JPH08302805A - 溝蓋の開閉装置 - Google Patents
溝蓋の開閉装置Info
- Publication number
- JPH08302805A JPH08302805A JP7132745A JP13274595A JPH08302805A JP H08302805 A JPH08302805 A JP H08302805A JP 7132745 A JP7132745 A JP 7132745A JP 13274595 A JP13274595 A JP 13274595A JP H08302805 A JPH08302805 A JP H08302805A
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- elevating
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- supported
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/60—Planning or developing urban green infrastructure
Landscapes
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 特殊な工具を要することなく、溝蓋を容易に
開閉できる構成の溝蓋の開閉装置を提供すること。 【構成】 螺子杆14を開閉工具50を用いて回転し
て、交叉リンク体20の交叉部に連結された昇降軸体1
7を昇降し、これにより、所定倍率で拡大させた昇降ス
トロークで、昇降支持桟30を昇降するようにし、該昇
降支持桟30に乗載した溝蓋40を、溝孔Hの外方へ引
き出し可能な上昇位置と、溝受枠1と面一状となる下降
位置とに、変換可能とした。
開閉できる構成の溝蓋の開閉装置を提供すること。 【構成】 螺子杆14を開閉工具50を用いて回転し
て、交叉リンク体20の交叉部に連結された昇降軸体1
7を昇降し、これにより、所定倍率で拡大させた昇降ス
トロークで、昇降支持桟30を昇降するようにし、該昇
降支持桟30に乗載した溝蓋40を、溝孔Hの外方へ引
き出し可能な上昇位置と、溝受枠1と面一状となる下降
位置とに、変換可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、側溝,床点検口,電線
の地中化に供される配線溝等、種々の溝孔に被着される
溝蓋の開閉装置に関する。
の地中化に供される配線溝等、種々の溝孔に被着される
溝蓋の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の溝蓋は、周囲の路面に違和感な
く溶け込むように、鉄製の皿状本体にモルタル,タイル
等の床仕上材を詰め込むんで構成する等、昨今都市景観
の整備に伴って大重量化している。このため、直接手で
持ち上げて、開閉することが困難となってきており、そ
こで、種々の特殊な構造の開閉機を用いたり、専用の開
閉機のない場合には、チェーンブロックやクレーンで持
ち上げるようにしている。
く溶け込むように、鉄製の皿状本体にモルタル,タイル
等の床仕上材を詰め込むんで構成する等、昨今都市景観
の整備に伴って大重量化している。このため、直接手で
持ち上げて、開閉することが困難となってきており、そ
こで、種々の特殊な構造の開閉機を用いたり、専用の開
閉機のない場合には、チェーンブロックやクレーンで持
ち上げるようにしている。
【0003】ところで、上述の特別の開閉機で行なう場
合には、管理体制が常時敷かれている箇所はともかくと
して、一般の溝孔にあっては、随時開閉することが困難
となる問題がある。また、後者の、汎用機で開閉しよう
とすると、専用機でないために、手間がかかり、吊上げ
時での落下等危険が伴うという問題点がある。
合には、管理体制が常時敷かれている箇所はともかくと
して、一般の溝孔にあっては、随時開閉することが困難
となる問題がある。また、後者の、汎用機で開閉しよう
とすると、専用機でないために、手間がかかり、吊上げ
時での落下等危険が伴うという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特殊な工具
を要することなく、溝蓋を容易に開閉できる構成の溝蓋
の開閉装置を提供することを目的とするものである。
を要することなく、溝蓋を容易に開閉できる構成の溝蓋
の開閉装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、溝孔の両側縁
に支持される両蓋受枠に、その上部位置で上下方向で貫
通する操作孔を形成し、かつ該操作孔の直下で、該操作
孔から挿入される工具と連係して回動操作される上下方
向の螺子杆を回動可能に支持して、該螺子杆に、その回
転操作により、昇降案内される昇降軸体を螺合し、さら
に溝孔の内側位置に、下端を蓋受枠に枢支された二片の
傾動リンクを交叉させてなる交叉リンク体を配設して、
両傾動リンクの上端に夫々昇降支持桟を、蓋受枠の長手
方向に沿って水平に、かつ該水平方向への遊びを介して
枢支し、さらに交叉リンク片の交叉部に、前記昇降軸体
を水平方向への遊びを介して連係し、前記昇降軸体の昇
降により、交叉リンクの交叉部を上下方向に移動して、
両傾動リンクを傾動し、これにより昇降支持桟を昇降さ
せると共に、前記溝孔内に被着される溝蓋を、その両縁
を両側の昇降支持桟に係止することにより、昇降支持桟
の下降位置で、該蓋受枠上縁と面一状の位置に支持し、
昇降支持桟の上昇位置で、昇降支持桟上を水平方向へ移
動して溝孔から側方へ撤去可能に支持した溝蓋の開閉装
置である。
に支持される両蓋受枠に、その上部位置で上下方向で貫
通する操作孔を形成し、かつ該操作孔の直下で、該操作
孔から挿入される工具と連係して回動操作される上下方
向の螺子杆を回動可能に支持して、該螺子杆に、その回
転操作により、昇降案内される昇降軸体を螺合し、さら
に溝孔の内側位置に、下端を蓋受枠に枢支された二片の
傾動リンクを交叉させてなる交叉リンク体を配設して、
両傾動リンクの上端に夫々昇降支持桟を、蓋受枠の長手
方向に沿って水平に、かつ該水平方向への遊びを介して
枢支し、さらに交叉リンク片の交叉部に、前記昇降軸体
を水平方向への遊びを介して連係し、前記昇降軸体の昇
降により、交叉リンクの交叉部を上下方向に移動して、
両傾動リンクを傾動し、これにより昇降支持桟を昇降さ
せると共に、前記溝孔内に被着される溝蓋を、その両縁
を両側の昇降支持桟に係止することにより、昇降支持桟
の下降位置で、該蓋受枠上縁と面一状の位置に支持し、
昇降支持桟の上昇位置で、昇降支持桟上を水平方向へ移
動して溝孔から側方へ撤去可能に支持した溝蓋の開閉装
置である。
【0006】
【作用】前記蓋受枠の上部に形成した操作孔に工具を挿
入して、螺子杆を回転させると、昇降軸体が該螺子杆に
沿って上昇する。このため、前記蓋受枠の内側に設けた
交叉リンク体の各傾動リンクがその下端の枢支軸を中心
として起立方向に傾動し、その上端の上下方向変位によ
り、長手方向に沿って支持した昇降支持桟が上昇する。
このとき、昇降支持桟は、交叉リンク体に長手方向への
遊びを介して枢支され、さらに昇降軸体は交叉リンク片
の交叉部に上下方向の遊びを介して連係しているから、
該交叉リンク片の両傾動リンクが傾動しても、昇降軸体
の上昇に支障はない。
入して、螺子杆を回転させると、昇降軸体が該螺子杆に
沿って上昇する。このため、前記蓋受枠の内側に設けた
交叉リンク体の各傾動リンクがその下端の枢支軸を中心
として起立方向に傾動し、その上端の上下方向変位によ
り、長手方向に沿って支持した昇降支持桟が上昇する。
このとき、昇降支持桟は、交叉リンク体に長手方向への
遊びを介して枢支され、さらに昇降軸体は交叉リンク片
の交叉部に上下方向の遊びを介して連係しているから、
該交叉リンク片の両傾動リンクが傾動しても、昇降軸体
の上昇に支障はない。
【0007】このように工具の回転操作により、溝孔の
両側に配設されている昇降支持桟を上昇させると、溝孔
の両側に配設された昇降支持桟対に係止されている溝蓋
が上昇する。この昇降支持桟は、前記昇降支持桟の昇降
面が蓋受枠の上面にほぼ面一状となる位置まで上昇させ
る。そして、この位置で、溝蓋を引張すると、昇降支持
桟上で、長手方向に沿って溝蓋が移動し、溝孔の外側に
引出される。
両側に配設されている昇降支持桟を上昇させると、溝孔
の両側に配設された昇降支持桟対に係止されている溝蓋
が上昇する。この昇降支持桟は、前記昇降支持桟の昇降
面が蓋受枠の上面にほぼ面一状となる位置まで上昇させ
る。そして、この位置で、溝蓋を引張すると、昇降支持
桟上で、長手方向に沿って溝蓋が移動し、溝孔の外側に
引出される。
【0008】而して、溝孔が開放されることとなる。こ
の溝蓋を被着する場合には、開放操作とは全く逆に、昇
降支持桟上に溝蓋を移動して、昇降支持桟に載せ、操作
孔内に挿入した工具を逆方向に回転させる。これによ
り、前記昇降軸体が下降して、交叉リンク体の両傾動リ
ンクが横臥方向に傾動して、昇降支持桟が下降し、溝蓋
の上面が蓋受枠と面一状となる。而して、工具の回動操
作のみにより、溝蓋の開閉が容易になされ得ることとな
る。
の溝蓋を被着する場合には、開放操作とは全く逆に、昇
降支持桟上に溝蓋を移動して、昇降支持桟に載せ、操作
孔内に挿入した工具を逆方向に回転させる。これによ
り、前記昇降軸体が下降して、交叉リンク体の両傾動リ
ンクが横臥方向に傾動して、昇降支持桟が下降し、溝蓋
の上面が蓋受枠と面一状となる。而して、工具の回動操
作のみにより、溝蓋の開閉が容易になされ得ることとな
る。
【0009】
【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。図1〜3に示すように、蓋受枠1は、溝孔Hの両側
に、適宜本数固結され、溝孔Hの端部でエンドプレート
18,18で連結されている。この蓋受枠1は、図5で
示すように、溝孔Hを構成するU字状コンクリート枠体
Cの上縁に固着した取付け基盤Bに固定される基板2上
に、上縁に係止棚辺4を連成した内側板3を、溝孔Hに
沿って差し渡し、さらに基板2上に骨組み桟5(図2左
部参照)により支持したL形縁取り片8の垂下端を前記
係止棚片7と当接して構成される。そしてこれにより、
L形縁取り片8と係止棚片7とで、溝蓋40が前記L形
縁取り片8の上面に対して面一状に乗載される係止段1
0を形成するようにしている。この係止段10上には、
緩衝シート材11が敷設される。
る。図1〜3に示すように、蓋受枠1は、溝孔Hの両側
に、適宜本数固結され、溝孔Hの端部でエンドプレート
18,18で連結されている。この蓋受枠1は、図5で
示すように、溝孔Hを構成するU字状コンクリート枠体
Cの上縁に固着した取付け基盤Bに固定される基板2上
に、上縁に係止棚辺4を連成した内側板3を、溝孔Hに
沿って差し渡し、さらに基板2上に骨組み桟5(図2左
部参照)により支持したL形縁取り片8の垂下端を前記
係止棚片7と当接して構成される。そしてこれにより、
L形縁取り片8と係止棚片7とで、溝蓋40が前記L形
縁取り片8の上面に対して面一状に乗載される係止段1
0を形成するようにしている。この係止段10上には、
緩衝シート材11が敷設される。
【0010】そして前記縁取り片8は溝孔Hの左右両側
で地中面Gに露出することとなり、このL形縁取り片
8,8に左右同一位置で、操作孔12,12を夫々形成
し、該操作孔12の下方で内側板3に外側から固着して
作動枠6(図2左部参照)を固着し、作動枠6内に上下
方向の螺子杆14を配設するようにしている。この螺子
杆14はその上端に六角構造の操作頭部15を備え、該
頚部を支持片16に支持し、下端を基板2に支持して、
遊転可能となっている。この螺子杆14には、昇降軸体
17が螺合され、その軸部17bが前記内側板3に形成
した上下方向の長孔3aから貫通してその端部を内方へ
突出している。前記操作孔12は、常態では、栓(図示
せず)が螺合されて閉鎖している。前記昇降軸体17
は、図5で示すように、螺子杆14に螺合するブロック
部17aと、軸部17bとにより、一体的に構成されて
いる。
で地中面Gに露出することとなり、このL形縁取り片
8,8に左右同一位置で、操作孔12,12を夫々形成
し、該操作孔12の下方で内側板3に外側から固着して
作動枠6(図2左部参照)を固着し、作動枠6内に上下
方向の螺子杆14を配設するようにしている。この螺子
杆14はその上端に六角構造の操作頭部15を備え、該
頚部を支持片16に支持し、下端を基板2に支持して、
遊転可能となっている。この螺子杆14には、昇降軸体
17が螺合され、その軸部17bが前記内側板3に形成
した上下方向の長孔3aから貫通してその端部を内方へ
突出している。前記操作孔12は、常態では、栓(図示
せず)が螺合されて閉鎖している。前記昇降軸体17
は、図5で示すように、螺子杆14に螺合するブロック
部17aと、軸部17bとにより、一体的に構成されて
いる。
【0011】前記内側板3の内側の基板2には、図4,
5で明瞭に示すように、下端を二片の傾動リンク21,
21の下端が支軸23,23により傾動可能に枢支さ
れ、傾動リンク21,21を交叉して交叉リンク体20
を構成している。この傾動リンク21,21の交叉部に
は、その長手方向に沿った長孔25,25が形成され、
前記昇降軸体17の軸部17bがこの長孔25,25を
貫通している。この長孔25,25で、水平方向の遊び
を形成し、傾動リンク21,21の傾動に伴う昇降軸体
17に対する水平方向の相対変位成分を吸収するように
している。
5で明瞭に示すように、下端を二片の傾動リンク21,
21の下端が支軸23,23により傾動可能に枢支さ
れ、傾動リンク21,21を交叉して交叉リンク体20
を構成している。この傾動リンク21,21の交叉部に
は、その長手方向に沿った長孔25,25が形成され、
前記昇降軸体17の軸部17bがこの長孔25,25を
貫通している。この長孔25,25で、水平方向の遊び
を形成し、傾動リンク21,21の傾動に伴う昇降軸体
17に対する水平方向の相対変位成分を吸収するように
している。
【0012】一方、前記傾動リンク21,21の上端に
は、蓋受枠1の長手方向に沿った長尺状の昇降支持桟3
0が支持されている。この昇降支持桟30は基板2に起
立させた杆状の昇降ガイド9,9(図4参照)に案内パ
イプ30a,30aを外嵌して、その案内作用により上
下方向の移動のみを許容されている。またこの昇降支持
桟30は内側に案内突部31,31が形成された断面L
形をしており、その下面に水平方向の長孔33,33が
形成された軸受片32,32を固着し、該長孔33,3
3に前記傾動リンク21,21の上端を支軸34,34
で枢支している。従って、この長孔33,33で、水平
方向の遊びを形成し、前記傾動リンク21,21の傾動
に伴う、昇降支持桟30に対する支軸34,34の水平
方向の相対変位を吸収するようにしている。
は、蓋受枠1の長手方向に沿った長尺状の昇降支持桟3
0が支持されている。この昇降支持桟30は基板2に起
立させた杆状の昇降ガイド9,9(図4参照)に案内パ
イプ30a,30aを外嵌して、その案内作用により上
下方向の移動のみを許容されている。またこの昇降支持
桟30は内側に案内突部31,31が形成された断面L
形をしており、その下面に水平方向の長孔33,33が
形成された軸受片32,32を固着し、該長孔33,3
3に前記傾動リンク21,21の上端を支軸34,34
で枢支している。従って、この長孔33,33で、水平
方向の遊びを形成し、前記傾動リンク21,21の傾動
に伴う、昇降支持桟30に対する支軸34,34の水平
方向の相対変位を吸収するようにしている。
【0013】上述の構成は、溝孔Hの一側部について説
明したが、その他側部にも同様な構成が設けられる。す
なわち、溝孔Hの両側に昇降支持桟30,30が、その
長手方向に沿って水平に支持されていることとなる。
明したが、その他側部にも同様な構成が設けられる。す
なわち、溝孔Hの両側に昇降支持桟30,30が、その
長手方向に沿って水平に支持されていることとなる。
【0014】一方、蓋受枠1内の溝孔Hには溝蓋40が
被着され、その左右両縁を前記係止段10で係止するよ
うにし、この位置で、上述したようにその上面をL形縁
取り片8と面一状となるようにしている。この溝蓋40
の下面には左右両側位置で、前後に夫々車輪44,44
が二つづつ遊転可能に支持されている。そして、溝蓋4
0の支持位置で、車輪44,44は前記昇降支持桟30
の直上に位置するようにしている。
被着され、その左右両縁を前記係止段10で係止するよ
うにし、この位置で、上述したようにその上面をL形縁
取り片8と面一状となるようにしている。この溝蓋40
の下面には左右両側位置で、前後に夫々車輪44,44
が二つづつ遊転可能に支持されている。そして、溝蓋4
0の支持位置で、車輪44,44は前記昇降支持桟30
の直上に位置するようにしている。
【0015】この溝蓋40は、鉄製の皿状本体41の内
部にモルタルが打込まれ、かつその上面には、周囲路面
の形状に倣ったタイル等の仕上材(図示せず)が敷設さ
れる。さらには、前記皿状本体41の両側には施錠装置
45が装着される。そして、図5で示すように、溝蓋4
0下面から突出した回動軸46の下端に固着した係止爪
47をキー(図示せず)により回動可能とし、施錠状態
で、同図に示すように、前記内側板3の連係孔48から
外側へ突出して係止爪47の端部を係止棚片7と上下方
向で対置させ、その係合作用により、前記溝蓋40を離
脱不能とするようにして、施錠している。
部にモルタルが打込まれ、かつその上面には、周囲路面
の形状に倣ったタイル等の仕上材(図示せず)が敷設さ
れる。さらには、前記皿状本体41の両側には施錠装置
45が装着される。そして、図5で示すように、溝蓋4
0下面から突出した回動軸46の下端に固着した係止爪
47をキー(図示せず)により回動可能とし、施錠状態
で、同図に示すように、前記内側板3の連係孔48から
外側へ突出して係止爪47の端部を係止棚片7と上下方
向で対置させ、その係合作用により、前記溝蓋40を離
脱不能とするようにして、施錠している。
【0016】そして、図1で示すように溝孔Hの両側に
複数本形成した蓋受枠1に対して、同数の溝蓋40が被
着される。
複数本形成した蓋受枠1に対して、同数の溝蓋40が被
着される。
【0017】かかる構成にあって、前記溝蓋40の開閉
操作を説明する。前記溝蓋40を溝孔Hから除去するに
は、栓13を除去して操作孔12を開放し、該操作孔1
2に、図5で示すように、六角レンチからなる開閉工具
50の先端を挿入し、前記螺子杆14の操作頭部15に
レンチ部を外嵌して、一方向に回転する。これにより、
昇降軸体17が上昇する。このため、前記傾動リンク2
1,21の長孔25,25内に挿入された昇降軸体17
の軸部17bが、傾動リンク21,21を押し上げ、こ
れよって、傾動リンク21,21は、支軸23,23を
中心として起立方向に傾動する。このとき昇降軸体17
と傾動リンク21,21の傾動に伴う水平方向の変位成
分は、前述したように長孔25,25で吸収される。そ
して、前記傾動リンク21,21の起立にともない、そ
の上端の支軸34,34が上下方向の変位により上昇
し、これにより、昇降支持桟30は、直上へ平行移動す
ることとなる(図6参照)。このときの、傾動リンク2
1,21の支軸34,34と昇降支持桟30との間に生
ずる水平方向の相対的変位は、長孔33,33で吸収さ
れることとなる。
操作を説明する。前記溝蓋40を溝孔Hから除去するに
は、栓13を除去して操作孔12を開放し、該操作孔1
2に、図5で示すように、六角レンチからなる開閉工具
50の先端を挿入し、前記螺子杆14の操作頭部15に
レンチ部を外嵌して、一方向に回転する。これにより、
昇降軸体17が上昇する。このため、前記傾動リンク2
1,21の長孔25,25内に挿入された昇降軸体17
の軸部17bが、傾動リンク21,21を押し上げ、こ
れよって、傾動リンク21,21は、支軸23,23を
中心として起立方向に傾動する。このとき昇降軸体17
と傾動リンク21,21の傾動に伴う水平方向の変位成
分は、前述したように長孔25,25で吸収される。そ
して、前記傾動リンク21,21の起立にともない、そ
の上端の支軸34,34が上下方向の変位により上昇
し、これにより、昇降支持桟30は、直上へ平行移動す
ることとなる(図6参照)。このときの、傾動リンク2
1,21の支軸34,34と昇降支持桟30との間に生
ずる水平方向の相対的変位は、長孔33,33で吸収さ
れることとなる。
【0018】尚、前記昇降軸体17の上昇ストローク
は、傾動リンク21,21の上端では、機構上拡大し、
昇降支持桟30は大きく上昇することとなる。
は、傾動リンク21,21の上端では、機構上拡大し、
昇降支持桟30は大きく上昇することとなる。
【0019】そして、該昇降支持桟30の上昇により、
昇降支持桟30の車輪44,44を支持されて、溝蓋4
0は上昇する。そして、車輪44,44の下縁がL形縁
取り片8上面と一致した位置で、溝蓋40は引出し可能
となり、図6で示すように、矢線方向に引張すると、そ
の車輪44,44を利用して、大きな力を要することな
く、溝孔Hの側傍又は、隣接する溝蓋40上に引出さ
れ、これにより溝孔Hの所要部又はその全体が開放され
る。車輪44,44を省略して、溝蓋40を昇降支持桟
30上で摺動させるようにしても良い。
昇降支持桟30の車輪44,44を支持されて、溝蓋4
0は上昇する。そして、車輪44,44の下縁がL形縁
取り片8上面と一致した位置で、溝蓋40は引出し可能
となり、図6で示すように、矢線方向に引張すると、そ
の車輪44,44を利用して、大きな力を要することな
く、溝孔Hの側傍又は、隣接する溝蓋40上に引出さ
れ、これにより溝孔Hの所要部又はその全体が開放され
る。車輪44,44を省略して、溝蓋40を昇降支持桟
30上で摺動させるようにしても良い。
【0020】また溝孔Hを閉鎖する場合には、この位置
から、車輪44,44を昇降支持桟30上となるよう
に、引き戻せば良い、この場合に案内突部31により、
車輪44,44の内方への離脱が防止され、その案内作
用により、容易に昇降支持桟30上に位置して溝孔H全
体を覆い得る位置に位置決めすることが可能となる。
から、車輪44,44を昇降支持桟30上となるよう
に、引き戻せば良い、この場合に案内突部31により、
車輪44,44の内方への離脱が防止され、その案内作
用により、容易に昇降支持桟30上に位置して溝孔H全
体を覆い得る位置に位置決めすることが可能となる。
【0021】そして、かかる位置決め後に上述と同様に
開閉工具50により、螺子杆14を逆方向に回転し昇降
軸体17を下降して傾動リンク21,21を横臥方向に
傾斜させ、昇降支持桟30を、図4の下降位置として、
溝蓋40を係止段10に支持する。尚、係止段10を形
成しないで、被着状態で、溝蓋40を昇降支持桟30で
支持した状態に維持するようにしても良い。
開閉工具50により、螺子杆14を逆方向に回転し昇降
軸体17を下降して傾動リンク21,21を横臥方向に
傾斜させ、昇降支持桟30を、図4の下降位置として、
溝蓋40を係止段10に支持する。尚、係止段10を形
成しないで、被着状態で、溝蓋40を昇降支持桟30で
支持した状態に維持するようにしても良い。
【0022】上述の開閉操作にあって、溝路Hの両側で
各溝蓋受枠1に夫々形成した操作孔12に開閉工具50
を挿入して、夫々螺子杆14の回転操作を行なうことと
なるが、両側の螺子杆14を傘歯車等を用いた公知の連
係機構を適用して、一方の螺子杆14を回転させると、
他方の螺子杆14も同期的に回転するようにしても良
い。
各溝蓋受枠1に夫々形成した操作孔12に開閉工具50
を挿入して、夫々螺子杆14の回転操作を行なうことと
なるが、両側の螺子杆14を傘歯車等を用いた公知の連
係機構を適用して、一方の螺子杆14を回転させると、
他方の螺子杆14も同期的に回転するようにしても良
い。
【0023】上述の構成にあっては、四枚の溝蓋40が
乗載する構造としたが、溝孔Hの形状に倣って、蓋受枠
1を該溝路Hに沿って多数本連続し、多数の溝蓋40を
被着することもできる。又は、矩形状の溝孔Hに適用す
ることもできる。この場合にも、蓋受枠1の施工を容易
とするために、あらかじめエンドプレートで蓋受枠1の
端部を接続して、矩形枠を構成し、溝孔Hに取付けるよ
うにし、両蓋受枠1,1間に二枚の溝蓋40を敷設し
て、溝孔Hを覆うようにしても良い。
乗載する構造としたが、溝孔Hの形状に倣って、蓋受枠
1を該溝路Hに沿って多数本連続し、多数の溝蓋40を
被着することもできる。又は、矩形状の溝孔Hに適用す
ることもできる。この場合にも、蓋受枠1の施工を容易
とするために、あらかじめエンドプレートで蓋受枠1の
端部を接続して、矩形枠を構成し、溝孔Hに取付けるよ
うにし、両蓋受枠1,1間に二枚の溝蓋40を敷設し
て、溝孔Hを覆うようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上述したように、螺子杆14
を開閉工具50を用いて回転して、交叉リンク体20の
交叉部に連結された昇降軸体17を昇降し、これによ
り、所定倍率で拡大させた昇降ストロークで、昇降支持
桟30を昇降するようにし、該昇降支持桟30に乗載し
た溝蓋40を、溝孔Hの外方へ引き出し可能な上昇位置
と、溝受枠1と面一状となる下降位置とに、変換可能と
したものであるから、特殊な工具を用いることなく、大
きな力を要せずに容易に溝蓋40の開閉が可能となる等
の優れた効果がある。
を開閉工具50を用いて回転して、交叉リンク体20の
交叉部に連結された昇降軸体17を昇降し、これによ
り、所定倍率で拡大させた昇降ストロークで、昇降支持
桟30を昇降するようにし、該昇降支持桟30に乗載し
た溝蓋40を、溝孔Hの外方へ引き出し可能な上昇位置
と、溝受枠1と面一状となる下降位置とに、変換可能と
したものであるから、特殊な工具を用いることなく、大
きな力を要せずに容易に溝蓋40の開閉が可能となる等
の優れた効果がある。
【図1】本発明の開閉装置似より支持された溝蓋40の
被着状態を示す平面図である。
被着状態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】要部の拡大縦断正面図である。
【図5】要部の拡大縦断側面図である。
【図6】溝蓋40の引出し作動を示す縦断正面図であ
る。
る。
1 蓋受枠 10 係止段 12 操作孔 14 螺子杆 15 操作頭部 17 昇降軸体 17b 軸部 20 交叉リンク体 21,21 傾動リンク 23 支軸 25 長孔 30 昇降支持桟 33 長孔 34 支軸 40 溝蓋 44 車輪 50 開閉工具 H 溝孔
Claims (1)
- 【請求項1】溝孔の両側縁に支持される両蓋受枠に、そ
の上部位置で上下方向で貫通する操作孔を形成し、かつ
該操作孔の直下で、該操作孔から挿入される工具と連係
して回動操作される上下方向の螺子杆を回動可能に支持
して、該螺子杆に、その回転操作により、昇降案内され
る昇降軸体を螺合し、 さらに溝孔の内側位置に、下端を蓋受枠に枢支された二
片の傾動リンクを交叉させてなる交叉リンク体を配設し
て、両傾動リンクの上端に夫々昇降支持桟を、蓋受枠の
長手方向に沿って水平に、かつ該水平方向への遊びを介
して枢支し、さらに交叉リンク片の交叉部に、前記昇降
軸体を水平方向への遊びを介して連係し、前記昇降軸体
の昇降により、交叉リンクの交叉部を上下方向に移動し
て、両傾動リンクを傾動し、これにより昇降支持桟を昇
降させると共に、 前記溝孔内に被着される溝蓋を、その両縁を両側の昇降
支持桟に係止することにより、昇降支持桟の下降位置
で、該蓋受枠上縁と面一状の位置に支持し、昇降支持桟
の上昇位置で、昇降支持桟上を水平方向へ移動して溝孔
から側方へ撤去可能に支持したことを特徴とする溝蓋の
開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13274595A JP3604454B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 溝蓋の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13274595A JP3604454B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 溝蓋の開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302805A true JPH08302805A (ja) | 1996-11-19 |
JP3604454B2 JP3604454B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=15088600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13274595A Expired - Fee Related JP3604454B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 溝蓋の開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3604454B2 (ja) |
-
1995
- 1995-05-02 JP JP13274595A patent/JP3604454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3604454B2 (ja) | 2004-12-22 |
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Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040820 |
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