JP2000161263A - 容量制御スクロール圧縮機 - Google Patents

容量制御スクロール圧縮機

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JP2000161263A
JP2000161263A JP10336837A JP33683798A JP2000161263A JP 2000161263 A JP2000161263 A JP 2000161263A JP 10336837 A JP10336837 A JP 10336837A JP 33683798 A JP33683798 A JP 33683798A JP 2000161263 A JP2000161263 A JP 2000161263A
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scroll
compression
refrigerant gas
bypass
bypass port
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JP10336837A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Akiyama
和之 穐山
Norihide Kobayashi
教秀 小林
Shin Sekiya
慎 関屋
Masaaki Sugawa
昌晃 須川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 渦巻き状の歯型の強度を低下することなく、
フルロード運転時の性能、及び、パワーセーブ運転時に
必要なパワーセーブ率を向上させる。 【解決手段】 密閉容器内に収納される電動要素とスク
ロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素は、
固定スクロールと揺動スクロールとを有し、圧縮途中の
圧縮室内の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて容量制御
を行うパワーセーブ機構を備えたスクロール圧縮機にお
いて、圧縮途中の圧縮室内の冷媒ガスを低圧側へバイパ
スさせるためのバイパスポートが固定スクロールの渦巻
状の歯型の近傍で歯型に沿って干渉しないよう設け、こ
のバイパスポートの形状を、長穴形状とし、揺動スクロ
ールの渦巻状の歯型が長穴形状のバイパスポートと重な
り合った時に、揺動スクロールの歯型から長穴形状のバ
イパスポートがはみ出さないように、長穴の幅を渦巻状
の歯型の歯厚を越えない幅としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機、冷凍
機に用いられるスクロール圧縮機に関するもので、更に
詳細には圧縮途中の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて
容量制御を行うパワセーブ機構に工夫を施すことによ
り、再圧縮ロス、パーワーセーブ率の改善による性能向
上、加工性、組立性の向上によるコストダウン、シール
性の改善による信頼性向上を確保できる容量制御スクロ
ール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の容量制御スクロール圧縮機におい
ては、容量制御スクロール圧縮機のユニット回路への配
管状態を示す概略的説明図である図5に示すように、圧
縮機本体1が外部のユニット回路100に接続されてい
るとともに、このユニット回路100は、凝縮器10
1、減圧装置102及び蒸発器103を有し、圧縮機本
体1から吐出する圧縮された高圧冷媒ガスは、凝縮器1
01内にて凝縮液化し、この液冷媒を減圧装置102で
減圧し、蒸発器103内で気化して冷却作用を行った
後、圧縮機本体1に帰還させるようになっている。
【0003】また、フルロード(全負荷)運転時には、
電磁弁106が開弁し、電磁弁107が閉弁して制御圧
力導入配管105に高圧を導入し、後述するスクロール
圧縮要素20におけるパワーセーブ機構40の前記制御
圧力導入配管105と連通する背圧通路42に高圧が導
入され、パワーセーブ運転時には、電磁弁106が閉弁
し、電磁弁107が開弁して制御圧力導入配管105に
低圧を導入し、後述するスクロール圧縮要素20におけ
るパワーセーブ機構40の前記制御圧力導入配管105
と連通する背圧通路42に低圧が導入されるようになっ
ている。
【0004】そして、上記した圧縮機本体1は、従来の
容量制御スクロール圧縮機の全体構成を示す概略的縦断
面図である図6に示すように、円筒状のミドルシェル3
とこのミドルシェル3の上下両端部に被冠された上シェ
ル4、下シェル5とで形成された密閉容器2内の上部に
フレーム6を固着し、このフレーム6の外周に冷媒ガス
を後述する圧縮室P内に導く吸入通路7を形成する一
方、その下部にサブフレーム8を固着するとともに、こ
のサブフレーム8とフレーム6との間に電動要素10を
軸支し、この電動要素10にて駆動するスクロール圧縮
要素20をメイフレーム6の上部に配置してなる構成を
有する。
【0005】前記電動要素10は、固定子11と、この
固定子11に回転自在に挿嵌される回転子12と、この
回転子12の中心軸部を形成するシャフト13とからな
る一方、前記スクロール圧縮要素20は、上下に相対向
する固定スクロール21と揺動スクロール31とからな
り、この固定スクロール21の鏡板22の下面に形成し
た渦巻状の歯型23を揺動スクロール31の鏡板32の
上面に形成した渦巻状の歯型33とを互いに噛み合わせ
ることにより、複数の圧縮空間からなる圧縮室Pを形成
している。
【0006】すなわち、前記揺動スクロール31は、鏡
板32の下面中央部にボス状に形成した軸受部34を電
動要素10のシャフト13の上端部に設けた偏心軸部1
4に軸合させることにより、前記電動要素10の駆動に
よる固定スクロール21に対して自転しないよう公転さ
せて偏心運動させ、圧縮室Pを外方の低圧側圧縮空間か
ら内方の高圧側圧縮空間に向かって次第に縮小させるこ
とによって、密閉容器2内の低圧室2A側に臨む吸入管
9Aから流入して電動要素10及び吸入通路7を通して
供給される冷媒ガスを圧縮し、この圧縮された冷媒ガス
を固定スクロール21の中央部に形成した圧縮室Pの高
圧側に連通する吐出ポート24から吐出弁25の開弁に
より高圧室2B側に吐出させ、この高圧室2Bに連通す
る吐出管9Bから密閉容器2外に吐出させるとともに、
上述したように凝縮液化するようになっている。
【0007】また、前記スクロール圧縮要素20には、
圧縮途中の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて容量制御
を行うパワーセーブ機構40が設けられ、このパワーセ
ーブ機構40は、固定スクロール21の鏡板22の上面
に設けられたカバー41を備え、このカバー41には、
上述したユニット回路100からの高圧冷媒ガス又は低
圧冷媒ガスが制御圧力導入配管105を介して選択的に
供給される背圧通路42と、この背圧通路42に連通す
るバイパス通路43が形成されている。
【0008】このバイパス通路43には、前記固定スク
ロール21の鏡板22にそれぞれ貫通形成した圧縮室P
に連通する第1及び第2のバイパスポート44a、44
bと低圧室2Aに連通する戻し孔44cとが臨み、従来
の容量制御スクロール圧縮機を示す要部縦断面図である
図7に示すように、第1及び第2のバイパスポート44
a、44b及び戻し孔44cのバイパス通路43側の開
口部45a、45b、45cには、第1及び第2のバイ
パス弁46a、46bと弁体47がそれぞれ開閉可能に
設けられている。
【0009】前記パワーセーブ機構40の戻し孔44c
の開口部45cに設けた弁体47の真上には、前記ユニ
ット回路100から高圧冷媒ガスや低圧冷媒ガスが導入
される背圧通路42の導入口42aを位置させている。
そして、フルロード運転時においては、前記バイパス通
路43に導入される高圧冷媒ガスの背圧作用により弁体
47及びバイパス弁46a、46bは閉弁し、圧縮室P
を外方の低圧側圧縮空間から内方の高圧側圧縮空間に向
かって縮小させて冷媒ガスを圧縮し、途中でバイパスす
ることなく吐出ポート24から吐出される。ここで、前
記弁体47は、従来の容量制御スクロール圧縮機を示す
要部縦断面図である図9に示すように、前記カバー41
に圧入状態で嵌込まれる弁座48上にコイルスプリング
(付勢部材)49を介して設けられ、前記バイパス弁4
6、46もまた弁座48を介して設けることにより、シ
ール性の向上を図っている。
【0010】また、パワーセーブ運転時においては、前
記バイパス通路43に低圧冷媒ガスが導入され、前記コ
イルスプリング49が低圧冷媒ガスの背圧作用により閉
弁しないように前記弁体47を保持し得るようになって
おり、圧縮途中の冷媒の一部はバイパスポート44a、
44b、バイパス通路43、戻し孔44cを介して低圧
室2Aに戻されて、冷凍能力に見合った容量制御が行わ
れる。
【0011】すなわち、前記弁体47は、フルロード運
転時に、前記ユニット回路100から背圧通路42に導
入された高圧冷媒ガスによる背圧作用で前記コイルスプ
リング49を弾性的に縮小させて前記戻し孔44cが閉
弁状態を維持するようにし、高圧冷媒ガスによる背圧作
用の解除で、前記コイルスプリング49の付勢力により
前記戻し孔44cが開弁状態を維持するようになってい
るものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造の容量制御スクロール圧縮機においては、必
要なパワーセーブ率を確保することが困難であった(前
記パワーセーブ率とは、フルロード運転時の冷凍能力を
Qfとし、パワーセーブ運転時の冷凍能力をQsとする
と、(Qf―Qs)/Qfを表す)。この理由として
は、パワーセーブ率を確保するためには、バイパスポー
トの通路面積を確保して、バイパスポート部における圧
損を低減して、圧縮室内の冷媒ガスを速やかに低圧側へ
バイパスさせる必要があるが、従来の容量制御スクロー
ル圧縮機においては、図6に示すように、バイパスポー
ト形状が丸形状であったため、通路面積の拡大に制限が
あり、必要面積が確保できなかったことが挙げられる。
【0013】更に詳述すると、従来の容量制御スクロー
ル圧縮機においては、固定スクロール21の鏡板22上
に設けた圧縮室Pに連通するバイパスポート44a,4
4bの圧縮室P側への開口部形状が丸形状であるため、
このバイパスポート44a,44bでの圧損を低減して
パワーセーブ率を向上させようとした場合、バイパスポ
ート44a,44bの直径を拡大する必要があり、揺動
スクロール31の渦巻状の歯型33の歯厚よりもこの直
径が大きくなった場合には、歯型で仕切られた圧縮室同
士がバイパスポート44a,44bを通じて連通して、
高圧室から低圧室への冷媒の漏れが発生し、これが再圧
縮ロスとなり性能が低下するという現象が生じていた。
この性能低下を防止するために、バイパスポート直径を
歯厚以下にしなければならず、これがバイパスポート4
4a,44bの直径の制限となっていた。従って、従来
の容量制御スクロール圧縮機においては、パワーセーブ
率を確保すると性能が低下し、性能を維持すると必要な
パワーセーブ率が確保できないということが生じてい
た。
【0014】また、これらの問題点を改善しようとした
ものが、実開平5−78986号公報に開示されてい
る。図10はその容量制御スクロール圧縮機の要部拡大
図で、これは、バイパスポート形状を、長方形の両短辺
を半円に置き替えた形に形成し、かつ、固定スクロール
21の渦巻状の歯型に干渉させてくい込ませて形成した
ものである。このようにバイパスポートを形成すれば、
確かにバイパスポートの開口面積が大きく確保できる
が、歯型に干渉させてバイパスポートを形成しているた
め、歯厚が薄くなり、歯型の強度が低下するという問題
点があった。
【0015】また、図8に示す従来の容量制御スクロー
ル圧縮機においては、バイパス通路43、バイパスポー
ト44a,44b、戻し孔44c、背圧通路42の各通
路を、機械加工や鋳穴等により設けた縦穴、横穴等で構
成し、これら各通路は、密閉容器2内の高圧空間、又は
低圧空間に直接開口してはならないため、431のよう
な閉塞する必要のある箇所が何ヶ所か存在し、これらの
箇所をシールテープ付ボルト、シール用接着剤を塗布し
たボルト、O−リング等の弾性材のパッキン、キャップ
の圧入等で閉塞していた。
【0016】しかし、シールテープ付ボルトやO−リン
グは、コストが高く、キャップの圧入は変形量が大きい
ため使える箇所が限られ、シール用接着剤は硬化するま
でに時間が必要であり、また、塗り方によるバラツキで
シール不良の発生する可能性があり、これらの閉塞箇所
のシール方法には問題点があった。
【0017】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、フルロード運転時には再圧縮ロスに
よる性能低下がなく、パワーセーブ運転時には、必要な
パワーセーブ率を確保でき、渦巻状の歯型の強度を低下
させることがない高性能で信頼性の高い容量制御スクロ
ール圧縮機を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る容量制御
スクロール圧縮機は、密閉容器内に収納される電動要素
とスクロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要
素は、固定スクロールと揺動スクロールとを有し、これ
ら固定スクロール及び揺動スクロールの鏡板に相対向さ
せてそれぞれ形成した渦巻き状の歯型を互いに噛み合わ
せて、複数の圧縮空間からなる圧縮室を形成するととも
に、電動要素の駆動による固定スクロールに対して自転
しないよう公転する揺動スクロールの偏心運動により密
閉容器内の低圧室側に供給される冷媒ガスを圧縮室外方
の低圧側から内方の高圧側に向かって次第に縮小させて
圧縮させて密閉容器内の高圧室側に吐出させてなる一
方、この圧縮途中の圧縮室内の冷媒ガスを低圧側へバイ
パスさせて容量制御を行うパワーセーブ機構を備えたス
クロール圧縮機において、圧縮途中の圧縮室内の冷媒ガ
スを低圧側へバイパスさせるためのバイパスポートが固
定スクロールの渦巻状の歯型の近傍で歯型に沿って干渉
しないよう設けてなり、このバイパスポートの形状を、
長穴形状とし、揺動スクロールの渦巻状の歯型が長穴形
状のバイパスポートと重なり合った時に、揺動スクロー
ルの歯型から前記長穴形状のバイパスポートがはみ出さ
ないように、長穴の幅を渦巻状の歯型の歯厚を越えない
幅としたものである。
【0019】また、長穴形状のバイパスポートと揺動ス
クロールの渦巻状の歯型とが重なり合った時に、長穴が
渦巻状の歯型からはみ出さないで、かつ、渦巻状の歯型
に長穴形状が沿うようにするために、長穴形状を渦巻状
の歯型と同一のインボリュート曲線で構成するか、又
は、このインボリュート曲線のバイパスポート近傍にお
ける曲率半径と同等の半径の円弧で構成したものであ
る。
【0020】また、密閉容器内に収納される電動要素と
スクロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素
は、固定スクロールと揺動スクロールとを有し、これら
固定スクロール及び揺動スクロールの鏡板に相対向させ
てそれぞれ形成した渦巻き状の歯型を互いに噛み合わせ
て、複数の圧縮空間からなる圧縮室を形成するととも
に、電動要素の駆動による固定スクロールに対して自転
しないよう公転する揺動スクロールの偏心運動により前
記密閉容器内の低圧室側に供給される冷媒ガスを圧縮室
外方の低圧側から内方の高圧側に向かって次第に縮小さ
せて圧縮して密閉容器内の高圧室側に吐出させる一方、
この圧縮途中の圧縮室内の冷媒ガスを低圧側へバイパス
させて容量制御を行うパワーセーブ機構を備え、このパ
ワーセーブ機構は、固定スクロールの鏡板に形成した圧
縮室の冷媒ガスをガス抜きするバイパスポートと、この
バイパスポートに連通させて圧縮室からガス抜きされた
冷媒ガスを前記低圧室側にバイパス通路を介して戻す戻
し孔と、バイパスポートと戻し孔とを連通、又は閉塞す
るバイパス弁と、バイパス通路にユニット回路からの高
圧冷媒ガスや低圧冷媒ガスを選択的に導入する背圧通路
とから構成され、これら各通路を、機械加工や鋳穴等に
より設けた穴で構成した容量制御スクロール圧縮機にお
いて、各通路において閉塞する必要のある箇所を、金属
製のパッキンとボルトの組合せにて閉塞したものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図1から図3に示す図面に基づいて詳細
に説明する。図1〜3は、この発明の実施の形態1を示
す図で、図1は容量制御スクロール圧縮機の要部縦断面
図、図2は要部構成図、図3は要部拡大図である。この
圧縮機本体1は、図6〜図9に示す従来の容量制御スク
ロール圧縮機とパワーセーブ機構50を除き基本的に同
一な構造を有するもので、円筒状のミドルシェル3とこ
のミドルシェル3の上下両端部に被冠された上シェル
4、下シェル5とで形成された密閉容器2内の上部にフ
レーム6を固着し、このフレーム6の外周に冷媒ガスを
圧縮室P内に導く吸入通路7を形成する一方、その下部
にサブフレーム8を固着するとともに、このサブフレー
ム8とフレーム6との間に電動要素10を軸支し、この
電動要素10にて駆動するスクロール圧縮要素20をフ
レーム6の上部に配置してなる構成を有する。
【0022】前記電動要素10は、固定子11と、この
固定子11に回転自在に挿嵌される回転子12と、この
回転子12の中心軸部を形成するシャフト13とからな
る一方、前記スクロール圧縮要素20は、上下に相対向
する固定スクロール21と揺動スクロール31とからな
り、この固定スクロール21の鏡板22の下面に形成し
た渦巻状の歯型23を揺動スクロール31の鏡板32の
上面に形成した渦巻状の歯型33とを互いに噛み合わせ
ることにより、複数の圧縮空間からなる圧縮室Pを形成
している。
【0023】すなわち、前記揺動スクロール31は、鏡
板32の下面中央部にボス状に形成した軸受部34を電
動要素10のシャフト13の上端部に設けた偏心軸部1
4に軸合させることにより、前記電動要素10の駆動に
よる固定スクロール21に対して自転しないよう公転さ
せて偏心運動させ、圧縮室Pを外方の低圧側圧縮空間か
ら内方の高圧側圧縮空間に向かって次第に縮小させるこ
とによって、密閉容器2内の低圧室2A側に臨む吸入管
9Aから流入して電動要素10及び吸入通路7を通して
供給される冷媒ガスを圧縮し、この圧縮された冷媒ガス
を固定スクロール21の中央部に形成した圧縮室Pの高
圧側に連通する吐出ポート24から吐出弁25の開弁に
より高圧室2B側に吐出させ、この高圧室2Bに連通す
る吐出管9Bから密閉容器2外に吐出させるとともに、
凝縮液化するようになっている。
【0024】また、前記スクロール圧縮要素20には、
圧縮途中の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせて容量制御
を行うパワーセーブ機構50が設けられ、このパワーセ
ーブ機構50は、固定スクロール21の鏡板22の上面
に設けられたカバー51を備え、このカバー51には、
ユニット回路100からの高圧冷媒ガスが制御圧力導入
配管105を介して供給される背圧通路52と、この背
圧通路52に連通するバイパス弁56a,56bの背圧
室561a,561bが形成されている。この背圧室5
61a,561b内には、バイパス弁56a,56bが
コイルスプリング59a,59bにより弾性支持され収
納されている。また、固定スクロール21の鏡板22に
は、前記コイルスプリング59a,59bが収納される
バネ収納部591a,591b、このバネ収納部591
a,591bに連通するバイパス通路53a,53b、
さらにバイパス通路53a,53bに連通する戻し孔5
5a,55b、固定スクロールの渦巻状の歯型23の近
傍で歯型23に干渉しないよう形成されたバイパスポー
ト54a,54b、バイパスポート54a,54bとバ
ネ収納部591a,591bの上面に設けられたバイパ
ス弁56a,56bの弁座562a,562bが設けら
れている。
【0025】ここで、バイパスポート54a,54bの
形状は、図2及び図3に示すように、長穴形状とし、前
記揺動スクロール31の渦巻状の歯型33が前記長穴形
状のバイパスポート54a,54bと重なり合った時
に、歯型33から前記長穴形状のバイパスポート54
a,54bがはみ出さず、かつ、最大の面積がとれるよ
うにするために、前記長穴の幅を揺動スクロール31の
渦巻状の歯型33の歯厚を越えない幅とし、かつ、前記
渦巻形状の歯型23近傍で歯型23に沿うような長穴の
形状で構成している。この歯型23に長穴形状のバイパ
スポート54a,54bを沿うようにするための手法と
しては、ここでは、前記渦巻状の歯型33と同一のイン
ボリュート曲線で長穴形状を構成する方法を用いている
が、前記インボリュート曲線のバイパスポート近傍にお
ける曲率半径と同等の半径の円弧で構成しても良い。
【0026】一般に、スクロール圧縮機の場合、圧縮機
の容量と前記渦巻状の歯型の歯厚との関係は、比例関係
にはなっておらず、圧縮機容量の大きい圧縮機において
は、相対的に歯厚が小さい。従って、容量制御するため
にバイパスポートを設けた場合、丸穴のバイパスポート
で歯厚を越えない径で構成すると、相対的にバイパスポ
ート径が小さいことになり、バイパス時の圧損が増大
し、大容量の容量制御スクロール圧縮機においては、必
要なパワーセーブ率が確保しにくくなることになる。
【0027】しかし、上記実施の形態1のようにバイパ
スポートを形成すれば、必要なバイパスポート面積がと
れるように長穴の長手方向に長くしてバイパスポートを
形成すれば、大容量の容量制御スクロール圧縮機におい
ても必要なパワーセーブ率が容易に確保できる。このよ
うに、長手方向の長さを変えることにより、必要なバイ
パスポート面積が確保できるため設計自由度が大きくな
る。
【0028】また、前記バイパス弁56a,56bは、
開閉により、バイパスポート54と戻し孔55に連通す
るバネ収納部591とを、連通したり、遮断したりでき
るようになっている。
【0029】このようなパワーセーブ機構50は、パワ
ーセーブ運転時には、図5に示す電磁弁106が閉弁
し、電磁弁107が開弁して、低圧冷媒ガスを背圧通路
52からバイパス弁56a,56bの背圧室561a,
561bに導入し、この低圧冷媒ガスと圧縮室P内の冷
媒ガスの圧力との差圧によりバイパス弁56a,56b
を押し上げることにより、バイパスポート54a,54
b及び戻し孔55a,55bを連通し、圧縮室P内の冷
媒ガスを低圧室2A側に戻すようにし、フルロード運転
時においては、電磁弁106が開弁し、電磁弁107が
閉弁して、高圧冷媒ガスを背圧通路52からバイパス弁
56a,56bの背圧室561a,561bに導入し、
この高圧冷媒ガスによる背圧作用にてバイパス弁56
a,56bを押し下げることにより、バイパスポート5
4a,54b及び戻し孔55a,55bを遮断し、圧縮
室P内の冷媒ガスが低圧室2A側に戻らないようにして
いる。
【0030】このフルロード運転の場合の圧縮工程にお
いては、バイパスポート54a,54bの開口面積が非
常に大きいにもかかわらず、バイパスポート54a,5
4bが揺動スクロール31の渦巻状の歯型33と重なっ
た時に、バイパスポート54a,54bは完全に揺動ス
クロール31の歯型33の背後に隠れてしまうため、歯
型33により仕切られた圧縮室P同士は連通することが
なく、高圧室2Bから低圧室2Aへの冷媒の漏れが発生
しないため、再圧縮ロスによる性能低下をまねくことが
ない。
【0031】パワーセーブ運転時には、背圧通路52に
低圧冷媒ガスを導くことにより、圧縮途中の冷媒ガスの
過剰な圧力とコイルスプリング59a,59bの弾性力
によりバイパス弁56a,56bが押し上げられて開弁
し、圧縮途中の冷媒ガスをバイパスポート54a,54
bから戻し孔55a,55bを通って低圧室2A側にリ
ークさせることにより、冷凍能力に見合った容量制御が
行われるようになっている。
【0032】また、このパワーセーブ運転時の圧縮工程
においては、バイパスポート54a,54bの形状を長
穴形状とし、固定スクロール21の渦巻状の歯型23の
近傍で歯型23に沿うように構成して、長手方向に長さ
を大きくとり開口面積を最大限に確保しているため、バ
イパスポート54a,54b部における圧損を大幅に低
減でき、圧縮室P内の冷媒ガスを速やかに低圧側へバイ
パスさせることが可能となるため、パワーセーブ率を大
きく改善でき、必要なパワーセーブ率を確保できる。さ
らに、バイパスポート54a,54bは、固定スクロー
ル21の渦巻状の歯型23に干渉せずに形成されている
ため、歯厚が薄くなることがなく、固定スクロール21
の歯型33の強度を低下させることがない。
【0033】以上の説明から明らかなように、フルロー
ド運転時においては、再圧縮ロスによる性能低下が無
く、パワーセーブ運転時には、必要なパワーセーブ率を
確保でき、渦巻状の歯型の強度を低下させることがない
高性能で、信頼性の高い容量制御スクロール圧縮機を得
ることができる。
【0034】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2を示す図で、容量制御スクロール圧縮機の要部構
成図である。図に示すように、固定スクロール21の鏡
板22に設けた前記バイパス通路53及び、カバー51
に設けた背圧通路52は、機械加工や鋳穴等により設け
た横穴であり、加工上、ドリルの入口又は中子の取り出
し口が必要であるため、鏡板22及び、カバー外径面に
開口部が生じてしまうが、これら各通路は、密閉容器2
内の高圧空間2B、又は低圧空間2Aに直接開口しては
ならないため、閉塞する必要がある。
【0035】上記パワーセーブ機構50において、固定
スクロール21の鏡板22に設けた前記バイパス通路5
3及び、カバー51に設けた背圧通路52を閉塞するた
めにボルト531a、521の座面に金属製のパッキン
532a、522を挟み、これをボルト531a、52
1の軸力によりボルト531a、521の座面を金属製
のパッキン532a、522に押し付けることによりシ
ールを行うようにしたものである。
【0036】このシール方法を用いれば、ボルト531
aの締め付けトルク管理さえ行えば、シールは確実に行
え、また、通常のボルトを締め付ける行程と同様である
ため、組立が非常に容易である。
【0037】他のシール手段と比較すれば、シールテー
プ付ボルトやO−リングによるシールのようにコストが
高くなく、また、キャップの圧入によるシールのように
変形量が大きくないため使える箇所が限られず、圧入治
具や圧入装置も必要なく、さらに、シール用接着剤のよ
うに硬化時間も必要なく、塗り方によるバラツキでシー
ル不良の発生する可能性もなく、接着剤塗布の手間もな
い。すなわち、低コストで組立性が良く、信頼性の高い
シール手段を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】この発明に係る容量制御スクロール圧縮
機は、圧縮途中の圧縮室内の冷媒ガスを低圧側へバイパ
スさせて容量制御を行うパワーセーブ機構において、圧
縮途中の圧縮室内の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせる
ためのバイパスポートが固定スクロールの渦巻状の歯型
の近傍で歯型に沿って干渉しないよう設け、このバイパ
スポートの形状を、長穴形状とし、揺動スクロールの渦
巻状の歯型が長穴形状のバイパスポートと重なり合った
時に、揺動スクロールの歯型から長穴形状のバイパスポ
ートがはみ出さないように、長穴の幅を渦巻状の歯型の
歯厚を越えない幅としたために、フルロード運転時にお
いては、バイパスポートの開口面積が非常に大きいにも
かかわらず、バイパスポートが揺動スクロールの渦巻状
の歯型と重なった時に、バイパスポートは完全に歯型の
背後に隠れてしまうため、歯型により仕切られた圧縮室
同士は連通することがなく、高圧室から低圧室への冷媒
の漏れが発生しないため、再圧縮ロスによる性能低下を
まねくことがなく、また、パワーセーブ運転時において
は、バイパスポートの形状を長穴形状とし、渦巻状の歯
型に沿うように構成して長手方向に長さを大きくとり開
口面積を最大限に確保しているため、バイパスポート部
における圧損を大幅に低減でき、圧縮室内の冷媒ガスを
速やかに低圧側へバイパスさせることが可能となるた
め、パワーセーブ率を大きく改善でき、必要なパワーセ
ーブ率を確保できる。さらに、バイパスポートは固定ス
クロールの渦巻状の歯型に干渉することなく形成されて
いるため、この歯型の歯厚を薄くする必要がなく、歯型
の強度を低下させることがない。すなわち、フルロード
運転時においては、再圧縮ロスによる性能低下が無く、
パワーセーブ運転時には、必要なパワーセーブ率を確保
でき、渦巻状の歯型の強度を低下させることがなく、高
性能で信頼性の高い容量制御スクロール圧縮機を得るこ
とができる。
【0039】また、バイパスポートを渦巻状の歯型に沿
うようにするために、バイパスポートの形状を渦巻状の
歯型と同一のインボリュート曲線で構成するか、又は、
このインボリュート曲線のバイパスポート近傍における
曲率半径と同等の半径の円弧で構成したために、バイパ
スポートの長手方向に長さを大きくとり開口面積を最大
限に確保でき、また、バイパスポートの加工は、バイパ
スポートの幅の刃物でインボリュート、又は、円弧の曲
線上に存在する2点間を曲線に沿って移動させるだけ
で、加工できるため加工が簡単であり、加工時間も短
い。従って、バイパスポートの加工が簡単で低コストな
容量制御スクロール圧縮機を得ることができる。
【0040】また、パワーセーブ機構において、固定ス
クロールの鏡板に、圧縮室の冷媒ガスをガス抜きするバ
イパスポートと、このバイパスポートに連通させて圧縮
室からガス抜きされた冷媒ガスを低圧室側にバイパス通
路を介して戻す戻し孔と、バイパスポートと戻し孔とを
連通、又は閉塞するバイパス弁と、バイパス通路にユニ
ット回路からの高圧冷媒ガスや低圧冷媒ガスを選択的に
導入する背圧通路が設けられ、これら各通路は、機械加
工や鋳穴等により構成し、各通路において閉塞する必要
のある箇所を、金属製のパッキンとボルトの組合せにて
閉塞したために、ボルトの締め付けトルク管理さえ行え
ば、シールは確実に行え、また、通常のボルトを締め付
ける行程と同様であるため、組立が非常に容易である。
すなわち、低コストで組立性が良く、信頼性の高いシー
ル手段を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、容量制
御スクロール圧縮機の要部縦断面図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、容量制御スクロー
ル圧縮機の要部構成図である。
【図3】 実施の形態1を示す図で、容量制御スクロー
ル圧縮機の要部拡大図である。
【図4】 実施の形態2を示す図で、容量制御スクロー
ル圧縮機の要部縦断面図である。
【図5】 容量制御スクロール圧縮機のユニット回路へ
の配管状態を示す概略的説明図である。
【図6】 従来の容量制御スクロール圧縮機の全体構成
を示す概略的縦断面図である。
【図7】 従来の容量制御スクロール圧縮機を示す要部
縦断面図である。
【図8】 従来の容量制御スクロール圧縮機を示す要部
縦断面図である。
【図9】 従来の容量制御スクロール圧縮機を示す要部
縦断面図である。
【図10】 従来の容量制御スクロール圧縮機を示す要
部拡大図である。
【符号の説明】
1 圧縮機本体、2 密閉容器、2A 低圧室、2B
高圧室、9A 吸入管、9B 吐出管、10 電動要
素、20 スクロール圧縮要素、21 固定スクロー
ル、22 鏡板、23 歯型、24 吐出ポート、31
揺動スクロール、32 鏡板、33 歯型、50パワ
ーセーブ機構、51 カバー、52 背圧通路、53
a,53b バイパス通路、54a,54b バイパス
ポート、55a,55b 戻し孔、56a,56b バ
イパス弁、59a,59b コイルバネ、P 圧縮室、
100 ユニット回路、105 制御圧力導入管、53
1a,531b ボルト、532a,532b 金属製
のパッキン、561a,561b背圧空間、562a,
562b バイパス弁の弁座、591a,591b バ
ネ収納部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関屋 慎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 須川 昌晃 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AA21 AB03 BB32 BB42 BB52 CC03 CC05 CC23 3H039 AA03 AA04 AA12 BB08 BB22 BB28 CC02 CC03 CC27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に収納される電動要素とスク
    ロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素は、
    固定スクロールと揺動スクロールとを有し、これら固定
    スクロール及び揺動スクロールの鏡板に相対向させてそ
    れぞれ形成した渦巻き状の歯型を互いに噛み合わせて、
    複数の圧縮空間からなる圧縮室を形成するとともに、前
    記電動要素の駆動による前記固定スクロールに対して自
    転しないよう公転する前記揺動スクロールの偏心運動に
    より前記密閉容器内の低圧室側に供給される冷媒ガスを
    前記圧縮室外方の低圧側から内方の高圧側に向かって次
    第に縮小させて圧縮して前記密閉容器内の高圧室側に吐
    出させる一方、この圧縮途中の前記圧縮室内の冷媒ガス
    を低圧側へバイパスさせて容量制御を行うパワーセーブ
    機構を備えたスクロール圧縮機において、圧縮途中の前
    記圧縮室内の冷媒ガスを低圧側へバイパスさせるための
    バイパスポートが前記固定スクロールの渦巻状の歯型の
    近傍で歯型に沿って干渉しないよう設け、このバイパス
    ポートの形状を、長穴形状とし、前記揺動スクロールの
    渦巻状の歯型が前記長穴形状のバイパスポートと重なり
    合った時に、前記揺動スクロールの歯型から前記長穴形
    状のバイパスポートがはみ出さないように、前記長穴の
    幅を前記渦巻状の歯型の歯厚を越えない幅としたことを
    特徴とする容量制御スクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記長穴形状のバイパスポートと前記揺
    動スクロールの渦巻状の歯型とが重なり合った時に、前
    記長穴が前記渦巻状の歯型からはみ出さないで、かつ、
    前記渦巻状の歯型に前記長穴形状が沿うようにするため
    に、前記長穴形状を前記渦巻状の歯型と同一のインボリ
    ュート曲線で構成するか、又は、このインボリュート曲
    線のバイパスポート近傍における曲率半径と同等の半径
    の円弧で構成したことを特徴とする請求項1に記載の容
    量制御スクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器内に収納される電動要素とスク
    ロール圧縮要素とを備え、このスクロール圧縮要素は、
    固定スクロールと揺動スクロールとを有し、これら固定
    スクロール及び揺動スクロールの鏡板に相対向させてそ
    れぞれ形成した渦巻き状の歯型を互いに噛み合わせて、
    複数の圧縮空間からなる圧縮室を形成するとともに、前
    記電動要素の駆動による前記固定スクロールに対して自
    転しないよう公転する前記揺動スクロールの偏心運動に
    より前記密閉容器内の低圧室側に供給される冷媒ガスを
    前記圧縮室外方の低圧側から内方の高圧側に向かって次
    第に縮小させて圧縮して前記密閉容器内の高圧室側に吐
    出させる一方、この圧縮途中の前記圧縮室内の冷媒ガス
    を低圧側へバイパスさせて容量制御を行うパワーセーブ
    機構を備え、このパワーセーブ機構は、前記固定スクロ
    ールの鏡板に形成した前記圧縮室の冷媒ガスをガス抜き
    するバイパスポートと、このバイパスポートに連通させ
    て前記圧縮室からガス抜きされた冷媒ガスを前記低圧室
    側にバイパス通路を介して戻す戻し孔と、前記バイパス
    ポートと前記戻し孔とを連通、又は閉塞するバイパス弁
    と、前記バイパス通路にユニット回路からの高圧冷媒ガ
    スや低圧冷媒ガスを選択的に導入する背圧通路とを具備
    し、これら各通路を、機械加工や鋳穴等により設けた穴
    で構成した容量制御スクロール圧縮機において、各通路
    において閉塞する必要のある箇所を、金属製のパッキン
    とボルトの組合せにて閉塞することを特徴とする容量制
    御スクロール圧縮機。
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