JPH08300534A - 多層シート材と樹脂含浸多層シート材およびそれらの製法、並びに該樹脂含浸シート材からなるコンクリートパネル - Google Patents

多層シート材と樹脂含浸多層シート材およびそれらの製法、並びに該樹脂含浸シート材からなるコンクリートパネル

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JPH08300534A
JPH08300534A JP7106586A JP10658695A JPH08300534A JP H08300534 A JPH08300534 A JP H08300534A JP 7106586 A JP7106586 A JP 7106586A JP 10658695 A JP10658695 A JP 10658695A JP H08300534 A JPH08300534 A JP H08300534A
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浩 樽木
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 非連続の独立した微細空間を多数有し、且つ
厚み方向に貫通した小孔を有する第1層と、三次元方向
に連通した空隙を有する第2層とが、相互に隣接して少
なくとも2層以上積層された多層シート材、該多層シー
ト材に樹脂を含浸してなる樹脂含浸多層シート材、それ
らの製法、更には該樹脂含浸多層シート材よりなるコン
クリートパネルを開示する。 【効果】 従来のガラス繊維不織布等に指摘される難点
を改善し、安価に提供できると共に軽量で取扱い性や保
形性にも優れた多層シート材とその製法を提供すると共
に、該多層シート材を強化材として用いた、各種パネル
材や床材、壁材、外板材等として有用な樹脂含浸多層シ
ート材、およびその製法、更には該樹脂複合多層シート
材を用いた安価で高性能のコンクリートパネルを提供で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸音材、断熱材、衝撃
吸収材、更には複合樹脂シートの芯材等として有用な多
層シート材、および該多層シート材に樹脂を含浸してな
る樹脂含浸多層シート材、並びにそれらの製法、更には
該樹脂含浸多層シート材よりなる、取扱い性に優れ且つ
高い変形抵抗と寸法精度を有するコンクリートパネルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸音・断熱・衝撃緩和等を目的とするシ
ート材としては、従来よりガラス繊維等を主体とする不
織布が汎用されてきたが、最近では、内部に多数の空隙
を有する発泡樹脂シートも様々の分野で利用されてい
る。また、ガラス繊維等の繊維を強化材としこれに樹脂
を含浸させた繊維強化複合樹脂材料も、FRP材として
広く活用されている。
【0003】しかしながら、吸音・断熱材等として現在
最も汎用されているガラス繊維不織布は、その取扱い工
程でガラス繊維やその小さな破断片が皮膚に突き刺さっ
て刺激を与えたり健康障害を与えるといった問題があ
り、しかもそれ自身保形性に欠けるものであるから、こ
れを吸音・断熱等に実用化するには何らかの支持材との
組み合わせが必要となる。
【0004】また強化繊維と樹脂が複合されたFRP材
は、コスト的にも又強度面からしても非常に優れたもの
であるが、その用途によっては軽量性が求められること
も多い。例えば、従来より南洋諸国等から輸入されるラ
ワン材などが用いられてきた木材製コンクリートパネル
に代わるものとしてFRP材を利用しようとする動きも
あるが、FRP材は天然木材に比べて依然としてコスト
高につくばかりでなく、木材に比べて非常に重く、取扱
いや運搬等に難渋するため、汎用化の妨げとなってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の様な事
情に着目してなされたものであって、その目的は、従来
のガラス繊維不織布等に指摘される難点を改善し、安価
に提供できると共に軽量で取扱い性や保形性にも優れた
多層シート材とその製法を提供しようとするものであ
る。また本発明の他の目的は、上記多層シート材を強化
材とし、各種パネル材や床材、壁材、隔壁材、外板材等
として有用な樹脂含浸多層シート材を提供し、更にはそ
の製法を確立しようとするものである。本発明の更に他
の目的は、上記樹脂含浸多層シート材を利用することに
よって、耐変形性や寸法精度等に優れると共に、経済的
にも安価に製造することのできるコンクリートパネルを
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明に係る多層シート材の構成は、非連続の
独立した微細空間を多数有し、且つ厚み方向に貫通した
複数の小孔を有する第1層と、三次元方向に連通した多
数の空隙を有する第2層とが、相互に隣接して少なくと
も2層以上積層されたものであるところに要旨を有して
いる。上記多層シートを構成する第1層構成材としては
独立発泡型樹脂が、また第2層構成材としては不織布が
好ましく、該多層シート材における第1層の小孔に、第
2層を構成する前記不織布の繊維の一部が侵入したもの
は、両層の一体性がより簡単な構成により高められたも
のとして推奨される。
【0007】該多層シート材においては、該シートの最
表面側が両面共に第1層によって構成された奇数積層構
造を有するものとすることにより、シート材としての外
観や構造特性さらには取扱い性を一層優れたものとする
ことができ、また、該シート材における少なくとも第1
層の厚み方向に多数の透視穴を形成してやれば、得られ
る多層シート材の吸音効果等が一段と高められるといっ
た利点を得ることができる他、該多層シート材に樹脂を
含浸固化することによって得られる樹脂含浸多層シート
材の透視性が高められるといった効果も享受できる。
【0008】また本発明に係る樹脂含浸多層シート材の
構成は、上記構成からなる多層シート材における第1層
の前記小孔と第2層の前記多数の空隙内に、樹脂が含浸
固化したものであるところに要旨を有している。この樹
脂含浸多層シート材においては、第1層構成材の厚み方
向に貫通して多数の透視穴が形成されると共に、第1層
の前記小孔と透視穴および第2層の前記多数の空隙内に
光透過性樹脂が含浸固化したものとすれば、該樹脂含浸
多層シート材に透視性を与えることができるので好まし
い。また、上記樹脂含浸多層シート材の両面を繊維強化
樹脂層で強化したものは、強度特性の一段と優れたもの
として極めて有用である。
【0009】そして上記樹脂含浸多層シート材、とりわ
け該シート材を構成する多層シート材の中間層を第2層
によって構成すると共に、その両面側を繊維強化樹脂層
によって補強した両面補強型樹脂含浸多層シート材、と
りわけ第1層に透視穴を形成すると共に樹脂として光透
過性樹脂を含浸固化して積層厚み方向に透視性を与えた
両面補強型樹脂含浸多層シート材は、合成コンクリート
パネルとして極めて有用である。
【0010】更に本発明に係る多層シート材の製法は、
非連続の独立した微細空間を多数有する第1層と不織布
よりなる第2層を、相互に隣接して少なくとも2層以上
重ね合わせ、該重ね合わせ体の少なくとも片面側からニ
ードルパンチングを行なうことにより、前記第1層に厚
み方向に貫通した多数の小孔を形成すると共に、前記第
2層を構成する不織布の繊維の一部を該小孔内へ侵入さ
せ、第1層と第2層の一体性を高めるところに要旨があ
る。
【0011】また本発明に係る樹脂含浸多層シート材
は、前記多層シート材の両面に、繊維強化樹脂層を構成
する強化繊維に樹脂液を付与した状態で重ね合わせ、該
樹脂液を、前記強化繊維と、前記多層シート材における
第1層の前記小孔またはこれと透視穴および第2層の前
記空隙内に浸入させて固化させることにより容易に製造
することができる。
【0012】
【作用および実施例】本発明者等は前述の様な状況の下
で、通常のガラス繊維不織布シートに指摘される難点を
解消すると共に、それを上回る性能を発揮する安価なシ
ート材を提供すると共に、該シート材を用いた高性能の
樹脂含浸シート材、更には、それらのシート材を工業的
有利に製造することのできる方法の開発を期して鋭意研
究を進めた結果、上記本発明に想到したものである。
【0013】以下、本発明に係る多層シート材と樹脂含
浸多層シート材およびそれらの製法、更には該樹脂含浸
多層シート材よりなるコンクリートパネルについて、そ
れらの構成を詳述していく。
【0014】本発明の第1発明に係る多層シート材は、
例えばその断面構造を略示する図1の如く、基本的には
第1層Aと第2層Bを相互に隣接して少なくとも2層以
上(図示例では3層)積層された構造を有するものであ
り、第1層Aには、その内部に非連続の独立した微細空
間dPが多数形成されると共に、厚み方向に貫通した複
数の小孔sPを有しており、一方第2層Bは三次元方向
に連通した多数の空隙を有している。
【0015】即ち第1層Aは、その中に形成された多数
の独立した微細空間dPによって内部に非連続の空隙が
多数形成されて軽量化されると共に、該独立した微細空
間dPの存在によって断熱・衝撃緩和等の諸機能を発揮
し、更には後述する樹脂含浸多層シート材の構成素材と
して使用するときの樹脂非含浸部を構成し、且つ層全体
としては一定の厚さや形状を保持する。この様な層を構
成する素材としては様々のものがあり、独立発泡型の樹
脂シートやバルサ材、コルク等が例示されるが、コスト
や入手の容易性、独立した微細空間dPの数や大きさ、
物性等を含めた品質安定性などを総合的に考慮して最も
好ましいのは独立発泡型樹脂であり、具体的には独立発
泡タイプのポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、
ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロ
ピレン系樹脂等が例示される。これらの中でもより一般
的なのは発泡ポリエチレン系樹脂と発泡ポリプロピレン
系樹脂である。
【0016】これら独立発泡型樹脂は、その内部に存在
する独立した微細空間dPによって、軽量化効果を始め
断熱・衝撃緩和等の諸機能をより有効に発揮させる意味
から、空隙率が10〜80体積%、より好ましくは30
〜50体積%の範囲のものを使用することが好ましい。
【0017】該第1層Aは、上記多数の独立した微細空
間dPに加えて、その厚み方向に貫通する複数の小孔s
Pを有しており、この小孔sPは主として吸音効果を発
揮すると共に、後述する樹脂含浸多層シート材の構成素
材として用いるときの樹脂含浸用空隙として作用し、第
2層Bとの一体性を高める上で重要な機能を果たす。該
小孔sPの大きさや数は特に限定されないが、上記効果
を有効に発揮させる意味から孔径0.5〜3mm程度、
より好ましくは1〜2.5mm程度の小孔sPを500
〜100万個/m2 程度、より好ましくは5万〜50万
個/m2 程度で有するものが好ましい。該第1層Aの厚
みは、用途や要求特性、更には第2層Bを含めたトータ
ル積層数などによっても変わってくるので一律に規定す
ることはできないが、通常は1〜50mm、好ましくは
5〜10mmの範囲から選定される。
【0018】該第1層Aには、上記多数の小孔sPの他
に、該小孔sPよりやや大きめの透視穴を形成すること
も有効である。この透視穴Hについては後で詳述する
が、その機能としては、多層シート材自体の吸音特性等
を高める作用を発揮すると共に、後述する如く該多層シ
ート材に樹脂を含浸してコンクリートパネル等として使
用する際に、積層厚み方向の透視性を高める作用を発揮
する。
【0019】一方第2層Bは、その中に存在する三次元
方向に連通した多数の空隙によって内部に連続空隙が形
成されて軽量化されると共に、吸音・断熱・衝撃緩和等
の諸機能を発揮し、更には後述する樹脂含浸多層シート
材の構成素材として使用するときの樹脂含浸部を構成
し、該樹脂含浸部で構造強度を高める作用を発揮する。
この様な層を構成する素材としては様々のものがあり、
連続発泡型の樹脂シートや繊維不織布、織物、編物等が
例示されるが、それらの中でも最も一般的なのは繊維不
織布である。繊維不織布の構成素材は、有機質・無機
質、天然・合成の如何を問わず全て使用可能であり、こ
れらの中から多層シート材に求められる特性に応じて適
宜選択して決定すればよいが、ある程度の層厚みを確保
して上記諸機能を有効に発揮させると共に、取扱い性や
コスト等も考慮して最も好ましいのは、ポリエステル系
繊維、アクリル系繊維、ポリアミド系繊維等の合成繊維
よりなる繊維不織布が最も一般的と言える。この他、炭
素繊維や金属繊維を使用することによって多層シート材
に導電性を付与したり、あるいは吸湿性繊維(不織布内
に吸水性樹脂粉末を混入させたもの等を含む)を使用す
ることによって、吸湿・吸水性多層シート材を得る等も
好ましい態様として推奨される。
【0020】第2層B構成素材として用いられる繊維不
織布の形態にも一切制限がなく、目的とする多層シート
材に求められる軽量性や吸音・断熱・衝撃緩和等の諸機
能を考慮して適宜選択して決定すればよい。該第2層B
の厚みは、用途や要求特性、更には第1層Aを含めたト
ータル積層数などによっても変わってくるので一律に規
定することはできないが、通常は0.5〜20mm、好
ましくは2〜10mmの範囲から選定される。
【0021】上記第1層Aと第2層Bの積層態様は、最
も簡単な第1層−第2層の2層積層構造、第1層−第2
層−第1層の3層構造(図1の積層構造)、あるいは4
層以上の多層積層構造を包含するが、積層作業性等を考
えて最も実用的なのは2〜5層構造のものであり、特に
多層シート材としての両面を平滑に仕上げて取扱い性や
保形性などを高めるには、両面側を第1層構成材とし中
央に第2層構成材を挟み込んだ3層もしくは5層の奇数
積層構造である。
【0022】上記第1層Aと第2層Bを積層して一体化
する方法は特に限定されず、例えば適当な接着剤を用い
て全面もしくはスポット的に接合する方法等を採用する
ことも可能であるが、夫々の構成素材の特性を損なうこ
となく両層を簡単に一体化する方法として、次の様な方
法が挙げられる。即ち、例えば図2(A)に示す如く、
第2層B構成素材として繊維不織布を選択して第1層A
構成材と重ね合わせた後、例えば図3に拡大して示す様
な断面構造のニードルパンチN(1は針本体、2は繊維
引っ掛け部を表わす)を用いて該積層体の厚み方向に貫
通してニードルパンチングを施し[図2(B),(C)
参照]、第1層Aに小孔sPを形成すると共に、第2層
Bを構成する不織布繊維3の一部を該ニードルパンチN
の引っ掛け部2に引っ掛けて、第1層Aに形成される小
孔sP内に該不織布繊維3の一部を侵入させる方法であ
る。そして、このときのニードルパンチNを構成する針
本体1や引っ掛け部2の大きさを適宜調整することによ
って、小孔sPの大きさや該小孔sPへの不織布繊維3
の侵入量などを任意に調節することができ、また該ニー
ドルパンチングの間隔や数等を変えることによって、小
孔sPの穿孔密度を自由にコントロールすることがで
き、それによって第1層Aと第2層Bの一体性の程度を
任意にコントロールすることが可能となる。
【0023】従ってこの方法は、多層シート材を製造す
る最も有効な方法として本発明方法の1つを構成するも
のであり、又この様な方法によって得られる、第1層A
の小孔sP内に第2層Bを構成する不織布繊維3の一部
が侵入した構造の多層シート材は、第1層Aと第2層B
を接着剤等を使用することなく一体化した特異な構造の
多層シート材として、本発明の1つを構成するものであ
る。尚、該ニードルパンチング処理によって第1層の小
孔sP内へ侵入される不織布繊維3は、例えば図2
(C)に示す如く該小孔sPよりも外側まで引き出され
た状態とする方が、積層体としての一体性を高めると共
に該穿孔によって形成される第1層Aの表面凹凸を軽減
し、更には後述する如くこれに樹脂を含浸固化したとき
の表面平滑性を高める上でも好ましい。
【0024】図4は、上記方法によって製造した多層シ
ート材を例示する一部見取り図であり、多数の独立した
微細空間dP(図面では省略している)を有する第1層
A,Aを挟んでその間に不織布よりなる第2層Bが積層
されると共に、それら積層体の厚み方向に貫通して前述
の様なニードルパンチング処理を施すことによって、第
1層A,Aに多数の小孔sPを形成すると共に、該小孔
sP内に不織布繊維3の一部を侵入させた状態のものを
示している。
【0025】尚図4に示したHは、該多層シート材に形
成することのある透視穴であり、該透視穴Hは、小孔s
Pよりやや大きめに形成すると共に、目的に応じて任意
の密度で形成することができ、多層シート材の吸音特性
等を高める作用を発揮すると共に、後述する如く該多層
シート材に樹脂を含浸してコンクリートパネル等として
使用する際に、積層厚み方向の透視性を高める作用を発
揮する。該透視穴Hの大きさや形成密度は特に制限され
ないが、前述の様な機能を有効に発揮させる上で好まし
いのは、大きさが1.5〜15mm、より好ましくは2
〜5mm程度、形成密度が1m2 当たり2〜20個、よ
り好ましくは4〜15個程度である。
【0026】かくして得られる上記構成の多層シート材
は、例えば断熱材、吸音材、衝撃緩衝材等として、建築
用の壁材、床材、天井材を始めとして、梱包用パッキン
グ材、スピーカー等の音響用内張り材、クーラーボック
ス等の断熱容器の内張り材等に幅広く活用することがで
き、更には、以下に詳述する様な樹脂含浸シート材の芯
材として有効に活用することができる。
【0027】次に、本発明に係る樹脂含浸シート材につ
いて説明する。本発明の樹脂含浸シート材は、先に示し
た多層シート材における第1層Aにおける小孔sP(及
びこれと透視穴H)内および第2層Bにおける空隙内に
樹脂が含浸固化された構成を有するものであり、たとえ
ば図5に示す如く、これら小孔sP(及びこれと透視穴
H)内および第2層Bの空隙内に樹脂が含浸固化される
ことによって、第1層Aと第2層Bが接合一体化し、強
固な積層構造の樹脂含浸多層シート材となる。該樹脂含
浸多層シート材の積層構造は、芯材として使用する多層
シート材の積層構造を変えることによって自由に変更す
ることができ、前述の如く多層シート材として第1層A
と第2層Bを夫々1層づつ積層した多層シート材を使用
すると、2層積層構造体内に樹脂が含浸固化された構造
の樹脂含浸多層シート材が得られ、また第1層Aと第2
層Bを夫々2層づつ交互に積層した多層シート材を使用
すれば、4層積層構造体内に樹脂が含浸固化された構造
の樹脂含浸多層シート材が得られる。
【0028】この樹脂含浸多層シート材においては、第
1層A内の独立した微細空間dPが樹脂非含浸部となっ
て軽量性を高めているので、従来一般の繊維強化樹脂パ
ネル等に比べて軽量であり、しかも三次元方向に連通し
た空隙を有する第2層Bの該空隙内に含浸固化した樹脂
層、更には第1層A内の小孔(及び透視穴H)内に侵入
して固化した樹脂の柱効果とも相まって、優れた構造強
度と軽量性を兼ね備えたものとなる。
【0029】尚前記多層シート材の好ましい構成として
は、例えば図1に示した様に両面側が第1層Aによって
構成される奇数積層構造のものが好ましいと述べたが、
樹脂含浸多層シート材とする場合も、この様な奇数積層
構造のものが好ましい。しかして奇数積層構造のもので
は、該積層構造体の中間層部分が必然的に第2層Bで構
成されることになり、該第2層Bは前述の如く繊維不織
布の如く三次元方向に連通した空隙を有しており、樹脂
を含浸固化した状態では、中間層を構成する該第2層B
内に樹脂が含浸固化して強化芯部を形成することにな
り、全体として構造強度が高く且つ反り等を起こし難い
樹脂含浸多層シート材が得られるからである。
【0030】また、樹脂含浸多層シート材の他の好まし
い積層構造としては、例えば図6に示す如く積層体の中
間層と両外面側層をいずれも第2層Bによって構成した
ものが挙げられる。しかしてこの様な積層構造であれ
ば、樹脂を含浸固化させた状態において、両外面側の第
2層Bの空隙内に樹脂が含浸固化されることになり、結
果的に両外面側が繊維強化樹脂層で構成されることにな
って、表面の強度特性にも優れた樹脂含浸多層シート材
が得られるからである。
【0031】尚、第1層Aとして前記図4に示した様な
透視穴Hを形成したものを使用すると、該透視穴Hが第
1層Aと第2層Bとを結ぶ太目の柱として作用し、全体
としての構造強度を一段と高めると共に、含浸用樹脂と
して光透過性の樹脂を使用した場合は該太目の透視穴H
の部分が光透過部として作用し、明り取り用のパネル材
や天井材、壁材等として利用するときに優れた効果を発
揮する他、コンクリートパネル材等として使用する際
に、該パネル材の内側に充填されるコンクリート材の充
填位置の外部からの確認にも利用することができるので
好ましい。
【0032】本発明に係る樹脂含浸多層シート材の他の
好ましい構造として、例えば図7に示す如く樹脂含浸多
層シート材の両面側に、繊維強化樹脂層FRPを形成し
て両面を補強した構造の両面補強型樹脂含浸多層シート
材が挙げられる。即ち前記図5に示した様に両面側を第
1層Aで構成した樹脂含浸多層シート材では、その両面
側の小孔sP(または透視穴H)以外は実質的に樹脂の
含浸されていない面が露出することになり、表面強度が
不足気味になってくる恐れがあるが、両面側に繊維強化
樹脂層FRPを積層した構造のものとすれば、表面強度
においても非常に優れたものを得ることができるからで
ある。
【0033】該繊維強化樹脂に用いられる強化繊維とし
ては、表面強化の目的をより有効に生かす意味から、最
も一般的なのはガラス繊維よりなる不織布、チョップド
ストランド、ロービングクロス等であるが、炭素繊維や
金属繊維、有機繊維と併用することも勿論可能である。
また該繊維強化樹脂層FRPの好ましい厚さは、求めら
れる表面強度に応じて任意に決めるべきものであって一
律に規定することはできないが、通常は0.5〜10m
m程度、より一般的には1〜5mm程度の範囲から選定
するのが良い。
【0034】かくして得られる表面補強型樹脂含浸多層
シート材は、その優れた表面強度特性の故に、合成コン
クリートパネル用として優れた効果を発揮する。殊に、
積層構造体の中間層を第2層Bで構成したものは、樹脂
が含浸固化した該第2層Bによる中間部強化効果によっ
て反りや曲がりが著しく抑えられ、また透視穴Hを形成
した第1層Aを用いたものであれば、前述の如く内部の
コンクリート充填量を該透視穴Hを通して外部から確認
することが可能となる等、コンクリートパネルとしての
実用的価値は一層高められるので好ましい。
【0035】上記樹脂含浸多層シート材を製造する際に
用いられる含浸用樹脂の種類に格別の制限はなく、不飽
和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニルエステ
ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アルキド系樹脂、フェ
ノール系樹脂、フラン系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系
樹脂等の熱硬化性樹脂;アクリル系樹脂、ポリスチレン
系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレンやポリプ
ロピレン等)、ポリ塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン
系樹脂、ポリアミド系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、
アセタール系樹脂等の熱可塑性樹脂を使用することがで
き、それら含浸樹脂の種類は樹脂含浸多層シート材の用
途や要求特性によって適宜選択して決めればよいが、こ
れらの中でも最も一般的なのは、不飽和ポリエステル系
樹脂、エポキシ系樹脂、ビニルエステル系樹脂などの熱
硬化性樹脂である。
【0036】次に、本発明に係る多層シート材および樹
脂含浸多層シート材の好ましい製法について説明する。
図8は本発明に係る多層シート材の製法を例示する概略
工程説明図であり、使用する素材即ち第1層Aや第2層
Bの構成材などは前述の通りである。また図8では、積
層構造の一例として3層積層構造のものについて説明す
るが、積層構造として2層構造あるいは4層以上の多層
構造のものに適用し得ることは先に説明した通りであ
り、本発明方法は、こうした異なる積層構造のものに対
しても、下記の方法に準じて適当に変更を加えて実施す
ることが可能である。
【0037】3層積層構造の多層シート材を製造するに
当たっては、第1層A構成材を巻取った2個の原料巻A
1 ,A2 と第2層B構成材を巻取った1個の原料巻B1
から夫々の素材を繰り出し、第2層Bを挟んでその両面
に第1層Aを重ね合わせた後、その下流側でニードルパ
ンチング装置8によってニードルパンチを施し、第1層
A,Aを貫通する多数の小孔を形成する。又このニード
ルパンチング工程では、前記図3に示した様に針本体1
に繊維引っ掛け部2を設けたニードルパンチNを使用
し、該小孔の形成と同時に該小孔内に第2層Bを構成す
る不織布繊維の一部を侵入させる[図2(A)〜(C)
参照]。その後、必要により加圧整形部9を通して整形
してから巻取ればよい。原料巻A1 ,A2 に形成される
小孔の大きさや数は、ニードルパンチの間隔や針サイズ
を変えることによって自由に変更することができる。
【0038】尚、前記図4に示した如く第1層Aに透視
穴Hが形成されたものする場合は、予め透視穴Hが形成
されたものを巻取って原料巻A1 ,A2 として使用する
方法、上記図8における第2層と積層する前の上流側で
パンチング処理を施して透視穴Hを形成する方法、ある
いはニードルパンチング装置8の上流側もしくは下流側
で、第2層Bと積層した状態でその厚み方向にパンチン
グ処理を施し積層体の全厚み方向に貫通する透視穴を形
成する方法、等を採用することができる。かくして得ら
れる多層シート材は、原料巻A1 ,A2 に形成された小
孔内に第2層Bを構成する不織布繊維の一部が侵入し
た、本発明に係る好ましい態様の多層シート材となる。
【0039】次に、本発明に係る両面補強型樹脂含浸多
層シート材の製法を、図9に基づいて説明する。図9に
示す方法を実施するに当たっては、好ましくは例えばポ
リエステル系あるいはポリビニルアルコール系等からな
る離型性のフィルムを移動させる装置(図示せず)を備
えた製造ラインの最上流側で、第1フィルムFaの上に
含浸用の樹脂液Raを供給すると共に、その上に強化繊
維材(不織布状、織・編物状あるいはチョップドストラ
ンド等)Gaを供給し、更にその上に樹脂液Raを多め
に供給した後、その上に前記方法によって製造した多層
シート材Sを重ね合わせる。次いでその下流側で、該多
層シート材Sの上に上記と同様の強化繊維材Gaを供給
すると共に含浸用樹脂液Raを供給し、その上面に第2
フィルムFbを重ね合わせ、これをベルトやロール等に
より適度の圧力で加圧することによって、樹脂液Raを
前記多層シート材Sにおける第1層の前記小孔またはこ
れと透視穴および第2層の前記空隙内に浸入させ、加熱
固化室10へ送って含浸樹脂を固化させると共に整形す
る。このとき、必要によりその下流側で空冷室11に通
して冷却する。その後、表面整形を終えた成形体の表裏
面の第1,第2フィルムFa,Fbを剥離除去し、もし
くは除去することなくそのままでカッター12により所
定寸法に切断すると、前記図7で説明した様な積層構造
の両面補強型樹脂含浸多層シート材13が得られる。こ
こで使用される第1,第2フィルムFa,Fbは、未固
化もしくは半固化状態の強化繊維材Ga,Gaを保持し
て含浸樹脂の漏れ出しを防止しつつ表面整形する機能を
果たすものであり、該フィルムとしてはたとえばセロハ
ン、ビニロン、テトロン等が使用され、これらは前述の
如く含浸樹脂の固化後剥離して循環使用してもよく、或
はそのまま両面に付着させたまま切断して製品パネルの
保護フィルムとして利用することもできる。
【0040】尚上記では、両面補強型樹脂含浸多層シー
ト材を製造する方法について説明したが、前記図5に示
した様な積層構造の樹脂含浸多層シート材を製造する場
合は、上記図9の製造例における強化繊維材Ga,Ga
の使用を省略し、以下は上記と全く同様にして実施すれ
ばよい。
【0041】但し上記図9に示した製造例は、本発明の
樹脂含浸多層シート材、あるいはその両面補強体を連続
的に製造するための好ましい方法を示したものであっ
て、それらの製法は上記に制限されるものではなく、上
記方法の他、含浸引抜き成形法、ハンドレーアップ成形
法、スプレーアップ成形法等によって樹脂液を含浸させ
る方法等を採用することも勿論可能であり、更には比較
的小さい寸法のものを製造する場合は、密封された金型
内に前述の様な多層シート材を装入して含浸用樹脂液を
注入する所謂樹脂インジェクション含浸成形法、真空バ
ック含浸成形法などを採用することも可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、そ
の用途・特徴を取り纏めて示すと下記の通りである。 多層シート材:例えば建材用として用いる断熱、防湿、
防音、内装用などの壁材や床材等として有効に利用でき
るほか、下記する様な樹脂含浸多層シート材を製造する
ための芯材としても有効に活用できる。
【0043】樹脂含浸多層シート材:多数の独立した微
細空間を有する第1層の存在により樹脂含浸後も軽量性
を保つことができ、しかも強度は三次元的空隙を有する
第2層への樹脂の含浸固化と第1層に形成した小孔(及
び透視穴)に侵入して固化した樹脂による橋架け(柱)
効果によって確保され、軽量で構造強度の高い複合樹脂
シートであり、それ自身の特性を活用して様々の用途に
適用し得る他、事後的な加熱・加圧により任意の形状に
2次成形可能な予備成形シート材等として様々の用途に
適用することができる。
【0044】両面補強樹脂含浸多層シート材:上記樹脂
含浸多層シート材の両面を繊維強化樹脂によって補強し
たものであり、上記樹脂含浸多層シート材の表面強度が
補強されると共に全体としての構造強度も高められてお
り、上記よりも一段と高い構造強度と表面強度の求めら
れる用途、例えばバスタブ、ドーム、車輛用のパネルや
スポイラー、タンク、ボートなど、大型・小型の様々の
成形用素材として幅広く活用することができる。
【0045】コンクリートパネル:上記両面補強樹脂含
浸多層シート材からなるものであり、多数の独立した微
細空間を有しその殆んどが樹脂非含浸部を構成する第1
層の積層によって軽量化されると共に、中間層は樹脂含
浸部を構成する第2層によって構成され、更に第1層の
小孔(及び透視穴)に侵入固化した樹脂の橋架けによっ
て構造強度も高められており、更に両面は繊維強化樹脂
層によって強化されているので、多数回の繰り返し使用
に耐える優れた性能のコンクリートパネルとなる。しか
も第1層に透視穴を形成すると共に、含浸樹脂として光
透過性樹脂を使用したものは、該透視穴を通して内側に
充填されるコンクリートの充填量を外部から確認するこ
とも可能となり、実用面で大きな利点を享受できる。更
に本発明の製法によれば、多層シート材および樹脂含浸
多層シート材あるいはその両面補強体を比較的簡単な方
法で生産性よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層シート材の構成を例示する一
部断面説明図である。
【図2】本発明に係る多層シート材の製法を例示する説
明図である。
【図3】本発明で用いられるニードルパンチNの構造を
示す説明図である。
【図4】本発明に他の多層シート材の構造を例示する一
部断面説明図である。
【図5】本発明に係る樹脂含浸多層シート材の構造を例
示する一部断面説明図である。
【図6】本発明に係る他の樹脂含浸多層シート材の構造
を例示する一部断面説明図である。
【図7】本発明に係る両面補強樹脂含浸多層シート材の
構造を例示する一部断面説明図である。
【図8】本発明に係る多層シート材の製法を例示する説
明図である。
【図9】本発明に係る樹脂含浸多層シート材およびその
両面補強体の製法を例示する説明図である。
【符号の説明】
A 第1層 B 第2層 sP 小孔 dP 独立した微細空間 H 透視穴 1 針本体 2 繊維引っ掛け用突起 4 ニードルパンチング装置 S 多層シート材 Ra 含浸用樹脂液 Ga 強化繊維 Fa,Fb 第1,第2フィルム 10 加熱固化室 12 カッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樽木 浩 兵庫県三田市テクノパーク8−1 日本ポ リエステル株式会社三田工場内 (72)発明者 藤原 正毅 大阪市北区天神橋2丁目5番25号 三正通 商株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非連続の独立した微細空間を多数有し、
    且つ厚み方向に貫通した小孔を有する第1層と、三次元
    方向に連通した空隙を有する第2層とが、相互に隣接し
    て少なくとも2層以上積層されたものであることを特徴
    とする多層シート材。
  2. 【請求項2】 第1層が独立発泡型樹脂で構成され、第
    2層が不織布で構成されている請求項1に記載の多層シ
    ート材。
  3. 【請求項3】 第1層の小孔に、第2層を構成する不織
    布の繊維の一部が侵入している請求項2に記載の多層シ
    ート材。
  4. 【請求項4】 第1層と第2層が交互に積層されると共
    に、最表面側は両面共に第1層によって構成された奇数
    積層構造を有するものである請求項1〜3のいずれかに
    記載の多層シート材。
  5. 【請求項5】 少なくとも第1層の厚み方向に、多数の
    透視穴が形成されたものである請求項1〜4のいずれか
    に記載の多層シート材。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載された多
    層シート材における、第1層の前記小孔内またはこれと
    透視穴内および第2層の前記多数の空隙内に、樹脂が含
    浸固化したものであることを特徴とする樹脂含浸多層シ
    ート材。
  7. 【請求項7】 多層シート材に光透過性樹脂が含浸固化
    したものである請求項6に記載の樹脂含浸多層シート
    材。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載された樹脂含浸
    多層シート材の両面に、繊維強化樹脂が積層されたもの
    である両面の補強された樹脂含浸多層シート材。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の両面の補強された樹脂
    含浸多層シート材からなり、多層シート材の中間層が第
    2層によって構成されていることを特徴とするコンクリ
    ートパネル。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のいずれかに記載の多層
    シート材を製造する方法であって、非連続の独立した微
    細空間を多数有する第1層と不織布よりなる第2層を、
    相互に隣接して少なくとも2層以上重ね合わせ、該重ね
    合わせ体の少なくとも片面側からニードルパンチングを
    行なうことにより、前記第1層に厚み方向に貫通した多
    数の小孔を形成すると共に、前記第2層を構成する不織
    布の繊維の一部を該小孔内へ侵入させることを特徴とす
    る多層シート材の製法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5のいずれかに記載された
    多層シート材に樹脂液を付与し、前記多層シート材にお
    ける第1層の前記小孔またはこれと透視穴と、第2層の
    前記空隙内に、前記樹脂液を含浸させて固化することを
    特徴とする樹脂含浸多層シート材の製法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜5のいずれかに記載された
    多層シート材の両面に、繊維強化樹脂層を構成する強化
    繊維に樹脂液を付与した状態で重ね合わせ、該樹脂液
    を、前記強化繊維と、前記多層シート材における第1層
    の前記小孔またはこれと透視穴および第2層の前記空隙
    内に浸入させて固化させることを特徴とする両面の補強
    された樹脂含浸多層シート材の製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001049954A1 (fr) * 2000-01-04 2001-07-12 Shishiai-Kabushikigaisha Structure reduisant le bruit d'impact contre le sol
KR100459338B1 (ko) * 2000-07-28 2004-12-03 닛테쓰 고한 가부시키가이샤 흡음 패널
JP2009023634A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Hanil E-Hwa Co Ltd 車両内蔵用天井材の基材
JPWO2019181186A1 (ja) * 2018-03-23 2021-03-18 株式会社カネカ 断熱シート、断熱材、及び断熱シートの製造方法

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