JPH0829948A - 自動現像処理装置 - Google Patents
自動現像処理装置Info
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- JPH0829948A JPH0829948A JP16538694A JP16538694A JPH0829948A JP H0829948 A JPH0829948 A JP H0829948A JP 16538694 A JP16538694 A JP 16538694A JP 16538694 A JP16538694 A JP 16538694A JP H0829948 A JPH0829948 A JP H0829948A
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- JP
- Japan
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- processing
- color
- development
- silver halide
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- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少量処理時においても、安定した写真性能を
示すハロゲン化銀カラー写真感光材料用自動現像処理装
置の提供。 【構成】 発色現像用固体処理剤を発色現像工程の処理
槽に直接供給する機構を有し、かつ該発色現像工程にお
けるエアタイム比率が5〜30%であり、支持体上に青感
性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及
び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を有し、
該写真構成層の少なくとも一層に、下記一般式〔I〕で
表される化合物の少なくとも一つを含有するハロゲン化
銀カラー写真感光材料を処理することを特徴とする自動
現像処理装置。 【化1】 式中、Aはカプラー残基を表し、Rはアルキル基を表
し、INHは現像抑制基を表す。
示すハロゲン化銀カラー写真感光材料用自動現像処理装
置の提供。 【構成】 発色現像用固体処理剤を発色現像工程の処理
槽に直接供給する機構を有し、かつ該発色現像工程にお
けるエアタイム比率が5〜30%であり、支持体上に青感
性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及
び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を有し、
該写真構成層の少なくとも一層に、下記一般式〔I〕で
表される化合物の少なくとも一つを含有するハロゲン化
銀カラー写真感光材料を処理することを特徴とする自動
現像処理装置。 【化1】 式中、Aはカプラー残基を表し、Rはアルキル基を表
し、INHは現像抑制基を表す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料(以下、単に感光材料ともいう)用自動現像処
理装置に関し、特に発色現像用固体処理剤を発色現像工
程の処理槽に直接供給する機構を有する自動現像処理装
置に関する。
感光材料(以下、単に感光材料ともいう)用自動現像処
理装置に関し、特に発色現像用固体処理剤を発色現像工
程の処理槽に直接供給する機構を有する自動現像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動現像機による写真感光材料の
処理には、環境対応の観点から、固体処理剤の利用が検
討されており、例えば、特開平2-109042号、同3-39379
号、同4-230748号等の各公報に前記固体処理剤の開示が
見られる。また、特開平5-119454号、同5-188533号等の
各公報には、固体処理剤を自動現像機にセットし、直接
処理槽に供給する方法が開示されている。
処理には、環境対応の観点から、固体処理剤の利用が検
討されており、例えば、特開平2-109042号、同3-39379
号、同4-230748号等の各公報に前記固体処理剤の開示が
見られる。また、特開平5-119454号、同5-188533号等の
各公報には、固体処理剤を自動現像機にセットし、直接
処理槽に供給する方法が開示されている。
【0003】これらの特許には、従来の補充液を作成す
る手間がなくなり、安定な処理安定性を維持できるとい
う記載がされている。
る手間がなくなり、安定な処理安定性を維持できるとい
う記載がされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】確かに、上述の技術を
用いれば、従来の補充方式のように、酸化などによる補
充液の劣化という問題はある程度改善される。
用いれば、従来の補充方式のように、酸化などによる補
充液の劣化という問題はある程度改善される。
【0005】しかしながら、1日当たりの処理される感
光材料の量がカラーネガでは24EX撮影感光材料で20本以
下、カラーペーパーでは10m2以下といった極端に少ない
場合には、上述の技術を用いても、発色現像処理槽内で
の発色現像主薬の酸化を完全防止することはできず、発
色現像処理液中での主薬酸化物の蓄積は免れない。ま
た、上述の技術を用いる場合には、補充用固体処理剤を
完全に溶解させることが必須であり、固体処理剤が処理
槽に投入された後、一定時間循環ポンプを駆動させるな
どの、処理液の循環をある程度活発に保つ必要があり、
このため、発色現像処理槽においては、発色現像主薬の
酸化が起こりやすいことも判明した。
光材料の量がカラーネガでは24EX撮影感光材料で20本以
下、カラーペーパーでは10m2以下といった極端に少ない
場合には、上述の技術を用いても、発色現像処理槽内で
の発色現像主薬の酸化を完全防止することはできず、発
色現像処理液中での主薬酸化物の蓄積は免れない。ま
た、上述の技術を用いる場合には、補充用固体処理剤を
完全に溶解させることが必須であり、固体処理剤が処理
槽に投入された後、一定時間循環ポンプを駆動させるな
どの、処理液の循環をある程度活発に保つ必要があり、
このため、発色現像処理槽においては、発色現像主薬の
酸化が起こりやすいことも判明した。
【0006】このようにして生成した疎水性の酸化物が
感光材料に付着しながら、感光材料を搬送する渡り部の
スクイズローラー部に持ち出され、スクイズローラー部
にこの酸化物がタールとなって堆積する。このような酸
化析出物の付着したスクイズローラーは平滑性が減少し
てしまい、感光材料に膨潤、浸透した、あるいは感光材
料表面に付着した発色現像処理液を充分に、且つ均一に
絞り出す能力が低下し、現像性のムラ、現像性のバラツ
キ(処理変動)を起こし易くなることが判明した。ま
た、前記析出物が感光材料に転写され、その転写された
部分の次の工程での現像停止性が低下し、現像ムラ(漂
白カブリ)が発生しやすくなることも見出された。更
に、本発明者らが詳細に検討を行ったところ、この現像
ムラは、感光材料に使用するDIR化合物の種類により
大幅に変化することが見い出され、特に特定のDIR化
合物を使用すると現像ムラが著しく改善されることが明
らかになった。
感光材料に付着しながら、感光材料を搬送する渡り部の
スクイズローラー部に持ち出され、スクイズローラー部
にこの酸化物がタールとなって堆積する。このような酸
化析出物の付着したスクイズローラーは平滑性が減少し
てしまい、感光材料に膨潤、浸透した、あるいは感光材
料表面に付着した発色現像処理液を充分に、且つ均一に
絞り出す能力が低下し、現像性のムラ、現像性のバラツ
キ(処理変動)を起こし易くなることが判明した。ま
た、前記析出物が感光材料に転写され、その転写された
部分の次の工程での現像停止性が低下し、現像ムラ(漂
白カブリ)が発生しやすくなることも見出された。更
に、本発明者らが詳細に検討を行ったところ、この現像
ムラは、感光材料に使用するDIR化合物の種類により
大幅に変化することが見い出され、特に特定のDIR化
合物を使用すると現像ムラが著しく改善されることが明
らかになった。
【0007】従って本発明の目的は、少量処理時におい
ても、安定した写真性能を示すハロゲン化銀カラー写真
感光材料用自動現像処理装置を提供することである。
ても、安定した写真性能を示すハロゲン化銀カラー写真
感光材料用自動現像処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、以
下の構成により達成された。
下の構成により達成された。
【0009】1.発色現像用固体処理剤を発色現像工程
の処理槽に直接供給する機構を有し、かつ該発色現像工
程におけるエアタイム比率が5〜30%であり、支持体上
に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤
層、及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を
有し、該写真構成層の少なくとも一層に、下記一般式
〔I〕で表される化合物の少なくとも一つを含有するハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料を処理することを特徴と
する自動現像処理装置。
の処理槽に直接供給する機構を有し、かつ該発色現像工
程におけるエアタイム比率が5〜30%であり、支持体上
に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤
層、及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を
有し、該写真構成層の少なくとも一層に、下記一般式
〔I〕で表される化合物の少なくとも一つを含有するハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料を処理することを特徴と
する自動現像処理装置。
【0010】
【化2】
【0011】〔式中、Aはカプラー残基を表し、Rはア
ルキル基を表し、INHは現像抑制基を表す。〕 2.発色現像工程の処理槽の開口面積比率Nが、N≦12
cm2/lであることを特徴とする前記1記載の自動現像
処理装置。
ルキル基を表し、INHは現像抑制基を表す。〕 2.発色現像工程の処理槽の開口面積比率Nが、N≦12
cm2/lであることを特徴とする前記1記載の自動現像
処理装置。
【0012】3.発色現像処理槽の容量y(l)に対す
る発色現像用固体処理剤の単位供給量x(g)の比率
が、(x/y)<5であることを特徴とする前記1乃至
2記載の自動現像処理装置。
る発色現像用固体処理剤の単位供給量x(g)の比率
が、(x/y)<5であることを特徴とする前記1乃至
2記載の自動現像処理装置。
【0013】4.発色現像工程から次の工程への渡り部
にスクイズローラーを有することを特徴とする前記1、
2及び前記3のいずれか記載の自動現像処理装置。
にスクイズローラーを有することを特徴とする前記1、
2及び前記3のいずれか記載の自動現像処理装置。
【0014】以下本発明を詳述する。
【0015】本発明においては、ハロゲン化銀カラー写
真感光材料を処理する発色現像処理槽の処理液中に固体
処理剤を直接供給補充することを特徴とする。
真感光材料を処理する発色現像処理槽の処理液中に固体
処理剤を直接供給補充することを特徴とする。
【0016】従来の補充液による補充方法では、低補充
化のために補充液を作成してから補充されるまでの滞留
時間が増すため、補充液中で発色現像主薬の酸化物が処
理槽中に補充される前から生じ、特に少量処理の場合は
処理槽中の主薬酸化物の濃度が非常に増加してしまう
が、本発明によれば、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
を処理する発色現像処理槽の処理液中に固体処理剤を直
接供給することにより、発色現像工程の処理槽中の発色
現像主薬の酸化物濃度を低下させることが可能となる。
化のために補充液を作成してから補充されるまでの滞留
時間が増すため、補充液中で発色現像主薬の酸化物が処
理槽中に補充される前から生じ、特に少量処理の場合は
処理槽中の主薬酸化物の濃度が非常に増加してしまう
が、本発明によれば、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
を処理する発色現像処理槽の処理液中に固体処理剤を直
接供給することにより、発色現像工程の処理槽中の発色
現像主薬の酸化物濃度を低下させることが可能となる。
【0017】現像主薬の酸化物は水溶性が低いため感光
材料の表面に付着しやすく、感光材料と一緒に液外に持
ち出され、ローラ、特にスクイズローラに大量に付着す
ると前述の問題が発生することになるが、発色現像用固
体処理剤を発色現像工程の処理槽に直接供給する機構を
有し、かつ、発色現像工程のエアタイム比率が5%〜30
%とする本発明の自動現像処理装置で処理することによ
り、発色現像工程のスクイズローラへの現像主薬酸化物
の付着が著しく減少し、感光材料の均一なスクイズが行
われ、現像ムラを防止できる。また、スクイズローラか
ら現像主薬の酸化物が感光材料に付着しステインが発生
することを防止出来る。さらには、漂白カブリの防止の
効果も認められた。
材料の表面に付着しやすく、感光材料と一緒に液外に持
ち出され、ローラ、特にスクイズローラに大量に付着す
ると前述の問題が発生することになるが、発色現像用固
体処理剤を発色現像工程の処理槽に直接供給する機構を
有し、かつ、発色現像工程のエアタイム比率が5%〜30
%とする本発明の自動現像処理装置で処理することによ
り、発色現像工程のスクイズローラへの現像主薬酸化物
の付着が著しく減少し、感光材料の均一なスクイズが行
われ、現像ムラを防止できる。また、スクイズローラか
ら現像主薬の酸化物が感光材料に付着しステインが発生
することを防止出来る。さらには、漂白カブリの防止の
効果も認められた。
【0018】本発明においては、発色現像工程のエアタ
イム比率は5%〜30%であり、好ましくは25%以下であ
ることが好ましい。また前記エアタイム比率を5%以下
にすると渡り部でのスクイズ性が低下し、発色現像槽か
ら次槽への持ち込み量増大による次工程(漂白、漂白定
着工程)の性能の劣化、また現像ストップ性低下による
現像性バラツキを引き越こしやすくなる。
イム比率は5%〜30%であり、好ましくは25%以下であ
ることが好ましい。また前記エアタイム比率を5%以下
にすると渡り部でのスクイズ性が低下し、発色現像槽か
ら次槽への持ち込み量増大による次工程(漂白、漂白定
着工程)の性能の劣化、また現像ストップ性低下による
現像性バラツキを引き越こしやすくなる。
【0019】本発明において、処理工程のエアタイム
(Air Time)比率とは、感光材料が処理液に触
れてから次なる工程に触れるまでの時間の中で空気中に
存在する時間の占める割合を言い、例えば発色現像処理
工程のエアタイム比率とは、発色現像液に感光材料の先
端部が触れてから、この先端部が次なる工程である処理
液(漂白液、漂白定着液、停止液、等)に触れるまでの
時間A、すなわち発色現像処理工程の時間Aに対し、こ
の先端部が発色現像処理液から出て次工程の処理液に入
るまでの時間(エアタイム)Bの割合、すなわちB/A
で表される値を示す。また、上述の次工程に移るとき以
外でも、一つの処理工程中で感光材料が処理液の外部を
搬送される場合、例えばその処理工程が2槽以上の槽か
ら構成されていたり、あるいは、複数の搬送ラックを使
用して処理液外の部分でラックをまたいで感光材料が搬
送される場合等の、感光材料が処理液面の外部を搬送さ
れる時間も本発明のエアタイムBに含まれる(加算され
る)。
(Air Time)比率とは、感光材料が処理液に触
れてから次なる工程に触れるまでの時間の中で空気中に
存在する時間の占める割合を言い、例えば発色現像処理
工程のエアタイム比率とは、発色現像液に感光材料の先
端部が触れてから、この先端部が次なる工程である処理
液(漂白液、漂白定着液、停止液、等)に触れるまでの
時間A、すなわち発色現像処理工程の時間Aに対し、こ
の先端部が発色現像処理液から出て次工程の処理液に入
るまでの時間(エアタイム)Bの割合、すなわちB/A
で表される値を示す。また、上述の次工程に移るとき以
外でも、一つの処理工程中で感光材料が処理液の外部を
搬送される場合、例えばその処理工程が2槽以上の槽か
ら構成されていたり、あるいは、複数の搬送ラックを使
用して処理液外の部分でラックをまたいで感光材料が搬
送される場合等の、感光材料が処理液面の外部を搬送さ
れる時間も本発明のエアタイムBに含まれる(加算され
る)。
【0020】本発明における自動現像処理装置の、発色
現像処理槽の開口面積比率Nは、12cm2/l以下である
ことが好ましく、さらに8cm2/l以下がより好まし
い。
現像処理槽の開口面積比率Nは、12cm2/l以下である
ことが好ましく、さらに8cm2/l以下がより好まし
い。
【0021】本発明における処理槽の開口面積比率Nと
は、該処理槽における総処理液容量C(l)に対する該
処理槽の気液界面面積である開口面積S(cm2)との
比、すなわち、 N=S/C(cm2/l) で表される値である。ここで言う処理槽とは、感光材料
が搬送される処理ラックを収容する主要な部分だけでは
なく、温度調節、濾過フィルタ等を収容するための槽、
固体処理剤の溶解槽等、感光材料と接触している処理液
によって連通している部分(必ずしも常時連通している
場合に限定されない)の全ての部分が含まれる。
は、該処理槽における総処理液容量C(l)に対する該
処理槽の気液界面面積である開口面積S(cm2)との
比、すなわち、 N=S/C(cm2/l) で表される値である。ここで言う処理槽とは、感光材料
が搬送される処理ラックを収容する主要な部分だけでは
なく、温度調節、濾過フィルタ等を収容するための槽、
固体処理剤の溶解槽等、感光材料と接触している処理液
によって連通している部分(必ずしも常時連通している
場合に限定されない)の全ての部分が含まれる。
【0022】本発明で言うスクイズローラとは、感光材
料の表面に付着もしくは内部に含浸している処理液成分
が、次の槽もしくは次工程の処理液に持ち込まれること
により、該槽もしくは該工程が希釈されたり処理性に悪
影響をおよぼさないように、感光材料に、対向するロー
ラを圧着して処理液の持ち出し成分を搾り取り、その量
を減じる効果を与えるもので、その構造材質等に特に制
限はないが公知、周知のいずれのものも使用できる。ま
た、その数も限定されないが1対から5対程度を設ける
ことが好ましい。
料の表面に付着もしくは内部に含浸している処理液成分
が、次の槽もしくは次工程の処理液に持ち込まれること
により、該槽もしくは該工程が希釈されたり処理性に悪
影響をおよぼさないように、感光材料に、対向するロー
ラを圧着して処理液の持ち出し成分を搾り取り、その量
を減じる効果を与えるもので、その構造材質等に特に制
限はないが公知、周知のいずれのものも使用できる。ま
た、その数も限定されないが1対から5対程度を設ける
ことが好ましい。
【0023】本発明の自動現像処理装置においては、発
色現像処理槽の容量y(l)に補充する発色現像用固体
処理剤の単位供給量x(g)の割合が5未満であるこ
と、すなわち次式で表される関係となるように処理する
と処理変動が著しく少なくなり、好ましい。
色現像処理槽の容量y(l)に補充する発色現像用固体
処理剤の単位供給量x(g)の割合が5未満であるこ
と、すなわち次式で表される関係となるように処理する
と処理変動が著しく少なくなり、好ましい。
【0024】(x/y)<5 ここで、発色現像処理槽に補充する発色現像用固体処理
剤の単位供給量xとは、補充動作における固体処理剤の
供給単位を表し、固体処理剤の自動補充装置によって補
充動作を行う場合、補充装置の1回の補充動作によって
補充される量である。錠剤状の固体処理剤の場合、1錠
ずつ投入する場合、xは1錠の重量に相当し、複数を錠
剤を1度にまとめて(または連続して)投入される場合
は、その総量に相当する。また、発色現像処理槽に補充
される固体処理剤は複数種(複数のパート)で構成され
ていても差し支えなく、xの値は全てのパートを区別せ
ず1度の補充動作(1度の連続した補充動作)で補充さ
れる総量である。また、固体処理剤の供給量の制御を処
理剤の数でなく容積、重量、補充装置の動作時間等の他
の方法で計量する場合ももちろん本発明の範囲である
が、1度のまとまった補充動作における固体処理剤の補
充量の平均値で表す。
剤の単位供給量xとは、補充動作における固体処理剤の
供給単位を表し、固体処理剤の自動補充装置によって補
充動作を行う場合、補充装置の1回の補充動作によって
補充される量である。錠剤状の固体処理剤の場合、1錠
ずつ投入する場合、xは1錠の重量に相当し、複数を錠
剤を1度にまとめて(または連続して)投入される場合
は、その総量に相当する。また、発色現像処理槽に補充
される固体処理剤は複数種(複数のパート)で構成され
ていても差し支えなく、xの値は全てのパートを区別せ
ず1度の補充動作(1度の連続した補充動作)で補充さ
れる総量である。また、固体処理剤の供給量の制御を処
理剤の数でなく容積、重量、補充装置の動作時間等の他
の方法で計量する場合ももちろん本発明の範囲である
が、1度のまとまった補充動作における固体処理剤の補
充量の平均値で表す。
【0025】また、本発明における発色現像処理槽と
は、感光材料を搬送するための主たる槽(通常ラック等
が配置されている部分)だけでなく該槽と発色現像処理
液によって常時または随時連通している部分の全てが含
まれ、循環ポンプ等で接続されたヒーター、フィルタ
ー、センサ等を配置した副次的な槽を設けた場合も本発
明の処理槽の一部とし、発色現像処理槽の容量yとは、
これら処理槽に満たされた処理液の総量を表す。
は、感光材料を搬送するための主たる槽(通常ラック等
が配置されている部分)だけでなく該槽と発色現像処理
液によって常時または随時連通している部分の全てが含
まれ、循環ポンプ等で接続されたヒーター、フィルタ
ー、センサ等を配置した副次的な槽を設けた場合も本発
明の処理槽の一部とし、発色現像処理槽の容量yとは、
これら処理槽に満たされた処理液の総量を表す。
【0026】次に、本発明において好ましくは、発色現
像用固体処理剤を発色現像工程の処理槽に直接供給する
機構を有し、かつ該発色現像工程におけるエアタイム比
率が5〜30%であり、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳
剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲン
化銀乳剤層を含む写真構成層を有し、該写真構成層の少
なくとも一層に、前記一般式〔I〕で表される化合物の
少なくとも一つを含有するハロゲン化銀カラー写真感光
材料を処理することを特徴とする自動現像処理装置であ
る。
像用固体処理剤を発色現像工程の処理槽に直接供給する
機構を有し、かつ該発色現像工程におけるエアタイム比
率が5〜30%であり、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳
剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲン
化銀乳剤層を含む写真構成層を有し、該写真構成層の少
なくとも一層に、前記一般式〔I〕で表される化合物の
少なくとも一つを含有するハロゲン化銀カラー写真感光
材料を処理することを特徴とする自動現像処理装置であ
る。
【0027】次に、本発明の一般式〔I〕で表される化
合物について説明する。
合物について説明する。
【0028】一般式〔I〕において、Aで表されるカプ
ラー残基としては、例えばイエローカプラー残基(例え
ばアシルアセトアニリド、マロンジアニリドなどの開鎖
ケトンメチレン型カプラー残基)、マゼンタカプラー残
基(例えば5-ピラゾロン型、ピラゾロトリアゾール型
またはイミダゾピラゾール型などのカプラー残基)、シ
アンカプラー残基(例えばフェノール型、ナフトール
型、ヨーロッパ公開特許第249,453号に記載のイミダゾ
ール型または同304,001号に記載のピラゾロピリミジン
型などのカプラー残基)および無呈色カプラー残基(例
えばインダノン型またはアセトフェノン型などのカプラ
ー残基)が挙げられる。また、米国特許4,315,070号、
同4,183,752号、同4,174,969号、同3,691,959号、同4,1
71,223号または特開昭52-82423号に記載のヘテロ環型の
カプラー残基であってもよい。
ラー残基としては、例えばイエローカプラー残基(例え
ばアシルアセトアニリド、マロンジアニリドなどの開鎖
ケトンメチレン型カプラー残基)、マゼンタカプラー残
基(例えば5-ピラゾロン型、ピラゾロトリアゾール型
またはイミダゾピラゾール型などのカプラー残基)、シ
アンカプラー残基(例えばフェノール型、ナフトール
型、ヨーロッパ公開特許第249,453号に記載のイミダゾ
ール型または同304,001号に記載のピラゾロピリミジン
型などのカプラー残基)および無呈色カプラー残基(例
えばインダノン型またはアセトフェノン型などのカプラ
ー残基)が挙げられる。また、米国特許4,315,070号、
同4,183,752号、同4,174,969号、同3,691,959号、同4,1
71,223号または特開昭52-82423号に記載のヘテロ環型の
カプラー残基であってもよい。
【0029】Rで表されるアルキル基としては、例えば
メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられ、これら
のアルキル基は直鎖でも分岐を有していてもよく、また
置換基を有していてもよい。これらのアルキル基の置換
基としては、例えばハロゲン原子、ヒドロキシ基、アル
コキシ基、アシルオキシ基、カルボキシル基、アシル
基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基が挙げら
れる。
メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられ、これら
のアルキル基は直鎖でも分岐を有していてもよく、また
置換基を有していてもよい。これらのアルキル基の置換
基としては、例えばハロゲン原子、ヒドロキシ基、アル
コキシ基、アシルオキシ基、カルボキシル基、アシル
基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基が挙げら
れる。
【0030】INHで表される現像抑制剤基としては、
好ましくは一般式(INH−1)〜一般式(INH−1
3)で表される基が挙げられる。
好ましくは一般式(INH−1)〜一般式(INH−1
3)で表される基が挙げられる。
【0031】
【化3】
【0032】
【化4】
【0033】一般式(INH−6)中R21は水素原子ま
たは、置換もしくは無置換の炭素水素基(例えばメチ
ル、エチル、プロピル、フェニル)を表す。
たは、置換もしくは無置換の炭素水素基(例えばメチ
ル、エチル、プロピル、フェニル)を表す。
【0034】式中*は一般式〔I〕で表される化合物の
L2もしくはL3で表される基と結合する位置を表す。
L2もしくはL3で表される基と結合する位置を表す。
【0035】また**は置換基と結合する位置を表し、
置換基としては置換もしくは無置換の脂肪族基、アリー
ル基、ヘテロ環基等が挙げられ、写真処理時に処理液中
で分解する基がこれら置換中に含まれていることが好ま
しい。
置換基としては置換もしくは無置換の脂肪族基、アリー
ル基、ヘテロ環基等が挙げられ、写真処理時に処理液中
で分解する基がこれら置換中に含まれていることが好ま
しい。
【0036】具体的に脂肪族基としては例えばメチル、
エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、デシル、イソブ
チル、t-ブチル、2-エチルヘキシル、2-メチルチオエチ
ル、ベンジル、4-メトキシベンジル、フェネチル、1-メ
トキシカルボニルエチル、プロピルオキシカルボニルメ
チル、メトキシカルボニル、フェノキシカルボニル、2-
(プロピルオキシカルボニル)エチル、ブチルオキシカル
ボニルメチル、ペンチルオキシカルボニルメチル、2-シ
アノエチルオキシカルボニルメチル、2,2-ジクロロエチ
ルオキシカルボニルメチル、3-ニトロプロピルオキシカ
ルボニルメチル、4-ニトロベンジルオキシカルボニルメ
チル、2,5-ジオキソ-3,6-ジオキサデシル、−COOCH2COO
R100で表される基等が挙げられる。
エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、デシル、イソブ
チル、t-ブチル、2-エチルヘキシル、2-メチルチオエチ
ル、ベンジル、4-メトキシベンジル、フェネチル、1-メ
トキシカルボニルエチル、プロピルオキシカルボニルメ
チル、メトキシカルボニル、フェノキシカルボニル、2-
(プロピルオキシカルボニル)エチル、ブチルオキシカル
ボニルメチル、ペンチルオキシカルボニルメチル、2-シ
アノエチルオキシカルボニルメチル、2,2-ジクロロエチ
ルオキシカルボニルメチル、3-ニトロプロピルオキシカ
ルボニルメチル、4-ニトロベンジルオキシカルボニルメ
チル、2,5-ジオキソ-3,6-ジオキサデシル、−COOCH2COO
R100で表される基等が挙げられる。
【0037】ここでR100は炭素数1ないし8の無置換
アルキル基を表す。またアリール基としては例えばフェ
ニル、ナフチル、4-メトキシカルボニルフェニル、4-エ
トキシカルボニルフェニル、2-メチルチオフェニル、3-
メトキシカルボニルフェニル、4-(2-シアノエチルオキ
シカルボニル)-フェニル等が挙げられる。
アルキル基を表す。またアリール基としては例えばフェ
ニル、ナフチル、4-メトキシカルボニルフェニル、4-エ
トキシカルボニルフェニル、2-メチルチオフェニル、3-
メトキシカルボニルフェニル、4-(2-シアノエチルオキ
シカルボニル)-フェニル等が挙げられる。
【0038】またヘテロ環基としては4-ピリジル、3-ピ
リジル、2-ピリジル、2-フリル、2-テトラヒドロピラニ
ル等が挙げられる。
リジル、2-ピリジル、2-フリル、2-テトラヒドロピラニ
ル等が挙げられる。
【0039】これらの中でINH(現像抑制剤)として
好ましくは一般式(INH−1)、(INH−2)、
(INH−3)、(INH−4)、(INH−9)およ
び(INH−12)であり、特に好ましくは(INH−
1)、(INH−2)および(INH−3)である。
好ましくは一般式(INH−1)、(INH−2)、
(INH−3)、(INH−4)、(INH−9)およ
び(INH−12)であり、特に好ましくは(INH−
1)、(INH−2)および(INH−3)である。
【0040】またINHと結合する置換基として好まし
くは脂肪族基または置換もしくは無置換のフェニル基で
ある。
くは脂肪族基または置換もしくは無置換のフェニル基で
ある。
【0041】以下に本発明の一般式〔I〕で表される化
合物の具体例を示すが本発明は、これらの化合物に限定
されるものではない。
合物の具体例を示すが本発明は、これらの化合物に限定
されるものではない。
【0042】
【化5】
【0043】
【化6】
【0044】
【化7】
【0045】
【化8】
【0046】本発明に係る一般式〔I〕で表わされる化
合物は、ハロゲン化銀1モル当り0.0001〜0.1モル使用
することが好ましく、特に0.001〜0.05モル使用するこ
とが好ましい。
合物は、ハロゲン化銀1モル当り0.0001〜0.1モル使用
することが好ましく、特に0.001〜0.05モル使用するこ
とが好ましい。
【0047】本発明に係る一般式〔I〕で表わされるD
IR化合物をカラー写真感光材料中に含有させる方法は
特に問わないが、通常のハロゲン化銀写真感光材料にお
いて知られている方法が総て利用できる。即ち、米国特
許2,322,027号に示されるように、高沸点溶剤に溶解し
て微細な油滴として分散させる方法、米国特許2,186,84
9号に示されるように、耐拡散基と水溶性基を持たせて
溶解分散する方法、米国特許2,397,864号に示されるよ
うに、高分子化合物の一成分として組み込む方法、特開
昭51-59942号、同51-59943号に示されるように、ラテッ
クスポリマーに充填する方法、あるいはコロイドミル等
によって機械的に粉砕分散する方法などがある。
IR化合物をカラー写真感光材料中に含有させる方法は
特に問わないが、通常のハロゲン化銀写真感光材料にお
いて知られている方法が総て利用できる。即ち、米国特
許2,322,027号に示されるように、高沸点溶剤に溶解し
て微細な油滴として分散させる方法、米国特許2,186,84
9号に示されるように、耐拡散基と水溶性基を持たせて
溶解分散する方法、米国特許2,397,864号に示されるよ
うに、高分子化合物の一成分として組み込む方法、特開
昭51-59942号、同51-59943号に示されるように、ラテッ
クスポリマーに充填する方法、あるいはコロイドミル等
によって機械的に粉砕分散する方法などがある。
【0048】
【実施例】以下、本発明の実施例を以下に示すが、本発
明はこれらに限定されない。
明はこれらに限定されない。
【0049】実施例1 本発明を適用できる自動現像機(以下、単に自現機とも
いう)の一例である本実施例の自現機を図面に基づいて
説明する。
いう)の一例である本実施例の自現機を図面に基づいて
説明する。
【0050】図1は、カラーネガフィルム用自動現像処
理装置の外観斜視図である。図に示すように、装填口71
よりカラーネガフィルムを入れると排出口72より現像さ
れたフィルムが取り出せるようになっている。
理装置の外観斜視図である。図に示すように、装填口71
よりカラーネガフィルムを入れると排出口72より現像さ
れたフィルムが取り出せるようになっている。
【0051】図2は、カラーネガフィルム用自動現像処
理装置の正面概略構成図である。図に示すように、現像
槽80A、漂白槽80B、定着槽80C、安定化槽80Dがそれ
ぞれあり、また固体処理剤補充装置70A,70B,70C,
70Dがある。さらに廃液容器73、補充水補給タンク74、
廃液収集管75がそれぞれ設けられている。露光済みのカ
ラーネガフィルムを図の左上側より装填すると現像槽80
Aより始まり、順次処理されて乾燥室85で乾燥され取り
外せるようになっている。またオーバーフローした廃液
は一つに集められた廃液容器73に貯蔵される。
理装置の正面概略構成図である。図に示すように、現像
槽80A、漂白槽80B、定着槽80C、安定化槽80Dがそれ
ぞれあり、また固体処理剤補充装置70A,70B,70C,
70Dがある。さらに廃液容器73、補充水補給タンク74、
廃液収集管75がそれぞれ設けられている。露光済みのカ
ラーネガフィルムを図の左上側より装填すると現像槽80
Aより始まり、順次処理されて乾燥室85で乾燥され取り
外せるようになっている。またオーバーフローした廃液
は一つに集められた廃液容器73に貯蔵される。
【0052】図3は、図2の自現機における処理槽であ
る発色現像槽の処理剤投入部と処理剤供給手段との断面
図である。なお、漂白、定着槽、安定槽においては、発
色現像槽と同じ構成となる。なお、図には、構成をわか
りやすくするために、感光材料を搬送する搬送手段等は
省略してある。また、実施例では、固体処理剤として錠
剤を用いている。感光材料を処理する処理槽1は、該処
理槽1を形成する仕切壁の外側に一体的に設けた錠剤J
を供給する固体処理剤投入部20および恒温槽2を有す
る。これら処理槽1と恒温槽2とは連通窓21が形成され
た仕切壁21Aにより仕切られており、処理液は流通でき
るようになっている。そして恒温槽2の上方に設けた固
体処理剤投入部20には錠剤Jを受容する囲い25を設けた
ので、錠剤Jは固体のまま処理槽1に移動することがな
い。なお、囲い25は処理液の通過は可能であるが、錠剤
Jが溶けない限り通過できない網である。
る発色現像槽の処理剤投入部と処理剤供給手段との断面
図である。なお、漂白、定着槽、安定槽においては、発
色現像槽と同じ構成となる。なお、図には、構成をわか
りやすくするために、感光材料を搬送する搬送手段等は
省略してある。また、実施例では、固体処理剤として錠
剤を用いている。感光材料を処理する処理槽1は、該処
理槽1を形成する仕切壁の外側に一体的に設けた錠剤J
を供給する固体処理剤投入部20および恒温槽2を有す
る。これら処理槽1と恒温槽2とは連通窓21が形成され
た仕切壁21Aにより仕切られており、処理液は流通でき
るようになっている。そして恒温槽2の上方に設けた固
体処理剤投入部20には錠剤Jを受容する囲い25を設けた
ので、錠剤Jは固体のまま処理槽1に移動することがな
い。なお、囲い25は処理液の通過は可能であるが、錠剤
Jが溶けない限り通過できない網である。
【0053】筒状のフィルター22は、恒温槽2の下方に
交換可能に設けられ、処理液中の不溶物、例えば析出物
等を除去する機能を果たす。このフィルター22の中は、
恒温槽2の下方壁を貫通して設けられた循環パイプ23を
介して循環ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通してい
る。
交換可能に設けられ、処理液中の不溶物、例えば析出物
等を除去する機能を果たす。このフィルター22の中は、
恒温槽2の下方壁を貫通して設けられた循環パイプ23を
介して循環ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通してい
る。
【0054】循環系は、液の循環通路を形成する循環パ
イプ23、循環ポンプ24、および、処理槽1等で構成され
ていることになる。前記循環ポンプ24の吐出側に連通し
た循環パイプ23の他端は処理槽1の下方壁を貫通し、該
処理槽1に連通している。このような構成により、循環
ポンプ24が作動すると処理液は恒温槽2から吸い込ま
れ、処理槽1に吐出されて、処理液は処理槽1内の処理
液と混じり合い、再び恒温槽2へと入る循環を繰り返す
ことになる。(本発明においては、処理液の循環方向
は、図3に示した方向に限られる必要はなく、逆方向で
あってもよい。)廃液管11は、処理槽1内の処理液をオ
ーバーフローさせるためのものであり、液面レベルを一
定に保つとともに、他の処理槽から感光材料に付着して
持ち込まれる成分や、感光材料から浸み出す成分が貯留
し、増加することを防ぐのに役立つ。
イプ23、循環ポンプ24、および、処理槽1等で構成され
ていることになる。前記循環ポンプ24の吐出側に連通し
た循環パイプ23の他端は処理槽1の下方壁を貫通し、該
処理槽1に連通している。このような構成により、循環
ポンプ24が作動すると処理液は恒温槽2から吸い込ま
れ、処理槽1に吐出されて、処理液は処理槽1内の処理
液と混じり合い、再び恒温槽2へと入る循環を繰り返す
ことになる。(本発明においては、処理液の循環方向
は、図3に示した方向に限られる必要はなく、逆方向で
あってもよい。)廃液管11は、処理槽1内の処理液をオ
ーバーフローさせるためのものであり、液面レベルを一
定に保つとともに、他の処理槽から感光材料に付着して
持ち込まれる成分や、感光材料から浸み出す成分が貯留
し、増加することを防ぐのに役立つ。
【0055】棒状のヒータ26は、恒温槽2の上方壁を貫
通して恒温槽2内の処理液中に浸漬するよう配設されて
いる。このヒータ26は、恒温槽2および処理槽1内の処
理液を加温するものであり、換言すると処理槽1内の処
理液を処理に適した温度範囲(例えば20〜55℃)に保持
する温度調整手段である。
通して恒温槽2内の処理液中に浸漬するよう配設されて
いる。このヒータ26は、恒温槽2および処理槽1内の処
理液を加温するものであり、換言すると処理槽1内の処
理液を処理に適した温度範囲(例えば20〜55℃)に保持
する温度調整手段である。
【0056】処理量情報検出手段31としては光電センサ
が、自現機Aの入口に設けられ、処理される感光材料の
処理量を検出するために用いられる。この処理量情報検
出手段31は、左右方向に複数の検出部材を配してなり、
感光材料の幅を検出するとともに、検出されている時間
をカウントするための要素として機能する。感光材料の
搬送速度は機械的に予め設定されているので、幅情報と
時間情報とから感光材料の処理面積が算出できる。(な
お、本発明においてはこの処理量情報検出手段31は、赤
外線センサ、マイクロスイッチ、超音波センサ等の感光
材料の幅および搬送時間を検出できるものであればよ
い。また、間接的に感光材料の処理面積が検出できるも
の、あるいは、予め決まっている面積を有する感光材料
の処理数を検出するものでもよい。さらに、検出するタ
イミングは、本例では処理される前であるが、処理した
後、あるいは処理液中に浸漬されている間でも良い。こ
のような場合は、処理量情報検出手段31を設ける位置を
処理後に検出できる位置や処理中に検出できる位置に適
宜変更することによりできる。また、処理量情報検出手
段31は、各処理槽毎に設ける必要はなく、1台の自現機
Aに対して1つ設けることが好ましい。) 処理量供給制御手段32は前記処理量情報検出手段31によ
る信号を受けて固体処理剤補充装置30の処理剤の供給を
制御し、また、補充水供給手段40の補充水の供給を制御
する。
が、自現機Aの入口に設けられ、処理される感光材料の
処理量を検出するために用いられる。この処理量情報検
出手段31は、左右方向に複数の検出部材を配してなり、
感光材料の幅を検出するとともに、検出されている時間
をカウントするための要素として機能する。感光材料の
搬送速度は機械的に予め設定されているので、幅情報と
時間情報とから感光材料の処理面積が算出できる。(な
お、本発明においてはこの処理量情報検出手段31は、赤
外線センサ、マイクロスイッチ、超音波センサ等の感光
材料の幅および搬送時間を検出できるものであればよ
い。また、間接的に感光材料の処理面積が検出できるも
の、あるいは、予め決まっている面積を有する感光材料
の処理数を検出するものでもよい。さらに、検出するタ
イミングは、本例では処理される前であるが、処理した
後、あるいは処理液中に浸漬されている間でも良い。こ
のような場合は、処理量情報検出手段31を設ける位置を
処理後に検出できる位置や処理中に検出できる位置に適
宜変更することによりできる。また、処理量情報検出手
段31は、各処理槽毎に設ける必要はなく、1台の自現機
Aに対して1つ設けることが好ましい。) 処理量供給制御手段32は前記処理量情報検出手段31によ
る信号を受けて固体処理剤補充装置30の処理剤の供給を
制御し、また、補充水供給手段40の補充水の供給を制御
する。
【0057】本発明に用いることのできる固体処理剤補
充装置30は、露光された感光材料を処理する感光材料処
理装置の処理槽の上方に設定され、収納容器33、収納容
器装填手段34、供給手段35、駆動手段36から構成されて
いて、上部カバー301によって密閉されている。上記上
部カバー301は、前記処理槽1および恒温槽2を収容す
る本体101と本体背部の支軸302により揺動自在に結合さ
れていて、該上部カバー301は、図示一点鎖線A方向に
持ち上げて、操作者側の前面および上面を大きく開放す
ることにより、固体処理剤補充装置30の点検や、前記フ
ィルター22の交換作業をすることができる。また、上記
上部カバー301の上面の一部には、天窓303が揺動自在に
結合されていて、該天窓303を図示一点鎖線B方向に開
放して、前記収納容器33の装着、交換を行う。
充装置30は、露光された感光材料を処理する感光材料処
理装置の処理槽の上方に設定され、収納容器33、収納容
器装填手段34、供給手段35、駆動手段36から構成されて
いて、上部カバー301によって密閉されている。上記上
部カバー301は、前記処理槽1および恒温槽2を収容す
る本体101と本体背部の支軸302により揺動自在に結合さ
れていて、該上部カバー301は、図示一点鎖線A方向に
持ち上げて、操作者側の前面および上面を大きく開放す
ることにより、固体処理剤補充装置30の点検や、前記フ
ィルター22の交換作業をすることができる。また、上記
上部カバー301の上面の一部には、天窓303が揺動自在に
結合されていて、該天窓303を図示一点鎖線B方向に開
放して、前記収納容器33の装着、交換を行う。
【0058】感光材料処理装置の本体101の内部で、前
記恒温槽2の近傍には、補充水供給手段40が設置してあ
る。該補充水供給手段40は、補充水タンク41、ベローズ
ポンプ42、吸水管43,送水管44から構成されている。補
充水タンク41内に収容された補充水Wは、ベローズポン
プ42の吸引作用により吸入管43を通って吸引され、続い
てベローズポンプ42の押出作用より送水管44を通って恒
温槽2内の処理液面上方に供給される。前記ベローズポ
ンプ42の駆動モータは補充水供給制御手段45によりタイ
ミング制御されて駆動回転して断続的に補充する。
記恒温槽2の近傍には、補充水供給手段40が設置してあ
る。該補充水供給手段40は、補充水タンク41、ベローズ
ポンプ42、吸水管43,送水管44から構成されている。補
充水タンク41内に収容された補充水Wは、ベローズポン
プ42の吸引作用により吸入管43を通って吸引され、続い
てベローズポンプ42の押出作用より送水管44を通って恒
温槽2内の処理液面上方に供給される。前記ベローズポ
ンプ42の駆動モータは補充水供給制御手段45によりタイ
ミング制御されて駆動回転して断続的に補充する。
【0059】以下に処理工程を示す。
【0060】 処理工程 処理時間 処理温度 固体処理剤添加量 補充水添加量 発色現像 3分15秒 38.0℃ 1.4g/24EX 17.8ml/24EX 漂 白 45秒 38.0℃ 2.3g/24EX 2.9ml/24EX 定着−1 45秒 38.0℃ 定着−2 45秒 38.0℃ 9.3g/24EX 23.8ml/24EX 安定−1 20秒 38.0℃ 安定−2 20秒 38.0℃ 安定−3 20秒 38.0℃ 0.07g/24EX 28.7ml/24EX 乾 燥 80秒 55℃ 定着は2から1への、安定は3から2、2から1への向
流方式であり、漂白槽はエアーポンプでエアレーション
を行った。また、定着への補充水添加量は、安定−1槽
からのオーバーフローをベローズポンプにより供給した
量を示す。
流方式であり、漂白槽はエアーポンプでエアレーション
を行った。また、定着への補充水添加量は、安定−1槽
からのオーバーフローをベローズポンプにより供給した
量を示す。
【0061】また、蒸発補正は温調時は発色現像,漂
白,定着−1,定着−2,安定−1,安定−2,安定−
3槽に各々1時間に10ml、6.5ml、7ml、7ml、8.6ml、
8.6ml、9.3mlの蒸発補水を行うプログラムにて蒸発補正
を行った。また非稼働時は非稼働時間を積算し、発色現
像,漂白,定着−1,定着−2,安定−1,安定−2,
安定−3に蒸発補正水を各々1時間当たり7.5ml、5m
l、6ml、6ml、5ml、5ml、5mlの量をまとめて稼働
開始時に補水した。スタート時のタンク液は下記のもの
を使用した。(補充方式1) 《発色現像タンク液》(1l当たり) 炭酸カリウム 30.0g 重炭酸カリウム 4.2g 亜硫酸ナトリウム 4.5g ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 2.6g ポリエチレングリコール#6000(東京化成(株)製) 5.0g p−トルエンスルホン酸ナトリウム 3.0g マンニット 3.0g 硫酸ヒドロキシルアミン 4.0g 臭化カリウム 1.7g 沃化カリウム 4mg ピロカテコール−3,5−ジスルホン酸ジナトリウム 0.2g パインフロー(松谷化学製) 0.32g CD-4〔4-アミノ-3-メチル-N-エチル-β-(ヒドロキシ) エチルアニリン硫酸塩〕 5.0g N-ミリストイルアラニンナトリウム 0.3g 硫酸又は水酸化カリウムでpH=10.0±0.05とする。
白,定着−1,定着−2,安定−1,安定−2,安定−
3槽に各々1時間に10ml、6.5ml、7ml、7ml、8.6ml、
8.6ml、9.3mlの蒸発補水を行うプログラムにて蒸発補正
を行った。また非稼働時は非稼働時間を積算し、発色現
像,漂白,定着−1,定着−2,安定−1,安定−2,
安定−3に蒸発補正水を各々1時間当たり7.5ml、5m
l、6ml、6ml、5ml、5ml、5mlの量をまとめて稼働
開始時に補水した。スタート時のタンク液は下記のもの
を使用した。(補充方式1) 《発色現像タンク液》(1l当たり) 炭酸カリウム 30.0g 重炭酸カリウム 4.2g 亜硫酸ナトリウム 4.5g ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 2.6g ポリエチレングリコール#6000(東京化成(株)製) 5.0g p−トルエンスルホン酸ナトリウム 3.0g マンニット 3.0g 硫酸ヒドロキシルアミン 4.0g 臭化カリウム 1.7g 沃化カリウム 4mg ピロカテコール−3,5−ジスルホン酸ジナトリウム 0.2g パインフロー(松谷化学製) 0.32g CD-4〔4-アミノ-3-メチル-N-エチル-β-(ヒドロキシ) エチルアニリン硫酸塩〕 5.0g N-ミリストイルアラニンナトリウム 0.3g 硫酸又は水酸化カリウムでpH=10.0±0.05とする。
【0062】 《漂白タンク液》(1l当たり) 1,3−プロパンジアミン4酢酸第2鉄アンモニウム1水塩 140.0g 1,3−プロパンジアミン4酢酸 6.7g 臭化カリウム 60.0g 琥珀酸 70.0g 琥珀酸ジナトリウム6水塩 28.1g マンニット 14.0g デモールMS (花王(株)製) 2.1g β−シクロデキストリン 3.5g N-ラウロイルサルコシンナトリウム 7.2g 炭酸カリウムでpH=4.35±0.5とする。
【0063】 《定着タンク液》(1l当たり) チオ硫酸アンモニウム 225.0g チオ硫酸ナトリウム 25.0g 亜硫酸ナトリウム 18.0g エチレンジアミン4酢酸ジナトリウム 3.5g パインフロー(松谷化学製) 10.0g N-ラウロイルサルコシンナトリウム 1.5g 炭酸カリウムでpH=7.0±0.5とする。
【0064】 《安定タンク液》(1l当たり) m-ヒドロキシベンズアルデヒド 1.5g メガファックF116(大日本インキ化学(株)製) 0.05g 水酸化リチウム1水塩 0.16g エチレンジアミン4酢酸ジナトリウム 0.2g パインフロー(松谷化学製) 0.1g 水酸化カリウムでpH=8.5±0.5とする。
【0065】カラーネガ用補充用処理剤は以下のように
作成した。
作成した。
【0066】カラーネガ用発色現像補充用処理剤 1)カラーネガフィルム用発色現像補充用錠剤 操作(1) 現像主薬のCD-4〔4-アミノ-3-メチル-N-エチル-β-
(ヒドロキシ)エチルアニリン硫酸塩〕60g市販バンダム
ミル中で平均粒径10μmになるまで粉砕する。この微粉
末を市販の撹拌造粒機中で室温にて約7分間、10mlの水
を添加することにより造粒した後、造粒物を流動層乾燥
機で40℃にて2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に
除去し、カラーネガ用発色現像補充用顆粒(1)を作成
した。
(ヒドロキシ)エチルアニリン硫酸塩〕60g市販バンダム
ミル中で平均粒径10μmになるまで粉砕する。この微粉
末を市販の撹拌造粒機中で室温にて約7分間、10mlの水
を添加することにより造粒した後、造粒物を流動層乾燥
機で40℃にて2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に
除去し、カラーネガ用発色現像補充用顆粒(1)を作成
した。
【0067】操作(2) 硫酸ヒドロキシルアミン69.4gとパインフロー(松谷化
学製)4gを操作(1)と同様に粉砕した後、混合、造
粒する。水の添加量は3.5mlとし、造粒後、60℃で30分
間乾燥し、造粒物の水分をほぼ完全に除去し、カラーネ
ガ用発色現像補充用顆粒(2)を作成した。
学製)4gを操作(1)と同様に粉砕した後、混合、造
粒する。水の添加量は3.5mlとし、造粒後、60℃で30分
間乾燥し、造粒物の水分をほぼ完全に除去し、カラーネ
ガ用発色現像補充用顆粒(2)を作成した。
【0068】操作(3) 1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸ジナトリウム15
g、亜硫酸カリウム72.8g、炭酸カリウム350g、炭酸
水素ナトリウム3g、臭化ナトリウム3.7gとマンニッ
ト22gポリエチレングリコール6000 5.0gを操作
(1)、(2)と同様に粉砕、混合し、水の添加量を40
mlにして造粒を行う。造粒後、造粒物を70℃で60分間乾
燥して造粒物の水分をほぼ完全に除去し、カラーネガ用
発色現像補充用顆粒(3)を作成した。
g、亜硫酸カリウム72.8g、炭酸カリウム350g、炭酸
水素ナトリウム3g、臭化ナトリウム3.7gとマンニッ
ト22gポリエチレングリコール6000 5.0gを操作
(1)、(2)と同様に粉砕、混合し、水の添加量を40
mlにして造粒を行う。造粒後、造粒物を70℃で60分間乾
燥して造粒物の水分をほぼ完全に除去し、カラーネガ用
発色現像補充用顆粒(3)を作成した。
【0069】上記カラーネガ用発色現像補充用顆粒
(1)〜(3)を混合し、このようにして、調製した造
粒物にN-ミリストイルアラニンナトリウム2gを添加
し、25℃、40%RH以下に調湿された部屋で混合機を用い
て10分間均一に混合する。次に混合物を菊水製作所(株)
製タフプレストコレクト1527HUを改造した打錠機
により1錠当たりの充填量10gを圧縮打錠を行い、直径
30mmのカラーネガ用発色現像補充用錠剤を作成した。
(1)〜(3)を混合し、このようにして、調製した造
粒物にN-ミリストイルアラニンナトリウム2gを添加
し、25℃、40%RH以下に調湿された部屋で混合機を用い
て10分間均一に混合する。次に混合物を菊水製作所(株)
製タフプレストコレクト1527HUを改造した打錠機
により1錠当たりの充填量10gを圧縮打錠を行い、直径
30mmのカラーネガ用発色現像補充用錠剤を作成した。
【0070】2)カラーネガ用漂白補充用錠剤 操作(4) 1,3-プロパンジアミン4酢酸第2鉄カリウム1水塩237
g、コハク酸70g及び1,3-プロパンジアミン4酢酸10g
を操作(1)、(2)と同様、粉砕、造粒する。水の噴
霧量を5.0mlとし、造粒後、造粒物を60℃で7分間乾燥
する。次に造粒物を真空中で40℃にて2時間乾燥して水
分をほぼ完全に除去する。
g、コハク酸70g及び1,3-プロパンジアミン4酢酸10g
を操作(1)、(2)と同様、粉砕、造粒する。水の噴
霧量を5.0mlとし、造粒後、造粒物を60℃で7分間乾燥
する。次に造粒物を真空中で40℃にて2時間乾燥して水
分をほぼ完全に除去する。
【0071】操作(5) 臭化カリウム90g、炭酸カリウム104g、コハク酸100g
を操作(1),(2)と同様、粉砕、造粒する。水の噴
霧量を1.0mlとし、造粒後、造粒物を70℃で3分間乾燥
する。次に造粒物を真空中で40℃にて120分間乾燥して
水分をほぼ完全に除去する。
を操作(1),(2)と同様、粉砕、造粒する。水の噴
霧量を1.0mlとし、造粒後、造粒物を70℃で3分間乾燥
する。次に造粒物を真空中で40℃にて120分間乾燥して
水分をほぼ完全に除去する。
【0072】操作(6) 上記操作(4)、(5)で調製した造粒物を25℃で40%
RH以下に調湿された部屋で混合機を用いて10分間均一に
混合する。次に混合物を菊水製作所(株)製タフプレスト
コレクト1527HUを改造した打錠機により1錠当りの充
填量を10.0gにして圧縮打錠を行い、直径30mmの80個の
カラーネガ用漂白補充用錠剤を作成した。
RH以下に調湿された部屋で混合機を用いて10分間均一に
混合する。次に混合物を菊水製作所(株)製タフプレスト
コレクト1527HUを改造した打錠機により1錠当りの充
填量を10.0gにして圧縮打錠を行い、直径30mmの80個の
カラーネガ用漂白補充用錠剤を作成した。
【0073】3)カラーネガ用定着補充用錠剤 操作(7) チオ硫酸カリウム950g、チアシアン酸ナトリウム2020
g、亜硫酸ナトリウム120g、炭酸カリウム150g、エチ
レンジアミン4酢酸2ナトリウム塩10gを操作(1)、
(2)と同様、粉砕、造粒する。水の噴霧量は30.0mlと
し、造粒後、65℃で60分間乾燥する。次に造粒物を真空
中で40℃にて480分間乾燥して水分をほぼ完全に除去す
る。
g、亜硫酸ナトリウム120g、炭酸カリウム150g、エチ
レンジアミン4酢酸2ナトリウム塩10gを操作(1)、
(2)と同様、粉砕、造粒する。水の噴霧量は30.0mlと
し、造粒後、65℃で60分間乾燥する。次に造粒物を真空
中で40℃にて480分間乾燥して水分をほぼ完全に除去す
る。
【0074】操作(8) 上記操作(7)で調製した造粒物を25℃で40%RH以下に
調湿された部屋で混合機を用いて10分間均一に混合す
る。次に混合物を菊水製作所(株)製タフプレストコレク
ト1527HUを改造した打錠機により1錠当りの充填量を
10.0gにして圧縮打錠を行い、200個のカラーネガ用定
着補充用錠剤を作成した。
調湿された部屋で混合機を用いて10分間均一に混合す
る。次に混合物を菊水製作所(株)製タフプレストコレク
ト1527HUを改造した打錠機により1錠当りの充填量を
10.0gにして圧縮打錠を行い、200個のカラーネガ用定
着補充用錠剤を作成した。
【0075】4)カラーネガ用安定補充用錠剤 操作(9) メタヒドロキシベンズアルデヒド 12,000g 水酸化リチウム・1水塩 1,000g エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム 1,000g β-シクロデキストリン 500g メガファックF116(大日本インキ製) 1,500g 上記化合物それぞれを操作(1)同様に粉砕、混合、造
粒した。造粒時の水の噴霧量は1000mlとし、熱風の温度
が40〜60℃になるように制御しながら乾燥し、操作
(8)と同様に圧縮打錠し、重量8.5g、直径30mmのカ
ラーネガ用安定化錠剤を作成した。
粒した。造粒時の水の噴霧量は1000mlとし、熱風の温度
が40〜60℃になるように制御しながら乾燥し、操作
(8)と同様に圧縮打錠し、重量8.5g、直径30mmのカ
ラーネガ用安定化錠剤を作成した。
【0076】以上の操作を繰り返すことにより、以下の
ランニング実験に必要な数の各処理用錠剤を作成した。
ランニング実験に必要な数の各処理用錠剤を作成した。
【0077】自現機温調中に前述の操作で作成した各補
充用錠剤を自現機に付与した補充用錠剤供給装置に各々
20個セットした。発色現像補充用錠剤は135サイズ24枚
撮りフィルムが7.1本,漂白補充用錠剤では3.6本、定着
補充用錠剤では1.2本、安定補充用錠剤では125本処理さ
れると処理槽循環部に各々1個ずつ投入される。
充用錠剤を自現機に付与した補充用錠剤供給装置に各々
20個セットした。発色現像補充用錠剤は135サイズ24枚
撮りフィルムが7.1本,漂白補充用錠剤では3.6本、定着
補充用錠剤では1.2本、安定補充用錠剤では125本処理さ
れると処理槽循環部に各々1個ずつ投入される。
【0078】一方比較として、処理工程で示した固体処
理剤投入量と補充添加量の比率で補充液を作成し、前述
の図2に示した構成に改造していない従来の補充液方式
とした自動現像機にて、同様の処理を行った。この時の
各処理液の補充液の合計の量となるよう調整し処理を行
った(補充方式2)。
理剤投入量と補充添加量の比率で補充液を作成し、前述
の図2に示した構成に改造していない従来の補充液方式
とした自動現像機にて、同様の処理を行った。この時の
各処理液の補充液の合計の量となるよう調整し処理を行
った(補充方式2)。
【0079】前記補充方式で、1日当たり135サイズ24
枚撮りフィルム10本の連続処理を2週間行い、少量ラン
ニングによる処理変動、現像ムラを、以下のようにして
評価した。
枚撮りフィルム10本の連続処理を2週間行い、少量ラン
ニングによる処理変動、現像ムラを、以下のようにして
評価した。
【0080】<処理変動耐性>ランニング実験中、常法
によりウエッジ露光した各試料感光材料(コントロール
ストリップ)を毎日1回処理し、最大赤色光透過濃度
(Dmax)と赤色光透過濃度の主階調(γ)をX-rite310
濃度計(X-rite社製)を用いて測定し、その最大値と最
小値の差を少量ランニングでの処理変動幅ΔDmax、Δ
γとした。
によりウエッジ露光した各試料感光材料(コントロール
ストリップ)を毎日1回処理し、最大赤色光透過濃度
(Dmax)と赤色光透過濃度の主階調(γ)をX-rite310
濃度計(X-rite社製)を用いて測定し、その最大値と最
小値の差を少量ランニングでの処理変動幅ΔDmax、Δ
γとした。
【0081】<現像耐性>少量ランニング実験終了後、
各試料感光材料を処理し、そのスジムラ発生度を目視評
価した。
各試料感光材料を処理し、そのスジムラ発生度を目視評
価した。
【0082】現像ムラの評価基準 A:現像ムラが全く認められない B:現像ムラが極めてわずかに認められるが、実用上全
く問題ない C:わずかに現像ムラが認められ、実用上問題である D:現像ムラが顕著であり、実用適性がない 結果は表1に示す。
く問題ない C:わずかに現像ムラが認められ、実用上問題である D:現像ムラが顕著であり、実用適性がない 結果は表1に示す。
【0083】次にトリアセチルセルロースフィルム支持
体上に、下記に示すような組成の各層を順次支持体側か
ら形成して、カラー写真感光材料試料1を作成した。
体上に、下記に示すような組成の各層を順次支持体側か
ら形成して、カラー写真感光材料試料1を作成した。
【0084】本実施例において、ハロゲン化銀写真感光
材料中の添加量は特に記載のない限り1m2当りのグラム
数を示す。又、ハロゲン化銀及びコロイド銀は銀に換算
して示した。さらに増感色素は銀1モル当りのモル数で
示した。
材料中の添加量は特に記載のない限り1m2当りのグラム
数を示す。又、ハロゲン化銀及びコロイド銀は銀に換算
して示した。さらに増感色素は銀1モル当りのモル数で
示した。
【0085】 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.15 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.02 高沸点溶媒(Oil−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−2) 0.20 ゼラチン 1.6 第2層:中間層 ゼラチン 1.3 第3層:低感度赤感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.4 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.3 増感色素(S−1) 3.2×10-4 増感色素(S−2) 3.2×10-4 増感色素(S−3) 0.2×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.50 シアンカプラー(C−2) 0.13 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.07 DIR化合物(D−1) 0.006 DIR化合物(D−2) 0.01 高沸点溶媒(Oil−1) 0.55 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第4層:高感度赤感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(Em−3) 0.9 増感色素(S−1) 1.7×10-4 増感色素(S−2) 1.6×10-4 増感色素(S−3) 0.1×10-4 シアンカプラー(C−2) 0.23 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.03 DIR化合物(D−2) 0.02 高沸点溶媒(Oil−1) 0.25 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 0.1 第5層:中間層 ゼラチン 0.8 第6層:低感度緑感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.6 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.2 増感色素(S−4) 6.7×10-4 増感色素(S−5) 0.8×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.17 マゼンタカプラー(M−2) 0.43 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.10 DIR化合物(D−3) 0.02 高沸点溶媒(Oil−2) 0.70 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第7層:高感度緑感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(Em−3) 0.9 増感色素(S−6) 1.1×10-4 増感色素(S−7) 2.0×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.03 マゼンタカプラー(M−2) 0.13 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.04 DIR化合物(D−3) 0.004 高沸点溶媒(Oil−2) 0.35 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第8層:中間層 ゼラチン 1.0 第9層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.1 添加剤(HS−1) 0.07 添加剤(HS−2) 0.07 添加剤(SC−2) 0.12 高沸点溶媒(Oil−2) 0.15 ゼラチン 1.0 第10層:低感度青感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.25 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.25 増感色素(S−9) 5.8×10-4 イエローカプラー(Y−1) 0.60 イエローカプラー(Y−2) 0.32 DIR化合物(D−1) 0.02 高沸点溶媒(Oil−2) 0.18 添加剤(SC−1) 0.004 ゼラチン 1.3 第11層:高感度青感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(Em−4) 0.5 増感色素(S−10) 3.0×10−4 増感色素(S−11) 1.2×10-4 イエローカプラー(Y−1) 0.18 イエローカプラー(Y−2) 0.10 高沸点溶媒(Oil−2) 0.05 添加剤(SC−1) 0.002 ゼラチン 1.0 第12層:第1保護層 沃臭化銀乳剤(Em−5) 0.3 紫外線吸収剤(UV−1) 0.07 紫外線吸収剤(UV−2) 0.1 添加剤(HS−1) 0.2 添加剤(HS−2) 0.1 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07 ゼラチン 0.8 第13層:第2保護層 アルカリ可溶性のマット化剤(平均粒径2μm) 0.13 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.02 スベリ剤(WAX−1) 0.04 帯電調節剤(SU−1) 0.004 帯電調節剤(SU−2) 0.02 ゼラチン 0.5 尚、上記各層には、上記組成物の他に塗布助剤SU−
4、分散助剤SU−3、硬膜剤H−1,H−2、安定剤
ST−1、防腐剤DI−1、カブリ防止剤AF−1,A
F−2、染料AI−1,AI−2を適宜添加した。
4、分散助剤SU−3、硬膜剤H−1,H−2、安定剤
ST−1、防腐剤DI−1、カブリ防止剤AF−1,A
F−2、染料AI−1,AI−2を適宜添加した。
【0086】又、上記試料中に使用した乳剤は以下のも
のである。いずれも内部高沃度型の単分散乳剤である。
のである。いずれも内部高沃度型の単分散乳剤である。
【0087】 Em−1:平均沃化銀含有率 7.5モル% 平均粒径 0.55μm 粒子形状 8面体 Em−2:平均沃化銀含有率 2.5モル% 平均粒径 0.36μm 粒子形状 8面体 Em−3:平均沃化銀含有率 8.0モル% 平均粒径 0.84μm 粒子形状 8面体 Em−4:平均沃化銀含有率 8.5モル% 平均粒径 1.02μm 粒子形状 8面体 Em−5:平均沃化銀含有率 2.0モル% 平均粒径 0.08μm 粒子形状 8面体
【0088】
【化9】
【0089】
【化10】
【0090】
【化11】
【0091】
【化12】
【0092】
【化13】
【0093】
【化14】
【0094】
【化15】
【0095】
【化16】
【0096】試料1の第10層のDIR化合物D−1を同
量の表1に示す化合物に置き換えて、試料2〜試料6を
作成した。
量の表1に示す化合物に置き換えて、試料2〜試料6を
作成した。
【0097】
【表1】
【0098】実験No.1及び実験No.5からも明らかなよ
うに、本発明の補充方式によれば現像ムラを改善するこ
とができるが、エアタイム比率30%以下とし、ハロゲン
化銀カラー写真感光材料中に本発明の一般式〔I〕で示
されるDIR化合物を含む実験No.9〜14では、更に著
しい現像ムラ及び処理変動耐性の改善が認められる。
うに、本発明の補充方式によれば現像ムラを改善するこ
とができるが、エアタイム比率30%以下とし、ハロゲン
化銀カラー写真感光材料中に本発明の一般式〔I〕で示
されるDIR化合物を含む実験No.9〜14では、更に著
しい現像ムラ及び処理変動耐性の改善が認められる。
【0099】又比較例(実験No.12)のエアタイム比率
が本発明以外の5%以下では現像ムラ及び処理変動耐性
が本発明に比して劣っていることが分かる。
が本発明以外の5%以下では現像ムラ及び処理変動耐性
が本発明に比して劣っていることが分かる。
【0100】なお、表中のエアタイム比率の調整方法を
以下に示す。
以下に示す。
【0101】図4は処理槽間渡りラックを示す斜視図及
び断面図である。図4(a)は処理槽と渡りラックの断
面図であり、図4(b)はその斜視図である。渡りラッ
ク50は3組の対向したスクイズローラー51を有し、感光
材料53を誘導するガイド52に沿って該感光材料を搬送し
て行く。表2中のエアタイム比率の調整は、前記誘導ガ
イド52の感光材料が通過する軌道の長さを図4(a)、
(c)及び図4(d)のように調整することにより行っ
た。即ち、対向するスクイズローラーは前記軌道の長さ
がかわっても3組とし、スクイズローラーの圧着性も同
一となるようにした。そして処理ラックの長さの調整に
よりエアタイム比率を調整した。
び断面図である。図4(a)は処理槽と渡りラックの断
面図であり、図4(b)はその斜視図である。渡りラッ
ク50は3組の対向したスクイズローラー51を有し、感光
材料53を誘導するガイド52に沿って該感光材料を搬送し
て行く。表2中のエアタイム比率の調整は、前記誘導ガ
イド52の感光材料が通過する軌道の長さを図4(a)、
(c)及び図4(d)のように調整することにより行っ
た。即ち、対向するスクイズローラーは前記軌道の長さ
がかわっても3組とし、スクイズローラーの圧着性も同
一となるようにした。そして処理ラックの長さの調整に
よりエアタイム比率を調整した。
【0102】実施例2 次に本発明の他の実施例について説明する。
【0103】図5は顆粒状処理剤の供給装置を示す断面
図であり、顆粒状固体処理剤に用いることができる。供
給装置170は顆粒状処理剤をホッパー171に入れ感光材料
の処理量に応じピストン175が水平方向(右へ)に移動
し計量孔172に定量の顆粒剤が入りピストン175が水平反
対方向(左へ)に移動し排出部174により定量顆粒剤を
フィルタ槽へ供給する。この供給装置を用いて実施例1
と同様の改造を行った自動現像機にて、実施例1記載の
造粒物(試料形態−1)を用いて同様のランニング実験
を行ったところ実施例1と同様の結果を得た。
図であり、顆粒状固体処理剤に用いることができる。供
給装置170は顆粒状処理剤をホッパー171に入れ感光材料
の処理量に応じピストン175が水平方向(右へ)に移動
し計量孔172に定量の顆粒剤が入りピストン175が水平反
対方向(左へ)に移動し排出部174により定量顆粒剤を
フィルタ槽へ供給する。この供給装置を用いて実施例1
と同様の改造を行った自動現像機にて、実施例1記載の
造粒物(試料形態−1)を用いて同様のランニング実験
を行ったところ実施例1と同様の結果を得た。
【0104】実施例3 供給装置を下記に示す構成に変えた以外は実施例2と同
様の実験を行い、同様の結果を得た。
様の実験を行い、同様の結果を得た。
【0105】図6は本実施例で示す他の顆粒状処理剤供
給装置を示す断面図である。供給装置180は顆粒状処理
剤入りパッケージ181を装着(装填)しローラ183により
自動的に開封する機能を有しスクリュー182の回転数を
制御することで顆粒状処理剤を排出部184により供給す
る装置である。
給装置を示す断面図である。供給装置180は顆粒状処理
剤入りパッケージ181を装着(装填)しローラ183により
自動的に開封する機能を有しスクリュー182の回転数を
制御することで顆粒状処理剤を排出部184により供給す
る装置である。
【0106】実施例4 前記実施例1記載の自動現像機において、浮き蓋を用い
ることにより発色現像処理槽の開口面積比率を変えて前
記実施例1と同様の処理を行い、現像ムラ及び処理変動
性を評価した。結果表2に示す。
ることにより発色現像処理槽の開口面積比率を変えて前
記実施例1と同様の処理を行い、現像ムラ及び処理変動
性を評価した。結果表2に示す。
【0107】
【表2】
【0108】表2から明らかなように、開口面積比率を
12cm2/l以下とした実験No23〜実験No28では、現像ム
ラ及び処理変動性がさらに改善されていることが分か
る。
12cm2/l以下とした実験No23〜実験No28では、現像ム
ラ及び処理変動性がさらに改善されていることが分か
る。
【0109】実施例5 前記実施例1記載の発色現像用錠剤(1個10.5g)につ
いて、1回の動作で投入する錠剤個数を調整することに
より、x/y即ち発色現像用固体処理剤の単位供給量/
発色現像処理タンク容量を変えて前記実施例4と同様の
処理を行い、現像ムラ及び処理変動性を評価した。結果
を表3に示す。
いて、1回の動作で投入する錠剤個数を調整することに
より、x/y即ち発色現像用固体処理剤の単位供給量/
発色現像処理タンク容量を変えて前記実施例4と同様の
処理を行い、現像ムラ及び処理変動性を評価した。結果
を表3に示す。
【0110】
【表3】
【0111】表3から明らかなように、x/y即ち発色
現像用固体処理剤の単位供給量/発色現像処理タンク容
量が5より小さい実験No33〜実験No38では、現像ムラ及
び処理変動性がさらに改善されていることが分かる。
現像用固体処理剤の単位供給量/発色現像処理タンク容
量が5より小さい実験No33〜実験No38では、現像ムラ及
び処理変動性がさらに改善されていることが分かる。
【0112】
【発明の効果】本発明によるハロゲン化銀カラー写真感
光材料用自動現像処理装置は、少量処理時においても、
得られる色画像は現像ムラ等のない安定した写真性能を
有する。
光材料用自動現像処理装置は、少量処理時においても、
得られる色画像は現像ムラ等のない安定した写真性能を
有する。
【図1】カラーネガフィルム用自動現像処理装置の外観
斜視図である。
斜視図である。
【図2】上記カラーネガフィルム用自動現像処理装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図3】本発明の一例を示す固体処理剤投入部と処理剤
供給手段の断面図である。
供給手段の断面図である。
【図4】処理槽間渡りラックを示す斜視図及び断面図で
ある。
ある。
【図5】顆粒状処理剤供給装置の断面図である。
【図6】他の顆粒状処理剤供給装置の断面図である。
20 固体処理剤投入部 30 固体処理剤補充装置 31 処理量情報検出手段 32 固体処理剤供給制御手段 33 収納容器(カートリッジ) 34 収納容器装填手段 35 供給手段 40 補充水供給手段 41 補充水タンク 42 ベローズポンプ 43 吸水管 44 送水管 45 補充水供給制御手段 J 錠剤型固体処理剤 W 補充水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 7/407 7/44 G03D 3/00 C E
Claims (4)
- 【請求項1】 発色現像用固体処理剤を発色現像工程の
処理槽に直接供給する機構を有し、かつ該発色現像工程
におけるエアタイム比率が5〜30%であり、支持体上に
青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤
層、及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を
有し、該写真構成層の少なくとも一層に、下記一般式
〔I〕で表される化合物の少なくとも一つを含有するハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料を処理することを特徴と
する自動現像処理装置。 【化1】 〔式中、Aはカプラー残基を表し、Rはアルキル基を表
し、INHは現像抑制基を表す。〕 - 【請求項2】 発色現像工程の処理槽の開口面積比率N
が、N≦12cm2/lであることを特徴とする請求項1記
載の自動現像処理装置。 - 【請求項3】 発色現像処理槽の容量y(l)に対する
発色現像用固体処理剤の単位供給量x(g)の比率が、
(x/y)<5であることを特徴とする請求項1乃至請
求項2記載の自動現像処理装置。 - 【請求項4】 発色現像工程から次の工程への渡り部に
スクイズローラーを有することを特徴とする請求項1、
2及び請求項3のいずれか記載の自動現像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16538694A JPH0829948A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 自動現像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16538694A JPH0829948A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 自動現像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0829948A true JPH0829948A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15811410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16538694A Pending JPH0829948A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 自動現像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0829948A (ja) |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP16538694A patent/JPH0829948A/ja active Pending
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