JPH0830182A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0830182A
JPH0830182A JP6186801A JP18680194A JPH0830182A JP H0830182 A JPH0830182 A JP H0830182A JP 6186801 A JP6186801 A JP 6186801A JP 18680194 A JP18680194 A JP 18680194A JP H0830182 A JPH0830182 A JP H0830182A
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JP
Japan
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exhaust
transfer material
image forming
forming apparatus
fixing device
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JP6186801A
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Yuzo Kono
雄三 河野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱容量の大きな状態での転写材の使用時の装
置内の温度上昇を防止し、常に最適の温度下での画像形
成が可能な画像形成装置を提供する。 【構成】 検知スイッチ23が転写材1の大きさを、光
センサ20が転写材1の厚みを検出し、検出される転写
材1の大きさと厚みの少なくとも一方が、予め設定した
基準値を越えると、排気容量制御手段によって、排気フ
ァン18の回転数が予め設定した標準の回転数よりも増
加され、排気ファン18が通常の排気容量よりも大きな
排気容量で排気動作を行ない、加熱定着を行なう定着器
14及び大きさや厚みが大きい転写材1から放出される
熱が効果的に排出され、最適の温度下で高品質の画像形
成が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ装置などの定着装置を有する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】定着器を備えた画像形成装置では、定着
器から発せられる熱が装置の動作に悪影響を与えること
が知られている。この問題を解決するために、特開平3
−142482号公報では、転写材の大きさまたは厚み
が所定値よりも大きいか、連続通紙の転写材の枚数が所
定枚数を越えると、転写材に熱が吸収されるとの観点か
ら、転写材の大きさまたは厚みが所定値よりも大きい
か、連続通紙の転写材の枚数が所定枚数を越えたことを
検出すると、熱排出用の排気手段の回転数を低下させる
画像形成装置が開示されている。
【0003】この開示に係る画像形成装置では、このよ
うにすることにより、大きさや厚みが所定値を越えた転
写材や、連続通紙の転写紙の枚数が多い転写材により奪
われる熱による温度低下を防止できると説明している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記開示に係
る画像形成装置では、熱を吸収した転写材から逆に装置
内に放出される熱量については考慮されていない。とこ
ろが、本発明の発明者等が実際に実験し、得られたデー
タを解析した結果によると、排気ファンを一定回転数で
駆動して排気を行なう場合、転写材の連続送り枚数が増
加し、転写材が大きくなり、或いは転写材が厚くなると
転写材から熱が放出され、この放出熱によって、装置内
の温度が、図14の実線に示すように、転写材の枚数、
サイズ或いは厚みに対応して増加して行くことが確認さ
れた。
【0005】そして、転写材の送り枚数が多く、或いは
サイズが大きく或いは厚く熱容量の大きい転写材を使用
する場合を前提にして、設定された回転数で排気を行な
うと、転写材の枚数が少ない場合、或いは通常のサイズ
や厚みの転写材を使用する場合には、熱の吸収効果が大
きくなって、図15の実線に示すように、装置内の温度
が低下してしまう。
【0006】このように、装置内の温度が低下すると、
定着器の温度も低下して定着不良が発生する。また、発
明者等の検討結果によると、転写材の含水量が多いと高
温水蒸気が発生して装置内の温度が上昇し、転写材上の
未定着のトナー像の濃度が高いと凝固熱によって装置内
の温度が上昇することが明らかにされた。
【0007】本発明は、前述したこの種の画像形成装置
の装置内の温度変化の現状に鑑みてなされたものであ
り、その第1の目的は、熱容量の大きな状態での転写材
の使用時の装置内の温度上昇を防止し、常に最適の温度
下で画像形成が可能な画像形成装置を提供することにあ
る。
【0008】また、本発明の第2の目的は、含水量の多
い転写材の使用時の高温水蒸気による装置内の温度上昇
を防止し、常に最適の温度下で画像形成が可能な画像形
成装置を提供することにある。
【0009】さらに、本発明の第3の目的は、転写材の
高濃度トナー像が放出する凝固熱による装置内の温度上
昇を防止し、常に最適の温度下で画像形成が可能な画像
形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、加熱定着を行なう定
着器と、該定着器及びその周辺部材から発生する熱を排
出する排気手段とを有する画像形成装置において、転写
材の大きさと厚みを検出する検出手段と、前記転写材の
大きさと厚みの検出値の少なくとも一方が、予め設定し
た基準値を越えると、前記排気手段に通常の排気容量よ
りも大きな排気容量で排気動作を行なわせる排気容量制
御手段とを有することを特徴とするものである。
【0011】同様に前記第1の目的を達成するために、
請求項2記載の発明は、加熱定着を行なう定着器と、該
定着器及びその周辺部材から発生する熱を排出する排気
手段とを有する画像形成装置において、連続通紙時に転
写材の枚数を検出する枚数検出手段と、該枚数検出手段
が、予め設定した基準枚数を越える枚数を検出すると、
前記排気手段に通常の排気容量よりも大きな排気容量で
排気動作を行なわせる排気容量制御手段とを有すること
を特徴とするものである。
【0012】前記第2の目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、加熱定着を行なう定着器と、該定着器
及びその周辺部材から発生する熱を排出する排気手段と
を有する画像形成装置において、転写材の含水量を検出
する含水量検出手段と、該含水量検出手段が、予め設定
した基準値を越える含水量を検出すると、前記排気手段
に通常の排気容量よりも大きな排気容量で排気動作を行
なわせる排気容量制御手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0013】前記第3の目的を達成するために、請求項
4記載の発明は、加熱定着を行なう定着器と、該定着器
及びその周辺部材から発生する熱を排出する排気手段と
を有する画像形成装置において、転写材上の未定着のト
ナー像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、該画
像濃度検出手段が、予め設定した基準濃度を越える画像
濃度を検出すると、前記排気手段に通常の排気容量より
も大きな排気容量で排気動作を行なわせる排気容量制御
手段とを有することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、検出手段が、転写材
の大きさと厚みを検出し、検出される転写材の大きさと
厚みの検出値の少なくとも一方が、予め設定した基準値
を越えると、排気容量制御手段によって、排気手段が通
常の排気容量よりも大きな排気容量で排気動作を行な
い、加熱定着を行なう定着器及び大きさや厚みが大きい
転写材から発生する熱が効果的に排出される。
【0015】請求項2記載の発明では、連続通紙時に、
枚数検出手段が転写材の枚数を検出し、検出される転写
材の枚数が、予め設定した基準枚数を越えると、排気容
量制御手段によって、排気手段が通常の排気容量よりも
大きな排気容量で排気動作を行ない、加熱定着を行なう
定着器及び多枚数の転写材から発生する熱が効果的に排
出される。
【0016】請求項3記載の発明では、含水量検出手段
が、転写材の含水量を検出し、検出される含水量が、予
め設定した基準値を越えると、排気容量制御手段によっ
て、排気手段が通常の排気容量よりも大きな排気容量で
排気動作を行ない、加熱定着を行なう定着器の熱及び転
写材の高温水蒸気が効果的に排出される。
【0017】請求項4記載の発明では、画像濃度検出手
段が、転写材上の未定着のトナー像の画像濃度を検出
し、検出される画像濃度が、予め設定した基準濃度を越
えると、排気容量制御手段によつて、排気手段が通常の
排気容量よりも大きな排気容量で排気動作を行ない、加
熱定着を行なう定着器の熱及び定着装置の熱を吸収した
転写材上のトナー像が放出する凝固熱が効果的に排出さ
れる。
【0018】
【実施例】
[第1の実施例]本発明の第1の実施例を、図1ないし
図4を参照して説明する。図1は本実施例の構成を示す
説明図、図2は本実施例の排気容量制御手段の構成を示
すブロック図、図3は本実施例の動作を示すフローチャ
ート、図4は本実施例の装置内の温度変化を示す特性図
である。
【0019】本実施例では、図1に示すように、筐体C
内に原稿の画像が露光されて潜像が形成され、該潜像が
トナーによって現像されるドラム状の感光体12が中心
軸を中心に回転自在に配置されている。この感光体12
の上方において、筐体C内には、コンタクトガラスG上
に配された原稿Dの画像を読取り、対応する光信号で感
光体12を露光する原稿照射用の光源、ミラー及びレン
ズからなる露光光学系5が配設されている。
【0020】前記感光体12の周面に対向して、前記露
光光学系5からの光信号が入射される露光位置から、時
計回り方向に、トナーで感光体12上の静電潜像を顕像
化する現像装置4、3、トナー像を転写材に転写する転
写チャージャ8、トナー転写後の転写材を感光体12か
ら分離する分離チャージャ9、転写後の感光体12表面
の残留トナーや紙粉などを除去するクリーニング装置1
0、クリーニング後の感光体12表面の残留電位を除去
する除電ランプ11、及び感光体12を一様に帯電する
帯電チャージャ7が、この順に配設されている。
【0021】また、筐体C内の下部の一端には、転写材
1が収容されたトレイ2が取り付けられ、トレイ2には
転写材1の大きさを検出する検知スイッチ23が設けて
あり、この検知スイッチ23によって、所定の大きさの
転写材を収容したトレイ2が選択可能になっている。ト
レイ2の転写材1の表面に接して送り出しローラ6が設
けられ、送り出しローラ6により送り出された転写材1
は、感光体12と転写チャージャ8間に送り込まれるよ
うになっている。送り出しローラ6と転写チャージャ8
間に送り出された転写材1を挟むようにして、転写材1
の厚みを測定する光センサ20が配置されている。
【0022】また、分離チャージャ9の後段に、トナー
転写後の転写材1が排出される排出ベルト13が配設さ
れ、この排出ベルト13の後段に定着器14が配設され
ている。定着器14には、送り込まれた転写材1を挟む
ようにして、加熱回転する熱ローラ15、16が設けら
れ、熱ローラ15、16の少なくとも一方は弾性体で形
成され、転写材との接触部にはニップが形成され、定着
器14は転写材1を搬送し且つ熱量を与える機能を備え
ている。そして、定着器14の後段に、定着後の転写材
をストックする排紙トレイ17が配設されている。そし
て、筐体C内において、この定着器14の上方に熱排出
用の排気ファン18が取り付けられている。
【0023】ところで、本実施例の排気容量制御手段
は、図2に示すように、マイクロプロセッサ、ROM、
RAMを備え、画像形成装置全体の動作を制御する制御
部30に設けられ、この制御部30の入力端子には、画
像形成装置のセンサなどの出力端子、前記検知スイッチ
23、及び前記光センサ20が接続されており、制御部
30の出力端子には、画像形成装置の各駆動部と前記排
気ファン18とが接続されている。
【0024】そして、排気容量制御手段は、画像形成装
置が、予め設定された標準の大きさ及び厚みの転写材1
を使用して画像形成を行なった場合に、最適の装置内温
度が設定されるように、所定の回転数で排気ファン18
を回転する機能を有している。
【0025】次に、このような構成の本実施例の熱排出
動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0026】ステップS1で、制御部30は、画像形成
装置のプリント動作の指令が発せられたか否かを判定
し、プリント指令が発せられていない場合には、ステッ
プS6に進んで、排気容量制御手段が、排気ファン18
の回転数を予め設定された所定の回転数以下に設定し、
排気ファン18が小排気容量で駆動され、プリント指令
の待機状態となる。
【0027】ステップS1で、制御部30が、プリント
動作の指令が発せられたと判定すると、ステップS2に
進んで、制御部30は、検知スイッチ23の検出信号に
基づいて、転写材1が予め設定された標準サイズよりも
大きいか否かを判定し、転写材1が予め設定された標準
サイズよりも大きい場合には、ステップS7に進んで、
排気容量制御手段は、排気ファン18の回転数を予め設
定した所定の回転数以上に設定し、ステップS5に進ん
で、高排気容量駆動状態で画像形成動作が実行される。
【0028】一方、ステップS2で、制御部30が、転
写材1は予め設定された標準サイズよりも小さいと判定
すると、ステップS3に進んで、制御部30は、光セン
サ20の検出信号に基づいて、転写材1の厚みが、予め
設定された標準厚みよりも厚いか否かを判定し、転写材
1の厚みが標準厚みよりも厚い場合には、ステップS7
に進んで、排気容量制御手段は、排気ファン18の回転
数を予め設定した所定の回転数以上に設定し、ステップ
S5に進んで、高排気容量駆動状態で画像形成動作が実
行される。
【0029】また、ステップS3で、制御部30が、転
写材1の厚みが標準厚みよりも厚くないと判定すると、
ステップS4に進んで、排気容量制御手段は、排気ファ
ン18の回転数を予め設定した所定の回転数に設定し、
ステップS5に進んで、標準排気容量駆動状態で画像形
成動作が実行される。
【0030】本実施例によると、図4の実線に示すよう
に、画像形成動作時の装置内の温度はほぼ一定となり、
待機時と動作時とでの装置内温度の変化は極めて少な
く、定着器14は最適の温度条件下で作動し、転写材が
大きくなったり、厚くなっても常に安定に高品質の画像
形成を行なうことが可能になる。
【0031】このように、第1の実施例によると、転写
材1の大きさと厚みの少なくとも一方が、予め設定した
標準値を越えると、排気ファン18が標準回転数以上の
回転速度で回転し、高排気容量駆動状態で画像形成が行
なわれるので、熱容量の大きい転写材1からの放出熱に
よって、装置内の温度が異常上昇することが防止され、
常に最適の温度で高品質の画像が形成される。
【0032】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例を、図5ないし図7を参照して説明する。図5は本
実施例の構成を示す説明図、図6は本実施例の排気容量
制御手段の構成を示すブロック図、図7は本実施例の動
作を示すフローチャートである。
【0033】本実施例は、図5に示すように、すでに図
1を参照して説明した第1の実施例から、検知スイッチ
23と光センサ20とを取り除き、送りローラ6と転写
チャージャ8との間に、連続して送り出される転写材1
の枚数を検出する枚数検知センサ31が配設された構成
を有する。
【0034】本実施例の排気容量制御手段は、図6に示
すように、マイクロプロセッサ、ROM、RAMを備
え、画像形成装置全体の動作を制御する制御部30Aに
設けられ、この制御部30Aの入力端子には、画像形成
装置のセンサなどの出力端子と前記枚数検知センサ31
とが接続されており、制御部30Aの出力端子には、画
像形成装置の各駆動部と排気ファン18とが接続されて
いる。
【0035】そして、排気容量制御手段は、画像形成装
置が、予め設定された標準枚数の転写材1を連続送出し
て画像形成を行なった場合に、最適の装置内温度が設定
されるように、所定の回転数で排気ファン18を回転す
る機能を有している。本実施例のその他の部分の構成
は、すでに説明した第1の実施例と同一なので、重複す
る説明は行なわない。
【0036】次に、このような構成の本実施例の熱排出
動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0037】ステップS11で、制御部30Aは、画像
形成装置のプリント動作の指令が発せられたか否かを判
定し、プリント指令が発せられていない場合には、ステ
ップS16に進んで、排気容量制御手段が、排気ファン
18の回転数を予め設定された所定の回転数以下に設定
し、排気ファン18が小排気容量で駆動され、プリント
指令の待機状態となる。
【0038】ステップS11で、制御部30Aが、プリ
ント動作の指令が発せられたと判定すると、ステップS
12に進んで、制御部30Aは、枚数検知センサ31の
検出信号に基づいて、連続送出される転写材1が予め設
定された標準枚数よりも多いか否かを判定し、転写材1
が予め設定された標準枚数よりも多い場合には、ステッ
プS17に進んで、排気容量制御手段は、排気ファン1
8の回転数を予め設定した所定の回転数以上に設定し、
ステップS14に進んで、高排気容量駆動状態で画像形
成動作が実行され、ステップS15でセットされた規定
枚数に達したと判定されるまで、画像形成動作が継続さ
れる。
【0039】一方、ステップS12で、制御部30A
が、連続送出される転写材1が予め設定された標準枚数
よりも少ないと判定すると、ステップS13に進んで、
排気容量制御手段は、排気ファン18の回転数を予め設
定した所定の回転数に設定し、ステップS14に進ん
で、標準排気容量駆動状態で画像形成動作が実行され、
ステップS15でセットされた規定枚数に達したと判定
されるまで、画像形成動作が継続される。
【0040】本実施例によると、すでに図4を参照して
説明した第1の実施例と同様に、装置内の温度はほぼ一
定となり、待機時と動作時とでの装置内温度の変化は極
めて少なく、定着器14は最適の温度条件下で作動し、
転写材の枚数が多くなっても常に安定に高品質の画像形
成を行なうことが可能になる。
【0041】このように、第2の実施例によると、転写
材1の連続送出枚数が、予め設定した標準枚数を越える
と、排気ファン18が標準回転数以上の回転速度で回転
し、高排気容量駆動状態で画像形成が行なわれるので、
熱容量の大きい多数枚数の転写材1からの放出熱によっ
て、装置内の温度が異常上昇することが防止され、常に
最適の温度で高品質の画像が形成される。
【0042】[第3の実施例]次に、本発明の第3の実
施例を、図8ないし図10を参照して説明する。図8は
本実施例の構成を示す説明図、図9は本実施例の排気容
量制御手段の構成を示すブロック図、図10は本実施例
の動作を示すフローチャートである。
【0043】本実施例は、図8に示すように、すでに図
1を参照して説明した第1の実施例から、検知スイッチ
23と光センサ20とを取り除き、送りローラ6と転写
チャージャ8との間に、送り出される転写材1の含水量
を検出する含水量検知センサ21が配設された構成を有
する。
【0044】本実施例の排気容量制御手段は、図9に示
すように、マイクロプロセッサ、ROM、RAMを備
え、画像形成装置全体の動作を制御する制御部30Bに
設けられ、この制御部30Bの入力端子には、画像形成
装置のセンサなどの出力端子と前記含水量検知センサ2
1とが接続されており、制御部30Bの出力端子には、
画像形成装置の各駆動部と排気ファン18とが接続され
ている。
【0045】そして、排気容量制御手段は、画像形成装
置が、予め設定された含水量の転写材1を送出して画像
形成を行なった場合に、最適の装置内温度が設定される
ように、所定の回転数で排気ファン18を回転する機能
を有している。本実施例のその他の部分の構成は、すで
に説明した第1の実施例と同一なので、重複する説明は
行なわない。
【0046】次に、このような構成の本実施例の熱排出
動作を、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0047】ステップS21で、制御部30Bは、画像
形成装置のプリント動作の指令が発せられたか否かを判
定し、プリント指令が発せられていない場合には、ステ
ップS25に進んで、排気容量制御手段が、排気ファン
18の回転数を予め設定された所定の回転数以下に設定
し、排気ファン18が小排気容量で駆動され、プリント
指令の待機状態となる。
【0048】ステップS21で、制御部30Bが、プリ
ント動作の指令が発せられたと判定すると、ステップS
22に進んで、制御部30Bは、含水量検知センサ21
の検出信号に基づいて、送出される転写材1の含水量
が、予め設定された標準の含水量よりも多いか否かを判
定し、転写材1が予め設定された標準含水量よりも多い
場合には、ステップS26に進んで、排気容量制御手段
は、排気ファン18の回転数を予め設定した所定の回転
数以上に設定し、ステップS24に進んで、高排気容量
駆動状態で画像形成動作が実行される。
【0049】一方、ステップS22で、制御部30B
が、送出される転写材1の含水量が予め設定された標準
含水量よりも少ないと判定すると、ステップS23に進
んで、排気容量制御手段は、排気ファン18の回転数を
予め設定した所定の回転数に設定し、ステップS24に
進んで、標準排気容量駆動状態で画像形成動作が実行さ
れる。
【0050】本実施例によると、転写材1の含水量が予
め設定した標準値を越えると、排気ファン18の回転数
が標準の所定値以上に設定され、転写材1から放出され
る高温水蒸気が排出されるので、すでに図4を参照して
説明した第1の実施例と同様に、装置内の温度は該高温
水蒸気で上昇することなく常にほぼ一定となり、待機時
と動作時とでの装置内温度の変化は極めて少なく、定着
器14は最適の温度条件下で作動し、転写材の含水量が
多い場合でも安定に高品質の画像形成を行なうことが可
能になる。
【0051】このように、第3の実施例によると、転写
材1の含水量が、予め設定した標準値を越えると、排気
ファン18が標準回転数以上の回転速度で回転し、高排
気容量駆動状態で画像形成が行なわれるので、含水量の
多い転写材1からの高温水蒸気によって、装置内の温度
が異常上昇することが防止され、常に最適の温度で高品
質の画像が形成される。
【0052】[第4の実施例]次に、本発明の第4の実
施例を、図11ないし図13を参照して説明する。図1
1は本実施例の構成を示す説明図、図12は本実施例の
排気容量制御手段の構成を示すブロック図、図13は本
実施例の動作を示すフローチャートである。
【0053】本実施例は、図11に示すように、すでに
図1を参照して説明した第1の実施例から、検知スイッ
チ23と光センサ20とを取り除き、排出ベルト13の
近傍に、未定着のトナー像の濃度を検出する反射型濃度
センサ22が配設された構成を有する。
【0054】本実施例の排気容量制御手段は、図12に
示すように、マイクロプロセッサ、ROM、RAMを備
え、画像形成装置全体の動作を制御する制御部30Cに
設けられ、この制御部30Cの入力端子には、画像形成
装置のセンサなどの出力端子と前記反射型濃度センサ2
2とが接続されており、制御部30Cの出力端子には、
画像形成装置の各駆動部と排気ファン18とが接続され
ている。
【0055】そして、排気容量制御手段は、画像形成装
置が、転写材1上の未定着のトナー像が、予め設定され
た濃度の場合に、最適の装置内温度が設定されるよう
に、所定の回転数で排気ファン18を回転する機能を有
している。本実施例のその他の部分の構成は、すでに説
明した第1の実施例と同一なので、重複する説明は行な
わない。
【0056】次に、このような構成の本実施例の熱排出
動作を、図13のフローチャートを参照して説明する。
【0057】ステップS31で、制御部30Cは、画像
形成装置のプリント動作の指令が発せられたか否かを判
定し、プリント指令が発せられていない場合には、ステ
ップS38に進んで、排気容量制御手段が、排気ファン
18の回転数を予め設定された所定の回転数以下に設定
し、排気ファン18が小排気容量で駆動され、プリント
指令の待機状態となる。
【0058】ステップS31で、制御部30Cが、プリ
ント動作の指令が発せられたと判定すると、ステップS
32に進んで、排気容量制御手段は、排気ファン18の
回転数を予め設定された所定の回転数に設定し、ステッ
プS33に進んで、転写チャージャ8及び分離チャージ
ャ9によって、転写材1上に未定着のトナー画像が形成
される。
【0059】次いで、ステップS34に進んで、制御部
30Cは、反射型濃度センサ22の検出信号に基づい
て、転写材1に形成されたトナー画像の濃度が、予め設
定された標準の濃度よりも濃いか否かを判定し、転写材
1のトナー画像の濃度が、予め設定された標準濃度より
も濃い場合には、ステップS39に進んで、排気容量制
御手段は、排気ファン18の回転数を予め設定した所定
の回転数以上に設定し、ステップS36に進んで、高排
気容量駆動状態で画像形成動作が実行され、ステップS
37で画像形成の制御が終了したと判定されるまで、ス
テップS33ないしステップS36の動作が繰り返され
る。
【0060】ステップS34で、制御部30Bが、転写
材1のトナー画像濃度が、予め設定された標準濃度より
も薄いと判定すると、ステップS35に進んで、排気容
量制御手段は、排気ファン18の回転数を予め設定した
所定の回転数に設定し、ステップS36に進んで、所定
の排気容量駆動状態で、ステップS36以下のすでに述
べた動作が行なわれる。
【0061】本実施例によると、転写材1の未定着のト
ナー画像の濃度が予め設定した標準濃度を越えると、排
気ファン18の回転数が標準の所定値以上に設定される
ので、定着器14を通過時に、トナーの融解熱として転
写材1が定着器14から奪った熱の内、定着器14通過
後に凝固熱として転写材1から放出される熱による装置
内の温度の上昇が防止される。このために、すでに図4
を参照して説明した第1の実施例の場合と同様に、装置
内の温度は常にほぼ一定となり、待機時と動作時とでの
装置内温度の変化は極めて少なく、常に最適な温度条件
下で作動し、転写材のトナー濃度が濃い場合でも安定に
高品質の画像形成を行なうことが可能になる。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、転写材の
大きさと厚みとが検出され、検出される転写材の大きさ
と厚みの少なくとも一方が、予め設定した基準値を越え
ると、通常の排気容量よりも大きな排気容量での排気が
行なわれ、加熱定着を行なう定着装置及び定着装置の熱
を吸収した転写材から放出される熱が効果的に排出され
るので、画像形成装置内の過度の温度上昇が阻止され、
温度上昇による画像形成への悪影響が防止され、常に最
適な温度で高品質の画像形成を行なうことが可能にな
る。請求項2記載の発明によると、連続通紙時に転写材
の枚数が検出され、検出される転写材の枚数が、予め設
定した基準枚数を越えると、通常の排気容量よりも大き
な排気容量での排気が行なわれ、加熱定着を行なう定着
装置及び定着装置の熱を吸収した転写材から放出される
熱が効果的に排出されるので、画像形成装置内の過度の
温度上昇が阻止され、温度上昇による画像形成への悪影
響が防止され、常に最適な温度で高品質の画像形成を行
なうことが可能になる。請求項3記載の発明によると、
転写材の含水量が検出され、検出される含水量が、予め
設定した基準値を越えると、通常の排気容量よりも大き
な排気容量での排気が行なわれ、加熱定着を行なう定着
装置及び定着装置の熱を吸収した転写材から放出される
高温水蒸気が効果的に排出されるので、画像形成装置内
の過度の温度上昇が阻止され、温度上昇による画像形成
への悪影響が防止され、常に最適な温度で高品質の画像
形成を行なうことが可能になる。請求項4記載の発明に
よると、転写材上の未定着のトナー像の画像濃度が検出
され、検出される画像濃度が、予め設定した基準濃度を
越えると、通常の排気容量よりも大きな排気容量での排
気が行なわれ、加熱定着を行なう定着装置及び定着装置
の熱を吸収した転写材上のトナー像が放出する凝固熱が
効果的に排出されるので、画像形成装置内の過度の温度
上昇が阻止され、温度上昇による画像形成への悪影響が
防止され、常に最適な温度で高品質の画像形成を行なう
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図2】同実施例の排気容量制御手段の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】同実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】同実施例の効果を示す特性図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図6】同実施例の排気容量制御手段の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】同実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図9】同実施例の排気容量制御手段の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第4の実施例の構成を示す説明図で
ある。
【図12】同実施例の排気容量制御手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図13】同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】従来の画像形成装置の連続動作時の特性図で
ある。
【図15】従来の画像形成装置の連続動作時の他の特性
図である。
【符号の説明】
1 転写材 3、4 現像装置 8 転写チャージャ 9 分離チャージャ 14 定着器 18 排気ファン 20 光センサ 21 含水量検知センサ 22 反射型濃度センサ 23 検知スイッチ 30、30A、30B、30C 制御部 31 枚数検知センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱定着を行なう定着器と、該定着器及
    びその周辺部材から発生する熱を排出する排気手段とを
    有する画像形成装置において、 転写材の大きさと厚みを検出する検出手段と、 前記転写材の大きさと厚みの検出値の少なくとも一方
    が、予め設定した基準値を越えると、前記排気手段に通
    常の排気容量よりも大きな排気容量で排気動作を行なわ
    せる排気容量制御手段とを有することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 加熱定着を行なう定着器と、該定着器及
    びその周辺部材から発生する熱を排出する排気手段とを
    有する画像形成装置において、 連続通紙時に転写材の枚数を検出する枚数検出手段と、 該枚数検出手段が、予め設定した基準枚数を越える枚数
    を検出すると、前記排気手段に通常の排気容量よりも大
    きな排気容量で排気動作を行なわせる排気容量制御手段
    とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 加熱定着を行なう定着器と、該定着器及
    びその周辺部材から発生する熱を排出する排気手段とを
    有する画像形成装置において、 転写材の含水量を検出する含水量検出手段と、 該含水量検出手段が、予め設定した基準値を越える含水
    量を検出すると、前記排気手段に通常の排気容量よりも
    大きな排気容量で排気動作を行なわせる排気容量制御手
    段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 加熱定着を行なう定着器と、該定着器及
    びその周辺部材から発生する熱を排出する排気手段とを
    有する画像形成装置において、 転写材上の未定着のトナー像の画像濃度を検出する画像
    濃度検出手段と、 該画像濃度検出手段が、予め設定した基準濃度を越える
    画像濃度を検出すると、前記排気手段に通常の排気容量
    よりも大きな排気容量で排気動作を行なわせる排気容量
    制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
JP6186801A 1994-07-16 1994-07-16 画像形成装置 Pending JPH0830182A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316366A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Samsung Electronics Co Ltd 酸化触媒ユニット,酸化触媒ユニットの制御方法,および湿式電子写真方式画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316366A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Samsung Electronics Co Ltd 酸化触媒ユニット,酸化触媒ユニットの制御方法,および湿式電子写真方式画像形成装置

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