JPH08300699A - サーマル記録装置 - Google Patents

サーマル記録装置

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Publication number
JPH08300699A
JPH08300699A JP10986795A JP10986795A JPH08300699A JP H08300699 A JPH08300699 A JP H08300699A JP 10986795 A JP10986795 A JP 10986795A JP 10986795 A JP10986795 A JP 10986795A JP H08300699 A JPH08300699 A JP H08300699A
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JP
Japan
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roller
lever
pinch
recording material
optical fixing
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Pending
Application number
JP10986795A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Tanizaki
淳一 谷崎
Takeshi Homan
剛 宝満
Toshibumi Abe
俊文 安部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー感熱記録材料の搬送経路を光定着器の
有効光エネルギー領域内に配置でき、所定の記録エリア
に所定の定着時間で定着できるサーマル記録装置を提供
することを目的とする。 【構成】 カラー感熱記録材料10をキャプスタンロー
ラ6とピンチローラ7とで挟持し、副走査方向に複数回
往復搬送する際にサーマルヘッド12とプラテンローラ
13の間を通過させて各感熱発色層に選択的に熱記録
し、光定着器22から照射して光定着するサーマル記録
装置において、ピンチローラ7をキャプスタンローラ6
に当接する位置と離間する位置とに回動させるピンチレ
バー11を設け、ピンチレバー11の支点11bを、キ
ャプスタンローラ6に対してプラテンローラ13の側に
配置し、光定着器22を排紙案内板23に近接して配置
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー感熱記録材料にビ
デオ画像などを熱記録するサーマル記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】サーマル記録装置には、例えば特開昭6
1−213169号公報に記載されているように、支持
体の上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエ
ロー感熱発色層を順次層設して、多色画像を直接に熱記
録することができるカラー感熱記録材料が用いられる。
【0003】そして、表面の感熱発色層から順に熱記録
を行い、次の感熱発色層に熱記録する際に、その上にあ
る熱記録済みの感熱発色層が再度熱記録されないように
するため、熱記録後に個々の感熱記録層に特有な波長域
の電磁線を照射し定着している。
【0004】以下、従来のサーマル記録装置について図
9を参照しながら説明する。カラー感熱記録材料10が
セットされるカセット2の下側には給紙ローラ3が設け
られ、給紙ローラ3はステッピングモータ(図示せず)
により回転駆動される。
【0005】給紙案内板4の先にはカラー感熱記録材料
10を検知するためのセンサー5が設けられている。キ
ャプスタンローラ6はステッピングモータ(図示せず)
により回転駆動される。ピンチローラ7の両端部はピン
チレバー11に回転自在に保持されて回転支軸11bを
中心として回動する。
【0006】カラー感熱記録材料10はキャプスタンロ
ーラ6とピンチローラ7によって挟持して保持され副走
査方向に搬送される。12はサーマルヘッド、13はプ
ラテンローラである。プラテンローラ13の両端部はプ
ラテンレバー31に回転自在に保持されプラテンレバー
支軸31bを中心として回動する。
【0007】ピンチレバー11,プラテンレバー31の
回動力は、DCモータ30から駆動カム16,カムレバ
ー8などを介して伝達される。光定着器22は、マゼン
タ用紫外線ランプ20とイエロー用紫外線ランプ19お
よびリフレクタ21とから構成される。
【0008】排紙ローラ対24はステッピングモータ
(図示せず)により回転駆動される。27は排紙トレ
ー、23は排紙案内板である。以下、各構成要素の関係
と動作について説明する。
【0009】シート状をしたカラー感熱記録材料10
は、記録材料面を上方向にしてカセット2に数枚積層さ
れている。ステッピングモータ(図示せず)が逆転駆動
することにより給紙ローラ3が反時計方向に回転し、そ
の最下層の1枚の記録材料が押し出される。
【0010】カセット2から送り出されたカラー感熱記
録材料10は、給紙案内板23と給紙案内板4との間を
通ってキャプスタンローラ6とピンチローラ7に挟持さ
れて矢印A方向に給送される。
【0011】キャプスタンローラ6と給紙ローラ3はス
テッピングモータ(図示せず)によって反時計回りに回
転駆動され、センサー5がカラー感熱記録材料10の後
端を検知した直後にステッピングモータ(図示せず)の
ステップ数を管理させることにより、カラー感熱記録材
料10の記録エリアの先端部をサーマルヘッド12に到
達させる。
【0012】次にステッピングモータ(図示せず)を正
転駆動させて、キャプスタンローラ6を時計回りに回転
させると、ピンチローラ7とキャプスタンローラ6に挟
持されたカラー感熱記録材料10を矢印B方向に搬送し
ながら、イエロー画像が1ラインずつ熱記録される。
【0013】ほぼ同時に、光定着器22のイエロー用紫
外線ランプ19のみが点灯され光定着される。カラー感
熱記録材料10の先端は排紙ローラ対24に挟持されて
排紙トレー27の方に搬送される。
【0014】カラー感熱記録材料10の熱記録が終了後
にも、カラー感熱記録材料の後端部分を光定着させるた
め記録エリアの最後部がイエロー用紫外線に達する位置
まで搬送させながら光定着を行う。
【0015】その直後にステッピングモータ(図示せ
ず)を逆転駆動し、キャプスタンローラ6を反時計回り
に回転させることにより、カラー感熱記録材料10は矢
印A方向に再搬送される。
【0016】このとき、正転駆動された時と同じステッ
プ数だけ逆回転させることにより、サーマルヘッド12
の主走査方向にライン状に配列されている多数の発熱素
子の位置と、カラー感熱記録材料10にイエロー画像が
熱記録された先端の部分が一致する。
【0017】次に、前記のイエロー画像の熱記録と光定
着の時の一連の動作と同じ動作がマゼンタ画像の熱記
録、光定着の時に行われる。ただし、光定着にはマゼン
タ用紫外線ランプ20のみが用いられる。
【0018】最後にシアン画像の熱記録を行うため、再
びステッピングモータ(図示せず)を正転駆動させて、
キャプスタンローラ6が時計回りに回転させ、カラー感
熱記録材料10を矢印B方向に搬送させる。
【0019】シアン画像の熱記録が終了すると、カラー
感熱記録材料10はそのまま排紙通路を通って排紙ロー
ラ対24に挟持されて排紙トレー27の上に排出され
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、光定着器22はピンチレバー11を避けて排紙案
内板側か、もしくはピンチローラ7の上方部に配置しな
ければならない。
【0021】その際、光定着器22の有効光エネルギー
領域が限られているため(各ランプ外径から5mm以
内)、ピンチレバー11を避けて排紙案内板側に配置さ
せた場合はマゼンタの光定着領域に記録エリアの最後部
が届く位置までカラー感熱記録材料10を移動させる必
要があり、しかも、カラー感熱記録材料10はキャプス
タンローラ6とピンチローラ7に挟持される必要がある
ため記録エリアの範囲が狭くなる。
【0022】また、光定着器22をピンチローラ7の上
方部に配置させた場合はカラー感熱記録材料10がイエ
ローの光定着領域外になるため、定着不足になったり、
有効な定着エネルギーを確保するために定着時間を多く
とらなければならないという問題がある。
【0023】本発明は、カラー感熱記録材料の搬送経路
を光定着器の有効光エネルギー領域内に配置でき、所定
の記録エリアに所定の定着時間で定着できるサーマル記
録装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマル記録装
置は、複数の感熱発色層が積層されたカラー感熱記録材
料をキャプスタンローラとピンチローラとで挟持し、副
走査方向に複数回往復搬送する際にサーマルヘッドとプ
ラテンローラの間を通過させてサーマルヘッドによって
各感熱発色層に選択的に熱記録し、特有な電磁線を光定
着器から照射して光定着するサーマル記録装置におい
て、前記ピンチローラをキャプスタンローラに当接する
位置と離間する位置とに回動させるピンチレバーを設
け、ピンチレバーの支点を、前記キャプスタンローラに
対して前記プラテンローラの側に配置したことを特徴と
する。
【0025】
【作用】この構成によると、ピンチローラ回動のための
支点をキャプスタンローラに対してプラテンローラ側に
配置することによって、光定着器を排紙案内板の近傍に
配置できる。
【0026】したがって、カラー感熱記録材料の搬送経
路を光定着器の有効光エネルギー領域内(各ランプ外径
から5mm以内)に配置でき、所定の記録エリアに所定
の定着時間で定着できる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図8に基づ
いて説明する。図1と図3において、2Aは用紙収納部
で、シート状をしたカラー感熱記録材料10が熱記録面
を上面にして積載される。このカラー感熱記録材料10
は図7と図8に示すように構成されている。
【0028】カラー感熱記録材料10は、支持体32の
上にシアン感熱発色層33、マゼンタ感熱発色層34、
イエロー感熱発色層35、保護層36が順次層設されて
いる。支持体32としては、不透明なコート紙やプラス
チックフィルムが用いられる。
【0029】シアン感熱発色層33は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層3
4としては、最大吸収波長が約365nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これと熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
34は、サーマルヘッドでマゼンタ画像を熱記録した
後、365nm付近の紫外線を照射するとジアゾニウム
塩化合物が光分解して発色能力が失われる。
【0030】イエロー感熱発色層35は、最大吸収波長
が約420nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと
熱反応してイエローに発色するカプラーとを含有してい
る。このイエロー感熱発色層35は、420nm付近の
近紫外線を照射すると光定着して発色能力が失われる。
このため、これよりもエネルギーが高い365nmの近
紫外線によっても光定着する。これらのマゼンタ感熱発
色層34およびイエロー感熱発色層35には、ジアゾニ
ウム塩化合物が含まれているため、カラー感熱記録材料
10はもともと薄黄色をしている。
【0031】用紙収納部2Aの下側には給紙ローラ3が
設けられ、給紙ローラ3はステッピングモータ(図示せ
ず)により回転駆動される。給紙案内板4の先にはカラ
ー感熱記録材料10を検知するためのセンサー5が設け
られている。
【0032】6は金属製のキャプスタンローラで、両端
にエッジング加工を施した金属シートが巻きつけられた
構成になっている。7は両端に金属シャフトと一体形成
されたゴムローラ部を持つピンチローラで、キャプスタ
ンローラ6の両端エッジング加工部とピンチローラ7の
ゴム部が押圧するようになっている。
【0033】ピンチローラ7はピンチレバー11に両端
を回転自在に保持され、ピンチレバー11は回転支軸1
1bによって回動自在に枢支されている。また、この回
転支軸11bはキャプスタンローラ6に対してプラテン
ローラ13の側に配置されている。
【0034】12はサーマルヘッド、プラテンローラ1
3はプラテンレバー31に両端を回転自在に保持されて
いる。プラテンレバー31は回転支軸31bによって回
動自在に枢支されている。プラテンレバー31の端部に
はプラテンローラ13をサーマルヘッド12の側に付勢
する方向に付勢バネ29が設けられている。
【0035】ピンチレバー11の端部にはピンチローラ
7をキャプスタンローラ6に付勢する方向に付勢バネ2
8が設けられている。キャプスタンローラ6は、ステッ
ピングモータ(図示せず)により回転駆動される。駆動
カム16は内側にレバー案内溝17が形成されており、
装置本体に取り付けられたDCモータ30により回転駆
動させられ、さらにセンサー(図示せず)を用いて回転
制御される。
【0036】カムレバー8はカムレバー支軸8bを回転
支点として、一端のレバーピン8aを駆動カム16のレ
バー案内溝17に係合させ、他端のレバーピン8cをリ
ンク機構を形成している動作レバー9の溝部9aに係合
させている。図2と図4に示すように動作レバー9の他
端のレバーピン9bは移動レバー15の溝部15aに係
合し、動作レバー9は矢印K、L方向にスライド移動可
能になっている。
【0037】移動レバー15は動作レバー9の動作に連
動して支点15bを中心にして矢印C,D方向に回動す
る。18はプラテン動作レバーで、両端部がプラテンレ
バー31の溝部31aと係合し、装置本体のスライド支
点18bに長孔18aが係合してプラテン動作レバー1
8は矢印E、F方向に移動自在となっている。
【0038】14はピンチ動作レバーで、両端部がピン
チレバー11の溝部11aと係合し、装置本体のスライ
ド支点15bに沿って矢印G、H方向に移動自在となっ
ている。
【0039】図2、図3に示すように、装置が作動して
いない初期状態では、カムレバー8のレバーピン8aが
駆動カム16のレバー案内溝17の初期位置17aに位
置し、レバー案内溝17と係合するカムレバー8は矢印
I方向に回動しており、動作レバー9は矢印L方向に移
動している。それに伴い移動レバー15は矢印C方向に
回動し、移動レバー15に一体形成された突起部15c
がプラテン動作レバー18を矢印E方向に、突起部15
dはピンチ動作レバー14を矢印H方向に移動させてい
る。その結果、ピンチローラ7はキャプスタンローラ6
から離された状態に、プラテンローラ13はサーマルヘ
ッド12から離れた状態に位置させられる。
【0040】これは、ピンチローラ7の押圧力を解除す
ることで、キャプスタンローラとピンチローラ7の両端
ゴム部の変形を防ぐためと、プラテンローラ13の変形
を防ぐためである。
【0041】また、図3の駆動カム16が初期状態より
反時計回りに50度回転し、カムレバー8のレバーピン
8aかレバー案内溝17の駆動位置17bに位置する時
(図示せず)、レバー案内溝17と係合するカムレバー
8は矢印J方向に所定角度回動し、動作レバー9は矢印
L方向に所定距離移動している。それに伴い移動レバー
15は矢印D方向に所定角度回動し、移動レバー15に
一体形成された突起部15cが矢印D方向に回動し、プ
ラテン動作レバー18が矢印F方向に所定距離移動す
る。突起部15dで押されていたピンチ動作レバー14
は矢印G方向に所定距離移動する。その結果、ピンチロ
ーラ7はキャプスタンローラ6に所定の押圧力で付勢さ
れるがプラテンローラ13はサーマルヘッド12から初
期状態より狭まった間隔で位置している。また、プラテ
ン動作レバー18の突起部18cが給紙ローラホルダー
26の突起部26bとオーバラップし、給紙ローラホル
ダー26は支点26aを中心として矢印M方向に回動
し、給紙ローラ3が用紙収納部2A内のカラー感熱記録
材料10に付勢される。この状態でステッピングモータ
(図示せず)が駆動した場合、給紙、カラー感熱材料搬
送の状態となる。
【0042】この状態から更に駆動カム16が反時計回
りに50度回転したレバー案内溝17の最終位置17c
の位置にカムレバー8のレバーピン8aが位置した状態
では、図4と図5に示すように、レバー案内溝17と係
合するカムレバー8は矢印J方向に回動し、動作レバー
9は矢印K方向に移動する。それに伴い移動レバー15
は矢印D方向に回動し、移動レバー15に一体形成され
た突起部15cがプラテン動作レバー18より離れ、プ
ラテン動作レバー18が矢印F方向に移動し、突起部1
5dはピンチ動作レバー14から離れ、ピンチ動作レバ
ー14を矢印G方向に移動させる。
【0043】その結果、ピンチローラ7はキャプスタン
ローラ6に所定の押圧力で付勢され、プラテンローラ1
3はサーマルヘッド12に所定の押圧力で付勢される。
また、プラテン動作レバー18の突起部18cが給紙ロ
ーラホルダー26の突起部26bから矢印H方向に通過
し、給紙ローラホルダー26は支点26aを中心として
矢印N方向に回動し、給紙ローラ3が用紙収納部2Aの
内部のカラー感熱記録材料10から離れる。
【0044】この状態でステッピングモータ(図示せ
ず)が駆動した場合、給紙、カラー感熱記録材料搬送、
熱記録、光定着の状態となる。サーマルヘッド12は、
周知のように、多数の発熱素子が主走査方向にライン状
に配列されている。各発熱素子は、カラー感熱記録材料
10を加熱して発色させ、ドッドパターンの画像をカラ
ー感熱記録材料10にプリントする。
【0045】図8はカラー感熱記録材料10の各感熱発
色層の特性を示すものである。横軸の熱エネルギーは、
サーマルヘッド12の発熱素子が発生する熱エネルギー
を表しており、イエロー感熱発色層35の熱エネルギー
が最も低く、シアン感熱発色層33の熱エネルギーが最
も高い。この熱エネルギーの差異の主たる要因は、シア
ン感熱発色層33は、イエロー感熱発色層35、マゼン
タ感熱発色層34を介して加熱しなければならないから
である。このように、シアン感熱発色層33は感熱発色
にするに必要な熱エネルギーがほぼ80mJ/mm2
上であるため、通常の保管状態では発色することはな
い。
【0046】22は光定着器で、発光ピークがほぼ36
5nmのマゼンタ用紫外線ランプ20と、発光ピークが
ほぼ420nmのイエロー用紫外線ランプ19と、リフ
レクタ21とから構成され、排紙案内板23の近傍に配
置されている。
【0047】24は排紙ローラ対で、ステッピングモー
タ(図示せず)により回動駆動される。27は排紙トレ
ーである。排紙案内板23は、バネ25によって給紙案
内板4に当接されている。給紙の際は、カラー感熱記録
材料10に押され、排紙ローラ対24の軸を中心に時計
回り方向に回動するように構成されている。
【0048】以下、各構成要素の関係と動作について説
明する。図2〜図6において、ステッピングモータ(図
示せず)が逆転駆動することにより給紙ローラ3によっ
て、用紙収納部2Aの最下層にあるものが押し出され
る。この時、DCモータ30を回転させ、駆動カム16
を初期状態から反時計回りに50度回転させており、カ
ムレバー8のピン8aはレバー案内溝17の駆動位置1
7bの位置になる。このことにより、ピンチローラ7は
キャプスタンローラ6に所定の押圧力で圧接された状態
となる。
【0049】用紙収納部2Aから送り出されたカラー感
熱記録材料10は排紙案内板23と給紙案内板4との間
を通って、キャプスタンローラ6とピンチローラ7に挟
持され矢印A方向に給送される。このキャプスタンロー
ラ6と給紙ローラ3はステッピングモータ(図示せず)
によって反時計回りに回転駆動されている。
【0050】センサー5がカラー感熱記録材料10の後
端を検知した直後にステッピングモータのステップ数を
管理させることにより、カラー感熱記録材料10の記録
エリアの先端がサーマルヘッド12に到達される。この
時点で、ステッピングモータ(図示せず)の回転を停止
させ、DCモータ30を駆動させ、駆動カム16を更に
反時計回りに50度回転させることによりカムレバー8
のレバーピン8aはレバー案内溝17の最終位置17c
の位置に移動してサーマルヘッド12はプラテンローラ
13に所定の押圧力で圧接される。
【0051】次にステッピングモータ(図示せず)を正
転駆動させて、キャプスタンローラ6を時計回り方向に
回転させると、ピンチローラ7とキャプスタンローラ6
に挟持されたカラー感熱記録材料10が矢印B方向に移
動する。
【0052】このカラー感熱記録材料10の移動時に、
イエロー画像の画像データがサーマルヘッド12に送ら
れ、サーマルヘッド12の各発熱素子が画像データに応
じてほぼ20〜35mJ/mm2 の熱エネルギーを発生
するように駆動される。
【0053】これにより、サーマルヘッド12はイエロ
ー画像を1ラインずつカラー感熱記録材料10に熱記録
する。イエロー画像の熱記録が開始されると同時に、光
定着器22のイエロー用紫外線ランプ19のみが点灯さ
れる。イエロー画像が熱記録されたカラー感熱記録材料
10にイエロー用紫外線ランプ19から放出されたほぼ
420nmの近紫外線が照射され、イエロー感熱発色層
35に残っていたジアゾニウム塩化合物が光分解して発
色能力が失われ、次のマゼンタ感熱発色層34の熱記録
時にイエローが発色しない。
【0054】カラー感熱記録材料10の先端は排紙ロー
ラ対24に挟持され、排紙トレー27の方に搬送され
る。カラー感熱記録材料10の熱記録が終了した直後
に、ステッピングモータ(図示せず)の回転が停止さ
れ、DCモータ30を回転させ、駆動カム16が再度時
計回りに50度回転し、駆動位置17bに戻すことによ
り、プラテンローラ13はサーマルヘッド12から離れ
る。その直後ステッピングモータ(図示せず)を逆転駆
動し、キャプスタンローラ6を反時計回りに回転させる
ことにより、カラー感熱記録材料10は、矢印A方向に
搬送される。
【0055】この時、正転駆動された時と同じステップ
数だけ逆回転させることにより、サーマルヘッド12の
主走査方向にライン状に配列されている多数の発熱素子
の位置と、カラー感熱記録材料10にイエロー画像が熱
記録された先端の部分が一致する。ステッピングモータ
(図示せず)の回転を停止させ、DCモータ30を回転
させ、駆動カム16を反時計回りに50度回転させるこ
とにより、カムレバー8のピン8aがレバー案内溝17
の最終位置17cの位置となり再びサーマルヘッド12
はプラテンローラ13より所定の押圧力で圧接される。
【0056】次に、前記のイエロー画像の熱記録、光定
着の時の一連の動作と同じ動作がマゼンタ画像の熱記
録、光定着の時に行われる。ただしこの時に、サーマル
ヘッド12にはマゼンタ画像の画像データが送られ、サ
ーマルヘッド12の各発熱素子が画像データに応じてほ
ぼ45〜65mJ/mm2 の熱エネルギーを発生するよ
うに駆動され、光定着器22のマゼンタ用紫外線ランプ
20が点灯され、365nm付近の紫外線がマゼンタ画
像が熱記録されたカラー感熱記録材料10に照射され
て、次のシアン感熱発色層33の熱記録時に、マゼンタ
が発色しない程度にマゼンタ感熱発色層34の光定着が
行われる。
【0057】最後にシアン画像の熱記録を行うため、再
びステッピングモータ(図示せず)を正転駆動させて、
キャプスタンローラ6が時計回りに回転することによ
り、カラー感熱記録材料10を矢印B方向に移動させ
る。この時、サーマルヘッド12でほぼ80〜95mJ
/mm2 の熱エネルギーを与えてシアン画像を1ライン
ずつ熱記録する。このシアン感熱発色層33に対しては
光定着を行わないために、シアン画像の熱記録が終了す
ると、ステッピングモータ(図示せず)が停止され、D
Cモータ30が回転され、駆動カム16が時計回りに5
0度回転し、プラテンローラ13がサーマルヘッド12
から離される。再びステッピングモータ(図示せず)が
正転駆動され、キャプスタンローラ6が時計回りに回転
し、カラー感熱記録材料10はそのまま排紙通路を通っ
て、排紙ローラ対24に挟持保持されて排紙トレー27
に排出される。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によると、複数の感
熱発色層が積層されたカラー感熱記録材料をキャプスタ
ンローラとピンチローラとで挟持し、副走査方向に複数
回往復搬送する際にサーマルヘッドとプラテンローラの
間を通過させてサーマルヘッドによって各感熱発色層に
選択的に熱記録し、特有な電磁線を光定着器から照射し
て光定着するサーマル記録装置において、前記ピンチロ
ーラをキャプスタンローラに当接する位置と離間する位
置とに回動させるピンチレバーを設け、ピンチレバーの
支点を、前記キャプスタンローラに対して前記プラテン
ローラの側に配置したため、光定着器を排紙案内板の近
傍に配置させることができ、カラー感熱記録材料の搬送
経路を光定着器の有効光エネルギー領域内(各ランプ外
径から5mm以内)に配置でき、所定の記録エリアに所
定の定着時間で定着が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマル記録装置の一実施例の全体概
略図。
【図2】同実施例の初期状態の記録機構の上面図。
【図3】図2の側面図。
【図4】同実施例の駆動状態の記録機構の上面図。
【図5】図4の側面図。
【図6】同実施例の斜視図。
【図7】カラー感熱記録材料の層構造を示す説明図。
【図8】カラー感熱記録材料の発色特性図。
【図9】従来のサーマル記録装置の概略図。
【符号の説明】
2 用紙収納部 3 給紙ローラ 4 給紙案内板 5 用紙センサー 6 キャプスタンローラ 7 ピンチローラ 8 カムレバー 9 動作レバー 10 カラー感熱記録材料 11 ピンチレバー 11b 回転支軸 12 サーマルヘッド 13 プラテンローラ 14 ピンチ動作レバー 15 移動レバー 16 駆動カム 17 レバー案内溝 18 プラテン動作レバー 19 イエロー用紫外線ランプ 20 マゼンタ用紫外線ランプ 22 光定着器 23 排紙案内板 24 排紙ローラ対 27 排紙トレー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の感熱発色層が積層されたカラー感
    熱記録材料をキャプスタンローラとピンチローラとで挟
    持し、副走査方向に複数回往復搬送する際にサーマルヘ
    ッドとプラテンローラの間を通過させてサーマルヘッド
    によって各感熱発色層に選択的に熱記録し、特有な電磁
    線を光定着器から照射して光定着するサーマル記録装置
    において、前記ピンチローラをキャプスタンローラに当
    接する位置と離間する位置とに回動させるピンチレバー
    を設け、ピンチレバーの支点を、前記キャプスタンロー
    ラに対して前記プラテンローラの側に配置したサーマル
    記録装置。
  2. 【請求項2】 光定着器を排紙案内板の近傍に配置した
    ことを特徴とする請求項1記載のサーマル記録装置。
JP10986795A 1995-05-09 1995-05-09 サーマル記録装置 Pending JPH08300699A (ja)

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