JP2004142047A - ローディング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローディングアームの先端における振れや撓みを抑制して、ワークの搬送距離が長くなったり、ワークの搬送速度を高速にしてもワークの正確な位置決めを行うことが可能なローディング装置を提供する。
【解決手段】ワークを把持する把持部17と、この把持部17を進退移動させるローディングアーム12とを有するローディング装置において、所定位置に位置決めして設けられた位置決め係合部41と、ローディングアーム12に設けられ、位置決め係合部41と係合する位置決め被係合部47とを有し、ローディングアーム12が移動して、把持したワークwが所定位置Cに達したときに、位置決め被係合部47が位置決め係合部41に係合するようにした。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械等においてワークの搬出入に用いられ、前記ワークを把持する把持部と、この把持部を進退移動させるローディングアームとを有するローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、工作機械等のワーク加工機においては、パーツフィーダ等のワーク供給部から前記ワーク加工機の加工部にワークを自動搬入し、又は、前記ワーク加工部から前記ワークを自動搬出するために、ローディング装置が一般に用いられている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平6−33690号公報(要約及び代表図面参照)
【0004】
図10はローディング装置を備えたワーク加工システムの一例にかかり、図10(a)は、時計部品等の小物ワークの加工に利用されるワーク加工システムの一例を示す平面図、図10(b)は、図10(a)のローディング装置の側面図である。
図10(a)に示すように、このワーク加工システムは、ワークの加工を行う旋盤等の工作機械3と、ワークの供給を行うパーツフィーダ2と、このパーツフィーダ2から工作機械3にワークの搬入を行うローディング装置1とから概略構成されている。
【0005】
工作機械3は、ベッド31上に固定して設けられた主軸台32と、この主軸台32に回転自在に支持された主軸33と、この主軸33に設けられ、ワークwの把持を行うチャック33aと、主軸33に対向して設けられ、主軸33の軸線と同方向のZ軸方向及びこのZ軸方向に直交するX軸方向に移動自在な刃物台35とを有している。刃物台35には、チャック33aに把持されたワークwの加工を行うための工具36が複数取り付けられていて、刃物台35のX軸方向の移動とZ軸方向の移動とによって所定の工具36を割り出し、主軸33のチャック33aに把持され、主軸33とともに回転するワークwを、前記所定の工具36で加工する。
【0006】
パーツフィーダ2は、多数のワークwを貯蔵し、振動によってワークwの整列と送り出しを行う本体21と、この本体21の接線方向に設けられ、本体21から送り出されたワークwを整列させつつ先端に向けて送る直線状のフィーダ部22と、このフィーダ部22の先端に設けられ、ワークwを一つずつローディング装置1に受け渡す受け渡し部23とを有している。
【0007】
ローディング装置1は、図10(a)及び図10(b)に示すように、基台11上に設けられたリニアガイド13によって案内されながらX軸方向に進退移動するローディングアーム12と、このローディングアーム12の先端に取り付けられ、ワークwを把持する把持部17と、この把持部17に設けられた図示しないチャックシリンダにより開閉されるチャック17aと、基台11に取り付けられ、ローディングアーム12をX軸方向に進退移動させる駆動体としてのシリンダ15とを有している。
【0008】
シリンダ15の進退移動自在なピストンロッド15aが、ローディングアーム12に連結部材12aを介して連結されていて、シリンダ15の駆動によるピストンロッド15aの進退移動とともに、ローディングアーム12がリニアガイド13に案内されながら、X軸方向に進退移動する。
このローディング装置1は、パーツフィーダ2の受け渡し部23から把持部17のチャック17aに受け取ったワークwを、工作機械3の主軸33の軸線上まで移動させ、把持部17に設けられた図示しないZ軸方向シリンダの駆動により、ワークwをチャック33aに把持させる位置まで前進させて、チャック33aに受け渡す。
【0009】
ところで、図10(b)に示すように、パーツフィーダ2のワークwの受け渡し部23から工作機械3の主軸33の軸線までの距離がLである場合、ローディングアーム12の長さも、距離Lより大きいものでなければならない。
しかし、距離Lが大きくなるほど、ローディングアーム12が主軸軸線C側に移動したときの撓みも大きくなり、さらに、ローディングアーム12の振動によるワークwの振れ量も大きくなって、ワークwをチャック33aに正確に受け渡すことが困難になる。このような問題は、特に開き量の小さいコレットチャックのようなチャック33aにおいて顕著である。
【0010】
すなわち、図11に示すように、把持部17を設けたローディングアーム12の先端がX軸方向及びZ軸方向に撓んだり、あるいは、振動したりして、ワークwの正確な位置決めが困難になり、チャック33aにワークwを正確に受け渡すことが困難になる。
そこで、従来では、ローディングアーム12の剛性を高めて、撓みや振動が生じにくくしたり、振幅や撓み量が一定以上にならないようにする等の対策を講じる必要があった。
【0011】
また、ローディング装置のコンパクト化や、ワークの搬送速度の高速化を目的として、ローディングアーム12が二段階に伸縮するようにした技術が提案されている(例えば特許文献2参照)。
【0012】
【特許文献2】
実開平6−53002号公報(要約及び代表図面参照)
【0013】
この特許文献2に開示されている技術は、ローディングアームのストロークを従来の半分にすることができる上、ローディングアームによるワークの搬送速度を単段のものより早くすることができるという利点がある。
しかし、クロススライドとともに重量物であるモータ等の駆動体が進退移動するため、搬送速度が高速になるほどローディングアーム等に作用する慣性が大きくなり、ハンド48A,48Bに把持させたワークの正確な位置決めが困難になるという問題がある。また、ローディングアーム等の剛性及び許容負荷の関係から、高速化にも一定の制限があるため、それほど高速化はできないという問題もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の問題点を一挙に解決するためになされたもので、ローディングアームの先端における振れや撓みを抑制して、ワークの搬送距離が長くなったり、ワークの搬送速度を高速にしてもワークの正確な位置決めを行うことが可能なローディング装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ワークを把持する把持部と、この把持部を進退移動させるローディングアームとを有するローディング装置において、所定位置に位置決めして設けられた位置決め係合部と、前記ローディングアームに設けられ、前記位置決め係合部と係合する位置決め被係合部とを有し、前記ローディングアームが移動して、前記把持部に把持したワークが所定位置に達したときに、前記位置決め被係合部が前記位置決め係合部に係合する構成としてある。
【0016】
この場合、請求項2に記載するように、前記位置決め係合部と前記位置決め被係合部との係合によって、前記把持部に把持したワークを、前記ローディングアームの進退移動方向に対して直交する一軸又は二軸方向に位置決めするようにするとよい。
この構成によれば、位置決め係合部に位置決め被係合部が係合することで、ローディングアームの撓みや振動によるワークの位置ずれを抑制することができる。
【0017】
さらに、請求項3に記載するように、前記位置決め係合部に、前記ローディングアーム又は前記位置決め被係合部と当接して、前記ローディングアームの進退移動方向の位置決めを行う当接部を設けた構成としてもよい。
このようにすれば、高速でローディングアームを進退移動させても、ローディングアーム又は位置決め被係合部が当接部に当接して強制的に移動が停止させられるので、ローディングアームの進退移動方向と同方向に対して、ワークを精度良く位置決めすることができる。
【0018】
また、請求項4に記載の発明は、前記位置決め係合部が、所定位置に位置決めが可能な移動体に設けられている構成としてある。
このように構成すれば、経時的にローディングアームに撓み等が生じて、位置決め係合部と位置決め被係合部との間に位置ずれが生じても、前記移動体とともに前記位置決め係合部を移動させ、確実に位置決め被係合部と位置決め係合部とを係合させることができる。また、移動体とともに、係合状態の位置決め係合部と位置決め被係合部を所定位置に移動させることで、前記撓み等によるワークの位置ずれを補正することができる。
【0019】
なお、前記移動体としては、所定位置に位置決め係合部を移動させて位置決めすることができればよく、例えば、工作機械の加工領域にワークを搬入し、又は前記加工領域からワークを搬出するローディング装置に本発明を適用する場合は、請求項5に記載するように、移動自在な工作機械の刃物台、主軸台又はテールストック等に位置決め係合部を設けるとよい。
本発明は、単段式のローディングアームを供えたローディング装置に限らず、段階的に伸縮する複数のアームからなる多段式のローディングアームを供えたローディング装置にも適用が可能である。特に、本発明は、駆動体の駆動によるアームの移動速度が、段階的に増速されるタイプの多段式のローディングアームに適用することでその効果が大きい。
【0020】
具体的に、請求項6に記載の発明は、前記ローディングアームが、互いに移動自在なN個(N≧2 Nは自然数)のアームを有し、これらN個のアームを段階的に伸縮させることで、N番目のアームに把持されたワークを搬送する場合において、前記ローディングアームを取り付ける基台に設けられ、前記アームを進退移動させるための駆動体と、互いに隣合う前記アームの間に設けられ、前記駆動体の駆動によるK−1番目(N≧K Kは自然数)のアームの移動をK番目のアームに伝達する駆動伝達手段とを有し、N番目の前記アームに、ワークを把持する把持部と、前記位置決め被係合部とを設けた構成としてある。
【0021】
この構成によれば、ローディングアームを構成するアームの個数が増えて、アームの移動速度が増速された場合にも、位置決め手段が、ローディングアームの先端の振動や撓みを抑制し、ローディングアームの進退移動方向に対するワークの位置決めを行うので、ワークを所定位置に正確に位置決めすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明の第一の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態のローディング装置にかかり、このローディング装置に設けられた位置決め手段の構成を示す概略斜視図である。
なお、図10及び図11に示すローディング装置と同一の部材及び同一の部位には同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0023】
この実施形態のローディング装置には、ローディングアーム12が主軸軸線C側に移動したときに、ローディングアーム12の先端の撓みと振動を抑制し、把持部17に把持したワークwの位置決めを行う位置決め手段40が設けられている。
この位置決め手段40は、主軸台32の所定位置に位置決めして取り付けられた位置決め係合部材41と、ローディングアーム12に取り付けられ、ローディングアーム12が主軸軸線C側に移動したときに位置決め係合部材41と係合する位置決め被係合部材47とを有している。
【0024】
位置決め係合部材41の先端近傍には、貫通状の係合孔41aが形成されている。一方、位置決め被係合部材47には、係合孔41aの中心を通り、Y軸と平行なY1軸の軸線上に、円錐台形状の突起47が形成されている。円錐台形状の突起47の基部の外径は、係合孔41aの内径とほぼ同じ寸法に形成されていて、ローディングアーム12が主軸軸線C側に移動して突起47が係合孔41aに挿入されたときに、ローディングアーム12の先端のX軸方向及びZ軸方向の振動を抑制するとともに、ローディングアーム12の撓みによるワークwの位置ずれを防止する。また、係合孔41aに突起47が基部まで挿入されることで、ローディングアーム12のY軸方向の位置決めが行われる。
【0025】
そのため、この実施形態のローディング装置においては、チャック17aに把持したワークwを正確に主軸33の軸線C上に位置させることができるとともに、振動や撓みによるワークwの位置ずれを無くし、確実かつ正確に、ローディング装置から主軸33のチャック33aにワークwを受け渡すことができるものである。
ローディングアームの先端の撓みと振動を抑制し、把持したワークの位置決めを行うことができるのであれば、位置決め手段は上記構成のものに限られるものではない。
以下、本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段の他の実施形態を、図2〜図7を参照しながら説明する。
【0026】
図2は、本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段の第二の実施形態にかかり、その構成を説明する斜視図である。
この実施形態の位置決め手段50は、ベッド等、工作機械の固定部に位置決めして設けられた位置決め係合部材51と、ローディングアーム12に設けられた、位置決め係合部材51に係合する位置決め被係合部材57とを有している。
【0027】
位置決め係合部材51は、軸54を支点として開閉自在な上レバー52及び下レバー53と、この上下のレバー52,53の一端側に設けられ、上下のレバー52,53を常時閉方向に付勢するばね(圧縮コイルばね)55と、上下のレバー52,53の他端側に形成された係合孔51aとを有している。この係合孔51aの両側の開口部分には、外側に向けて拡開するようにテーパ面51bが形成されている。また、上下のレバー52,53の先端には、それぞれ、傾斜状の案内面52b,53bが形成されている。
【0028】
ローディングアーム12には、位置決め係合部材51の軸線Y2と同一の軸線上に、支持部材12aを介して、鼓形状の位置決め被係合部材57が取り付けられている。この位置決め被係合部材57は、軸58により、ローディングアーム12に対して回転自在である。また、位置決め被係合部材57は、位置決め係合部材51の係合孔51aの内径とほぼ同じ外径を有する係合面57bと、この係合面57bの両端に形成され、係合孔51aの両側のテーパ面51bと同じ傾斜角度を有するテーパ面57aとを有している。
【0029】
図3は、図2の位置決め手段50の作用を説明する図である。
図3(a)に示すように、位置決め被係合部材57は、ローディングアーム12が主軸軸線Cに向けて移動すると、このローディングアーム12の移動とともに、軸線Y2に沿って、位置決め係合部材51に向けて移動する。
次いで、図3(b)に示すように、位置決め被係合部材57の係合面57bが位置決め係合部材51の先端の案内面52b,53bに当接し、上下のアーム52,53を押し開きながら、位置決め被係合部材57が係合孔51aに進入する。案内面52b,53bは傾斜状に形成されているので、ローディングアーム12の撓みや振動等により、位置決め被係合部材57が軸線Y2からX軸方向に多少位置ずれしていたとしても、この位置ずれは、上下のアーム52,53の案内面52b,53bによって補正される。
【0030】
また、位置決め被係合部材57が位置決め係合部材51に対してZ軸方向に多少位置ずれしていたとしても、この位置ずれは、位置決め被係合部材57のテーパ面57a及び位置決め係合部材51の孔51aのテーパ面51bによって補正される。
さらに、位置決め被係合部材57が位置決め係合部材51の係合孔51aに挿入されると、位置決め被係合部材57のY2軸方向の移動が規制される。
以上により、係合孔51aに位置決め被係合部材57が挿入されると、チャック17aに把持したワークwが、主軸軸線C上で、主軸33のチャック33aに対峙した位置に位置決めされる。
【0031】
次に、本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段の第三の実施形態を、図4を参照しながら説明する。
この実施形態の位置決め手段60は、ベッド等、工作機械の固定部に位置決めして設けられた位置決め係合部材61と、ローディングアーム12に取り付けられ位置決め係合部材61の軸線Y3上に設けられた位置決め被係合部材67とを有している。
位置決め係合部材61には、先端を下向きU字に折り曲げて係合溝61aが形成されている。
【0032】
また、位置決め被係合部材67の先端には、テーパ面67aが形成されていて、ローディングアーム12の撓みや振動等により位置決め被係合部材67が軸線Y3に対してX軸方向及び/又はZ軸方向に多少位置ずれしていても、位置決め被係合部材67が位置決め係合部材61の係合溝61aに挿入される際に、この位置ずれが補正されるようになっている。
なお、この実施形態では、図4中想像線で示すように、位置決め被係合部材67の途中部位に肩部(段付き部)67bを形成して、この肩部67bが位置決め係合部材61に当接するようにすることで、位置決め被係合部材67の軸線Y3方向の移動を規制することができる。
【0033】
次に、本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段の第四の実施形態を、図5を参照しながら説明する。
この実施形態の位置決め手段70は、ベッド等、工作機械の固定部に位置決めして設けられた位置決め係合部材71と、ローディングアーム12に取り付けられ、位置決め係合部材71の軸線Y4上に設けられた位置決め被係合部材77とを有している。
位置決め係合部材71は、直交する二つの面内、すなわち、XY面内とYZ面内とに開口する第一の係合溝72及び第二の係合溝73を有している。
位置決め被係合部材77が進入する第一の係合溝72及び第二の係合溝73の入口部分には、後述する位置決め被係合部材77のローラ78,79を第一の係合溝72及び第二の係合溝73まで案内する傾斜状の案内面72a及び案内面73a,73bが形成されている。
【0034】
位置決め被係合部材77は、位置決め係合部材71と同一の軸線Y4上に配置されてローディングアーム12に取り付けられている。そして、その側面には、第一の係合溝72と係合するローラ78が軸78aによって回転自在に取り付けられ、その上面には、第二の係合溝73と係合するローラ79が軸79aによって回転自在に取り付けられている。
ローラ78,79は、それぞれ、第一の係合溝72及び第二の係合溝73の溝幅とほぼ同じ外径を有していて、ローラ78が第一の係合溝72に係合することで、ローディングアーム12のX軸方向の撓み及び振動を抑制し、ローラ79が第二の係合溝73に係合することで、ローディングアーム12のZ軸方向の撓み及び振動を抑制する。
第一の係合溝72及び第二の係合溝73の入口部分には、傾斜状の案内面72a,73a,73bが形成されているので、ローディングアーム12の先端の撓みや振動等によって、位置決め被係合部材77が軸線Y4に対して多少位置ずれしていたとしても、この位置ずれが補正されながら、ローラ78,79が第一の係合溝72及び第二の係合溝73に挿入される。
【0035】
図6は、図5の位置決め手段の縦断面図で、位置決め係合部材71に位置決め被係合部材77が係合した状態を示している。
図6に示すように、位置決め係合部材71の底部71aには、ねじ孔71bが形成され、このねじ孔71bに位置決め被係合部材77のY軸方向の位置決めを行うボルト75が螺入されている。そして、ローディングアーム12のY軸方向の移動とともに位置決め係合部材71に挿入された位置決め被係合部材77の先端がボルト75に当接することで、ローディングアーム12に把持されたワークwのY軸方向の位置決めが行われる。
以上により、ワークwが主軸軸線C上に正確に位置決めされる。
【0036】
次に、本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段の第五の実施形態を、図7を参照しながら説明する。
この実施形態の位置決め手段は、第一の実施形態で示した位置決め手段40と同じものである。
この実施形態では、ベッド上に固定された主軸台32の上に、工具36を装着する工具装着部37をX,Y,Z軸の三軸方向に移動自在にする刃物台35が設けられている。位置決め係合部材41は、工具装着部37に取り付けられ、刃物台35の移動とともに、位置決め係合部材41の位置を、X,Y,Z軸方向に位置決めできるようになっている。すなわち、この実施形態の位置決め手段40は、位置決め被係合部材47に対して、位置決め係合部材41の位置を合わせることができるようになっているわけである。
【0037】
このようにすることで、例えば、経時変化等によりローディングアーム12に撓みが生じ、この撓みによって位置決め係合部材41の係合孔41aと、位置決め被係合部材47の突起47aとの間に位置ずれが生じても、刃物台35の移動によって、この位置ずれを補正することができる。また、ワークwの位置決めは、突起47aを係合孔41aに係合させた後に、刃物台35を予め設定された位置に移動させることで行うことができる。
【0038】
なお、この実施形態では、三軸方向に移動自在な刃物台35に位置決め係合部材41を設けているが、位置決め係合部材41の位置の補正を行うことができるのであれば、刃物台35に限らず、移動自在な主軸台やテーブル、テールストック等に位置決め係合部材41を設けてもよい。
また、第一の実施形態の位置決め係合部材41を例に挙げて説明したが、他の実施形態の位置決め係合部材51,61,71であってもよいことは勿論である。
【0039】
上記した位置決め手段は、高速でローディングアームを移動させるローディング装置に適用することで、特にその効果が大きい。
図8は、ローディングアームを二段にして、ワークの搬送速度を二倍にしたローディング装置の一例を示すものである。
この実施形態のローディングアームは、ローディング装置100の基台110に進退移動自在に設けられた第一のアーム121と、この第一のアーム121に進退移動自在に設けられた第二のアーム122とを有する二段構成のものである。そして、ワークを把持する把持部117が、第二のアーム122の一端(図8において左端)に設けられている。
上記で説明した位置決め手段40,50,60,70の位置決め被係合部材47,57,67,77は、この第二のアーム122に取り付けられる(図8においては、第一の実施形態の被係合部材47のみを示し、他の位置決め被係合部材57,67,77については図示を省略する)。
【0040】
なお、説明の便宜上、図示は省略しているが、第一のアーム121は、基台110上に設けられたリニアガイドに案内されながらY軸方向に進退移動自在で、第二のアーム122は、第一のアーム121に設けられたリニアガイドにより、第一のアーム121と同方向に進退移動自在である。
【0041】
第一のアーム121の両端近傍には、二つプーリ131,132が回転自在に取り付けられている。そして、この二つのプーリ131,132の間にベルト133が張設されていて、ベルト133の走行とともにプーリ131,132が滑りなく回転するようになっている。プーリ131,132及びベルト133としては、両者の間で容易に滑りが生じないものであれば種々のものを用いることができるが、例えば、歯付プーリ及び歯付ベルトを用いるとよい。
【0042】
また、ベルト133の一側(基台110側)の一部は、ピン等の連結部材によって基台110に連結されている(連結部分を図中符号141で示す)。また、ベルト133の他側(第二のアーム122側)の一部は、ピン等の連結部材によって第二のアーム122に連結されている(連結部分を図中符号142で示す)。なお、基台110とベルト133との連結部分141は、第一のアーム121及び第二のアーム122をY軸方向に移動させたときに、プーリ131,132と干渉しないように、第一のアーム121及び第二のアーム122を縮退させた状態で第一のアーム121の一端側のプーリ131の近傍に位置しているのがよい。
【0043】
同様に、第一のアーム122とベルト133との連結部分142は、第一のアーム121及び第二のアーム122をY軸方向に移動させたときに、プーリ131,132と干渉しないように、第一のアーム121及び第二のアーム122を縮退させた状態で、第一のアーム121の他端側のプーリ132の近傍に位置させるのがよい。
第一のアーム121及び第二のアーム122を進退移動させるための駆動体であるシリンダ150は、基台110に取り付けられている。そして、シリンダ150の進退移動自在なピストンロッド150aが、連結部材121aを介して、第一のアーム121に連結されている。
【0044】
把持部117の必要移動量、つまり、パーツフィーダ2の受け渡し部23から主軸33の主軸軸線までの距離をLとした場合、この距離Lは、第一のアーム121の移動量と第二のアーム122の移動量とを足したものであるから、ピストンロッド150aのストロークlは、少なくとも距離Lの1/2あればよい。
【0045】
なお、図示の便宜上、図8では、基台110の下面にシリンダ150を取り付け、第一のアーム121の下面に取り付けた連結部材121aにピストンロッド150aの先端を連結するようにしているが、シリンダ150の駆動によるピストンロッド150aの進退移動とともに第一のアーム121及び第二のアーム122を進退移動させることができるのであれば、基台110の上面で第一のアーム121と平行にシリンダ150を配置してもよいことは勿論である。
【0046】
上記構成のローディング装置100の作用を、図8(a)及び(b)を参照しながら説明する。
ローディング装置100は、初期状態で図8(a)に示す縮退状態になっていて、把持部117をパーツフィーダ2(図10参照)のワーク受け渡し部23に対峙させた位置で待機している。工作機械の図示しない制御装置から部品供給指令がローディング装置100に出力されると、把持部117に内蔵されたチャック開閉用のシリンダ(図示せず)が駆動してチャックを閉じ、ワーク受け渡し部23のワークwを把持する。
【0047】
この後、シリンダ150が駆動して、第一のアーム121をY軸方向に移動させる。基台110とベルト133とが連結されているので、第一のアーム121がY軸方向に移動することで、ベルト133は二つのプーリ131.132を回転させながら走行する。これにより、ベルト133の他側に連結された第二のアーム122が第一のアーム121と同方向に移動する。このとき、第一のアーム121に対する第二のアーム122の移動速度は、基台110に対する第一のアーム121の移動速度と同じであるため、基台110に対して第一のアーム121の二倍の速度で第二のアーム122が移動することになる。
【0048】
図8(b)に示すように、第二のアーム122の一端に設けられた把持部117が主軸33に対峙する位置まで移動すると、シリンダ150の駆動が停止し、把持部117に把持したワークを主軸33の軸線上に位置させる。
なお、第一のアーム121及び第二のアーム122がY軸方向に移動したときの把持部117の位置決めは、シリンダ150のピストンロッド150aのストロークによって調整してもよいし、把持部117の位置を検出するセンサを利用して行ってもよい。また、把持部117等をストッパに当接させることで行ってもよい。
【0049】
把持部117に設けられた図示しないチャック前進用のシリンダが駆動してチャックとともにワークを主軸33に向けて前進させ、ワークをチャック33aに把持させる位置まで移動させる。チャック33aがワークを把持した後は、チャックを開いて後退させる。
この後、シリンダ150が駆動してピストンロッド150aを縮退させ、初期状態に復帰する。
【0050】
上記の実施形態では、ローディングアームが二つのアーム、つまり、第一のアーム121と第二のアーム122から構成される場合について説明した。本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段は、ローディングアームをさらに多段にし、ワークwの搬送をさらに高速化したローディング装置にも適用が可能である。
次に説明する実施形態では、ローディングアームが三つのアーム、つまり、第一のアーム221,第二のアーム222及び第三のアーム223から構成される場合について説明する。
【0051】
図9は、ローディングアームを三段にしたローディング装置の構成を説明する概略図で、図9(a)はローディングアームを縮退させた状態を示すもの、(b)はローディングアームを伸長させたときの状態を示すものである。
この実施形態のローディングアームは、ローディング装置200の基台210に進退移動自在に設けられた第一のアーム221と、この第一のアーム221に進退移動自在に設けられた第二のアーム222と、この第二のアーム222に進退移動自在に設けられた第三のアーム223とから構成されている。
【0052】
各アーム221,222,223は、図示しないリニアガイドに案内されながら、Y軸方向に進退移動が自在である。ワークを把持する把持部117は、第三のアーム223の一端(図9において左端)に設けられている。上記で説明した位置決め手段40,50,60,70の位置決め被係合部材47,57,67,77は、この第三のアーム223に取り付けられる(図9においては、第一の実施形態の被係合部材47のみを示し、他の位置決め被係合部材57,67,77については図示を省略する)。
【0053】
第一のアーム221の両端近傍には、二つプーリ231,232が回転自在に取り付けられていて、この二つのプーリ231,232の間にベルト233が張設されている。また、第二のアーム222の両端近傍に、二つのプーリ235,236が取り付けられていて、この二つのプーリ235,236の間にベルト237が張設されている。
【0054】
第一のアーム221のプーリ231,232及びベルト233と、第二のアーム222のプーリ235,236及びベルト237とが干渉しないように、例えば図2に示すように、プーリ231,232及びベルト233とプーリ235,236及びベルト237とは、第一のアーム221及び第二のアーム222の異なる側面に設けるのが好ましい。
【0055】
第一のアーム221のベルト233の一側(基台210側)の一部は、ピン等の連結部材によって基台210に連結されている(連結部分を図中符号241で示す)。また、ベルト233の他側(第二のアーム222側)の一部は、ピン等の連結部材によって第二のアーム222に連結されている(連結部分を図中符号242で示す)。また、第二のアーム222のベルト237の一側(第一のアーム221側)の一部は、ピン等の連結部材によって第一のアーム221に連結されている(連結部分を図中符号243で示す)。また、ベルト237の他側(第三のアーム223側)の一部は、ピン等の連結部材によって第三のアーム223に連結されている(連結部分を図中符号244で示す)。
【0056】
先の実施形態と同様に、連結部分241及び連結部分243は、第一のアーム121及び第二のアーム122を縮退させた状態で、第一のアーム121及び第二のアーム222の一端側に位置させるのがよく、連結部分242及び連結部分244は、第一のアーム121及び第二のアーム122を縮退させた状態で、第一のアーム121及び第二のアームの他端側位置させるのがよい。
基台210には、駆動体であるシリンダ250が取り付けられ、このシリンダ250の進退移動自在なピストンロッド250aが、連結部材221aを介して、第一のアーム221に連結されている。
【0057】
把持部117の必要移動量、つまり、パーツフィーダ2の受け渡し部23から主軸33の主軸軸線までの距離をLとした場合、この距離Lは、第一のアーム221の移動量と第二のアーム222と第三のアーム223の移動量とを足したものであるから、ピストンロッド250aのストロークは、少なくとも距離Lの1/3あればよい。
【0058】
上記構成のローディング装置200の作用を、図9(a)及び(b)を参照しながら説明する。
この実施形態において、図9(a)に示す初期状態からシリンダ250が駆動して、ピストンロッド250aのY軸方向の伸長とともに第一のアーム221がY軸方向に移動すると、上記で説明した手順で第二のアーム222が第一のアーム221と同方向に、かつ、同速度で移動する。
【0059】
第一のアーム221と第二のアームのベルト237とが連結されているので、第二のアーム222が第一のアーム221に対して相対的にY軸方向に移動すると、ベルト237が二つのプーリ235,236を回転させながら走行する。これにより、ベルト237の他側に連結された第三のアーム223が、第二のアーム222と同方向に、同速度で移動する。このとき、第一のアーム221に対する第三のアーム223の移動速度は、第一のアーム221に対する第二のアーム222の移動速度の二倍であるから、基台110に対する第一のアーム221の移動速度に対して4倍になっている。
【0060】
本発明においては、ローディングアームを構成するアームの数をさらに増やすことができる。
ローディングアームが、N個のアームから構成され、基台側から順に、第一のアーム,第二のアーム,・・・第N(N>2)のアームとした場合、第一のアームから第N−1のアームの各々にプーリとベルトとを設ける。そして、第一のアームのベルトの一側を前記基台に連結し、前記ベルトの他側を前記第二のアームに連結する。また、第二のアーム以降のベルトについては、任意の第mのアームについて、ベルトの一側を、第m−1のアームに連結し、他側を、第m+1のアームに連結する。
なお、この場合の把持部の速度は、第一のアームと基台の速度に対して、
N−1倍になる。また、上記で説明した位置決め手段40,50,60,70の位置決め被係合部材47,57,67,77は、第Nのアームに取り付ける。
【0061】
このように、本発明においては、距離Lが大きくなっても、ローディングアームを多段にすることで、ローディング装置の全長を長くすることなく、コンパクトな構成でワークの搬出入を行うことが可能である。しかも、段数を増やすほど、各アームの移動距離が短くなり、かつ、把持部の移動速度も速くなるので、ワークの搬出入時間を大幅に短縮することが可能である。
また、ワークの搬出入の速度を速くしても、ローディングアームのX,Z方向の撓みや振動の抑制、Z軸方向の正確な位置決めは、位置決め手段40,50,60,70によって行うことができる。
【0062】
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の説明により何ら限定されるものではない。
例えば、上記の説明では、本発明のローディング装置を工作機械の加工領域にワークを搬入するものに用いることを前提に説明したが、本発明は、前記加工領域から加工済みのワークを搬出するための用に供することも可能で、さらに、工作機械に限らず、他のワーク加工機やワークストッカにも適用が可能である。
【0063】
また、上記の実施形態では、第一のアームに駆動体であるシリンダを連結しているが、駆動体に連結するアームは第一のアームに限らず、第二のアームやその他のアームであってもよい。
さらに、駆動体としてシリンダを一例に挙げて説明したが、ローディングアームを所定の方向に移動させることができるのであれば、モータとラック・ピニオン機構の組み合わせ、モータとボールねじとの組み合わせからなる駆動体を利用してもよいことは勿論である。
また、上記の説明では、ローディングアームが直線方向に進退移動する場合を例に挙げたが、ローディングアームが回転してワークの搬送を行う場合にも本発明を適用することが可能である。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、ローディングアームが主軸軸線C側に移動したときに、先端部の撓みや振動を抑制して、前記ローディングアームの先端の把持部に把持されたワークの位置決めを精密に行うことができ、振動が静定するまでの静止待ち時間も短縮することが可能である。
また、ローディングアーム又は位置決め被係合部材に当接する当接部材を設けることで、ローディングアームの移動速度が高速になっても、ワークの位置決めを精密に行うことができる。特に、本発明は、段数が増えるほど移動速度が高速になる多段ローディングアームに適用することで、ワークの位置決め精度を維持したまま、ワークの搬送速度を高速にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態のローディング装置にかかり、このローディング装置に設けられた位置決め手段の構成を示す概略斜視図である。
【図2】本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段の第二の実施形態にかかり、その構成を説明する斜視図である。
【図3】図2の位置決め手段の作用を説明する図である。
【図4】本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段の第三の実施形態にかかり、その構成を説明する斜視図である。
【図5】本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段の第四の実施形態にかかり、その構成を説明する斜視図である。
【図6】図5の位置決め手段の縦断面図である。
【図7】本発明のローディング装置に設けられる位置決め手段の第五の実施形態にかかり、その構成を説明する斜視図である。
【図8】本発明の適用が可能な多段式(二段式)のローディングアームを供えたローディング装置の構成及び作用を説明する概略側面図である。
【図9】本発明の適用が可能な多段式(三段式)のローディングアームを供えたローディング装置の他の実施形態にかかり、その構成及び作用を説明する概略側面図である。
【図10】ローディング装置を備えたワーク加工システムの一例にかかり、図10(a)は、時計部品等の小物ワークの加工に利用されるワーク加工システムの一例を示す平面図、図10(b)は、図10(a)のローディング装置の側面図である。
【図11】従来のローディング装置における問題点を説明する概略斜視図である。
【符号の説明】
12 アーム
12a 連結部材
13 リニアガイド
15 シリンダ
15a ピストンロッド
17 把持部
17a チャック
40 位置決め手段
41 位置決め係合部材
41a 係合孔
47 位置決め被係合部材
47a 突起
50 位置決め手段
51 位置決め係合部材
51a 係合孔
52 上レバー
52a テーパ面
53 下レバー
53a テーパ面
54 軸
55 ばね
57 位置決め被係合部材
57a テーパ面
57b 係合面
58 軸
70 位置決め手段
71 位置決め係合部材
72 第一の係合溝
72a,73b 傾斜面(案内面)
73 第二の係合溝
73a 傾斜面(案内面)
77 位置決め被係合部材
78,79 ローラ
78a,79a 軸
100 ローディング装置(第一の実施形態)
110 基台
117 把持部
121 第一のアーム
122 第二のアーム
131,132 プーリ
133 ベルト
141,142 連結部分
150 シリンダ(駆動体)
150a ピストンロッド
200 ローディング装置(第二の実施形態)
210 基台
217 把持部
221 第一のアーム
222 第二のアーム
223 第三のアーム
231,232 プーリ
233 ベルト
235,236 プーリ
237 ベルト
241,242 連結部分
242,243 連結部分
250 シリンダ(駆動体)
250a ピストンロッド

Claims (6)

  1. ワークを把持する把持部と、この把持部を進退移動させるローディングアームとを有するローディング装置において、
    所定位置に位置決めして設けられた位置決め係合部と、
    前記ローディングアームに設けられ、前記位置決め係合部と係合する位置決め被係合部とを有し、
    前記ローディングアームが移動して、前記把持部に把持したワークが所定位置に達したときに、前記位置決め被係合部が前記位置決め係合部に係合すること、
    を特徴とするローディング装置。
  2. 前記位置決め係合部と前記位置決め被係合部との係合によって、前記把持部に把持したワークを、前記ローディングアームの進退移動方向に対して直交する一軸又は二軸方向に位置決めすることを特徴とする請求項1に記載のローディング装置。
  3. 前記位置決め係合部に、前記ローディングアーム又は前記位置決め被係合部と当接して、前記ローディングアームの進退移動方向の位置決めを行う当接部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のローディング装置。
  4. 前記位置決め係合部が、所定位置に位置決めが可能な移動体に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のローディング装置。
  5. 前記移動体が、工作機械の刃物台又は主軸台であることを特徴とする請求項4に記載のローディング装置。
  6. 前記ローディングアームが、互いに移動自在なN個(N≧2Nは自然数)のアームを有し、これらN個のアームを段階的に伸縮させることで、N番目のアームに把持されたワークを搬送する場合において、
    前記ローディングアームを取り付ける基台に設けられ、前記アームを進退移動させるための駆動体と、
    互いに隣合う前記アームの間に設けられ、前記駆動体の駆動によるK−1番目(N≧K Kは自然数)のアームの移動をK番目のアームに伝達する駆動伝達手段とを有し、
    N番目の前記アームに、ワークを把持する把持部と、前記位置決め被係合部とを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のローディング装置。
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