JPH08300962A - 四輪駆動型作業車 - Google Patents
四輪駆動型作業車Info
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- JPH08300962A JPH08300962A JP10720695A JP10720695A JPH08300962A JP H08300962 A JPH08300962 A JP H08300962A JP 10720695 A JP10720695 A JP 10720695A JP 10720695 A JP10720695 A JP 10720695A JP H08300962 A JPH08300962 A JP H08300962A
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Abstract
状態と前輪が後輪よりも高速で駆動される増速状態に、
シフト部材のスライド操作によって切換操作自在な前輪
変速装置を備えた四輪駆動型作業車において、前輪と前
輪変速装置との連係を簡素に構成する。 【構成】 前輪変速装置のシフト部材をスライド操作す
る操作部材28をケースから横外方に突出させ、前輪1
の操向操作に連動して機体前後方向に変位する変位部材
29と、連係部材32及び融通用のバネ33を直列に接
続した連係機構34とを備えて、連係機構34の一端を
変位部材29に接続し、連係機構34の他端を操作部材
28に接続する。
Description
速度で駆動される標準状態及び前輪が後輪よりも高速で
駆動される増速状態に、シフト部材のスライド操作によ
って切換操作自在な機械操作式の前輪変速装置を備え、
前輪を右又は左に操向操作しての旋回時に、前輪変速装
置が標準状態から増速状態に切換操作されるように構成
した四輪駆動型作業車に関する。
駆動型作業車の一例が、特開平4−59435号公報に
開示されている。この四輪駆動型作業車では、前輪を操
向操作するピットマンアーム(前記公報の第4図中の2
8)に、カムプレート(前記公報の第4図中の31)を
固定し、揺動アーム(前記公報の第4図中の33)のピ
ン(前記公報の第4図中の34)を、カムプレートのカ
ム溝(前記公報の第4図中の30)に挿入しており、前
輪変速装置の操作部材(前記公報の第6図中の42)と
揺動アームとを、連係ロッド(前記公報の第3,4,6
図中の35)により連結している。
置を挟んで右及び左の設定角度内に操作していると、カ
ムプレートのカム溝の作用により揺動アームは揺動操作
されず、前輪変速装置は標準状態に維持されている。次
に、ピットマンアームを右及び左の設定角度以上に操作
して機体の旋回操作を行うと、カムプレートのカム溝の
作用により揺動アームが揺動操作され、連係ロッドがカ
ムプレート側に引き操作されて、前輪変速装置が標準状
態から増速状態に切換操作される。以上のように、カム
プレート及び揺動アーム等によって前輪と前輪変速装置
とを連係するのは、前輪の操向範囲に比べて前輪変速装
置におけるシフト部材のスライド範囲が小さいからであ
り、前輪の操向範囲と前輪変速装置におけるシフト部材
のスライド範囲との差を吸収する為である。
前輪変速装置とを連係する為に、カムプレートや揺動ア
ーム等の多くの部材を備えているので、連係構造の簡素
化と言う面で改善の余地がある。本発明は、シフト部材
のスライド操作により標準状態及び増速状態に切換操作
自在な機械操作式の前輪変速装置を備えた四輪駆動型作
業車において、前輪と前輪変速装置との連係構造の簡素
化を図ることを目的としている。
うな四輪駆動型作業車において、次のように構成するこ
とにある。 〔1〕前輪と後輪とが略同じ速度で駆動される標準状態
及び前輪が後輪よりも高速で駆動される増速状態に、シ
フト部材のスライド操作によって切換操作自在な前輪変
速装置を備えて、前輪変速装置を前輪の後側に配置し、
前輪変速装置のシフト部材をスライド操作する操作部材
を、前輪変速装置を覆うケースから横外方に突出させ、
操作部材の機体前後方向の変位操作で前輪変速装置のシ
フト部材がスライド操作されるように構成すると共に、
左右に操向操作される前輪の操向操作に連動して機体前
後方向に変位する変位部材と、連係部材及び融通用のバ
ネを直列に接続した連係機構とを備えて、連係機構の一
端を変位部材に接続し、連係機構の他端を操作部材に接
続して、前輪を直進位置から右又は左に操向操作してい
くと、変位部材及び連係機構により操作部材が機体前後
方向に変位操作されて、前輪変速装置が標準状態から増
速状態に切換操作されるように構成してある。
構の一端側に連係部材を配置し、他端側にバネを配置す
ると共に、連係機構における連係部材の端部を変位部材
に接続し、連係機構におけるバネの端部を操作部材に接
続してある。
構の連係部材をロッド状に構成し、連係機構のバネをコ
イル状に構成して、ロッド状の連係部材における操作部
材側の端部に、コイル状のバネを外嵌すると共に、連係
機構におけるロッド状の連係部材の端部を変位部材に接
続し、連係機構におけるロッド状の連係部材の反対側を
操作部材にスライド自在に支持させて、連係機構におけ
るコイル状のバネの端部を操作部材に接続してある。
部材を増速状態側にスライド操作すると、シフト部材が
多板式の摩擦クラッチを押圧入り操作して、増速状態が
現出されるように前輪変速装置を構成すると共に、連係
機構におけるコイル状のバネを、初期圧縮状態で連係機
構におけるロッド状の連係部材に外嵌してある。
と前輪変速装置の操作部材とは、連係部材及び融通用の
バネを直列に接続した連係機構により連結されるのであ
り、従来の構造のようなカムプレートや揺動アーム等
(特開平4−59435号公報の第4図中の31,33
等)は不要になる。これにより、前輪を直進位置に操作
していると前輪変速装置が標準状態となっており、前輪
を直進位置から右又は左に操向操作していくと、これに
伴い変位部材によって、連係機構が機体前後方向に引き
操作(又は押し操作)され、前輪変速装置の操作部材が
機体前後方向に変位操作されて、標準状態の位置にある
前輪変速装置のシフト部材が増速状態側にスライド操作
されていく。
すると、前輪変速装置のシフト部材が増速状態の位置に
達してそれ以上スライド操作できない状態となる。この
状態で前輪をさらに右又は左の設定角度以上に操向操作
していくと、前輪変速装置のシフト部材を増速状態の位
置に残した状態で、連係機構のバネが圧縮操作(又は伸
長操作)されていく。このように連係機構のバネによっ
て、前輪の操向範囲と前輪変速装置におけるシフト部材
のスライド範囲との差が吸収される。
前項〔1〕の構成の場合と同様に前項〔I〕に記載の
「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作
用」を備えている。連係機構のバネは、前輪の操向範囲
と前輪変速装置におけるシフト部材のスライド範囲との
差を吸収する為に、圧縮操作(又は伸長操作)されて変
位するものなので、連係機構のバネを配置する為にはあ
る程度のスペースが必要である。変位部材側においては
前輪が左右に操向操作されるので、前輪の操向軌跡の範
囲には特に部材を配置することはできず、部材等の配置
に大きな制約を受けるのに対して、操作部材側(前輪変
速装置側)では操作部材が機体前後方向に変位するだけ
なので、部材等の配置に特に大きな制約は受けない。こ
れによって、前項〔2〕のように連係機構のバネを操作
部材側(前輪変速装置側)に配置すると、連係機構のバ
ネを配置する為のスペースが容易に確保できる。
と、前項〔2〕の構成の場合と同様に前項〔I〕及び
〔II〕に記載の「作用」を備えており、これに加えて
以下のような「作用」を備えている。前項〔3〕のよう
に構成すると例えば図4及び図6に示すように、連係機
構34においてロッド状の連係部材32の端部にコイル
状のバネ33を外嵌すると、コイル状のバネ33が自重
で垂れ下がるようなことなく、連係部材32に支持され
るので、連係機構34のバネ33を支持する専用の部材
が不要になる。
向操作に伴って連係機構34の連係部材32が引き操作
(又は押し操作)されると、連係機構34のバネ33が
圧縮されながら、前輪変速装置の操作部材24,28が
機体前後方向に変位操作されて、前輪変速装置が標準状
態から増速状態に切換操作される。これにより、前輪の
操向操作を行う前の状態(図4参照)において連係機構
34のバネ33が最長の状態であり、連係機構34のバ
ネ33はこれ以上長くはならない。そして、前輪変速装
置のケース27の横側部に沿って、連係機構34のバネ
33が機体前後方向に配置される。以上のように、連係
機構のバネが圧縮されて短くなる点、連係機構のバネが
前輪変速装置のケースの横側部に沿って機体前後方向に
配置される点により、連係機構のバネを配置する為のス
ペースがさらに容易に確保できる。
前項〔3〕の構成の場合と同様に前項〔I〕〔II〕
〔III〕に記載の「作用」を備えており、これに加え
て以下のような「作用」を備えている。前輪の操向操作
に伴いシフト部材が摩擦クラッチを押圧入り操作し始め
た際、自由長の状態のバネでシフト部材を摩擦クラッチ
の押圧入り操作側にスライド操作する場合に比べて、前
項〔4〕のように連係機構のバネを初期圧縮状態として
おけば、シフト部材が摩擦クラッチを押圧入り操作し始
めると、摩擦クラッチの押圧入り操作側への付勢力がバ
ネに素早く発生する。そして、連係機構のバネを初期圧
縮状態としておけば、自由長の状態に比べて連係機構の
バネの長さが短くなるので、連係機構のバネを配置する
為のスペースがさらに容易に確保できる。
材のスライド操作により標準状態及び増速状態に切換操
作自在な機械操作式の前輪変速装置を備えた四輪駆動型
作業車において、従来のカムプレートや揺動アーム等に
代えて比較的単純な構成のバネにより、前輪の操向範囲
と前輪変速装置におけるシフト部材のスライド範囲との
差を吸収するように構成することによって、前輪と前輪
変速装置との連係構造の簡素化を図ることができた。
ように構成した場合と同様に前述の請求項1の「発明の
効果」を備えている。請求項2のように構成すると、連
係機構のバネを操作部材側(前輪変速装置側)に配置す
ることにより、連係機構のバネを配置する為のスペース
が容易に確保できるので、連係機構の配置のコンパクト
化の面で有利である。
ように構成した場合と同様に前述の請求項1及び2の
「発明の効果」を備えている。請求項3のように構成す
ると、連係機構のバネが圧縮されて短くなる点、連係機
構のバネが前輪変速装置のケースの横側部に沿って機体
前後方向に配置される点によって、連係機構の配置のコ
ンパクト化の面でさらに有利なものになると共に、連係
機構のバネを支持する専用の部材が不要になるので、構
造の簡素化の面でも有利である。
ように構成した場合と同様に前述の請求項1,2,3の
「発明の効果」を備えている。請求項4のように構成す
ると、シフト部材が摩擦クラッチを押圧入り操作し始め
た際に、摩擦クラッチの押圧入り操作側への付勢力がバ
ネに素早く発生して増速状態が現出されるので、増速状
態の現出の遅れによる旋回性能の低下が未然に防止され
る。そして、連係機構のバネを初期圧縮状態として自由
長の状態よりも短くしているので、連係機構の配置のコ
ンパクト化の面でさらに有利なものになる。
する。図1に示すように、操向操作自在な前輪1及び後
輪2で支持された機体の中央に操縦部3を備えて、四輪
駆動型作業車の一例である農用トラクタを構成してい
る。図1及び図3に示すように、機体前部のエンジン4
の動力が主クラッチ5から、出力軸6、第1伝動ギヤ7
(後述する前輪変速装置11の入力軸15に相対回転自
在に外嵌)、第2伝動ギヤ8(後述する前輪変速装置1
1の出力軸16に相対回転自在に外嵌)及び第1伝動軸
9を介して、機体後部のミッションケース10に伝達さ
れる。前輪1の後側において主クラッチ5に下部の前輪
変速装置11が配置されており、ミッションケース10
からの動力が第2伝動軸12を介して前輪変速装置11
に伝達され、前輪変速装置11からの動力が前輪出力軸
13を介して、前車軸ケース14に伝達され左右の前輪
1に伝達される。
る。図3に示すように、主クラッチ5の下側において入
力軸15及び出力軸16が上下に配置され、ミッション
ケース10からの第2伝動軸12が入力軸15に接続さ
れている。入力軸15に標準入力ギヤ17及び増速入力
ギヤ18が形成されており、出力軸16に相対回転自在
に外嵌された標準出力ギヤ19に標準入力ギヤ17が咬
合し、出力軸16に備えられた多板式の摩擦クラッチ2
0のギヤ20aに、増速入力ギヤ18が咬合している。
出力軸16にシフト部材21がスプライン構造にて一体
回転及びスライド自在に外嵌されており、バネ22によ
りシフト部材21が標準出力ギヤ19側に付勢されてい
る。
勢力でシフト部材21は標準入力ギヤ19に咬合してお
り、入力軸15に伝達される動力が標準入力ギヤ19、
出力軸16及び出力ギヤ23を介して、前輪1及び後輪
2が略同じ速度で駆動される標準状態で前輪出力軸13
に伝達される。シフト部材21を図3の紙面右方にスラ
イド操作してシフト部材21により摩擦クラッチ20を
押圧入り操作すると、入力軸15に伝達される動力が摩
擦クラッチ20、出力軸16及び出力ギヤ23を介し
て、前輪1が後輪2よりも高速で駆動される増速状態で
前輪出力軸13に伝達される。
のスライド操作構造について説明する。図3及び図10
に示すように前輪変速装置11を覆うケース27の下部
に、第1操作軸24(操作部材に相当)及び第2操作軸
25が回転自在に支持され、第2操作軸25に固定され
たシフトフォーク25bが前輪変速装置11のシフト部
材21に係合している。図8,9,10に示すように、
第1操作軸24にボス部材26が一体回転及びスライド
自在に外嵌され、ボス部材26に固定された操作アーム
26aが、第2操作軸25に固定された操作アーム25
aに上側から接当している。第1操作軸24がケース2
7から横外方に突出しており、図4及び図6に示すよう
に第1操作軸24の突出端に、操作アーム28(操作部
材に相当)が固定されている。
4の後部の縦軸芯P1周りに、機体の前後方向に沿って
揺動する天秤アーム29(変位部材に相当)が支持され
ており、前輪1を前車軸ケース14に対して揺動自在に
支持する前輪支持部材30と天秤アーム29とに亘り、
連係ロッド31が接続されている。前車軸ケース14の
前部にステアリングギヤボックス46及びピットマンア
ーム47が配置され、ピットマンアーム47と左右の前
輪支持部材30とがタイロッド48を介して連結されて
おり、図1に示す操縦部3の操縦ハンドル45とステア
リングギヤボックス46とがステアリング軸49により
接続されている。
ド状の連係部材32が配置され、コイル状のバネ33が
前輪変速装置11側に配置されて、連係部材32とバネ
33とが直列に配置されて連係機構34が構成されてい
る。連係機構34における連係部材32の端部が天秤ア
ーム29の端部に接続され、連係機構34におけるバネ
33の端部が、操作アーム28に接続されている。
を備えた連結軸35が操作アーム28の端部に回転自在
に支持されて、一対のピン36により図6の紙面上下方
向での連結軸35の位置が決められている。連係部材3
2が連結軸35の横向きの開孔(連係部材32の外径よ
りも少し大径)に挿入され、連係部材32に一対のL字
状の支持部材37が上向き及び下向きに外嵌されて、支
持部材37に固定されたピン37aが連結軸35の縦向
きの開孔に挿入されている。
係部材32が図6及び図7の紙面左右方向にスライド自
在に支持される。連結軸35の横向きの開孔(連係部材
32の外径よりも少し大径)及び支持部材37により、
連係部材32が連結軸35に対して図6の紙面上下方向
に揺動自在に支持されるのであり、連結軸35により連
係部材32が図4及び図7の紙面上下方向に揺動自在に
支持される。図4及び図6に示すように連係部材32の
端部において、一対のリング部材38により挟み込まれ
るようにしてバネ33が外嵌され、バネ33を自由長か
ら少し圧縮した初期圧縮状態となるように、ピン39
(図7参照)が連係部材32に取り付けられている。
45により前輪1を直進位置に操作している状態であ
り、図3に示すように前輪変速装置11のシフト部材2
1は、バネ22の付勢力で標準出力ギヤ19に咬合して
おり、前輪1と後輪2とが略同じ速度で駆動される標準
状態となっている。以上の直進位置の状態から操縦ハン
ドル45により前輪1を右又は左に操向操作していく
と、図2に示す前輪支持部材30が右又は左に揺動操作
されて、連係ロッド31が前輪支持部材30側に引き操
作されていく。これにより、変位部材29が図2の紙面
反時計方向に揺動し連係部材32が前輪1側に引き操作
され、バネ33により操作アーム28が図4の紙面時計
方向に揺動操作されていき、第1操作軸24のボス部材
26の操作アーム26aが、第2操作軸25の操作アー
ム25aを図4の紙面下方に押し操作し、第2操作軸2
5が図3の紙面時計方向に回転して、シフトフォーク2
5bにより、前輪変速装置11のシフト部材21が摩擦
クラッチ20側(増速状態側)にスライド操作されてい
く。
で操向操作すると、操作アーム28が図5に示す位置ま
で揺動操作されて、前輪変速装置11のシフト部材21
が摩擦クラッチ20を押圧入り操作し、シフト部材21
がそれ以上スライド操作されない状態となり、前輪1が
後輪2よりも高速で駆動される増速状態となる。この状
態から前輪1をさらに右又は左の設定角度以上に操向操
作して、連係部材32が前輪1側に引き操作されていく
と、前輪変速装置11のシフト部材21及び操作アーム
28が、摩擦クラッチ20を押圧入り操作した位置(図
5に示す操作アーム28の位置)に残された状態で、連
係部材32が操作アーム28の連結軸35に対し前輪1
側(図5の紙面左方)にスライド操作されていきなが
ら、バネ33が圧縮されていく。右又は左の操向限度に
まで前輪1を操向操作した場合、バネ33は図5に示す
ストロークLだけ圧縮される。
により前輪1を右又は左に操向操作した際に、前輪変速
装置11が標準状態から増速状態に切換操作される状態
と、切換操作されない状態とを設定することができるの
であり、次にこの構造について説明する。図8,9,1
0に示すように、前輪変速装置11のケース27に縦向
きの操作軸40が回転自在に支持され、操作軸40の操
作アーム40aが第1操作軸24のボス部材26に係合
している。図4及び図9に示すように、ケース27の外
側において横軸芯P2周りにL字状の操作部材41が揺
動自在に支持されており、操作軸40の操作アーム40
bと操作部材41の一端とに亘り連係ロッド42が接続
されている。操縦部3の上部に備えられた切換レバー
(図示せず)と操作部材41とに亘り連係ロッド44が
接続されており、操縦部3の横側に備えられた変速レバ
ー(図示せず)と操作部材41とに亘り連係ロッド43
が接続されている。
N位置に操作し、変速レバーを低速側に操作している状
態である。この状態において、第1操作軸24のボス部
材26が図9の紙面上方にスライド操作されて、ボス部
材26の操作アーム26aと第2操作軸25の操作アー
ム25aの位置とが、図9及び図10に示すように一致
している状態である。この状態で前述のようにして操縦
ハンドル45により前輪1が右又は左に操向操作され
て、第1操作軸24及びボス部材26が図4の紙面時計
方向に回転操作されると、ボス部材26の操作アーム2
6aが第2操作軸25の操作アーム25aに接当しこれ
を押し操作して、前輪変速装置11が標準状態から増速
状態に切換操作される。
連係ロッド42が図4の紙面上方に引き操作され、変速
レバーを低速側に操作すると連係ロッド43が図4の紙
面右方に引き操作されて、操作部材41が図4の紙面反
時計方向に揺動操作される。これにより、第1操作軸2
4のボス部材26が図9の紙面下方にスライド操作され
て、ボス部材26の操作アーム26aが第2操作軸25
の操作アーム25aの位置から図9の紙面下方(図10
の紙面左方)に外れる。従って、以上の状態で操縦ハン
ドル45により前輪1が右又は左に操向操作されて、第
1操作軸24及びボス部材26が図4の紙面時計方向に
回転操作されても、ボス部材26の操作アーム26aは
第2操作軸25の操作アーム25aに接当せず、前輪変
速装置11は増速状態に切換操作されず標準状態に残さ
れる。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
ーム、連係機構の連係部材及びバネ付近の側面図
態での操作アーム、連係機構の連係部材及びバネ付近の
側面図
ーム、連係機構の連係部材及びバネ付近の平面図
接続部分の縦断側面図
側面図
平面図
面図
Claims (4)
- 【請求項1】 前輪(1)と後輪(2)とが略同じ速度
で駆動される標準状態及び前輪(1)が後輪(2)より
も高速で駆動される増速状態に、シフト部材(21)の
スライド操作によって切換操作自在な前輪変速装置(1
1)を備えて、前記前輪変速装置(11)を前記前輪
(1)の後側に配置し、 前記前輪変速装置(11)のシフト部材(21)をスラ
イド操作する操作部材(24),(28)を、前記前輪
変速装置(11)を覆うケース(27)から横外方に突
出させ、前記操作部材(24),(28)の機体前後方
向の変位操作で前記前輪変速装置(11)のシフト部材
(21)がスライド操作されるように構成すると共に、 左右に操向操作される前記前輪(1)の操向操作に連動
して機体前後方向に変位する変位部材(29)と、連係
部材(32)及び融通用のバネ(33)を直列に接続し
た連係機構(34)とを備えて、 前記連係機構(34)の一端を前記変位部材(29)に
接続し、前記連係機構(34)の他端を前記操作部材
(24),(28)に接続して、前記前輪(1)を直進
位置から右又は左に操向操作していくと、前記変位部材
(29)及び連係機構(34)により前記操作部材(2
4),(28)が機体前後方向に変位操作されて、前記
前輪変速装置(11)が標準状態から増速状態に切換操
作されるように構成してある四輪駆動型作業車。 - 【請求項2】 前記連係機構(34)の一端側に前記連
係部材(32)を配置し、他端側に前記バネ(33)を
配置すると共に、前記連係機構(34)における連係部
材(32)の端部を前記変位部材(29)に接続し、前
記連係機構(34)におけるバネ(33)の端部を前記
操作部材(24),(28)に接続してある請求項1記
載の四輪駆動型作業車。 - 【請求項3】 前記連係機構(34)の連係部材(3
2)をロッド状に構成し、前記連係機構(34)のバネ
(33)をコイル状に構成して、前記ロッド状の連係部
材(32)における前記操作部材(24),(28)側
の端部に、前記コイル状のバネ(33)を外嵌すると共
に、 前記連係機構(34)におけるロッド状の連係部材(3
2)の端部を前記変位部材(29)に接続し、前記連係
機構(34)におけるロッド状の連係部材(32)の反
対側を前記操作部材(24),(28)にスライド自在
に支持させて、前記連係機構(34)におけるコイル状
のバネ(33)の端部を前記操作部材(24),(2
8)に接続してある請求項2記載の四輪駆動型作業車。 - 【請求項4】 前記シフト部材(21)を増速状態側に
スライド操作すると、前記シフト部材(21)が多板式
の摩擦クラッチ(20)を押圧入り操作して、増速状態
が現出されるように前記前輪変速装置(11)を構成す
ると共に、前記連係機構(34)におけるコイル状のバ
ネ(33)を、初期圧縮状態で前記連係機構(34)に
おけるロッド状の連係部材(32)に外嵌してある請求
項3記載の四輪駆動型作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10720695A JP3447423B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 四輪駆動型作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10720695A JP3447423B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 四輪駆動型作業車 |
Publications (2)
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