JP2000102982A - Frp構造体およびその製造方法 - Google Patents

Frp構造体およびその製造方法

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JP2000102982A JP10277642A JP27764298A JP2000102982A JP 2000102982 A JP2000102982 A JP 2000102982A JP 10277642 A JP10277642 A JP 10277642A JP 27764298 A JP27764298 A JP 27764298A JP 2000102982 A JP2000102982 A JP 2000102982A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2つ以上のFRP構造体を簡単に接合でき、
接合部分もFRP化して最終的に形成される大型のFR
P成形品を全体にわたって高強度にできる、FRP構造
体およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも2つのFRP構造体1a、1
bが隣接して配置され、両FRP構造体1a、1bの突
き合わせ端部をまたぐように強化繊維基材3が上面ある
いは上下面に配置されたFRP成形体が、前記両FRP
構造体1a、1bと接合され一体化されていることを特
徴とするFRP構造体1a、1b、およびその製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FRP構造体およ
びその製造方法に関し、とくに大型のFRP構造体を安
価に効率よく製造できる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】軽量で高強度な素材として、FRP(繊
維強化プラスチック)が各種産業分野で注目されてお
り、中でもCFRP(炭素繊維強化プラスチック)が、
その優れた機械特性等から注目されている。
【0003】このFRPは、ハンドレイアップ法等の各
種の成形法により、比較的大型の成形品に形成可能であ
るが、あまり大型のものになると、作業効率、成形効率
が極端に低下する。そのため、理論的には成形可能であ
っても、作業性やコストの面から、あるサイズ以上の大
型のFRP成形品は殆んど製造されていないのが実情で
ある。
【0004】このような実情に対し、大型のFRP成形
品を分割構成とし、各分割部材を予めそれぞれ成形して
おき、成形された各分割部材を別の結合用部材を用いて
結合する方法が考えられる。
【0005】しかし、このような方法を採ると、結合用
部材を用いて組み立てる工数が膨大なものになる他、結
合部分における強度等の機械特性が他のFRP部分に比
べて劣るおそれがあり、結局大型のFRP成形品が実用
に供されないこととなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、上記のような実情に鑑み、予め成形された2つ以上
のFRP構造体を簡単にかつ安価に接合でき、しかも接
合部分もFRP構造として、最終的に形成される大型の
FRP成形品の全体にわたって優れた機械特性を確保で
きる、FRP構造体およびその製造方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のFRP構造体は、少なくとも2つのFRP
構造体が隣接して配置され、両FRP構造体の突き合わ
せ端部をまたぐように強化繊維基材が上面あるいは上下
面に配置されたFRP成形体が、前記両FRP構造体と
接合され一体化されていることを特徴とするものからな
る。
【0008】このFRP構造体においては、前記両FR
P構造体の少なくとも一方が、溝を有するコア材と、該
コア材の少なくとも片面に配置され、該溝内に埋設部を
有するFRP板とからなる構成とすることができる。
【0009】また、前記FRP成形体は、さらに、前記
強化繊維基材に対し実質的に垂直な方向に延びるリブ形
成用強化繊維基材を有していてもよい。また、前記両F
RP構造体の突き合わせ端面間にも強化繊維基材が配置
されている構成としてもよい。このようにすれば、両F
RP構造体のより強固な接合が可能になるとともに、突
き合わせ部の強度も十分に大きな強度に確保され、さら
にこの部分をFRP補強リブとして機能させることも可
能になる。
【0010】また、前記両FRP構造体の突き合わせ端
部における上面あるいは上下面に段落ち部を有し、該段
落ち部に前記強化繊維基材が配置されている構成として
もよい。この段落ち部は、1段でもよいが、少なくとも
2段設けられている構成としてもよい。
【0011】本発明に係るFRP構造体の製造方法は、
少なくとも2つのFRP構造体を隣接させて配置し、両
FRP構造体の突き合わせ端部の少なくとも上下面に強
化繊維基材を配置し、その上に樹脂を面方向に拡散する
ための拡散媒体を配置し、この部分全体をバッグフイル
ムで覆った後バッグフイルムで覆われた内部を真空状態
にし、樹脂を注入して前記強化繊維基材に含浸し硬化さ
せて前記両FRP構造体を接合、一体化することを特徴
とする方法からなる。
【0012】この方法においては、前記両FRP構造体
の突き合わせ端面間に隙間をあけておくこともできる。
また、前記拡散媒体と強化繊維基材との間に、離型用の
層を介挿しておいてもよい。さらに、前記両FRP構造
体の突き合わせ端面間にも強化繊維基材を配置してもよ
い。
【0013】このFRP構造体の製造方法においては、
前記両FRP構造体の突き合わせ端部における上面ある
いは上下面に段落ち部を形成しておき、該段落ち部に前
記強化繊維基材を配置するようにしてもよい。段落ち部
は1段でもよいが、少なくとも2段形成してもよい。
【0014】また、前記バッグフイルム内への樹脂の注
入を、前記両FRP構造体の突き合わせ端部に相当する
位置から行い、前記真空状態にするためのバッグフイル
ム内からの吸引を、樹脂注入位置の両側から行うように
してもよい。
【0015】なお、予め成形しておく、互いに接合する
少なくとも2つのFRP構造体は、いかなる成形方法に
よって製造されたものでもよい。また、その構造も、F
RPの単板構造、リブ等の補強部を有する構造、コア材
の両面にFRP板を配置したサンドイッチ構造のもの
等、あらゆる構造を採用できる。
【0016】本発明に係るFRP構造体は、上記のよう
な方法により製造されたもので、複数のFRP構造体を
接合することにより超大型のものまで容易に製造され
る。そして、大型のFRP構造体の全体にわたってFR
P構成の構造とされるから、全体にわたって優れた機械
特性が確保される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照しながら説明する。本発明におけ
る、予め成形された少なくとも2つのFRP構造体、お
よび両FRP構造体の接合部を構成するFRP部の強化
繊維としては、炭素繊維の織物、マット、ストランド
や、ガラス繊維の織物、マット、ロービングを単独ある
いは混合して使用することが好ましい。特に軽量化効果
を最大限に発揮するためには炭素繊維の使用が好まし
い。そして、その炭素繊維も、炭素繊維糸1本のフィラ
メント数が通常の10,000本未満のものではなく、
10,000〜300,000本の範囲、より好ましく
は50,000〜150,000本の範囲にあるトウ状
の炭素繊維フィラメント糸を使用する方が、樹脂の含浸
性、強化繊維基材としての取扱い性、さらには強化繊維
基材の経済性において、より優れるため、好ましい。ま
たFRP構造体の表面に炭素繊維の織物を配置すると、
表面の意匠性が高められ、より好ましい。また、必要に
応じて、あるいは要求される機械特性等に応じて、強化
繊維の層を複数層に積層して強化繊維基材を形成し、そ
の強化繊維基材に樹脂を含浸する。積層する強化繊維層
には、一方向に引き揃えた繊維層や織物層を適宜積層で
き、その繊維配向方向も、要求される強度の方向に応じ
て適宜選択できる。
【0018】FRPの樹脂としては、エポキシ、不飽和
ポリエステル、フェノール、ビニルエステルなどの熱硬
化性樹脂が、成形性・コストの点で好ましい。ただし、
ナイロンやABS樹脂等の熱可塑性樹脂や、熱硬化性樹
脂と熱可塑性樹脂の混合樹脂も使用可能である。
【0019】また、接合されるFRP構造体は、FRP
の単板構成とすることもできるが、コア材の両面にFR
P板を配置したサンドイッチ構造とすることもできる。
サンドイッチ構造とする場合、用いるコア材としては、
発泡体や木材等を使用でき、軽量化の点で発泡体が好ま
しい。発泡体の材質としては、ポリウレタン、ポリスチ
レン、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、シリコ
ンなどを用い、その比重は0.02から0.2の間で選
択することが好ましい。比重が0.02未満のものを用
いると、十分な強度が得られなくなる恐れが生じる。ま
た、比重が0.2を超えると、強度は高くなるが、重量
が嵩み軽量化という目的に反するものになってしまう。
また、コア材としてハニカム材を用いることもできる。
ハニカム材の材質としてはアルミハニカム、アラミドハ
ニカムなどがあり、必要とされる強度等によりその材
質、寸法を選択することができる。
【0020】次に、本発明に係るFRP構造体の製造方
法とともに、その方法により製造される本発明に係るF
RP構造体について具体的に説明する。図1は、本発明
の一実施態様に係るFRP構造体の製造方法を示してお
り、とくに予め成形された2つのFRP構造体の接合を
示している。図1において、1a、1bは予め成形され
た2つのFRP構造体(FRP板)を示しており、これ
らが接合されて一体的なFRP構造体1が成形される。
【0021】まず、FRP構造体1a、1bを隣接させ
て配置し、両FRP構造体1a、1bの端部同士を突き
合わせる。このとき、両FRP構造体1a、1bの突き
合わせ端面間に、たとえば数mm程度の隙間2をあけて
おくと、端面に凹凸があっも吸収できるとともに、以下
に述べる接合部の成形の際の樹脂の通り道とすることが
できる。この突き合わせ端部の少なくとも上下面に強化
繊維基材3を配置する。強化繊維基材3は、前述したよ
うな強化繊維からなり、その形態としては、単に強化繊
維をランダムに配置したもの、一方向に引き揃えた強化
繊維を配置したもの、それらを各方向に積層配置したも
の、織物やマットを配置したもの、さらにはこれらの組
み合わせ形態のいずれであってもよい。
【0022】この強化繊維基材3の上に、本実施態様で
は離型用の織布からなる層4が配置される。但し、この
離型用の層4は、後述の拡散媒体自身が離型性を有して
いる場合には、特に設けなくてもよい。
【0023】上記離型用の層4の上に、樹脂を面方向に
拡散するための拡散媒体5が配置される。この拡散媒体
5は、たとえば、複数条の溝が縦横に刻設された樹脂透
過性のシート状の媒体や、200メッシュよりも目開き
の大きい網状の媒体から構成できる。
【0024】しかる後に、この部分全体をバッグフイル
ム6で多い、その端部6a(各FRP板1a、1bとの
接着部)を両面接着テープやシールテープ等(図示略)
でシールする。
【0025】バッグフイルム6で覆われた内部を真空状
態にするために、内部空気を吸引するための吸引口7を
バッグフイルム6内に配置しておき、真空ポンプ7aで
吸引して内部を真空状態にする。また、バッグフイルム
6内に樹脂注入口8を開口しておき、バルブ9を開いて
真空状態にされたバッグフイルム6内に樹脂10を注入
する。樹脂注入口8は、中央部に、つまりFRP板1
a、1バッグフイルムの突き合わせ端部に相当する位置
に配置し、吸引口7はその両側に配置することが好まし
い。ただし、以下のように樹脂の通り道となる隙間2が
設けられている場合は、樹脂注入口8は上下面のいずれ
か一方に配置してもよい。
【0026】注入された樹脂は、拡散媒体5に沿って速
やかに面方向に拡散し、強化繊維基材3の厚み方向に含
浸する。またこのとき、隙間2は樹脂の通り道となって
樹脂の良好な分散性や良好な拡散性が確保されるととも
に、隙間2内に樹脂が充満してこの間を埋める。さら
に、隙間2内は樹脂のみの部分となるが、ボイドが発生
する場合にはボイドの逃げ場となるので、FRP成形部
分のボイド率の低下に寄与できる。
【0027】樹脂含浸後に、常温で、場合によっては加
熱されて樹脂が硬化され、両FRP板1a、1bが一体
に接合される。樹脂硬化後には、離型用の層4が媒体
5、バッグフイルム6とともに取り除かれ、両FRP板
1a、1bが接合、一体化されたFRP構造体1が完成
する。
【0028】接合部の成形時には、拡散媒体5の上に、
例えば鉄板等の剛性板を設けておいてもよい。このよう
にすれば、接合部の平滑性が確保される。この場合、そ
の上に設けられる吸引口7や樹脂注入口8に連通する通
路をその剛性板に設けておく必要がある。
【0029】このような一体化接合方法によれば、接合
部もFRP化できるので、最終製品としての大型のFR
P構造体1全体にわたって優れた機械特性が確保され
る。また、上記のように、バッグフイルム6を用いた真
空バッグ成形法は極めて簡単に行うことができ、作業上
の制約や、接合される両FRP構造体の形状的な制約が
実質的に全くないから、極めて容易にかつ安価に実施で
きる。しかも、複数のFRP構造体を次々に接合できる
から、表面積が数10m2 以上の超大型の成形品であっ
ても問題なく製造することが可能となる。
【0030】図2は、本発明の別の実施態様に係るFR
P構造体の製造方法を示している。図2に示す方法にお
いては、2つのFRP構造体11a、11b(FRP
板)の突き合わせ端部における上下面(いずれか一方の
面にすることも可能)に段落ち部12a、12bが形成
されており、この段落ち部12a、12bに強化繊維基
材13が配置される。また、本実施態様では、この強化
繊維基材13は、図3に示すように、リブ部を形成する
ための強化繊維基材13aとスキン層を形成するための
強化繊維基材13bとを有するものに構成されており、
成形後には接合部がリブとしても機能できるようになる
ため、接合部がそれ以外の部位より強化されることにな
る。段落ち部12a、12bの深さと、そこに配置され
る強化繊維基材13の厚さとは実質的に同じにされ、成
形後に接合部の表面に段差が生じないようになってい
る。
【0031】各FRP構造体11a、11bに形成され
る強化繊維基材13を配置するための段落ち部12a、
12bは、少なくとも5cm以上が好ましい。また、ス
キン層を形成するための強化繊維基材13bに対し実質
的に垂直な方向に延びるウェブ部を有するリブ形成用強
化繊維基材13aまたは、前記両FRP構造体11a、
11bの突き合わせ端面間に配置された強化繊維基材の
端部を配置するための段落ち部は少なくとも2cm以上
が好ましい。
【0032】接合における強化繊維基材13上には、前
述の実施態様と同様、拡散媒体14が配置され、その上
からバッグフイルム15で覆われる。バッグフイルム1
5で覆われた内部は、吸引口16を通しての吸引により
真空状態にされ、樹脂注入口17から樹脂が注入され
る。
【0033】注入樹脂硬化後に、媒体14およびバッグ
フイルム15が取り除かれ、一体に接合されたFRP構
造体11が完成する。
【0034】このような方法によれば、接合部に段差の
ない、所望の平坦性をもった大型のFRP構造体11の
製造が可能になり、かつ、接合部において両面間にわた
るFRP製のリブが構成されるから、接合部の強度が向
上されるとともにリブ効果によって全体の強度も向上さ
れる。
【0035】なお、上記の製造方法において、予め成形
しておくFRP構造体も、真空バッグ法による一体成形
法によって成形できる。この一体成形では、FRPの単
板構造に成形することもできるし、コア材の両面にFR
P板を配置したサンドイッチ構造にも成形できる。
【0036】FRPの単板構造に成形する場合には、前
述したように、予め成形する少なくとも2つのFRP構
造体を、型内に、少なくとも強化繊維基材を配置すると
ともに、該強化繊維基材の上または上下に樹脂を面方向
に拡散するための媒体を配置し、全体をバッグフイルム
で覆った後バッグフイルムで覆われた内部を真空状態に
し、樹脂を注入して少なくとも前記強化繊維基材の表面
に拡散させ、該樹脂を強化繊維基材に含浸することによ
り一体成形すればよい。
【0037】サンドイッチ構造とする場合には、たとえ
ば図4に示すように行われる。図4に示す方法において
は、型21内に、発泡体等からなるコア材22が配置さ
れるとともに、少なくともその両面に強化繊維基材23
が配置される。コア材22は、本実施態様では複数の分
割構成とされ、複数のコア材22が平面的にみて縦横に
配列されている。配列されたコア材22の列の端部は、
上記強化繊維基材23がコア材22を包み込むように配
置されてもよいし、図4に示すように、コ字状のキャッ
プ状強化繊維基材28を配置してもよい。
【0038】各コア材22は図5に示すように構成され
ており、樹脂の通り道となる大溝24と、該大溝24か
ら分岐した多数の小溝25を有している。この大溝24
および小溝25を介して樹脂が強化繊維基材23の面方
向に拡散され、拡散された樹脂が強化繊維基材23の厚
み方向に基材23に含浸される。この実施態様では、コ
ア材22自身に、溝部分により、樹脂を基材面方向に拡
散するための拡散路を付与してあるが、この構造とは別
に、あるいはこの構造とともに、別部材からなる、樹脂
を強化繊維基材の面方向に拡散するシート状の媒体を設
けてもよい。この媒体は、強化繊維基材23の上面側
に、あるいは上下両面側に配置することができる。媒体
の構造は特に限定されないが、図5に示したと同様の溝
構造を有するシート状部材、あるいは縦横に溝を有する
シート状部材、さらには網状部材等から構成できる。
【0039】そして図5に示した実施態様では、コア材
22の両側部(または四辺部)に切り欠き凹部26が形
成されており、該切り欠き凹部26に図4に示すように
断面コ字状のリブを形成するための強化繊維基材27が
配置されている。FRP構造体の中央部ではこのリブを
形成するコ字状強化繊維基材27同士が突き合わされて
おり、配列されたコア材22の端部部分では、コ字状の
キャップ状強化繊維基材28が配置されており、これら
がコア材22とともに強化繊維基材23で両面から挟ま
れている。
【0040】上記強化繊維基材23の型の上面側が、バ
ッグフイルム29で覆われ、内部が真空ポンプ30によ
る吸引によって真空状態にされる。次いで、バルブ31
を開いて、液状の樹脂32が上記真空状態に保たれた型
21内に注入される。注入は、多孔質材等からなるエッ
ジブリーザ33を介して行われ、ポンプ30への吸引も
同様のエッジブリーザ34を介して行われる。樹脂の注
入位置、真空吸引位置、エッジブリーザは33、34の
設置位置は、適宜変更できる。たとえば、成形するFR
P構造体の中央部から樹脂を注入するようにすることも
できる。また、本実施態様では、強化繊維基材23の上
面を直接バッグフイルム29で覆うようにしたが、必要
に応じて、それらの間に成形後に剥離される離型資材
(図示略)を介装してもよい。上記実施態様では、バッ
グフイルム29自身が離型資材の機能を備えている。さ
らにまた、バッグフイルム29と強化繊維基材23の型
の上面側との間に、鉄板等の剛性板を配置してもよい。
【0041】注入された樹脂は、前述の如く、コア材2
2の大溝24、小溝25に沿って強化繊維基材23の面
方向に拡散されつつ、拡散した樹脂が強化繊維基材23
の厚み方向に含浸される。このとき同時に、リブやキャ
ップを形成するコ字状強化繊維基材27、28にも樹脂
が含浸され、リブやキャップが一体に成形される。含浸
された樹脂が、常温で、場合によっては加熱によって硬
化され、FRP構造体が完成する。硬化後にバッグフイ
ルム29が取り除かれ、硬化したFRP構造体が型21
から取り出される。このように、FRP構造体が一体成
形される。
【0042】また、図6に示すように、両FRP構造体
41a、41bに形成する段落ち部42a、42bを少
なくとも2段に形成し、段落ち部42aに対してリブ形
成用強化繊維基材43aを配置し、段落ち部42bに対
して強化繊維基材43bを配置する構成とすることもで
きる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のFRP構
造体およびその製造方法によれば、少なくとも2つのF
RP構造体を簡単に接合できるとともに、該接合部分も
FRP化して高強度に保つことができ、軽量で高強度、
高剛性の大型のFRP構造体を容易にかつ安価に製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係るFRP構造体の製造
方法を示す、接合部の概略構成図である。
【図2】本発明の別の実施態様に係るFRP構造体の製
造方法を示す、接合部の概略構成図である。
【図3】図2の方法に用いられる接合部の強化繊維基材
の分解図である。
【図4】本発明における予め成形されるFRP構造体の
一発成形方法の一例を示す概略構成図である。
【図5】図4の方法で用いられるコア材の拡大斜視図で
ある。
【図6】段落ち部の別の形状例を示す両FRP構造体接
合部の断面図である。
【符号の説明】
1、11 FRP構造体 1a、1b、11a、11b、41a、41b 接合さ
れるFRP構造体 2 隙間 3、13 強化繊維基材 4 離型用の層 5、14 拡散媒体 6、15 バッグフイルム 7、16 吸引口 7a 真空ポンプ 8、17 樹脂注入口 9 バルブ 10 樹脂 12a、12b、42a、42b 段落ち部 13a、43a リブ形成用強化繊維基材 13b、43b スキン層形成用強化繊維基材 21 型 22 コア材 23 強化繊維基材 24、25 溝 26 切り欠き凹部 27、28 コ字状強化繊維基材 29 バッグフイルム 30 真空ポンプ 31 バルブ 32 樹脂 33、34 エッジブリーザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F205 AD05 AD18 AD19 AG02 AG03 AG23 AH48 HA09 HA33 HA36 HA47 HB01 HK17 HM06 4F211 AD05 AD18 AD19 AG02 AG03 AG23 AH48 TA03 TA08 TC09 TC21 TD07 TD09 TH02 TH18 TJ21 TJ29 TN44 TN85 TQ07 TQ13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つのFRP構造体が隣接し
    て配置され、両FRP構造体の突き合わせ端部をまたぐ
    ように強化繊維基材が上面あるいは上下面に配置された
    FRP成形体が、前記両FRP構造体と接合され一体化
    されていることを特徴とするFRP構造体。
  2. 【請求項2】 前記両FRP構造体の少なくとも一方
    が、溝を有するコア材と、該コア材の少なくとも片面に
    配置され、該溝内に埋設部を有するFRP板とからな
    る、請求項1のFRP構造体。
  3. 【請求項3】 前記FRP成形体が、さらに、前記強化
    繊維基材に対し実質的に垂直な方向に延びるリブ形成用
    強化繊維基材を有している、請求項1または2のFRP
    構造体。
  4. 【請求項4】 前記両FRP構造体の突き合わせ端面間
    にも強化繊維基材が配置されている、請求項1ないし3
    のいずれかに記載のFRP構造体。
  5. 【請求項5】 前記両FRP構造体の突き合わせ端部に
    おける上面あるいは上下面に段落ち部を有し、該段落ち
    部に前記強化繊維基材が配置されている、請求項1ない
    し4のいずれかに記載のFRP構造体。
  6. 【請求項6】 前記段落ち部が少なくとも2段設けられ
    ている、請求項5のFRP構造体。
  7. 【請求項7】 少なくとも2つのFRP構造体を隣接さ
    せて配置し、両FRP構造体の突き合わせ端部の少なく
    とも上下面に強化繊維基材を配置し、その上に樹脂を面
    方向に拡散するための拡散媒体を配置し、この部分全体
    をバッグフイルムで覆った後バッグフイルムで覆われた
    内部を真空状態にし、樹脂を注入して前記強化繊維基材
    に含浸し硬化させて前記両FRP構造体を接合、一体化
    することを特徴とする、FRP構造体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記両FRP構造体の突き合わせ端面間
    に隙間があけられている、請求項7のFRP構造体の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記拡散媒体と強化繊維基材との間に、
    離型用の層を介挿する、請求項7または8のFRP構造
    体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記両FRP構造体の突き合わせ端面
    間にも強化繊維基材を配置する、請求項7ないし9のい
    ずれかに記載のFRP構造体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記両FRP構造体の突き合わせ端部
    における上面あるいは上下面に段落ち部を形成してお
    き、該段落ち部に前記強化繊維基材を配置する、請求項
    7ないし10のいずれかに記載のFRP構造体の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記段落ち部を少なくとも2段形成す
    る、請求項11のFRP構造体の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記バッグフイルム内への樹脂の注入
    を、前記両FRP構造体の突き合わせ端部に相当する位
    置から行い、前記真空状態にするためのバッグフイルム
    内からの吸引を、樹脂注入位置の両側から行う、請求項
    7ないし12のいずれかに記載のFRP構造体の製造方
    法。
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