JP3311587B2 - 直流型気体放電パネル装置 - Google Patents

直流型気体放電パネル装置

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JP3311587B2
JP3311587B2 JP19188496A JP19188496A JP3311587B2 JP 3311587 B2 JP3311587 B2 JP 3311587B2 JP 19188496 A JP19188496 A JP 19188496A JP 19188496 A JP19188496 A JP 19188496A JP 3311587 B2 JP3311587 B2 JP 3311587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流型気体放電パ
ネル(以下、DC−PDPという)と、その駆動回路を
備え、データに応じた表示を行うDC−PDP装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次の文献に記載されるものがある。 文献;特願平6−262459号明細書 図2は、従来のDC−PDP装置を示す回路図である。
このDC−PDP装置は、DC−PDP10、陽極駆動
回路20、及び陰極駆動回路30を備えている。DC−
PDP10は、複数の表示セル11を有している。それ
ら表示セル11は、複数の陰極121 〜12I と、複数
の陽極131 〜13J の各交点に配置されている。陽極
131 〜13J は、これら各陽極131〜13J を電圧
駆動する陽極駆動回路20に接続されている。陽極駆動
回路20は、シリアルな入力データをパラレルに変換す
るシフトレジスタ部21と、該シフトレジスタ部21に
接続されたラッチ部22とを有している。ラッチ部22
の出力側には、陽極131 〜13J に対する駆動タイミ
ングを制御するANDゲート部23が接続され、該AN
Dゲート部23の出力側には、CMOSで構成されて陽
極131 〜13J に電圧を印加するドライバ部24が接
続されている。そのため、各陽極131 〜13J は、入
力データに対応してそれぞれ電圧駆動され、該陽極13
1 〜13J に接続された一列の表示セル11には、該陽
極131 〜13J を介して陽極信号S131 〜S13J
がそれぞれ与えるようになっている。複数の陰極121
〜12I は、陰極駆動回路30に接続されている。陰極
駆動回路30は、これら陰極121 〜12I に与える陰
極信号S121 〜S12I をそれぞれ生成する回路であ
る。各陰極信号S121 〜S12I には、走査パルスと
それに続く複数の維持パルスがそれぞれ形成され、該各
陰極信号S121 〜S12I が、各陰極121 〜12I
にそれぞれ接続された1行の表示セル11に与えられる
ようになっている。
【0003】陰極駆動回路30は、各陰極信号S121
〜S12I における維持パルスの期間をそれぞれ設定す
る複数の信号Aを生成するシフトレジスタ部31と、こ
のシフトレジスタ部31に接続され、各陰極信号S12
1 〜S12I に維持パルスをそれぞれ形成するための複
数のタイミング信号Bを生成するANDゲート部32
と、各陰極信号S121 〜S12I における走査パルス
の期間をそれぞれ設定する複数の信号Cを生成するシフ
トレジスタ部33と、該シフトレジスタ部33に接続さ
れ、各陰極信号S121 〜S12I に走査パルスをそれ
ぞれ形成するための複数のタイミング信号Dを生成する
ANDゲート部34とを、備えている。さらに、この陰
極駆動回路30には、各タイミング信号Bと各タイミン
グ信号Dの論理和である複数のタイミング信号Eを生成
するORゲート部35が設けられている。ANDゲート
部32の出力側には、各陰極121 〜12I に対応して
配置され、各信号Aのレベルをそれぞれ変換する複数の
レベルシフト回路(LS)36が接続されている。AN
Dゲート部34の出力側には、各陰極121 〜12I
対応して配置され、各信号Dのレベルをそれぞれ変換す
る複数のレベルシフト回路37が接続されている。OR
ゲート部35の出力側には、各陰極121 〜12Iに対
応して配置され、各信号Eのレベルをそれぞれ変換する
複数のレベルシフト回路38が接続されている。
【0004】各レベルシフト回路36の出力側には、レ
ベル変換された信号Aに基き、各陰極121 〜12I
維持パルス用電位VSUS との間をオン、オフ制御する高
耐圧トランジスタ39が、それぞれ接続されている。各
レベルシフト回路37の出力側には、レベル変換された
信号Bに基き、各陰極121 〜12I と書込み放電用電
位VSCN との間をオン、オフ制御する高耐圧トランジス
タ40が、それぞれ接続されている。各レベルシフト回
路38の出力側には、レベル変換された信号Eに基き、
各陰極121 〜12I とバイアス電位Vb との間をオ
ン、オフ制御する高耐圧トランジスタ41が、それぞれ
接続されている。
【0005】図3は、図2における信号波形を示す図で
ある。この図3には、図2中の各信号A,B,C,D
と、図2中の陽極信号S131〜S13J と、図2中の
陰極信号S121 〜S12I と、パルス幅制御信号F及
びGの波形が示されている。パルス幅制御信号F及びG
は、ANDゲート部32,34にそれぞれ与えられて維
持パルスと走査パルスの幅を設定するものである。図2
のDC−PDP装置は、上記文献に示された駆動方法を
用いて、DC−PDP10に対するメモリ駆動を行う。
この駆動方法は、図3の駆動波形に示すように、表示セ
ル11に表示放電を形成するときは、通常ハイレベルで
ある陽極をハイレベルの電圧に維持するとともに、陰極
121 〜12I 上の陰極信号S121 〜S12I に走査
パルスPSCN を形成して印加し、その間の電位差で書込
み放電を形成する。そして、引き続いて―定期間陰極に
維持パルスPSUS を印加し、放電をパルス的に(断続
的)に継続させる。一方、表示放電を生成させないとき
は、陰極に走査パルスPSCN が印加されている期間に、
陽極131 〜13I がローレベルとなる非書込みパルス
NWを印加し、書込み放電が形成されないようにしてい
る。そのため、走査パルスPSCN に引き続く維持パルス
SUS では、維持放電が形成されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DC−PDP装置では、次のような課題があった。陰極
駆動回路30の出力段において、各陰極121 〜12J
毎にそれぞれ3つの高耐圧トランジスタ39,40,4
1が必要であり、全体の高耐圧トランジスタの数が多
い。これら高耐圧トランジスタ39,40,41は、通
常の素子に比べICチップ内の占有面積が大きい。その
ため、陰極駆動回路30をIC化すると、高耐圧トラン
ジスタの数が多いことで回路が複雑になると共に、チッ
プ面積が大きくなり、コスト高になっていた。本発明
は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、電気的特
性を劣化させずに低コストのDC−PDP装置を実現す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、複数の線状電極で構
成された電極群と、複数の表示セルとを有し、前記各線
状電極にそれぞれ与えられた第1の電位と第2の電位と
第3の電位とに基づき、各表示セルが書込み放電とこれ
に続く維持放電をするDC−PDPと、複数の線状電極
に対して第1の電位と第2の電位と第3の電位を印加す
る駆動回路とを備えたDC−PDP装置において、駆動
回路を次のように構成している。駆動回路は、第1電
極、第2電極及びこれらの第1電極と第2電極間の導通
制御を行う制御電極を有し、この該第2電極が各線状電
極にそれぞれ接続された複数の個別トランジスタと、第
1電極、第2電極及びこれらの第1電極と第2電極間の
導通制御を行う制御電極を有し、該第1電極が前記第1
の電位に接続された第1のトランジスタと、第1のトラ
ンジスタの第2電極と各線状電極との間に接続された複
数の第1の整流素子と、第1電極、第2電極及びこれら
の第1電極と第2電極間の導通制御を行う制御電極を有
し、この第1電極が第2の電位に接続された第2のトラ
ンジスタと、第2のトランジスタの第2電極と各個別ト
ランジスタの第1電極との間に接続された第2の整流素
子と、第1電極、第2電極及びこれらの第1電極と第2
電極間の導通制御を行う制御電極を有し、この第1電極
が第3の電位に接続された第3のトランジスタと、第3
のトランジスタの第2電極と各個別トランジスタの第1
電極との間に接続された第3の整流素子とを備えてい
る。
【0008】さらに、駆動回路には、各個別トランジス
タ、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ及び第3
のトランジスタの制御電極にそれぞれ異なるタイミング
信号を与えて該各個別トランジスタ、第1のトランジス
タ、第2のトランジスタ、及び第3のトランジスタの導
通制御を行い、各線状電極に対して第1の電位、第2の
電位及び第3の電位を時間をずらせて印加する制御回路
が設けられている。第2の発明は、第1の発明のDC−
PDP装置において、各個別トランジスタの第1電極に
接続され、線状電極がハイインピーダンス状態になった
ときに、該線状電極の電位をそのハイインピーダンス状
態になる直前の電位に設定する複数のコンデンサを設て
いる。第3の発明は、第1の発明のDC−PDP装置に
おいて、DC−PDPに、複数の線状電極に対して共通
の誘電体層を挟んで形成され、該各線状電極と相俟っ
て、線状電極がハイインピーダンス状態になったときに
該線状電極の電位をそのハイインピーダンス状態になる
直前の電位に設定するコンデンサを構成する共通電極を
設ている。
【0009】第1の発明によれば、以上のようにDC−
PDP装置を構成したので、制御信号は、各個別トラン
ジスタ、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ及び
第3のトランジスタの制御電極にそれぞれ異なるタイミ
ング信号を与えて、次のような導通制御を行う。各線状
電極に第1の電位を印加する場合、該各線状電極に対応
する個別トランジスタの制御電極にタイミング信号を与
えてオフ状態しておき、第1のトランジスタの制御電極
にタイミング信号を与えて、第1のトランジスタをオン
状態にする。各線状電極に第2の電位を印加する場合、
該各線状電極に対応する個別トランジスタの制御電極に
タイミング信号を与えてオン状態しておき、第2のトラ
ンジスタの制御電極にタイミング信号を与えて、該第2
のトランジスタをオン状態にする。各線状電極に第3の
電位を印加する場合、該各線状電極に対応する個別トラ
ンジスタの制御電極にタイミング信号を与えてオン状態
しておき、第3のトランジスタの制御電極にタイミング
信号を与えて、該第3のトランジスタをオン状態にす
る。このような導通制御を行うことで、各線状電極に
は、第1の電位、第2の電位、及び第3の電位が与えら
れ、これらにより、表示セルが書込み放電と維持放電を
行って表示する。第2及び第3の発明によれば、第1の
発明において、各線状電極がハイインピーダンス状態に
なった場合でも、コンデンサが各線状電極の電位を、ハ
イインピーダンスになる直前の電位を保つ。従って、前
記課題を解決できるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すDC−PDP装
置の要部の回路図である。このDC−PDP装置は、従
来の図2と同様の構成のDC−PDP10及び陽極駆動
回路20と、従来と異なる構成の陰極駆動回路30とを
備えている。DC−PDP10は、図示しない複数の表
示セルを有している。DC−PDP10は背面基板と前
面基板に挟まれて構成され、背面基板に複数の線状電極
である陰極121 〜12I が配置され、前面基板には陰
極121 〜12I に直交するように図示しない陽極が対
向して形成されている。背面基板と前面基板の間は一定
に保たれ、その間には放電ガスである例えばヘリウム
(He)とキセノン(Xe)の混合ガスが封入されてい
る。複数の表示セルは、複数の陰極121 〜12I と陽
極の交差する箇所に設けられている。複数の陰極121
〜12I に、陰極駆動回路50が接続されている。陰極
駆動回路50は、これら陰極121 〜12I に電位を印
加する陰極信号S221 〜S22I をそれぞれ出力する
回路である。陰極信号S221 〜S22I には、表示セ
ルにおける書込み放電とこれに続く断続的な維持放電を
発生させるために、走査パルスと複数の維持パルスとが
それぞれ形成される構成である。
【0011】陰極駆動回路50は、各陰極信号S221
〜S22I に形成する複数の維持パルスPSUS の区間を
設定するための複数の信号Aを生成するシフトレジスタ
部51と、このシフトレジスタ部51に接続され、各陰
極信号S221 〜S22I に維持パルスPSUS をそれぞ
れ形成するための複数のタイミング信号Bを生成するA
NDゲート部52と、各陰極信号S221 〜S22I
おける走査パルスPSC N の期間をそれぞれ設定するため
の複数の信号Cを生成するシフトレジスタ部53と、該
シフトレジスタ部53に接続されて、各陰極信号S22
1 〜S22I に走査パルスをそれぞれ形成するための複
数のタイミング信号Dを生成するANDゲート部54と
を、備えている。陰極121 〜12I の数を例えば64
とすると、シフトレジスタ部51,53は、それに対応
して64ビットのシフトレジスタでそれぞれ構成され
る。シフトレジスタ部51には、維持パルス用スタート
信号STSUS とクロックCKSUS が入力され、該シフト
レジスタ部51における各ビットは、信号STSUS のレ
ベルをクロックCKSUS に同期して取込み、各ビットか
ら各信号Aを出力する構成になっている。シフトレジス
タ部53には、走査パルス用スタート信号STSCN とク
ロックCKSCN とが入力され、該シフトレジスタ部53
における各ビットは、信号STSCN のレベルをクロック
CKSCN に同期して取込み、各ビットから各信号Cを出
力する構成になっている。ANDゲート部52,54に
は、パルス幅を制御するための信号Fと信号Gがそれぞ
れ入力される。
【0012】この陰極駆動回路50には、さらに、各タ
イミング信号Bと各タイミング信号Dの論理和である複
数のタイミング信号Eを生成するORゲート部55が設
けられている。シフトレジスタ部51,53とANDゲ
ート部52,54とORゲート部55とが、制御回路を
構成している。ORゲート部55の出力側には、各タイ
ミング信号Eをレベル変換回路(LS)を介してそれぞ
れ制御電極のゲートに入力する複数の個別トランジスタ
である高耐圧トランジスタ561 〜56I が設けられて
いる。複数のタイミング信号Eの数は、陰極121 〜S
22I と同数の例えば64であり、高耐圧トランジスタ
561 〜56I も同数の64個である。各高耐圧トラン
ジスタ561 〜56I はタイミング信号Eがハイレベル
のとき導通状態になるものである。高耐圧トランジスタ
561 〜56I の第2電極(ソース)は、陰極121
12I に接続されると共に、例えば64個の第1の整流
素子であるダイオード571 〜57I のカソードに接続
されている。ダイオード571 〜57I のアノードは、
第1のトランジスタである高耐圧トランジスタ58の第
2電極(ソース)に共通に接続されている。高耐圧トラ
ンジスタ58のゲートには、レベル変換回路を介したタ
イミング信号Hが入力され、該タイミング信号Hによっ
て導通制御されるようになっている。高耐圧トランジス
タ58の第1電極(ドレイン)は第1の電位であるバイ
アス電位Vb (例えば0V)に接続され、高耐圧トラン
ジスタ58は、タイミング信号Hがローレベルのとき導
通状態になるトランジスタである。
【0013】各高耐圧トランジスタ561 〜56I の第
1電極(ドレイン)は、複数のダイオード591 〜59
I のアノードにそれぞれ接続されている。各ダイオード
591 〜59I のカソードは共通接続されると共に、2
個のダイオード60,61のアノードに共通に接続され
ている。ダイオード60は第2の整流素子であり、ダイ
オード61が第2の整流素子を構成している。ダイオー
ド60のカソードは、第2のトランジスタである高耐圧
トランジスタ62の第2の電極(ソース)に接続されて
いる。高耐圧トランジスタ62は、制御電のゲートには
レベル変換回路を介した信号Fが入力され、該信号Fに
よって導通制御される構成である。高耐圧トランジスタ
62の第1電極(ドレイン)が第2の電位である維持パ
ルス用電位VSUS に接続されている。ダイオード61の
カソードは、第3のトランジスタである高耐圧トランジ
スタ63の第2電極(ソース)に接続されている。高耐
圧トランジスタ63は、制御電極のゲートにレベル変換
回路を介した信号Gが入力され、該信号Gによって導通
制御される構成である。高耐圧トランジスタ63の第1
電極(ドレイン)が第3の電位である走査パルス用電位
SCN (例えば−120V)に接続されている。高耐圧
トランジスタ62は信号Fがハイレベルのとき導通状態
になり、高耐圧トランジスタ63は信号Gがハイレベル
のとき導通状態になる。各高耐圧トランジスタ561
56I のソースとダイオード571 〜57I のカソード
との接続ノードN1 〜Nが、陰極121 〜12I にそ
れぞれ接続されている。
【0014】図4は、図1の動作を示すタイムチャート
であり、この図4を参照しつつ、DC−PDP装置の動
作を説明する。シフトレジスタ部51,53の出力する
各信号A及び各信号Cは、たとえば4μsで順次各ビッ
トをシフトする信号であり、それぞれ維持パルスPSUS
のタイミング信号および走査パルスPSCN のタイミング
信号になる。信号F及び信号Gは、それぞれ維持パルス
SUS 、走査パルスPSCN のパルス幅を制御する信号で
あり、例えば4μs周期の操り返し信号である。タイミ
ング信号Hは、陰極駆動回路50の出力信号つまり陰極
信号S221 〜S22I を、バイアス電圧Vb の例えば
0Vに引き上げるための信号である。タイミング信号F
及びタイミング信号Gでは、ハイレベルが重ならないよ
うに、ハイレベルの期間がずらしてあると共に、そのハ
イレベルの間には空き時間が設けられており(4μsに
2回)、その空き時間内にタイミング信号Hがローレベ
ルになるように設定されている。ANDゲート部54
が、シフトレジスタ部53の各出力信号Cと信号Gとの
剰算演算で、各タイミング信号Dを生成する。ANDゲ
ート部52は、シフトレジスタ部51の出力する各出力
信号Aとタイミング信号Fの剰算演算で各タイミング信
号Bを生成する。ORゲート部55は、各タイミング信
号Bと各タイミング信号Dの加算処理によって、各タイ
ミング信号Eを生成する。
【0015】例えば、高耐圧トランジスタ56i (1≦
i≦I)のゲートに入力されるタイミング信号Eがハイ
レベルのとき、該高耐圧トランジスタ56i は導通状態
になる。図4のように、タイミング信号Dがハイレベル
の期間t1では、信号Eも信号Gもハイレベルなので、
高耐圧トランジスタ56i ,63が導通状態になる。よ
って、ノードNi が電位VSCN に接続されて陰極信号S
22i のレベル電位はVSCN (例えは−120V)にな
り、陰極12i には−120Vが印加される。続く図4
中の期間t2では、信号Eがローレベルになって高耐圧
トランジスタ56i は非導通状態になる。さらに、信号
Hがローレベルになるので高耐圧トランジスタ58が導
通状態になる。よって、陰極信号S22i はバイアス電
位VbのOVに変化し、陰極12i には0Vが印加され
る。タイミング信号Bがハイレベルである期間t3で
は、信号Eと信号Fの両方とともハイレベルになるの
で、各高耐圧トランジスタ56i ,62が導通状態とな
る。これによって、ノードNi が電位VSUS (例えば−
60V)に接続されて陰極信号S22i は電位−60V
になり、陰極12i には、−60Vが印加される。信号
Fはハイレベルだが信号Eがローレベルの期間t5、及
び信号Gはハイレベルだが信号Eがローレベルである期
間t4では、トランジスタ56i が非導通状態、信号H
がハイレベルなので高耐圧トランジスタ58も非導通状
態であり、陰極信号S22i はハイインピーダンス状態
となる。ところが、陰極12i には、図1に示したDC
−PDP10の寄生容量70i が接続されていることに
なる。この寄生容量70i は、直前の確定電圧によって
充電された電荷を用いて、陰極12i の電位をその直前
の電位に保持つように機能する。
【0016】以上のように、この第1の実施形態では、
次のような効果がある。陰極駆動装置50の出力段を、
陰極121 〜12I に対応して設けられ、ゲートに入力
したタイミング信号Eで導通制御される高耐圧トランジ
スタ561 〜56I と、複数の陰極121 〜12I に書
込み放電や維持放電のための電位にを印加する際に、該
複数の陰極121 〜12I に対して共通に作用する高耐
圧トランジスタ58,62,63と、ダイオード571
〜57I ,591 〜59I 、60,61とで構成してい
る。そして、高耐圧トランジスタ58,62,63は同
時に導通状態にならないように制御しつつ、各陰極12
1 〜12I に3つの電位Vb ,VSCN ,VSUS を時間を
ずらせて印加している。なお、陰極121 〜12Iがハ
イインピーダンス状態になるときにも、寄生容量701
〜70I でその3つの電位Vb ,VSCN ,VSUS が確保
される。即ち、DC−PDP10中の表示セルには、従
来と同様の3つの電位が与えられる。ここで、装置の構
成を比較すると、従来の装置では、3つの出力電位を与
えるために、陰極駆動装置20に各陰極121 〜12I
ごとに3個の高耐圧トランジスタを用いていたが、図1
の構成では高耐圧トランジスタ58,62,63が共用
されるので、合計の高耐圧トランジスタの数が少なくな
り、陰極駆動回路50を大幅に低コスト化できる。
【0017】第2の実施形態 図5は、本発明の第2の実施形態を示すDC−PDP装
置の要部の回路図であり、図1中の要素と共通する要素
には、共通の符号が付されている。このDC−PDP装
置は、DC−PDP80、及び陰極駆動回路90等を備
えている。DC−PDP80は、図1中のDC−PDP
10と同一の構成である。陰極駆動回路90は、図1の
陰極駆動回路50にコンデンサ711 〜71I を設けた
構成になっている。即ち、陰極駆動回路90と第1の実
施形態の陰極駆動回路50とが相違する点は、図1に対
応するノードN1 〜NI に、容量値Cadd が例えば10
0pFのコンデンサ711 〜71I を接続していること
である。陰極駆動回路90の他の部分の構成は、図1と
同一である。図6(a),(b)は、図5の陰極駆動回
路90の出力段の動作を示す図であり、同図(a)は図
4の期間t2における等価回路、及び同図(b)は図4
の期間t4における等価回路を示している。この図6
(a),(b)を参照しつつ、図5のDC−PDP装置
の動作を説明する。
【0018】陰極駆動回路90が、陰極信号S221
S22I を生成する動作は、第1の実施形態と同様であ
る。ここでは、コンデンサ711 〜71I を設けたこと
による優位点を説明するため、各高耐圧トランジスタ6
2,63が同時に非導通状態になる図4の期間t4を中
心に説明する。図4における期間t2では、各高耐圧ト
ランジスタ56i ,62,63が非導通状態で高耐圧ト
ランジスタ58のみが導通状態になり、ノードNi は電
位Vbになる。これを模式すると図6(a)の等価回路
になる。この状態で、DC−PDP80における陰極1
i に負荷として接続されている容量値C1が例えば1
00pFの寄生容量70i には、電荷Q1=C1×Vb
が充電される。その後、期間t4になると、各高耐圧ト
ランジスタ56i ,58,62が非導通状態になるが、
高耐圧トランジスタ63は、導通状態になる。
【0019】陰極信号S221 〜S22I は、例えば4
μsで順次シフトする信号であり、通常、当該期間に他
の出力に対応する例えば高耐圧トランジスタ56i+1
導通状態となっており、模式図は図6(b)のように表
すことができる。即ち、高耐圧トランジスタ63に共通
接続されたダイオード57i の一方の端子の電位は、高
耐圧トランジスタ56i+1 が導通状態となることでV
SCN (−120V)となり、しかもそのダイオード57
i は逆バイアスが印加された状態となる。よって、ダイ
オード57i はコンデンサとして機能する。該コンデン
サの容量Cupを例えば10pFとすると、本来、0Vと
なるべき当該個別トランジスタ56i の出力電位Vout
は、(1)式になる。
【0020】 Vout ={ ( C1+Cadd )×Vb +Cup×VSCN }÷{(C1+Cadd )+ Cup} ={Vb +Cup÷( C1+Cadd )×VSCN } ÷{1+Cup÷( C1+Cadd )} =−4.8(V) ・・・(1) ここで、容量値Cadd のコンデンサ711 〜71I を設
けたことによる効果を説明する。
【0021】コンデンサ711 〜71I を設けなかった
場合、個別トランジスタ56i の出力電位Vout は、
(1)式から(2)式のように求められる。 Vout ={ 0+10÷100×(−120)}÷{1+10÷100)} =−10.9(V) ・・・(2) つまり、ハイインピーダンスの期間の電位のずれが、コ
ンデンサ711 〜71I 設けた場合に比べて大きくな
り、電圧設定範囲が狭くなる。また、DC−PDP80
のサイズが小さく、その寄生容量が小さいときはより顕
著であり、例えばC1が40pFとすると、コンデンサ
711 〜71I がないとすると、電位Vout は(3)式
になる。よって、電圧設定範囲が狭くなるだけでなく、
誤放電を生じる場合もある。 Vout ={ 0+10÷40×(−120)}÷{1+10÷40)} =−24(V) ・・・(3) この場合でも、コンデンサ711 〜71I を設けること
で、(4)式の電位Vout が得られ、電位Vout のずれ
を小さくでき、誤放電を防止する。 Vout ={ 0+10÷(40+100)×(−120)} ÷{1+10÷(40+100)} =−8(V) ・・・(4) 従って、接続するDC−PDP80の寄生容量が小さい
ときでも、ハイインピーダンス期間の陰極の設定電位か
らのずれを小さくでき、電圧設定範囲が広く、かつ誤放
電の危険のない駆動波形が得られる。
【0022】第3の実施形態 図7は、本発明の第3の実施形態を示すDC−PDP装
置の要部の回路図であり、図1中の要素と共通する要素
には、共通の符号が付されている。このDC−PDP装
置は、DC−PDP100、及び陰極駆動回路110等
を備えている。陰極駆動回路110は、図1中の陰極駆
動回路50と同一の構成である。DC−PDP100
は、図1のDC−PDP10に、容量値Cadd が例えば
100pFコンデンサ721 〜72I を設けた構成にな
っている。即ち、陰極12〜12I に、容量値Cadd
が例えば100pPのコンデンサ721 〜72I が接続
されている。DC−PDP100の他の部分の構成は、
第1の実施形態と同一である。 図8は、図7中のコン
デンサ721 〜72I を示す斜視図である。
【0023】各コンデンサ721 〜72I は、陰極12
1 〜12I と共通の電極73と、それらに挟まれた誘電
体75とで構成されている。図8中の75は、陰極12
1 〜12I の形成された基板を示している。陰極121
〜12I は、材質が例えばNiの幅が200μmの線状
電極であり、基板75に平行に形成されている。一方、
電極73は、材質が例えばNiで基板76上に形成され
ている。電極73の幅は、図8のように例えば10mm
になっている。陰極121 〜12I と電極73の間の、
誘電体層74は、例えば鉛ガラスと、アルミナや酸化チ
タン等からなるフィラーとの混合物である。誘電体層7
4の比誘電率εr は、例えば8である。図8では図示し
ていないが、電極73は接地されている。誘電体層74
を介して、陰極121 〜12I と電極73が対向するこ
とで、コンデンサ721 〜72I が形成されている。各
コンデンサ721 〜72I の容量値Cadd は、真空の誘
電率をε0 、比誘電率をεr 、面積をS、誘電体膜厚を
dとすると、(5)式のようになる。
【0024】 Cadd =ε0 ×εr ×S÷d =8.854×10-12 ×8×(200×10-6×10×10-13 ) ÷(1.5×10-6) =94×10-12 (F) =94(pF) ・・・(5) 図9(a),(b)は、図7の陰極駆動回路110の出
力段の動作を示す図であり、同図(a)は図4の期間t
2における等価回路、及び同図(b)は図4の期間t4
における等価回路を示している。この図9(a),
(b)を参照しつつ、図7のDC−PDP装置の動作を
説明する。
【0025】陰極駆動回路110が、陰極信号S221
〜S22I を生成する動作は、第1の実施形態と同様で
ある。ここでは、コンデンサ721 〜72I の設けたこ
とによる優位点を説明するため、各高耐圧トランジスタ
62,63が同時に非導通状態になる図4の期間t4を
中心に説明する。図4における期間t2では、各高耐圧
トランジスタ56i ,62,63が非導通状態で高耐圧
トランジスタ58のみが導通状態になり、ノードNi
電位Vbになる。これを模式すると図9(a)の等価回
路になる。この状態で、DC−PDP100における陰
極12i に負荷として接続されている容量値C1が例え
ば100pFの寄生容量70i とコンデンサ72i とに
は、電荷Q1=(C1+Cadd)×Vb が充電される。そ
の後、期間t4になると、各高耐圧トランジスタ5
i ,58,62が非導通状態になるが、高耐圧トラン
ジスタ63は導通状態になる。
【0026】陰極信号S221 〜S22I は、例えば4
μsで順次シフトする信号であり、通常、当該期間に他
の出力に対応する個別のトランジスタである例えば高耐
圧トランジスタ56i+1 が導通状態となっており、模式
図は図9(b)のように表すことができる。即ち、高耐
圧トランジスタ63に共通接続されたダイオード57i
の一方の端子の電位は、高耐圧トランジスタ56i+1
導通状態となることでVSCN (−120V)となり、し
かもそのダイオード57i は逆バイアスが印加された状
態となる。よって、ダイオード57i はコンデンサとし
て機能する。該コンデンサの容量Cupを例えば1pFと
すると、本来、0Vとなるべき当該個別トランジスタ5
i の出力電位Vout は、(6)式になる。 Vout ={ ( C1+Cadd )×Vb +Cup×VSCN }÷{(C1+Cadd )+ Cup} ={Vb +Cup÷( C1+Cadd )×VSCN } ÷{1+Cup÷( C1+Cadd )} =−5.9(V) ・・・(6) ここで、容量値Cadd のコンデンサ721 〜72I を設
けたことによる効果を説明する。
【0027】コンデンサ721 〜72I を設けなかった
場合、個別トランジスタ56i の出力電位Vout は、
(6)式から(7)式のように求められる。 Vout ={ 0+10÷100×(−120)}÷{1+10÷100)} =−10.9(V) ・・・(7) つまり、ハイインピーダンスの期間の電位のずれが、コ
ンデンサ721 〜72I 設けた場合に比べて大きくな
り、電圧設定範囲が狭くなる。また、DC−PDP10
0のサイズが小さく、その寄生容量が小さいときはより
顕著であり、例えばC1が40pFとすると、コンデン
サ721 〜72I がないとすると、電位Vout は(8)
式になる。よって、電圧設定範囲が狭くなるだけでな
く、誤放電を生じる場合もある。
【0028】 Vout ={ 0+10÷40×(−120)}÷{1+10÷40)} =−24(V) ・・・(8) この場合でも、コンデンサ721 〜72I を設けること
で、(9)式の電位Vout が得られ、電位Vout のずれ
を小さくでき、誤放電を防止する。 Vout ={ 0+10÷(40+94)×(−120)} ÷{1+10÷(40+94)} =−8.3(V) ・・・(9) 従って、接続するDC−PDPの寄生容量が小さいとき
でも、ハイインピーダンス期間の陰極の設定電位からの
ずれを小さくでき、電圧設定範囲が広く、かつ誤放電の
危険のない駆動波形が得られる。また、コンデンサ72
1 〜72I は、DC−PDP100と同時に一括して作
り込まれるので、第2の実施形態のように、陰極駆動回
路110の出力段に個別のコンデンサを接続する必要が
なくなり、コスト高とならずに容量付加できる。なお、
本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形が可能
である。例えば、第1の実施形態で説明した電位Vb
SUS ,VSCN は、DC−PDP10の特性に応じて設
定すればよく、他の電位の場合でも、第1の実施形態と
同様の効果が得られる。また、上記実施形態では、個別
トランジスタ56I にダイオード59I が設けられてい
る構成を示したが、該ダイオード59I を設けない構成
でも同様の効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、第1の電位を各線状電極に与える第1のトラ
ンジスタと、各線状電極に接続された複数の個別トラン
ジスタと、オン状態のとき各第1のトランジスタと第2
の電位間を接続する第2のトランジスタと、オンのとき
各第1のトランジスタと第3の電位とを接続する第3の
トランジスタとを設け、制御回路が、これら各個別トラ
ンジスタ、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ及
び第3のトランジスタの導通状態を制御する構成にして
いる。そのため、第1のトランジスタ、第2のトランジ
スタ及び第3のトランジスタを、各線状電極に対応して
個々に設ける必要がなくなり、駆動回路を小型化でき、
低コスト化が可能になる。第2及び第3の発明によれ
ば、コンデンサを設けたので、第1の発明における各線
状電極がハイインピーダンス状態になった場合でも、そ
の電位が固定化され、表示品質が保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すDC−PDP装
置の要部の回路図である。
【図2】従来のDC−PDP装置を示す回路図である。
【図3】図2における信号波形を示す図である。
【図4】図1の動作を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すDC−PDP装
置の要部の回路図である。
【図6】図5の陰極駆動回路90の出力段の動作を示す
図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示すDC−PDP装
置の要部の回路図である。
【図8】図7中のコンデンサ721 〜72I を示す斜視
図である。
【図9】図7の陰極駆動回路110の出力段の動作を示
す図である。
【符号の説明】
10,80,100 DC−PDP 121 〜12I 陰極 50,90,110 陰極駆動回路 561 〜56I 高耐圧トランジスタ(個別トラ
ンジスタ) 571 〜57I ダイオード(第1の整流素子) 58 高耐圧トランジスタ(第1のト
ランジスタ) 60 ダイオード(第2の整流素子) 61 ダイオード(第3の整流素子) 62 高耐圧トランジスタ(第2のト
ランジスタ) 63 高耐圧トランジスタ(第3のト
ランジスタ) 701 〜70I 寄生容量 711 〜71I コンデンサ 721 〜72I コンデンサ 73 共通電極 74 誘電体層 Vb 第1の電位 VSUS 第2の電位 VSCN 第3の電位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手呂内 雄二 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−152343(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/282 G09G 3/20 611 G09G 3/20 622 G09G 3/28 H01J 17/49

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の線状電極で構成された電極群と、
    複数の表示セルとを有し、前記各線状電極にそれぞれ与
    えられた第1の電位と第2の電位と第3の電位とに基づ
    き、前記各表示セルが書込み放電とこれに続く維持放電
    をする直流型気体放電パネルと、 前記複数の線状電極に対して前記第1の電位と第2の電
    位と第3の電位を印加する駆動回路とを、 備えた直流型気体放電パネル装置において、 前記駆動回路は、 第1電極、第2電極及びこれらの第1電極と第2電極間
    の導通制御を行う制御電極を有し、該第2電極が前記各
    線状電極にそれぞれ接続された複数の個別トランジスタ
    と、 第1電極、第2電極及びこれらの第1電極と第2電極間
    の導通制御を行う制御電極を有し、該第1電極が前記第
    1の電位に接続された第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの第2電極と前記各線状電極と
    の間に接続された複数の第1の整流素子と、 第1電極、第2電極及びこれらの第1電極と第2電極間
    の導通制御を行う制御電極を有し、該第1電極が前記第
    2の電位に接続された第2のトランジスタと、 前記第2のトランジスタの第2電極と前記各個別トラン
    ジスタの第1電極との間に接続された第2の整流素子
    と、 第1電極、第2電極及びこれらの第1電極と第2電極間
    の導通制御を行う制御電極を有し、該第1電極が前記第
    3の電位に接続された第3のトランジスタと、 前記第3のトランジスタの第2電極と前記各個別トラン
    ジスタの第1電極との間に接続された第3の整流素子
    と、 前記各個別トランジスタ、前記第1のトランジスタ、前
    記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタの制
    御電極に対しそれぞれ異なるタイミング信号を与えて該
    各個別トランジスタ、第1のトランジスタ、第2のトラ
    ンジスタ、及び第3のトランジスタの導通制御を行い、
    前記各線状電極に対して前記第1の電位、第2の電位及
    び第3の電位を時間をずらせて印加する制御回路とで、 構成したことを特徴とする直流型気体放電パネル装置。
  2. 【請求項2】 前記各個別トランジスタの第1電極に接
    続され、前記各線状電極がハイインピーダンス状態にな
    ったときに、該各線状電極の電位をそのハイインピーダ
    ンス状態になる直前の電位に設定する複数のコンデンサ
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の直流型気体放
    電パネル装置。
  3. 【請求項3】 直流型気体放電パネルに、前記複数の線
    状電極に対して共通の誘電体層を挟んで形成され、該各
    線状電極と相俟って、前記各線状電極がハイインピーダ
    ンス状態になったときに該各線状電極の電位をそのハイ
    インピーダンス状態になる直前の電位に設定するコンデ
    ンサを構成する共通電極を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の直流型気体放電パネル装置
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