JPH074557A - 比例流量制御バルブ - Google Patents

比例流量制御バルブ

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JPH074557A
JPH074557A JP14755993A JP14755993A JPH074557A JP H074557 A JPH074557 A JP H074557A JP 14755993 A JP14755993 A JP 14755993A JP 14755993 A JP14755993 A JP 14755993A JP H074557 A JPH074557 A JP H074557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
iron core
elastic body
movable iron
control valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP14755993A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Miyajima
正泰 宮嶋
Mamoru Sumita
守 住田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH074557A publication Critical patent/JPH074557A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 0℃以下の低温時に水分の氷結によりバルブ
とバルブシートが固着することを防止するための比例流
量制御バルブを得る。 【構成】 弾性体12Aを形状記憶合金で形成し、低温
時にはホルダ10とバルブ11を所定の距離だけ離れる
ように,また高温時にはバルブ11をホルダ10に所定
の荷重で押し付けるように設定する。 【効果】 0℃以下の低温時には、バルブがホルダから
所定の距離だけ離れてバルブシートと当接していないた
め、氷結によるバルブとバルブシートとの固着は防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は流体の流量を駆動源の
出力に対して比例的に制御するバルブに関するものであ
り、特に内燃機関の吸入空気流量を制御する比例流量制
御バルブとして有用なものである。
【0002】
【従来の技術】電子制御燃料噴射式エンジンにおいて、
吸気管のスロットル弁の近傍にバイパス通路を設け、こ
のバイパス通路の開閉によりエンジンの吸入空気量を調
節するようにしているものが公知である。このバイパス
通路の開閉には、例えば比例流量制御バルブが使用され
ている。図6は従来の比例流量制御バルブの全体構成を
示す断面図である。
【0003】この図6において、1はカバーであり、内
部中央には長手方向に固定鉄心2が配設されている。こ
の固定鉄心2と可動鉄心3がパイプ4内に挿入されてい
る。パイプ4の外周面には、電磁コイル5が巻装された
ボビン5aが取り付けられている。この電磁コイル5の
外周面には、絶縁材6を介してケース7がかぶせられて
いる。5bは電磁コイル5に接続されて外部に導出する
リードワイヤである。
【0004】上記パイプ4内において固定鉄心2と可動
鉄心3との間に所定の空間が設けられており、この空間
内にリターンスプリング8がスプリングホルダ9を介し
て設けられている。リターンスプリング8により電磁コ
イル5の電磁吸引力に抗する方向に可動鉄心3を付勢し
ている。すなわち、常時リターンスプリング8により可
動鉄心3を図中左方向に押圧するように力を作用させて
いる。
【0005】可動鉄心3にはホルダ10が固定され、更
にホルダ10の縮径部10aにバルブ11が摺動自在に
嵌挿されている。弾性体12は可動鉄心3とバルブ11
との間に設けられて両者を所定の力で突張らせてバルブ
11をホルダ10に当接せしめてバルブ組立体13を構
成している。流量制御バルブ本体14にはバルブシート
15が固定されていると共に、左端からはバルブ組立体
13方向に向って調整ねじ16が螺合されている。
【0006】調整ねじ16の先端にはスプリングホルダ
17が固定されている。このスプリングホルダ17とホ
ルダ10との間にはスプリング18が取付けられてい
る。このスプリング18によりバルブ組立体13は常時
図中右方向,すなわち電磁吸引力の働く方向に付勢する
ようになっている。バルブ組立体13はスプリング18
とリターンスプリング8の付勢力の差によってバルブシ
ート15に当接せしめられている。また、カバー1には
熱授受用の水通路1aが設けられている。
【0007】次に動作について説明する。電磁コイル5
に通電して、この電磁コイル5を励磁すると、バルブ組
立体13はリターンスプリング8の押圧力に抗して固定
鉄心2側に吸引される。なお、あらかじめ調整ねじ16
でバルブ組立体13の位置およびバルブ11とバルブシ
ート15の当接荷重が調整されている。バルブ組立体1
3が上述のように固定鉄心2側に吸引されると、吸気管
からバイパス通路に分流した流体は流体吸入通路14
a,バルブ11とバルブシート15との隙間,空室14
b,流体導出通路14cを経てバイパス通路から再び吸
気管に向って流れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の比例流量制御バ
ルブは以上のように構成されているので、バルブ11と
バルブシート15が当接状態で温度が0℃以下の低温に
なると、水分が当接部に氷結し、バルブ11とバルブシ
ート15とが固着して制御バルブとして機能しない状態
になるという問題点があった。以上の問題点を解決する
ものとして、例えば実公平1−43577号公報や実公
昭60−40943号公報があるが、前者ではワックス
を使用するため大形となり、後者では発熱体への電気接
続が繁雑でコストが高くなるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、0℃以下の低温時でも正常な流
量制御が行え、しかも装置の大形化およびコストアップ
を抑えることのできる比例流量制御バルブを得ることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る比例流量
制御バルブは、バルブ組立体の中の弾性体を形状記憶合
金で形成すると共にこの弾性体の両端を可動鉄心および
バルブに固定して構成したものである。また弾性体の両
端の固定を圧入により行ったものである。
【0011】
【作用】この発明においては、低温時にはホルダとバル
ブを所定の距離だけ離れるように,また高温時にはバル
ブをホルダに所定の荷重で押し付けるように形状記憶合
金で形成した弾性体を設定することにより、0℃以下の
低温時に水分の氷結によるバルブとバルブシートとの固
着を防止することができる。また、弾性体の両端の固定
を圧入で行うことにより組立て作業を簡素化できる。
【0012】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例を図1〜図5について説
明する。図1は断面図、図2は低温時の要部拡大図、図
3は高温時の要部拡大図、図4は弾性体のある設定長さ
における温度に対する荷重変化図、図5は電磁コイル通
電電流−空気流量の特性図であり、前記従来のものと同
一または相当部分には同一符号を付して説明を省略す
る。図において、12Aは形状記憶合金で形成される弾
性体で、その片側の端を可動鉄心3に,別の片側の端を
バルブ11にそれぞれ圧入により固定されている。ま
た、この弾性体12Aは電磁コイル5に電流を流さない
状態で図2に示すように低温時にはバルブ11をホルダ
10から所定の距離だけ離れるように,また図3に示す
ように高温時にはバルブ11をホルダ10に所定の荷重
で押し付けるように設定されている。
【0013】以上のように構成したので、例えば弾性体
12Aを図4に示すような特性としたとき、45℃以下
の低温時および60℃以上の高温時には図5に示すよう
な電磁コイル通電電流−空気流量の特性が得られる。従
って、0℃以下ではバルブ11とバルブシート15を離
れた状態(図2の状態)のままで保持することができる
とともに、例えば機関冷却水温が50℃程度までの間は
それ以上の水温の場合に比べて同一の電磁コイル5への
通電電流に対するバルブ開度を大きくすることができる
ので、暖機中の補助空気流量制御バルブの機能を果たす
ことが可能である。また、弾性体12Aが破損するよう
なことがあった場合は、バルブ11は圧力差によって図
1の左方に移動してホルダ10に押し付けられるので、
機関の暖機後に電磁コイル5に通電している場合でもコ
ントロールユニットからの信号による所定の開度以上に
開弁することはない。
【0014】実施例2.上記実施例1において弾性体1
2Aの両端をバルブ11及び可動鉄心3へそれぞれ圧入
にて固定することにより、バルブ組立体13の組立て作
業を簡素化できる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば0℃以
下の低温時に水分の氷結によりバルブとバルブシートが
固着することを防止でき、例えばこの比例流量制御バル
ブが電子制御燃料噴射式エンジンのアイドルスピードコ
ントロールバルブとして使用された場合、エンジンの暖
機途中からは従来例の比例流量制御バルブと全く同様の
特性とすることができる。また、低温時にエンジンのフ
ァーストアイドルに必要な流量の一部を負担することが
できるためファーストアイドルバルブの大形化を防げ
る。さらに、仮に弾性体が破損しても圧力差によりバル
ブは閉弁側に移動するのでエンジンの過回転は避けられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による比例流量制御バルブ
を示す断面図である。
【図2】図1に示す装置の低温時の要部拡大図である。
【図3】図1に示す装置の高温時の要部拡大図である。
【図4】図1に示す弾性体のある設定長さにおける温度
に対する荷重変化の図である。
【図5】図1に示す装置の低温時および高温時の電磁コ
イル通電電流に対する空気流量を示す図である。
【図6】従来の比例流量制御バルブを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 固定鉄心 3 可動鉄心 5 電磁コイル 7 ケース 8 リターンスプリング 10 ホルダ 11 バルブ 12A 弾性体 14 流量制御バルブ本体 15 バルブシート 18 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流を印加することにより磁界を構成す
    るように巻装された電磁コイルと、この電磁コイルが嵌
    挿される磁性体からなるケースと、このケースとともに
    磁気回路を構成する固定鉄心と、電磁吸引力によって前
    記固定鉄心方向に吸引される可動鉄心と、この可動鉄心
    を吸引力と反対の方向に付勢するリターンスプリング
    と、比例流量制御バルブ本体に設けたバルブシートと、
    前記可動鉄心に摺動自在に嵌挿されたバルブと、このバ
    ルブと前記可動鉄心との間に設けられた弾性体と、この
    弾性体による前記バルブの前記バルブシート方向への移
    動を規制しかつ前記可動鉄心に固定されたホルダとを備
    え、前記電磁コイルの外側に熱授受用の水通路が形成さ
    れてなる比例流量制御バルブにおいて、前記弾性体が形
    状記憶合金で形成されると共にこの弾性体の両端が前記
    バルブおよび前記可動鉄心に固定されていることを特徴
    とする比例流量制御バルブ。
  2. 【請求項2】 弾性体の両端をバルブおよび可動鉄心へ
    圧入により固定することを特徴とする請求項1の比例流
    量制御バルブ。
JP14755993A 1993-06-18 1993-06-18 比例流量制御バルブ Pending JPH074557A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14755993A JPH074557A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 比例流量制御バルブ

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JP14755993A JPH074557A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 比例流量制御バルブ

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JPH074557A true JPH074557A (ja) 1995-01-10

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ID=15433085

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JP14755993A Pending JPH074557A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 比例流量制御バルブ

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JP (1) JPH074557A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61237746A (ja) * 1985-04-11 1986-10-23 株式会社栄宏化産 復元性樋受具
US7044534B2 (en) 2002-08-27 2006-05-16 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Construction machine with front window-locking device
US8540174B2 (en) 2009-09-25 2013-09-24 Ricoh Company, Ltd. Method for producing powder and fluidized bed pulverizing apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61237746A (ja) * 1985-04-11 1986-10-23 株式会社栄宏化産 復元性樋受具
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