JPH0830494B2 - 薄肉クロスローラ形旋回輪軸受 - Google Patents
薄肉クロスローラ形旋回輪軸受Info
- Publication number
- JPH0830494B2 JPH0830494B2 JP63135250A JP13525088A JPH0830494B2 JP H0830494 B2 JPH0830494 B2 JP H0830494B2 JP 63135250 A JP63135250 A JP 63135250A JP 13525088 A JP13525088 A JP 13525088A JP H0830494 B2 JPH0830494 B2 JP H0830494B2
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- JP
- Japan
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- ring
- hole
- bearing
- thin
- radial
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/36—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
- F16C19/361—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with cylindrical rollers
- F16C19/362—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with cylindrical rollers the rollers being crossed within the single row
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6622—Details of supply and/or removal of the grease, e.g. purging grease
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2300/00—Application independent of particular apparatuses
- F16C2300/10—Application independent of particular apparatuses related to size
- F16C2300/14—Large applications, e.g. bearings having an inner diameter exceeding 500 mm
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、断面薄肉形状の旋回輪軸受に関するもの
で、特に潤滑条件の厳しい径と長さとが略同一である短
円筒状の複数の転動体が交互に転動軸方向を90゜異にし
て直接隣接している高速回転用の薄肉クロスローラ形旋
回輪軸受に関する発明である。
で、特に潤滑条件の厳しい径と長さとが略同一である短
円筒状の複数の転動体が交互に転動軸方向を90゜異にし
て直接隣接している高速回転用の薄肉クロスローラ形旋
回輪軸受に関する発明である。
従来の技術 従来のクロスローラ形旋回輪軸受は、トラックレーン
や大きなものではパラボラアンテナなどの旋回座部分に
使用され、比較的ゆっくりとした回転で使用されること
が多かったため、ほとんどがグリースによって潤滑され
るものであった。
や大きなものではパラボラアンテナなどの旋回座部分に
使用され、比較的ゆっくりとした回転で使用されること
が多かったため、ほとんどがグリースによって潤滑され
るものであった。
しかし、最近ではこれら低回転条件で使用される他
に、比較的高速回転で使われる産業用ロボットの腕や腰
の部分に用いられることも多くなってきた。
に、比較的高速回転で使われる産業用ロボットの腕や腰
の部分に用いられることも多くなってきた。
従って、従来のようにグリース潤滑であっても定期的
にグリースアップしないと、軸受が焼き付いてしまうと
いう不具合が発生した。
にグリースアップしないと、軸受が焼き付いてしまうと
いう不具合が発生した。
発明が解決しようとする問題点 以上のように従来の薄肉クロスローラ形旋回輪軸受は
小形化し難く、また組み立て時にグリースを注入後、軸
受が寿命に至るまで潤滑剤を補充しないことが多く、さ
らに薄肉であるために内外輪間の隙間から潤滑剤が流入
しにくいという、この種軸受特有の欠点もあって、潤滑
性の問題から薄肉クロスローラ形旋回輪軸受は高速回転
に使用できなかった。
小形化し難く、また組み立て時にグリースを注入後、軸
受が寿命に至るまで潤滑剤を補充しないことが多く、さ
らに薄肉であるために内外輪間の隙間から潤滑剤が流入
しにくいという、この種軸受特有の欠点もあって、潤滑
性の問題から薄肉クロスローラ形旋回輪軸受は高速回転
に使用できなかった。
本発明は、これらの欠点をすべて解決した高速回転に
適する薄肉クロスローラ形旋回輪軸受を提供することを
目的としている。
適する薄肉クロスローラ形旋回輪軸受を提供することを
目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は、前記課題を解決するための手段として下記
の構成を備えるものである。
の構成を備えるものである。
1. 薄肉のリング形状の大小の部材の相対する面にほぼ
同一な半径方向断面V字状の軌道溝が形成された内輪と
外輪の両軌道輪と、該両軌道輪の円周方向の前記軌道溝
間に径と長さとが略同一である円筒ころを交互に軸心を
直交させて組み込まれた複数の転動体とよりなる薄肉ク
ロスローラ形旋回輪軸受において、前記外輪または内輪
のいずれか一方の軌道輪は、中心軸に垂直な平面で二分
割されており、該二分割された分割軌道輪が軸方向の固
定ボルトにより一体に結合され、断面V字状の軌道溝の
底部の円筒状に形成される逃げ溝に半径方向に1個所以
上の半径方向孔が形成されており、かつ、該半径方向孔
が該軌道輪の側壁面から貫通された前記固定ボルトのね
じ径とほぼ同一の軸方向孔と連通されていることを特徴
とする薄肉クロスローラ形旋回輪軸受。
同一な半径方向断面V字状の軌道溝が形成された内輪と
外輪の両軌道輪と、該両軌道輪の円周方向の前記軌道溝
間に径と長さとが略同一である円筒ころを交互に軸心を
直交させて組み込まれた複数の転動体とよりなる薄肉ク
ロスローラ形旋回輪軸受において、前記外輪または内輪
のいずれか一方の軌道輪は、中心軸に垂直な平面で二分
割されており、該二分割された分割軌道輪が軸方向の固
定ボルトにより一体に結合され、断面V字状の軌道溝の
底部の円筒状に形成される逃げ溝に半径方向に1個所以
上の半径方向孔が形成されており、かつ、該半径方向孔
が該軌道輪の側壁面から貫通された前記固定ボルトのね
じ径とほぼ同一の軸方向孔と連通されていることを特徴
とする薄肉クロスローラ形旋回輪軸受。
2. 薄肉のリング形状の大小の部材の相対する面にほぼ
同一な半径方向断面V字状の軌道溝が形成された内輪と
外輪の両軌道輪と、該両軌道輪の円周方向の前記軌道溝
間に径と長さとが略同一である円筒ころを交互に軸心を
直交させて組み込まれた複数の転動体とよりなる薄肉ク
ロスローラ形旋回輪軸受において、前記外輪または内輪
のいずれか一方の軌道輪には、半径方向に外側から内側
に貫通して前記転動体を組み込むための挿入孔が形成さ
れ、該挿入孔に合致した柱状で内側にV字状の軌道面が
形成された蓋が嵌合・固着されており、さらに、断面V
字状の軌道溝の底部の円周状に形成される逃げ溝に半径
方向に1個所以上の半径方向孔が形成されており、か
つ、該半径方向孔が該軌道輪の側壁面から貫通された軸
方向孔と連通されていることを特徴とする薄肉クロスロ
ーラ形旋回輪軸受。
同一な半径方向断面V字状の軌道溝が形成された内輪と
外輪の両軌道輪と、該両軌道輪の円周方向の前記軌道溝
間に径と長さとが略同一である円筒ころを交互に軸心を
直交させて組み込まれた複数の転動体とよりなる薄肉ク
ロスローラ形旋回輪軸受において、前記外輪または内輪
のいずれか一方の軌道輪には、半径方向に外側から内側
に貫通して前記転動体を組み込むための挿入孔が形成さ
れ、該挿入孔に合致した柱状で内側にV字状の軌道面が
形成された蓋が嵌合・固着されており、さらに、断面V
字状の軌道溝の底部の円周状に形成される逃げ溝に半径
方向に1個所以上の半径方向孔が形成されており、か
つ、該半径方向孔が該軌道輪の側壁面から貫通された軸
方向孔と連通されていることを特徴とする薄肉クロスロ
ーラ形旋回輪軸受。
作用 本発明は、外輪または内輪の両軌道輪のいずれか一方
を厚肉とし、該軌道輪に軌道輪を軸心断面で二分割する
ことのない転動体組込み部が形成され、かつ厚肉に形成
した方の軌道輪の軌道溝底部の円周状に形成される逃げ
溝に半径方向に向かって半径方向孔を形成し、この半径
方向孔と側壁面から軸方向に形成した軸方向孔とを連通
し、軸受の両側面、内周面および外周面4面のどちらか
らでも潤滑ができるようにしたもので、これら潤滑用孔
を形成することによっても軸受の強度低下とならないと
ころに特徴を有する。
を厚肉とし、該軌道輪に軌道輪を軸心断面で二分割する
ことのない転動体組込み部が形成され、かつ厚肉に形成
した方の軌道輪の軌道溝底部の円周状に形成される逃げ
溝に半径方向に向かって半径方向孔を形成し、この半径
方向孔と側壁面から軸方向に形成した軸方向孔とを連通
し、軸受の両側面、内周面および外周面4面のどちらか
らでも潤滑ができるようにしたもので、これら潤滑用孔
を形成することによっても軸受の強度低下とならないと
ころに特徴を有する。
実施例 第1図〜第3図の図面は本発明の実施例を示すもの
で、第1図は本発明の第1の実施例を示す軸受の軸心断
面図、第2図は本発明の第2の実施例を示す軸心断面
図、第3図は本発明の第3の実施例を示し、かつ軸受が
組付けられた状態を示す部分軸心断面図である。
で、第1図は本発明の第1の実施例を示す軸受の軸心断
面図、第2図は本発明の第2の実施例を示す軸心断面
図、第3図は本発明の第3の実施例を示し、かつ軸受が
組付けられた状態を示す部分軸心断面図である。
第1図は、本発明の第1の実施例を示す。薄肉のリン
グ形状の外輪1と内輪2の大小の部材が相対し、その相
対する面にほぼ同一な半径方向断面V字状の軌道溝1a,2
aがそれぞれ対峙して円周方向に形成され、前記両軌道
溝1a,2a間に複数の転動体(円筒ころ)3,3が組み込まれ
ている。この図は、外輪1が中心軸に垂直な平面で二分
割されて分割外輪11と分割外輪12とに分かれている。こ
の軸受は円筒ころ3を組み立て後、外輪の分割面1eを当
接させて、軸方向の固定ボルト4により固着して外輪1
を一体化するもので、外輪1の肉厚は内輪2よりも分割
されている外輪1の方が厚く形成されている。
グ形状の外輪1と内輪2の大小の部材が相対し、その相
対する面にほぼ同一な半径方向断面V字状の軌道溝1a,2
aがそれぞれ対峙して円周方向に形成され、前記両軌道
溝1a,2a間に複数の転動体(円筒ころ)3,3が組み込まれ
ている。この図は、外輪1が中心軸に垂直な平面で二分
割されて分割外輪11と分割外輪12とに分かれている。こ
の軸受は円筒ころ3を組み立て後、外輪の分割面1eを当
接させて、軸方向の固定ボルト4により固着して外輪1
を一体化するもので、外輪1の肉厚は内輪2よりも分割
されている外輪1の方が厚く形成されている。
転動体として径および長さが略同一の円筒ころ3,3を
用いており、隣接する円筒ころ3の軸心が互いに直交す
るクロスローラ方式に円筒ころ3,3が組込まれている。
用いており、隣接する円筒ころ3の軸心が互いに直交す
るクロスローラ方式に円筒ころ3,3が組込まれている。
外輪1の内周面にはV字状の軌道1aが形成されてお
り、軌道溝1aの底部には研削加工用の逃げ溝1bが形成さ
れている(内輪2の外周面にも同様に軌道溝2aが形成さ
れている)。
り、軌道溝1aの底部には研削加工用の逃げ溝1bが形成さ
れている(内輪2の外周面にも同様に軌道溝2aが形成さ
れている)。
外輪1の逃げ溝1bの円周方向の一箇所または数箇所に
は半径方向に半径方向孔1cが形成されており、さらにこ
の孔1cは外輪1の側壁面から軸方向に貫通した軸方向孔
1bと連通されて、軸受の側壁面側の軸方向孔1dか潤滑で
きるよう潤滑用孔になっている。
は半径方向に半径方向孔1cが形成されており、さらにこ
の孔1cは外輪1の側壁面から軸方向に貫通した軸方向孔
1bと連通されて、軸受の側壁面側の軸方向孔1dか潤滑で
きるよう潤滑用孔になっている。
前記軸方向孔1dの孔径は、強度的には二つの外輪を固
着するための前記固定ボルト4のねじ径と同じ程度ま
で、大きく形成することができ、この軸方向孔1dを固定
ボルト4の連通孔とすることができ、また短期間に大量
の潤滑剤を軸受内に挿入することができる。
着するための前記固定ボルト4のねじ径と同じ程度ま
で、大きく形成することができ、この軸方向孔1dを固定
ボルト4の連通孔とすることができ、また短期間に大量
の潤滑剤を軸受内に挿入することができる。
さらに外輪1に形成された半径方向孔1cは貫通孔であ
るから、外輪1の外周面からも軸受へこの半径方向孔1c
から潤滑剤を供給することができる。
るから、外輪1の外周面からも軸受へこの半径方向孔1c
から潤滑剤を供給することができる。
また、図では軸方向孔1dが貫通孔となっていて、二つ
の側壁面のどちら側からでも潤滑剤を注入できるように
したもので、潤滑する側が明らかな場合は、反対側を止
まり穴としてもよい。第1図では外輪1が二分割されて
いるが、内輪2を二分割してもよいことは勿論である。
の側壁面のどちら側からでも潤滑剤を注入できるように
したもので、潤滑する側が明らかな場合は、反対側を止
まり穴としてもよい。第1図では外輪1が二分割されて
いるが、内輪2を二分割してもよいことは勿論である。
第2図は本発明の第2の実施例である。第1の実施例
では外輪1が二分割外輪1a,1bからなっていたが、この
例では内外輪とも一体構造である。
では外輪1が二分割外輪1a,1bからなっていたが、この
例では内外輪とも一体構造である。
転動体として円筒ころ3は内輪2の一箇所に半径方向
に外側から内側に貫通して形成された挿入孔2eからクロ
スローラ状に内外輪の軌道溝1a,2a間に組込まれ、組込
み完了後、軌道溝2aが内側の一端に形成され、挿入孔に
合致した柱状である蓋5を挿入孔2eに嵌合・固着する。
内外輪の半径方向断面の肉厚は蓋5が形成された内輪2
の方を厚く形成して強度的なバランスをとっている。
に外側から内側に貫通して形成された挿入孔2eからクロ
スローラ状に内外輪の軌道溝1a,2a間に組込まれ、組込
み完了後、軌道溝2aが内側の一端に形成され、挿入孔に
合致した柱状である蓋5を挿入孔2eに嵌合・固着する。
内外輪の半径方向断面の肉厚は蓋5が形成された内輪2
の方を厚く形成して強度的なバランスをとっている。
挿入孔2eの内径は、円筒ころ3の直径よりも大きく、
対角線よりも小さい直系で形成されている。
対角線よりも小さい直系で形成されている。
さらに内輪2には軌道溝2aの逃げ溝2b部分に半径方向
へ止まり穴である半径方向孔2cが円周上に1箇所または
数箇所に形成され、かつ該半径方向孔2cは内輪2の側壁
面から軸方向に貫通して形成された軸方向孔2dと連通さ
れ潤滑用孔になっている。
へ止まり穴である半径方向孔2cが円周上に1箇所または
数箇所に形成され、かつ該半径方向孔2cは内輪2の側壁
面から軸方向に貫通して形成された軸方向孔2dと連通さ
れ潤滑用孔になっている。
本実施例では第1実施例のように二分割された軌道輪
を固着するための固定ボルト4がないため、より軌道輪
を薄肉に形成することができ、厚肉な内輪2側に潤滑用
孔2c,2dを形成するため、内輪2の強度低下を問題にし
なくともよい。なお、この例では、内輪への実施例であ
るが、外輪へ適用してもよいことは勿論である。
を固着するための固定ボルト4がないため、より軌道輪
を薄肉に形成することができ、厚肉な内輪2側に潤滑用
孔2c,2dを形成するため、内輪2の強度低下を問題にし
なくともよい。なお、この例では、内輪への実施例であ
るが、外輪へ適用してもよいことは勿論である。
第3図は本発明の第3の実施例を示す軸受の装置への
組付け状態を示すものである。外輪1は、外輪押え板7
およびボルト10を介して軸受箱11に固着され、内輪2
は、内輪押え板12を介して軸13に固着されている。第2
の実施例と逆に、図は省略したが、外輪1に円筒ころ3,
3の挿入孔が形成され、蓋5が取り付けられた形式の軸
受で、潤滑用孔(前記半径方向孔および軸方向孔)1c,1
dも外輪1に形成されている。
組付け状態を示すものである。外輪1は、外輪押え板7
およびボルト10を介して軸受箱11に固着され、内輪2
は、内輪押え板12を介して軸13に固着されている。第2
の実施例と逆に、図は省略したが、外輪1に円筒ころ3,
3の挿入孔が形成され、蓋5が取り付けられた形式の軸
受で、潤滑用孔(前記半径方向孔および軸方向孔)1c,1
dも外輪1に形成されている。
外輪1の側壁面に形成された軸方向孔1dに対応した外
輪押え板7の部分には油孔8が形成され、その油孔8の
外表面部にはグリースニップル9が固着されている。
輪押え板7の部分には油孔8が形成され、その油孔8の
外表面部にはグリースニップル9が固着されている。
軸受内の潤滑剤を長時間保持するために、外輪1の内
周面の両端部にはシール6,6が固着されており、該シー
ル6のシールリップは内輪2の外周面と接触している。
周面の両端部にはシール6,6が固着されており、該シー
ル6のシールリップは内輪2の外周面と接触している。
本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、転
動体の条列が複数列になっているものなどにも容易に実
施することができる。
動体の条列が複数列になっているものなどにも容易に実
施することができる。
発明の効果 本発明は次の効果を有する。
薄肉なクロスローラ形旋回輪軸受の軌道輪自体の側
壁面や内外周面のどこからでも潤滑が可能である。
壁面や内外周面のどこからでも潤滑が可能である。
従来のほぼ同じ薄肉クロスローラ形旋回輪軸受に比
べて軌道輪の強度低下を来すことなく、軌道輪内に潤滑
用孔(半径方向孔および軸方向孔)を形成することがで
きる。
べて軌道輪の強度低下を来すことなく、軌道輪内に潤滑
用孔(半径方向孔および軸方向孔)を形成することがで
きる。
潤滑効果の向上により、高回転下で薄肉クロスロー
ラ形旋回輪軸受の使用が可能である。
ラ形旋回輪軸受の使用が可能である。
クロスローラ形旋回輪軸受をより安価に、より小形
に形成することができる。
に形成することができる。
クロスローラ形旋回輪軸受の焼付きを防止し、軸受
寿命を延長させることができる。
寿命を延長させることができる。
第1図〜第3図は、本発明の実施例を示すもので、第1
図は第1の実施例を示す軸受の軸心断面図、第2図は第
2の実施例を示す軸心断面図、第3図は第3の実施例を
示し、軸受が組付けられた状態を示す部分軸心断面図で
ある。 1:外輪、1a,1a:軌道溝、1b,2b:逃げ溝、1c,2c:半径方向
孔(潤滑用孔)、1d,2d:軸方向孔(潤滑用孔)、1e:分
割面、2:内輪、2e:挿入孔、3:転動体(円筒ころ)、4:
固定ボルト、5:蓋、6:シール。
図は第1の実施例を示す軸受の軸心断面図、第2図は第
2の実施例を示す軸心断面図、第3図は第3の実施例を
示し、軸受が組付けられた状態を示す部分軸心断面図で
ある。 1:外輪、1a,1a:軌道溝、1b,2b:逃げ溝、1c,2c:半径方向
孔(潤滑用孔)、1d,2d:軸方向孔(潤滑用孔)、1e:分
割面、2:内輪、2e:挿入孔、3:転動体(円筒ころ)、4:
固定ボルト、5:蓋、6:シール。
Claims (2)
- 【請求項1】薄肉のリング形状の大小の部材の相対する
面にほぼ同一な半径方向断面V字状の軌道溝が形成され
た内輪と外輪の両軌道輪と、該両軌道輪の円周方向の前
記軌道溝間に径と長さとが略同一である円筒ころを交互
に軸心を直交させて組み込まれた複数の転動体とよりな
る薄肉クロスローラ形旋回輪軸受において、前記外輪ま
たは内輪のいずれか一方の軌道輪は、中心軸に垂直な平
面で二分割されており、該二分割された分割軌道輪が軸
方向の固定ボルトにより一体に結合され、断面V字状の
軌道溝の底部の円筒状に形成される逃げ溝に半径方向に
1個所以上の半径方向孔が形成されており、かつ、該半
径方向孔が該軌道輪の側壁面から貫通された前記固定ボ
ルトのねじ径とほぼ同一の軸方向孔と連通されているこ
とを特徴とする薄肉クロスローラ形旋回輪軸受。 - 【請求項2】薄肉のリング形状の大小の部材の相対する
面にほぼ同一な半径方向断面V字状の軌道溝が形成され
た内輪と外輪の両軌道輪と、該両軌道輪の円周方向の前
記軌道溝間に径と長さとが略同一である円筒ころを交互
に軸心を直交させて組み込まれた複数の転動体とよりな
る薄肉クロスローラ形旋回輪軸受において、前記外輪ま
たは内輪のいずれか一方の軌道輪には、半径方向に外側
から内側に貫通して前記転動体を組み込むための挿入孔
が形成され、該挿入孔に合致した柱状で内側にV字状の
軌道面が形成された蓋が嵌合・固着されており、さら
に、断面V字状の軌道溝の底部の円周状に形成される逃
げ溝に半径方向に1個所以上の半径方向孔が形成されて
おり、かつ、該半径方向孔が該軌道輪の側壁面から貫通
された軸方向孔と連通されていることを特徴とする薄肉
クロスローラ形旋回輪軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63135250A JPH0830494B2 (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 薄肉クロスローラ形旋回輪軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63135250A JPH0830494B2 (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 薄肉クロスローラ形旋回輪軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01307515A JPH01307515A (ja) | 1989-12-12 |
JPH0830494B2 true JPH0830494B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=15147320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63135250A Expired - Lifetime JPH0830494B2 (ja) | 1988-06-01 | 1988-06-01 | 薄肉クロスローラ形旋回輪軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0830494B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3841461B2 (ja) * | 1995-07-14 | 2006-11-01 | 日本トムソン株式会社 | シール付きベアリング |
JP3554429B2 (ja) * | 1996-02-06 | 2004-08-18 | 本田技研工業株式会社 | 回転軸の潤滑構造 |
DE19942984A1 (de) * | 1999-09-09 | 2001-03-15 | Schaeffler Waelzlager Ohg | Radial-Axial-Lagereinheit |
JP5451988B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2014-03-26 | 日本トムソン株式会社 | 超薄形クロスローラ軸受 |
JP2011109756A (ja) * | 2009-11-13 | 2011-06-02 | Sinfonia Technology Co Ltd | ダイレクトドライブモータ |
US8562224B2 (en) | 2011-09-27 | 2013-10-22 | United Technologies Corporation | Bearing oiling system |
JP2014059025A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Ntn Corp | 風力・潮力発電用軸受 |
CN107314030A (zh) * | 2017-07-05 | 2017-11-03 | 徐州博丰轴承有限公司 | 一种自润滑滚动轴承 |
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1988
- 1988-06-01 JP JP63135250A patent/JPH0830494B2/ja not_active Expired - Lifetime
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