JPH08303552A - 流体伝動装置のロックアップダンパー装置 - Google Patents

流体伝動装置のロックアップダンパー装置

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JPH08303552A
JPH08303552A JP7107189A JP10718995A JPH08303552A JP H08303552 A JPH08303552 A JP H08303552A JP 7107189 A JP7107189 A JP 7107189A JP 10718995 A JP10718995 A JP 10718995A JP H08303552 A JPH08303552 A JP H08303552A
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JP
Japan
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lock
plate
lockup
piston
coil spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP7107189A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Makino
哲也 牧野
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JATCO Corp
Original Assignee
JATCO Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7107189A priority Critical patent/JPH08303552A/ja
Priority to DE19617409A priority patent/DE19617409C2/de
Priority to US08/639,625 priority patent/US5743365A/en
Priority claimed from US08/639,625 external-priority patent/US5743365A/en
Publication of JPH08303552A publication Critical patent/JPH08303552A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members

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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力軸と出力軸とを直結するロックアップ機
能を持つ流体伝動装置のロックアップダンパー装置にお
いて、重量増を招くことなく、しかも、軸方向寸法及び
径方向寸法を最小に設定し得ると共に、ガタ打ち音の発
生を防止し得るロックアップダンパーを提供すること。 【構成】 ロックアップダンパー10を、ロックアップ
ピストン6の外周フランジに一体に設けられたフランジ
兼駆動板7と、タービンシェル3aの外周位置に固定さ
れ、1枚の環状板のみにより形成された被駆動板8と、
フランジ兼駆動板7と被駆動板8の間に介装され、被駆
動板8により内方,前方,後方が支持され、フランジ兼
駆動板7の内面71により外方が支持されたコイルスプ
リング9とを有する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力軸と出力軸とを直
結するロックアップ機能を持つ流体伝動装置のロックア
ップダンパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロックアップピストン側に設けら
れる駆動板と、タービンランナ側に設けられる被駆動板
と、駆動板と被駆動板の間に介装されるコイルスプリン
グとを有し、ロックアップ時に伝達される駆動力に含ま
れる軸回りの捩り振動を吸収するロックアップダンパー
を備えた流体伝動装置のロックアップダンパー装置とし
ては、特公昭60−54546号公報や実開昭63−7
5656号公報に記載のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
流体伝動装置のロックアップダンパー装置(特公昭60
−54546号公報)にあっては、図14に示すよう
に、タービンランナ側に設けられる被駆動板がコイルス
プリングの支持機能を分担する構成であり、被駆動板
は、内方&前方支持面と外方&前方支持面を有する第1
のプレート材と、内方&後方支持面と外方&後方支持面
を有する第2のプレート材との2枚のプレート材を用い
て構成されているため、2枚のプレート材を連結する連
結ピンを含む部品点数の増大によりロックアップダンパ
ーの重量増を招く。
【0004】また、コイルスプリングの外周とロックア
ップピストンの内面との間には、被駆動板によるスプリ
ング前方支持とスプリング外方支持を達成するべく軸方
向と径方向とに十分なクリアランスを確保する必要があ
るため、ロックアップダンパーの軸方向寸法及び径方向
寸法が大きくなってしまう。
【0005】また、駆動板の外周部分を外周フランジに
形成された切り欠き部に嵌合させることで駆動板をロッ
クアップピストンに設け、この駆動板をコイルスプリン
グを支持する2枚の被駆動板の間に配置し、ロックアッ
プ時に駆動力を伝達しているため、駆動板と切り欠き部
との間のガタと、駆動板とコイルスプリングとの間のガ
タが存在することになり、変動する駆動力伝達時等にお
いてガタ打ち音が発生することがある。
【0006】一方、後者の流体伝動装置のロックアップ
ダンパー装置(実開昭63−75656号公報)にあっ
ては、図15に示すように、タービンランナ側に設けら
れる被駆動板は、1枚のプレート材によるものであるも
のの、この被駆動板にはコイルスプリングの支持面が何
ら形成されておらず、コイルスプリングの支持機能はロ
ックアップピストン側に設けられる駆動板が分担する。
【0007】よって、ロックアップピストンと駆動板と
が二重に重なって固定されるため、少なくとも駆動板の
厚みの分だけロックアップダンパーの軸方向寸法及び径
方向寸法が大きくなってしまう。
【0008】また、駆動板は外方支持部の先端に後方支
持部が形成されている構成となっているため、高速での
回転時に後方支持部に作用する遠心力により駆動板に亀
裂が入り易くなる。このため、ロックアップピストンの
外周フランジを長くし、駆動板の補強をする必要があ
り、ロックアップピストンの外周フランジが長くなって
ロックアップダンパーの重量増を招く。
【0009】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、第1の目的とするところは、入力軸と出力軸とを
直結するロックアップ機能を持つ流体伝動装置のロック
アップダンパー装置において、重量増を招くことなく、
しかも、軸方向寸法及び径方向寸法を最小に設定し得る
と共に、ガタ打ち音の発生を防止し得るロックアップダ
ンパーを提供することにある。
【0010】第2の目的とするところは、第1の目的に
加え、高い支持機能にてコイルスプリングの端面支持を
行なうと共に、ロックアップピストンの前後移動位置に
かかわらず駆動爪と被駆動爪との干渉を防止することに
ある。
【0011】第3の目的とするところは、第1または第
2の目的に加え、ロックアップ時に高い捩り振動吸収作
用を確保することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1記載の発明の流体伝動装置のロックアッ
プダンパー装置では、入力軸に対し伝動装置カバーを介
して連結されるポンプインペラと、該ポンプインペラに
流体を介して対向配置されると共に出力軸に連結される
タービンランナとを有する流体伝動装置と、前記タービ
ンランナと伝動装置カバーとの間に配置され、ロックア
ップ解放時には循環する流体を介して駆動力が伝達さ
れ、ロックアップ時には入力軸と出力軸とを直結するロ
ックアップピストンと、前記ロックアップピストン側に
設けられる駆動板と、前記タービンランナ側に設けられ
る被駆動板と、駆動板と被駆動板の間に介装されるコイ
ルスプリングとを有し、ロックアップ時に伝達される駆
動力に含まれる軸回りの捩り振動を吸収するロックアッ
プダンパーと、を備えた流体伝動装置のロックアップダ
ンパー装置において、前記ロックアップダンパーを、ロ
ックアップピストンの外周フランジに一体に設けられた
駆動板と、タービンシェルの外周位置に固定され、1枚
の環状板のみにより形成された被駆動板と、駆動板と被
駆動板の間に介装され、被駆動板により内方,前方,後
方が支持され、駆動板の内面により外方が支持されたコ
イルスプリングとを有する構成としたことを特徴とす
る。
【0013】上記第2の目的を達成するため請求項2記
載の発明の流体伝動装置のロックアップダンパー装置で
は、請求項1記載の流体伝動装置のロックアップダンパ
ー装置において、前記被駆動板には、スプリングシート
を介してコイルスプリングの端部と半周以上接触するU
字状の被駆動爪が形成され、前記駆動板には駆動爪が形
成され、被駆動爪と駆動爪とを、ロックアップピストン
の前後移動位置にかかわらず所定の隙間を保つように位
置設定したことを特徴とする 上記第3の目的を達成するため請求項3記載の発明の流
体伝動装置のロックアップダンパー装置では、請求項1
または請求項2記載の流体伝動装置のロックアップダン
パー装置において、前記駆動板に形成された駆動爪は、
ロックアップピストンのロックアップ位置においてその
荷重点がコイルスプリングのほぼ中央位置となるように
設定したことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明の作用を説明する。
【0015】自動車の自動変速機に適用した場合を例に
とって伝動装置作用を説明すると、タービンランナと伝
動装置カバーとの間に配置されたロックアップピストン
は、設定された走行条件に応じてロックアップ解放とロ
ックアップ(スリップロックアップを含む)との切り換
え制御が行なわれる。
【0016】ロックアップ解放時には、ロックアップ機
能を持たない流体伝動装置と同様に、ポンプインペラ及
びタービンランナを循環する流体を介して駆動力が伝達
される。
【0017】ロックアップピストンが伝動装置カバーに
圧接するロックアップ時には、入力軸→伝動装置カバー
→ロックアップピストン(ロックアップダンパー)→タ
ービンランナ→出力軸と駆動力が伝達され、入力軸と出
力軸とを直結したロックアップ状態あるいは入力軸と出
力軸との相対回転を許容しながら連結するスリップロッ
クアップ状態となる。
【0018】そして、解放からロックアップあるいはロ
ックアップから解放への切り換え時においてはロックア
ップピストンに伝達される駆動力が急激に変動するし、
また、ロックアップ状態(スリップロックアップ状態)
においても負荷変動等により伝達される駆動力が変動す
るが、このような場合、伝達される駆動力に含まれる軸
回りの捩り振動は、ロックアップダンパーの駆動板と被
駆動板との相対回転変位に伴うコイルスプリングの伸縮
により吸収される。
【0019】上記ロックアップダンパーの組み付け時に
は、タービンシェルの外周位置に固定された被駆動板に
コイルスプリングを保持させ、ロックアップピストンの
外周フランジに駆動板を一体に設けておく。そして、被
駆動板の被駆動爪と駆動板の駆動爪との周方向位置合わ
せをしながらタービンシェルに対し、駆動板が外周フラ
ンジに一体に設けられているロックアップピストンを軸
方向に差し込むことで組み付けられる。
【0020】この組み付け時、被駆動板にはコイルスプ
リングの外方支持部を有さないため、この外方支持部に
相当する部分がコイルスプリングの組み込み空間とな
り、また、被駆動板にはコイルスプリングの外方支持部
を除く内方,前方,後方の支持部を有するため、これら
の支持部により組み付け時に必要なコイルスプリング保
持機能が達成される。
【0021】一方、ロックアップダンパーの組み付け完
了時あるいは車両搭載時には、駆動板の内面によりコイ
ルスプリングの外方が支持されることで、コイルスプリ
ングは、被駆動板による内方,前方,後方の支持と駆動
板による外方の支持とで、内外及び前後がいずれも支持
され、組み付け完了時あるいは車両搭載時に必要なコイ
ルスプリング支持機能が達成される。
【0022】また、駆動板は、ロックアップピストンの
外周フランジと兼用で形成される一体部材あるいは一体
に設けられた1点の部品点数による部材であり、被駆動
板は、1枚の環状板のみにより形成された1点の部品点
数で、且つ、遠心力が大きく作用し補強を要する外方支
持部を有さないものであるため、ロックアップダンパー
の重量増を招くことはない。
【0023】しかも、駆動板は、ロックアップピストン
の外周フランジに軸方向寸法を大きくすることなく設け
られ、被駆動板は、径方向寸法を大きくする外方支持部
を設けていなく、コイルスプリングの外周から突出する
ことなく形成できるため、ロックアップダンパーの軸方
向寸法及び径方向寸法を最小に設定し得る。
【0024】この結果、タービンシェルの外周部とロッ
クアップピストンの内面とで形成されるコイルスプリン
グの外径より少し大きな空間部分にロックアップダンパ
ーをコンパクトに収めることができる。
【0025】さらに、上記軸回りの捩り振動吸収作用に
おいて、駆動板は、ロックアップピストンの外周フラン
ジにロックアップピストンと一体に設けられているた
め、駆動板とロックアップピストンとの間にガタが存在
せず、ガタ打ち音の発生が防止される。
【0026】請求項2記載の発明の作用を説明する。
【0027】コイルスプリングの端面は、被駆動板に形
成されたU字状の被駆動爪により、スプリングシートを
介してコイルスプリングの端部と半周以上接触すること
で支持される。
【0028】よって、高い支持機能にてコイルスプリン
グの端面支持が行なわれる。
【0029】ロックアップピストンの前後移動時等にお
いては、被駆動爪と駆動板に形成された駆動爪との位置
設定により、ロックアップピストンの前後移動位置にか
かわらず所定の隙間が保たれる。
【0030】よって、ロックアップピストンの前後移動
位置にかかわらず駆動爪と被駆動爪との干渉が防止され
る。
【0031】請求項3記載の発明の作用を説明する。
【0032】ロックアップ時において、駆動板に形成さ
れた駆動爪の設定により、ロックアップピストンのロッ
クアップ位置において駆動爪の荷重点がコイルスプリン
グのほぼ中央位置に配置される。
【0033】よって、軸回りの捩り振動吸収作用におい
て、駆動爪からコイルスプリングに付与される荷重によ
りコイルスプリングがよじれたり曲がったりすることが
なく、コイルスプリングのほぼ中央位置を荷重点として
スプリング伸縮が行なわれることで、ロックアップ時に
高い捩り振動吸収作用が確保される。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0035】(第1実施例)まず、構成を説明する。
【0036】図1は本発明第1実施例のロックアップダ
ンパー装置が適用されたトルクコンバータを示す断面
図、図2はロックアップダンパーのフランジ兼駆動板を
有するロックアップピストンを示す正面図、図3は図2
のA−A断面図、図4はフランジ兼駆動板の一部拡大斜
視図、図5はフランジ兼駆動板の変形例を示す一部拡大
斜視図、図6はロックアップダンパーの被駆動板を示す
正面図、図7は被駆動板の部分斜視図、図8はコイルス
プリングが取り付けられた被駆動板の部分斜視図、図9
(イ) は図6のB−B端面図、図9(ロ) は図6のB−B位
置における作用説明図、図10(イ) は図6のC−C端面
図、図10(ハ) は図6のD−D端面図である。
【0037】図1において、1はコンバータカバー(伝
動装置カバー)、2はポンプインペラ、3はタービンラ
ンナ、4はステータ、5はトルクコンバータ(流体伝動
装置)、6はロックアップピストン、7はフランジ兼駆
動板、8は被駆動板、9はコイルスプリング、10はロ
ックアップダンパーである。
【0038】前記ポンプインペラ2は、図外の入力軸
(エンジンクランク軸)に対しコンバータカバー1を介
して連結される。
【0039】前記タービンランナ3は、ポンプインペラ
2に流体を介して対向配置されると共に、タービンハブ
11を介して図外の出力軸(トランスミッション入力
軸)に連結される。
【0040】前記トルクコンバータ5は、ポンプインペ
ラ2と、タービンランナ3と、ポンプインペラ2とター
ビンランナ3との間に配置され、ワンウェイクラッチ1
2をを介して図外のトランスミッションケースに固定さ
れるステータ4との3要素により構成されている。
【0041】前記ロックアップピストン6は、前記ター
ビンランナ3とコンバータカバー1との間に配置され、
ロックアップ解放時には循環する流体を介して駆動力が
伝達され、ロックアップ時には入力軸と出力軸とを直結
する。
【0042】このロックアップピストン6には、ロック
アップ時にコンバータカバー1の内面に圧着するフェー
シング13が貼着されている。
【0043】そして、ロックアップピストン6により画
成されるロックアップ油室14とコンバータ油室15に
は、図外のロックアップ油圧制御装置が連結され、ロッ
クアップ解放時にはロックアップ油室14からコンバー
タ油室15へとコンバータ圧の作動油を供給し、ロック
アップ時にはロックアップ油室14側の作動油のみをド
レーンして差圧を作り出す。尚、ロックアップ油室14
のドレーン調整により完全に締結するのではなく、幾分
か入出力軸の間にスリップを許容して締結するスリップ
ロックアップの油圧制御も可能としている。
【0044】前記ロックアップダンパー10は、ロック
アップピストン6の外周フランジと兼用のフランジ兼駆
動板7と、タービンシェル3aの外周位置に固定され、
1枚の環状板のみにより形成された被駆動板8と、フラ
ンジ兼駆動板7と被駆動板8の間に介装されたコイルス
プリング9により構成されている。
【0045】図2〜図5によりフランジ兼駆動板7の構
成を説明すると、前記フランジ兼駆動板7は、ロックア
ップピストン6の外周フランジにコ字状の切り込みを入
れ、切り込みに沿って外周フランジの一部を内側に折り
曲げて駆動爪7aを外周フランジ上に等間隔で8箇所形
成し、この駆動爪7aを形成した状態で外周フランジの
端部全周が一体に連結される環状補強部7bを残すこと
で構成されている。
【0046】尚、前記フランジ兼駆動板7の駆動爪7a
の折り曲げ基端部の両側に、図5に示すように、逃げ凹
部7cを設定しても良い。
【0047】図6〜図10により被駆動板8の構成を説
明すると、前記被駆動板8は、コイルスプリング9の内
方支持面81と前方支持面82と後方支持面83とを有
し、図10(ロ) に示すように、前方支持面82と後方支
持面83の先端位置がそれぞれコイルスプリング9の径
方向外周接線L1と軸方向外周接線L2を超えない位置
に設定された1枚の環状板のみにより形成されている。
【0048】前記コイルスプリング9の内方支持面81
及び前方支持面82は、図7及び図8に示すように、ロ
ックアップピストン6側への折り曲げにより部分的に突
出させたコイルスプリング保持部8bに形成され、且
つ、該コイルスプリング保持部8bは、コイルスプリン
グ9の略中央部で、コイルスプリング全長の約1/3程
度の長さに設定されている。
【0049】前記被駆動板8には、図9(ロ) に示すよう
に、スプリングシート16を介してコイルスプリング9
の端部と半周以上接触させることでコイルスプリング9
の端面を支持するU字状の被駆動爪8aが形成され、且
つ、図8に示すように、被駆動爪8aの先端部にはコイ
ルスプリング9の前方支持部8cが設けられている。
【0050】前記被駆動板8は、タービンシェル3aの
外周位置に配置され、且つ、図7に示すように、被駆動
爪8aの近傍位置のスポット溶接による固定部8dにて
タービンシェル3aに一体化されている。
【0051】前記コイルスプリング9について説明する
と、前記コイルスプリング9は、図10(ロ) に示すよう
に、被駆動板8により内方,前方,後方が支持され、フ
ランジ兼駆動板7の内面71により外方が支持されてい
る。そして、図8に示すように、スプリング前方支持
は、前方支持面82と前方支持部8c,8cにより3点
支持とされ、また、U字状の被駆動爪8aにより両端部
が支持されている。
【0052】前記U字状の被駆動爪8aと駆動爪7aと
は、図9(ロ) に示すように、ロックアップピストン6の
前後移動位置にかかわらず所定の隙間t,tを保つよう
に位置設定されている。また、駆動爪7aは、図9(ロ)
に示すように、ロックアップピストン6のロックアップ
位置(点線位置)においてその荷重点(+の位置)がコ
イルスプリング9のほぼ中央位置となるように設定され
ている。
【0053】次に、作用を説明する。
【0054】[ロックアップ制御作用]自動車の自動変
速機に適用した場合を例にとってロックアップ制御作用
を説明する。
【0055】タービンランナ3とコンバータカバー1と
の間に配置されたロックアップピストン6は、設定され
た走行条件に応じてロックアップ解放とロックアップ
(スリップロックアップを含む)との切り換え油圧制御
が行なわれる。
【0056】ロックアップ解放時には、ロックアップ機
能を持たないトルクコンバータと同様に、ポンプインペ
ラ2,タービンランナ3及びステータ4を循環する流体
を介して駆動力が伝達される。
【0057】ロックアップピストン6がコンバータカバ
ー1に圧接するロックアップ時には、エンジンクランク
シャフト→コンバータカバー1→ロックアップピストン
6(ロックアップダンパー10)→タービンランナ3→
タービンハブ12→トランスミッション入力軸と駆動力
が伝達され、エンジンクランク軸とトランスミッション
入力軸とを直結したロックアップ状態あるいはエンジン
クランク軸とトランスミッション入力軸との相対回転を
許容しながら連結するスリップロックアップ状態とな
る。
【0058】[ロックアップダンパーの組み付け時]フ
ランジ兼駆動板7の製造は、ロックアップピストン6の
外周フランジにコ字状の切り込みを入れ、切り込みに沿
って外周フランジの一部を内側に折り曲げて駆動爪7a
を形成することで製造される。
【0059】尚、図5に示す例の場合は、駆動爪7aと
なる部分の折り曲げ基端部の両側に設定されている逃げ
凹部7cの部分からの折り曲げとなり、折り曲げ角度の
微妙な調整が逃げ凹部7cにより可能となり、駆動爪7
aの位置精度が確保される。
【0060】被駆動板8の製造は、環状のプレート材に
所定の切り込みを入れ、設定した角度や丸みが得られる
よう折り曲げて被駆動爪8aやスプリング保持部8bを
形成することで製造される。
【0061】ロックアップダンパー10の組み付け時に
は、タービンシェル3aの外周位置に固定された被駆動
板8にコイルスプリング9を保持させる。
【0062】そして、被駆動板8の被駆動爪8aとフラ
ンジ兼駆動板7の駆動爪7aとの周方向位置合わせをし
ながらタービンシェル3aに対し、フランジ兼駆動板7
を一体に有するロックアップピストン6を軸方向に差し
込むことで組み付けられる。
【0063】この組み付け時、被駆動板8にはコイルス
プリング9の外方支持部を有さないため、この外方支持
部に相当する部分がコイルスプリング9の組み込み空間
となり、また、被駆動板8にはコイルスプリング9の外
方支持部を除く内方,前方,後方の支持部を有するた
め、これらの支持部により組み付け時に必要なコイルス
プリング保持機能が達成される。
【0064】[コイルスプリング支持作用]ロックアッ
プダンパー10の組み付け完了時あるいは車両搭載時に
は、フランジ兼駆動板7の内面71によりコイルスプリ
ング9の外方が支持されることで、コイルスプリング9
は、被駆動板8による内方,前方,後方の支持とフラン
ジ兼駆動板7による外方の支持とで、内外及び前後がい
ずれも支持され、組み付け完了時あるいは車両搭載時に
必要なコイルスプリング支持機能が達成される。
【0065】[軸回りの捩り振動吸収作用]上記ロック
アップ制御作用において、解放からロックアップあるい
はロックアップから解放への切り換え時においてはロッ
クアップピストン6に伝達される駆動力が急激に変動す
るし、また、ロックアップ状態(スリップロックアップ
状態)においても負荷変動等により伝達される駆動力が
変動する。
【0066】しかし、このような場合、伝達される駆動
力に含まれる軸回りの捩り振動は、ロックアップダンパ
ー10のフランジ兼駆動板7と被駆動板8との相対回転
変位に伴うコイルスプリング9の伸縮により吸収され
る。
【0067】この軸回りの捩り振動吸収作用において、
被駆動板8から部分的に突出させたコイルスプリング保
持部8bは、コイルスプリング9の略中央部で、コイル
スプリング全長の約1/3程度の長さに設定されている
ため、コイルスプリング保持部8bの両側にそれぞれコ
イルスプリング全長の約1/3程度のスプリング短縮代
が確保されることになり、大きな振幅による捩り振動が
生じたとしてもコイルスプリング保持部8bが、コイル
スプリング9による捩り振動吸収作用に対し支障を与え
ない。
【0068】さらに、軸回りの捩り振動吸収作用におい
て、駆動板は、ロックアップピストン6の外周フランジ
を兼用するフランジ兼駆動板7としてロックアップピス
トン6と一体に設けられているため、フランジ兼駆動板
7とロックアップピストン6との間にガタが存在せず、
ガタ打ち音の発生が防止される。
【0069】[ロックアップ作用]ロックアップ開始時
やロックアップ解放時、ロックアップピストン6が前後
移動するが、被駆動板8に形成された被駆動爪8aとフ
ランジ兼駆動板7に形成された駆動爪7aとの位置設定
により、図9(ロ) に示すように、ロックアップピストン
6の前後移動位置にかかわらず所定の隙間t,tが保た
れるため、ロックアップピストン6の前後移動位置にか
かわらず駆動爪7aと被駆動爪8aとの干渉が防止され
る。
【0070】ロックアップ時において、フランジ兼駆動
板7に形成された駆動爪7aの設定により、図9(ロ) に
示すように、ロックアップピストン6のロックアップ位
置において駆動爪7aの荷重点がコイルスプリングのほ
ぼ中央位置に配置されるため、軸回りの捩り振動吸収作
用において、駆動爪7aからコイルスプリング9に付与
される荷重によりコイルスプリング9がよじれたり曲が
ったりすることがなく、コイルスプリング9のほぼ中央
位置を荷重点としてスプリング伸縮が行なわれること
で、ロックアップ時に高い捩り振動吸収作用が確保され
る。
【0071】フランジ兼駆動板7は、駆動爪7aを形成
しても外周フランジの端部全周が一体に連結される環状
補強部7bが残る構成とされるため、ロックアップ時に
ピストン回転により外周フランジに大きな遠心力が作用
しても、駆動爪7aが形成された部分と駆動爪7aが形
成されていない部分との曲げ強度の差が小さく、フェー
シング13が設けられるロックアップピストン6の締結
面に曲げ強度の差に伴ううねりが生じることなく、高い
平面度が保たれる。
【0072】よって、ロックアップ時に面圧が不均一で
摩擦係数のバラツキが出ることに伴うジャダーの発生が
防止されると共に、ロックアップピストン6に設けられ
るフェーシング13も部分的に大きく摩耗することなく
均等な摩耗となることで、フェーシング13の耐久信頼
性の向上が図られる。
【0073】[ロックアップダンパーの軽量・コンパク
ト・低コスト化]駆動板は、ロックアップピストン6の
外周フランジと兼用で形成されるフランジ兼駆動板7と
しての一体部材であり、被駆動板8は、1枚の環状板の
みにより形成された1点の部品点数で、且つ、遠心力が
大きく作用し補強を要する外方支持部を有さないもので
あるため、ロックアップダンパー10の重量増を招くこ
とはない。
【0074】しかも、フランジ兼駆動板7は、ロックア
ップピストン6の外周フランジに軸及び径方向寸法を大
きくすることなく設けられ、被駆動板8は、径方向寸法
を大きくする外方支持部を設けていなく、コイルスプリ
ング9の外周から突出することなく形成できるため、ロ
ックアップダンパー10の軸方向寸法及び径方向寸法を
最小に設定し得る。
【0075】この結果、図1に示すように、タービンシ
ェル3aの外周部とロックアップピストン6の内面とで
形成されるコイルスプリング9の外径より少し大きな空
間部分にロックアップダンパー10をコンパクトに収め
ることができる。
【0076】駆動板としての独立の部品が省略されたフ
ランジ兼駆動板7により駆動板が構成されるため、ロッ
クアップダンパー10を構成する部品が被駆動板8とコ
イルスプリングとの2部品でよく、部品点数削減に伴い
低コストにてロックアップダンパー10を製造できる。
【0077】次に、ロックアップダンパー10に着目し
た効果を説明する。
【0078】(1)トルクコンバータのロックアップダ
ンパー装置において、ロックアップダンパー10を、ロ
ックアップピストン6の外周フランジに一体に設けられ
たフランジ兼駆動板7と、タービンシェル3aの外周位
置に固定され、1枚の環状板のみにより形成された被駆
動板8と、フランジ兼駆動板7と被駆動板8の間に介装
され、被駆動板8により内方,前方,後方が支持され、
フランジ兼駆動板7の内面71により外方が支持された
コイルスプリング9とを有する構成としたため、重量増
を招くことなく、しかも、軸方向寸法及び径方向寸法を
最小に設定し得ると共に、ガタ打ち音の発生を防止し得
るロックアップダンパー10を提供することができる。
【0079】(2)被駆動板8には、スプリングシート
16を介してコイルスプリング9の端部と半周以上接触
するU字状の被駆動爪8aが形成され、フランジ兼駆動
板7には駆動爪7aが形成され、被駆動爪8aと駆動爪
7aとを、ロックアップピストン6の前後移動位置にか
かわらず所定の隙間t,tを保つように位置設定したた
め、高い支持機能にてコイルスプリング9の端面支持を
行なうことができると共に、ロックアップピストン6の
前後移動位置にかかわらず駆動爪7aと被駆動爪8aと
の干渉を防止することができる。
【0080】(3)フランジ兼駆動板7に形成された駆
動爪7aは、ロックアップピストン6のロックアップ位
置においてその荷重点がコイルスプリング9のほぼ中央
位置となるように設定したため、ロックアップ時に高い
捩り振動吸収作用を確保することができる。
【0081】(第2実施例)まず、構成を説明する。
【0082】図11において、17は駆動板であり、複
数の駆動爪17aを形成した1枚の環状板により構成
し、この駆動板17をロックアップピストン6の外周フ
ランジ6aの内面に固定(スポット溶接部17b)する
ことで、駆動板17をロックアップピストン6と一体に
設けた例である。尚、他の構成は第1実施例と同様であ
る。
【0083】次に、作用を説明する。
【0084】駆動板17をロックアップピストン6と一
体に設けるにあたっては、複数の駆動爪17aを形成し
た1枚の細長い板を環状にして駆動板17を形成し、こ
の駆動板17を、ロックアップピストン6の外周フラン
ジ6aの内面にスポット溶接にて固定することで行なわ
れる。
【0085】ロックアップダンパー10に着目した効果
は、第1実施例と同様である。
【0086】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0087】例えば、実施例では、トルクコンバータへ
の適用例を示したが、フルードカップリング等の他の流
体伝動装置にも適用できる。
【0088】
【発明の効果】請求項1記載の請求項1記載の発明にあ
っては、入力軸と出力軸とを直結するロックアップ機能
を持つ流体伝動装置のロックアップダンパー装置におい
て、ロックアップダンパーを、ロックアップピストンの
外周フランジに一体に設けられた駆動板と、タービンシ
ェルの外周位置に固定され、1枚の環状板のみにより形
成された被駆動板と、駆動板と被駆動板の間に介装さ
れ、被駆動板により内方,前方,後方が支持され、駆動
板の内面により外方が支持されたコイルスプリングとを
有する構成としたため、重量増を招くことなく、しか
も、軸方向寸法及び径方向寸法を最小に設定し得ると共
に、ガタ打ち音の発生を防止し得るロックアップダンパ
ーを提供することができるという効果が得られる。
【0089】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の流体伝動装置のロックアップダンパー装置におい
て、被駆動板には、スプリングシートを介してコイルス
プリングの端部と半周以上接触するU字状の被駆動爪が
形成され、駆動板には駆動爪が形成され、被駆動爪と駆
動爪とを、ロックアップピストンの前後移動位置にかか
わらず所定の隙間を保つように位置設定したため、上記
効果に加え、高い支持機能にてコイルスプリングの端面
支持を行なうことができると共に、ロックアップピスト
ンの前後移動位置にかかわらず駆動爪と被駆動爪との干
渉を防止することができるという効果が得られる。
【0090】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の流体伝動装置のロックアップダン
パー装置において、駆動板に形成された駆動爪は、ロッ
クアップピストンのロックアップ位置においてその荷重
点がコイルスプリングのほぼ中央位置となるように設定
したとしたため、上記効果に加え、ロックアップ時に高
い捩り振動吸収作用を確保することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のロックアップダンパー装置
が適用されたトルクコンバータを示す断面図である。
【図2】ロックアップダンパーのフランジ兼駆動板を有
するロックアップピストンを示す正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】フランジ兼駆動板の一部拡大斜視図である。
【図5】フランジ兼駆動板の変形例を示す一部拡大斜視
図である。
【図6】ロックアップダンパーの被駆動板を示す正面図
である。
【図7】被駆動板の部分斜視図である。
【図8】コイルスプリング装着状態での被駆動板の部分
斜視図である。
【図9】(イ) は図6のB−B端面図であり、(ロ) は図6
のB−B位置における作用説明図である。
【図10】(イ) は図6のC−C端面図であり、(ハ) は図
6のD−D端面図である。
【図11】本発明第2実施例のロックアップダンパー装
置が適用されたトルクコンバータを示す断面図である。
【図12】ロックアップダンパーの駆動板を有するロッ
クアップピストンを示す正面図である。
【図13】(イ) は図12のE−E断面図であり、(ロ) は
図12のF方向矢視図である。
【図14】従来のロックアップダンパーの第1の例を示
す説明図である。
【図15】従来のロックアップダンパーの第2の例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 コンバータカバー(伝動装置カバー) 2 ポンプインペラ 3 タービンランナ 4 ステータ 5 トルクコンバータ(流体伝動装置) 6 ロックアップピストン 7 フランジ兼駆動板(駆動板) 8 被駆動板 9 コイルスプリング 10 ロックアップダンパー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸に対し伝動装置カバーを介して連
    結されるポンプインペラと、該ポンプインペラに流体を
    介して対向配置されると共に出力軸に連結されるタービ
    ンランナとを有する流体伝動装置と、 前記タービンランナと伝動装置カバーとの間に配置さ
    れ、ロックアップ解放時には循環する流体を介して駆動
    力が伝達され、ロックアップ時には入力軸と出力軸とを
    直結するロックアップピストンと、 前記ロックアップピストン側に設けられる駆動板と、前
    記タービンランナ側に設けられる被駆動板と、駆動板と
    被駆動板の間に介装されるコイルスプリングとを有し、
    ロックアップ時に伝達される駆動力に含まれる軸回りの
    捩り振動を吸収するロックアップダンパーと、 を備えた流体伝動装置のロックアップダンパー装置にお
    いて、 前記ロックアップダンパーを、ロックアップピストンの
    外周フランジに一体に設けられた駆動板と、タービンシ
    ェルの外周位置に固定され、1枚の環状板のみにより形
    成された被駆動板と、駆動板と被駆動板の間に介装さ
    れ、被駆動板により内方,前方,後方が支持され、駆動
    板の内面により外方が支持されたコイルスプリングとを
    有する構成としたことを特徴とする流体伝動装置のロッ
    クアップダンパー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流体伝動装置のロックア
    ップダンパー装置において、 前記被駆動板には、スプリングシートを介してコイルス
    プリングの端部と半周以上接触するU字状の被駆動爪が
    形成され、前記駆動板には駆動爪が形成され、被駆動爪
    と駆動爪とを、ロックアップピストンの前後移動位置に
    かかわらず所定の隙間を保つように位置設定したことを
    特徴とする流体伝動装置のロックアップダンパー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の流体伝動
    装置のロックアップダンパー装置において、 前記駆動板に形成された駆動爪は、ロックアップピスト
    ンのロックアップ位置においてその荷重点がコイルスプ
    リングのほぼ中央位置となるように設定したことを特徴
    とする流体伝動装置のロックアップダンパー装置。
JP7107189A 1995-05-01 1995-05-01 流体伝動装置のロックアップダンパー装置 Pending JPH08303552A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7107189A JPH08303552A (ja) 1995-05-01 1995-05-01 流体伝動装置のロックアップダンパー装置
DE19617409A DE19617409C2 (de) 1995-05-01 1996-04-30 Strömungs-Kraftübertragungsvorrichtung mit Überbrückungskupplungsdämpfer
US08/639,625 US5743365A (en) 1995-05-01 1996-05-01 Lock-up damper device for fluid transmission apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7107189A JPH08303552A (ja) 1995-05-01 1995-05-01 流体伝動装置のロックアップダンパー装置
US08/639,625 US5743365A (en) 1995-05-01 1996-05-01 Lock-up damper device for fluid transmission apparatus

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JPH08303552A true JPH08303552A (ja) 1996-11-19

Family

ID=26447235

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7107189A Pending JPH08303552A (ja) 1995-05-01 1995-05-01 流体伝動装置のロックアップダンパー装置

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JP (1) JPH08303552A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100680724B1 (ko) * 2005-11-25 2007-02-08 현대자동차주식회사 히스테리시스 토크 조절 기능을 갖는 토크컨버터 구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100680724B1 (ko) * 2005-11-25 2007-02-08 현대자동차주식회사 히스테리시스 토크 조절 기능을 갖는 토크컨버터 구조

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