JP3686129B2 - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、半導体集積回路装置の製造技術に関し、特に、露光処理に際して位相シフト・リソグラフィ技術を用いる半導体集積回路装置の製造方法に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フォトマスク上の回路パターンをg線(436nm)やi線(365nm)等のような光を使用して半導体基板上に転写するフォトリソグラフィ技術においては、半導体集積回路装置の素子集積度の向上に伴って、良好に転写することのできるパターンの最小加工寸法に限界が生じつつある。
【0003】
この良好に転写可能なパターンの最小加工寸法を小さくする方法として、露光光の波長をさらに短くすることが考えられるが、現実には、様々な問題があり、簡単に光の波長を短くすることはできない。
【0004】
そこで、露光波長を変えることなく解像度を向上させるために露光装置における光学系の開口数(NA)を大きくする技術がある。しかし、この場合、NAの増大や短波長の光の使用に伴い、焦点深度が極端に浅くなる問題があった。
【0005】
このため、焦点深度を浅くすることなく解像度の向上を図る様々な露光技術が検討されており、その代表的な手段として位相シフト・マスクを用いる位相シフト・リソグラフィ技術がある。
【0006】
位相シフト・リソグラフィ技術は、位相シフトマスク(レチクルも含む)を透過する光の位相を操作することによって、投影像の分解能およびコントラストを向上させる技術であり、位相シフトマスク上の所定の位置には透過光に位相差を生じさせる位相シフタが形成されている。
【0007】
例えば、特公昭62−59296号公報には、遮光領域を挾んで互いに隣接する一対の光透過領域の一方に透明膜を設けることにより、露光処理に際して、これら2つの光透過領域を透過した光の間に位相差を生じさせ、その干渉光が半導体ウエハ上の遮光領域となる個所で弱め合うように操作する位相シフト技術が開示されている。
【0008】
また、特開昭62−67514号公報には、マスクの遮光領域の一部を除去して微細な開口パターンを形成した後、この開口パターンまたはその近傍に存在する光透過領域のいずれか一方に透明膜を設けることにより、透光領域を透過した光と開口パターンを透過した光との間に位相差を生じさせ、透光領域を透過した光の振幅分布が横方向に広がるのを防止する位相シフト技術が開示されている。
【0009】
また、特開平2−140743号公報には、マスクの透光領域の一部に位相シフタを設けることにより、透過光に位相差を生じさせ、位相シフタ境界部を強調させる位相シフト技術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、位相シフト・リソグラフィ技術においては、単純な繰り返しパターンの転写に適用する場合は問題ないが、半導体集積回路装置を構成するパターン等のような複雑なパターンの転写に適用する場合には、位相シフタの配置の仕方等が難しく、パターンを良好に転写することができない場合が生じる問題がある。
【0011】
例えばDRAMの互いに隣接するワード線間において、ビット線用の接続孔やキャパシタ用の接続孔が配置される領域は、その接続孔の合わせ余裕等をとる関係上、そのワード線同士の間隔が他のワード線隣接領域における間隔よりも広くなる箇所がある。
【0012】
このようなワード線を位相シフトマスクを用いて転写する場合、互いに隣接する光透過領域(ワード線転写用)のいずれか一方の上に位相シフタを配置するが、上述したように、隣接する光透過領域間に間隔の異なる領域があると、その箇所で光の位相を良好に操作することができなくなる結果、本来幅広となってほしい箇所が細ってしまったり、細くていい箇所が太ってしまったりする等、形状や寸法等が設計通りにできなくなり、パターンを良好に転写することができない場合が生じる。
【0013】
また、例えばDRAMにおいては、全体のメモリ容量が増大する傾向にあり、素子集積度の向上が図られているが、素子集積度の向上に伴って隣接するキャパシタパターンの間隔も狭くなっている。
【0014】
このため、キャパシタ用の接続孔を位相シフトマスクを用いて転写する場合、接続孔を開けるための光透過領域の周囲に補助パターンを配置するが、上述するように隣接するキャパシタパターンの間隔が狭くなるにつれて、ただ単に補助パターンを配置したのでは、隣接する補助パターン同士を透過した光の干渉等によってその補助パターンの間に当たる位置、すなわち、本来パターンが形成されないはずの領域にパターンが形成されてしまう場合が生じる。
【0015】
本発明の目的は、位相シフタを有するフォトマスクを用いて所定のパターンを転写する場合において、転写パターンの形状および寸法を設計パターンに忠実に転写することのできる技術を提供することにある。
【0016】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0018】
本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、半導体基板上に互いに平行に延在する複数の配線を設けてなる半導体集積回路装置の製造方法であって、以下の工程を有するものである。
【0019】
(a)前記半導体基板上に配線形成用の導体膜を堆積した後、その導体膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程。
【0020】
(b)前記複数の配線を転写するために設けられた互いに平行に延在する複数の光透過領域を備え、かつ、前記複数の光透過領域のうち、互いに隣接する光透過領域のいずれか一方に透過光の位相を変える位相シフタを配置してなるフォトマスクであって、前記互いに隣接する光透過領域の間に、その光透過領域の延在方向に沿って常に一定の間隔を形成するような遮光領域を設けてなるフォトマスクを用意する工程。
【0021】
(c)前記フォトレジスト膜に、前記フォトマスクを介して露光光を照射することにより、前記複数の配線のパターンを転写する工程。
【0022】
(d)前記フォトレジスト膜に転写された配線のパターンをマスクとして、前記配線形成用の導体膜をパターニングすることにより、前記複数の配線を形成する工程。
【0023】
また、本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、半導体基板上に幅広領域と幅の狭い領域とを有する配線を設けてなる半導体集積回路装置の製造方法であって、以下の工程を有するものである。
【0024】
(a)前記半導体基板上に配線形成用の導体膜を堆積した後、その導体膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程。
【0025】
(b)前記配線を転写するために設けられ、幅広領域と幅の狭い領域とを有する光透過領域を備えてなるフォトマスクであって、前記光透過領域の幅広領域の一部に遮光領域を配置するとともに、前記光透過領域を取り囲む遮光領域において、前記光透過領域の幅広領域と幅の狭い領域との境界領域の近傍に、その光透過領域を透過する光とは逆位相の光を形成するような微細な光透過領域からなる補助パターンを配置してなるフォトマスクを用意する工程。
【0026】
(c)前記フォトレジスト膜に、前記フォトマスクを介して露光光を照射することにより、前記配線のパターンを転写する工程。
【0027】
(d)前記フォトレジスト膜に転写された配線のパターンをマスクとして、前記配線形成用の導体膜をパターニングすることにより、前記配線を形成する工程。
【0028】
また、本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、半導体基板上に所定の層間を接続する複数の接続孔を有する半導体集積回路装置の製造方法であって、以下の工程を有するものである。
【0029】
(a)前記半導体基板上にフォトレジスト膜を堆積する工程。
【0030】
(b)前記複数の接続孔を転写するために設けられた複数の光透過領域と、その各々の光透過領域の周囲に設けられた補助パターンとを備え、かつ、前記複数の光透過領域または前記補助パターンのいずれか一方に透過光の位相を変える位相シフタを配置してなるフォトマスクであって、前記複数の光透過領域の各々に、周囲の環境に応じて非対称的に補助パターンを配置してなるフォトマスクを用意する工程。
【0031】
(c)前記フォトレジスト膜に、前記フォトマスクを介して露光光を照射することにより、前記複数の接続孔のパターンを転写する工程。
【0032】
(d)前記フォトレジスト膜に転写された接続孔のパターンをマスクとして接続孔を穿孔する工程。
【0033】
【作用】
上記した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、例えば互いに隣接するワード線転写用の光透過領域の間隔を、各々の間隔ラインの中で一定としたことにより、互いに隣接する光透過領域を透過した光の位相差操作を、その双方の光透過領域間の全領域において設計通り(誤差を含む)に良好に行うことが可能となる。この結果、転写パターン(ワード線WL)の形状および寸法を設計通り忠実に形成することが可能となる。
【0034】
また、上記した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、例えばビット線形成用の各光透過領域の幅広領域内に微細な遮光領域を配置するとともに、周囲の遮光領域において光透過領域の幅広領域と幅の狭い領域との境界領域の近傍に補助パターンを配置したことにより、その光透過領域の幅広領域と幅の狭い領域との面積比の違いに起因する透過光の大幅な変動を抑えることができるので、光透過領域の幅広領域および幅の狭い領域を設計通りに良好に転写することが可能となる。この結果、転写パターン(ビット線BL)の形状および寸法を設計通りに形成することが可能となる。
【0035】
また、上記した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、例えばキャパシタ用の接続孔形成用の光透過領域の配置状態に応じて、その四辺に配置される補助パターンをその寸法を変える等、非対称的に配置することにより、無用なパターンを転写することなく、その接続孔用の光透過領域を良好に転写することが可能となる。この結果、キャパシタ用の接続孔の形状および寸法を設計通りに形成することが可能となる。
【0036】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する(なお、実施例を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する)。
【0037】
(実施例1)
本実施例1の半導体集積回路装置は、例えば64MビットDRAMである。ただし、ワードビット構成はこれに限定されるものではなく種々変更可能である。このDRAMが形成された半導体チップの要部の回路ブロック構成を図1に示す。
【0038】
半導体チップに配置されたメモリセル領域Mには、複数個のメモリセルMCが図1の縦横方向に敷き詰められている。このメモリセルMCは、High(以下、単に“H”と略す)信号レベルまたはLow(以下、単に“L”と略す)信号レベルの2値データのうち、いずれか一方を記憶するメモリの最小単位であり、1つのメモリセル選択MOS・FETQsと、1つのキャパシタCとから構成されている。
【0039】
このようなメモリセルMCは、相補形のビット線BL,/BLと、これに直交して延在するワード線WLとの交点近傍に配置されている。なお、/ BLの“/ ”はアクティブロウを示している。また、ビット線BL,/BLに接続されたメモリセルMCのキャパシタCの一方の端子は、例えば電源電圧VDD/2の電位に設定されている。
【0040】
この相補形のビット線BL,/BLは、図1の縦方向にm列配置されており、個々のビット線BL,/BLには、n個のメモリセルMCが電気的に接続されている。そして、この相補形のビット線BL,/BLは、図1の横方向に延在され、センスアンプ回路SAおよび列選択MOS・FETQyを介してカラムデコーダ回路CDおよびカラムドライバ回路と電気的に接続されている。
【0041】
センスアンプ回路SAは、ビット線BLに伝送された微小電圧(または電流)を検知して増幅する回路であり、データ入出力信号配線I/O,/I/Oを介してメインアンプMAに接続され、さらにデータ出力バッファ回路DOBと電気的に接続されている。なお、/ BLの“/ ”はアクティブロウを示している。
【0042】
すなさち、ビット線BL,/BLの微小信号は、ローカル入出力信号配線I/O,/I/Oを介してメインアンプMAに伝わり、メインアンプMAで増幅され、さらに、データ出力信号配線DOL,/DOLを介してデータ出力バッファ回路DOBに伝送されるようになっている。
【0043】
データ出力バッファ回路DOBは、メモリセルMCから読み出された信号を途中の配線経路で減衰させずに外部装置に伝送できるように増幅するための回路であり、出力端子Dout と電気的に接続されている。なお、/ DOLの“/ ”はアクティブロウを示している。
【0044】
また、カラムデコーダ回路CDは、カラムアドレスバッファ回路からの信号を受けて所定の1本の列選択信号配線YSLを選択する回路である。カラムドライバ回路は、カラムデコーダ回路CDからの信号により所定の1本のカラム選択配線に選択パルス電圧を供給する回路である。
【0045】
また、カラムアドレスバッファ回路は、複数のアドレス信号を、タイミング発生回路からのカラム選択信号にしたがって取り込み保持するとともに、これらのカラムアドレス信号をもとに相補内部アドレス信号Aを形成する回路である。
【0046】
一方、ワード線WLは、図1の横方向にn行配置されており、個々のワード線WLには、m個のメモリセルMCが電気的に接続されている。そして、このワード線WLは、図1の縦方向に延在され、ロウデコーダ回路およびロウドライバ回路と電気的に接続されている。
【0047】
ロウデコーダ回路は、ロウアドレスバッファ回路からの信号を受けて所定の1本のワード線WLを選択する回路である。ロウデコーダ回路には、ロウアドレスバッファ回路からi+1ビットの相補内部アドレス信号が供給される。
【0048】
ロウアドレスバッファ回路は、アドレスマルチプレクサ回路から伝送されるロウアドレス信号を、タイミング発生回路から供給されるタイミング信号にしたがって取り込み保持する。また、ロウドライバ回路は、ロウデコーダ回路からの信号により所定の1本のワード線WLに選択パルス電圧を供給する回路である。なお、このDRAMの電源電圧は、例えば3.3V程度、接地電圧は、例えば0V程度である。
【0049】
このDRAMのメモリセル領域における要部断面図および要部平面図を図2および図3〜図6に示す。また、このDRAMの周辺回路領域における要部断面図を図7に示す。なお、図2のメモリセル領域Mは図3〜図6のII−II線における断面図を示している。
【0050】
DRAMを構成する半導体基板1sは、例えばp- 形のシリコン(Si)単結晶からなり、その上部には、素子分離用のフィールド絶縁膜2が形成されている。
【0051】
このフィールド絶縁膜2は、例えば二酸化シリコン(SiO2 )からなり、図3に示すように、フィールド絶縁膜2に囲まれた領域が素子の活性領域Aとなる。
【0052】
この活性領域Aは、例えば平面逆V字状に形成されている。この活性領域Aは、図3の横方向に沿って、所定の距離を隔てて配置されている。ただし、図3の縦方向に隣接する活性領域A, A同士は、その横方向長さの半分だけ横方向に相対的にずれた状態で配置されている。なお、長さL1 は、例えば0.4μm程度、また、長さL2 は、例えば0.35μm程度である。
【0053】
また、メモリセル領域Mにおける半導体基板1sの上部には、pウエル3pが形成されている。このpウエル3pには、例えばp形不純物のホウ素が導入されている。そして、このpウエル3p上には、上記したメモリセルMCが形成されている。
【0054】
このメモリセルMCは、1つのメモリセル選択MOS・FET(以下、選択MOSという)4(上記回路図上のQsにあたる)と、1つのキャパシタ5(上記回路図上のCにあたる)とから構成されている。この1個のメモリセルMCのサイズは、例えば1.15μm2 程度である。
【0055】
選択MOS4は、半導体基板1sの上部に互いに離間して形成された一対の半導体領域4a, 4bと、半導体基板1s上に形成されたゲート絶縁膜4cと、ゲート絶縁膜4c上に形成されたゲート電極4dとを有している。
【0056】
半導体領域4a, 4bは、選択MOS4のソース領域およびドレイン領域を形成するための領域であり、この半導体領域4a, 4bには、例えばn形不純物のリンまたはヒ素(As)が導入されている。なお、この半導体領域4a, 4bの間に選択MOS4のチャネル領域が形成されている。
【0057】
なお、選択MOS4のゲート電極4d下のチャネル領域は、平面で見たときに屈折した上辺と下辺とを有しているが、その屈折角度は135°以上に設計されているので、チャネル領域の上辺と下辺でほぼ同じバーズビークの伸びおよびフィールド絶縁膜2の端部の形状が得られるようになっている。
【0058】
これにより、本実施例1によれば、選択MOS4のチャネル領域の表面に段差が形成され難くなるので、チャネル領域の全面にほぼ同じ深さに不純物をイオン注入により導入することが可能となっている。このため、均一な不純物濃度分布を有するチャネル領域を得ることができるので、選択MOS4のしきい値電圧の変動を防ぐことが可能となっている。
【0059】
ゲート絶縁膜4cは、例えばSiO2 からなる。また、ゲート電極4dは、例えば低抵抗ポリシリコン膜からなる導体膜4d1 上に、例えばタングステンシリサイド(WSi2 )からなる導体膜4d2 を堆積して形成されている。この導体膜4d2 により、ゲート電極4dの低抵抗化を図っている。ただし、ゲート電極4dは、低抵抗ポリシリコンの単体膜で形成しても良し、タングステン等のような所定の金属でも良い。
【0060】
このゲート電極4dは、ワード線WLの一部でもある。このワード線WLは、図4に示すように、上記した活性領域Aの延在方向に対して直交する方向に直線状に延在するように形成されている。
【0061】
ワード線WLのうち、活性領域Aと交差する部分は、選択MOS4のゲート電極4dを構成する部分であり、所定のしきい値電圧を得るために必要な一定の幅(Lg)を有し、ワード線WLの他の部分よりも幅広となっている。このワード線WLの幅広部分の幅Lgは、例えば0.44μm程度である。また、ワード線WLの幅の狭い部分の幅L3 は、例えば0.3μm程度である。
【0062】
このワード線WLの幅広部分は、ワード線WLの一部がワード線WLの一方の側面から突出することで形成されている。ただし、その突出部が向かい合うように互いに隣接するワード線WL同士は、その突出部の位置が図4の縦方向に互いにずれるように、すなわち、その隣接するワード線WLの突出部と凹部とがかみ合うように配置されている。なお、Lgの寸法を有するワード線WLの領域は、少なくとも製造プロセスにおけるマスク合わせ余裕寸法に相当する分、活性領域Aの幅よりも広く設けられている。
【0063】
ところで、本実施例1においては、その突出部が向かい合うように互いに隣接するワード線WLの間隔L4a1,L4a2 が、ワード線WLの延在方向において常に一定となっており、例えば0.3μ程度に設定されている。また、突出部の無い側が向かい合うように互いに隣接するワードWLの間隔L4bも、ワード線WLの延在方向において常に一定となっており、例えば0.3μm程度に設定されている。
【0064】
すなわち、本実施例1においては、互いに隣接するワード線WLの間隔L4a1,L4a2 および間隔L4bが各々の間隔ラインの中で常に一定になるように設定されている。また、互いに隣接するワード線WLの間隔L4およびワード線WLの細い部分の幅L3が同一になっている。
【0065】
このゲート電極4d(ワード線WL)の上面および側面は、絶縁膜6a, 6bを介してキャップ絶縁膜(第1キャップ絶縁膜)7aおよびサイドウォール(第1側壁絶縁膜)7bによって被覆されている。これらのキャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bは、層間絶縁膜8a〜8cによって被覆されている。
【0066】
そして、層間絶縁膜8a〜8cには、半導体基板1sの上層部の半導体領域4aが露出するような接続孔9a1 が形成され、層間絶縁膜8a, 8bには、半導体基板1sの上層部の半導体領域4bが露出するような接続孔9b1 が形成されている。これら接続孔9a1,9b1 の寸法は、例えば0.36μm×0.36μ程度である。
【0067】
絶縁膜6a, 6bは、例えばSiO2 からなる。また、本実施例1においては、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bが、例えば窒化シリコンからなる。
【0068】
絶縁膜6a, 6bは、例えば次の2つの機能を有している。すなわち、第1は、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bを形成する際にその成膜処理装置内が導体膜4d2の構成金属元素で汚染されるのを防止する機能である。第2は、半導体集積回路装置の製造工程における熱処理等に際し、熱膨張差に起因してキャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bに加わるストレスを緩和する機能である。
【0069】
キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bは、層間絶縁膜8a, 8bに接続孔9a1,9b1 を形成する際にエッチングストッパとして機能し、互いに隣接するワード線WL間に接続孔9a1,9b1 を自己整合的に形成するための膜として機能している。すなわち、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bは、ワード線WLの幅方向における接続孔9a1,9b1 の寸法を規定している。
【0070】
このため、例えば接続孔9a1,9b1 がワード線WLの幅方向(図3の左右方向)に多少ずれたとしても、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bがエッチングストッパとして機能するので、その接続孔9a1,9b1 からワード線WLの一部が露出するようなこともない。したがって、接続孔9a1,9b1 の位置合わせ余裕を小さくすることができる。
【0071】
なお、接続孔9a1,9b1 がワード線WLの長手方向(図3の上下方向)にずれたとしても、ここでは層間絶縁膜8a, 8bの厚さがある程度確保されているので、接続孔9a1,9b1 から半導体基板1sの上面が露出することもない。
【0072】
層間絶縁膜8aは、例えばSiO2 からなり、層間絶縁膜8bは、例えばBPSG(Boro Phospho Silicate Glass)からなる。この層間絶縁膜8aは、その上層の層間絶縁膜8b中のホウ素またはリンが下層の半導体基板1sに拡散するのを防止する機能を有している。
【0073】
また、層間絶縁膜8bは、配線層の下地を平坦にする機能を有している。これにより、フォトリソグラフィのマージンを確保することができ、接続孔9a1,9b1 や配線のパターン転写精度を向上させることができるようになっている。
【0074】
層間絶縁膜8b上には、例えばSiO2 からなる層間絶縁膜8cが形成されている。この層間絶縁膜8cは、後述するビット線形成工程時等において、層間絶縁膜8bからキャップ絶縁膜7aの一部が露出していると、その露出部分がエッチングされてワード線WLが露出してしまう場合があるので、それを防止するための膜である。したがって、そのような問題が生じない場合には、設けなくても良い。
【0075】
層間絶縁膜8c上には、ビット線BLが形成されている。このビット線BLは、例えば低抵抗ポリシリコンからなる導体膜(第2導体膜)BL1 の上層に、例えばWSi2 からなる導体膜(第2導体膜)BL2 が堆積されてなり、接続孔9a1 を介して半導体領域4aと電気的に接続されている。
【0076】
導体膜BL1 と層間絶縁膜8cとの間には、接続孔9a1 を形成する際にエッチングマスクとなったマスク膜(第2マスク膜)10bが残されている。このマスク膜10bは、接続孔9a1 形成時におけるエッチング選択比を高くするための膜で、例えば低抵抗ポリシリコンからなり、ビット線BLの一部でもある。
【0077】
ビット線BLおよび接続孔9a1 の平面図を図5に示す。ビット線BLは、ワード線WLの延在方向に直交するように図5の横方向に直線状に延在している。ビット線BLにおいて、活性領域Aの中央に位置する部分には突出部が形成されており、この突出部にビット線用の接続孔9b1 が配置されている。
【0078】
ビット線BLの中心線は、ビット線用の接続孔9a1 の中心に必ずしも一致させる必要はないが、一致させない場合には、ビット線BLはキャパシタ用の接続孔9b1,9b2 (図2参照)を完全に囲むための突出部を必要とする。
【0079】
なお、ビット線BLに上記突出部を形成すると、その突出部と、その突出部側に隣接するビット線BLとの間で短絡不良が生じる可能性がある。このため、その隣接するビット線BLのうち、突出部が向かい合う部分を突出部から離れるように少し屈曲させている。
【0080】
このビット線BLの幅L5 は、例えば0.28μm程度、ビット線BLの突出部とそれに隣接するビット線BLとの間隔L6は、例えば0.3μm程度、互いに隣接するビット線BLの間隔L7 は、例えば0.58μm程度である。
【0081】
ビット線BLの上面および側面は、絶縁膜6c, 6dを介してキャップ絶縁膜(第2キャップ絶縁膜)11aおよびサイドウォール(第2側壁絶縁膜)11bによって被覆されている。このキャップ絶縁膜11aおよびサイドウォール11bは、層間絶縁膜8c等に接続孔9b2 を形成する際にエッチングストッパとして機能し、互いに隣接するビット線BL間に接続孔9b2 を自己整合的に形成するための膜として機能している。すなわち、キャップ絶縁膜11aおよびサイドウォール11bは、ビット線BLの幅方向における接続孔9b1,9b2 の寸法を規定している。
【0082】
したがって、例えば接続孔9b1,9b2 がビット線BLの幅方向(図の上下方向)に多少ずれたとしても、キャップ絶縁膜11aおよびサイドウォール11bがエッチングストッパとして機能するので、その接続孔9b1,9b2 が素子分離領域に入り込み過ぎることもない。このため、接続孔9b1,9b2 の位置合わせ余裕を小さくすることができる。
【0083】
さらに、このキャップ絶縁膜11aおよびサイドウォール11bは、絶縁膜12によって被覆されている。この絶縁膜12は、キャパシタ5を形成した後の下地の絶縁膜を除去する際にエッチングストッパとして機能する膜であり、例えば窒化シリコンからなる。
【0084】
この絶縁膜12の厚さは、例えば100〜500Å、好ましくは250Å程度に設定されている。これ以上厚いと、ダングリングボンドを終端するための最終的な水素アニール処理時に、水素が窒化シリコン膜で捕縛あるいは水素の移動が阻止されてしまい、充分な終端効果が得られなくなってしまうからである。
【0085】
このビット線BLの上層には、例えば円筒形のキャパシタ5が形成されている。すなわち、本実施例1のDRAMは、COB(Capacitor Over Bitline)構造となっている。キャパシタ5は、第1電極(第3導体膜)5a上にキャパシタ絶縁膜5bを介して第2電極5cが形成され構成されている。
【0086】
第1電極5aは、例えば低抵抗ポリシリコンからなり、接続孔9b1 内に埋め込まれた導体膜(第1導体膜)13を通じて選択MOS4の一方の半導体領域4bと電気的に接続されている。導体膜13は、例えば低抵抗ポリシリコンからなる。
【0087】
このキャパシタ5の第1電極5aおよびキャパシタ5用の接続孔9b1,9b2 の平面図を図6に示す。第1電極5aは、ビット線BL用の接続孔9a1 の両側に1個ずつ配置されている。個々の第1電極5aは、例えば互いに隣接する2つのワード線WLをまたぐように長方形状に形成されており、その横方向の長さは、例えば1.14μm程度、縦方向の長さは、例えば0.56μm程度である。
【0088】
キャパシタ絶縁膜5bは、例えば窒化シリコン膜上にSiO2 膜が堆積されて形成されている。また、第2電極5cは、例えば低抵抗ポリシリコンからなり、所定の配線と電気的に接続されている。
【0089】
なお、キャパシタ5の第1電極5aの下部のマスク膜(第3マスク膜)10cは、接続孔9b2 を穿孔する際にマスクとして用いた膜である。このマスク膜10cは、例えば低抵抗ポリシリコンからなり、キャパシタ5の第1電極5aの一部となっている。
【0090】
一方、図7に示すように、周辺回路領域Pにおける半導体基板1sの上部には、pウエル3pおよびnウエル3nが形成されている。このpウエル3pには、例えばp形不純物のホウ素が導入されている。また、nウエル3nには、例えばn形不純物のリンまたはAsが導入されている。そして、このpウエル3p上およびnウエル3n上には、例えばnMOS14およびpMOS15が形成されている。
【0091】
これらのnMOS14およびpMOS15によって、DRAMのセンスアンプ回路、カラムデコーダ回路、カラムドライバ回路、ロウデコーダ回路、ロウドライバ回路、I/Oセレクタ回路、データ入力バッファ回路、データ出力バッファ回路および電源回路等のような周辺回路が形成されている。
【0092】
nMOS14は、pウエル3pの上部に互いに離間して形成された一対の半導体領域14a, 14bと、半導体基板1s上に形成されたゲート絶縁膜14cと、ゲート絶縁膜14c上に形成されたゲート電極14dとを有している。
【0093】
半導体領域14a, 14bは、nMOS14のソース領域およびドレイン領域を形成するための領域であり、この半導体領域14a, 14bには、例えばn形不純物のリンまたはAsが導入されている。なお、この半導体領域14a, 14bの間にnMOS14のチャネル領域が形成されている。
【0094】
ゲート絶縁膜14cは、例えばSiO2 からなる。また、ゲート電極14dは、例えば低抵抗ポリシリコンからなる導体膜14d1 上にWSi2 からなる導体膜14d2 が堆積されてなる。ただし、ゲート電極14dは、例えば低抵抗ポリシリコンの単体膜で形成しても良いし、金属で形成しても良い。
【0095】
ゲート電極14dの上面および側面には、絶縁膜6a, 6bを介してキャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bが形成されている。絶縁膜6a, 6bは、上記したメモリセル領域Mの絶縁膜6a, 6bと同一の機能を有しており、例えばSiO2 からなる。
【0096】
また、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bは、例えば窒化シリコンからなる。ただし、この場合のサイドウォール7bは、主としてLDD(Lightly Doped Drain)構造を構成するための膜である。
【0097】
pMOS15は、nウエル3nの上部に互いに離間して形成された一対の半導体領域15a, 15bと、半導体基板1s上に形成されたゲート絶縁膜15cと、ゲート絶縁膜15c上に形成されたゲート電極15dとを有している。
【0098】
半導体領域15a, 15bは、pMOS15のソース領域およびドレイン領域を形成するための領域であり、この半導体領域15a, 15bには、例えばp形不純物のホウ素が導入されている。なお、この半導体領域15a, 15bの間にpMOS15のチャネル領域が形成されている。
【0099】
ゲート絶縁膜15cは、例えばSiO2 からなる。また、ゲート電極15dは、例えば低抵抗ポリシリコンからなる導体膜15d1 上にWSi2 からなる導体膜15d2 が堆積されてなる。ただし、ゲート電極15dは、例えば低抵抗ポリシリコンの単体膜で形成しても良いし、金属で形成しても良い。
【0100】
ゲート電極15dの上面および側面には、絶縁膜6a, 6bを介してキャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bが形成されている。絶縁膜6a, 6bは、上記したメモリセル領域Mの絶縁膜6a, 6bと同一の機能を有しており、例えばSiO2 からなる。
【0101】
また、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bは、例えば窒化シリコンからなる。ただし、この場合のサイドウォール7bは、主としてLDD構造を構成するための膜である。
【0102】
このnMOS14およびpMOS15は、上記した層間絶縁膜8a〜8cによって被覆されており、その層間絶縁膜8c上には、上記した絶縁膜12が堆積されている。さらに、このようなメモリセル領域Mおよび周辺回路領域Pにおいて、絶縁膜12上には、層間絶縁膜8dが形成されており、これによってキャパシタ5の第2電極5bが被覆されている。
【0103】
層間絶縁膜8dは、例えばSiO2 からなる絶縁膜8d1 上に、例えばBPSGからなる絶縁膜8d2 が堆積されて形成されている。絶縁膜8d1 は、その上層の絶縁膜8d2 中のホウ素またはリンがキャパシタ5の第2電極5c側等に拡散するのを防止する機能を有している。
【0104】
次に、本実施例1の半導体集積回路装置の製造工程である露光工程で用いるフォトマスク(レチクルを含む)を図8〜図21によって説明する。ここで、図8、図10、図13、図15および図19においては、図面を見易くするため、遮光領域を斜線で示し、位相シフタが配置された領域を点によるハッチングで示してある。なお、この遮光領域は、例えばクロム(Cr)膜等によって形成されている。また、マスク基板は、例えば合成石英等からなる。
【0105】
図8は上記したDRAMのメモリセル領域Mのフィールド絶縁膜2や活性領域A(図2および図3参照)を形成する際に用いるフォトマスクPM1 の要部平面図である。
【0106】
このフォトマスクPM1 には、例えば平面逆V字状の複数個の光透過領域P1 が規則的に配置されている。この光透過領域P1 は、図8の横方向に沿って、所定の距離を隔てて配置されている。ただし、図8の縦方向に隣接する光透過領域P1 同士は、その各々の中心がその横方向長さの半分だけ図8の横方向に相対的にずれた状態で配置されている。なお、長さLm1 は、例えば2μm程度、また、長さLm2 は、例えば1.75μm程度である。
【0107】
また、図8の縦方向に並んでいる光透過領域P1 の行には一行おきに位相シフタPS1 が各の光透過領域P1 に重なるように配置されている。この位相シフタPS1 は、透過光の位相差を変える機能部であり、例えば二酸化シリコン等のような透明な絶縁膜をSOG法等によってフォトマスクPM1 上に堆積した後、その絶縁膜をフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術によってパターニングすることによって形成されている。
【0108】
このようなフォトマスクPM1 によってポジ形のフォトレジスト膜に転写されたパターンを図9に示す。点によるハッチング部分はフォトレジスト膜PR1 が残されている部分、白抜き部分はフォトレジスト膜PR1 が除去された部分である。なお、フォトレジスト膜PR1 をネガ形にすることで、図9の白抜き部分にフォトレジスト膜が残るようにすることもできる。
【0109】
次いで、図10は上記したDRAMのメモリセル領域Mのワード線WL(図2および図4参照)を形成する際に用いるフォトマスクPM2 の要部平面図である。また、図11は図10のXI−XI線の断面図である。
【0110】
このフォトマスクPM2 には、例えば直線状の複数の光透過領域P2 が図10の横方向に沿って規則的に並んで配置されている。また、図10の横方向に並んでいる光透過領域P2 の列には一列おきに位相シフタPS2 が各の光透過領域P2 に重なるように配置されている。この位相シフタPS2 の機能、材料および形成方法は上記した位相シフタPS1 (図8参照)と同じである。
【0111】
この光透過領域P2 には、その延在方向の所定間隔毎に、その一方の側面から図10の横方向に突出して他の部分よりも幅広となっている領域が形成されている。ただし、図10の横方向に隣接する光透過領域P2 同士は、その突出領域の位置が図10の縦方向に互いにずれあうように配置されている。光透過領域P2 の幅広領域の幅Lm3 は、例えば2.2μm程度、細い領域の幅Lm4 は、例えば1.5μm程度である。
【0112】
ところで、本実施例1においては、その突出部が向き合うように互いに隣接する光透過領域P2 の間隔Lm5a(Lm5a1,Lm5a2 )がその間隔ラインの中で一定になっており、例えば1.5μm程度に設定されている。
【0113】
また、突出部が無い側が向き合うように互いに隣接する光透過領域P2 の間隔Lm5bもその間隔ラインの中で一定になっており、例えば1.5μm程度に設定されている。
【0114】
すなわち、本実施例1においては、互いに隣接する光透過領域P2 の間隔Lm5a, Lm5bが各々の間隔ラインの中で一定となっている。また、互いに隣接する光透過領域P2 の間隔Lm5a, Lm5bおよび光透過領域P2 の細い部分の幅Lm4 が等しくなっている。
【0115】
これらにより、互いに隣接する光透過領域P2 を透過した光の位相差操作を、その双方の光透過領域P2 間の全領域において設計通り(誤差を含む)に良好に行うことが可能となる。この結果、転写パターンの形状および寸法を設計通り(誤差を含む)に形成することが可能となっている。
【0116】
このようなフォトマスクPM2 によってネガ形のフォトレジスト膜に転写されたパターンを図12に示す。点によるハッチング部分がフォトレジスト膜PR2 が残されている部分である。ここには、所定間隔毎に幅広領域を有するような直線状のフォトレジスト膜PR2 のパターンが形成されている。
【0117】
また、白抜き部分がフォトレジスト膜が除去された部分である。なお、フォトレジスト膜PR2 をポジ形にすることで、図12の白抜き部分にフォトレジスト膜が残るようにすることもできる。
【0118】
次いで、図13は上記したDRAMのメモリセル領域Mのビット線用の接続孔9a1 (図2および図5参照)を形成する際に用いるフォトマスクPM3 の要部平面図である。
【0119】
フォトマスクPM3 には、例えば正方形状の複数の光透過領域P3 が規則的に配置されている。個々の光透過領域P3 の寸法は、例えば1.8μm×1.8μm程度である。
【0120】
この各々の光透過領域P3 には位相シフタPS3 が重なるように配置されている。この位相シフタPS3 の機能、材料および形成方法は上記した位相シフタPS1 (図8参照)と同じである。
【0121】
また、その各々の光透過領域P3 の四辺近傍には、補助パターンPA1 が配置されている。補助パターンPA1 は、主となる光透過領域P3 と、補助パターンPA1 とを透過した各々の光に位相差を生じさせることで、転写パターンのエッジのコントラストを増大させて良好なパターンを転写するための機能部であり、例えば長方形状の光透過領域からなる。
【0122】
主となる光透過領域P3 と、その四辺近傍の各々の補助パターンPA1 との間隔Lm6 は透過光の位相を良好に操作するために等しくなっており、例えば0.8μm程度に設定されている。また、各補助パターンPA1 の大きさも全て等しく、例えば1.0μm×1.7μm程度である。
【0123】
このようなフォトマスクPM3 によってポジ形のフォトレジスト膜に転写されたパターンを図14に示す。点によるハッチング部分がフォトレジスト膜PR3 が残されている部分、正方形状の白抜き部分がフォトレジスト膜が除去された部分である。なお、フォトレジスト膜PR3 をネガ形にすることで、図14の白抜き部分にフォトレジスト膜が残るようにすることもできる。
【0124】
次いで、図15は上記したDRAMのメモリセル領域Mのビット線BL(図2および図5参照)を形成する際に用いるフォトマスクPM4 の要部平面図である。また、図16(a), (b)はそれぞれ図15のXVIa−XVIa線およびXVIb−XVIb線の断面図である。
【0125】
フォトマスクPM4 には、例えば直線状の複数の光透過領域P4 が図15の縦方向に沿って並んで配置されている。そして、図15の縦方向に並ぶ光透過領域P4 の行の一行おきに位相シフタPS4 がその光透過領域P4 に重なるように配置されている。この位相シフタPS4 の機能、材料および形成方法は上記した位相シフタPS1 (図8参照)と同じである。
【0126】
各光透過領域P4 には所定の間隔毎に幅広領域が形成されている。各光透過領域P4 の幅広部分の幅Lm7aは、例えば2.95μm程度、幅Lm7bは、例えば3μm程度、細い部分の幅Lm8 は、例えば1.4μm程度である。また、間隔Lm9aは、例えば2.9μm程度、間隔Lm9bは、例えば1.5μm程度である。
【0127】
ところで、本実施例1においては、各光透過領域P4 の幅広領域内に、例えば正方形状の遮光領域S1 が配置されている。この遮光領域S1 の寸法は、例えば0.2μm×0.2μm程度であり、幅広領域の端からの距離は、例えば1μm程度である。
【0128】
また、周囲の遮光領域において光透過領域P4 の幅広領域と幅の狭い領域との境界領域の近傍には補助パターンPA2 が配置されている。この補助パターンPA2は、一つの光透過領域P4 の幅広領域と幅の狭い領域とで面積が大幅に異なることに起因し、その境界領域にあたる転写パターン部分が細るのを防止するための機能部であり、例えば長方形状の光透過領域からなる。
【0129】
なお、光透過領域P4とその近傍の補助パターンPA2 とでは透過光が逆相になるようになっている。すなわち、位相シフタPS4 の配置された光透過領域P4 の近傍の補助パターンPA2 には、位相シフタPS4 が配置されていない。また、位相シフタPS4 の配置されていない光透過領域P4 の近傍の補助パターンPA2 には、位相シフタPS4 が配置されている。
【0130】
各補助パターンPA2 の寸法は、例えば0.1μm×0.2μm程度である。また、各補助パターンPA2 と光透過領域P4 との間隔Lm10は透過光の位相を良好に操作するために等しくなっており、例えば0.1μm程度に設定されている。
【0131】
このようなフォトマスクPM4 を透過した光の分布を図17に示す。矩形体LBLは、レイアウト設計段階におけるビット線BL(図5参照)を示し、矩形体LPAは、レイアウト設計段階における補助パターンPA2 (図15参照)を示し、矩形体LS1は、レイアウト設計段階における遮光領域S1 (図15参照)を示している。そして、曲線が透過光の分布を示している。
【0132】
このようなフォトマスクPM4 によってネガ形のフォトレジスト膜に転写されたパターンを図18に示す。点によるハッチング部分がフォトレジスト膜PR4 が残されている部分である。
【0133】
本実施例1においては、光透過領域P4 (図15参照)の幅広領域および幅の狭い領域が良好な形で転写される。すなわち、上層からキャパシタ5(図2参照)用の接続孔を形成するために、高い合わせ精度と、設計パターンに忠実なパターン形成が特に必要とされるビット線BL(図5参照)の形成状態を向上させることが可能となっている。
【0134】
また、白抜き部分は、フォトレジスト膜PR4 が除去された部分である。なお、フォトレジスト膜PR4 をポジ形にすることで、図17の白抜き部分にフォトレジスト膜が残るようにすることもできる。
【0135】
図19は上記したDRAMのメモリセル領域におけるキャパシタ用の接続孔9b1,9b2 (図2および図6参照)を形成する際に用いるフォトマスクPM5 の要部平面図である。また、図20は、図19のXX−XX線の断面図である。
【0136】
このフォトマスクPM5 には、例えば正方形状の複数の光透過領域P5 が規則的に配置されている。この光透過領域P5 の寸法は、例えば1.8μm×1.8μm程度である。
【0137】
この各々の光透過領域P5 には、位相シフタPS5 が重なるように配置されている。この位相シフタの機能、材料および形成方法は上記した位相シフタPS3 (図13参照)と同じである。
【0138】
また、その各々の光透過領域PS5 の四辺近傍には補助パターンPA3a〜PA3dが配置されている。補助パターンPA3a〜PA3dは、主となる光透過領域P5 を透過した光と、補助パターンPA3a〜PA3dを透過した光との間に位相差を生じさせることによって、転写パターンのエッジ部分のコントラストを増大させて良好なパターンを転写する機能部であり、例えば長方形状の光透過領域からなる。
【0139】
ただし、図19の縦方向に隣接する光透過領域P5 の間の補助パターンPA3a, PA3cは、その隣接する光透過領域P5 の双方に共通のパターンになっている。図19の縦方向に隣接する光透過領域P5 の間隔Lm11は、例えば0.5μm程度である。また、補助パターンPA3a, PA3cの寸法は、例えば0.22μm×0.4μm程度である。
【0140】
また、図19の横方向に隣接する光透過領域P5の間隔Lm12と間隔Lm13とでは長さが異なっており、間隔Lm13の方が長くなっている。間隔Lm12は、例えば0.92μm程度、間隔Lm13は、例えば1.04μm程度である。
【0141】
そして、この間隔Lm12, Lm13のうち、比較的狭い方(Lm12)の間に配置された補助パターンPA3dと、比較的広い方(Lm13)の間に配置された補助パターンPA3bとでは、大きさが異なっており、補助パターンPA3dの方が小さく形成されている。
【0142】
比較的小さい補助パターンPA3dの寸法は、例えば0.32μm×0.16μm程度、比較的大きい補助パターンPA3bの寸法は、例えば0.36μm×0.2μ程度である。
【0143】
これは、例えば狭い方の間隔Lm12側に大きな寸法の補助パターンPA3bを配置すると、隣接する補助パターンPA3bを透過した光の干渉によって、隣接する補助パターンPA3bの間にあたる、本来パターンが形成されてはいけない領域に、無用なパターンが形成されてしまうのを防止するためである。
【0144】
すなわち、本実施例1では、光透過領域P5 の配置状態に応じてその四辺に配置される補助パターンPA3a〜PA3dを共有させたり、寸法を変えたりすることにより、無用なパターンを転写することなく、光透過領域P5 を転写することができ、キャパシタ5用の接続孔の形状および寸法を設計通り(誤差を含む)に形成することが可能となっている。
【0145】
なお、光透過領域P5 と各補助パターンPA3a〜PA3dとの間隔Lm14は、全て等しい値に設定されており、例えば0.14μm程度である。
【0146】
このようなフォトマスクPM5 によってポジ形のフォトレジスト膜に転写されたパターンを図21に示す。点によるハッチング部分がフォトレジスト膜PR5 が残されている部分、正方形状の白抜き部分がフォトレジスト膜が除去された部分である。なお、フォトレジスト膜をネガ形にすることで、図21の白抜き部分にフォトレジスト膜が残るようにすることもできる。
【0147】
次に、本実施例1の半導体集積回路装置の製造工程である露光工程で用いる露光装置の一例を図22によって説明する。
【0148】
本実施例1の露光装置EXは、例えばレンズ式ステップアンドリピート方式の5:1縮小投影露光装置であり、例えば日本光学(Nikon)のi線ステッパNRS−1755i7A(例えばNA=0.5、露光エリア=17.5mm角)を基本として構成されている。
【0149】
露光光源EX1 には、例えば高圧水銀ランプが用いられている。露光光源EX1 から放射された露光光は、集光ミラーEX2 によって集められ第1平面反射鏡EX3aに照射されるようになっている。
【0150】
第1平面反射鏡EX3aに照射された露光光は、シャッタEX4 、フライアイレンズEX5 、アパーチャEX6 およびショートカットフィルタEX7 を介して第2平面反射鏡EX3bに照射されるようになっている。
【0151】
このアパーチャEX6 は、コヒーレンスファクタσを調整するための構成部であり、本実施例1においては、例えばσ=0.3とした。また、ショートカットフィルタEX7 は、露光光にi線(365nm)を用いる場合に、そのi線よりも短波長の遠紫外側をカットするためのフィルタである。
【0152】
第2平面反射EX3bに照射された露光光は、マスクブラインドEX8 、コンデンサレンズEX9 、フォトマスクPMおよび縮小投影レンズ(投影光学系)EX10を介して半導体ウエハ1wに照射されるようになっている。
【0153】
このマスクブラインドEX8 は、転写領域の範囲を設定するための構成部であり、着脱自在になっている。コンデンサレンズEX10は、ケーラー(Koehler)照明を形成するためのレンズである。
【0154】
フォトマスクMAは、上記したフォトマスクPM1 〜PM5 (図8、図10、図13、図15および図19)等および位相シフタの配置されていない通常のフォトマスクである。このフォトマスクPMは、マスク載置台EX11上に取り外し可能な状態で載置されている。
【0155】
縮小投影レンズEX10は、多数のレンズ群からなる両テレセントリックなレンズである。半導体ウエハ1wは、例えば直径5インチから8インチ程度のSi単結晶からなり、ウエハ吸着台EX12上に載置されている。
【0156】
ウエハ吸着台EX12の下方には、Z軸移動台EX13a が設置されている。Z軸移動台EX13a は、半導体ウエハ1wを高さ方向に移動するための移動台であり、駆動部EX14a と機械的に接続され、これによってその移動動作が行われるようになっている。
【0157】
Z軸移動台EX13a の下方には、XYステージEX13b が設置されている。XYステージEX13b は、X軸移動台13b1とY軸移動台13b2とから構成されている。X軸移動台13b1は、半導体ウエハ1 wを図1の横方向に水平移動する移動台であり、Y軸移動台EX13b2は、半導体ウエハ1wを図22の前後方向に水平移動する移動台である。X軸移動台EX13b1およびY軸移動台EX13b2は、それぞれ駆動部EX14b,EX14c と機械的に接続され、これによってその移動動作が行われるようになっている。
【0158】
駆動部EX14a 〜EX14c は、それぞれ主制御部EX15と電気的に接続されており、その動作が主制御部EX15によって制御されている。主制御部EX15は、露光装置EXの全体動作を制御するための構成部である。
【0159】
次に、本実施例1の半導体集積回路装置の製造方法を図23〜図50によって説明する。
【0160】
まず、図23に示すように、p- 形Si単結晶からなる半導体基板1sの表面に熱酸化処理を施して、例えば厚さ135Å程度のSiO2 からなる絶縁膜16を形成した後、その上面に、例えば厚さ1400Å程度の窒化シリコンからなる絶縁膜17をCVD法等により堆積する。
【0161】
続いて、絶縁膜17のうち、素子分離領域に位置する部分をフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術によって除去することにより、その絶縁膜17をパターニングする。このフォトリソグラフィ工程に際しては、図8に示したマスクPM1 を用いる。
【0162】
その後、このパターニングされた絶縁膜17をマスクにして選択酸化処理を施すことにより、図24に示すように、半導体基板1sの主面に素子分離用のフィールド絶縁膜2を形成する。このフィールド絶縁膜2は、例えばSiO2 からなり、その膜厚は約4000Åである。
【0163】
なお、この処理後のメモリセル領域Mにおける平面図が上記した図3である。
【0164】
次いで、絶縁膜17を熱リン酸溶液等により除去した後、フォトレジストをマスクにして、例えばp形不純物のホウ素をイオン注入により半導体基板1sの所定位置に導入し、そのフォトレジストを除去した後に、半導体基板1sに熱拡散処理を施すことによりpウエル3pを形成する。
【0165】
また、フォトレジストをマスクにして、例えばn形不純物のリンをイオン注入により半導体基板1sの所定位置に導入し、そのフォトレジストを除去した後に、半導体基板1sに熱拡散処理を施すことによりnウエル3nを形成する。
【0166】
次いで、半導体基板1sの表面の絶縁膜16をフッ酸溶液でエッチング除去した後に、半導体基板1sの表面に、例えば厚さ約100Å程度のSiO2 からなる絶縁膜(図示せず)を形成する。
【0167】
その後、チャネル領域での不純物濃度を最適化することで、各MOSのしきい値電圧を得るために、活性領域の主面に、所定の不純物をイオン注入する。
【0168】
次いで、図25に示すように、半導体基板1sの表面の絶縁膜をフッ酸溶液でエッチング除去した後に、半導体基板1sの表面に選択MOSのゲート絶縁膜4cおよび周辺回路を構成するMOSのゲート絶縁膜14c, 15cを形成する。このゲート絶縁膜4cは、例えば熱酸化法で形成され、その膜厚は約90Åである。
【0169】
続いて、図26に示すように、半導体基板1の上面に、例えばリンが導入された低抵抗ポリシリコンからなる導体膜18d1 およびWSi2 からなる導体膜18d2 を順次堆積する。この導体膜18d1,18d2 は、例えばCVD法で形成され、これらの膜厚は、例えばそれぞれ700Åおよび1500Åである。
【0170】
その後、上層の導体膜18d2 上に、例えばSiO2 からなる絶縁膜6aおよび窒化シリコンからなるキャップ絶縁膜7aを順次堆積する。この絶縁膜6aおよびキャップ絶縁膜7aは、例えばCVD法で形成される。
【0171】
絶縁膜6aは、キャップ絶縁膜7a形成に際してその成膜装置内が導体膜18d2 の構成金属で汚染されるのを防止するとともに、熱処理等に際してキャップ絶縁膜7aに加わる応力を緩和するための膜であり、その厚さは、例えば100〜500Å程度である。
【0172】
また、キャップ絶縁膜7aは、後述する接続孔形成工程に際して、エッチングストッパとして機能する膜であり、その厚さは、例えば2000Å程度である。
【0173】
次いで、図27に示すように、フォトレジストをマスクにして、そのフォトレジストから露出するキャップ絶縁膜7a、絶縁膜6aおよび導体膜18d2,18d1 を順次エッチング除去することにより、メモリセル領域Mおよび周辺回路領域Pにゲート電極4d(ワード線WL), 14d, 15dを形成する。
【0174】
このフォトリソグラフィ工程に際しては、上記した図10のフォトマスクPM2 を用いる。なお、この処理後のメモリセル領域Mにおける平面図が上記した図4である。
【0175】
続いて、上記したフォトレジストを除去した後、半導体基板1sに熱酸化処理を施すことにより、ゲート電極4d, 14d, 15dの側面に、例えばSiO2 からなる薄い絶縁膜6bを形成する。
【0176】
その後、図28に示すように、周辺回路領域PのnMOS形成領域およびpMOS形成領域にそれぞれn形不純物のリンおよびp形不純物のホウ素をゲート電極14d, 15dをマスクとしてイオン注入することにより、低不純物濃度の半導体領域14a1,14b1,15a1,15b1 を形成する。
【0177】
次いで、メモリセル領域Mの選択MOS形成領域にn形不純物のリンをゲート電極4dをマスクとしてイオン注入し、このn形不純物を引き伸ばし拡散することにより、選択MOS4のソース領域およびドレイン領域を構成する半導体領域4a, 4bを形成する。半導体領域4a, 4bは、それぞれ後にビット線およびキャパシタが接続される。
【0178】
続いて、半導体基板1s上に、例えば窒化シリコンからなる絶縁膜をCVD法により堆積した後、その絶縁膜をRIE(Reactive Ion Etching)等のような異方性ドライエッチング法によってエッチバックすることにより、選択MOS4のゲート電極4dの側面にサイドウォール7bを形成する。
【0179】
なお、このようなサイドウォール7bを形成した後、pウエル3pの主面に、上記したn形不純物のリンよりも高濃度にヒ素(As)をイオン注入することにより、選択MOS4のソース領域およびドレイン領域をLDD(Lightly Doped Drain)構造としても良い。
【0180】
その後、周辺回路領域PのnMOS形成領域およびpMOS形成領域にそれぞれn形不純物のリンおよびp形不純物のホウ素をサイドウォール7bをマスクとしてイオン注入することにより、高不純物濃度の半導体領域14a2,14b2,15a2,15b2 を形成する。これにより、周辺回路領域PのnMOS14およびpMOS15の半導体領域14a, 14b, 15a, 15bを形成する。
【0181】
次いで、図29に示すように、半導体基板1s上に、例えばSiO2 からなる層間絶縁膜8aをCVD法等で堆積した後、その層間絶縁膜8a上に、例えばBPSG等からなる層間絶縁膜8bをCVD法等によって堆積する。
【0182】
続いて、その層間絶縁膜8bの上面を化学的機械研磨(Chemical Mechanical Polishing ;CMP)法によって平坦化した後、その層間絶縁膜8b上に、例えばリンが導入された低抵抗ポリシリコンからなるマスク膜(第1マスク膜)10aをCVD法等によって堆積する。
【0183】
その後、フォトレジストをマスクにして、マスク膜10aをドライエッチング法等によってパターニングすることにより、選択MOS4の一方の半導体領域4bの上方が開口するようなマスク膜10aのパターンを形成する。
【0184】
この際、本実施例1においては、マスク膜10aの下地の層間絶縁膜8bの上面を平坦にしているので、充分なフォトリソグラフィマージンを確保することができ、良好なパターン転写が可能である。なお、このフォトリソグラフィ工程では、図18に示したフォトマスクPM5 を用いる。また、周辺回路領域Pにおいては、層間絶縁膜8b上面の全面がマスク膜10aによって覆われている。
【0185】
ここで、マスク膜10aとして低抵抗ポリシリコンを用いたのは、以下の理由からである。第1に、後述するキャパシタ5用の接続孔形成工程に際して、窒化シリコン膜とのエッチング選択比を高くできるからである。第2に、その接続孔内に導体膜を埋め込んだ後、その導体膜のエッチバック処理に際して下層のマスク膜10aも同時に除去してしまうことができるからである。
【0186】
ただし、マスク膜10aの構成材料は、ポリシリコンに限定されるものではなく種々変更可能であり、例えば窒化シリコンでも良い。
【0187】
次いで、そのマスク膜10aをエッチングマスクとして、マスク膜10aから露出する層間絶縁膜8a, 8bを、例えばドライエッチング法によって除去することにより、図30に示すように、選択MOS4の半導体領域4bが露出するような接続孔(第1キャパシタ用接続孔)9b1 を形成する。接続孔9b1 の直径は、例えば0.36μm程度である。
【0188】
この際、本実施例1においては、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bを窒化シリコンで形成しているので、ドライエッチング処理における窒化シリコンに対する選択比を高く設定することで、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bがエッチングストッパとなり、微細な接続孔9b1 を自己整合的に高い位置合わせ精度で形成することができる。
【0189】
例えばマスク膜10aの開口部の位置が多少ワード線WLの幅方向(図30の左右方向)にずれたとしても、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bが窒化シリコンからなりエッチングストッパとして機能するようになっているので、そのマスク膜をエッチングマスクとして形成した接続孔からワード線WLの一部が露出することもない。
【0190】
また、マスク膜10aの開口部の位置がワード線WLの延在する方向にずれたとしても、その場合は、下層のフィールド絶縁膜2の厚さが充分厚いので、そのマスク膜をエッチングマスクとして形成した接続孔が半導体基板1sの上部にまで到達することもない。
【0191】
したがって、本実施例1においては、位置合わせずれを考慮して多めに確保していた接続孔9b1 の位置合わせ余裕を小さくすることができるので、メモリセル領域Mの面積を縮小することが可能になっている。
【0192】
この際のドライエッチング条件は、例えば以下の通りである。選択比は、例えば10〜15である。反応ガスは、例えばC4 8 /CF4 /CO/Arガスで、それぞれ例えば3/5/200/550sccm程度である。圧力は、例えば100mTorr程度、高周波電力(RF Power)は、例えば1000watts程度である。処理温度は、上部電極/壁面/下部電極においてそれぞれ、例えば20/60/−10度程度である。
【0193】
続いて、図31に示すように、半導体基板1s上に、例えばリンが導入された低抵抗ポリシリコンからなる導体膜13をCVD法等によって堆積した後、その導体膜13をドライエッチング法等によってエッチバックすることにより、図32に示すように、接続孔9b1 内のみに導体膜13を埋め込む。このエッチバック処理の際に、下層のマスク膜10a(図31参照)も除去してしまう。
【0194】
その後、図33に示すように、半導体基板1s上に、例えばSiO2 からなる層間絶縁膜8cをCVD法等によって堆積する。この層間絶縁膜8cの厚さは、例えば500〜1000Å程度である。
【0195】
次いで、その層間絶縁膜8c上に、例えば低抵抗ポリシリコンからなるマスク膜10bをCVD法等によって堆積する。このマスク膜10bの厚さは、例えば3000〜6000Å程度である。
【0196】
続いて、フォトレジストをマスクとして、そのマスク膜10bをドライエッチング処理によってパターニングする。このフォトリソグラフィ工程で用いるマスクは、図13で示したフォトマスクPM3 を用いる。
【0197】
この処理より、マスク膜10bにおいて半導体領域4aの上方を開口した後、その開口部から露出する領域の層間絶縁膜8a〜8cをドライエッチング処理によってエッチング除去する。
【0198】
これにより、図34に示すように、選択MOS4の半導体領域4aが露出するような接続孔9a1 を穿孔する。この接続孔9a1 の直径は、例えば0.36μm程度である。
【0199】
この際、本実施例1においては、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bを窒化シリコンで形成しているので、ドライエッチング処理における窒化シリコンに対する選択比を高く設定することで、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bがエッチングストッパとなり、微細な接続孔9a1 を自己整合的に高い位置合わせ精度で形成することができる。
【0200】
例えばマスク膜10bの開口部の位置が多少ワード線WLの幅方向(図34の左右方向)にずれたとしても、キャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bが窒化シリコンからなりエッチングストッパとして機能するようになっているので、そのマスク膜をエッチングマスクとして形成した接続孔からワード線WLの一部が露出することもない。
【0201】
また、マスク膜10bの開口部の位置がワード線WLの延在する方向にずれたとしても、その場合は、下層のフィールド絶縁膜2の厚さが充分厚いので、そのマスク膜をエッチングマスクとして形成した接続孔が半導体基板1sの上部にまで到達することもない。
【0202】
したがって、本実施例1においては、位置合わせずれを考慮して多めに確保していた接続孔9a1 の位置合わせ余裕を小さくすることができるので、メモリセル領域Mの面積を縮小することが可能になっている。
【0203】
この際のドライエッチング処理条件は、例えば以下の通りである。選択比は、例えば10〜15である。反応ガスは、例えばC4 8 /CF4 /CO/Arガスで、それぞれ例えば3/5/200/550sccm程度である。圧力は、例えば100mTorr程度、高周波電力(RF Power)は、例えば1000watts程度である。処理温度は、上部電極/壁面/下部電極においてそれぞれ、例えば20/60/−10度程度である。
【0204】
その後、図35に示すように、半導体基板1s上に、例えばリンが導入された低抵抗ポリシリコンからなる導体膜BL1 およびWSi2 からなる導体膜BL2 をCVD法等によって順次堆積し、続いて、その導体膜BL2 上にSiO2 からなる絶縁膜6cおよび窒化シリコンからなるキャップ絶縁膜11aをCVD法等によって順次堆積する。このキャップ絶縁膜11aの厚さは、例えば2000Å程度である。
【0205】
次いで、キャップ絶縁膜11a上に、ビット線形成領域を被覆するようなフォトレジスト19aを形成する。このフォトリソグラフィ工程で用いるマスクは、上記した図15に示したフォトマスクPM4 である。
【0206】
続いて、そのフォトレジスト19aをエッチングマスクとして、そのマスクから露出するキャップ絶縁膜11a、絶縁膜6c、導体膜BL2,BL1 およびマスク膜10bを順次エッチング除去する。
【0207】
これにより、図36に示すように、導体膜BL1,BL2 、マスク膜10bからなるビット線BLを形成する。ビット線BLは、接続孔9a1 を通じて選択MOS4の一方の半導体領域4aと電気的に接続されている。なお、この処理後のメモリセル領域Mにおける平面図が上記した図5である。
【0208】
続いて、フォトレジスト19a(図35参照)を除去した後、半導体基板1に対して熱酸化処理を施すことによリ、図37に示すように、ビット線BLを構成する導体膜BL1,BL2 およびマスク膜10bの側面に、例えばSiO2 からなる薄い絶縁膜6dを形成する。
【0209】
その後、半導体基板1s上に、例えば窒化シリコンからなる絶縁膜をCVD法で堆積した後、その絶縁膜をRIE等の異方性ドライエッチング法でエッチング除去することにより、ビット線BLの側面にサイドウォール11bを形成する。
【0210】
次いで、半導体基板1s上に、例えば厚さ100〜500Å程度、好ましくは250Å程度の窒化シリコン等からなる絶縁膜12をCVD法で堆積する。この絶縁膜12は、後述するキャパシタ形成処理後の下地絶縁膜のウエットエッチング除去工程におけるエッチングストッパとしての機能を有している。
【0211】
続いて、図38に示すように、半導体基板1s上に、例えばSiO2 からなる絶縁膜20をCVD法で堆積した後、その絶縁膜20の上面を、例えばCMP法によって平坦化する。
【0212】
その後、半導体基板1s上に、例えばリンが導入された低抵抗ポリシリコンからなるマスク膜10cをCVD法で堆積する。この場合のマスク膜10cの厚さは、例えば500〜2000Å程度である。
【0213】
次いで、このマスク膜10cにおいてキャパシタ用接続部形成領域をフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術によって開口する。この際に用いるマスクは、上記した図18のフォトマスクPM5 である。
【0214】
続いて、そのマスク膜10cをエッチングマスクとして、そのマスク膜10cから露出する領域の絶縁膜20、絶縁膜12および層間絶縁膜8bをエッチング除去することにより、図39に示すように、導体膜13に達するような接続孔9b2 を形成する。この接続孔9a2 の直径は、例えば0.36μm程度である。
【0215】
この際、本実施例1においては、ビット線BLを被覆するキャップ絶縁膜11aおよびサイドウォール11bを窒化シリコンで形成しているので、ドライエッチング処理における窒化シリコンに対する選択比を高く設定することで、キャップ絶縁膜11aおよびサイドウォール11bがエッチングストッパとなり、微細な接続孔(第2キャパシタ用接続孔)9b2 を自己整合的に高い位置合わせ精度で形成することができる。
【0216】
ここで、この段階におけるメモリセル領域Mの要部平面図を図40に示し、そのXXXXI −XXXXI 線およびXXXXII−XXXXII線の断面図を図41および図42に示す。
【0217】
本実施例1の場合、例えばマスク膜10cの開口部の位置が多少ビット線BLの幅方向(図40の上下方向)にずれたとしても、図42から判るように、キャップ絶縁膜11aおよびサイドウォール11bが窒化シリコンからなりエッチングストッパとして機能するので、そのマスク膜をエッチングマスクとして形成した接続孔からビット線BLの一部が露出することもない。
【0218】
また、マスク膜10cの開口部の位置がビット線BLの延在する方向(図40の左右方向)にずれたとしても、その場合は、図41から判るように、下層のワード線WLを被覆するキャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bが窒化シリコンからなりエッチングストッパとして機能するので、そのマスク膜をエッチングマスクとして形成した接続孔からワード線WLが露出してしまうこともない。
【0219】
すなわち、本実施例1においては、図40に示すように、キャパシタ用の接続孔9b1,9b2 (図39参照)は、ワード線WLとビット線BLで囲まれた領域Aの範囲内に位置決めされて形成されるようになっている。なお、図40の領域Bは、素子分離領域との合わせを考慮した合わせ余裕範囲等のような他の合わせ余裕を考慮した接続孔9b1,9b2 の形成範囲を示している。
【0220】
この際のドライエッチング処理条件は、例えば以下の通りである。選択比は、例えば10〜15である。反応ガスは、例えばC4 8 /CF4 /CO/Arガスで、それぞれ例えば3/5/200/550sccm程度である。圧力は、例えば100mTorr程度、高周波電力(RF Power)は、例えば1000watts程度である。処理温度は、上部電極/壁面/下部電極においてそれぞれ、例えば20/60/−10度程度である。
【0221】
次いで、マスク膜10c上に、例えばリンが導入された低抵抗ポリシリコンからなる厚さ500〜1000Å程度の導体膜を堆積した後、その上面に、例えばSiO2 からなる厚さ3000〜6000Å程度の絶縁膜をプラズマCVD法等によって堆積する。
【0222】
なお、この導体膜は接続孔9b1,9b2 内にも堆積されて、導体膜13を通じて選択MOS4の他方の半導体領域4bと電気的に接続されている。
【0223】
また、この導体膜上の絶縁膜は、下層のBPSGからなる絶縁膜20よりもウエットエッチング処理におけるエッチレートの高い絶縁膜で形成されている。これは、この絶縁膜のエッチングレートが絶縁膜20よりも低いと、後の工程でその絶縁膜と絶縁膜20とを同時に除去する際に、その絶縁膜が第1電極5aの中央の狭い窪みの中にも埋設されていることから、その絶縁膜が充分除去されないうちに、絶縁膜20が除去されてしまい、下層の素子に悪影響を与える場合があるからである。
【0224】
続いて、その絶縁膜、導体膜およびマスク膜10cにおいて、フォトレジストから露出する部分をドライエッチング法等によってエッチング除去することにより、図43に示すように、キャパシタの第1電極5aの下部5a1 および絶縁膜21を形成する。
【0225】
その後、半導体基板1s上に、低抵抗ポリシリコンからなる導体膜をCVD法で堆積した後、その導体膜をRIEなどの異方性ドライエッチング法によってエッチバックすることにより、図44に示すように、絶縁膜21の側面にキャパシタの第1電極5aの側部5a2 を形成する。
【0226】
次いで、例えばフッ酸溶液を用いたウエットエッチングにより、絶縁膜20, 21を除去することにより、図45に示すように、円筒形のキャパシタの第1電極5aを形成する。この際、層間絶縁膜8c上に形成された絶縁膜12がウエットエッチングのストッパとして機能するため、その下層の層間絶縁膜8cは除去されない。
【0227】
続いて、半導体基板1s上に窒化シリコン膜(図示せず)をCVD法で堆積した後、その窒化シリコン膜に対して酸化処理を施すことにより、図46に示すように、窒化シリコン膜の表面にSiO2 膜を形成して、窒化シリコン膜およびSiO2 膜からなるキャパシタ絶縁膜5bを形成する。
【0228】
その後、半導体基板1s上に、例えば低抵抗ポリシリコンからなる導体膜をCVD法で堆積し、この導体膜をフォトレジストをマスクにしてエッチングすることにより、キャパシタ5の第2電極5cを形成し、キャパシタ5を形成する。
【0229】
次いで、半導体基板1s上に、例えばSiO2 からなる層間絶縁膜8d1 をCVD法等によって堆積した後、その層間絶縁膜8d1 上に、例えばBPSG等からなる層間絶縁膜8d2 を堆積し、この層間絶縁膜8d2 の上面を、例えばCMP法によって平坦化する。
【0230】
続いて、配線形成工程に移行する。この配線形成工程を図47〜図50によって説明する。なお、図47〜図50は配線形成工程を説明するために、図23〜図46とは異なる部分の断面を示しているが、同じDRAMの要部断面図である。
【0231】
まず、図47に示すように、半導体基板1s上に、例えばSiO2 からなる層間絶縁膜8eをCVD法等によって堆積する。これにより、キャパシタ5を被覆する。
【0232】
続いて、その層間絶縁膜8eに、フォトレジストをマスクとして、キャパシタ5の第2電極5cのパッド部が露出するような接続孔22aを形成するとともに、周辺回路領域PにおけるMOS・FET23の一方の半導体領域23aが露出するような接続孔22bをドライエッチング処理によって形成する。
【0233】
その後、半導体基板1s上に、例えばチタン(Ti)からなる導体膜をスパッタリング法等によって堆積した後、その上面に、例えばタングステン等からなる導体膜をCVD法等によって堆積し、さらに、その上面に、例えば窒化チタン(TiN)等からなる導体膜をスパッタリング法等によって堆積する。
【0234】
次いで、その積層導体膜を、フォトレジストをマスクとしてドライエッチング法等によってパターニングすることにより、図48に示すように、第1層配線24aを形成する。
【0235】
続いて、半導体基板1s上に、例えばSiO2 からなる層間絶縁膜8fをCVD法等によって堆積して第1層配線24aを被覆した後、その層間絶縁膜8fにフォトレジストをマスクにしてドライエッチング処理を施すことにより、第1層配線24aの一部が露出するような接続孔22cを形成する。
【0236】
その後、図49に示すように、層間絶縁膜8f上に第2層配線24bを形成する。この第2層配線24bは、例えば次のようにして形成されている。
【0237】
まず、例えばタングステン等からなる導体膜をCVD法等によって堆積した後、その上面に、例えばアルミニウム(Al)等からなる導体膜をスパッタリング法によって堆積し、さらに、その上面に、例えばTiN等からなる導体膜をスパッタリング法によって堆積する。その後、その積層導体膜を第1層配線24aと同様にパターニングすることによって形成する。
【0238】
次いで、層間絶縁膜8f上に、例えばSiO2 からなる層間絶縁膜8gをCVD法等によって堆積して第2層配線24bを被覆した後、その層間絶縁膜8gにフォトレジストをマスクにしてドライエッチング処理を施すことにより、第2層配線24bが露出するような接続孔22dを形成する。
【0239】
続いて、図50に示すように、層間絶縁膜8g上に第3層配線24cを形成する。第3層配線24cは第2層配線24bと同一材料で同一方法で形成されている。
【0240】
最後に、半導体基板1s上に、例えばSiO2 からなる表面保護膜25をCVD法等によって堆積し、第3層配線24cを被覆することにより、本実施例1のDRAMのウエハプロセスを終了する。
【0241】
このように本実施例1によれば、以下の効果を得ることが可能となる。
【0242】
(1).互いに隣接するワード線転写用の光透過領域P2 の間隔を、各々の間隔ラインの中で一定としたことにより、互いに隣接する光透過領域P2 を透過した光の位相差操作を、その双方の光透過領域P2 間の全領域において設計通り(誤差を含む)に良好に行うことが可能となる。この結果、転写パターン(ワード線WL)の形状および寸法を設計通り(誤差を含む)に形成することが可能となる。
【0243】
(2).互いに隣接するワード線転写用の光透過領域P2 の間隔および光透過領域P2 の細い部分の幅を等しくしたことにより、互いに隣接する光透過領域P2 を透過した光の位相差操作性をさらに向上させることができるので、転写パターン(ワード線WL)の形状および寸法の忠実度を向上させることが可能となる。
【0244】
(3).ビット線形成用の各光透過領域P4 の幅広領域内に微細な遮光領域S1 を配置するとともに、周囲の遮光領域において光透過領域P4 の幅広領域と幅の狭い領域との境界領域の近傍に補助パターンPA2 を配置したことにより、光透過領域P4 の幅広領域と幅の狭い領域との面積比の違いに起因する透過光の大幅な変動を抑えることができるので、光透過領域P4 の幅広領域および幅の狭い領域を設計通り(誤差を含む)に良好に転写することが可能となる。この結果、転写パターン(ビット線BL)の形状および寸法を設計通り(誤差を含む)に形成することが可能となる。
【0245】
(4).キャパシタ5用の接続孔形成用の光透過領域P5 の配置状態に応じて、その四辺に配置される補助パターンPA3a〜PA3dを共有させたり、寸法を変えたりすることにより、無用なパターンを転写することなく、光透過領域P4 を良好に転写することが可能となる。この結果、キャパシタ5用の接続孔9b1,9b2 の形状および寸法を設計通り(誤差を含む)に形成することが可能となる。
【0246】
(5).上記した(1) 〜(4) により、所定層間の合わせ余裕を小さくすることができるので、半導体集積回路装置を構成する半導体チップの寸法を縮小することが可能となる。
【0247】
(6).上記した(1) 〜(4) により、所定層間の合わせ精度を向上させることができるので、半導体集積回路装置の歩留まりおよび信頼性を向上させることが可能となる。
【0248】
(実施例2)
図51は本発明の他の実施例である半導体集積回路装置のメモリセル領域の要部断面図である。
【0249】
図51に示す本実施例2の半導体集積回路装置は、キャパシタ5用の接続孔9b1 内に前記実施例1で示した埋め込み用の導体膜が設けられていない場合を示している。
【0250】
この場合の接続孔9b1 は、例えば次のように形成する。まず、前記実施例1と同様に、ビット線BLおよびこれを被覆する絶縁膜6c, 6d、キャップ絶縁膜11a、サイドウォール11bおよび絶縁膜12を形成する。
【0251】
続いて、その絶縁膜12上に絶縁膜を堆積した後、その絶縁膜の上面を平坦化する。その後、その絶縁膜上に、例えば低抵抗ポリシリコンからなるマスク膜10bを堆積する。
【0252】
その後、そのマスク膜10bを前記実施例1と同様にパターニングする。この際に用いるフォトマスクは、前記図19のフォトマスクPM5 を用いる。
【0253】
次いで、そのパターニングされたマスク膜10bをマスクとして、その絶縁膜、絶縁膜12および層間絶縁膜8a〜8cに、半導体基板1s上の半導体領域4bが露出するような接続孔9b1 をドライエッチング法によって穿孔する。
【0254】
この際、本実施例2においても、ワード線WLを被覆するキャップ絶縁膜7aおよびサイドウォール7bと、ビット線BLを被覆するキャップ絶縁膜11aおよびサイドウォール11bを窒化シリコンで形成することにより、接続孔9b1 を自己整合的に形成することができる。
【0255】
このような本実施例2の半導体集積回路装置の製造方法でも前記実施例1と同じ効果を得ることが可能となっている。
【0256】
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例1, 2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0257】
例えば前記実施例1, 2においては、ステップアンドリピート方式の露光装置を用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば露光ステージが移動することで露光領域を縮小光学系の下に移動(ステップ)させた後、マスク(レチクル)と露光ステージとが所定の速度比で動かしながら露光(スキャン)する、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式の露光装置を用いても良い。
【0258】
また、前記実施例1, 2においては、メモリセルのキャパシタを円筒形とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく種々変更可能であり、例えばフィン形としても良い。
【0259】
また、前記実施例1, 2においては、ビット線を低抵抗ポリシリコン上にシリサイド層を設けて構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばシリサイド層のみで形成しても良い。この場合、ビット線BLを薄くすることが可能となる。
【0260】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるCOB構造を有するDRAMに適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく種々適用可能であり、例えばビット線の下方にキャパシタを設けた通常のDRAM、SRAM(Static RAM)、ROM(Read Only Memory)、論理回路または半導体メモリ回路と論理回路とを同一半導体基板上に設けた他の半導体集積回路装置等に適用できる。
【0261】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0262】
(1).上記した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、例えば互いに隣接するワード線転写用の光透過領域の間隔を、各々の間隔ラインの中で一定としたことにより、互いに隣接する光透過領域を透過した光の位相差操作を、その双方の光透過領域間の全領域において設計通り(誤差を含む)に良好に行うことが可能となる。この結果、転写パターン(ワード線WL)の形状および寸法を設計通り忠実に形成することが可能となる。
【0263】
(2).上記した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、例えばビット線形成用の各光透過領域の幅広領域内に微細な遮光領域を配置するとともに、周囲の遮光領域において光透過領域の幅広領域と幅の狭い領域との境界領域の近傍に補助パターンを配置したことにより、その光透過領域の幅広領域と幅の狭い領域との面積比の違いに起因する透過光の大幅な変動を抑えることができるので、光透過領域の幅広領域および幅の狭い領域を設計通りに良好に転写することが可能となる。この結果、転写パターン(ビット線BL)の形状および寸法を設計通りに形成することが可能となる。
【0264】
(3).上記した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれば、例えばキャパシタ用の接続孔形成用の光透過領域の配置状態に応じて、その四辺に配置される補助パターンをその寸法を変える等、非対称的に配置することにより、無用なパターンを転写することなく、その接続孔用の光透過領域を良好に転写することが可能となる。この結果、キャパシタ用の接続孔の形状および寸法を設計通りに形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置のメモリセル領域の要部断面図である。
【図3】図2のメモリセル領域の活性領域層における要部平面図である。
【図4】図2のメモリセル領域のワード線層における要部平面図である。
【図5】図2のメモリセル領域のビット線層における要部平面図である。
【図6】図2のメモリセル領域のキャパシタ第1電極層における要部平面図である。
【図7】図1の半導体集積回路装置の周辺回路領域の要部断面図である。
【図8】図1の半導体集積回路装置の製造工程である露光工程において用いるフォトマスクの要部平面図である。
【図9】図8のフォトマスクによって転写されたパターンの平面図である。
【図10】図1の半導体集積回路装置の製造工程である露光工程においてワード線パターンを転写する際に用いるフォトマスクの要部平面図である。
【図11】図10のXI−XI線の断面図である。
【図12】図10のフォトマスクによって転写されたパターンの平面図である。
【図13】図1の半導体集積回路装置の製造工程である露光工程においてビット線用の接続孔パターンを転写する際に用いるフォトマスクの要部平面図である。
【図14】図13のフォトマスクによって転写されたパターンの平面図である。
【図15】図1の半導体集積回路装置の製造工程である露光工程においてビット線パターンを転写する際に用いるフォトマスクの要部平面図である。
【図16】(a)は図15のXVIa −XVIa 線の断面図、(b)は図15のXVIb −XVIb 線の断面図である。
【図17】図15のフォトマスクを用いた場合の透過光の分布を説明する説明図である。
【図18】図15のフォトマスクによって転写されたパターンの平面図である。
【図19】図1の半導体集積回路装置の製造工程である露光工程においてキャパシタ用の接続孔パターンを転写する際に用いるフォトマスクの要部平面図である。
【図20】図19のXIX−XIX線の断面図である。
【図21】図19のフォトマスクによって転写されたパターンの平面図である。
【図22】図1の半導体集積回路装置の製造工程である露光工程で用いる露光装置の構成の説明図である。
【図23】図1の半導体集積回路装置の製造工程中における要部断面図である。
【図24】図1の半導体集積回路装置の図23に続く製造工程中における要部断面図である。
【図25】図1の半導体集積回路装置の図24に続く製造工程中における要部断面図である。
【図26】図1の半導体集積回路装置の図25に続く製造工程中における要部断面図である。
【図27】図1の半導体集積回路装置の図26に続く製造工程中における要部断面図である。
【図28】図1の半導体集積回路装置の図27に続く製造工程中における要部断面図である。
【図29】図1の半導体集積回路装置の図28に続く製造工程中における要部断面図である。
【図30】図1の半導体集積回路装置の図29に続く製造工程中における要部断面図である。
【図31】図1の半導体集積回路装置の図30に続く製造工程中における要部断面図である。
【図32】図1の半導体集積回路装置の図31に続く製造工程中における要部断面図である。
【図33】図1の半導体集積回路装置の図32に続く製造工程中における要部断面図である。
【図34】図1の半導体集積回路装置の図33に続く製造工程中における要部断面図である。
【図35】図1の半導体集積回路装置の図34に続く製造工程中における要部断面図である。
【図36】図1の半導体集積回路装置の図35に続く製造工程中における要部断面図である。
【図37】図1の半導体集積回路装置の図36に続く製造工程中における要部断面図である。
【図38】図1の半導体集積回路装置の図37に続く製造工程中における要部断面図である。
【図39】図1の半導体集積回路装置の図38に続く製造工程中における要部断面図である。
【図40】図1の半導体集積回路装置の図39の製造工程中における要部平面図である。
【図41】図40のXXXXI −XXXXI 線の断面図である。
【図42】図40のXXXXII−XXXXII線の断面図である。
【図43】図1の半導体集積回路装置の図39に続く製造工程中における要部断面図である。
【図44】図1の半導体集積回路装置の図43に続く製造工程中における要部断面図である。
【図45】図1の半導体集積回路装置の図44に続く製造工程中における要部断面図である。
【図46】図1の半導体集積回路装置の図45に続く製造工程中における要部断面図である。
【図47】図1の半導体集積回路装置の図46に続く製造工程中における要部断面図である。
【図48】図1の半導体集積回路装置の図47に続く製造工程中における要部断面図である。
【図49】図1の半導体集積回路装置の図48に続く製造工程中における要部断面図である。
【図50】図1の半導体集積回路装置の図49に続く製造工程中における要部断面図である。
【図51】本発明の他の実施例である半導体集積回路装置のメモリセル領域の要部断面図である。
【符号の説明】
1s 半導体基板
1w 半導体ウエハ
2 フィールド絶縁膜
3p pウエル
3n nウエル
4 メモリセル選択MOS・FET
4a, 4b 半導体領域
4c ゲート絶縁膜
4d ゲート電極
4d1,4d2 導体膜
5 キャパシタ
5a 第1電極(第3導体膜)
5b キャパシタ絶縁膜
5c 第2電極
6a〜6d 絶縁膜
7a キャップ絶縁膜(第1キャップ絶縁膜)
7b サイドウォール(第1側壁絶縁膜)
8a〜8g 層間絶縁膜
8d1,8d2 絶縁膜
9a1 接続孔
9b1 接続孔(第1キャパシタ用接続孔)
9b2 接続孔(第2キャパシタ用接続孔)
10a マスク膜(第1マスク膜)
10b マスク膜(第2マスク膜)
10c マスク膜(第3マスク膜)
11a キャップ絶縁膜(第2キャップ絶縁膜)
11b サイドウォール(第2側壁絶縁膜)
12 絶縁膜
13 導体膜(第1導体膜)
14 nチャネル形のMOS・FET
14a, 14b 半導体領域
14c ゲート絶縁膜
14d ゲート電極
14d1,14d2 導体膜
15 pチャネル形のMOS・FET
15a, 15b 半導体領域
15c ゲート絶縁膜
15d ゲート電極
15d1,15d2 導体膜
16 絶縁膜
17 絶縁膜
18d1,18d2 導体膜
19a フォトレジスト
20 絶縁膜
21 絶縁膜
22a〜22d 接続孔
23 MOS・FET
23a 半導体領域
24a 第1層配線
24b 第2層配線
24c 第3層配線
M メモリセル領域
P 周辺回路領域
A 活性領域
MC メモリセル
Qs メモリセル選択MOS・FET
C キャパシタ
WL ワード線
BL ビット線
BL1,BL2 導体膜(第2導体膜)
SA センスアンプ回路
CD カラムデコーダ回路
I/O データ入出力信号配線
DOL データ出力信号配線
YSL 列選択信号配線
DOB データ出力バッファ回路
Dout 出力端子
VDD 電源電圧
P1 〜P5 光透過領域
PM, PM1 〜PM5 フォトマスク
PS1 〜PS5 位相シフタ
PR1 〜PR5 フォトレジスト膜
PA1,PA2,PA3a〜PA3d 補助パターン
S1 遮光領域
EX 露光装置
EX1 露光光源
EX2 集光ミラー
EX3a 第1平面反射鏡
EX3b 第2平面反射鏡
EX4 シャッタ
EX5 フライアイレンズ
EX6 アパーチャ
EX7 ショートカットフィルタ
EX8 マスクブラインド
EX9 コンデンサレンズ
EX10 縮小投影レンズ(投影光学系)
EX11 マスク載置台
EX12 ウエハ吸着台
EX13a Z軸移動台
EX13b XYステージ
EX13b1 X軸移動台
EX13b2 Y軸移動台
EX14a 〜EX14c 駆動部
EX15 主制御部

Claims (6)

  1. 半導体基板上に互いに平行に延在する複数の配線を設けてなる半導体集積回路装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板上に配線形成用の導体膜を堆積した後、その導体膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程、
    (b)前記複数の配線を転写するために設けられた互いに平行となるように延在する複数の光透過領域を備え、かつ、互いに隣接する光透過領域を透過した光が逆相となる如く機能する位相シフタが互いに隣接する光透過領域の一方に配置されたフォトマスクであって、前記互いに隣接する光透過領域の間に、その光透過領域の延在方向に沿って常に一定の間隔を形成するような遮光領域を設けてなるフォトマスクを用意する工程、
    (c)前記フォトレジスト膜に、前記フォトマスクを介して露光光を照射することにより、前記複数の配線のパターンを転写する工程、
    (d)前記フォトレジスト膜に転写された配線のパターンをマスクとして、前記配線形成用の導体膜をパターニングすることにより、前記複数の配線を形成する工程を有し、
    前記フォトマスクにおいて、前記複数の光透過領域の各々にはその延在方向に沿って所定間隔毎に光透過領域の一方の側面から光透過領域の幅方向に突出する突出部が形成されており、互いに隣接する光透過領域はその突出部が互いにかみ合うように配置されており、
    前記互いに隣接する光透過領域の間隔のうち、前記突出部が向き合う隣接間隔と、前記突出部の無い隣接間隔とを等しくなるように形成されていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 半導体基板上にメモリセル選択MISFETのゲート電極を構成するワード線を備えたDRAMを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板上にワード線形成用の導体膜を堆積した後、その導体膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程、
    (b)前記ワード線のパターンを転写するために設けられた互いに平行となるように延在する複数の光透過領域を備え、かつ、互いに隣接する光透過領域を透過した光が逆相となる如く機能する位相シフタが互いに隣接する光透過領域の一方に配置されたフォトマスクであって、前記互いに隣接する光透過領域の間に、その光透過領域の延在方向に沿って常に一定の間隔を形成するような遮光領域を設けてなるフォトマスクを用意する工程、
    (c)前記フォトレジスト膜に、前記フォトマスクを介して露光光を照射することにより、前記ワード線のパターンを転写する工程、
    (d)前記フォトレジスト膜に転写されたワード線のパターンをマスクとして、前記ワード線形成用の導体膜をパターニングすることにより、前記ワード線を形成する工程を有し、
    前記フォトマスクにおいて、前記複数の光透過領域のゲート電極形成領域には光透過領域の一方の側面から光透過領域の幅方向に突出する突出部が形成されており、互いに隣接する光透過領域はその突出部が互いにかみ合うように配置されており、
    前記互いに隣接する光透過領域の間隔のうち、前記突出部が向き合う隣接間隔と、前記突出部の無い隣接間隔とを等しくなるように形成されていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 半導体基板上に形成したメモリセル選択MISFETのゲート電極を構成するワード線と、前記ワード線の上層に前記ワード線の延在方向に直交するように延在されて配置されたビット線とを備え、前記ビット線の上層に情報蓄積用のキャパシタを設けてなるキャパシタ・オーバー・ビットライン構造のメモリセルを備えたDRAMを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板上にワード線形成用の導体膜を堆積した後、その導体膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程、
    (b)前記ワード線のパターンを転写するために設けられた互いに平行となるように延在する複数の光透過領域を備え、かつ、互いに隣接する光透過領域を透過した光が逆相となる如く機能する位相シフタが互いに隣接する光透過領域の一方に配置されたフォトマスクであって、前記互いに隣接する光透過領域の間に、その光透過領域の延在方向に沿って常に一定の間隔を形成するような遮光領域を設けてなるフォトマスクを用意する工程、
    (c)前記フォトレジスト膜に、前記フォトマスクを介して露光光を照射することにより、前記ワード線のパターンを転写する工程、
    (d)前記フォトレジスト膜に転写されたワード線のパターンをマスクとして、前記ワード線形成用の導体膜をパターニングすることによりワード線を形成する工程、
    (e)前記ワード線の上面および側面を窒化シリコンからなる第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜によって被覆する工程、
    (f)前記半導体基板上に、前記窒化シリコンよりもエッチング速度の速い材料からなる上面の平坦な第1絶縁膜を形成して、前記第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜を被覆する工程、
    (g)前記第1絶縁膜の上面に、その第1絶縁膜よりもエッチング速度の遅い材料からなる第1マスク膜を堆積した後、その第1マスク膜のうち、互いに隣接するワード線間に位置する第1キャパシタ用接続孔形成領域を開口する工程、
    (h)前記第1マスク膜の開口領域から露出する第1絶縁膜部分をエッチング除去することにより、前記メモリセル選択MISFETの一方の半導体領域が露出するような第1キャパシタ用接続孔を、前記第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜によって自己整合的に規定した状態で穿孔する工程、
    (i)前記第1キャパシタ用接続孔を形成した後の半導体基板上に、第1導体膜を堆積した後、その第1導体膜をエッチバックすることにより、前記第1キャパシタ用接続孔内に第1導体膜を埋め込む工程を有し、
    前記フォトマスクにおいて、前記複数の光透過領域のゲート電極形成領域には光透過領域の一方の側面から光透過領域の幅方向に突出する突出部が形成されており、互いに隣接する光透過領域はその突出部が互いにかみ合うように配置されており、
    前記互いに隣接する光透過領域の間隔のうち、前記突出部が向き合う隣接間隔と、前記突出部の無い隣接間隔とを等しくなるように形成されていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 半導体基板上に形成したメモリセル選択MISFETのゲート電極を構成するワード線と、前記ワード線の上層に前記ワード線の延在方向に直交するように延在されて配置されたビット線とを備え、前記ビット線の上層に情報蓄積用のキャパシタを設けてなるキャパシタ・オーバー・ビットライン構造のメモリセルを備えたDRAMを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板上にワード線形成用の導体膜を堆積した後、その導体膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程、
    (b)前記ワード線のパターンを転写するために設けられた互いに平行となるように延在する複数の光透過領域を備え、かつ、互いに隣接する光透過領域を透過した光が逆相となる如く機能する位相シフタが互いに隣接する光透過領域の一方に配置されたフォトマスクであって、前記互いに隣接する光透過領域の間に、その光透過領域の延在方向に沿って常に一定の間隔を形成するような遮光領域を設けてなるフォトマスクを用意する工程、
    (c)前記フォトレジスト膜に、前記フォトマスクを介して露光光を照射することにより、前記ワード線のパターンを転写する工程、
    (d)前記フォトレジスト膜に転写されたワード線のパターンをマスクとして、前記ワード線形成用の導体膜をパターニングすることによりワード線を形成する工程、
    (e)前記ワード線の上面および側面を窒化シリコンからなる第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜によって被覆する工程、
    (f)前記半導体基板上に、前記窒化シリコンよりもエッチング速度の速い材料からなる上面の平坦な第1絶縁膜を形成して、前記第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜を被覆する工程、
    (g)前記第1絶縁膜の上面に、その第1絶縁膜よりもエッチング速度の遅い材料からなる第2マスク膜を堆積した後、その第2マスク膜のうち、互いに隣接するワード線間に位置するビット線用接続孔の形成領域を開口する工程、
    (h)前記第2マスク膜の開口領域から露出する第1絶縁膜部分をエッチング除去することにより、前記メモリセル選択MISFETの一方の半導体領域が露出するようなビット線用接続孔を、前記第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜によって自己整合的に規定した状態で穿孔する工程、
    (i)前記ビット線用接続孔を形成した後の半導体基板上に、第2導体膜を堆積した後、その第2導体膜をパターニングすることにより、前記ビット線を形成する工程を有し、
    前記フォトマスクにおいて、前記複数の光透過領域のゲート電極形成領域には光透過領域の一方の側面から光透過領域の幅方向に突出する突出部が形成されており、互いに隣接する光透過領域はその突出部が互いにかみ合うように配置されており、
    前記互いに隣接する光透過領域の間隔のうち、前記突出部が向き合う隣接間隔と、前記突出部の無い隣接間隔とを等しくなるように形成されていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 半導体基板上に形成したメモリセル選択MISFETのゲート電極を構成するワード線と、前記ワード線の上層に前記ワード線の延在方向に直交するように延在されて配置されたビット線とを備え、前記ビット線の上層に情報蓄積用のキャパシタを設けてなるキャパシタ・オーバー・ビットライン構造のメモリセルを備えたDRAMを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板上にワード線形成用の導体膜を堆積した後、その導体膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程、
    (b)前記ワード線のパターンを転写するために設けられた互いに平行となるように延在する複数の光透過領域を備え、かつ、互いに隣接する光透過領域を透過した光が逆相となる如く機能する位相シフタが互いに隣接する光透過領域の一方に配置されたフォトマスクであって、前記互いに隣接する光透過領域の間に、その光透過領域の延在方向に沿って常に一定の間隔を形成するような遮光領域を設けてなるフォトマスクを用意する工程、
    (c)前記フォトレジスト膜に、前記フォトマスクを介して露光光を照射することにより、前記ワード線のパターンを転写する工程、
    (d)前記フォトレジスト膜に転写されたワード線のパターンをマスクとして、前記ワード線形成用の導体膜をパターニングすることによりワード線を形成する工程、
    (e)前記ワード線の上面および側面を窒化シリコンからなる第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜によって被覆する工程、
    (f)前記半導体基板上に、前記窒化シリコンよりもエッチング速度の速い材料からなる上面の平坦な第1絶縁膜を形成して、前記第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜を被覆する工程、
    (g)前記第1絶縁膜の上面に、その第1絶縁膜よりもエッチング速度の遅い材料からなる第1マスク膜を堆積した後、その第1マスク膜のうち、互いに隣接するワード線間に位置する第1キャパシタ用接続孔形成領域を開口する工程、
    (h)前記第1マスク膜の開口領域から露出する第1絶縁膜部分をエッチング除去することにより、前記メモリセル選択MISFETの一方の半導体領域が露出するような第1キャパシタ用接続孔を、前記第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜によって自己整合的に規定した状態で穿孔する工程、
    (i)前記第1キャパシタ用接続孔を形成した後の半導体基板上に、第1導体膜を堆積した後、その第1導体膜をエッチバックすることにより、前記第1キャパシタ用接続孔内に第1導体膜を埋め込む工程、
    (j)前記第1導体膜の埋め込み工程後、前記第1絶縁膜上に第2絶縁膜を堆積する工程、
    (k)前記第2絶縁膜上に、前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜よりもエッチング速度の遅い材料からなる第2マスク膜を堆積した後、その第2マスク膜のうち、互いに隣接するワード線間に位置するビット線用接続孔形成領域を開口する工程、
    (l)前記第2マスク膜の開口領域から露出する第2絶縁膜および第1絶縁膜をエッチング除去することにより、前記メモリセル選択MISFETの他方の半導体領域が露出するようなビット線用接続孔を、前記第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜によって自己整合的に規定した状態で穿孔する工程、
    (m)前記ビット線用接続孔を形成した後の半導体基板上に、第2導体膜を堆積した後、その第2導体膜をパターニングすることにより、前記ビット線を形成する工程を有し、
    前記フォトマスクにおいて、前記複数の光透過領域のゲート電極形成領域には光透過領域の一方の側面から光透過領域の幅方向に突出する突出部が形成されており、互いに隣接する光透過領域はその突出部が互いにかみ合うように配置されており、
    前記互いに隣接する光透過領域の間隔のうち、前記突出部が向き合う隣接間隔と、前記突出部の無い隣接間隔とを等しくなるように形成されていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 半導体基板上に形成したメモリセル選択MISFETのゲート電極を構成するワード線と、前記ワード線の上層に前記ワード線の延在方向に直交するように延在されて配置されたビット線とを備え、前記ビット線の上層に情報蓄積用のキャパシタを設けてなるキャパシタ・オーバー・ビットライン構造のメモリセルを備えたDRAMを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    (a)前記半導体基板上にワード線形成用の導体膜を堆積した後、その導体膜上にフォトレジスト膜を堆積する工程、
    (b)前記ワード線のパターンを転写するために設けられた互いに平行となるように延在する複数の光透過領域を備え、かつ、互いに隣接する光透過領域を透過した光が逆相となる如く機能する位相シフタが互いに隣接する光透過領域の一方に配置されたフォトマスクであって、前記互いに隣接する光透過領域の間に、その光透過領域の延在方向に沿って常に一定の間隔を形成するような遮光領域を設けてなるフォトマスクを用意する工程、
    (c)前記フォトレジスト膜に、前記フォトマスクを介して露光光を照射することにより、前記ワード線のパターンを転写する工程、
    (d)前記フォトレジスト膜に転写されたワード線のパターンをマスクとして、前記ワード線形成用の導体膜をパターニングすることによりワード線を形成する工程、
    (e)前記ワード線の上面および側面を窒化シリコンからなる第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜によって被覆する工程、
    (f)前記半導体基板上に、前記窒化シリコンよりもエッチング速度の速い材料からなる上面の平坦な第1絶縁膜を形成して、前記第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜を被覆する工程、
    (g)前記第1絶縁膜の上面に、その第1絶縁膜よりもエッチング速度の遅い材料からなる第2マスク膜を堆積した後、その第2マスク膜のうち、互いに隣接するワード線間に位置するビット線用接続孔形成領域を開口する工程、
    (h)前記第2マスク膜の開口領域から露出する第1絶縁膜部分をエッチング除去することにより、前記メモリセル選択MISFETの一方の半導体領域が露出するようなビット線用接続孔を、前記第1キャップ絶縁膜および第1側壁絶縁膜によって自己整合的に規定した状態で穿孔する工程、
    (i)前記ビット線用接続孔を形成した後の半導体基板上に、第2導体膜を堆積した後、その第2導体膜をパターニングすることにより、前記ビット線を形成する工程、
    (j)前記ビット線の上面および側面を窒化シリコンからなる第2キャップ絶縁膜および第2側壁絶縁膜によって被覆する工程、
    (k)前記第1絶縁膜上に、前記窒化シリコンよりもエッチング速度の速い材料からなる上面の平坦な第3絶縁膜を堆積して、前記第2キャップ絶縁膜および第2側壁絶縁膜を被覆する工程、
    (l)前記第3絶縁膜の上面に、前記第3絶縁膜よりもエッチング速度の遅い材料からなる第3マスク膜を堆積した後、その第3マスク膜のうち、互いに隣接するワード線間および互いに隣接するビット線間に位置する第1キャパシタ用接続孔形成領域を開口する工程、
    (m)前記第3マスク膜の開口領域から露出する第1絶縁膜および第3絶縁膜部分をエッチング除去することにより、前記メモリセル選択MISFETの他方の半導体領域が露出するような第1キャパシタ用接続孔を、前記第1キャップ絶縁膜、前記第1側壁絶縁膜、前記第2キャップ絶縁膜および第2側壁絶縁膜によって自己整合的に規定した状態で穿孔する工程、
    (n)前記第1キャパシタ用接続孔を形成した後の半導体基板上に、第3導体膜を堆積した後、その第3導体膜をパターニングすることにより、前記情報蓄積用のキャパシタにおける第1電極の一部を形成する工程を有し、
    前記フォトマスクにおいて、前記複数の光透過領域のゲート電極形成領域には光透過領域の一方の側面から光透過領域の幅方向に突出する突出部が形成されており、互いに隣接する光透過領域はその突出部が互いにかみ合うように配置されており、
    前記互いに隣接する光透過領域の間隔のうち、前記突出部が向き合う隣接間隔と、前記突出部の無い隣接間隔とを等しくなるように形成されていることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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