JPH08300791A - 吸引口の閉塞を防止した減圧式孔版印刷方法および装置 - Google Patents

吸引口の閉塞を防止した減圧式孔版印刷方法および装置

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JPH08300791A
JPH08300791A JP13852995A JP13852995A JPH08300791A JP H08300791 A JPH08300791 A JP H08300791A JP 13852995 A JP13852995 A JP 13852995A JP 13852995 A JP13852995 A JP 13852995A JP H08300791 A JPH08300791 A JP H08300791A
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stencil
wall surface
suction port
pressure chamber
diaphragm
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JP13852995A
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Yoshiji Noguchi
芳史 野口
Akio Kobayashi
章郎 小林
Masakazu Kouno
雅主 河野
Teru Ikezawa
輝 池澤
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイヤフラムを枠体に張設して第1の壁面を
構成し、該第1の壁面を対向する第2の壁面に枠状のパ
ッキンを介して積層して構成した圧力チャンバの減圧時
におけるダイヤフラムの押圧力を利用した押圧式孔版印
刷装置において、上記壁面に設けられた吸引口付近にお
ける減圧時の壁面同士の密着を防止して吸引口の閉塞を
防止する。 【構成】 減圧手段(6)に連通する吸引口(24)付
近に第1の壁面(2)と第2の壁面(1)との密着を防
止するためのスペーサ(73)を両壁面間に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷方法及び装置
に関し、特に、減圧式の押圧式孔版印刷方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷面が大きくても所定濃度、均一濃度
の孔版印刷を行なうに適している押圧式孔版印刷装置と
して、可橈性または弾性の少なくとも何れか一方を備え
たダイヤフラムを張設してなる壁面を備えた箱体からな
る圧力チャンバと、該圧力チャンバを減圧する減圧手段
と、該圧力チャンバ内に孔版原紙をダイヤフラムに対向
させて固定する孔版原紙支持手段とを備えてなる減圧式
の孔版印刷装置が、特開平6−270523号公報に提
案されている。
【0003】この減圧式の孔版印刷装置は、形状を自己
保持できる硬度の印刷インキを用い、当該印刷インキを
孔版原紙上にインキ塊として載置し、前記箱体内に孔版
原紙をそのインキ塊載置面側をダイヤフラム側としてダ
イヤフラムに対向させて取り付け、箱体を減圧すること
により、ダイヤフラムを孔版原紙上のインキ塊に密着さ
せると共に孔版原紙を被印刷面に密着させ、ダイヤフラ
ムにより孔版原紙上のインキ塊に押圧力を与えて前記被
印刷面に孔版印刷を行なうものである。
【0004】この特開平6−270523号公報の孔版
印刷装置の圧力チャンバとして用いられている箱体は、
中央開口部にダイヤフラムが張設された枠体を蓋部部材
とし、該蓋部部材と上方開口の箱本体とを蝶番によって
開閉自在に接続して構成されているが、ダイヤフラムに
は可橈性のある材質を使用しているとしても、箱体のそ
の他の部分の材質については特に言及していない。ま
た、該箱体の気密性を高めるために、箱本体と蓋部部材
との接合面部にゴム磁石板を貼着することを提案してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、この特開
平6−270523号に記載の孔版印刷方法を応用した
構造の簡易な孔版印刷装置として、枠体とこれに張設さ
れた可橈性又は弾性の少なくとも何れか一方を備えたダ
イヤフラムとからなる第1の壁面を第2の壁面に枠状の
パッキンを介して積層して圧力チャンバ構成し、該圧力
チャンバの減圧のための吸引口を上記第1及び第2の壁
面の少なくとも何れか一方に設けた孔版印刷装置を提案
している。
【0006】この圧力チャンバでは、パッキンを介して
積層される壁面は平板状のものとすることできるので構
造が単純になるが、その壁面が大きい場合や、ダイヤフ
ラムを支持する枠体として可橈性の高い材質を採用した
場合、あるいは、パッキンに柔軟性の高いものを選択し
た場合、壁面の一部が対向する他の壁面に密着し、壁面
に設けた吸引口が閉塞され、印刷に必要な減圧力が得ら
れないことがある。
【0007】本発明は、枠体とこれに張設されたダイヤ
フラムとからなる第1の壁面と、これに対向する第2の
壁面とを枠状のパッキンを介して積層して形成した圧力
チャンバを用いた孔版印刷方法及び装置において、減圧
時に壁面に形成された吸引口が閉塞されることのないよ
うにした減圧式の孔版印刷方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決しようとする手段】上記目的は、本発明に
よれば、形状を自己保持できる硬度の印刷インキを用
い、当該印刷インキを孔版原紙上にインキ塊として載置
し、一部壁面を可橈性又は弾性の少なくとも何れか一方
を備えたダイヤフラムにより構成した圧力チャンバ内に
前記孔版原紙をそのインキ塊載置面側を当該ダイヤフラ
ムと対向させて配置し、前記圧力チャンバを減圧するこ
とにより前記ダイヤフラムを前記孔版原紙上のインキ塊
に密着させると共に前記孔版原紙を被印刷面に密着さ
せ、前記ダイヤフラムにより前記孔版原紙上のインキ塊
に押圧力を加えて前記被印刷面に孔版印刷を行なう孔版
印刷方法において、枠体とこれに張設されたダイヤフラ
ムとから構成した壁面を別の壁面に枠状のパッキンを介
して積層することにより圧力チャンバを形成し、上記両
壁面の少なくとも何れか一方に減圧のための吸引口を設
けるとともに該吸引口付近に上記両壁面の密着を防止す
るためのスペーサを設けたことを特徴とする孔版印刷方
法によって達成される。
【0009】この孔版印刷方法は、枠体とこれに張設さ
れた可橈性又は弾性の少なくとも何れか一方を備えたダ
イヤフラムとからなる第1の壁面を第2の壁面に枠状の
パッキンを介して積層してなる圧力チャンバと、該圧力
チャンバ内において孔版原紙を前記ダイヤフラムと対向
させて配置する孔版原紙支持手段と、該圧力チャンバ内
において印刷用紙を前記孔版原紙と前記第2の壁面との
間に配置する印刷用紙支持手段と、該圧力チャンバの減
圧手段とを有してなる孔版印刷装置において、前記減圧
手段と連通する吸引口を前記第1及び第2の壁面の少な
くとも何れか一方に設けるとともに、該吸引口付近に前
記第1の壁面と第2の壁面との密着を防止するためのス
ペーサを設けたことを特徴とする孔版印刷装置によって
実施することができる。
【0010】本発明において、スペーサは、圧力チャン
バの減圧時に吸引口が圧力チャンバの壁面に密着して閉
塞されるのを防止するものであれば特に限定されず、例
えば、孔版原紙として、孔版原紙を厚紙、プラスチック
等による枠に張設してなる孔版原紙ユニットを用い、こ
の孔版原紙ユニットの枠の部分を吸引口付近に配置させ
てスペーサとしてもよい。また、前記パッキンを前記吸
引口付近に配置してスペーサとしてもよい。また、圧力
チャンバ内に硬質材片をスペーサとして前記吸引口付近
に配置してもよく、該硬質材片は上記孔版印刷装置の第
1の壁面または第2の壁面に突起として設けてもよい。
また、第1の壁面または第2の壁面の少なくとも何れか
一方の圧力チャンバ側の表面に、前記吸引口に連通する
凹凸を設けて、その凸部をスペーサとして機能させるこ
ともできる。さらには、通気路が形成されたフランジを
一端に備える円筒管を、該フランジを圧力チャンバ側と
して前記吸引口に挿入し、該フランジをスペーサとして
機能させるともできる。
【0011】本発明において、前記枠体はダイヤフラム
を支持するに十分な強度を備えていればよく、該枠体の
可橈性はダイヤフラムの可橈性よりも低いことが必要で
あり、例えば、弾性のある金属やプラスチックから形成
することができる。また、該枠体は、全ての方向に可橈
性のある材質で形成すると、減圧印刷時にダイヤフラム
が孔版原紙及びそれに載置されたインキ塊に良好に密着
し均一な押圧力が加わえられるので好ましい。このよう
な可橈性の高い枠体に吸引口を形成した場合は吸引口が
閉塞され易くなるが、本発明のスペーサを用いることに
より吸引口の閉塞は有効に防止できる。
【0012】尚、ダイヤフラムは減圧時に、インキが施
された孔版原紙上に押圧力を与えて印刷用紙Pに印刷を
施し得るものであれば、いかなる材質のものであっても
よいが、例えば、軟質塩化ビニル、ゴム等の可橈性また
は弾性を備えた柔軟な薄膜により構成することができ
る。
【0013】また、パッキンは密閉された圧力チャンバ
を形成するものであれば、いかなる材質のものであって
もよいが、通気性が無く押圧時の減圧力に支障をきたさ
ない柔軟性、復帰性を持ったもの、例えばEPDM等ででき
たものを使用することが好ましい。また、パッキンとし
て伸縮性の高いものを用いると、減圧印刷時にダイヤフ
ラムが孔版原紙及びそれに載置されたインキ塊に良好に
密着し均一な押圧力が加えられるので好ましい。このよ
うな伸縮性の高いパッキンを用いた場合も吸引口が閉塞
され易くなるが、本発明のスペーサを用いることにより
吸引口の閉塞は有効に防止できる。
【0014】
【作用】ダイヤフラムを備えた第1の壁面を枠状のパッ
キンを介して第2の壁面に積層してなる圧力チャンバ
は、減圧時に第1の壁面と第2の壁面との間隔が狭まる
傾向があり、減圧のための吸引口を前記第1又は第2の
壁面の少なくとも何れか一方に開口させた場合、減圧の
程度によっては第1の壁面と第2の壁面が密着すること
もあるが、吸引口付近にスペーサを配置したことによ
り、減圧時に吸引口付近で第1の壁面と第2の壁面の密
着が防止がされ、吸引口の閉塞も防止されるので、減圧
のための通気路が確保され、より強い減圧力を得ること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施
例について説明する。
【0016】図1乃至3は本発明の孔版印刷装置の一具
体例を示す断面図であり、概略的には、基台1と、上板
2と、パッキン3と、減圧手段6とから構成されてい
る。ここで、上板2は上記第1の壁面として位置づけら
れ、基台1は上記第2の壁面として位置づけられる。
【0017】基台1は矩形の下板11からなり、その中
央部に印刷用紙支持手段としての印刷用紙載置台13が
載置されている。
【0018】上板2は、中央に矩形開口部を備える矩形
の枠体21を備え、該枠体の外周形状と同じ形状のダイ
ヤフラム22が枠体21の下方面に積層され接着されて
おり、ダイヤフラム22の下方面にはその周辺部に沿っ
て枠状のパッキン3が取り付けられており、その内方に
は孔版原紙支持手段5が設けられており、さらに、枠体
21とダイヤフラム22を穿孔した吸引口24が設けら
れている。そして、該吸引口24は減圧手段6と連通し
ている。
【0019】この装置で使用される孔版原紙は、図5か
ら明らかなように、枠42に孔版原紙41を張設した孔
版原紙ユニット4として構成されており、該孔版原紙ユ
ニット4は、各長辺に沿って枠42上に夫々5個の穴4
5が穿孔されており、孔版原紙支持手段5として一対の
マジックテープ51及び52を使用するようにされてい
る。図4及び5に示されるように、このマジックテープ
51及び52の一方52は孔版原紙ユニット4の各穴4
5が装着時に対向する上板2の各部分に穴45と同形状
の突起としてダイヤフラム22上に配置され、他方51
はマジックテープそのものを利用した帯状の形状とし
て、突起状のマジックテープ52の列に沿って貼着でき
るように用意されている。
【0020】ここにおいて、マジックテープとは、非粘
着性の繰り返し付けたり剥がしたりできる一対の付着テ
ープを意味し、具体的には、多数のループが表面上に設
けられた一方と該ループと係合する繊維が表面上に設け
られた他方の一対からなる付着テープであり、「ベルク
ロ(Velcro)」等の商品名で市販されている。
【0021】また、この装置において、パッキン3には
通気性の無い伸縮性の高い材質のものを使用し、印刷用
紙載置台13には軟質で通気性の良い伸縮性の高い材質
でできたものを使用している。印刷用紙載置台13が通
気性の無い硬質のものであると目的の印刷が得られにく
いが、通気性の良い伸縮性の高いものを使用した場合、
減圧時に圧力チャンバ内の吸引効率が良くなり、吸引力
の弱いポンプでも目的の印刷が良好に得られる。
【0022】かくして、図2に示されるように、この孔
版印刷装置は、上板2をパッキン3を介して基台1の下
板11に載置させるだけで、簡単に上板2と下板11と
パッキン3とで壁面が構成された圧力チャンバを形成す
ることができる。
【0023】印刷時は、上板2を基台1に載置する前
に、孔版原紙ユニット4の孔版原紙41上に、形状を自
己保持できる硬度の印刷インキをインキ塊44として載
置し、その上にインキカバーシート43を被覆させた
後、該孔版原紙ユニット4を、そのインキ塊載置面をダ
イヤフラム22に対向させるとともに、図2および図4
に示されるように、孔版原紙ユニット4の各穴45を突
起状の各マジックテープ52に嵌合させた状態で(図2
参照)、該マジックテープ52の列に沿って帯状のマジ
ックテープ51を貼着する(図4参照)ことで、孔版原
紙ユニット4を上板2と帯状マジックテープ51との間
に挟持させて固定することができる。
【0024】この孔版原紙ユニット4は、孔版原紙41
を厚紙、プラスチック等による枠42に張設するととも
に、インキカバーシート43が開閉可能に貼着されてな
るものであるが、該インキカバーシート43は不要であ
れば設けなくてもよい。なお、孔版原紙ユニット4は実
開昭51−132007号公報に示されている孔版原紙
ユニットと実質的に同一構造のものであってよく、その
詳細については当該公報を参照されたい。また、孔版原
紙は、感熱孔版原紙として、インキ不通過性の熱可塑性
プラスチックスフィルムとインキの通過を自由に許す和
紙、織布等によるシート状の多孔性支持体との積層体に
より構成されたものを用いることができる。
【0025】また、ここで使用される印刷インキとして
は、特公昭54−23601号公報に示されるような、
スプレッドメータによる1分値が32以下で、形状を自
己保持できる硬度を有するエマルジョンタイプの印刷イ
ンキであることが好ましく、更にはチキソトロピー性を
有していてもよい。
【0026】かくして、図2に示すように、基台1の印
刷用紙載置台13に印刷用紙Pを載置し、孔版原紙ユニ
ット4が装着された上板2を基台1の上へパッキン3を
介して積層して圧力チャンバを形成し、図3に示すよう
に、上板2の吸引ポート24に連通した減圧手段6によ
って圧力チャンバを減圧させると、ダイヤフラム22が
孔版原紙上のインキ塊44に密着するとともに孔版原紙
41を印刷用紙Pに密着させ、さらに孔版原紙上のイン
キ塊44に押圧力を加えるので、印刷用紙Pに孔版印刷
が施される。
【0027】パッキン3に伸縮性があり、印刷用紙載置
台13が通気性の良い伸縮性の高いものであるため、ど
ちらも減圧時に収縮し、上板2と下板11との間隔が狭
くなるので、ダイヤフラム22は孔版原紙に良好に密着
しインキ塊に均等な押圧力を加えることができる。しか
し、この場合、減圧時に特に吸引口24付近で上板2と
下板11とが密着し、吸引口24が閉塞してしまうこと
がある。この閉塞は、枠体21、パッキン3、印刷用紙
載置台13の少なくとも何れか1つに可橈性または伸縮
性の高いものを使用した場合に起きやすい。
【0028】この装置では、吸引口24付近で上板2と
下板11とが密着するのを防止するために、図6に拡大
して示すように、孔版原紙ユニット4の枠42を吸引口
24付近に位置させるとともに、パッキン3 も吸引
口24付近に位置するように構成しているので、減圧時
に該枠42と該パッキン3が上板2と下板11との間の
スペーサとして機能し、上板2と下板11が吸引口24
付近で互いに密着するのを防止し、吸引口24が閉塞さ
れるのを防止している。尚、枠42とパッキン3の何れ
か一方を吸引口24付近に位置させて、同様のスペーサ
しての機能を発揮させることも可能である。
【0029】また、図7に示されるように、吸引口24
付近に硬質材片71を上板2と下板11との間に配置す
ることによって同様のスペーサとしての機能を発揮させ
ることができる。この硬質材片71は上板2または下板
11の圧力チャンバ側の面に突起として形成してもよ
い。また、図示しないが、上板2または下板11の圧力
チャンバ側の面に吸引口24と連通する凹凸を形成し
て、その凹部を通気路とし、凸部をスペーサとして機能
させることもできる。
【0030】また、図8及び9に示すように、一端にフ
ランジ74を備えた円筒管72のフランジ端面に溝73
を設け、この円筒管72のフランジ74側を圧力チャン
バ側として、吸引口24に挿入して、該フランジ74を
スペーサとして機能させることもできる。図8に示され
るように、該フランジは減圧時に下板11に当接する
が、溝73を介して通気路が形成されるので、吸引口2
4が閉塞されることはない。
【0031】
【発明の効果】本発明は、枠体とこれに張設されたダイ
ヤフラムとからなる第1の壁面を第2の壁面と枠状のパ
ッキンを介して積層し、両壁面の少なくとも何れか一方
に減圧のための吸引口を設けた圧力チャンバを用いた孔
版印刷方法及び装置において、圧力チャンバ内において
該吸引口付近にスペーサを設ける構成としたので、減圧
時に両壁面同士が吸引口付近で密着するのが防止され、
吸引口の閉塞も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の孔版印刷装置の具体例を分解して示す
断面図である。
【図2】図1の孔版印刷装置を組み立てた常圧時の状態
を示す断面図である。
【図3】図2の孔版印刷装置の減圧時の状態を示す断面
図である。
【図4】(a)は図3の上板を、孔版原紙を取り付けた状
態で示す平面図であり、(b)はその底面図である。
【図5】図4の上板を分解した状態で示す斜視図であ
る。
【図6】図3の孔版印刷装置の吸引口付近に採用したス
ペーサの構成を示す断面図である。
【図7】図6のスペーサの別の具体例を示す断面図であ
る。
【図8】図6のスペーサのさらに別の具体例を示す断面
図である。
【図9】(a)は図8で用いたフランジ付き円筒管の底面
図、(b)はその側面図である。
【符号の説明】
1 基台(第2の壁面) 11 下板 13 印刷用紙載置台(印刷用紙支持手段) 2 上板(第1の壁面) 21 枠体 22 ダイヤフラム 24 吸引口 3 パッキン 4 孔版原紙ユニット 41 孔版原紙 42 枠 43 カバーシート 44 インキ塊 45 穴 5 孔版原紙支持手段 51 マジックテープ 52 マジックテープ 6 減圧手段 71 硬質材片 72 円筒管 73 溝 74 フランジ P 印刷用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池澤 輝 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状を自己保持できる硬度の印刷インキ
    を用い、当該印刷インキを孔版原紙上にインキ塊として
    載置し、一部壁面を可橈性又は弾性の少なくとも何れか
    一方を備えたダイヤフラムにより構成した圧力チャンバ
    内に前記孔版原紙をそのインキ塊載置面側を当該ダイヤ
    フラムと対向させて配置し、前記圧力チャンバを減圧す
    ることにより前記ダイヤフラムを前記孔版原紙上のイン
    キ塊に密着させると共に前記孔版原紙を被印刷面に密着
    させ、前記ダイヤフラムにより前記孔版原紙上のインキ
    塊に押圧力を加えて前記被印刷面に孔版印刷を行なう孔
    版印刷方法において、枠体とこれに張設されたダイヤフ
    ラムとから構成した壁面を別の壁面に枠状のパッキンを
    介して積層することにより圧力チャンバを形成し、上記
    両壁面の少なくとも何れか一方に減圧のための吸引口を
    設けるとともに該吸引口付近に上記両壁面の密着を防止
    するためのスペーサを設けたことを特徴とする孔版印刷
    方法。
  2. 【請求項2】 枠体とこれに張設された可橈性又は弾性
    の少なくとも何れか一方を備えたダイヤフラムとからな
    る第1の壁面を第2の壁面に枠状のパッキンを介して積
    層してなる圧力チャンバと、該圧力チャンバ内において
    孔版原紙を前記ダイヤフラムと対向させて配置する孔版
    原紙支持手段と、該圧力チャンバ内において印刷用紙を
    前記孔版原紙と前記第2の壁面との間に配置する印刷用
    紙支持手段と、該圧力チャンバの減圧手段とを有してな
    る孔版印刷装置において、前記減圧手段と連通する吸引
    口を前記第1及び第2の壁面の少なくとも何れか一方に
    設けるとともに、該吸引口付近に前記第1の壁面と第2
    の壁面との密着を防止するためのスペーサを設けたこと
    を特徴とする孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 孔版原紙として、枠に孔版原紙を張設し
    てなる孔版原紙ユニットを用い、該孔版原紙ユニットの
    枠をスペーサとして前記吸引口付近に配置する請求項2
    に記載の孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記パッキンをスペーサとして前記吸引
    口付近に配置する請求項2または3に記載の孔版印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の壁面と前記第2の壁面との間
    に硬質材片をスペーサとして前記吸引口付近に配置する
    請求項2に記載の孔版印刷装置。
  6. 【請求項6】 該硬質材片は前記第1の壁面に突起とし
    て設けられている請求項5に記載の孔版印刷装置。
  7. 【請求項7】 該硬質材片は前記第2の壁面に突起とし
    て設けられている請求項5に記載の孔版印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の壁面の少なくとも何
    れか一方の圧力チャンバ側の表面に前記吸引口に連通す
    る凹凸を設けてスペーサを形成する請求項2に記載の孔
    版印刷装置。
  9. 【請求項9】 通気路が形成されたフランジを一端に備
    える円筒管を、該フランジを圧力チャンバ側として前記
    吸引口に挿入して該フランジをスペーサとした請求項2
    に記載の孔版印刷装置。
  10. 【請求項10】 印刷用紙支持手段を通気性が高く伸縮
    性の高い材質でできた印刷用紙載置台として第2の壁面
    上に載置した請求項2に記載の孔版印刷装置。
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