JP3013720B2 - ガス供給設備監視装置 - Google Patents

ガス供給設備監視装置

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JP3013720B2
JP3013720B2 JP6256801A JP25680194A JP3013720B2 JP 3013720 B2 JP3013720 B2 JP 3013720B2 JP 6256801 A JP6256801 A JP 6256801A JP 25680194 A JP25680194 A JP 25680194A JP 3013720 B2 JP3013720 B2 JP 3013720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧ガスを低圧ガスに変
換してガス燃焼機器に供給する圧力調整手段を有するガ
ス供給設備の監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧力調整器の異常検出装置は図5
に示すように、1の圧力調整器に設けられ、ガス供給下
限圧力以下の圧力を検知する2の下限圧力検知手段と、
圧力調整器に設けられ、ガス供給上限圧力以上の圧力を
検知する3の上限圧力検知手段と、8のガス供給配管に
設けられ所定量のガス流量に応じた流量信号を出力する
4の流量検知手段と、該流量検知手段4からの流量信号
に基づいてガスの使用状態を判定する5の第1の判定手
段と、この第1の判定手段5によりガスが使用されてい
ることが判定されたとき、下限圧力検知手段2及び上限
圧力検知手段3からの信号に基づいてガス供給圧力の正
常・異常を判定する6の第2の判定手段とを備える構成
である(特開平2−197713号公報)。
【0003】そして上記圧力調整器の異常検出装置は、
流量検知手段4からの流量信号に基づいて第1の判定手
段5によりガスが使用されていることが判定されたと
き、第2の判定手段6が前記下限圧力検知手段2及び上
限圧力検知手段3からの信号に基づいてガス供給圧力の
正常・異常を判定するようになっているので、圧力調整
器1のガス供給圧力についての異常有無を常時ないしは
多頻度で監視して検出することができる。
【0004】また、従来のガス調圧計量装置は図6に示
すように、9の圧力調整器と10のガスメータを一体に
構成すると共に、圧力調整器9に設けられ、ガス供給下
限圧力を検知する11の下限圧力検知手段と、圧力調整
器9に設けられ、ガス供給上限圧力と閉塞圧力を検知す
る12の上限圧力検知手段と、ガスメータ10に設けら
れ、所定量のガス流に応じて流量信号を発生する13の
流量信号発生手段と、流量信号発生手段13が発生する
流量信号に基づいてガスを使用しているか否かを検出す
る14のガス使用検出手段と、流量信号に基づいてガス
漏れなどの異常を検出する15の異常検出手段と、ガス
使用検出手段14がガスの使用状態を検出していると
き、下限圧力検知手段11と上限圧力検知手段12の出
力信号により供給圧力のチェックを行う16の第1のチ
ェック手段と、ガス使用検出手段14がガスの非使用状
態を検出しているとき、上限圧力検知手段12の出力信
号により閉塞圧力のチェックを行う17の第2のチェッ
ク手段とを備える構成である。なお、18はガス燃焼器
具を示している(特開平2−201509号公報)。
【0005】そして上記ガス調圧計量装置は、ガス供給
圧力、閉塞圧力、及びガス漏洩の検知は流量信号発生手
段13からの流量信号及び該信号によるガス使用の有無
の検出に基づいて行われるので、ガス使用時にガス供給
圧力、ガス非使用時に閉塞圧力の常時あるいは高頻度の
監視が行える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、調整器の下流側の低圧のみを監視し、ガス
が使用されているときの供給圧力が下限圧力を下回って
いないか、あるいは、上限圧力を上回っていないかを判
定手段にて判定していたために、調整器の上流側の高圧
が低下していたときにも下限圧力を下回っていると判定
された場合には、調整器の異常と判定されていたという
課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、圧力
調整器の上流側の高圧を検出する手段を設け、ガスが使
用されているときに低圧側の圧力が下限値を下回った場
合、高圧ガス供給手段のガスが不足してきたのか、ある
いは、調整器の性能が低下したかを確実に判別すること
を第1の目的としたものである。
【0008】また、調整器の性能が低下した場合、ある
いは、高圧ガス供給手段のガスが不足してきた場合に警
報を発することを第2の目的としたものである。
【0009】また、高圧ガス供給手段のガスが不足して
きた場合には空になる前にガスの供給を事前停止するこ
とを第3の目的としたものである。
【0010】また、高圧ガス供給手段の一時的なガス供
給不足では異常と判定しないことを第4の目的としたも
のである。
【0011】また、ガス消費量の大きなガス器具の使用
開始時などで一時的に低圧側の圧力が下限値を下回って
も異常と判定しないことを第5の目的としたものであ
る。
【0012】また、周囲温度を検知し異常判定の条件を
補正することを第6の目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するため、ボンベなどの高圧ガス供給手段からの
高圧ガスを所定の低圧ガスに変換して供給する圧力調整
手段と、圧力調整手段の上流側の高圧を検出する第1の
圧力検出手段と、圧力調整手段の下流側の低圧を検出す
る第2の圧力検出手段と、ガス供給路を流れるガス流量
を検出する流量検出手段と、第1の圧力基準値を記憶す
る第1の圧力基準値記憶手段と、第1の圧力検出手段か
らの信号を第1の圧力基準値と比較する第1の比較手段
と、第2の所定圧力範囲を記憶する第2の所定圧力範囲
記憶手段と、流量検出手段からの信号でガス流量がある
とき第2の圧力検出手段からの信号が第2の所定圧力範
囲内か否かを比較する第2の比較手段と、第2の比較手
段の出力状態が第2の圧力検出手段からの信号が第2の
所定圧力範囲未満であることを示しているとき、第1の
圧力検出手段からの信号が第1の圧力基準値を越えてい
るのか、あるいは、第1の圧力基準値を下回っているの
かを第1の比較手段出力状態にて判断しガス供給設備の
異常を判定し異常時には信号を出力する異常判定手段と
を設けたものである。
【0014】また、本発明は上記第2の目的を達成する
ため、異常判定手段からの出力信号で作動する表示ある
いは通報などの警報手段を設けたものである。
【0015】また、本発明は上記第3の目的を達成する
ため、異常判定手段からの出力で作動するガス遮断手段
を設けたものである。
【0016】また、本発明は上記第4の目的を達成する
ため、第1の比較手段は、第1の圧力検出手段からの信
号が第1の圧力基準値未満の状態が所定時間以上継続す
ると信号を発する第1の計時手段を備えたものである。
【0017】また、本発明は上記第5の目的を達成する
ため、第2の比較手段は、第2の圧力検出手段からの信
号が第2の所定圧力範囲内でない状態が所定時間以上継
続すると信号を発する第2の計時手段を備えたものであ
る。
【0018】また、本発明は上記第6の目的を達成する
ため、周囲温度を検出する温度検出器と、前記温度検出
器からの信号に応じて、第1の計時手段の計時時間ある
いは第2の計時手段の計時時間を補正する補正手段を設
けたものである。
【0019】
【作用】本発明は上記構成によって、第1の圧力検出手
段が圧力調整手段の上流側の高圧を検出し、第2の圧力
検出手段が圧力調整手段の下流側の低圧を検出し、流量
検出手段がガス供給路を流れるガス流量を検出する。流
量検出手段からの信号でガス流量があるときの第2の比
較手段の出力状態が、第2の圧力検出手段からの信号が
第2の所定圧力範囲未満であることを示しているとき、
異常判定手段は、第1の圧力検出手段からの信号が第1
の圧力基準値を越えているのか、あるいは、第1の圧力
基準値を下回っているのかを第1の比較手段出力状態に
て判断しガス供給設備の異常を判定する。そして、異常
時には信号を出力する。
【0020】また本発明は上記構成によって、異常判定
手段から異常を示す信号が出力されたとき、表示あるい
は通報などの警報手段を作動することができる。
【0021】また本発明は上記構成によって、異常判定
手段からの信号でガス遮断手段を作動することができ
る。
【0022】また本発明は上記構成によって、第1の比
較手段の第1の計時手段により、第1の圧力検出手段か
らの信号が第1の圧力基準値未満の状態が所定時間以上
継続すると信号を発することができる。
【0023】また本発明は上記構成によって、第2の比
較手段の第2の計時手段により、第2の圧力検出手段か
らの信号が第2の所定圧力範囲内でない状態が所定時間
以上継続すると信号を発することができる。
【0024】また本発明は上記構成によって、周囲温度
を検出する温度検出器からの信号に応じて、補正手段が
第1の計時手段の計時時間あるいは第2の計時手段の計
時時間を補正することができる。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例を図1を参照して説明す
る。
【0026】図1において本発明のガス供給設備監視装
置は、19のボンベなどの高圧ガス供給手段からの高圧
ガスを所定の低圧ガスに変換して供給する20の圧力調
整手段と、圧力調整手段20の上流側の高圧を検出する
21の第1の圧力検出手段と、圧力調整手段20の下流
側の低圧を検出する22の第2の圧力検出手段と、ガス
供給路を流れるガス流量を検出する23の流量検出手段
と、第1の圧力基準値を記憶する24の第1の圧力基準
値記憶手段と、第1の圧力検出手段21からの信号を第
1の圧力基準値と比較する25の第1の比較手段と、第
2の所定圧力範囲を記憶する26の第2の所定圧力範囲
記憶手段と、流量検出手段23からの信号でガス流量が
あるとき第2の圧力検出手段22からの信号が第2の所
定圧力範囲内か否かを比較する27の第2の比較手段
と、第2の比較手段27の出力状態が第2の圧力検出手
段22からの信号が第2の所定圧力範囲未満であること
を示しているとき、第1の圧力検出手段21からの信号
が第1の圧力基準値を越えているのか、あるいは、第1
の圧力基準値を下回っているのかを第1の比較手段25
出力状態にて判断しガス供給設備の異常を判定し異常時
には信号を出力する異常判定手段28と、異常判定手段
28からの出力信号で作動する表示あるいは通報などの
29の警報手段から構成されている。18はガス燃焼器
具を示している。
【0027】上記構成において、第1の圧力検出手段2
1が圧力調整手段20の上流側の高圧を検出し、第2の
圧力検出手段22が圧力調整手段20の下流側の調圧さ
れた低圧を検出する。また、流量検出手段23がガス供
給路を流れるガス流量を検出する。流量検出手段23か
らの信号でガス流量があるときの第2の比較手段27の
出力状態が、第2の圧力検出手段22からの信号が第2
の所定圧力範囲未満の圧力であることを示していると
き、異常判定手段28は、第1の圧力検出手段21から
の信号が第1の圧力基準値を越えているのか、あるい
は、第1の圧力基準値を下回っているのかを第1の比較
手段25の出力状態にて判断する。そして、第1の圧力
検出手段21からの信号が第1の圧力基準値を下回って
いる場合には、高圧ガス供給手段のガス供給能力の低下
と判断し、また、第1の圧力検出手段21からの信号が
第1の圧力基準値を越えている場合には、圧力調整手段
20の性能低下と判定する。そして、各々の異常内容に
応じて異常判定手段28から信号を出力する。この信号
により、警報手段29は各々の異常状態を示す表示を行
うのである。
【0028】ところで、警報手段29は前記異常信号を
入力すると電話回線などを利用して所定のセンターに異
常内容の通報を行わせる構成にもできる。
【0029】このように本発明のガス供給設備監視装置
によれば、圧力調整手段20すなわち圧力調整器の上流
側の高圧を検出する手段を設けることにより、ガスが使
用されている状態で調整器より低圧側の圧力が所定の圧
力範囲である下限値を下回った場合、ガスボンベなどの
高圧ガス供給手段の供給ガスが不足してきたのか、ある
いは、調整器の調圧性能が低下してきたのかを確実に判
別することができる。
【0030】また、上記のような異常が発生した場合に
は、各々の異常に応じた内容で表示や通信などの警報を
発することができる。
【0031】図2は他の実施例を示し、図1と同一番号
の構成要素は同じ機能を有するものである。本発明のガ
ス供給設備監視装置は、流量検出手段23からの信号で
ガス使用状態を常時監視する30のガス使用状態監視部
と、予め設定した適正なガス使用状態を記憶する31の
ガス適正使用状態記憶部と、ガス使用状態監視部30か
らの信号とガス適正使用状態記憶部31からの信号を比
較する32のガス使用状態比較部と、ガス使用状態比較
部32にてガス使用状態監視部30からの信号が適正な
ガス使用状態を逸脱しているときガス供給路を遮断すべ
く34のガス遮断手段、すなわち、本図ではガス遮断弁
を作動させる33の制御部を有する35のガスメータか
ら構成されている。また、ガス遮断手段34は、異常判
定手段28からの出力信号でも制御部33を介して動作
する。
【0032】上記構成において、ガスメータ35では、
ガス使用状態監視部30が流量検出手段23からの信号
でガス使用状態を常時監視し、その監視結果がガス使用
状態比較部32にてガス適正使用状態記憶部31に記憶
されている適正なガス使用状態と比較される。その比較
結果が適正なガス使用状態を逸脱しているとき、ガス供
給を停止するためにガス遮断弁34を作動させる。
【0033】また、流量検出手段23からの信号でガス
流量があるときの第2の比較手段27の出力状態が、第
2の圧力検出手段22からの信号が第2の所定圧力範囲
未満の圧力であることを示しているとき、異常判定手段
28は、第1の圧力検出手段21からの信号が第1の圧
力基準値を越えているのか、あるいは、第1の圧力基準
値を下回っているのかを第1の比較手段25の出力状態
にて判断する。そして、第1の圧力検出手段21からの
信号が第1の圧力基準値を下回っている場合には、高圧
ガス供給手段のガス供給能力の低下と判断し、また、第
1の圧力検出手段21からの信号が第1の圧力基準値を
越えている場合には、圧力調整手段20の性能低下と判
定する。そして、各々の異常内容に応じて異常判定手段
28から信号を出力する。そして、異常判定手段28か
らの出力信号で制御部33を介してガス遮断手段34を
作動させる。
【0034】この実施例の構成によれば、異常判定手段
28からの出力信号で制御部33を介してガス遮断手段
34を作動させることができるので、高圧ガス供給手段
のガスが不足してきた場合には全くの空になる前にガス
の供給を事前に停止することができる、あるいは、圧力
調整手段20の性能低下と判定した場合にもガスの供給
を停止することができる。すなわち、ガス圧力不足の状
態でガス機器を作動させると、異常燃焼を起こしたり燃
焼が途中で停止したりして危険状態に陥ることがある
が、本発明のガス供給設備監視装置によれば、危険状態
に至る前にガス供給を停止するので、ガス供給設備を含
めたガス燃焼機器を常に安全な状態で利用することがで
きるという効果がある。
【0035】図3は他の実施例を示し、図1と同一番号
の構成要素は同じ機能を有するものである。本発明のガ
ス供給設備監視装置は、第1の圧力検出手段21からの
信号を第1の圧力基準値と比較する36の第1の比較
部、及び、前記第1の比較部36にて第1の圧力検出手
段21からの信号が第1の圧力基準値未満の状態が所定
時間以上継続すると信号を発する37の第1の計時手段
を備えた第1の比較手段25と、流量検出手段23から
の信号でガス流量があるとき第2の圧力検出手段22か
らの信号が第2の所定圧力範囲内か否かを比較する38
の第2の比較部、及び、第2の比較部38にて第2の圧
力検出手段22からの信号が第2の所定圧力範囲内でな
い状態が所定時間以上継続すると信号を発する39の第
2の計時手段を備えた第2の比較手段27と、周囲温度
を検出する40の温度検出器と、温度検出器40からの
信号に応じて、第1の計時手段37の計時時間あるいは
第2の計時手段39の計時時間を補正する41の補正手
段とから構成されている。
【0036】上記構成において、第1の計時手段37
は、第1の比較部36にて第1の圧力検出手段21から
の信号が第1の圧力基準値未満の状態が所定時間以上継
続すると信号を発する。また、第2の計時手段39は、
第2の比較部38にて第2の圧力検出手段22からの信
号が第2の所定圧力範囲内でない状態が所定時間以上継
続すると信号を発する。また、補正手段41は、温度検
出器40からの周囲温度信号を受けて、第1の計時手段
37の計時時間あるいは第2の計時手段39の計時時間
を補正する。すなわち、周囲温度の低下に従って、第1
の計時手段37の計時時間を所定幅長くする、あるい
は、第2の計時手段39の計時時間を所定幅長くするの
である。
【0037】この実施例の構成によれば、第1の計時手
段37は第1の比較部36にて第1の圧力検出手段21
からの信号が第1の圧力基準値未満の状態が所定時間以
上継続すると初めて信号を発するので、周囲温度変動等
によりガス消費量の大きな場合に気化不足が一時的に発
生し高圧部の圧力低下が生じても、即異常とすることは
なく、安定した判定が可能となる。また、第2の計時手
段39は第2の比較部38にて第2の圧力検出手段22
からの信号が第2の所定圧力範囲内でない状態が所定時
間以上継続すると初めて信号を発するので、ガス燃焼機
器の口火のような微少流量で点火する場合には流量が流
れていてもガス調整手段20の特性により調整圧力が第
2の所定圧力範囲内でなく大きくなっていることがあっ
ても、また、大流量を流し始めた瞬間にガス調整手段2
0の遅延特性により一時的に第2の所定圧力範囲を下回
ることがあっても、即時に異常と判定することはなく確
実な動作が可能となる。さらに、周囲温度が低下した場
合に、第1の計時手段37、あるいは、第2の計時手段
39の各計時時間を所定幅長くするので、低温時にガス
調整手段20を構成するゴムやバネなどの弾性体の弾性
力が低下し応答時間が多少長くなっても即異常と判定す
ることはなく、条件に応じた確実な判断が可能となると
いう効果がある。
【0038】図4は他の実施例を示し、図1と同一番号
の構成要素は同じ機能を有するものである。本発明のガ
ス供給設備監視装置は、43A、B、C、D、E、Fの
複数の高圧ガスボンベを切り替えて圧力調整手段20に
高圧ガスを供給する42の自動切替手段を有し、第1の
圧力検出手段21を自動切替手段42と圧力調整手段2
0の間に設けた構成である。なお、本図では流量検出手
段および各記憶手段および各比較手段などは図示してい
ない。
【0039】上記構成において、ガス消費量の大きな需
要家で複数のカスボンベを切り替えて利用するガス供給
設備においても、第1の圧力検出手段21を自動切替手
段42と圧力調整手段20の間に設けることによって高
圧部のガス圧力が検出でき、前述したような本発明の作
用を呈する。
【0040】この実施例の構成によれば、自動切替手段
42を有するガス供給設備にあっても、圧力異常内容を
的確に判定評価することができる。
【0041】また、第1の圧力検出手段21と第1の圧
力基準値記憶手段24と第1の比較手段25を一体とし
た圧力スイッチを構成することによって、装置をコンパ
クトに仕上げることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガス供給設
備監視装置によれば、次の効果がある。
【0043】(1)流量検出手段からの信号でガス流量
があるときの第2の比較手段の出力状態が、第2の圧力
検出手段からの信号が第2の所定圧力範囲未満であるこ
とを示しているとき、異常判定手段は、第1の圧力検出
手段からの信号が第1の圧力基準値を越えているのか、
あるいは、第1の圧力基準値を下回っているのかを第1
の比較手段出力状態にて判断しガス供給設備の異常を判
定し、異常時には信号を出力する構成により、ガスが使
用されている状態で調整器より低圧側の圧力が所定の圧
力範囲である下限値を下回った場合、ガスボンベなどの
高圧ガス供給手段の供給ガスが不足してきたのか、ある
いは、調整器の調圧性能が低下してきたのかを確実に判
別することができる。
【0044】(2)異常判定手段から異常を示す信号が
出力されたとき、表示あるいは通報などの警報手段を作
動する構成により、外部に異常状態を知らしめることが
できる。
【0045】(3)異常判定手段からの信号でガス遮断
手段を作動する構成により、高圧ガス供給手段のガスが
不足してきた場合には空になる前にガスの供給を事前停
止することができる。すなわち、ガス圧力不足の状態で
ガス機器を作動させると、異常燃焼を起こしたり燃焼が
途中で停止したりして危険状態に陥ることがあるが、本
発明のガス供給設備監視装置によれば、危険状態に至る
前にガス供給を停止するので、ガス供給設備を含めたガ
ス燃焼機器を常に安全な状態で利用することができると
いう効果がある。
【0046】(4)第1の比較手段の第1の計時手段に
より、第1の圧力検出手段からの信号が第1の圧力基準
値未満の状態が所定時間以上継続すると信号を発するの
で、高圧ガス供給手段の一時的なガス供給不足では異常
と判定せず、確実な動作を保証できる。
【0047】(5)第2の比較手段の第2の計時手段に
より、第2の圧力検出手段からの信号が第2の所定圧力
範囲内でない状態が所定時間以上継続すると信号を発す
るので、ガス消費量の大きなガス器具の使用開始時など
で一時的に低圧側の圧力が下限値を下回っても異常と判
定することはなく、確実な判定が可能となる。
【0048】(6)周囲温度を検出する温度検出器から
の信号に応じて、補正手段が第1の計時手段の計時時間
あるいは第2の計時手段の計時時間を補正するので、低
温時にガス調整手段20を構成するゴムやバネなどの弾
性体の弾性力が低下し応答時間が多少長くなっても即異
常と判定することはなく、条件に応じた確実な判断が可
能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるガス供給設備監視装
置のブロック構成図
【図2】本発明の他の実施例におけるガス供給設備監視
装置のブロック構成図
【図3】本発明の他の実施例におけるガス供給設備監視
装置のブロック構成図
【図4】本発明の他の実施例におけるガス供給設備監視
装置のシステム構成図
【図5】従来の圧力調整器の異常検出装置のブロック構
成図
【図6】従来のガス調圧計量装置のブロック構成図
【符号の説明】
20 圧力調整手段 21 第1の圧力検出手段 22 第2の圧力検出手段 23 流量検出手段 24 第1の圧力基準値記憶手段 25 第1の比較手段 26 第2の所定圧力範囲記憶手段 27 第2の比較手段 28 異常判定手段 29 警報手段 30 ガス使用状態監視部 31 ガス適正使用状態記憶部 32 ガス使用状態比較部 33 制御部 34 ガス遮断手段 35 ガスメータ 37 第1の計時手段 39 第2の計時手段 40 温度検出器 41 補正手段 42 自動切替手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渥美 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−140219(JP,A) 特開 平2−197713(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/18 F23N 5/24 101 F23N 5/26 101 F23K 5/00 307

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボンベなどの高圧ガス供給手段からの高圧
    ガスを所定の低圧ガスに変換して供給する圧力調整手段
    と、前記圧力調整手段の上流側の高圧力を検出する第1
    の圧力検出手段と、前記圧力調整手段の下流側の低圧力
    を検出する第2の圧力検出手段と、ガス供給路を流れる
    ガス流量を検出する流量検出手段と、第1の圧力基準値
    を記憶する第1の圧力基準値記憶手段と、前記第1の圧
    力検出手段からの信号を第1の圧力基準値と比較する第
    1の比較手段と、第2の所定圧力範囲を記憶する第2の
    所定圧力範囲記憶手段と、前記流量検出手段からの信号
    でガス流量があるとき前記第2の圧力検出手段からの信
    号が第2の所定圧力範囲内か否かを比較する第2の比較
    手段と、この第2の比較手段の出力状態が前記第2の圧
    力検出手段からの信号が第2の所定圧力範囲未満である
    ことを示しているとき、前記第1の圧力検出手段からの
    信号が第1の圧力基準値を越えているのか、あるいは、
    第1の圧力基準値を下回っているのかを前記第1の比較
    手段の出力状態にて判断し、ガス供給設備の異常を判定
    し、異常時には信号を出力する異常判定手段とを備えた
    ガス供給設備監視装置。
  2. 【請求項2】異常判定手段からの出力信号で作動する表
    示あるいは通報などの警報手段を備えた請求項1記載の
    ガス供給設備監視装置。
  3. 【請求項3】異常判定手段からの出力で作動するガス遮
    断手段を備えた請求項1または請求項2記載のガス供給
    設備監視装置。
  4. 【請求項4】流量検出手段からの信号でガス使用状態を
    常時監視するガス使用状態監視部と、予め設定した適正
    なガス使用状態を記憶するガス適正使用状態記憶部と、
    前記ガス使用状態監視部からの信号と前記ガス適正使用
    状態記憶部からの信号を比較するガス使用状態比較部
    と、このガス使用状態比較部にて前記ガス使用状態監視
    部からの信号が適正なガス使用状態を逸脱していると
    き、ガス供給路を遮断すべくガス遮断弁を作動させる制
    御部とを有するガスメータにおいて、ガス遮断弁をガス
    遮断手段として作動させる請求項3記載のガス供給設備
    監視装置。
  5. 【請求項5】第1の比較手段は、第1の圧力検出手段か
    らの信号が第1の圧力基準値未満の状態を所定時間以上
    継続すると信号を発する第1の計時手段を有する請求項
    1記載のガス供給設備監視装置。
  6. 【請求項6】第2の比較手段は、第2の圧力検出手段か
    らの信号が第2の所定圧力範囲内でない状態を所定時間
    以上継続すると信号を発する第2の計時手段を有する請
    求項1記載のガス供給設備監視装置。
  7. 【請求項7】周囲温度を検出する温度検出器と、前記温
    度検出器からの信号に応じて、第1の計時手段の計時時
    間あるいは第2の計時手段の計時時間を補正する補正手
    段とを備えた請求項1または請求項5または請求項6記
    載のガス供給設備監視装置。
  8. 【請求項8】複数の高圧ガスボンベを切り替えて圧力調
    整手段に高圧ガスを供給する自動切替手段を有し、第1
    の圧力検出手段を前記自動切替手段と前記圧力調整手段
    の間に設けた請求項1記載のガス供給設備監視装置。
  9. 【請求項9】第1の圧力検出手段と第1の圧力基準値記
    憶手段と第1の比較手段とを一体構成とした圧力スイッ
    チからなる請求項1記載のガス供給設備監視装置。
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