JPH08298585A - 通信端末の切り換え制御装置 - Google Patents

通信端末の切り換え制御装置

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JPH08298585A
JPH08298585A JP7125848A JP12584895A JPH08298585A JP H08298585 A JPH08298585 A JP H08298585A JP 7125848 A JP7125848 A JP 7125848A JP 12584895 A JP12584895 A JP 12584895A JP H08298585 A JPH08298585 A JP H08298585A
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JP
Japan
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terminal
communication
switch
facsimile
telephone
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JP7125848A
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Akio Kikuchi
昭夫 菊池
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリと電話機を通信回線に接続する
場合に、その切り換えを効率的に行う。 【構成】 監視モードでは、通信回線1に特定の通信端
末T1がバイパススイッチ3を介して接続されている。
また、他の通信端末T2は、切り換えスイッチ4を介し
て通信回線1に接続されている。この特定の通信端末T
1がオンフックしたりオフフックした場合に検出器5が
これを検出し、制御部6が他の通信端末T2に伝える。
そして、特定の通信端末T1がオンフックすれば制御部
6はバイパススイッチ3をオフし、他の通信端末T2を
通信回線1に接続する。一方、特定の通信端末T1がそ
のまま通信を行う場合、切り換えスイッチ4を特定の通
信端末T1に接続し、他の通信端末T2を切り離す。特
定の通信端末T1の動作状態に従って制御部6がスイッ
チを操作するので、特別のキー操作無しに接続切り換え
が自動的に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリと電話機
のような複数の通信端末を通信回線に接続する場合に、
その切り換えを効率的に行う通信端末の切り換え制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリは、業務用のみならず一般
家庭用としても広く普及している。このようなファクシ
ミリ端末には同一の電話回線を使用して通話を行うた
め、通常、電話端末が同時に接続される。この場合、フ
ァクシミリ端末に一体に組み込まれた電話機が使用され
ることもあるが、ファクシミリ端末に外付けして電話端
末が使用される場合もある。このような場合、例えばフ
ァクシミリを受信した場合に、電話端末の受話器を上げ
るとファクシミリ接続用のトーンが聞こえる。このと
き、受話器を下げる前に予め指定されたキーを押し、フ
ァクシミリ端末への切り換えを通知した後、受話器を下
ろす。従来一般にはこのような手順で電話端末とファク
シミリ端末との切り換えが行われていた。コンピュータ
その他の通信端末を同時に一般の通信回線に接続した場
合にもほぼ同様の制御操作が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の通信端末の切り換え制御装置には次のような解
決すべき課題があった。上記のように、ファクシミリ受
信時に外付けの電話端末の受話器を取り上げて、その受
話器を下ろす場合に、何らかのキー操作を行わないとフ
ァクシミリへの接続切り換えが行われないだけでなく、
次にような問題がある。例えば、ファクシミリ端末のダ
イヤルを用いて外付けの電話端末による通話のためのモ
ニタ発呼を行うことがある。なお、モニタ発呼というの
は電話端末の受話器を上げずにフックキーを押すことで
ダイヤルすることができる機能である。通信状態がモニ
タスピーカから聞こえ、相手が出たときに電話端末の受
話器を上げる。このモニタ発呼の場合、電話端末の受話
器を上げても、外付けのものの場合、所定のキー操作を
行わなければファクシミリ端末との回線切り換えが行わ
れない。
【0004】更に、その結果、モニタ発呼を行っている
場合に、発呼中断を希望して電話端末の受話器を下げて
もファクシミリ端末が直ちにそれを検出できず、発呼が
継続されてしまう。この場合にも所定のキー操作を行わ
なければならなかった。上記のような外付け電話の上げ
下げの操作と共に要求されるキー操作は、利用者にとっ
て煩わしく、操作誤りの原因ともなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。本発明の通信端末の切り
換え制御装置は、特定の通信端末と他の通信端末のいず
れか一方を通信回線に選択的に接続する切り換えスイッ
チと、この切り換えスイッチをバイパスして、通信回線
と特定の通信端末とを直接接続するバイパススイッチ
と、バイパススイッチがオンの時、特定の通信端末の動
作状態を監視する検出器と、検出器の出力に応じて各ス
イッチの切り換えを制御する制御部とを備え、この制御
部は、特定の通信端末が通信を開始する際、切り換えス
イッチを特定の通信端末に接続し、当該通信端末の通話
を可能にする特定端末通信モードと、他の通信端末が通
信を開始する際、切り換えスイッチをファクシミリ端末
に接続し、バイパススイッチをオフにして他の端末装置
単独の通信を可能にする他の端末通信モードと、切り換
えスイッチを他の通信端末に接続して当該他の通信端末
の通信開始を可能にする一方、バイパススイッチをオン
にして特定の通信端末の動作状態を監視して、特定の通
信端末の状態に応じて、特定端末通信モードまたは他の
端末通信モードへ移行する監視モードとのモード切り換
えを制御する。
【0006】また、電話端末とファクシミリ端末のいず
れか一方を通信回線に選択的に接続する切り換えスイッ
チと、この切り換えスイッチをバイパスして、通信回線
と電話端末とを直接接続するバイパススイッチと、バイ
パススイッチがオンの時、電話端末のフック状態を監視
する検出器と、各スイッチの切り換えを制御する制御部
とを備え、この制御部は、電話端末がオフフック状態に
された際、切り換えスイッチを電話端末に接続し、当該
電話端末の通話を可能にする電話通話モードと、ファク
シミリ端末が有意信号を送受信する際、切り換えスイッ
チをファクシミリ端末に接続し、バイパススイッチをオ
フにして当該ファクシミリ端末単独の通話を可能にする
ファクシミリ通話モードと、切り換えスイッチをファク
シミリ端末に接続してファクシミリ端末の発呼及び着呼
を可能にする一方、バイパススイッチをオンにして電話
端末のフック状態を監視して、電話端末のフック状態に
応じて電話通話モードまたはファクシミリ通話モードへ
移行する監視モードとのモード切り換えを制御する。
【0007】
【作用】監視モードでは、通信回線に特定の通信端末が
バイパススイッチを介して接続されている。また、他の
通信端末は切り換えスイッチを介して通信回線に接続さ
れている。この特定の通信端末がオンフックしたりオフ
フックした場合に検出器がこれを検出し、制御部が他の
通信端末に伝える。そして、特定の通信端末がオンフッ
クすれば制御部はバイパススイッチをオフし、他の通信
端末を通信回線に接続する。一方、特定の通信端末がそ
のまま通信を行う場合、切り換えスイッチを特定の通信
端末に接続し、他の通信端末を切り離す。特定の通信端
末の動作状態に従って制御部がスイッチを操作するの
で、特別のキー操作無しに接続切り換えが自動的に行わ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の装置の主要部を示す結線図で
ある。本発明は、例えばこの図の(a)に示すような構
成の機能ブロックにより実施される。通信回線1には通
信端末T1と通信端末T2とが接続されている。そし
て、これらの通信端末T1,T2と通信回線1の間には
バイパススイッチ3及び切り換えスイッチ4が設けられ
ている。バイパススイッチ3は通信回線1と通信端末T
1とを直接接続するか切り離すかの動作を行うスイッチ
であり、オンの場合には両者を直接接続し、オフの場合
には両者が切り離される。切り換えスイッチ4は通信回
線1と通信端末T1とを接続する状態と、通信回線1と
通信端末T2とを接続する状態のいずれかを選択するよ
う切り換えることができるスイッチである。
【0009】また、通信端末T1と通信回線1とを接続
する線路中には検出器5が挿入されている。この検出器
5は通信端末T1の動作状態を検出し、これを制御部6
に伝えるように構成されている。制御部6は検出器5の
出力を受け入れてバイパススイッチ3及び切り換えスイ
ッチ4の動作を切り換え制御するためのプロセッサ等か
ら構成される。本発明では、制御部6が、この図1
(a)に示す監視モードと、(b)に示す他の端末通信
モードと、(c)に示す特定端末通信モードの3種のモ
ードのいずれかになるよう各スイッチを制御する。な
お、必要に応じてこの制御結果は制御部6から他の通信
端末T2に伝えられる。
【0010】監視モードでは、通信回線1と通信端末T
1がバイパススイッチ3により接続され、通信回線1と
通信端末T2が切り換えスイッチ4により接続されてい
る。また、他の端末通信モードでは、バイパススイッチ
3がオフになり、通信端末T1が通信回線1から切り離
され、切り換えスイッチ4が通信端末T2と通信回線1
とを接続している。特定端末通信モードでは、バイパス
スイッチ3がオンになり、通信回線1と通信端末T1と
を接続し、切り換えスイッチ4が通信回線1と通信端末
T1とを接続している。なお、この特定端末通信モード
では、通信回線1と通信端末T2とを切り離し、通信回
線1と通信端末T1とを接続すればよい。従って、バイ
パススイッチ3は必ずしもオンしていなくてよい。
【0011】[具体的な実施例]以下、本発明の装置の
具体的な実施例を説明する。図2は、本発明の装置の具
体的実施例結線図を示す。この実施例は、先に説明した
通信端末T1として電話端末11を使用し、通信端末T
2としてファクシミリ端末12を使用している。通信回
線1は一般の電話用公衆回線である。ファクシミリ端末
12はこのように通信回線1に接続されており、外付け
の電話端末11の動作を監視しながらその切り換え制御
を行う装置を内部に収容している。この図に示すよう
に、通信回線1には、ファクシミリ端末の内部回路と電
話端末11とが並列に接続される。なお、ここで言うフ
ァクシミリ端末12の内部回路とは、通常のファクシミ
リ動作を行うための回路側を意味し、いわばモデム23
側の回路を意味する。以下、このモデム23側の回路の
ことをファクシミリ端末側と言う。
【0012】通信回線1とファクシミリ端末12の内部
回路を接続するために、切り換えスイッチA1が設けら
れている。なお、この切り換えスイッチA1を切り換え
ると、通信回線1とファクシミリ端末12のファクシミ
リ端末側が接続される。そして、この切り換えスイッチ
A1をバイパスするようにバイパススイッチA2が設け
られている。これがオンの場合には、切り換えスイッチ
A1の接続に関わりなく通信回線1と電話端末11とが
接続される。また、電話端末11の回線電流を検出する
ために、この回路には回線電流検出器B1が挿入されて
いる。この他、ファクシミリ端末12の回線電流を検出
するために回線電流検出器B0が挿入されている。な
お、この回線電流検出器B1は、電話端末11を操作し
た場合にこの回路に流れる電流を検出することから、切
り換えスイッチA1あるいはバイパススイッチA2によ
って通信回線1と電話端末11とが接続されて回路が形
成されている場合にのみ動作する。
【0013】また、このファクシミリ端末12には、着
信の際リング信号を検出するリング信号検出器13と、
発呼の際ダイヤルパルスを出力するダイヤル発呼部14
が設けられている。また、ファクシミリ端末12を制御
すると共に切り換えスイッチA1とバイパススイッチA
2の接続を制御する制御部15が設けられている。この
制御部15には回線電流検出器B1及びB0の出力が入
力ポート17を介して入力する。また、リング信号検出
器13の検出信号が入力ポート16を介して入力する。
なお、制御部15は、トランジスタから成るスイッチド
ライバTR1,TR2,TR3を制御することによっ
て、それぞれダイヤル発呼部14のダイヤルスイッチC
1や切り換えスイッチA1、バイパススイッチA2を制
御するよう構成されている。この他に、制御部15には
出力ポート21を介してモニタ回路22とモニタスピー
カD1が順に接続されている。また、制御部15にはモ
デム23が接続され、このモデム23は、トランス部2
6と、入力アンプ24、出力アンプ25を介して通信回
線1と接続されている。モデム23はモニタ信号をモニ
タ回路22を介してモニタスピーカD1に供給し、モニ
タスピーカD1から相手の声や各種の信号が聞こえるよ
うに構成されている。
【0014】図3には、本発明の装置の制御系ブロック
図を示す。図2に示した制御部15には、CPU(中央
処理装置)15−1とインタフェース15−2とが設け
られている。このインタフェース15−2には、リング
信号検出器13、回線電流検出器B1、ダイヤル発呼部
14、モニタスピーカD1、モデム23等が直接接続さ
れている。また、スイッチA1,A2は、スイッチドラ
イバTR2,TR3を介して接続されている。更に、利
用者によるファクシミリ端末操作のために、制御部15
には操作パネル19が接続されている。これは、ダイヤ
ル用の数値キーやその他のコントロールスイッチ等から
構成される。以上の構成の本発明の装置は次のように動
作する。
【0015】図4に、本発明の装置によるモニタ発呼動
作フローチャートを示す。まず、このフローチャートに
よって、ファクシミリ端末12のダイヤルを用いて発呼
を行い、電話端末の受話器を上げて通話を行う場合の操
作を説明する。初期状態では、電話通話モードとなって
おり、切り換えスイッチA1も通信回線1と電話端末1
1とを接続している。なお、この場合、バイパススイッ
チA2はオンであってもオフであってもよい。次に、ス
テップS1で、モニタ発呼を開始するためにファクシミ
リ端末12のフックキーを押す。このフックキーは図3
に示した操作パネル19に設けられている。これによ
り、オフフック状態となる。ステップS2では、制御部
15がファクシミリ端末12によりダイヤル発呼を開始
するかどうかを判断し、ダイヤル発呼が開始されると、
ステップS3において、切り換えスイッチA1を2の側
即ちファクシミリ端末側に接続し、バイパススイッチA
2をオフにする。これは、ダイヤル発呼によりファクシ
ミリ端末側と通信回線1の交換器との間で電流ループを
形成させるためである。また、このようなダイヤル発呼
中において、電話端末11側からの電流ループは、交換
器がダイヤルパルスを検出できなくなるため阻止しなけ
ればならず、バイパススイッチA2をオフにしている。
【0016】次の、ステップS4でダイヤリングが行わ
れ、ステップS5ではその回線の状態をモニタスピーカ
D1でモニタする。相手方からの応答があれば、このモ
ニタスピーカD1で聞くことができる。次に、ステップ
S6でダイヤル発呼を終了すると、ステップS7で切り
換えスイッチA1はそのままにして、バイパススイッチ
A2を、通信回線1と電話端末11とを接続するように
オンする。これによって、監視モードとなる。即ち、電
話端末11の操作を監視し、これに対応して必要な動作
をするモードとなる。
【0017】ステップS8では、相手方から受信された
信号がファクシミリの有意信号かどうかを判断する。こ
れはモデム23を介して入力する信号を制御部15にお
いて判断する。もし、ファクシミリの有意信号であれ
ば、ファクシミリ端末12を動作せるために、ステップ
S13に移る。この場合、切り換えスイッチA1はファ
クシミリ端末側に接続し、バイパススイッチA2はオフ
にしてファクシミリ通話モードとする。バイパススイッ
チA2をオフするのは、ファクシミリ送受信中、電話端
末11側からの電流が侵入しないようにするためであ
る。
【0018】一方、ステップS8でファクシミリの有意
信号でないと判断されると、ステップS9に移り、電話
端末11の受話器をオフフックしているかどうかを判断
する。これは、回線電流検出器B1の検出信号を制御部
15が監視することにより行われる。もし、電話端末1
1がオフフックされると、ステップS12に移り、切り
換えスイッチA1を電話端末11側に切り換え、バイパ
ススイッチA2はオンのままとする。これによって、電
話通話モードとなる。切り換えスイッチA1を切り換え
るのは、ファクシミリ端末側と通信回線1とを切り離す
ためである。この切り換えスイッチA1によって通信回
線1と電話端末11とが接続されるため、バイパススイ
ッチA2は必ずしもオンにしなくてよい。
【0019】また、ステップS9において、電話端末1
1がオフフックしていないと判断されるとステップS1
0に移り、音声がモニタから聞こえるかどうかを判断す
る。この判断は電話端末やファクシミリ端末を操作する
操作者が行う。音声がモニタから聞こえなければ更に待
機し、ステップS8あるいはステップS9の判断を繰り
返す。音声がモニタから聞こえる場合にはステップS1
1に移り、オペレータが電話端末11の受話器をフック
アップする。なお、フックアップとオフフックとは同一
の意味である。その後はステップS12に移り、電話通
話モードとなる。
【0020】図5には、本発明の装置による受信時動作
フローチャートを示す。受信状態では、まず待機中に切
り換えスイッチA1を電話機側、バイパススイッチA2
はオンにされているものとする。なお、図4の説明と同
様に、バイパススイッチA2はオンでもオフでもよい。
ステップS1において、リング信号検出器13が通信回
線1を介して入力する呼び出し用入力信号を検出する。
ステップS2では、リング信号検出器13の検出部B2
がオンしたかどうかを判断する。検出部B2がオンする
とこれを制御部15が認識し、ステップS3において、
ファクシミリ自動受信モードかどうかを判断する。
【0021】ファクシミリ自動受信モードの場合には、
ステップS4において、切り換えスイッチA1をファク
シミリ端末側に切り換える。また、電話機での操作も可
能なように、バイパススイッチA2をオンにしておく。
即ち、ここでは監視モードとされる。ステップS5で電
話端末11の受話器をフックアップしたかどうかを判断
する。これは、回線電流検出器B1の出力を受けた制御
部15が行う。電話端末11の受話器がフックアップさ
れるとステップS6に移り、切り換えスイッチA1を電
話端末11側に接続し、バイパススイッチA2はオンあ
るいはオフにした状態とする。これによって、電話通話
モードとされる。
【0022】即ち、ステップS3でファクシミリ自動受
信モードと判断されても、通信回線1を介して呼び出し
があった場合に、音声の受信であれば電話端末11がそ
のまま受信できる。また、ファクシミリ受信であれば、
ステップS5において、電話端末11を操作しなけれ
ば、ステップS8でファクシミリ有意信号かどうかが判
断される。そして、ファクシミリ有意信号であればステ
ップS9に移り、切り換えスイッチA1をファクシミリ
端末側に切り換え、バイパススイッチA2をオフにす
る。こうして、ファクシミリ通話モードとなる。また、
ステップS3において、ファクシミリ自動受信モードで
ないと判断されると、ステップS7において、オペレー
タが電話端末11の受話器をフックアップし、通話モー
ドとなる。
【0023】以上のように、モニタ発呼動作では発呼終
了後、電話端末の受話器をフックアップすれば、自動的
に電話端末通話モードとなり、その他のキー操作を必要
としない。また、受信時動作では、ファクシミリ自動受
信モードの際、電話端末の受話器をフックアップすれ
ば、自動的に電話通話モードとなり、その他の操作を必
要としない。もちろん、この場合、ファクシミリの自動
受信動作も妨げられない。
【0024】図6には、本発明の装置によるフックアッ
プダイヤル動作フローチャートを示す。この場合にも、
待機中は切り換えスイッチA1は電話機側、バイパスス
イッチA2も電話機側になっている。ここで、ステップ
S1において、電話端末11の受話器をフックアップす
る。これを回線電流検出器B1が検出し、その出力によ
り制御部15が電話端末11の操作を認識する。次に、
ステップS2において、ダイヤル発呼を開始するかどう
かを判断する。なお、これは電話端末11によるダイヤ
ル発呼ではなく、またファクシミリ端末12によるモニ
タ発呼でもない。ファクシミリ端末12の図3に示した
操作パネル19を用いた通常のダイヤル発呼である。こ
のとき、ステップS3で、制御部15は切り換えスイッ
チA1をファクシミリ端末側に切り換え、バイパススイ
ッチA2をオフにする。
【0025】図2に示すダイヤル発呼部14からダイヤ
ルパルスを送出するため、電話端末11を通信回線1か
ら切り離すためである。次に、ステップS4でダイヤル
発呼を開始し、ステップS5で1桁ずつ発呼完了かどう
かを判断する。発呼が完了するとステップS6におい
て、切り換えスイッチA1はファクシミリ端末側に接続
したままとし、バイパススイッチA2はオンとする。即
ち、1桁ダイヤルする毎に一時的に監視モードとされ
る。ステップS7では電話端末の受話器をオンフックし
たかどうかが判断される。即ち、通常、発呼が完了すれ
ば通話が開始されるが、通話を中断しようとする場合、
発呼完了前に電話端末11の受話器をオンフックする。
これを検出して自動的にダイヤル発呼を中止するのがこ
の処理の目的である。
【0026】ステップS7で、受話器のオンフックを検
出する。バイパススイッチA2がオンされているため回
線電流検出器B1でこの検出が可能となる。これを制御
部15が認識するとステップS10に移り、発呼が中断
される。そして、待機中の状態に戻される。また、ステ
ップS7で電話端末11のオンフックを検出しない場合
には、ステップS8で、ダイヤル発呼を完了したかどう
かを判断する。ダイヤル発呼が完了すれば通話モードと
なる。また、ダイヤル発呼が完了していない場合にはス
テップS9に移り、再びステップS3と同様の状態、即
ち切り換えスイッチA1をファクシミリ端末側に接続
し、バイパススイッチA2をオフにした状態に戻す。そ
して、ステップS5に戻り、発呼動作を継続する。以上
のようにして、ダイヤル発呼中、発呼を中断するために
電話端末の受話器をオフフックすると、自動的にこれを
検出して発呼が中断される。
【0027】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例では1つの通信回線に対して、電話端末とファ
クシミリ端末のような2台の通信端末を接続する例を示
したが、複数の回線に対して2以上の通信端末が接続さ
れる場合、そのいずれかの通信端末の状態を検出し、他
の通信端末と通信回線との接続を制御するために広く利
用できる。また、バイパススイッチは切り換えスイッチ
の一方の側の回路に並列に接続するようにした。しかし
ながら、両方の側の回路に並列に接続し、上記の動作を
組み合わせた制御を行うことも可能である。また、上記
のようなスイッチは電気的なスイッチでも機械的なスイ
ッチでもどのようなものでもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明の通信端末の切り換
え制御装置は、ファクシミリ端末のダイヤルを用いてモ
ニタ発呼をした場合に、このファクシミリ端末と共に同
一の通信回線で接続された電話端末の受話器を持ち上げ
たとき、自動的に回線切り換えが可能となる。また、フ
ァクシミリ端末が自動着信モードの場合に、電話端末の
受話器を上げると、自動的に通信回線と電話端末とが接
続され、回線の切り換えが行われる。更に、電話端末の
受話器を立ち上げ、ファクシミリ端末からダイヤル発呼
した場合、電話端末の受話器を下ろして発呼を中断する
と、直ちにこれが検出されて発呼中断処理が実行され
る。上記のような構成により、ファクシミリに外付けさ
れた電話機の切り換え制御が容易になり、両者の便宜を
図ることができる。また、同様にして通信回線に接続さ
れた複数の端末装置の接続切り換えを各種自動的に制御
し便宜を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の主要部結線図である。
【図2】本発明の装置の具体的実施例結線図である。
【図3】本発明の装置の制御系ブロック図である。
【図4】本発明の装置によるモニタ発呼動作フローチャ
ートである。
【図5】本発明の装置による受信時動作フローチャート
である。
【図6】本発明の装置によるフックアップダイヤル動作
フローチャートである。
【符号の説明】
1 通信回線 3 バイパススイッチ 4 切り換えスイッチ 5 検出器 6 制御部 T1,T2 通信端末

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の通信端末と他の通信端末のいずれ
    か一方を通信回線に選択的に接続する切り換えスイッチ
    と、 この切り換えスイッチをバイパスして、前記通信回線と
    特定の通信端末とを直接接続するバイパススイッチと、 前記バイパススイッチがオンの時、前記特定の通信端末
    の動作状態を監視する検出器と、 前記検出器の出力に応じて各スイッチの切り換えを制御
    する制御部とを備え、 この制御部は、 前記特定の通信端末が通信を開始する際、前記切り換え
    スイッチを特定の通信端末に接続し、当該通信端末の通
    話を可能にする特定端末通信モードと、 前記他の通信端末が通信を開始する際、前記切り換えス
    イッチをファクシミリ端末に接続し、前記バイパススイ
    ッチをオフにして他の端末装置単独の通信を可能にする
    他の端末通信モードと、 前記切り換えスイッチを前記他の通信端末に接続して当
    該他の通信端末の通信開始を可能にする一方、前記バイ
    パススイッチをオンにして前記特定の通信端末の動作状
    態を監視して、特定の通信端末の状態に応じて、特定端
    末通信モードまたは他の端末通信モードへ移行する監視
    モードとのモード切り換えを制御することを特徴とする
    通信端末の切り換え制御装置。
  2. 【請求項2】 電話端末とファクシミリ端末のいずれか
    一方を通信回線に選択的に接続する切り換えスイッチ
    と、 この切り換えスイッチをバイパスして、前記通信回線と
    電話端末とを直接接続するバイパススイッチと、 前記バイパススイッチがオンの時、前記電話端末のフッ
    ク状態を監視する検出器と、 前記各スイッチの切り換えを制御する制御部とを備え、 この制御部は、 前記電話端末がオフフック状態にされた際、前記切り換
    えスイッチを電話端末に接続し、当該電話端末の通話を
    可能にする電話通話モードと、 前記ファクシミリ端末が有意信号を送受信する際、前記
    切り換えスイッチをファクシミリ端末に接続し、前記バ
    イパススイッチをオフにして当該ファクシミリ端末単独
    の通話を可能にするファクシミリ通話モードと、 前記切り換えスイッチを前記ファクシミリ端末に接続し
    てファクシミリ端末の発呼及び着呼を可能にする一方、
    前記バイパススイッチをオンにして前記電話端末のフッ
    ク状態を監視して、電話端末のフック状態に応じて電話
    通話モードまたはファクシミリ通話モードへ移行する監
    視モードとのモード切り換えを制御することを特徴とす
    る通信端末の切り換え制御装置。
JP7125848A 1995-04-26 1995-04-26 通信端末の切り換え制御装置 Pending JPH08298585A (ja)

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