JPH05265397A - 交流駆動型プラズマディスプレイパネル用ドライバ及びその制御方法 - Google Patents

交流駆動型プラズマディスプレイパネル用ドライバ及びその制御方法

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JPH05265397A
JPH05265397A JP9389492A JP9389492A JPH05265397A JP H05265397 A JPH05265397 A JP H05265397A JP 9389492 A JP9389492 A JP 9389492A JP 9389492 A JP9389492 A JP 9389492A JP H05265397 A JPH05265397 A JP H05265397A
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coil
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plasma display
capacitor
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Tomokatsu Kishi
智勝 岸
Shigeki Kameyama
茂樹 亀山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で、互いに独立な走査電極に対する
充放電に関しても電力を回収し再利用する。 【構成】走査電極Y1〜Ynが0Vのとき、スイッチ3
2Aをオンにして、コンデンサ31の回収電荷をスイッ
チ32A、コイル33A、ダイオード61A〜6nAに
通し走査電極Y1〜Ynを充電させ、スイッチ34Aを
オンにして、電荷を電圧供給線VS 側からスイッチ34
A、ダイオード61A〜6nAに通し走査電極Y1〜Y
nに補給する。走査電極Y1〜Ynが電位VSのとき、
スイッチ32Bをオンにして、走査電極Y1〜Yn上の
電荷をダイオード61B〜6nB、コイル33B、スイ
ッチ32Bに通しコンデンサ31に回収させ、スイッチ
34Bをオンにして補助的に、走査電極Y1〜Yn上の
電荷をダイオード61B〜6nB、スイッチ34Bに通
しグランド線側に放電させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査電極に対する充放
電において消費する無駄な電力を回収し再利用する交流
駆動型プラズマディスプレイパネル用ドライバ及びその
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、面放電・交流駆動型プラズマデ
ィスプレイ装置の全体構成を示す。
【0003】面放電・交流駆動型プラズマディスプレイ
パネル10は、その一方の面に、互いに平行な走査電極
(Y電極)Y1〜Yn及び共通電極(X電極)Xが設け
られ、対向面にこれら電極と直角な方向にアドレス電極
A1〜Anが設けられている。共通電極Xは、各走査電
極Y1〜Ynに対応してこれに接近して設けられ、一端
が互いに共通に接続されている。
【0004】図6は、1画素である、第i行第j列のセ
ルCijを示す。共通電極X及び走査電極Yiはガラス
基板11上に形成され、その上に壁電荷保持用の誘電体
層12が被着され、さらにその上にMgO保護膜13が
被着されている。一方、アドレス電極Aiは、ガラス基
板11と対向配置されたガラス基板14上に形成され、
その上に蛍光体15が被着されている。また、ガラス基
板14及びアドレス電極Ai上には、画素境界に仕切り
16が形成されている。MgO保護膜13と蛍光体15
との間の放電空間17には、Ne+Xeペニングガスが
封入されている。
【0005】図5において、共通電極XはXドライバ2
0の出力端に接続され、走査電極Y1〜YnはYドライ
バ30の出力端に接続され、アドレス電極A1〜Anは
アドレスドライバ40の出力端に接続されている。これ
らXドライバ20、Yドライバ30及びアドレスドライ
バ40は制御回路50からの制御信号により制御され、
制御回路50は、外部からの表示データD、表示データ
Dの読込みタイミングを示すクロックCLK、水平同期
信号HS及び垂直同期信号VSに基づいてこの制御信号
を生成する。
【0006】図7は、面放電・交流駆動型プラズマディ
スプレイパネルの駆動方法の一例を示す電圧波形図であ
り、1フレーム分を示している。この1フレームは、全
面書込み期間と、アドレス期間と、維持放電期間とに区
分される。
【0007】最初の全面書込み期間では、走査電極Y1
〜Y4がグランドレベルGNDにされ、この状態で共通
電極Xが書込み電圧VWにされて(全面書き込みパル
ス)、共通電極Xと走査電極Y1〜Ynとの間で、すな
わち全セルで、書込み放電が行われる。次に、走査電極
Y1〜Ynが維持電圧VSにされ、共通電極Xがグラン
ドレベルGNDにされて(維持パルス)、共通電極Xと
走査電極Y1〜Ynとの間で維持放電が行われ、これに
より壁電荷が安定化される。
【0008】次のアドレス期間では、表示データの書込
みが線順次に行われる。すなわち、まず走査電極Y1が
グランドレベルGNDにされて選択され、第1表示行の
消灯しようとするセルに対応したアドレス電極に電圧V
aが印加されて(消去パルス)、両電極間で自己消去放
電が行われる。以下、第2〜n表示行についてこの順
に、上記同様の動作が行われる。
【0009】次の維持放電期間では、走査電極Y1〜Y
nが共に維持電圧VSの状態で共通電極Xがグランドレ
ベルGNDにされて(維持パルス)、アドレス期間で自
己消去放電を行わなかったセルにおいて維持放電が行わ
れ、画像が表示される。次に、共通電極Xを維持電圧V
Sに戻した状態で走査電極Y1〜Ynが共にグランドレ
ベルGNDにされて(維持パルス)、アドレス期間で自
己消去放電を行わなかったセルにおいて維持放電が行わ
れ、画像が表示される。以下、このような動作が交互に
繰り返される。すなわち、共通電極Xと走査電極Y1〜
Ynとの間に交流維持パルスが供給されて、画像が表示
される。
【0010】維持電圧VSは160〜170V程度であ
り、書込み電圧VWはVS+105V程度である。
【0011】ここで、セル全体の容量をCPとし、セル
に印加する維持電圧VSの周波数をfとすると、セルの
充放電によりCPVS2fの電力を消費する。この電力
は、プラズマディスプレイパネルの消費電力の50%以
上となる。この問題は、表示情報大容量化の要求に伴う
プラズマディスプレイパネルの大型化により著しくな
る。
【0012】そこで、共通電極XにLC直列回路を接続
して電力の回収と再利用を繰り返す方法が提案されてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、互いに独立な
走査電極Y1〜YnにそれぞれLC直列回路を接続する
と、装置が大型になり、実用的でない。
【0014】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、簡単な構成で、互いに独立な走査電極に対する充放
電に関しても電力を回収し再利用することができる交流
駆動型プラズマディスプレイパネル用ドライバ及びその
制御方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る交流駆動型プラズマディスプレイパネル用ドライバ及
びその制御方法を、実施例図中の対応する構成要素の符
号を引用して説明する。
【0016】第1発明では、例えば図1に示す如く、維
持パルスを生成して、交流駆動型プラズマディスプレイ
パネル10の互いに独立なn本の走査電極Y1〜Ynに
印加する交流駆動型プラズマディスプレイパネル用ドラ
イバにおいて、i=1〜nの各々について、走査電極Y
iに第1ダイオード6iAのカソード及び第2ダイオー
ド6iBのアノードが接続され、各第1ダイオード61
A〜6nAのアノードが互いに共通に接続され、各第2
ダイオード61B〜6nBのカソードが互いに共通に接
続され、各第1ダイオード61A〜6nAのアノードと
高電位線VSとの間に第2スイッチ34Aが接続され、
コンデンサ31の一端が所定電位にされ、コンデンサ3
1の他端と第1ダイオード61A〜6nAのアノードと
の間に第1コイル33Aと第1スイッチ32Aとが直列
接続され、各第2ダイオード61B〜6nBのアノード
と低電位線GNDとの間に第4スイッチ34Bが接続さ
れ、コンデンサ31の他端と第2ダイオード61B〜6
nBのカソードとの間に第2コイル33Bと第3スイッ
チ32Bとが直列接続されている、。
【0017】第2発明の交流駆動型プラズマディスプレ
イパネル用ドライバ制御方法では、上記構成の交流駆動
型プラズマディスプレイパネル用ドライバを用い、コン
デンサ31の他端の電位を高電位VSと低電位GNDの
略平均電位にし、上記走査電極Y1〜Ynが低電位GN
Dのとき、第1スイッチ32Aをオンにして、コンデン
サ31の回収電荷を第1スイッチ32A、第1コイル3
3A及び第1ダイオード61A〜6nAに通して走査電
極Y1〜Ynを充電させ、次にこの充電中に第2スイッ
チ34Aをオンにして、電荷を高電位VS側から第2ス
イッチ34A及び第1ダイオード61A〜6nAに通し
て走査電極Y1〜Ynに補給し、第1スイッチ32A及
び第2スイッチ34Aをオフにする第1ステップと、走
査電極Y1〜Ynが高電位VSのとき、第3スイッチ3
2Bをオンにして、走査電極Y1〜Yn上の電荷を第2
ダイオード61B〜6nB、第2コイル33B及び第3
スイッチ32Bに通してコンデンサ31に回収させ、次
にこの回収中に第4スイッチ34Bをオンにして補助的
に、走査電極Y1〜Yn上の電荷を第2ダイオード61
B〜6nB及び第4スイッチ34Bに通して低電位GN
D側に放電させ、第3スイッチ32B及び第4スイッチ
34Bをオフにする第2ステップと、を交互に行って走
査電極Y1〜Ynと走査電極Y1〜Ynに近設された共
通電極Xとの間で維持放電させる。
【0018】上記第1発明及び第2発明によれば、互い
に独立な走査電極Y1〜Ynに対し共通のコンデンサ3
1、第1及び第2のコイル33A及び33Bを用いて、
走査電極Y1〜Ynに対する充放電に関しても電力を回
収し再利用することができ、構成が簡単であり、実用的
である。
【0019】第1発明の第1態様では、例えば図1に示
す如く、一端が所定電位にされるコンデンサ31と、一
端がコンデンサ31の他端に接続された第1スイッチ3
2Aと、一端が第1スイッチ32Aの他端に接続された
第1コイル33Aと、i=1〜nの各々について、アノ
ードが第1コイル33Aの他端に接続され、カソードが
走査電極Yiに接続された第1ダイオード6iAと、一
端が高電位VSにされ、他端が第1コイル33Aの他端
に接続された第2スイッチ34Aと、一端がコンデンサ
31の他端に接続された第3スイッチ32Bと、一端が
第3スイッチ32Bの他端に接続された第2コイル33
Bと、i=1〜nの各々について、アノードが第2コイ
ル33Bの他端に接続され、カソードが走査電極Yiに
接続された第2ダイオード6iBと、一端が低電位GN
Dにされ、他端が第2コイル33Bの他端に接続された
第4スイッチ34Bとを備えている。
【0020】図1において、インダクタンスの小さいコ
イル33A及び33Bを用いると、これらに流れる電流
が大きくなって抵抗成分による電力ロスが大きくなり、
回収用コンデンサ31の電力回収効率が悪くなる。逆
に、インダクタンスの大きいコイル33A及び33Bを
用いると、電流が小さくなって走査電極Y1〜Ynの電
圧の立ち上がり及び立ち下がりが緩やかになる。
【0021】一方、維持パルスの立ち上り付近で電極間
に放電が生ずるので、この立ち上りを急にして、放電開
始前に電極電圧を立ち上げておく必要がある。しかし、
維持パルスの立ち下がりの傾斜は緩やかであってもよ
い。
【0022】そこで、第1発明の第2態様では、第2コ
イル33Bのインダクタンスを、第1コイル33Aのイ
ンダクタンスと異ならせている。例えば、第2コイル3
3Bのインダクタンスを、第1コイル33Aのインダク
タンスよりも大きくして、充分な維持放電を確保し、か
つ、電力ロスを小さくしている。
【0023】第3発明では、例えば図4に示す如く、維
持パルスを生成して、交流駆動型プラズマディスプレイ
パネル10の互いに独立なn本の走査電極Y1〜Ynに
印加する交流駆動型プラズマディスプレイパネル用ドラ
イバにおいて、i=1〜nの各々について、走査電極Y
iに第1ダイオード6iAのカソード及び第2ダイオー
ド6iBのアノードが接続され、各第1ダイオード61
A〜6nAのアノードが互いに共通に接続され、各第2
ダイオード61B〜6nBのカソードが互いに共通に接
続され、各第1ダイオード61A〜6nAのアノードと
高電位線VSとの間に第2スイッチ34Aが接続され、
コンデンサ31の一端が所定電位にされ、コンデンサ3
1の他端と第1ダイオード61A〜6nAのアノードと
の間にコイル33と第1スイッチ32Aとが直列接続さ
れ、各第2ダイオード61B〜6nBのアノードと低電
位線GNDとの間に第4スイッチ34Bが接続され、コ
イル33の他端と第2ダイオード61B〜6nBのカソ
ードとの間に第3スイッチ32Bが接続されている、。
【0024】この第3発明では、走査電極Y1〜Ynに
対し1個のコイル33(但し、直列接続したものは1個
と解する)を備えて、電力の回収及び再利用で共用して
いるので、上記第1発明よりも構成が簡単になってい
る。
【0025】第4発明では、上記第3発明の交流駆動型
プラズマディスプレイパネル用ドライバを用い、コンデ
ンサ31の他端の電位を高電位VSと低電位GNDの略
平均電位にし、走査電極Y1〜Ynが低電位GNDのと
き、第1スイッチ32Aをオンにして、コンデンサ31
の回収電荷をコイル33、第1スイッチ32A及び第1
ダイオード61A〜6nAに通して走査電極Y1〜Yn
を充電させ、次にこの充電中に第2スイッチ34Aをオ
ンにして、電荷を高電位VS側から第2スイッチ34A
及び第1ダイオード61A〜6nAに通して走査電極Y
1〜Ynに補給し、第1スイッチ32A及び第2スイッ
チ34Aをオフにする第1ステップと、走査電極Y1〜
Ynが高電位VSのとき、第3スイッチ32Bをオンに
して、走査電極Y1〜Yn上の電荷を第2ダイオード6
1B〜6nB、第3スイッチ32B、コイル33に通し
てコンデンサ31に回収させ、次にこの回収中に第4ス
イッチ34Bをオンにして補助的に、走査電極Y1〜Y
n上の電荷を第2ダイオード61B〜6nB及び第4ス
イッチ34Bに通して低電位GND側に放電させ、第3
スイッチ32B及び第4スイッチ34Bをオフにする第
2ステップと、を交互に行って走査電極Y1〜Ynと走
査電極Y1〜Ynに近設された共通電極Xとの間で維持
放電させる。
【0026】上記第3発明及び第4発明によれば、互い
に独立な走査電極Y1〜Ynに対し共通のコンデンサ3
1及びコイル33を用いて、走査電極Y1〜Ynに対す
る充放電に関しても電力を回収し再利用することがで
き、構成が簡単であり、実用的である。
【0027】第3発明の第1態様では、例えば図4に示
す如く、一端が所定電位にされるコンデンサ31と、一
端がコンデンサ31の他端に接続された第5スイッチ3
6と、一端が第5スイッチ36の他端に接続されたコイ
ル33と、一端がコイル33の他端に接続された第1ス
イッチ32Aと、i=1〜nの各々について、アノード
が第1スイッチ32Aの他端に接続され、カソードが走
査電極Yiに接続された第1ダイオード6iAと、一端
が高電位VSにされ、他端が第1スイッチ32Aの他端
に接続された第2スイッチ34Aと、一端がコイル33
の他端に接続された第3スイッチ32Bと、i=1〜n
の各々について、カソードが第3スイッチ32Bの他端
に接続され、アノードが走査電極Yiに接続された第2
ダイオード6iBと、一端が低電位GNDにされ、他端
が第3スイッチ32Bの他端に接続された第4スイッチ
34Bとを備えている。
【0028】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0029】[第1実施例]図1は、第1実施例のXド
ライバ20A及びYドライバ30Aの要部回路構成を示
す。
【0030】Xドライバ20Aは、共通電極Xに対する
ものであり、電力回収/再利用のための回収用コンデン
サ21、双方向スイッチ22及びコイル23と、維持パ
ルス補助出力用のプッシュプルスイッチ24と、全面書
込みパルス出力用のプッシュプルスイッチ25とを備え
ている。
【0031】回収用コンデンサ21は、その一端がグラ
ンド線に接続され、他端が双方向スイッチ22及びコイ
ル23を介して共通電極Xに接続されている。また、共
通電極Xにはプッシュスイッチ24Aを介して維持電圧
供給線VSに接続され、プルスイッチ24Bを介してグ
ランド線に接続され、プッシュスイッチ25を介して書
込み電圧供給線VWに接続されている。双方向スイッチ
22は回収電荷放電スイッチ22Aと電荷回収スイッチ
22Bとが並列接続された構成となっている。図中の回
収電荷放電スイッチ22A及び電荷回収スイッチ22B
に付した矢印は、可能な電流方向を示している。
【0032】双方向スイッチ22及びプッシュプルスイ
ッチ24は例えば、図2に示す如く構成されている。
【0033】回収電荷放電スイッチ22Aは、逆流防止
用ダイオードD1のカソードが、スイッチ素子としての
nMOSトランジスタT1のドレインに接続され、か
つ、ダイオードD2のアノードに接続され、ダイオード
D2のカソードが維持電圧線VS に接続された構成とな
っており、ダイオードD1のアノード、nMOSトラン
ジスタT1のソース及びゲートがそれぞれ回収電荷放電
スイッチ22Aの高電位側入力端、低電位側入力端及び
制御入力端となっている。
【0034】電荷回収スイッチ22Bは、スイッチ素子
としてのnMOSトランジスタT1のソースが、逆流防
止用ダイオードD3のアノードに接続され、かつ、ダイ
オードD2’のカソードに接続され、ダイオードD2’
のアノードがグランド線に接続された構成となってお
り、nMOSトランジスタT2のドレイン、ダイオード
D2のカソード及びnMOSトランジスタT2ゲートが
それぞれ電荷回収スイッチ22Bの高電位側入力端、低
電位側入力端及び制御入力端となっている。
【0035】プッシュスイッチ24Aは、図2(B)に
示す如く、スイッチ素子としてのpMOSトランジスタ
T3のソースが逆流防止用ダイオードD4のアノードに
接続され、pMOSトランジスタT3のゲートとドレイ
ンとの間に、ゲート電圧印加用の抵抗R1と電圧制限用
のツェナーダイオードD4とが並列接続され、pMOS
トランジスタT3のゲートにコンデンサC1の一端が接
続された構成となっており、pMOSトランジスタT3
のドレイン、D4のカソード及びコンデンサC1の入力
端がそれぞれプッシュスイッチ24Aの高電位側入力
端、低電位側入力端及び制御入力端となっている。コン
デンサC1に負パルスを供給すると、pMOSトランジ
スタT3のゲート電圧が低レベルになってpMOSトラ
ンジスタT3が一定時間オンになる。
【0036】プルスイッチ24Bは、スイッチ素子とし
てのnMOSトランジスタT4で構成されている。
【0037】プッシュスイッチ25は、例えばプッシュ
スイッチ24Aと同一構成である。
【0038】Yドライバ30Aは、走査電極Y1〜Yn
に対するものであり、表示データ書込みパルス及び維持
パルス出力用の半導体集積回路60と、半導体集積回路
60の外部に電力回収/再利用のための回収用コンデン
サ31、回収電荷放電スイッチ32A、電荷回収スイッ
チ32B、コイル33A、33B、プッシュスイッチ3
4A及びプルスイッチ34Bを備えている。
【0039】回収用コンデンサ31は、その一端がグラ
ンド線に接続され、他端が、一方では回収電荷放電スイ
ッチ32A、コイル33A及びプッシュスイッチ34A
を介して維持電圧供給線VSに接続され、他方では電荷
回収スイッチ32B、コイル33B及びプルスイッチ3
4Bを介してグランド線に接続されている。例えば、回
収電荷放電スイッチ32A及び電荷回収スイッチ32B
はそれぞれ回収電荷放電スイッチ22A及び電荷回収ス
イッチ22Bと同一構成であり、プッシュスイッチ34
A及びプルスイッチ34Bはそれぞれプッシュスイッチ
24A及びプルスイッチ24Bと同一構成である。
【0040】コイル33Aとプッシュスイッチ34Aの
接続点は、ダイオード61A〜6nAのアノードに共通
に接続され、コイル33Bとプルスイッチ34Bの接続
点は、ダイオード61B〜6nBのカソードに共通に接
続されている。ダイオード6iA(i=1〜n)のカソ
ードは、ダイオード6iBのアノードに接続され、走査
電極Yiに接続され、かつ、プッシュプルスイッチ34
iのプッシュスイッチ34iAとプルスイッチ34iB
の接続部に接続されている。例えば、プッシュプルスイ
ッチ34iはプッシュプルスイッチ24と同一構成であ
り、プッシュスイッチ34iAはプッシュスイッチ24
Aと同一構成、プルスイッチ34iBはプルスイッチ2
4Bと同一構成になっている。
【0041】なお、Xドライバ20A及びYドライバ3
0Aの上記各スイッチは、図5の制御回路50からの制
御信号に基づいて制御される。また、回収用コンデンサ
21及び31は共に、共通電極Xと走査電極Y1〜Yn
との間の全容量CPよりも比較的大きく、例えばCPの
100倍以上である10μFであって、電力回収/再利
用の際には殆ど電圧変動がないようにしている。以下の
説明では、回収用コンデンサ21及び31の端子間電圧
は共に、VS/2になっているとする。
【0042】次に、上記の如く構成された本実施例の動
作の一例を、図7に示す電圧波形が共通電極X及び走査
電極Y1〜Ynに印加される場合について説明する。図
3は、走査電極Y1〜Ynと共通電極Xとの間の電圧波
形図及びYドライバ30Aのスイッチのオン・オフのタ
イミングチャートである。走査電極Y1〜Ynと共通電
極Xとの間の電圧波形及びXドライバ20Aのスイッチ
のオン・オフのタイミングは図3と同様であり図示省略
する。
【0043】W).全面書込み期間 最初、回収電荷放電スイッチ22A、電荷回収スイッチ
22B、プッシュスイッチ24A、プルスイッチ24
B、プッシュスイッチ25、回収電荷放電スイッチ32
A、電荷回収スイッチ32B、プッシュスイッチ34
A、プルスイッチ34B、プッシュスイッチ341A〜
34nA及びプルスイッチ341B〜34nBが共にオ
フ、共通電極X及び走査電極Y1〜Ynが共に維持電圧
Sになっているとする。
【0044】(1)この状態で電荷回収スイッチ32B
をオンにすると、走査電極Y1〜Ynからそれぞれダイ
オード61B〜6nBを通り、コイル33B及び電荷回
収スイッチ32Bを通って回収用コンデンサ31に回収
される。コイル33Bのインダクタンス作用により、走
査電極Y1〜Ynの電圧がVS/2となっても回収用コ
ンデンサ31側に電流が流れ続け、走査電極Y1〜Yn
の電圧がGNDレベルに向かう。しかし、この電流経路
の抵抗成分の電力消費により、走査電極Y1〜Ynの電
圧がGNDレベルまで低下しきらない。そこで、電荷を
回収用コンデンサ31に回収中にプルスイッチ34Bを
オンにして、走査電極Y1〜Yn上に残った電荷を、プ
ルスイッチ34Bを通ってグランド線側に放電させる。
このとき、電荷回収スイッチ32Bの図2(A)に示す
グランド線、ダイオードD2’、ダイオードD3及び図
1のコイル33B、プルスイッチ34B及びグランド線
の回路により、コイル33Bの端子間電圧が0に収束す
る。そして、走査電極Y1がGNDレベルになったと考
えられる時点で、電荷回収スイッチ32B及びプルスイ
ッチ34Bを共にオフにする。なお、電荷回収スイッチ
32Bをオフにする時点とプルスイッチ34Bをオフに
する時点とは同時でなくてもよい(以下同様)。
【0045】(2)次に、プッシュスイッチ25をオン
にして共通電極Xの電圧を書込み電圧VWまで上昇させ
た後、プッシュスイッチ25をオフにする。これによ
り、共通電極Xが維持電圧VSから書込み電圧VWまで急
に立ち上がり、共通電極Xと走査電極Y1〜Ynとの間
で書込み放電が生ずる。
【0046】(3)次に、電荷回収スイッチ22B及び
回収電荷放電スイッチ32Aを同時にオンにする。これ
により、共通電極X上の電荷がコイル23及び電荷回収
スイッチ22Bを通って回収用コンデンサ21に回収さ
れ、同時に回収用コンデンサ31の回収電荷が回収電荷
放電スイッチ32A、コイル33A及びダイオード61
A〜6nAを通って走査電極Y1〜Ynに充電される。
次に、プルスイッチ24Bをオンにして、電流経路の抵
抗成分の電力消費により回収しきれない共通電極X上に
残った電荷をグランド線側に放電させ、これと同時に
(維持放電発生前に)、プッシュスイッチ34Aをオン
にして、維持電圧供給線VSからプッシュスイッチ34
A、ダイオード61A〜6nAを通って走査電極Y1〜
Ynに電荷を補給する。このとき、維持電圧供給線
S、プッシュスイッチ34A、回収電荷放電スイッチ
32Aの図2(A)に示すダイオードD1、ダイオード
D2及び維持電圧供給線VSの回路により、コイル33
Aの端子間電圧が0(各端子の電位がVS )に収束す
る。共通電極XがGNDレベルになり走査電極Y1〜Y
nが維持電圧VSになったと考えられる時点で、電荷回
収スイッチ22B、プルスイッチ24B、回収電荷放電
スイッチ32A及びプッシュスイッチ34Aを共にオフ
にする。なお、回収電荷放電スイッチ32Aをオフにす
る時点とプッシュスイッチ34Aをオフにする時点とは
同時でなくてもよい(以下同様)。
【0047】(4)次に、回収電荷放電スイッチ22A
をオンにする。これにより、回収用コンデンサ21の回
収電荷が回収電荷放電スイッチ22A及びコイル23を
通って共通電極Xに充電される。次に、維持放電前にプ
ッシュスイッチ24Aをオンにして、維持電圧供給線V
Sからプッシュスイッチ24Aを通って共通電極Xに電
荷を補給する。そして、共通電極Xが維持電圧VSにな
ったと考えられる時点で、回収電荷放電スイッチ22A
及びプッシュスイッチ24Aを共にオフにする。
【0048】A).アドレス期間 この期間ではXドライバ20Aを使用せず、共通電極X
は維持電圧VSに保たれている。また、Yドライバ30
A側の電力回収/再利用回路も使用しない。この期間で
の無駄な電力消費は、比較的少ない。
【0049】(5)プルスイッチ341Bのみをオンに
して走査電極Y1の電圧をGNDレベルにした後、プル
スイッチ341Bをオフにする。この状態で、図5のア
ドレスドライバ40により第1表示行に表示データの書
込みが行われる。すなわち、第1表示行の消灯しようと
するセルに対応したアドレス電極に電圧Vaが印加され
て(消去パルス)、このアドレス電極と走査電極Y1と
の間で自己消去放電が行われる。次に、プッシュスイッ
チ341Aのみをオンにして走査電極Y1の電圧を維持
電圧VSに戻した後、プッシュスイッチ341Aをオフ
にする。
【0050】以下、第2〜n表示行についてこの順に、
前記同様の動作が行われる。
【0051】S).維持放電期間 (6)次に、電荷回収スイッチ22Bをオンにする。こ
れにより、共通電極X上の電荷がコイル23及び電荷回
収スイッチ22Bを通って回収用コンデンサ21に回収
される。次に、プルスイッチ24Bをオンにして、回収
しきれない共通電極X上に残った電荷をグランド線側に
放電させ、共通電極XがGNDレベルになったと考えら
れる時点で、電荷回収スイッチ22B及びプルスイッチ
24Bを共にオフにする。
【0052】(7)次に、回収電荷放電スイッチ22A
をオンにする。これにより、回収用コンデンサ21の回
収電荷が回収電荷放電スイッチ22A及びコイル23を
通って共通電極Xに充電される。次に、維持放電前にプ
ッシュスイッチ24Aをオンにして、維持電圧VSから
プッシュスイッチ24Aを通って共通電極Xに電荷を補
給する。そして、共通電極Xが維持電圧VSになったと
考えられる時点で、回収電荷放電スイッチ22A及びプ
ッシュスイッチ24Aを共にオフにする。
【0053】(8)次に、電荷回収スイッチ32Bをオ
ンにする。これにより走査電極Y1〜Ynからそれぞれ
ダイオード61B〜6nBを通り、コイル33B及び電
荷回収スイッチ32Bを通って回収用コンデンサ31に
回収される。次に、プルスイッチ34Bをオンにして、
走査電極Y1〜Yn上に残った電荷を、プルスイッチ3
4Bを通ってグランド線側に放電させる。そして、走査
電極Y1がGNDレベルになったと考えられる時点で、
電荷回収スイッチ32B及びプルスイッチ34Bをオフ
にする。
【0054】(9)次に、回収電荷放電スイッチ32A
をオンにする。これにより、回収用コンデンサ31の回
収電荷が回収電荷放電スイッチ32A、コイル33A及
びダイオード61A〜6nAを通って走査電極Y1〜Y
nに充電される。次に、維持放電前にプッシュスイッチ
34Aをオンにして、維持電圧供給線VSからプッシュ
スイッチ34A及びダイオード61A〜6nAを通って
走査電極Y1〜Ynに電荷を補給する。そして、走査電
極Y1〜Ynが維持電圧VSになったと考えられる時点
で、回収電荷放電スイッチ32A及びプッシュスイッチ
34Aを共にオフにする。
【0055】以下、上記(6)〜(9)の動作が繰り返
される。
【0056】このようにして、Xドライバ20Aのみな
らずYドライバ30Aにおいても、簡単な構成で、互い
に独立な走査電極Y1〜Ynに対する充放電に関し電力
を回収し再利用することができる。
【0057】図1において、インダクタンスの小さいコ
イル33A及び33Bを用いると、これらに流れる電流
が大きくなって抵抗成分による電力ロスが大きくなり、
回収用コンデンサ31の電力回収効率が悪くなる。逆
に、インダクタンスの大きいコイル33A及び33Bを
用いると、電流が小さくなって走査電極Y1〜Ynの電
圧の立ち上がり及び立ち下がりが緩やかになる。
【0058】一方、維持パルスの立ち上り付近(立ち上
り開始後200〜300ns)で電極間に放電が生ずる
ので、この立ち上りを急にして、放電開始前に電極電圧
を立ち上げておく必要がある。しかし、維持パルスの立
ち下がりの傾斜は緩やかであってもよい。
【0059】したがって、コイル33Aは、コイル33
Bのインダクタンスよりも小さいものを用いた方が好ま
しい。
【0060】[第2実施例]図4は、第2実施例のXド
ライバ20A及びYドライバ30Bの要部回路を示す。
【0061】このYドライバ30Bは、走査電極Y1〜
Ynに対し1個のコイル33を備えて、電力の回収及び
再利用で共用しているので、上記第1実施例よりも構成
が簡単になっている。コイル33は、その一端が回収電
荷放電スイッチ32Aと電荷回収スイッチ32Bとの接
続部に接続されており、電力回収後にコイル33を回収
用コンデンサ31から切り離すため、コイル33の他端
と回収用コンデンサ31の一端との間に切り離しスイッ
チ36を接続している。切り離しスイッチ36は、例え
ば1個のnMOSトランジスタで構成される。切り離し
スイッチ36は、電力回収の際には電荷回収スイッチ3
2Bと連動してオン・オフされ、電力再利用の際には回
収電荷放電スイッチ32Aと連動してオン・オフされ
る。他の点は、上記第1実施例と同一である。
【0062】なお、本発明は、図7に示す駆動方法以外
の方法、例えば、全面書込み後全面消去を行い、アドレ
ス期間において点灯しようとするセルに書込み放電を行
う駆動方法や、共通電極を互いに独立な複数グループに
分割しアドレス期間においてグループ間で並列に書き込
み動作をおこなう駆動方法等にも適用可能であることは
勿論である。
【0063】
【発明の効果】以上説明した如く、上記第1発明の交流
駆動型プラズマディスプレイパネル用ドライバ及び上記
第2発明の交流駆動型プラズマディスプレイパネル用ド
ライバ制御方法によれば、互いに独立な走査電極Y1〜
Ynに対し共通のコンデンサ、第1及び第2のコイルを
用いて、走査電極Y1〜Ynに対する充放電に関しても
電力を回収し再利用することができ、構成が簡単であ
り、実用的であるという優れた効果を奏する。
【0064】上記第1発明の第2態様では、第2コイル
のインダクタンスと第1コイルのインダクタンスとが異
なっているので、充分な維持放電を確保し、かつ、電力
ロスを小さくすることが可能であるという効果を奏す
る。
【0065】上記第3発明及び第4発明によれば、互い
に独立な走査電極Y1〜Ynに対し共通のコンデンサ及
びコイルを用いて、走査電極Y1〜Ynに対する充放電
に関しても電力を回収し再利用することができ、構成が
簡単であり、実用的であるという優れた効果を奏する。
【0066】この第3発明では、走査電極Y1〜Ynに
対し1個のコイルを備えて、電力の回収及び再利用で共
用しているので、第1発明よりも構成が簡単であるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のXドライバ及びYドライ
バの要部回路を示す図である。
【図2】図1中のスイッチの回路の一例を示す図であ
る。
【図3】走査電極Y1〜Ynと共通電極Xとの間の電圧
波形図及びYドライバのスイッチのオン・オフのタイミ
ングチャートである。
【図4】本発明の第2実施例のXドライバ及びYドライ
バの要部回路を示す図である。
【図5】面放電・交流駆動型プラズマディスプレイ装置
の概略構成図である。
【図6】セル断面構成図である。
【図7】面放電・交流駆動型プラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法の一例を示す電圧波形図である。
【符号の説明】
10 面放電・交流駆動型プラズマディスプレイパネル 21、31 回収用コンデンサ 22 双方向スイッチ 22A、32A 回収電荷放電スイッチ 22B、32B 電荷回収スイッチ 23、33、33A、33B コイル 24、25、341 プッシュプルスイッチ 24A、34A、341A プッシュスイッチ 24B、34B、341B プルスイッチ 30、30A、30B Yドライバ 36 切り離しスイッチ 60 半導体集積回路 61A〜6nA、61B〜6nB ダイオード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 維持パルスを生成して、交流駆動型プラ
    ズマディスプレイパネル(10)の互いに独立なn本の
    走査電極Y1〜Ynに印加する交流駆動型プラズマディ
    スプレイパネル用ドライバにおいて、 i=1〜nの各々について、該走査電極Yiに第1ダイ
    オード(61A〜6nA)のカソード及び第2ダイオー
    ド(61B〜6nB)のアノードが接続され、該各第1
    ダイオードのアノードが互いに共通に接続され、該各第
    2ダイオードのカソードが互いに共通に接続され、 該各第1ダイオードのアノードと高電位線(VS)との
    間に第2スイッチ(34A)が接続され、 コンデンサ(31)の一端が所定電位にされ、該コンデ
    ンサの他端と該第1ダイオードの該アノードとの間に第
    1コイル(33A)と第1スイッチ(32A)とが直列
    接続され、 該各第2ダイオードのアノードと低電位線(GND)と
    の間に第4スイッチ(34B)が接続され、 該コンデンサの他端と該第2ダイオードの該カソードと
    の間に第2コイル(33B)と第3スイッチ(32B)
    とが直列接続されている、 ことを特徴とする交流駆動型プラズマディスプレイパネ
    ル用ドライバ。
  2. 【請求項2】 維持パルスを生成して、交流駆動型プラ
    ズマディスプレイパネル(10)の互いに独立なn本の
    走査電極Y1〜Ynに印加する交流駆動型プラズマディ
    スプレイパネル用ドライバにおいて、 一端が所定電位にされるコンデンサ(31)と、 一端が該コンデンサの他端に接続された第1スイッチ
    (32A)と、 一端が該第1スイッチの他端に接続された第1コイル
    (33A)と、 i=1〜nの各々について、アノードが該第1コイルの
    他端に接続され、カソードが該走査電極Yiに接続され
    た第1ダイオード(61A〜6nA)と、 一端が高電位(VS)にされ、他端が該第1コイルの他
    端に接続された第2スイッチ(34A)と、 一端が該コンデンサの他端に接続された第3スイッチ
    (32B)と、 一端が該第3スイッチの他端に接続された第2コイル
    (33B)と、 i=1〜nの各々について、アノードが該第2コイルの
    他端に接続され、カソードが該走査電極Yiに接続され
    た第2ダイオード(61B〜6nB)と、 一端が低電位(GND)にされ、他端が該第2コイルの
    他端に接続された第4スイッチ(34B)と、 を有することを特徴とする交流駆動型プラズマディスプ
    レイパネル用ドライバ。
  3. 【請求項3】 前記第2コイル(33B)のインダクタ
    ンスは、前記第1コイル(33A)のインダクタンスよ
    りも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の交流
    駆動型プラズマディスプレイパネル(10)用ドライ
    バ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    交流駆動型プラズマディスプレイパネル用ドライバを用
    い、前記コンデンサ(31)の他端の電位を前記高電位
    (VS)と前記低電位(GND)の略平均電位にし、 前記走査電極Y1〜Ynが前記低電位のとき、前記第1
    スイッチ(32A)をオンにして、前記コンデンサの回
    収電荷を該第1スイッチ、前記第1コイル(33A)及
    び前記第1ダイオード(61A〜6nA)に通して該走
    査電極Y1〜Ynを充電させ、次にこの充電中に前記第
    2スイッチ(34A)をオンにして、電荷を前記高電位
    側から該第2スイッチ及び該第1ダイオードに通して該
    走査電極Y1〜Ynに補給し、該第1スイッチ及び該第
    2スイッチをオフにする第1ステップと、 該走査電極Y1〜Ynが該高電位のとき、前記第3スイ
    ッチ(32B)をオンにして、該走査電極Y1〜Yn上
    の電荷を前記第2ダイオード(61B〜6nB)、前記
    第2コイル(33B)及び前記第3スイッチに通して該
    コンデンサに回収させ、次にこの回収中に前記第4スイ
    ッチ(34B)をオンにして補助的に、該走査電極Y1
    〜Yn上の電荷を該第2ダイオード及び該第4スイッチ
    に通して前記低電位側に放電させ、該第3スイッチ及び
    該第4スイッチをオフにする第2ステップと、 を交互に行って該走査電極Y1〜Ynと該走査電極Y1
    〜Ynに近設された共通電極Xとの間で維持放電させる
    ことを特徴とする交流駆動型プラズマディスプレイパネ
    ル用ドライバ制御方法。
  5. 【請求項5】 維持パルスを生成して、交流駆動型プラ
    ズマディスプレイパネル(10)の互いに独立なn本の
    走査電極Y1〜Ynに印加する交流駆動型プラズマディ
    スプレイパネル用ドライバにおいて、 i=1〜nの各々について、該走査電極Yiに第1ダイ
    オード(61A〜6nA)のカソード及び第2ダイオー
    ド(61B〜6nB)のアノードが接続され、該各第1
    ダイオードのアノードが互いに共通に接続され、該各第
    2ダイオードのカソードが互いに共通に接続され、 該各第1ダイオードのアノードと高電位線(VS)との
    間に第2スイッチ(34A)が接続され、 コンデンサ(31)の一端が所定電位にされ、該コンデ
    ンサの他端と該第1ダイオードの該アノードとの間にコ
    イル(33)と第1スイッチ(32A)とが直列接続さ
    れ、 該各第2ダイオードのアノードと低電位線(GND)と
    の間に第4スイッチ(34B)が接続され、 該コイルの他端と該第2ダイオードの該カソードとの間
    に第3スイッチ(32B)が接続されている、 ことを特徴とする交流駆動型プラズマディスプレイパネ
    ル用ドライバ。
  6. 【請求項6】 維持パルスを生成して、交流駆動型プラ
    ズマディスプレイパネル(10)の互いに独立なn本の
    走査電極Y1〜Ynに印加する交流駆動型プラズマディ
    スプレイパネル用ドライバにおいて、 一端が所定電位にされるコンデンサ(31)と、 一端が該コンデンサの他端に接続された第5スイッチ
    (36)と、 一端が該第5スイッチの他端に接続されたコイル(3
    3)と、 一端が該コイルの他端に接続された第1スイッチ(32
    A)と、 i=1〜nの各々について、アノードが該第1スイッチ
    の他端に接続され、カソードが該走査電極Yiに接続さ
    れた第1ダイオード(61A〜6nA)と、 一端が高電位(VS)にされ、他端が該第1スイッチの
    他端に接続された第2スイッチ(34A)と、 一端が該コイルの他端に接続された第3スイッチ(32
    B)と、 i=1〜nの各々について、カソードが該第3スイッチ
    の他端に接続され、アノードが該走査電極Yiに接続さ
    れた第2ダイオード(61B〜6nB)と、 一端が低電位(GND)にされ、他端が該第3スイッチ
    の他端に接続された第4スイッチ(34B)と、 を有することを特徴とする交流駆動型プラズマディスプ
    レイパネル用ドライバ。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の交流駆動型プラズ
    マディスプレイパネル用ドライバを用い、前記コンデン
    サ(31)の他端の電位を前記高電位(VS)と前記低
    電位(GND)の略平均電位にし、 前記走査電極Y1〜Ynが前記低電位のとき、前記第1
    スイッチ(32A)をオンにして、前記コンデンサの回
    収電荷を前記コイル(33)、該第1スイッチ及び前記
    第1ダイオード(61A〜6nA)に通して該走査電極
    Y1〜Ynを充電させ、次にこの充電中に前記第2スイ
    ッチ(34A)をオンにして、電荷を前記高電位側から
    該第2スイッチ及び該第1ダイオードに通して該走査電
    極Y1〜Ynに補給し、該第1スイッチ及び該第2スイ
    ッチをオフにする第1ステップと、 該走査電極Y1〜Ynが該高電位のとき、前記第3スイ
    ッチ(32B)をオンにして、該走査電極Y1〜Yn上
    の電荷を前記第2ダイオード(61B〜6nB)、前記
    第3スイッチ、該コイルに通して該コンデンサに回収さ
    せ、次にこの回収中に前記第4スイッチ(34B)をオ
    ンにして補助的に、該走査電極Y1〜Yn上の電荷を該
    第2ダイオード及び該第4スイッチに通して前記低電位
    側に放電させ、該第3スイッチ及び該第4スイッチをオ
    フにする第2ステップと、 を交互に行って該走査電極Y1〜Ynと該走査電極Y1
    〜Ynに近設された共通電極Xとの間で維持放電させる
    ことを特徴とする交流駆動型プラズマディスプレイパネ
    ル用ドライバ制御方法。
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