JP4206505B2 - ガス遮断装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はプロパンガス等の供給にあたってガス圧力低下等の異常があった場合、ガス供給を停止させるガス遮断装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種のガス遮断装置は、例えば特公平１−３７６２７号公報に示されるように図３の構成になっていた。図３において、１は制御部で、給電制御部２と記憶部３と遮断判定部４とからなる。５はスイッチ回路で、給電制御部２によりＯＮ／ＯＦＦする。６は異常センサで、例えば地震検知の感震器である。遮断判定部４は、異常センサ６からの信号と予め記憶部３にある遮断判定条件とが一致すると遮断出力をドライバ部７に対し行う。８は遮断弁で、ドライバ部７からの信号を受けると作動しガスの供給を停止する。そして通常、制御部１からスイッチ回路５を介し異常センサ６に給電される。異常センサ６で地震検知すると遮断判定部４に信号出力され、記憶部３に予め記憶している遮断条件と一致すると遮断弁８を作動させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、異常検知するために、常時給電制御部２をＯＮし異常センサ６からの信号を入力し、かつ監視しなければならず遮断状態に至らない限り継続して電力を供給するため無駄な電力を消費するという課題を有していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のガス遮断装置は、ガス流量を検出する流量検出手段と、ガス流量が所定値以下になったとき流量ゼロを判定する流量ゼロ判定手段と、ガス圧力を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段への電源供給を制御する電源制御手段と、圧力検出手段の出力信号よりガス圧力が低下状態か否かを判定する圧力判定手段と、ガス使用状態が異常時あるいはガス圧力の低下を検出した場合に遮断信号を出力する遮断判定手段と、遮断信号によりガスの供給を遮断する遮断手段を備え、電源制御手段は、流量ゼロ判定手段から流量ゼロでない判定信号が入力されると圧力検出手段に電源を供給し、流量ゼロ判定手段から流量ゼロの判定信号が入力されると圧力検出手段への電源供給を停止するようにしたものであり、また、別の手段として、流量ゼロ判定手段に代えて、流量検出手段の流量信号に連動して所定時間をカウントするタイマー手段を備え、電源制御手段は、タイマー手段からのカウント信号が入力されると圧力検出手段に電源を供給し、タイマー手段からのカウント信号が入力されなくなると圧力検出手段への電源供給を停止するようにしたものである。
【０００５】
上記発明によれば、ガス使用時にガス圧力を判定するので無駄に電力を消費することなく、ガス使用時に判定するので誤判定することがなく使い勝手が向上する。
【０００６】
【発明の実施の形態】
第１の発明は、ガス流量を検出する流量検出手段と、ガス流量が所定値以下になったとき流量ゼロを判定する流量ゼロ判定手段と、ガス圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段への電源供給を制御する電源制御手段と、前記圧力検出手段の出力信号よりガス圧力が低下状態か否かを判定する圧力判定手段と、ガス使用状態が異常時あるいはガス圧力の低下を検出した場合に遮断信号を出力する遮断判定手段と、前記遮断信号によりガスの供給を遮断する遮断手段を備え、前記電源制御手段は、前記流量ゼロ判定手段から流量ゼロでない判定信号が入力されると前記圧力検出手段に電源を供給し、前記流量ゼロ判定手段から流量ゼロの判定信号が入力されると前記圧力検出手段への電源供給を停止するようにしたものである。
【０００７】
これによって、ガス器具を使用開始すると流量検出手段によりガス流量を検出し、電源制御手段により圧力検出手段に電源供給を開始し、流量ゼロ判定手段によりガス停止状態を検出すると、電源制御手段による圧力検出手段への電源供給を停止する。即ちガス使用状態中において圧力検出手段によりガス圧力を検出し圧力低下判定手段でガス圧力が低下状態かどうかを判定する。低下と判定したならば異常判定手段より遮断手段にガス供給を停止する遮断信号を出力する。
【０００８】
従ってガス使用期間中のみガス圧力を判定しそれ以外は圧力検出手段への電源供給を停止するので電力消費が小さく経済性が高い。
【０００９】
第２の発明は、ガス流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段の流量信号に連動して所定時間をカウントするタイマー手段と、ガス圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段への電源供給を制御する電源制御手段と、前記圧力検出手段の出力信号よりガス圧力が低下状態か否かを判定する圧力判定手段と、ガス使用状態が異常時あるいはガス圧力の低下を検出した場合に遮断信号を出力する遮断判定手段と、前記遮断信号によりガスの供給を遮断する遮断手段を備え、前記電源制御手段は、前記タイマー手段からのカウント信号が入力されると前記圧力検出手段に電源を供給し、前記タイマー手段からのカウント信号が入力されなくなると前記圧力検出手段への電源供給を停止するようにしたものである。
【００１０】
これによって、ガス器具を使用開始すると流量検出手段によりガス流量を検出し、電源制御手段により圧力検出手段に電源供給を開始する。流量検出手段によりガス使用状態を検出すると該流量検出信号に連動してタイマー手段は所定時間をカウントする。つまり、タイマー手段は流量検出信号が入力される度にイニシャル状態となり再カウントを繰り返す。これによりタイマー手段はガス器具が使用されている期間及びガス器具の使用が停止されてから所定時間の間、カウント信号が出力されることになる。このカウント信号が電源制御手段に入力されている期間は圧力検出手段へ電源が供給され、カウント信号がなくなると圧力検出手段への電源供給を停止する。即ちガス使用状態中において圧力検出手段によりガス圧力を検出し圧力低下判定手段でガス圧力が低下状態かどうかを判定する。低下と判定したならば異常判定手段より遮断手段にガス供給を停止する遮断信号を出力する。従ってガス使用期間中のみガス圧力を判定し、それ以外は圧力検出手段への電源供給を停止するので、電力消費が小さく経済性が高い。
【００１１】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
（実施例１）
図１は本発明の実施例１のガス遮断装置の制御ブロック図である。図１において、９は流量検出手段で、流量信号をパルスとして検出する。１０は流量ゼロ判定手段で、流量検出手段９で検出した流量信号より流量演算し求めた流量値が所定流量以下と判定したら流量ゼロと判定する。１１は電源制御手段で、流量検出すると圧力検出手段１２に電源供給を行う。例えば電池電源などからスイッチ素子を介し圧力検出手段１２に電源を供給する。１３は圧力判定手段で、検出したガス圧力が低下状態かどうかを判定する。１４は異常判定手段で、使用ガス流量が異常流量かどうかを判定したり、また圧力判定手段１２でガス圧力が低下と判定した信号を受けると異常と判定し、遮断手段１８に信号出力しガス停止状態にすると共に、表示手段１５で異常表示を行う。
【００１２】
次に上記構成の動作を説明する。流量検出手段９によりガス流量をパルスとして検出する。得られた流量信号により流量ゼロ判定手段１０で流量ゼロでないことを判定すると電源制御手段１１により圧力検出手段１２に電源供給を開始する。
【００１３】
そして圧力検出手段１２によりガス使用中のガス圧力を検出する。検出した圧力を圧力判定手段１３で低下状態かどうかを判定する。ガス使用中で圧力が低下と判定したならば異常状態判定手段１４で異常と判定し遮断手段１８に遮断信号を出力する。同時に表示手段１５に異常表示を行う。
【００１４】
利用者がガス使用を停止し流量検出手段９より流量信号（例えばパルス信号）が入力されなくなると、流量ゼロ判定手段１０で最後に検出した流量信号からの時間を計測し一定時間以上経過したと判定すると、電源制御手段１１の駆動を停止する。従って圧力検出手段１２への電源供給が停止する。即ちガス使用停止中は、ガス圧力の検出を行わず電力の消費を抑制する。ガス使用停止中は利用者がガス器具を使用しないので異常燃焼状態になることはない。従って圧力検出手段１２等への電源供給は不必要であり電源制御手段１１により電源供給を停止する。これによって、電力消費を節約でき、その結果、電池電源の寿命長期化となり経済性が高まる。
【００１５】
（実施例２）
図２は本発明の実施例２のガス遮断装置の制御ブロック図である。図２において、図１と同一機能を有する構成要素には同一番号を付した。図２で１６はタイマ手段で、流量検出手段９によるパルス信号として検出した最後の流量信号から時間をカウントし、一定時間経過すると電源制御手段１１による圧力検出手段１２への電源供給を停止する。
【００１６】
次に上記構成の動作を説明する。流量検出手段９によりガス流量をパルスとして検出する。得られた流量信号（パルス信号）によりタイマ手段１６はイニシャルされ再カウントする。同時にタイマ手段１６よりタイマカウント中として電源制御手段１１を付勢し圧力検出手段１２に電源供給を開始する。
【００１７】
そして圧力検出手段１２によりガス使用中のガス圧力を検出する。検出した圧力を圧力判定手段１３で低下状態かどうかを判定する。ガス使用中で圧力が低下と判定したならば異常状態判定手段１４で異常と判定し遮断手段１８に遮断信号を出力する。同時に表示手段１５に異常表示を行う。
【００１８】
利用者がガス使用を停止し流量検出手段９より流量信号（例えばパルス信号）が入力されなくなると、タイマ手段１６はカウント継続し、最後に検出した流量信号から一定時間以上経過すると、即ちカウントアップすると、電源制御手段１１の駆動を停止する。
【００１９】
従って圧力検出手段１２への電源供給が停止する。即ちガス使用停止中は、ガス圧力の検出を行わず電力の消費を抑制する。ガス使用停止中は利用者がガス器具を使用しないので異常燃焼状態になることはない。よって圧力検出手段１２等への電源供給は不必要であり電源制御手段１１により電源供給が停止されるので、電力消費が節約でき、その結果、電池電源等の寿命長期化となり経済性が高まる。
【００２０】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、流量検出手段によりガス流量をパルスとして検出し流量ゼロでないことを判定すると、電源制御手段を付勢し圧力検出手段に電源供給を開始すると共に、圧力検出手段によりガス使用中のガス圧力を検出しガス圧力が正常かどうかを判定する。更に利用者がガス使用を停止し流量ゼロ判定手段で所定流量以下と判定すると、電源制御手段の駆動を停止し、圧力検出手段への電源供給を停止するので、ガス使用停止中はガス圧力の検出を行わず電力の消費を抑制でき、ガス使用中のみ電力供給するだけで済むので、その結果、電池電源の寿命長期化となり経済性が高まる。
【００２１】
また、流量検出手段により流量パルスによりタイマ手段で一定時間カウントし、かつ電源制御手段を付勢し圧力検出手段に電源供給を開始すると共に、圧力検出手段によりガス使用中のガス圧力を検出しガス圧力が正常状態かを判定する。更に利用者がガス使用を停止し、即ち流量パルス信号がなくなりタイマ手段で所定時間経過と判定すると、電源制御手段の駆動を停止し、かつ圧力検出手段への電源供給を停止するので、ガス使用停止中はガス圧力の検出を行わず電力の消費を抑制し、ガス使用中のみ電力供給するだけで済み、その結果、電池電源の寿命長期化となり経済性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１のガス遮断装置の制御ブロック図
【図２】本発明の実施例２のガス遮断装置の制御ブロック図
【図３】従来のガス遮断装置の制御ブロック図
【符号の説明】
９ 流量検出手段
１０ 流量ゼロ判定手
１１ 電源制御手段
１２ 圧力検出手段
１３ 圧力判定手段
１４ 異常判定手段
１６ タイマ手段
１８ 遮断手段
【発明の属する技術分野】
本発明はプロパンガス等の供給にあたってガス圧力低下等の異常があった場合、ガス供給を停止させるガス遮断装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種のガス遮断装置は、例えば特公平１−３７６２７号公報に示されるように図３の構成になっていた。図３において、１は制御部で、給電制御部２と記憶部３と遮断判定部４とからなる。５はスイッチ回路で、給電制御部２によりＯＮ／ＯＦＦする。６は異常センサで、例えば地震検知の感震器である。遮断判定部４は、異常センサ６からの信号と予め記憶部３にある遮断判定条件とが一致すると遮断出力をドライバ部７に対し行う。８は遮断弁で、ドライバ部７からの信号を受けると作動しガスの供給を停止する。そして通常、制御部１からスイッチ回路５を介し異常センサ６に給電される。異常センサ６で地震検知すると遮断判定部４に信号出力され、記憶部３に予め記憶している遮断条件と一致すると遮断弁８を作動させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、異常検知するために、常時給電制御部２をＯＮし異常センサ６からの信号を入力し、かつ監視しなければならず遮断状態に至らない限り継続して電力を供給するため無駄な電力を消費するという課題を有していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のガス遮断装置は、ガス流量を検出する流量検出手段と、ガス流量が所定値以下になったとき流量ゼロを判定する流量ゼロ判定手段と、ガス圧力を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段への電源供給を制御する電源制御手段と、圧力検出手段の出力信号よりガス圧力が低下状態か否かを判定する圧力判定手段と、ガス使用状態が異常時あるいはガス圧力の低下を検出した場合に遮断信号を出力する遮断判定手段と、遮断信号によりガスの供給を遮断する遮断手段を備え、電源制御手段は、流量ゼロ判定手段から流量ゼロでない判定信号が入力されると圧力検出手段に電源を供給し、流量ゼロ判定手段から流量ゼロの判定信号が入力されると圧力検出手段への電源供給を停止するようにしたものであり、また、別の手段として、流量ゼロ判定手段に代えて、流量検出手段の流量信号に連動して所定時間をカウントするタイマー手段を備え、電源制御手段は、タイマー手段からのカウント信号が入力されると圧力検出手段に電源を供給し、タイマー手段からのカウント信号が入力されなくなると圧力検出手段への電源供給を停止するようにしたものである。
【０００５】
上記発明によれば、ガス使用時にガス圧力を判定するので無駄に電力を消費することなく、ガス使用時に判定するので誤判定することがなく使い勝手が向上する。
【０００６】
【発明の実施の形態】
第１の発明は、ガス流量を検出する流量検出手段と、ガス流量が所定値以下になったとき流量ゼロを判定する流量ゼロ判定手段と、ガス圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段への電源供給を制御する電源制御手段と、前記圧力検出手段の出力信号よりガス圧力が低下状態か否かを判定する圧力判定手段と、ガス使用状態が異常時あるいはガス圧力の低下を検出した場合に遮断信号を出力する遮断判定手段と、前記遮断信号によりガスの供給を遮断する遮断手段を備え、前記電源制御手段は、前記流量ゼロ判定手段から流量ゼロでない判定信号が入力されると前記圧力検出手段に電源を供給し、前記流量ゼロ判定手段から流量ゼロの判定信号が入力されると前記圧力検出手段への電源供給を停止するようにしたものである。
【０００７】
これによって、ガス器具を使用開始すると流量検出手段によりガス流量を検出し、電源制御手段により圧力検出手段に電源供給を開始し、流量ゼロ判定手段によりガス停止状態を検出すると、電源制御手段による圧力検出手段への電源供給を停止する。即ちガス使用状態中において圧力検出手段によりガス圧力を検出し圧力低下判定手段でガス圧力が低下状態かどうかを判定する。低下と判定したならば異常判定手段より遮断手段にガス供給を停止する遮断信号を出力する。
【０００８】
従ってガス使用期間中のみガス圧力を判定しそれ以外は圧力検出手段への電源供給を停止するので電力消費が小さく経済性が高い。
【０００９】
第２の発明は、ガス流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段の流量信号に連動して所定時間をカウントするタイマー手段と、ガス圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段への電源供給を制御する電源制御手段と、前記圧力検出手段の出力信号よりガス圧力が低下状態か否かを判定する圧力判定手段と、ガス使用状態が異常時あるいはガス圧力の低下を検出した場合に遮断信号を出力する遮断判定手段と、前記遮断信号によりガスの供給を遮断する遮断手段を備え、前記電源制御手段は、前記タイマー手段からのカウント信号が入力されると前記圧力検出手段に電源を供給し、前記タイマー手段からのカウント信号が入力されなくなると前記圧力検出手段への電源供給を停止するようにしたものである。
【００１０】
これによって、ガス器具を使用開始すると流量検出手段によりガス流量を検出し、電源制御手段により圧力検出手段に電源供給を開始する。流量検出手段によりガス使用状態を検出すると該流量検出信号に連動してタイマー手段は所定時間をカウントする。つまり、タイマー手段は流量検出信号が入力される度にイニシャル状態となり再カウントを繰り返す。これによりタイマー手段はガス器具が使用されている期間及びガス器具の使用が停止されてから所定時間の間、カウント信号が出力されることになる。このカウント信号が電源制御手段に入力されている期間は圧力検出手段へ電源が供給され、カウント信号がなくなると圧力検出手段への電源供給を停止する。即ちガス使用状態中において圧力検出手段によりガス圧力を検出し圧力低下判定手段でガス圧力が低下状態かどうかを判定する。低下と判定したならば異常判定手段より遮断手段にガス供給を停止する遮断信号を出力する。従ってガス使用期間中のみガス圧力を判定し、それ以外は圧力検出手段への電源供給を停止するので、電力消費が小さく経済性が高い。
【００１１】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
（実施例１）
図１は本発明の実施例１のガス遮断装置の制御ブロック図である。図１において、９は流量検出手段で、流量信号をパルスとして検出する。１０は流量ゼロ判定手段で、流量検出手段９で検出した流量信号より流量演算し求めた流量値が所定流量以下と判定したら流量ゼロと判定する。１１は電源制御手段で、流量検出すると圧力検出手段１２に電源供給を行う。例えば電池電源などからスイッチ素子を介し圧力検出手段１２に電源を供給する。１３は圧力判定手段で、検出したガス圧力が低下状態かどうかを判定する。１４は異常判定手段で、使用ガス流量が異常流量かどうかを判定したり、また圧力判定手段１２でガス圧力が低下と判定した信号を受けると異常と判定し、遮断手段１８に信号出力しガス停止状態にすると共に、表示手段１５で異常表示を行う。
【００１２】
次に上記構成の動作を説明する。流量検出手段９によりガス流量をパルスとして検出する。得られた流量信号により流量ゼロ判定手段１０で流量ゼロでないことを判定すると電源制御手段１１により圧力検出手段１２に電源供給を開始する。
【００１３】
そして圧力検出手段１２によりガス使用中のガス圧力を検出する。検出した圧力を圧力判定手段１３で低下状態かどうかを判定する。ガス使用中で圧力が低下と判定したならば異常状態判定手段１４で異常と判定し遮断手段１８に遮断信号を出力する。同時に表示手段１５に異常表示を行う。
【００１４】
利用者がガス使用を停止し流量検出手段９より流量信号（例えばパルス信号）が入力されなくなると、流量ゼロ判定手段１０で最後に検出した流量信号からの時間を計測し一定時間以上経過したと判定すると、電源制御手段１１の駆動を停止する。従って圧力検出手段１２への電源供給が停止する。即ちガス使用停止中は、ガス圧力の検出を行わず電力の消費を抑制する。ガス使用停止中は利用者がガス器具を使用しないので異常燃焼状態になることはない。従って圧力検出手段１２等への電源供給は不必要であり電源制御手段１１により電源供給を停止する。これによって、電力消費を節約でき、その結果、電池電源の寿命長期化となり経済性が高まる。
【００１５】
（実施例２）
図２は本発明の実施例２のガス遮断装置の制御ブロック図である。図２において、図１と同一機能を有する構成要素には同一番号を付した。図２で１６はタイマ手段で、流量検出手段９によるパルス信号として検出した最後の流量信号から時間をカウントし、一定時間経過すると電源制御手段１１による圧力検出手段１２への電源供給を停止する。
【００１６】
次に上記構成の動作を説明する。流量検出手段９によりガス流量をパルスとして検出する。得られた流量信号（パルス信号）によりタイマ手段１６はイニシャルされ再カウントする。同時にタイマ手段１６よりタイマカウント中として電源制御手段１１を付勢し圧力検出手段１２に電源供給を開始する。
【００１７】
そして圧力検出手段１２によりガス使用中のガス圧力を検出する。検出した圧力を圧力判定手段１３で低下状態かどうかを判定する。ガス使用中で圧力が低下と判定したならば異常状態判定手段１４で異常と判定し遮断手段１８に遮断信号を出力する。同時に表示手段１５に異常表示を行う。
【００１８】
利用者がガス使用を停止し流量検出手段９より流量信号（例えばパルス信号）が入力されなくなると、タイマ手段１６はカウント継続し、最後に検出した流量信号から一定時間以上経過すると、即ちカウントアップすると、電源制御手段１１の駆動を停止する。
【００１９】
従って圧力検出手段１２への電源供給が停止する。即ちガス使用停止中は、ガス圧力の検出を行わず電力の消費を抑制する。ガス使用停止中は利用者がガス器具を使用しないので異常燃焼状態になることはない。よって圧力検出手段１２等への電源供給は不必要であり電源制御手段１１により電源供給が停止されるので、電力消費が節約でき、その結果、電池電源等の寿命長期化となり経済性が高まる。
【００２０】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、流量検出手段によりガス流量をパルスとして検出し流量ゼロでないことを判定すると、電源制御手段を付勢し圧力検出手段に電源供給を開始すると共に、圧力検出手段によりガス使用中のガス圧力を検出しガス圧力が正常かどうかを判定する。更に利用者がガス使用を停止し流量ゼロ判定手段で所定流量以下と判定すると、電源制御手段の駆動を停止し、圧力検出手段への電源供給を停止するので、ガス使用停止中はガス圧力の検出を行わず電力の消費を抑制でき、ガス使用中のみ電力供給するだけで済むので、その結果、電池電源の寿命長期化となり経済性が高まる。
【００２１】
また、流量検出手段により流量パルスによりタイマ手段で一定時間カウントし、かつ電源制御手段を付勢し圧力検出手段に電源供給を開始すると共に、圧力検出手段によりガス使用中のガス圧力を検出しガス圧力が正常状態かを判定する。更に利用者がガス使用を停止し、即ち流量パルス信号がなくなりタイマ手段で所定時間経過と判定すると、電源制御手段の駆動を停止し、かつ圧力検出手段への電源供給を停止するので、ガス使用停止中はガス圧力の検出を行わず電力の消費を抑制し、ガス使用中のみ電力供給するだけで済み、その結果、電池電源の寿命長期化となり経済性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１のガス遮断装置の制御ブロック図
【図２】本発明の実施例２のガス遮断装置の制御ブロック図
【図３】従来のガス遮断装置の制御ブロック図
【符号の説明】
９ 流量検出手段
１０ 流量ゼロ判定手
１１ 電源制御手段
１２ 圧力検出手段
１３ 圧力判定手段
１４ 異常判定手段
１６ タイマ手段
１８ 遮断手段
Claims (2)
- ガス流量を検出する流量検出手段と、ガス流量が所定値以下になったとき流量ゼロを判定する流量ゼロ判定手段と、ガス圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段への電源供給を制御する電源制御手段と、前記圧力検出手段の出力信号よりガス圧力が低下状態か否かを判定する圧力判定手段と、ガス使用状態が異常時あるいはガス圧力の低下を検出した場合に遮断信号を出力する遮断判定手段と、前記遮断信号によりガスの供給を遮断する遮断手段を備え、
前記電源制御手段は、前記流量ゼロ判定手段から流量ゼロでない判定信号が入力されると前記圧力検出手段に電源を供給し、前記流量ゼロ判定手段から流量ゼロの判定信号が入力されると前記圧力検出手段への電源供給を停止する、ガス遮断装置。 - ガス流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段の流量信号に連動して所定時間をカウントするタイマー手段と、ガス圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段への電源供給を制御する電源制御手段と、前記圧力検出手段の出力信号よりガス圧力が低下状態か否かを判定する圧力判定手段と、ガス使用状態が異常時あるいはガス圧力の低下を検出した場合に遮断信号を出力する遮断判定手段と、前記遮断信号によりガスの供給を遮断する遮断手段を備え、
前記電源制御手段は、前記タイマー手段からのカウント信号が入力されると前記圧力検出手段に電源を供給し、前記タイマー手段からのカウント信号が入力されなくなると前記圧力検出手段への電源供給を停止する、ガス遮断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09350997A JP4206505B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | ガス遮断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09350997A JP4206505B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | ガス遮断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10281317A JPH10281317A (ja) | 1998-10-23 |
| JP4206505B2 true JP4206505B2 (ja) | 2009-01-14 |
Family
ID=14084326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09350997A Expired - Lifetime JP4206505B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | ガス遮断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4206505B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP09350997A patent/JP4206505B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10281317A (ja) | 1998-10-23 |
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