JPH08303361A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH08303361A
JPH08303361A JP13570295A JP13570295A JPH08303361A JP H08303361 A JPH08303361 A JP H08303361A JP 13570295 A JP13570295 A JP 13570295A JP 13570295 A JP13570295 A JP 13570295A JP H08303361 A JPH08303361 A JP H08303361A
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JP
Japan
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refrigerant gas
scroll
pressure
compression
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Application number
JP13570295A
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English (en)
Inventor
Kazuya Sato
里  和哉
Yoshinori Nobori
義典 登
Hideki Wadayama
秀樹 和田山
Katsutake Tsuchiya
勝毅 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パワーセーブ機構の加工性の容易化及び生産性
の向上によるコストダウンを図るとともに、シール性及
びセーブ率を高める。 【構成】密閉容器2内に電動要素10にて駆動するスク
ロール圧縮要素20を備え、このスクロール圧縮要素
は、固定スクロール21と旋回スクロール31とからな
り、これら固定スクロール及び旋回スクロールに相対向
させて形成した渦巻き状のラップ23,33を互いに噛
み合わせて、複数の圧縮空間からなる圧縮室Pを形成す
る。この圧縮室内の圧縮途中の冷媒ガスを低圧側へバイ
パスさせて容量制御を行なうパワーセーブ機構40は、
圧縮室の冷媒ガスをガス抜きするセーブ弁46にて開閉
自在なセーブ孔44と、このセーブ孔にバイパス通路4
3を介し連通させて圧縮室からガス抜きされた冷媒ガス
を低圧室2A側に戻す弁体47にて開閉自在な戻し孔4
5と、バイパス通路にユニット回路100からの高圧冷
媒ガスや低圧冷媒ガスを選択的に導入する背圧通路42
とからなり、この背圧通路を固定スクロールに対して直
接的または間接的に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば空調機あるい
は冷凍機等に搭載されるスクロール圧縮機に関し、特
に、圧縮途中の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて容量
制御を行なうパワーセーブ機構に工夫を施すことによ
り、加工性の容易化によるコストダウンを図るととも
に、シール性及びセーブ率を高めるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスクロール圧縮機におい
ては、図11に示すように、圧縮機本体1が外部のユニ
ット回路100に接続されているとともに、このユニッ
ト回路100は、凝縮器101、減圧装置102及び蒸
発器103からなり、圧縮機本体1から吐出する圧縮さ
れた高圧冷媒ガスは、凝縮器101内にて凝縮液化し、
この液冷媒を減圧装置102で減圧し、蒸発器103内
で気化して冷却作用を行なった後、圧縮機本体1に帰還
させるようになっている。
【0003】また、凝縮器101内にて凝縮液化した液
冷媒の一部は、液冷媒管104から後述する圧縮機本体
1内のスクロール圧縮要素の圧縮室内に供給されて、圧
縮冷媒の温度上昇を低減するようになっている一方、フ
ルパワー(全負荷)運転時やパワーセーブ運転時には、
凝縮器101に流入する前の高圧冷媒ガスや低圧冷媒ガ
スを選択的に高圧案内管105に設けた電磁弁106の
開弁により、後述するスクロール圧縮要素20における
パワーセーブ機構40のバイパス通路43に連通する背
圧通路42に導入するようになっている。
【0004】そして、上記した圧縮機本体1は、図12
に示すように、円筒状のケース3と、このケース3の上
下両端部に被冠された上下両エンドキャップ4,5とで
形成された密閉容器2内の上部にメインフレーム6を固
着し、このメインフレーム6の外周に冷媒ガスを後述す
る圧縮室P内に導く吸込通路7を形成する一方、その下
部に支持プレート8を固着するとともに、この支持プレ
ート8とメインフレーム6との間に電動要素10を軸支
し、この電動要素10にて駆動するスクロール圧縮要素
20をメインフレーム6の上部に配置してなる構成を有
する。
【0005】前記電動要素10は、固定子11と、この
固定子11に回転自在に挿嵌される回転子12と、この
回転子12の中心軸部を形成するシャフト13とからな
る一方、前記スクロール圧縮要素20は、上下に相対向
する固定スクロール21と旋回スクロール31とからな
り、この固定スクロール21の鏡板22の下面に形成し
た渦巻き状のラップ23を旋回スクロール31の鏡板3
2の上面に形成した渦巻き状のラップ33とを互いに噛
み合わせることにより、複数の圧縮空間からなる圧縮室
Pを形成している。
【0006】すなわち、前記旋回スクロール31は、鏡
板32の下面中央部にボス状に形成した軸受部34を電
動要素10のシャフト13の上端部に設けた偏心軸部1
4に軸合させることにより、前記電動要素10の駆動に
よる固定スクロール21に対して自転しないよう公転さ
せて偏心運動させ、圧縮室Pを外方の低圧側圧縮空間か
ら内方の高圧側圧縮空間に向かって次第に縮小させるこ
とによって、密閉容器2内の低圧室2A側に臨む吸込管
9Aから流入して電動要素10及び吸込通路7を通して
供給される冷媒ガスを圧縮し、この圧縮された冷媒ガス
を固定スクロール21の中央部に形成した圧縮室Pの高
圧側に連通する吐出ポート24から吐出弁25の開弁に
より高圧室2B側に吐出させ、この高圧室2Bに連通す
る吐出管9Bから密閉容器2外に吐出させるとともに、
上述したように凝縮器101内で凝縮液化するようにな
っている。
【0007】また、前記スクロール圧縮要素20には、
圧縮途中の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて容量制御
を行なうパワーセーブ機構40が設けられ、このパワー
セーブ機構40は、固定スクロール21の鏡板22の上
面に設けたカバー41を備え、このカバー41には、上
述したユニット回路100からの高圧冷媒ガスが高圧案
内管106を介して供給される背圧通路42と、この背
圧通路42には導入口42aを介して連通するバイパス
通路43が形成され、このバイパス通路43には、固定
スクロール21の鏡板22にそれぞれ貫通形成した圧縮
室Pに連通するセーブ孔44と低圧室2Aに連通する戻
り孔45とが対として臨み、これらセーブ孔44及び戻
り孔45のバイパス通路43側の開口部44a,45a
が近接するように傾斜させて弁体46にて開閉するよう
になっている。
【0008】このようなパワーセーブ機構40は、ソフ
トパワー(軽負荷)運転時には電磁弁106を閉弁状態
を維持して、凝縮器101に流入する前の高圧冷媒ガス
がバイパス通路43に流入しないようにする一方、フル
パワー運転時において、電磁弁106の開弁により凝縮
器101に流入する前の高圧冷媒ガスを背圧通路42か
らバイパス通路43に導入し、この高圧冷媒ガスによる
背圧作用にて弁体46を押し下げることにより、セーブ
孔44及び戻し孔45を遮断し、圧縮室P内の冷媒ガス
が低圧室2A側に戻らないようにしている。
【0009】パワーセーブ運転時には、背圧通路42に
低圧冷媒ガスを導くことにより、圧縮途中の冷媒ガスの
過剰な圧力により弁体46が押し上げられて開弁し、圧
縮途中の冷媒ガスをセーブ孔44から戻し孔45を通っ
て低圧室2A側にリークさせることにより、冷凍能力に
見合った容量制御が行なわれるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造のスクロール圧縮機のパワーセーブ機構40
にあっては、一対の圧縮室Pより容量制御を行なおうと
すると、少なくともセーブ孔44と戻し孔45と2個づ
つ必要とし、これによって、固定スクロール21への加
工工数が増大し、生産性が劣るばかりでなく、コストア
ップとなる。
【0011】また、固定スクロール21に形成されるセ
ーブ孔44と戻し孔45との位置が離れているために、
一つの弁体46にてセーブ孔44と戻し孔45とを同時
に開閉しようとすると、それぞれの孔44,45の開口
部が近接するように斜め孔明け加工となり、加工が複雑
である。
【0012】しかも、弁体46自体の形状が大型化し、
シール性も低下するばかりでなく、それぞれの孔44,
45の孔径が制限され、通路抵抗が生じてセーブ率が低
下するという問題があった。
【0013】この発明の目的は、パワーセーブ機構の加
工性の容易化及び生産性の向上によるコストダウンを図
るとともに、シール性及びセーブ率を高めることができ
るようにしたスクロール圧縮機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、密閉容器内に収納される電動要素
とスクロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要
素は、固定スクロールと旋回スクロールとからなり、こ
れら固定スクロール及び旋回スクロールの鏡板に相対向
させてそれぞれ形成した渦巻き状のラップを互いに噛み
合わせて、複数の圧縮空間からなる圧縮室を形成すると
ともに、前記電動要素の駆動による前記固定スクロール
に対して自転しないよう公転する前記旋回スクロールの
偏心運動により前記密閉容器内の低圧室側に供給される
冷媒ガスを前記圧縮室外方の低圧側から内方の高圧側に
向かって次第に縮小させて圧縮させて前記密閉容器内の
高圧室側に吐出させてなる一方、この圧縮途中の前記圧
縮室内の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて容量制御を
行なうパワーセーブ機構を備えたスクロール圧縮機にお
いて、前記パワーセーブ機構は、前記固定スクロールの
鏡板に形成した前記圧縮室の冷媒ガスをガス抜きするセ
ーブ弁にて開閉自在なセーブ孔と、このセーブ孔にバイ
パス通路を介し連通させて前記圧縮室からガス抜きされ
た冷媒ガスを前記低圧室側に戻す弁体にて開閉自在な戻
し孔と、前記バイパス通路にユニット回路からの高圧冷
媒ガスや低圧冷媒ガスを選択的に導入する背圧通路とか
らなり、この背圧通路を前記固定スクロールに対して直
接的または間接的に設けてなる構成としたものである。
【0015】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、フルパワー運転時には、圧縮機本体外部の
ユニット回路からパワーセーブ機構の背圧通路に高圧冷
媒ガスが導入されて、この高圧冷媒ガスの圧力による背
圧作用によりセーブ孔が閉弁されると同時に戻し孔も閉
弁される。
【0016】一方、パワーセーブ運転時には、パワーセ
ーブ機構の背圧通路に低圧冷媒ガスを導くことにより、
セーブ弁が圧縮途中の冷媒ガスの過剰な圧力で押し開か
れるとともに、戻し孔の弁体は、付勢部材の付勢力にて
押し開かれるために、セーブ孔からバイパス通路に流入
した冷媒ガスが戻し孔を通って低圧室側に流れ、これに
よって、容量制御が確実に行なわれる。
【0017】また、セーブ孔及び戻し孔のそれぞれに弁
体を設けてなるために、固定スクロールへの孔明け加工
が容易に行なえ、加工性及び生産性を高め、コストダウ
ンが図れるとともに、セーブ弁及び戻し弁の弁体の形状
が小型化し、シール性も向上する。
【0018】パワーセーブ機構における戻し孔の低圧室
側への開口部を固定スクロールのラップの吸入口付近の
冷媒ガスの流速による圧力低下部位に臨ませてなるため
に、高いセーブ率が得られる。
【0019】パワーセーブ機構の戻し孔の下部に弁体を
設けて開閉可能にし、かつこの弁体の下部に背圧通路を
配置するとともに、この背圧通路に導入されるユニット
回路からの高圧冷媒ガスによる背圧作用で弁体を閉弁さ
せる一方、高圧冷媒ガスによる背圧作用の解除で弁体の
自重により開弁させ、かつ、戻し孔の低圧室側への開口
部を固定スクロールの上部空間に臨ませてなるために、
弁体の開閉構造の簡略化が図れる。
【0020】パワーセーブ機構のセーブ孔及び戻し孔を
バイパス通路に設けた一つの弁体にて開閉制御し、か
つ、ユニット回路から背圧通路に導入される高圧冷媒ガ
スの導入口をバイパス通路に設けた弁体の背面に位置さ
せるとともに、高圧冷媒ガスによる背圧作用で閉弁状態
を維持し、高圧冷媒ガスによる背圧作用の解除で開弁状
態を維持するように開閉制御する一方、バイパス通路、
戻し孔及び弁体を固定スクロールの鏡板内に設けてなる
ために、セーブ孔への弁が省略化され、部品点数の削減
化によるコストダウンが図れる。
【0021】パワーセーブ機構におけるセーブ孔を一対
または複数対にて形成し、その対となる二つのセーブ孔
の容積がほぼ等しいときに、一対の圧縮室にそれぞれ連
通させてなるとともに、これら二つのセーブ孔を圧縮室
に開口するタイミングと閉口するタイミングとが一致よ
うな位置に設けてなるために、圧縮トルクの変動をより
小さく抑えることが可能になる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図1から図10
に示す図面に基づいて詳細に説明すると、図1から図4
は、この発明に係るスクロール圧縮機の第1実施例を示
すものである。
【0023】この圧縮機本体1は、図11から図13に
示す従来のスクロール圧縮機とパワーセーブ機構40を
除き基本的に同一な構造を有するもので、円筒状のケー
ス3と、このケース3の上下両端部に被冠された上下両
エンドキャップ4,5とで形成された密閉容器2内の上
部には、メインフレーム6が固着され、このメインフレ
ーム6の外周に冷媒ガスを圧縮室P内に導く吸込通路7
を形成する一方、その下部に支持プレート8を固着する
とともに、この支持プレート8とメインフレーム6との
間に電動要素10を軸支し、この電動要素10にて駆動
するスクロール圧縮要素20をメインフレーム6の上部
に配置してなるものである。
【0024】前記電動要素10は、固定子11と、この
固定子11に回転自在に挿嵌される回転子12と、この
回転子12の中心軸部を形成するシャフト13とからな
るとともに、前記スクロール圧縮要素20は、上下に相
対向する固定スクロール21と旋回スクロール31とか
らなり、この固定スクロール21の鏡板22の下面に形
成した渦巻き状のラップ23を旋回スクロール31の鏡
板32の上面に形成した渦巻き状のラップ33とを互い
に噛み合わせることにより、複数の圧縮空間からなる圧
縮室Pを形成している。
【0025】そして、前記旋回スクロール31は、鏡板
32の下面中央部にボス状に形成した軸受部34を電動
要素10のシャフト13の上端部に設けた偏心軸部14
に軸合させることにより、前記電動要素10の駆動によ
る固定スクロール21に対して自転しないよう公転させ
て偏心運動させ、圧縮室Pを外方の低圧側圧縮空間から
内方の高圧側圧縮空間に向かって次第に縮小させること
によって、密閉容器2内の低圧室2A側に臨む吸込管9
Aから流入して電動要素10及び吸込通路7を通して供
給される冷媒ガスを圧縮し、この圧縮された冷媒ガスを
固定スクロール21の中央部に形成した圧縮室Pの高圧
側に連通する吐出ポート24から吐出弁25の開弁によ
り高圧室2B側に吐出させ、この高圧室2Bに連通する
吐出管9Bから密閉容器2外に吐出させるとともに、凝
縮器101内で凝縮液化するようになっている。
【0026】前記スクロール圧縮要素20に設けた圧縮
途中の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて容量制御を行
なうパワーセーブ機構40は、図1及び図2に示すよう
に、前記固定スクロール21の鏡板22の上面に設けた
カバー41を備え、このカバー41には、ユニット回路
100からの高圧冷媒ガスや低圧冷媒ガスが高圧案内管
105を介して選択的に供給される背圧通路42と、こ
の背圧通路42に連通するバイパス通路43が形成され
ている。
【0027】このバイパス通路43には、前記固定スク
ロール21の鏡板22にそれぞれ貫通形成した圧縮室P
に連通する第1及び第2のセーブ孔44,44と低圧室
2Aに連通する戻り孔45とが臨み、図3に示すよう
に、これらセーブ孔44,44及び戻り孔45のバイパ
ス通路43側の開口部44a,44a,45aには、第
1及び第2のセーブ弁46,46と弁体47がそれぞれ
開閉可能に設けられている。
【0028】前記パワーセーブ機構40の戻し孔45の
開口部45aに設けた弁体47の真上には、前記ユニッ
ト回路100から高圧冷媒ガスや低圧冷媒ガスが導入さ
れる背圧通路42の導入口42aを位置させて、フルパ
ワー運転時に、前記バイパス通路43に導入される高圧
冷媒ガスの背圧作用により閉弁状態を確実に維持するよ
うにしてなるとともに、前記弁体47は、図4に示すよ
うに、前記カバー41に圧入状態で嵌込まれる弁座48
上にコイルスプリング(付勢部材)49を介して設けら
れ、前記セーブ弁46,46もまた弁座48を介して設
けることにより、シール性の向上を図っている。
【0029】また、前記コイルスプリング49は、パワ
ーセーブ運転時において、前記バイパス通路43に導入
される低圧冷媒ガスの背圧作用により閉弁しないように
前記弁体47を保持し得るようになっているもので、前
記セーブ孔44,44から流入する圧縮途中の冷媒ガス
による前記弁体47への背圧作用が加わっても開弁状態
を維持可能になっている。
【0030】すなわち、前記弁体47は、フルパワー運
転時に、前記ユニット回路100から背圧通路42に導
入された高圧冷媒ガスによる背圧作用で前記コイルスプ
リング49を弾性的に縮小させて前記戻し孔45が閉弁
状態を維持するようにし、高圧冷媒ガスによる背圧作用
の解除で、前記コイルスプリング49の付勢力により前
記戻し孔45が開弁状態を維持するようになっているも
のである。
【0031】図5は、この発明に係る第2実施例を示す
もので、上記パワーセーブ機構40における戻し孔45
の低圧室2A側への開口部45bを前記固定スクロール
21のラップ23の吸入口付近の冷媒ガスの流速による
圧力低下部位2Cに臨ませてなる構成を有し、これによ
って、パワーセーブ運転時における第1及び第2のセー
ブ孔44,44からの圧縮室P内の冷媒ガスが低圧室2
A側に流れ易くし、高いセーブ率を達成可能になってい
る。
【0032】図6から図8は、この発明に係る第3実施
例を示すもので、前記パワーセーブ機構40のバイパス
通路42の上部に戻し孔45を弁座48を介して設け、
この戻し孔45の低圧室2A側への開口部45bを、前
記固定スクロール21の低圧室2Aと連通する上部空間
2Dに臨ませてなるとともに、前記戻し孔45の下部に
弁体47を設けて開閉可能にし、かつ、この弁体47の
真下に背圧通路42の導入口42aを配置してなる構成
を有する。
【0033】すなわち、前記パワーセーブ機構40は、
前記背圧通路42に導入されるパワーセーブ運転時のユ
ニット回路100からの高圧冷媒ガスによる背圧作用で
前記弁体47を押し上げて前記戻し孔45を閉弁させる
一方、フルパワー運転時における低圧冷媒ガスによる背
圧作用の解除で前記弁体47を自重により下降させて前
記戻し孔45を開弁させ、これによって、上記第1及び
第2の実施例におけるコイルスプリング49を省略可能
にしている。
【0034】図9は、この発明に係る第4実施例を示す
もので、前記パワーセーブ機構40は、前記固定スクロ
ール21の鏡板22に一つまたは複数のセーブ孔44A
と戻し孔45Aを形成する一方、前記カバー41にセー
ブ孔44Bと戻し孔45Bを前記セーブ孔44Aと戻し
孔45Aに対応させて形成し、このセーブ孔44B及び
戻し孔45Bを前記バイパス通路43に連通させるとと
もに、このバイパス通路43に連通する背圧通路42の
導入口42aに弁体46を設け、この弁体46の背面に
前記背圧通路42の導入口42aが位置するようにし、
これによって、一つの弁体46にて前記セーブ孔44
A,44B及び戻し孔45A,45Bを開閉制御可能に
してなる構成を有する。
【0035】すなわち、このパワーセーブ機構40は、
パワーセーブ運転時における前記背圧通路42の低圧状
態において、前記セーブ孔44A,44Bから前記バイ
パス通路43に流入する冷媒ガスの圧力により前記背圧
通路42の導入口42aを前記弁体46にて閉弁すると
同時に、前記バイパス通路43と戻し孔45A,45B
とを連通させて開弁し、これによって、前記バイパス通
路43に流入する冷媒ガスを戻し孔45A,45Bを通
して低圧室2A側に流れるようになっているもので、フ
ルパワー運転時には、前記背圧通路42に導入される前
記ユニット回路100からの高圧冷媒ガスの圧力による
背圧作用により前記弁体46を開弁すると同時に、前記
バイパス通路43と戻し孔45A,45Bと閉塞して閉
弁し、前記バイパス通路43に流入する冷媒ガスが戻し
孔45A,45Bから低圧室2A側に流れるのを遮断し
てなるものである。
【0036】図10は、この発明に係る第5実施例を示
すもので、上記したパワーセーブ機構40におけるバイ
パス通路43、戻し孔45及び弁体46を前記固定スク
ロール21の鏡板22内に設けてなる構成を有するもの
である。
【0037】なお、上記の実施例において、例えば図9
に示すように、前記パワーセーブ機構40におけるセー
ブ孔44A,44Aを一対または複数対にて形成し、そ
の対となる二つのセーブ孔44A,44Aの容積が等し
い(または、ほぼ等しい)ときに、二つのセーブ孔44
A,44Aを一対の圧縮室Pにそれぞれ連通させるとと
もに、これら二つのセーブ孔44A,44Aを前記圧縮
室Pに開口するタイミングと閉口するタイミングとが一
致するような位置に設けることにより、フルパワー運転
時に、一対の圧縮室Pの圧力が完全に均一になり、これ
によって、圧縮トルクの変動を小さくすることが可能に
なる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、圧縮途中の圧縮室内の冷媒ガスを低圧側へバイパ
スさせて容量制御を行なうパワーセーブ機構を、固定ス
クロールの鏡板に形成した圧縮室の冷媒ガスをガス抜き
するセーブ弁にて開閉自在なセーブ孔と、このセーブ孔
にバイパス通路を介し連通させて圧縮室からガス抜きさ
れた冷媒ガスを低圧室側に戻す弁体にて開閉自在な戻し
孔と、バイパス通路にユニット回路からの高圧冷媒ガス
や低圧冷媒ガスを選択的に導入する背圧通路とから構成
し、この背圧通路を固定スクロールに対して直接的また
は間接的に設けてなることから、フルパワー運転時に
は、圧縮機本体外部のユニット回路からパワーセーブ機
構の背圧通路に高圧冷媒ガスが導入されて、この高圧冷
媒ガスの圧力による背圧作用によりセーブ孔が閉弁され
ると同時に戻し孔も閉弁され、一方、セーブ運転時に
は、パワーセーブ機構の背圧通路に低圧冷媒ガスを導く
ことにより、セーブ弁が圧縮途中の冷媒ガスの過剰な圧
力で押し開かれるとともに、戻し孔の弁体は、付勢部材
の付勢力にて押し開かれるために、セーブ孔からバイパ
ス通路に流入した冷媒ガスが戻し孔を通って低圧室側に
流れ、これによって、容量制御を確実に行なうことがで
きる。
【0039】また、セーブ孔及び戻し孔のそれぞれに弁
体を設けてなるために、固定スクロールへの孔明け加工
を容易に行なうことができ、加工性及び生産性を高める
ことができ、これによって、コストダウンを図ることが
できるとともに、セーブ弁及び戻し弁の弁体の形状を小
型化でき、シール性も向上させることができる。
【0040】パワーセーブ機構における戻し孔の低圧室
側への開口部を固定スクロールのラップの吸入口付近の
冷媒ガスの流速による圧力低下部位に臨ませてなるため
に、高いセーブ率を得ることができる。
【0041】パワーセーブ機構の戻し孔の下部に弁体を
設けて開閉可能にし、かつこの弁体の下部に背圧通路を
配置するとともに、この背圧通路に導入されるユニット
回路からの高圧冷媒ガスによる背圧作用で弁体を閉弁さ
せる一方、高圧冷媒ガスによる背圧作用の解除で弁体の
自重により開弁させ、かつ、戻し孔の低圧室側への開口
部を固定スクロールの上部空間に臨ませてなるために、
弁体の開閉構造の簡略化を図ることができる。
【0042】パワーセーブ機構のセーブ孔及び戻し孔を
バイパス通路に設けた一つの弁体にて開閉制御し、か
つ、ユニット回路から背圧通路に導入される高圧冷媒ガ
スの導入口をバイパス通路に設けた弁体の背面に位置さ
せるとともに、高圧冷媒ガスによる背圧作用で閉弁状態
を維持し、高圧冷媒ガスによる背圧作用の解除で開弁状
態を維持するように開閉制御する一方、バイパス通路、
戻し孔及び弁体を固定スクロールの鏡板内に設けてなる
ために、セーブ孔への弁を省略することができ、部品点
数の削減化によるコストダウンを図ることができる。
【0043】パワーセーブ機構におけるセーブ孔を一対
または複数対にて形成し、その対となる二つのセーブ孔
の容積がほぼ等しいときに、一対の圧縮室にそれぞれ連
通させてなるとともに、これら二つのセーブ孔を圧縮室
に開口するタイミングと閉口するタイミングとが一致よ
うな位置に設けてなるために、圧縮トルクの変動をより
小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るスクロール圧縮機におけるス
クロール圧縮要素のパワーセーブ機構の第1実施例を示
す概略的説明図。
【図2】 同じくスクロール圧縮要素の要部拡大縦断側
面図。
【図3】 同じくパワーセーブ機構の要部拡大縦断側面
図。
【図4】 同じくパワーセーブ機構における戻し孔の弁
機構の説明図。
【図5】 この発明に係る第2実施例を示すスクロール
圧縮要素の要部拡大縦断側面図。
【図6】 この発明に係る第3実施例を示すスクロール
圧縮要素の要部拡大縦断側面図。
【図7】 同じくパワーセーブ機構の要部拡大縦断側面
図。
【図8】 同じくパワーセーブ機構における戻し孔の弁
機構の説明図。
【図9】 この発明に係る第4実施例を示すスクロール
圧縮要素の要部拡大縦断側面図。
【図10】 この発明に係る第5実施例を示すスクロー
ル圧縮要素の要部拡大縦断側面図。
【図11】 従来のスクロール圧縮機のユニット回路へ
の配管状態を示す概略的説明図。
【図12】 従来のスクロール圧縮機の全体構成を示す
概略的縦断側面図。
【図13】 同じく従来のスクロール圧縮要素における
パワーセーブ機構を示す概略的要部拡大縦断側面図。
【符号の説明】
1・・・圧縮機本体、 2・・・密閉容器、 2A・・・低圧室、 2B・・・高圧室、 9A・・・吸込管、 9B・・・吐出管、 10・・・電動要素、 20・・・スクロール圧縮要素、 21・・・固定スクロール、 22・・・鏡板、 23・・・ラップ、 24・・・吐出ポート、 31・・・旋回スクロール、 32・・・鏡板、 33・・・ラップ、 40・・・パワーセーブ機構、 41・・・カバー、 42・・・背圧通路、 42a・・・導入口、 43・・・バイパス通路、 44・・・セーブ孔、 45・・・戻し孔、 46・・・セーブ弁、 47・・・弁体、 P・・・圧縮室、 100・・・ユニット回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 勝毅 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器内に収納される電動要素とスクロ
    ール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素は、固
    定スクロールと旋回スクロールとからなり、これら固定
    スクロール及び旋回スクロールの鏡板に相対向させてそ
    れぞれ形成した渦巻き状のラップを互いに噛み合わせ
    て、複数の圧縮空間からなる圧縮室を形成するととも
    に、前記電動要素の駆動による前記固定スクロールに対
    して自転しないよう公転する前記旋回スクロールの偏心
    運動により前記密閉容器内の低圧室側に供給される冷媒
    ガスを前記圧縮室外方の低圧側から内方の高圧側に向か
    って次第に縮小させて圧縮させて前記密閉容器内の高圧
    室側に吐出させてなる一方、この圧縮途中の前記圧縮室
    内の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて容量制御を行な
    うパワーセーブ機構を備えたスクロール圧縮機におい
    て、前記パワーセーブ機構は、前記固定スクロールの鏡
    板に形成した前記圧縮室の冷媒ガスをガス抜きするセー
    ブ弁にて開閉自在なセーブ孔と、このセーブ孔にバイパ
    ス通路を介し連通させて前記圧縮室からガス抜きされた
    冷媒ガスを前記低圧室側に戻す弁体にて開閉自在な戻し
    孔と、前記バイパス通路にユニット回路からの高圧冷媒
    ガスや低圧冷媒ガスを選択的に導入する背圧通路とから
    なり、この背圧通路を前記固定スクロールに対して直接
    的または間接的に設けたことを特徴とするスクロール圧
    縮機。
  2. 【請求項2】ユニット回路から背圧通路に導入される高
    圧冷媒ガスの導入口をパワーセーブ機構の戻し孔に設け
    た弁体の上部に位置させたことを特徴とする請求項1に
    記載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】パワーセーブ機構における戻し孔の低圧室
    側への開口部を固定スクロールのラップの吸入口付近の
    冷媒ガスの流速による圧力低下部位に臨ませたことを特
    徴とする請求項1または2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】パワーセーブ機構の戻し孔に設けた弁体
    は、ユニット回路から背圧通路に導入された高圧冷媒ガ
    スによる背圧作用で閉弁状態を維持し、高圧冷媒ガスに
    よる背圧作用の解除で開弁状態を維持するように付勢部
    材を介して開閉制御されることを特徴とする請求項1,
    2または3に記載のスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】パワーセーブ機構の戻し孔に設けた弁体を
    開閉制御する付勢部材は、フルパワー運転時に、ユニッ
    ト回路から背圧通路に導入された高圧冷媒ガスによる前
    記弁体への背圧作用にて弾性的に縮小して閉弁状態を維
    持可能にし、パワーセーブ運転時に、セーブ孔から流入
    する圧縮途中の冷媒ガスによる前記弁体への背圧作用が
    加わっても開弁状態を維持可能にしたことを特徴とする
    請求項4に記載のスクロール圧縮機。
  6. 【請求項6】パワーセーブ機構の戻し孔の下部に弁体を
    設けて開閉可能にし、かつこの弁体の下部に背圧通路を
    配置するとともに、この背圧通路に導入されるユニット
    回路からの高圧冷媒ガスによる背圧作用で前記弁体を閉
    弁させる一方、前記高圧冷媒ガスによる背圧作用の解除
    で前記弁体の自重により開弁させることを特徴とする請
    求項1に記載のスクロール圧縮機。
  7. 【請求項7】パワーセーブ機構における戻し孔の低圧室
    側への開口部を固定スクロールの上部空間に臨ませてな
    ることを特徴とする請求項1または6に記載のスクロー
    ル圧縮機。
  8. 【請求項8】密閉容器内に収納される電動要素とスクロ
    ール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素は、固
    定スクロールと旋回スクロールとからなり、これら固定
    スクロール及び旋回スクロールの鏡板に相対向させてそ
    れぞれ形成した渦巻き状のラップを互いに噛み合わせ
    て、複数の圧縮空間からなる圧縮室を形成するととも
    に、前記電動要素の駆動による前記固定スクロールに対
    して自転しないよう公転する前記旋回スクロールの偏心
    運動により前記密閉容器内の低圧室側に供給される冷媒
    ガスを前記圧縮室外方の低圧側から内方の高圧側に向か
    って次第に縮小させて圧縮させて前記密閉容器内の高圧
    室側に吐出させてなる一方、この圧縮途中の前記圧縮室
    内の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて容量制御を行な
    うパワーセーブ機構を備えたスクロール圧縮機におい
    て、前記パワーセーブ機構は、前記固定スクロールの鏡
    板に形成した前記圧縮室の冷媒ガスをガス抜きする一つ
    または複数のセーブ孔と、このセーブ孔にバイパス通路
    を介し連通させて前記圧縮室からガス抜きされた冷媒ガ
    スを前記低圧室側に戻す戻し孔と、前記バイパス通路に
    ユニット回路からの高圧冷媒ガスや低圧冷媒ガスを選択
    的に導入する背圧通路とからなり、この背圧通路を前記
    固定スクロールに対して直接的または間接的に設けると
    ともに、前記セーブ孔及び戻し孔を前記バイパス通路に
    設けた一つの弁体にて開閉制御可能にしたことを特徴と
    するスクロール圧縮機。
  9. 【請求項9】ユニット回路から背圧通路に導入される高
    圧冷媒ガスの導入口をパワーセーブ機構のバイパス通路
    に設けた弁体の背面に位置させたことを特徴とする請求
    項8に記載のスクロール圧縮機。
  10. 【請求項10】パワーセーブ機構の弁体は、ユニット回
    路から背圧通路に導入された高圧冷媒ガスによる背圧作
    用で閉弁状態を維持し、高圧冷媒ガスによる背圧作用の
    解除で開弁状態を維持するように開閉制御されることを
    特徴とする請求項8または9に記載のスクロール圧縮
    機。
  11. 【請求項11】パワーセーブ機構におけるバイパス通
    路、戻し孔及び弁体を固定スクロールの鏡板内に設けた
    ことを特徴とする請求項8,9または10に記載のスク
    ロール圧縮機。
  12. 【請求項12】パワーセーブ機構におけるセーブ孔を一
    対または複数対にて形成し、その対となる二つのセーブ
    孔の容積がほぼ等しいときに、一対の圧縮室にそれぞれ
    連通させてなるとともに、これら二つのセーブ孔を前記
    圧縮室に開口するタイミングと閉口するタイミングとが
    一致ような位置に設けたことを特徴とする請求項8に記
    載のスクロール圧縮機。
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