JP3281937B2 - ワークの位置決め機構付搬送装置 - Google Patents

ワークの位置決め機構付搬送装置

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JP3281937B2
JP3281937B2 JP30950392A JP30950392A JP3281937B2 JP 3281937 B2 JP3281937 B2 JP 3281937B2 JP 30950392 A JP30950392 A JP 30950392A JP 30950392 A JP30950392 A JP 30950392A JP 3281937 B2 JP3281937 B2 JP 3281937B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークを爪送りすると
同時に、位置決めを行うことができるワークの位置決め
機構付搬送装置に関するものであって、主として狙い打
ち形水圧バリ取り装置にて、樹脂モールドICフレーム
をワークとする場合に該ワークを搬送すると同時に位置
決めも行わんとして開発されたものである。
【0002】
【従来の技術】従来ワークの爪送りするものとして、特
開昭62−70109号公報記載のような爪送り装置が
存在した。しかし、この爪送り装置は、ワークを爪によ
り搬送するのみのもので、位置決め機構を有するもので
はなかった。
【0003】他方、本装置の応用分野である水圧バリ取
り装置には、ワークに対して全面噴射によるバリを取る
方式とワークに対し狙い打ち噴射によりバリを取る方式
が存在する。この内、全面噴射方式の場合ワークを水噴
射域で停止させる必要がないので、通常丸ベルト、ロー
ラー、平ベルト等の搬送系を使用している。しかし、狙
い打ち形の場合には、限定された範囲に噴射し、処理す
るため位置決め機構が必要となる。
【0004】その上、位置決め機構はワークの大きさの
変更により中心位置がずれてしまう欠点を補うため対向
する位置決め用爪各々に対称の動作をさせることが必要
である。かような観点よりワークの位置決め、搬送を同
時になしうるものとして、実開平1−152912号記
載のIC搬送装置が存在した。しかし、該IC搬送装置
においては2つの駆動源を必要とするもので、装置の複
雑化を招くものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、1つの駆動
源により、搬送と位置決めを同時に行いうると同時にワ
ークの大きさの変更に対しても対応できるワークの位置
決め機構付搬送装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、駆動源に連結され往復運動をするホルダーに
対して一定圧により往復運動方向に摺動可能なるよう平
行に装着された二本のロッドの対向面にラックを形成
し、両ラック間にピニオンを噛合させ、各ロッドにはワ
ークに対し一対の爪の各々を異なるロッドに実質的に固
定し、一方のロッドに対して移動を停止させるストッパ
ーを設け、一方のロッドがストッパーに当接後、更にホ
ルダーを移動させることにより、一対の爪の対称動作を
生ぜしめることを特徴とするワークの位置決め機構付搬
送装置を提供するものである。
【0007】
【実施例】以下図示の実施例につき説明する。図1は本
発明に係る位置決め機構付搬送装置の一実施例を示す一
部省略正面図であり、図2は同原理説明正面概略図であ
り、図3は一部省略の側面図であり、図4は平面図であ
る。位置決め機構付搬送装置は、シリンダー1、ホルダ
ー2、上部ロッド5、下部ロッド6、送り爪8、受け爪
9、ラックアンドピニオン機構15、16、17とロッ
ドストッパー18とを構成要素とするものである。
【0008】図中1が、駆動源であるシリンダーであ
る。2がシリンダー1により駆動するホルダーである。
シリンダー1は、シリンダーロッド21先端に連結され
た上部連結板22により、軸23を回転させ、軸23の
回転により下部連結板24、更には、連結具25を動か
し、ホルダー2に搬送方向への往復運動をあたえる。該
往復運動の移動端はストッパー26、27により決定さ
れる。尚、図2の概略図では便宜上搬送方向のストッパ
ー27はホルダー2に直接作用するように示されてい
る。
【0009】ホルダー2は、図2の概略図では2個(図
1の正面図では3個)に区分して描かれているが、図4
の平面図に明確に示されるように上部プレート3により
1つのホルダーユニットとして構成されている。よって
シリンダー1の動作は各ホルダー2に同一の動きを与え
ている。尚、図1乃至図2では省略されているが、ホル
ダー2は、搬送方向と平行に設置されたホルダーガイド
バー4に摺動自在に装着されている。
【0010】ホルダー2には、上部ロッド5及び下部ロ
ッド6の貫通孔7が開口されており、該貫通孔7には、
ブッシュ28等のブレーキ効果が施されている。即ち、
ホルダー2の移動に伴い上部ロッド5及び下部ロッド6
は、特定の力が与えられない限り、同時に同方向へ同量
移動するが、いずれかのロッド5、6(図示の実施例で
は上部ロッド5)に停止圧がかかった場合、ホルダー2
は停止させられたロッド上をスリップして移動可能なる
よう構成されている。
【0011】図中8が送り爪、9が受け爪で、両者一対
でワークWの位置決め搬送の機能を果たす。送り爪8及
び受け爪9は、上部ロッド貫通孔10、下部ロッド貫通
孔11が穿設された取り付けプレート12よりワーク搬
送通路に向かって伸びたアーム13及びアーム先端に取
り付けられた爪部14により構成される。
【0012】図示の実施例では送り爪8が下部ロッド6
に固定され、受け爪9が上部ロッド5に固定されてい
る。尚、ロッド5、6と送り爪8及び受け爪9を固定の
方法によらず、ロッド5、6上一定位置での位置規制部
材と爪の位置規制部材への付勢手段を設けたものであっ
てもよい。
【0013】上部ロッド5と下部ロッド6の中央付近の
対向面にラック15、16が形成され、該ラック15、
16間にピニオン17が噛み合わされている。
【0014】図中18は、ロッドストッパーであり、搬
送方向の移動端近くの上部ロッド5右端部が当接する位
置に取り付けられている。尚、図中19は引き力を有す
るスプリングであり、スプリング19は、送り爪8と受
け爪9の幅を最大開きに戻すために使用している。
【0015】
【発明の作用】以下、図2の概略図に従い、本発明の作
用につき説明する。本発明はシリンダー1の作動によ
り、送り爪8及び受け爪9を搬送方向及び戻り方向への
移動を反復させるものであり、図2は、戻りの状態を示
すものである。この状態からシリンダー1の作動方向を
搬送方向(図中右方)に切り替えると、シリンダー1に
連結されたホルダー2は、上部ロッド5と下部ロッド6
と一緒に図中右方へと移動する。従って各ロッド5、6
に取り付けられている送り爪8及び受け爪9も図中右方
へと移動し、同時に送り爪8によりワークWも右方へと
搬送される。
【0016】ホルダー2の移動端はストッパー27で決
まるが、この直前にロッドストッパー18に上部ロッド
5の右端部が当接するよう設定されている。ロッドスト
ッパー18により、上部ロッド5の移動が停止されても
ホルダー2は移動端まで更に図中右方へと移動するの
で、停止圧の掛かっていない下部ロッド6のみが右方へ
と移動することになる。
【0017】下部ロッド6のみが移動すると、上下ロッ
ド5、6が同時に移動していた間は停止したまま移動し
たラック15、16間のピニオン17が回転を始める。
即ち上部ロッド5のラック15は停止状態で、下部ロッ
ド6のラック16が右方へと移動しようとするとピニオ
ン17は時計と反対方向に回転せんとする。該ピニオン
17の回転は、これと噛み合わされているラック15即
ち上部ロッド5を中左方へと引き戻す運動をおこす。し
かし上部ロッドが引き戻されると、停止圧が失われる
ので、上部ロッド5は再度ホルダー2によりロッドスト
ッパー18へ当接するまで移動させられる。該小刻みな
運動のくり返しが移動端まで継続する。
【0018】この際上部ロッド5に固定された受け爪9
と下部ロッド6に固定された送り爪8も、各ロッド5、
6と同様の運動を起こしている。この運動は外見上ロッ
ドストッパー18により停止された受け爪9に対し送り
爪8がワークWを送りながら接近し、移動端に至るよう
に観察される。しかし、基準点(例えばワーク中心)を
ホルダー2の一点鎖線の位置に設定すれば、送り爪8と
受け爪9とは、ロッドストッパー18当接後は、基準点
(ワークWの中心)に向かって同量対称の移動運動を起
こしていることになるのである。この移動量はロッドス
トッパー18の位置を変更することにより容易に調整で
きる。
【0019】かようにして移動端(搬送終了地点)に至
った後は、ワークを待避させるか、装置全体を上昇又は
上方へ傾斜することによりワークより待避させ、シリン
ダー1の切り替えにより反対方向への戻り動作をさせ
る。この時スプリング19の力により送り爪8と受け爪
9は最大幅に戻されている。
【0020】
【発明の効果】如上のようにして、本発明は、1つの駆
動源により、ワークWを所定位置まで搬送するのみなら
ず、ロッドストッパー18及びラックアンドピニオン1
5、16、17の作用により送り爪8と受け爪9をワー
クW中心に向かって対称に動作させることができ、異な
る大きさのワークへの変更にも対応できる位置決め機構
付搬送装置となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位置決め機構付搬送装置の一部省
略正面図
【図2】同原理説明正面概略図
【図3】一部省略の側面図
【図4】平面図
【符号の説明】
1....シリンダー 2....ホルダー 3....上部プレート 4....ホルダーガイドバー 5....上部ロッド 6....下部ロッド 7....貫通孔 8....送り爪 9....受け爪 10、11..貫通孔 12...プレート 13...アーム 14...爪部 15、16...ラック 17...ピニオン 18...ロッドストッパー 19...スプリング 21...シリンダーロッド 22、24...連結板 23...軸 25...連結具 26、27...ストッパー 28...ブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/00 - 14/58 H01L 21/68 B65G 25/00 - 25/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源に連結され往復運動をするホルダー
    に対して一定圧により往復運動方向に摺動可能なるよう
    平行に装着された二本のロッドの対向面にラックを形成
    し、両ラック間にピニオンを噛合させ、各ロッドにはワ
    ークに対し一対の爪の各々を異なるロッドに実質的に固
    定し、一方のロッドに対して移動を停止させるストッパ
    ーを設け、一方のロッドがストッパーに当接後、更にホ
    ルダーを移動させることにより、一対の爪の対称動作を
    生ぜしめることを特徴とするワークの位置決め機構付搬
    送装置。
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