JPH08297359A - 位相シフトマスクの製造方法および半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

位相シフトマスクの製造方法および半導体集積回路装置の製造方法

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JPH08297359A
JPH08297359A JP29710695A JP29710695A JPH08297359A JP H08297359 A JPH08297359 A JP H08297359A JP 29710695 A JP29710695 A JP 29710695A JP 29710695 A JP29710695 A JP 29710695A JP H08297359 A JPH08297359 A JP H08297359A
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phase shift
opening
mask
shift mask
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Noboru Moriuchi
昇 森内
Seiichiro Shirai
精一郎 白井
Toshihiko Onozuka
利彦 小野塚
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Hitachi Ltd
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    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70283Mask effects on the imaging process

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相シフトマスクの製作に要する設計および
製造時間の増加を抑えることのできる技術を提供する。 【解決手段】 一つの実開口およびその周辺四方に近接
して設けられた補助開口群をユニットセル化してなる一
つのホール用ユニットセルを作成し、同一の配向で第1
のピッチで配置された第1のホール用ユニットセル26
1 〜26c3 および同一の配向で上記第1のピッチよ
りも狭い第2のピッチで配置された第2のホール用ユニ
ットセル27c1 〜27c3 を第1のレイアウトデータ
上にレイアウトすることによって、半導体基板上に設け
られたレジスト膜にホールパターン群を形成する際に用
いられる第1の位相シフトマスクの実開口と補助開口群
からなるホール開口群のデータを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光技術に関し、
特に、半導体集積回路装置の一工程である露光工程にお
いて用いる位相シフトマスクの製造技術およびそれを用
いた半導体集積回路パターンの転写技術に適用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユー・エル・エス・アイ(ULSI:Ul
tra-Large Scale Integrated Circuit)においては、直
径0.3〜0.4μmの微細孔(ホールパターン)の形成が
必須となっている。
【0003】しかし、マスク上の所定のパターンを、光
を利用して半導体基板上に設けられたレジスト膜に転写
するフォトリソグラフィ工程では、マスク上の実開口の
微細化が進むにつれて、波長の短いi線(λ=0.365
μm)を用いても、レジスト膜上で急峻な光の振幅強度
が得られにくくなり、マスク上の実開口を精度よく半導
体基板上のレジスト膜に転写することが難しくなってい
る。
【0004】この問題を改善する手段として、例えば、
マスク上の遮光領域を挟んだ一対の透過領域のそれぞれ
を透過した光の間に位相差を生じさせ、これらの光がレ
ジスト膜の本来遮光領域となる領域で、干渉して打ち消
し合うことにより、レジスト膜上で急峻な光の振幅強度
を得ることができる位相シフト技術がある。
【0005】この位相シフト技術を用いて半導体基板上
のレジスト膜にホールパターンを形成する方法が、例え
ば、特開昭62−67514号公報に記載されている。
【0006】すなわち、マスク上の遮光領域の一部を除
去して実開口を形成した後、この実開口またはその近傍
に存在する透過領域のいずれか一方に位相シフト膜(シ
フタ)を設け、実開口を透過した光と透過領域を透過し
た光との間に位相差を生じさせることによって、実開口
を透過した光の振幅分布が横方向に広がるのを防止して
いる。
【0007】また、セミ(SEMI:Semiconductor Eq
uipment and Materials International)・テクノロジー
シンポジウム92講演予稿集「I-Line Lithography and
Phase Shirting Technique 」1992年、P17〜P
21では、マスク上の遮光領域の一部を除去して形成さ
れた実開口、およびその周辺四方に近接して位置するシ
フタが設けられた透過領域(補助開口)群によって構成
された位相シフトマスクについて記載されており、レジ
スト膜上で急峻な光の振幅強度および深い焦点深度を得
るための、補助開口群を構成する補助開口の長さおよび
幅の最適設計について述べられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は、前記位相シフトマスクを用いた前記位相シフト技
術によって、半導体基板上に塗布されたレジスト膜に微
細なホールパターンを形成するにあたり、以下の問題点
があることを見い出した。
【0009】(1)位相シフトマスクを用いて半導体基
板上のレジスト膜に多数のホールパターンを形成する場
合、マスクパターンのデータの作成および検証を行うパ
ターンデータ作成装置に入力されるデータ、ならびにマ
スク基板上にマスクパターンを描画する電子線露光装置
に入力されるマスク描画データなどの著しい増加によ
り、位相シフトマスクの製作に多大な時間を要してしま
う。
【0010】すなわち、従来の補助開口群のないマスク
では、半導体基板上のレジスト膜に形成される一つのホ
ールパターンに対して、一つの実開口をマスク基板上に
形成すればよい。
【0011】従って、半導体基板上のレジスト膜に形成
される一つのホールパターンに対して、パターンデータ
作成装置に入力されるデータおよび電子線露光装置に入
力されるマスク描画データの数はそれぞれ一つでよい。
【0012】これに対して、図1に示すように、補助開
口群を有する位相シフトマスクSM1 では、半導体基板
上のレジスト膜に形成される一つのホールパターンに対
して、一つの実開口1t1 (1t2 )、実開口1t
1 (1t2 )の各辺に沿って配置された四つの補助開口
2a1 〜2a4 (2a5 〜2a8 )、および実開口1t
1(1t2 )上に設けられた一つのシフタ3a(3b)
が形成される。なお、図中の符号4はマスク基板、5は
遮蔽膜、6a〜6hはマスク基板露出部を示している。
【0013】従って、半導体基板上のレジスト膜に形成
される一つのホールパターンに対して、パターンデータ
作成装置に入力されるデータおよび電子線露光装置に入
力するマスク描画データの数はそれぞれ6個となる。
【0014】なお、図1に示した位相シフトマスクSM
1 では、実開口1t1 (1t2 )上に光の位相差を生じ
させるためのシフタ3a(3b)を設けたが、図2に示
した位相シフトマスクSM2 のように、実開口7t
1 (7t2 )の各辺に沿って配置された四つの補助開口
8a1 〜8a4 (8a5 〜8a8 )上にシフタ9a〜9
d(9e〜9h)をそれぞれ設けてもよい。図3は、図
1に示された位相シフトマスクSM1 のA−A方向の断
面図であり、図4は、図2に示された位相シフトマスク
SM2 のB−B方向の断面図である。なお、図中の符号
5a〜5gは遮蔽膜、9a〜9hはシフタ、10はマス
ク基板、11,11a〜11gは遮蔽膜、12a,12
bはマスク基板露出部を示している。
【0015】(2)配置間隔の狭いホールパターンを半
導体基板上のレジスト膜に形成するため、位相シフトマ
スク上の隣接する実開口間の距離を短くすると、隣接す
る実開口の周辺四方に近接して設けられた補助開口群の
うち隣接する補助開口を透過したそれぞれの光の振幅分
布がレジスト膜上で重なり、この部分での補助開口によ
る光の振幅強度が強くなって、不要なパターンが半導体
基板上のレジスト膜の本来遮光領域となる領域に転写さ
れてしまう。
【0016】例えば、図1に示した位相シフトマスクS
1 と1/5縮小投影露光装置を用いて半導体基板上の
レジスト膜に直径0.4μmのホールパターンを形成する
場合、レジスト膜上で急峻な光の振幅強度を得るため
に、位相シフトマスクSM1 上の実開口1t1 ,1t2
は一辺の長さa2.0μmの正方形、実開口1t1 ,1t
2 の各辺に沿って平行に配置される補助開口2a1 〜2
8 は幅b1.0μm,長さc2.0μmの長方形、実開口
と補助開口の距離dは1.0μmと設計される。
【0017】しかし、前記したサイズの実開口および前
記したサイズの補助開口によって構成される補助開口群
を有する位相シフトマスクSM1 では、隣接する実開口
の各辺に沿って配置された補助開口群のうち、隣接する
補助開口2a3 と補助開口2a5 間の最小距離eが1.0
μmより短くなると、転写されるべきホールパターンの
他に、隣接する補助開口によって不要なパターンが半導
体基板上のレジスト膜の本来遮光領域となる領域に転写
されてしまう。
【0018】従って、この様な不要なパターンの転写を
防ぐには、位相シフトマスクSM1上の実開口の最小ピ
ッチpを 式(1) p=(a+2b+2d)+e=6.0μm+1.
0μm=7.0μm とする必要があり、レジスト膜に形成されるホールパタ
ーンの最小ピッチは、1/5縮小露光装置を用いている
ので、7.0μmの5分の1の1.4μmとなる。
【0019】すなわち、位相シフトマスクを用いること
により、直径0.4μmのホールパターンを半導体基板上
のレジスト膜に形成できても、ホールパターンの配置間
隔を1.4μm以下に縮めることができない。
【0020】次に、SRAM(Static Random Access M
emory )のメモリセルを例にとり、前記従来技術の問題
点(1)および(2)を説明する。
【0021】図5にSRAMのメモリセルMCの等価回
路図を示す。図示のように、SRAMのメモリセルは一
対の相補性データ線(DL1 ,DL2 )とワード線WL
との交差部に配置された一対の駆動用MISFET(Me
tal Insulator Semiconductor Field Effect Transisto
r )Qd1 ,Qd2 、一対の負荷用MISFETQ
1 ,Qp2 、および一対の転送用MISFETQ
1 ,Qt2 で構成されている。駆動用MISFETQ
1 ,Qd2 および転送用MISFETQt1 ,Qt2
はnチャネル型で構成され、負荷用MISFETQ
1 ,Qp2 はpチャネル型で構成されている。すなわ
ち、このメモリセルは、4個のnチャネル型MISFE
Tと2個のpチャネル型MISFETとを使った完全C
MOS型で構成されている。
【0022】図6に、従来の補助開口群のないマスクを
形成する際に、データとしてパターンデータ作成装置に
入力されるSRAMのメモリセルのパターンレイアウト
図を示す。
【0023】図中には、メモリセルでの活性領域AR、
転送用MISFETQt1 ,Qt2のゲート電極(ワー
ド線WL)13、駆動用MISFETQd1 ,Qd2
負荷用MISFETQp1 ,Qp2 のゲート電極14
a,14bを合成して示しており、さらに、活性領域A
R上またはゲート電極14a,14b上に設けられるコ
ンタクトホールを形成するための実開口15t1 〜15
12を示している。
【0024】ここで、実開口15t1 〜15t12は1辺
0.4μmの正方形であり、また、一つのメモリセルの大
きさは4.2×6.8μmである。
【0025】従来の補助開口のないマスクでは、一つの
コンタクトホールを形成するのに必要なパターンは、一
つの実開口であり、従って、一つのメモリセルに配置さ
れるコンタクトホールを形成するために必要なデータ数
は、実開口のデータ数の12でよい。
【0026】図7に、補助開口群を有する位相シフトマ
スクを形成する際に、データとしてパターンデータ作成
装置に入力されるSRAMのメモリセルのパターンレイ
アウト図を示す。
【0027】図中には、前記図6と同様に、メモリセル
での活性領域AR、転送用MISFETQt1 ,Qt2
のゲート電極(ワード線WL)13、駆動用MISFE
TQd1 ,Qd2 と負荷用MISFETQp1 ,Qp2
のゲート電極14a,14bを合成して示している。さ
らに、活性領域AR上またはゲート電極14a,14b
上に設けられるコンタクトホールを形成するための実開
口15t1 〜15t12および実開口15t1 〜15t12
の各辺に沿って平行に配置される補助開口16a1 〜1
6a48を示している。
【0028】ここで、実開口15t1 〜15t12は1辺
0.4μmの正方形、補助開口16a1 〜16a48は0.4
×0.2μmの長方形であり、一つのメモリセルの大きさ
は4.2×6.8μmである。
【0029】補助開口群を有する位相シフトマスクで
は、一つのコンタクトホールを形成するのに必要なパタ
ーンは、一つの実開口と四つの補助開口であり、さら
に、少なくとも一つのシフタが必要とされる。従って、
一つのメモリセルに配置されるコンタクトホールを形成
するために必要なデータ数は、実開口のデータ数12、
補助開口のデータ数48、シフタのデータ数12を合わ
せた72となり、従来の補助開口群のないマスクでのデ
ータ数の少なくとも6倍に増加する。
【0030】さらに、図7の円内に示すように、1.3μ
m以下の間隔で実開口を配置すると、実開口の各辺に沿
って配置された補助開口群のうちの隣接する補助開口間
の距離が短くなり、隣接する補助開口がつながってしま
う箇所も生じる。このため、図7に示した実開口および
補助開口群からなるマスクパターンを有する位相シフト
マスクを用いてマスクパターンを半導体基板上のレジス
ト膜に転写すると、転写されるべきホールパターンの他
に、不要なパターンが半導体基板上のレジスト膜の本来
遮光領域となる領域にも転写されてしまう。
【0031】このような不要なパターンの半導体基板上
のレジスト膜への転写を防ぐために、通常は、実開口を
配置した後、実開口の配置間隔に依存した補助開口の形
状やサイズを設計する方法がとられているが、設計時間
が著しく増加してしまう。
【0032】本発明の目的は、位相シフトマスクの製作
に要する設計および製造時間の増加を抑えることのでき
る技術を提供することにある。
【0033】本発明の他の目的は、半導体集積回路装置
の高集積化を促進することのできる技術を提供すること
にある。
【0034】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0035】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。すなわち、 (1)本発明の半導体集積回路装置の製造のための位相
シフトマスクの製造方法は、以下の工程を有する。
【0036】(イ)一つの実開口とその周辺四方に近接
して設けられ、前記実開口に対して位相が反転した補助
開口群とからなるマスク主面上のホール開口群に対応す
る第1のホール用ユニットセルをコンピュータ処理によ
り第1の位相シフトマスクのための第1のレイアウトデ
ータ上にレイアウトすることによって、ウエハ上に第1
のピッチで配置された第1のホールパターン群に対応す
る多数のホール開口群からなる第1のホール開口分布領
域をレイアウトする第1ホール開口分布領域レイアウト
工程; (ロ)前記第1のホール用ユニットセルをコンピュータ
処理により前記第1の位相シフトマスクの前記第1のレ
イアウトデータ上に最近接の任意の一対のホール開口群
に属する一対の補助開口の長手方向の辺または側部同士
が近接対向しないような配向でレイアウトすることによ
って、前記ウエハ上に隣同士近接して前記第1のピッチ
よりも狭い第2のピッチで配置された第2のホールパタ
ーン群に対応する多数のホール開口群からなる第2のホ
ール開口分布領域をレイアウトする第2ホール開口分布
領域レイアウト工程; (ハ)レイアウトが完了した前記第1のレイアウトデー
タまたはそれから作られた第1のマスク描画データに基
づいて前記第1の位相シフトマスクの前記主面上に前記
第1および第2のホール開口分布領域を描画する第1ホ
ール開口分布領域描画工程。
【0037】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記(1)の
位相シフトマスクの製造方法において、前記第1のホー
ル開口分布領域および前記第2のホール開口分布領域の
各ホール開口群は同一の配向でレイアウトされている。
【0038】(3)本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記(2)の
位相シフトマスクの製造方法において、前記第2のホー
ル開口分布領域の前記最近接の任意の一対のホール開口
群のそれぞれに属する一対の補助開口の中心を結ぶ線分
が正面で対向するように配向されている。
【0039】(4)本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記(3)の
位相シフトマスクの製造方法において、前記実開口は正
方形であり、前記補助開口群を構成する各補助開口は前
記実開口の各辺にその長手方向が沿うように配置された
長方形である。
【0040】(5)本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記(4)の
位相シフトマスクの製造方法において、前記第1のホー
ルパターン群は前記ウエハ上で隣同士近接して配置され
ている。
【0041】(6)本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、以下の工程を
有する。
【0042】(イ)一つの実開口とその周辺四方に近接
して設けられ、前記実開口に対して位相が反転した補助
開口群とからなるマスク主面上のホール開口群に対応す
る第1のホール用ユニットセルをコンピュータ処理によ
り第1の位相シフトマスクのための第1のレイアウトデ
ータ上にレイアウトすることによって、ウエハ上に第1
のピッチで配置された第1のホールパターン群に対応す
る多数のホール開口群からなる第1のホール開口分布領
域をレイアウトする第1ホール開口分布領域レイアウト
工程; (ロ)前記第1のホール用ユニットセルをコンピュータ
処理により第2の位相シフトマスクの第2のレイアウト
データ上に最近接の任意の一対のホール開口群に属する
一対の補助開口の長手方向の辺または側部同士が近接対
向しないような配向でレイアウトすることによって、前
記ウエハ上に隣同士近接して前記第1のピッチよりも狭
い第2のピッチで配置された第2のホールパターン群に
対応する多数のホール開口群からなる第2のホール開口
分布領域をレイアウトする第2ホール開口分布領域レイ
アウト工程; (ハ)レイアウトが完了した前記第1のレイアウトデー
タまたはそれから作られた第1のマスク描画データに基
づいて前記第1の位相シフトマスクの前記主面上に前記
第1のホール開口分布領域を描画する第1ホール開口分
布領域描画工程; (ニ)レイアウトが完了した前記第2のレイアウトデー
タまたはそれから作られた第2のマスク描画データに基
づいて前記第2の位相シフトマスクの前記主面上に第2
のホール開口分布領域を描画する第2ホール開口分布領
域描画工程。
【0043】(7)本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記(6)の
位相シフトマスクの製造方法において、前記第1のホー
ル開口分布領域および前記第2のホール開口分布領域の
各ホール開口群は同一の配向でレイアウトされている。
【0044】(8)本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記(7)の
位相シフトマスクの製造方法において、前記第2のホー
ル開口分布領域の前記最近接の任意の一対のホール開口
群のそれぞれに属する一対の補助開口の中心を結ぶ線分
が正面で対向するように配向されている。
【0045】(9)本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記(8)の
位相シフトマスクの製造方法において、前記実開口は正
方形であり、前記補助開口群を構成する各補助開口は前
記実開口の各辺にその長手方向が沿うように配置された
長方形である。
【0046】(10)本発明の半導体集積回路装置の製
造のための位相シフトマスクの製造方法は、前記(9)
の位相シフトマスクの製造方法において、前記第1のホ
ールパターン群は前記ウエハ上で隣同士近接して配置さ
れている。
【0047】(11)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、以下の工程を有する。
【0048】(イ)一つの実開口とその周辺四方に近接
して設けられ、前記実開口に対して位相が反転した補助
開口群とからなるマスク主面上のホール開口群に対応す
る第1のホール用ユニットセルをコンピュータ処理によ
り第1の位相シフトマスクのための第1のレイアウトデ
ータ上にレイアウトすることによって、ウエハ上に第1
のピッチで配置された第1のホールパターン群に対応す
る多数のホール開口群からなる第1のホール開口分布領
域をレイアウトする第1ホール開口分布領域レイアウト
工程; (ロ)前記第1のホール用ユニットセルをコンピュータ
処理により前記第1の位相シフトマスクの前記第1のレ
イアウトデータ上に最近接の任意の一対のホール開口群
に属する一対の補助開口の長手方向の辺または側部同士
が近接対向しないような配向でレイアウトすることによ
って、前記ウエハ上に隣同士近接して前記第1のピッチ
よりも狭い第2のピッチで配置された第2のホールパタ
ーン群に対応する多数のホール開口群からなる第2のホ
ール開口分布領域をレイアウトする第2ホール開口分布
領域レイアウト工程; (ハ)レイアウトが完了した前記第1のレイアウトデー
タまたはそれから作られた第1のマスク描画データに基
づいて前記第1の位相シフトマスクの前記主面上に前記
第1および第2のホール開口分布領域を描画する第1ホ
ール開口分布領域描画工程; (ニ)完成した前記第1の位相シフトマスクを用いて、
縮小投影露光により前記第1および第2のホールパター
ン群を前記ウエハ上に転写する第1露光工程。
【0049】(12)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記(11)の半導体集積回路装置の製造方
法において、前記第1のホール開口分布領域および前記
第2のホール開口分布領域の各ホール開口群は同一の配
向でレイアウトされている。
【0050】(13)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記(12)の半導体集積回路装置の製造方
法において、前記特許請求の範囲第12項の半導体集積
回路装置の製造方法において、前記第2のホール開口分
布領域の前記最近接の任意の一対のホール開口群のそれ
ぞれに属する一対の補助開口の中心を結ぶ線分が正面で
対向するように配向されている。
【0051】(14)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記(13)の半導体集積回路装置の製造方
法において、前記実開口は正方形であり、前記補助開口
群を構成する各補助開口は前記実開口の各辺にその長手
方向が沿うように配置された長方形である。
【0052】(15)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記(14)の半導体集積回路装置の製造方
法において、前記第1のホールパターン群は前記ウエハ
上で隣同士近接して配置されている。
【0053】(16)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、以下の工程を有する。
【0054】(イ)一つの実開口とその周辺四方に近接
して設けられ、前記実開口に対して位相が反転した補助
開口群とからなるマスク主面上のホール開口群に対応す
る第1のホール用ユニットセルをコンピュータ処理によ
り第1の位相シフトマスクのための第1のレイアウトデ
ータ上にレイアウトすることによって、ウエハ上に第1
のピッチで配置された第1のホールパターン群に対応す
る多数のホール開口群からなる第1のホール開口分布領
域をレイアウトする第1ホール開口分布領域レイアウト
工程; (ロ)前記第1のホール用ユニットセルをコンピュータ
処理により第2の位相シフトマスクの第2のレイアウト
データ上に最近接の任意の一対のホール開口群に属する
一対の補助開口の長手方向の辺または側部同士が近接対
向しないような配向でレイアウトすることによって、前
記ウエハ上に隣同士近接して前記第1のピッチよりも狭
い第2のピッチで配置された第2のホールパターン群に
対応する多数のホール開口群からなる第2のホール開口
分布領域をレイアウトする第2ホール開口分布領域レイ
アウト工程; (ハ)レイアウトが完了した前記第1のレイアウトデー
タまたはそれから作られた第1のマスク描画データに基
づいて前記第1の位相シフトマスクの前記主面上に第1
のホール開口分布領域を描画する第1ホール開口分布領
域描画工程; (ニ)レイアウトが完了した前記第2のレイアウトデー
タまたはそれから作られた第2のマスク描画データに基
づいて前記第2の位相シフトマスクの前記主面上に第2
のホール開口分布領域を描画する第2ホール開口分布領
域描画工程; (ホ)完成した前記第1の位相シフトマスクを用いて、
縮小投影露光により前記第1のホールパターン群を前記
ウエハ上に転写する第1露光工程; (ヘ)完成した前記第2の位相シフトマスクを用いて、
縮小投影露光により前記第2のホールパターン群を前記
ウエハ上に転写する第2露光工程。
【0055】(17)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記(16)の半導体集積回路装置の製造方
法において、前記第1のホール開口分布領域および前記
第2のホール開口分布領域の各ホール開口群は同一の配
向でレイアウトされている。
【0056】(18)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記(17)の半導体集積回路装置の製造方
法において、前記第2のホール開口分布領域の前記最近
接の任意の一対のホール開口群のそれぞれに属する一対
の補助開口の中心を結ぶ線分が正面で対向するように配
向されている。
【0057】(19)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記(18)の半導体集積回路装置の製造方
法において、前記実開口は正方形であり、前記補助開口
群を構成する各補助開口は前記実開口の各辺にその長手
方向が沿うように配置された長方形である。
【0058】(20)本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記(19)の半導体集積回路装置の製造方
法において、前記第1のホールパターン群は前記ウエハ
上で隣同士近接して配置されている。
【0059】その他の発明の概要を項に分けて簡単に記
載すれば以下のごとくである。すなわち、 1. 本発明の半導体集積回路装置の製造のための位相
シフトマスクの製造方法は、以下の工程を有する。
【0060】(a)矩形の実開口およびその各辺に近接
して位置する補助開口によって構成される補助開口群の
ユニットセル化によってなり、パターンデータ作成装置
に入力されるレイアウトデータ上の必要とされる位置に
繰り返して配置されることが可能なホール用ユニットセ
ルを準備する工程; (b)前記実開口および前記補助開口群のデータを前記
パターンデータ作成装置に入力して、前記実開口および
前記補助開口群のデータを有する実パターンデータを作
成する工程; (c)前記ホール用ユニットセルのデータを前記パター
ンデータ作成装置に入力して、前記ホール用ユニットセ
ルのデータを有するレイアウトデータを作成する工程; (d)シフタのデータを前記パターンデータ作成装置に
入力して、前記シフタのデータを有する位相シフトパタ
ーンデータを作成する工程; (e)前記実パターンデータ上の前記実開口および前記
補助開口群のデータ、前記レイアウトデータ上の前記ホ
ール用ユニットセルのデータ、ならびに前記位相シフト
パターンデータ上の前記シフタのデータに基づいて、電
子線露光装置に入力される前記実開口および前記補助開
口群のマスク描画データ、前記ホール用ユニットセルの
マスク描画データ、ならびに前記シフタのマスク描画デ
ータをそれぞれ作成する工程; (f)前記実開口および前記補助開口群のマスク描画デ
ータならびに前記ホール用ユニットセルのマスク描画デ
ータに基づいて、マスク基板上にホール開口群を形成
し、前記シフタのマスク描画データに基づいて、前記マ
スク基板上にシフタ群を形成する工程。
【0061】2. 本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記1.の位
相シフトマスクの製造方法において、前記ホール用ユニ
ットセルはパターンデータ作成装置に入力される各製造
工程に対応した各々のレイアウトデータ上で共通化して
使用される。
【0062】3. 本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記2.の位
相シフトマスクの製造方法において、隣接する前記実開
口の配置方向に対して前記実開口の各辺がほぼ45度の
角度をなすように前記実開口は配置されている。
【0063】4. 本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記3.の位
相シフトマスクの製造方法において、前記補助開口の形
状は多角形である。
【0064】5. 本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記4.の位
相シフトマスクの製造方法において、前記補助開口は前
記実開口の各辺に接して配置されている。
【0065】6. 本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、以下の工程を
有する。
【0066】(a)矩形の実開口およびマスク基板上に
転写されないように前記実開口の各辺に近接して配置さ
れた補助開口によって構成される補助開口群のユニット
セル化によってなり、パターンデータ作成装置に入力さ
れる各製造工程に対応した各々のレイアウトデータ上で
共通化して使用されることおよび前記レイアウトデータ
上の必要とされる位置に繰り返して配置されることが可
能なホール用ユニットセルを準備する工程; (b)前記実開口および前記補助開口群のデータを前記
パターンデータ作成装置に入力して、前記実開口および
前記補助開口群のデータを有する実パターンデータを作
成する工程; (c)前記ホール用ユニットセルのデータを前記パター
ンデータ作成装置に入力して、前記ホール用ユニットセ
ルのデータを有するレイアウトデータを作成する工程; (d)シフタのデータを前記パターンデータ作成装置に
入力して、前記シフタのデータを有する位相シフトパタ
ーンデータを作成する工程; (e)前記実パターンデータ上の前記実開口および前記
補助開口群のデータ、前記レイアウトデータ上の前記ホ
ール用ユニットセルのデータ、ならびに前記位相シフト
パターンデータ上の前記シフタのデータに基づいて、電
子線露光装置に入力される前記実開口および前記補助開
口群のマスク描画データ、前記ホール用ユニットセルの
マスク描画データ、ならびに前記シフタのマスク描画デ
ータをそれぞれ作成する工程; (f)前記実開口および前記補助開口群のマスク描画デ
ータならびに前記ホール用ユニットセルのマスク描画デ
ータに基づいて、マスク基板上にホール開口群を形成
し、前記シフタのマスク描画データに基づいて、前記マ
スク基板上にシフタ群を形成する工程。
【0067】7. 本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、以下の工程を
有する。
【0068】(a)隣接する実開口の配置方向に対して
前記実開口の各辺がほぼ45度の角度をなすように配置
された矩形の前記実開口およびその各辺に近接して位置
する補助開口によって構成される補助開口群のユニット
セル化によってなり、パターンデータ作成装置に入力さ
れる各製造工程に対応した各々のレイアウトデータ上で
共通化して使用されることおよび前記レイアウトデータ
上の必要とされる位置に繰り返して配置されることが可
能なホール用ユニットセルを準備する工程; (b)サイズの異なる数種類の前記実開口および前記補
助開口群、サイズの異なる数種類の前記実開口および前
記補助開口群のユニットセル化によってなるサイズの異
なる数種類の前記ホール用ユニットセル、ならびにサイ
ズの異なる数種類のシフタを準備する工程; (c)数種類の前記実開口および前記補助開口群から所
望する実開口および補助開口群を選択し、選択された実
開口および補助開口群のデータを前記パターンデータ作
成装置に入力して、前記選択された実開口および補助開
口群のデータを有する実パターンデータを作成する工
程; (d)数種類の前記ホール用ユニットセルから所望する
ホール用ユニットセルを選択し、選択されたホール用ユ
ニットセルのデータを前記パターンデータ作成装置に入
力して、前記選択されたホール用ユニットセルのデータ
を有するレイアウトデータを作成する工程; (e)数種類の前記シフタから所望するシフタを選択
し、選択されたシフタのデータを前記パターンデータ作
成装置に入力して、前記選択されたシフタのデータを有
する位相シフトパターンデータを作成する工程; (f)前記実パターンデータ上の前記選択された実開口
および補助開口群のデータ、前記レイアウトデータ上の
前記選択されたホール用ユニットセルのデータ、ならび
に前記位相シフトパターンデータ上の前記選択されたシ
フタのデータに基づいて、電子線露光装置に入力される
前記選択された実開口および補助開口群のマスク描画デ
ータ、前記選択されたホール用ユニットセルのマスク描
画データ、ならびに前記選択されたシフタのマスク描画
データをそれぞれ作成する工程; (g)前記選択された実開口および補助開口群のマスク
描画データならびに前記選択されたホール用ユニットセ
ルのマスク描画データに基づいて、マスク基板上にホー
ル開口群を形成し、前記選択されたシフタのマスク描画
データに基づいて、前記マスク基板上にシフタ群を形成
する工程。
【0069】8. 本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記7.の位
相シフトマスクの製造方法において、前記補助開口の形
状は多角形である。
【0070】9. 本発明の半導体集積回路装置の製造
のための位相シフトマスクの製造方法は、前記8.の位
相シフトマスクの製造方法において、前記補助開口は前
記実開口の各辺に接して配置されている。
【0071】10. 本発明の半導体集積回路装置の製
造のための位相シフトマスクの製造方法は、以下の工程
を有する。
【0072】(a)矩形の実開口およびマスク基板上に
転写されないように前記実開口の各辺に近接して配置さ
れた補助開口によって構成される補助開口群のユニット
セル化によってなり、パターンデータ作成装置に入力さ
れる各製造工程に対応した各々のレイアウトデータ上で
共通化して使用されることおよび前記レイアウトデータ
上の必要とされる位置に繰り返して配置されることが可
能なホール用ユニットセルを準備する工程; (b)サイズの異なる数種類の前記実開口および前記補
助開口群、サイズの異なる数種類の前記実開口および前
記補助開口群のユニットセル化によってなるサイズの異
なる数種類の前記ホール用ユニットセル、ならびにサイ
ズの異なる数種類のシフタを準備する工程; (c)数種類の前記実開口および前記補助開口群から所
望する実開口および補助開口群を選択し、選択された実
開口および補助開口群のデータを前記パターンデータ作
成装置に入力して、前記選択された実開口および補助開
口群のデータを有する実パターンデータを作成する工
程; (d)数種類の前記ホール用ユニットセルから所望する
ホール用ユニットセルを選択し、選択されたホール用ユ
ニットセルのデータを前記パターンデータ作成装置に入
力して、前記選択されたホール用ユニットセルのデータ
を有するレイアウトデータを作成する工程; (e)数種類の前記シフタから所望するシフタを選択
し、選択されたシフタのデータを前記パターンデータ作
成装置に入力して、前記選択されたシフタのデータを有
する位相シフトパターンデータを作成する工程; (f)前記実パターンデータ上の前記選択された実開口
および補助開口群のデータ、前記レイアウトデータ上の
前記選択されたホール用ユニットセルのデータ、ならび
に前記位相シフトパターンデータ上の前記選択されたシ
フタのデータに基づいて、電子線露光装置に入力される
前記選択された実開口および補助開口群のマスク描画デ
ータ、前記選択されたホール用ユニットセルのマスク描
画データ、ならびに前記選択されたシフタのマスク描画
データをそれぞれ作成する工程; (g)前記選択された実開口および補助開口群のマスク
描画データならびに前記選択されたホール用ユニットセ
ルのマスク描画データに基づいて、マスク基板上にホー
ル開口群を形成し、前記選択されたシフタのマスク描画
データに基づいて、前記マスク基板上にシフタ群を形成
する工程。
【0073】11. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、以下の工程を有する。
【0074】(a)矩形の実開口およびその各辺に近接
して位置する補助開口によって構成される補助開口群の
ユニットセル化によってなり、パターンデータ作成装置
に入力されるレイアウトデータ上の必要とされる位置に
繰り返して配置されることが可能なホール用ユニットセ
ルを準備する工程; (b)前記実開口および前記補助開口群のデータを前記
パターンデータ作成装置に入力して、前記実開口および
前記補助開口群のデータを有する実パターンデータを作
成する工程; (c)前記ホール用ユニットセルのデータを前記パター
ンデータ作成装置に入力して、前記ホール用ユニットセ
ルのデータを有するレイアウトデータを作成する工程; (d)シフタのデータを前記パターンデータ作成装置に
入力して、前記シフタのデータを有する位相シフトパタ
ーンデータを作成する工程; (e)前記実パターンデータ上の前記実開口および前記
補助開口群のデータ、前記レイアウトデータ上の前記ホ
ール用ユニットセルのデータ、ならびに前記位相シフト
パターンデータ上の前記シフタのデータに基づいて、電
子線露光装置に入力される前記実開口および前記補助開
口群のマスク描画データ、前記ホール用ユニットセルの
マスク描画データ、ならびに前記シフタのマスク描画デ
ータをそれぞれ作成する工程; (f)前記実開口および前記補助開口群のマスク描画デ
ータならびに前記ホール用ユニットセルのマスク描画デ
ータに基づいて、マスク基板上にホール開口群を形成
し、前記シフタのマスク描画データに基づいて、前記マ
スク基板上にシフタ群を形成する工程; (g)前記ホール開口群および前記シフタ群を有する位
相シフトマスクを用いて半導体基板の表面上のレジスト
膜に対して所定のホールパターン群を転写する工程。
【0075】12. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記11.の半導体集積回路装置の製造方法
において、前記ホール用ユニットセルは前記パターンデ
ータ作成装置に入力される各製造工程に対応した各々の
レイアウトデータ上で共通化して使用される。
【0076】13. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記12.の半導体集積回路装置の製造方法
において、隣接する前記実開口の配置方向に対して前記
実開口の各辺がほぼ45度の角度をなすように前記実開
口は配置されている。
【0077】14. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記13.の半導体集積回路装置の製造方法
において、前記補助開口の形状は多角形である。
【0078】15. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記14.の半導体集積回路装置の製造方法
において、前記補助開口は前記実開口の各辺に接して配
置されている。
【0079】16. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、以下の工程を有する。
【0080】(a)矩形の実開口およびマスク基板上に
転写されないように前記実開口の各辺に近接して配置さ
れた補助開口によって構成される補助開口群のユニット
セル化によってなり、パターンデータ作成装置に入力さ
れる各製造工程に対応した各々のレイアウトデータ上で
共通化して使用されることおよび前記レイアウトデータ
上の必要とされる位置に繰り返して配置されることが可
能なホール用ユニットセルを準備する工程; (b)前記実開口および前記補助開口群のデータを前記
パターンデータ作成装置に入力して、前記実開口および
前記補助開口群のデータを有する実パターンデータを作
成する工程; (c)前記ホール用ユニットセルのデータを前記パター
ンデータ作成装置に入力して、前記ホール用ユニットセ
ルのデータを有するレイアウトデータを作成する工程; (d)シフタのデータを前記パターンデータ作成装置に
入力して、前記シフタのデータを有する位相シフトパタ
ーンデータを作成する工程; (e)前記実パターンデータ上の前記実開口および前記
補助開口群のデータ、前記レイアウトデータ上の前記ホ
ール用ユニットセルのデータ、ならびに前記位相シフト
パターンデータ上の前記シフタのデータに基づいて、電
子線露光装置に入力される前記実開口および前記補助開
口群のマスク描画データ、前記ホール用ユニットセルの
マスク描画データ、ならびに前記シフタのマスク描画デ
ータをそれぞれ作成する工程; (f)前記実開口および前記補助開口群のマスク描画デ
ータならびに前記ホール用ユニットセルのマスク描画デ
ータに基づいて、マスク基板上にホール開口群を形成
し、前記シフタのマスク描画データに基づいて、前記マ
スク基板上にシフタ群を形成する工程; (g)前記ホール開口群および前記シフタ群を有する位
相シフトマスクを用いて半導体基板の表面上のレジスト
膜に対して所定のホールパターン群を転写する工程。
【0081】17. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、以下の工程を有する。
【0082】(a)隣接する実開口の配置方向に対して
前記実開口の各辺がほぼ45度の角度をなすように配置
された矩形の前記実開口およびその各辺に近接して位置
する補助開口によって構成される補助開口群のユニット
セル化によってなり、パターンデータ作成装置に入力さ
れる各製造工程に対応した各々のレイアウトデータ上で
共通化して使用されることおよび前記レイアウトデータ
上の必要とされる位置に繰り返して配置されることが可
能なホール用ユニットセルを準備する工程; (b)サイズの異なる数種類の前記実開口および前記補
助開口群、サイズの異なる数種類の前記実開口および前
記補助開口群のユニットセル化によってなるサイズの異
なる数種類の前記ホール用ユニットセル、ならびにサイ
ズの異なる数種類のシフタを準備する工程; (c)数種類の前記実開口および前記補助開口群から所
望する実開口および補助開口群を選択し、選択された実
開口および補助開口群のデータを前記パターンデータ作
成装置に入力して、前記選択された実開口および補助開
口群のデータを有する実パターンデータを作成する工
程; (d)数種類の前記ホール用ユニットセルから所望する
ホール用ユニットセルを選択し、選択されたホール用ユ
ニットセルのデータを前記パターンデータ作成装置に入
力して、前記選択されたホール用ユニットセルのデータ
を有するレイアウトデータを作成する工程; (e)数種類の前記シフタから所望するシフタを選択
し、選択されたシフタのデータを前記パターンデータ作
成装置に入力して、前記選択されたシフタのデータを有
する位相シフトパターンデータを作成する工程; (f)前記実パターンデータ上の前記選択された実開口
および補助開口群のデータ、前記レイアウトデータ上の
前記選択されたホール用ユニットセルのデータ、ならび
に前記位相シフトパターンデータ上の前記選択されたシ
フタのデータに基づいて、電子線露光装置に入力される
前記選択された実開口および補助開口群のマスク描画デ
ータ、前記選択されたホール用ユニットセルのマスク描
画データ、ならびに前記選択されたシフタのマスク描画
データをそれぞれ作成する工程; (g)前記選択された実開口および補助開口群のマスク
描画データならびに前記選択されたホール用ユニットセ
ルのマスク描画データに基づいて、マスク基板上にホー
ル開口群を形成し、前記選択されたシフタのマスク描画
データに基づいて、前記マスク基板上にシフタ群を形成
する工程; (h)前記ホール開口群および前記シフタ群を有する位
相シフトマスクを用いて半導体基板の表面上のレジスト
膜に対して所定のホールパターン群を転写する工程。
【0083】18. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記17.の半導体集積回路装置の製造方法
において、前記補助開口の形状は多角形である。
【0084】19. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記18.の半導体集積回路装置の製造方法
において、前記補助開口は前記実開口の各辺に接して配
置されている。
【0085】20. 本発明の半導体集積回路装置の製
造方法は、以下の工程を有する。
【0086】(a)矩形の実開口およびマスク基板上に
転写されないように前記実開口の各辺に近接して配置さ
れた補助開口によって構成される補助開口群のユニット
セル化によってなり、パターンデータ作成装置に入力さ
れる各製造工程に対応した各々のレイアウトデータ上で
共通化して使用されることおよび前記レイアウトデータ
上の必要とされる位置に繰り返して配置されることが可
能なホール用ユニットセルを準備する工程; (b)サイズの異なる数種類の前記実開口および前記補
助開口群、サイズの異なる数種類の前記実開口および前
記補助開口群のユニットセル化によってなるサイズの異
なる数種類の前記ホール用ユニットセル、ならびにサイ
ズの異なる数種類のシフタを準備する工程; (c)数種類の前記実開口および前記補助開口群から所
望する実開口および補助開口群を選択し、選択された実
開口および補助開口群のデータを前記パターンデータ作
成装置に入力して、前記選択された実開口および補助開
口群のデータを有する実パターンデータを作成する工
程; (d)数種類の前記ホール用ユニットセルから所望する
ホール用ユニットセルを選択し、選択されたホール用ユ
ニットセルのデータを前記パターンデータ作成装置に入
力して、前記選択されたホール用ユニットセルのデータ
を有するレイアウトデータを作成する工程; (e)数種類の前記シフタから所望するシフタを選択
し、選択されたシフタのデータを前記パターンデータ作
成装置に入力して、前記選択されたシフタのデータを有
する位相シフトパターンデータを作成する工程; (f)前記実パターンデータ上の前記選択された実開口
および補助開口群のデータ、前記レイアウトデータ上の
前記選択されたホール用ユニットセルのデータ、ならび
に前記位相シフトパターンデータ上の前記選択されたシ
フタのデータに基づいて、電子線露光装置に入力される
前記選択された実開口および補助開口群のマスク描画デ
ータ、前記選択されたホール用ユニットセルのマスク描
画データ、ならびに前記選択されたシフタのマスク描画
データをそれぞれ作成する工程; (g)前記選択された実開口および補助開口群のマスク
描画データならびに前記選択されたホール用ユニットセ
ルのマスク描画データに基づいて、マスク基板上にホー
ル開口群を形成し、前記選択されたシフタのマスク描画
データに基づいて、前記マスク基板上にシフタ群を形成
する工程; (h)前記ホール開口群および前記シフタ群を有する位
相シフトマスクを用いて半導体基板の表面上のレジスト
膜に対して所定のホールパターン群を転写する工程。
【0087】前記した手段によれば、実開口とその周辺
四方に近接して設けられる補助開口群をユニットセル化
してなるホール用ユニットセルを用いて、位相シフトマ
スクのレイアウトデータおよびマスク描画データを作成
することにより、位相シフトマスクの設計時間およびデ
ータ処理時間を短縮することが可能となる。
【0088】さらに、実開口とその周辺四方に設けられ
る補助開口群の配置および形状の多様化によりホール用
ユニットセルの平面的な大きさを縮小して、ホール開口
群の配置間隔の狭い位相シフトマスクを作成することに
より、ウエハ上に設けられたレジスト膜に配置間隔の狭
いホールパターンを形成することが可能となる。
【0089】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0090】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて同一機能を有するものは同一の符号を付し、その
繰り返しの説明は省略する。
【0091】また、以下の実施の形態では、現時点で最
良と思える公的な代表例を具体的に記載するが、各実施
の形態を構成する発明の要素は本願に含まれる多数の発
明においてそのように特定した場合を除き必須のものと
は限らない。また、以下での幾何学的表現はマクロに見
た形状を言うのであって、ミクロな形状を問題とするも
のではない。したがって、「正方形」は数学的に厳密な
もの以外にそれに近い長方形、菱形、平行四辺形、台
形、四辺形等を含むものとする。同様に「同一」、「近
接」、「対向」等の属性を記述したときは逐一表記しな
いが、実質的にその属性を有するものも含むものとす
る。また、上記各要素の数についてはそのように特定し
た場合を除き必要に応じてそれよりも少なくてもよいし
それよりも多くてもよい。
【0092】さらに、「ホール」とはコンタクトホー
ル、スルーホール、ビアホール等の露光の解像限界に近
い穴状のパターンを指し、紫外線露光で水銀ランプのi
線(0.365μm)を例にとれば、露光光の波長の50
%から150%前後のサイズである縦横が0.18μmか
ら0.55μm程度の寸法の正方形のパターンを言う。な
お、ホールの実開口の形状は、円またはそれに近い多角
形であってもよい。さらに、補助開口も通常使用される
正方形に近い長方形以外に、正方形、三角形、円、楕
円、多角形またはそれらの集合体であってもよい。
【0093】また、マスク上または半導体ウエハ上にお
ける、開口、パターン等についての「近接」とは、位相
シフト技術においては自明なことであるが、問題とする
二つの対象がマスクや露光装置等に特別な対策を施さな
ければ相互の存在が相互の転写または投影特性に影響を
与えることがある程度に近い位置にあることを言う。
【0094】さらに、「実開口」とは、マスク上の遮蔽
膜中の開口であって、半導体ウエハ上に転写されるよう
な比較的大きなサイズの開口を言い、「補助開口」と
は、マスク上の遮蔽膜中の開口であって、それ単独では
半導体ウエハ上に転写されないような比較的小さなサイ
ズの開口を言う。
【0095】さらに、「位相シフトマスク」とは、一般
に、一枚または二枚の合成石英ガラスから構成されるマ
スク基板の主面上にシフタが設けられた開口とシフタが
設けられていない開口を形成し、コヒーレントまたは部
分的にコヒーレントな単色の紫外光を用いて、半導体基
板上のレジスト膜に縮小投影するものを指す。
【0096】(実施の形態1)本発明の一実施の形態で
ある位相シフトマスクおよびその製造技術、ならびにこ
の位相シフトマスクを用いた露光技術を図8〜図23を
用いて説明する。
【0097】まず、位相シフトマスクのマスクパターン
のデータ作成技術について説明する。図8は、本実施の
形態1の位相シフトマスクのマスクパターンのデータの
作成および検証に用いるパターンデータ作成装置を示
す。
【0098】パターンデータ作成装置17は、ワークス
テーションシステム18と大形計算機システム20とを
有しており、ワークステーションシステム18と大形計
算機システム20とは、データ伝送用のケーブル22を
通じて電気的に接続されている。
【0099】ワークステーションシステム18は、入力
装置19aと、ワークステーション本体19bと、ディ
スプレイ19cと、ワークステーション用の外部記憶装
置19dとを有している。
【0100】入力装置19aは、例えばキーボードやマ
ウス等、ワークステーション本体19bに対して所定の
情報を入力するための装置である。ワークステーション
本体19bは、入力装置19aから入力された情報に基
づいて、マスクパターンの作成および検証に関する所定
の情報処理を行う装置である。ディスプレイ19cは、
作成中および検証中等のマスクパターン等を表示するた
めの出力装置である。なお、ワークステーション本体1
9bには、ディスプレイ19cの他に、プリンタやプロ
ッタ等のような他の出力装置も電気的に接続されてい
る。
【0101】大形計算機システム20は、大形計算機本
体21aと、大形計算機用の外部記憶装置21bとを有
しており、外部記憶装置21bには、検証中のマスクパ
ターンデータおよび検証後の完成された正しいマスクパ
ターンデータが格納されている。
【0102】次に、上記パターンデータ作成装置17を
用いたマスクパターンのデータ作成技術およびマスクパ
ターンの配置方法について、図9〜図11を用いて説明
する。図9に本発明の一実施の形態である位相シフトマ
スクのパターンデータの作成方法を説明するフロー図を
示す。
【0103】なお、以下の説明では、前記図1に示した
位相シフトマスクSM1 を形成する場合を例とし、この
位相シフトマスクSM1 上に一つの正方形の実開口、こ
の実開口の各辺に沿って配置される四つの長方形の補助
開口、および実開口上に配置されるシフタを形成する。
【0104】まず、一つの実開口および四つの補助開口
を一つの図形として処理した第1のホール用ユニットセ
ルを準備し、次いで、一つの実開口と四つの補助開口の
配置およびサイズに関するデータを実パターンデータ上
に格納する(工程100)。
【0105】図10に、一つの実開口23、四つの補助
開口24a1 〜24a4 、および一つの実開口23と四
つの補助開口24a1 〜24a4 のユニットセル化によ
ってなる一つの第1のホール用ユニットセル25を示
す。図中には、実開口23と、補助開口24a1 〜24
4 と、第1のホール用ユニットセル25とを重ね合わ
せた図も示す。
【0106】なお、位相シフトマスクに形成される隣接
する補助開口によって不要なパターンが半導体基板上の
レジスト膜へ転写するのを防ぐために、第1のホール用
ユニットセルには不要なパターンの転写を防ぐために必
要とされる隣接する補助開口間の最小距離e’が含まれ
ている。
【0107】次に、第1のホール用ユニットセルを第1
のレイアウトデータ上にレイアウトし、シフタを位相シ
フトパターンデータ上にレイアウトすることによって、
第1のホール用ユニットセルのデータを第1のレイアウ
トデータ上に格納し、シフタのデータを位相シフトパタ
ーンデータ上に格納する(工程101)。
【0108】なお、第1のレイアウトデータ上の第1の
ホール用ユニットセルのデータおよび位相シフトパター
ンデータ上のシフタのデータは、個々独立して処理可能
になっているとともに、合成可能にもなっている。そし
て、その合成パターン等は、ディスプレイ等に表示さ
れ、目視可能になっている。
【0109】図11に示すように、第1のレイアウトデ
ータ上には同一の配向で第1のピッチで配置された第1
のホール用ユニットセル26c1 〜26c3 と、上記第
1のピッチよりも狭い第2のピッチで配置された第1の
ホール用ユニットセル27c1 〜27c3 がレイアウト
されている。
【0110】すなわち、第1のホール用ユニットセル2
6c1 〜26c3 の配置によって、第1のピッチで配置
された実開口と補助開口群からなるホール開口群を有す
る第1のホール開口分布領域が第1のレイアウトデータ
上にレイアウトされ、上記第1のホール用ユニットセル
27c1 〜27c3 の配置によって、第2のピッチで配
置された実開口と補助開口群からなるホール開口群を有
する第2のホール開口分布領域が第1のレイアウトデー
タ上にレイアウトされていることになる。
【0111】なお、図11では、第2のホール開口分布
領域のホール開口群は、第1のホール開口分布領域のホ
ール開口群と隣同士最も接近して配置されている。図に
は、実開口28t1 〜28t6 および補助開口29a1
〜29a24が配置された従来のレイアウトデータも示
す。
【0112】次に、第1のレイアウトデータ上の第1の
ホール用ユニットセルのデータおよび位相シフトパター
ンデータ上のシフタのデータに対して、幾何学的ルール
および電気的ルール等が満足されているか否かを検図す
る(工程102)。
【0113】そして、それが満足されていない場合は、
満足されるまで、第1のホール用ユニットセルのデータ
およびシフタのデータの修正および検図を繰り返す。
【0114】作成されたマスクパターンのデータを検証
し、正しいマスクパターンのデータが完成すると、第1
のホール用ユニットセルのデータに基づいて第1のホー
ル用ユニットセルのマスク描画データを作成し、シフタ
のデータに基づいてシフタのマスク描画データを作成す
る(工程103)。次いで、第1のホール用ユニットセ
ルのマスク描画データに実開口および補助開口群のマス
ク描画データを置き換えて、ホール開口群からなる第1
のホール開口分布領域および第2のホール開口分布領域
のマスク描画データを作成し、このマスク描画データに
基づいて位相シフトマスク上に第1のホール開口群およ
び第2のホール開口群を形成する。さらに、シフタのマ
スク描画データに基づいて位相シフトマスク上にシフタ
群を形成する(工程104)。これにより位相シフトマ
スクSM1 が完成する(工程105)。
【0115】ここで、マスク描画データとは、マスク基
板上に実開口、補助開口群またはシフタを形成するため
に用いる電子線露光装置で用いるパターン描画用のデー
タである。
【0116】また、上記第1のホール用ユニットセル
は、各製造工程に対応した各々のデータ上で共通化して
用いることも可能である。
【0117】例えば、図12に示すように、同一の配向
で第1のピッチで配置された第1のホール用ユニットセ
ル26c1 〜26c3 は、第1の位相シフトマスクのた
めの第1のレイアウトデータ上にレイアウトされ、第1
のピッチよりも狭い第2のピッチで配置された第1のホ
ール用ユニットセル27c1 〜27c3 は、第2の位相
シフトマスクのための第2のレイアウトデータ上にレイ
アウトされている。
【0118】すなわち、上記第1のホール用ユニットセ
ル26c1 〜26c3 の配置によって、第1のピッチで
配置された実開口と補助開口群からなるホール開口群を
有する第1のホール開口分布領域が第1の位相シフトマ
スクのための第1のレイアウトデータ上にレイアウトさ
れ、上記第1のホール用ユニットセル27c1 〜27c
3 の配置によって、第2のピッチで配置された実開口と
補助開口群からなるホール開口群を有する第2のホール
開口分布領域が第2の位相シフトマスクのための第2の
レイアウトデータ上にレイアウトされている。
【0119】検図を行った後は、第1のホール用ユニッ
トセルのデータに基づいて第1のホール用ユニットセル
のマスク描画データを作成する。その後、第1のホール
用ユニットセルのマスク描画データに実開口および補助
開口群のマスク描画データを置き換えて、ホール開口群
からなる第1のホール開口分布領域のマスク描画データ
を作成し、このマスク描画データに基づいて第1の位相
シフトマスク上に第1のホール開口群を形成する。同様
にして、ホール開口群からなる第2のホール開口分布領
域のマスク描画データを作成し、このマスク描画データ
に基づいて第2の位相シフトマスク上に第2のホール開
口群を形成する。
【0120】また、配置または大きさ等の異なる実開口
および補助開口群をユニットセル化してなる数種のホー
ル用ユニットセルを準備しておき、この数種のホール用
ユニットセルを各製造工程に対応した各々のデータ上で
共通化し、配置することも可能である。
【0121】例えば、図13に示すように、同一の配向
で第1のピッチで配置された第1のホール用ユニットセ
ル30c1 〜30c3 は、第1の位相シフトマスクのた
めの第1のレイアウトデータ上にレイアウトされ、上記
第1のホール用ユニットセル30c1 〜30c3 よりも
小さいサイズの第2のホール用ユニットセル31c1
31c3 は、第2の位相シフトマスクのための第2のレ
イアウトデータ上にレイアウトされ、さらに、上記第2
のホール用ユニットセル31c1 〜31c3 よりも小さ
いサイズの第3のホール用ユニットセル32c1 〜32
5 は、第3の位相シフトマスクのための第3のレイア
ウトデータ上にレイアウトされている。
【0122】すなわち、上記第1のホール用ユニットセ
ル30c1 〜30c3 の配置によって、第1のピッチで
配置された実開口と補助開口群からなるホール開口群を
有する第1のホール開口分布領域が第1の位相シフトマ
スクのための第1のレイアウトデータ上にレイアウトさ
れ、上記第2のホール用ユニットセル31c1 〜31c
3 の配置によって、第2のピッチで配置された実開口と
補助開口群からなるホール開口群を有する第2のホール
開口分布領域が第2の位相シフトマスクのための第2の
レイアウトデータ上にレイアウトされ、上記第3のホー
ル用ユニットセル32c1 〜32c5 の配置によって、
第3のピッチで配置された実開口と補助開口群からなる
ホール開口群を有する第3のホール開口分布領域が第3
の位相シフトマスクのための第3のレイアウトデータ上
にレイアウトされている。
【0123】検図を行った後には、第1、第2および第
3のホール用ユニットセルのデータに基づいて第1、第
2および第3のホール用ユニットセルのマスク描画デー
タをそれぞれ作成する。その後、第1のホール用ユニッ
トセルのマスク描画データに実開口および補助開口群の
マスク描画データを置き換えて、ホール開口群からなる
第1のホール開口分布領域のマスク描画データを作成
し、このマスク描画データに基づいて第1の位相シフト
マスク上に第1のホール開口群を形成する。同様にし
て、ホール開口群からなる第2のホール開口分布領域の
マスク描画データに基づいて第2の位相シフトマスク上
に第2のホール開口群を形成し、ホール開口群からなる
第3のホール開口分布領域のマスク描画データに基づい
て第3の位相シフトマスク上に第3のホール開口群を形
成する。
【0124】次に、前記マスクパターンのデータを用い
て作成される本実施の形態1の位相シフトマスクについ
て説明する。図14に、位相シフトマスクSM3 の要部
断面図を示す。同図において、33は合成石英ガラス等
からなるマスク基板、34a〜34dはクロム(Cr)
等からなる遮蔽膜、35aおよび35bはシフタ、36
はマスク基板露出部または非シフト光透過部である。な
お、基板露出部といっても、必ずしも石英ガラス基板そ
のものが露出しているとは限らず、上記基板そのものが
基板本体となる石英ガラス基板とその表面に形成された
薄い透明膜とから構成されていても良い。
【0125】上記シフタ35a,35bは、透明材質の
屈折率と透過光の波長によって決まる透明材質の厚さ
(シフタ開口中央部での厚さ)を指定したものであり、
SOG(Spin On Glass)、酸化インジューム(In
X ) 等からなる透明な薄膜である。
【0126】次に、上記位相シフトマスクSM3 の作成
方法を図15の工程200〜工程219に沿って説明す
る。
【0127】まず、合成石英ガラス板の表面を研磨、洗
浄して図14に示したマスク基板33を作成した後(工
程200)、その主面上の全面に、例えば0.05〜0.3
μm程度のクロム(Cr)からなる金属遮光膜をスパッ
タリング法等によって堆積する(工程201)。
【0128】続いて、その金属遮光膜上の全面に、例え
ば膜厚0.1〜0.8μmの感電子レジスト膜をスピンコー
ト法等によって塗布した後(工程202)、そのレジス
ト膜を、例えば電子線露光装置による直接描画法によっ
て露光し、金属遮光膜上の感電子レジスト膜に所望のホ
ール開口群のパターンを転写する(工程203)。
【0129】この電子線直接描画処理に際しては、上記
マスクパターンのデータ作成方法によって作成され、か
つ、パターンデータ作成装置17の検証後、外部記憶装
置21bに格納された正しいマスクパターンデータのう
ちの実開口、補助開口群およびホール用ユニットセルの
データに基づいて作成されたマスク描画データに従っ
て、電子線をマスク基板33の指定位置に照射し、上記
感電子レジスト膜上に所定形状のホール開口群のパター
ンを転写する。
【0130】その後、上記感電子レジスト膜がポジ型の
場合は、露光部分を所定の現像液によって除去した後
(工程204)、残された感電子レジスト膜をエッチン
グマスクとして上記金属遮光膜をウエットエッチング法
等によってエッチングし、所定形状のホール開口群をマ
スク基板33上に形成する(工程205)。
【0131】一方、上記感電子レジスト膜がネガ型の場
合は、未露光部分を所定の現像液によって除去した後
(工程204)、残された感電子レジスト膜をエッチン
グマスクとして上記金属遮光膜をウエットエッチング法
等によってエッチングし、所定形状のホール開口群をマ
スク基板33上に形成する(工程205)。
【0132】次いで、レジスト膜除去工程206、金属
遮光膜欠け修正工程207、金属遮光膜残り修正工程2
08およびマスク洗浄工程209を経た後、マスク基板
33上に透過光の位相をシフトさせる、例えばSOG等
からなる位相シフト膜をスピンコート法等によって堆積
する(工程210)。
【0133】ここで、SOGは、上記マスク基板33上
に塗布した後、高温ベークする。その際、光の位相を反
転させるには、位相シフト膜の厚さdは、透過光の波長
をλ、透明膜の屈折率をnとすると、d=λ/2(n−
1)の関係を満たすようにする。
【0134】例えば露光に用いる光の波長λを0.365
μm(i線)、位相シフト膜の屈折率nを、例えば1.5
とすると、位相シフト膜の厚さは、約0.37μmとすれ
ば良い。
【0135】続いて、位相シフト膜上に、例えば厚さが
0.05μmのアルミニウム(Al)からなる帯電防止膜
をスパッタリング法等によって堆積した後(工程21
1)、位相シフト膜をパターニングするための感電子レ
ジスト膜を帯電防止膜上に塗布する(工程212)。
【0136】その後、そのレジスト膜を、上記と同様
に、電子線露光装置による直接描画法等によって露光
し、感電子レジスト膜に所望のシフタパターンを転写す
る(工程213)。
【0137】この電子線直接描画処理に際しては、上記
パターンデータ作成装置17の検証後、外部記憶装置2
1bに格納された正しいマスクパターンデータのうちの
シフタのデータに基づいて作成されたマスク描画データ
に従って、電子線をマスク基板33の指定位置に照射
し、感電子レジスト膜上に所定形状のシフタパターンを
転写する。
【0138】その後、現像工程214、現像処理によっ
て形成されたレジスト膜をエッチングマスクとして上記
位相シフト膜をエッチングするエッチング工程215、
レジスト膜の除去工程216、シフタ欠け修正工程21
7、シフタ残り修正工程218およびマスク洗浄工程2
19を経て位相シフトマスクSM3 を作成する。
【0139】なお、図14に示した位相シフトマスクS
3 では、マスク基板33上に遮蔽膜34a〜34dを
設け、この遮蔽膜34a〜34dを挟んでシフタ35
a,35bが形成された構造となっているが、図16に
示すように、マスク基板37上にシフタ39a,39b
を設け、このシフタ39a,39bを挟んで遮蔽膜38
a〜38dを形成した構造の位相シフトマスクSM4
用いてもよい。図中の符号40はマスク基板露出部を示
している。
【0140】さらに、図17に示すように、マスク基板
41をエッチングで掘り込んだ構造の位相シフトマスク
SM5 を用いてもよい。図中の符号42a〜42dは遮
蔽膜、43はマスク基板露出部、44a,44bは、マ
スク基板エッチング部を示している。
【0141】次に、このマスク基板掘り込み型の位相シ
フトマスクSM5 の作成方法を図18の工程300〜工
程320に沿って説明する。
【0142】前記図15に示した工程200〜工程21
3に従って、マスク基板41上に、所定形状のホール開
口群を形成し、さらに、電子線をマスク基板の指定位置
に照射し、感電子レジスト膜上に所定形状のシフタパタ
ーンを転写する(工程300〜工程313)。
【0143】その後、現像処理(工程314)によって
形成されたレジスト膜パターンをエッチングマスクとし
て上記位相シフト膜をエッチングし(工程315)、所
定形状の位相シフト膜からなるパターンをマスク基板4
1上に形成する。
【0144】次いで、レジスト膜を除去した後(工程3
16)、上記位相シフト膜からなるパターンをエッチン
グマスクとして、マスク基板41をエッチングする(工
程317)。
【0145】ここで、マスク基板露出部43を透過する
光とマスク基板41のエッチングされた領域(マスク基
板エッチング部)44a,44bを透過する光に位相差
が生じるように、マスク基板41のエッチングの深さは
設定される(工程318)。
【0146】その後、位相シフト膜の除去工程319お
よびマスク洗浄工程320を経て、マスク基板掘り込み
型の位相シフトマスクSM5 が完成する。
【0147】次に、前記方法によって作成された位相シ
フトマスクを用いた露光技術について説明する。
【0148】まず、図19に、本実施の形態1の露光工
程で使用する縮小投影露光装置45を示す。この露光に
適用可能なレンズ式ステップアンドリピート方式i線
5:1縮小投影露光装置としては、例えば日本光学(N
ikon)のi線ステッパNRS−1755i7A(N
A=0.5、露光エリア=17.5mm角)がある。
【0149】同図において、46は、例えば5〜8イン
チのシリコン(Si)単結晶等からなる半導体ウエハ、
47は露光光源である高圧水銀ランプ、48は集光ミラ
ー、49は第1平面反射鏡、50はシャッタ、51はフ
ライアイレンズ、52はコヒーレンスファクタσ(本実
施の形態1では、σ=0.5で使用した。)を調整するた
めのアパーチャ、53はi線(365nm)の場合にi
線よりも短波長の遠紫外をカットするためのショートカ
ットフィルタ、54は第2平面反射鏡、55は転写領域
の範囲を決めるためのマスクブラインド、56はケーラ
ー(Koehler)照明を形成するためのコンデンサ
レンズ、57は位相シフトマスクSMを保持して少なく
ともZ軸方向に微動可能なマスクホルダ、58は一般に
多数のレンズ群からなる縮小投影レンズであり、上記例
示した縮小投影露光装置45では上記半導体ウエハ46
側がテレセントリックに構成されている。なお、位相シ
フトマスクSM側もテレセントリックに構成することも
できる。59は半導体ウエハ46を吸着するウエハ吸着
台、60はZ軸移動台(高さ方向)、61はX軸移動台
(水平横方向)、62はY軸移動台(水平前後方向)で
あり、上記X軸移動台61とともにXYステージを構成
する。
【0150】露光処理に際しては、高圧水銀ランプ47
から放射された光を、第1平面反射鏡49、シャッタ5
0、フライアイレンズ51、アパーチャ52、ショート
カットフィルタ53、第2平面反射鏡54、マスクブラ
インド55、コンデンサレンズ56、位相シフトマスク
SMおよび縮小投影レンズ58を介して、半導体ウエハ
46の表面に照射する。
【0151】次に、前記位相シフトマスクを用いて半導
体基板上に塗布されたレジスト膜に微細なホールパター
ン群を転写し、続いて、レジスト膜下に設けられている
絶縁膜にホールパターン群を形成するフォトエッチング
工程について、図20〜図23を用いて簡単に説明す
る。
【0152】フォトエッチング工程は、半導体ウエハ上
にレジスト膜パターンを形成するフォトリソグラフィ工
程、上記レジスト膜パターンをマスクにして絶縁膜をエ
ッチングするエッチング工程、および上記レジスト膜パ
ターンを除去するレジスト膜除去工程に分類される。
【0153】まず、フォトリソグラフィ工程を、図20
に示した工程400〜工程408および図21に示した
半導体ウエハの要部断面図を用いて説明する。
【0154】初めに、半導体ウエハ63の表面または裏
面の異物を除去し、現像後のレジスト膜パターンの半導
体ウエハ63への接着性を増強させるためのレジスト塗
布前処理を行う(工程400)。
【0155】次に、図21に示すように、塗布前処理の
終わった半導体ウエハ63に、回転塗布(Spin Coatin
g)法によって、1〜2μmの厚さのレジスト膜65を
均一に塗布する(工程401)。この方法は、半導体ウ
エハ63をスピンチャック上に置き、レジストを1〜5
ml滴下した後、半導体ウエハ63を2000〜500
0rpmで回転させ、レジストを遠心力で飛散させて半
導体ウエハ63の表面にレジスト膜65を形成する方法
である。
【0156】なお、半導体製造に用いられているフォト
レジスト材料は、ネガ型紫外線レジストとポジ型紫外線
レジストであるが、高解像度が得られることから、主に
ポジ型紫外線レジストが用いられる。
【0157】次に、塗布直後のレジスト膜65に多く含
まれている残留溶剤を揮発させて、感光時の光化学反応
を安定させるために、ホットプレートを用い、半導体ウ
エハ63をベークする(工程402)。
【0158】次に、半導体ウエハ63は、所定の位相シ
フトマスクと共に前記縮小投影露光装置45にセット
し、正確な位置合わせを行った後、波長0.365μmの
紫外線(i線)を一定時間照射してマスクパターンを焼
き付ける(工程403)。
【0159】次に、現像液を半導体ウエハ63の表面に
滴化させて表面張力を利用して盛り、所定の時間現像処
理を行った後、純水でのリンス、回転乾燥を連続的に行
う(工程404)。これによって、図21に示すよう
に、露光時に急峻な光の振幅強度が得られた領域、すな
わち位相シフトマスクの実開口の位置に対応する領域の
レジスト膜65が除去されて、レジスト膜65にホール
パターン群が形成される。
【0160】続いて、半導体ウエハ63を120℃前後
でベークして完全に乾燥させると共に、レジスト膜65
の半導体ウエハ63への接着性、熱架橋高分子化により
耐ドライエッチングを向上させる(工程405)。
【0161】次いで、金属顕微鏡で半導体ウエハ63の
外観を検査する(工程406)。必要に応じて、レジス
ト膜に形成されたホールパターン群の寸法の測定および
位置合わせの検査を行う(工程407,408)。
【0162】次に、エッチング工程およびレジスト膜除
去工程を図22および図23に示した半導体ウエハの要
部断面図を用いてそれぞれ説明する。
【0163】まず、エッチングを良好に行うために半導
体ウエハ63の表面処理を行う。代表的な表面処理とし
ては、レジスト膜の現像時に発生する残渣(スカム)を
取り除くO2 プラズマ処理がある。
【0164】次に、図22に示すように、パターニング
されたレジスト膜65a〜65dをマスクにして、半導
体ウエハ63に設けられた絶縁膜66をドライエッチン
グ法で除去し、絶縁膜66にホールパターン群68a〜
68cを形成する。
【0165】絶縁膜66が酸化シリコン膜(SiO2
で構成されている場合は、例えば、CF4 にH2 を混合
したガスまたはCHF3 ガスなどを用いたマイクロ波プ
ラズマエッチング法によって、酸化シリコン膜のエッチ
ングを行う。
【0166】次に、下地膜67表面のダメージ層を除去
するため、下地膜表面をわずかにエッチングする低ダメ
ージアッシャ処理を行う。
【0167】続いて、半導体ウエハ63の外観を検査
し、必要に応じて特殊なパターンでエッチング後の絶縁
膜66の厚さを測定し、所定のエッチング量となってい
るか否かを判定する。
【0168】次に、図23に示すように、不要になった
レジスト膜65a〜65dを酸化プラズマにより灰化
(Ashing)するアッシャ除去法によって、半導体ウエハ
63から剥離する。その後、アッシャ除去では除去しき
れないエッチング工程で付着した半導体ウエハ63表面
の金属イオンや微小異物を除去するため、洗浄処理を行
う。洗浄処理としては、NH4 OH/H2 2 洗浄、H
Cl/H2 2 洗浄またはNH4 OH/CH3 COOH
洗浄等による方法がある。
【0169】最後に、外観不良の早期発見のために、ま
た、汚染した半導体ウエハ63を次工程へ払い出さない
ために、金属顕微鏡で半導体ウエハ63の外観を検査し
て半導体ウエハ63のフォトエッチング工程が完了す
る。
【0170】このように、本実施の形態1によれば、一
つの実開口およびその周辺四方に近接して設けられた補
助開口群をユニットセル化してなる一つのホール用ユニ
ットセルを作成し、このホール用ユニットセルをレイア
ウトデータ上にレイアウトすることによって、半導体基
板上に設けられたレジスト膜にホールパターン群を形成
する際に用いられる位相シフトマスクのホール開口群の
データが作成される。従って、レイアウトデータ上に実
開口および補助開口群を個々に設計、配置する必要がな
く、また、パターンデータ作成装置に入力されるデータ
および電子線露光装置などに入力されるマスク描画デー
タのデータ数が減りデータの処理時間が短縮できるの
で、位相シフトマスクの設計および製造時間の増加を抑
えることができる。
【0171】(実施の形態2)本実施の形態2において
は、位相シフトマスクのマスクデータを作成する際に実
パターンデータ上に格納される一つの実開口およびその
周辺四方に近接して設けられる補助開口群の他の配置方
法について、図24〜図26を用いて説明する。
【0172】図24に、本発明の実施の形態2である実
パターンデータ上での一つの正方形の実開口69と四つ
の長方形の補助開口70a1 〜70a4 、およびレイア
ウトデータ上での上記一つの実開口69と四つの補助開
口70a1 〜70a4 のユニットセル化によってなる一
つのホール用ユニットセル71を示す。図中には、実開
口69と、補助開口70a1 〜70a4 と、ホール用ユ
ニットセル71を重ね合わせた図も示す。
【0173】図示のように、実開口69および補助開口
70a1 〜70a4 は、前記図10に示した実施の形態
1の正方形の実開口23と長方形の補助開口24a1
24a4 をほぼ45度回転して配置されている。
【0174】すなわち、実開口の一辺の長さをa’、補
助開口の幅と長さをそれぞれb’とc’、実開口と補助
開口の距離をd’、隣接する補助開口間の最小距離を
e’とすると、ホール用ユニットセル71の一辺の長さ
2 は下記式(2)で表され、 式(2) L2 =(a’+b’+d’)/(2)1/2 ×
2+e’ 前記図10に示したホール用ユニットセル25の下記式
(3)で表される一辺の長さL1 よりも短くなり、ホー
ル用ユニットセルの平面的な大きさを縮小することがで
きる。
【0175】 式(3) L1 =a’+2b’+2d’+e’ なお、位相シフトマスク上の実開口を透過する光と位相
シフトマスク上の補助開口群を透過する光の間に位相差
を生じさせるために設けられるシフタは、実開口の上部
または補助開口群の上部のどちらかに配置される。
【0176】図25に、実開口と補助開口群をレイアウ
トした従来方法のレイアウトデータ、および図24に示
した本実施の形態2のホール用ユニットセルをレイアウ
トしたレイアウトデータを示す。なお、本実施の形態2
のレイアウトデータ上のホール用ユニットセルの中心位
置の配置間隔と、従来方法のレイアウトデータ上の実開
口の中心位置の配置間隔は同じとしている。
【0177】前記実施の形態1のホール用ユニットセル
を用いれば、マスクパターンの設計時間、パターンデー
タ作成装置および電子線露光装置におけるデータの処理
時間等を短縮することができるが、前記図11に示した
ように、ホール用ユニットセルの配置間隔は従来方法の
実開口の配置間隔と同じである。
【0178】これに対して、本実施の形態2のホール用
ユニットセルを用いれば、マスクパターンの設計時間お
よびデータの処理時間等が短縮できることに加えて、図
25に示すように、ホール用ユニットセル72c1 〜7
2c6 の配置間隔を従来方法の実開口28t1 〜28t
6 の配置間隔よりも短くすることが可能となる。
【0179】次に、直径0.4μmのホールパターン群を
半導体基板上に塗布されたレジスト膜に形成する際に用
いる位相シフトマスクに、前記図24に示した実開口と
補助開口群の配置を適用した例について説明する。
【0180】位相シフトマスクSM6 の平面図を図26
に示す。図中の符号75はマスク基板、76は遮蔽膜、
77a,77bはシフタ、78a〜78hはマスク基板
露出部を示している。1/5縮小投影露光装置を用いる
場合は、レジスト膜上で急峻な光の振幅強度を得るため
に、従来方法と同様に、位相シフトマスクSM6 上の実
開口73t1 ,73t2 は一辺の長さa2.0μmの正方
形、補助開口74a1〜74a8 は幅b1.0μm,長さ
c2.0μmの長方形とし、実開口と補助開口の距離dは
1.0μmと設計される。
【0181】しかし、従来方法では1.0μm必要であっ
た隣接する補助開口間の最小距離eが0.5μmでも、半
導体基板上のレジスト膜の本来遮光領域となる領域に不
要なパターンが転写されない。
【0182】従って、位相シフトマスクSM6 上の実開
口の最小ピッチpは下記式(4)となる。
【0183】 式(4) p=(a+b+d)/(2)1/2 ×2+e =5.7μm+0.5μm=6.2μm すなわち、レジスト膜に形成されるホールパターンの最
小ピッチは、前記図1に示した従来方法では1.4μm必
要であったのに対し、6.2μmの5分の1の1.23μm
まで縮小できる。
【0184】このように本実施の形態2によれば、実開
口およびその周辺四方に設けられた補助開口群の各辺
が、近接する実開口の配置方向に対してほぼ45度の角
度をなすように、上記実開口と補助開口群を配置するこ
とにより、レイアウトデータ上の実開口と補助開口群の
ユニットセル化によってなるホール用ユニットセルの平
面的な大きさを縮小することができる。これによって、
位相シフトマスク上に形成される実開口の間隔を短くす
ることができ、例えば、0.4μm径のホールパターンを
半導体基板上のレジスト膜に1.23μm間隔で配置する
ことが可能となる。
【0185】(実施の形態3)本実施の形態3において
は、位相シフトマスクのマスクデータを作成する際に実
パターンデータ上に格納される一つの実開口およびその
周辺四方に近接して設けられる補助開口群の他の配置方
法について、図27〜図29を用いて説明する。
【0186】図27に、本発明の他の実施の形態3であ
る実パターンデータ上での一つの正方形の実開口79と
四つの長方形の補助開口80a1 〜80a4 、およびレ
イアウトデータ上での上記一つの実開口79と四つの補
助開口80a1 〜80a4 のユニットセル化によってな
る一つのホール用ユニットセル81を示す。図中には、
実開口79と、補助開口80a1 〜80a4 と、ホール
用ユニットセル81を重ね合わせた図も示す。
【0187】図示のように、実開口79および補助開口
80a1 〜80a4 は、前記図10に示した実施の形態
1の正方形の実開口23と長方形の補助開口24a1
24a4 をほぼ45度回転させて配置し、さらに、補助
開口80a1 〜80a4 の長さc’は実開口79の一辺
の長さa’よりも短く設計されている。
【0188】すなわち、実開口と補助開口群を45度回
転させて配置したことに加えて、補助開口の長さc’を
実開口の一辺の長さa’よりも短くすることによって、
ホール用ユニットセル81の一辺の長さL3 は、前記実
施の形態2で示したホール用ユニットセル71の一辺の
長さL2 よりも下記式(5)で表されるΔL短くなり、 式(5) ΔL=L2 −L3 =(a’−c’)/(2)1/2 ホール用ユニットセルの平面的な大きさを縮小すること
ができる。
【0189】なお、位相シフトマスク上の実開口を透過
する光と位相シフトマスク上の補助開口群を透過する光
の間に位相差を生じさせるために設けられるシフタは、
実開口の上部または補助開口群の上部のどちらかに配置
される。
【0190】図28に、実開口と補助開口群をレイアウ
トした従来方法のレイアウトデータ、および図27に示
した本実施の形態3のホール用ユニットセルをレイアウ
トしたレイアウトデータを示す。なお、本実施の形態3
のレイアウトデータ上のホール用ユニットセルの中心位
置の配置間隔と、従来方法のレイアウトデータ上の実開
口の中心位置の配置間隔は同じとしている。
【0191】本実施の形態3のホール用ユニットセルを
用いれば、マスクパターンの設計時間およびデータの処
理時間等が短縮できることに加えて、図28に示すよう
に、ホール用ユニットセル82c1 〜82c6 の配置間
隔を従来方法の実開口28t1 〜28t6 の配置間隔よ
りも短くすることが可能となる。
【0192】次に、直径0.4μmのホールパターン群を
半導体基板上に塗布されたレジスト膜に形成する際に用
いる位相シフトマスクに、前記図27に示した実開口と
補助開口群の配置を適用した例について説明する。
【0193】位相シフトマスクSM7 の平面図を図29
に示す。図中の符号85はマスク基板、86は遮蔽膜、
87a,87bはシフタ、88a〜88hはマスク基板
露出部を示している。1/5縮小投影露光装置を用いる
場合は、従来方法と同様に、位相シフトマスクSM7
の実開口83t1 ,83t2 は一辺の長さa2.0μmの
正方形、補助開口84a1 〜84a8 は幅b1.0μmの
長方形とし、実開口と補助開口の距離dは1.0μm、隣
接する補助開口間の最小距離eは0.5μmと設計され
る。
【0194】しかし、従来方法では2.0μmと設計され
ていた補助開口84a1 〜84a8の長さcは、1.5μ
mに設計される。
【0195】従って、位相シフトマスクSM7 上の実開
口の最小ピッチpは、式(5)から5.8μmとなる。
【0196】すなわち、レジスト膜に形成されるホール
パターンの最小ピッチは、前記図1に示した従来方法で
は1.4μm必要であったのに対し、5.8μmの5分の1
の1.16μmまで縮小できる。
【0197】このように本実施の形態3によれば、実開
口およびその周辺四方に設けられた補助開口群の各辺
が、近接する実開口の配置方向に対してほぼ45度の角
度をなすように、上記実開口および補助開口群を配置
し、さらに補助開口の長さを実開口の一辺の長さよりも
短くすることにより、レイアウトデータ上の実開口と補
助開口群のユニットセル化によってなるホール用ユニッ
トセルの平面的な大きさを縮小することができる。これ
によって、位相シフトマスク上に形成される実開口の間
隔を短くすることができ、例えば、0.4μm径のホール
パターンを半導体基板上のレジスト膜に1.16μm間隔
で配置することが可能となる。
【0198】(実施の形態4)本実施の形態4において
は、位相シフトマスクのマスクデータを作成する際に実
パターンデータ上に格納される一つの実開口およびその
周辺四方に近接して設けられる補助開口群の他の配置方
法について、図30〜図32を用いて説明する。
【0199】図30に、本発明の他の実施の形態4であ
る実パターンデータ上での一つの正方形の実開口89と
四つの補助開口90a1 〜90a4 、およびレイアウト
データ上での上記一つの実開口89と四つの補助開口9
0a1 〜90a4 のユニットセル化によってなる一つの
ホール用ユニットセル91を示す。図中には、実開口8
9と、補助開口90a1 〜90a4 と、ホール用ユニッ
トセル91を重ね合わせた図も示す。
【0200】図示のように、実開口89および補助開口
90a1 〜90a4 は、前記図10に示した実施の形態
1の正方形の実開口23と長方形の補助開口24a1
24a4 をほぼ45度回転させて配置し、さらに、補助
開口90a1 〜90a4 の形状は実開口89に対して外
側に位置する長方形の角をほぼ45度の角度で除去した
多角形である。
【0201】すなわち、位相シフトマスク上の実開口を
透過した光と位相シフトマスク上の補助開口群を透過し
た光が干渉してレジスト膜上で急峻な光強度分布を得る
ため、実開口に対向する補助開口の長さは短くせずに、
補助開口の面積を削減している。
【0202】従って、実開口の一辺をa’、実開口と補
助開口の距離をd’、隣接する補助開口間の最小距離を
e’とし、除去された補助開口の幅b’の減少分をΔ
b’とすると、ホール用ユニットセル91の一辺の長さ
4 は、前記実施の形態3で示したホール用ユニットセ
ル81の一辺の長さL3 よりも下記式(6)で表される
ΔL短くなり、 式(6) ΔL=L3 −L4 =Δb’/(2)1/2 ×2 ホール用ユニットセルの平面的な大きさを縮小すること
ができる。
【0203】上記減少分Δb’が長方形の補助開口の幅
b’と同じ場合は、ホール用ユニットセル91の一辺の
長さは下記式(7)で表される。
【0204】式(7) L4 =(a’+d’)/(2)
1/2 ×2+e’ なお、位相シフトマスク上の実開口を透過する光と位相
シフトマスク上の補助開口群を透過する光の間に位相差
を生じさせるために設けられるシフタは、実開口の上部
または補助開口群の上部のどちらかに配置される。
【0205】図31に、実開口と補助開口群をレイアウ
トした従来方法のレイアウトデータ、および図30に示
した本実施の形態4のホール用ユニットセルをレイアウ
トしたレイアウトデータを示す。なお、本実施の形態4
のレイアウトデータ上のホール用ユニットセルの中心位
置の配置間隔と、従来方法のレイアウトデータ上の実開
口の中心位置の配置間隔は同じとしている。
【0206】本実施の形態4のホール用ユニットセルを
用いれば、マスクパターンの設計時間およびデータの処
理時間等が短縮できることに加えて、図31に示すよう
に、ホール用ユニットセル92c1 〜92c6 の配置間
隔を従来方法の実開口28t1 〜28t6 の配置間隔よ
りも短くすることが可能となる。
【0207】次に、直径0.4μmのホールパターン群を
半導体基板上に塗布されたレジスト膜に形成する際に用
いる位相シフトマスクに、前記図30に示した実開口と
補助開口群の配置を適用した例について説明する。
【0208】位相シフトマスクSM8 の平面図を図32
に示す。図中の符号95はマスク基板、96は遮蔽膜、
97a,97bはシフタ、98a〜98hはマスク基板
露出部を示している。1/5縮小投影露光装置を用いる
場合は、位相シフトマスクSM8 上の実開口93t1
93t2 は一辺の長さa2.0μmの正方形、補助開口9
4a1 〜94a8 は底辺f1.0μm,高さg1.0μmの
三角形とし、実開口と補助開口の距離dは1.0μmと設
計される。
【0209】従って、位相シフトマスクSM8 上の実開
口の最小ピッチpは下記式(8)で表され、 式(8) p=(a+d)/(2)1/2 ×2+e 隣接する補助開口間の最小距離eが1.0μmでも、位相
シフトマスクSM8 上の実開口の最小ピッチpは5.2μ
mとなる。
【0210】すなわち、レジスト膜に形成されるホール
パターンの最小ピッチは、前記図1に示した従来方法で
は1.4μm必要であったのに対し、5.24μmの5分の
1の1.05μmまで縮小できる。
【0211】また、補助開口の面積が、従来の長方形の
補助開口の面積よりも小さいので、実開口と補助開口の
距離dおよび隣接する補助開口間の最小距離eは、上記
設計値よりも短くすることが可能である。
【0212】そこで、実開口と補助開口の距離dおよび
隣接する補助開口間の距離eを0.9μmとすると、位相
シフトマスクSM8 上の実開口の最小ピッチpは5.00
μmとなり、レジスト膜上に形成されるホールパターン
の最小ピッチは、5.00μmの5分の1の1.00μmま
で縮小できる。
【0213】このように本実施の形態4によれば、実開
口の各辺が、近接する実開口の配置方向に対してほぼ4
5度の角度をなすように上記実開口を配置し、さらに実
開口の周辺四方に設けられた補助開口群の形状を実開口
に対して外側に位置する長方形の角をほぼ45度の角度
で除去した多角形とすることにより、レイアウトデータ
上の実開口と補助開口群のユニットセル化によってなる
ホール用ユニットセルの平面的な大きさを縮小すること
ができる。これによって、位相シフトマスク上に形成さ
れる実開口の間隔を短くすることができ、例えば、0.4
μm径のホールパターンを半導体基板上のレジスト膜に
1.00μm間隔で配置することが可能となる。
【0214】(実施の形態5)本実施の形態5において
は、位相シフトマスクのマスクデータを作成する際に実
パターンデータ上に格納される一つの実開口およびその
周辺四方に近接して設けられる補助開口群の他の配置方
法について、図33〜図38を用いて説明する。
【0215】図33に、本発明の他の実施の形態5であ
る実パターンデータ上での一つの正方形の実開口99と
四つの補助開口100a1 〜100a4 、位相シフトパ
ターンデータ上でのシフタ101、およびレイアウトデ
ータ上での上記一つの実開口99と四つの補助開口10
0a1 〜100a4 のユニットセル化によってなる一つ
のホール用ユニットセル102を示す。図中には、実開
口99と、補助開口100a1 〜100a4 と、シフタ
101と、ホール用ユニットセル102を重ね合わせた
図も示す。
【0216】図示のように、実開口99および補助開口
100a1 〜100a4 は、前記図10に示した実施の
形態1の正方形の実開口23と長方形の補助開口24a
1 〜24a4 をほぼ45度回転させて配置し、さらに、
補助開口100a1 〜100a4 の形状は実開口99に
対して外側に位置する長方形の角をほぼ45度の角度で
除去した多角形である。
【0217】しかし、補助開口100a1 〜100a4
が実開口99の各辺に接しており、実開口99と補助開
口100a1 〜100a4 をユニットセル化して一つの
ホール用ユニットセル102としている。
【0218】すなわち、実開口の一辺をa’、実開口と
補助開口の距離をd’とすると、ホール用ユニットセル
102の一辺の長さL5 は、前記実施の形態4で示した
ホール用ユニットセル91の一辺の長さL4 よりも下記
式(9)で表されるΔL短くなり、 式(9) ΔL=L4 −L5 =(d’)/(2)1/2 ×2 ホール用ユニットセルの平面的な大きさを縮小すること
ができる。
【0219】なお、実開口と補助開口群が接しているの
で、実パターンデータ上には、図33に示すように、実
開口と補助開口群からなる一つのパターンのデータが格
納されている。
【0220】なお、位相シフトマスク上の実開口を透過
する光と位相シフトマスク上の補助開口群を透過する光
の間に位相差を生じさせるために設けられるシフタは、
実開口の上部または補助開口群の上部のどちらかに配置
される。図33には、シフタが補助開口群の上部に配置
された場合を示している。
【0221】図34に、実開口と補助開口群をレイアウ
トした従来方法のレイアウトデータ、および図33に示
した本実施の形態5のホール用ユニットセルをレイアウ
トしたレイアウトデータを示す。なお、本実施の形態5
のレイアウトデータ上のホール用ユニットセルの中心位
置の配置間隔と、従来方法のレイアウトデータ上の実開
口の中心位置の配置間隔は同じとしている。
【0222】本実施の形態5のホール用ユニットセルを
用いれば、マスクパターンの設計時間およびデータの処
理時間等が短縮できることに加えて、図34に示すよう
に、ホール用ユニットセル103c1 〜103c6 の配
置間隔を従来方法の実開口28t1 〜28t6 の配置間
隔よりも短くすることが可能となる。
【0223】次に、直径0.4μmのホールパターン群を
半導体基板上に塗布されたレジスト膜に形成する際に用
いる位相シフトマスクに、前記図33に示した実開口と
補助開口群の配置を適用した例について説明する。
【0224】位相シフトマスクSM9 の平面図を図35
に、その断面図を図36に示す。図中の符号106はマ
スク基板、107,107a〜107cは遮蔽膜、10
8,108a〜108cはシフタ、109a,109b
はマスク基板露出部を示している。1/5縮小投影露光
装置を用いる場合は、位相シフトマスクSM9 上の実開
口104t1 ,104t2 は一辺の長さa2.0μmの正
方形、補助開口105a1 〜105a8 は底辺f1.0μ
m,高さg1.0μmの三角形と設計される。
【0225】従って、位相シフトマスクSM9 上の実開
口の最小ピッチpは下記式(10)で表され、 式(10) p=(a)/(2)1/2 ×2+e 隣接する補助開口間の最小距離eが1.0μmでも、位相
シフトマスクSM9 上の実開口の最小ピッチpは3.8μ
mとなる。
【0226】すなわち、レジスト膜に形成されるホール
パターンの最小ピッチは、前記図1に示した従来方法で
は1.4μm必要であったのに対し、3.83μmの5分の
1の0.77μmまで縮小できる。
【0227】なお、位相シフトマスクにおいて隣接する
実開口との間での遮光効率を上げるために、図37に示
すように、実開口110t1 ,110t2 の一辺の長さ
aは図35に示した実開口104t1 ,104t2 と同
じ1.0μmとし、補助開口111a1 ,111a2 の面
積を図35に示した補助開口105a1 〜105a8
面積よりも大きくしてもよい。図中の符号112はマス
ク基板、113は遮蔽膜、114はシフタ、115a,
115bはマスク基板露出部を示している。
【0228】Δfを補助開口のX方向への増加分(Δg
をY方向への増加分)とすると、図37に示した位相シ
フトマスクSM10上の実開口のX方向の最小ピッチpは
下記式(11)で表され、 式(11) p=(a)/(2)1/2 ×2+e+2Δf 前記式(10)で表した最小ピッチよりも大きくなる。
【0229】しかし、増加分Δfを位相シフトマスクS
10上で0.5μmとしても、レジスト膜に形成されるホ
ールパターンの最小ピッチは0.77μm+0.2μm=0.
97μmとなり、1.0μm以下とすることができる。
【0230】次に、本実施の形態5のホール用ユニット
セルをSRAMのメモリセルのレイアウト設計に適用し
た場合について説明する。図38にSRAMのメモリセ
ルのパターンレイアウト図を示す。
【0231】図中には、前記図6と同様に、メモリセル
での活性領域AR、転送用MISFETQt1 ,Qt2
のゲート電極(ワード線WL)13、駆動用MISFE
TQd1 ,Qd2 と負荷用MISFETQp1 ,Qp2
のゲート電極14a,14bを合成して示している。さ
らに、活性領域AR上およびゲート電極14a,14b
上に設けられる0.4μm径のコンタクトホールを形成す
るためのホール用ユニットセル116c1 〜116c12
を示している。一つのメモリセルの大きさは4.2μm×
6.8μmである。
【0232】ホール用ユニットセル116c1 〜116
12の中心位置と、前記図7に示した実開口15t1
15t12の中心位置が同じとなるように、ホール用ユニ
ットセル116c1 〜116c12は配置されている。な
お、前記図35に示した実開口と補助開口群の配置を有
する位相シフトマスクSM9 を用いることによって、レ
ジスト膜に1.00μm以下の間隔でホールパターンが形
成できることから、ホール用ユニットセル116c1
116c12の寸法は1.0μm×1.0μmとした。
【0233】図38に示すように、半導体基板上に設け
られたレジスト膜に一つのコンタクトホールを形成する
のに必要なパターンは、一つのホール用ユニットセルで
あり、従って、一つのメモリセルに配置されるコンタク
トホールを形成するために必要なデータ数は、ホール用
ユニットセルのデータ数12とシフタのデータ数12を
合わせた24となり、データ数の増加を抑えることがで
きる。
【0234】また、本実施の形態5で示した実開口と補
助開口群の形状および配置を用いることにより、隣接す
る実開口間の距離が1.0μmでも、隣接する補助開口に
よる不要なパターンの半導体基板上のレジスト膜への転
写を防ぐことができる。
【0235】従って、隣接する実開口間の距離が広い領
域だけでなく、隣接する実開口間の距離が1.0μmと狭
い領域にもホール用ユニットセルが配置できて、メモリ
セルのマスクパターンの設計が容易となる。
【0236】このように、本実施の形態5によれば、実
開口の各辺が、近接する実開口の配置方向に対してほぼ
45度の角度をなすように上記実開口を配置し、実開口
の周辺四方に設けられた補助開口群の形状を実開口に対
して外側に位置する長方形の角をほぼ45度の角度で除
去した多角形とし、さらに、補助開口群を実開口の各辺
に接して配置することにより、レイアウトデータ上の実
開口と補助開口群のユニットセル化によってなるホール
用ユニットセルの平面的な大きさを縮小することができ
る。これによって、位相シフトマスク上に形成される実
開口の間隔を短くすることができ、例えば、0.4μm径
のホールパターンを半導体基板上のレジスト膜に1.00
μm以下の間隔で配置することが可能となる。
【0237】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0238】たとえば、前記実施の形態では、半導体基
板上のレジスト膜に形成される直径0.4μmのホールパ
ターンに適用した場合について説明したが、ホールパタ
ーンの径には関係なく、位相シフトマスクによって形成
されるホールパターンのすべてに適用可能である。
【0239】また、前記実施の形態では、SRAMのメ
モリセルの半導体素子と配線層を接続するためのコンタ
クトホールに同一のホール用ユニットセルを適用した場
合について説明したが、メモリセルだけでなく周辺回路
にも同一のホール用ユニットセルを配置して、一つのホ
ール用ユニットセルで一つのレイアウトデータ上のコン
タクトホールをすべて配置することができる。
【0240】また、前記実施の形態では、SRAMのメ
モリセルの半導体素子と配線層を接続するためのコンタ
クトホールに同一のホール用ユニットセルを適用した場
合について説明したが、コンタクトホールだけでなく、
他のホールパターン、例えば上下に位置する配線層間を
接続するためのスルーホールなどにも同一のホール用ユ
ニットセルを適用してもよく、一つのホール用ユニット
セルで異なるレイアウトデータ上のホール開口群をすべ
て配置することができる。
【0241】また、前記実施の形態では、SRAMのメ
モリセルにホール用ユニットセルを適用した場合につい
て説明したが、いかなる半導体集積回路装置にも適用可
能である。
【0242】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0243】本発明によれば、実開口とその周辺四方に
近接して設けられる補助開口群をユニットセル化してな
るホール用ユニットセルを用いて、位相シフトマスクの
レイアウトデータおよびマスク描画データを作成するこ
とにより、位相シフトマスクの設計時間およびデータ処
理時間を短縮することが可能となり、位相シフトマスク
の製作に要する設計、製造時間の増加を抑えることがで
きる。
【0244】さらに、実開口とその周辺四方に設けられ
る補助開口群の配置および形状の多様化によりホール用
ユニットセルの平面的な大きさを縮小して、ホール開口
群の配置間隔の狭い位相シフトマスクを作成することに
より、半導体ウエハ上に設けられたレジスト膜に配置間
隔の狭いホールパターンが形成することが可能となり、
半導体集積回路装置の高集積化を促進することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の位相シフトマスクの要部平面図である。
【図2】従来の他の位相シフトマスクの要部平面図であ
る。
【図3】図1の位相シフトマスクのA−A方向の要部断
面図である。
【図4】図2の位相シフトマスクのB−B方向の要部断
面図である。
【図5】SRAMのメモリセルの等価回路図である。
【図6】従来の補助開口群のないマスクを用いる際のS
RAMのメモリセルのパターンレイアウト図である。
【図7】位相シフトマスクを用いる際のSRAMのメモ
リセルのパターンレイアウト図である。
【図8】本発明の一実施の形態である位相シフトマスク
のマスクパターンのデータ作成に用いるパターンデータ
作成装置の説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態である位相シフトマスク
のパターンデータ作成方法を説明するフロー図である。
【図10】本発明の一実施の形態である実開口と補助開
口群をユニットセル化してなるホール用ユニットセルを
模式的に示す説明図である。
【図11】レイアウトデータ上に格納されたホール用ユ
ニットセルを模式的に示す説明図である。
【図12】レイアウトデータ上に格納されたホール用ユ
ニットセルを模式的に示す説明図である。
【図13】レイアウトデータ上に格納されたホール用ユ
ニットセルを模式的に示す説明図である。
【図14】位相シフトマスクの要部断面図である。
【図15】図14の位相シフトマスクの製造工程を説明
する工程図である。
【図16】他の位相シフトマスクの要部断面図である。
【図17】他の位相シフトマスクの要部断面図である。
【図18】図17の位相シフトマスクの製造工程を説明
する工程図である。
【図19】位相シフトマスクを用いる縮小投影露光装置
の説明図である。
【図20】位相シフトマスクを用いたフォトリソグラフ
ィ工程を説明する工程図である。
【図21】位相シフトマスクを用いたフォトリソグラフ
ィ工程を説明するための半導体ウエハの要部断面図であ
る。
【図22】位相シフトマスクを用いたドライエッチング
工程を説明するための半導体ウエハの要部断面図であ
る。
【図23】位相シフトマスクを用いたレジスト除去工程
を説明するための半導体ウエハの要部断面図である。
【図24】本発明の他の実施の形態である実開口と補助
開口群をユニットセル化してなるホール用ユニットセル
を模式的に示す説明図である。
【図25】レイアウトデータ上に格納されたホール用ユ
ニットセルを模式的に示す説明図である。
【図26】図24のパターンを用いて形成された位相シ
フトマスクの要部平面図である。
【図27】本発明の他の実施の形態である実開口と補助
開口群をユニットセル化してなるホール用ユニットセル
を模式的に示す説明図である。
【図28】レイアウトデータ上に格納されたホール用ユ
ニットセルを模式的に示す説明図である。
【図29】図27のパターンを用いて形成された位相シ
フトマスクの要部平面図である。
【図30】本発明の他の実施の形態である実開口と補助
開口群をユニットセル化してなるホール用ユニットセル
を模式的に示す説明図である。
【図31】レイアウトデータ上に格納されたホール用ユ
ニットセルを模式的に示す説明図である。
【図32】図30のパターンを用いて形成された位相シ
フトマスクの要部平面図である。
【図33】本発明の他の実施の形態である実開口と補助
開口群をユニットセル化してなるホール用ユニットセル
を模式的に示す説明図である。
【図34】レイアウトデータ上に格納されたホール用ユ
ニットセルを模式的に示す説明図である。
【図35】図33のパターンを用いて形成された位相シ
フトマスクの要部平面図である。
【図36】図35の位相シフトマスクのC−C方向の要
部断面図である。
【図37】図33のパターンを用いて形成された他の位
相シフトマスクの要部平面図である。
【図38】位相シフトマスクを用いる際のSRAMのメ
モリセルのパターンレイアウト図である。
【符号の説明】
1t1 ,1t2 実開口 2a1 〜2a8 補助開口 3a シフタ 3b シフタ 4 マスク基板 5 遮蔽膜 5a 遮蔽膜 5b 遮蔽膜 5c 遮蔽膜 5d 遮蔽膜 5e 遮蔽膜 5f 遮蔽膜 5g 遮蔽膜 6a マスク基板露出部 6b マスク基板露出部 6c マスク基板露出部 6d マスク基板露出部 6e マスク基板露出部 6f マスク基板露出部 6g マスク基板露出部 6h マスク基板露出部 7t1 ,7t2 実開口 8a1 〜8a8 補助開口 9a シフタ 9b シフタ 9c シフタ 9d シフタ 9e シフタ 9f シフタ 9g シフタ 9h シフタ 10 マスク基板 11 遮蔽膜 11a 遮蔽膜 11b 遮蔽膜 11c 遮蔽膜 11d 遮蔽膜 11e 遮蔽膜 11f 遮蔽膜 11g 遮蔽膜 12a マスク基板露出部 12b マスク基板露出部 13 ゲート電極 14a ゲート電極 14b ゲート電極 15t1 〜15t12 実開口 16a1 〜16a48 補助開口 17 パターンデータ作成装置 18 ワークステーションシステム 19a 入力装置 19b ワークステーション本体 19c ディスプレイ 19d 外部記憶装置 20 大形計算機システム 21a 大形計算機本体 21b 外部記憶装置 22 ケーブル 23 実開口 24a1 〜24a4 補助開口 25 第1のホール用ユニットセル 26c1 〜26c3 第1のホール用ユニットセル 27c1 〜27c3 第1のホール用ユニットセル 28t1 〜28t6 実開口 29a1 〜29a24 補助開口 30c1 〜30c3 第1のホール用ユニットセル 31c1 〜31c3 第2のホール用ユニットセル 32c1 〜32c5 第3のホール用ユニットセル 33 マスク基板 34a 遮蔽膜 34b 遮蔽膜 34c 遮蔽膜 34d 遮蔽膜 35a シフタ 35b シフタ 36 マスク基板露出部 37 マスク基板 38a 遮蔽膜 38b 遮蔽膜 38c 遮蔽膜 38d 遮蔽膜 39a シフタ 39b シフタ 40 マスク基板露出部 41 マスク基板 42a 遮蔽膜 42b 遮蔽膜 42c 遮蔽膜 42d 遮蔽膜 43 マスク基板露出部 44a マスク基板エッチング部 44b マスク基板エッチング部 45 縮小投影露光装置 46 半導体ウエハ 47 高圧水銀ランプ 48 集光ミラー 49 第1平面反射鏡 50 シャッタ 51 フライアイレンズ 52 アパーチャ 53 ショートカットフィルタ 54 第2平面反射鏡 55 マスクブラインド 56 コンデンサレンズ 57 マスクホルダ 58 縮小投影レンズ 59 ウエハ吸着台 60 Z軸移動台 61 X軸移動台 62 Y軸移動台 63 半導体ウエハ 65 レジスト膜 65a レジスト膜 65b レジスト膜 65c レジスト膜 65d レジスト膜 66 絶縁膜 67 下地膜 68a ホールパターン 68b ホールパターン 68c ホールパターン 69 実開口 70a1 〜70a4 補助開口 71 ホール用ユニットセル 72c1 〜72c6 ホール用ユニットセル 73t1 ,73t2 実開口 74a1 〜74a8 補助開口 75 マスク基板 76 遮蔽膜 77a シフタ 77b シフタ 78a マスク基板露出部 78b マスク基板露出部 78c マスク基板露出部 78d マスク基板露出部 78e マスク基板露出部 78f マスク基板露出部 78g マスク基板露出部 78h マスク基板露出部 79 実開口 80a1 〜80a4 補助開口 81 ホール用ユニットセル 82c1 〜82c6 ホール用ユニットセル 83t1 ,83t2 実開口 84a1 〜84a8 補助開口 85 マスク基板 86 遮蔽膜 87a シフタ 87b シフタ 88a マスク基板露出部 88b マスク基板露出部 88c マスク基板露出部 88d マスク基板露出部 88e マスク基板露出部 88f マスク基板露出部 88g マスク基板露出部 88h マスク基板露出部 89 実開口 90a1 〜90a4 補助開口 91 ホール用ユニットセル 92c1 〜92c6 ホール用ユニットセル 93t1 ,93t2 実開口 94a1 〜94a8 補助開口 95 マスク基板 96 遮蔽膜 97a シフタ 97b シフタ 98a マスク基板露出部 98b マスク基板露出部 98c マスク基板露出部 98d マスク基板露出部 98e マスク基板露出部 98f マスク基板露出部 98g マスク基板露出部 98h マスク基板露出部 99 実開口 100a1 〜100a4 補助開口 101 シフタ 102 ホール用ユニットセル 103c1 〜103c6 ホール用ユニットセル 104t1 ,104t2 実開口 105a1 〜105a8 補助開口 106 マスク基板 107 遮蔽膜 107a 遮蔽膜 107b 遮蔽膜 107c 遮蔽膜 108 シフタ 108a シフタ 108b シフタ 108c シフタ 109a マスク基板露出部 109b マスク基板露出部 110t1 ,110t2 実開口 111a1 ,111a2 補助開口 112 マスク基板 113 遮蔽膜 114 シフタ 115a マスク基板露出部 115b マスク基板露出部 116c1 〜116c12 ホール用ユニットセル SM 位相シフトマスク SM1 位相シフトマスク SM2 位相シフトマスク SM3 位相シフトマスク SM4 位相シフトマスク SM5 位相シフトマスク SM6 位相シフトマスク SM7 位相シフトマスク SM8 位相シフトマスク SM9 位相シフトマスク SM10 位相シフトマスク MC SRAMのメモリセル AR 活性領域 DL1 データ線 DL2 データ線 WL ワード線 Qd1 駆動用MISFET Qd2 駆動用MISFET Qp1 負荷用MISFET Qp2 負荷用MISFET Qt1 転送用MISFET Qt2 転送用MISFET a 位相シフトマスク上の実開口の一辺の長さ b 位相シフトマスク上の補助開口の幅 c 位相シフトマスク上の補助開口の長さ d 位相シフトマスク上の実開口と補助開口の距離 e 位相シフトマスク上の隣接する補助開口間の最小距
離 f 位相シフトマスク上の補助開口の底辺 g 位相シフトマスク上の補助開口の高さ p 位相シフトマスク上の実開口の最小ピッチ Δf 位相シフトマスク上の補助開口の底辺のX方向の
増加分 Δg 位相シフトマスク上の補助開口の高さのY方向の
増加分 a’ 実パターンデータ上の実開口の一辺の長さ b’ 実パターンデータ上の補助開口の幅 c’ 実パターンデータ上の補助開口の長さ d’ 実パターンデータ上の実開口と補助開口の距離 e’ 実パターンデータ上の隣接する補助開口間の最小
距離 Δb’ 実パターンデータ上の補助開口の幅の減少分 L1 ホール用ユニットセルの一辺の長さ L2 ホール用ユニットセルの一辺の長さ L3 ホール用ユニットセルの一辺の長さ L4 ホール用ユニットセルの一辺の長さ L5 ホール用ユニットセルの一辺の長さ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程よりなる半導体集積回路装置
    の製造のための位相シフトマスクの製造方法: (イ)一つの実開口とその周辺四方に近接して設けら
    れ、前記実開口に対して位相が反転した補助開口群とか
    らなるマスク主面上のホール開口群に対応する第1のホ
    ール用ユニットセルをコンピュータ処理により第1の位
    相シフトマスクのための第1のレイアウトデータ上にレ
    イアウトすることによって、ウエハ上に第1のピッチで
    配置された第1のホールパターン群に対応する多数のホ
    ール開口群からなる第1のホール開口分布領域をレイア
    ウトする第1ホール開口分布領域レイアウト工程; (ロ)前記第1のホール用ユニットセルをコンピュータ
    処理により前記第1の位相シフトマスクの前記第1のレ
    イアウトデータ上に最近接の任意の一対のホール開口群
    に属する一対の補助開口の長手方向の辺または側部同士
    が近接対向しないような配向でレイアウトすることによ
    って、前記ウエハ上に隣同士近接して前記第1のピッチ
    よりも狭い第2のピッチで配置された第2のホールパタ
    ーン群に対応する多数のホール開口群からなる第2のホ
    ール開口分布領域をレイアウトする第2ホール開口分布
    領域レイアウト工程; (ハ)レイアウトが完了した前記第1のレイアウトデー
    タまたはそれから作られた第1のマスク描画データに基
    づいて前記第1の位相シフトマスクの前記主面上に前記
    第1および第2のホール開口分布領域を描画する第1ホ
    ール開口分布領域描画工程。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位相シフトマスクの製造
    方法において、前記第1のホール開口分布領域および前
    記第2のホール開口分布領域の各ホール開口群は同一の
    配向でレイアウトされていることを特徴とする位相シフ
    トマスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の位相シフトマスクの製造
    方法において、前記第2のホール開口分布領域の前記最
    近接の任意の一対のホール開口群のそれぞれに属する一
    対の補助開口の中心を結ぶ線分が正面で対向するように
    配向されていることを特徴とする位相シフトマスクの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の位相シフトマスクの製造
    方法において、前記実開口は正方形であり、前記補助開
    口群を構成する各補助開口は前記実開口の各辺にその長
    手方向が沿うように配置された長方形であることを特徴
    とする位相シフトマスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の位相シフトマスクの製造
    方法において、前記第1のホールパターン群は前記ウエ
    ハ上で隣同士近接して配置されていることを特徴とする
    位相シフトマスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 以下の工程よりなる半導体集積回路装置
    の製造のための位相シフトマスクの製造方法: (イ)一つの実開口とその周辺四方に近接して設けら
    れ、前記実開口に対して位相が反転した補助開口群とか
    らなるマスク主面上のホール開口群に対応する第1のホ
    ール用ユニットセルをコンピュータ処理により第1の位
    相シフトマスクのための第1のレイアウトデータ上にレ
    イアウトすることによって、ウエハ上に第1のピッチで
    配置された第1のホールパターン群に対応する多数のホ
    ール開口群からなる第1のホール開口分布領域をレイア
    ウトする第1ホール開口分布領域レイアウト工程; (ロ)前記第1のホール用ユニットセルをコンピュータ
    処理により第2の位相シフトマスクの第2のレイアウト
    データ上に最近接の任意の一対のホール開口群に属する
    一対の補助開口の長手方向の辺または側部同士が近接対
    向しないような配向でレイアウトすることによって、前
    記ウエハ上に隣同士近接して前記第1のピッチよりも狭
    い第2のピッチで配置された第2のホールパターン群に
    対応する多数のホール開口群からなる第2のホール開口
    分布領域をレイアウトする第2ホール開口分布領域レイ
    アウト工程; (ハ)レイアウトが完了した前記第1のレイアウトデー
    タまたはそれから作られた第1のマスク描画データに基
    づいて前記第1の位相シフトマスクの前記主面上に前記
    第1のホール開口分布領域を描画する第1ホール開口分
    布領域描画工程; (ニ)レイアウトが完了した前記第2のレイアウトデー
    タまたはそれから作られた第2のマスク描画データに基
    づいて前記第2の位相シフトマスクの前記主面上に第2
    のホール開口分布領域を描画する第2ホール開口分布領
    域描画工程。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の位相シフトマスクの製造
    方法において、前記第1のホール開口分布領域および前
    記第2のホール開口分布領域の各ホール開口群は同一の
    配向でレイアウトされていることを特徴とする位相シフ
    トマスクの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の位相シフトマスクの製造
    方法において、前記第2のホール開口分布領域の前記最
    近接の任意の一対のホール開口群のそれぞれに属する一
    対の補助開口の中心を結ぶ線分が正面で対向するように
    配向されていることを特徴とする位相シフトマスクの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の位相シフトマスクの製造
    方法において、前記実開口は正方形であり、前記補助開
    口群を構成する各補助開口は前記実開口の各辺にその長
    手方向が沿うように配置された長方形であることを特徴
    とする位相シフトマスクの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の位相シフトマスクの製
    造方法において、前記第1のホールパターン群は前記ウ
    エハ上で隣同士近接して配置されていることを特徴とす
    る位相シフトマスクの製造方法。
  11. 【請求項11】 以下の工程よりなる半導体集積回路装
    置の製造方法: (イ)一つの実開口とその周辺四方に近接して設けら
    れ、前記実開口に対して位相が反転した補助開口群とか
    らなるマスク主面上のホール開口群に対応する第1のホ
    ール用ユニットセルをコンピュータ処理により第1の位
    相シフトマスクのための第1のレイアウトデータ上にレ
    イアウトすることによって、ウエハ上に第1のピッチで
    配置された第1のホールパターン群に対応する多数のホ
    ール開口群からなる第1のホール開口分布領域をレイア
    ウトする第1ホール開口分布領域レイアウト工程; (ロ)前記第1のホール用ユニットセルをコンピュータ
    処理により前記第1の位相シフトマスクの前記第1のレ
    イアウトデータ上に最近接の任意の一対のホール開口群
    に属する一対の補助開口の長手方向の辺または側部同士
    が近接対向しないような配向でレイアウトすることによ
    って、前記ウエハ上に隣同士近接して前記第1のピッチ
    よりも狭い第2のピッチで配置された第2のホールパタ
    ーン群に対応する多数のホール開口群からなる第2のホ
    ール開口分布領域をレイアウトする第2ホール開口分布
    領域レイアウト工程; (ハ)レイアウトが完了した前記第1のレイアウトデー
    タまたはそれから作られた第1のマスク描画データに基
    づいて前記第1の位相シフトマスクの前記主面上に前記
    第1および第2のホール開口分布領域を描画する第1ホ
    ール開口分布領域描画工程; (ニ)完成した前記第1の位相シフトマスクを用いて、
    縮小投影露光により前記第1および第2のホールパター
    ン群を前記ウエハ上に転写する第1露光工程。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第1のホール開口分布領域お
    よび前記第2のホール開口分布領域の各ホール開口群は
    同一の配向でレイアウトされていることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第2のホール開口分布領域の
    前記最近接の任意の一対のホール開口群のそれぞれに属
    する一対の補助開口の中心を結ぶ線分が正面で対向する
    ように配向されていることを特徴とする半導体集積回路
    装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記実開口は正方形であり、前記
    補助開口群を構成する各補助開口は前記実開口の各辺に
    その長手方向が沿うように配置された長方形であること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第1のホールパターン群は前
    記ウエハ上で隣同士近接して配置されていることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 以下の工程よりなる半導体集積回路装
    置の製造方法: (イ)一つの実開口とその周辺四方に近接して設けら
    れ、前記実開口に対して位相が反転した補助開口群とか
    らなるマスク主面上のホール開口群に対応する第1のホ
    ール用ユニットセルをコンピュータ処理により第1の位
    相シフトマスクのための第1のレイアウトデータ上にレ
    イアウトすることによって、ウエハ上に第1のピッチで
    配置された第1のホールパターン群に対応する多数のホ
    ール開口群からなる第1のホール開口分布領域をレイア
    ウトする第1ホール開口分布領域レイアウト工程; (ロ)前記第1のホール用ユニットセルをコンピュータ
    処理により第2の位相シフトマスクの第2のレイアウト
    データ上に最近接の任意の一対のホール開口群に属する
    一対の補助開口の長手方向の辺または側部同士が近接対
    向しないような配向でレイアウトすることによって、前
    記ウエハ上に隣同士近接して前記第1のピッチよりも狭
    い第2のピッチで配置された第2のホールパターン群に
    対応する多数のホール開口群からなる第2のホール開口
    分布領域をレイアウトする第2ホール開口分布領域レイ
    アウト工程; (ハ)レイアウトが完了した前記第1のレイアウトデー
    タまたはそれから作られた第1のマスク描画データに基
    づいて前記第1の位相シフトマスクの前記主面上に第1
    のホール開口分布領域を描画する第1ホール開口分布領
    域描画工程; (ニ)レイアウトが完了した前記第2のレイアウトデー
    タまたはそれから作られた第2のマスク描画データに基
    づいて前記第2の位相シフトマスクの前記主面上に第2
    のホール開口分布領域を描画する第2ホール開口分布領
    域描画工程; (ホ)完成した前記第1の位相シフトマスクを用いて、
    縮小投影露光により前記第1のホールパターン群を前記
    ウエハ上に転写する第1露光工程; (ヘ)完成した前記第2の位相シフトマスクを用いて、
    縮小投影露光により前記第2のホールパターン群を前記
    ウエハ上に転写する第2露光工程。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第1のホール開口分布領域お
    よび前記第2のホール開口分布領域の各ホール開口群は
    同一の配向でレイアウトされていることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第2のホール開口分布領域の
    前記最近接の任意の一対のホール開口群のそれぞれに属
    する一対の補助開口の中心を結ぶ線分が正面で対向する
    ように配向されていることを特徴とする半導体集積回路
    装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記実開口は正方形であり、前記
    補助開口群を構成する各補助開口は前記実開口の各辺に
    その長手方向が沿うように配置された長方形であること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第1のホールパターン群は前
    記ウエハ上で隣同士近接して配置されていることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
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