JPH0830379B2 - 復元性樋受具 - Google Patents

復元性樋受具

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JPH0830379B2
JPH0830379B2 JP60078080A JP7808085A JPH0830379B2 JP H0830379 B2 JPH0830379 B2 JP H0830379B2 JP 60078080 A JP60078080 A JP 60078080A JP 7808085 A JP7808085 A JP 7808085A JP H0830379 B2 JPH0830379 B2 JP H0830379B2
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JP
Japan
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gutter
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arm
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純一 木村
宣 太田
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EIKO KASAN KK
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EIKO KASAN KK
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) この発明は、雨水を誘導、排水する雨樋を建物の軒先
に取着するための樋受具に係わるものであり、特に、降
雪地帯の積雪による破損、変形に対処し得る新規な構造
の樋受具を提供しようとするものである。
(従来技術) これまで、雨樋といえば大半のものが金属材をプレス
成型するか、鋳物によって造られてきた。
これは、成型が容易であって安価に提供できることに
よるものであったが、その材質上から、海岸地方で採用
されるものでは塩害による腐蝕、崩壊という欠点を有
し、また、降雪地帯に採用されたものでは積雪加重によ
る変形、破損という問題を生じてしまい、そのため、雨
樋の軒先への取付け具合が、取付け当時に意図した状態
から変わって所定どおりの流水勾配を確保できす、雨水
の排水機能に著しい支障を来してしまう結果、雨樋が残
っていても軒先のあちこちから雨洩れ現象を惹起してし
まうという問題が発生していた。
(発明の構成) この発明は、以上のような問題を解決すべくして開
発、完成されたものであり、その構成は、基本的にフィ
ンガー部とベース部、それらを繋ぐアーム部とから成
り、以下において詳述するとおりのものである。
即ち、雨樋の溝型断面、例えば円弧型断面や箱型断面
を、その外側から抱持可能とする形状、例えば、円弧型
断面の雨樋であれば同じく円弧型、箱型断面の雨樋に対
しては箱型となるように屈曲形成され、左右上端には雨
樋の上端補強縁を弾性嵌合する嵌合溝が、対向状であっ
て、且つ軒先側に位置するものを上下2段に形成される
ようにすると共に、その外周には補強リブを一体形成し
て成るフィンガー部と、軒先に取着するベース部とから
なり、フィンガー部補強リブ適所とベース部との間を連
結し、ベース部を支持部としてフィンガー部を支えるア
ーム部を、側面形でS字型、U字型等、中途を蛇行させ
るか大きく反転屈曲状としてアーム部全長を支点間の長
さに比較して大巾に長くし、復元性素材からなるアーム
部の復元力特性が大巾に高められる形状に形成された復
元性素材から成るアーム部で連結された復元性樋受具と
するものである。
フィンガー部は、従前までに採用されている公知の雨
樋にそのまま採用でき、雨樋との抱持状態を安定させる
よう、幅広の本体部分の外周に補強リブを一体形成した
構造のもので、採用する雨樋と相似形の側面形溝型のも
のに形成され、その左右上端には、雨樋の上端補強縁を
弾性嵌合する嵌合溝が、互いに対向する関係であって、
しかも、軒先側に位置するものが、上下に2段平行して
形成され、垂木下端木口の切断角度あるいは鼻隠しの取
り付け具合、例えば垂木下端木口が垂直に切り落とされ
ていて、それに鼻隠しが取着されるか、木口がそのまま
露出している場合と、垂木下端木口が材芯に直交状に切
断されていて、それに鼻隠しが取着されるか、木口がそ
のまま露出している場合との何れの場合にでも対応し
て、雨樋の上端が略水平に保持されるよう、上下2段の
嵌合溝の何れかが選択使用できるような構造のものに形
成される。
なお、このフィンガー部には、必要に応じ、雨樋の適
所に弾性的に嵌合する構造を組み込んだり、針金その他
の取付け材が組み合わされるようにした構造のものとす
ることも可能である。
そして、その素材も、抱持構造に支障を来さないもの
であればどのようなものでも採用可能であるが、耐蝕性
や成形性に有利なプラスチックス材、それも可能であれ
ば、後述のアーム部と同様な復元性に秀れた素材のもの
を採用するようにするのが望ましい。
ベース部は、建物の軒先への取着を可能とする適宜構
造のもの、例えば、木口製の鼻隠しがある軒先用として
は、釘穴の形成されたプレート状のもの、あるいは鼻隠
しがなく、垂木木口が露出している軒先用としては、釘
状に尖っていて、垂木の木口に直接打ち込めるような構
造のものや垂木の側面に釘着できる短冊状のもの等々適
宜構造のものの採用が可能である。
アーム部は、それ自体復元性のある素材のプラスチッ
クス材か金属製バネ材、あるいはそれらが適宜組み合わ
された素材、あるいはまた、必要に応じてプラスチック
ス材にグラスファイバーを混練りしたもの等により形成
され、且つ、復元性素材からなるアーム部の復元力特性
が大巾に高められる形状である、側面形でS字型、U字
型等、中途を蛇行させるか大きく反転屈曲状としてアー
ム部全長を支点間の長さに比較して大巾に長くした形状
に形成されていて、その基部は、前記ベース部に適宜手
段で接続、一体化され得るように形成されている。
以上のような各構成部は、それらが予め一体のものと
して形成されたり、各部全て組み立て接合可能なものと
して完成される外、以下の実施例に示すような構造のも
のとして形成することができる。
(実施例1) 図面第1図、第2図、各全体斜視図に示すものは、半
円弧状の側面形で、外周には補強リブ11が形成されると
共に、左右上端には雨樋の上端補強縁を弾性嵌合する嵌
合溝12,13が形成されて成るフィンガー部1と、ベース
部2に一体形成されたアーム部3先端とが組合せ、分離
可能な構造のものとして形成された実施例によるこの発
明の樋受具の幾つか代表的な構造によるものである。
先ず、第1図のものは、フィンガー部1の補強リブ11
の後方側を幅広く形成し、その突き出た部分にギア受け
部14と嵌合突起15とが形成され、プレート状のベース部
2の下端縁から一体的に延び、側面形でU字型となるよ
う屈曲形成されたアーム部3の先端、接続孔32を有する
ギア部31を、その組合せ角度が適宜選択され、接続孔32
に先の嵌合突起15を合せると共にギア受け部14に嵌合さ
せて、ベース部2に対し所定角度に定められた状態でフ
ィンガー部1を接続、一体化した樋受具としたものの例
である。
図中、21は、軒先の鼻隠しにベース部2を釘着するた
めの釘穴を示している。
第2図に示す実施例は、第1図のギア受け部14が、フ
ィンガー部1の補強リブ11の略下方中央に設けられ、同
所に、中途を側面形でS字型に屈曲させたアーム部3先
端ギア部31を嵌合させるようにしたもので、ベース部2
は、軒先に露出状となった垂木への釘着を可能とするよ
うにした、釘孔21,21を有する構造のものとした例であ
って、第1図の例と同じく、ベース部2とアーム部3と
が一体に形成されている。
(作用効果) 上記のとおりの構成からなるこの発明の樋受具は、採
用する雨樋と相似形の側面形溝型であって、外周を補強
リブで補強した構造のものに形成され、その左右上端に
は、雨樋の上端補強縁を弾性嵌合する嵌合溝が、互いに
対向する関係であって、しかも、軒先側に位置するもの
が、上下2段に平行して形成されたものとなっているこ
とから、全体として、構造強度に秀れ、且つ垂木下端木
口の切断角度あるいは鼻隠しの取り付け具合、例えば垂
木下端木口が垂直に切り落とされていて、それに鼻隠し
が取着されるか、木口がそのまま露出している場合と、
垂木下端木口が材芯に直交状に切断されていて、それに
鼻隠しが取着されるか、木口がそのまま露出している場
合との何れの場合にでも、上下2だの嵌合溝の何れかを
選択使用することにより、何れの場合にも、雨樋の上端
を略水平に保持するようにした取着が可能になるという
実用的な特徴を兼ね備えたものとなっている。
更に、アーム部3が復元性素材から成るものであっ
て、側面形でS字型、U字型等、中途を蛇行させるか大
きく反転屈曲状としてアーム部全長を支点間の長さに比
較して大巾に長くし、アーム部の復元力特性が大巾に高
められる形状に形成した構造からなるものとしているこ
とから、降雪地帯において、仮令冬期間積雪による雪の
加重が雨樋に加わったとしても、S字型の外、U字型等
としたアーム部3が、その復元力特性で大きく下方に変
形し、溜まった雪氷を自然落下させてしまった後、確実
に元の状態に自らの形状を復帰させることができること
から、雪が無くなり、普通の季節に戻ったときに、最初
のときと何等変わらず、屋根からの雨水を正常に排水可
能とするという極めて秀れた特徴を発揮するものであ
る。
この作用はまた、雨樋の変形、破壊を未然に防止する
効果にも繋がり、長年に亘って雨樋を使用することがで
き、破損による交換作業費を節約できるいう経済的効果
を発揮するものとなる。
特に、実施例のもののように、アーム部3と補強リブ
11適所との間をギア部31およびギア受け部14の組み合わ
せで接続するようにしたものでは、仮に、長年使用して
いる間にアーム部3の復元性が劣化して戻り角度に更を
生じ、雨樋を水平に保てなくなり、やや先端側が下がっ
た状態に止どまってしまったときにも、ギア部31に対す
るギア受け部14の噛合状態を簡単に変更できて、再び水
平状に調整可能にすると共に、運悪くアーム部3がへた
ってしまったり、破損してしまったときには、それらの
部位だけを簡単に交換可能にするという付随した特徴を
も発揮できるものとなる。
叙上の如く、この発明の復元性樋受具は、従前までの
樋受具では実現し得なかった極めて顕著な効果を奏し、
しかも経済的なものとすることができ、特に降雪地帯の
樋受具として高い評価を得るものと予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明を代表する実施例の幾つかを示すもの
であって、第1図、第2図は、夫々別異の実施例による
樋受具の全体を示す斜視図である。 1…フィンガー部、11…同補強リブ、12,13…同嵌合
溝、14…同ギア受け部、15…同嵌合突起、2…ベース
部、21…同釘孔、3…アーム部、31…同ギア部、32…同
接続孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝型断面の雨樋をその外部から抱持可能と
    する側面形溝型形状を有し、溝型形状の左右各上端に
    は、雨樋の上端補強縁を弾性嵌合する嵌合溝が、相対向
    状であって、且つ軒先側に位置するものを上下2段とな
    るようにすると共に、溝型形状の外周には、補強リブが
    一体成型されたものとすることによってフィンガー部を
    形成する一方、該フィンガー部の補強リブ適所と軒先に
    取着するベース部との間を連結し、ベース部を支持部と
    してフィンガー部を支えるアーム部が、ベース部に対し
    ては一体成型され、フィンガー部補強リブ適所に対して
    は角度調整自在な接続構造に形成されると共に、側面形
    においてS字型、U字型等、中途を蛇行させるか大きく
    反転屈曲状としてアーム部全長を支点間の長さに比較し
    て大巾に長くし、復元力特性の高められた構造に形成さ
    れてなることを特徴とする復元性樋受具。
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