JPH0830227A - 気体放電型表示装置の駆動装置 - Google Patents

気体放電型表示装置の駆動装置

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JPH0830227A
JPH0830227A JP6165463A JP16546394A JPH0830227A JP H0830227 A JPH0830227 A JP H0830227A JP 6165463 A JP6165463 A JP 6165463A JP 16546394 A JP16546394 A JP 16546394A JP H0830227 A JPH0830227 A JP H0830227A
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JP
Japan
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high breakdown
breakdown voltage
scan
circuit
electrode
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Application number
JP6165463A
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English (en)
Inventor
Koji Ito
幸治 伊藤
Koichi Itsuda
浩一 五田
Takao Wakitani
敬夫 脇谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Priority to DE69531174T priority patent/DE69531174T2/de
Priority to EP95106246A priority patent/EP0680067B1/en
Priority to FI952020A priority patent/FI952020A/fi
Priority to CN95105795A priority patent/CN1074164C/zh
Priority to KR1019950010890A priority patent/KR0178306B1/ko
Priority to CNB001036351A priority patent/CN1227635C/zh
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Priority to US09/108,577 priority patent/US5969478A/en
Priority to US09/280,594 priority patent/US6072279A/en
Priority to US09/353,710 priority patent/US6118220A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 IC化が容易で低コスト化が可能で、走査電
極間をショートしても走査電極駆動回路が破壊しないプ
ラズマディスプレイパネルの駆動装置を提供する。 【構成】 複数の走査電極SCN1 〜SCNN にそれぞ
れ独立してドレイン電極が接続された高耐圧Nチャネル
MOSFET21群と、高耐圧NチャネルMOSFET
21群のゲート電極に接続された走査用論理回路23
と、高耐圧NチャネルMOSFET21群のソース電極
が出力SCCOMに接続されるとともに走査用論理回路
23における信号レベルの基準となる共通ラインが出力
SCCOMに接続された高耐圧プッシュプル回路22と
を有する走査電極駆動回路を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテレビおよび広告表示
盤などの各種表示に用いるプラズマディスプレイパネル
などの気体放電型表示装置を駆動するための気体放電型
表示装置の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス放電を利用した気体放電型表示装置
は、カラー表示が可能で奥行きが小さく大型の画面を実
現できる表示デバイスであるため、その利用範囲を急速
に拡大しつつある。これに伴い、気体放電型表示装置の
駆動装置においても、一層の低コスト化および小型化が
要望されている。このような気体放電型表示装置の駆動
装置における従来の技術としては、例えば特開平4−1
70581号公報にドットマトリクス表示パネルの駆動
回路として示されているものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら、気体放電型表
示装置の駆動装置の従来例について、面放電形ACプラ
ズマディスプレイパネルの駆動装置を一例に取り上げて
説明する。駆動装置の説明に先立ち、まず面放電形AC
プラズマディスプレイパネルについて説明する。
【0004】従来の面放電形ACプラズマディスプレイ
パネルの一例としては、例えば特開昭61−39341
号公報に、ガス放電表示パネルとその駆動方法として示
されている。図4(a)は面放電形ACプラズマディス
プレイパネルの一部平面図を示し、同図(b)はそのB
−B’線断面図を示したものである。図4において、一
方のガラス基板1上に走査電極2群と維持電極3群とが
平行に設けられ、これらの走査電極2群と維持電極3群
は誘電体層4と保護膜層5で覆われている。そして、放
電空間6を挟んでデータ電極7群が他方のガラス基板8
上に、走査電極2群と維持電極3群とに直交対向して設
けられ、マトリクスを構成している。
【0005】このような面放電形ACプラズマディスプ
レイパネルの駆動方法は、所定のデータ電極7と走査電
極2にパルスを印加すると、所定のデータ電極7と走査
電極2の交点Wで放電が起こり、この部分の保護膜層5
の表面に電荷が蓄積され、つぎに走査電極2と維持電極
3に交互にパルスが印加されることにより、保護膜層5
表面に蓄積された電荷により起動されてS部において放
電が開始し、その後S部の放電が継続するというもので
ある。
【0006】つぎに、面放電形ACプラズマディスプレ
イパネルの駆動装置について説明する。図5は、上記の
面放電形ACプラズマディスプレイパネルにおける従来
の駆動装置の構成例を示したものである。図5に示した
面放電形ACプラズマディスプレイパネル9におけるM
列のデータ電極7にはデータ電極駆動回路10が、N行
の走査電極2には走査電極駆動回路11が、N行の維持
電極3には維持電極駆動回路12が、それぞれ接続され
て構成されている。
【0007】このような駆動装置における動作タイミン
グの一例を図6に示し、その動作について説明する。な
お、説明の中にあるパルス振幅の値は代表例であり、こ
の限りではない。図6の書き込み期間において、所定の
データ電極DATA1 〜DATAM に振幅が100Vで
ある正の書き込みパルス、第1番目の走査電極SCN 1
に振幅が200Vである負の走査パルスが印加される
と、所定のデータ電極DATA1 〜DATAM と第1番
目の走査電極SCN1 の交点部の保護膜層表面に電荷が
蓄積される。
【0008】つぎに、所定のデータ電極DATA1 〜D
ATAM に振幅が100Vである正の書き込みパルス、
第2番目の走査電極SCN2 に振幅が200Vである負
の走査パルスが印加されると、前記所定のデータ電極D
ATA1 〜DATAM と第2番目の走査電極SCN2
交点部の保護膜層表面に電荷が蓄積される。同様な動作
が続いて行われ、最後に所定のデータ電極DATA1
DATAMに振幅が100Vである正の書き込みパル
ス、第N番目の走査電極SCNN に振幅が200Vであ
る負の走査パルスが印加されると、前記所定のデータ電
極DATA1 〜DATAM と第N番目の走査電極SCN
N の交点部の保護膜層表面に電荷が蓄積される。
【0009】続く維持期間において、全ての維持電極S
US1 〜SUSN と全ての走査電極SCN1 〜SCNN
に交互に振幅が200Vである負の維持パルスが印加さ
れると、前記蓄積された電荷により起動されて、その部
分の維持電極SUS1 〜SUSN と走査電極SCN1
SCNN 間で維持放電を開始し、その後維持パルスの印
加を続けている間、維持放電が継続する。
【0010】つぎに、消去期間において全ての維持電極
SUS1 〜SUSN に振幅が200Vである負の細幅消
去パルスが加わると、消去放電が起こり、維持放電によ
って保護膜層表面に蓄積された電荷が消滅して、つぎの
維持パルスが印加されても放電を継続しなくなる。上記
のような面放電形ACプラズマディスプレイパネルの駆
動装置のうち、特にこの発明に関わる従来の走査電極駆
動回路部分について、さらに詳細に説明する。
【0011】図7は、従来の走査電極駆動回路の構成の
一例を示したものである。この図において、走査電極S
CN1 〜SCNN のそれぞれに独立して高耐圧Pチャネ
ルMOSFET13のドレイン電極および高耐圧Nチャ
ネルMOSFET14のドレイン電極が接続されてい
る。また、高耐圧PチャネルMOSFET13のソース
電極はグラウンドに、高耐圧NチャネルMOSFET1
4のソース電極はマイナス200Vの高圧電源に接続さ
れており、高耐圧PチャネルMOSFET13と高耐圧
NチャネルMOSFET14とがプッシュプル形式の高
耐圧出力部を構成している。
【0012】そして、高耐圧PチャネルMOSFET1
3群は高耐圧レベルシフト回路(L/S)15を介して
走査用論理回路16に接続され、高耐圧NチャネルMO
SFET14群は直接走査用論理回路16に接続されて
いる。なお、走査用論理回路16は、シフトレジスタ1
7,ゲート18群,ゲート19群およびインバータ20
群から構成されており、信号レベルの基準となる共通ラ
インはマイナス200Vの高圧電源に接続されている。
【0013】図8はこのような従来の走査電極駆動回路
における動作タイミングを示したものである。書き込み
期間において、シフトレジスタ17に走査データ信号/
SI(/SIはSIの反転信号である。以下、同じ)お
よびクロック信号/CLK(/CLKはCLKの反転信
号である。以下、同じ)が入力されると、走査データ信
号/SIがクロック信号/CLKの立ち下がりエッジで
取り込まれ、シフトレジスタ17の出力が順次ローレベ
ルになり走査信号が出力されることになる。ブランク信
号/BLK(/BLKはBLKの反転信号である。以
下、同じ)がローレベルの間だけ、これらの信号がゲー
ト18群を通過し、さらにゲート19群、インバータ2
0群および高耐圧レベルシフト回路15群を通して各高
耐圧MOSFET13,14群に印加され、走査電極S
CN1 〜SCNN に走査パルスを順次発生する。
【0014】また、維持期間において、維持信号/SU
(/SUはSUの反転信号である。以下、同じ)がゲー
ト19群に入力されると、全ての走査電極SCN1 〜S
CN N に維持パルスを同時に発生する。なお、従来は図
7のように構成された走査電極駆動回路を小型化するた
めに、これを適当なブロック数に分割してモノリシック
IC化を行っていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のプラズマディスプレイパネルの駆動装置で
は、全ての走査電極SCN1 〜SCNN に高耐圧Pチャ
ネルMOSFETと高耐圧NチャネルMOSFETとか
らなるプッシュプル形式の高耐圧出力部が必要であると
同時に高耐圧レベルシフト回路が必要であるので、走査
電極駆動回路のIC化が比較的困難であり、IC化した
場合もチップ面積が大きくなるため、装置のコスト高を
招くという問題を有していた。また、走査電極間でショ
ートが発生すると、走査電極駆動回路が破壊してしまう
という問題も有していた。
【0016】この発明の目的は、IC化が容易で低コス
ト化が可能で、走査電極間をショートしても走査電極駆
動回路が破壊しない気体放電型表示装置の駆動装置を提
供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の気体放電
型表示装置の駆動装置は、複数のデータ電極と、これら
複数のデータ電極に直交する複数の走査電極とを有する
気体放電型表示装置を駆動する気体放電型表示装置の駆
動装置であって、逆導通ダイオードをそれぞれ並列に有
し複数の走査電極にそれぞれ独立して一方の主電極が接
続された高耐圧スイッチング素子群と、高耐圧スイッチ
ング素子群の各制御電極に接続された走査用論理回路
と、高耐圧スイッチング素子群の各他方の主電極が出力
に接続されるとともに走査用論理回路における信号レベ
ルの基準となる共通ラインが出力に接続された高耐圧プ
ッシュプル回路とを有する走査電極駆動回路を備えたこ
とを特徴とする。
【0018】請求項2記載の気体放電型表示装置の駆動
装置は、請求項1記載の気体放電型表示装置の駆動装置
において、高耐圧スイッチング素子が高耐圧Nチャネル
MOSFETであり、逆導通ダイオードが高耐圧Nチャ
ネルMOSFETに形成された寄生ダイオードである。
請求項3記載の気体放電型表示装置の駆動装置は、請求
項1記載の気体放電型表示装置の駆動装置において、高
耐圧スイッチング素子が高耐圧NPNバイポーラトラン
ジスタである。
【0019】
【作用】この発明の構成によれば、複数の走査電極につ
いて共用の高耐圧プッシュプル回路を設け、複数の走査
電極に独立して高圧出力部をなす高耐圧スイッチング素
子群(例えば、高耐圧NチャネルMOSFET群または
高耐圧NPNバイポーラトランジスタ群)の一方の主電
極(例えば、ドレイン電極またはコレタク電極)を接続
し、走査用論理回路を高耐圧スイッチング素子群の各制
御電極(例えばゲート電極またはベース電極)に接続
し、高耐圧プッシュプル回路の出力に高耐圧スイッチン
グ素子群の各他方の主電極(例えば、ソース電極または
エミッタ電極)を接続するとともに、高耐圧プッシュプ
ル回路の出力に走査用論理回路における信号レベルの基
準となる共通ラインを接続したので、従来例のように走
査電極毎にプッシュプル形式の高耐圧出力部と高耐圧レ
ベルシフト回路を設けることなく、複数の走査電極につ
いて共用の高耐圧プッシュプル回路と複数の走査電極に
独立した高耐圧スイッチング素子群のみで複数の走査電
極の駆動が可能で、回路構成が簡略されてIC化が容易
で、低コスト化が可能である。また、複数の走査電極に
接続する高耐圧スイッチング素子群である高耐圧Nチャ
ネルMOSFET群または高耐圧NPNバイポーラトラ
ンジスタ群はオープンドレイン形式またはオープンコレ
クタ形式であるので、走査電極間をショートしても走査
電極駆動回路が破壊しない。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例の面放電形ACプ
ラズマディスプレイパネルの駆動装置について、図面を
参照しながら説明する。この発明の一実施例の面放電形
ACプラズマディスプレイパネルの駆動装置は、図1に
示すような走査電極駆動回路を有する。なお、プラズマ
ディスプレイパネルの構造、データ電極駆動回路および
維持電極駆動回路の構成および動作は、図4、図5、図
6で説明した従来例のものと同一である。
【0021】この発明の一実施例の面放電形ACプラズ
マディスプレイパネルの駆動装置において、走査電極駆
動回路が図7に示す従来の走査電極駆動回路と構成上で
異なる点は、図1において走査電極SCN1 〜SCNN
にそれぞれ独立して高耐圧NチャネルMOSFET21
が接続されて、オープンドレイン形式で高耐圧出力部が
構成されるようになった点と、高耐圧NチャネルMOS
FET21のゲート電極に接続された走査用論理回路2
3の中に走査用信号発生回路24が追加された点と、高
耐圧NチャネルMOSFET21のソース電極が出力に
接続されるとともに走査用論理回路23における信号レ
ベルの基準となる共通ラインが出力に接続された高耐圧
プッシュプル回路22が追加された点である。すなわ
ち、図1に示す走査電極駆動回路の構成はつぎのようで
ある。
【0022】図1において、走査電極SCN1 〜SCN
N のそれぞれに独立して高耐圧NチャネルMOSFET
21のドレイン電極(一方の主電極)が接続されてお
り、オープンドレイン形式の高耐圧出力部を構成してい
る。そして、高耐圧NチャネルMOSFET21群のソ
ース電極(他方の主電極)は高耐圧プッシュプル回路2
2の出力SCCOMに接続され、同ゲート電極(制御電
極)は走査用論理回路23の出力にそれぞれ接続されて
いる。
【0023】走査用論理回路23は、走査データ信号/
SI、クロック信号/CLK、ブランク信号/BLKお
よび維持信号/SUを発生する走査用信号発生回路24
と、シフトレジスタ25、ゲート26群、ゲート27群
およびインバータ28群から構成されており、この走査
用論理回路23において信号レベルの基準となる共通ラ
インは高耐圧プッシュプル回路22の出力SCCOMに
接続されている。
【0024】なお、上記共通ラインを出力SCCOMに
接続しているのは、高耐圧プッシュプル回路22の出力
SCCOMの変化に伴って、高耐圧NチャネルMOSF
ET21のソース電極の電位が変化したときに、それに
合わせて走査用論理回路23において信号レベルを変化
させて、高耐圧NチャネルMOSFET21のゲート電
極とソース電極の電位差を例えば5Vレベル(0V⇔+
5V)に保ち、高耐圧プッシュプル回路22の出力SC
COMに加わる電圧の変化(0V⇔−200V)の影響
を受けないようにするためである。
【0025】また、高耐圧プッシュプル回路22は、ド
レイン電極がグラウンドに接続された高耐圧Nチャネル
MOSFET29と、ソース電極がマイナス200Vの
高圧電源に接続された高耐圧NチャネルMOSFET3
0とを有し、高耐圧NチャネルMOSFET29のソー
ス電極と高耐圧NチャネルMOSFET30のドレイン
電極とが接続された点が出力SCCOMとなって、プッ
シュプル出力を構成している。
【0026】そして、高耐圧NチャネルMOSFET2
9のゲート電極にはレベルシフト回路(L/S)31を
介してクロック信号/SC(/SCはSCの反転信号で
ある。以下、同じ)が入力され、高耐圧NチャネルMO
SFET30のゲート電極にはインバータ32を介して
クロック信号/SCが入力されている。一方、走査用論
理回路23には、走査/維持セレクト信号SELがレベ
ルシフト回路33を介して入力され、クロック信号/S
Cがレベルシフト回路31を介して入力されている。
【0027】以上のように構成された走査電極駆動回路
の動作について、図2に示すタイムチャートを用いて説
明する。なお、説明の中にあるパルス振幅の値は代表例
であり、この限りではない。まず、書き込み期間におい
て、走査/維持セレクト信号SELがハイレベルとな
り、高耐圧プッシュプル回路22にクロック信号/SC
が入力されると、これらの信号は高耐圧レベルシフト回
路31,33を介して走査用信号発生回路24に入力さ
れる。走査/維持セレクト信号SELがハイレベルであ
ると、走査用信号発生回路24が書き込み期間の動作モ
ードとなって、走査データ信号/SI、クロック信号/
CLKおよびブランク信号/BLKを出力する。
【0028】そして、シフトレジスタ25にそれらの走
査データ信号/SIおよびクロック信号/CLKが入力
されると、走査データ信号/SIがクロック信号/CL
Kの立ち下がりエッジで取り込まれ、シフトレジスタ2
5の出力が順次ローレベルになり、走査信号が出力され
ることになる。さらに、ブランク信号/BLKがローレ
ベルの間だけ、これらの信号がゲート26群を通過し、
さらにゲート27群、インバータ28群を通して高耐圧
NチャネルMOSFET21群の各ゲート電極に印加さ
れる。
【0029】そして、走査信号によって選択された1つ
の高耐圧MOSFET21がオンに移行し、他の高耐圧
NチャネルMOSFET21はオフのままである。この
状態において、クロック信号/SCによって高耐圧プッ
シュプル回路22の出力SCCOMに振幅が200Vで
ある負のパルスが出力されると、前記オンに移行した1
つの高耐圧NチャネルMOSFET21に接続された走
査電極のみに振幅が200Vである負の走査パルスが印
加されることとなり、前記オフのままの他の多数の高耐
圧MOSFET21に接続された走査電極には、その電
極が持つ浮遊容量により電圧を保持し続けるので走査パ
ルスは印加されず、0Vのままである。
【0030】そして、高耐圧プッシュプル回路22の出
力SCCOMがマイナス200Vから0Vに復帰する
と、前記オンに移行した1つの高耐圧NチャネルMOS
FET21に接続された走査電極は、高耐圧MOSFE
T21が持つソースとドレイン電極間の寄生ダイオード
によって高耐圧プッシュプル回路22の出力SCCOM
の電圧にクランプされるので、0Vに復帰することがで
きる。
【0031】このような動作を繰り返し、各走査電極S
CN1 〜SCNN に走査パルスが順次印加されることと
なる。続く維持期間において、走査/維持セレクト信号
SELがローレベルとなり、高耐圧プッシュプル回路2
2にクロック信号/SCが入力され、これらの信号は高
耐圧レベルシフト回路31,33を介して走査用信号発
生回路24に入力される。走査/維持セレクト信号SE
Lがローレベルであると、走査用信号発生回路24が維
持期間の動作モードとなって、維持信号/SUを出力す
る。この維持信号/SUがゲート27群およびインバー
タ28群を介して高耐圧NチャネルMOSFET21群
のゲート電極に入力され、全ての高耐圧NチャネルMO
SFET21を一斉にオンに移行する。
【0032】この状態において、クロック信号/SCに
よって高耐圧プッシュプル回路22の出力SCCOMに
振幅が200Vである負のパルスが出力されると、前記
オンに移行した全ての高耐圧NチャネルMOSFET2
1に接続された全ての走査電極SCN1 〜SCNN に振
幅が200Vである負の維持パルスが印加されることと
なる。
【0033】そして、高耐圧プッシュプル回路22の出
力SCCOMがマイナス200Vから0Vに復帰する
と、前記オンに移行した全ての高耐圧NチャネルMOS
FET21に接続された全ての走査電極SCN1 〜SC
N は、高耐圧NチャネルMOSFET21が持つソー
スとドレイン電極間の寄生ダイオードによって高耐圧プ
ッシュプル回路22の出力SCCOMの電圧にクランプ
されるので、0Vに復帰することができる。このような
動作を繰り返し、各走査電極に維持パルスが印加される
こととなる。
【0034】また、維持期間において、図5に示すよう
に、維持電極SUS1 〜SUSN に維持パルスが印加さ
れたときには、走査電極駆動回路からソース電流を走査
電極SCN1 〜SCNN に供給する必要があるが、この
電流も前記寄生ダイオードを介して供給できる。なお、
図1に示す走査電極駆動回路において、例えば高耐圧N
チャネルMOSFET21群と走査用論理回路23とを
適当なブロック数に分割してモノリシックIC化する
と、高耐圧出力部がオープンドレイン形式なので、IC
化が容易でチップサイズを小さくできICが安価にな
る。また、レベルシフト回路33と高耐圧プッシュプル
回路22は走査電極SCN1 〜SCNN の全てに共通の
回路であり、それぞれ1回路かまたは高耐圧プッシュプ
ル回路22の駆動能力に制約がある場合などはそれに応
じて必要最低限の回路数を用意すれば良く、これらの回
路がコストの中に占める割合は小さい。さらに、高耐圧
出力部がオープンドレイン形式なので、走査電極間がシ
ョートしても破壊することがない。
【0035】また、走査用論理回路23の電源は、例え
ばチャージポンプ方式により従来の走査用論理回路の電
源から容易に作ることができる。以上のように、この実
施例によれば、複数の走査電極SCN1 〜SCNN にそ
れぞれ独立してドレイン電極が接続された高耐圧Nチャ
ネルMOSFET21群と、高耐圧NチャネルMOSF
ET21群のゲート電極に接続された走査用論理回路2
3と、高耐圧NチャネルMOSFET21群のソース電
極が出力に接続されるとともに走査用論理回路23にお
ける信号レベルの基準となる共通ラインが出力に接続さ
れた高耐圧プッシュプル回路22とを有する走査電極駆
動回路を備えたことにより、走査電極駆動回路における
高耐圧出力部の回路構成がオープンドレイン形式となっ
て極めて簡略化されることとなり、IC化が容易で低コ
スト化が可能で、走査電極間をショートしても走査電極
駆動回路が破壊しない気体放電型表示装置の駆動装置を
提供することができる。
【0036】なお、上記実施例では面放電形ACプラズ
マディスプレイパネルの駆動装置を例に上げて説明した
が、複数のデータ電極と、これらに直交する複数の走査
電極を有するプラズマディスプレイパネルの駆動装置で
ある対向放電形ACプラズマディスプレイパネルの駆動
装置や、DCプラズマディスプレイパネルの駆動装置に
おいて実施した場合でも、この実施例と同一の効果を得
ることができる。
【0037】また、以上の実施例(図1参照)では、複
数の走査電極にそれぞれ独立して一方の主電極を接続す
るスイッチング素子として、逆導通ダイオードである寄
生ダイオードを有する高耐圧NチャネルMOSFETを
使用した場合について説明したが、逆導通ダイオードと
しての寄生ダイオードを持たないスイッチング素子でっ
ても、そのスイッチング素子に対して逆導通ダイオード
を並列に追加すれば、走査電極用のスイッチング素子と
して使用することが可能である。
【0038】図3はそのような例を示したもので、高耐
圧NチャネルMOSFET21に代えて、高耐圧NPN
バイポーラトランジスタ34に逆導通ダイオード35を
並列接続したものを用いており、高耐圧NPNバイポー
ラトランジスタ34のコレクタが走査電極SCN1 〜S
CNN に接続され、同ベースが走査用論理回路23に接
続され、同エミッタが高耐圧プッシュプル回路22の出
力に接続される。その他の構成は図1のものと同様であ
る。
【0039】なお、バイポーラトランジスタの中には、
MOSFETと同様に製造プロセスで寄生ダイオードが
形成される場合があり、この場合には、寄生ダイオード
が逆導通ダイオードとなり、別に逆導通ダイオードを接
続する必要はない。また、高耐圧NチャネルMOSFE
T21の構成や、高耐圧NPNバイポーラトランジスタ
34と逆導通ダイオード35の並列構成については、走
査用論理回路23等と合わせてモノリシックIC化して
も、またディスクリート部品を準備して例えば基板上で
回路構成に従って組み立てても、どちらでもよい。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、複数の走査電極にそ
れぞれ独立して一方の主電極が接続された高耐圧スイッ
チング素子群と、高耐圧スイッチング素子群の制御電極
に接続された走査用論理回路と、高耐圧スイッチング素
子群の他方の主電極が出力に接続されるとともに走査用
論理回路における信号レベルの基準となる共通ラインが
出力に接続された高耐圧プッシュプル回路とを有する走
査電極駆動回路を備えたことにより、IC化が容易で低
コスト化が可能で、走査電極間をショートしても走査電
極駆動回路が破壊しないプラズマディスプレイパネルの
駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の面放電形ACプラズマデ
ィスプレイパネルの駆動装置における走査電極駆動回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した走査電極駆動回路の動作タイミン
グを示すタイムチャートである。
【図3】走査電極駆動回路の他の例を示すブロック図で
ある。
【図4】(a)は従来の面放電形ACプラズマディスプ
レイパネルの一部平面図、(b)は(a)のB−B’線
断面図である。
【図5】図4に示した面放電形ACプラズマディスプレ
イパネルの駆動装置の従来例の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図5に示した駆動装置の動作タイミングを示す
タイムチャートである。
【図7】従来の面放電形ACプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置における走査電極駆動回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】図7に示した走査電極駆動回路の動作タイミン
グを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
2 走査電極 7 データ電極 11 走査電極駆動回路 21 高耐圧NチャネルMOSFET(高耐圧スイッ
チング素子) 22 高耐圧プッシュプル回路 23 走査用論理回路 34 高耐圧NPNバイポーラトランジスタ(高耐圧
スイッチング素子) 35 逆導通ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ電極と、これら複数のデー
    タ電極に直交する複数の走査電極とを有する気体放電型
    表示装置を駆動する気体放電型表示装置の駆動装置であ
    って、 逆導通ダイオードをそれぞれ並列に有し前記複数の走査
    電極にそれぞれ独立して一方の主電極が接続された高耐
    圧スイッチング素子群と、前記高耐圧スイッチング素子
    群の各制御電極に接続された走査用論理回路と、前記高
    耐圧スイッチング素子群の各他方の主電極が出力に接続
    されるとともに前記走査用論理回路における信号レベル
    の基準となる共通ラインが出力に接続された高耐圧プッ
    シュプル回路とを有する走査電極駆動回路を備えたこと
    を特徴とする気体放電型表示装置の駆動装置。
  2. 【請求項2】 高耐圧スイッチング素子が高耐圧Nチャ
    ネルMOSFETであり、逆導通ダイオードが前記高耐
    圧NチャネルMOSFETに形成された寄生ダイオード
    である請求項1記載の気体放電型表示装置の駆動装置。
  3. 【請求項3】 高耐圧スイッチング素子が高耐圧NPN
    バイポーラトランジスタである請求項1記載の気体放電
    型表示装置の駆動装置。
JP6165463A 1994-04-28 1994-07-18 気体放電型表示装置の駆動装置 Pending JPH0830227A (ja)

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DE69531174T DE69531174T2 (de) 1994-04-28 1995-04-26 Verfahren zur Steuerung eines Gasentladungs-Anzeigegeräts
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100844858B1 (ko) * 2006-07-20 2008-07-09 엘지전자 주식회사 플라즈마 디스플레이 장치 및 그의 구동방법

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