JP3103043B2 - マンホール蓋の開閉構造 - Google Patents

マンホール蓋の開閉構造

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JP3103043B2 JP09105638A JP10563897A JP3103043B2 JP 3103043 B2 JP3103043 B2 JP 3103043B2 JP 09105638 A JP09105638 A JP 09105638A JP 10563897 A JP10563897 A JP 10563897A JP 3103043 B2 JP3103043 B2 JP 3103043B2
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孝男 堀江
正一 酒井
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株式会社岡本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、マンホール蓋の開閉構造に係
り、特にマンホール蓋を、その重量に拘わらず、小さな
労力で、簡単に開閉させることが出来る構造に関するも
のである。
【0002】
【背景技術】従来から、上下水道管やガス管等は、暗渠
等に挿通されて、地下に埋設されている。また、近年で
は、都市景観の向上を図ることを目的として、電柱を撤
去するために、該電柱に架設される電力線や電話線等
も、上述の如き既設の暗渠や、それら電力線及び電話線
用として、地下に新設される共同溝等の内部に並行し
て、挿通されて、地下に埋設されることが多くなってき
ている。
【0003】ところで、そのような暗渠や共同溝には、
それらの内部に挿通せしめられる各種の配管や配線等の
点検、修理等を行なうために人が出入りするマンホール
が設けられているが、特に、電力線や電話線等が挿通せ
しめられる暗渠や共同溝等においては、作業上の理由等
から、例えば、1m×3mといった大きな開口部を有す
るマンホールが設けられている。
【0004】そして、そのような大口径のマンホールの
開口部を覆蓋する蓋体は、その大型化を回避する上で、
一般に、複数枚に分割されて、構成されてはいるもの
の、意図される景観向上の観点から、上面に、インター
ロッキングやモルタル等が敷設されて、化粧加工が施さ
れる場合が多く、そのために、1枚100kgを越える
ものもあり、その重量が、極めて大きなものとなってい
る。
【0005】それ故、マンホールの開口部を上述の如き
大重量の蓋体による覆蓋から開放せしめる場合、従来の
如き開蓋作業、即ち、蓋体の端縁部に設けられたバール
孔を通じて、該蓋体とそれを嵌合させる受枠との間にバ
ール等を挿通せしめ、そして、てこの要領で蓋体と受枠
とを縁切りして、それらの間の嵌合を解消させ、その
後、蓋体を人力によって持ち上げる作業を行なおうとす
ると、極めて多大な労力が要されるのであり、また、そ
の開口部を閉蓋する場合にも、開蓋時と同様に、非常に
大きな労力が必要とされるばかりでなく、受枠内に蓋体
を落し込んで嵌合せしめる際に、その衝撃によって、受
枠や蓋体自身を損傷させる恐れがあり、その上、作業者
が、足等を挟んで、怪我をする危険性も高かったのであ
る。
【0006】そこで、そのように重量の大きな蓋体を用
いる場合、特別な構造をもって、マンホールの開口部に
対する蓋体の開閉を行なわしめるようにすることが提案
されており、その一つとして、例えば、特開平8−30
2805号公報に開示される如きマンホール蓋の開閉構
造が知られている。
【0007】すなわち、これは、受枠の内側に、互いに
平行な水平方向に延びる一対の案内レールを、蓋体を支
持させた状態で配置すると共に、各案内レールの下方
に、それぞれ、一対の支持部材を傾斜状態で、互いに交
差させて配置して、この一対の支持部材のそれぞれの上
端部にて、各案内レールを、支持位置が変化させられ得
る状態で支持する一方、各支持部材を、その下端部にお
いて、受枠の内面に回動可能に取り付け、また、それら
一対の支持部材と受枠の内面との間において、該一対の
支持部材の交差部に対応する位置に、鉛直方向に延びる
ネジ部材を、それぞれ移動不能に、且つ軸心回りに回転
可能に配設すると共に、各ネジ部材に対して、該ネジ部
材の軸心回りの回転に伴って昇降移動せしめられるナッ
ト部材をそれぞれ配置し、更に、前記一対の支持部材に
向かって突出する状態で、ナット部材に一体形成された
昇降軸体を、前記一対の支持部材の互いの交差部にそれ
ぞれ設けられた長孔内に挿通位置せしめたものである。
【0008】このような構造では、蓋体に設けられた操
作孔を通じて各ネジ部材を回転させて、各ナット部材と
それに一体形成された昇降軸体をそれぞれ上昇せしめる
ことにより、該昇降軸体が挿通せしめられる一対の支持
部材の交差部がそれぞれ上昇せしめられて、各一対の支
持部材が傾斜状態から引き起こされ、以て各案内レー
ル、更にはそれに支持せしめられた蓋体が上昇移動させ
られるようになっており、また、その状態で蓋体を水平
移動させて、各案内レール上から撤去することによりマ
ンホールが開口せしめられるようになっているのであ
る。
【0009】それ故、かかるマンホール蓋の開閉構造に
よれば、蓋体を人力にて持ち上げる必要が皆無ならしめ
られ得て、該蓋体が大きな重量を有していても、比較的
小さな労力で、その開閉操作を行なうことが出来、ま
た、閉蓋時に、作業者が足等を挟んだりすることなく、
安全に作業が進められ得るのである。
【0010】しかしながら、前記公報に開示されるマン
ホール蓋の開閉構造においては、各一対の支持部材側に
向かって突出するように各ナット部材に一体形成され、
それぞれの支持部材の長孔内に挿通位置せしめられた昇
降軸体の昇降によって、各一対の支持部材が傾斜状態か
ら引き起こされ、或いはその状態から元の傾斜状態とさ
れて、大重量の蓋体を支持する各案内レールが昇降移動
せしめられるようになっていることから、各案内レール
の昇降移動時に、それぞれの昇降軸体に対して、案内レ
ールと蓋体の合計重量に基づく非常に大きな荷重が必然
的に負荷され、それによって、各ネジ部材に対して、昇
降軸体が一体形成される各ナット部材を介して、昇降軸
体の突出側に偏った、極めて大きな作用力が加えられる
こととなり、その結果として、各ネジ部材が、昇降軸体
の突出側に曲がり変形する恐れがあったのである。そし
て、そうなった場合には、各ネジ部材の回転による各ナ
ット部材の昇降がスムーズに為され得なくなり、各案内
レール、ひいては蓋体の円滑な昇降移動が困難になると
いった問題が惹起されることとなるのである。
【0011】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景にして為されたものであって、その解決課題とす
るところは、蓋体の昇降移動に要する労力の軽減化が有
利に図られ得ると共に、該蓋体の重量に拘わらず、蓋体
のスムーズな昇降移動が効果的に確保され得、以てマン
ホールの開口部に対する蓋体の開閉が、小さな労力で且
つ常時円滑に行なわれ得るマンホール蓋の開閉構造を提
供することにある。
【0012】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の
解決のために、マンホールの開口部の周りに設置される
受枠の内側に、互いに平行な水平方向に延びる一対の案
内レールを昇降可能に配置する一方、該受枠に嵌合せし
められて、該マンホールの開口部の少なくとも一部を開
閉可能に覆蓋する蓋体を、それら一対の案内レールに支
持させて、該案内レールと共に上昇せしめ、更に該一対
の案内レールにそって該蓋体を水平方向に移動させるこ
とによって、前記マンホールの開口部を該蓋体による覆
蓋から開放せしめるようにした構造において、該一対の
案内レールのそれぞれに対して設けられた、(a)
内レールの長手方向に並んで且つ互いに所定距離を隔て
配置された一対の長手の剛体からなり、該一対の剛体
のそれぞれの長手の一端部において、案内レールの長
手方向における両端側を、少なくともその一端側の支持
位置が変化させられ得る状態でそれぞれ支持すると共
に、該一対の剛体のそれぞれの長手の中間部において、
前記受枠に対して、前記案内レールの長手方向に垂直と
なる水平方向の回動軸回りに回動可能にそれぞれ取り付
けられ、該回動軸回りの回動によって、該案内レールの
長手方向の前記少なくとも一側の支持位置を変化させ
つつ、案内レールを昇降させる一対の支持部材と、
(b)前記受枠に対する該一対の支持部材の取付部位間
の中央において、且つそれら一対の支持部材間に位置し
て、鉛直方向に延びる状態で、移動不能に、且つ軸心回
りに回転可能に配設されたネジ部材と、(c)該ネジ部
材に螺合せしめられて、該ネジ部材の軸心回りの回転に
よって鉛直方向に昇降移動せしめられるように構成され
ると共に、下面が、前記一対の支持部材の前記案内レー
ルを支持する一端部とは反対側の他端部が該ネジ部材を
中心とした対称的な位置に当接せしめられるカム面とさ
れて、ネジ部材の軸心回りの回転による鉛直方向への
昇降移動に伴って、該一対の支持部材の前記他端部を該
カム面に対して摺動せしめつつ上下動させることによ
り、該一対の支持部材をそれぞれ前記回動軸回りに回動
させる、ナット部材とを含み、前記蓋体に貫通して設け
られた作業孔を通じて前記ネジ部材を回転させて、前記
ナット部材を昇降せしめることにより、前記一対の支持
部材を前記回動軸回りに回動させて、前記案内レール
降せしめ得るように構成したことを、その特徴とする
ものである。
【0013】要するに、本発明に従うマンホール蓋の開
閉構造にあっては、蓋体を支持する一対の案内レールの
それぞれが、各案内レールを支持する各一対の支持部材
の、該案内レールの長手方向に垂直な回動軸回りの回動
によって、昇降せしめられるよう構成されている一方、
各一対の支持部材の配設部位間の中央位置にそれぞれ設
けられた各ネジ部材の回転に伴う、それらネジ部材の各
々に螺合せしめられた各ナット部材の昇降によって、該
ナット部材のそれぞれのカム面における、前記ネジ部材
を中心とした対称的な位置に当接される各一対の支持部
材の端部が、該カム面に対して摺動せしめられつつ上下
動させられて、それら各一対の支持部材が前記回動軸回
りに回動せしめられるようになっており、以て蓋体に貫
通して設けられた作業孔を通じて各ネジ部材を回転させ
ることにより、一対の案内レール、更にはそれらに支持
される蓋体が、共に昇降移動せしめられ得るようになっ
ているのである。
【0014】このように、本発明に係るマンホール蓋の
開閉構造においては、単に、ネジ部材を外部から回転操
作するだけで、蓋体が、それを支持する一対の案内レー
ルと共に昇降移動され得るところから、マンホール蓋の
開口部に対する蓋体の開閉時に、蓋体を人力にて持ち上
げる必要が皆無ならしめられ得、それによって、かかる
蓋体の開閉作業において最も大きな労力が必要とされる
蓋体の昇降移動に要する労力が、極めて有利に軽減され
得るのである。
【0015】 しかも、かかるマンホール蓋の開閉構造
にあっては、上述の如く、各ナット部材のカム面に当接
せしめられた各一対の支持部材が、それら各ナット部材
の昇降に伴って各案内レールの長手方向に垂直な回動軸
回りに回動させられて、一対の案内レールと蓋体とが共
に昇降移動せしめられ得るようになっているのである
が、その際、それら各一対の支持部材は、各ナット部材
のカム面における各ネジ部材を中心とした対称的な位置
に当接せしめられて、該カム面に対して摺動させられる
ようになっているところから、各案内レールと蓋体の昇
降移動時に、それら各案内レールと蓋体の合計重量に基
づく大きな荷重が、ナット部材のカム面の、各ネジ部材
を中心とした対的な部位に略均等に負荷され得て、前
述した従来構造とは異なり、各ネジ部材に対して、特定
の一方向に偏った作用力が加えられるようなことが皆無
ならしめられ得、それによって、ネジ部材が、そのよう
な作用力に起因して、かかる特定の一方向に曲がり変形
せしめられることも有利に回避され得るのであり、その
結果として、各ネジ部材の回転による各ナット部材のス
ムーズな昇降移動、更にはそれによる一対の案内レー
ル、ひいては蓋体の円滑な昇降移動が効果的に確保され
得るのである。
【0016】従って、本発明に従うマンホール蓋の開閉
構造においては、マンホールの開口部に対して、蓋体
を、その重量に拘わらず、小さな労力で、且つ常時円滑
に開閉させることが出来るのである。
【0017】なお、かかる本発明の好ましい態様の一つ
によれば、上述の如き構成とされたマンホール蓋の開閉
構造において、前記ナット部材のカム面が、該ナット部
材の下降に伴う前記一対の支持部材の前記他端部の該カ
ム面に対する摺動によって、各支持部材の該他端部の下
方への移動量が徐々に増大するように傾斜若しくは湾曲
させられた傾斜面若しくは湾曲面にて構成されることと
なる。
【0018】このような構成を有するマンホール蓋の開
閉構造にあっては、ナット部材の下降に伴って、該ナッ
ト部材の単位下降量当たりの各支持部材の回動量が徐々
に増大せしめられ、それによって、該ナット部材の単位
下降量当たりの各案内レールの上昇量の差が小さく為さ
れ得るのである。それ故、かかるマンホール蓋の開閉構
造においては、傾斜面若しくは湾曲面とされた、ナット
部材のカム面の傾斜や湾曲の程度を考慮することによっ
て、ナット部材の単位下降量当たり、換言すればネジ部
材の一回転当たりの各案内レールと蓋体の上昇量を均一
に為すことが出来、その結果として、各案内レールと蓋
体とを上昇移動せしめる際に、ネジ部材を略均等な力で
回転させることが可能となるのである。
【0019】また、前述の如き本発明に従うマンホール
蓋の開閉構造の有利な態様の一つによれば、前記一対の
支持部材のそれぞれに対して、前記ナット部材に当接し
て、前記ネジ部材の軸心回りの回転に伴う該ナット部材
の回転を阻止するストッパ手段が設けられて、該ネジ部
材の軸心回りの回転に伴って、該ナット部材が、該スト
ッパ手段により回転が阻止せしめられつつ、鉛直方向に
昇降移動させられるように構成されることとなる。
【0020】このような構成を有するマンホール蓋の開
閉構造にあっては、各案内レールを支持する一対の支持
部材のそれぞれが、ナット部材の回転を阻止するストッ
パ機能をも兼備せしめられ得て、かかるストッパ機能を
有する独立した部材を設ける必要が皆無ならしめられ得
るのであり、それによって、部品点数が有利に減少せし
められ得、以てコンパクトな構造が有利に実現され得る
のである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより明らかにする
ために、本発明に係るマンホール蓋の開閉構造の構成に
ついて、図面を参照しつつ、詳細に説明することとす
る。
【0022】先ず、図1及び図2には、本発明に従うマ
ンホール蓋の開閉構造が採用されてなるマンホール蓋装
置が概略的に示されている。それら図1及び図2からも
明らかなように、マンホール蓋装置10は、受枠12
と、それに嵌合せしめられる2つの蓋体14,14とを
有して、構成されている。
【0023】より具体的には、このマンホール蓋装置1
0を構成する受枠12は、全体として、矩形形状を呈し
ている。また、かかる受枠12の幅方向(図1中、上下
方向)に互いに対向する二つの内面15,15には、そ
の高さ方向中間部に、受枠12の幅方向に向かって所定
高さ突出し、且つ該受枠12の長さ方向(図1及び図2
中、左右方向)に連続して延びるフランジ部16が一体
的に形成されている。更に、このフランジ部16におい
ては、前記二つの蓋体14,14のそれぞれの幅方向
(図1及び図2中、左右方向)中央部に対応する部位
に、所定長さの切欠部17,17が、それぞれ設けられ
ている。
【0024】また、そのような受枠12における二つの
内面15,15の内側には、二対の案内レール18,1
8と四対の支持体24a,24bとが、それぞれ配され
ている。
【0025】そして、それら二対の案内レール18,1
8は、各一対ずつが、前記二つの蓋体14,14のそれ
ぞれの長さ方向の両端部の下方に各々位置せしめられて
いる。換言すれば、各案内レール18が、各内面15に
対して所定間隔をおいた位置で、受枠12の長さ方向に
それぞれ二つずつ直列し、且つ該受枠12の幅方向にそ
れぞれ対を為して、互いに平行な水平方向に延びるよう
に配設されているのである。
【0026】また、このような配設形態を有する案内レ
ール18は、図3及び図4に示される如く、全体とし
て、長手の略平板形状を呈しており、その上面が、前記
蓋体14を支持するレール面19とされている一方、下
面には、その長手方向両端部における幅方向の一方側
に、該長手方向に所定寸法延びる二つのレール側支持体
取付部20a,20bが、それぞれ一体的に立設されて
いる。
【0027】なお、それら各案内レール18に設けられ
た二つのレール支持体取付部20a,20bは、それぞ
れ異なる長さをもって成っており、受枠12の長さ方向
(図3及び図4中、左右方向)の中央部側とは反対側に
位置するレール支持体取付部20aが、該中央部側に位
置するレール支持体取付部20bよりも長い長さとされ
ている。また、特に、この長さの長いレール支持体取付
部20aには、それを厚さ方向に貫通し、前記各案内レ
ール18の長手方向に延びる長孔22が設けられてい
る。
【0028】一方、四対の支持体24a,24bは、前
記二つの内面15,15の内側において、それぞれ一対
ずつが、前記二対の案内レール18,18のそれぞれの
ものに対応するように、各案内レール18の長手方向に
並んで位置せしめられているのである。
【0029】かかる各一対の支持体24a,24bは、
何れも、長手の金属板にて構成されており、その長手方
向の中間部から一方側の端部までの部位が、長手方向に
略真っ直ぐに延びるレール取付アーム部26とされてい
る一方、該中間部から他方側の端部までの部位が、該支
持体24の幅方向に略くの字に屈曲されたストッパアー
ム部28とされている。また、それら各一対の支持体2
4a,24bのうち、各案内レール18のレール支持体
取付部20aの形成部位側に配置される、一方の支持体
24aのレール取付アーム部26は、該支持体24aの
長手方向の中間部の二箇所で、その厚さ方向にそれぞれ
直角に、即ち階段状に折り曲げられた状態で、該一方の
支持体24aの長手方向に向かって略真っ直ぐに延びる
ように構成されている。
【0030】そして、そのような形状を有する各一対の
支持体24a,24bが、前述の如く、各案内レール1
8の長手方向に並んだ状態で、該一方の支持体24aの
レール取付アーム部26における前記屈曲部位より先端
側の部位と、他方の支持体24bのレール取付アーム部
26とを、一直線上に位置せしめ、且つそれぞれのスト
ッパアーム部28,28を板厚方向に所定距離を隔てて
互いに対向位置せしめるようにして、配置されているの
である。なお、図3及び図4中、29は、補強リブであ
り、支持体24の強度を高めるために、該支持体24に
一体形成されるものである。
【0031】また、それら各一対の支持体24a,24
bにあっては、上述の如き配置状態下において、それぞ
れのものが、その一対ずつに各々対応する案内レール1
8の前記二つのレール支持体取付部20a,20bに対
して、各支持体24の前記レール取付アーム部26の先
端部においてそれぞれ取り付けられているのであるが、
短い長さを有し、受枠12の長さ方向中央部側に位置す
るレール支持体取付部20bに対しては、前記他方の支
持体24bが、該レール支持体取付部20bに移動不能
に固定された取付ピン30bを介して、該取付ピン30
bの軸心回りに回動可能に取り付けられている一方、長
さが長く、該中央部側とは反対側に位置するレール支持
体取付部20aには、前記一方の支持体24aが、前記
長孔22内に、その長さ方向に移動可能な状態で挿通さ
れた取付ピン30aを介して、該取付ピン30aの軸心
回りに回動可能に取り付けられている。
【0032】さらに、上述のようにして二対の案内レー
ル18,18と四対の支持体24a,24bとが互いに
連結された状態で配されてなる受枠12の各内面15上
には、前記フランジ部16における二つの切欠部17,
17の各形成部位の直下に、受枠側支持体取付板32,
32が、それぞれ、ネジ止めされて、固定されている。
この各受枠側支持体取付板32は、全体として、略矩形
平板形形状を呈しており、その長さ方向中央部の下方
に、受枠12の内側に向かって所定高さ突出する突出部
34が一体的に設けられている。また、かかる受枠側支
持体取付板32にあっては、該突出部34の側方の平坦
面と、該突出部34の先端面とにおいて、該受枠側支持
体取付板32の長さ方向中心部に対して対称となる位置
に、二つの取付ボルト36a,36bが、その脚部にお
いて水平方向に延びる状態で、それぞれ、位置固定に取
り付けられている。
【0033】そして、それら各受枠側支持体取付板32
にそれぞれ取り付けられた二つの取付ボルト36a,3
6bに対して、前記各一対の支持体24a,24bが、
その長手方向の中間部位、換言すれば、レール取付アー
ム部26からストッパアーム部28に形状が変化する変
形部位において、各取付ボルト36の前記軸心回りの相
対的な方向に回動可能に取り付けられている。
【0034】なお、本具体例では、上述の如く、二つの
取付ボルト36a,36bの受枠側支持体取付板32に
対する取付部位の、前記二つの内面15,15の対向方
向における高さ位置が各々異なっているが、前述のよう
に、該取付部位の高さ位置の低い取付ボルト36aに取
り付けられる、各一対の支持体24a,24bのうちの
一方の支持体24aにおけるレール取付アーム部26
が、階段状に折り曲げられた状態で、該一方の支持体2
4aの長手方向に向かって略真っ直ぐに延びるように構
成されて、該一方の支持体24aのレール取付アーム部
26における前記屈曲部位より先端側の部位と、他方の
支持体24bのレール取付アーム部26とが、一直線上
に位置せしめられるように配置されていることから、そ
れら各一対の支持体24a,24bの各受枠側支持体取
付板32への取付状態下においても、各一対の支持体2
4a,24bに取り付けられた各案内レール18の、対
を為すもの同士における互いに平行な水平方向に延びる
配設形態が、有利に確保され得るようになっている。
【0035】かくして、各案内レール18に対応して、
その長手方向にそれぞれ配された各一対の支持体24
a,24bが、その長手方向の一端部となる前記レール
取付アーム部26の先端部において、それら各一対の支
持体24a,24bに対応する各案内レール18の長手
方向両端側を支持し得るようになっていると共に、その
支持部位に位置する各取付ピン30a,30bの軸心を
回動軸として回動せしめられ得るようになっており、ま
た、一方の支持体24aが取り付けられる取付ピン30
aが各案内レール18の一方の支持体取付部20aの長
孔22内を移動せしめられることによって、各一対の支
持体24a,24bによる各案内レール18の一端側の
支持位置が変化させられ得るようになっている。更に、
そのような各一対の支持体24a,24bによる各案内
レール18の支持状態下で、それら各一対の支持体24
a,24bが、長手方向の中間部において、受枠12に
取り付けられていることによって、各案内レール18
が、対を為すもの同士において互いに水平方向に延びる
状態で、各一対の支持体24a,24bを介して、受枠
12に取り付けられており、また、かかる取付状態下に
おいて、各一対の支持体24a,24bが、受枠12に
対する取付部位に位置する各取付ボルト36a,36b
の、各案内レール18の長手方向に垂直となる水平方向
に向かって延びる軸心を回動軸として回動せしめられ得
るようになっている。
【0036】而して、それによって、各一対の支持体2
4a,24bが、各取付ボルト36の軸心回りの相対的
な二方向に回動せしめられるに伴って、即ち、各一対の
支持体24a,24bの各レール取付アーム部26,2
6がそれぞれ起立せしめられる方向と、それらがその起
立状態から傾倒せしめられる方向とに、それぞれ相対回
動せしめられるに従って、一方の支持体24aによる各
案内レール18の長手方向一端側の支持位置が変化せし
められつつ、各案内レール18が、水平状態のまま、鉛
直方向に昇降させられ得るようになっているのである。
【0037】ところで、受枠12の前記二つの内面1
5,15上に固定された前記各受枠側支持体取付板32
にあっては、その突出部34の下面に、該突出部34の
突出方向に連続して延びるナット収容溝38が設けられ
ている。また、このナット収容溝38の底壁部には、受
枠側支持体取付部32の長さ方向中心位置、換言すれ
ば、前記一対の支持体24a,24bの受枠側支持体取
付板32への取付部位間の中央位置に、該底壁部(前記
突出部34)を鉛直方向に貫通する円形の貫通孔40が
形成されている。更に、かかる貫通孔40においては、
その上部側開口部が、該貫通孔40の径よりも所定寸法
大径化されたフランジ部収容孔42とされている。
【0038】また、そのような受枠側支持体取付板32
における突出部34の貫通孔40内には、ネジ部材たる
昇降用ネジ棒44が挿通されている。この昇降用ネジ棒
44は、全体として、所定の長さと突出部34の貫通孔
40より小さな外径とを有する丸棒形状を呈している。
また、かかる昇降用ネジ棒44にあっては、その長さ方
向の両方側の端部に、肉厚が異なるものの、何れも径方
向外方に広がる、突出部34の貫通孔40よりも大径の
外向フランジ部45,46が、それぞれ一体形成されて
いると共に、それら二つの外向フランジ部45,46の
形成部位間に雄ネジが刻設されており、更に、長さ方向
一方側の端部たる、肉厚の厚い外向フランジ部45の形
成部位側の先端部が、六角柱形状を呈する六角柱部47
とされている。
【0039】そして、そのような昇降用ネジ棒44が、
六角柱部47の形成されていない長さ方向他方側の端部
において、薄肉の外向フランジ部46を前記受枠側支持
体取付板32における突出部34のフランジ部収容孔4
2内に収容せしめた状態で、該突出部34の貫通孔40
内に遊挿せしめられており、また、該突出部34の前記
ナット収容溝38内に突入位置せしめられる先端部に対
して、該貫通孔40よりも大径のナット48が、溶接等
により取り付けられている。
【0040】これによって、受枠12の幅方向に互いに
対向する二つの内面15,15における前記各一対の支
持体24a,24bの取付部位間の中央位置において、
鉛直方向に延びる昇降用ネジ棒44が、移動不能に、且
つその軸心回りに回転可能に配設されているのであり、
また、その上端部に形成された六角柱部47に対応する
六角孔を有するレンチ等、所定の治具を用い、この治具
の六角孔内に該六角柱部47を挿通させた状態で、該治
具を一定方向に回転操作することによって、軸心回りに
回転せしめられ得るようになっているのである。
【0041】さらに、そのような配設構造を有する昇降
用ネジ棒40には、ナット部材としての昇降体50が螺
合せしめられている。この昇降体50は、全体として、
略厚肉の長手矩形平板形状を呈しており、その中心部
に、雌ネジ孔52が、厚さ方向に貫通するように形成さ
れている。そして、かかる昇降体50にあっては、特
に、厚さ方向一方側の面における前記雌ネジ孔52を中
心とした、長さ方向に対称的な位置に、該昇降体50の
幅方向に連続して延びる溝部54,54が、それぞれ形
成されている。なお、各溝部54は、昇降体50の厚さ
の略半分程度の深さを有しており、その底面と、前記雌
ネジ孔52側とは反対側に位置する一方の側面とが、該
雌ネジ孔52側からその反対側に向かって、即ち該昇降
体50の中心部からその長さ方向の外縁部に向かって、
水平な平坦面と、凹状の湾曲面とが連続するカム面56
として、構成されている。
【0042】そして、かかる昇降体50が、前記各一対
の支持体24a,24bの、互いに対向配置された各ス
トッパアーム部28,28の間に位置せしめられた状態
で、前記溝部54,54の形成面を下面として、即ち、
各カム面56の、該昇降体50の中心部から両外縁部に
向かって延びる前記湾曲面を、凹状形態をもって下方に
向かって湾曲するように延び出させつつ、雌ネジ孔52
において、前記昇降用ネジ棒44に螺合せしめられて、
配置されている。
【0043】なお、ここでは、特に、昇降体50の昇降
用ネジ棒44に対する螺合位置が、その上死点から下死
点までの如何なる位置であっても、換言すれば、昇降体
50の上面が昇降用ネジ棒44の上端側の前記厚肉の外
向フランジ部45の下面に当接せしめられる位置から、
昇降体50の下面が昇降用ネジ棒44の固定される前記
受枠側支持体取付板32の突出部34の上面に当接せし
められる位置までの如何なる螺合位置であっても、昇降
体50は、常に、各一対の支持体24a,24bのそれ
ぞれのストッパアーム部28,28の間に挟まれて、位
置せしめられるようになっている(図2参照)。
【0044】これによって、各昇降用ネジ棒44が軸心
回りに回転せしめられた際に、各昇降体50の両側面
が、各一対の支持体24a,24bのそれぞれのストッ
パアーム部28,28における互いの対向面にそれぞれ
当接させられて、各昇降体50の昇降用ネジ棒44との
一体回転が阻止せしめられ、以て各昇降体50が、該昇
降用ネジ棒44の左右方向の回転に伴って、鉛直方向に
昇降移動せしめられるようになっている。このことから
明らかなように、本具体例では、各支持体24のストッ
パアーム部28によって、ストッパ手段が構成されてい
るのである。
【0045】また、そのように昇降移動可能とされた昇
降体50における二つの溝部54、54のカム面56,
56には、前記各一対の支持体24a,24bにおけ
る、該昇降体50を間に挟んで対向位置せしめられたス
トッパアーム部28,28のそれぞれの先端部が、そこ
に取り付けられたローラ58,58を介して、当接せし
められている。
【0046】すなわち、各一対の支持体24a,24b
のそれぞれのストッパアーム部28,28にあっては、
その先端部が互いの対向方向に向かって突出せしめられ
て、かかる突出部位のそれぞれに、ローラ58,58
が、該突出部位の軸心を回転軸として回転可能に取り付
けられている。そして、それら各一対の支持体24a,
24bのうち、前記受枠12の長さ方向中央部側に位置
するレール支持体取付部20bに取り付けられた支持体
24bのストッパアーム部28の先端部が、昇降体50
の前記二つの溝部54,54のうち、受枠12の長さ方
向中央部側とは反対側に位置する溝部54のカム面56
に、また、受枠12の長さ方向中央部側とは反対側に位
置するレール支持体取付部20aに取り付けられた支持
体24aのストッパアーム部28の先端部が、受枠12
の長さ方向中央部側に位置する溝部54のカム面56
に、それぞれローラ58,58を介して、当接せしめら
れているのである。
【0047】これにより、各昇降用ネジ棒44の左右方
向の回転による各昇降体50の鉛直方向への昇降移動に
伴って、各一対の支持体24a,24bのストッパアー
ム部28,28の先端部が、ローラ58,58を回転さ
せながら、各昇降体50の下降移動時には、各昇降体5
0の中心部から長さ方向両方向の外縁部に向かって、ま
たその上昇移動時には、該長さ方向両方向の外縁部から
中心部に向かって、それぞれ、各カム面56上を摺動せ
しめられつつ、各昇降体50と共に上下動させられるよ
うになっている。そして、それによって、それら各一対
の支持体24a,24bが、各昇降体50の下降移動時
には、各支持体24のレール取付アーム部26をそれぞ
れ起立させる方向に、また、各昇降体50の上昇移動時
には、各支持体24のレール取付アーム部26を傾倒さ
せる方向に、それぞれ、前記取付ボルト36a,36b
の軸心回りに相対回動せしめられるようになっている。
【0048】かくして、本具体例に係るマンホール蓋装
置10を構成する受枠12にあっては、各昇降用ネジ棒
44を軸心回りに左右方向に回転せしめることによっ
て、各一対の支持体24a,24bが、各昇降用ネジ棒
44の回転方向に応じた方向にそれぞれ相対回動させら
れ、またその結果として、一方の支持体24aによる各
案内レール18の長手方向一端側の支持位置が変化せし
められつつ、各案内レール18が、水平状態のまま、鉛
直方向に昇降させられ得るようになっているのである。
【0049】なお、かかる受枠12においては、図3に
示される如く、昇降体50が、昇降用ネジ棒44に対す
る螺合位置の前記下死点に位置せしめられている場合、
各案内レール18が、該受枠12に一体形成されたフラ
ンジ部16の上方において、前記レール面19を、仮想
線にて示される地面59に対して一直線上に位置せしめ
た状態で配置されるようになっており、また、図2から
も明らかなように、昇降体50が、昇降用ネジ棒44に
対する螺合位置の前記上死点に位置せしめられている場
合には、各案内レール18は、該フランジ部16の下方
に位置せしめられるようになっている。
【0050】また、かかる受枠12にあっては、上述の
如く、各昇降体50の二つの溝部54,54のそれぞれ
のカム面56,56が、前記各一対の支持体24a,2
4bにおけるストッパアーム部28,28の摺動方向に
沿って延びる平坦面と凹状形態をもって下方に向かって
湾曲する湾曲面とが連続する形状を有して構成されてい
ることから、各昇降体50の下降に伴う各一対の支持体
24a,24bの各カム面56に対する摺動時に、それ
ら各一対の支持体24a,24bの、前記取付ボルト3
6a,36bのそれぞれの軸心回りの回動量が、徐々に
増大せしめられ得るようになっている。そして、ここで
は、特に、各カム面56の湾曲面の曲率が考慮されて、
各一対の支持体24a,24bの回動量の増大量が調節
されており、以て各昇降用ネジ棒44の一回転量当たり
の前記各案内レール18の上昇量が、略一定に維持され
得るようになっている。
【0051】一方、図1及び図2に示される如く、その
ような構造とされた受枠12に嵌合される前記二つの蓋
体14,14は、該受枠12の開口部の半分を覆蓋し得
る大きさを有する矩形平板状の基板60に対して、複数
の補強リブ62が、格子状形態をもって立設せしめられ
て、構成されている。更に、それら複数の補強リブ62
にて形成される各格子の内部には、モルタル64が充填
せしめられている。
【0052】また、各蓋体14にあっては、複数の補強
リブ62が設けられる側とは反対の側において、幅方向
に互いに対向する辺を含む二つの外縁部の内側に、キャ
スター取付部66が、それぞれ二つずつ、長さ方向に所
定間隔をおいて立設せしめられており、更に、各キャス
ター取付部66には、キャスター68が、該蓋体14を
その長さ方向に水平移動せしめ得るように、それぞれ取
り付けられている。また、かかる蓋体14においては、
前記二つの外縁部における、キャスター68の取付部位
間のそれぞれの中央位置に、作業孔70,70が、該蓋
体14を厚さ方向に貫通して、形成されている。
【0053】そして、そのような構成を有する二つの蓋
体14,14が、それぞれ、幅方向両端側の下面におい
て、受枠12の前記二つの内面15,15に一体形成さ
れたフランジ部16,16上に載置され、且つ各作業孔
70内に、各内面15に設けられた昇降用ネジ棒44の
前記六角柱部47の先端をそれぞれ挿通せしめると共
に、各キャスター68を前記各案内レール18の上方に
位置させた状態で、受枠12に対して、嵌合せしめられ
るようになっているのである。
【0054】従って、上述の如き構造とされた受枠12
と二つの蓋体14,14とからなるマンホール蓋装置1
0にあっては、蓋体14の開閉作業が、有利には、以下
の如き操作手順に従って行なわれることとなる。
【0055】すなわち、先ず、図5に示される如く、受
枠12の各内面15に設けられた昇降用ネジ棒44の六
角柱部47が挿通せしめられ得る六角孔が先端面に形成
されたレンチ72を用い、このレンチ72の先端を蓋体
14の作業孔70内に挿通させると共に、該レンチ72
の六角孔内に、昇降用ネジ棒44の六角柱部47を挿通
させる。そして、そのような挿通状態において、レンチ
72を左回りに(図5中、矢印方向に)回転せしめ、以
て昇降用ネジ棒44を、その軸心回りに左回転せしめ
る。
【0056】そして、図6に示される如く、前述の如き
レンチ72に対する左回りの回転操作による昇降用ネジ
棒44の軸心回りの左回転によって、昇降体50を、鉛
直方向に下降移動させて、昇降用ネジ棒44に対する螺
合位置の下死点に位置させた後、レンチ72を前記作業
孔70内から抜き取る。かくして、各一対の支持体24
a,24bを前記取付ボルト36a,36bの軸心回り
に回動させて、一方の支持体24aによる各案内レール
18の長手方向一端側の支持位置を変化させつつ、各案
内レール18を、そのレール面19が地面59と同一高
さとなる位置まで鉛直方向に上昇せしめる。その結果、
各案内レール18のレール面19上に、各蓋体14の各
キャスター68を当接させて、各蓋体14を各案内レー
ル18により支持せしめた状態で、各蓋体14を各案内
レール18と共に、徐々に上昇移動させるのであり、ま
たそれと同時に、各蓋体14の受枠12に対する嵌合を
解消せしめるのである。
【0057】なお、そのような各案内レール18の上昇
移動操作を行なう際には、レンチ72を二つ用い、それ
らを蓋体14の二つの作業孔70,70を通じて、それ
ら二つの作業孔70,70に対応してそれぞれ位置する
二つの昇降用ネジ棒44,44を同時に、且つ同一の回
転量で回転させて、該蓋体14を支持する各一対の案内
レール16,16を同一の移動量にて、同時に上昇移動
させるように為すことが望ましい。それによって、各蓋
体14を、水平状態を維持したまま、上昇移動させるこ
とが出来るのである。
【0058】次に、図7に示される如く、蓋体14の各
キャスター68を各案内レール18に沿って転動させ
て、蓋体14を、受枠12の長手方向において中心部か
ら外縁部に向かう方向(図7中、矢印方向)に水平移動
させる。これによって、蓋体14を、受枠12内から地
面59上に移動させ、受枠12内から除去するのであ
る。そして、もう一方の蓋体14も、前述の如き操作手
順に従って、受枠12から移動、除去することによっ
て、マンホールの開口部を蓋体14,14による覆蓋か
ら開放せしめるのである。
【0059】また、蓋体14,14にて、受枠12の開
口部を閉蓋して、マンホールの開口部を、再び、蓋体1
4,14による覆蓋状態と為すには、前述の如き開蓋作
業に対して、その逆の操作手順に従って作業が進められ
ることとなる。即ち、先ず、蓋体14が各案内レール1
8にて支持せしめられるように、蓋体14を地面59上
から受枠12の中心部に向かって水平移動させる。そし
て、蓋体14を図6に示される如き位置に配置せしめた
後、レンチ72を蓋体14の作業孔70内に挿通せしめ
て、該レンチ72と共に昇降用ネジ棒44を、その軸心
回りに右回転せしめる。それによって、昇降体50を鉛
直方向に上昇せしめて、一対の支持体24a,24b
を、各レール取付アーム部26,26がそれぞれ傾倒す
るように、前記取付ボルト36a,36bの軸心回りの
相対方向に回動させる。そうして、それら一対の支持体
24a,24bのうちの一方の支持体24aの各案内レ
ール18に対する支持位置を変化させつつ、各案内レー
ル18を鉛直方向に下降させ、その結果、案内レール1
8上に支持された蓋体14を鉛直方向に下降移動させる
と共に、該蓋体14を受枠12に対して嵌合せしめるの
である。その後、もう一方の蓋体14も同様して、受枠
12に対して嵌合せしめる。
【0060】このように、本具体例にあっては、蓋体1
4に設けられた作業孔70を通じて昇降用ネジ棒44を
軸心回りに左回転させるだけで、蓋体14が、それを支
持する各一対の案内レール18,18と共に上昇移動せ
しめられて、受枠12に対する嵌合が解消せしめられ、
更に、そのような上昇移動時において、蓋体14を各案
内レール18上から地面59上に水平移動させることに
よって、マンホールの開口部を該蓋体14の覆蓋から開
放せしめ得るようになっているところから、従来とは異
なり、バール等を用いて、てこの要領で、それら蓋体1
4と受枠12との縁切り作業を行なう必要がなく、しか
も、蓋体14を人力にて持ち上げる作業が皆無ならしめ
られ得るのであり、それによって、蓋体14の重量に拘
わらず、小さな労力で開蓋せしめることが出来のであ
る。
【0061】また、本具体例においては、蓋体14にて
マンホールの開口部を閉蓋せしめる際にも、蓋体14を
地面59上から各案内レール18上に水平移動させた
後、昇降用ネジ棒44を軸心回りに右回転させるだけ
で、それら蓋体14と各案内レール18が下降移動せし
められて、蓋体14が受枠12に対して嵌合せしめら
れ、以てマンホールの開口部の蓋体14による閉蓋状態
が得られるようになっていることから、開蓋作業時と同
様に、蓋体14を人力にて持ち上げる必要がなく、蓋体
14の重量に拘わらず、小さな労力で開蓋作業を行なう
ことが出来るのであり、また、蓋体14が各案内レール
18に接地せしめられた状態で、受枠12の蓋体14と
の間の嵌合が得られるため、受枠12内に蓋体14を所
定の高さから落し込んだりする必要がなく、そのような
落し込み時の衝撃によって受枠12や蓋体14が破損し
たり、その際に、作業者が足等を挟んだりすることが、
効果的に回避され得るのである。
【0062】そして、特に、本具体例にあっては、蓋体
14と各案内レール18の鉛直方向への昇降移動に伴っ
て、各一対の支持体24a,24bのそれぞれのストッ
パアーム部28,28の先端部が、昇降体50の二つの
溝部54,54のカム面56,56における、昇降用ネ
ジ棒44が螺合せしめられる雌ネジ孔52を中心とした
対称的な位置に当接せしめられて、カム面56,56に
対して摺動させられるようになっているところから、蓋
体14と各案内レール18の昇降移動に、それら蓋体1
4と各案内レール18の合計重量に基づく大きな荷重
が、昇降体50に対して、昇降用ネジ棒44が螺合せし
められる雌ネジ孔52を中心として対称的な部位に略均
等に負荷され得て、特定の一方向に偏った作用力が加え
られるようなことが皆無ならしめられ得るのであり、そ
れによって、昇降用ネジ棒44が、そのような作用力に
て、特定の一方向に曲がり変形せしめられることも有利
に回避され得るのである。そして、その結果として、昇
降用ネジ棒44の回転による昇降体50、ひいては蓋体
14のスムーズな昇降移動が、効果的に確保され得るの
である。
【0063】また、本具体例においては、蓋体14が、
複数のキャスター68を介して案内レール18上に支持
せしめられ、それら複数のキャスター68の転動によっ
て、水平移動せしめられるようになっていることから、
そのような蓋体14の水平移動が、より小さな労力で行
なわれ得るのであり、それによって、蓋体14の開閉
が、より円滑に且つ迅速に実施され得るのである。
【0064】さらに、本具体例にあっては、昇降体50
の二つの溝部54,54のカム面56,56が、該昇降
体50の中心部から外縁部に向かう方向にそって、凹状
形態をもって下方に湾曲する湾曲面を有し、各昇降体5
0の下降に伴う各一対の支持体24a,24bの各カム
面56に対する摺動時に、それら各一対の支持体24
a,24bの、前記取付ボルト36a,36bのそれぞ
れの軸心回りの回動量が、徐々に増大せしめられて、各
昇降用ネジ棒44の一回転量当たりの前記各案内レール
18の上昇量が、略一定に維持され得るようになってい
るところから、蓋体14と各案内レール18とを上昇移
動せしめる際に、昇降用ネジ棒44を略均等な力で回転
させることが出来るのである。
【0065】また、本具体例においては、昇降体50
が、各一対の支持体24a,24bの、互いに対向配置
されたストッパアーム部28,28の間に位置せしめら
れた状態で、昇降用ネジ棒44に螺合されて、配置さ
れ、該昇降用ネジ棒44が軸心回りに回転せしめられた
際に、昇降体50の両側面が、各一対の支持体24a,
24bのそれぞれのストッパアーム部28,28におけ
る互いの対向面にそれぞれ当接させられて、昇降体50
の昇降用ネジ棒44との一体回転が阻止せしめられ、以
て昇降体50が、該昇降用ネジ棒44の左右方向の回転
に伴って、鉛直方向に昇降移動せしめられるようになっ
ているところから、昇降体50を昇降用ネジ棒44の回
転に応じて昇降移動させるために、それら昇降体50と
昇降用ネジ棒44との一体回転を阻止する特別な部材
を、独立して設ける必要が皆無ならしめられ得るのであ
り、それによって、部品点数が有利に減少せしめられ
得、以てコンパクトな構造が有利に実現され得るのであ
る。
【0066】ところで、前記具体例では、案内レール1
8の長手方向の両端側が、その一端側において支持位置
が変化せしめられ得る状態で、一対の支持体24a,2
4bにて支持せしめられるようになっていたが、該案内
レール18の長手方向両端の何れの側においても、一対
の支持体24a,24bによる支持位置が変化せしめら
れ得るように為しても、何等差し支えない。
【0067】また、そのような一対の支持体24a,2
4bによる案内レール18の支持構造は、前記具体例に
示されるものに、特に限定されるものでないことは、勿
論である。
【0068】さらに、一対の支持体24a,24bの形
状や、それら一対の支持体24a,24bを、受枠12
の各内面15に対して、案内レール15の長手方向に垂
直となる水平方向の回動軸回りに回動可能に取り付ける
取付構造も、前記具体例に示される如きものに、決して
限定されるものではない。
【0069】更にまた、前記具体例では、外向フランジ
部45,46が、長さ方向両端部にそれぞれ一体形成さ
れた、ネジ部材としての昇降用ネジ棒44が、受枠12
に固定された受枠側支持体取付板32の突出部34に対
して、長さ方向一端部の外向フランジ部46と、該一端
部の先端に固定されたナット48とにより上下方向への
移動が規制された状態で、軸心回りに回転可能に取り付
けられて、配設されていたが、そのようなネジ部材の配
設構造も、移動不能に、且つ軸心回りに回転可能に配設
され得るのであれば、前記具体例とは別の構造を採用し
ても、何等差し支えないのである。
【0070】さらに、前記具体例では、ナット部材たる
昇降体50の厚さ方向一方側の面における雌ネジ孔52
を中心とした、長さ方向に対称的な位置に、該昇降体5
0の幅方向に連続して延びる溝部54,54が、それぞ
れ形成され、各溝部54の底面と一方の側面とが該昇降
体50の中心部からその長さ方向の外縁部に向かって、
水平な平坦面と、凹状形態をもって湾曲する湾曲面とが
連続するカム面56として、構成されていたが、かかる
昇降体50に形成されるカム面56の形状は、決してこ
れに限定されるものではなく、例えば、該昇降体50の
厚さ方向一方側の面にV字状の溝部を設けて、カム面を
傾斜面にて構成しても良く、また、そのような溝部等を
何等設けることなく、昇降体50の厚さ方向一方の平坦
な面全体をカム面と為すことも、可能である。
【0071】また、そのようなナット部材としての昇降
体50の全体形状も、前記具体例に示される如きもの
に、何等限定されるものではない。
【0072】さらに、前記具体例では、受枠12と蓋体
14とが矩形形状を有して構成されていたが、かかる受
枠や蓋体が円形形状を有して構成されていても、何等差
し支えない。
【0073】また、前記具体例では、一つの昇降用ネジ
棒44を回転操作せしめることによって、該一つの昇降
用ネジ棒44の上方に配された一つの案内レール18の
みが昇降移動せしめられるようになっていたが、一つの
昇降用ネジ棒44の回転によって、蓋体14を支持する
一対の案内レール18,18が同時に昇降移動せしめら
れるように構成しても良い。それによって、蓋体14の
開閉作業が、より迅速に且つ円滑に行なわれ得ることと
なる。
【0074】加えて、前記具体例では、受枠12に対し
て二つの蓋体14が嵌合せしめられて、マンホールの開
口部が覆蓋せしめられるマンホール蓋装置の蓋体の開閉
構造に対して、本発明を適用したものの具体例を示した
が、本発明が、一つ或いは三つ以上の蓋体を有してなる
マンホール蓋装置の蓋体の開閉構造に対しても、有利に
適用され得るものであることは、勿論である。
【0075】以上、本発明の具体的な構成について詳述
してきたが、本発明が、上記の記載によって、何等の制
約をも受けるものでないことは、言うまでもないところ
である。また、本発明には、上記の具体例の他にも、本
発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に
基づいて種々なる変更、修正、改良等を加え得るもので
あることが、理解されるべきである。
【0076】
【発明の効果】上述の説明からも明らかなように、本発
明に従うマンホール蓋の開閉構造にあっては、蓋体の昇
降移動に要する労力の軽減化が有利に図られ得ると共
に、該蓋体の重量に拘わらず、蓋体のスムーズな昇降移
動が効果的に確保され得、以てマンホールの開口部に対
して、蓋体が、その重量に拘わらず、小さな労力で、且
つ常時円滑に開閉させられ得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うマンホール蓋の開閉構造の一例が
採用されて成るマンホール蓋装置の平面説明図である。
【図2】図1におけるII−II断面説明図である。
【図3】図2における要部拡大説明図である。
【図4】図1における要部拡大説明図である。
【図5】図1に示されたマンホール蓋装置を開蓋する際
の作業工程の一例を示す説明図であって、所定の治具を
用いてネジ部材を回転せしめている状態を示す。
【図6】図1に示されたマンホール蓋装置を開蓋する際
の作業工程の別の例を示す説明図であって、ネジ部材の
回転に伴うナット部材の下降移動により、案内レールと
共に蓋体を上昇移動せしめた状態を示す。
【図7】図1に示されたマンホール蓋装置を開蓋する際
の作業工程の更に別の例を示す説明図であって、蓋体を
水平移動させて、マンホールの開口部を該蓋体による覆
蓋から開放せしめた状態を示す。
【符号の説明】
10 マンホール蓋装置 12 受枠 14 蓋体 15 内面 18 案内レール 24 支持体 26 レール取付アーム部 28 ストッパア
ーム部 44 昇降用ネジ棒 50 昇降体 56 カム面 70 作業孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−302805(JP,A) 特開 平8−92985(JP,A) 特開 平8−326080(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/14 E03F 5/02 - 5/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの開口部の周りに設置される
    受枠の内側に、互いに平行な水平方向に延びる一対の案
    内レールを昇降可能に配置する一方、該受枠に嵌合せし
    められて、該マンホールの開口部の少なくとも一部を開
    閉可能に覆蓋する蓋体を、それら一対の案内レールに支
    持させて、該案内レールと共に上昇せしめ、更に該一対
    の案内レールにそって該蓋体を水平方向に移動させるこ
    とによって、前記マンホールの開口部を該蓋体による覆
    蓋から開放せしめるようにした構造において、該一対の
    案内レールのそれぞれに対して設けられた、 案内レールの長手方向に並んで且つ互いに所定距離を
    隔てて配置された一対の長手の剛体からなり、該一対の
    剛体のそれぞれの長手の一端部において、案内レール
    の長手方向における両端側を、少なくともその一端側の
    支持位置が変化させられ得る状態でそれぞれ支持すると
    共に、該一対の剛体のそれぞれの長手の中間部におい
    て、前記受枠に対して、前記案内レールの長手方向に垂
    直となる水平方向の回動軸回りに回動可能にそれぞれ取
    り付けられ、該回動軸回りの回動によって、該案内レー
    ルの長手方向の前記少なくとも一側の支持位置を変化
    させつつ、案内レールを昇降させる一対の支持部材
    と、 前記受枠に対する該一対の支持部材の取付部位間の中央
    において、且つそれら一対の支持部材間に位置して、
    直方向に延びる状態で、移動不能に、且つ軸心回りに回
    転可能に配設されたネジ部材と、 該ネジ部材に螺合せしめられて、該ネジ部材の軸心回り
    の回転によって鉛直方向に昇降移動せしめられるように
    構成されると共に、下面が、前記一対の支持部材の前記
    案内レールを支持する一端部とは反対側の他端部が該ネ
    ジ部材を中心とした対称的な位置に当接せしめられるカ
    ム面とされて、ネジ部材の軸心回りの回転による鉛直
    方向への昇降移動に伴って、該一対の支持部材の前記他
    端部を該カム面に対して摺動せしめつつ上下動させるこ
    とにより、該一対の支持部材をそれぞれ前記回動軸回り
    に回動させる、ナット部材と、 を含み、前記蓋体に貫通して設けられた作業孔を通じて
    前記ネジ部材を回転させて、前記ナット部材を昇降せし
    めることにより、前記一対の支持部材を前記回動軸回り
    に回動させて、前記案内レールを昇降せしめ得るように
    構成したことを特徴とするマンホール蓋の開閉構造。
  2. 【請求項2】 前記ナット部材のカム面が、該ナット部
    材の下降に伴う前記一対の支持部材の前記他端部の該カ
    ム面に対する摺動によって、各支持部材の該他端部の下
    方への移動量が徐々に増大するように傾斜若しくは湾曲
    させられた傾斜面若しくは湾曲面にて構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のマンホール蓋の開閉構
    造。
  3. 【請求項3】 前記一対の支持部材のそれぞれに対し
    て、前記ナット部材に当接して、前記ネジ部材の軸心回
    りの回転に伴う該ナット部材の回転を阻止するストッパ
    手段を設けて、該ネジ部材の軸心回りの回転に伴って、
    該ナット部材が、該ストッパ手段により回転が阻止せし
    められつつ、鉛直方向に昇降移動させられるように構成
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマ
    ンホール蓋の開口構造。
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