JP3187859B2 - マスクのパターンデータ作成方法および製造方法 - Google Patents
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Description
タ作成方法、製造方法および位相シフトマスク技術に関
し、特に、半導体装置を構成する所定のパターンの原画
となるマスクパターンのレイアウト設計技術に適用して
有効な技術に関するものである。
基板上に形成されるマスクパターンと、設計者が半導体
ウエハ上に形成しようとするパターンとが同一であっ
た。
際しては、マスク基板上に形成されるマスクパターンの
データに対して、半導体ウエハ上に形成しようとするパ
ターンの幾何学的ルールおよび電気的ルールが満たされ
ているか否かを検図し、その検図の結果に基づいてマス
クパターンのデータを人手や計算機によって修正しなが
ら設計に見合ったマスクパターンのデータを作成してい
た。
ば産業図書、昭和59年発行、「MOSLSI設計入
門」P212〜P214に記載がある。
体集積回路装置においては、半導体ウエハ上に形成され
る素子や配線等の寸法が縮小される傾向にある。
写されるパターンの解像度を向上させることが要求され
ている。
像度を向上させる技術として、例ば位相シフト法があ
る。
する光に位相差を与えることにより、透過光相互の干渉
を利用して解像度の向上を図る技術である。
板上に形成されるパターンと、半導体ウエハ上に形成し
ようとするパターンとが部分的に異なる場合がある。こ
れを、図37〜図42によって説明する。
するパターン50を示している。パターン50は、パタ
ーン50a〜50dからなり、そのうちのパターン50
a,50d間およびパターン50b,50d間の寸法
は、例えばi線では解像できない0.35μm程度の最小
寸法である。
板上に形成されるパターン51(51a〜51d)を、
半導体ウエハ上に形成しようとする図37に示したパタ
ーン50と同一形状としたとする。
ン51のうちのパターン51a,51c上に、それぞれ
位相シフトパターン膜52a,52bを配置したとす
る。
52bが配置されているパターン51a,51cを透過
した光と、位相シフトパターン膜52a,52bが配置
されていないパターン51b,51dを透過した光とは
互いに位相が逆になるので問題は生じない。
と、パターン51dを透過した光とは互いの位相が同一
なので、このままではパターン51bとパターン51d
との間に不要なパターンが転写されることになる。この
問題は、位相シフトパターン膜52a,52bの配置を
変えただけでは、回避することが不可能である。
成されるパターン51を、例えば次のように変更する。
51b,51d間に、これらのパターン51b,51d
を接続するような補助パターン53aを配置し、図41
に示すように、互いに平行に走る三本の配線パターン5
4a〜54cからなるパターン54を形成する。
4のうちのパターン54a,54c上に、それぞれ位相
シフトパターン膜52a,52bを配置するとともに、
パターン54b上において補助パターン53a(図40
参照)を配置した位置に位相シフトパターン膜52cを
配置する。
した光のうち位相シフトパターン膜52cの有る領域と
無い領域とで位相差が生じるので、半導体ウエハ上に、
図37に示したパターン50を転写することができる。
スク基板上に形成されるパターン54と、半導体ウエハ
上に形成しようとするパターン50とが部分的に異な
る。
基板上に形成されるパターンと、半導体ウエハ上に形成
しようとするパターンとが等しいことを前提として、マ
スク基板上に形成されるパターンのデータに対して、半
導体ウエハ上に形成しようとしているパターンの幾何学
的ルールや電気的ルール等が満たされるか否かの検図を
行っている。
フトマスクのマスクパターンのデータ作成に適用しよう
とすると、例えば図42に示したマスク基板上のパター
ン54bは正しいにもかかわらず、短絡と判定されてし
まう。半導体ウエハ上ではこのパターンは、分離されて
いなければならないからである。
クのように、マスク基板上に形成されるパターンと、半
導体ウエハ上に形成しようとするパターンとが異なる場
合、そのマスクパターンのデータ作成に際して検図がで
きない問題があった。
であり、その目的は、位相シフトマスクのパターンデー
タの良否を検査できる技術を提供することにある。
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
マスクパターンと位相シフトパターンとを有するマスク
のパターンデータを作成する際に、前記パターンデータ
を実パターンのデータを有する実パターンデータ層と、
補助パターンのデータを有する補助パターンデータ層
と、位相シフトパターンのデータを有する位相シフトパ
ターンデータ層とに分けてレイアウトする工程と、前記
実パターンのみの良否を検査し、その実パターンが良と
なるまで検査および修正を繰り返す第一検査工程と、前
記第一検査工程を経て作成された実パターン、補助パタ
ーンおよび位相シフトパターンの合成パターンによって
基板上に転写されると想定される予想パターンのデータ
を作成する工程と、前記予想パターンと前記第一検査工
程後の実パターンとを比較し、それらが一致するまで検
査および修正を繰り返す第二検査工程とを有するマスク
のパターンデータ作成方法とするものである。
ータ層を二以上のデータ層に分けるマスクのパターンデ
ータ作成方法とするものである。
クのパターンデータを実パターンデータ層、補助パター
ンデータ層および位相シフトパターンデータ層に分け、
実パターンのみを検図することにより、従来の検査方法
をそのまま用いて、位相シフトマスクのパターンのレイ
アウト設計によって作成された実パターンの良否を判定
することができる。
パターンと、位相シフトパターンとの合成パターンを作
成し、その合成パターンによって半導体ウエハ等の上に
形成されると想定される予想パターンを作成し、その予
想パターンと検図後の実パターンとを比較することによ
り、位相シフトマスクの補助パターンおよび位相シフト
パターンの良否を判定することができる。
シフトパターンデータ層内のパターンデータを図形演算
処理の違い等によってさらに分離することにより、分離
されたデータ層を独立して処理することができるので、
データ処理を容易にすることができる。
ターンデータ作成方法を説明するフロー図、図2はその
パターンデータ作成工程中におけるレイアウト層のデー
タ格納状態を説明する説明図、図3は半導体ウエハ上に
転写しようとするパターンの例を示す要部平面図、図4
はそのパターンデータ作成工程中におけるレイアウト層
のデータ格納状態を説明する説明図、図5および図6は
パターンデータ層に格納された各々のパターンデータの
例を模式的に示す説明図、図7〜図9および図15は図
3のパターンを形成する場合の予想パターンと実パター
ンとの比較工程を説明する説明図、図10はマスク基板
上に形成されたマスクパターンの要部平面図、図11は
図10のA−A線の断面図、図12および図16はブロ
ードン処理を説明するための説明図、図13および図1
7は図3のパターンを形成するためのマスクパターンお
よび位相シフトパターンの要部平面図、図14は図13
のB−B線の断面図、図18は図17のC−C線の断面
図である。
方法は、例えば位相シフトマスクのパターンデータ作成
方法である。なお、マスクには、レチクルも含むとす
る。
パターンデータ作成工程中におけるレイアウト層1のデ
ータ格納状態を示している。
数のパターンデータ層2〜5に分けられている。
〜5の一つが、一枚の位相シフトマスクを製造するため
のデータ層になっている。
タ処理の必要に応じてパターンデータ層3a,3bに分
離されている。また、例えばパターンデータ層4も、デ
ータ処理の必要に応じてパターンデータ層4a,4bに
分離されている。
は、例えば以下のようにする。なお、以下の説明では、
半導体ウエハ(図示せず)上に図3に示す配線パターン
6a〜6dを転写する場合を例として、本実施例1の位
相シフトマスクのパターンデータ作成方法を図1のステ
ップに沿って図3〜図18により説明する。
ように、パターンデータ層2,3a,3b,4a,4
b,5を実パターンデータ層7、補助パターンデータ層
8および位相シフトパターン層9に分けてレイアウトす
る(101)。
に形成しようとしているパターンと同一形状の実パター
ンのデータが格納されるデータ層である。
ウエハには転写されないが、半導体ウエハ上のパターン
を形成する上で必要となる補助パターンのデータが格納
されるデータ層である。
は、透過する光に位相差を生じさせるための位相シフト
パターンのデータが格納されるデータ層である。
dを形成する場合には、実パターンデータ層7a、補助
パターンデータ層8aおよび位相シフトパターンデータ
層9aに、例えば図5に示すような実パターンF1 、補
助パターンH1 および位相シフトパターンSのデータが
それぞれ格納されていることが望ましい。
および図6に示すように、位相シフトパターンデータ層
9aが、第一、第二位相シフトパターンデータ層9
a1 ,9a2 に分けられている。
ンS1 と、第二位相シフトパターンS2 とでは、ブロー
ドン量が異なるからである。ブロードン量は、マスク寸
法と図面寸法との差であり、データ上のパターンの拡大
縮小量である。
S1,S2 は、それぞれ拡大寸法量または拡大の仕方等が
異なるので、データ層を分け、個々独立して処理可能に
した方が処理し易いからである。
体を等方的に拡大しても良い。しかし、第二位相シフト
パターンS2 は、図6の横方向と縦方向とで拡大寸法量
が異なる場合がある。
2 の横方向の寸法は、マスクパターンとの合わせ余裕を
見越して設定するのに対し、その縦方向の寸法は、図3
に示したパターン6b,6dの間の寸法に基づいて設定
するからである。
層7aからオンラインで引き出された実パターンを第一
位相シフトパターンS1 としてレイアウトし、正しい位
相シフトパターンSを作成した後、その正しい位相シフ
トパターンSのデータに基づいて位相シフトパターンの
描画データを作成する際にかける方が良い。その方が無
駄を省くことが可能となるからである。
ターンデータ層8および位相シフトパターンデータ層9
のパターンデータは、個々独立して処理可能になってい
るとともに、合成可能にもなっている。
レイ(図示せず)等に表示され、目視可能になってい
る。
ンのデータのみに対して、従来方法と同様にして、幾何
学的ルールおよび電気的ルール等が満足されているか否
かを検図する(102)。
満足されるまで、実パターンのデータの修正および検図
を繰り返す。
したディスプレイ上に表示されるようになっている。
ーンや位相シフトパターンのデータも修正する必要が生
じた場合は、それらの修正も行う。
よび修正工程を経て得られた正しい実パターンのデータ
と、補助パターンのデータと、位相シフトパターンのデ
ータとを合成し、その合成パターンのデータに基づいて
半導体ウエハ上に転写されると予想される予想パターン
のデータを作成する(103)。
記検査および修正工程を経て得られた正しい実パターン
のデータとを比較する(104)。
ンのデータとが一致しなかった場合は、一致するまでパ
ターンデータの修正および検図を繰り返す。
ターンH1 および位相シフトパターンSのデータが作成
されたとする。すなわち、本来あるべき第二位相シフト
パターンが無い場合である。この場合、次のようなデー
タ処理を行う。
ンH1 との合成パターンSY2 のデータと、第一位相シ
フトパターンS1 と第二位相シフトパターンとの合成パ
ターンSY3 のデータとから合成パターンSY4 のデー
タを作成する。
づいて、同図に示すような予想パターンEX1 のデータ
を作成し、その予想パターンEX1 のデータと実パター
ンF1 のデータとを比較する。
と実パターンF1 のデータとが一致しないので、補助パ
ターンH1 および位相シフトパターンSのいずれか一方
または両方に誤りがあると判定できる。ここでは、第二
位相シフトパターンに誤りがあるので、それを修正す
る。
無い場合は、位相シフト法の定義に反するので、実パタ
ーン、補助パターンおよび位相シフタパターンの合成パ
ターンのデータも予想パターンのデータも発生させな
い。
フトパターンのデータに誤りがあるので、それを修正す
る。
のデータとが一致した場合は、実パターンと補助パター
ンとの合成パターンのデータに基づいてマスクパターン
の描画データを作成するとともに、第一、第二の位相シ
フトパターンの合成パターンに基づいて位相シフトパタ
ーンの描画データを作成する(105)。
ク基板上にマスクパターンおよび位相シフトパターンを
フォトリソグラフィ技術によってパターン形成し、位相
シフトマスクを製造する(106)。
ターンH1 および位相シフトパターンSのデータが作成
されたとする。すなわち、図5に示した望ましい状態で
ある。この場合は、次のようなデータ処理を行う。
との合成パターンSY2 のデータと、第一位相シフトパ
ターンS1 と第二位相シフトパターンS2 との合成パタ
ーンSY5 のデータとから合成パターンSY6 のデータ
を作成する。
づいて作成された予想パターンEX2 のデータと、実パ
ターンF1 のデータとを比較する。
と、実パターンF1 のデータとが一致するので、補助パ
ターンH1 および位相シフトパターンSのデータが正し
いと判定できる。
1 との合成パターンSY2 のデータに基づいてマスクパ
ターンの描画データを作成する。
描画データに基づいて、図10,図11に示すようなマ
スクパターン10をフォトリソグラフィ技術等によって
マスク基板11上に形成する。
域10aと、透過領域10bとをマスク基板11上に形
成するパターンである。遮光領域10aは、例えばクロ
ム(Cr)等からなる。また、マスク基板11は、例え
ば石英等からなる。
,S2 の合成パターンSY5 のデータに基づいて位相
シフトパターンの描画データを作成する。
る際には、図12に示すように、第一、第二位相シフト
パターンS1 ,S2 のデータに対してそれぞれ異なる量
のブロードンをかけてからそれらのパターンデータを合
成し、その合成パターンSY7 のデータに基づいて位相
シフトパターンの描画データを作成する。
描画データに基づいて、例えば図13および図14に示
すような位相シフトパターン膜12aをフォトリソグラ
フィ技術等によってマスク基板11上の所定の位置に形
成し、位相シフトマスク13を製造する。
を反転させてマスク基板11上に配置することも可能で
ある。
、補助パターンH1 および位相シフトパターンSのデ
ータが作成された場合も、上記と同様の処理を行うと、
予想パターンEX2 のデータと実パターンF1 のデータ
とが一致する。
助パターンH1との合成パターンSY2 のデータに基づ
いてマスクパターンの描画データを作成する。
,S2 の合成パターンSY8のデータに基づいて位相
シフトパターンの描画データを作成する。
タを作成する際に、図16に示すように、第一、第二位
相シフトパターンS1 ,S2 のデータに対してそれぞれ
異なる量のブロードンをかけてからそれらのパターンデ
ータを合成し、その合成パターンSY9 のデータに基づ
いて位相シフトパターンの描画データを作成する。
データおよび位相シフトパターンの描画データに基づい
て、例えば図17および図18に示すようなマスクパタ
ーン10および位相シフトパターン膜12bをフォトリ
ソグラフィ技術等によってマスク基板11上に形成し、
位相シフトマスク13を製造する。
を反転させてマスク基板11上に配置することも可能で
ある。
果を得ることが可能となる。
実パターンデータ層7、補助パターンデータ層8および
位相シフトパターンデータ層9に分離し、実パターンの
データのみの良否を検図することにより、位相シフトマ
スクのパターンデータのうちの実パターンのデータの良
否を従来の検査方法をそのまま用いて判定することがで
きる。
パターンと、位相シフトパターンとの合成パターンのデ
ータを作成し、その合成パターンによって半導体ウエハ
上に形成されると予想される予想パターンのデータを作
成し、その予想パターンのデータと検図後の実パターン
のデータとを比較することにより、位相シフトマスクの
補助パターンおよび位相シフトパターンのデータの良否
を判定することができる。
データの良否を検査することが可能となる。
3のパターンデータの信頼性を向上させることが可能と
なる。
を、例えばブロードン等のような図形演算処理の違いに
よってさらに分離することにより、分離されたデータを
独立して処理することができるので、データ処理を容易
にすることができ、計算機等による自動処理を促進させ
ることが可能となる。
のパターンデータ作成方法を説明するための半導体ウエ
ハ上に転写しようとするパターンの要部平面図、図20
〜図24は図19のパターンを形成する場合の予想パタ
ーンと実パターンとの比較工程を説明するための説明
図、図25は図19のパターンを形成するためのマスク
パターンおよび位相シフトパターンの要部平面図、図2
6は図25のD−D線の断面図である。
ハ上に図19に示す配線パターン6e,6fを転写する
場合を例として、マスクのパターンデータ作成方法を図
1のステップに沿って図19〜図26により説明する。
ーン6e,6fが、例えばi線で充分解像可能な線幅1
μm程度のパターンであり、配線パターン6e,6fの
間隔が、例えば0.35μm程とする。
も良いので、本実施例2においては、補助パターンが無
い場合の例について説明する。
ップ101からステップ102まで、前記実施例1と同
様なので、図1のステップ103から説明する。
位相シフトパターンS3 のデータが作成されたとする。
すなわち、位相シフトパターンS3 に欠けがある場合で
ある。この場合、次のようなデータ処理を行う。
F2 および位相シフトパターンS3の合成パターンSY1
0のデータに基づいて作成された予想パターンEX3 の
データと、実パターンF2 のデータとを比較する(10
3,104)。
と実パターンF2 のデータとが一致しないので、位相シ
フトパターンS3 に誤りがあると判定できる。そこで、
ここでは、位相シフトパターンS3 を修正する。
および位相シフトパターンS4 のデータが作成されたと
する。すなわち、実パターンF2と全く同一の位相シフ
トパターンS4 が作成された場合である。
ので、予想パターンを発生させない。また、図22に示
すように、位相シフトパターンが全く無い場合も位相シ
フト法の定義に反するので、予想パターンを発生させな
い。これらの場合には、位相シフトパターンを修正す
る。
パターンF2 および位相シフトパターンS5 のデータが
作成され場合は、予想パターンEX4 のデータと、実パ
ターンF2 のデータとを比較すると一致するので、位相
シフトパターンS5 は正しいと判定できる(103,1
04)。
ータに基づいて、マスクパターンの描画データを作成
し、かつ、位相シフトパターンS5 のデータに基づいて
位相シフトパターンの描画データを作成する(10
5)。
作成する際には、前記実施例1と同様、位相シフトパタ
ーンS5 のデータに対して所定量のブロードンをかけ
る。
データおよび位相シフトパターンの描画データに基づい
て、例えば図25および図26に示すようなマスクパタ
ーン10および位相シフトパターン膜12cをフォトリ
ソグラフィ技術等によってマスク基板11上に形成し、
位相シフトマスク13を製造する(106)。
を反転させてマスク基板11上に配置することも可能で
ある。
と同様の効果を得ることが可能となる。
のパターンデータ作成方法を説明するための半導体ウエ
ハ上に転写しようとするパターンの要部平面図、図28
〜図30は図27のパターンを形成する場合の予想パタ
ーンと実パターンとの比較工程を説明するための説明
図、図31および図34は図27のパターンを形成する
ためのマスクパターンおよび位相シフトパターンの要部
平面図、図32は図31のE−E線の断面図、図35は
図34のK−K線の断面図である。
ハ上に図27に示す接続孔パターン14を転写する場合
を例として、マスクのパターンデータ作成方法を図1の
ステップに沿って図27〜図35により説明する。
ップ101からステップ102まで、前記実施例1と同
様なので、図1のステップ103から説明する。
パターンH2 および位相シフトパターンS6 のデータが
作成されたとする。すなわち、位相シフトパターンS6
の一部に欠けがある場合である。
ので、予想パターンを発生させない。また、例えば図2
9に示すように、位相シフトパターンが全く無い場合も
位相シフト法の定義に反するので、予想パターンを発生
させない。そこで、これらの場合は、位相シフトパター
ンを修正する。
、補助パターンH2 および位相シフトパターンS6 の
データが作成されたとする。
と、実パターンF2 のデータとを比較すると一致するの
で、補助パターンH2 および位相シフトパターンS6 ,
S7は正しいと判定できる(103,104)。
助パターンH2との合成パターンのデータに基づいてマ
スクパターンの描画データを作成し、かつ、位相シフト
パターンS7 のデータに基づいて位相シフトパターンの
描画データを作成する(105)。
作成する際には、前記実施例1と同様、位相シフトパタ
ーンS7 のデータに対して所定量のブロードンをかけ
る。
データおよび位相シフトパターンの描画データに基づい
て、例えば図31および図32に示すようなマスクパタ
ーン10および位相シフトパターン膜12dをフォトリ
ソグラフィ技術等によってマスク基板11上に形成し、
位相シフトマスク13を製造する(106)。
を反転させてマスク基板11上に配置することも可能で
ある。
、補助パターンH2 および位相シフトパターンS8 の
データが作成された場合も、予想パターンEX5 のデー
タと、実パターンF2 のデータとを比較すると一致する
(103,104)。
助パターンH2 との合成パターンのデータに基づいてマ
スクパターンの描画データを作成し、かつ、位相シフト
パターンS8 のデータに基づいて位相シフトパターンの
描画データを作成する(105)。
データおよび位相シフトパターンの描画データに基づい
て、図34および図35に示すようなマスクパターン1
0および位相シフトパターン膜12eをフォトリソグラ
フィ技術等によってマスク基板11上に形成し、位相シ
フトマスク13を製造する(106)。
を反転させてマスク基板11上に配置することも可能で
ある。
例1と同様の効果を得ることが可能となる。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
1〜3に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
パターンのデータと実パターンのデータとの比較検査に
より、それらが一致しないと判定された場合、補助パタ
ーンまたは位相シフトパターンのデータを修正した後、
再び予想パターンのデータを作成し、その予想パターン
のデータと実パターンのデータとを比較検査する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく種々
変更可能であり、例えば次のようにしても良い。
ーンのデータと実パターンのデータとが一致しないと判
定された場合、実パターンのデータを修正するか否か
(104a)の判定を行う。
要がある場合には、実パターンのデータを修正し、ステ
ップ101の工程に戻る。
がない場合には、補助パターンまたは位相シフトパター
ンのデータを修正し、ステップ103の工程に戻る。
ーンのデータとの比較検査を行った後に、実パターンの
データを変更する場合が生じてもそれに対応することが
可能となる。
わち、予想パターンのデータと実パターンのデータとが
一致しないと判定された場合、補助パターンまたは位相
シフトパターンのデータを修正した後、実パターンのデ
ータのみを検査する。
された場合は、それを修正する。一方、実パターンのデ
ータに誤りがなければ、再び予想パターンを作成し、そ
の予想パターンのデータと実パターンのデータとを比較
検査する。
ーンのデータとの比較検査後の修正の際に、例えば誤っ
て実パターンを変えてしまった場合でもその誤りを検出
できるので、パターンデータの信頼性をさらに向上させ
ることが可能となる。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
ば、位相シフトマスクのパターンデータを実パターンデ
ータ層、補助パターンデータ層および位相シフトパター
ンデータ層に分け、実パターンのみを検図することによ
り、位相シフトマスクのパターンデータの作成中に、位
相シフトマスクのパターンデータのうちの実パターンの
良否を従来の検査方法をそのまま用いて判定することが
できる。
パターンと、位相シフトパターンとの合成パターンを作
成し、その合成パターンによって半導体ウエハ等の上に
形成されると想定される予想パターンを作成し、その予
想パターンと検図後の実パターンとを比較することによ
り、位相シフトマスクの補助パターンおよび位相シフト
パターンの良否を判定することができる。
ータの良否を検査することが可能となる。このため、位
相シフトマスクのパターンデータの信頼性を向上させる
ことが可能となる。
位相シフトパターンデータ層内のパターンデータを図形
演算処理の違い等によってさらに分離することにより、
分離されたデータ層を独立して処理することができるの
で、データ処理を容易にすることができ、計算機等によ
る自動処理を促進させることが可能となる。
タ作成方法を説明するフロー図である。
ウト層のデータ格納状態を説明する説明図である。
例を示す要部平面図である。
ウト層のデータ格納状態を説明する説明図である。
の例を模式的に示す説明図である。
の例を模式的に示す説明図である。
と実パターンとの比較工程を説明する説明図である。
と実パターンとの比較工程を説明する説明図である。
と実パターンとの比較工程を説明する説明図である。
要部平面図である。
る。
よび位相シフトパターンの要部平面図である。
ンと実パターンとの比較工程を説明する説明図である。
る。
よび位相シフトパターンの要部平面図である。
データ作成方法を説明するための半導体ウエハ上に転写
しようとするパターンの要部平面図である。
予想パターンと実パターンとの比較工程を説明する説明
図である。
予想パターンと実パターンとの比較工程を説明する説明
図である。
予想パターンと実パターンとの比較工程を説明する説明
図である。
予想パターンと実パターンとの比較工程を説明する説明
図である。
予想パターンと実パターンとの比較工程を説明する説明
図である。
ターンおよび位相シフトパターンの要部平面図である。
データ作成方法を説明するための半導体ウエハ上に転写
しようとするパターンの要部平面図である。
予想パターンと実パターンとの比較工程を説明するため
の説明図である。
予想パターンと実パターンとの比較工程を説明するため
の説明図である。
予想パターンと実パターンとの比較工程を説明するため
の説明図である。
ターンおよび位相シフトパターンの要部平面図である。
予想パターンと実パターンとの比較工程を説明するため
の説明図である。
ターンおよび位相シフトパターンの要部平面図である。
データ作成方法を説明するフロー図である。
と半導体ウエハ上に形成しようとするパターンとが異な
ることを説明するための説明図である。
と半導体ウエハ上に形成しようとするパターンとが異な
ることを説明するための説明図である。
と半導体ウエハ上に形成しようとするパターンとが異な
ることを説明するための説明図である。
と半導体ウエハ上に形成しようとするパターンとが異な
ることを説明するための説明図である。
と半導体ウエハ上に形成しようとするパターンとが異な
ることを説明するための説明図である。
と半導体ウエハ上に形成しようとするパターンとが異な
ることを説明するための説明図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 マスク基板上にマスクパターンおよび位
相シフトパターンを有するマスクのパターンデータを作
成するマスクのパターンデータ作成方法であって、半導体ウエハに転写されるパターンに対応する開口また
は遮光パターンである実パターンおよび前記実パターン
による半導体ウエハへの転写を補助する開口または遮光
パターンである補助パターンを配置した前記マスクパタ
ーンと、前記マスクパターンに応じてマスクを透過する
光に位相差を生じさせるための位相シフトパターンとを
レイアウトする工程を有し、 前記マスクパターンと前記位相シフトパターンとをレイ
アウトする工程において、 前記パターンデータを前記実
パターンのデータを有する実パターンデータ層と、前記
補助パターンのデータを有する補助パターンデータ層
と、前記位相シフトパターンのデータを有する位相シフ
トパターンデータ層とに分けて格納し、 前記実パターンのデータ、前記補助パターンのデータお
よび前記位相シフトパターンのデータから半導体ウエハ
上に転写されると想定される予想パターンのデータを作
成し、 前記予想パターンと前記実パターンとを比較することに
よりマスクの検査を行う ことを特徴とするマスクのパタ
ーンデータ作成方法。 - 【請求項2】 前記位相シフトパターンデータ層を二以
上のデータ層に分けることを特徴とする請求項1記載の
マスクのパターンデータ作成方法。 - 【請求項3】 マスク基板上にマスクパターンおよび位
相シフトパターンを有するマスクのパターンデータを作
成するマスクのパターンデータ作成方法であって、 半導体ウエハに転写されるパターンに対応する開口また
は遮光パターンである実パターンおよび前記半導体ウエ
ハに転写されるパターンとは対応しない補助的な開口ま
たは遮光パターンである補助パターンを配置した前記マ
スクパターンと、前記マスクパターンに応じてマスクを
透過する光に位相差を生じさせるための位相シフトパタ
ーンとをレイアウトする工程を有し、 前記マスクパターンと前記位相シフトパターンとをレイ
アウトする工程におい て、 前記パターンデータを前記実
パターンのデータを有する実パターンデータ層と、前記
補助パターンのデータを有する補助パターンデータ層
と、前記位相シフトパターンのデータを有する位相シフ
トパターンデータ層とに分けて格納し、 前記実パターンのデータの良否を検査し、その実パター
ンのデータが良となるまで検査および修正を行う第一検
査工程と、前記第一検査工程を経て作成された実パター
ンのデータ、補助パターンのデータおよび位相シフトパ
ターンのデータの合成によって半導体ウエハ上に転写さ
れると想定される予想パターンのデータを作成する工程
と、前記予想パターンと前記第一検査工程後の実パター
ンとを比較し、それらが一致するまで検査および修正を
行う第二検査工程とを有することを特徴とするマスクの
パターンデータ作成方法。 - 【請求項4】 前記位相シフトパターンデータ層を二以
上のデータ層に分けることを特徴とする請求項3記載の
マスクのパターンデータ作成方法。 - 【請求項5】 マスク基板上にマスクパターンおよび位
相シフトパターンを有するマスクの製造方法であって、 半導体ウエハに転写されるパターンに対応する開口また
は遮光パターンである実パターンおよび前記半導体ウエ
ハに転写されるパターンとは対応しない補助的な開口ま
たは遮光パターンである補助パターンを配置した前記マ
スクパターンと、前記マスクパターンに応じてマスクを
透過する光に位相差を生じさせるための位相シフトパタ
ーンとをレイアウトする工程を有し、 前記マスクパターンと前記位相シフトパターンとをレイ
アウトする工程において、 パターンデータを前記実パタ
ーンのデータを有する実パターンデータ層と、前記補助
パターンのデータを有する補助パターンデータ層と、前
記位相シフトパターンのデータを有する位相シフトパタ
ーンデータ層とに分けて格納し、 前記実パターンのデータの良否を検査し、その実パター
ンのデータが良となるまで検査および修正を行う第一検
査工程と、前記第一検査工程を経て作成された実パター
ンのデータ、補助パターンのデータおよび位相シフトパ
ターンのデータの合成によって半導体ウエハ上に転写さ
れると想定される予想パターンのデータを作成する工程
と、前記予想パターンと前記第一検査工程後の実パター
ンとを比較し、それらが一致するまで検査および修正を
行う第二検査工程とを有し、 前記第二検査工程を経て作成された実パターンのデータ
および補助パターンのデータを合成した合成パターンの
データからマスクパターンの描画データを作成する工程
と、前記第二検査工程を経て作成された位相シフトパタ
ーンのデータに基づいて位相シフトパターンの描画デー
タを作成する工程と、前記マスクパターンの描画データ
に基づいてマスク基板上にマスクパターンを形成し、か
つ、前記位相シフトパターンの描画データに基づいてマ
スク基板上に位相シフトパターンを形成する工程とを有
することを特徴とするマスクの製造方法。 - 【請求項6】 前記位相シフトパターンデータ層を二以
上のデータ層に分けることを特徴とする請求項5記載の
マスクの製造方法。 - 【請求項7】 半導体ウエハに転写されるパターンに対
応する開口または遮光パターンである実パターンをレイ
アウトする工程と、 前記実パターンによる半導体ウエハへの転写を補助する
開口または遮光パターンである補助パターンをレイアウ
トする工程と、 前記実パターンおよび補助パターンに応じてマスクを透
過する光に位相差を生じさせるための位相シフトパター
ンをレイアウトする工程とを有し、 前記実パターン、前記補助パターンおよび前記位相シフ
トパターンをレイアウトする工程において、前記実パタ
ーンのデータ、前記補助パターンのデータおよび前記位
相シフトパターンのデータは独立して処理可能に格納さ
れ、 前記実パターンのデータ、前記補助パターンのデータお
よび前記位相シフトパターンのデータから半導体ウエハ
上に転写されると想定される予想パターンのデータを作
成し、前記予想パターンと前記実パターンとを比較する
ことによりマスクパターンの検査を行うことを特徴とす
るマスクのパターンデータ作成方法。 - 【請求項8】 半導体ウエハに転写されるパターンに対
応する開口または遮光パターンである実パターンのデー
タと、パターンの半導体ウエハへの転写を補助するため
に前記実パターンに付加される開口又は遮光パターンで
ある補助パターンのデータと、前記実パターンおよび前
記補助パターンに応じてマスクを透過する光に位相差を
生じさせるための位相シフトパターンのデータとを独立
して処理可能に格納し、 前記実パターンのデータと、前記補助パターンのデータ
および前記位相シフト パターンのデータとを 合成して半
導体ウエハ上に転写されると想定される予想パターンの
データを作成する工程と、 前記予想パターンのデータと前記実パターンのデータと
を比較することにより、マスクの検査を行う工程とを有
することを特徴とするマスクのパターンデータ作成方
法。 - 【請求項9】 前記マスクのパターンデータ作成方法
は、さらに、前記補助パターンをレイアウトし、得られ
た前記補助パターンのデータを補助パターンデータ層に
格納する工程を有することを特徴とする請求項8記載の
マスクのパターンデータ作成方法。 - 【請求項10】 前記マスクのパターンデータ作成方法
は、さらに、前記位相シフトパターンをレイアウトし、
得られた前記位相シフトパターンのデータを位相シフト
パターンデータ層に格納する工程を有することを特徴と
する請求項8または9記載のマスクのパターンデータ作
成方法。 - 【請求項11】 前記マスクのパターンデータ作成方法
は、さらに、前記実パターンをレイアウトし、得られた
前記実パターンのデータを実パターンデータ層に格納す
る工程と、前記実パターンのデータを検査する工程とを
有することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項
記載のマスクのパターンデータ作成方法。 - 【請求項12】 前記マスクのパターンデータ作成方法
は、さらに、前記実パターンのデータと前記補助パター
ンのデータとに基づきマスク基板上に形成されるマスク
パターンの描画データを作成する工程と、前記位相シフ
トパターンのデータに基づき位相シフトパターンの描画
データを作成する工程とを有することを特徴とする請求
項7〜11のいずれか1項に記載のマスクのパターンデ
ータ作成方法。 - 【請求項13】 前記検査は、前記実パターンのデータ
に対して電気的ルールが満足されているか否かを検図す
るものであることを特徴とする請求項7または11記載
のマスクのパターンデータ作成方法。 - 【請求項14】 前記位相シフトパターンのデータは、
二以上のデータ層に分けて格納されていることを特徴と
する請求項7〜13のいずれか1項に記載のマスクのパ
ターンデータ作成方法。 - 【請求項15】 請求項7〜14のいずれか1項に記載
のマスクのパターンデータ作成方法によって作成された
パターンデータに基づき、位相シフトマスクを製造する
ことを特徴とするマスクの製造方法。 - 【請求項16】 マスク基板上にマスクパターンおよび
位相シフトパターンを有するマスクの製造方法であっ
て、 半導体ウエハに転写されるパターンに対応する開口また
は遮光パターンである実パターンおよびパターンの半導
体ウエハへの転写を補助するために前記実パターンに付
加される開口または遮光パターンである補助パターンを
配置した前記マスクパターンと、前記マスクパターンに
応じてマスクを透過する光に位相差を生じさせるための
位相シフトパターンとをレイアウトする工程を有し、 前記マスクパターンと前記位相シフトパターンとをレイ
アウトする工程において、パターンデータを前記実パタ
ーンのデータを有する実パターンデータ層と、前記補助
パターンのデータを有する補助パターンデータ層と、前
記位相シフトパターンのデータを有する位相シフトパタ
ーンデータ層とに分けて格納し、 前記実パターンのデータ、前記補助パターンのデータお
よび前記位相シフトパターンのデータより半導体ウエハ
上に転写されると想定される予想パターンのデータを作
成する工程と、前記予想パターンと前記実パターンとを
比較することにより検査を行う検査工程と、 前記検査工程を経て作成された実パターンのデータおよ
び補助パターンのデータを合成した合成パターンのデー
タからマスクパターンの描画データを作成する工程と、
前記検査工程を経て作成された位相シフトパターンのデ
ータに基づいて位相シフトパターンの描画データを作成
する工程と、前記マスクパターンの描画データに基づい
てマスク基板上にマスクパターンを形成し、かつ、前記
位相シフトパターンの描画データに基づいてマスク基板
上に位相シフトパターンを形成する工程とを有すること
を特徴とするマスクの製造方法。 - 【請求項17】 前記位相シフトパターンデータ層を二
以上のデータ層に分けることを特徴とする請求項16記
載のマスクの製造方法。
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