,本発明の画像形成装置(請求項8)
は,転写紙サイズ検知手段の近傍に配置された設定手段
を用いて,載置された転写紙が,既に片面に画像が形成
された再利用紙であるか,両面に画像が形成されていな
い未使用紙であるかを示す転写紙の種類を設定すると,
転写紙種類検知手段が,該設定手段の設定に基づいて,
転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを検知す
る。また,自動用紙選択手段が原稿サイズと画像倍率と
に基づいて使用する転写紙のサイズを決定し,複数の転
写紙給紙手段の中から該当するサイズの転写紙が載置さ
れた転写紙給紙手段を選択する際に,両面モードであれ
ば,該当するサイズの未使用紙が載置された転写紙給紙
手段を選択し,両面モードでなければ,該当するサイズ
の再利用紙が載置されている転写紙給紙手段を選択する
ため,未使用紙と再利用紙の両方を同一の装置で使用す
ることによる,不良コピーや,不良プリントの発生を防
止することができる。また,両面モードの場合に未使用
紙を,片面モードの場合に再利用紙を優先的に使用する
ので,転写紙を有効活用することができる。さらに,転
写紙をセットする際に,同時に再利用紙であるか未使用
紙であるかを設定できるため,設定ミスが少なく,か
つ,簡単に設定できる。
【0112】また,本発明の画像形成装置(請求項9)
は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に片面
に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像が形
成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種類を
設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された転写
紙種類情報を記憶する。転写紙種類判定手段は,記憶手
段に記憶されている転写紙種類情報に基づいて,載置さ
れた転写紙が再利用紙であるか未使用紙であるかを判定
するため,装置側で転写紙が再利用紙であるか未使用紙
であるかを判定することができ,未使用紙と再利用紙の
両方を同一の装置で使用することによる,不良コピー
や,不良プリントの発生を防止すると共に,使い勝手の
向上を図ることができる。また,設定手段を既存の操作
表示部等で代用できるので,コストの低減を図ることが
できる。
【0113】また,本発明の画像形成装置(請求項1
0)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定し,モード設定制御手段が,転写紙種類判
定手段の判定結果に基づいて,複数の転写紙給紙手段に
載置されている転写紙が全て未使用紙である場合に,画
像形成装置のモードを両面モードに設定するため,未使
用紙と再利用紙の両方を同一の装置で使用することによ
る,不良コピーや,不良プリントの発生を防止すること
ができる。また,未使用紙を自動的に両面モードで使用
し,資源の節約および経費節減を優先し,転写紙の使用
枚数を低減することができる。さらに,設定手段を既存
の操作表示部等で代用できるので,コストの低減を図る
ことができる。
【0114】また,本発明の画像形成装置(請求項1
1)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定し,モード設定制御手段が,転写紙種類判
定手段の判定結果に基づいて,複数の転写紙給紙手段に
載置されている転写紙が全て再利用紙である場合に,両
面モードの設定を禁止するため,未使用紙と再利用紙の
両方を同一の装置で使用することによる,不良コピー
や,不良プリントの発生を防止することができる。ま
た,未使用紙を自動的に両面モードで使用し,資源の節
約および経費節減を優先し,転写紙の使用枚数を低減す
ることができる。さらに,設定手段を既存の操作表示部
等で代用できるので,コストの低減を図ることができ
る。
【0115】また,本発明の画像形成装置(請求項1
2)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定し,モード設定制御手段が,転写紙種類判
定手段の判定結果に基づいて,前記選択手段で選択され
た転写紙給紙手段に載置されている転写紙の種類を判定
し,転写紙の種類が再利用紙である場合に,両面モード
の設定を解除し,転写紙の種類が未使用紙の場合に,両
面モードに設定するため,未使用紙と再利用紙の両方を
同一の装置で使用することによる,不良コピーや,不良
プリントの発生を防止することができる。また,未使用
紙を自動的に両面モードで使用し,資源の節約および経
費節減を優先し,転写紙の使用枚数を低減することがで
きる。さらに,設定手段を既存の操作表示部等で代用で
きるので,コストの低減を図ることができる。
【0116】また,本発明の画像形成装置(請求項1
3)は,請求項10,11または12において,モード
設定制御手段が,画像形成装置の電源投入時の初期モー
ドを両面モードに設定すると共に,所定のモードクリア
キーを介してモードが解除された際に設定する標準モー
ドを両面モードに設定するため,資源の節約および経費
節減を優先し,転写紙の使用枚数を低減する。
【0117】また,本発明の画像形成装置(請求項1
4)は,請求項10,11,12または13において,
モード設定制御手段が,設定されているモードが両面モ
ードで,かつ,選択された転写紙給紙手段の転写紙が再
利用紙の場合に,両面モードを解除すると共に,画像形
成動作を停止させて,記警告手段を介して両面モードで
なくなった旨を警告するため,両面モードを解除して画
像形成を行うか否かの最終判断をユーザに行わせること
ができ,ユーザの違和感をなくすことができる。
【0118】また,本発明の画像形成装置(請求項1
5)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定する。また,自動用紙選択手段が原稿サイ
ズと画像倍率とに基づいて使用する転写紙のサイズを決
定し,複数の転写紙給紙手段の中から該当するサイズの
転写紙が載置された転写紙給紙手段を選択する際に,両
面モードで,かつ,該当するサイズの転写紙が載置され
た転写紙給紙手段が複数存在する場合に,複数の転写紙
種類判定手段の判定結果に基づいて,該当するサイズの
転写紙の種類を判定し,未使用紙が載置されている転写
紙給紙手段を優先的に選択するため,未使用紙と再利用
紙の両方を同一の装置で使用することによる,不良コピ
ーや,不良プリントの発生を防止することができる。ま
た,未使用紙を優先的に両面モードで使用し,転写紙の
有効活用を図ることができる。さらに,設定手段を既存
の操作表示部等で代用できるので,コストの低減を図る
ことができる。
【0119】また,本発明の画像形成装置(請求項1
6)は,設定手段を用いて,載置された転写紙が,既に
片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
類を設定すると,記憶手段が,該設定手段で設定された
転写紙種類情報を記憶する。続いて,転写紙種類判定手
段が,記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づ
いて,載置された転写紙が再利用紙であるか未使用紙で
あるかを判定する。また,自動用紙選択手段が原稿サイ
ズと画像倍率とに基づいて使用する転写紙のサイズを決
定し,複数の転写紙給紙手段の中から該当するサイズの
転写紙が載置された転写紙給紙手段を選択する際に,両
面モードであれば,該当するサイズの未使用紙が載置さ
れた転写紙給紙手段を選択し,両面モードでなければ,
該当するサイズの再利用紙が載置されている転写紙給紙
手段を選択するため,未使用紙と再利用紙の両方を同一
の装置で使用することによる,不良コピーや,不良プリ
ントの発生を防止することができる。また,両面モード
の場合に未使用紙を,片面モードの場合に再利用紙を優
先的に使用するので,転写紙を有効活用することができ
る。さらに,設定手段を既存の操作表示部等で代用でき
るので,コストの低減を図ることができる。
【0120】また,本発明の画像形成装置(請求項1
7)は,請求項1ないし8において,転写紙種類検知手
段の検知結果を表示する表示手段を介して,転写紙給紙
手段のそれぞれに搭載されている転写紙の種類を常に表
示するため,ユーザが未使用紙と再利用紙の区別を容易
に行え,ユーザの選択によって未使用紙と再利用紙を使
い分けることもできる。
【0121】また,本発明の画像形成装置(請求項1
8)は,請求項9ないし16において,転写紙種類判定
手段の判定結果を表示する表示手段を介して,転写紙給
紙手段のそれぞれに搭載されている転写紙の種類を常に
表示するため,ユーザが未使用紙と再利用紙の区別を容
易に行え,ユーザの選択によって未使用紙と再利用紙を
使い分けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置である複写機の概略構
成を示す説明図である。
【図2】図2(a)は,実施例1の転写紙種類検知手段
である再利用紙検知センサの配置を示し,図2(b)
は,実施例1の設定手段である反射表示板および遮光ス
ライド板の構成を示す説明図である。
【図3】実施例1の操作表示部の構成を示す説明図であ
る。
【図4】表示パネルの一部拡大図である。
【図5】実施例1の制御系の概略ブロック図である。
【図6】実施例1のメイン制御フローを示すフローチャ
ートである。
【図7】実施例1の初期化処理のフローチャートであ
る。
【図8】実施例1のモードクリアキー制御処理のフロー
チャートである。
【図9】実施例1の自動用紙選択キー制御処理のフロー
チャートである。
【図10】実施例1の用紙選択キー制御処理のフローチ
ャートである。
【図11】実施例1の転写紙サイズ表示制御処理のフロ
ーチャートである。
【図12】実施例1の再利用紙表示制御処理のフローチ
ャートである。
【図13】実施例1の両面キー制御処理のフローチャー
トである。
【図14】実施例1の給紙段選択制御処理のフローチャ
ートである。
【図15】実施例2の操作表示部の構成を示す説明図で
ある。
【図16】実施例2の制御系の概略ブロック図である。
【図17】実施例2のメイン制御フローを示すフローチ
ャートである。
【図18】実施例2のテンキー制御処理のフローチャー
トである。
【図19】実施例2のクリアキー制御処理のフローチャ
ートである。
【図20】実施例2の用紙選択キー制御処理のフローチ
ャートである。
【図21】実施例2の用紙選択キー制御処理のフローチ
ャートである。
【図22】実施例2の再利用紙モード設定キー制御処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
1〜3 給紙段 201a〜201c 転写紙サイズ検知センサ 202a〜202c 再利用紙検知センサ(転写紙種
類検知手段) 206 反射表示板 207 遮光
スライド板 301 操作表示部 309 表示
パネル 310 再利用紙モード設定キー 311 再利
用紙入力キー 401 給紙段表示部 402 マー
カ 403 転写紙サイズ表示部 404 用紙
方向表示部 405 転写紙種類表示部 501 ROM 502 RA
M 503 CPU 1601 ROM 1602 不揮発性RAM(記憶手段) 1603 CPU

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の載置部に載置された転写紙を一枚
    ずつ給紙する転写紙給紙手段と,前記載置部に載置され
    た転写紙のサイズを検知する転写紙サイズ検知手段とを
    備えた画像形成装置において,前記転写紙サイズ検知手
    段の近傍に配置され,前記載置された転写紙が,既に片
    面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像が
    形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種類
    を設定するための設定手段と,前記設定手段の設定に基
    づいて,前記載置された転写紙が前記再利用紙であるか
    未使用紙であるかを検知する転写紙種類検知手段とを備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 所定の載置部に載置された転写紙を一枚
    ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写
    紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転写
    紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段とを
    備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を形成する両
    面モードを有した画像形成装置において,前記複数の転
    写紙サイズ検知手段の近傍にそれぞれ配置され,前記載
    置された転写紙が,既に片面に画像が形成された再利用
    紙であるか,両面に画像が形成されていない未使用紙で
    あるかを示す転写紙の種類を設定するための複数の設定
    手段と,前記複数の設定手段毎に配置され,前記設定手
    段の設定に基づいて,前記載置された転写紙が前記再利
    用紙であるか未使用紙であるかを検知する複数の転写紙
    種類検知手段と,前記複数の転写紙種類検知手段の検知
    結果に基づいて,前記複数の転写紙給紙手段に載置され
    ている転写紙が全て未使用紙である場合に,画像形成装
    置のモードを両面モードに設定するモード設定制御手段
    とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 所定の載置部に載置された転写紙を一枚
    ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写
    紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転写
    紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段とを
    備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を形成する両
    面モードを有した画像形成装置において,前記複数の転
    写紙サイズ検知手段の近傍にそれぞれ配置され,前記載
    置された転写紙が,既に片面に画像が形成された再利用
    紙であるか,両面に画像が形成されていない未使用紙で
    あるかを示す転写紙の種類を設定するための複数の設定
    手段と,前記複数の設定手段毎に配置され,前記設定手
    段の設定に基づいて,前記載置された転写紙が前記再利
    用紙であるか未使用紙であるかを検知する複数の転写紙
    種類検知手段と,前記複数の転写紙種類検知手段の検知
    結果に基づいて,前記複数の転写紙給紙手段に載置され
    ている転写紙が全て再利用紙である場合に,両面モード
    の設定を禁止するモード設定制御手段とを備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 所定の載置部に載置された転写紙を一枚
    ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写
    紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転写
    紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段とを
    備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を形成する両
    面モードを有した画像形成装置において,前記複数の転
    写紙給紙手段の中から使用する転写紙給紙手段を選択す
    る選択手段と,前記複数の転写紙サイズ検知手段の近傍
    にそれぞれ配置され,前記載置された転写紙が,既に片
    面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像が
    形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種類
    を設定するための複数の設定手段と,前記複数の設定手
    段毎に配置され,前記設定手段の設定に基づいて,前記
    載置された転写紙が前記再利用紙であるか未使用紙であ
    るかを検知する複数の転写紙種類検知手段と,前記複数
    の転写紙種類検知手段の検知結果に基づいて,前記選択
    手段で選択された転写紙給紙手段に載置されている転写
    紙の種類を判定し,転写紙の種類が再利用紙である場合
    に,両面モードの設定を解除し,転写紙の種類が未使用
    紙の場合に,両面モードに設定するモード設定制御手段
    とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記モード設定制御手段は,画像形成装
    置の電源投入時の初期モードを両面モードに設定すると
    共に,所定のモードクリアキーを介してモードが解除さ
    れた際に設定する標準モードを両面モードに設定するこ
    とを特徴とする請求項2,3または4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 両面モードでないことを警告するための
    警告手段を備え,前記モード設定制御手段は,設定され
    ているモードが両面モードで,かつ,選択された転写紙
    給紙手段の転写紙が再利用紙の場合に,両面モードを解
    除すると共に,画像形成動作を停止させて,前記警告手
    段を介して両面モードでなくなった旨を警告することを
    特徴とする請求項2,3,4または5記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 所定の載置部に載置された転写紙を一枚
    ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写
    紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転写
    紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段と,
    原稿サイズと画像倍率とに基づいて使用する転写紙のサ
    イズを決定し,前記複数の転写紙給紙手段の中から該当
    するサイズの転写紙が載置された転写紙給紙手段を選択
    する自動用紙選択手段とを備え,かつ,一枚の転写紙の
    表裏面に画像を形成する両面モードを有した画像形成装
    置において,前記複数の転写紙サイズ検知手段の近傍に
    それぞれ配置され,前記載置された転写紙が,既に片面
    に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像が形
    成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種類を
    設定するための複数の設定手段と,前記複数の設定手段
    毎に配置され,前記設定手段の設定に基づいて,前記載
    置された転写紙が前記再利用紙であるか未使用紙である
    かを検知する複数の転写紙種類検知手段とを備え,前記
    自動用紙選択手段は,両面モードで,かつ,該当するサ
    イズの転写紙が載置された転写紙給紙手段が複数存在す
    る場合に,前記複数の転写紙種類検知手段の検知結果に
    基づいて,該当するサイズの転写紙の種類を判定し,未
    使用紙が載置されている転写紙給紙手段を優先的に選択
    することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 所定の載置部に載置された転写紙を一枚
    ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転写
    紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転写
    紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段と,
    原稿サイズと画像倍率とに基づいて使用する転写紙のサ
    イズを決定し,前記複数の転写紙給紙手段の中から該当
    するサイズの転写紙が載置された転写紙給紙手段を選択
    する自動用紙選択手段とを備え,かつ,一枚の転写紙の
    表裏面に画像を形成する両面モードを有した画像形成装
    置において,前記複数の転写紙サイズ検知手段の近傍に
    それぞれ配置され,前記載置された転写紙が,既に片面
    に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像が形
    成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種類を
    設定するための複数の設定手段と,前記複数の設定手段
    毎に配置され,前記設定手段の設定に基づいて,前記載
    置された転写紙が前記再利用紙であるか未使用紙である
    かを検知する複数の転写紙種類検知手段とを備え,前記
    自動用紙選択手段は,両面モードの場合に,該当するサ
    イズの未使用紙が載置された転写紙給紙手段を選択し,
    両面モードでない場合に,該当するサイズの再利用紙が
    載置されている転写紙給紙手段を選択することを特徴と
    する画像形成装置。
  9. 【請求項9】 所定の載置部に載置された転写紙を一枚
    ずつ給紙する転写紙給紙手段と,前記載置部に載置され
    た転写紙のサイズを検知する転写紙サイズ検知手段とを
    備えた画像形成装置において,前記載置された転写紙
    が,既に片面に画像が形成された再利用紙であるか,両
    面に画像が形成されていない未使用紙であるかを示す転
    写紙の種類を設定するための設定手段と,前記設定手段
    で設定された転写紙種類情報を記憶する記憶手段と,前
    記記憶手段に記憶されている転写紙種類情報に基づい
    て,前記載置された転写紙が前記再利用紙であるか未使
    用紙であるかを判定する転写紙種類判定手段とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 所定の載置部に載置された転写紙を一
    枚ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転
    写紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転
    写紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段と
    を備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を形成する
    両面モードを有した画像形成装置において,前記複数の
    転写紙給紙手段のそれぞれに載置された転写紙が,既に
    片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
    が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
    類を設定するための設定手段と,前記設定手段で設定さ
    れた転写紙種類情報を記憶する記憶手段と,前記記憶手
    段に記憶されている転写紙種類情報に基づいて,前記載
    置された転写紙が前記再利用紙であるか未使用紙である
    かを判定する転写紙種類判定手段と,前記転写紙種類判
    定手段の判定結果に基づいて,前記複数の転写紙給紙手
    段に載置されている転写紙が全て未使用紙である場合
    に,画像形成装置のモードを両面モードに設定するモー
    ド設定制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 所定の載置部に載置された転写紙を一
    枚ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転
    写紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転
    写紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段と
    を備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を形成する
    両面モードを有した画像形成装置において,前記複数の
    転写紙給紙手段のそれぞれに載置された転写紙が,既に
    片面に画像が形成された再利用紙であるか,両面に画像
    が形成されていない未使用紙であるかを示す転写紙の種
    類を設定するための設定手段と,前記設定手段で設定さ
    れた転写紙種類情報を記憶する記憶手段と,前記記憶手
    段に記憶されている転写紙種類情報に基づいて,前記載
    置された転写紙が前記再利用紙であるか未使用紙である
    かを判定する転写紙種類判定手段と,前記転写紙種類判
    定手段の判定結果に基づいて,前記複数の転写紙給紙手
    段に載置されている転写紙が全て再利用紙である場合
    に,両面モードの設定を禁止するモード設定制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 所定の載置部に載置された転写紙を一
    枚ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転
    写紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転
    写紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段と
    を備え,かつ,一枚の転写紙の表裏面に画像を形成する
    両面モードを有した画像形成装置において,前記複数の
    転写紙給紙手段の中から使用する転写紙給紙手段を選択
    する選択手段と,前記複数の転写紙給紙手段のそれぞれ
    に載置された転写紙が,既に片面に画像が形成された再
    利用紙であるか,両面に画像が形成されていない未使用
    紙であるかを示す転写紙の種類を設定するための設定手
    段と,前記設定手段で設定された転写紙種類情報を記憶
    する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている転写紙
    種類情報に基づいて,前記載置された転写紙が前記再利
    用紙であるか未使用紙であるかを判定する転写紙種類判
    定手段と,前記転写紙種類判定手段の判定結果に基づい
    て,前記選択手段で選択された転写紙給紙手段に載置さ
    れている転写紙の種類を判定し,転写紙の種類が再利用
    紙である場合に,両面モードの設定を解除し,転写紙の
    種類が未使用紙の場合に,両面モードに設定するモード
    設定制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記モード設定制御手段は,画像形成
    装置の電源投入時の初期モードを両面モードに設定する
    と共に,所定のモードクリアキーを介してモードが解除
    された際に設定する標準モードを両面モードに設定する
    ことを特徴とする請求項10,11または12記載の画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】 両面モードでないことを警告するため
    の警告手段を備え,前記モード設定制御手段は,設定さ
    れているモードが両面モードで,かつ,選択された転写
    紙給紙手段の転写紙が再利用紙の場合に,両面モードを
    解除すると共に,画像形成動作を停止させて,前記警告
    手段を介して両面モードでなくなった旨を警告すること
    を特徴とする請求項10,11,12または13記載の
    画像形成装置。
  15. 【請求項15】 所定の載置部に載置された転写紙を一
    枚ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転
    写紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転
    写紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段
    と,原稿サイズと画像倍率とに基づいて使用する転写紙
    のサイズを決定し,前記複数の転写紙給紙手段の中から
    該当するサイズの転写紙が載置された転写紙給紙手段を
    選択する自動用紙選択手段とを備え,かつ,一枚の転写
    紙の表裏面に画像を形成する両面モードを有した画像形
    成装置において,前記複数の転写紙給紙手段のそれぞれ
    に載置された転写紙が,既に片面に画像が形成された再
    利用紙であるか,両面に画像が形成されていない未使用
    紙であるかを示す転写紙の種類を設定するための設定手
    段と,前記設定手段で設定された転写紙種類情報を記憶
    する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている転写紙
    種類情報に基づいて,前記載置された転写紙が前記再利
    用紙であるか未使用紙であるかを判定する転写紙種類判
    定手段とを備え,前記自動用紙選択手段は,両面モード
    で,かつ,該当するサイズの転写紙が載置された転写紙
    給紙手段が複数存在する場合に,前記転写紙種類判定手
    段の判定結果に基づいて,該当するサイズの転写紙の種
    類を判定し,未使用紙が載置されている転写紙給紙手段
    を優先的に選択することを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 所定の載置部に載置された転写紙を一
    枚ずつ給紙する複数の転写紙給紙手段と,前記複数の転
    写紙給紙手段毎に配置され,前記載置部に載置された転
    写紙のサイズを検知する複数の転写紙サイズ検知手段
    と,原稿サイズと画像倍率とに基づいて使用する転写紙
    のサイズを決定し,前記複数の転写紙給紙手段の中から
    該当するサイズの転写紙が載置された転写紙給紙手段を
    選択する自動用紙選択手段とを備え,かつ,一枚の転写
    紙の表裏面に画像を形成する両面モードを有した画像形
    成装置において,前記複数の転写紙給紙手段のそれぞれ
    に載置された転写紙が,既に片面に画像が形成された再
    利用紙であるか,両面に画像が形成されていない未使用
    紙であるかを示す転写紙の種類を設定するための設定手
    段と,前記設定手段で設定された転写紙種類情報を記憶
    する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている転写紙
    種類情報に基づいて,前記載置された転写紙が前記再利
    用紙であるか未使用紙であるかを判定する転写紙種類判
    定手段とを備え,前記自動用紙選択手段は,両面モード
    の場合に,該当するサイズの未使用紙が載置された転写
    紙給紙手段を選択し,両面モードでない場合に,該当す
    るサイズの再利用紙が載置されている転写紙給紙手段を
    選択することを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記転写紙種類検知手段の検知結果を
    表示する表示手段を備え,前記表示手段を介して,前記
    転写紙給紙手段のそれぞれに搭載されている転写紙の種
    類を常に表示することを特徴とする請求項1ないし8記
    載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記転写紙種類判定手段の判定結果を
    表示する表示手段を備え,前記表示手段を介して,前記
    転写紙給紙手段のそれぞれに搭載されている転写紙の種
    類を常に表示することを特徴とする請求項9ないし16
    記載の画像形成装置。
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