JPH0830468B2 - ポンプのエアロツク状態検出装置 - Google Patents

ポンプのエアロツク状態検出装置

Info

Publication number
JPH0830468B2
JPH0830468B2 JP61023259A JP2325986A JPH0830468B2 JP H0830468 B2 JPH0830468 B2 JP H0830468B2 JP 61023259 A JP61023259 A JP 61023259A JP 2325986 A JP2325986 A JP 2325986A JP H0830468 B2 JPH0830468 B2 JP H0830468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
flow rate
lower limit
pressure
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61023259A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62103494A (ja
Inventor
薫 中島
清志 橋場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Publication of JPS62103494A publication Critical patent/JPS62103494A/ja
Publication of JPH0830468B2 publication Critical patent/JPH0830468B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> この発明は、ポンプのエアロック状態検出装置に関す
るものであり、特に、負荷が大になったときや自吸動作
中に誤ってエアロック状態を検出することを防止したエ
アロック状態検出装置に係わるものである。
<従来技術> 一般に、給水ポンプにおいては、その作動中に多量の
気泡を吸込んでエアロック状態に至ると、ロータが空転
し、回転軸の焼付き等故障の原因となるので、該エアロ
ック状態を検出して適宜警報装置を作動させることが行
われている。そして、該エアロック状態の検出装置とし
ては、従来、ポンプの吐出側の給水管中の圧力を監視
し、これが予め設定した許容しうる下限圧力より低下し
たときに、これを検出して発報するものが採用されてい
た。
ところが、上記従来のエアロック状態検出装置では、
給水管での圧力低下のみをチェックするものであるの
で、ポンプに大きな負荷が生じた場合、即ち、給水が大
量に消費された場合には、同様に低圧となり、この場合
にも誤ってエアロック状態としてこれを検出してしまう
という欠点があった。又、給水ポンプが自吸水型ポンプ
である場合には、自吸動作中の低圧状態を誤ってエアロ
ック状態として検出してしまうという欠点もあった。
<目的> この発明の目的は、上記従来技術に基づくエアロック
状態検出装置の構造上の制約による大負荷時や自吸動作
時の誤検出等の問題点に鑑み、下限流量判別手段や警報
信号生成手段を付加する構成とすることにより、前記欠
点を除去し、的確にエアロック状態を検出することがで
きるエアロック状態検出装置を提供せんとするものであ
る。
<構成> 上記目的に沿う第1の発明の構成は、ポンプ駆動用電
動機のスイッチ手段への駆動信号に基づいてポンプの運
転状態を判別して、運転状態信号を得、給水管内の圧力
に応じて圧力検出手段から圧力信号を出力し、該圧力信
号で表わされる圧力が予め設定された下限圧力以下であ
ることを判別して下限圧力信号を得、一方、給水管中の
流量に応じて流量検出手段から流量信号を出力し、該流
量信号で表わされる流量が予め設定された下限流量以下
であることを判別して下限流量信号を得、上記運転状態
信号と下限圧力信号と下限流量信号の同時的供給に基づ
いて、エアロック状態判別手段にてエアロック状態を判
別して、エアロック状態信号を出力し、これに応答し
て、警報信号生成手段から予め設定された自吸期間の経
過後に、警報信号又は停止指令信号を出力するようにし
たことを要旨とするものである。
そして、第2の発明の構成は、上記第1の発明の構成
での自吸期間を基準期間に拡張して、基準期間変更設定
手段をさらに付設することで、ポンプ始動時には、上記
基準期間を自吸期間に設定し、ポンプ始動時以降の経常
運転時には、上記基準期間を自吸期間よりも相当に短い
期間に変更して設定するようにしたことを要旨とするも
のである。
<第1の発明の実施例> 次に、第1の発明の前提的な実施例を図に基づいて説
明すれば以下の通りである。
第1図はハードウエア上の構成とソフトウエア上の機
能実現手段とを同時的に表わすブロック図であり、ポン
プPを駆動するための電動機Mをスイッチ手段1を介し
て電源2に接続し、一方、ポンプPの給水管3中には流
量検出手段4を設けると共に、圧力検出手段5を付設し
てある。6は圧力調整タンクである。
10は演算処理部を表わし、その機能実現手段は、スイ
ッチ手段1に駆動信号S1を供給する駆動信号生成手段11
と、前記駆動信号S1の供給を受けて運転状態信号S2を出
力する運転状態判別手段12と、前記圧力検出手段5から
の圧力信号S3の供給を受けて下限圧力信号S4を出力する
下限圧力判別手段13と、前記流量検出手段4からの流量
信号S5の供給を受けて下限流量信号S6を出力する下限流
量判別手段14と、前記運転状態判別手段12、下限圧力判
別手段13、下限流量判別手段14に後続して、運転状態信
号S2と下限圧力信号S4と下限流量信号S6との同時的供給
を受けてエアロック状態信号S7を出力するエアロック状
態判別手段15と、該エアロック状態判別手段15に後続し
て、エアロック状態信号S7の供給を受けて警報信号又は
停止指令信号S8を出力する警報信号生成手段16とから成
る。そして、前記エアロック状態判別信号S7は図外の表
示器に至り、ランプを点灯させる。又、警報信号S8は図
外のブザーを鳴動させ、停止指令信号S8は駆動信号生成
手段11に至り、駆動信号S1を強制的に消滅させるもので
ある。
上記構成の動作を、演算処理部10のフローチャートを
示す第2図及び第3図を参照しつつ説明すれば以下の通
りである。
スタート(第2図a)した演算処理部10では、運転状
態判別手段12においてポンプPが運転状態にあるか否か
を判別し(第2図b)、その判定結果がYESのとき、圧
力検出手段5からの圧力信号S3を受けて下限圧力判別手
段13は、その圧力と予め設定された下限圧力との大小関
係を比較判定する(第2図c)。その判定結果がYESの
とき、即ち、給水管3内の媒体圧力が下限圧力にまで低
下しているとき、流量検出手段4からの流量信号S5を受
けて下限流量判別手段14は、その流量と予め設定された
下限流量との大小関係を比較判定する(第2図d)。そ
の判定結果がYESのとき、即ち、給水管3内の媒体流量
が下限流量にまで低下しているとき、エアロック状態信
号S7を出力する(第2図e)。つまり、ポンプPが運転
状態にあり、給水管3内の媒体の圧力が下限圧力にまで
低下し、かつ、流量が下限流量にまで低下したとき、エ
アロック状態を検出して、そのエアロック状態信号S7を
図外の表示器に送ってランプを点灯するものである。演
算処理部10では、その後、エアロック状態検出のための
監視を続けるか否かを判定し(第2図f)、停止すると
きは検出作業を終了し(第2図g)、続行するときは、
第2図bの工程に戻り、以後の工程(第2図b〜f)を
繰り返す。尚、運転状態の判定、下限圧力の判定、下限
流量の判定のいずれかがNOのときは、第2図f工程にス
キップして、以後の工程を行なうものである。
次いで、第1の発明の構成における警報信号生成手段
16の動作を第3図に基づいて説明すると、第3図aから
第3図eの工程までは、第2図a〜e工程と同様であ
る。そして、エアロック状態信号S7を出力すると(第3
図e)、内部タイマをセットし(第3図f)、前記エア
ロック状態信号S7の継続時間を計時するが、その際の該
継続時間がポンプPの自吸期間を越えて該内部タイマが
タイムアップすると、内部割込みを生じ(第3図g)、
警報信号生成手段16から警報信号又は停止指令信号S8が
出力される(第3図h)。この信号S8を警報信号として
出力するときは、図外の警報ブザーを鳴動するものと
し、停止指令信号として出力するときは、駆動信号生成
手段11に至って、駆動信号S1を強制的に消滅させるもの
とし、あるいは、この両者を組合わせてもよい。
警報信号又は停止指令信号S8が出力されると、リター
ンして(第3図i)、監視を停止するか否かを判定する
が(第3図j)、その後の動作は第2図の場合と同様で
ある。又、運転状態の判定、下限圧力の判定、下限流量
の判定のいずれかがNOであるときは、タイマーをリセッ
トして(第3図l)、第3図j工程に移行するものであ
る。
<第2の発明の実施例> ところで、上記第1の発明の実施例では、エアロック
状態判別手段15から出力されるエアロック状態信号S7
が、ポンプPの自吸期間以上に継続する場合に限り、警
報信号/停止指令信号S8を出力するようにしたものであ
るが、通常、この種の給水ポンプは、運転期間が数10時
間から数日間あるいはそれ以上に及び、長時間にわたっ
ての連続運転が普通であるので、エアロック状態信号S7
の継続時間が自吸期間以上であるか否かを比較判別する
のは、例えば数日間に1度位のポンプ始動時のみでよ
く、このときの自吸動作をエアロック状態として誤検出
するのを回避すれば済む。しかしながら、それ以降に発
生するエアロック状態信号S7の継続時間を、エアロック
状態検出のために判定する際に、基準期間として自吸期
間を採用する第1の実施例では、毎回のエアロック状態
の検出に要する時間が長くなるので、ポンプの各部に無
理な力がかかり悪影響を及ぼす惧れがある。
そこで、第4図以下に示す第2の発明の実施例では、
ポンプ始動時にのみに、エアロック状態信号の継続期間
についての、エアロック状態検出のための基準期間を自
吸期間に設定し、ポンプ始動時以降の経常運転時には、
上記基準期間を自吸期間よりも相当に短い期間に変更し
て設定し、この短い期間を基準期間として、エアロック
状態信号の継続時間を判定することで、ポンプ始動時以
降の経常運転時には、必要以上に長期間にわたってエア
ロック状態が続くことがないようにするものである。
かかる第2の発明の実施例においては、内部に自吸期
間より若干長めの期間にセットされた長時間タイマーTM
2と、自吸期間より相当程度に短い期間にセットされた
短時間タイマーTM1とが組込まれるとともに、エアロッ
ク状態信号のチャタリング期間に相当する期間にセット
された補助タイマーTM3が組込まれており、更に、自吸
動作の完了を検出したときにフラグ「1」を立てる2回
目フラグレジスタが備えられている。
第5図〜第7図にエアロック状態検出のタイムチャー
トが示されており、上記3つのタイマーTM1、TM2、TM3
及び2回目フラグ(2回目フラグレジスタの内容)の経
時的状態の相互関係が示されている。
第5図において、エアロック状態信号S7が出力される
と(第5図(A)a)、エアロック状態が表示され(第
5図(B)a)、長時間タイマーTM2と短時間タイマーT
M1がそれぞれセットされてエアロック状態信号S7の継続
時間を計時する(第5図(D)a、第5図(E)a)。
次いで、エアロック状態信号S7が長時間タイマーTM2の
設定期間T2(即ち、ポンプの自吸期間)以内に消滅する
と(第5図(A)b)、エアロック状態の表示が消滅す
る(第5図(B)b)とともに長時間タイマーTM2と短
時間タイマーTM1がそれぞれリセットされ(第5図
(D)b、第5図(E)b)、同時的に、補助タイマー
TM3がセットされてチャタリング期間T3の計時を開始す
る(第5図(G)a)。そして、エアロック状態信号S7
の消滅がチャタリングである場合には、エアロック状態
信号S7がチャタリング期間T3以内に再び出力されて(第
5図(A)c)、エアロック状態の表示を行う(第5図
(B)c)とともに、長時間タイマーTM2と短時間タイ
マーTM1をセットし(第5図(D)c、第5図(E)
c)、補助タイマーTM3をリセットする(第5図(G)
b)。
そして、エアロック状態信号S7が長時間タイマーTM2
の設定期間T2以内に再び消滅すると(第5図(A)
d)、補助タイターTM3がセットされて(第5図(G)
c)、該タイマーTM3がチャタリング期間T3を計時(第
5図(G)d)したときに、2回目フラグレジスタ内に
2回目フラグの「1」が立てられる(第5図(F)
a)。
この場合、エアロック状態信号S7の消滅直後にチャタ
リングによる該エアロック状態信号の再発生を伴うこと
はなく、且つ、長時間タイマーTM2がタイムアップして
いないということは、ポンプの自吸動作の完了、即ち、
それまでのエアロック状態信号S7の継続が自吸動作によ
るもので、真のエアロック状態によるものではないこと
を意味するものである。そして、この間に短時間タイマ
ーTM1がタイムアップしていても(第5図(E)d)、
この時点では、後述する2回目フラグの「1」が立って
いないので(第5図F)、警報信号/停止指令信号S8は
出力されない(第5図C)。
このようにして、ポンプ始動時の自吸動作をエアロッ
ク状態として誤検出することを回避した後は、第6図に
示すタイムチャートに従って作動する。
エアロック状態信号S7が出力されると(第6図(A)
a)、エアロック状態の表示が行われ(第6図(B)
a)、長時間タイマーTM2と短時間タイマーTM1とがセッ
トされる(第6図(D)a、第6図(E)a)ことは第
5図の動作と同様であるが、エアロック状態信号S7の継
続中に、短時間タイマーTM1が設定期間T1を計時すると
(第6図(E)b)、この時点で2回目フラグの「1」
が立っているか否かをみて、ここに第5図の動作の結果
として「1」が立っているので(第6図(F)b)、警
報信号/停止指令信号S8が出力される(第6図(C)
a)ものである。
なお、ポンプの始動時に自吸動作の失敗があって、第
5図の動作と同様に、2回目フラグの「1」が立ってい
ない状態で、長時間タイマーTM2がタイムアップした場
合には、第7図のタイムチャートに示すように、長時間
タイマーTM2がタイムアップした(第7図(D)b)時
点で、警報信号/停止指令信号S8が出力される(第7図
(C)a)。この時に、短時間タイマーTM1はすでにタ
イムアップしている(第7図(E)b)が、この時点で
は、2回目フラグの「1」が立っていないので(第7図
(F)c)、警報信号/停止指令信号S8が出力されるこ
とはない。
ここで、例えば、長時間タイマーTM2の設定期間T2を
ポンプの自吸期間との関係で10分程度に選定し、短時間
タイマーTM1の設定期間T1を1分程度に選定すれば、自
吸動作完了後のエアロック状態の検出のために要する時
間を大幅に短縮することができる。
次いで、第2の発明の実施例でのタイマーTM1、TM2、
TM3及び2回目フラグレジスタの、上述のような動作を
確保するための演算処理装置10(第1図兼用)全体の動
作を、そのフローチャートを示す第4A図〜第4B図に基づ
いて説明すれば以下の通りである。
第4A図のaからdまでの工程は、第3図aからdまで
の工程と同じである。そして、運転状態の判定、下限圧
力の判定、下限流量の判定の各判定結果がいずれもYES
であるときは、補助タイマーTM3をリセットして(第4A
図e)、エアロック状態信号S7を出力し(第4A図f)、
短時間タイマーTM1と長時間タイマーTM2とを同時的にセ
ットする(第4A図g)(第4A図h)。短時間タイマーTM
1と長時間タイマーTM2はそれぞれ前記エアロック状態信
号S7の継続時間を計時するが、短時間タイマーTM1がそ
の設定期間T1を計時すると、内部割込みが発生し(第4B
図i)、自身をリセットし(第4B図j)、次いで2回目
フラグの「1」が立っているか否かを判定する(第4B図
k)。その判定結果がNOのとき、即ち、ポンプの自吸動
作が完了していないときには、リターンして(第4B図
m)、監視を停止するか否かを判定し(第4A図p)、そ
の後の動作は第3図のフローチャートで示されるものと
同じである。
又、2回目フラグの判定結果(第4B図k)がYES、即
ち、自吸動作が既に完了しているときには、警報信号/
停止指令信号S8を出力してから(第4B図l)、リターン
する(第4B図m)。
一方、タイマーTM2が設定期間、即ち、自吸期間T2を
計時すると、内部割込みが発生し(第4B図n)、自身を
リセットしてから(第4B図o)、警報信号/停止指令信
号S8を出力して(第4B図l)、リターンする(第4B図
m)。
前記運転状態の判定(第4A図b)、下限圧力の判定
(第4A図c)、下限流量の判定(第4A図d)の各判定結
果のいずれかがNOのときには、すでに警報を発報してい
るか否かを判定し(第4A図r)、その判定結果がNOのと
きには、直前の状態がエアロック状態であったか否かを
判定する(第4A図s)。そして、この判定結果(第4A図
s)がYESのときには補助タイマーTM3をセットし(第4A
図t)、エアロック状態信号S7を消滅させ(第4A図
u)、次いで、短時間タイマーTM1と長時間タイマーTM2
をリセットしてから(第4A図v)、第4A図p工程に移行
する。この間、第4A図t工程において、補助タイマーTM
3はエアロック状態信号S7の消滅状態の継続時間を計時
しているが、その設定期間、即ち、チャタリング期間T3
を計時すると、内部割込みが生じ(第4B図w)、2回目
フラグの「1」を立て(第4B図x)、補助タイマーTM3
をリセットした(第4B図y)後、リターンする(第4B図
z)ものである。
一方、前記第4A図r工程での判定結果がYESであると
きには、第4A図v工程に移行して短時間タイマーTM1と
長時間タイマーTM2をリセットする。
又、前記第4A図s工程での判定結果がNOのときには、
第4A図u工程に移行してエアロック状態信号を消滅させ
るものである。なお、一般的に、電源投入時に初期設定
が行われ、その際に2回目フラグレジスタもリセットさ
れて、フラグの「1」が消滅するが、電源投入時以外の
任意の時点で、該レジスタをリセット可能に構成するの
は随意である。
<効 果> 上記のように、第1発明によれば、電動機に給電する
スイッチ手段への駆動信号を受けて運転状態を判定し、
圧力検出手段からの圧力信号を受けて、給水管内の媒体
の圧力が下限圧力にまで低下したか否かを判定し、流量
信号を受けて流量が下限流量にまで低下したかを判定
し、上記判定結果がいずれもYESのときにエアロック状
態信号を出力する構成としたことにより、大負荷が生じ
て給水が大量に消費されて圧力低下が起こり、下限圧力
以下になったときでも、その流量が大であれば、下限流
量との比較判定の結果はNO、即ち、下限流量にまで流量
が低下していないことが判別されるので、エアロック状
態信号を出力することがなく、大負荷発生時に誤ってエ
アロック状態を検出することがないという利点を前提と
した構成において、上記エアロック状態信号が出力され
た時点から、その継続時間を計時して、その継続信号が
ポンプの自吸時間を越えたときに初めて警報信号又は停
止指令信号を出力するように構成したことにより、自吸
型ポンプにおける自吸期間中に低圧力、低流量となって
も、これを誤ってエアロック状態として検出することが
ないので、かかる自吸期間中の低圧力、低流量の状態か
らエアロック状態を判然と区別して見地可能であるとい
う優れた効果が奏される。
さらに、第2の発明によれば、エアロック状態信号の
継続期間を予め設定された基準期間との対比により判定
して警報信号又は停止指令信号を生成する際に、ポンプ
始動時には、上記基準期間を自吸期間に設定し、ポンプ
始動時以降の経常運転時には、上記基準期間を自吸期間
よりも相当に短い期間に変更して設定する構成としたこ
とにより、ポンプ始動時以降の経常運転時には、自吸期
間よりも相当に短い期間で、エアロック状態の検知が可
能であるので、自吸期間中の低圧力、低流量の状態から
エアロック状態を判然と区別して検知できるという第1
の発明の効果を奏するにも拘らず、かかる第1の発明の
構成によりもたらされるエアロック状態検出時の基準期
間の長大化による検出遅れからの悪影響を除去するとい
う背反二律の課題を克服することで、実質的に運転期間
のほとんど全部を占める経常運転時に自吸期間相当の長
大な期間に亙って、ポンプがエアロック状態に留まって
しまうことに由来する悪影響を有効に排除できるという
優れた効果が奏される。
しかも、第1、第2の発明の構成に関しては、従来装
置におけるポンプの給水圧を一定に保つためのオン・オ
フ制御装置の一部、例えば、駆動信号生成手段や圧力検
出手段等をそのまま共用することができるので、経済的
であるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示すものであり、第1図はブロ
ック図、第2図はフローチャート、第3図は第2の発明
の実施例におけるフローチャート、第4A図以下は第2の
発明の他の実施例に関するものであり、第4A図〜第4図
Bは演算処理部10でのフローチャート、第5図〜第7図
はエアロック状態検出のフローチャートである。 P……ポンプ、M……電動機 1……スイッチ手段、3……給水管 4……流量検出手段、5……圧力検出手段 10……演算処理部、11……駆動信号生成手段 12……運転状態判別手段 13……下限圧力判別手段 14……下限流量判別手段 15……エアロック状態判別手段 16……警報信号生成手段 S1……駆動信号、S2……運転状態信号 S3……圧力信号、S4……下限圧力信号 S5……流量信号、S6……下限流量信号 S7……エアロック状態信号 S8……警報信号/停止指令信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−153301(JP,A) 特開 昭58−32993(JP,A) 特開 昭51−138901(JP,A) 特開 昭60−267467(JP,A) 実開 昭56−85082(JP,U) 実開 昭59−169856(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水管3に給水するポンプPと、 給電を受けて、該ポンプPを駆動する電動機Mと、 駆動信号S1の供給を受けて、該電動機Mに給電するスイ
    ッチ手段1と、 スイッチ手段1への駆動信号S1の供給に基づいて、ポン
    プの運転状態を判別し、運転状態信号S2を出力する運転
    状態判別手段12と、 給水管3に設けられ、該給水管内の媒体の圧力に応じた
    圧力信号S3を出力する圧力検出手段5と、 圧力信号S3により表わされる圧力が予め設定された下限
    圧力以下であることを判別して、下限圧力信号S4を出力
    する下限圧力判別手段13と、給水管3に設けられ、該給
    水管中の媒体の流量に応じた流量信号S5を出力する流量
    検出手段4と、 流量信号S5により表わされる流量が予め設定された下限
    流量以下であることを判別して、下限流量信号S6を出力
    する下限流量判別手段14と、運転状態信号S2と下限圧力
    信号S4と下限流量信号S6との同時的供給に基づいて、エ
    アロック状態を判別し、エアロック状態信号S7を出力す
    るエアロック状態判別手段15と、 エアロック状態信号S7に応答して、予め設定された自吸
    期間の経過後に、警告信号又は停止指令信号S8を出力す
    る警報信号生成手段16と を備えていることを特徴とするポンプのエアロック状態
    検出装置。
  2. 【請求項2】給水管3に給水するポンプPと、 給電を受けて、該ポンプPを駆動する電動機Mと、 駆動信号S1の供給を受けて、該電動機Mに給電するスイ
    ッチ手段1と、 スイッチ手段1への駆動信号S1の供給に基づいて、ポン
    プの運転状態を判別し、運転状態信号S2を出力する運転
    状態判別手段12と、 給水管3に設けられ、該給水管内の媒体の圧力に応じた
    圧力信号S3を出力する圧力検出手段5と、 圧力信号S3により表わされる圧力が予め設定された下限
    圧力以下であることを判別して、下限圧力信号S4を出力
    する下限圧力判別手段13と、給水管3に設けられ、該給
    水管中の媒体の流量に応じた流量信号S5を出力する流量
    検出手段4と、 流量信号S5により表わされる流量が予め設定された下限
    流量以下であることを判別して、下限流量信号S6を出力
    する下限流量判別手段14と、運転状態信号S2と下限圧力
    信号S4と下限流量信号S6との同時的供給に基づいて、エ
    アロック状態を判別し、エアロック状態信号S7を出力す
    るエアロック状態判別手段15と、 エアロック状態信号S7に応答して、予め設定された基準
    期間の経過後に、警報信号又は停止指令信号S8を出力す
    る警報信号生成手段16と、 ポンプ始動時には、上記基準期間を自吸期間に設定し、
    ポンプ始動時以降の経常運転時には、上記基準期間を自
    吸期間よりも相当に短い期間に変更して設定する基準期
    間変更設定手段と を備えていることを特徴とするポンプのエアロック状態
    検出装置。
JP61023259A 1985-07-02 1986-02-05 ポンプのエアロツク状態検出装置 Expired - Lifetime JPH0830468B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14547385 1985-07-02
JP60-145473 1985-07-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62103494A JPS62103494A (ja) 1987-05-13
JPH0830468B2 true JPH0830468B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=15386060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61023259A Expired - Lifetime JPH0830468B2 (ja) 1985-07-02 1986-02-05 ポンプのエアロツク状態検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0830468B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4913625A (en) * 1987-12-18 1990-04-03 Westinghouse Electric Corp. Automatic pump protection system

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51138901A (en) * 1975-05-20 1976-11-30 Seiko Kakoki Kk Safty device for a liquid supply pump
JPS6226636Y2 (ja) * 1979-12-04 1987-07-08
JPS595786U (ja) * 1982-07-01 1984-01-14 三洋電機株式会社 ポンプの異常運転防止装置
JPS59169856U (ja) * 1983-04-30 1984-11-13 ホーチキ株式会社 消火用ポンプの水温上昇防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62103494A (ja) 1987-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4393271A (en) Method for selectively displaying a plurality of information
JPH0830468B2 (ja) ポンプのエアロツク状態検出装置
JP2723713B2 (ja) 射出成形機の制御方法
JPH08338372A (ja) 給水装置
KR100270025B1 (ko) 부스터 펌프 시스템에서의 누설 감지장치 및 방법
JPS62227720A (ja) スクリユ冷間起動防止機能を有する温度調節計
JP2877458B2 (ja) マイクロコンピュータのリセット処理方法
JP4206505B2 (ja) ガス遮断装置
JP2001324379A (ja) 耐ノイズ性を向上させた電子秤
JPH08126853A (ja) 遠心分離機
JP2767895B2 (ja) 流体制御装置
JPH0763170A (ja) 揚水設備における渇水検知方法及び装置
JPH094567A (ja) 給水装置
JP2003132478A (ja) ガスメータ
JPH03182996A (ja) ガス漏れ警報器
KR100530758B1 (ko) 와이어 본딩 장치의 운용 방법
JP3570906B2 (ja) 水中ポンプの制御装置
KR890004512B1 (ko) 메모리타자기의 프린팅 제어방법
JPH09311797A (ja) ウォッチドッグカウンタ回路の異常検出装置および電子回路の異常検出装置
JPS6334034B2 (ja)
JP2003057083A (ja) 流量遮断装置
JPH06165551A (ja) ファンの動作確認方法
JP2000347703A (ja) ガス安全装置
JPH0834495A (ja) 流量計測装置
JPH04193088A (ja) モータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term