JPH08301424A - ストレージ - Google Patents

ストレージ

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JPH08301424A
JPH08301424A JP10628995A JP10628995A JPH08301424A JP H08301424 A JPH08301424 A JP H08301424A JP 10628995 A JP10628995 A JP 10628995A JP 10628995 A JP10628995 A JP 10628995A JP H08301424 A JPH08301424 A JP H08301424A
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JP
Japan
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work
guide
endless track
bracket
storage
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JP10628995A
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English (en)
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Setsuo Nakamura
村 節 男 中
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台で異なる長さのワークに容易に対応する
ことができ、ワーク毎に専用のストレージを用いていた
ことによる不具合を解消できるストレージを提供する。 【構成】 ワークW1,W2の端部を受ける複数のワー
ク受け2をその配列方向に移動可能に備え、ワーク受け
2は、ワークW1,W2の端部が当接するワークガイド
5を同ワークW1,W2の長さ方向に往復動可能に備え
ると共に、ワークガイド5を往動端および復動端で拘束
する位置決め手段(4c,5c,5e,5f,14)を
備え、ワーク受け2の通過位置に隣接してワークガイド
5を往復動させるガイド駆動手段(16,17)を備え
たストレージS1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のワークを並べて
保持するのに用いられるストレージに関するもので、と
くに、そのワークを所定の搬出位置に向けて移動させる
手段を備えたストレージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のストレージとしては、例えば上
下に水平部分を有する無限軌道上に、所定の間隔で複数
のワーク受けを設けると共に、上向きのワーク受けでワ
ークを保持し、無限軌道を連続的あるいは間欠的に回転
させてその端部からワークを順次取り出すようにしたも
のがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな従来のストレージにあっては、例えばワークの長さ
に応じてワーク受けを位置調整する機能はあるものの、
その調整位置でワーク受けを固定状態にすることから、
頻繁に位置調整を行うものではなく、その結果、同一の
ワークのみを扱うようにしており、長さが異なる複数ワ
ークを扱う場合には、それぞれのワーク専用のストレー
ジを用いるようにしていた。
【0004】このため、設置スペースや設備費が増大す
ると共に、作業者に対する負担が大きくなり、このほ
か、ワークの取り出しにロボットを使用する場合には、
ロボットの動作エリアも大きく確保する必要があるなど
の不具合があり、これらの不具合を解決することが課題
であった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、1台で異なる長さのワークに容易に対応
することができ、ワーク毎に専用のストレージを用いて
いたことによる不具合を解消することができるストレー
ジを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるストレー
ジは、請求項1として、ワークの端部を受ける複数のワ
ーク受けをその配列方向に移動可能に備え、ワーク受け
は、ワークの端部が当接するワークガイドを同ワークの
長さ方向に往復動可能に備えると共に、ワークガイドを
往動端および復動端で拘束する位置決め手段を備え、ワ
ーク受けの通過位置に隣接してワークガイドを往復動さ
せるガイド駆動手段を備えた構成とし、請求項2とし
て、複数のワークガイドを上下の水平部分を有する無限
軌道上に備え、ワーク受け通過位置に隣接してガイド駆
動手段を備えた構成とし、請求項3として、ガイド駆動
手段が、移動するワークガイドと当接して同ワークガイ
ドを往動させる固定カムと、選択的にワークガイドを復
動させるガイド復動機構を備え、無限軌道の回転方向に
おいて、ワーク搬出位置とガイド復動機構の位置との間
に固定カムを備えた構成とし、請求項4として、ガイド
駆動手段の固定カムを無限軌道の下側水平部分のワーク
受け通過位置に隣接して備えると共に、ガイド駆動手段
のガイド復動機構を無限軌道の上側水平部分のワーク受
け通過位置に隣接して備え、ワーク受けが、ワークガイ
ドと同ワークガイドを往復動可能に保持するブラケット
を備えると共に、ワークガイドとブラケットの間に位置
決め手段を備えており、位置決め手段が、ワークガイド
およびブラケットのいずれか一方に、相手側に向けて突
出状態に弾性保持された係合部材を備えると共に、他方
に、ワークガイドの往動端および復動端に対応する2か
所において係合部材が係合する凹部を備え、且つ、ワー
クガイドおよびブラケットに、ワークガイドの往動端に
おいて互いに当接する段部を備えると共に、ワークガイ
ドおよびブラケットいずれか一方に、上向き状態のワー
クガイドの復動端において自重で相手側に係合する錘を
上下動自在に備えている構成としており、上記の構成を
課題を解決するための手段としている。
【0007】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるストレージで
は、個々のワーク受けが移動に伴ってガイド駆動手段に
順次対応することとなり、ワークの長さに応じて、ガイ
ド駆動手段によりワーク受けのワークガイドを往動ある
いは復動させて、位置決め手段によりワークガイドを往
動端あるいは復動端で拘束する。そして、ワークガイド
が位置調整されたワーク受けにより、ワークガイドに端
部を当接させた状態にしてワークを保持すると共に、ワ
ーク受けの移動によってワークを所定の搬出位置に送
る。
【0008】また、搬出位置においてワークが取り外さ
れたワーク受けは、再びガイド駆動手段に対応する位置
に移動したところで、同ガイド駆動手段により、次に保
持するワークの長さに応じてワークガイドの位置調整が
行われる。
【0009】本発明の請求項2に係わるストレージで
は、無限軌道の回転によって各ワーク受けが移動し、そ
の通過位置に隣接して設けたガイド駆動手段により、個
々のワーク受けにおけるワークガイドの位置調整が成さ
れることとなり、本発明の請求項3に係わるストレージ
では、固定カムにより、ワーク搬出位置を経た全てのワ
ーク受けのワークガイドを往動端に移動させ、その後、
ガイド復動機構により、選択されたワーク受けのワーク
ガイドのみを復動端に移動させる。
【0010】本発明の請求項4に係わるストレージで
は、位置決め手段、すなわち、ワーク受けにおけるワー
クガイドとブラケットの間に設けた係合部材と凹部との
係合により、ワークガイドを往動端あるいは復動端で位
置決めをする。
【0011】また、上記の位置決めに加えて、無限軌道
の下側水平部分においては、ワークガイドおよびブラケ
ットのいずれか一方に設けた位置決め手段としての錘が
その自重により相手側から外れ、これによりワークガイ
ドが移動可能な状態となり、無限軌道の下側水平部分に
位置する固定カムによってワークガイドが往動端に移動
すると共に、ワークガイドおよびブラケットに設けた位
置決め手段としての段部が互いに当接して、ワークガイ
ドがそれ以上移動するのを規制し、その後、無限軌道の
上側水平部分において、選択されたワーク受けのワーク
ガイドをガイド復動機構によって復動させると、ワーク
ガイドおよびブラケットのいずれか一方に設けた錘がそ
の自重によって相手側に係合し、ワークガイドを復動端
に拘束する。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明に係わるスト
レージの一実施例を説明する。
【0013】図1および図2に示すストレージS1は、
上下に水平部分を有する一対の無限軌道1,1を備える
と共に、図1上で下側の一方の無限軌道1に多数のワー
ク受け2を一定の間隔で備えている。
【0014】このストレージS1は、他方の無限軌道1
側に位置する作業者Mによって配設された長尺状のワー
クを保持し、無限軌道1,1を図1上で時計回りに回転
させることによってワークを無限軌道1,1の一端側で
ある搬出位置に送る。また、搬出位置にはハンドリング
ロボットRが設置してあり、このハンドリングロボット
Rで搬出位置に達したワークを取り出して所定の組立て
位置に搬送する。
【0015】この実施例におけるワークは、例えば自動
車の車体を構成するレインフォース・シルであって、図
3(a)中に仮想線で示すように長さの異なる2種類の
ワークW1,W2がある。これらのワークW1(W2)
は、一方の無限軌道1におけるワーク受け2により一端
部が保持されると共に、他方の無限軌道1そのものによ
り他端部が保持される。
【0016】各ワーク受け2は、図3に示すように、無
限軌道1の一部を構成する支持部材3と、支持部材3の
側部に固定したブラケット4と、ブラケット4によって
ワークW1(W2)の長さ方向に往復動可能に保持され
たワークガイド5を備えている。
【0017】各ワーク受け2の支持部材3は、その下端
部において、同支持部材3とともに無限軌道1を構成す
るリンク6により、隣接する支持部材3同士と回動自在
に連結してあって、リンク6との連結軸7に、無限軌道
1に沿って設けたレール(仮想線で示す)8に係合する
滑車9を備えると共に、上端部には、ワークW1(W
2)の端部近傍部分を受けるスリット10が形成してあ
る。
【0018】ブラケット4は、プレート状の保持部4a
の両側部に、その内側でワークガイド5を摺動自在に保
持する一対の鉤形ガイド片4b,4bを有すると共に、
同保持部4aの先端部に、基端部向きの段部4cを有し
ている。さらに、保持部4aには、その基端部寄りに、
後述する錘が係合する凹状の係合部4dが形成してある
と共に、同保持部4aの中間部には、スプリング11に
よりワークガイド5側に向けて突出状態に弾性保持され
た係合部材12が設けてある。
【0019】ワークガイド5は、ブラケット4のガイド
片4b,4bにより摺動自在に保持され且つ支持部材3
を貫通するプレート部5aを有すると共に、このプレー
ト部5aの先端部に、ワークW1(W2)の端部が当接
する受け部5bを立上がり状態に備えている。プレート
部5aの先端部寄りの下面には、ブラケット4の段部4
cに相対向する段部5cが形成してある。
【0020】プレート部5aには、両面側に開放された
取付け孔5dと、この取付け孔5dの上側に被せる状態
で設けたケース13とにより、錘14が上下動自在に保
持されており、この錘14が自重によってブラケット4
の係合部4dに係合するようになっている。このため、
ケース13と錘14との間には、係合部4dの深さより
もやや大きい上下方向の隙間15が設けてある。さら
に、同プレート部5aの下面には、ワークガイド5の往
動端および復動端の2か所においてブラケット4の係合
部材12が係合する凹部5e,5fが形成してある。
【0021】つまり、この実施例では、ブラケット4の
段部4c、係合部4dおよび係合部材12と、ワークガ
イド5の段部5c、凹部5e,5fおよび錘14によ
り、ワークガイド5を往動端および復動端で拘束する位
置決め手段を構成している。
【0022】また、ストレージS1は、ワーク受け2の
ワークガイド5を往復動させるガイド駆動手段として、
移動するワークガイド5と当接して同ワークガイド5を
往動させる固定カム16と、選択的作動によりワークガ
イド5を復動させるガイド復動機構である復動用シリン
ダ17を備えている。
【0023】固定カム16は、無限軌道1の回転方向に
おいて、ワーク搬出位置とガイド復動機構である復動用
シリンダ17の位置との間として、無限軌道1の下側水
平部分のワーク受け通過位置に隣接して設けてあって、
先端部に傾斜したカム面を有しており、そのカム面が復
動端にあるワークガイド5における受け部5bの反対側
の端部に当接する配置になっている。
【0024】他方、復動用シリンダ17は、無限軌道1
の上側水平部分のワーク受け通過位置に隣接して設けて
あって、車種情報などに応じてワーク搬出位置から適宜
数のワーク受け2の位置に対応して配置され、伸長動作
によってワークガイド5における受け部5b側の端部を
押圧するようになっている。
【0025】両無限軌道1,1は、図2上で右側の一方
のローラ1aと、テンション機構18によって一方のロ
ーラ1aから離間する方向に付勢された他方のローラ1
bとに巻き掛けてある。無限軌道1の駆動装置は、図6
および図7に示すように、各ワーク受け2と同数で且つ
同間隔で設けた係止部材20と、両無限軌道1,1間に
配置した駆動用シリンダ21と、駆動用シリンダ21に
連結され且つ回動とともに係止部材20に係脱する送り
爪22と、送り爪22の回動に連動して回動するととも
に係止部材20に係脱するストップアーム23を備えて
いる。
【0026】上記駆動装置は、ストップアーム23を係
止部材20から外すとともに送り爪22を係止部材20
に係合させ、この状態で駆動用シリンダ21を収縮駆動
することにより、ワーク受け2の間隔に対応した1ピッ
チ分だけ無限軌道1を回転させる。こののち、ストップ
アーム23を係止部材20に係合させるとともに送り爪
22を係止部材20から外し、駆動用シリンダ21の伸
長駆動後に送り爪22を回動させて次の係止部材20に
係合させることにより、ストップアーム23と送り爪2
2とで無限軌道1の回転を規制する。以下、同様の動作
を繰り返し行うことにより、無限軌道1を間欠的に回転
させる。
【0027】以上の構成を備えたストレージS1は、無
限軌道1を回転させると、図3(a)に示す状態から無
限軌道1の下側水平部分で上下逆向きとなったワーク受
け2において、錘14が自重によってブラケット4の係
合部4dから外れ、これによりワークガイド5が係合部
材12と一方の凹部5fとの係合のみで拘束され、同ワ
ークガイド5が押圧により往動可能な状態となる。
【0028】そして、無限軌道1の回転に伴ってワーク
ガイド5と固定カム16とが当接すると、スプリング1
1に抗して係合部材12を没入状態にするのと同時にこ
の係合部材12と一方の凹部5fとの係合を解除し、図
4に示すように、ワークガイド5を往動端まで移動させ
る。このようにして、当該ストレージS1では、固定カ
ム16を通過した全てのワーク受け2のワークガイド5
を往動端に移動させることとなる。
【0029】この状態で無限軌道1の上側水平部分に移
動してきたワーク受け2には、図5に示すように、長さ
が大である方のワークW2がその端部をワークガイド5
の受け部5bに当接させた状態で保持される。このと
き、往動端に移動したワークガイド5は、係合部材12
と他方の凹部5eとが係合し、なお且つブラケット4と
ワークガイド5の段部4c,5c同士が当接しているの
で、図1に示す作業者Mの位置つまり図5の左側の位置
からワークW2の端部をワークガイド5の受け部5bに
当接させても、ワークガイド5が往動端を越える方向
(図5右方向)にずれるような恐れは全くない。
【0030】また、無限軌道1の上側水平部分におい
て、任意のワーク受け2に長さが小である方のワークW
1を載置する場合には、該当するワーク受け2が復動用
シリンダ17の位置に達したところで、復動用シリンダ
17を伸長駆動して同ワーク受け2のワークガイド5を
押圧する。これにより、他方の凹部5eと係合部材12
との係合が解除され、復動端に達した時点では、図3
(a)に示す如く一方の凹部5fと係合部材12とが係
合すると共に、錘14が自重でブラケット4の係合部4
d内に落ちて係合する。
【0031】このとき、復動端に移動したワークガイド
5は、一方の凹部5fと係合部材12との係合、および
錘14と係合部4dとの係合によって、その位置に拘束
されることとなり、長さが小であるワークW1がその端
部を受け部5bに当接させた状態で保持されることとな
る。
【0032】このように、上記実施例のストレージS1
では、無限軌道1の下側水平部分において、固定カム1
6により全てのワーク受け2のワークガイド5を往動端
に移動させ、無限軌道1の上側水平部分において、復動
用シリンダ17により任意のワーク受け2のワークガイ
ド5を復動端に移動させることにより、長さの異なる2
種類のワークW1,W2の保持にきわめて容易に対処し
得る。
【0033】なお、上記実施例では、ワーク受け2にお
いて、ブラケット4に係合部材12を設け、ワークガイ
ド5に凹部5e,5fおよび錘14を設けた構成とした
が、ブラケット4とワークガイド5の組合わせ方によっ
ては、ブラケット4に凹部や錘を設け、ワークガイド5
に係合部材を設けることも可能である。
【0034】図8および図9は、本発明に係わるストレ
ージの他の実施例を説明する図である。なお、先の実施
例と同一の構成部位は同一符号を付して説明を省略す
る。
【0035】図示のストレージS2は、先の実施例と異
なるガイド復動機構27を備えている。ガイド復動機構
27は、無限軌道1の上側水平部分に沿って設けた牽引
用ロッド27aと、同ロッド27aの牽引に伴って回動
する復動用アーム27bを備えている。
【0036】牽引用ロッド27aは、軸線方向に移動可
能に保持されていると共に、図8上で右側となる一端部
がワーク搬出位置の近傍に達しており、他端部に復動用
アーム27bの一端部が回動自在に連結してある。ま
た、復動用アーム27bは、その他端部がワーク受け2
におけるワークガイド5の受け部5b側の端部に対向す
るように配置してある。
【0037】上記のストレージS2では、固定カム16
によって全てのワーク受け2のワークガイド5を往動端
に移動させるようにし、無限軌道1の上側水平部分にお
いて任意のワーク受け2のワークガイド5を復動させる
場合には、該当するワーク受け2が復動用アーム27b
に対応する位置に達したところで、ハンドリングロボッ
トRで牽引用ロッド27aの一端部を把持して同牽引用
ロッド27aを引くことにより、復動用アーム27bを
回動させてワークガイド5を復動させる。
【0038】上記のストレージS2においても、先の実
施例のストレージS1と同様の作用効果を得ることがで
きるほか、ガイド駆動手段の作動源が不要になるので、
その分構造をより簡略化することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1に係わるストレージによれば、個々のワーク受けが
移動に伴ってガイド駆動手段に順次対応し、ガイド駆動
手段によりワーク受けのワークガイドを往動あるいは復
動させ、位置決め手段によりワークガイドを往動端ある
いは復動端で拘束することから、各ワーク受けにおける
ワークガイドの切り換えを容易に且つ迅速に行うことが
でき、1台で異なる長さのワークにきわめて容易に対応
することができ、これにより、ワーク毎に専用のストレ
ージを用いていた従来と比較すると、設置スペースや設
備費を大幅に節約することができると共に、作業者に対
する負担を軽減することができ、さらに、ワークの取り
出しにロボットを使用する場合には、ロボットの動作エ
リアが小さくてすむなどの利点がある。
【0040】本発明の請求項2に係わるストレージによ
れば、請求項1の効果に加えて、無限軌道の採用によ
り、ワークガイドの切り換え、ワークの保持および送
り、ならびにワーク受けの戻しを連続的に行って、作業
効率を向上させることができ、本発明の請求項3に係わ
るストレージによれば、全てのワークガイドを往動させ
る固定カムと、選択的作動でワークガイドを復動させる
ガイド復動機構の採用により、ガイド駆動手段の構造を
より簡単にすることができ、しかも確実な作動を実現す
ることができる。
【0041】本発明の請求項4に係わるストレージで
は、弾性保持された係合部材と凹部の係合、および無限
軌道の回転に伴うワーク受けの姿勢変化を利用して係脱
する錘の採用により、位置決め手段の構造をより一層簡
略化することができると共に、簡単な構造で確実な作動
を行うことができ、設備費のより一層の低減や保守管理
性の向上などにも貢献し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるストレージの一実施例を説明す
る平面図である。
【図2】図1に示すストレージの側面図である。
【図3】ワーク受けの送り方向の正面図(a)および側
面図(b)である。
【図4】無限軌道の下側水平部分においてワーク受けの
ワークガイドを往動側に移動させた状態を説明する送り
方向の正面図である。
【図5】図4の状態から無限軌道の上側水平部分に移動
した状態を説明する送り方向の正面図である。
【図6】無限軌道の駆動装置を説明する平面図である。
【図7】無限軌道の駆動装置を説明する側面図である。
【図8】本発明に係わるストレージの他の実施例を説明
する平面図である。
【図9】図8に示すストレージの側面図である。
【符号の説明】
S1 S2 ストレージ W1 W2 ワーク 1 無限軌道 2 ワーク受け 4 ブラケット 4c 段部(位置決め手段) 5 ワークガイド 5c 段部(位置決め手段) 5e 5f 凹部(位置決め手段) 14 錘(位置決め手段) 16 固定カム(ガイド駆動手段) 17 復動用シリンダ(ガイド駆動手段を構成す
るガイド復動機構) 27 ガイド復動機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの端部を受ける複数のワーク受け
    をその配列方向に移動可能に備え、ワーク受けは、ワー
    クの端部が当接するワークガイドを同ワークの長さ方向
    に往復動可能に備えると共に、ワークガイドを往動端お
    よび復動端で拘束する位置決め手段を備え、ワーク受け
    の通過位置に隣接してワークガイドを往復動させるガイ
    ド駆動手段を備えたことを特徴とするストレージ。
  2. 【請求項2】 複数のワークガイドを上下の水平部分を
    有する無限軌道上に備え、ワーク受け通過位置に隣接し
    てガイド駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載のストレージ。
  3. 【請求項3】 ガイド駆動手段が、移動するワークガイ
    ドと当接して同ワークガイドを往動させる固定カムと、
    選択的作動によりワークガイドを復動させるガイド復動
    機構を備え、無限軌道の回転方向において、ワーク搬出
    位置とガイド復動機構の位置との間に固定カムを備えた
    ことを特徴とする請求項2に記載のストレージ。
  4. 【請求項4】 ガイド駆動手段の固定カムを無限軌道の
    下側水平部分のワーク受け通過位置に隣接して備えると
    共に、ガイド駆動手段のガイド復動機構を無限軌道の上
    側水平部分のワーク受け通過位置に隣接して備え、ワー
    ク受けが、ワークガイドと同ワークガイドを往復動可能
    に保持するブラケットを備えると共に、ワークガイドと
    ブラケットの間に位置決め手段を備えており、位置決め
    手段が、ワークガイドおよびブラケットのいずれか一方
    に、相手側に向けて突出状態に弾性保持された係合部材
    を備えると共に、他方に、ワークガイドの往動端および
    復動端に対応する2か所において係合部材が係合する凹
    部を備え、且つ、ワークガイドおよびブラケットに、ワ
    ークガイドの往動端において互いに当接する段部を備え
    ると共に、ワークガイドおよびブラケットいずれか一方
    に、上向き状態のワークガイドの復動端において自重で
    相手側に係合する錘を上下動自在に備えていることを特
    徴とする請求項3に記載のストレージ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013112491A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Amada Co Ltd 製品保管方法,製品保管装置,加工システム,被保管製品の製造方法,及び被保管製品
CN103415452A (zh) * 2011-02-03 2013-11-27 法比奥·泼尼股份公司 用于纸卷筒或其它细长产品的收集器及其相关方法

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