JPH0763170A - 揚水設備における渇水検知方法及び装置 - Google Patents

揚水設備における渇水検知方法及び装置

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JPH0763170A
JPH0763170A JP20976593A JP20976593A JPH0763170A JP H0763170 A JPH0763170 A JP H0763170A JP 20976593 A JP20976593 A JP 20976593A JP 20976593 A JP20976593 A JP 20976593A JP H0763170 A JPH0763170 A JP H0763170A
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JP
Japan
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pumping
current value
current
drought
pumping motor
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Application number
JP20976593A
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English (en)
Inventor
Masaaki Yoshida
正昭 吉田
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レベルセンサとセンサ用ケーブルを省き、保
守を容易にする。 【構成】 比較器15は、検出器10によって検出され
た揚水モータ2の実電流値と、予め設定器13に設定さ
れた基準電流値とを比較し、渇水による揚水ポンプ1の
空転で揚水モータ2の実電流値が下がって実電流値と基
準電流値との差が所定の範囲となった場合にタイマ16
に信号を出力する。タイマ16は、設定器14に設定さ
れた時間中、比較器15の出力が継続していた場合に作
動コイル17aを励磁する。コイル17aの励磁によっ
てスイッチ17が開き、作動コイル11aを無励磁にす
るので、スイッチ11が開き揚水モータ2が止まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、井戸内に揚水ポンプを
設置した、地下水や温泉の揚水設備において、地下水等
が枯渇したことを検知する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】揚水ポンプの運転中に水が無くなると、
揚水ポンプが空転によって損傷する。図3のように、井
戸A内に揚水ポンプ1を揚水モータ2と一緒に設置した
揚水設備においては、従来、井戸Aの中にレベルセンサ
3を揚水管4に沿わせたケーブル5で地上の制御装置6
に連絡して設け、このレベルセンサ3によって水位を検
出して水位がセンサ3より下がった場合に揚水モータ2
を停止させて揚水ポンプ1の空転を防止している。符号
7は揚水モータ2の給電線(ケーブル)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の渇水検知方
式では、深さが最高1,000mにも及ぶ井戸Aの底部
に、レベルセンサ3を、そのセンサのケーブル5を揚水
管4に沿わせて設けなければならず、その取付けが非常
に面倒である。また、ケーブル5が損傷したり、レベル
センサ3が故障したりした場合、それらの交換に手間が
かかり保守が容易ではない。
【0004】本発明は、レベルセンサが不要で、しかも
保守が容易な、揚水設備における渇水検知方法及び装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の揚水設備の渇水検知方法は、揚水モー
タの消費電流値を電流検出器で検出し、揚水ポンプの正
常稼働時の揚水モータの消費電流値と揚水ポンプの渇水
による空転時の揚水モータの消費電流値の違いから渇水
を検知する構成とした。
【0006】請求項2の揚水設備における渇水検知装置
は、揚水モータの給電線に設けられた電流検出器と、揚
水モータを停止させる場合の基準電流値を設定する電流
設定器と、電流設定器に設定された基準電流値と電流検
出器で検出された実電流値とを比較し基準電流値と実電
流値との差が所定範囲となった場合に信号を出力する比
較器とを具備した構成とした。
【0007】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、時間を設定する時間設定器と、比較器の出力
信号を受けてその出力信号が時間設定器に設定された時
間以上継続した場合にスイッチ機構に信号を出力して揚
水モータを停止させるタイマとを具備した構成とした。
【0008】請求項4の発明は、請求項2又は3の発明
において、電流設定器に設定された基準電流値を、揚水
ポンプの正常稼働時の揚水モータの電流値とした構成と
した。
【0009】更に、請求項5の発明は、請求項2又は3
の発明において、電流設定器に設定された基準電流値
を、揚水ポンプの空転時の揚水モータの電流値とした構
成とした。
【0010】
【作用】電流検出器は、揚水モータの消費電流値を検出
する。比較器は、電流設定器に設定された基準電流値と
電流検出器で検出された実電流値とを比較し、両電流値
の差が所定範囲となった場合に信号を出力する。このよ
うに、揚水モータの正常稼働時の消費電流値と揚水モー
タの渇水による空転時の消費電流値の違いから渇水が検
知される。基準電流値を、揚水ポンプの正常稼働時の揚
水モータの電流値、或いは揚水ポンプの空転時の揚水モ
ータの電流値とすることができる。
【0011】時間設定器とタイマとを設けることがで
き、そのようにした場合は、瞬間的な電流値の変動に影
響されることなく、渇水を的確に検知して揚水モータを
停止させることができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の揚水設備における渇水検知装
置の一実施例を示す。揚水モータ2の給電線7には電流
検出器10とスイッチ11とが設けられている。電流検
出器10は揚水モータ2の消費電流値を検出し、スイッ
チ11は給電線7を開閉する。
【0013】符号12は制御装置である。制御装置12
は、電流設定器13と、時間設定器14、比較器15及
びタイマ16とを主体とする。電流設定器13は、揚水
ポンプ1が正常に稼働して揚水している時の揚水モータ
2の電流値(基準電流値)を設定するもので、比較器1
5に接続されている。また、時間設定器14は、時間を
設定するものであり、タイマ16に接続されている。
【0014】比較器15は、電流設定器13の他に電流
検出器10とタイマ16に接続されており、電流設定器
13に設定された基準電流値と電流検出器10で検出さ
れた実電流値とを比較して、実電流値が基準電流値より
も低くなった場合に信号をタイマ16に出力するもので
ある。また、タイマ16は、比較器15からの出力信号
が、時間設定器14に設定された時間以上継続した場合
に、スイッチ17の作動コイル17aを励磁するもので
ある。
【0015】スイッチ17は、制御電源の電気回路にス
イッチ11の作動コイル11aと直列に設けられてい
る。スイッチ11,17とそれらの作動コイル11a,
17aとはスイッチ機構18を構成しており、タイマ1
6から信号が出力されると、図1のように、スイッチ1
7が入って作動コイル11aが励磁され、スイッチ11
が切られるようになっている。なお、スイッチ機構18
は、作動コイル17aが励磁すると、スイッチ17が切
られて作動コイル11aが消磁され、スイッチ11が切
られる構成とすることもできる。スイッチ17が設けら
れた電気回路には、渇水警報器と渇水警報表示器(いず
れも図示せず)が接続されており、スイッチ17が入る
と、それらが作動する構成とされている。
【0016】次に、本発明の揚水設備における渇水検知
方法を図1の装置の作用とともに図2の流れ図に従って
説明する。揚水設備が運転され揚水が開始されると、電
流設定器13に予め設定された基準電流値が呼び出され
(ステップS1)、比較器15において基準電流値と電
流検出器10によって検出された実電流値とが比較され
る(ステップS2)。ステップS2での比較、つまり基
準電流値から実電流値が減じられた結果がゼロ以下の場
合は、揚水モータ2の運転が継続される(ステップS
3)。
【0017】また、ステップS2での比較結果がプラス
(ゼロより大)の時は、タイマ16が時間設定器14に
設定された時間のカウントを開始する(ステップS
4)。そして、比較器15から信号が設定時間中継続し
て出力されていると(ステップS5のYES)、渇水警
報が出されるとともに、スイッチ11が切られて揚水モ
ータ2が停止し、また渇水が表示される(ステップS
6,S7,S8)。比較器15の出力信号が設定時間内
に途絶えた場合は(ステップS5のNO)、揚水モータ
2を止めることなくステップS2に戻る。
【0018】上記実施例においては、基準電流値を、揚
水ポンプ1が正常に稼働して揚水している時の揚水モー
タ2の電流値としたが、渇水で揚水ポンプ1が空転して
いる時の揚水モータ2の電流値とすることもできる。こ
の場合は図2のステップS2において(基準電流値−実
電流値)がゼロ以上の場合だけステップS4に移る。
【0019】いずれの場合も、基準電流値は渇水が的確
に検出されるように、揚水ポンプ1や揚水モータ2、或
いは設備全体の特性等を考慮し、数値的に多少の余裕を
もって設定することが好ましい。基準電流値のいかんに
よっては、時間設定器14とタイマ16を省くこともで
きる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は前記の構
成とされ、井戸内に設けなければならないレベルセンサ
とセンサ用ケーブルが不要で、しかも電流設定器や電流
設定器等のすべてを地上に設けることができるので、そ
れらの設置に手間がかからず、また保守も容易である。
【0021】また、時間設定器とタイマとを設けた場合
は、瞬間的な電流値の変動に影響されることなく、渇水
を的確に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の揚水設備における渇水検知装置の一
実施例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の流れ図である。
【図3】 従来の揚水設備における渇水検知装置の説明
図である。
【符号の説明】
1 揚水ポンプ 2 揚水モータ 7 給電線(ケーブル) 10 電流検出器 11 スイッチ 11a 作動コイル 12 制御装置 13 電流設定器 14 時間設定器 15 比較器 16 タイマ 17 スイッチ 17a 作動コイル 18 スイッチ機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揚水モータの消費電流値を電流検出器で
    検出し、揚水ポンプの正常稼働時の揚水モータの消費電
    流値と揚水ポンプの渇水による空転時の揚水モータの消
    費電流値の違いから渇水を検知することを特徴とする揚
    水設備における渇水検知方法。
  2. 【請求項2】 揚水モータの給電線に設けられた電流検
    出器と、揚水モータを停止させる場合の基準電流値を設
    定する電流設定器と、電流設定器に設定された基準電流
    値と電流検出器で検出された実電流値とを比較し基準電
    流値と実電流値との差が所定範囲となった場合に信号を
    出力する比較器とを具備したことを特徴とする揚水設備
    における渇水検知装置。
  3. 【請求項3】 時間を設定する時間設定器と、比較器の
    出力信号を受けてその出力信号が時間設定器に設定され
    た時間以上継続した場合にスイッチ機構に信号を出力し
    て揚水モータを停止させるタイマとを具備したことを特
    徴とする請求項2記載の揚水設備における渇水検知装
    置。
  4. 【請求項4】 電流設定器に設定された基準電流値が、
    揚水ポンプの正常稼働時の揚水モータの電流値であるこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の揚水設備における
    渇水検知装置。
  5. 【請求項5】 電流設定器に設定された基準電流値が、
    揚水ポンプの空転時の揚水モータの電流値であることを
    特徴とする請求項2又は3記載の揚水設備における渇水
    検知装置。
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980324