JP2023048573A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】縦給紙および横給紙の双方を使用する縦横給紙が設定された際、給紙段の使用の有無を選択可能な選択部に対する操作の可否を正確に把握して、縦横給紙を行うことができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。【解決手段】画像形成装置であるMFP100は、縦給紙、横給紙のいずれか一方が可能な複数のカセット109と、縦給紙および横給紙の双方を使用する縦横給紙を設定する設定手段(仕上げ設定画面250)と、各カセット109の使用の有無を選択可能な選択部を表示手段(操作部104)に表示する制御手段(CPU101)とを有する。制御手段は、設定手段により縦横給紙が設定された際、例えば、縦給紙が可能なカセット109の用紙と同じ大きさで、横給紙が可能なカセット109が無い場合には、当該カセット109に対応する選択部への選択操作を規制した状態で表示する。【選択図】図15

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムに関する。
複数部数のコピーを行う際に、1部毎(ソート指定時)に用紙を90度回転させてプリントし、排出する機能(ここでは「90度回転コピー機能」と言う)を有するプリンタが知られている。1部毎に縦横交互に排出されていけば、部毎の区切りとなり、プリント物を配布し易くなる。90度回転コピー機能は、用紙サイズが同じで、給紙方向が異なる組で実行される。例えば、90度回転コピー機能では、「A4」と「A4R」との組、「B5」と「B5R」との組が用いられる。
東芝デジタル複合機 ユーザーガイド e-STUDIO2329A、[online]、[令和3年9月21日検索]、インターネット〈http://www.toshibatec.co.jp/tecfiles/download/manual/mfp/eS2329A_OM_JA_0000.pdf〉
しかしながら、非特許文献1に開示されているプリンタでは、例えばA4、B5、B5Rの用紙を給紙可能な場合、縦横給紙を設定すると、用紙としてB5とB5Rとの組が選択されるべきであるが、A4も選択することができる。そして、A4を選択してプリントを行うと、縦横給紙が行われず、全てA4用紙が用いられてしまい、結果、90度回転コピー機能が発揮されない状態となる。この場合、部毎の区切りがなくなり、プリント物を配布が煩わしくなる。
本発明は、縦給紙および横給紙の双方を使用する縦横給紙が設定された際、給紙段の使用の有無を選択可能な選択部に対する操作の可否を正確に把握して、縦横給紙を行うことができる画像形成装置、その制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像が形成される長方形の用紙を供給可能な複数の給紙段を有し、該各給紙段からの給紙が、前記用紙の長辺方向に沿った給紙方向となる縦給紙と、前記用紙の短辺方向に沿った給紙方向となる横給紙とのいずれかとなる画像形成装置であって、前記画像の形成に際し、前記縦給紙および前記横給紙の双方を使用する縦横給紙を設定する設定手段と、前記各給紙段に対応して設けられ、該各給紙段の使用の有無を選択可能な選択部を表示手段に表示する制御を行う制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記設定手段により前記縦横給紙が設定された際、前記縦給紙が可能な給紙段の用紙と同じ大きさで、前記横給紙が可能な給紙段が無い場合には、該給紙段に対応する前記選択部への選択操作を規制した状態で表示し、前記横給紙が可能な給紙段の用紙と同じ大きさで、前記縦給紙が可能な給紙段が無い場合には、該給紙段に対応する前記選択部への選択操作を規制した状態で表示することを特徴とする。
本発明によれば、縦給紙および横給紙の双方を使用する縦横給紙が設定された際、給紙段の使用の有無を選択可能な選択部に対する操作の可否を正確に把握して、縦横給紙を行うことができる。
本発明の画像形成装置を適用したMFP(Multifunction Peripheral Printer:複合機)の構成を示すブロック図である。 縦横給紙に関する図である((a)は縦横給紙を行った際の排紙トレイ上での用紙の状態を示し、(b)は、縦横給紙を設定する設定画面の一例を示す)。 90度回転コピー時に用紙サイズを選択する用紙サイズ選択画面の一例を示す図である。 90度回転コピーで使用可能な用紙サイズを管理する用紙サイズ管理テーブルを示す図である。 MFPが有するカセットの設定を管理するカセット管理テーブルを示す図である。 カセットを給紙方向毎に管理したカセットカウントテーブルである((a)はA4用のカセットカウントテーブルであり、(b)はLTR用のカセットカウントテーブルであり、(c)はB5用のカセットカウントテーブルである)。 、図6に示すカセットカウントテーブルに情報を登録するためのフローチャートである。 90度回転コピーの用紙サイズを指定する用紙サイズ選択画面を表示するためのフローチャートである。 90度回転コピーの用紙サイズを決定した後、どのカセットを利用するかを確認・選択するためのカセット選択画面の一例を示す図である。 給紙方向選択リストに関するテーブルである((a)は縦給紙方向選択リストのテーブルであり、(b)は横給紙方向選択リストのテーブルである)。 90度回転コピーで利用する90度回転コピーカセット選択画面を表示するときのフローチャートである。 縦給紙カセット選択管理テーブルと横給紙カセット選択管理テーブルとを作成するときのフローチャートである。 90度回転コピーで利用する90度回転コピーカセット選択画面で共通表示する部分の処理のフローチャートである。 90度回転コピーカセット選択画面で利用するカセットを決定するときのフローチャートである。 90度回転コピー全体処理のフローチャートである。 MFPが有するカセットの設定を管理するカセット管理テーブルを示す図である。 給紙方向を区別した表示にせず、用紙サイズとカセット選択を同時に実現するためのカセット選択画面の一例を示す図である。 給紙方向選択リストに関するテーブルである((a)は縦給紙方向選択リストのテーブルであり、(b)は横給紙方向選択リストのテーブルである)。 給紙方向を区別した表示にしない場合の90度回転コピーカセット選択でユーザがボタンを選択したときのフローチャートである。 給紙方向を区別した表示にしない場合の90度回転コピー全体処理のフローチャートである。 給紙方向を区別した表示にせず、用紙サイズとカセット選択を同時に実現するためのカセット選択画面の別の一例を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。
<第1実施形態>
以下、図1~図13を参照して、第1実施形態について説明する。図1は、本発明の画像形成装置を適用したMFP(Multifunction Peripheral Printer:複合機)の構成を示すブロック図である。図1に示すように、MFP100は、CPU101、ROM102、RAM103、操作部104、スキャナ105、画像処理回路106、プリント部107、ハードディスク108、カセット109、排紙トレイ110を有する。CPU101は、ROM102に格納されているプログラムと、RAM103のメモリとを利用してMFP100全体の制御を実施する制御回路(制御手段)である。なお、プログラムとしては、例えば、MFP100の各部や各手段の作動をコンピュータに実行させるためのプログラム等がある。操作部104は、LCD表示パネルと、スタートキー、テンキー等のハードウェアキーとから構成され、MFP100のユーザのオペレーションを円滑に実行する部分である。スキャナ105は、原稿の画像データを光電変換により電気データに変換する回路を持つ装置である。画像処理回路106は、大容量の画像メモリ、画像回転回路、解像度変倍回路、MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等の符号/複合化回路等で構成され、シェーディング、トリミング、マスキング等の各種画像処理も実行することができる。また、スキャナ105、画像処理回路106はCPU101からのCPUバスとは別の高速ビデオバスで接続され、画像データを高速に転送できるように構成されている。また、MFP100は、スキャナ105で読み取った画像データを画像処理回路106で画像処理する。プリント部107は、画像データ等を用紙にプリント出力処理する。なお、本実施形態では、MFP100に使用可能な用紙サイズは、A3、A4、B5、LTRである。また、以下では、A3の用紙のことを単に「A3」、A4の用紙のことを単に「A4」、B5の用紙のことを単に「B5」、LTRの用紙のことを単に「LTR」と言うことがある。ハードディスク108は、SCSI、IDE等のI/Fで接続されている大容量記録媒体である。カセット109は、プリントされる、すなわち、画像が形成される長方形の用紙を供給可能な給紙段である。MFP100には、複数(図1に示す構成では1~X個)のカセット109が配置されている。そして、各カセット109は、用紙の長辺方向に沿った給紙方向となる縦給紙と、用紙の短辺方向に沿った給紙方向となる横給紙とのいずれかの給紙が可能である。排紙トレイ110は、プリントされた用紙を受ける部分である。
図2は、縦横給紙に関する図であり、(a)は縦横給紙を行った際の排紙トレイ上での用紙の状態を示し、(b)は、縦横給紙を設定する設定画面の一例を示す。「縦横給紙(縦横供給)」とは、用紙への画像の形成に際し、縦給紙および横給紙の双方を使用する給紙のことを言う。なお、以下では、縦横給紙を「90度回転コピー」と言うことがある。図2(a)に示すように、縦横給紙を行った際、排紙トレイ110には、複数ページある用紙が1部毎に縦横交互に載置される。プリント用紙201は、横給紙可能なカセット109から給紙され、プリントされたものである。プリント用紙202は、縦給紙可能なカセット109から給紙され、プリントされたものである。図2(b)に示す仕上げ設定画面250は、縦横給紙を設定する(設定工程)、すなわち、90度回転コピーを有効にする画面(設定手段)である。仕上げ設定画面250には、ソートボタン251、グループボタン252、90度回転チェック253、用紙サイズ項目254、変更ボタン255、OKボタン256、設定解除ボタン257が含まれている。1部毎にコピー処理を実施するソートを有効にするためには、ソートボタン251をONにする。一方、1ページ毎に分けてコピー処理を実施するグループを有効にするにはグループボタン252をONにする。そして、90度回転チェック253をONにする、すなわち、チェックボックスにチェックを入れると、ソートボタン251をONにしているときは、1部毎の排紙の区切りとして縦横交互に90度回転したプリントが行われる。また、グループボタン252をONしているときは、1ページ毎に分けてプリントするときの排紙の区切りとして、縦横交互に90度回転したプリントが行われる。前述したように、図2(a)は、縦横給紙を行った際、排紙トレイ110に、複数ページある用紙が1部毎に縦横交互に載置された状態を示す図である。用紙サイズ項目254は、90度回転チェック253をONにしたときに表示され、90度回転のコピー処理で使用する用紙サイズを示す。用紙サイズを変更したい場合には、変更ボタン255を押下することで、後述の用紙サイズ選択画面300を操作して設定することができる。仕上げ設定画面250で設定した情報を登録するときは、OKボタン256を押下し、登録しないときは、設定解除ボタン257を押下する。
図3は、90度回転コピー時に用紙サイズを選択する用紙サイズ選択画面の一例を示す図である。図3に示す用紙サイズ選択画面300は、仕上げ設定画面250の90度回転チェック253をONにしたときに使用される画面であり、90度回転コピーで使用する用紙サイズを選択することができる。用紙サイズ選択画面300には、対象表示欄301、用紙サイズ選択ボタン302、用紙サイズ選択ボタン303、用紙サイズ表示ボタン304、非対象表示欄310、用紙サイズ表示ボタン311、OKボタン320、設定解除321が含まれている。対象表示欄301は、90度回転コピーの仕様に対応している用紙サイズを表示して、ユーザに1個選択してもらうための表示欄である。用紙サイズ選択ボタン302は、ユーザがA4を選択したことを示している。用紙サイズ選択ボタン303は、ユーザがLTRを選択していないことを示している。用紙サイズ表示ボタン304は、B5は90度回転仕様対応した用紙サイズであるが、カセット109にB5が給紙されておらず、選択不可であることを示している。
非対象表示欄310は、MFP100で利用可能であるが、90度回転コピーの仕様としては対応していない用紙サイズを表示する。用紙サイズ表示ボタン311は、A3が90度回転コピーの仕様として対応しておらず、選択不可であることを示している。90度回転コピーを行うには、縦給紙と横給紙とが必要であるが、例えばA3のような比較的大きな用紙サイズだと、縦給紙と横給紙との双方の給紙を可能にするのが困難な場合がある。この場合、MFP100は、片方の給紙方向(例えば横給紙)のみとなる。
また、OKボタン320を押下すると、選択した用紙サイズが登録され、後述するカセット選択画面900(図9参照)に遷移する。設定解除321を押下すると、用紙サイズは登録されることなく、仕上げ設定画面250(図2(b)参照)に戻る。
図4は、90度回転コピーで使用可能な用紙サイズを管理する用紙サイズ管理テーブルを示す図である。図4に示す用紙サイズ管理テーブル400は、用紙サイズ選択画面300に表示する内容を3つのカテゴリーで管理している。用紙サイズ管理テーブル400には、MFP利用可能用紙サイズ項目401、90度回転仕様対応用紙サイズ項目402、
90度回転利用可能用紙サイズ項目403が含まれている。MFP利用可能用紙サイズ項目401は、MFP100で使用可能な用紙サイズを示す。MFP利用可能用紙サイズ項目401のMFP利用管理表示欄404は、A4、LTR、A3、B5の用紙サイズを利用できることを示している。
90度回転仕様対応用紙サイズ項目402は、90度回転コピーのみで使用できる用紙サイズを示す。90度回転仕様対応用紙サイズ項目402の90度回転仕様管理表示欄405は、MFP利用可能用紙サイズ項目401で管理した用紙サイズ毎に、仕様対応を「〇(サポート:対応可)」、「×(非サポート:非対応)」で示す。本実施形態では、A3の用紙サイズが90度回転コピーで非サポートであるが、他の用紙サイズ、すなわち、A4、LTR、B5は、サポートされていることを示している。
90度回転利用可能用紙サイズ項目403は、カセット設定状態を踏まえて、現在(現段階で)の用紙サイズが使用可能であるか否かを示す。90度回転利用可能用紙サイズ項目403の90度回転利用管理表示欄406は、MFP利用可能用紙サイズ項目401で管理した用紙サイズ毎に、90度回転コピーで現在ジョブ実行できるかの現在の状態を示している。「可能」は、現在90度回転コピーで利用可能であり、ジョブ実行可能な用紙サイズであることを示している。本実施形態では、A4、LTRがその用紙サイズである。「不可能」は、90度回転コピーの仕様としては対応している用紙サイズであるが、カセット109に設定されておらず、90度回転コピーのジョブ実行可能な状態にない用紙サイズであることを示している。本実施形態では、B5がその用紙サイズである。「対象外」は、90度回転コピーの仕様として対応していない用紙サイズを示している。本実施形態では、A3がその用紙サイズである。
用紙サイズ管理情報410は、MFP利用可能用紙サイズ項目401において設定された用紙サイズ「A4」に関する設定セット(90度回転仕様対応用紙サイズ項目402、90度回転利用可能用紙サイズ項目403)の情報である。同様に、用紙サイズ管理情報411は、MFP利用可能用紙サイズ項目401において設定された用紙サイズ「LTR」に関する設定セットの情報である。また、用紙サイズ管理情報412は、MFP利用可能用紙サイズ項目401において設定された用紙サイズ「A3」に関する設定セットの情報である。用紙サイズ管理情報413は、MFP利用可能用紙サイズ項目401において設定された用紙サイズ「B5」に関する設定セットの情報である。
図5は、MFPが有するカセットの設定を管理するカセット管理テーブルを示す図である。図5に示すカセット管理テーブル500では、MFP100でサポートしているカセット109をどのように利用するかの設定状態が管理されている。カセット管理テーブル500には、カセット識別項目501、用紙サイズ項目502、給紙方向項目503、用紙タイプ項目504、給紙状態項目505が含まれている。カセット識別項目501は、MFP100が有するカセット109を識別するための項目である。カセット識別項目501のカセット識別表示欄506は、7個のカセット109を数字「1」~「7」を付して管理していることを示す。
用紙サイズ項目502は、カセット109から利用可能に設定された用紙サイズを示す。用紙サイズ項目502の用紙サイズ表示欄507は、A4、A3、LTRが設定されていることを示す。給紙方向項目503は、用紙の給紙方向、すなわち、縦給紙であるかまたは横給紙であるかを識別するための項目である。給紙方向項目503の給紙方向表示欄508は、「縦(縦給紙)」または「横(横給紙)」が設定されていることを示す。用紙タイプ項目504は、坪量等で区別した用紙の種類を識別するための項目である。用紙タイプ項目504の用紙タイプ表示欄509は、「普通紙」または「厚紙」が設定されていることを示す。給紙状態項目505は、カセット109に給紙されている用紙の量を識別するための項目である。給紙状態項目505の給紙状態表示欄510は、「多」、「少」、「なし」の3段階で設定されていることを示す。
カセット管理情報520は、カセット識別項目501において「1」が付されたカセット109に関する設定セット(用紙サイズ項目502、給紙方向項目503、用紙タイプ項目504、給紙状態項目505)の情報である。同様に、カセット管理情報521は、カセット識別項目501において「2」が付されたカセット109に関する設定セットの情報である。また、カセット管理情報522は、カセット識別項目501において「3」が付されたカセット109に関する設定セットの情報である。カセット管理情報523は、カセット識別項目501において「4」が付されたカセット109に関する設定セットの情報である。カセット管理情報524は、カセット識別項目501において「5」が付されたカセット109に関する設定セットの情報である。カセット管理情報525は、カセット識別項目501において「6」が付されたカセット109に関する設定セットの情報である。カセット管理情報526は、カセット識別項目501において「7」が付されたカセット109に関する設定セットの情報である。
図6は、カセットを給紙方向毎に管理したカセットカウントテーブルである。図6(a)に示すA4カセットカウントテーブル600では、A4を給紙したカセットが給紙方向毎に管理されている。図6(b)に示すLTRカセットカウントテーブル610では、LTRを給紙したカセットを給紙方向毎に管理されている。図6(c)に示すB5カセットカウントテーブル620では、B5を給紙したカセットを給紙方向毎に管理されている。図6(a)~図6(c)に示すように、90度回転仕様対応用紙サイズ項目402で「〇(サポート)」と判断された用紙サイズ毎に、何個のカセット109で給紙設定されているか、また、その給紙方向は、「縦」、「横」のどちらであるのかが管理されている。A4カセットカウントテーブル600、LTRカセットカウントテーブル610、B5カセットカウントテーブル620には、それぞれ、給紙方向項目601、カセットカウント数項目602が含まれている。
給紙方向項目601には、カセット109の給紙方向を区別するために、縦方向(縦給紙)603または横方向(横給紙)604が記載されている。そして、カセットカウント数項目602は、給紙方向が縦方向603に設定されたカセット109の数を縦カセットカウント数としており、横方向604に設定されたカセット109の数を横カセットカウント数としている。A4縦カセット数表示欄605には、用紙サイズA4の縦カセットカウント数として「3」が登録されている。また、A4横カセット数表示欄606には、用紙サイズA4の横カセットカウント数として「1」が登録されている。同様に、LTR縦カセット数表示欄615には「1」、LTR横カセット数表示欄616には「1」、B5縦カセット数表示欄625には「0」、B5横カセット数表示欄626には「0」が登録されている。
図7は、図6に示すカセットカウントテーブルに情報を登録するためのフローチャートである。なお、本フローチャート(縦横カセットカウント数取得700)における手順では、ROM102のプログラムに基づいてCPU101が処理を実行するとともに、RAM103がワークメモリとして使用される。
まず、ステップS701では、CPU101が用紙サイズを受信する。次いで、ステップS702では、CPU101は、カセット管理テーブル500で管理した全カセット分の情報の処理が終了したか否かを判断する。ステップS702での判断の結果、CPU101が、全カセット分の情報の処理が終了したと判断した場合には(ステップS702;YES)、縦横カセットカウント数取得700を終了する。一方、ステップS702での判断の結果、CPU101が、全カセット分の情報の処理が終了していないと判断した場合には(ステップS702;NO)、処理はステップS703に進む。ステップS703では、CPU101は、ステップS702で処理したカセット管理情報の次のカセット管理情報を取得する。次いで、ステップS704では、CPU101は、ステップS701で受信した用紙サイズと、ステップS703で取得したカセット管理情報で管理している用紙サイズとが一致するか否かを判断する。ステップS704での判断の結果、CPU101が、用紙サイズが一致していると判断した場合には(ステップS704;YES)、処理はステップS705に進む。一方、ステップS704での判断の結果、CPU101が、用紙サイズが一致していないと判断した場合には(ステップS704;NO)、処理はステップS702に戻り、それ以降のステップを順次実行する。ステップS705では、CPU101は、カセット管理情報で管理している給紙方向が縦方向であるか、または、横方向であるかを判断する。ステップS705での判断の結果、CPU101が、給紙方向が縦方向であると判断した場合には、処理はステップS706に進む。そして、ステップS706では、CPU101は、縦方向のカセットカウント数に「1」を加える。一方、ステップS705での判断の結果、CPU101が、給紙方向が横方向であると判断した場合には、処理はステップS707に進む。そして、ステップS707では、CPU101は、横方向のカセットカウント数に「1」を加える。例えば、A4縦カセット数表示欄605は、用紙サイズがA4のときの縦方向のカセットカウント数であり、A4横カセット数表示欄606は、用紙サイズがA4のときの横方向のカセットカウント数である。
図8は、90度回転コピーの用紙サイズを指定する用紙サイズ選択画面を表示するためのフローチャートである。なお、本フローチャート(用紙サイズ選択800)における手順では、ROM102のプログラムに基づいてCPU101が処理を実行するとともに、RAM103がワークメモリとして使用される。
まず、ステップS801では、CPU101が対象外用紙サイズリストを初期化し、ステップS802では、CPU101が対象用紙サイズリストを初期化する。次いで、ステップS803では、CPU101は、用紙サイズ管理テーブル400を取得する。次いで、ステップS804では、CPU101は、用紙サイズ管理テーブル400の用紙サイズ管理情報(用紙サイズ管理情報410~用紙サイズ管理情報413)で管理した全用紙サイズ分の情報の処理が終了したか否かを判断する。ステップS804での判断の結果、CPU101が、全用紙サイズ分の情報の処理が終了したと判断した場合には(ステップS804;YES)、処理はステップS808に進む。一方、ステップS804での判断の結果、CPU101が、全用紙サイズ分の情報の処理が終了していないと判断した場合には(ステップS804;NO)、処理はステップS805に進む。ステップS805では、CPU101は、用紙サイズ管理情報の90度回転仕様対応用紙サイズ項目402が90度回転コピーの仕様に対応した用紙サイズか否かを判断する。ステップS805での判断の結果、CPU101が、90度回転コピーの仕様に対応した用紙サイズ「〇」であると判断した場合には(ステップS805;YES)、処理はステップS806に進む。ステップS806では、CPU101は、対象用紙サイズリストにMFP利用可能用紙サイズ項目401の用紙サイズを追加する。ステップS806実行後、処理はステップS804に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS805での判断の結果、CPU101が、90度回転コピーの仕様に非対応の用紙サイズ「×」であると判断した場合には(ステップS805;NO)、処理はステップS807に進む。ステップS807では、CPU101は、対象外用紙サイズリストにMFP利用可能用紙サイズ項目401の用紙サイズを追加する。ステップS807実行後、処理はステップS804に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS808では、CPU101は、90度回転利用可能用紙サイズリストを初期化する。ステップS809では、CPU101は、90度回転利用不可能用紙サイズリストを初期化する。次いで、ステップS810では、CPU101は、対象用紙サイズリストで管理した全用紙サイズ分の情報の処理が終了したか否かを判断する。ステップS810での判断の結果、CPU101が、全用紙サイズ分の情報の処理が終了したと判断した場合には(ステップS810;YES)、処理はステップS814に進む。一方、ステップS810での判断の結果、CPU101が、全用紙サイズ分の情報の処理が終了していないと判断した場合には(ステップS810;NO)、縦横カセットカウント数取得700を呼び出す。この縦横カセットカウント数取得700により、用紙サイズの縦と横とのカセットカウント数を取得することができる。縦横カセットカウント数取得700を呼び出した後、処理はステップS811に進む。ステップS811では、CPU101は、取得した縦のカセットカウント数が1以上であり、かつ、横のカセットカウント数が1以上であるか否かを判断する。ステップS811での判断の結果、CPU101が、縦のカセットカウント数が1以上であり、かつ、横のカセットカウント数が1以上であると判断した場合には(ステップS811;YES)、処理はステップS812に進む。ステップS812では、CPU101は、90度回転利用可能用紙サイズリストに用紙サイズを追する。一方、ステップS811での判断の結果、CPU101が、縦のカセットカウント数が1以上であり、かつ、横のカセットカウント数が1以上ではないと判断した場合には(ステップS811;NO)、処理はステップS813に進む。ステップS813では、CPU101は、90度回転利用不可能用紙サイズリストに用紙サイズを追加する。
ステップS814では、CPU101は、用紙サイズ選択画面300の非対象表示欄310に、対象外用紙サイズリストの用紙サイズを、用紙サイズ選択ボタン311のように選択不可の状態で表示する。次いで、ステップS815では、CPU101は、用紙サイズ選択画面300の対象表示欄301に、90度回転利用可能用紙サイズリストの用紙サイズを、用紙サイズ選択ボタン302や用紙サイズ選択ボタン303のように選択可能な状態で表示する。次いで、ステップS816では、CPU101は、用紙サイズ選択画面300の対象表示欄301に、90度回転利用不可能用紙サイズリストの用紙サイズを、用紙サイズ選択ボタン304のように選択不可な状態で表示する。
図9は、90度回転コピーの用紙サイズを決定した後、どのカセットを利用するかを確認・選択するためのカセット選択画面の一例を示す図である。図9に示すカセット選択画面900は、操作部104に表示され、90度回転コピーで使用するカセット109を選択する画面である。実施形態では、ユーザが用紙サイズ選択画面300でA4を選択、すなわち、用紙サイズ選択ボタン302を選択した場合を例にしている。なお、操作部104へのカセット選択画面900の表示は、CPU101の制御(制御工程)によって行われる。
図9に示すように、カセット選択画面900には、縦カセット表示欄901、カセット表示902、カセット表示903、カセット表示904、横カセット表示欄905、カセット表示906が含まれている。また、カセット選択画面900には、用紙タイプ表示907、用紙タイプ混在メッセージ908、用紙なしカセットメッセージ909、OKボタン910、設定解除ボタン911が含まれている。
縦カセット表示欄901は、カセット管理テーブル500の用紙サイズ項目502がA4(選択した用紙サイズ)で、給紙方向項目503が縦方向のカセット109を選択肢として表示する欄である。図9中では、縦カセット表示欄901は、3つのカセット109(カセット表示902~カセット表示904)を表示している。例えば、カセット表示902は、用紙サイズがA4で、給紙方向が縦方向の条件に合致したカセット1を表示している。表示内容は、カセット管理情報520に対応する内容である。また、カセット表示902は、給紙状態項目505の内容を参照して、給紙状態を「多」と表示している。同様に、カセット表示903は、カセット管理情報523を参照して、カセット4の内容を表示している。カセット表示904は、カセット管理情報524を参照して、カセット5の内容を表示している。
横カセット表示欄905は、カセット管理テーブル500の用紙サイズ項目502がA4(選択した用紙サイズ)で、給紙方向項目503が横方向のカセット109を選択肢として表示する欄である。図9中では、横カセット表示欄905は、1つのカセット109(カセット表示906)を表示している。例えば、カセット表示906は、用紙サイズがA4で、給紙方向が横方向の条件に合致したカセット2を表示している。表示内容は、カセット管理情報521に対応する内容である。また、カセット表示906は、給紙状態項目505の内容を参照して、給紙状態を「少」と表示している。
以上のように、90度回転コピーが設定されて、ユーザが用紙サイズ選択画面300でA4が選択された際には、カセット選択画面900に、カセット表示902、カセット表示903、カセット表示904、カセット表示906が表示される。カセット表示902は、カセット1(カセット109)に対応して設けられ、カセット1の使用の有無を、押下操作により選択可能な選択部となっている。カセット表示903は、カセット4(カセット109)に対応して設けられ、カセット4の使用の有無を、押下操作により選択可能な選択部となっている。カセット表示904は、カセット5(カセット109)に対応して設けられ、カセット5の使用の有無を、押下操作により選択可能な選択部となっている。カセット表示906は、カセット2(カセット109)に対応して設けられ、カセット2の使用の有無を、押下操作により選択可能な選択部となっている。
カセット表示902、カセット表示903、カセット表示904、カセット表示906は、いずれも、90度回転コピーで使用される用紙(A4)と同じ大きさの用紙を供給可能なカセット109に対応している(関する情報である)。また、カセット表示902、カセット表示903、カセット表示904は、縦給紙が可能なカセット109に対応した選択部(第1選択部)である。一方、カセット表示906は、横給紙が可能なカセット109に対応した選択部(第2選択部)である。
従って、図9に示すように、操作部104には、カセット選択画面900に、カセット109に関する表示として、90度回転コピーで使用されるA4を選択可能なカセット109のみが表示された状態となる。また、90度回転コピーで使用しないA3やB5のカセット109(残りの選択部)については、カセット選択画面900に表示されない、すなわち、表示が抑止される。これにより、ユーザは、90度回転コピーを設定した際、90度回転コピーの使用の有無を選択可能な選択部(本実施形態ではカセット表示902、カセット表示903、カセット表示904、カセット表示906)のみを視認することができる。そして、ユーザは、各選択部に対する操作の可否を正確に把握することができる。これにより、MFP100では、90度回転コピーを確実に行うことができる。なお、90度回転コピーで使用しないA3やB5のカセット109については、表示が抑止されるのに限定されず、選択操作が規制された状態(例えばグレーアウト等)で表示されてもよい。
前述したように、縦カセット表示欄901には、給紙方向が縦方向のカセット109が複数(本実施形態ではカセット表示902~カセット表示904の計3つ)表示されている。縦方向のカセット109が複数存在している場合には、どのカセット109を利用するかがユーザによって選択可能となっている。図9では、カセット表示902およびカセット表示904は、ユーザが押下操作により利用状態に設定された状態となっている。また、カセット表示903は、非利用状態に設定された状態となっている。なお、このようにカセット109が複数存在する場合に、選択部を切替可能にする態様については、縦カセット表示欄901に適用するのに限定されず、横カセット表示欄905にも適用される。
また、横カセット表示欄905には、給紙方向が横方向のカセット表示906が1つ(単数)表示されている。横方向のカセット109が1つしか存在しない場合には、そのカセット109を利用するかをユーザ選択による切替可能にはせずに、単に、当該カセット109を表示して、確認可能な状態にする。なぜならば、横方向のカセット109が1つの場合、当該カセット109が切り替えられてしまうと、このカセット109を使用しない状態で90度回転コピーを実行する場合があるからである。この場合、例えば、図2(a)に示す状態とならない、すなわち、複数ページある用紙が1部毎に縦横交互に載置された状態とならないおそれがる。なお、このようにカセット109が1つのみ存在する場合に、選択部を切替可能にしない態様については、横カセット表示欄905に適用するのに限定されず、縦カセット表示欄901にも適用される。
以上のように、本実施形態では、縦カセット表示欄901の中のカセット表示の数(後述の第1検出手段の検出結果)に応じて、当該カセット表示に対する切替選択の可否を変更することができる。また、CPU101は、横カセット表示欄905の中のカセット表示の数(後述の第2検出手段の検出結果)に応じて、当該カセット表示に対する切替選択の可否を変更することができる。例えばカセット1(縦給紙用)に100枚の用紙が収納され、カセット5(縦給紙用)に40枚の用紙が収納され、カセット2(横給紙用)に70枚の用紙が収納されている場合を考えてみる。この場合に、プリントアウトする部数を5部(1部当たり10枚)にしたいときには、カセット1およびカセット2のうち、カセット1の方を優先的に切り替えられるようにすることができる。また、カセット2に対しては、希望部数を満たせない旨を表示することもできる。なお、本実施形態では、CPU101は、縦カセット表示欄901の中のカセット表示の数、すなわち、カセット表示902~カセット表示904(第1選択部)の数を検出する第1検出手段としての機能を有する。また、CPU101は、横カセット表示欄905の中のカセット表示の数、すなわち、カセット表示906(第2選択部)の数を検出する第2検出手段としての機能も有する。
用紙タイプ表示907は、図9中では、カセット表示902のカセット1の用紙タイプ(普通紙)を表示している。これにより、ユーザは、カセット1に収納されている用紙タイプを確認することができる。なお、用紙タイプ表示907は、カセット1の用紙タイプを表示するのに限定されず、他のカセット109の用紙タイプも表示することができる。これにより、用紙タイプ表示907で表示される用紙タイプをカセット109毎に切り替えることができる。また、用紙タイプ表示907が用紙タイプを表示するタイミングとしては、例えば、カセット表示902、903、904、906を押下したときとすることができる。
用紙タイプ混在メッセージ908は、縦カセット表示欄901および横カセット表示欄905に表示されたカセット表示902、903、904、906を対象として、2種類以上の用紙タイプが登録されているときに表示される。用紙なしカセットメッセージ909は、縦カセット表示欄901および横カセット表示欄905に表示されたカセット表示902、903、904、906を対象として、用紙が収納されていない(無い)カセット109が存在した場合に表示される。OKボタン910は、カセット表示902およびカセット表示904は利用状態で、カセット表示903は非利用状態となっている情報を、後述する利用フラグ項目1001に保存するためのボタンである。設定解除ボタン911は、ユーザがカセット選択画面900に対して行った操作選択を無効にするためのボタンである。
図10は、給紙方向選択リストに関するテーブルである。図10(a)は、縦給紙方向選択リストのテーブルであり、図10(b)は、横給紙方向選択リストのテーブルである。
図10(a)に示す縦給紙カセット選択管理テーブル1000は、用紙サイズ選択後、90度回転コピーで使用する、縦給紙可能なカセット109を管理するテーブルである。これにより、各カセット109を利用する(使用する)か否かについて、ユーザが選択した情報を登録することができる。前述したように、本実施形態では、ユーザが選択した用紙サイズは、A4を選択、すなわち、用紙サイズ選択ボタン302を選択したことを例にしている。縦給紙カセット選択管理テーブル1000の内容は、カセット選択画面900の縦カセット表示欄901を表示するのに必要なカセット109に関する情報を集めたものである。縦給紙カセット選択管理テーブル1000には、縦給紙カセット選択管理情報1002が含まれている。縦給紙カセット選択管理情報1002は、カセット管理テーブル500から取得された、用紙サイズ項目502がA4(選択した用紙サイズ)で、給紙方向項目503が縦のカセット管理情報である。また、縦給紙カセット選択管理情報1002には、このカセット管理情報の他に、利用フラグ項目1001が含まれている。本実施形態では、縦給紙カセット選択管理テーブル1000は、縦カセット表示欄901にある3つのカセット情報に対応している。
利用フラグ項目1001は、カセット109の利用の有無を示す情報である。利用フラグ項目1001は、デフォルトでONとなっており、カセット選択画面900に対するユーザ操作により、ONからOFFに変更することができる。利用フラグ1003は、カセット1を示すカセット表示902の選択状態が利用状態であることを反映したものであり、図10(a)ではONとなっている。利用フラグ1004は、カセット5を示すカセット表示904の選択状態が利用状態であることを反映したものであり、図10(a)ではONとなっている。利用フラグ1005は、カセット4を示すカセット表示903の選択状態が非利用状態であること反映したものであり、図10(a)ではOFFとなっている。
図10(b)に示す横給紙カセット選択管理テーブル1050は、用紙サイズ選択後、90度回転コピーで使用する、横給紙可能なカセット109を管理するテーブルである。横給紙カセット選択管理テーブル1050の内容は、カセット選択画面900の横カセット表示欄905を表示するのに必要なカセット109に関する情報を集めたものである。横給紙カセット選択管理テーブル1050には、横給紙カセット選択管理情報1051が含まれている。横給紙カセット選択管理情報1051は、カセット管理テーブル500からか取得された、用紙サイズ項目502がA4(選択した用紙サイズ)で、給紙方向項目503が横のカセット管理情報である。また、横給紙カセット選択管理テーブル1050には、このカセット管理情報の他に、利用フラグ項目1001が含まれている。本実施形態では、横給紙カセット選択管理テーブル1050は、横カセット表示欄905にある1つのカセット情報に対応している。
利用フラグ1052は、カセット2を示すカセット表示906の選択状態を反映したものであり、図10(b)では、デフォルトでのONとなっている。利用フラグ1052は、カセット選択画面900に対するユーザ操作により、ONからOFFに変更されることはない。なぜならば、前述したように、給紙方向が横方向のカセット109が1つしか存在しないときは、そのカセット109を利用するか否かをユーザ選択による切替可能にはしないからである。これについては、給紙方向が縦方向のカセット109が1つしかないときも同様である。
図11Aは、90度回転コピーで利用する90度回転コピーカセット選択画面を表示するときのフローチャートである。なお、本フローチャート(90度回転カセット選択1100)における手順では、ROM102のプログラムに基づいてCPU101が処理を実行するとともに、RAM103がワークメモリとして使用される。
まず、ステップS1150では、CPU101は、後述するカセット選択管理テーブル作成1150を呼び出し、縦給紙カセット選択管理テーブル1000と横給紙カセット選択管理テーブル1050とを作成する。次いで、ステップS1170では、CPU101は、後述する90度回転カセット選択共通表示1170を呼び出し、カセット選択画面900の共通項目となる部分の表示処理を行う。次いで、ステップS1101では、CPU101は、縦給紙カセット選択管理テーブル1000にカセット管理情報が2件以上登録されているか否かを判断する。ステップS1101での判断の結果、CPU101が、カセット管理情報が2件以上登録されていると判断した場合には(ステップS1101;YES)、処理はステップS1102に進む。ステップS1102では、CPU101は、ユーザがカセット109を利用するか否かを選択によって切替可能な形で操作部104(LCD表示パネル)に表示する。この内容としては、縦カセット表示欄901に縦給紙カセット選択管理情報1002を用いて、カセット識別項目501、用紙サイズ項目502、給紙状態項目505をカセット109の数分表示される。ステップS1102実行後、処理はステップS1104に進む。一方、ステップS1101での判断の結果、CPU101が、カセット管理情報が2件以上登録されていないと判断した場合には(ステップS1101;NO)、処理はステップS1103に進む。ステップS1103では、ユーザがカセット109を利用するか否かを選択によって切替可能な形で表示せず、使用するカセット109を確認可能に、カセット109の情報を操作部104に表示する。この内容としては、縦カセット表示欄901に縦給紙カセット選択管理情報1002を用いて、カセット識別項目501、用紙サイズ項目502、給紙状態項目505をカセット109の数分表示される。ステップS1103実行後、処理はステップS1104に進む。
ステップS1104では、CPU101は、横給紙カセット選択管理テーブル1050にカセット管理情報が2件以上登録されているか否かを判断する。ステップS1104での判断の結果、CPU101が、カセット管理情報が2件以上登録されていると判断した場合には(ステップS1104;YES)、処理はステップS1105に進む。ステップS1105では、CPU101は、ユーザがカセット109を利用するか否かを選択によって切替可能な形で操作部104に表示する。この内容としては、横カセット表示欄905に横給紙カセット選択管理情報1051を用いて、カセット識別項目501、用紙サイズ項目502、給紙状態項目505をカセット109の数分表示する。一方、ステップS1104での判断の結果、CPU101が、カセット管理情報が2件以上登録されていないと判断した場合には(ステップS1104;NO)、処理はステップS1106に進む。ステップS1106では、CPU101は、ユーザがカセット109を利用するか否かを選択によって切替可能な形で表示せず、使用するカセット109を確認可能にカセット109の情報を操作部104に表示する。この内容としては、横カセット表示欄905に横給紙カセット選択管理情報1051を用いて、カセット識別項目501、用紙サイズ項目502、給紙状態項目505をカセット109の数分表示する。
図11Bは、縦給紙カセット選択管理テーブルと横給紙カセット選択管理テーブルとを作成するときのフローチャートである。なお、本フローチャート(カセット選択管理テーブル作成1150)における手順では、ROM102のプログラムに基づいてCPU101が処理を実行するとともに、RAM103がワークメモリとして使用される。
まず、ステップS1151では、CPU101は、用紙サイズ選択画面300で選択された用紙サイズを取得し、処理はステップS1152、ステップS1153に順に進む。ステップS1152では、CPU101は、縦給紙カセット選択管理テーブル1000を初期化する。ステップS1153では、CPU101は、横給紙カセット選択管理テーブル1050を初期化する。次いで、ステップS1154では、CPU101は、カセット管理テーブル500で管理した全カセット管理情報の処理は終了したか否かを判断する。ステップS1154での判断の結果、CPU101が、全カセット管理情報分の情報の処理が終了したと判断した場合には(ステップS1154;YES)、カセット選択管理テーブル作成1150を終了する。一方、ステップS1154での判断の結果、CPU101が、全カセット管理情報分の情報の処理が終了していないと判断した場合には(ステップS1154;NO)、処理はステップS1155に進む。ステップS1155では、CPU101は、ステップS1151で取得した用紙サイズと、カセット管理情報の用紙サイズ項目502とが同じであるか否かを判断する。ステップS1155での判断の結果、CPU101が、用紙サイズが同じであると判断した場合には(ステップS1155;YES)、処理はステップS1156に進む。一方、ステップS1155での判断の結果、CPU101が、用紙サイズが同じではない、すなわち、異なると判断した場合には(ステップS1155;NO)、処理はステップS1154に戻り、それ以降のステップを順次実行する。ステップS1156では、CPU101は、給紙方向を判断する。ステップS1156での判断の結果、CPU101が、カセット管理情報の給紙方向項目503が縦であると判断した場合には、処理はステップS1157に進む。ステップS1157では、CPU101は、カセット管理情報に利用フラグ項目1101をONの状態で付加した情報を、縦給紙カセット選択管理テーブル1000に追加する。ステップS1157実行後、処理はステップS1154に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS1156での判断の結果、CPU101が、カセット管理情報の給紙方向項目503が横であると判断した場合には、処理はステップS1158に進む。ステップS1158では、CPU101は、カセット管理情報に利用フラグ項目1101をONの状態で付加した情報を、横給紙カセット選択管理テーブル1050に追加する。ステップS1157実行後、処理はステップS1154に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
図11Cは、90度回転コピーで利用する90度回転コピーカセット選択画面で共通表示する部分の処理のフローチャートである。なお、本フローチャート(90度回転カセット選択共通表示1170)における手順では、ROM102のプログラムに基づいてCPU101が処理を実行するとともに、RAM103がワークメモリとして使用される。
まず、ステップS1171では、CPU101は、各カセット109に対応する用紙タイプ項目504を用紙タイプ表示907に表示する。なお、デフォルトの一例として、カセット表示902の用紙タイプ「普通紙1」を表示している状況を用紙タイプ表示907に示した。次いで、ステップS1172では、CPU101は、縦給紙カセット選択管理テーブル1000と、横給紙カセット選択管理テーブル1050の全てのカセット109を対象にして2種類以上の用紙タイプとが混在するか確認する。ステップS1172実行後、処理はステップS1173に進む。ステップS1173では、CPU101は、2種類以上の用紙タイプが混在しているか否かを判断する。ステップS1173での判断の結果、CPU101が、2種類以上の用紙タイプが混在していると判断した場合には(ステップS1173;YES)、処理はステップS1174に進む。ステップS1174では、CPU101は、用紙タイプ混在メッセージ908にメッセージを表示する。ステップS1174実行後、処理はステップS1175に進む。一方、ステップS1173での判断の結果、CPU101が、2種類以上の用紙タイプが混在していないと判断した場合には(ステップS1173;NO)、処理はステップS1175に進む。
ステップS1175では、CPU101は、縦給紙カセット選択管理テーブル1000と、横給紙カセット選択管理テーブル1050の全てのカセット109を対象にして用紙なしカセット109が存在するか確認する。ステップS1175実行後、処理はステップS1176に進む。ステップS1176では、CPU101は、用紙なしのカセット109が存在するか否かを判断する。ステップS1176での判断の結果、CPU101が、用紙なしのカセット109が存在すると判断した場合には(ステップS1176;YES)、処理はステップS1177に進む。ステップS1177では、CPU101は、用紙なしのカセットメッセージ909にメッセージを表示する。一方、ステップS1176での判断の結果、CPU101が、用紙なしのカセット109が存在しないと判断した場合には(ステップS1176;NO)、90度回転カセット選択共通表示1170を終了する。
図12は、90度回転コピーカセット選択画面で利用するカセットを決定するときのフローチャートである。なお、本フローチャート(90度回転カセット登録1200)における手順では、ROM102のプログラムに基づいてCPU101が処理を実行するとともに、RAM103がワークメモリとして使用される。
まず、ステップS1201では、CPU101は、縦給紙カセット選択管理テーブル1000で管理した全カセット情報の処理が終了したか否かを判断する。ステップS1201での判断の結果、CPU101が、全カセット情報の処理が終了したと判断した場合には(YES)、処理はステップS1206に進む。一方、ステップS1201での判断の結果、CPU101が、全カセット情報の処理が終了していないと判断した場合には(ステップS1201;NO)、処理はステップS1202に進む。ステップS1202では、CPU101は、ステップS1201で処理したカセット情報の次の縦給紙カセット選択管理情報1002、すなわち、カセット選択画面900に表示したカセット109の選択状態を取得する。ステップS1202実行後、処理はステップS1203に進む。ステップS1203では、CPU101は、選択状態が利用状態であるか否かを判断する。ステップS1203での判断の結果、CPU101が、選択状態が利用状態であると判断した場合には(ステップS1203;YES)、処理はステップS1204に進む。ステップS1204では、CPU101は、縦給紙カセット選択管理情報1002の利用フラグ項目1001をONにする。ステップS1204実行後、処理はステップS1201に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS1203での判断の結果、CPU101が、選択状態が利用状態ではない、すなわち、非利用状態であると判断した場合には(ステップS1203;NO)、処理はステップS1205に進む。ステップS1205では、CPU101は、縦給紙カセット選択管理情報1002の利用フラグ項目1001をOFFにする。ステップS1205実行後、処理はステップS1201に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
ステップS1201実行後のステップS1206では、CPU101は、横給紙カセット選択管理テーブル1050で管理した全カセット情報の処理が終了したか否かを判断する。ステップS1206での判断の結果、CPU101が、全カセット情報の処理が終了したと判断した場合には(ステップS1206;YES)、90度回転カセット登録1200を終了する。一方、ステップS1206での判断の結果、CPU101が、全カセット情報の処理が終了していないと判断した場合には(ステップS1206;NO)、処理はステップS1207に進む。ステップS1207では、CPU101は、ステップS1206で処理したカセット情報の次の横給紙カセット選択管理情報1051、すなわち、カセット選択画面900に表示したカセット109の選択状態を取得する。ステップS1207実行後、ステップS1208に進む。ステップS1208では、CPU101は、選択状態が利用状態であるか否かを判断する。ステップS1208での判断の結果、CPU101が、選択状態が利用状態であると判断した場合には(ステップS1208;YES)、処理はステップS1209に進む。ステップS1209では、CPU101は、横給紙カセット選択管理情報1051の利用フラグ項目1001をONにする。ステップS1209実行後、ステップS1206に戻り、それ以降のステップを順次実行する。一方、ステップS1208での判断の結果、CPU101が、選択状態が利用状態ではない、すなわち、非利用状態であると判断した場合には(ステップS1208;NO)、処理はステップS1210に進む。ステップS1210では、CPU101は、横給紙カセット選択管理情報1051の利用フラグ項目1001をOFFにする。ステップS1210実行後、ステップS1206に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
図13は、90度回転コピー全体処理のフローチャートである。なお、本フローチャート(給紙方向区別90度回転コピー全体1300)における手順では、ROM102のプログラムに基づいてCPU101が処理を実行するとともに、RAM103がワークメモリとして使用される。
まず、ステップS1301では、ユーザによってコピー部数が入力される。この入力は、操作部104で行われる。そして、操作部104からの入力情報がCPU101で受信される。次いで、ステップS1302では、ユーザによって仕上げ設定が行われる。この設定は、ユーザが、仕上げ設定画面250でソートボタン251をONにし、90度回転チェック253をONにして、OKボタン256を押下することにより行われる。そして、仕上げ設定画面250からの入力情報がCPU101で受信される。次いで、ステップS1303では、ユーザによって用紙サイズの選択が行われる。この選択の設定は、用紙サイズ選択画面300に表示された用紙サイズを選択することにより行われる。そして、用紙サイズ選択画面300からの入力情報がCPU101で受信される。次いで、ステップS1304では、ユーザによって90度回転コピーで使用するカセット選択および確認が行われる。このステップS1304では、カセット選択画面900が操作部104に表示される。ユーザは、カセット選択画面900で、給紙するカセット109を選択したり、確認したりすることができる。そして、カセット選択画面900のOKボタン910を押下して、90度回転カセット登録1200を行うことができる。これにより、縦給紙カセット選択管理テーブル1000と横給紙カセット選択管理テーブル1050とがカセット109の利用状態を反映した形で完成する。次いで、ステップS1305では、ユーザによってスタート押下されて、90度回転コピーが開始される。
次いで、ステップS1306では、CPU101は、部数カウントを1に設定する。次いで、ステップS1307では、CPU101は、全ての部数の90度回転コピーが終了したか否かを判断する。ステップS1307での判断の結果、CPU101が、全ての部数の90度回転コピーが終了したと判断した場合には(ステップS1307;YES)、給紙方向区別90度回転コピー全体1300を終了する。一方、ステップS1307での判断の結果、CPU101が、全ての部数の90度回転コピーが終了していないと判断した場合には(ステップS1307;NO)、処理はステップS1308に進む。ステップS1308では、CPU101は、部数カウントが奇数であるか否かを判断する。ステップS1308での判断の結果、CPU101が、部数カウントが奇数であると判断した場合には、処理はステップS1309に進む。ステップS1309では、CPU101は、縦給紙カセット選択管理テーブル1000に管理されたカセット109から給紙して、コピープリントを実施する。ステップS1309実行後、処理はステップS1311に進む。一方、ステップS1308での判断の結果、CPU101が、部数カウントが奇数ではない、すなわち、偶数であると判断した場合には、処理はステップS1310に進む。ステップS1310では、CPU101は、横給紙カセット選択管理テーブル1050に管理されたカセット109から給紙して、コピープリントを実施する。ステップS1310実行後、処理はステップS1311に進む。ステップS1311では、CPU101は、部数カウントに1を加える。ステップS1311実行後、処理はステップS1307に戻り、それ以降のステップを順次実行する。
<第2実施形態>
以下、図14~図19を参照して、第2実施形態について説明する。
図14は、MFPが有するカセットの設定を管理するカセット管理テーブルを示す図である。図14に示すカセット管理テーブル1400は、図5で示したカセット管理テーブル500に対して、カセット4で給紙する用紙サイズを変更したことを示すカセット109の設定状態を管理しているテーブルである。カセット管理テーブル1400のカセット管理情報1401は、カセット識別項目501において「4」が設定されたカセット4に関する設定セット(用紙サイズ項目502、給紙方向項目503、用紙タイプ項目504、給紙状態項目505)の情報である。カセット管理情報1401では、用紙サイズ項目1402が「B5」、給紙方向項目1403が「縦」、用紙タイプ項目1404が「普通紙」、給紙状態項目1405が「多」であると設定されている。
前述したように、「B5」の用紙サイズは、90度回転仕様対応用紙サイズ項目402において「〇」の状態である。しかし、カセット管理テーブル1400において、給紙方向に「縦」はあるが、「横」がないため、90度回転利用可能用紙サイズ項目403が「不可能」の状態となる。ここでは、カセット管理テーブル1400に、「不可能」状態の用紙サイズ「B5」を存在すると、図15に示すカセット選択画面でどのように表示されるのかについて説明する。図15は、給紙方向を区別した表示にせず、用紙サイズとカセット選択を同時に実現するためのカセット選択画面の一例を示す図である。
図15(a)に示すカセット選択画面1500は、90度回転コピーで使用するカセット109を選択する画面の図である。本実施形態では、カセット選択画面1500は、仕上げ設定画面250の変更ボタン255を押下した後に表示される。また、本実施形態では、カセット選択画面1500は、カセット管理テーブル1400のカセット1~カセット7での給紙方向を区別せず表示している。カセット選択画面1500には、カセット表示1501、カセット表示1502、カセット表示1503、カセット表示1504、カセット表示1505、カセット表示1506、カセット表示1507が含まれている。また、カセット選択画面1500には、用紙サイズ項目1508、用紙タイプ混在メッセージ1510、用紙なしカセットメッセージ1511、用紙タイプ表示1512、OKボタン1515、設定解除ボタン1516が含まれている。
図15(a)に示すように、カセット選択画面1500は、ユーザがカセット表示1501を選択したときのカセット109のユーザ選択状態を示している。また、カセット選択画面1500では、カセット1のカセット表示1501が利用状態になるだけでなく、カセット1と同じ大きさの用紙(A4)を給紙可能なカセット2のカセット表示1502およびカセット5のカセット表示1505も利用状態になる。これは、カセット1の用紙サイズ項目502が「A4」であり、それと同じカセット109をカセット管理テーブル1400で検索し、同じ用紙サイズ項目502であるカセット109を全て利用状態にしているからである。そして、選択した用紙サイズを示すために、用紙サイズ項目1508には、「A4」と表示される。このように、本実施形態では、90度回転コピーで使用される用紙のサイズ(例えばA4)をカセット選択画面1500(操作部104)に表示することができる。これにより、ユーザは、90度回転コピーで使用される用紙のサイズが何であるのか(例えばA4であること)を把握することができる。
カセット表示1503は、90度回転仕様対応用紙サイズ項目402が「×」であるので、グレーアウトで表示されている。これにより、カセット表示1503への押下操作が規制されるとともに、ユーザは、カセット表示1503がその規制状態であることを把握することができる。カセット表示1504は、90度回転利用対応用紙サイズ項目403が「不可能」であるので、グレーアウトで表示されている。これにより、カセット表示1503への押下操作が規制されるとともに、ユーザは、カセット表示1504がその規制状態であることを把握することができる。なお、規制状態であることを示す態様としては、グレーアウトでの表示に限定されない。例えば、規制状態であるカセット表示を選択した場合に、エラーメッセージが表示されたり、規制状態であるカセット表示を選択した後にコピー開始ボタンを押下した場合に、エラーメッセージが表示されたりしてもよい。
また、カセット表示1506は、用紙サイズ項目502に「LTR」が設定されているカセット6であり、非利用状態に設定されている。カセット表示1507も、用紙サイズ項目502に「LTR」が設定されているカセット6であり、非利用状態に設定されている。前述したように、ユーザが選択したカセット1の用紙サイズが「A4」である。カセット管理テーブル1400で検索した結果、用紙サイズ項目502が「LTR」であり、「A4」と異なったため、カセット6(カセット表示1506)とカセット7(カセット表示1507)とは利用対象とはならずに非利用状態となる。
用紙タイプ混在メッセージ1510は、利用状態となったカセット表示1501、1502、1505を対象として、2種類以上の用紙タイプが登録されているときに表示される。このように、本実施形態では、90度回転コピーが設定された際、縦給紙が可能なカセット109の用紙タイプと、横給紙が可能なカセット109の用紙タイプとが異なる場合には、その旨がカセット選択画面1500に表示される。ここで、「用紙タイプが異なる」とは、少なくとも用紙の厚さ、坪量および紙質のうちの1つが異なることを言う。そして、用紙タイプが異なる旨が表示されることにより、例えば、ユーザは、用紙タイプが同じカセット109に切り替えることができる。これにより、90度回転コピーで得られる印刷物は、いずれも、用紙タイプが同じものとなる。
用紙なしカセットメッセージ1511は、利用状態となったカセット表示1501、1502、1505を対象として、用紙が収納されていない(無い)カセット109が存在した場合に表示される。このように、本実施形態では、90度回転コピーが設定された際、縦給紙が可能なカセット109または横給紙が可能なカセット109の用紙が不足している場合には、その旨がカセット選択画面1500に表示される。これにより、ユーザは、用紙が不足しているカセット109に用紙を補充することができる。そして、円滑な90度回転コピーが可能となる。
用紙タイプ表示1512は、図15(a)中では、カセット表示1501のカセット1の用紙タイプ(普通紙)を表示している。OKボタン1515は、縦給紙カセット選択管理テーブル1000および横給紙カセット選択管理テーブル1050に、選択したカセット109の利用状態を利用フラグ項目1001に保存するためのボタンである。設定解除ボタン1516は、ユーザがカセット選択画面1500に対して行った操作選択を無効にするためのボタンである。
図15(b)に示すカセット選択画面1520は、90度回転コピーで使用するカセット109を選択する画面の図である。カセット選択画面1520は、カセット選択画面1500において用紙サイズ項目1508に「A4」と表示されている中、利用状態となっているカセット表示1505を押下して、非利用状態に変更したときの画面である。カセット選択画面1520では、カセット表示1521、1522、1523、1524、1526、1527および用紙サイズ項目1528の状態は、カセット選択画面1500と変化はない。また、カセット選択画面1520では、カセット表示1525が非利用状態となり、選択色が黒から白に変化している、すなわち、反転している。このように、カセット選択画面1520では、カセット109の使用の有無に応じて、カセット表示1525(選択部)の色を反転させて表示することができる。これにより、ユーザは、カセット表示1525が現在利用状態であるのか、または、非利用状態であるのかを把握することができる。
図15(c)に示すカセット選択画面1540は、90度回転コピーで使用するカセット109を選択する画面の図である。カセット選択画面1540は、カセット選択画面1500において用紙サイズ項目1508に「A4」と表示されている中、「LTR」で非利用状態となっているカセット表示1546を押下して、利用状態に変更したときの画面である。カセット選択画面1540では、カセット表示1541、1542、1545は利用状態が非利用状態となり、選択色が黒から白に変化している。また、カセット表示1543、1544は、90度回転コピーで使用できないのでグレーアウト表示されたままである。また、カセット表示1546、1547は、カセット選択画面1500と比較して、非利用状態が利用状態となり、選択色が白から黒に変化している。カセット6の用紙サイズ項目502が「LTR」であり、それと同じカセット109をカセット管理テーブル1400で検索して、同じ用紙サイズ項目502であるカセット109を全て利用状態にしている。そして、選択した用紙サイズを示すために、用紙サイズ項目1548に「LTR」と表示されている。
以上のように、仕上げ設定画面250で90度回転コピーが設定された際に、例えばユーザがA4用のカセット表示1501を選択した場合には、カセット表示1501、カセット表示1502、カセット表示1505が利用状態になる(図15(a)参照)。一方、A3用のカセット表示1503、B5用のカセット表示1504については、グレーアウトされており、押下操作が規制されている(図15(a)参照)。
従って、本実施形態では、縦給紙が可能なカセット109の用紙と同じ大きさで、横給紙が可能なカセット109が無い場合、当該カセット109に対して以下の表示態様を採る構成となっている。同様に、横給紙が可能なカセット109の用紙と同じ大きさで、縦給紙となるカセット109が無い場合にも、当該カセット109に対して以下の表示態様を採る構成となっている。そして、この表示態様としては、当該カセット109に対応する選択部(カセット表示1505、カセット表示1504)への選択操作を規制した状態で表示する。これにより、90度回転コピーに利用可能な選択部(カセット表示1501、カセット表示1502、カセット表示1505)と、90度回転コピーに利用不可な選択部(カセット表示1505、カセット表示1504)とを識別することができる。そして、ユーザは、90度回転コピーに際して、各選択部に対する操作の可否を正確に把握することができる。これにより、MFP100では、90度回転コピーを確実に行うことができる。
図16は、給紙方向選択リストに関するテーブルである。図16(a)は、縦給紙方向選択リストのテーブルであり、図16(b)は、横給紙方向選択リストのテーブルである。
図16(a)に示す縦給紙カセット選択管理テーブル1600は、カセット選択画面1520のカセット選択を反映したテーブルである。縦給紙カセット選択管理テーブル1600は、カセット選択を通して指定した用紙サイズのカセット109の内、給紙方向が縦のカセット109に関する情報を集めたものである。縦給紙カセット選択管理テーブル1600には、縦給紙カセット選択管理情報1601が含まれている。縦給紙カセット選択管理情報1601は、カセット管理テーブル1400から取得された、用紙サイズ項目502がA4(選択した用紙サイズ)で、給紙方向項目503が縦のカセット管理情報である。また、縦給紙カセット選択管理情報1601には、このカセット管理情報の他に、利用フラグ項目1001が含まれている。本実施形態では、縦給紙カセット選択管理テーブル1600は、カセット表示1521、1525の2つのカセット情報に対応している。利用フラグ1602は、カセット1を示すカセット表示1521の選択状態が利用状態であることを反映したものであり、図16(a)ではONとなっている。利用フラグ1603は、カセット5を示すカセット表示1525の選択状態が非利用状態であることを反映したものであり、図16(a)ではOFFとなっている。
図16(b)に示す横給紙カセット選択管理テーブル1650は、カセット選択画面1520のカセット選択を反映したテーブルである。横給紙カセット選択管理テーブル1650は、カセット選択を通して指定した用紙サイズのカセット109の内、給紙方向が横のカセット109に関する情報を集めたものである。横給紙カセット選択管理テーブル1650には、横給紙カセット選択管理情報1651が含まれている。横給紙カセット選択管理情報1651は、カセット管理テーブル1400から取得された、用紙サイズ項目502がA4(選択した用紙サイズ)で、給紙方向項目503が横のカセット管理情報である。また、横給紙カセット選択管理情報1651には、このカセット管理情報の他に、利用フラグ項目1001が含まれている。本実施形態では、横給紙カセット選択管理テーブル1650は、カセット表示1522の1つのカセット情報に対応している。利用フラグ1652は、カセット2を示すカセット表示1522の選択状態が利用状態であることを反映したものであり、図16(b)ではONとなっている。
図17は、給紙方向を区別した表示にしない場合の90度回転コピーカセット選択でユーザがボタンを選択したときのフローチャートである。なお、本フローチャート(給紙報告非区別時の90度回転カセット選択1700)における手順では、ROM102のプログラムに基づいてCPU101が処理を実行するとともに、RAM103がワークメモリとして使用される。給紙報告非区別時の90度回転カセット選択1700は、図15に示すカセット選択画面1500、1520、1540でカセット選択を通して用紙サイズを指定する処理、および、利用するカセット109の選択についての処理を行う。
まず、ステップS1701では、ユーザによってカセット選択画面を介してカセット109が選択される。ステップS1702では、CPU101は、この選択情報を、ステップS1701で選択されたカセット109の用紙サイズの情報として取得する。次いで、ステップS1703では、CPU101は、現在利用すると設定されいる用紙サイズを、設定用紙サイズとして取得する。設定用紙サイズとは、用紙サイズ項目1508、1528、1548に表示された用紙サイズのことである。次いで、ステップS1704では、CPU101は、選択用紙サイズと設定用紙サイズとが同じであるか否かを判断する。ステップS1704での判断の結果、CPU101が、選択用紙サイズと設定用紙サイズが同じでないと判断した場合には(ステップS1704;NO)、処理はステップS1705に進む。一方、ステップS1704での判断の結果、CPU101が、選択用紙サイズと設定用紙サイズが同じであると判断した場合には(ステップS1704;YES)、処理はステップS1708に進む。
ステップS1705では、CPU101は、選択カセット用紙サイズと同じ用紙サイズのあるカセット109に対して、カセット表示を全て利用状態に変更し、処理はステップS1706に進む。例えば、カセット選択画面1500では、カセット1を選択すると、A4が給紙されているカセット109の全ての表示(カセット表示1501とカセット表示1502とカセット表示1504)が黒く着色され利用状態となったことを示す。また、カセット選択画面1540は、カセット選択画面1500でA4が選択されている中、カセット6のLTRのカセット109を選択したときの画面である。カセット6、7(カセット表示1546、1547)は、黒く反転し利用状態となっていることを示す。一方、カセット1、2、5(カセット表示1501、1502、1504)は、白く反転し非利用状態となっていることを示す。
次いで、ステップS1706では、CPU101は、グレーアウト表示のカセット表示はそのままの状態として、処理はステップS1707に進む。例えば、カセット選択画面1500では、カセット表示1503はA3のためグレーアウト表示で選択不可となっている。なぜならば、A3は、90度回転仕様対応用紙サイズ項目402で「×(非サポート)」で管理している用紙サイズであるからである。また、カセット表示1504は、B5が給紙されているが、給紙方向に縦はあるが横がないため、90度回転コピーでは使用不可となり、グレーアウト表示で選択不可となっている。次いで、ステップS1707では、CPU101は、選択用紙サイズと異なる用紙サイズのあるカセット109に対して、カセット表示を全て非利用状態に変更して、処理はステップS1150に進む。例えば、カセット選択画面1500では、A4以外が給紙されている選択可能なカセット表示(カセット表示1506、1507)は白く着色され、それらのカセット109を利用しないという意味で、非利用状態となっていることを示す。
ステップS1708では、CPU101は、選択カセットの状態について判断する。ステップS1708での判断の結果、CPU101が、選択カセットが白く着色された非利用状態であると判断した場合には、処理はステップS1709に進む。ステップS1709では、CPU101は、選択したカセット109のカセット表示を利用状態に変更し、処理はステップS1150に進む。例えば、カセット選択画面1500のカセット表示1505で黒く着色され、A4のカセット109全てが利用状態となっているとする。そこで、同じくA4のカセット表示1505を押下すると、カセット選択画面1520のカセット表示1525となり白く着色される。白く着色されたカセット109は、非利用状態となったことを示す。
一方、ステップS1708での判断の結果、CPU101が、選択カセットが黒く着色された利用状態と判断した場合には、処理はステップS1710に進む。ステップS1710では、CPU101は、選択したカセット109のカセット表示を非利用状態に変更し、処理はステップS1150に進む。例えば、カセット109を選択する前に、カセット選択画面1520のカセット表示1525で白く着色され非利用状態となっていたが、カセット表示1525を押下することで、カセット選択画面1500のカセット表示1505となり黒く着色される。この黒く着色されたカセット109は、利用状態となったことを示す。
ステップS1150では、CPU101は、カセット選択管理テーブル作成1150を実行して、処理はステップS1170に進む。カセット選択管理テーブル作成1150の実行としては、縦給紙カセット選択管理テーブル1000と横給紙カセット選択管理テーブル1050とを作成する。ステップS1170では、CPU101は、90度回転カセット選択共通表示1170を実行する。
図18は、給紙方向を区別した表示にしない場合の90度回転コピー全体処理のフローチャートである。なお、本フローチャート(給紙方向非区別90度回転コピー全体処理1800)における手順では、ROM102のプログラムに基づいてCPU101が処理を実行するとともに、RAM103がワークメモリとして使用される。給紙方向非区別90度回転コピー全体処理1800は、給紙方向区別90度回転コピー全体1300と共通部分があり、この共通部分についての説明は、省略する。給紙方向区別90度回転コピー全体1300との相違点は、給紙方向区別90度回転コピー全体1300のステップS1303およびステップS1304の2つの処理が、ステップS1801(用紙サイズとカセット設定)に置き換わっていることである。以下、この相違点について説明する。
給紙方向区別90度回転コピー全体処理1300においては、ステップS1303で、用紙サイズ選択画面300で用紙サイズを選択する。そして、ステップS1303実行後、ステップS1303で選択した用紙サイズのカセットのみをカセット選択画面900に表示し、ステップS1304で、利用するカセット109を選択していた。このように、給紙方向区別90度回転コピー全体処理1300では、2つの段階に分けて処理を実行していた。これにより、カセット選択画面900のカセット選択に不必要な選択肢がなくなり、90度回転コピーの知識に頼らない操作性を実現することができる。
これに対し、給紙方向非区別90度回転コピー全体処理1800においては、ステップS1801で、90度回転コピーで利用可能なカセット109も、利用不可なカセット109も表示し、設定する構成となっている。この構成を可能とするのが、カセット選択画面1500、1520、1540である。
図19は、給紙方向を区別した表示にせず、用紙サイズとカセット選択を同時に実現するためのカセット選択画面の別の一例を示す図である。図19に示すカセット選択画面1900には、カセット表示1901、カセット表示1902、カセット表示1903、カセット表示1904、カセット表示1905、カセット表示1906、カセット表示1907が含まれている。また、カセット選択画面1900には、用紙サイズ項目1908、用紙タイプ混在メッセージ1910、用紙なしカセットメッセージ1911、用紙タイプ表示1912、OKボタン1919、設定解除ボタン1916が含まれている。図19に示すカセット選択画面1900の、図15(a)に示すカセット選択画面1500との共通点および相違点について説明する。
まず、共通点について説明する。カセット表示1903は、カセット表示1503と同様である。カセット表示1906は、カセット表示1506と同様である。カセット表示1907は、カセット表示1507と同様である。用紙タイプ混在メッセージ1910は、用紙タイプ混在メッセージ1510と同様である。用紙なしカセットメッセージ1911は、用紙なしカセットメッセージ1511と同様である。OKボタン1919は、OKボタン1515と同様である。設定解除ボタン1916は、設定解除ボタン1516と同様である。
次に、相違点について説明する。カセット表示1901およびカセット表示1905は、それぞれ、グレーアウトで表示されている。カセット表示1902とカセット表示1904とは、同じ大きさの用紙(A5)を給紙可能なカセット109に対応しており、いずれも、利用状態になっている。用紙サイズ項目1908には、「A5」と表示されている。用紙タイプ表示1912は、カセット表示1904のカセット4の用紙タイプ(普通紙)を表示している。
以上のようなカセット選択画面1900では、例えばカセット表示1904がユーザによって選択された場合には、カセット表示1902も自動的に選択される。これにより、90度回転コピーで印刷する際は、カセット4からの給紙(縦給紙)で印刷、カセット2からの給紙(横給紙)で印刷、カセット4からの給紙(縦給紙)で印刷、カセット2からの給紙(横給紙)で印刷・・・の順に印刷が行われる。また、カセット表示1902がユーザによって選択された場合には、カセット表示1904も自動的に選択される。これにより、90度回転コピーで印刷する際は、カセット2からの給紙(横給紙)で印刷、カセット4からの給紙(縦給紙)で印刷、カセット2からの給紙(横給紙)で印刷、カセット4からの給紙(縦給紙)で印刷・・・の順に印刷が行われる。
図19に示す構成によっても、ユーザは、90度回転コピーに際して、各選択部に対する操作の可否を正確に把握することができ、その結果、MFP100での90度回転コピーを確実に行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。本発明は、上述の各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 MFP
101 CPU
104 操作部
109 カセット
250 仕上げ設定画面

Claims (12)

  1. 画像が形成される長方形の用紙を供給可能な複数の給紙段を有し、該各給紙段からの給紙が、前記用紙の長辺方向に沿った給紙方向となる縦給紙と、前記用紙の短辺方向に沿った給紙方向となる横給紙とのいずれかとなる画像形成装置であって、
    前記画像の形成に際し、前記縦給紙および前記横給紙の双方を使用する縦横給紙を設定する設定手段と、
    前記各給紙段に対応して設けられ、該各給紙段の使用の有無を選択可能な選択部を表示手段に表示する制御を行う制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記設定手段により前記縦横給紙が設定された際、
    前記縦給紙が可能な給紙段の用紙と同じ大きさで、前記横給紙が可能な給紙段が無い場合には、該給紙段に対応する前記選択部への選択操作を規制した状態で表示し、
    前記横給紙が可能な給紙段の用紙と同じ大きさで、前記縦給紙が可能な給紙段が無い場合には、該給紙段に対応する前記選択部への選択操作を規制した状態で表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記選択操作を規制した状態として、前記選択部をグレーアウトで表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記各給紙段の使用の有無に応じて、前記選択部の色を反転させて表示することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記設定手段により前記縦横給紙が設定された際、該縦横給紙で使用される用紙のサイズを前記表示手段に表示する制御が可能である請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記設定手段により前記縦横給紙が設定された際、前記縦給紙が可能な給紙段の用紙と、前記横給紙が可能な給紙段の用紙とが、少なくとも厚さ、坪量および紙質のうちの1つが異なる場合には、その旨を前記表示手段に表示する制御が可能である請求項1乃至4のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記設定手段により前記縦横給紙が設定された際、前記縦給紙が可能な給紙段または前記横給紙が可能な給紙段の用紙が不足している場合、その旨を前記表示手段に表示する制御が可能である請求項1乃至5のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画像が形成される長方形の用紙を供給可能な複数の給紙段を有し、該各給紙段からの給紙が、前記用紙の長辺方向に沿った給紙方向となる縦給紙と、前記用紙の短辺方向に沿った給紙方向となる横給紙とのいずれかとなる画像形成装置であって、
    前記画像の形成に際し、前記縦給紙および前記横給紙の双方を使用する縦横給紙を設定する設定手段と、
    前記各給紙段に対応して設けられ、該各給紙段の使用の有無を選択可能な選択部を表示手段に表示する制御を行う制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記設定手段により前記縦横給紙が設定された際、前記縦横給紙で使用される用紙と同じ大きさの用紙を供給可能であり、前記縦給紙が可能な給紙段と前記横給紙が可能な給紙段とに関する情報を前記表示手段に表示することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記縦横給紙で使用される用紙と同じ大きさの用紙を供給可能であり、前記縦給紙が可能な給紙段に対応する選択部を第1選択部とし、前記縦横給紙で使用される用紙と同じ大きさの用紙を供給可能であり、前記横給紙が可能な給紙段に対応する選択部を第2選択部としたとき、
    前記制御手段は、前記設定手段により前記縦横給紙が設定された際、前記選択部のうち、前記第1選択部と前記第2選択部と表示し、残りの選択部の表示を抑止するか、または、選択操作を規制した状態で表示することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1選択部の数を検出する第1検出手段と、
    前記第2選択部の数を検出する第2検出手段と、を有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記第1検出手段の検出結果に応じて、前記第1選択部に対する選択の可否を変更し、前記第2検出手段の検出結果に応じて、前記第2選択部に対する選択の可否を変更することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 画像が形成される長方形の用紙を供給可能な複数の給紙段を有し、該各給紙段からの給紙が、前記用紙の長辺方向に沿った給紙方向となる縦給紙と、前記用紙の短辺方向に沿った給紙方向となる横給紙とのいずれかとなる画像形成装置を制御する方法であって、
    前記画像の形成に際し、前記縦給紙および前記横給紙の双方を使用する縦横給紙を設定する設定工程と、
    前記各給紙段に対応して設けられ、該各給紙段の使用の有無を選択可能な選択部を表示手段に表示する制御を行う制御工程と、を有し、
    前記制御工程では、前記設定工程で前記縦横給紙が設定された際、
    前記縦給紙が可能な給紙段の用紙と同じ大きさで、前記横給紙が可能な給紙段が無い場合には、該給紙段に対応する前記選択部への選択操作を規制した状態で表示し、
    前記横給紙が可能な給紙段の用紙と同じ大きさで、前記縦給紙が可能な給紙段が無い場合には、該給紙段に対応する前記選択部への選択操作を規制した状態で表示することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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